JP2019533058A - 洗濯ケア組成物における青味剤としてのロイコ着色剤、その包装、キット及び方法 - Google Patents

洗濯ケア組成物における青味剤としてのロイコ着色剤、その包装、キット及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019533058A
JP2019533058A JP2019521683A JP2019521683A JP2019533058A JP 2019533058 A JP2019533058 A JP 2019533058A JP 2019521683 A JP2019521683 A JP 2019521683A JP 2019521683 A JP2019521683 A JP 2019521683A JP 2019533058 A JP2019533058 A JP 2019533058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
group
leuco
laundry care
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019521683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6790257B2 (ja
Inventor
ミラクル、グレゴリー・スコット
ディチュリオ、ダニエル・デイル
キン、ハイフ
デイ、サンジーブ・クマール
ヴァレンティ、ドミニク・ジョゼフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2019533058A publication Critical patent/JP2019533058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6790257B2 publication Critical patent/JP6790257B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/40Dyes ; Pigments
    • C11D3/42Brightening agents ; Blueing agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
    • C09B11/10Amino derivatives of triarylmethanes
    • C09B11/12Amino derivatives of triarylmethanes without any OH group bound to an aryl nucleus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0039Coated compositions or coated components in the compositions, (micro)capsules
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/04Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties combined with or containing other objects
    • C11D17/041Compositions releasably affixed on a substrate or incorporated into a dispensing means
    • C11D17/042Water soluble or water disintegrable containers or substrates containing cleaning compositions or additives for cleaning compositions
    • C11D17/045Multi-compartment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/1213Oxides or hydroxides, e.g. Al2O3, TiO2, CaO or Ca(OH)2
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/395Bleaching agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D2111/00Cleaning compositions characterised by the objects to be cleaned; Cleaning compositions characterised by non-standard cleaning or washing processes
    • C11D2111/10Objects to be cleaned
    • C11D2111/12Soft surfaces, e.g. textile

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(a)少なくとも1つの洗濯ケア成分と、(b)ロイコ組成物と、(c)酸化剤と、を含む洗濯ケア組成物。ロイコ組成物及び酸化剤は、互いに物理的に分離されている。このような洗濯ケア組成物を含む包装及びキット、並びにこのような洗濯ケア組成物で織物を処理する方法。

