JP2019500611A - 最適化された線形性を有する可動マスを連結する手段を備える可動マスサスペンションシステム - Google Patents

最適化された線形性を有する可動マスを連結する手段を備える可動マスサスペンションシステム Download PDF

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Abstract

慣性角センサのような、可動マス(12)を懸架するためのシステム(10)であって、連結ブロック(38A)を介して互いに連結され、連結ブロック(38A)に対して変位可能なように可動平面(P)において曲げ変形可能な第1及び第2の連結要素(34A、36A)を含む連結装置(32A)を備え、これにより、支持体(20)または別の可動マスが2つの異なる方向(Y、X)に沿って、第1の連結要素に連結された可動マス(12)と連結されたシステムの他方の要素との間の変位を可能にしている。連結要素の少なくとも1つは、連結ブロックを可動マスまたはシステムの他方の要素にそれぞれ連結する2つのばね(40; 42)から形成される。したがって、連結要素は改善された線形特性を有する。

Description

[産業上の利用分野]
本発明は、振動共振器を有する慣性角センサなどの、平面内に質量可動マスを備えるシステムの領域に関する。「ディスクリートマス(discrete mass)」センサとして知られるこのようなセンサは、「地震マス(seismic mass)」、「試験体(test body)」または「試験マス(test mass)」とも呼ばれる少なくとも1つの可動マスを含み、センサのフレームに対する可動平面に共振器を形成し、センサの動きを分析して、回転におけるフレームの変位に関する情報を提供することができる。
これらのセンサは、「ジャイロスコープ」モード及び/または「ジャイロメータ」モードで作動することができ、それらの寸法は様々であり得る。「ジャイロスコープ」モードは、センサのフレームの回転変位の影響下で可動マスに加えられるコリオリ力を測定することに基づいており、「ジャイロスコープ」モードは、このような回転変位の影響下にある可動マスの振動方向の角度ドリフトに基づいている。
特に、これらのセンサが好ましいのは、小型化が可能であり、したがって、特に微小電気機械センサ(MEMS)の形態で使用されるからである。
本発明は、例えば、アクチュエータ、スイッチまたは共振器を形成するために使用され得る他のタイプのシステムにも適用される。
振動共振器を有する慣性角センサでは、(または各)共振器は、可動マスが、以下、「可動平面」と称される平面内で振動することができるように、支持体から弾性手段によって吊り下げられた可動マスの形態である。
この種のセンサは多種多様なものが開発されている。これらのセンサのうちのいくつか、特に「ジャイロスコープ」モードで作動することができるように設計されたセンサ、すなわち角度位置を直接測定するために使用できるセンサでは、可動マスは可動平面内における2つの平行の自由度と、この同じ平面における慣性中心を中心とした1つの回転の自由度と、を有する。次に、可動マスの振動は、互いに略直交する2方向に作用するアクチュエータによって維持される。さらに、センサフレームの回転変位は、可動マスの振動方向に角度シフトを引き起こす。したがって、このマスは、可動平面内の任意の方向に無関係に変位することができなければならない。
これを達成するために、可動マスのサスペンション手段は、可動マスの2つの自由度と整合しなければならない。
また、センサの作動を妨害する可能性のある故障の発生を回避するために、可動マスの振動を維持するのに必要な力が振幅に応じて直線的であることが望ましい。
2次非線形性は、非ゼロの平均力をもたらし、センサの構造にプレストレスを生じさせるが、三次非線形性は、アイソクロナス障害をもたらし、振幅に依存する平均剛性をもたらし、振動振幅に応じての振動周波数の変化を引き起こす。
いくつかのセンサに存在するいくつかの可動マスのそれぞれの変位の弾性的結合のために使用される弾性結合手段にも同様の考察が適用される。
本明細書の残りの部分において、「連結手段」、「連結装置」及び「連結要素」という表現は、サスペンション手段、サスペンション装置またはサスペンション要素及び弾性連結手段、弾性連結装置または弾性連結要素を区別して指定する。当業者にとって、サスペンション及び弾性的結合の概念は、2つの要素の間の直接連結を含むことは明らかである。
本発明の課題は、特に、2つの自由度を有し、少なくとも線形性が改善された連結手段を有し、好ましくは等方性が改善されたシステムである。
これを達成するために、本発明は、少なくとも1つの可動マスと、この可動マスをシステムの他方の要素に連結する連結手段と、を開示し、この連結手段は、可動マスを、システムの他方の要素に対して、「可動平面」と称される平面内で移動することを可能にする。
本発明によれば、連結手段は、可動マスに連結された第1の連結要素と、システムの他方の要素に連結された第2の連結要素と、第1の連結要素を第2の要素に連結する連結ブロックと、を備える第1の連結装置を含む。
さらに、可動マスが静止位置にある際、第1及び第2の連結要素は、それぞれ、可動平面に直交し交差する第1の平面及び第2の平面に対して中心合わせされる。
さらに、第1の連結要素は、静止位置から開始して第1の平面と直交する第1の方向に沿って連結ブロックに対する可動マスの相対的な変位を可能にするように、可動平面内での曲げ変形が可能であり、第2の連結要素は、静止位置から開始して第2の平面に直交する第2の方向に沿って連結ブロックに対するシステムの他方の要素の相対的な変位を可能にするように、可動平面内での曲げ変形が可能である。
さらに、第1及び第2の連結要素の少なくとも1つは、少なくとも2つのばねから形成され、それぞれのばねは、可動マスに、システムの他方の要素にそれぞれ連結された第1の端部と、連結ブロックに連結された第2の端部と、を有する。
以下の説明から明らかになるように、第1の連結装置の構成は良好な線形性をもたらす。したがって、本発明は、上記の課題に対する解決策を提供し得る。
