JP2019208584A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の外郭に外部給水ホースを接続できる構成にでき、さらに、筐体内の漏水を機外に漏らさないとともに、筐体の底面に導いて漏水検知部に到達させて検知する。【解決手段】前面に前面開口部1aを有する筐体1と、上面に上面開口部2aを有し被洗浄物Dを収容する洗浄槽2と、筐体1内に収容された洗浄槽の上面開口部2aを閉塞する内蓋10と、洗浄槽2内に洗浄水を供給する給水部4と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3と、筐体1の底面1eに設けられ水漏れを検知する漏水検知部29と、洗い工程およびすすぎ工程を含む洗浄運転を実行する制御部15と、を備え、筐体1は、後面外郭1dと、後面外郭1dの下部に外部給水ホース4cなどを収容する凹状外郭26とを備え、凹状外郭26は、樹脂で形成され、筐体1の内部における漏水または給水部4からの漏水を筐体1の底面1eに導くように構成される。【選択図】図9

Description

本発明は、洗浄水を用いて食器などを洗浄する食器洗い機に関する。
従来の食器洗い機を図13に示す。図13は、従来のフロントオープン型の食器洗い機の側面断面図である。図13に示すように、フロントオープン型の食器洗い機本体101の筺体105から外部に引き出されて通水配管に接続される給水ホース103や排水ホース113とそれの接続部位からの漏水による影響を防止するために、給水弁104を給水配管118の近傍に配置する。これと共に、給水ホース103などの通水ホースとそれが接続される構成要素を導水管状体124の中に収容する。仮に接続不備やホースの損傷などを原因とする漏水があっても、漏水は導水管状体124内に止められ、漏水量が所定量を越えると筺体105内に流入して漏水検知手段によって検知される。
この構成によって、食器洗い機を設置する際の設置工事の不備が原因となる場合を含めて通水管路からの漏水に対する対策を講じた食器洗い機が提供される。
特表2007−202875号公報
しかしながら、従来の食器洗い機の構成は、給水ホースが給水源となる給水配管まで一体に構成されている。そして、導水管状体は、製造段階で筐体に固定される。この構成では、給水ホースおよび排水ホースが本体と一体であり、本体の運搬や設置作業では邪魔になることがある。換言すれば、筐体の機内と機外とにおける接続部がなく、設置工事における接続作業を考慮しないものである。このため、運搬等に配慮して、給水ホースおよび導水管状体、排水ホースを別体とする構成については開示されていない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、筐体の外郭に外部給水ホースを接続できる構成とし、筐体の内部における漏水または前記給水部からの漏水などが発生しても、凹状外郭がこれらの漏水を受けて、機外に漏らさないとともに、筐体の底面に導いて漏水検知部に到達させ、制御部は、漏水検知部からの信号により漏水を検知することができる食器洗い機を提供することを目的とする。
前面に前方開口部を有する筐体と、上面に上面開口部を有し被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記筐体内に収容された前記洗浄槽の前記上面開口部を閉塞する内蓋と、前記洗浄槽内に洗浄水を供給する給水部と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記筐体の底面に設けられ水漏れを検知する漏水検知部と、洗い工程およびすすぎ工程を含む洗浄運転を実行する制御部と、を備え、前記筐体は、後面外郭と、前記後面外郭の下部に外部ホースを収容する凹状外郭とを備え、前記凹状外郭は、樹脂で形成され、前記筐体の内部における漏水または前記給水部からの漏水、を前記筐体の底面に導くように構成される。
この構成によって、筐体の外郭に外部給水ホースを接続できる構成にできる。さらに、前記筐体の内部における漏水または前記給水部からの漏水などが発生しても、凹状外郭がこれらの漏水を受けて、機外に漏らさないとともに、筐体の底面に導くことができる。そ
して、底面に導かれた漏水は、漏水検知部に到達する。これにより、制御部は、漏水検知部からの信号により漏水を検知することができる。
本発明の食器洗い機は、筐体の外郭に外部給水ホースを接続できる構成にできる。さらに、筐体の内部における漏水または前記給水部からの漏水などが発生しても、凹状外郭がこれらの漏水を受けて、機外に漏らさないとともに、筐体の底面に導いて漏水検知部に到達させ、制御部は、漏水検知部からの信号により漏水を検知することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面断面模式図 図1に示す食器洗い機の状態から洗浄槽が引き出された状態の側面断面模式図 本実施の形態1における食器洗い機の後面側斜視図 本実施の形態1における食器洗い機の一部外郭を外した後面側斜視図 本実施の形態1における食器洗い機の裏蓋を外した後面側斜視図 図5に示すA−A断面図 本発明の実施の形態2における食器洗い機の後面図 本実施の形態2における食器洗い機の後面の凹状外郭の内側面の斜視図 本実施の形態2における食器洗い機の凹状外郭の内側面の要部斜視図 図7に示すB−B断面図 図9に示すC−C断面図 本実施の形態2における食器洗い機の凹状外郭の内側面の要部斜視図 従来の食器洗い機の側面断面図
第1の発明の食器洗い機は、