Description

本出願は、ロイコ着色剤を含有する洗濯ケア組成物、及び織物物品の洗濯におけるその使用について記載する。これらの種類の着色剤は、安定した実質的に無色の状態で提供され、次いで、例えば、酸素への曝露、イオン添加、光への曝露などの特定の物理的又は化学的な変化に曝露されると、濃い有色状態に変換され得る。ロイコ着色剤を含有する洗濯ケア組成物は、洗濯ケア組成物で洗浄された、ないしは別の方法で処理された織物物品の見かけの(apparent)若しくは視覚的に知覚される白色度を強化するように、又は当該織物物品に所望の色相を付与するように設計される。
経年により、布地基材は、光、空気、汚れへの暴露、及び基材に含まれる繊維の自然劣化により、色あせ又は黄変する傾向がある。したがって、これら織物基材を視覚的に改良し、色あせ及び黄変を相殺するために、消費者製品を着色するための高分子着色剤の使用が従来技術において周知となっている。例えば、織物用途においては、蛍光増白剤又は青味剤のいずれかのホワイトニング剤を使用することが周知である。
また、ロイコ染料は、特定の化学的又は物理的なトリガに曝露された際に、無色又はわずかに有色の状態から有色の状態への変化を呈することも従来技術において既知である。生じる呈色の変化は、典型的には、人間の目で視覚的に知覚可能である。全ての既存の化合物は、可視光領域(400〜750nm)においていくらかの吸光度を有するので、多かれ少なかれいくらかの色を有する。本発明では、染料は、その適用濃度及び条件ではそれほど発色しなかったが、トリガされた形態では著しく発色する場合、「ロイコ染料」であるとみなされる。トリガされた際の色変化は、400〜750nmの範囲、好ましくは500〜650nmの範囲、最も好ましくは530〜620nmの範囲におけるロイコ染料分子のモル減衰係数(一部の文献ではモル吸光係数、モル吸収係数、及び/又はモル吸光率としても知られている)の変化に起因する。トリガ前後のロイコ染料のモル減衰係数の増加は、50%よりも大きく、より好ましくは200%よりも大きく、最も好ましくは500%よりも大きくなければならない。
したがって、本明細書に記載されるロイコ着色剤が、ホワイトニング剤としての使用に理想的に適し得ることが、本発明の範囲内であると想到される。しかしながら、従来のロイコ着色剤は、洗剤中における保管時には無色の形態を維持し、消費者による使用中又は使用後に、有色の又ははるかに高度に有色の状態への変化がトリガされる程度に有効であり得るが、反応を制御することは困難である。具体的には、使用前の有色形態を生じさせる反応を抑制する必要性と、製品が使用されたら同じ反応を加速させる必要性とのバランスをとることが困難になる。保管時の反応は、抗酸化剤の使用によって抑制することができるが、所望の安定性を提供するために必要とされる高濃度の抗酸化剤の使用は、使用時の問題、例えば、抗酸化剤の付着による布地の望ましくない黄変につながる場合がある。これは、まさに(布地における黄色度を相殺する陰影を提供するために)ロイコ着色剤が使用される目的を妨げるものであるので、逆効果であり、消費者が体験する利益を低減する傾向がある。したがって、保管中は変換を減速させるが、いったん使用されたら分子を変換する能力を保持する必要性が依然として存在する。
保管時の安定性にかかわらず、使用時の条件が、ロイコ着色剤の十分な部分を変換して所望の白色度によって得られる消費者利益を達成するのに好適でない場合がある。したがって、いったん使用されたら分子を変換する能力を確保する必要性が依然として存在する。
驚くべきことに、ここで請求されているロイコ着色剤は、ロイコ着色剤及び酸化剤を互いに物理的に分離したときに、所望の白色度によって得られる消費者利益を織物物品上に提供することが見出された。これは、同じ洗濯ケア組成物の一部としての物理的分離によっても達成され得、又はロイコ着色剤と酸化剤とを別々に含む複数の別個の組成物の使用によっても達成され得る。
一態様では、本発明は、(a)少なくとも1つの洗濯ケア成分と、(b)ロイコ組成物と、(c)酸化剤と、を含む洗濯ケア組成物を提供する。ロイコ組成物及び酸化剤は、互いに物理的に分離されている。
本発明は、更に、このような洗濯ケア組成物を含む包装及びキット、並びに本発明に係る洗濯ケア組成物で織物物品を処理する方法を包含する。
用語の定義
本明細書で使用するとき、用語「アルコキシ」は、C〜Cアルコキシ、及びブチレンオキシド、グリシドールオキシド、エチレンオキシド、又はプロピレンオキシドなどの繰り返し単位を有するポリオールのアルコキシ誘導体を含むことを意図する。
本明細書で使用するとき、互換可能な用語「アルキレンオキシ」及び「オキシアルキレン」、並びに互換可能な用語「ポリアルキレンオキシ」及び「ポリオキシアルキレン」は、一般に、以下の繰り返し単位:−CO−、−CO−、−CO−、及びこれらの任意の組み合わせの1つ又は2つ以上をそれぞれ含有する分子構造を指す。これら基に対応する非限定的な構造としては、例えば、−CHCHO−、−CHCHCHO−、−CHCHCHCHO−、−CHCH(CH)O−、及び−CHCH(CHCH)O−が挙げられる。更に、ポリオキシアルキレン構成要素は、C2〜20アルキレンオキシ基、グリシジル基、又はこれらの混合物から選択される1つ以上のモノマーからなる群から選択されてもよい。
本明細書において、用語「エチレンオキシド」、「プロピレンオキシド」及び「ブチレンオキシド」は、それぞれ、これらの典型的な表記である「EO」、「PO」及び「BO」で示される場合がある。
本明細書で使用するとき、用語「アルキル」及び「アルキル末端保護された」は、置換又は無置換の炭化水素から水素原子を除去することによって形成される任意の一価基を意味することを意図する。非限定的な例としては、C〜C18アルキル基、一態様では、C〜Cアルキル基を含む分岐状又は非分岐状、置換又は無置換のヒドロカルビル部分が挙げられる。
本明細書で使用するとき、特に明記しない限り、用語「アリール」は、C〜C12アリール基を含むことを意図する。用語「アリール」は、炭素環式及び複素環式のアリール基の両方を指す。
本明細書で使用するとき、用語「アルカリル」は、任意のアルキル置換アリール置換基及びアリール置換アルキル置換基を指す。より具体的には、この用語は、追加の置換基を含んでいても含んでいなくてもよいC7〜16アルキル置換アリール置換基及びC7〜16アリール置換アルキル置換基を指すことを意図する。
本明細書で使用するとき、用語「洗剤組成物」は、洗濯ケア組成物の一部であり、布地を洗濯するための製品が挙げられるがこれに限定されない洗浄組成物を含む。このような組成物は、洗浄工程の前に用いるための前処理組成物であっても、すすぎ時添加用組成物、並びに、漂白添加剤及び「シミ取りスティック」又は前処理タイプのような洗浄助剤であってもよい。
本明細書で使用するとき、用語「洗濯ケア組成物」は、特に指定しない限り、顆粒状、粉末状、液状、ゲル状、ペースト状、単位用量型、棒状、及び/又はフレーク状の洗浄剤及び/又は布地処理組成物を含み、例えば、布地を洗濯するための製品、布地柔軟化組成物、布地強化組成物、布地フレッシュニング組成物、並びに布地をケア及びメンテナンスするためのその他の製品、並びにこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。このような組成物は、洗浄工程の前に用いるための前処理組成物であっても、すすぎ添加用組成物、並びに漂白添加剤及び/又は「シミ取りスティック」、又は前処理組成物、又は乾燥機添加用シートなどの基材を有する製品などの洗浄助剤であってもよい。
本明細書で使用するとき、用語「ロイコ」(例えば、化合物、部分、ラジカル、染料、モノマー、断片、又はポリマーに関して使用するとき)は、特定の化学的又は物理的なトリガに曝露された際、1つ以上の化学的及び/又は物理的な変化を受け、その結果、第1の色状態(例えば、無着色又は実質的に無色)から第2のより高度に有色の状態へとシフトする実体(例えば、有機化合物又はその一部)を指す。好適な化学的又は物理的なトリガとしては、酸化、pH変化、温度変化、及び電磁放射線(例えば、光)曝露における変化が挙げられるが、これらに限定されない。ロイコ実体において生じる好適な化学的又は物理的な変化としては、分子内環化などの酸化及び非酸化的変化が挙げられるが、これらに限定されない。したがって、一態様では、好適なロイコ実体は、発色団の可逆的に還元された形態であり得る。一態様では、ロイコ部分は、好ましくは、上記の化学的及び/又は物理的なトリガの1つ以上に曝露された際、第1及び第2のπ系を組み込んだ第3の複合共役π系に変換され得る、少なくとも第1及び第2のπ系を含む。
本明細書で使用するとき、用語「ロイコ組成物」又は「ロイコ着色剤組成物」は、本明細書で更に詳細に記載されるように、独立して選択される構造を有する少なくとも2種のロイコ化合物を含む組成物を指す。
本明細書で使用するとき、ロイコ着色剤の「平均分子量」は、その分子量分布によって決定したときの重量平均分子量として報告され、その製造プロセスの結果として、本明細書に開示されるロイコ着色剤は、そのポリマー部分に繰り返し単位の分布を含み得る。
本明細書で使用するとき、用語「最大吸光係数」及び「最大モル吸光係数」は、400ナノメートル〜750ナノメートルの範囲における最大吸光波長(本明細書では最大波長とも称する)におけるモル吸光係数を表すことを意図する。
本明細書で使用するとき、用語「第1の色」は、トリガ前の洗濯ケア組成物の色を指すために使用され、無色及び実質的に無色を含む任意の色を含むことを意図する。
本明細書で使用するとき、用語「第2の色」は、トリガ後の洗濯ケア組成物の色を指すために使用され、目視検査又は分光測光分析などの分析技術の使用のいずれかを通じて洗濯ケア組成物の第1の色と区別可能な任意の色を含むことを意図する。
本明細書で使用するとき、用語「変換剤」は、その既知の形態(一重項及び三重項の状態)のいずれかにおける分子酸素以外の、当該技術分野において既知の任意の酸化剤を指す。
本明細書で使用するとき、用語「トリガ剤」は、ロイコ組成物を無色又は実質的に無色の状態から有色の状態に変換するのに好適な反応物質を指す。
本明細書で使用するとき、用語「ホワイトニング剤」は、白色の綿布における場合、210〜345の相対色相角、又は更には240〜320の相対色相角、又は更には250〜300(例えば、250〜290)の相対色相角を有する色相を当該布に提供する、トリガされたら染料を形成することができる染料又はロイコ着色剤を指す。
本明細書で使用するとき、「セルロース基材」は、重量基準でセルロースの少なくとも大部分を占めるあらゆる基材を含むことが意図される。セルロースは、木材、綿、亜麻布、黄麻及び麻布に見出すことができる。セルロース基材は、粉末、繊維、パルプの形態、並びに粉末、繊維及びパルプから形成される物品の形態であってよい。セルロース繊維としては、綿、レーヨン(再生セルロース)、アセテート(酢酸セルロース)、トリアセテート(三酢酸セルロース)及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。セルロース繊維から形成される物品としては、布地などの織物物品が挙げられる。パルプから形成される物品としては、紙が挙げられる。
本明細書で使用するとき、特許請求の範囲において使用される「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求又は記述されるものが1つ以上であることを意味すると理解される。
本明細書で使用するとき、用語「含む(「include/s」及び「including」)」は非限定的であることを意味する。
本明細書において使用するとき、用語「固体」は、顆粒、粉末、バー及び錠剤の製品形態を含む。
本発明で使用する場合、用語「流体」は、液体、ゲル、ペースト及び気体の製品形態を含む。
本出願人らの発明のパラメータのそれぞれの値を求めるには、本出願の試験方法の項で開示される試験方法を用いるべきである。
別途記載のない限り、成分又は組成物の濃度は全て、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば、残留溶媒又は副生成物は除外される。
全ての百分率及び比率は、特に指示がない限り、重量で計算される。全ての百分率及び比率は、特に指示がない限り、全組成物に基づいて計算される。
一態様では、200〜1,000nm(より好ましくは400〜750nm)の範囲の波長における最大吸光度における当該第2の有色状態のモル吸光係数は、第2の有色状態の最大吸光度の波長における当該第1の色状態のモル吸光係数の好ましくは少なくとも5倍、より好ましくは10倍、更により好ましくは25倍、最も好ましくは少なくとも50倍である。好ましくは、200〜1,000nm(より好ましくは400〜750nm)の範囲の波長における最大吸光度における当該第2の有色状態のモル吸光係数は、対応する波長範囲における当該第1の色状態の最大モル吸光係数の少なくとも5倍、好ましくは10倍、更により好ましくは25倍、最も好ましくは少なくとも50倍である。当業者であれば、これら比がはるかに高くなり得ることを理解するであろう。例えば、第1の色状態は、400〜750nmの波長範囲においてわずか10M−1cm−1の最大モル吸光係数を有していてよく、第2の有色状態は、400〜750nmの波長範囲において80,000M−1cm−1以上もの最大モル吸光係数を有していてよく、この場合、吸光係数の比は8,000:1以上になる。
一態様では、400〜750nmの範囲の波長における当該第1の色状態の最大モル吸光係数は1000M1cm−1未満であり、400〜750nmの範囲の波長における当該第2の有色状態の最大モル吸光係数は、5,000M1cm−1よりも大きく、好ましくは10,000、25,000、50,000又は更には100,000M−1cm−1よりも大きい。当業者であれば、1つを超えるロイコ部分を含むポリマーが、第1の色状態において有意に高い最大モル吸光係数を有し得る(例えば、多数のロイコ部分の相加効果又は第2の有色状態に変換された1つ以上のロイコ部分の存在に起因する)ことを認識し、理解するであろう。1つを超えるロイコ部分が分子に結合している場合、当該第2の色状態の最大モル吸光係数は、n×ε超であってもよく、nは、分子上に存在するロイコ部分+酸化ロイコ部分の数であり、εは、5,000M−1cm−1、好ましくは10,000、25,000、50,000又は更には100,000M−1cm−1超から選択される。したがって、2つのロイコ部分を有する分子の場合、当該第2の色状態の最大モル吸光係数は、10,000M−1cm−1超、好ましくは20,000、50,000、100,000又は更には200,000M−1cm−1超であってもよい。nは理論的に任意の整数であってもよいが、当業者は、nが典型的には1〜100、より好ましくは1〜50、1〜25、1〜10又は更には1〜5であることを理解する。
本発明は、色相を提供して織物基材を白色化するために、液体洗濯洗剤などの洗濯ケア組成物で使用するのに有用であり得るロイコ着色剤の分類に関する。ロイコ着色剤は、本質的に無色であるか、又はほんのわずかに有色であるが、活性化時に強烈に発色することができる化合物である。洗濯ケア組成物においてロイコ化合物を使用する1つの利点は、このような化合物は活性化されるまで無色であるので、洗濯ケア組成物がそれ自体の色を呈することができる点である。ロイコ着色剤は、一般に、洗濯ケア組成物の原色を変化させない。したがって、このような組成物の製造業者は、青味剤などの添加成分が組成物の最終色値に影響を及ぼすことに関して懸念することなく、消費者にとって最も魅力的な色を処方することができる。
消費者の家庭でみられる織物物品は非常に広範囲にわたり、多くの場合、多種多様な天然繊維及び合成繊維の両方、並びに同じ洗濯負荷又は更には同じ衣類中におけるこれらのいずれかの混合物から構成された衣類を含む。当該物品は、様々な方法で構築することができ、製造業者によって適用され得る膨大な仕上げのいずれを含んでいてもよい。消費者の織物物品上に残存している任意のこのような仕上げの量は多様な要因に依存し、その中でも、消費者によって使用される特定の洗浄条件下における仕上げの耐久性、消費者が使用した可能性のある具体的な洗剤及び添加剤、並びに物品が洗浄されたサイクルの数に依存する。各物品の履歴に応じて、仕上げは、様々な程度に存在していてもよく又は本質的に存在していなくてもよいが、洗浄又はすすぎサイクルに存在する他の材料、及び着用中に遭遇する汚染物質が、当該物品上に蓄積し始める場合がある。
当業者は、消費者によって使用される任意の洗剤製剤が、ありとあらゆる織物物品に使用される可能性のあることを強く認識し、一部の織物物品においてはその他の織物物品とは著しく異なる方法で製品が機能する可能性があるだけではなく、実際に機能すると予測する。これら違いは、日常的な実験によって見出すことができる。
一態様では、本発明は、ジアリールメタンロイコ、トリアリールメタンロイコ、オキサジンロイコ、チアジンロイコ、ヒドロキノンロイコ、アリールアミノフェノールロイコ、及びこれらの混合物からなる群から選択されるロイコ組成物に関する。
本明細書で使用するのに好適なジアリールメタンロイコ化合物としては、本明細書に記載される第2の有色状態を形成することができるジアリールメチレン誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。好適な例としては、ミヒラーメタン、−OH基で置換されたジアリールメチレン(例えば、ミヒラーヒドロール)並びにそのエーテル及びエステル、−CN基などの光切断性部分で置換されたジアリールメチレン(ビス(パラ−N,N−ジメチル)フェニル)アセトニトリル)、並びに同様のこのような化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
一態様では、本発明は、
Figure 2019533058
(f)これらの混合物
から選択される基に一致する1つ以上のロイコ化合物を含む組成物であって、
式I〜Vのその酸化形態に対する比は、少なくとも1:19、1:9、又は1:3、好ましくは少なくとも1:1、より好ましくは少なくとも3:1、最も好ましくは少なくとも9:1又は更には19:1である、組成物に関する。
式(I)の構造中、環A、B及びCのそれぞれにおける各個々のR、R及びR基は、独立して、水素、重水素及びRからなる群から選択され、各Rは、独立して、ハロゲン、ニトロ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−(CH−O−R、−(CH−NR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O、−C(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)OR、−S(O)、−S(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)SR、−NRC(O)NR、−P(O)、−P(O)(OR、−P(O)(OR)O、及び−P(O)(Oからなる群から選択され、指数nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、異なるA、B及びC環における2つのR基が結合して、5員以上の縮合環を形成してもよく、縮合環が6員以上であるとき、異なるA、B及びC環における2つのR基が結合して、所望により1つ以上のヘテロ原子を含有する有機リンカーを形成してもよく、一実施形態では、異なるA、B及びC環における2つのR基が結合して、−O−及び−S−から選択されるヘテロ原子架橋を形成して、6員縮合環を作り、同じ環におけるR及びR又は同じ環におけるR及びRが結合して、縮合脂肪族環又は縮合芳香族環を形成してもよく、これら環のいずれもヘテロ原子を含有してもよく、3つの環A、B又はCの少なくとも1つにおいて、R及びR基の好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つ、最も好ましくは4つ全てが水素であり、好ましくは、環A、B及びCの少なくとも2つにおけるR及びR基の4つ全てが水素であり、いくつかの実施形態では、環A、B及びCにおける全てのR及びR基が水素であり、好ましくは、各Rは、独立して、水素、−OR及び−NRから選択され、Rの2つ以下、好ましくは1つ以下が水素であり、好ましくは水素は存在せず、より好ましくは、少なくとも1つ、好ましくは2つ、最も好ましくは3つ全てのRが−NRであり、いくつかの実施形態では、環A、B及びCの1つ又は更には2つは、所望により1つ以上の独立して選択されるR基で置換されている、独立してO、S及びNから選択される1又は2つのヘテロ原子を含む、独立して選択されるC〜Cヘテロアリール環で置換されてもよく、Gは、独立して、水素、重水素、C〜C16アルコキシド、フェノキシド、ビスフェノキシド、亜硝酸塩、ニトリル、アルキルアミン、イミダゾール、アリールアミン、ポリアルキレンオキシド、ハロゲン化物、アルキルスルフィド、アリールスルフィド、又はホスフィンオキシドからなる群から選択され、一態様では、Gの[(重水素)/(重水素+水素)]の比率は、少なくとも0.20、好ましくは少なくとも0.40、更により好ましくは少なくとも0.50、最も好ましくは少なくとも0.60又は更には少なくとも0.80であり、同じヘテロ原子に結合しているR、R及びRのいずれか2つが結合して、所望により−O−、−NR15−、及び−S−からなる群から選択される1つ以上の追加のヘテロ原子を含む5員以上の環を形成してもよい。
式(II)〜(III)の構造中、e及びfは、独立して、0〜4の整数であり、各R20及びR21は、独立して、ハロゲン、ニトロ基、アルキル基、置換アルキル基、−NC(O)OR、−NC(O)SR、−OR、及び−NRからなる群から選択され、各R25は、独立して、単糖部分、二糖部分、オリゴ糖部分、及び多糖部分、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRからなる群から選択され、各R22及びR23は、独立して、水素、アルキル基、及び置換アルキル基からなる群から選択される。
式(IV)の構造中、R30は、架橋アミン部分に対してオルト又はパラに位置し、−OR38及び−NR3637からなる群から選択され、各R36及びR37は、独立して、水素、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アシル基、R、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、R38は、水素、アシル基、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、g及びhは、独立して、0〜4の整数であり、各R31及びR32は、独立して、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アルカリル、置換アルカリル、−(CH−O−R、−(CH−NR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O、−C(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)OR、−S(O)、−S(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)SR、−NRC(O)NR、−P(O)、−P(O)(OR、−P(O)(OR)O、及び−P(O)(Oからなる群から選択され、指数nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、−NR3435は、架橋アミン部分に対してオルト又はパラに位置し、R34及びR35は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、及びRからなる群から選択され、R33は、独立して、水素、−S(O)、−C(O)N(H)R、−C(O)OR、及び−C(O)Rからなる群から選択され、gが2〜4であるとき、任意の2つの隣接するR31基が結合して、5員以上の縮合環を形成してもよく、縮合環における原子の2つ以下が窒素原子であってもよい。
式(V)の構造中、X40は、酸素原子、硫黄原子、及びNR45からなる群から選択され、R45は、独立して、水素、重水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−S(O)OH、−S(O)、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、R40及びR41は、独立して、−(CH−O−R、−(CH−NRからなる群から選択され、指数nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、j及びkは、独立して、0〜3の整数であり、R42及びR43は、独立して、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−S(O)、−C(O)NR、−NC(O)OR、−NC(O)SR、−C(O)OR、−C(O)R、−(CH−O−R、−(CH−NRからなる群から選択され、指数nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、R44は、−C(O)R、−C(O)NR、及び−C(O)ORである。
式(I)〜(V)の構造中、上記の基のいずれかに存在する任意の電荷は、好適な独立して選択される内部又は外部の対イオンで平衡にされる。好適な独立して選択される外部対イオンは、カチオン性又はアニオン性であってよい。好適なカチオンの例としては、好ましくは第I族及び第II族から選択される1種以上の金属が挙げられるが、これらに限定されず、これらのうち最も好ましいものは、Na、K、Mg、及びCa、又はイミニウム、アンモニウム、及びホスホニウムなどの有機カチオンである。好適なアニオンの例としては、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、過塩素酸、硫酸水素、硫酸、アミノ硫酸、硝酸、リン酸二水素、リン酸水素、リン酸、重炭酸、炭酸、メト硫酸、エト硫酸、シアン酸、チオシアン酸、テトラクロロ亜鉛酸、ホウ酸、テトラフルオロホウ酸、酢酸、クロロ酢酸、シアノ酢酸、ヒドロキシ酢酸、アミノ酢酸、メチルアミノ酢酸、ジ−及びトリ−クロロ酢酸、2−クロロ−プロピオン酸、2−ヒドロキシプロピオン酸、グリコール酸、チオグリコール酸、チオ酢酸、フェノキシ酢酸、トリメチル酢酸、吉草酸、パルミチン酸、アクリル酸、シュウ酸、マロン酸、クロトン酸、コハク酸、クエン酸、メチレンビス−チオグリコール酸、エチレン−ビス−イミノ酢酸、ニトリロ三酢酸、フマル酸、マレイン酸、安息香酸、メチル安息香酸、クロロ安息香酸、ジクロロ安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、アミノ安息香酸、フタル酸、テレフタル酸、インドリル酢酸、クロロベンゼンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ビフェニルスルホン酸、並びにクロロトルエンスルホン酸が挙げられるが、これらに限定されない。当業者は、上に列挙したものの代わりに使用することができる異なる対イオンを十分に認識している。
式(I)〜(V)の構造中、R、R、R、及びR15は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、及びRからなる群から選択され、Rは、1つ以上の有機モノマーで構成される有機基であり、当該モノマーの分子量は28〜500、好ましくは43〜350、更により好ましくは43〜250の範囲であり、有機基は、式I〜Vの構造に一致する1つ以上の追加のロイコ着色剤部分で置換されていてもよい。一態様では、Rは、アルキレンオキシ(ポリエーテル)、オキソアルキレンオキシ(ポリエステル)、オキソアルキレンアミン(ポリアミド)、エピクロロヒドリン、四級化エピクロロヒドリン、アルキレンアミン、ヒドロキシアルキレン、アシルオキシアルキレン、カルボキシアルキレン、カルボアルコキシアルキレン、及び糖からなる群から選択される。任意のロイコ着色剤が3つ以上の連続するモノマーを有するR基を含む場合、そのロイコ着色剤は、本明細書において「高分子ロイコ着色剤」として定義される。当業者は、溶解度、分配、付着、除去、染色などの多くの特性属性のいずれかに関する化合物の特性が、その中に組み込まれるこのような連続するモノマーの配置、同一性、及び数に関連することを承知している。したがって、当業者は、このような連続するモノマーの配置、同一性、及び数を調整して、程度の差はあれ予測可能な様式で任意の特定の属性を変化させることができる。
上記のロイコ化合物は、家庭用洗濯プロセスなどの織物材料の処理に使用するのに好適であると考えられる。具体的には、ロイコ化合物は、ロイコ化合物の性質に起因して、織物材料の繊維上に付着すると考えられる。更に、織物材料上に付着したら、ロイコ化合物をその有色形態に変換する適切な化学的又は物理的なトリガを適用することによって、ロイコ化合物を有色化合物に変換することができる。例えば、ロイコ化合物が酸化化合物に酸化された際、ロイコ化合物はその有色形態に変換され得る。適切なロイコ部分を選択することによって、ロイコ化合物がその有色形態に変換されたときに所望の色相を織物材料に付与するようにロイコ化合物を設計することができる。例えば、その有色形態に変換された際に青色の色相を呈するロイコ化合物を使用して、時間の経過及び/又は洗濯の繰り返しによって通常生じる織物材料の黄変を相殺することができる。したがって、他の実施形態では、本発明は、上記のロイコ化合物を含む洗濯ケア組成物及び家庭で織物材料を処理する方法(例えば、洗濯又は衣類の物品を洗浄する方法)を提供する。
好ましくは、ロイコ化合物は、その第2の色状態に変換されたとき、210〜345の相対色相角、又は更には240〜320の相対色相角、又は更には250〜300(例えば、250〜290)の相対色相角を有する色相を布地に与える。相対色相角は、当該技術分野において既知の任意の好適な方法によって求めることができる。しかしながら、好ましくは、相対色相角は、ロイコ実体が全く存在しない綿布と比べて、ロイコ実体の綿布への付着に関して本明細書で更に詳細に記載されるように決定することができる。
組成物の少なくとも1つ、例えば、好ましい一実施形態では、洗濯ケア組成物は、任意の好適な酸化剤(分子酸素の一重項又は三重項の形態以外)又は当該技術分野において既知のこれらの混合物も含む。別の好ましい実施形態では、酸化剤は、ロイコ着色剤を含まない組成物に組み込まれてもよく、更に他の実施形態では、複数の洗濯ケア成分を含まない、又は任意の洗濯ケア成分を含まない組成物に組み込まれてもよい。青み付け効果を高めるために本発明で使用するのに好適な酸化剤としては、キノン(例えば、クロラニル、ベンゾキノン、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン)、特定の酸素同素体(例えば、オゾン)、過酸化物(例えば、過酸化水素、過酢酸、tert−ブチルヒドロペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、メタ−クロロペルオキシ安息香酸、過酸化尿素、p−クメンヒドロペルオキシド、過硫酸塩、オキソン、過ホウ酸塩、過炭酸塩)、窒素酸化物(例えば、一酸化窒素、二酸化窒素、亜酸化窒素、三酸化二窒素、四酸化二窒素、五酸化二窒素、トリニトラミド)、ハロゲン(例えば、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素)、ハロゲン酸化物及びハロゲンオキシアニオン(例えば、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、過臭素酸塩、過ヨウ素酸塩、一酸化塩素、二酸化塩素、三酸化塩素、一酸化二臭素、二酸化臭素、三酸化二臭素、一酸化二ヨウ素、一酸化ヨウ素、二酸化ヨウ素、四酸化二ヨウ素、五酸化二ヨウ素、一酸化四ヨウ素)、高酸化状態の金属種(例えば、酸化鉛(IV)、二酸化マンガン、酸化マンガン(VI)、酸化マンガン(VII)、過マンガン酸塩、三酸化クロム、二クロム酸塩、鉄(III)、メタバナジン酸塩、バナジン酸塩、ビスマス酸ナトリウム)、及びハロアミン(例えば、クロラミン、ブロマミン、N−ブロモコハク酸イミド、N−クロロコハク酸イミド、N−ヨードスクシンイミド、N−ブロモヒダントイン、N−クロロヒダントイン、N−ヨードヒダントイン、N,N−ジブロモヒダントイン、N,N−ジクロロヒダントイン、N,N−ジヨードヒダントイン)からなる群から選択される酸化剤が挙げられるが、これらに限定されない。
特定の酸化酵素は、単独で又は好適な基質又はメディエーターと共に、酸化剤として機能し得る。好適な酵素の例としては、ペルオキシダーゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、及びラッカーゼ、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書に記載される更なる好適な酸化剤としては、光触媒、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予形成過酸、及びこれらの混合物を含む、漂白触媒以外の漂白剤が挙げられる。
他の実施形態では、酸化剤は、好ましくは、触媒金属錯体を含み得る。金属含有漂白触媒の一種は、銅、鉄、ニッケル、クロム、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、又はマンガンのカチオンなどであるがこれらに限定されない、規定の漂白触媒活性の遷移金属カチオン、亜鉛又はアルミニウムのカチオンなどの漂白触媒活性をほとんど又は全く有さない補助金属カチオン、並びに触媒及び補助金属のカチオン、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)及びこれらの水溶性塩に対して規定の安定度定数を有する金属イオン封鎖剤を含む触媒系である。そのような触媒は、米国特許第4,430,243号に記載されている。
他の種類の漂白触媒としては、米国特許第5,246,621号及び同第5,244,594号に開示されているマンガン系錯体が挙げられる。これら触媒の好ましい例としては、MnIV (u−O)(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)−(PF(多くの場合、単にMnTACNと称される)、MnIII (u−O)(u−OAc)(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)−(ClO、MnIV (u−O)(1,4,7−トリアザシクロノナン)−(ClO、MnIIIMnIV (u−O)(u−OAc)−(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)−(ClO、及びこれらの混合物が挙げられる。欧州特許出願公開第549,272号も参照されたい。本明細書での使用に好適な他の配位子としては、1,5,9−トリメチル−1,5,9−トリアザシクロドデカン、2−メチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、及びこれらの混合物が挙げられる。
自動食器洗浄組成物及び濃縮粉末洗剤組成物において特に使用される漂白触媒を、本発明のために適宜選択することもできる。好適な漂白触媒の例としては、米国特許第4,246,612号及び同第5,227,084号を参照されたい。Mn(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)(OCH(PF)などの単核マンガン(IV)錯体を教示している米国特許第5,194,416号も参照されたい。
米国特許第5,114,606号に開示されるような更に別の種類の漂白触媒は、少なくとも3つの連続するC−OH基を有する非カルボキシレートポリヒドロキシ化合物である配位子を有するマンガン(II)、(III)、及び/又は(IV)の水溶性錯体である。好ましい配位子としては、ソルビトール、イジトール、ズルシトール、マンニトール、キシリトール、アラビトール、アドニトール、メト−エリスリトール、メト−イノシトール、ラクトース、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明において有用な触媒としては、以下の1つの可能な表現で示されるように、3つのシッフ塩基配位子と錯体を形成したマンガンイオンから構成される、Tinocat(登録商標)TRS KB2(BASF)などであるがこれに限定されない金属含有触媒が挙げられる。
Figure 2019533058
米国特許第5,114,611号は、非−(マクロ)−環状配位子を有するMn、Co、Fe、又はCuを含む遷移金属の錯体を含む漂白触媒を教示している。当該配位子は、以下の式のものである:
Figure 2019533058
式中、R’、R、R、及びRは、それぞれ、各R−N=C−R及びR−C=N−Rが5又は6員の環を形成するように、H、置換アルキル、及びアリール基から選択され得る。当該環は、更に置換されてもよい。Bは、O、S、CR、NR及びC(O)から選択される架橋基であり、R、R、及びRは、独立して、置換若しくは無置換基を含む、H、アルキル、又はアリール基から選択され得る。好ましい配位子としては、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、イミダゾール、ピラゾール、及びトリアゾールの環が挙げられる。所望により、当該環は、アルキル、アリール、アルコキシ、ハロゲン化物、及びニトロなどの置換基で置換されてもよい。配位子2,2’−ビスピリジルアミンが特に好ましい。好ましい漂白触媒としては、Co、Cu、Mn、Fe、−ビスピリジルメタン及び−ビスピリジルアミン錯体が挙げられる。極めて好ましい触媒としては、Co(2,2’−ビスピリジルアミン)Cl、ジ(イソチオシアナト)ビスピリジルアミン−コバルト(II)、トリスピリジルアミン(trisdipyridylamine)−コバルト(II)過塩素酸塩、Co(2,2−ビスピリジルアミン)ClO、ビス−(2,2’−ビスピリジルアミン)銅(II)過塩素酸塩、トリス(ジ−2−ピリジルアミン)鉄(II)過塩素酸塩、及びこれらの混合物が挙げられる。
他の例としては、Mnグルコネート、Mn(CFSO、Co(NHCl、並びにNMnIII(u−O)MnIV及び[BipyMnIII(u−O)MnIVbipy]−(ClOを含む、N四座及びN二座の配位子と錯体を形成した二核Mnが挙げられる。
また、漂白触媒は、水溶性リガンドを水溶性マンガン塩と水性媒体中で合わせ、得られた混合物を蒸発により濃縮することによって調製することもできる。本明細書では、マンガンの任意の便利な水溶性塩を使用することができる。マンガン(II)、(III)、(IV)及び/又は(V)は、商業規模で容易に入手可能である。
他の漂白触媒は、例えば、欧州特許出願公開第408,131号(コバルト錯体触媒)、欧州特許出願公開第384,503号及び同第306,089号(メタロポルフィリン触媒)、米国特許第4,728,455号(マンガン/多座配位子触媒)、米国特許第4,711,748号及び欧州特許出願公開第224,952号(アルミノシリケート触媒にマンガンを吸収させた)、米国特許第4,601,845号(マンガン及び亜鉛又はマグネシウム塩を含むアルミノケイ酸塩担体)、米国特許第4,626,373号(マンガン/配位子触媒)、米国特許第4,119,557号(第二鉄錯体触媒)、独国特許明細書第2,054,019号(コバルトキレート触媒)、加国特許第866,191号(遷移金属含有塩)、米国特許第4,430,243号(マンガンカチオン及び非触媒金属カチオンを有するキレート剤)、並びに米国特許第4,728,455号(マンガングルコネート触媒)に記載されている。
本発明に好適な金属触媒の別の例は、米国特許第6,528,469号に記載されている。米国特許第6,528,469号は、ペルオキシ化合物に対しても優れた漂白触媒であり、既知の漂白触媒と比べて、低い洗浄温度(例えば、15〜40℃)で及び/又はより短い洗浄時間を使用して増強された漂白効果を提供する、特定の他のマンガン化合物を記載している。ペルオキシ化合物は、既知の方法、例えば、類似の銅化合物に関する米国特許第4,655,785号に開示されているものと同様の方法によって生成され得る。
Fe、Ni、Cr、Cu等の他の触媒を用いることもできる。更に、米国特許第6,093,343号は、本発明で使用することができる様々なコバルト触媒を記載している。
本発明で使用するために存在する触媒の典型的な量は、ロイコ化合物を含む洗濯ケア組成物の重量に基づいて、0.005重量%〜5重量%、好ましくは0.05重量%〜1.5重量%、より好ましくは0.10重量%〜0.75重量%、最も好ましくは約0.50重量%であってよい。使用される洗濯ケア組成物の用量が100gである場合、このような触媒の典型的な量は、5mg〜5g、最も好ましくは〜約0.5gであってもよい。
また、処理プロセス中にいくつかの電極を適用した場合に限り、青み付け効果を増大させるためにアノード酸化を使用することも可能である。
他の実施形態では、第1の状態を第2の着色状態に酸化させ、それによって青み付け効果を増大させるトリガ剤として作用させるために、UV光又は可視光を含む電磁放射線を使用することが可能である。このような光をトリガ変換に適用することは、洗浄中、乾燥中、乾燥後、又はこれらの任意の組み合わせなどのプロセスの任意の段階で生じ得る。一実施形態では、青み付け効果を増大させるために、洗浄液中でUV光を使用してもよい。
本発明の方法において補助変換剤が提供される場合、当該補助変換剤は、洗浄溶液中に存在するロイコ化合物に対して0.10:1.0の比、0.5:1.0の比、1.0:1.0の比、5.0:1.0の比、10:1.0の比、25:1の比、100:1の比又は更には250:1の比の当量の変換剤を供給するのに十分な量で使用され得る。
本発明の洗濯ケア組成物に使用されるロイコ着色剤の量は、本発明の目的を達成するのに好適な任意の濃度であってよい。一態様では、洗濯ケア組成物は、約0.0001重量%〜約1.0重量%、好ましくは0.0005重量%〜約0.5重量%、更により好ましくは約0.0008重量%〜約0.2重量%、最も好ましくは0.004重量%〜約0.1重量%の量のロイコ着色剤を含む。
別の態様では、洗濯ケア組成物は、0.0025〜5.0ミリ当量/kg、好ましくは0.005〜2.5ミリ当量/kg、更により好ましくは0.01〜1.0ミリ当量/kg、最も好ましくは0.05〜0.50ミリ当量/kgの量のロイコ着色剤を含み、ミリ当量/kgの単位は、洗濯組成物1kg当たりのロイコ部分のミリ当量を指す。1つを超えるロイコ部分を含むロイコ着色剤では、ミリ当量数は、以下の等式によるロイコ着色剤のミリモル数に関連する:(ロイコ着色剤のミリモル)×(ロイコ部分のミリ当量数/ロイコ着色剤のミリモル)=ロイコ部分のミリ当量。ロイコ着色剤当たり1つのロイコ部分しか存在しない場合、ミリ当量/kgの数は、洗濯ケア組成物1kg当たりのロイコ着色剤のミリモル数に等しくなる。
好ましい一実施形態では、本発明は、変換剤を含む液体媒体中で洗浄したとき、乾燥後に少なくとも5%のロイコ白色度改善数(LWIN)を提供する、織物物品を処理する方法を提供する。好ましくは、織物物品は、本明細書で更に詳細に記載されるように、乾燥後に少なくとも10%のロイコ白色度改善数(LWIN)を有する。より好ましくは、織物物品は、乾燥後に少なくとも15%、25%又は50%のロイコ白色度改善数(LWIN)、最も好ましくは少なくとも75%又は更には100%のロイコ白色度改善数(LWIN)を有する。当業者は、ロイコ着色剤の同一性及び変換剤の有効性に応じて、LWINが100%よりもはるかに高くなり得ることを認識する。
本発明は、互いに物理的に分離されているロイコ組成物及び酸化剤に関する。本明細書で使用するとき、用語「物理的分離」は、ロイコ組成物と酸化剤との間の相互作用を制限し、したがって、第1の色状態(例えば、無着色又は実質的に無色)から第2のより高度に着色された状態へのロイコ組成物のシフトを制限する、透過性及び不透過性のバリアの両方を指す。本明細書で使用するとき、用語「透過性」は、周囲保管条件下で液体を通過させることができるバリアを指し、「不透過性」とは、周囲保管条件下で液体が通過することを妨げるバリアを指す。本明細書で使用するとき、「不透過性」バリアは、周囲保管条件下で気体を通過させることができる。
好ましい一実施形態では、ロイコ組成物及び酸化剤は、送達粒子、部分的又は完全に水溶性のフィルム及びこれらの混合物からなる群から選択される透過性バリアによって分離される。好適な送達粒子としては、ポリマー支援型送達粒子、シクロデキストリン系粒子、デンプン系粒子系、ゼオライト担体粒子、無機担体粒子、ゲル系カプセル及びこれらの混合物が挙げられる。
ポリマー支援型送達粒子は、封入粒子であってもよい。一態様では、マイクロカプセル壁材料は、メラミン、ポリアクリルアミド、シリコーン、シリカ、ポリスチレン、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート系材料、ポリアクリル酸エステル系材料、ゼラチン、スチレンリンゴ酸無水物、ポリアミド、芳香族アルコール、ポリビニルアルコール及びこれらの混合物を含み得る。一態様では、当該メラミン壁材料は、ホルムアルデヒドで架橋したメラミン、ホルムアルデヒドで架橋したメラミン−ジメトキシエタノール、及びこれらの混合物を含み得る。一態様では、当該ポリスチレン壁材料は、ジビニルベンゼンで架橋したポリスチレンを含み得る。一態様では、当該ポリ尿素壁材料は、ホルムアミドで架橋した尿素、グルタルアルデヒドで架橋した尿素、及びこれらの混合物を含み得る。一態様では、当該ポリアクリレート系壁材料は、メチルメタクリレート/ジメチルアミノメチルメタクリレートから形成されたポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレート並びに強酸から形成されたポリアクリレート、カルボン酸アクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びに強塩基から形成されたポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びにカルボン酸アクリレート及び/又はカルボン酸メタクリレートモノマーから形成されたポリアクリレート、並びにこれらの混合物を含み得る。
一態様では、当該ポリアクリル酸エステル系壁材料は、アクリル酸及び/又はメタクリル酸のアルキル及び/又はグリシジルエステルによって形成されたポリアクリル酸エステル、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシ基及びアリルグルコンアミドを有するアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルによって形成されたポリアクリル酸エステル、及びこれらの混合物を含み得る。
一態様では、当該芳香族アルコール系壁材料は、アリールオキシアルカノール、アリールアルカノール及びオリゴアルカノールアリールエーテルを含み得る。更に、少なくとも1つの遊離ヒドロキシ基を有する、特に好ましくは直接芳香族結合した少なくとも2つの遊離ヒドロキシ基を有する芳香族化合物を含んでもよく、特に少なくとも2つの遊離ヒドロキシ基が芳香族環に直接結合していることが好ましく、より特に互いにメタ位にあると好ましい。芳香族アルコールが、フェノール、クレゾール(o−、m−、及びp−クレゾール)、ナフトール(α−及びβ−ナフトール)及びチモール、並びに、エチルフェノール、プロピルフェノール、フルオロフェノール及びメトキシフェノールから選択されることが好ましい。
一態様では、当該ポリ尿素壁材料は、ポリイソシアネートを含み得る。いくつかの実施形態では、ポリイソシアネートは、フェニル、トルオイル、キシリル、ナフチル、又はジフェニル部分を含有する芳香族ポリイソシアネート(例えば、トルエンジイソシアネートのポリイソシアヌレート、トルエンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物、又はキシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物)、脂肪族ポリイソシアネート(例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートの三量体、イソホロンジイソシアネートの三量体及びヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット)、又はこれらの混合物(例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット及びキシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物の混合物)である。更に他の実施形態では、ポリイソシアネートは架橋されていてもよく、架橋剤は、ポリアミン(例えば、ジエチレントリアミン、ビス(3−アミノプロピル)アミン、ビス(ヘキサメチレン(hexanethylene))トリアミン、トリス(2−アミノエチル)アミン、トリエチレンテトラミン、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、分岐状ポリエチレンイミン、キトサン、ナイシン、ゼラチン、1,3−ジアミノグアニジン一塩酸塩、1,1−ジメチルビグアニド塩酸塩、又はグアニジン炭酸塩)である。
一態様では、当該ポリビニルアルコール系壁材料は、架橋された、疎水的に改質されたポリビニルアルコールを含んでもよく、このポリビニルアルコールは、i)2,000〜50,000Daの分子量を有する第1のデキストランアルデヒドと、ii)50,000超〜2,000,000Daの分子量を有する第2のデキストランアルデヒドと、を含む架橋剤を含む。
一態様では、好適なゲル系カプセルは、ゼラチン、アルギネート、ゾルゲル型を含み得る。一態様では、1種以上のゲル系カプセル、例えば、2種のゲルカプセルであって、第1又は第2のゲルカプセルの一方が、(a)他方とは異なる壁材料で作製された壁を有する;(b)他方とは異なる量の壁材料又はモノマーを含む壁を有する;又は(c)一方のゲルカプセルがロイコ組成物を含有し、他方が酸化剤を含有する、1種以上のゲル系カプセルを使用してよい。
一態様では、送達粒子は、付着助剤、カチオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、又はこれらの混合物でコーティングされ得る。好適なポリマーは、カチオン性多糖類、非イオン性多糖類、ポリビニルホルムアルデヒド、部分ヒドロキシル化ポリビニルホルムアルデヒド、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、エトキシル化ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。好適な付着助剤について、本明細書で更に詳細に記載する。一態様では、1種以上の送達粒子、例えば、2種の送達粒子であって、第1又は第2の送達粒子の一方が、(a)他方とは異なる壁材料で作製された壁を有する;(b)他方とは異なる量の壁材料又はモノマーを含む壁を有する;又は(c)一方の送達粒子がロイコ組成物を含有し、他方が酸化剤を含有する、1種以上の送達粒子。
一態様では、洗濯ケア組成物は、洗濯ケア組成物の総重量に基づいて、このような封入物を約0.005重量%〜約5重量%含み得る。一態様では、洗濯ケア組成物は、洗濯ケアの総重量に基づいて、このような封入物を約0.005%〜約20%含み得る。
一態様では、当該洗濯ケアは、封入物を含んでいてよく、当該封入物の密度は、当該封入物と組成物の流体の1つ以上の流体との密度比が約0.9:1〜約1.1:1、約0.98:1〜約1.02:1、約0.99:1〜約1.01:1又は更には1:1となり得るようなものであってよい。
一実施形態では、送達粒子はロイコ組成物を含む。他の好ましい実施形態では、送達粒子は酸化剤を含む。更に他の好ましい実施形態では、別個の送達粒子はロイコ組成物及び酸化剤を含む。
好ましい一実施形態では、選択される透過性バリアは、部分的又は完全に水溶性のフィルムである。このような実施形態では、水溶性単位用量物品は、単位用量物品が水溶性フィルムによって包囲された少なくとも1つの内部区画を含むような形状の少なくとも1枚の水溶性フィルムを含む。少なくとも1つの区画は、洗濯ケア組成物又はその成分を含む。水溶性フィルムは、洗濯ケア組成物が保管中に区画から実質的に又は全く漏れ出ないように封止される。しかしながら、水溶性単位用量物品を水に添加する際、水溶性フィルムが溶解して、内部区画の内容物が洗浄液中に放出される。
区画は、組成物又はその成分を保持する、単位用量物品内の閉じた内部空間を意味すると理解されるべきである。好ましくは、単位用量物品は、水溶性フィルムを含む。単位用量物品は、水溶性フィルムが組成物を完全に取り囲み、それによって組成物の入っている区画が画定されるように製造される。単位用量物品は、2枚のフィルムを含み得る。第1のフィルムは、組成物が添加される開口区画を含むような形状であってもよい。次いで、第2のフィルムは、区画の開口部を閉じる配向で、第1のフィルムを覆う。次いで、第1及び第2のフィルムは、封止領域に沿って共に封止される。フィルムについて、以下でより詳細に記載する。