当業者にとって、可動平面内での曲げにおける第1の連結要素の変形が、第1次まで、上述した第1の方向にのみ生じる可動マスの変位を誘発することは明らかである。同様に、可動平面内での曲げにおける第2の連結要素の変形は、第1次まで、上述した第2の方向に沿ってのみ起こる可動マスの変位を誘発する。
「連結ブロックに対する可動マスの相対変位」とは、連結ブロックに対して固定座標系内で可動マスが移動する可能性を指すことを理解されたい。同様に、「連結ブロックに対するシステムの他方の要素の相対変位」とは、システムの他方の要素が連結ブロックに対して固定座標系内を移動する可能性を指すことを理解されたい。特に、この専門用語が、システムのこの他方の要素がシステムのフレームに固定されるのを妨げないので、システムのフレームに対して固定された座標システムを考慮すると、システムの他方の要素に対して相対的に移動するのは連結ブロックである。
「静止位置」とは、可動マスの安定した位置、すなわち、好ましくは、第1及び第2の連結要素が可動平面内でいかなる曲げ応力も受けない位置であることを意味する。
好ましくは、他方の連結要素は、また、少なくとも2つのばねから形成され、ばねの第1の端部はシステムの他方の要素に連結されており、ばねの第2の端部は連結ブロックに連結されている。
したがって、本発明の好ましい実施形態では、第1の連結要素は、可動平面内の曲げ変形可能な少なくとも2つのばねで構成され、それぞれが可動マスに連結された第1の端部と連結ブロックに連結された第2の端部とを有する。第2の連結要素は、可動平面内の曲げ変形が可能な少なくとも2つのばねで構成され、それぞれがシステムの他方の要素に連結された第1の端部と連結ブロックに連結された第2の端部とを有する。
したがって、連結要素は、最適な線形特性を有し得る。
好ましくは、第1の連結要素のばねは互いに類似している。好ましくは、第2の連結要素のばねも互いに類似している。
本発明の好ましい第1の実施形態では、第1及び第2の連結要素のうちの少なくとも1つのばねのそれぞれは、直線状の板ばねまたはビームの形態である。
第1及び第2の連結要素の各々におけるばねの数は、2つに等しくてもよい。
変形例として、第1及び第2の連結要素のうちの少なくとも1つのばねの数は、3つ以上であり得る。
ばねの数の増加は、連結装置の剛性を増加させ得る。
本発明の好ましい第2の実施形態では、第1及び第2の連結要素の少なくとも1つが連結ブロックの2つの対応する延長部の間に延在し、この連結要素のばねは2つであり、それぞれ折り曲げられた板ばねまたはビームの形態であり、その第1の端部は、可動マスまたはシステムの他方の要素に連結され、第2の端部は、連結ブロックの延長部の1つに連結される。
この場合、上記2つのばねは、可動平面と直交する平面を中心として互いに対称であることが好ましい。
本発明の好ましい第3の実施形態では、第1及び第2の連結要素の少なくとも1つのばねは2つであり、可動マスまたはシステムの他方の要素の延長部の各側に延在し、これらのばねは、折り曲げられた板ばねまたはビームの形態であり、その第1の端部は、可動マスの延長部またはシステムの他方の要素に連結され、第2の端部は、連結ブロックに連結される。
この場合にも、2つのばねは、可動平面に直交する平面に対して互いに対称であることが好ましい。
したがって、本発明の第2及び第3の実施形態は、いわゆる折り曲げられたばねの使用に基づいている。
通常、第1の方向と第2の方向との間の角度は90度であることが好ましい。
したがって、第1の連結装置の第1の平面と第2の平面との間の角度は、可動マスが静止位置にあるときに90度であることが好ましい。
さらに、第1の連結装置の第1の連結要素及び第2の連結要素は、好ましくは、可動平面に直交する第3の平面に対して互いに対称である。
さらに、可動マスは、有利には、第1の対称平面と、可動平面に直交し、第1の方向及び第2の方向にそれぞれ直交する第2の対称平面と、を有する。
より一般的には、可動マスの形状は、その慣性中心を中心に90度回転しても通常不変である。
さらに、連結手段は、好ましくは、第1の連結装置と同様の第2の連結装置を含み、第2の連結装置の第1の連結要素が第1の連結装置の第2の連結要素と平行に延在するように配置され、第1及び第2の連結装置は、可動平面に直交する第4の平面に対して互いに対称である。
第4の平面は、第3の平面にも直交することが好ましい。
さらに、可動マスは、好ましくは、第4の平面に対して対称である。
さらに、連結手段は、好ましくは、第1の連結装置と同様の第3の連結装置を備え、第1、第2及び第3の連結装置のアセンブリは、可動マスの慣性中心の周りを90度回転させることによって第1の不変パターンを形成する。
したがって、以下の説明から明らかになるように、連結手段は、それに最適な等方性性能をもたらす対称特性を有する。さらに、これにより、連結手段は、慣性中心以外の可動マス上の点に力を加えることによるトルク効果を打ち消すことができる。
さらに、可動平面における可動マスの断面は、有利には、第4の平面内に対角線を有し、第1及び第2の対称平面にそれぞれ平行な2つの隣接する辺を有する正方形である。
変形例として、可動マスの断面は、システムが使用される用途のタイプに応じて、異なるタイプ、例えば円形、または任意の形状とすることができる。
様々な有利な用途では、システムは、可動平面内の可動マスを振動させるための作動手段を備え得る。
1つの特に有利な応用例では、システムは慣性角センサであり、したがって、可動平面内の可動マスの変位を測定する検出手段も備える。
システムは、好ましくは、システムの他方の要素を形成し、第1の作動手段が固定される支持体を含む。
支持体は、システムのフレームであり得、変形例として、支持体は、システムのフレームに対して自由に取り付けられ得る。
変形または追加として、システムは、システムの他方の要素を形成する別の可動マスを備え得る。
この場合、作動手段は、2つの可動マスの間に、及び/または、支持体と各可動マスとの間に介在させることも可能である。
さらに、システムは、有利には、2つの可動マスに反対の力を加えるように構成されている。
したがって、システムは、特にバランスよく作動することができる。特にシステムが慣性角度セクタである際に、システムのバランスを取ることは、このようなセンサの長期的な精度と安定性を高めることができる。
