JP2019512702A5

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Publication number: JP2019512702A5
Application number: JP2018549201A
Authority: JP
Filing date: 2017-03-17
Publication date: 2020-04-23
Anticipated expiration: 2037-03-17

Claims

マイクロ流体デバイス内に配置されたキャピラリフローチャネルであって、近位開口部及び遠位開口部を備えるキャピラリフローチャネルと、
フィルタを備え、前記近位開口部に配置されたフィルタポケットと、
前記フィルタポケットに対して遠位に配置された混合ウェルと、
前記混合ウェルに対して遠位に配置された、試薬を収容する乾燥試薬ゾーンと、
前記乾燥試薬ゾーンに対して遠位に配置されたピンチ領域と、
前記ピンチ領域に対して遠位に配置された検出ゾーンと、
を備え、
前記フィルタポケット、前記混合ウェル、前記乾燥試薬ゾーン、前記ピンチ領域、及び前記検出ゾーンは、より高密度のアッセイ試薬がテクスチャ表面上に固定化されるテクスチャ表面を有し、かつ、流量を制御するように構成されて流体連通している、マイクロ流体デバイス。
前記フィルタポケットが、液体サンプルを受け入れるように構成された凹部を有するサンプル入口、フィルタランディング、及び前記液体サンプルの受け入れ時に空気が排気されることを可能にするように構成されたベントを備える、請求項１に記載のマイクロ流体デバイス。
前記フィルタランディングが、前記フィルタポケットの遠位縁から延びる***したプラトーを含むか、
前記フィルタポケットが、前記液体サンプルの血漿を前記サンプル入口から前記フィルタランディングへ誘導するために配置されたキャットウォークストリップをさらに備えるか、又は、
前記混合ウェルが、長さ、幅、深さを有するボウル形状を有し、前記ウェルは、濾過された液体を毛管作用により移動させるように構成される、請求項２に記載のマイクロ流体デバイス。
前記乾燥試薬ゾーンが、前記サンプルを前記試薬ゾーンの親水性領域に維持するように構成された、キャピラリフローに垂直な高さを有する疎水性インク壁を含む、請求項１に記載のマイクロ流体デバイス。
前記ピンチ領域が前記乾燥試薬ゾーンに対して遠位に配置され、前記濾過された液体が毛管作用により前記ピンチ領域を通って検出ゾーンへ移動されるか、又は
前記ピンチ領域が、前記サンプルが前記試薬と接触するためのインキュベーション時間を増加させ、前記濾過された液体サンプルを毛管作用により移動させるべく、ローブと共に構成される、請求項１に記載のマイクロ流体デバイス。
前記検出ゾーンが、特定の分析物と結合するように構成された少なくとも１つの固相取り込みスポットを含むか、又は、
前記検出ゾーンが、前記検出ゾーンの長さに沿って直接に配列された２つ以上の固相取り込みスポットを含む、請求項１に記載のマイクロ流体デバイス。
前記固相取り込みスポットが、読取り装置により測定される信号を提供するか、又は、
少なくとも１つの固相取り込みスポットが制御部として作用する、請求項６に記載のマイクロ流体デバイス。
前記検出ゾーンの洗浄中に過剰液体サンプルを保持するように構成された廃液チャネルをさらに備える、請求項１に記載のマイクロ流体デバイス。
前記基板の一部が前記廃液チャネルを覆い、該一部は、流量を増加させ且つ洗浄時間を減少させるべく疎水性インクでプリントされる、請求項８に記載のマイクロ流体デバイス。
前記キャピラリフローチャネルが、上側基板と下側基板との間に配置される、請求項１に記載のマイクロ流体デバイス。
前記下側基板が、第１の深さを有する第１の部分と、前記第１の深さよりも小さい第２の深さを有する第２の部分を備える、請求項１０に記載のマイクロ流体デバイス。
前記第１の深さを有する部分が凸形であり、前記第２の深さを有する部分が平坦である、請求項１１に記載のマイクロ流体デバイス。
前記フィルタポケットが、前記濾過された液体を毛管作用により前記キャピラリチャンバに沿って前記キャピラリチャネルの混合ウェルへ移動させるように構成されるか、
前記混合ウェルが、前記濾過された液体を毛管作用により前記キャピラリチャンバに沿って前記キャピラリチャネルのピンチ領域へ移動させるように構成されるか、又は、
前記キャピラリフローチャネルの残りに比べてより大きい深さを有する前記混合ウェルが、前記濾過成分の濃縮を抑制し、前記デバイス間の前記濾過成分の変動を最小にするように構成される、請求項１に記載のマイクロ流体デバイス。
サンプル中のターゲットを検出するための方法であって、
近位開口部及び遠位開口部を有するキャピラリフローチャネルを備えたマイクロ流体デバイスに関する読取り装置と共に動作可能な関係性に当該マイクロ流体デバイスを位置決めすることと、
前記キャピラリフローチャネルの近位部にあるフィルタポケットであって、液体サンプルを生成するべく前記サンプルの液体部分を分離するフィルタポケットにサンプルを導入することと、
前記液体サンプルを、前記デバイス間の濾過成分の変動を最小にするべく混合ウェルに通すことと、
前記混合ウェルからの液体サンプルを乾燥試薬ゾーンに通すことであって、前記乾燥試薬ゾーンが、乾燥試薬を前記液体サンプル中で再構成するように構成された、デバイス表面上にテクスチャを有することと、
前記乾燥試薬ゾーンからの液体サンプルを、減少した拡散距離でインキュベートするための試薬の付加的な時間をもたらすことにより前記アッセイの感度を高めるように構成されたピンチ領域に通すことと、
前記ピンチ領域からの液体サンプルを、ターゲットの存在を検出するように構成された検出ゾーンに通すことと、
前記検出ゾーンにおいて固相取り込みスポットと接触させることと、
前記固相取り込みスポットからの信号を読み取ることと、
前記検出ゾーンからの液体サンプルを、前記検出ゾーンの洗浄からの過剰液体サンプルを保持するように構成された廃液チャネルに通すことと、
を含む、方法。
患者サンプル中の心筋トロポニンの存在又は欠如を判定するための、請求項１４に記載の方法であって、
ａ）存在する場合、トロポニンの結合パートナー及び検出可能な分子を含む標識でトロポニンを標識することと、
ｂ）ハンドヘルドアッセイにおける標識の存在又は欠如を判定することによりサンプル中のトロポニンを検出することと、
を含み、
前記標識の存在の検出は、前記サンプル中のトロポニンの存在を示し、前記アッセイは、約２０％未満の変動係数と共に約３ｐｇ／ｍＬの定量限界を有し、
前記トロポニンが心筋トロポニンＩ（ｃＴｎＩ）であるか、
前記トロポニンが心筋トロポニンＴ（ｃＴｎＴ）であるか、
前記トロポニンがｃＴｎＩとｃＴｎＴの複合体であるか、
前記結合パートナーが、トロポニンに特異的な抗体を含むか、又は、
前記サンプル中のトロポニンが、請求項１のマイクロ流体デバイスを含むハンドヘルドアッセイにおける標識の存在又は欠如を判定することにより検出される、方法。