単位用量物品は、好ましくは、1つを超える区画、更には少なくとも2つの区画、又は更には少なくとも3つの区画を含む。区画は、重ね合わせる配向で、即ち、一方が他方の上に位置するように配置されてよい。代替的に、区画は、平行した配向で、即ち、一方が他方に隣接する配向で位置してよい。区画は、更には「タイヤ及びリム」配置で配向されてもよい。即ち、第1の区画が第2の区画の隣に位置するが、第1の区画は第2の区画を少なくとも部分的に取り囲み、第2の区画を完全には包囲しない。代替的に、1つの区画が別の区画内に完全に囲まれてもよい。
単位用量物品が少なくとも2つの区画を含む場合、区画の一方が他方の区画より小さくてもよい。単位用量物品が少なくとも3つの区画を含む場合、区画の2つが第3の区画より小さくてもよく、好ましくは、小さい方の区画が大きい方の区画上に重ね合わせられていてもよい。重ね合わせられた区画は、好ましくは、隣り合って配向される。
複数区画の方向において、本発明による組成物が区画の少なくとも1つの内に含まれてもよい。例えば、洗剤組成物は1つの区画のみに含まれてもよく、あるいは2つの区画、又は更には3つの区画に含まれてもよい。好ましい一実施形態では、ロイコ組成物は1つの区画内に存在し、酸化剤は第2の区画内に存在する。あるいは、他の好ましい実施形態では、ロイコ組成物及び酸化剤は、同じ区画内に存在する。
好ましいフィルム材料は、好ましくはポリマー材料である。フィルム材料は、例えば、当該技術分野において公知のように、ポリマー材料の注型成形、吹込成形、押出成形又は吹込押出成形によって得ることができる。
パウチ材料として使用するのに好適な好ましいポリマー、コポリマー又はそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリビニルアセテート、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプン及びゼラチンを含む多糖類、キサンタン及びカラゴムなどの天然ゴムから選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組み合わせから選択される。好ましくは、パウチ材料中のポリマー、例えば、PVAポリマーの濃度は、少なくとも60%である。ポリマーは、任意の重量平均分子量を有してもよく、好ましくは、約1000〜1,000,000、より好ましくは、約10,000〜300,000、更により好ましくは、約20,000〜150,000である。
また、ポリマーの混合物をパウチ材料として使用してもよい。これは、その用途及び必要とされるニーズに応じて、区画又はパウチの機械的特性及び/又は溶解特性を制御するのに有益であり得る。好適な混合物には、例えば、1つのポリマーの水溶性が別のポリマーよりも高く、及び/又は1つのポリマーの機械的強度が別のポリマーよりも高い、混合物が挙げられる。また、異なる重量平均分子量のポリマーの混合物、例えば、約10,000〜40,000、好ましくは20,000前後の重量平均分子量のPVA又はそのコポリマーと、約100,000〜300,000、好ましくは150,000前後の重量平均分子量のPVA又はそのコポリマーとの混合物も好適である。また、ポリマーブレンド組成物、例えば、加水分解により分解可能な水溶性のポリマーブレンド(ポリラクチド及びポリビニルアルコールを混合することにより得られ、典型的には約1〜35重量%のポリラクチドと、約65〜99重量%のポリビニルアルコールとを含む、ポリラクチドとポリビニルアルコールとのポリマーブレンドなど)を含むポリマーブレンド組成物も、本明細書において好適である。本明細書において使用するのに好ましいものは、約60%〜約98%加水分解され、好ましくは約80%〜約90%加水分解され、材料の溶解特性が向上したポリマーである。
好ましいフィルムは、冷水、すなわち、加熱されていない蒸留水中で良好な溶解を呈するものである。好ましくは、このようなフィルムは、24℃、更により好ましくは10℃の温度で、良好な溶解を呈する。良好な溶解とは、20マイクロメートルの最大孔径を有するガラスフィルタを使用した後に、本明細書に記載される方法により測定したとき、フィルムが少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%又は更には少なくとも95の水溶解度を呈することを意味する。
予め秤量した400mLのビーカーに、50グラム±0.1グラムのフィルム材料を添加し、245mL±1mLの蒸留水を添加する。これを、600rpmに設定された電磁撹拌器(Lab−Lineモデル番号1250又は等価物)及び5cmの電磁撹拌子により、24℃にて30分間激しく撹拌する。次いで、混合物を、上記で定義した孔径(最大20μm)の折り畳んだ定性分析用焼結ガラス濾過器により濾過する。任意の従来の方法によって、回収した濾液から水を乾燥させ、残った材料の重量を求める(これが溶解画分又は分散画分である)。次いで、溶解度又は分散性の百分率を計算することができる。
また、本明細書のフィルム材料は、1つ以上の添加剤含有成分を含んでもよい。例えば、可塑剤(例えば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール及びこれらの混合物)を添加することが有益な場合がある。他の添加剤としては、水及び機能性洗剤添加剤を挙げることができ、それは、洗浄水に送達される界面活性剤、例えば有機ポリマー分散剤などをはじめとするものでよい。
当然のことながら、異なるフィルム材料及び/又は異なる厚さのフィルムを、本発明の区画の作製に用いてよい。異なるフィルムを選択する利点は、得られる区画が、異なる溶解性又は放出特性を呈し得ることである。
好ましい一実施形態では、ロイコ組成物及び酸化剤は、不透過性バリアによって分離される。好ましい一実施形態では、ロイコ組成物及び酸化剤は、ロイコ組成物が一方の液体部分に存在し、酸化剤が他方の液体中に存在する、2つ以上の液体のハウジングに含有され得る。このような実施形態は、ロイコ組成物成分と酸化剤成分とを分離した状態に保つために、区画が不透過性の分割壁を含む二区画ボトルを含んでもよい。あるいは、ハウジングは、投入要素などの部品を介して接続された2つ以上の交換可能なパッケージング部品を含んでもよい。液体は、送達前に材料を緊密に混合することによって1つの流れとして、又は2つ以上の流れとして分配され得る。二区画ハウジングは、制御された注入操作が望ましいように構成されてもよく、あるいは絞り出される制御投入又は更には2つ以上のポンプによる投入が可能であるように構成されてもよい。
別の好ましい実施形態では、ロイコ組成物及び酸化剤は、当該技術分野において既知の他の手段によって分離されてもよい。例えば、ロイコ組成物及び/又は酸化剤は、正確な量の活性物質を洗浄系に送達することを意図する自動投入装置を介して送達され得る。このような装置は、洗浄器具の内部、又は外部にあってよい。
ロイコ組成物及び酸化剤は、同じ容器内の別個の液相として存在してもよい。このような非限定的な例としては、例えば、ロイコ組成物又は酸化剤が水性洗剤内の非水性エマルション中に存在する水性/非水性ベースの系を挙げることができる。あるいは、ロイコ組成物及び酸化剤は、同じ容器(リボン型のオファリング(ribbons type offerings)など)内の別個の構造化相に分離されてもよい。
他の好ましい実施形態では、ロイコ組成物及び/又は酸化剤は、ロイコ組成物、酸化剤、及び存在する場合、任意の他の洗濯ケア成分を分離する機能を有し得る、層状形態を含む固体形態で送達され得る。これらとしては、粉末状、ペレット状、錠剤状、香錠状、押出物状、棒状などが挙げられる。このような固体形態の例としては、噴霧乾燥粒子及び/又は凝集粒子及び/又は押出粒子を挙げることができる。あるいは、ロイコ組成物及び/又は酸化剤は、例えば、以下のような他の洗剤粒子に組み込まれ得る:界面活性剤凝集体、界面活性剤押出物、界面活性剤ニードル、界面活性剤ヌードル、界面活性剤フレークを含む界面活性剤粒子;リン酸塩粒子;ゼオライト粒子;ポリマー粒子、例えばカルボキシレートポリマー粒子、セルロース系ポリマー粒子、澱粉粒子、ポリエステル粒子、ポリアミン粒子、テレフタレートポリマー粒子、ポリエチレングリコール粒子;審美粒子、例えば、有色ヌードル、ニードル、ラメラ粒子及びリング粒子;酵素粒子、例えば、プロテアーゼ顆粒、アミラーゼ顆粒、リパーゼ顆粒、セルラーゼ顆粒、マンナナーゼ顆粒、ペクチンリアーゼ顆粒、キシログルカナーゼ顆粒、漂白酵素顆粒及びこれらの酵素のいずれかの共顆粒化物、好ましくはこれらの酵素顆粒が、硫酸ナトリウムを含み;漂白剤粒子、例えば、過炭酸塩粒子、特に、例えば炭酸塩、硫酸塩、ケイ酸塩、ホウケイ酸塩、又はこれらの任意の組み合わせでコーティングされた過炭酸塩などのコーティングされた過炭酸塩粒子、過ホウ酸塩粒子、漂白活性化剤粒子、例えば、テトラアセチルエチレンジアミン粒子及び/又はアルキルオキシベンゼンスルホネート粒子、漂白触媒粒子、例えば、遷移金属触媒粒子、及び/又はイソキノリニウム漂白触媒粒子、予成形過酸粒子、特に、コーティングされた予成形過酸粒子;充填剤粒子、例えば、硫酸塩粒子及び塩化物粒子;粘土粒子、例えば、モンモリロナイト粒子及び粘土とシリコーンの粒子;凝集剤粒子、例えば、酸化ポリエチレン粒子;ワックス粒子、例えば、ワックス凝集物;シリコーン粒子、増白剤粒子;移染防止剤粒子;染料固着剤粒子;香料粒子、例えば、香料マイクロカプセル及び澱粉封入香料アコード粒子、又はプロ香料粒子、例えばシッフ塩基反応生成物粒子;色調染料粒子;キレート剤凝集物のようなキレート剤粒子;及びこれらの任意の組み合わせである。
好ましい一実施形態では、ロイコ組成物及び/又は酸化剤に特に有用な固体形態は、水溶性ポリマー系粒子の形態である。水溶性ポリマーの例としては、限定されないが、ポリビニルアルコール(PVA)、変性PVA;ポリビニルピロリドン;PVA/ポリビニルピロリドン及びPVA/ポリビニルアミンなどのPVAコポリマー;部分加水分解されたポリ酢酸ビニル;ポリエチレンオキシドなどのポリアルキレンオキシド;ポリエチレングリコール;アクリルアミド;アクリル酸;セルロース;メチルセルロース、エチルセルロース及びプロピルセルロースなどのアルキルセルロース材料;セルロースエーテル;セルロースエステル;セルロースアミド;ポリ酢酸ビニル;ポリカルボン酸及び塩;ポリアミノ酸又はペプチド;ポリアミド;ポリアクリルアミド;マレイン酸/アクリル酸のコポリマー;デンプン、変性デンプンを含む多糖類;ゼラチン;アルギネート;キシログルカン;キシラン、グルクロノキシラン、アラビノキシラン、マンナン、グルコマンナン、及びガラクトグルコマンナンなどのその他のヘミセルロース系多糖類;並びにペクチン、キサンタン、及びカラギーナンなどの天然ガム、ローカストビーン、アラビア、トラガカント、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
任意に、本明細書に開示される組成物のいずれに関しても、個々の粒子は、約1mg〜約5000mg、代替的に約5mg〜約1000mg、代替的に約5mg〜約200mg、代替的に約10mg〜約100mg、代替的に約20mg〜約50mg、代替的に約35mg〜約45mg、代替的に約38mg、代替的にこれらの組み合わせ、及び前述のあらゆる範囲の全mg値又は全mg値の範囲の質量を有することができる。上記範囲内の質量を有する粒子は、粒子が典型的な洗浄サイクル中に溶解することを可能にする、水中の溶解時間を有することができる。複数の粒子においては、個々の粒子は、球形、半球形、圧縮半球形、扁豆形、及び長円形からなる群から選択される形状を有することができる。
個々の粒子は、約0.003cm〜約5cmの体積を有してよい。個々の粒子は、約0.003cm〜約1cmの体積を有してよい。個々の粒子は、約0.003cm〜約0.5cmの体積を有してよい。個々の粒子は、約0.003cm〜約0.2cmの体積を有してよい。個々の粒子は、約0.003cm〜約0.15cmの体積を有してよい。より小さい粒子は、容器内の粒子のより良好な包装及び洗浄水中のより急速な溶解を提供すると考えられる。
本明細書に開示されるサイズを有する粒子は、それらが容器、投入カップ、又は他の装置から洗面器又は洗濯機に注入されるときに、容易に空気浮遊しないように十分に大きくてもよい。更に、本明細書に開示されるそのような粒子は、容器から投入カップ内に容易かつ正確に注入され得る。したがって、このような粒子によって、消費者が洗浄水に送達する活性物質の量を制御することが容易になる。
複数の粒子は、洗濯機又は洗濯用洗面器に投入するための投入量を集合的に含んでもよい。粒子の単回投入量は、約1g〜約27gの粒子を含んでもよい。粒子の単回投入量は、約5g〜約27g、代替的に約13g〜約27g、代替的に約14g〜約20g、代替的に約15g〜約19g、代替的に約18g〜約19g、代替的にこれらの組み合わせ、及び前述のあらゆる全グラム値又は全グラム値の範囲を含んでもよい。投入量を構成することができる複数の粒子を形成する個々の粒子は、約1mg〜約5000mg、代替的に約5mg〜約1000mg、代替的に約5mg〜約200mg、代替的に約10mg〜約100mg、代替的に約20mg〜約50mg、代替的に約35mg〜約45mg、代替的に約38mg、代替的にこれらの組み合わせ、及び前述のあらゆる範囲の全mg値又は全mg値の範囲の質量を有することができる。複数の粒子は、異なるサイズ、形状、及び/又は質量を有する粒子で構成され得る。ある投入量中の粒子は、約15mm未満の最大寸法を各々有することができる。ある投入量中の粒子の各々は、約1cm未満の最大寸法を有することができる。
本明細書に開示されるロイコ組成物及び/又は酸化剤粒子は、ロイコ組成物及び/又は酸化剤を含有する液体洗剤と共に洗濯物品を処理するために便利に使用することができる。プロセスの工程は、本明細書に開示される配合構成成分を含むそのような粒子を提供することであってもよい。ある投入量の粒子は、投入カップ内に置かれ得る。投入カップは、粒子を含む容器の閉鎖部であってもよい。投入カップは、粒子を含む容器又はそのような容器の閉鎖部に取り外し可能かつ取り付け可能である、取り外し可能かつ取り付け可能な投入カップであってもよい。投入カップ内の粒子の投入量は、洗濯機に分注され得る。洗濯機に粒子を分注する工程は、洗濯機に粒子を注入するか、又は投入カップ及びその中に含まれる粒子を洗濯機内に置くことによって行われ得る。
水溶性ポリマー粒子は、有機成分及び無機成分を含む追加成分を含んでもよい。無機成分は、水溶性無機アルカリ金属塩、水溶性アルカリ土類金属塩、水溶性有機アルカリ金属塩、水溶性有機アルカリ土類金属塩、水溶性炭水化物、水溶性ケイ酸塩、水溶性尿素、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される物質であってもよく、又はこれらを含んでもよい。アルカリ金属塩は、例えば、リチウムの塩、ナトリウムの塩、及びカリウムの塩、並びにこれらの任意の組み合わせからなる群から選択されてよい。有用なアルカリ金属塩は、例えば、アルカリ金属フッ化物、アルカリ金属塩化物、アルカリ金属臭化物、アルカリ金属ヨウ化物、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ金属重硫酸塩、アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属一水素リン酸塩、アルカリ金属二水素リン酸塩、アルカリ金属炭素塩、アルカリ金属一水素炭素塩、アルカリ金属酢酸塩、アルカリ金属クエン酸塩、アルカリ金属乳酸塩、アルカリ金属ピルビン酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ金属アスコルビン酸塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。
粒子は、重炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、塩化ナトリウム、スクロース、マルトデキストリン、コーンシロップ固形物、コーンスターチ、コムギデンプン、コメデンプン、バレイショデンプン、タピオカデンプン、粘土、ケイ酸塩、クエン酸カルボキシメチルセルロース、脂肪酸、脂肪族アルコール、水素化獣脂のグリセリルジエステル、グリセロール、ポリオキシアルキレン、脂肪酸エーテル、脂肪酸エステル及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物質を含んでよい。
特に好ましい粒子は、ポリエチレングリコール(PEG)を含む。PEGは、粒子が上記質量範囲内にあるとき、洗浄サイクル中に溶解するのに十分水溶性であり得るため、粒子を作製するのに用いるための好都合な物質であり得る。更に、PEGは、溶融物として容易に処理され得る。PEGの溶融温度は、PEGの分子量の関数として変化し得る。PEGの溶融温度は、分子量及び又は分子量分布に応じて、PEGと酸化剤とを含む粒子がPEGと酸化剤とを含む溶融物から形成されたとき、酸化剤の活性が織物の色を回復させることができるのに十分高いままであるように、十分低くてよい。
粒子は、約40重量%超の、約2000〜約13000の重量平均分子量を有するPEGを含むことができる。PEGは比較的低コストであり、多くの異なる形状及びサイズに形成され、非カプセル封入香料の拡散を最小限に抑え、水によく溶解し得る。PEGは、様々な重量平均分子量となる。PEGの好適な重量平均分子量の範囲としては、約2,000〜約13,000、約4,000〜約12,000、代替的に約5,000〜約11,000、代替的に約6,000〜約10,000、代替的に約7,000〜約9,000、代替的にこれらの組み合わせが挙げられる。PEGは、例えば、PLURIOL E8000として、BASFから入手可能である。
複数の粒子は、約10mg未満の質量を有する粒子を実質的に含まなくてもよい。これは、粒子が空中浮遊する能力を制限するのに実用的であり得る。
用途に応じて、粒子は、粒子の約0.5重量%〜約5重量%の、グリセリン、ポリプロピレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、ジプロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、及び2000未満の重量平均分子量を有するPEG、並びにこれらの混合物からなる群から選択される平衡剤を含んでよい。平衡剤は、粒子が異なる配合物を有しても、同じ加工特徴を有する粒子を提供するために実用的であり得る。
上記の粒子は、上記のような水溶性単位用量物品に組み込まれてもよい。特に有用なのは、固体粒子が1つの区画に組み込まれ、ロイコ組成物及び/又は酸化剤を含有する液体が別個の区画に組み込まれた、このような二区画又は多区画物品である。
粒子形態を含むロイコ組成物及び/又は酸化剤は、他の水溶性又は水不溶性物質に組み込まれてもよい。非限定的な例としては、Dizolve(商標)などの水溶性洗剤シート、又は紡糸繊維から作製されたシートを挙げることができる。あるいは、酸化剤は、繊維ウェブ積層体、開口シートを含む不織布基材に組み込まれてもよく、封入された水不溶性流体透過性パウチに固体粒子形態で組み込まれてもよく、特定の投入装置に固体形態で組み込まれてもよい。
洗濯ケア成分
洗濯ケア組成物は、いくつかの態様では、全体的に又は部分的に組み込まれ得る他の好適な補助剤を含んでもよい。補助剤は、選択ケア組成物の意図する機能に従って選択され得る。第1の組成物は添加剤を含み得る。いくつかの態様では、複数区画の単位用量物品の場合、添加剤は、第1の組成物とは別の区画に封入される、非第1(例えば第2、第3、第4等)の組成物の一部であってよい。非第1の組成物は、任意の好適な組成物であってよい。非第1の組成物は、固体、液体、分散体、ゲル、ペースト又はこれらの混合物の形態であってよい。単位用量が複数の区画を含む場合、ロイコ着色剤は、1つ、2つ、又は更には全ての区画に添加されてもよく、又は存在してもよい。一実施形態では、ロイコ着色剤をより大きな区画に添加して、より低濃度にし、それによって、潜在的な接触染色に関与するあらゆる問題を最小限に抑えることができる。他方、より小さな体積の区画内において抗酸化剤をロイコ着色剤で濃縮することにより、抗酸化剤の局所濃度を高くすることができ、それによって強化された安定性を提供することができる。したがって、当業者には理解されるように、配合者は、単位用量の所望の特性に従ってロイコ着色剤の位置及び量を選択することができる。
添加剤
洗濯ケア組成物は、界面活性剤系を含み得る。洗濯ケア組成物は、洗濯ケア組成物の約1重量%〜約80重量%、又は1重量%〜約60重量%、好ましくは約5重量%〜約50重量%、より好ましくは約8重量%〜約40重量%の界面活性剤系を含み得る。
界面活性剤:好適な界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、双極性界面活性剤及び両性界面活性剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。好適な界面活性剤は、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、置換されていても置換されていなくてもよく、石油化学物質由来であっても生体物質由来であってもよい。好ましい界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤の両方を、好ましくは90:1〜1:90の重量比で含む。場合によっては、アニオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤との重量比は少なくとも1:1であるのが好ましい。しかしながら、この比は10:1未満であるのが好ましい場合がある。存在する場合、全界面活性剤濃度は好ましくは、本発明の組成物の0.1重量%〜60重量%、1重量%〜50重量%又は更には5重量%〜40重量%である。
アニオン性界面活性剤:アニオン性界面活性剤としては、その分子構造中に一般に8〜22個の炭素原子又は一般に8〜18個の炭素原子を含有する有機疎水性基と、水溶性化合物を形成するために、好ましくはスルホネート、サルフェート、及びカルボキシレートから選択される少なくとも1つの水可溶化基とを含有する表面活性化合物が挙げられるが、これらに限定されない。通常、疎水性基は、C8〜C22アルキル、又はアシル基を含むこととなる。このような界面活性剤は、水溶性塩の形態で用いられ、塩形成カチオンは、通常、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、マグネシウム及びモノ−から選択され、ナトリウムカチオンが通常選択されるものである。
本発明のアニオン性界面活性剤及び補助アニオン性補助界面活性剤は酸形態で存在してもよく、当該酸形態を中和して、本洗剤組成物で使用するのに望ましい界面活性剤塩を形成することができる。典型的な中和剤としては、水酸化物、例えば、NaOH又はKOHなどの金属対イオン塩基が挙げられる。酸形態の本発明のアニオン性界面活性剤及び補助アニオン性界面活性剤又は補助界面活性剤を中和するための更に好ましい中和剤としては、アンモニア、アミン、オリゴアミン、又はアルカノールアミンが挙げられる。アルカノールアミンが好ましい。好適な非限定的な例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及び当該技術分野で既知の他の直鎖状若しくは分岐鎖状アルカノールアミンが挙げられ、例えば、かなり好ましいアルカノールアミンとしては、2−アミノ−1−プロパノール、1−アミノプロパノール、モノイソプロパノールアミン、又は1−アミノ−3−プロパノールが挙げられる。アミン中和は完全又は部分的に行われてもよく、例えばアニオン性界面活性剤の一部はナトリウム又はカリウムにより中和されてもよく、及びアニオン性界面活性剤の一部はアミン又はアルカノールアミンにより中和されてもよい。
好適なスルホネート界面活性剤としては、メチルエステルスルホネート、αオレフィンスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、特にアルキルベンゼンスルホネート、好ましくはC10〜13アルキルベンゼンスルホネートが挙げられる。好適なアルキルベンゼンスルホネート(LAS)は、市販の直鎖アルキルベンゼン(LAB)をスルホン化することによって得ることができる、好ましくは得られる。好適なLABとしては、Sasolによって商標名Isochem(登録商標)として供給されているもの又はPetresaによって商標名Petrelab(登録商標)として供給されているものなどの低2−フェニルLABが挙げられ、他の好適なLABとしては、Sasolによって商標名Hyblene(登録商標)として供給されているものなどの高2−フェニルLABが挙げられる。好適なアニオン性界面活性剤は、DETAL触媒方法によって得られるアルキルベンゼンスルホネートであるが、HFなどの他の合成経路が好適な場合もある。一態様では、LASのマグネシウム塩を用いる。
好適なサルフェート界面活性剤としては、アルキルサルフェート、好ましくはC8〜18アルキルサルフェート、又は主にC12アルキルサルフェートが挙げられる。
好ましいサルフェート界面活性剤は、アルキルアルコキシル化サルフェート、好ましくはアルキルエトキシル化サルフェート、好ましくはC8〜18アルキルアルコキシル化サルフェート、好ましくはC8〜18アルキルエトキシル化サルフェートであり、好ましくは、アルキルアルコキシル化サルフェートは、0.5〜20、好ましくは0.5〜10の平均アルコキシル化度を有し、好ましくは、アルキルアルコキシル化サルフェートは、0.5〜10、好ましくは0.5〜5、より好ましくは0.5〜3の平均エトキシル化度を有するC8〜18アルキルエトキシル化サルフェートである。アルキルアルコキシル化サルフェートは、ブロードなアルコキシ分布又はピークのあるアルコキシ分布を有し得る。
アルキルサルフェート、アルキルアルコキシル化サルフェート及びアルキルベンゼンスルホネートは、直鎖であっても分岐鎖であってよく(2アルキル置換又は中鎖分岐型を含む)、置換されていても置換されていなくてもよく、石油化学物質由来であっても生体物質由来であってもよい。好ましくは、分岐基はアルキルである。典型的には、アルキルは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、環状アルキル基及びこれらの混合物から選択される。単一又は複数のアルキル分岐が、本発明の洗剤で使用される硫酸化アニオン性界面活性剤を作製するために使用される出発アルコールのヒドロカルビル主鎖に存在し得る。最も好ましくは、分岐状硫酸化アニオン性界面活性剤は、アルキルサルフェート、アルキルエトキシサルフェート、及びこれらの混合物から選択される。
アルキルサルフェート及びアルキルアルコキシサルフェートは、様々な鎖長、エトキシル化度及び分岐度で市販されている。市販されているサルフェートとしては、Shell社製のNeodolアルコール、Sasol社製のLial−Isalcheml及びSafol、Procter & Gamble Chemicals社製の天然アルコールをベースにしたものが挙げられる。
他の好適なアニオン性界面活性剤としては、C10〜C26直鎖又は分岐鎖、好ましくはC10〜C20直鎖、最も好ましくはC16〜C18直鎖アルキルアルコール、及び2〜20、好ましくは7〜13、より好ましくは8〜12、最も好ましくは9.5〜10.5エトキシレートを含む、アルキルエーテルカルボキシレートが挙げられる。酸形態又はナトリウム若しくはアンモニウムの塩などの塩形態を使用してよく、アルキル鎖は、1つのシス又はトランス二重結合を含有していてもよい。アルキルエーテルカルボン酸は、花王(Akypo(登録商標))、Huntsman(Empicol(登録商標))及びClariant(Emulsogen(登録商標))から入手可能である。
非イオン性界面活性剤:好適な非イオン性界面活性剤は、C〜C18アルキルエトキシレート、例えば、Shell製のNEODOL(登録商標)非イオン界面活性剤;C〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(好ましくは、このアルコキシレート単位は、エチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位又はこれらの混合物である);エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとの、C12〜C18アルコール及びC〜C12アルキルフェノール縮合物(例えば、BASFから販売されるPluronic(登録商標));アルキル多糖類、好ましくはアルキルポリグリコシド;メチルエステルエトキシレート;ポリヒドロキシ脂肪酸アミド;エーテル末端保護ポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択される。
好適な非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグルコシド及び/又はアルキルアルコキシル化アルコールである。
好適な非イオン性界面活性剤としては、アルキルアルコキシル化アルコール、好ましくはC8〜18アルキルアルコキシル化アルコール、好ましくはC8〜18アルキルエトキシル化アルコールが挙げられ、好ましくはアルキルアルコキシル化アルコールは、1〜50、好ましくは1〜30、又は1〜20、又は1〜10の平均アルコキシル化度を有し、好ましくは、アルキルアルコキシル化アルコールは、1〜10、好ましくは1〜7、より好ましくは1〜5、最も好ましくは3〜7の平均エトキシル化度を有するC8〜18アルキルエトキシル化アルコールである。一態様では、アルキルアルコキシル化アルコールは、7〜0の平均エトキシル化度を有するC12〜15アルキルエトキシル化アルコールである。アルキルアルコキシル化アルコールは、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、置換されていても非置換であってもよい。好適な非イオン性界面活性剤としては、BASF製の商標名Lutensol(登録商標)を有するものが挙げられる。
カチオン性界面活性剤:好適なカチオン性界面活性剤としては、アルキルピリジニウム化合物、アルキル四級アンモニウム化合物、アルキル四級ホスホニウム化合物、アルキル三級スルホニウム化合物、及びこれらの混合物が挙げられる。
好適なカチオン性界面活性剤は、以下の一般式を有する四級アンモニウム化合物である。
(R)(R)(R)(R)N
式中、Rは、直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換C6〜18アルキル又はアルケニル部分であり、R及びRは、独立して、メチル又はエチル部分から選択され、Rは、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル又はヒドロキシエチル部分であり、Xは、電荷の中性を提供するアニオンであり、好ましいアニオンとしては、ハロゲン化物、好ましくはクロリド;硫酸塩;及びスルホン酸塩が挙げられる。
両性及び双極性界面活性剤:好適な両性又は双極性界面活性剤としては、アミンオキシド及び/又はベタインが挙げられる。好ましいアミンオキシドは、アルキルジメチルアミンオキシド又はアルキルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、より好ましくはアルキルジメチルアミンオキシド、特にココジメチルアミンオキシドである。アミンオキシドは、直鎖又は中鎖分岐状アルキル部分を有し得る。典型的な直鎖アミンオキシドとしては、1つのR1 C8〜18アルキル部分と、C1〜3アルキル基及びC1〜3ヒドロキシアルキル基からなる群から選択される2つのR2及びR3部分とを含有する水溶性アミンオキシドが挙げられる。好ましくは、アミンオキシドは、式R1−N(R2)(R3)O(式中、R1はC8〜18アルキルであり、R2及びR3は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル及び3−ヒドロキシプロピルからなる群から選択される)により特徴付けられる。直鎖アミンオキシド系界面活性剤としては、特に、直鎖C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド及び直鎖C8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドを挙げることができる。
他の好適な界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミドアゾリニウムベタイン、スルホベタイン(INCIスルタイン)、並びにホスホベタインなどのベタインが挙げられる。
ロイコ着色剤希釈剤
ロイコ着色剤組成物中の成分の別の分類は、希釈剤及び/又は溶媒であり得る。希釈剤及び/又は溶媒の目的は、多くの場合、流動性を改善する及び/又はロイコ着色剤の粘度を低下させることであるが、これらに限定されない。多くの場合、その低コスト及び非毒性を考慮して、水が好ましい希釈剤及び/又は溶媒であるが、他の溶媒も同様に使用され得る。好ましい溶媒は、コストが低くかつ危険性が低いものである。好適な溶媒の例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのアルコキシル化ポリマー、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー、Tween 20(登録商標)、Tween 40(登録商標)、Tween 80(登録商標)など、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。ポリマーの中でも、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマーが好ましい場合がある。これらポリマーは、多くの場合、水による曇点を特徴とし、これは、生成物を水から分離して、望ましくない水溶性不純物を除去するのに役立ち得る。エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマーの例としては、BASFによるPLURONICシリーズのポリマー及びDowによるTERGITOL(商標)シリーズのポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。ロイコ着色剤組成物が洗濯ケア組成物に組み込まれたとき、これらポリマーは、非イオン性界面活性剤としても作用し得る。
本明細書に記載される洗濯ケア組成物は、以下の成分の非限定的なリストの1つ以上を含んでいてもよい:布地ケア有益剤;洗浄性酵素;沈着助剤;レオロジー変性剤;ビルダー;キレート剤;漂白剤(bleach);漂白剤(bleaching agent);漂白剤前駆体;漂白促進剤;漂白触媒;香料及び/又は香料マイクロカプセル;香料充填ゼオライト;デンプン封入アコード;ポリグリセロールエステル;白色剤;パールエッセンス剤;酵素安定剤系;アニオン性染料の固着剤を含む除去剤、アニオン性界面活性剤の錯化剤、及びこれらの混合物;任意の漂白剤又は蛍光剤;汚れ放出ポリマー及び/又は汚れ懸濁ポリマーを含むがこれらに限定されないポリマー;分散剤;消泡剤;非水性溶剤;脂肪酸;泡抑制剤、例えばシリコーン泡抑制剤;カチオンデンプン;スカム分散剤;直接染料;着色剤;乳白剤;酸化防止剤;トルエンスルホネート、キュメンスルホネート及びナフタレンスルホネートなどのヒドロトロープ;カラー粒子;着色ビーズ、球体、又は押出物;泥柔軟化剤;抗菌剤。追加的又は代替的に、組成物は、界面活性剤、四級アンモニウム化合物、及び/又は溶剤系を含んでもよい。四級アンモニウム化合物は、布地柔軟剤などの布地強化剤組成物中に存在してもよく、構造NR の正に荷電された多原子イオンである四級アンモニウムカチオンを含み、Rは、アルキル基又はアリール基である。
色相染料
当該組成物は、追加の布地シェーディング剤を含み得る。好適な布地シェーディング剤としては、染料、染料−粘土複合体、及び顔料が挙げられる。好適な染料としては、低分子染料及び高分子染料が挙げられる。好適な小分子染料としては、ダイレクトブルー、ダイレクトレッド、ダイレクトバイオレット、アシッドブルー、アッシドレッド、アッシドバイオレット、ベーシックブルー、ベーシックバイオレット及びベーシックレッド、又はこれらの混合物の色指数(Colour Index、C.I.)分類に区分される染料からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。好ましい染料としては、アルコキシル化アゾチオフェン、ソルベントバイオレット13、アシッドバイオレット50及びダイレクトバイオレット9が挙げられる。
審美着色剤。当該組成物は、1つ以上の審美着色剤を含み得る。好適な審美着色剤としては、染料、染料−粘土複合体、顔料、及びLiquitint(登録商標)高分子着色剤(Milliken & Company(Spartanburg,South Carolina,USA))が挙げられる。一態様では、好適な染料及び顔料としては、小分子染料及び高分子染料が挙げられる。審美着色剤は、アクリジン、アントラキノン、アジン、アゾ、ベンゾジフラン、ベンゾジフラノン、カロテノイド、クマリン、シアニン、ジアザヘミシアニン、ジフェニルメタン、ホルマザン、ヘミシアニン、インジゴイド、メタン、メチン、ナフタルイミド、ナフトキノン、ニトロ、ニトロソ、オキサジン、フェノチアジン、フタロシアニン(例えば、銅フタロシアニン)、ピラゾール、ピラゾロン、キノロン、スチルベン、スチリル、トリアリールメタン(例えば、トリフェニルメタン)、キサンテン、及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの発色団成分を含み得る。
本発明の一態様では、審美着色剤としては、Liquitint(登録商標)ブルーAH、Liquitint(登録商標)ブルーBB、Liquitint(登録商標)ブルー275、Liquitint(登録商標)ブルー297、Liquitint(登録商標)ブルーBB、シアン15、Liquitint(登録商標)グリーン101、Liquitint(登録商標)オレンジ272、Liquitint(登録商標)オレンジ255、Liquitint(登録商標)ピンクAM、Liquitint(登録商標)ピンクAMC、Liquitint(登録商標)ピンクST、Liquitint(登録商標)バイオレット129、Liquitint(登録商標)バイオレットLS、Liquitint(登録商標)バイオレット291、Liquitint(登録商標)イエローFT、Liquitint(登録商標)ブルーBuf、Liquitint(登録商標)ピンクAM、Liquitint(登録商標)ピンクPV、アシッドブルー80、アシッドブルー182、アシッドレッド33、アシッドレッド52、アシッドバイオレット48、アシッドバイオレット126、アシッドブルー9、アシッドブルー1、及びこれらの混合物が挙げられる。
封入物。当該組成物は、封入された材料を含み得る。一態様では、カプセル化剤は、コアと、内面及び外面を有するシェルと、を含み、当該シェルは、当該コアをカプセル化する。コアは、あらゆる洗濯ケア助剤を含むことができるが、典型的には、コアは、香料;増白剤;色調染料;防虫剤;シリコーン;ワックス;着香剤;ビタミン;布地柔軟化剤;スキンケア剤、一態様では、パラフィン;酵素;抗菌剤;漂白剤;感覚剤;及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含みんでもよく、当該シェルは、ポリエチレン;ポリアミド;任意に他のコ−モノマーを含有するポリビニルアルコール;ポリスチレン;ポリイソプレン;ポリカーボネート;ポリエステル;ポリアクリレート;アミノプラスト(一態様では、当該アミノプラストは、ポリ尿素、ポリウレタン、及び/又はポリ尿素ウレタンを含みんでもよく、一態様では、当該ポリ尿素は、ポリオキシメチレン尿素及び/又はメラミンホルムアルデヒドを含んでもよい);ポリオレフィン;多糖類、(一態様では、当該多糖類は、アルギン酸塩及び/又はキトサンを含んでもよい);ゼラチン;セラック;エポキシ樹脂;ビニルポリマー;非水溶性無機材料;シリコーン;及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでもよい。
好ましい封入剤は、香料を含む。好ましい封入剤は、メラミンホルムアルデヒド及び/又は架橋メラミンホルムアルデヒドを含んでいてもよいシェルを含む。他の好ましいカプセルは、ポリアクリレート系シェルを含む。好ましい封入剤は、コア材とシェルとを含み、当該シェルは、当該コア材を少なくとも部分的に取り囲むことが開示されている。当該封入剤の少なくとも75%、85%又は更には90%は、0.2MPa〜10MPaの破壊強度を有していてよく、有益剤漏出率は、封入された有益剤の初期総量に基づいて0%〜20%、又は更には10%若しくは5%未満であってよい。当該封入剤の少なくとも75%、85%又は更には90%が、(i)1マイクロメートル〜80マイクロメートル、5マイクロメートル〜60マイクロメートル、10マイクロメートル〜50マイクロメートル、又は更には15マイクロメートル〜40マイクロメートルの粒径を有し得、及び/又は(ii)当該封入剤の少なくとも75%、85%又は更には90%が、30nm〜250nm、80nm〜180nm、又は更には100nm〜160nmの粒子壁厚を有し得るものが好ましい。ホルムアルデヒドスカベンジャーは、封入物と共に、例えばカプセルスラリー中で用いてよく、及び/又は封入物を組成物に添加する前、添加している間、若しくは添加した後にこのような組成物に添加してよい。好適なカプセルは、米国特許出願公開第2008/0305982(A1)号及び/又は同第2009/0247449(A1)号の教示に従って作製することができる。あるいは、好適なカプセルは、Appleton Papers Inc.(Appleton,Wisconsin USA)から購入することができる。
好ましい態様では、当該組成物は、好ましくは封入剤に加えて、付着助剤を含んでもよい。好ましい付着助剤は、カチオン性及び非イオン性ポリマーからなる群から選択される。好適なポリマーとしては、カチオンデンプン、カチオン性ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルホルムアルデヒド、ローカストビーンガム、マンナン、キシログルカン、タマリンドガム、ポリエチレンテレフタレート、並びに任意にアクリル酸及びアクリルアミドを含む群から選択される1つ以上のモノマーと共にジメチルアミノエチルメタクリレートを含有するポリマーが挙げられる。
香料。本発明の好ましい組成物は、香料を含む。典型的には、組成物は、国際公開第08/87497号に記載されているような群から選択される1つ以上の香料原材料を含む香料を含む。しかしながら、洗濯ケア組成物において有用ないかなる香料も用いてよい。香料を本発明の組成物に配合する好ましい方法は、水溶性ヒドロキシ化合物、又はメラミン−ホルムアルデヒド又は変性ポリビニルアルコールのいずれかを含む封入香料粒子を介するものである。
悪臭低減材料
本開示の洗浄組成物は、悪臭低減材料を含み得る。このような材料は、1種類以上の悪臭の知覚を減らすか、又は更には知覚しなくすることができる。これら材料は、計算された悪臭低減値(「MORV」)によって特徴付けることができ、MORVは国際公開第2016/049389号に示されている試験方法に従って計算される。
本明細書で使用するとき、「MORV」は、目的材料について計算された悪臭低減値である。材料のMORVは、このような材料が、1種類以上の悪臭の検知を減らすか、又は更には知覚しなくする能力を示す。
本開示の洗浄組成物は、総量が組成物の約0.00025重量%〜約0.5重量%、好ましくは約0.0025重量%〜約0.1重量%、より好ましくは約0.005重量%〜約0.075重量%、最も好ましくは約0.01重量%〜約0.05重量%の1種類以上の悪臭低減材料を含み得る。洗浄組成物は、約1〜約20種類の悪臭低減材料、より好ましくは1〜約15種類の悪臭低減材料、最も好ましくは1〜約10種類の悪臭低減材料を含み得る。
悪臭低減材料の1種類、数種類、又は各種類は、少なくとも0.5、好ましくは0.5〜10、より好ましくは1〜10、最も好ましくは1〜5のMORVを有し得る。悪臭低減材料の1種類、数種類、又は各種類は、本明細書に記載するように試験した悪臭の全てのMORV値が>0.5と定義される、ユニバーサルMORVを有し得る。悪臭低減材料の総量は、3未満、より好ましくは約2.5未満、更により好ましくは約2未満、また更により好ましくは約1未満、最も好ましくは約0のブロッカー指数を有し得る。悪臭低減材料の総量は、約3〜約0.001のブロッカー指数の平均を有し得る。
本開示の洗浄組成物では、悪臭低減材料は、3未満、好ましくは2未満、より好ましくは1未満、最も好ましくは約0の芳香忠実度指数(Fragrance Fidelity Index)を有し、かつ/又は芳香忠実度指数の平均が3〜約0.001の芳香忠実度指数であってよい。芳香忠実度指数が増加するにつれて、悪臭低減材料(単数又は複数)は、悪臭を弱め続けるが、もたらす芳香効果が次第に小さくなる。
本開示の洗浄組成物は、香料を含み得る。悪臭低減組成物の香料の部に対する重量比は、約1:20,000〜約3000:1、好ましくは約1:10,000〜約1,000:1、より好ましくは約5,000:1〜約500:1、最も好ましくは約1:15〜約1:1であってもよい。悪臭低減組成物の香水の部に対する比を狭めると、悪臭低減材料(単数又は複数)は、悪臭を弱め続けるが、もたらす芳香効果が次第に小さくなる。
タンニン
本開示の洗浄組成物は、タンニンを含み得る。タンニンは高等植物のポリフェノール二次代謝産物であり、かつタンニンはガロイル部分又はこれらの誘導体が種々のポリオール−、カテキン−及びトリテルペノイド核に結合している(ガロタンニン、エラジタンニン及び複合タンニン)ガロイルエステル並びにそれらの誘導体のいずれかである、あるいはタンニンはフラバニル間結合及び置換パターン(縮合タンニン)を備え得るオリゴマーのプロアントシアニジン及びポリマーのプロアントシアニジンである。本開示の洗浄組成物は、ガロタンニン、エラジタンニン、複合タンニン、縮合型タンニン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるタンニンを含み得る。
ポリマー。当該組成物は1つ以上のポリマーを含んでよい。例には、任意に変性されたカルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、ポリアクリレートのようなポリカルボキシレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマー及びラウリルメタクリレート/アクリル酸コポリマーがある。
当該組成物は、1つ以上の両親媒性洗浄ポリマーを含み得る。このようなポリマーは、布地及び表面からグリース粒子を除去するように、親水性及び疎水性の特性が釣り合っている。好適な両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーは、コア構造と、そのコア構造に結合した複数のアルコキシレート基とを含む。これらは、アルコキシル化ポリアルキレンイミン、特に、エトキシル化ポリエチレンイミン、又は内側ポリエチレンオキシドブロック及び外側ポリプロピレンオキシドブロックを有するポリエチレンイミンを含み得る。典型的には、これらは、0.005〜10重量%、一般的には0.5〜8重量%の量で本発明の組成物に配合され得る。
当該組成物は、修飾されたヘキサメチレンジアミンを含み得る。ヘキサメチレンジアミンの修飾としては、以下が挙げられる:(1)ヘキサメチレンジアミンの窒素原子1つ当たり1つ又は2つのアルコキシル化修飾。当該アルコキシル化修飾は、ヘキサメンチレンジアミンの窒素における水素原子を、修飾1つ当たり平均約1〜約40個のアルコキシ部分を有する(ポリ)アルコキシレン鎖で置換することからなり、当該アルコキシレン鎖の末端アルコキシ部分は、水素、C1〜C4アルキル、スルフェート、カーボネート、若しくはこれらの混合物で末端保護されている;(2)ヘキサメンチレンジアミンの窒素原子1つ当たり1つのC1〜C4アルキル部分の置換及び1つ若しくは2つのアルコキシル化修飾。当該アルコキシル化修飾は、水素原子を、修飾1つ当たり平均約1〜約40個のアルコキシ部分を有する(ポリ)アルコキシレン鎖で置換することからなり、当該アルコキシレン鎖の末端アルコキシ部分は、水素、C1〜C4アルキル若しくはこれらの混合物で末端保護されている;又は(3)これらの組み合わせ。
ポリアクリレートから調製されるものなどのアルコキシル化ポリカルボキシレートは、本明細書において、追加のグリース除去性能を提供するのに有用である。そのような材料は、国際公開第91/08281号及び国際出願PCT90/01815号に記載されている。化学的に、これら材料は、7〜8つのアクリレート単位ごとに1つのエトキシ側鎖を有するポリアクリレートを含む。側鎖は、式−(CHCHO)(CHCH(式中、mは、2〜3であり、nは、6〜12である)のものである。側鎖は、ポリアクリレート「主鎖」にエステル結合され、「櫛形」ポリマー型構造を提供する。分子量は変動し得るが、典型的には、約2000〜約50,000の範囲内である。このようなアルコキシル化ポリカルボキシレートは、本明細書における組成物の約0.05重量%〜約10重量%含まれ得る。
別の好適なカルボキシレートポリマーは、(i)カルボキシル基を含む1つ以上のモノマーから誘導される50〜98重量%未満の構造単位;(ii)スルホネート部分を含む1つ以上のモノマーから誘導される1〜49重量%未満の構造単位;並びに(iii)式(I)及び(II)により表されるエーテル結合含有モノマーから選択される1つ以上のモノマーから誘導される1〜49重量%の構造単位を含む、コポリマーである。
Figure 2019533058
式(I)中、Rは、水素原子又はCH基を表し、Rは、CH基、CHCH基又は単結合を表し、Xは、0〜5の数を表し、但し、Xは、Rが単結合である場合、1〜5の数を表し、Rは、水素原子又はC〜C20有機基であり、
Figure 2019533058
式(II)中、Rは、水素原子又はCH基を表し、Rは、CH基、CHCH基又は単結合を表し、Xは、0〜5の数を表し、Rは、水素原子又はC〜C20有機基である。
ポリマーは、少なくとも50kDa、又は更には少なくとも70kDaの重量平均分子量を有することが好ましい場合がある。
他の好適なポリマーとしては、両親媒性グラフトコポリマーが挙げられる。好ましい両親媒性グラフトコポリマー(単数又は複数)は、(i)ポリエチレングリコール主鎖と、(ii)ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール及びこれらの混合物から選択される少なくとも1つのペンダント部分とを含む。好ましい両親媒性グラフトコポリマーは、BASFから供給されているSokalan HP22である。他の好適なポリマーとしては、ランダムグラフトコポリマー、好ましくは、ポリエチレンオキシド主鎖と複数のポリ酢酸ビニル側鎖とを有するポリ酢酸ビニルグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーが挙げられる。当該ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は好ましくは約6000であり、ポリエチレンオキシドのポリ酢酸ビニルに対する重量比は約40〜60であり、グラフト点は、エチレンオキシド単位50個当たり1つ以下である。典型的には、これらは、0.005〜10重量%、より典型的には0.05〜8重量%の量で本発明の組成物に配合される。
当該組成物は、1つ以上の汚れ放出ポリマーを含み得る。例としては、以下の式(VI)、(VII)又は(VIII)の1つによって定義される構造を有する汚れ放出ポリマーが挙げられる:
(VI)−[(OCHR−CHR−O−OC−Ar−CO−]
(VII)−[(OCHR−CHR−O−OC−sAr−CO−]
(VIII)−[(OCHR−CHR−OR
式中、
a、b及びcは、1〜200であり、
d、e及びfは、1〜50であり、
Arは、1,4−置換フェニレンであり、
sArは、5位がSOMeにより置換された1,3−置換フェニレンであり、
Meは、Li、K、Mg/2、Ca/2、Al/3、アンモニウム、モノ、ジ、トリ、若しくはテトラアルキルアンモニウム(アルキル基は、C〜C18アルキル又はC〜C10ヒドロキシアルキルである)、又はこれらの混合物であり、
、R、R、R、R及びRは、独立して、H又はC〜C18 n−若しくはイソ−アルキルから選択され、
は、直鎖状若しくは分岐状C〜C18アルキル、又は直鎖状若しくは分岐状C〜C30アルケニル、又は5〜9つの炭素原子を有するシクロアルキル基、又はC〜C30アリール基、又はC〜C30アリールアルキル基である。
好適な汚れ放出ポリマーは、Repel−o−texポリマー(例えば、Rhodiaにより供給されているRepel−o−tex SF、SF−2及びSRP6)などのポリエステル汚れ放出ポリマーである。他の好適な汚れ放出ポリマーとしては、Texcareポリマー(例えば、Clariantにより供給されているTexcare SRA100、SRA300、SRN100、SRN170、SRN240、SRN300及びSRN325など)が挙げられる。他の好適な汚れ放出ポリマーは、Marloquestポリマー(例えば、Sasolにより供給されているMarloquest SLなど)である。