本発明は、添付の図面を参照して非限定的な例として与えられた以下の説明を読めばよりよく理解され、他の詳細、利点及び特徴が明らかになるであろう。
本発明の好ましい第1の実施形態による慣性角センサの部分概略上面図である。 図1の詳細部1Aの拡大図である。 図1のセンサに属する連結装置の拡大図概略図である。 本発明の一部を構成するものではなく、説明の目的のためだけに提供される他のタイプの連結装置を示、図2と同様の図である。 本発明の一部を構成するものではなく、説明の目的のためだけに提供される他のタイプの連結装置を示、図2と同様の図である。 本発明の一部を構成するものではなく、説明の目的のためだけに提供される他のタイプの連結装置を示、図2と同様の図である。 本発明の他の実施形態によるシステムの連結装置を示す、図2と同様の図である。 本発明の他の実施形態によるシステムの連結装置を示す、図2と同様の図である。 本発明の他の実施形態によるシステムの連結装置を示す、図2と同様の図である。
これらの図において、同一の参照符号は、同一または類似の要素を示し得る。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態による慣性角センサを形成するシステム10のいくつかの構成要素を示す。特に、この図は、1つの可動マス12と、別の可動マス14と、可動マス12、14の各々を支持体20に懸架するためのサスペンション手段16、18と、2つの可動マス12、14を互いに連結する弾性連結手段22と、を示す。
図示する慣性角センサ10は、MEMS型センサであるが、本発明は、すべての寸法のセンサに、より一般的には他のタイプのシステムにも適用可能であることに留意されたい。
支持体20は、図1の平面の下に延在し、これにより、この支持体20に対する異なる要素のアンカーパッドのみがクロスハッチングで示されている。
添付の特許請求の範囲で使用される用語において、サスペンション手段16、18及び弾性連結手段22は、可動マス12、14のそれぞれをシステムの他方の要素に連結する「連結手段」の例を形成する。サスペンション手段16、18は、可動マス12、14を支持体20にそれぞれ連結し、弾性結合手段22は、可動マス12、14のそれぞれを他方の可動マス14、12に連結する。
通常、連結手段16、18、22は、参照符号「P」で示された、図1の平面内の2つの平行な自由度と1つの回転の自由度とを有する。この平面Pは、連結手段16、18、22が可動マス12、14をこの平面内で移動させることを可能にし、可動マスがこの平面の外に移動することを防止するので、以後「可動平面」と称される。可動平面における可動マスのこのような変位は、以下の説明から明らかになるように、上述の連結手段の構成により振幅が明らかに制限されている。
本説明では、X、Y、Z方向の直交座標系が定義され、X、Y方向は可動平面Pに属する。
システム10は、また、可動平面P内の2つの可動マス12、14にそれぞれ振動を与える作動手段24、26と、この同じ平面P内の各可動マス12、14の変位を測定する検出手段28、30と、を備え、この測定値を使用して、自体が公知の方法で、慣性座標系に対する支持体20の回転角または回転速度を推定する。作動手段24、26及び検出手段28、30は、例えば複数対の微小静電くし(interdigitised electrostatic combs)から構成され得る。図示された例では、微小静電くしの各対は、作動手段24、26及び検出手段28、30に属する。微小静電くしの各対は、アクチュエータモードと検出器モードで交互に作用し、変形例として、作動手段24、26及び検出手段28、30は別個のものであってもよい。
図示の例では、作動手段24、26はX方向及びY方向に沿って作用し、検出手段28、30はX方向及びY方向に沿った可動マスの変位に敏感である。
サスペンション手段16は、第1の連結要素34A、第2の連結要素36A、及び、第1の連結要素34Aを第2の連結要素36Aに連結する連結ブロック38Aを備える第1の連結装置32Aを含む。
図2に示すように、第1の連結要素34Aは、可動平面Pにおける曲げ変形が可能な2つのばね40から構成され、第2の連結要素36Aも、可動平面Pにおける曲げ変形が可能な2つのばね42から形成される。
変形例として、連結要素34A及び36Aの1つのみが、本発明の範囲内で2つより多いばねから形成され得る。
本発明の第1の実施形態では、ばね40及び42は、板ばねまたはビームの形態である。したがって、ばね40、42の長さは、それぞれX軸及びY軸に沿った寸法であり、それらの厚さは、それぞれY軸及びX軸に沿った寸法であり、それらの幅は、システム10の厚みまたは深さの方向に相当するZ軸に沿った寸法である。
図2に示す第1の連結装置32Aは、可動マス12(図1)のサスペンション手段16の一部を形成する。その結果、第1の連結要素34Aの各ばね40は、可動マス12に連結された第1の端部44と、連結ブロック38Aに連結された第2の端部46と、を有し、一方、第2の連結要素36Aのばね42のそれぞれは、支持体20に連結された第1の端部48と、連結ブロック38Aに連結された第2の端部50と、を有する。
連結要素34A及び36Aのそれぞれは、第1の連結要素34Aの曲げ変形が、第1の連結要素34Aが静止状態(換言すれば曲げ変形なし)にある際に可動マス12が配置される位置から、連結ブロック38Aに対して第1の方向、すなわちY方向に沿って可動マス12を移動させることを可能にし、一方で、第2の連結要素36Aの曲げ変形が、第2の連結要素36Aが静止状態にある位置から、支持体20に対して第2の方向、すなわちX方向に沿って連結ブロック38Aを移動させることを可能にするように配向される。当業者であれば、第1次まで、可動マス12は、第1の連結要素34Aの曲げ変形の影響下で上述の第1の方向に沿ってのみ移動し、第2の連結要素36Aの曲げ変形の影響下で上述の第2の方向に沿ってのみ移動することを理解するだろう。