また、当該組成物は、アルキルセルロース、アルキルアルコキシアルキルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、アルキルカルボキシアルキルセルロースから選択されるものを含む、1つ以上のセルロース系ポリマーを含んでいてもよい。好ましいセルロース系ポリマーは、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、及びこれらの混合物を含む群から選択される。一態様では、カルボキシメチルセルロースは、0.5〜0.9のカルボキシメチル置換度及び100,000Da〜300,000Daの分子量を有する。
汚れ放出ポリマー:組成物は、汚れ放出ポリマーを含んでもよい。好適な汚れ放出ポリマーは、以下の構造(I)、(II)又は(III)の1つによって特定される構造を有する:
(I)−[(OCHR−CHR−O−OC−Ar−CO−]
(II)−[(OCHR−CHR−O−OC−sAr−CO−]
(III)−[(OCHR−CHR−OR
式中、
a、b及びcは、1〜200であり、
d、e及びfは、1〜50であり、
Arは、1,4−置換フェニレンであり、
sArは、5位がSOMeにより置換された1,3−置換フェニレンであり、
Meは、Li、K、Mg/2、Ca/2、Al/3、アンモニウム、モノ、ジ、トリ、若しくはテトラアルキルアンモニウム(アルキル基は、C〜C18アルキル又はC〜C10ヒドロキシアルキルである)、又はこれらの混合物であり、
、R、R、R、R及びRは、独立して、H又はC〜C18 n−若しくはイソ−アルキルから選択され、
は、直鎖状若しくは分岐状C〜C18アルキル、又は直鎖状若しくは分岐状C〜C30アルケニル、又は5〜9つの炭素原子を有するシクロアルキル基、又はC〜C30アリール基、又はC〜C30アリールアルキル基である。
好適な汚れ放出ポリマーは、Clariantにより、TexCare(登録商標)シリーズのポリマー、例えば、TexCare(登録商標)SRN240及びTexCare(登録商標)SRA300として販売されている。他の好適な汚れ放出ポリマーは、Solvayにより、Repel−o−Tex(登録商標)シリーズのポリマー、例えば、Repel−o−Tex(登録商標)SF2及びRepel−o−Tex(登録商標)Crystalとして販売されている。
既知のポリマー汚れ放出剤、以下「SRA(単数又は複数)」を、所望により本洗剤組成物に使用してよい。利用する場合、SRAは、一般的に、組成物の0.01重量%〜10.0重量%、典型的には0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.2重量%〜3.0重量%含まれる。
好ましいSRAは、典型的には、ポリエステル及びナイロンのような疎水性繊維の表面を親水化するための親水性区分、並びに疎水性繊維上に堆積し、洗浄及びすすぎサイクルの完了までそこに付着し続け、それによって親水性区分のためのアンカーとしての機能を果たす疎水性区分を有する。これにより、後の洗浄手順において、SRAによる処理後に浮かび上がる汚れを、更に容易に洗浄可能にできる。
SRAは、例えば種々の荷電性の、例えば、アニオン性又は更にはカチオン性(米国特許第4,956,447号を参照されたい)、並びに、非荷電性の、モノマー単位を含むことができ、構造は、直鎖、分岐鎖又は更には星状であってもよい。これらのSRAは、分子量を制御したり、又は物理特性若しくは表面活性特性を変更したりするのに特に有効であるキャッピング部分を含んでよい。構造及び電荷分布は、異なる型の繊維又は生地への適用に合わせて、あるいは様々な洗剤又は洗剤添加製品用に調整することができる。好適な汚れ放出ポリマーは、ポリエステル汚れ放出ポリマー、例えば、Rhodiaによって供給されているRepel−o−tex、SF−2及びSRP6を含むRepel−o−texポリマーである。他の好適な汚れ放出ポリマーとしては、Texcareポリマー(例えば、Clariantにより供給されているTexcare SRA100、SRA300、SRN100、SRN170、SRN240、SRN300及びSRN325など)が挙げられる。他の好適な汚れ放出ポリマーは、Marloquestポリマー、例えば、Sasolによって供給されているMarloquest SLである。SRAの例は、米国特許第4,968,451号、同第4,711,730号、同第4,721,580号、同第4,702,857号、同第4,877,896号、同第3,959,230号、同第3,893,929号、同第4,000,093号、同第5,415,807号、同第4,201,824号、同第4,240,918号、同第4,525,524号、同第4,201,824号、同第4,579,681号、及び同第4,787,989号、欧州特許出願第0 219 048号;同第279,134(A)号;同第457,205(A)号、及び独国特許第2,335,044号に記載されている。
カルボキシレートポリマー:当該組成物は、マレエート/アクリレートランダムコポリマー又はポリアクリレートホモポリマーなどのカルボキシレートポリマーを含んでもよい。好適なカルボキシレートポリマーは、4,000Da〜9,000Daの分子量を有するポリアクリレートホモポリマー、50,000〜100,000Da、又は60,000Da〜80,000Daの分子量を有するマレエート/アクリレートランダムコポリマーを含む。
あるいは、これら物質は、7〜8つのアクリレート単位ごとに1つのエトキシ側鎖を有するポリアクリレートを含み得る。側鎖は、式−(CHCHO)(CHCH(式中、mは、2〜3であり、nは、6〜12である)のものである。側鎖は、ポリアクリレート「主鎖」にエステル結合され、「櫛形」ポリマー型構造を提供する。分子量は変動し得るが、典型的には、約2000〜約50,000の範囲内である。このようなアルコキシル化ポリカルボキシレートは、本明細書における組成物の約0.05重量%〜約10重量%含まれ得る。
別の好適なカルボキシレートポリマーは、(i)カルボキシル基を含む1つ以上のモノマーから誘導される50〜98重量%未満の構造単位;(ii)スルホネート部分を含む1つ以上のモノマーから誘導される1〜49重量%未満の構造単位;並びに(iii)式(I)及び(II)により表されるエーテル結合含有モノマーから選択される1つ以上のモノマーから誘導される1〜49重量%の構造単位を含む、コポリマーである。
Figure 2019533058
式(I)中、Rは、水素原子又はCH基を表し、Rは、CH基、CHCH基又は単結合を表し、Xは、0〜5の数を表し、但し、Xは、Rが単結合である場合、1〜5の数を表し、Rは、水素原子又はC〜C20有機基であり、
Figure 2019533058
式(II)中、Rは、水素原子又はCH基を表し、Rは、CH基、CHCH基又は単結合を表し、Xは、0〜5の数を表し、Rは、水素原子又はC〜C20有機基である。
ポリマーは、少なくとも50kDa、又は更には少なくとも70kDaの重量平均分子量を有することが好ましい場合がある。
このようなカルボキシレート系ポリマーは、有利には、本明細書の組成物において約0.1重量%〜約7重量%の濃度で使用できる。好適なポリマー分散剤としては、マレエート/アクリレートランダムコポリマー又はポリアクリレートホモポリマーなどのカルボキシレートポリマーが挙げられる。好ましくは、カルボキシレートポリマーは、4,000ダルトン〜9,000ダルトンの分子量を有するポリアクリレートホモポリマー、又は60,000ダルトン〜80,000ダルトンの分子量を有するマレエート/アクリレートコポリマーである。ポリマーポリカルボキシレート及びポリエチレングリコールを使用することもできる。ポリアルキレングリコール系グラフトポリマーは、ポリアルキレングリコール系化合物及びモノマー材料から調製されてもよく、当該モノマー材料は、カルボキシル基含有モノマー及び任意の追加モノマーを含む。カルボキシル基含有モノマーとして分類されない任意の追加モノマーとしては、スルホン酸基含有モノマー、アミノ基含有モノマー、アリルアミンモノマー、四級化アリルアミンモノマー、N−ビニルモノマー、ヒドロキシル基含有モノマー、ビニルアリールモノマー、イソブチレンモノマー、酢酸ビニルモノマー、これらのいずれかの塩、これらのいずれかの誘導体、及びこれらの混合物が挙げられる。理論に束縛されることを意図するものではないが、ポリマー分散剤は、他のビルダー(低分子量ポリカルボキシレートを含む)と組み合わせて使用したとき、結晶成長防止、粒子状の汚れ放出ペプチゼーション、及び再付着防止によって、全体的な洗剤ビルダーの性能を向上させると考えられる。高分子分散剤の例は、米国特許第3,308,067号、欧州特許出願第66915号、欧州特許第193,360号、及び同第193,360号に見出される。
アルコキシル化ポリアミン系ポリマー:当該組成物は、アルコキシル化ポリアミンを含み得る。このような物質としては、エトキシル化ポリエチレンイミン、エトキシル化ヘキサメチレンジアミン、及びこれらの硫酸化物が挙げられるが、これらに限らない。ポリプロポキシル化誘導体も挙げられる。多種多様なアミン及びポリアクリエンイミン(polyaklyeneimine)は様々な度合いまでアルコキシル化してもよく、任意に更に修飾して上記の利点をもたらすこともできる。有用な例としては、NH当たり20EO基までエトキシル化されている600g/モルのポリエチレンイミンコアがあり、BASFより入手可能である。
有用なアルコキシル化ポリアミン系ポリマーとしては、アルコキシル化ポリエチレンイミン型が挙げられ、当該アルコキシル化ポリアルキレンイミンは、ポリアルキレンイミンコアにおける少なくとも1つの窒素原子に結合した1つ以上の側鎖を有するポリアルキレンイミンコアを有し、当該アルコキシル化ポリアルキレンイミンは、(PEI)−(EO)−Rの実験式(I)(式中、aは、当該アルコキシル化ポリエチレンイミンのポリアルキレンイミンコアの数平均平均分子量(MWPEI)であり、100〜100,000ダルトンの範囲であり、bは、当該アルコキシル化ポリアルキレンイミンの当該1つ以上の側鎖における平均エトキシル化度であり、5〜40の範囲であり、Rは、独立して、水素、C〜Cアルキル、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される)を有する。
他の好適なアルコキシル化ポリアルキレンイミンとしては、当該アルコキシル化ポリアルキレンイミンが、ポリアルキレンイミンコアにおける少なくとも1つの窒素原子に結合した1つ以上の側鎖を有するポリアルキレンイミンコアを有し、当該アルコキシル化ポリアルキレンイミンが、(PEI)−(EO)(PO)−R又は(PEI)−(PO)(EO)−Rの実験式(II)(式中、oは、アルコキシル化ポリアルキレンイミンのポリアルキレンイミンコアの数平均平均分子量(MWPEI)であり、100〜100,000ダルトンの範囲であり、mは、10〜50の範囲の、当該アルコキシル化ポリアルキレンイミンの当該1つ以上の側鎖における平均エトキシル化度であり、nは、1〜50の範囲の、当該アルコキシル化ポリアルキレンイミンの当該1つ以上の側鎖における平均プロポキシル化度であり、Rは、独立して、水素、C〜Cアルキル、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される)を有するものが挙げられる。
両親媒性グラフトコポリマー:両親媒性グラフトコポリマーも、本発明に従って使用することができる。特に有用なポリマーとしては、(i)ポリエチレングリコール主鎖と(ii)ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール及びこれらの混合物から選択される少なくとも1つのペンダント部分とを含むものが挙げられ、本発明においても有用である。好適なポリエチレングリコールポリマーとしては、(i)ポリエチレングリコールを含む親水性主鎖、並びに(ii)C〜C25アルキル基、ポリプロピレン、ポリブチレン、飽和C〜Cモノカルボン酸のビニルエステル、アクリル酸又はメタクリル酸のC〜Cアルキルエステル、及びこれらの混合物からなる群から選択される疎水性側鎖(複数可)を含む、ランダムグラフトコポリマーが挙げられる。好適なポリエチレングリコールポリマーは、ランダムグラフト化ポリ酢酸ビニル側鎖を有するポリエチレングリコール主鎖を有する。ポリエチレングリコール主鎖の平均分子量は、2,000Da〜20,000Da、又は4,000Da〜8,000Daの範囲であってもよい。ポリエチレングリコール主鎖のポリ酢酸ビニル側鎖に対する分子量比は、1:1〜1:5又は1:1.2〜1:2の範囲であってもよい。エチレンオキシド単位当たりのグラフト部位の平均数は、1未満、又は0.8未満であってもよく、エチレンオキシド単位当たりのグラフト部位の平均数は、0.5〜0.9の範囲であってもよく、あるいはエチレンオキシド単位当たりのグラフト部位の平均数は、0.1〜0.5、又は0.2〜0.4の範囲であってもよい。好適なポリエチレングリコールポリマーは、Sokalan HP22である。好適なポリエチレングリコールポリマーについては、国際公開第08/007320号に記載されている。
セルロース系ポリマー:セルロース系ポリマーは、本発明に従って使用することができる。好適なセルロース系ポリマーは、アルキルセルロース、アルキルアルコキシアルキルセルロース、カルボキシルアルキルセルロース、アルキルカルボキシアルキルセルロース、スルホアルキルセルロースから選択され、より好ましくは、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、及びこれらの混合物から選択される。
好適なカルボキシメチルセルロースは、0.5〜0.9のカルボキシメチル置換度、及び100,000Da〜300,000Daの分子量を有する。
好適なカルボキシメチルセルロースは、例えば、国際公開第09/154933号に記載されているように、0.65超の置換度及び0.45超のブロック性度を有する。
また、本発明の消費者製品は、アルキルセルロース、アルキルアルコキシアルキルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、アルキルカルボキシアルキルセルロースから選択されるものを含む、1つ以上のセルロースポリマーを含んでいてもよい。一態様では、セルロースポリマーは、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、及びこれらの混合物を含む群から選択される。一態様では、カルボキシメチルセルロースは、0.5〜0.9のカルボキシメチル置換度及び100,000Da〜300,000Daの分子量を有する。カルボキシメチルセルロースポリマーの例は、CPKelkoによってFinnfix(登録商標)GDAとして市販されているカルボキシメチルセルロース、疎水変性カルボキシメチルセルロース、例えば、CPKelcoによってFinnfix(登録商標)SH1として市販されているカルボキシメチルセルロースのアルキルケテンダイマー誘導体、又はCPKelcoによってFinnfix(登録商標)Vとして市販されているブロック状カルボキシメチルセルロースである。
カチオン性ポリマー:カチオン性ポリマーも、本発明に従って使用することができる。好適なカチオン性ポリマーは、組成物の意図する用途のpH(一般的に、pH3〜pH9、一実施形態ではpH4〜pH8の範囲のpH)において、少なくとも0.5meq/gm、別の実施形態では少なくとも0.9meq/gm、別の実施形態では少なくとも1.2meq/gm、更に別の実施形態では少なくとも1.5meq/gmであるが、一実施形態では7meq/gm未満、別の実施形態では5meq/gm未満のカチオン電荷密度を有する。本明細書において、ポリマーの「カチオン電荷密度」とは、ポリマー上の正電荷数の、ポリマーの分子量に対する比を指す。このような好適なカチオン性ポリマーの平均分子量は、一般的に、10,000〜10,000,000、一実施形態では、50,000〜5,000,000、別の実施形態では100,000〜3,000,000である。
本発明の組成物に用いるのに好適なカチオン性ポリマーは、四級アンモニウムなどのカチオン性窒素含有部分、又はプロトン化されたカチオン性アミノ部分を含有する。ポリマーが、水中、組成物中、若しくは組成物のコアセルベート相中で可溶性のままであり、かつ対イオンが、組成物の必須成分と物理的及び化学的に適合性があるか、又はそうでなければ、製品の性能、安定性若しくは審美性を過度に損なうことがない限り、任意のアニオン性対イオンをカチオン性ポリマーと併せて使用してもよい。このような対イオンの非限定的な例としては、ハロゲン化物(例えば、塩化物、フッ化物、臭化物、ヨウ化物)、硫酸塩及び硫酸メチルが挙げられる。
このようなポリマーの非限定的な例は、CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary、第3版、Estrin、Crosley及びHaynes編(The Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Inc.(Washington,D.C.)(1982年))に記載されている。
本発明に従って使用され得る特に有用なカチオン性ポリマーとしては、カチオン性セルロース、カチオン性グアー、ポリ(アクリルアミド−コ−ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(アクリルアミド−コ−ジアリルジメチルアンモニウムクロリド−コ−アクリル酸)、ポリ(アクリルアミド−コ−メタクリロアミドプロピル−ペンタメチル−1,3−プロピレン−2−オール−アンモニウムジクロリド)、ポリ(アクリルアミド−コ−N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート)及びその四級化誘導体、ポリ(アクリルアミド−コ−N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート)及びその四級化誘導体、ポリ(アクリルアミド−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(アクリルアミド−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド−コ−アクリル酸)、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロリド−コ−アクリル酸)、ポリ(エチルメタクリレート−コ−オレイルメタクリレート−コ−ジエチルアミノエチルメタクリレート)及びその四級化誘導体、ポリ(エチルメタクリレート−コ−ジメチルアミノエチルメタクリレート)及びその四級化誘導体、ポリ(ヒドロキシプロピルアクリレート−コ−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)及びその四級化誘導体、ポリ(ヒドロキシエチルアクリレート−コ−ジメチルアミノエチルメタクリレート)及びその四級化誘導体、ポリ(メチルアクリルアミド−コ−ジメチルアミノエチルアクリレート)及びその四級化誘導体、ポリ(メタクリレート−コ−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(ビニルホルムアミド−コ−アクリル酸−コ−ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(ビニルホルムアミド−コ−ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(ビニルピロリドン−コ−アクリルアミド−コ−ビニルイミダゾール)及びその四級化誘導体、ポリ(ビニルピロリドン−コ−ジメチルアミノエチルメタクリレート)及びその四級化誘導体、ポリ(ビニルピロリドン−コ−メタクリルアミド−コ−ビニルイミダゾール)及びその四級化誘導体、ポリ(ビニルピロリドン−コ−ビニルイミダゾール)及びその四級化誘導体、ポリエチレンイミン(及びその四級化誘導体を含む)、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるポリマーを含むカチオン性ポリマーが挙げられる。
本組成物に使用するのに好適な他のカチオン性ポリマーとしては、多糖類ポリマー、カチオン性グアーガム誘導体、第四級窒素含有セルロースエーテル、合成ポリマー、エーテル化セルロース、グアー及びデンプンのコポリマーが挙げられる。使用されるとき、本明細書におけるカチオン性ポリマーは、組成物に可溶性であるか、又は上述のカチオン性ポリマー、並びにアニオン性、両性及び/又は双極性界面活性剤成分によって形成される組成物中の複合コアセルベート相に可溶性である。また、カチオン性ポリマーの複合コアセルベートは、組成物中の他の帯電物質と共に形成することもできる。
好適なカチオン性ポリマーは、米国特許第3,962,418号、同第3,958,581号、及び米国特許出願公開第2007/0207109(A1)号に記載されているものである。
移染阻害剤(DTI)。当該組成物は、1種以上の移染防止剤を含んでよい。本発明の一実施形態では、驚くべきことに、特定の染料に加えて、ポリマー移染防止剤を含む組成物は、性能が向上することを本発明者らは発見した。これは、驚くべきことに、ポリマー移染防止剤が染料の付着を防ぐためである。好適な移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン及びポリビニルイミダゾール又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限らない。好適な例としては、Ashland Aqualon製のPVP−K15、PVP−K30、ChromaBond S−400、ChromaBond S−403E及びChromabond S−100、並びにBASF製のSokalan HP165、Sokalan HP50、Sokalan HP53、Sokalan HP59、Sokalan(登録商標)HP56K、Sokalan(登録商標)HP66が挙げられる。染料制御剤は、(i)スルホン化フェノール/ホルムアルデヒドポリマー、(ii)尿素誘導体、(iii)染料で分子インプリントされた、エチレン性不飽和モノマーのポリマー、(iv)約2μm以下の平均直径を有する、非水溶性ポリアミドからなる繊維、(v)ベンゾオキサジンモノマー化合物の重合から得ることができるポリマー、及び(vi)これらの組み合わせから選択され得る。他の好適なDTIは、国際公開第2012/004134号に記載されているとおりである。移染防止剤は、対象組成物中に存在する場合、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、約0.01重量%〜約5重量%、又は更には約0.1重量%〜約3重量%の濃度で存在してよい。
他の水溶性ポリマー:水溶性ポリマーの例としては、限定されるものではないが、ポリビニルアルコール(PVA)、変性PVA;ポリビニルピロリドン;PVA/ポリビニルピロリドン及びPVA/ポリビニルアミンなどのPVAコポリマー;部分加水分解されたポリ酢酸ビニル;ポリエチレンオキシドなどのポリアルキレンオキシド;ポリエチレングリコール;アクリルアミド;アクリル酸;セルロース;メチルセルロース、エチルセルロース及びプロピルセルロースなどのアルキルセルロース材料;セルロースエーテル;セルロースエステル;セルロースアミド;ポリ酢酸ビニル;ポリカルボン酸及び塩;ポリアミノ酸又はペプチド;ポリアミド、ポリアクリルアミド;マレイン酸/アクリル酸のコポリマー;デンプン、変性デンプンを含む多糖類;ゼラチン;アルギネート;キシログルカン;キシラン、グルクロノキシラン、アラビノキシラン、マンナン、グルコマンナン及びガラクトグルコマンナンを含む他のヘミセルロース系多糖類;並びにペクチン、キサンタン、及びカラギーナン、ローカストビーン、アラビア、トラガカントなどの天然ガム、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
アミンの非限定例としては、限定されるものではないが、エーテルアミン、環状アミン、ポリアミン、オリゴアミン(例えばトリアミン、ジアミン、ペンタアミン、テトラアミン)、又はこれらの組み合わせが挙げられる。本明細書に記載の組成物は、オリゴアミン、エーテルアミン、環状アミン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるアミンを含んでもよい。いくつかの態様では、アミンはアルカノールアミンではない。いくつかの態様では、アミンはポリアルキレンイミンではない。
好適なオリゴアミンの例としては、テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラアミン、ジエチレントリアミン、及びこれらの混合物が挙げられる。
エーテルアミン:本明細書に記載される洗浄組成物は、エーテルアミンを含有し得る。当該洗浄組成物は、当該組成物の約0.1重量%〜10重量%、又は約0.2重量%〜約5重量%、又は約0.5重量%〜約4重量%のエーテルアミンを含有し得る。
本開示のエーテルアミンは、約グラム/モル1000グラム/モル未満、又は約100〜約800グラム/モル、又は約200〜約450グラム/モル、又は約290〜約1000グラム/モル、又は約290〜約900グラム/モル、又は約300〜約700グラム/モル、又は約300〜約450グラム/モルの重量平均分子量を有し得る。本発明のエーテルアミンは、約150、又は約200、又は約350、又は約500グラム/モルから約1000、又は約900、又は約800グラム/モルまでの重量平均分子量を有し得る。
アルコキシル化フェノール化合物:本開示の洗浄組成物は、アルコキシル化フェノール化合物を含み得る。アルコキシル化フェノール化合物は、アルコキシル化ポリアリールフェノール化合物、アルコキシル化ポリアルキルフェノール化合物、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。アルコキシル化フェノール化合物は、アルコキシル化ポリアリールフェノール化合物であってよい。アルコキシル化フェノール化合物は、アルコキシル化ポリアルキルフェノール化合物であってよい。
アルコキシル化フェノール化合物は、洗浄組成物の約0.2重量%〜約10重量%又は約0.5重量%〜約5重量%の濃度で当該洗浄組成物中に存在し得る。
アルコキシル化フェノール化合物は、280〜2880の重量平均分子量を有し得る。
酵素。好ましくは、当該組成物は1つ以上の酵素を含む。好ましい酵素は、洗浄性能及び/又は布地ケア効果をもたらす。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクテートリアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。典型的な組み合わせは、例えば、プロテアーゼ及びリパーゼをアミラーゼと共に含んでよい酵素カクテルである。当該組成物中に存在する場合、上記の追加の酵素は、当該組成物の約0.00001重量%〜約2重量%、約0.0001重量%〜約1重量%、又は更には約0.001重量%〜約0.5重量%の酵素タンパク質濃度で存在し得る。
プロテアーゼ。好ましくは、当該組成物は、1つ以上のプロテアーゼを含む。好適なプロテアーゼとしては、メタロプロテアーゼ及びセリンプロテアーゼが挙げられ、例えば、サブチリシン(EC 3.4.21.62)などの中性又はアルカリ性微生物セリンプロテアーゼを含む。好適なプロテアーゼとしては、動物、植物又は微生物起源のものが挙げられる。一態様では、このような好適なプロテアーゼは、微生物起源のものであってもよい。好適なプロテアーゼとしては、前述の好適なプロテアーゼの化学的又は遺伝的に改変された突然変異体が挙げられる。一態様では、好適なプロテアーゼは、アルカリ性微生物プロテアーゼ又は/及びトリプシン型プロテアーゼなどのセリンプロテアーゼであってよい。好適な中性又はアルカリ性プロテアーゼの例としては、以下が挙げられる。
(a)米国特許第6,312,936(B1)号、同第5,679,630号、同第4,760,025号、同第7,262,042号、及び国際公開第09/021867号に記載されている、バチルス・レンタス(Bacillus lentus)、バチルス・アルカロフィラス(B. alkalophilus)、バチルス・ズブチルス(B. subtilis)、バチルス・アミロリケファシエンス(B. amyloliquefaciens)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)及びバチルス・ギブソニイ(Bacillus gibsonii)などのバチルス属由来のものを含むサブチリシン(EC 3.4.21.62)。
(b)国際公開第89/06270号に記載されているフサリウム属プロテアーゼ、並びに同第05/052161号及び同第05/052146号に記載されているセルロモナス属に由来するキモトリプシンプロテアーゼを含む、トリプシン(例えば、ブタ又はウシ起源)などのトリプシン型又はキモトリプシン型のプロテアーゼ。
(c)国際公開第07/044993(A2)号に記載されているバチルス・アミロリケファシエンスに由来するものを含むメタロプロテアーゼ。
好ましいプロテアーゼとしては、バチルス・ギブソニイ又はバチルス・レンタスに由来するものが挙げられる。
好適な市販のプロテアーゼ酵素としては、Novozymes A/S(Denmark)によってAlcalase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Primase(登録商標)、Durazym(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase Ultra(登録商標)、Savinase Ultra(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)及びEsperase(登録商標)の商品名で販売されているもの、Genencor InternationalによってMaxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)及びPurafect OXP(登録商標)の商品名で販売されているもの、Solvay EnzymesによってOpticlean(登録商標)及びOptimase(登録商標)の商品名で販売されているもの、Henkel/Kemiraから入手可能なもの、すなわちBLAP(以下の突然変異:S99D+S101R+S103A+V104I+G159Sを有する米国特許第5,352,604号の図29に示されている配列、以下BLAPと称する)、BLAP R(S3T+V4I+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP)、BLAP X(S3T+V4I+V205Iを有するBLAP)及びBLAP F49(S3T+V4I+A194P+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP)(いずれもHenkel/Kemira製)、並びに花王製のKAP(突然変異A230V+S256G+S259Nを有するバチルス・アルカロフィラスのサブチリシン)が挙げられる。
アミラーゼ。好ましくは、当該組成物は、アミラーゼを含んでもよい。好適なα−アミラーゼとしては、細菌又は真菌起源のものが挙げられる。化学的又は遺伝的に改変された突然変異体(変異体)が含まれる。好ましいアルカリ性α−アミラーゼは、バチルス(Bacillus)の菌種に由来するもの、例えば、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、バチルス・ズブチリス(Bacillus subtilis)、又は他のバチルス属(Bacillus sp)、例えばバチルス属(Bacillus sp)のNCIB 12289、NCIB 12512、NCIB 12513、DSM 9375(米国特許第7,153,818号)、DSM 12368、DSMZ no.12649、KSM AP1378(国際公開第97/00324号)、KSM K36又はKSM K38(欧州特許第1,022,334号)である。好ましいアミラーゼとしては、以下が挙げられる:
(a)国際公開第94/02597号、同第94/18314号、同第96/23874号及び同第97/43424号に記載されている変異体、特に国際公開第96/23874号に配列番号2として列挙されている酵素に対して、以下の位置:15、23、105、106、124、128、133、154、156、181、188、190、197、202、208、209、243、264、304、305、391、408及び444の1つ以上が置換されている変異体。
(b)米国特許第5,856,164号、並びに国際公開第99/23211号、同第96/23873号、同第00/60060号及び同第06/002643号に記載されている変異体、特に国際公開第06/002643号に配列番号12として列挙されているAA560酵素に対して、以下の位置:
26、30、33、82、37、106、118、128、133、149、150、160、178、182、186、193、203、214、231、256、257、258、269、270、272、283、295、296、298、299、303、304、305、311、314、315、318、319、339、345、361、378、383、419、421、437、441、444、445、446、447、450、461、471、482、484の1つ以上が置換されている変異体、好ましくはD183及びG184の欠失も含有する変異体。
(c)国際公開第06/002643号における配列番号4、バチルス属SP722由来の野生型酵素と少なくとも90%の同一性を示す変異体、特に183及び184位に欠失を有する変異体、並びに参照によって本明細書に組み込まれる国際公開第00/60060号に記載されている変異体。
(d)バチルス属707の野生型酵素(米国特許第6,093,562号の配列番号7)と少なくとも95%の同一性を示す変異体、特に、以下の突然変異M202、M208、S255、R172、及び/又はM261の1つ以上を含むもの。好ましくは、当該アミラーゼは、M202L、M202V、M202S、M202T、M202I、M202Q、M202W、S255N及び/又はR172Qの1つ以上を含む。特に好ましいのは、M202L又はM202T突然変異を含むものである。
(e)国際公開第09/149130号に記載されている変異体、好ましくは国際公開第09/149130号において配列番号1又は配列番号2と少なくとも90%の同一性を示すもの、ゲオバチルス・ステアロフェルモフィルス(Geobacillus Stearophermophilus)に由来する野生型酵素又はその切断バージョン。
好適な市販のα−アミラーゼとしては、DURAMYL(登録商標)、LIQUEZYME(登録商標)、TERMAMYL(登録商標)、TERMAMYL ULTRA(登録商標)、NATALASE(登録商標)、SUPRAMYL(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、FUNGAMYL(登録商標)及びBAN(登録商標)(Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark))、KEMZYM(登録商標)AT 9000(Biozym Biotech Trading GmbH(Wehlistrasse 27b A−1200 Wien Austria)、RAPIDASE(登録商標)、PURASTAR(登録商標)、ENZYSIZE(登録商標)、OPTISIZE HT PLUS(登録商標)、POWERASE(登録商標)及びPURASTAR OXAM(登録商標)(Genencor International Inc.,(Palo Alto,California)、並びにKAM(登録商標)(花王株式会社(日本、103−8210、東京都中央区日本橋茅場町1丁目14−10))が挙げられる。一態様では、好適なアミラーゼとしては、NATALASE(登録商標)、STAINZYME(登録商標)及びSTAINZYME PLUS(登録商標)並びにこれらの混合物が挙げられる。
リパーゼ。好ましくは、本発明は、米国特許第6,939,702(B1)号及び米国特許出願公開第2009/0217464号に記載されているものなどの「第1のサイクルリパーゼ」を含む、1つ以上のリパーゼを含む。好ましいリパーゼは、第1の洗浄リパーゼである。本発明の一実施形態では、当該組成物は、第1の洗浄リパーゼを含む。第1の洗浄リパーゼは、以下のアミノ酸配列を有するポリペプチドであるリパーゼを含む:(a)フミコーラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)株DSM 4109由来の野生型リパーゼと少なくとも90%の同一性を有する、(b)当該野生型リパーゼと比較して、E1若しくはQ249の15A以内の三次元構造の表面における電気的に中性若しくは負に荷電されたアミノ酸の、正に荷電されたアミノ酸による置換を含む、及び(c)C末端にペプチド付加を含む、及び/又は(d)N末端にペプチド付加を含む、及び/又は(e)以下の制限を満たす:i)当該野生型リパーゼのE210位に負のアミノ酸を含む、ii)当該野生型リパーゼの90〜101位に対応する領域に負に荷電されたアミノ酸を含む、及びiii)N94若しくは当該野生型リパーゼに対応する位置に中性若しくは負のアミノ酸を含む、及び/又は当該野生型リパーゼの90〜101位に対応する領域に負若しくは中性の正味電荷を有する。T231R及びN233Rの突然変異の1つ以上を含む、サーモマイセス・ラヌギノサス(Thermomyces lanuginosus)由来の野生型リパーゼの変異体が好ましい。野生型配列は、Swissprotアクセッション番号Swiss−Prot O59952(サーモマイセス・ラヌギノサス(Thermomyces lanuginosus)(フミコーラ・ラヌギノサ)由来)の269個のアミノ酸(アミノ酸23〜291)である。好ましいリパーゼとしては、商標名Lipex(登録商標)、Lipolex(登録商標)及びLipoclean(登録商標)として販売されているものが挙げられる。
エンドグルカナーゼ。その他の好ましい酵素としては、エンド−β−1,4−グルカナーゼ活性を示す微生物由来のエンドグルカナーゼ(E.C.3.2.1.4)が挙げられ、米国特許第7,141,403(B2)号におけるアミノ酸配列の配列番号2と少なくとも90%、94%、97%及び更には99%の同一性を示す配列を有するバチルス属のメンバーに対して内因性である細菌ポリペプチド及びこれらの混合物が挙げられる。好適なエンドグルカナーゼは、商標名Celluclean(登録商標)及びWhitezyme(登録商標)(Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark)として販売されている。
ペクチン酸リアーゼ。他の好ましい酵素としては、商標名Pectawash(登録商標)、Pectaway(登録商標)、Xpect(登録商標)として販売されているペクチン酸リアーゼ、並びに商標名Mannaway(登録商標)(全てNovozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark)製)及びPurabrite(登録商標)(Genencor International Inc.(Palo Alto,California))として販売されているマンナナーゼが挙げられる。
ヌクレアーゼ酵素。当該組成物は、ヌクレアーゼ酵素を含み得る。ヌクレアーゼ酵素は、核酸のヌクレオチドサブユニット間のホスホジエステル結合を切断することができる酵素である。本明細書におけるヌクレアーゼ酵素は、好ましくは、デオキシリボヌクレアーゼ若しくはリボヌクレアーゼ酵素又はこれらの機能的断片である。機能的断片又は部分とは、DNA骨格鎖におけるホスホジエステル結合の切断を触媒するヌクレアーゼ酵素の部分を意味し、したがって、触媒活性を保持する当該ヌクレアーゼタンパク質の領域である。したがって、それは、その機能が維持されている酵素及び/又は変異体及び/又は誘導体及び/又はホモログの、切頭されているが、機能的なバージョンを含む。
好ましくは、ヌクレアーゼ酵素は、好ましくは、以下のクラスのいずれかから選択されるデオキシリボヌクレアーゼである:E.C.3.1.21.x(式中、x=1、2、3、4、5、6、7、8又は9である)、E.C.3.1.22.y(式中、y=1、2、4又は5である)、E.C.3.1.30.z(式中、z=1又は2である)、E.C.3.1.31.1、及びこれらの混合物。
漂白剤。当該組成物は1つ以上の漂白剤を含むことが好ましい場合がある。漂白触媒以外の好適な漂白剤は、光触媒、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予形成過酸及びこれらの混合物を含む。一般に、漂白剤を用いるとき、本発明の組成物は、対象組成物の約0.1重量%〜約50重量%、又は更には約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤又は漂白剤の混合物を含んでもよい。好適な漂白剤の例としては以下が挙げられる。
(1)光漂白剤、例えば、スルホン化亜鉛フタロシアニン、スルホン化アルミニウムフタロシアニン、キサンテン染料、チオキサントン、及びこれらの混合物。
(2)予形成過酸:好適な予形成過酸としては、予形成ペルオキシ酸又はその塩、典型的には過カルボン酸及び塩、過炭酸及び塩、過イミド酸及び塩、ペルオキシ一硫酸及び塩、例えばOxone(登録商標)、並びにこれらの混合物からなる群から選択される化合物が挙げられるが、これらに限らない。
特に好ましいペルオキシ酸は、フタルイミド−ペルオキシ−アルカン酸、特に、ε−フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)である。好ましくは、ペルオキシ酸又はその塩の融点は30℃〜60℃の範囲である。
(3)過酸化水素源、例えば、過ホウ酸塩(通常、一水和物又は四水和物)、過炭酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩及びこれらの混合物のナトリウム塩などのアルカリ金属塩を含む、無機過水和物の塩。無機過水和物の塩は、使用する場合、典型的には、布地ケア及びホームケア製品全体の0.05〜40重量%又は1〜30重量%の量で存在し、典型的には、コーティングされ得る結晶性固体としてこのような布地ケア及びホームケア製品に配合される。好適なコーティングとしては、無機塩、例えば、アルカリ金属ケイ酸塩、炭酸塩若しくはホウ酸塩又はこれらの混合物、又は有機物質、例えば、水溶性若しくは分散性ポリマー、ワックス、油又は脂肪石鹸などが挙げられる。
(4)R−(C=O)−Lを有する漂白活性化剤、Rはアルキル基であり、場合により分岐しており、漂白活性化剤が疎水性である場合、6〜14個の炭素原子、又は8〜12個の炭素原子を有し、漂白活性化剤が親水性である場合、6つ未満の炭素原子又は更には4つ未満の炭素原子を有し、Lは脱離基である。好適な脱離基の例は、安息香酸及びその誘導体、特にベンゼンスルホネートである。好適な漂白活性化剤としては、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシ安息香酸又はその塩、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)及びノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)が挙げられる。
(5)漂白触媒。本発明の組成物は、ペルオキシ酸及び/又はその塩から酸素原子を受け取って、その酸素原子を酸化可能な基質に転移させることができる1つ以上の漂白触媒を含んでいてもよい。好適な漂白触媒としては、イミニウムカチオン及びポリイオン;イミニウム双性イオン;修飾アミン;修飾アミンオキシド;N−スルホニルイミン;N−ホスホニルイミン;N−アシルイミン;チアジアゾールジオキシド;ペルフルオロイミン;環状糖ケトン及びαアミノ−ケトン並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。特に好ましい一触媒は、4−(2−(2−((2−ヒドロキシフェニルメチル)メチレン)−ヒドラジニル)−2−オキソエチル)−4−メチルクロリドなどのアシルヒドラゾン型である。
(6)当該組成物は、好ましくは、触媒金属錯体を含み得る。金属含有漂白触媒の好ましい一種は、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、又はマンガンのカチオンなどの、規定の漂白触媒活性の遷移金属カチオンを含む触媒系である。
必要に応じて、本明細書における組成物は、マンガン化合物によって触媒され得る。このような化合物及び使用レベルは、当該技術分野において周知であり、例えば、米国特許第5,576,282号に開示されているマンガン系触媒が挙げられる。いくつかの実施形態では、組成物中に追加の酸化剤源は存在せず、空気由来の分子酸素が酸化源を提供する。
本明細書において有用なコバルト漂白触媒は公知であり、例えば、米国特許第5,597,936号、同第5,595,967号に記載されている。
存在する場合、過酸化水素/過酸及び/又は漂白活性化剤の供給源は、概して、布地ケア及びホームケア製品に基づいて約0.1〜約60重量%、約0.5〜約40重量%又は更には約0.6〜約10重量%の量で組成物中に存在する。1種以上の疎水性過酸又はその前駆体は、1種以上の親水性過酸又はその前駆体と組み合わせて使用することができる。
典型的には、過酸化水素源及び漂白活性化剤は、一緒に配合される。有効酸素(過酸化物源由来)の過酸に対するモル比が1:1〜35:1、又は更には2:1〜10:1になるように、過酸化水素源及び過酸又は漂白活性化剤の量を選択してもよい。液体洗剤に配合される場合、過酸化物源及び活性化剤は、ホウ酸塩/ソルビトールなどのpHジャンプ系と共に低pH、典型的には3〜5で配合され得る。
本発明の洗濯ケア組成物は、特に、典型的にほとんどの家庭用上水道にみられるような塩素化水中で使用することができる。あるいは、ロイコを含む系は、電気分解などの他の漂白源と共に使用されてもよく、自動投入システムで使用されてもよい。
ビルダー。好ましくは、当該組成物は、1つ以上のビルダー又はビルダー系を含み得る。ビルダーを用いる場合、本発明の組成物は、典型的には、少なくとも1%、2%〜60%のビルダーを含む。本組成物は、低レベル、例えば1〜10又は5重量%のリン酸塩及び/又はゼオライトを含むことが好ましい場合がある。本組成物は、更には、強力なビルダーを実質的に含んでいなくてもよい。強力なビルダーを実質的に含まないとは、ゼオライト及び/又はリン酸塩が「意図的に添加されない」ことを意味する。典型的なゼオライトビルダーとしては、ゼオライトA、ゼオライトP及びゼオライトMAPが挙げられる。典型的なリン酸塩ビルダーは、トリポリリン酸ナトリウムである。
キレート剤。好ましくは、当該組成物は、キレート剤及び/又は結晶成長阻害物質を含む。好適な分子としては、銅、鉄、及び/又はマンガンキレート剤並びにこれらの混合物が挙げられる。好適な分子としては、ヒドロキサム酸、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、サクシネート、これらの塩、及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書に用いるのに好適なキレート剤の非限定的な例としては、エチレンジアミンテトラアセテート、N−(ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、エタノールジグリシン、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、エチレンジアミンジスクシネート(EDDS)、ヒドロキシエタンジメチレンホスホン酸(HEDP)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、これらの塩、及びこれらの混合物が挙げられる。本発明で用いるキレート剤の他の非限定的な例は、米国特許第7445644号、同第7585376号及び米国特許出願公開第2009/0176684(A1)号に見出される。本明細書に用いるのに好適な他のキレート剤は、市販のDEQUESTシリーズ、並びにMonsanto、DuPont、及びNalco,Inc.製のキレート剤である。更に他の好適なキレート剤としては、ピリジニルNオキシド型が挙げられる。
蛍光増白剤。好ましくは、当該組成物は、1つ以上の蛍光増白剤を含む。本発明において有用である場合がある市販の蛍光増白剤は、サブグループに分類することができ、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5及び6員環の複素環、並びにその他の様々な物質の誘導体が挙げられるが、これらに限らない。特に好ましい増白剤は、2(4−スチリル−3−スルホフェニル)−2H−ナフトール(napthol)[1,2−d]トリアゾールナトリウム、4,4’−ビス{[(4−アニリノ−6−(Nメチル−N−2−ヒドロキシエチル)アミノ1,3,5−トリアジン−2−イル)]アミノ}スチルベン−2−2−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4’−ビス{[(4−アニリノ−6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)]アミノ}スチルベン−2−2’ジスルホン酸二ナトリウム、及び4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウムから選択される。このような増白剤の他の例は、「The Production and Application of Fluorescent Brightening Agents」(M.Zahradnik、John Wiley & Sons刊、New York(1982年))に開示されている。本組成物において有用である蛍光増白剤の具体的な非限定例は、米国特許第4,790,856号及び同第3,646,015号に特定されているものである。
好ましい増白剤は、以下の構造を有する。
Figure 2019533058
好適な蛍光増白剤濃度としては、約0.01、約0.05、約0.1又は更には約0.2重量%の下限から0.5又は更には0.75重量%の上限までが挙げられる。
一態様では、増白剤を粘土に装填して粒子を形成してもよい。
好ましい増白剤は、全て又は大部分(典型的には少なくとも50重量%、少なくとも75重量%、少なくとも90重量%、少なくとも99重量%)がα結晶構造である。非常に好ましい増白剤は、C.I.蛍光増白剤260、好ましくは以下の構造を有するものを含む。
Figure 2019533058
これは、冷水、例えば30℃若しくは25℃又は更には20℃未満の水によく溶解するので、特に有用であり得る。
酵素安定剤。当該組成物は、好ましくは、酵素安定剤を含み得る。例えば、カルシウム及び/又はマグネシウムイオンを酵素に供給する最終布地ケア及びホームケア製品中にカルシウム及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源を存在させることによって、任意の従来の酵素安定剤を用いてよい。プロテアーゼを含む水性組成物の場合、ホウ酸塩を含むホウ素化合物、すなわち好ましくは4−ホルミルフェニルボロン酸、フェニルボロン酸及びこれらの誘導体、又はギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウム及び1,2−プロパンジオールのような化合物といった、可逆的プロテアーゼ阻害剤を加えて、更に安定性を向上させることができる。
溶媒系。本発明の組成物中の溶媒系は、水のみを含む溶媒系であることも、水を含まないか又は好ましくは水を含む有機溶媒の混合物であることもできる。
有機溶媒
当該組成物は、任意に、有機溶媒を含み得る。好適な有機溶媒としては、C4〜14エーテル及びジエーテル、グリコール、アルコキシル化グリコール、C〜C16グリコールエーテル、アルコキシル化芳香族アルコール、芳香族アルコール、脂肪族分岐鎖アルコール、アルコキシル化脂肪族分岐鎖アルコール、アルコキシル化直鎖C〜Cアルコール、直鎖C〜Cアルコール、アミン、C〜C14アルキル及びシクロアルキル炭化水素及びハロ炭化水素、並びにこれらの混合物が挙げられる。好適な有機溶媒としては、1,2−プロパンジオール、2,3ブタンジオール、エタノール、グリセロール、エトキシル化グリセロール、ジプロピレングリコール、メチルプロパンジオール及びこれらの混合物が挙げられる。また、他の低級アルコール、C1〜C4アルカノールアミン、例えば、モノエタノールアミン及びトリエタノールアミンなどを使用してもよい。溶媒系は、例えば本発明の無水固形物実施形態には存在しなくてもよいが、より典型的には、液体洗剤組成物の約0.1重量%〜約98重量%の範囲、好ましくは少なくとも約1重量%〜約50重量%、より通常は約5重量%〜約25重量%、あるいは約1重量%〜約10重量%の当該有機溶媒の濃度で存在する。これら有機溶媒は、水と共に使用されてもよく、又は水なしで使用されてもよい。