具体的には、図1に示すように、ばね40、42が曲げにおいて負荷がかからない静止位置にある際、第1の連結要素34Aは、第1の平面P1(図1A及び図2)に対して中心合わせされ、第2の連結要素36Aは、第2の平面P2に対して中心合わせされ、平面P1及びP2は、可動平面Pに直交し交差する。図示の実施形態では、平面P1及びP2は、有利には互いに直交している。
さらに、連結ブロック38Aは、互いに直交する2つの面39A、39Bを有し、第1及び第2の連結要素34A、36Aがそれぞれ連結されている。Z方向に沿った連結ブロック38Aの厚さが特に小さい場合、上記の面は連結ブロックの縁のように見なすことができる。
したがって、第1の連結要素34Aのばね40のそれぞれの第2の端部46は、2つの面のうちの第1の面39Aに連結され、第2の連結要素36Aのばね42のそれぞれの第2の端部50は、2つの面のうち第2の面39Bに連結される。
図2に示す例では、連結ブロック38Aは、の角ブラケッの形態の要素である。連結ブロック38Aの形状は、本発明の範囲を逸脱することなく明らかに異なることができ、例えば、正方形、長方形、または三角形であり得る。さらに、オリフィスが、この連結ブロックの質量を減少させるために、連結ブロック38AをZ方向に沿って貫通し得る。MEMSタイプのシステムの場合、連結ブロック38Aは、特に、ばねの端部46、50の接合部の余分な厚さから構成されてもよく、または、端部を連結するように適切なヤング率を有する材料の堆積によって構成されてもよい。
したがって、通常、第1の連結装置32Aは、連結ブロック38Aを介して互いに連結された2つの連結要素34A、36Aを備えるという特別な特徴を有し得る。「連結ブロック」は、連結要素34A、36Aの曲げ剛性よりも可動平面Pの曲げ剛性が大きい任意の要素を意味する。実際には、連結要素34A、36Aの可撓性と比較して、可動平面Pにおける可動ブロックの可撓性が無視できる場合が好ましい。
連結ブロック38Aは、連結要素34A、36Aを介して可動マス12及びシステムの他方の要素(すなわち、第1の連結装置32Aの場合は支持体20)にのみ連結されることに留意されたい。したがって、この連結ブロック38Aは、連結要素34A、36Aの曲げ変形に追随して可動平面P内で移動可能である。
平行に配置された2つ(またはそれ以上)のばねを有する構成(換言すれば、連結ブロック38Aを同じ要素に連結する各ばねを有する)は、第1の端部44及び48の一方及び/または第2の端部46の一方に力が加えられることによって誘起される、この同一平面における、第1の連結要素34Aの、または、第2の連結要素36Aの曲げ荷重の影響下で、連結ブロック38Aが可動平面内で回転運動する傾向を制限できる。
したがって、連結ブロック38Aは、連結装置32Aに加えられる力の方向にかかわらず、可動平面Pにほぼ一定の配向を維持するが、このような力は、特に、センサが「ジャイロスコープ」モードまたは「ジャイロスコープ」モードで作動している際に、作動手段24、26によって誘発される振動の場合である、適度な振幅変位のみを生成する。
以下でより明確になるように、サスペンション手段16は、第2の連結装置32B及び第3の連結装置32Cを備え、サスペンション手段18は、第4の連結装置32Dを備え、弾性結合手段22は、第5の連結装置32Eを備える。これらの装置32B、32C、32D、32Eは、第1の連結装置32Aと同様であり、したがって、それぞれの装置は、それぞれ符号34B、34C、34D、34Eで示す第1の連結要素、それぞれ符号36B、36C、36D、36Eで示す第2の連結要素、及び、それぞれ符号38B、38C、38D、38Eで示す連結ブロックを備える。
明らかに、第2の連結装置32B及び第3の連結装置32Cは、第1の連結装置32Aと同様に、可動マス12及び支持体20に連結される。他方の可動マス14のサスペンション手段18を形成する第4の連結装置32Dを考慮すると、第1の連結要素34Dの各ばね40の第1の端部44がこの可動マス14に連結されている。最後に、弾性結合手段22を形成する第5の連結装置32Eを考慮すると、第1の連結要素34Eの各ばね40の第1の端部44は可動マス12に連結され、一方で、第2の連結要素36Eの各ばね42の第1の端部48は他方の可動マス14に連結される。
本明細書に亘って、連結装置32A、32B、32C、32D、32Eに共通する特性について、第1連結装置32Aを参照して説明する。
本発明による連結装置の構成の利点は、(本発明の一部を構成しない)他のタイプの連結装置を示す図3A〜図3Cを検討した後によりよく理解されるであろう。
図3Aは、その端部の1つ、符号B、に埋め込まれたコンソールビーム51と、X軸に沿って移動可能な他端部Aとを示している。したがって、端部Bは固定されているので、Y軸に沿ったゼロ変位が端部A及びBに課されると、X軸に沿った端部Aの変位は、Y軸に沿って力を生成するビームの長さを増加させる。これは、X軸に沿ったこの端部Aの変位に応じて、端部AにおけるX軸に沿った強い非線形性を生成する。この解析は、剛性、ひいては固有振動数が軸方向張力に応じて変化する振動コードのモデルと比較することができる。
端部Bの変位がY軸に沿って許容される場合、この軸に沿った力はゼロになる。この場合、Aの変位に応じてのAにおけるX軸に沿った力の非線形性は、残る全てが純粋に幾何学的な非線形性であるように強く低減される。
このため、通常使用される一軸ばねは、折り曲げられたばねであり、その原理は図3Bに示されている。この図は、2つの板ばね52、54(平面内で2つのビームと考えることができる)を示し、1つの端部Cを介して互いに連結され、他の2つの端部それぞれが分離されている。これらの2つのばねは、通常単一のばねの2つの部分であり、その場合、端部Cはばねを折り曲げることによって得られ、したがってこのタイプのばねの名称である。図3Bの例では、折り曲げられたばねは一軸タイプである。
端部CはY軸に沿って自由に移動し、端部Aは依然としてX軸に沿って移動するように拘束され、端部Bは2つの軸X及びYに沿って固定されて保持される。これにより、2つのばねまたはビーム52及び54におけるY軸に沿った力はゼロであり、したがって、AにおけるX軸に沿った力は、X軸に沿った端部Aの変位に応じてのプレストレスなしで純粋に幾何学的な非線形性を有するだけである。単純なビームと異なり、折り曲げられたばねは、3次非線形性(cubic non-linearityとも称される)の非常に大きな低減を可能にする。
しかしながら、この原理は、2軸のサスペンションに直接拡張することはできない。
図3Cは、互いに直交する2つのばねまたはビーム56及び58からなる2つの軸を有するサスペンションを示す。他方のビーム58によって誘起されたY軸に沿った端部Bにおけるビーム56の埋め込みの剛性は、Y軸に沿ったビーム58の可撓性による図3Aの片持ちビームの剛性よりも著しく小さい。その結果、プレストレスに関連する非線形性が大幅に低減される。プレストレスに関連し、図3Cに示された2つの軸と図3Aに埋め込まれたカンチレバービームとのサスペンションに適用可能な非線形性の比は、ビームの曲げ剛性対その圧縮剛性の比と同位である。
しかしながら、このタイプのサスペンションでは、X軸に沿った端部Aの変位は、端部Bの無視できない回転変位を誘発し、これは大きな純粋に幾何学的な非線形性を引き起こす。
ここで、図2の連結装置32Aを考慮する。この装置では、第1の連結要素34A及び第2の連結要素36Aを形成する多数のばねのために、連結ブロック38Aにおける回転剛性が低減される。この回転剛性は、特に、同じ連結要素内のばね間の離間距離hに依存する。
幾何学的な非線形性のために、第1の端部44が可動マス12にY軸に沿って固定されている領域の相対変位は、連結ブロック38Aの水平変位を引き起こし、ばね42の湾曲によって誘発されたばね40におけるX軸に沿った応力が結果としてかかる。しかし、図3Cのサスペンションの場合のように、この応力は、ビームの曲げ剛性が、張力/圧縮の剛性よりもはるかに少ないために、図3Aの埋め込みカンチレバービームに加えられる応力よりもはるかに低い。
図2及び3A〜3Cのそれぞれの装置を比較するために、「MEMS」型装置について非線形有限要素計算を行った。
これらの計算のそれぞれについて、Y軸に沿った最大変位は1μmに固定され、ばねの長さは290μmであり、それらの厚さは6μmである。従来、Z軸に沿った「MEMS」装置の深さは60μmに等しく、使用される材料はシリコンである。
これらの計算の結果は、Y軸に沿った変位x(ミリメートル)に対する力ε(ニュートン)の3次多項式回帰の形で以下に与えられる。
カンチレバービーム(図3A):
ε=2.6206y+2.3065x10−38y+49697y
折り曲げられたばね(図3B):
ε=2.6147y−2.0498x10−38y+64、223y
2軸サスペンション(図3C):
ε=2.5669y+14.055y+101.73y
離間距離hが10μmの連結装置32A(図2):
ε=2.5091y+0.94931y−25.25y
h=20μmの連結装置32A:
ε=2.6030y+0.24324y+0.045001y
h=38μmの連結装置32A:
ε=2.6484y+0.073074y+40.100y
したがって、これらの結果により、離間距離hの値を賢明に選択する(すなわち、上記の例では、h=20μm)場合に、連結装置32Aが3次非線形性を大幅に低減できることが確認された。
同様に、連結要素34Aまたは36Aの一方のみが2つ以上のばねで構成され、他方が少なくとも1つのばねで構成される際も、少なくとも、2つ以上のばねで構成された連結要素34Aまたは36Aの曲げ変形によって誘発される変位については、3次元非線形性の低下を得ることができる。
さらに、本発明の好ましい実施形態では、第1の連結要素34A及び第2の連結要素36Aは、可動平面Pに直交する第3の平面P3に対して互いに対称である。したがって、2つの連結要素は、著しく互いに類似している。
結果は、この装置の等方性により連結装置32Aの第2の利点である。等方性は、力の適用方向に依存しないかけられた力に応じた変位則を尊重する装置32Aの能力を指す。
2つの連結要素34A及び36Aの対称的構成と、連結ブロック38Aの回転変位が防止されるか、または少なくとも非常に制限されるという事実により、1次的に、連結ブロック38Aの2つの連結要素34A及び36Aは、それぞれY軸及びX軸に沿って互いに類似した2つの独立したばねのように振る舞う。これらの同等のばねそれぞれにかかる力に応じた変位の法則は、折り曲げられたばねの上記多項式回帰から導き出すことができる。この多項式回帰は無視できる2次係数と中程度の3次係数を与え、これにより、小さな変位の場合、この法則は次のようなタイプの関係式に近似できる。
Fy=ky、第1の連結要素34Aの場合、及び
Fy=ky、第2の連結要素36Aの場合
この結果、連結装置32Aに負荷がかかる方向にかかわらず、このような負荷に応じて装置によって加えられる弾性力Fは、それぞれX軸及びY軸に沿って同等の線形によって加えられる力Fx及びFyの合計に1次的に一致する、すなわち:
F=Fx+Fy=kx+ky=k(x+y)
したがって、連結装置32Aは、可動平面Pの任意の負荷に対して同じ剛性係数kを有する線形ばねのように作用する。したがって、この装置は、1次までの力の関数として変位の法則を尊重し、可動平面Pにおける力の配向には依存しない。
図4〜図6は、図2の装置について上述したのと同じ性質の利点を有する連結装置32Aの変形例を示す。
したがって、図4に示す例では、各連結要素34A、36Aは、3つ以上のばね40、42を備える。これにより、連結ブロック38Aの回転剛性をさらに高めることができる。
図5に示す本発明の第2の実施形態では、第1及び第2の連結要素34A、36Aのそれぞれは、連結ブロック38Aの2つの対応する延長部60、62、すなわち、連結ブロック38Aの第1の面39Aか始まる、互いに対向する2つの延長部60と、連結ブロック38Aの第2の面39Bか始まる、互いに対向する2つの延長部62、の間に延在する。
さらに、各連結要素34A、36Aに対して2つのばね70、72があり、それぞれが折り曲げられた板ばねまたはビームの形態である。言い換えれば、これらのばねは「折り曲げられた」タイプであり、したがって図3Bのばねに相当する。第1の連結要素34Aの各ばね70の第1の端部44は可動マス12に連結され、各ばね70の第2の端部46は連結ブロック38Aの対応する延長部60に、例えば延長部60の遠位端60Aに連結される。同様に、第2の連結要素36Aの各ばね72の第1の端部48は、支持体20に連結され、各ばね72の第2の端部50は、連結ブロック38Aの対応する延長部62に、例えば延長部62の遠位端62Aに連結される。