構造化液体:本発明のいくつかの実施形態では、当該組成物は、構造化された液体の形態である。このような構造化された液体は、内部的に構造化されて、一次成分(例えば、界面活性剤物質)によって構造体を形成してもよく、及び/又は例えば、増粘剤として用いるために、二次成分(例えば、ポリマー、粘土及び/又はケイ酸塩物質)を用いて三次元マトリックス構造をもたらすことによって、外部的に構造化してもよい。当該組成物は、構造化剤を含んでいてよく、好ましくは、0.01重量%〜5重量%、0.1重量%〜2.0重量%の構造化剤を含んでもよい。好適な構造化剤の例は、米国特許出願公開第2006/0205631(A1)号、同第2005/0203213(A1)号、米国特許第7294611号、同第6855680号に示されている。構造化剤は、典型的には、ジグリセリド及びトリグリセリド、エチレングリコールジステアレート、微結晶セルロース、セルロース系物質、マイクロファイバーセルロース、Polygel W30(3VSigma)などの疎水変性アルカリ膨潤性エマルション、バイオポリマー、キサンタンガム、ジェランガム、硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油の誘導体、例えば、その非エトキシル化誘導体及びこれらの混合物からなる群から選択され、特に、硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油の誘導体、マイクロファイバーセルロース、ヒドロキシ官能性結晶性物質、長鎖脂肪族アルコール、12−ヒドロキシステアリン酸、粘土及びこれらの混合物の群から選択されるものである。好ましい一構造化剤は、好適なヒドロキシ官能性結晶質物質を詳細に定義している米国特許第6,855,680号に記載されている。好ましいのは、硬化ヒマシ油である。いくつかの構造化剤は、ある範囲のアスペクト比を有する糸様構造系を有する。別の好ましい構造化剤は、セルロースに基づくものであり、バイオマス、木材パルプ、柑橘類繊維などを含む多数の供給源に由来してよい。
本発明の組成物は、高融点脂肪族化合物を含んでもよい。本明細書において有用な高融点脂肪族化合物は、25℃以上の融点を有し、脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族アルコール誘導体、脂肪酸誘導体、及びこれらの混合物からなる群から選択される。そのような低融点の化合物は、この項に含まれないと意図される。高融点の化合物の非限定的な例は、International Cosmetic Ingredient Dictionary、第5版(1993年)、及びCTFA Cosmetic Ingredient Handbook、第2版(1992年)に見出される。存在する場合、高融点脂肪族化合物は、濡れた毛髪に塗布している間のツルツル感、乾いた髪の柔らかさ及びしっとりした感触などのコンディショニング効果を向上させる観点から、好ましくは、組成物の0.1重量%〜40重量%、好ましくは1重量%〜30重量%、より好ましくは1.5重量%〜16重量%、1.5重量%〜8重量%のレベルで組成物中に含まれる。
カチオン性ポリマー。本発明の組成物は、カチオン性ポリマーを含有してもよい。本組成物におけるカチオン性ポリマーの濃度は、典型的には0.05%〜3%、別の実施形態では0.075%〜2.0%、更に別の実施形態では0.1%〜1.0%の範囲である。好適なカチオン性ポリマーは、組成物の意図する用途のpH(一般的に、pH3〜pH9、一実施形態ではpH4〜pH8の範囲のpH)において、少なくとも0.5meq/gm、別の実施形態では少なくとも0.9meq/gm、別の実施形態では少なくとも1.2meq/gm、更に別の実施形態では少なくとも1.5meq/gmであるが、一実施形態では7meq/gm未満、別の実施形態では5meq/gm未満のカチオン電荷密度を有する。本明細書において、ポリマーの「カチオン電荷密度」とは、ポリマー上の正電荷数の、ポリマーの分子量に対する比を指す。このような好適なカチオン性ポリマーの平均分子量は、一般的に、10,000〜10,000,000、一実施形態では、50,000〜5,000,000、別の実施形態では100,000〜3,000,000である。
本発明の組成物に用いるのに好適なカチオン性ポリマーは、四級アンモニウムなどのカチオン性窒素含有部分、又はプロトン化されたカチオン性アミノ部分を含有する。ポリマーが、水中、組成物中、若しくは組成物のコアセルベート相中で可溶性のままであり、かつ対イオンが、組成物の必須成分と物理的及び化学的に適合性があるか、又はそうでなければ、製品の性能、安定性若しくは審美性を過度に損なうことがない限り、任意のアニオン性対イオンをカチオン性ポリマーと併せて使用してもよい。このような対イオンの非限定的な例としては、ハロゲン化物(例えば、塩化物、フッ化物、臭化物、ヨウ化物)、硫酸塩及び硫酸メチルが挙げられる。
このようなポリマーの非限定的な例は、CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary、第3版、Estrin、Crosley及びHaynes編(The Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Inc.(Washington,D.C.)(1982年))に記載されている。
本組成物に使用するのに好適な他のカチオン性ポリマーとしては、多糖類ポリマー、カチオン性グアーガム誘導体、第四級窒素含有セルロースエーテル、合成ポリマー、エーテル化セルロース、グアー及びデンプンのコポリマーが挙げられる。使用される場合、本明細書におけるカチオン性ポリマーは、組成物に可溶性であるか、又は上述のカチオン性ポリマー、並びにアニオン性、両性及び/又は双極性界面活性剤成分によって形成される組成物中の複合コアセルベート相に可溶性である。また、カチオン性ポリマーの複合コアセルベートは、組成物中の他の帯電物質と共に形成することもできる。
好適なカチオン性ポリマーは、米国特許第3,962,418号、同第3,958,581号、及び米国特許出願公開第2007/0207109(A1)号に記載されている。
非イオン性ポリマー。本発明の組成物は、非イオン性ポリマーをコンディショニング剤として含んでもよい。1000を超える分子量を有するポリアルキレングリコールが本明細書で有用である。以下の一般式を有するものが有用である:
Figure 2019533058
式中、R95は、H、メチル、及びこれらの混合物からなる群から選択される)。
コンディショニング剤、特にシリコーンが、組成物中に含まれ得る。本発明の組成物に有用なコンディショニング剤は、典型的には、乳化液体粒子を形成する非水溶性で水分散性の不揮発性液体を含む。本組成物に使用するのに好適なコンディショニング剤は、一般的にシリコーン(例えば、シリコーンオイル、カチオン性シリコーン、シリコーンガム、屈折率の高いシリコーン、及びシリコーン樹脂)、有機コンディショニングオイル(例えば、炭化水素油、ポリオレフィン、及び脂肪酸エステル)、若しくはこれらの組み合わせとして特徴付けられるコンディショニング剤、又は別の方法で本明細書の水性界面活性剤マトリックス中に液体の分散粒子を形成するコンディショニング剤である。このようなコンディショニング剤は、組成物の必須成分と物理的及び化学的に適合しなければならず、そうでなければ製品の安定性、審美性又は性能を過度に損なってはならない。
本組成物中のコンディショニング剤の濃度は、所望のコンディショニング効果をもたらすのに十分であるべきである。このような濃度は、コンディショニング剤、所望のコンディショニング性能、コンディショニング剤粒子の平均サイズ、他の成分の種類及び濃度、並びに他の同様の要因によって変動し得る。
シリコーンコンディショニング剤の濃度は、典型的には、約0.01〜約10%の範囲に及ぶ。好適なシリコーンコンディショニング剤の非限定的な例、及びシリコーンのための任意の懸濁剤は、米国再発行特許第34,584号、米国特許第5,104,646号、同第5,106,609号、同第4,152,416号、同第2,826,551号、同第3,964,500号、同第4,364,837号、同第6,607,717号、同第6,482,969号、同第5,807,956号、同第5,981,681号、同第6,207,782号、同第7,465,439号、同第7,041,767号、同第7,217,777号、米国特許出願公開第2007/0286837(A1)号、同第2005/0048549(A1)号、同第2007/0041929(A1)号、英国特許第849,433号、ドイツ特許第10036533号、(これらは全て参照として本明細書に組み込まれる)、「Chemistry and Technology of Silicones」(New York:Academic Press(1968))、ゼネラルエレクトリックシリコーンゴム製品データシートSE 30、SE 33、SE 54、及びSE 76、「Silicon Compounds」(Petrarch Systems,Inc.(1984))、並びにEncyclopedia of Polymer Science and Engineering、第15巻、第2版、pp204〜308,John Wiley & Sons,Inc.(1989年)に記載されている。
有機コンディショニング油。本発明の組成物はまた、単独のコンディショニング剤として、又はシリコーン(本明細書に記述される)などの他のコンディショニング剤と組み合わせたコンディショニング剤としてのいずれかで、約0.05〜約3%の少なくとも1つの有機コンディショニング油を含んでもよい。好適なコンディショニング油としては、炭化水素油、ポリオレフィン、及び脂肪酸エステルが挙げられる。衛生剤。本発明の組成物はまた、リシノール酸亜鉛、チモール、Bardac(登録商標)などの四級アンモニウム塩、ポリエチレンイミン(BASF製のLupasol(登録商標)など)及びこれらの亜鉛錯体、銀及び銀化合物、特に、Ag+又はナノ銀分散体を除放するように設計されているものの1つ以上などの、衛生及び/又は悪臭効果をもたらすための成分を含んでもよい。
プロバイオティクス。当該組成物は、国際公開第2009/043709号に記載されているものなどのプロバイオティクスを含んでもよい。
起泡促進剤。高い起泡性が望ましい場合、当該組成物は、好ましくは、泡起泡促進剤を含んでもよい。好適な例は、好ましくは1%〜10%の濃度で組み込まれるC10〜C16アルカノールアミン又はC10〜C14アルキルサルフェートである。C10〜C14モノエタノール及びジエタノールアミドは、このような起泡促進剤の典型的な種類の例である。このような起泡促進剤を上述のアミンオキシド、ベタイン及びスルタインなどの高起泡性補助界面活性剤と共に使用することも有益である。必要に応じて、MgCl、MgSO、CaCl、CaSOなどの水溶性マグネシウム及び/又はカルシウム塩を、典型的には、0.1%〜2%の濃度で添加して、追加の泡をもたらし、グリース除去能を強化させてもよい。
抑泡剤。泡の形成を低減又は抑制する化合物を本発明の組成物に配合してもよい。泡の抑制は、米国特許第4,489,455号及び同第4,489,574号に記載されている、いわゆる「高濃度洗浄プロセス」、並びにフロントローディング方式の洗濯機において特に重要であり得る。広範な材料を抑泡剤として使用してよく、抑泡剤は当業者に周知である。例えば、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、第7巻、430〜447頁(John Wiley & Sons,Inc.、1979年)を参照されたい。抑泡剤の例としては、モノカルボン脂肪酸及びその可溶性塩、高分子量炭化水素、例えばパラフィン、脂肪酸エステル(例えば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18〜C40ケトン(例えば、ステアロン(stearone))、N−アルキル化アミノトリアジン、好ましくは約100℃未満の融点を有するろう質炭化水素、シリコーン抑泡剤、及び二級アルコールが挙げられる。特に有用なシリコーン抑泡剤は、ジフェニル含有シリコーンに基づく。
シリコーン抑泡剤は、典型的には、洗剤組成物の2.0重量%以下の量で用いられるが、更に多い量を用いてもよい。
真珠光沢剤。国際公開第2011/163457号に記載の真珠光沢剤を本発明の組成物に配合してよい。
真珠光沢剤は、真珠光沢効果を生じさせるために光を反射及び屈折することが可能である結晶性又はガラス状固体の、透明又は半透明の化合物であってよい。典型的には、真珠光沢剤は、それが組み込まれる組成物に不溶性の結晶性粒子である。好ましくは、真珠光沢剤は、薄板又は球体の形状を有する。真珠光沢剤の粒径は通常、200マイクロメートル未満、好ましくは100マイクロメートル未満、より好ましくは50マイクロメートル未満である。無機真珠光沢剤としては、アルミノケイ酸塩及び/又はホウケイ酸塩が挙げられる。好ましいものは、非常に高い屈折率を有するよう処理されたアルミノケイ酸塩及び/又はホウケイ酸塩であり、好ましくはシリカ、金属酸化物、アルミノケイ酸塩及び/又はホウケイ酸塩コーティングしたオキシ塩化物である。より好ましい無機真珠光沢剤は雲母であり、更により好ましくは、BASF Mearlin Superfineなどの、二酸化チタン処理雲母である。
当該組成物は、当該組成物の0.005重量%〜3.0重量%、好ましくは0.01重量%〜1重量%の100%活性真珠光沢剤を含み得る。真珠光沢剤は、有機又は無機であってよい。当該組成物は、有機及び/又は無機真珠光沢剤を含み得る。
有機真珠光沢剤:
当該組成物が有機真珠光沢剤を含むとき、当該組成物の0.05重量%〜2.0重量%、好ましくは0.1重量%〜1.0重量%活性濃度で、100%活性有機真珠光沢剤が含まれる。好適な有機真珠光沢剤としては、エチレングリコールジステアレートなどのアルキレングリコールのモノエステル及び/又はジエステルが挙げられる。
無機真珠光沢剤:
別の実施形態では、当該組成物は無機真珠光沢剤を含んでもよい。当該組成物が無機真珠光沢剤を含むとき、当該組成物の0.005重量%〜1.0重量%、好ましくは0.01重量%〜0.2重量%活性濃度で、100%活性無機真珠光沢剤が含まれる。
懸濁粒子
一実施形態では、当該組成物は、約0.01重量%〜約5重量%、あるいは約0.05重量%〜約4重量%、あるいは約0.1重量%〜約3重量%の濃度で複数の懸濁粒子を更に含む。好適な懸濁粒子の例は、米国特許第7,169,741号及び米国特許公開第2005/0203213号に記載されており、それらの開示は参照により本明細書に組み込まれる。これら懸濁粒子は、液体コア又は固体コアを含み得る。これら液体コア粒子及び固体コア粒子の詳細な説明、並びに好ましい粒径、粒子形状、粒子密度、及び粒子破裂強度の説明は、米国特許出願第12/370,714号に記載されており、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。
好ましい一実施形態では、粒子は、例えば、(変形可能な)ビーズ、封入物、ポリマー粒子様プラスチック、金属(例えば、箔材料、フレーク、グリッター)、(干渉)顔料、鉱物(塩、岩、小石、溶岩、ガラス/シリカ粒子、タルク)、植物性材料(例えば、核又は種、植物繊維、柄、茎、葉又は根)、固体結晶及び液晶などが挙げられるがこれらに限定されない、任意の別個の視覚的に区別可能な物質形態であってよい。球状から板状まで様々な粒子形状が可能である。
一実施形態では、懸濁粒子は、気体又は気泡であってよい。この実施形態では、各気泡の直径は、約50〜約2000マイクロメートルであってよく、当該組成物の約0.01体積%〜約5体積%の濃度、あるいは当該組成物の約0.05体積%〜約4体積%の濃度、あるいは当該組成物の約0.1体積%〜約3体積%の濃度で存在してよい。
乳白剤
一実施形態では、当該組成物は、乳白剤を含んでもよい。
この用語を本明細書で使用するとき、「乳白剤」は、次の系を不透明にするために材料に添加される物質である。好ましい一実施形態では、乳白剤は、Dow Chemicalsから入手可能なAcusolである。Acusol乳白剤は、特定の固形分濃度%の液体形態で提供される。供給されたままのAcusol乳白剤のpHは2.0〜5.0の範囲であり、粒径は0.17〜0.45umの範囲である。好ましい一実施形態では、Acusol OP303B及び301を使用することができる。
更に別の実施形態では、乳白剤は無機乳白剤であってもよい。好ましくは、無機乳白剤は、TiO、ZnO、タルク、CaCo、及びこれらの組み合わせであってもよい。乳白剤−ミクロスフェア複合材料は、事前に選択した比重で容易に形成され、したがって材料が分離する傾向はほとんどない。
ヒドロトロープ:当該組成物は、所望により、当該組成物が水と相溶性になるように、有効量、すなわち、約0%〜15%、又は約1%〜10%、又は約3%〜約6%のヒドロトロープを含み得る。本明細書に用いるのに好適なヒドロトロープとしては、米国特許第3,915,903号に開示されているような、アニオン型のヒドロトロープ、特にキシレンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸カリウム、及びキシレンスルホン酸アンモニウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム及びトルエンスルホン酸アンモニウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸カリウム及びクメンスルホン酸アンモニウム、並びにこれらの混合物が挙げられる。
抗酸化剤:当該組成物は、所望により、当該組成物中に存在する抗酸化剤を約0.001〜約2重量%含有していてよい。好ましくは、抗酸化剤は、0.01〜0.08重量%の範囲の濃度で存在する。抗酸化剤の混合物を使用してもよい。
抗酸化剤は、Kirk−Othmer(第3巻、424ページ)及びUllmannのEncyclopedia(第3巻、91ページ)に記載されているような物質である。
本発明で使用される抗酸化剤の一分類は、以下の一般式を有するアルキル化フェノールである:
Figure 2019533058
式中、Rは、C〜C22直鎖又は分岐鎖アルキル、好ましくはメチル又は分岐鎖C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、好ましくはメトキシであり、Rは、C〜C分岐鎖アルキル、好ましくはtert−ブチルであり、xは、1又は2である。ヒンダードフェノール化合物は、この式を有するアルキル化フェノールの好ましい種類である。この種の好ましいヒンダードフェノール化合物は、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)である。
更に、当該組成物で使用される抗酸化剤は、α−、β−、γ−、δ−−トコフェロール、エトキシキン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、2,6−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、tert−ブチルヒドロキシアニソール、リグノスルホン酸及びその塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択され得る。エトキシキン(1,2−ジヒドロ−6−エトキシ−2,2,4−トリメチルキノリン)は、Raschig(商標)社によりRaluquin(商標)という名称で販売されていることに留意されたい。
当該組成物に使用され得る他の種類の抗酸化剤は、6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸(Trolox(商標))及び1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(Proxel GXL(商標))である。
当該組成物に使用するのに好適であり得る抗酸化剤の更なる分類は、以下の式を有するベンゾフラン又はベンゾピラン誘導体である:
Figure 2019533058
式中、R及びRは、それぞれ独立して、アルキルであるか、又はR及びRは一緒になってC〜C環状ヒドロカルビル部分を形成してもよく、Bは、存在しないか又はCHであり、Rは、C〜Cアルキレンであり、Rは、水素又は−C(O)Rであり、Rは、水素又はC〜C19アルキルであり、Rは、C〜Cアルキルであり、Rは、水素又はC〜Cアルキルであり、Xは、−CHOH又は−CHAであり、Aは、窒素含有単位、フェニル、又は置換フェニルである。好ましい窒素含有A単位としては、アミノ、ピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、ピペラジノ、及びこれらの混合物が挙げられる。
トコフェロールソルベート、ブチル化ヒドロキシル安息香酸(benxoic acids)及びその塩、没食子酸及びそのアルキルエステル、尿酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、並びにジヒドロキシフマル酸及びその塩などの抗酸化剤を使用してもよい。一態様では、当該組成物に使用するための最も好ましい種類の抗酸化剤は、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)、α−、β−、γ−、δ−トコフェロール、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(Proxel GXL(商標))及びこれらの混合物である。
本発明の洗浄組成物はまた、抗菌剤を含有してもよい。カチオン性活性成分としては、n−アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムクロリド、ジアルキルジメチル四級アンモニウム化合物、例えば、ジデシルジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ジデシル−Nメチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピオネート、ジオクチルジデシルアンモニウムクロリド(臭素などの無機又は有機対イオンを有する塩化ベンゼトニウム及び四級アンモニウム化合物などの四級種も含む)、炭酸塩、若しくはジアルキルジメチルアンモニウムカーボネートを含む他の部分に加えて、抗菌アミン、例えば、グルコン酸クロルヘキシジン、PHMB(ポリヘキサメチレンビグアニド)、ビグアニドの塩、置換ビグアニド誘導体、四級アンモニウム含有化合物の有機塩、若しくは四級アンモニウム含有化合物の無機塩、又はこれらの混合物を挙げることができるが、これらに限定されない。
パッケージ。任意の従来のパッケージを用いてよく、本発明に不可欠な染料の色によってもたらされ得るか又は当該染料の色に寄与し得る洗濯ケア組成物の色を消費者が見ることができるように、パッケージは全体的に又は部分的に透明であってよい。パッケージの一部又は全部に、紫外線吸収化合物を含めてもよい。
液体の形態である場合、本発明の洗濯ケア組成物は、水性(典型的には2重量%超又は更には5若しくは10重量%超の総含水量、最大で90又は最大で80重量%若しくは70重量%の総含水量)であっても、非水性(典型的には2重量%未満の総含水量)であってもよい。典型的には、本発明の組成物は、界面活性剤、シェーディング染料、及び本組成物の通常液体の成分、例えば、アルコールエトキシレート非イオン性液体、水性液体担体、及び任意の他の通常液体の任意成分と組み合わせられた特定の任意の他の成分(これら成分の一部は通常固体の形態であってもよい)の水溶液又は均一な分散液若しくは懸濁液の形態である。このような溶液、分散液又は懸濁液は、許容可能な相安定性を有する。本発明のランドリーケア組成物が液体形状の場合、好ましくはその粘度は、20s−1及び21℃において1〜1500センチポアズ(1〜1500mPas)、より好ましくは100〜1000センチポアズ(100〜1000mPas)、最も好ましくは200〜500センチポアズ(200〜500mPas)である。粘度は、従来法によって測定することができる。粘度は、TA instruments製のAR 550レオメータを用いて、直径40mm及びギャップサイズ500μmのプレートスチールスピンドルを用いて測定してよい。20s−1における高剪断粘度及び0.05〜1における低剪断粘度は、21℃で3分間の対数剪断速度掃引0.1〜1〜25−1から得ることができる。本明細書に記載する好ましいレオロジーは、内部構造剤を洗剤成分と共に使用して、又は外部レオロジー変性剤を使用することによって得ることができる。より好ましくは、洗濯ケア組成物、例えば、液体洗剤組成物の高剪断速度における粘度は約100センチポアズ〜1500センチポアズ、より好ましくは100〜1000cpsである。単位用量洗濯ケア組成物、例えば液体洗剤組成物の高剪断速度における粘度は、400〜1000cpsである。洗濯柔軟化組成物などの洗濯ケア組成物の高剪断速度における粘度は、典型的には10〜1000、より好ましくは10〜800cps、最も好ましくは10〜500cpsである。食器手洗い用組成物は、300〜4000cps、より好ましくは300〜1000cpsの高剪断速度粘度を有する。
本明細書における液体組成物、好ましくは洗濯ケア組成物は、その成分を任意の従来の順番で組み合わせ、得られた成分の組み合わせを混合、例えば撹拌して、相安定性液体洗濯ケア組成物を形成することによって調製することができる。このような組成物を調製する方法では、例えば、非イオン性界面活性剤、非界面活性液体キャリア及び他の任意の液体成分などの液体成分の少なくとも大部分、又は更には実質的に全てを含有する液体マトリックスが形成され、当該液体成分は、この液体の組み合わせに剪断撹拌を付与することによって十分に混合されている。例えば、機械的撹拌機による高速撹拌が通常使用され得る。剪断撹拌を維持しつつ、任意のアニオン性界面活性剤及び固体形態の成分の実質上全てを添加することができる。混合物の撹拌を継続し、必要であればその時点で増強させてよく、液相内の不溶性固相粒子の溶液又は均一な分散液を形成する。固体形態物質の一部又は全てをこの撹拌混合物に添加した後、含める任意の酵素物質の粒子、例えば、酵素プリルを配合する。上述の組成物調製手順の変形例として、固体成分の1つ以上を、液体成分の1つ以上の微量の部分と予め混合した粒子の溶液又はスラリーとして、撹拌混合物に添加してよい。組成物成分の全てを添加した後、必要な粘度及び相安定特性を有する組成物を形成するのに十分な時間にわたって、混合物の撹拌を継続する。多くの場合、これは約30分〜60分の間の撹拌を伴う。
本発明のロイコ着色剤は、広範囲のpH値を有する液体洗濯ケア組成物での使用に好適であることが判明している。例えば、本発明のロイコ着色剤は、10以上のpHを有する液体洗濯ケア組成物での使用に好適であることが判明している。また、本発明のロイコ着色剤は、10未満のpHを有する液体洗濯ケア組成物での使用に好適であることが判明している。したがって、ロイコ着色剤は、10以上及び10以下のpH値を有する洗濯ケア組成物において安定である。
パウチ。本発明の好ましい実施形態では、当該組成物は、単位用量の形態、錠剤の形態、又は好ましくは水溶性フィルム(パウチ又はポッドとして知られているもの)内に保持されている液体/固体(任意に顆粒)/ゲル/ペーストの形態のいずれかで提供される。当該組成物は、単区画又は多区画パウチに封入してよい。多区画パウチは、欧州特許出願公開第2133410(A)号により詳細に記載されている。本組成物が多区画パウチ内に存在している場合、本発明の組成物は1つ又は2つ以上の区画内に存在してよく、すなわち、染料は1つ以上の区画、任意に全ての区画に存在していてもよい。非シェーディング染料若しくは顔料又はその他の審美剤も、1つ以上の区画で用いてよい。一実施形態では、本組成物は、多区画パウチの一区画に存在する。
好ましいフィルム材料は、ポリマー材料である。フィルム材料は、例えば、当該技術分野において公知であるとおり、ポリマー材料を注型成形、吹込成形、押出成形又は吹込押出成形することによって得ることができる。パウチ材料として使用するのに好適な好ましいポリマー、コポリマー又はそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリビニルアセテート、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプン及びゼラチンを含む多糖類、キサンタン及びカラゴムなどの天然ゴムから選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組み合わせから選択される。好ましくは、パウチ材料中のポリマー、例えば、PVAポリマーの濃度は、少なくとも60%である。ポリマーは、任意の重量平均分子量を有してもよく、好ましくは、約1000〜1,000,000、より好ましくは、約10,000〜300,000、更により好ましくは、約20,000〜150,000である。また、ポリマーの混合物をパウチ材料として使用してもよい。これは、その用途及び必要とされるニーズに応じて、区画又はパウチの機械的特性及び/又は溶解特性を制御するのに有益であり得る。好適な混合物には、例えば、1つのポリマーの水溶性が別のポリマーよりも高く、及び/又は1つのポリマーの機械的強度が別のポリマーよりも高い、混合物が挙げられる。また、異なる重量平均分子量を有するポリマーの混合物、例えば、約10,000〜40,000、好ましくは20,000前後の重量平均分子量のPVA又はそのコポリマーと、約100,000〜300,000、好ましくは150,000前後の重量平均分子量のPVA又はそのコポリマーとの混合物も好適である。また、ポリマーブレンド組成物、例えば、加水分解により分解可能な水溶性のポリマーブレンド(ポリラクチド及びポリビニルアルコールを混合することにより得られ、典型的には約1〜35重量%のポリラクチドと、約65〜99重量%のポリビニルアルコールとを含む、ポリラクチドとポリビニルアルコールとのポリマーブレンドなど)を含むポリマーブレンド組成物も、本明細書において好適である。本明細書において使用するのに好ましいものは、約60%〜約98%加水分解され、好ましくは約80%〜約90%加水分解され、材料の溶解特性が向上したポリマーである。
当然のことながら、異なるフィルム材料及び/又は異なる厚さのフィルムを、本発明の区画の作製に用いてよい。異なるフィルムを選択する利点は、得られる区画が、異なる溶解性又は放出特性を呈し得ることである。
最も好ましいフィルム材料は、MonoSol商品整理番号M8630、M8900、H8779として知られているPVAフィルム、並びに米国特許第6166117号及び同第6787512号に記載されているもの、並びに対応する溶解度及び変形特性のPVAフィルムである。
また、本明細書のフィルム材料は、1つ以上の添加剤含有成分を含んでもよい。例えば、可塑剤、例えばグリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール及びこれらの混合物を添加することは有益であり得る。他の添加剤としては、洗浄水に送達される機能性洗剤添加剤、例えば、有機ポリマー分散剤などが挙げられる。
固体形態。上述のように、洗濯ケア組成物は固体形態であってよい。好適な固体形態としては、錠剤及び粒子の形状、例えば、粒状粒子、フレーク又はシートが挙げられる。このような固形形態の洗剤組成物を形成するための種々の技術は当該技術分野において周知であり、本明細書で使用されてもよい。一態様では、例えば、当該組成物が顆粒粒子の形態であるとき、ロイコ着色剤は粒子の形状で提供され、所望により、洗濯洗剤組成物の追加の成分(ただし全てではない)を含む。着色剤粒子は、洗濯洗剤組成物の成分の残部を構成する1つ以上の追加の粒子と組み合わされる。更に、所望により洗濯ケア組成物の追加の成分(ただし全てではない)を含む着色剤は、カプセル化形状で提供されてもよく、シェーディング染料封入物は、洗濯ケア組成物の成分の実質的な残部を構成する粒子と組み合わされる。
使用方法。上記のように調製した本発明の組成物を用いて、布地の洗濯/処理に用いるための水性洗浄/処理溶液を形成することができる。一般的に、このような組成物の有効量を、例えば従来の布地用自動洗濯機内の水に添加して、このような水性洗濯溶液を形成する。次いで、このようにして形成した水性洗浄溶液を、典型的には撹拌下で、その溶液で洗濯/処理しようとする布地と接触させる。水に添加して水性洗濯溶液を形成する有効量の本明細書の液体洗剤組成物は、水性洗浄溶液中に約500〜7,000ppmの組成物を形成するのに十分な量を含み得るか、又は約1,000〜3,000ppmの本明細書の洗濯ケア組成物が水性洗浄溶液に提供される。
典型的には、洗浄液は、洗濯ケア組成物を、洗浄液中の洗濯ケア組成物の濃度が0g/L超〜5g/L、又は1g/Lから4.5g/L、又は4.0g/L、又は3.5g/L、又は3.0g/L、又は2.5g/L、又は更には2.0g/L、又は更には1.5g/Lまでになるような量の洗浄水と接触させることによって形成される。布地又は織物を洗濯する方法は、トップローディング式又はフロントローディング式自動洗濯機で行ってもよく、又は手洗い洗濯用途で用いてもよい。これら用途では、形成される洗浄液、及び洗浄液中の洗濯洗剤組成物の濃度は、主洗濯サイクルのものである。洗浄液の容積を決定するとき、いかなる任意のすすぎ工程中のいかなる水の投入量も含まない。
洗浄液は、40リットル以下の水、又は30リットル以下、又は20リットル以下、又は10リットル以下、又は8リットル以下、又は更には6リットル以下の水を含み得る。洗浄液は、0リットルを超えて15リットルまで、又は2リットから12リットルまで、又は更には8リットルまでの水を含み得る。典型的には、洗浄液1リットル当たり0.01kg〜2kgの布地を当該洗浄液に投入する。典型的には、洗浄液1リットル当たり0.01kg以上、又は0.05kg以上、又は0.07kg以上、又は0.10kg以上、又は0.15kg以上、又は0.20kg以上、又は0.25kg以上の布地を当該洗浄液に投入する。任意に、50g以下、又は45g以下、又は40g以下、又は35g以下、又は30g以下、又は25g以下、又は20g以下、又は更には15g以下、又は更には10g以下の組成物を水に接触させて、洗浄液を形成する。かかる組成物は、典型的には、溶液中約500ppm〜約15,000ppmの濃度で使用される。洗浄溶媒が水であるとき、水温は、典型的には約5℃〜約90℃の範囲であり、布地が存在するとき、水の布地に対する比は、典型的には約1:1〜約30:1である。典型的には、本発明の洗濯ケア組成物を含む洗浄液のpHは3〜11.5である。
一態様では、任意に上記表面又は布地を洗浄及び/又はすすぐ工程と、当該表面又は布地を本明細書に開示する任意の組成物と接触させ、次いで、任意に当該表面又は布地を洗浄及び/又はすすぐ工程とを含むこのような方法を、任意の乾燥工程と共に開示する。
このような表面又は布地の乾燥工程は、家庭環境又は工業環境のいずれかで使用される、一般的な手段の任意の1つにより実行することができる。布地は、通常の消費者による又は業務用の使用条件で洗濯することができる任意の布地を含んでもよく、本発明は、セルロース基材に好適であり、いくつかの態様では、ポリエステル及びナイロンなどの合成織物、並びに合成及びセルロース系の布地及び/又は繊維を含む混紡の布地及び/又は繊維の処理にも好適である。合成布地の例は、ポリエステル、ナイロンであり、これらは、セルロース系繊維、例えば、ポリコットン布地との混紡布中に存在し得る。溶液のpHは、典型的には、7〜11、より一般的には、8〜10.5である。本組成物は、典型的には、溶液中500ppm〜5,000ppmの濃度で使用される。水温は、典型的には約5℃〜約90℃の範囲である。水の布地に対する比は、典型的には、約1:1〜約30:1である。
本発明の特に有用な実施形態は、2段階洗浄プロセスを介してロイコ組成物及び酸化剤を送達することであり、それにより、いずれかの成分を、衣類洗濯機の洗浄(前洗浄を含む)又はすすぎサイクルに、あるいは、洗浄工程とそれに続くすすぎ工程とを含む衣類を手で洗濯するために使用される容器に添加することができる。このような場合、ロイコ組成物は液体中に含有され、酸化剤は、前述したように液体又は固体の形態で存在してよい。このようなレジメンの使用の非限定的な例としては、以下を挙げることができる:
a)洗濯液体洗剤中のロイコ組成物が前洗浄又は主洗浄又はすすぎ工程で添加され、別個の液体又は固体の形態の酸化剤が前洗浄又は主洗浄又はすすぎ工程で添加される。
b)一方の区画にロイコ組成物及び他方に酸化組成物を含む単回使用の二区画サッシェであって、2つの成分が分離され、それぞれが前洗浄、主洗浄又はすすぎ工程に添加される。
c)2つの組成物を、例えば、布地洗浄プロセス中の任意の時点で、好ましくはすすぎサイクル中又はすすぎサイクル前、最も好ましくは洗浄サイクル中若しくは洗浄サイクル前、又は両方に布地洗濯機に添加してよい。
試験方法
本明細書の試験方法で使用される布地見本は、Testfabrics,Inc.(West Pittston,PA)から入手され、100%木綿のStyle 403(2”×2”に切断)及び/又はStyle 464(4”×6”に切断)、並びに増白されていない多繊維布地、具体的にはStyle 41(5cm×10cm)である。
乾燥布地見本におけるL、a、b、K/S、及び白色度指数(WI CIE)の値を含む全ての反射スペクトル及び色測定値は、4つの分光光度計の1つを用いて得られる:(1)Konica Minolta 3610d反射分光光度計(Konica Minolta Sensing Americas,Inc.,Ramsey,NJ,USA;D65光源、10°観察者、UV光除外)、(2)LabScan XE反射分光光度計(HunterLabs,Reston,VA;D65光源、10°観察者、UV光除外)、(3)Color Eye(登録商標)7000A(GretagMacbeth,New Windsor,NY,USA;D65光、UV除外)、又は(4)Color i7分光光度計(X−rite,Inc.,Grand Rapids,MI,USA;D65光、UV除外)。測定は、より小さな内部複製物(例えば、2”×2”のStyle 403)を積み重ねるか又はより大きな布地見本(例えば、4”×6”のStyle 464)を折り畳むことによって得られる、2層の布地を使用して実施される。
別途記載のない限り、布地に照射する場合、指定された乾燥後の布地を、最高キャビネット温度37℃、最高ブラックパネル温度(BPTブラックパネル形状)57℃、及び35%RH(相対湿度)に設定された、タイプSホウケイ酸塩内側フィルタ(部品番号20277300)及び外側フィルタ(部品番号20279600)を備えたAtlas Xenon Fade−Ometer Ci3000+(Atlas Material Testing Technology,Mount Prospect,Illinois,USA)において、0.77W/m@420nmの照射量の模擬日光に曝露する。別途記載のない限り、照射は、規定の持続時間にわたって連続的である。
I.洗浄溶液からのロイコ着色剤効率を求める方法
綿布見本(Style 403)をもぎとった後、増白剤無配合AATCC HE重質液体洗濯洗剤(水溶液中1.55g/L)で49℃にて2回洗浄することによって使用する。エタノール又は50:50のエタノール:水から選択される溶媒、好ましくはエタノールで、試験される各ロイコ着色剤の濃縮原液を調製する。
A.酸化剤を含まない液体媒体
脱イオン水に増白剤無配合AATCC HE重質液体洗濯洗剤(1.55g/1.0L)を溶解させることによって、基本洗浄溶液を調製する。4枚のもぎとり綿布見本(stripped cotton swatches)を一緒に計量し、2枚の10mmのガラスマーブルと共に250mLの三角フラスコに入れる。試験される各洗浄溶液について、合計3つのこのようなフラスコを準備する。基本洗浄溶液にロイコ着色剤原液を投入して、所望の8.0×10−6Nの洗浄濃度のロイコ着色剤を含む洗浄溶液を得る。(一例として、493.65g/当量の当量を有するロイコ着色剤の4.0ppm洗浄溶液、又は757.97g/当量の当量を有するロイコ着色剤の6.0ppm洗浄液が、8.0×10−6Nロイコである洗浄溶液を提供する。)
25.0:1.0の液:布地(w/w)比を提供するのに十分なこの洗浄溶液のアリコートを、3つの250mLの三角フラスコのそれぞれに入れる。各フラスコに1000gpgの硬度の原液を投入して、6gpgの最終洗浄硬度(3:1 Ca:Mg)を得る。
フラスコをModel 75リストアクションシェーカー(Burrell Scientific,Inc.(Pittsburg,PA))の上に置き、最大設定で12分撹拌した後、洗浄溶液を吸引によって除去し、使用される洗浄溶液の量に等しい体積のすすぎ水(0gpg)を添加する。各フラスコに1000gpgの硬度の原液を投入して、6gpgの最終すすぎ硬度(3:1 Ca:Mg)を得た後、更に4分間撹拌する。すすぎ水を吸引によって除去し、布地見本を1分間脱水し(Mini Countertop Spin Dryer、The Laundry Alternative Inc.(Nashua,NH))、次いで、135°Fに設定された食品脱水機内に入れて、暗所で2時間乾燥させる。
綿布のL、a、b、及び白色度指数(WI CIE)の値は、乾燥した見本上において、Konica−Minolta 3610d反射分光光度計を用いて乾燥させた後0、6、24及び48時間の時点で測定する。各ロイコ着色剤について作製された12枚の見本(それぞれ4枚の見本の入った3つのフラスコ)のL、a、及びb値を平均し、以下の等式を使用して乾燥後0時間で収集されたデータに基づいて各ロイコ着色剤のロイコ着色剤効率(leuco colorant efficiency、LCE)を計算する:
LCE=DE=[(L −L +(a −a +(b −b 1/2
式中、下付き文字c及びsは、それぞれ、対照、すなわちロイコ着色剤を含まない洗剤で洗浄された布地、及びサンプル、すなわちロイコ着色剤を含有する洗剤で洗浄された布地を指す。
B.酸化剤を含む液体媒体
脱イオン水に増白剤無配合AATCC HE重質液体洗濯洗剤(1.55g/1.0L)を溶解させることによって、基本洗浄溶液を調製する。4枚のもぎとり綿布見本(stripped cotton swatches)を一緒に計量し、2枚の10mmのガラスマーブルと共に250mLの三角フラスコに入れる。試験される各洗浄溶液について、合計3つのこのようなフラスコを準備する。
基本洗浄溶液にロイコ着色剤原液を投入して、所望の8.0×10−6Nの洗浄濃度のロイコ着色剤を含む洗浄溶液を得る。その後、洗浄溶液に、洗浄溶液中に存在するロイコ化合物に対して最低2.0:1.0比の当量の酸化剤を供給するのに十分な量の酸化剤を含有する原液を投入する。使用することができる他の方法は、最低5.0:1.0比、10:1.0比又は更には25:1比を供給するのに十分な量で補足酸化剤が存在することを確実にする。
25.0:1.0の液:布地(w/w)比を提供するのに十分なこの洗浄溶液のアリコートを、3つの250mLの三角フラスコのそれぞれに入れる。各フラスコに1000gpgの硬度の原液を投入して、6gpgの最終洗浄硬度(3:1 Ca:Mg)を得る。
フラスコをModel 75リストアクションシェーカー(Burrell Scientific,Inc.(Pittsburg,PA))の上に置き、最大設定で12分撹拌した後、洗浄溶液を吸引によって除去する。使用される洗浄溶液の量に等しい体積のすすぎ水(0gpg)を添加する。各フラスコに1000gpgの硬度の原液を投入して、6gpgの最終すすぎ硬度(3:1 Ca:Mg)を得た後、更に4分間撹拌する。すすぎ水を吸引によって除去し、布地見本を1分間脱水し(Mini Countertop Spin Dryer、The Laundry Alternative Inc.(Nashua,NH))、次いで、135°Fに設定された食品脱水機内に入れて、暗所で2時間乾燥させる。
綿布のL、a、b、及び白色度指数(WI CIE)の値は、乾燥した見本上において、Konica−Minolta 3610d反射分光光度計を用いて乾燥させた後0、6、24及び48時間の時点で測定する。各ロイコ着色剤について作製された12枚の見本(それぞれ4枚の見本の入った3つのフラスコ)のL、a、及びb値を平均し、以下の等式を使用して乾燥後0時間で収集されたデータに基づいて各ロイコ着色剤のロイコ着色剤効率(LCE)を計算する:
LCE=DE=((L −L +(a −a +(b −b 1/2
式中、下付き文字c及びsは、それぞれ、対照、すなわちロイコ着色剤を含まない洗剤で洗浄された布地、及びサンプル、すなわちロイコ着色剤を含有する洗剤で洗浄された布地を指す。
II.相対色相角を求める方法(ロイコ着色剤無配合に対する)
上記の方法Iに従って処理された綿布にロイコ着色剤によってもたらされる相対色相角は、以下のように求められる。
a)各溶液からの48時間時点における12枚の見本のa及びbの値を平均し、以下の式を使用してΔa及びΔbを求める:
Δa=a −a 及びΔb=b −b
式中、下付き文字c及びsは、それぞれ、ロイコ着色剤を含まない洗剤で洗浄された布地及びロイコ着色剤を含有する洗剤で洗浄された布地を指す。
b)Δa及びΔbの両方の絶対値が<0.25である場合、相対色相角(Relative Hue Angle、RHA)は計算されない。Δa又はΔbのいずれかの絶対値が≧0.25である場合、RHAは以下の式の1つを用いて求められる:
Δb≧0の場合、RHA=ATAN2(Δa,Δb
Δb<0の場合、RHA=360+ATAN2(Δa,Δb
相対色相角は、乾燥後の暗所における評価又は乾燥後の明所における評価のいずれかでデータが収集される各時点について計算することができる。請求項の要件を満たすためにこれら時点のいずれを使用してもよい。
III.ロイコ白色度改善数(LWIN)を求める方法
ロイコ白色度改善数(LWIN)は、酸化剤を有する液体媒体中にロイコ組成物を含む洗濯ケア組成物で洗浄された織物物品(上記試験方法I.B、ΔWIサンプル)と、酸化剤を含まない液体媒体中にロイコ組成物を含む洗濯ケア組成物で洗浄した織物物品(上記試験方法I.A、ΔWI対照)と間の白色度の改善の変化を表す。
各洗浄溶液について作製された12枚の見本(それぞれ4枚の見本を有する3つのフラスコ)のWI CIE値を平均し、上記方法Iに従って組成物中で洗浄した綿布の白色度指数の変化を以下の等式に従って計算する:
ΔWI=WI CIE洗浄後−WI CIE洗浄前
ΔWIサンプル及びΔWI対照について別個の値が存在する。LWINは、以下の等式に従って計算される:
LWIN=[(ΔWIサンプル−ΔWI対照)/(ΔWI対照)]×100%
ΔWI対照の値が0.0になる場合、その試験におけるその値の測定値についての標準偏差の正の値をΔWI対照の値として供給することができ、その結果、LWINを計算することができる(注記:分母(ΔWI対照)をゼロにすることはできないか又は値は未決定である)。
用途実施例
Figure 2019533058
上記方法Iに従って作製された洗浄溶液を使用して、2つの別個の酸化剤の1つを添加した液体媒体で布地を処理することに関連するLWIN値を求めた。したがって、脱イオン水中増白剤無配合AATCC HE重質液体洗濯洗剤(1.55g/1.0L)に、4.0ppm(8.0×10−6N)でロイコ着色剤A(上に示される構造)を充填した。この試験で用いた2つの酸化剤は、(1)2.0ppmの塩素濃度を確立するのに十分な濃度で洗浄水に添加された次亜塩素酸ナトリウム(塩素用のCHEMets(登録商標)試験キットにより測定、カタログ番号K−2505)及び(2)2.0ppmで洗浄液に添加されたN−ブロモスクシンイミド(NBS)であった。
Figure 2019533058
これら白色度の改善は、酸化剤と相互作用するロイコによるものであって、単に酸化剤のみ若しくはロイコのみによるものではない、又は更には予測される別個の効果の組み合わせによるものではないことを実証するために、ロイコ着色剤を使用しなかったことを除いて、一連の3つの追加の洗浄液を上記のように試験した(以下の洗浄溶液1、3及び5を参照)。6つの異なる洗浄液の白色度指数の変化を以下の表に収集する(洗浄溶液2、4及び6は上記試験に記載したものであった。
Figure 2019533058
ロイコも酸化剤も有さない洗浄溶液(洗浄溶液1)に対して、ロイコ着色剤Aのみを添加すると、2.51の白色度の改善が得られ、酸化剤のみを添加すると、1.09又は1.47単位のWI改善のいずれかに寄与する。このことは、これら因子が互いに独立して作用する場合、ロイコ着色剤及び酸化剤の両方を添加した場合のWIの予測される改善は、3.60(NaOClについて)又は3.98(NBSについて)のいずれかであることを意味する。しかしながら、ロイコ着色剤及び酸化剤を用いた洗浄溶液では、白色度指数の改善は、それぞれ5.78(洗浄溶液4対1)及び12.43(洗浄溶液6対1)であった。
ロイコ着色剤Bの合成
反応スキーム:
Figure 2019533058
手順:
撹拌棒を備えた100mLの丸底フラスコに、トリフェニルメタン(TPM)化合物B(10g、39.1%固形分、3.27mmol)及び水(30mL)を添加し、pHをNaOHで〜10に調整した。シアン化ナトリウム(0.16g、3.27mmol)を添加し、反応混合物を3時間かけて70℃に加熱した。反応混合物を室温に冷却した。ロイコ着色剤Bを含有する褐色溶液を回収した。溶液は、10%固形分を含有していた。
UV照射試験:
7000ppmの上記溶液をAATCC洗剤に入れ、2.5gの洗剤を500mLのDI水に添加することにより、洗剤をDI水で5g/Lに希釈した。溶液の吸光度をThermo Scientific Genesys 10S UV/Vis分光光度計で測定した。595nmにおける吸光度は、0.041であると求められた。
この溶液に、ハンドヘルドUVランプ(VWR UV−ACハンドランプ、カタログ番号89131−492)を用いて254nmの光を15分間照射し、吸光度測定を繰り返した。UV照射後、595nmにおける吸光度は0.117であると求められた。染料の吸光度はUV光への曝露時に増加したが、これは、光への曝露が、洗浄溶液中で第1の状態から第2の有色状態への変化をトリガしたことを示す。
適用例は、本発明の組成物及び方法を使用することによって、いったん使用された分子を変換する能力が満たされることを保証する必要性を示す。
処方例
以下は、本開示に係る洗浄組成物の例示の実施例であり、限定を意図するものではない。
実施例1〜7:重質液体洗濯洗剤組成物。
Figure 2019533058
洗浄及び/又は処理組成物の総重量に基づく。酵素レベルは、原材料として報告する。
実施例8〜18:単位用量組成物。
これら実施例は、単位用量洗濯洗剤用の様々な処方を提供する。組成物8〜12は、1つの単位容量区画を含む。組成物を封入するために使用されるフィルムは、ポリビニルアルコール系フィルムである。
Figure 2019533058
洗浄及び/又は処理組成物の総重量に基づく。酵素レベルは、原材料として報告する。
以下の実施例では、単位用量は3つの区画を有するが、同様の組成物を2つ、4つ又は5つの区画で作製することもできる。区画を封入するために使用されるフィルムは、ポリビニルアルコールである。
Figure 2019533058
Figure 2019533058
洗浄及び/又は処理組成物の総重量に基づいて、酵素レベルは原材料として報告する。
実施例19〜24:手洗い又は洗濯機、典型的にはトップローディング式洗濯機用の顆粒状洗濯洗剤組成物。
Figure 2019533058
実施例25〜30:典型的にはフロントローディング式自動洗濯機用の顆粒状洗濯洗剤組成物。
Figure 2019533058
実施例31〜36:固体形態の酸化剤と所望により洗濯ケア成分とを含む組成物。
Figure 2019533058
実施例37〜42:液体形態の酸化剤及び所望により洗濯ケア成分を含む組成物。
Figure 2019533058
実施例43〜48:固体形態のロイコ着色剤及び所望により洗濯ケア成分を含む組成物。
Figure 2019533058
実施例49〜50:別個のチャンバ内にロイコ着色剤及び酸化剤を含む二重チャンバパッケージ。
ロイコ着色剤を含むチャンバは、処方例1、19又は25から選択される。酸化剤を含むチャンバは、処方例31〜42から選択される。
Figure 2019533058
Figure 2019533058
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
相互参照されるか又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本明細書に引用される全ての文書は、明示的に除外されるか、又は別途制限されない限り、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献と組み合わせたときに、そのような任意の発明を教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (15)

  1. (a)少なくとも1つの洗濯ケア成分と、(b)ロイコ組成物と、(c)酸化剤と、を含む洗濯ケア組成物であって、ロイコ組成物及び前記酸化剤が、互いに物理的に分離されている、洗濯ケア組成物。
  2. 前記ロイコ組成物及び前記酸化組成物が、透過性バリア及び不透過性バリアから選択されるバリアによって分離されている、請求項1に記載の洗濯ケア組成物。
  3. 前記透過性バリアが、送達粒子、水溶性フィルム、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項2に記載の洗濯ケア組成物。
  4. 前記送達粒子が、ポリマー支援型送達粒子、シクロデキストリン系粒子、デンプン系粒子、ゼオライト担体粒子、無機担体粒子、ゲル系カプセル、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の洗濯ケア組成物。
  5. 前記ポリマー支援型送達粒子が、メラミン、ポリアクリルアミド、シリコーン、シリカ、ポリスチレン、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリアクリレートエステル系材料、ゼラチン、スチレンリンゴ酸無水物、ポリアミド、芳香族アルコール、ポリビニルアルコール、及びこれらの混合物からなる群から選択されるマイクロカプセル壁を含む、請求項4に記載の洗濯ケア組成物。
  6. 前記送達粒子が、前記ロイコ組成物を含む、請求項3〜5のいずれか一項に記載の洗濯ケア組成物。
  7. 前記酸化剤が、キノン、酸素同素体、過酸化物、窒素酸化物、ハロゲン、ハロゲン酸化物、ハロゲンオキシアニオン、酸化鉛(IV)、二酸化マンガン、酸化マンガン(VI)、酸化マンガン(VII)、過マンガン酸塩、三酸化クロム、重クロム酸塩、鉄(III)、メタバナジン酸塩、バナジン酸塩、ビスマス酸ナトリウム、ハロアミン、及びこれらの混合物からなる群から選択される酸化剤からなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗濯ケア組成物。
  8. 前記洗濯ケア成分が、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素、酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、ポリマー分散剤、泥汚れ除去剤、再付着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、香料、香料送達系、構造化剤、布地柔軟剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、顔料、抗酸化剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗濯ケア組成物。
  9. 前記ロイコ組成物が、ジアリールメタンロイコ、トリアリールメタンロイコ、オキサジンロイコ、チアジンロイコ、ヒドロキノンロイコ、アリールアミノフェノールロイコ、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗濯ケア組成物。
  10. 前記ロイコ組成物が、
    Figure 2019533058