したがって、図5に示すように、各ばね70は、第1の平面P1に平行な方向に沿って伸びている。同様に、各ばね72は、第2の平面P2に平行な方向に沿って伸びている。
好ましくは、各ばね70は、第1の平面P1に平行に延在し、ばねの折り目74で互いに連結された同じ長さの2つの直線部分73Aを備える。同様に、各ばね72は、第2の平面P2と平行に延在し、ばねの折り目76で互いに連結された同じ長さの2つの直線部分73Bを備える。したがって、端部44及び46は互いに向き合うように配置される。端部48及び50も同様である。
図示の例では、第1の連結要素34Aのばね70の折り目74は、互いに連結されている。同様のことが、第2の連結要素36Aのばね72の対応する折り目76にも当てはまる。この構成は、ばね70(及び72)が平行に働くことを制限し、連結装置32Aの自由度を制限する。
図6に示す本発明の第3の実施形態では、第1及び第2の連結要素34A、36Aのそれぞれに2つのばね80、82がある。さらに、第1の連結要素34Aのばね80は、可動マス12の延長部82の各側に延在し、第2の連結要素36Aのばね84は、支持体20の延長部86の各側に延在する。これらのばね80、84は、折り曲げられた板ばねまたはビームの形態である。各ばね80、84の第2の端部46、50は、連結ブロック38Aに連結されている。さらに、各ばね80の第1の端部44は、可動マス12の延長部82に、例えばこの延長部の遠位端82Aに連結され、各ばね84の第1の端部48は、例えば、この延長部86の遠位端86Aに連結されている。
したがって、図6に示すように、各ばね80は、第1の平面P1に平行な方向に沿って伸びている。同様に、各ばね84は、第2平面P2に平行な方向に沿って伸びている。
好ましくは、各ばね80は、第1の平面P1に平行に延在し、ばねの折り目88で互いに連結された同じ長さの2つの直線部分87Aを備える。同様に、各ばね84は、第2の平面P2に平行に延在し、ばねの折り目90で互いに連結された同じ長さの2つの直線部分87Bを備える。端部44、46は、互いに対向するように配置されている。端部48、50についても同様である。最後に、ばね80の折り目88は、可動マス12に対向して配置され、ばね84の折り目90は支持体20に対向して配置される。
全ての好ましい実施形態において、第1の連結要素34Aのばねは、連結ブロック38Aの第1の端部から延在し、第2の連結要素36Aのばねは、連結ブロック38Aの第2の端部から延在する。
連結装置38Aが第1及び第2の連結要素34A、36Aにのみ連結されていない限り、連結装置32Aが上述のような機能を果たすことができないことは当業者には明らかであり、そうでなければ連結装置32Aは、可動マス12と支持体20との間の弾性サスペンションまたは結合を形成することはできないだろう。言い換えると、連結ブロック38Aは、第1及び第2の連結要素34A、36A以外の全ての要素とは独立している。
特に、図1は、慣性角センサなどのシステム内の連結装置の直線性及び等方性から最適な利益を得るための連結手段16、18、22のレイアウト例を示す。
図示されたシステム10では、可動マス12は全体的に正方形の環状であり、第1の連結装置32Aの第1の平面P1に平行な第1の対称平面PS1と、第1の連結装置32Aの第2の平面P2に平行な第2の対称平面PS2と、を有する。これらの対称平面PS1及び対称平面PS2は、可動平面Pに直交している。
さらに、可動マス12のサスペンション手段16は、第1の連結装置32Aと同様の第2の連結装置32Bも備え、第2の連結装置32Bの第1の連結要素34Bが、第1の連結装置32Aの第2の連結要素36Aと平行に延在し、かつ、第1及び第2の連結装置32A、32Bが、可動平面P及び第3の平面P3に直交する第4の平面P4に対して互いに対称になるように配置されている。さらに、第4の平面P4は、可動マス12、実際には可動マス12の対角線面に対する別の対称平面(平面PS1及びPS2とは異なる)を形成する。
連結装置32A及び32Bのそれぞれの連結要素の1つのみが2つ以上のばねで構成されている他の有利な実施形態では、連結装置32A及び32Bは、可動平面Pに直交し、かつ、第3の平面P3を通過する互いに軸(例えば、この軸は図1の第3の平面P3と第4の平面P4との間の交線に対応する)軸に対する軸対称により互いの類似する形であり得る。
さらに、第1及び第2の連結装置32A、32Bは、可動マス12のコーナー92に近接して配置されている。図示の例では、可動マス12の内側にサスペンション手段16が配置されている。この可動マスは、可動マス12の各内側コーナーに正方形の突出部95を形成するように、その4つのコーナーに配置されたその内縁部94上に押し込み部を備える。この突出部95は、可動マス12の側面12A、12Bにそれぞれ平行な側面96A、96Bと、可動要素12の対応する対角面と一致する対角面と、を有する。連結要素32A、32Bは、第4平面P4と一致する、この突出部95の対角面の各側面上に対称的に、対応する突出部95の側面96B、96Aにそれぞれ連結される。
サスペンション手段16は、また、第1の連結装置32Aと類似する第3の連結装置32Cを備え、これにより、第1、第2及び第3の連結装置32A、32B、32Cは、可動マス12の慣性中心の周りに90度回転しても不変の第1のパターン100を形成する。
例えば、第3の連結装置32Cは3対の装置に分配され、各対は、第1及び第2の連結装置32A、32Bからなる対に類似し、対応する突出部95に連結される。
したがって、図示されたシステム10は、サスペンション手段16が良好な線形性に加えて全体的に等方性を有する例を提供する。