    (f)これらの混合物
    からなる群から選択される1つ以上の化合物から選択され、
    式I〜Vのその酸化形態に対する比は、少なくとも1:3であり、環A、B及びCのそれぞれにおける各個々のR、R及びR基は、独立して、水素、重水素及びRからなる群から選択され、各Rは、独立して、ハロゲン、ニトロ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O、−C(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)OR、−S(O)、−S(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)SR、−NRC(O)NR、−OR、−NR、−P(O)、−P(O)(OR、−P(O)(OR)O、及び−P(O)(Oからなる群から選択され、前記3つの環A、B又はCの少なくとも1つにおけるR及びR基の少なくとも1つは、水素であり、各Rは、独立して、水素、−OR及び−NRから選択され、
    Gは、独立して、水素、重水素、C〜C16アルコキシド、フェノキシド、ビスフェノキシド、亜硝酸塩、ニトリル、アルキルアミン、イミダゾール、アリールアミン、ポリアルキレンオキシド、ハロゲン化物、アルキルスルフィド、アリールスルフィド、及びホスフィンオキシドからなる群から選択され、
    、R及びRは、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、及びRからなる群から選択され、Rは、1つ以上の有機モノマーで構成される有機基であり、前記モノマーの分子量は28〜500の範囲であり、
    e及びfは、独立して、0〜4の整数であり、
    各R20及びR21は、独立して、ハロゲン、ニトロ基、アルキル基、置換アルキル基、−NC(O)OR、−NC(O)SR、−OR、及び−NRからなる群から選択され、
    各R25は、独立して、単糖部分、二糖部分、オリゴ糖部分、多糖部分、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRからなる群から選択され、
    各R22及びR23は、独立して、水素、アルキル基、及び置換アルキル基からなる群から選択され、
    30は、架橋アミン部分に対してオルト又はパラに位置し、−OR38及び−NR3637からなる群から選択され、各R36及びR37は、独立して、水素、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アシル基、R、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、
    38は、水素、アシル基、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、
    g及びhは、独立して、0〜4の整数であり、
    各R31及びR32は、独立して、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アルカリル、置換アルカリル、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O、−C(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)OR、−S(O)、−S(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)SR、−NRC(O)NR、−OR、−NR、−P(O)、−P(O)(OR、−P(O)(OR)O、及び−P(O)(Oからなる群から選択され、
    −NR3435は、架橋アミン部分に対してオルト又はパラに位置し、R34及びR35は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、及びRからなる群から選択され、
    33は、独立して、水素、−S(O)、−C(O)N(H)R、−C(O)OR、及び−C(O)Rからなる群から選択され、gが2〜4であるとき、任意の2つの隣接するR31基が結合して、5員以上の縮合環を形成してもよく、前記縮合環における原子の2つ以下が窒素原子であってもよく、
    40は、酸素原子、硫黄原子、及びNR45からなる群から選択され、R45は、独立して、水素、重水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−S(O)OH、−S(O)、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、
    40及びR41は、独立して、−OR及び−NRからなる群から選択され、
    j及びkは、独立して、0〜3の整数であり、
    42及びR43は、独立して、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−S(O)、−C(O)NR、−NC(O)OR、−NC(O)SR、−C(O)OR、−C(O)R、−OR、−NRからなる群から選択され、
    44は、−C(O)R、−C(O)NR、及び−C(O)ORであり、
    前記化合物のいずれかに存在する任意の電荷が、好適な独立して選択される内部又は外部対イオンで平衡にされる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の洗濯ケア組成物。
  11. 3つの環A、B又はCの全てにおけるR及びR基の全てが水素である、請求項10に記載の洗濯ケア組成物。
  12. 3つのR全てが−NRである、請求項10又は11に記載の洗濯ケア組成物。
  13. 織物物品を処理する方法であって、(a)請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗濯ケア組成物を提供する工程と、(b)ロイコ着色剤組成物、洗濯ケア成分、及び酸化組成物を液体媒体に添加する工程と、(c)前記織物物品を前記液体媒体と接触するように置く工程と、(d)前記ロイコ着色剤組成物の少なくとも一部を前記酸化組成物で酸化させて、酸化ロイコ着色剤組成物にする工程と、(e)前記酸化ロイコ着色剤組成物の少なくとも一部を織物上に付着させる工程と、(f)任意にすすぐ工程と、(g)前記織物物品を乾燥させる工程と、を含む、方法。
  14. (a)パッケージと、(b)ロイコ着色剤を含む第1の組成物と、(c)酸化剤を含む第2の組成物と、(d)洗濯ケア成分と、を含む、パッケージ化された請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗濯ケア組成物。
  15. (a)第1の組成物を含む第1のパッケージと、(b)第2の組成物を含む第2のパッケージと、(c)洗濯ケア成分と、を備えるキットであって、前記第1の組成物が、請求項14に記載のロイコ着色剤を含み、前記第2の組成物が、酸化剤を含む、キット。
JP2019521683A 2016-11-01 2017-11-01 洗濯ケア組成物における青味剤としてのロイコ着色剤、その包装、キット及び方法 Active JP6790257B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662415584P 2016-11-01 2016-11-01
US62/415,584 2016-11-01
PCT/US2017/059428 WO2018085315A1 (en) 2016-11-01 2017-11-01 Leuco colorants as bluing agents in laundry care compositions, packaging, kits and methods thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019533058A true JP2019533058A (ja) 2019-11-14
JP6790257B2 JP6790257B2 (ja) 2020-11-25