さらに、上述したように、図示されたシステム10は、可動マス12と同じ質量を有する別の可動マス14を備え、可動マス12及び14の各々の慣性中心が一致するように配置されている。例えば、他方の可動マス14は、可動マス12を取り囲む正方形のフレームを形成する。可動マス12は、中実の部品であってもよいし、穿孔されていてもよい。他方の可動マス14は、サスペンション手段18によって支持体20に連結され、弾性結合手段22によって可動マス12に結合される。図1に示すように、サスペンション手段18及び弾性結合手段22は、上述のサスペンション手段16と同様の方法で、慣性中心102を中心として90度回転しても不変の第2のパターン及び第3のパターンをそれぞれ形成する。したがって、他方の可動マス14のサスペンション及び2つの可動マス12、14の弾性結合も良好な線形性を有し、全体的に等方性である。
最後に、説明した実施例では、他方の可動マス14の作動手段26は、この可動マス12の作動手段24によって誘起された可動マス12の振動に対して逆位相で振動を与えるように設計される。したがって、2つの全体的なマス12、14の全体的な慣性中心は、作動中は実質的に静止したままである。言い換えれば、作動手段24、26及び連結手段16、18、22は、永久的に、2つの可動マス12、14に同じ大きさの力を反対方向に加えるので、システム10の作動は完全にバランスが取れている。
したがって、センサ10は、「ジャイロスコープ」モード、すなわち2つの可動マス12、14に加えられるコリオリ力が測定される作動モードだけでなく、「ジャイロスコープ」モード、すなわち2つの可動マス12、14の振動方向の角度ドリフトが、Z方向に平行な軸の周りのセンサ10の回転に関する情報を直接提供することができる作動モードでも使用可能である。
明らかに、図1及び図1Aに示されるセンサ10の構成は、例示的な例としてのみ与えられ、他のタイプのセンサ、またはより一般的には、本発明によって開示される連結装置が有利に使用され得る。例えば、それらは、2つの可動マスが並んで配置される平衡センサ、及び/または、2つの可動マスが機械的結合装置を介して結合されるセンサ、または単一の可動マスを有するセンサ、より多くの可動マス、及び/または支持体が取り付けられており、アクティブなバランス手段を使用できるようにフレームに対して自由に動くことができるセンサを含む。また、様々な共振システムやスイッチに使用することもできる。
上記の特に有利な応用では、線形性及び等方性の連結装置を使用して、面内に縮退振動モードを有する振動ジャイロスコープ共振器を作ることができることは明らかである。さらに、上述した連結装置の特定の幾何学的形状は、好ましくは共振器の幾何学的軸に沿って固有モードを配向し、この配向をばねに非対称性を導入する可能性のある製造上の欠陥に対して比較的影響を受けづらくすることを可能にする。
10 可動マスサスペンションシステム、慣性角センサ、
12 可動マス
14 可動マス
16 連結手段、サスペンション手段
18 連結手段、サスペンション手段
20 支持体
22 連結手段
24 作動手段
26 作動手段
28 検出手段
30 検出手段
44 第1の端部
46 第2の端部
48 第1の端部
50 第2の端部
51 コンソールビーム
52 板ばね、ビーム
54 板ばね、ビーム
56 板ばね、ビーム
58 板ばね、ビーム
60 延長部
62 延長部
74 折り目
76 折り目
82 延長部
84 延長部
86 延長部
88 折り目
90 折り目
92 コーナー
94 内縁部
95 突出部
102 慣性中心
システムは、好ましくは、システムの他方の要素を形成し、作動手段が固定される支持体を含む。
以下でより明確になるように、サスペンション手段16は、第2の連結装置32B及び第3の連結装置32Cを備え、サスペンション手段18は、第4の連結装置32Dを備え、弾性結合手段22は、第5の連結装置32Eを備える。これらの装置32B、32C、32D、32Eは、第1の連結装置32Aと同様であり、したがって、それぞれの装置は、それぞれ符号34B、34C、34D、34Eで示す第1の連結要素、それぞれ符号36B、36C、36D、36Eで示す第2の連結要素、及び、それぞれ符号38B、38C、38D、38Eで示す連結ブロックを備える。
これらの計算の結果は、Y軸に沿った変位(ミリメートル)に対する力ε(ニュートン)の3次多項式回帰の形で以下に与えられる。
カンチレバービーム(図3A):
ε=2.6206y+2.3065x10−38y+49697y
折り曲げられたばね(図3B):
ε=2.6147y−2.0498x10−38y+64,223y
2軸サスペンション(図3C):
ε=2.5669y+14.055y+101.73y
離間距離hが10μmの連結装置32A(図2):
ε=2.5091y+0.94931y−25.25y
h=20μmの連結装置32A:
ε=2.6030y+0.24324y+0.045001y
h=38μmの連結装置32A:
ε=2.6484y+0.073074y+40.100y

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの可動マス(12)と、
    前記可動マス(12)を支持体20または別の可動マス14などのシステムの別の要素に連結する連結手段(16)であって、これにより、システムの前記別の要素(20、14)に対して、「可動平面」と称される平面(P)内で前記可動マス(12)が移動できる、連結手段(16)と、
    を備える可動マスサスペンションシステム(10)であって、
    前記連結手段(16)は、前記可動マス(12)に連結された第1の連結要素(34A)、前記システムの前記別の要素に連結された第2の連結要素(36A)、及び、前記第1の連結要素(34A)を前記第2の連結要素(36A)に連結する連結ブロック(38A)を備える第1の連結装置(32A)を備え、
    可動マス(12)が静止位置にある際、前記第1及び第2の連結要素(34A、36A)は、それぞれ、前記可動平面(P)と直交し、交差する、第1の平面(P1)及び第2の平面(P2)に対して中心合わせされており、
    前記第1の連結要素(34A)は、前記静止位置から開始して、前記第1の平面(P1)に直行する第1の方向(Y)に沿って前記連結ブロック(38A)に対して可動マス(12)を変位させることができるように、前記可動平面(P)において曲げ変形可能であり、かつ、前記第2の連結要素(36A)は、前記静止位置から開始して、前記第2の平面(P2)に直交する第2の方向(X)に沿って前記連結ブロック(38A)に対して前記システムの別の要素(20、14)の相対的な変位を可能にするように前記可動平面(P)において曲げ変形可能であり、
    前記第1及び第2の連結要素(34A;36A)の少なくとも1つが、少なくとも2つのばね(40、70、80; 42、72、84)から形成され、それぞれが前記可動マス(12)に連結された第1の端部(44; 48)と、前記連結ブロック(38A)に連結された第2の端部(46、50)と、を有することを特徴とするシステム。
  2. 前記第1及び第2の連結要素(36A;34A)のうちの他方は、少なくとも2つのばね(42、72、84; 40、70、80)から形成され、それぞれが、前記システムの前記別の要素に、それぞれ前記可動マスに連結された第1の端部(48;44)と、前記連結ブロック(38A)に連結された第2の端部(50、46)と、を有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1及び第2の連結要素(34A、36A)の少なくとも1つにおける前記ばね(40、42)の各々が直線状の板ばねまたはビームの形態であることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記第1及び第2の連結要素(34A、36A)のうちの少なくとも1つのばね(40、42)の数が3つ以上であることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記第1及び第2の連結要素(34A、36A)の少なくとも1つが、前記連結ブロック(38A)の2つの対応する延長部(60、62)の間に延在し、この連結要素のばね(44、48)は、数が2つあり、それぞれが折り曲げられた板ばねまたはビームの形態であり、その第1の端部(44、48)が、前記システムの前記可動マス(12)または前記別の要素(20、14)に連結されており、かつ、その第2の端部(46、50)が、前記連結ブロック(38A)の前記延長部(60、62)の1つに連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  6. 前記第1及び第2の連結要素(34A、36A)の少なくとも1つのばね(80、84)は、数が2つであり、前記可動マス(12)の対応する延長部(82、84)の各側に延在し、これらのばねの各々は、折り曲げられた板ばねまたはビームの形態であり、その第1の端部(44、48)は、前記システムの前記可動マス(12)または前記別の要素(20、14)の前記延長部(82、86)に連結され、その第2の端部(46、50)が前記連結ブロック(38A)に連結されることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  7. 前記第1の方向(Y)と前記第2の方向(X)との間の角度が90度であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記第1の連結装置(32A)の前記第1の連結要素(34A)及び前記第2の連結要素(36A)は、前記可動平面に直行する第3の平面(P3)に対して互いに対称的であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 請求項8に記載のシステムであって、前記連結手段(16)は、
    前記第1の連結装置(32A)と同様の第2の連結装置(32B)であって、前記第2の連結装置(32B)の第1の連結要素(34B)が前記第1の連結装置(32A)の前記第2の連結要素(36A)と平行に延在するように、かつ、前記第1及び第2の連結装置(32A、32B)が前記可動平面(P)及び前記第3の平面(P3)に直交する第4の平面(P4)に対して互いに対称であるように配置された第2の連結装置(32B)、及び、
    前記第1の連結装置(32A)と同様の第3の連結装置(32C)であって、前記第1、第2、及び第3の連結装置(32A、32B、32C)が、前記可動マス(12)の慣性中心(102)の周りに90度回転しても不変である第1のパターン100を形成する、第3の連結装置(32C)、
    をさらに備えることを特徴とするシステム。
  10. 前記可動マス(12)は、どちらも前記可動平面(P)に直交しており、かつ、前記第1の方向(Y)及び前記第2の方向(X)にそれぞれ直交する、第1の対称平面(PS1)及び第2の対称平面(PS2)を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項記載のシステム。
  11. 前記可動平面(P)における前記可動マス(12)の断面が、前記第4の平面(P4)に対角線を有する正方形であり、前記第1及び第2の対称平面(PS1、PS2)それぞれに平行な2つの隣接する側面(12A、12B)を有することを特徴とする請求項9及び請求項10の組み合わせに記載のシステム。
  12. 前記可動平面(P)において前記可動マス(12)に振動を与える作動手段(24)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のシステム。
  13. 請求項12に記載のシステムからなる慣性角センサであって、前記可動平面(P)における前記可動マス(12)の変位を測定するための検出手段(28)をさらに備えることを特徴とする慣性角センサ。
  14. 前記システムの前記別の要素を形成し、前記第1の作動手段(24)が固定される支持体(20)を備えることを特徴とする請求項13に記載の慣性角センサ。
  15. 前記システムの前記別の要素を形成する別の可動マスを備え、前記システムが2つの前記可動マス(12、14)に前記可動平面(P)において反対の力を加えるように構成されること特徴とする請求項13に記載の慣性角センサ。
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