Family

ID=60452758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019521683A Active JP6790257B2 (ja) 2016-11-01 2017-11-01 洗濯ケア組成物における青味剤としてのロイコ着色剤、その包装、キット及び方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20180119070A1 (ja)
EP (1) EP3535362A1 (ja)
JP (1) JP6790257B2 (ja)
CN (1) CN109890949B (ja)
WO (1) WO2018085315A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020535293A (ja) * 2017-10-12 2020-12-03 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company 洗濯ケア組成物中の青味剤として第2のホワイトニング剤と組み合わせたロイコ着色剤

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10577570B2 (en) 2016-11-01 2020-03-03 The Procter & Gamble Company Leuco polymers as bluing agents in laundry care compositions
JP6772375B2 (ja) 2016-11-01 2020-10-21 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company 洗濯ケア組成物中の青味剤としてのロイコポリマー
US10472595B2 (en) 2016-11-01 2019-11-12 The Procter & Gamble Company Leuco polymers as bluing agents in laundry care compositions
US10385294B2 (en) 2016-11-01 2019-08-20 The Procter & Gamble Company Leuco polymers as bluing agents in laundry care compositions
EP3535330A1 (en) 2016-11-01 2019-09-11 Milliken & Company Leuco polymers as bluing agents in laundry care compositions
EP3535361B1 (en) 2016-11-01 2020-12-30 The Procter & Gamble Company Leuco polymers as bluing agents in laundry care compositions
US10377977B2 (en) 2016-11-01 2019-08-13 The Procter & Gamble Company Leuco polymers as bluing agents in laundry care compositions
WO2018085312A1 (en) 2016-11-01 2018-05-11 The Procter & Gamble Company Leuco colorants as bluing agents in laundry care compositions
US20180119056A1 (en) * 2016-11-03 2018-05-03 Milliken & Company Leuco Triphenylmethane Colorants As Bluing Agents in Laundry Care Compositions
US10696929B2 (en) * 2018-03-21 2020-06-30 The Procter & Gamble Company Laundry care composition comprising polyethylene glycol-based particles comprising a leuco colorant
CN113330102B (zh) 2019-01-22 2023-06-02 联合利华知识产权控股有限公司 洗衣洗涤剂
EP3752589B1 (en) 2019-01-22 2023-08-30 Unilever Global IP Limited Laundry detergent
CN110257196B (zh) * 2019-07-11 2021-08-17 成都工业学院 一种洗涤剂及其在果蔬清洗中的应用
US11208619B2 (en) * 2019-08-22 2021-12-28 Henkel IP & Holding GmbH Unit dose detergent products with effect on protein stains
CN110804856B (zh) * 2019-10-21 2021-11-16 南通大学 一种光催化降解活性染料的腈纶织物及其制备方法
WO2021096906A1 (en) * 2019-11-13 2021-05-20 Chromascape, Llc Colorant composition
PL3828255T3 (pl) * 2019-11-29 2024-03-25 Henkel Ag & Co. Kgaa Wielokomorowy produkt stanowiący środek piorący o dużym kontraście między komorami
US20240041991A1 (en) * 2020-02-25 2024-02-08 Ontario Power Generation Inc. Stable liquid dispersinb compositions

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60179500A (ja) * 1984-01-27 1985-09-13 ザ、クロロツクス、カンパニー 密度制御マイクロカプセルおよびその製造法
JPS61141800A (ja) * 1984-12-11 1986-06-28 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 有色漂白組成物
JPS6456799A (en) * 1987-05-23 1989-03-03 Procter & Gamble Washing article
JP2005139184A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 L'oreal Sa ヘプタフルベン又はトロポロン系化合物、誘導体及び/又は混合物を含有する組成物、及びそれを使用する染色方法
US20080196179A1 (en) * 2007-02-09 2008-08-21 Moore Patrick D Unsubstituted and polymeric triphenymethane colorants for coloring consumer products
JP2012532247A (ja) * 2009-07-10 2012-12-13 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 有益剤送達粒子を含有する組成物
JP2018501331A (ja) * 2014-11-17 2018-01-18 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 有益剤送達組成物

Family Cites Families (132)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US34584A (en) 1862-03-04 Improvement in rakes for harvesters
CA866191A (en) 1971-03-16 G. Van Senden Karel Catalysts
US2826551A (en) 1954-01-04 1958-03-11 Simoniz Co Nontangling shampoo
GB849433A (en) 1957-08-22 1960-09-28 Raymond Woolston Hair washing preparations
US3308067A (en) 1963-04-01 1967-03-07 Procter & Gamble Polyelectrolyte builders and detergent compositions
US3646015A (en) 1969-07-31 1972-02-29 Procter & Gamble Optical brightener compounds and detergent and bleach compositions containing same
LU60582A1 (ja) 1970-03-24 1971-10-06
CA989557A (en) 1971-10-28 1976-05-25 The Procter And Gamble Company Compositions and process for imparting renewable soil release finish to polyester-containing fabrics
US3958581A (en) 1972-05-17 1976-05-25 L'oreal Cosmetic composition containing a cationic polymer and divalent metal salt for strengthening the hair
CA995092A (en) 1972-07-03 1976-08-17 Rodney M. Wise Sulfated alkyl ethoxylate-containing detergent composition
GB1440913A (en) 1972-07-12 1976-06-30 Unilever Ltd Detergent compositions
CA1018893A (en) 1972-12-11 1977-10-11 Roger C. Birkofer Mild thickened shampoo compositions with conditioning properties
US3964500A (en) 1973-12-26 1976-06-22 Lever Brothers Company Lusterizing shampoo containing a polysiloxane and a hair-bodying agent
US3959230A (en) 1974-06-25 1976-05-25 The Procter & Gamble Company Polyethylene oxide terephthalate polymers
US4000093A (en) 1975-04-02 1976-12-28 The Procter & Gamble Company Alkyl sulfate detergent compositions
GB1565807A (en) 1975-12-18 1980-04-23 Uilever Ltd Process and compositions for cleaning fabrics
US4152416A (en) 1976-09-17 1979-05-01 Marra Dorothea C Aerosol antiperspirant compositions delivering astringent salt with low mistiness and dustiness
US4201824A (en) 1976-12-07 1980-05-06 Rhone-Poulenc Industries Hydrophilic polyurethanes and their application as soil-release, anti-soil redeposition, and anti-static agents for textile substrates
FR2407980A1 (fr) 1977-11-02 1979-06-01 Rhone Poulenc Ind Nouvelles compositions anti-salissure et anti-redeposition utilisables en detergence
GB2048606B (en) 1979-02-28 1983-03-16 Barr & Stroud Ltd Optical scanning system
ATE30738T1 (de) 1981-05-30 1987-11-15 Procter & Gamble Reinigungsmittelzusammensetzung enthaltend einen wirkungsfoerdernden zusatz und ein kopolymer zum gewaehrleisten der vertraeglichkeit desselben.
GR76237B (ja) 1981-08-08 1984-08-04 Procter & Gamble
US4364837A (en) 1981-09-08 1982-12-21 Lever Brothers Company Shampoo compositions comprising saccharides
US4489574A (en) 1981-11-10 1984-12-25 The Procter & Gamble Company Apparatus for highly efficient laundering of textiles
US4489455A (en) 1982-10-28 1984-12-25 The Procter & Gamble Company Method for highly efficient laundering of textiles
US4760025A (en) 1984-05-29 1988-07-26 Genencor, Inc. Modified enzymes and methods for making same
GB8329762D0 (en) 1983-11-08 1983-12-14 Unilever Plc Manganese adjuncts
DE3483269D1 (de) * 1984-03-02 1990-10-25 Wako Pure Chem Ind Ltd Triphenylmethanabkoemmlinge und verfahren zur bestimmung der oxydativen agenzien bei deren verwendung als farbstoffbilder.
US4525524A (en) 1984-04-16 1985-06-25 The Goodyear Tire & Rubber Company Polyester composition
EP0162811B1 (de) 1984-05-22 1989-10-11 Ciba-Geigy Ag Verfahren zur fotochemischen Stabilisierung von Polyamidfasermaterial
US4790856A (en) 1984-10-17 1988-12-13 Colgate-Palmolive Company Softening and anti-static nonionic detergent composition with sulfosuccinamate detergent
US4579681A (en) 1984-11-08 1986-04-01 Gaf Corporation Laundry detergent composition
US4702857A (en) 1984-12-21 1987-10-27 The Procter & Gamble Company Block polyesters and like compounds useful as soil release agents in detergent compositions
GB8504733D0 (en) 1985-02-23 1985-03-27 Procter & Gamble Ltd Detergent compositions
US4601845A (en) 1985-04-02 1986-07-22 Lever Brothers Company Bleaching compositions containing mixed metal cations adsorbed onto aluminosilicate support materials
DE3536530A1 (de) 1985-10-12 1987-04-23 Basf Ag Verwendung von pfropfcopolymerisaten aus polyalkylenoxiden und vinylacetat als vergrauungsinhibitoren beim waschen und nachbehandeln von synthesefasern enthaltendem textilgut
US4711748A (en) 1985-12-06 1987-12-08 Lever Brothers Company Preparation of bleach catalyst aggregates of manganese cation impregnated aluminosilicates by high velocity granulation
EP0224952A3 (en) 1985-12-06 1988-09-14 Unilever N.V. Bleach catalyst aggregates of manganese cation impregnated aluminosilicates
US4728455A (en) 1986-03-07 1988-03-01 Lever Brothers Company Detergent bleach compositions, bleaching agents and bleach activators
US4711730A (en) 1986-04-15 1987-12-08 The Procter & Gamble Company Capped 1,2-propylene terephthalate-polyoxyethylene terephthalate polyesters useful as soil release agents
DE3765773D1 (de) 1986-12-24 1990-11-29 Rhone Poulenc Chimie Latex gegen wiederverschmutzung beim waschen von textilien.
US4756844A (en) * 1986-12-29 1988-07-12 The Dow Chemical Company Controlled-release composition having a membrane comprising submicron particles
US4721580A (en) 1987-01-07 1988-01-26 The Procter & Gamble Company Anionic end-capped oligomeric esters as soil release agents in detergent compositions
GB8720863D0 (en) 1987-09-04 1987-10-14 Unilever Plc Metalloporphyrins
US4877896A (en) 1987-10-05 1989-10-31 The Procter & Gamble Company Sulfoaroyl end-capped ester of oligomers suitable as soil-release agents in detergent compositions and fabric-conditioner articles
EP0471265B1 (en) 1988-01-07 1995-10-25 Novo Nordisk A/S Specific protease
US4787989A (en) 1988-01-13 1988-11-29 Gaf Corporation Anionic soil release compositions
US4968451A (en) 1988-08-26 1990-11-06 The Procter & Gamble Company Soil release agents having allyl-derived sulfonated end caps
ES2075132T3 (es) 1989-02-22 1995-10-01 Unilever Nv Uso de metalo-porfirinas como catalizadores de blanqueo.
GB8908416D0 (en) 1989-04-13 1989-06-01 Unilever Plc Bleach activation
US4956447A (en) 1989-05-19 1990-09-11 The Procter & Gamble Company Rinse-added fabric conditioning compositions containing fabric sofening agents and cationic polyester soil release polymers and preferred cationic soil release polymers therefor
GB8915781D0 (en) 1989-07-10 1989-08-31 Unilever Plc Bleach activation
US5104646A (en) 1989-08-07 1992-04-14 The Procter & Gamble Company Vehicle systems for use in cosmetic compositions
US5106609A (en) 1990-05-01 1992-04-21 The Procter & Gamble Company Vehicle systems for use in cosmetic compositions
ES2144990T3 (es) 1989-08-25 2000-07-01 Henkel Of America Inc Enzima proteolitica alcalina y metodo de produccion.
GB8927361D0 (en) 1989-12-04 1990-01-31 Unilever Plc Liquid detergents
GB9003741D0 (en) 1990-02-19 1990-04-18 Unilever Plc Bleach activation
DE4016002A1 (de) 1990-05-18 1991-11-21 Basf Ag Verwendung von wasserloeslichen oder wasserdispergierbaren gepfropften proteinen als zusatz zu wasch- und reinigungsmitteln
ES2100925T3 (es) 1990-05-21 1997-07-01 Unilever Nv Activacion de blanqueador.
GB9108136D0 (en) 1991-04-17 1991-06-05 Unilever Plc Concentrated detergent powder compositions
US5194416A (en) 1991-11-26 1993-03-16 Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. Manganese catalyst for activating hydrogen peroxide bleaching
GB9127060D0 (en) 1991-12-20 1992-02-19 Unilever Plc Bleach activation
KR100294361B1 (ko) 1992-07-23 2001-09-17 피아 스타르 돌연변이체알파-아밀라제,세정제,접시세척제,및액화제
JPH08506491A (ja) 1993-02-11 1996-07-16 ジェネンカー インターナショナル,インコーポレイティド 酸化安定性アルファ−アミラーゼ
US5415807A (en) 1993-07-08 1995-05-16 The Procter & Gamble Company Sulfonated poly-ethoxy/propoxy end-capped ester oligomers suitable as soil release agents in detergent compositions
CN1082999C (zh) 1993-10-14 2002-04-17 普罗格特-甘布尔公司 含蛋白酶的洗涤组合物
ES2250969T3 (es) 1994-03-29 2006-04-16 Novozymes A/S Amilasa alcalina de bacilo.
US5534179A (en) 1995-02-03 1996-07-09 Procter & Gamble Detergent compositions comprising multiperacid-forming bleach activators
US6093562A (en) 1996-02-05 2000-07-25 Novo Nordisk A/S Amylase variants
AR000862A1 (es) 1995-02-03 1997-08-06 Novozymes As Variantes de una ó-amilasa madre, un metodo para producir la misma, una estructura de adn y un vector de expresion, una celula transformada por dichaestructura de adn y vector, un aditivo para detergente, composicion detergente, una composicion para lavado de ropa y una composicion para la eliminacion del
JP4047379B2 (ja) 1995-02-03 2008-02-13 ノボザイムス アクティーゼルスカブ 予め決められた性質を有するα−アミラーゼ変異体のデザイン方法
JP3025627B2 (ja) 1995-06-14 2000-03-27 花王株式会社 液化型アルカリα−アミラーゼ遺伝子
US5597936A (en) 1995-06-16 1997-01-28 The Procter & Gamble Company Method for manufacturing cobalt catalysts
US5576282A (en) 1995-09-11 1996-11-19 The Procter & Gamble Company Color-safe bleach boosters, compositions and laundry methods employing same
GB9523654D0 (en) 1995-11-18 1996-01-17 Ciba Geigy Ag Fabric bleaching composition
US6093343A (en) 1996-02-08 2000-07-25 The Procter & Gamble Company Detergent particles comprising metal-containing bleach catalysts
DE69733519T2 (de) 1996-03-04 2005-11-03 General Electric Co. Blockcopolymere auf basis von silikonen und aminopolyalkylenoxiden
EG21623A (en) 1996-04-16 2001-12-31 Procter & Gamble Mid-chain branced surfactants
PH11997056158B1 (en) 1996-04-16 2001-10-15 Procter & Gamble Mid-chain branched primary alkyl sulphates as surfactants
US5763385A (en) 1996-05-14 1998-06-09 Genencor International, Inc. Modified α-amylases having altered calcium binding properties
US5744280A (en) * 1996-09-05 1998-04-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Storage-stable photoimageable deutero leuco dye/photooxidation compositions with improved leuco dye
EP0884352B1 (en) 1997-06-11 2001-09-05 Kuraray Co., Ltd. Water-soluble film
MA25044A1 (fr) 1997-10-23 2000-10-01 Procter & Gamble Compositions de lavage contenant des variants de proteases multisubstituees.
CA2308119C (en) 1997-10-30 2014-06-03 Novo Nordisk A/S .alpha.-amylase mutants
US6207782B1 (en) 1998-05-28 2001-03-27 Cromption Corporation Hydrophilic siloxane latex emulsions
US6403355B1 (en) 1998-12-21 2002-06-11 Kao Corporation Amylases
EP2011864B1 (en) 1999-03-31 2014-12-31 Novozymes A/S Polypeptides having alkaline alpha-amylase activity and nucleic acids encoding same
JP4523178B2 (ja) 1999-03-31 2010-08-11 ノボザイムス アクティーゼルスカブ リパーゼ変異体
DE10036533B4 (de) 2000-07-27 2005-02-03 Ge Bayer Silicones Gmbh & Co. Kg Verwendung von polyquarternären Polysiloxanen als waschbeständige hydrophile Weichmacher
MXPA03000808A (es) 2000-07-27 2003-09-10 Ge Bayer Silicones Gmbh Co Kg Compuestos de poliamonio-polisiloxano, metodos para su produccion y uso de los mismos.
US7041767B2 (en) 2000-07-27 2006-05-09 Ge Bayer Silicones Gmbh & Co. Kg Polysiloxane polymers, method for their production and the use thereof
ATE307882T1 (de) 2000-07-28 2005-11-15 Henkel Kgaa Neues amylolytisches enzym aus bacillus sp. a 7-7 (dsm 12368) sowie wasch- und reinigungsmittel mit diesem neuen amylolytischen enzym
CN100340648C (zh) 2000-10-27 2007-10-03 宝洁公司 稳定的液体组合物
US7041488B2 (en) 2001-06-06 2006-05-09 Novozymes A/S Endo-beta-1,4-glucanase from bacillus
US6482969B1 (en) 2001-10-24 2002-11-19 Dow Corning Corporation Silicon based quaternary ammonium functional compositions and methods for making them
US6607717B1 (en) 2001-10-24 2003-08-19 Dow Corning Corporation Silicon based quaternary ammonium functional compositions and their applications
DE10162728A1 (de) 2001-12-20 2003-07-10 Henkel Kgaa Neue Alkalische Protease aus Bacillus gibsonii (DSM 14393) und Wasch-und Reinigungsmittel enthaltend diese neue Alkalische Protease
EP1396536B1 (en) 2002-09-05 2005-10-19 The Procter & Gamble Company Structuring systems for fabric treatment compostions
ATE284942T1 (de) 2002-09-05 2005-01-15 Procter & Gamble Strukturierte flüssige weichmacherzusammensetzungen
GB0300808D0 (en) 2003-01-14 2003-02-12 Unilever Plc Home and personal care compositions with lubricants
US9068234B2 (en) 2003-01-21 2015-06-30 Ptc Therapeutics, Inc. Methods and agents for screening for compounds capable of modulating gene expression
US7022656B2 (en) 2003-03-19 2006-04-04 Monosol, Llc. Water-soluble copolymer film packet
EP1502944B1 (en) 2003-08-01 2007-02-28 The Procter & Gamble Company Aqueous liquid laundry detergent compositions with visible beads
EP1502943A1 (en) 2003-08-01 2005-02-02 The Procter & Gamble Company Aqueous liquid cleaning composition comprising visible beads
WO2005052146A2 (en) 2003-11-19 2005-06-09 Genencor International, Inc. Serine proteases, nucleic acids encoding serine enzymes and vectors and host cells incorporating same
AR049538A1 (es) * 2004-06-29 2006-08-09 Procter & Gamble Composiciones de detergentes para lavanderia con colorante entonador eficiente
CA2571864C (en) 2004-07-05 2014-09-23 Novozymes A/S Alpha-amylase variants with altered properties
US7977299B2 (en) * 2004-08-18 2011-07-12 Ecolab Usa Inc. Treated oxidizing agent, detergent composition containing a treated oxidizing agent, and methods for producing
US20070041929A1 (en) 2005-06-16 2007-02-22 Torgerson Peter M Hair conditioning composition comprising silicone polymers containing quaternary groups
WO2007044993A2 (en) 2005-10-12 2007-04-19 Genencor International, Inc. Use and production of storage-stable neutral metalloprotease
JP2009511656A (ja) 2005-10-28 2009-03-19 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 陰イオン修飾カテコール、および汚れ懸濁ポリマー類を含有する組成物
US7585376B2 (en) 2005-10-28 2009-09-08 The Procter & Gamble Company Composition containing an esterified substituted benzene sulfonate
US9427391B2 (en) 2006-01-09 2016-08-30 The Procter & Gamble Company Personal care compositions containing cationic synthetic copolymer and a detersive surfactant
US20070286837A1 (en) 2006-05-17 2007-12-13 Torgerson Peter M Hair care composition comprising an aminosilicone and a high viscosity silicone copolymer emulsion
ATE502998T1 (de) 2006-07-07 2011-04-15 Procter & Gamble Waschmittelzusammensetzungen
CA2673239C (en) 2007-01-19 2012-07-24 The Procter & Gamble Company Laundry care composition comprising a whitening agent having an azo-thiophene or triphenylmethane colorant moiety and a polyoxyalkylene moiety
MX2009013494A (es) 2007-06-11 2010-01-18 Procter & Gamble Agente benefico que contiene particulas de suministro.
DE102007038031A1 (de) 2007-08-10 2009-06-04 Henkel Ag & Co. Kgaa Mittel enthaltend Proteasen
GB0719161D0 (en) 2007-10-01 2007-11-07 Unilever Plc Improvements relating to fabrick treatment compositions
RU2010125312A (ru) 2008-01-07 2012-02-20 Дзе Проктер Энд Гэмбл Компани (US) Моющие средства, имеющие приемлемую окраску
US20090247449A1 (en) 2008-03-26 2009-10-01 John Allen Burdis Delivery particle
ES2527645T3 (es) 2008-06-06 2015-01-27 Danisco Us Inc. Variantes de alfa-amilasa de Geobacillus stearothermophilus (AMYS) con propiedades mejoradas
EP2133410B1 (en) 2008-06-13 2011-12-28 The Procter & Gamble Company Multi-compartment pouch
PL2135932T3 (pl) 2008-06-20 2012-08-31 Procter & Gamble Kompozycje środka piorącego
CA2798745C (en) 2010-06-23 2014-11-18 The Procter & Gamble Company Product for pre-treatment and laundering of stained fabric
GB201011511D0 (en) 2010-07-08 2010-08-25 Unilever Plc Composions comprising optical benefits agents
US20120101018A1 (en) * 2010-10-22 2012-04-26 Gregory Scot Miracle Bis-azo colorants for use as bluing agents
US9797885B2 (en) * 2013-11-08 2017-10-24 SeeLeaf Inc. Methods and articles for the detection of exposure to polyhydroxyaromatic skin irritants
EP2924108A1 (en) * 2014-03-28 2015-09-30 The Procter and Gamble Company Water soluble unit dose article
WO2016049455A1 (en) 2014-09-26 2016-03-31 The Procter & Gamble Company Personal care compositions comprising malodor reduction compositions
WO2016178668A1 (en) * 2015-05-04 2016-11-10 Milliken & Company Leuco triphenylmethane colorants as bluing agents in laundry care compositions
US10385294B2 (en) * 2016-11-01 2019-08-20 The Procter & Gamble Company Leuco polymers as bluing agents in laundry care compositions

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60179500A (ja) * 1984-01-27 1985-09-13 ザ、クロロツクス、カンパニー 密度制御マイクロカプセルおよびその製造法
JPS61141800A (ja) * 1984-12-11 1986-06-28 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 有色漂白組成物
JPS6456799A (en) * 1987-05-23 1989-03-03 Procter & Gamble Washing article
JP2005139184A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 L'oreal Sa ヘプタフルベン又はトロポロン系化合物、誘導体及び/又は混合物を含有する組成物、及びそれを使用する染色方法
US20080196179A1 (en) * 2007-02-09 2008-08-21 Moore Patrick D Unsubstituted and polymeric triphenymethane colorants for coloring consumer products
JP2012532247A (ja) * 2009-07-10 2012-12-13 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 有益剤送達粒子を含有する組成物
JP2018501331A (ja) * 2014-11-17 2018-01-18 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 有益剤送達組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020535293A (ja) * 2017-10-12 2020-12-03 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company 洗濯ケア組成物中の青味剤として第2のホワイトニング剤と組み合わせたロイコ着色剤

Also Published As

Publication number Publication date
CN109890949B (zh) 2021-10-01
JP6790257B2 (ja) 2020-11-25
WO2018085315A1 (en) 2018-05-11
EP3535362A1 (en) 2019-09-11
US20180119070A1 (en) 2018-05-03
CN109890949A (zh) 2019-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6790257B2 (ja) 洗濯ケア組成物における青味剤としてのロイコ着色剤、その包装、キット及び方法
JP6728427B2 (ja) ランドリーケア組成物
JP7350835B2 (ja) 洗濯ケア組成物における青味剤としてのロイコ着色剤
JP2020023704A (ja) 洗剤組成物
JP7230043B2 (ja) ロイコ化合物、着色剤化合物、およびそれらを含有する組成物
JP2018524483A (ja) 布地の処理方法
JP6993503B2 (ja) 洗濯ケア組成物中の青味剤としてのロイコ着色剤
JP6945947B2 (ja) 洗濯ケア組成物中の青味剤として第2のホワイトニング剤と組み合わせたロイコ着色剤
JP2019535857A (ja) 洗濯ケア組成物における青味剤としてのロイコ着色剤
JP2018517803A (ja) 布地の処理方法
TWI715878B (zh) 隱色著色劑及組成物
EP3694973A1 (en) Leuco colorants as bluing agents in laundry care compositions
US12049608B2 (en) Leuco colorants as bluing agents in laundry care compositions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6790257

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250