前面に前方開口部を有する筐体と、上面に上面開口部を有し被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記筐体内に収容された前記洗浄槽の前記上面開口部を閉塞する内蓋と、前記洗浄槽内に洗浄水を供給する給水部と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記筐体の底面に設けられ水漏れを検知する漏水検知部と、洗い工程およびすすぎ工程を含む洗浄運転を実行する制御部と、を備え、前記筐体は、後面外郭と、前記後面外郭の下部に外部ホースを収容する凹状外郭とを備え、前記凹状外郭は、樹脂で形成され、前記筐体の内部における漏水または前記給水部からの漏水、を前記筐体の底面に導くように構成される。
この構成によって、筐体の外郭に外部給水ホースを接続できる構成にできる。さらに、前記筐体の内部における漏水または前記給水部からの漏水などが発生しても、凹状外郭がこれらの漏水を受けて、機外に漏らさないとともに、筐体の底面に導くことができる。そして、底面に導かれた漏水は、漏水検知部に到達する。これにより、制御部は、漏水検知部からの信号により漏水を検知することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、
前記凹状外郭は、前記後面外郭との上部嵌合部において外側に嵌合する第1リブと、前記筐体の底面外郭との下部嵌合部において内側に延出される第2リブと、を有する。この構成によって、筐体の内部において、洗浄水が内蓋などから滴下したり、後面外郭の内側を伝い落ちたりする漏水を機外に漏らすことなく筐体の底面に導くことができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記給水部は、外部の給水源から前記洗浄槽まで洗浄水を導く給水路を有し、前記給水路は、前記筐体の外部に設けられる外部給水ホースと、前記外部給水ホースを覆い前記外部
給水ホースからの漏水を受ける導水管とを有し、前記凹状外郭は、前記給水路が貫通する第1貫通孔と、前記第1貫通孔の機外側に前記導水管が水密的に接続される接続部とを有し、前記導水管から溢れる漏水を前記筐体内に導くように構成される。この構成によって、筐体内に導かれた漏水は、さらに筐体の底面に導かれて漏水検知部に到達し、制御部が検知できる。
第4の発明は、特に第3の発明において、
前記第1貫通孔は、前記給水路が鉛直に通過するように設けられ、前記導水管から溢れる漏水を内側に導く誘導部が、前記第1貫通孔の機内側に設けられる。この構成によって、導水管から第1貫通孔を介して機内に溢れる漏水は、筐体の内側に導かれる。
第5の発明は、特に第1〜4いずれかの発明において、
前記凹状外郭は、収容した前記外部ホースを固定する配管固定具の係合孔を有するとともに、前記係合孔の上部に内側に延出される第3リブを有する。この構成によって、係合孔から漏水が機外に出ることを防止し、漏水を凹状外郭の内面または筐体の底面に導くことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面断面模式図である。図1は、食器洗い機がシステムキッチンSKにビルトインされた状態を示す。図2は、図1に示す食器洗い機の状態から洗浄槽2が引き出された状態の側面断面模式図である。図3は、本実施の形態1における食器洗い機の後面側斜視図である。図4は、本実施の形態1における食器洗い機の一部外郭を外した後面側斜視図である。図4に示す食器洗い機は、左右側面と下面と後面の外郭が外されたものである。
本実施の形態1の食器洗い機は、筐体1と、洗浄槽2と、洗浄ポンプ3と、給水部4と、扉体5などを含む。なお、以降の実施の形態において、図1に示すように、前方向は扉体5および洗浄槽2が引き出される方向、後方向は洗浄槽2が収納され扉体5が閉じられる方向として説明する。また、食器洗い機の設置側を下方、反対側を上方とし、さらに、扉体5の正面に向かって右側を右方、左側を左方として説明する。
筐体1は、前面に前面開口部1aを有する。洗浄槽2は、内部に食器かご6と、洗浄ノズル7と、排水口8と、残さいフィルタ9などを含む。洗浄槽2は、筐体1の内部に前後方向に出し入れ可能に設けられる。洗浄槽2は、上面に上面開口部2aを有する。上面開口部2aは、洗浄槽2が筐体1内に収容されたときに、筐体1内に配設された内蓋10で閉塞される。内蓋10は、洗浄槽2の出し入れと連動してリンク機構11により上下動する。上面開口部2aの周縁部に変形可能な中空状のゴムチューブで形成されたシール部12が設けられる。シール部12は、洗浄槽2が筐体1内に収容された際に、下降する内蓋10により圧縮されて上面開口部2aが密閉される。
食器かご6は、食器などの被洗浄物Dが載置される。扉体5は、洗浄槽2の前部に設けられ、収納時に筐体1の前面を覆う。洗浄槽2の出し入れは、扉体5に設けられたハンドル5aを把持して行われる。給水部4は、給水路4a、給水弁4b、エアブレーク装置17、給水ホース18などを含む。給水路4aは、図示しない水道管に接続される。給水弁4bは、筐体1内後部の給水路4aに設けられる。給水弁4bは、開放により、洗浄水となる水道水を洗浄槽2に供給する。
エアブレーク装置17は、洗浄槽2の後面外側に設置される。エアブレーク装置17は、水道管が負圧になった場合でも、洗浄槽2内の洗浄水が水道管に逆しないように構成される。給水ホース18は、前後に移動する洗浄槽2とエアブレーク装置17とを柔軟に連結する。給水ホース18は、シリコーンゴムなどの柔軟な材料で形成される。筐体1の後面には大きな後面開口部1bが設けられる。この後面開口部1bを塞ぐ着脱可能な着脱部として裏蓋16が設けられる。裏蓋16が外されることにより、給水部4および排水部、後述する電装部品などのメンテナンスが可能になる。
洗浄ポンプ3は、洗浄槽2の底面外側に設けられる。洗浄ノズル7は、洗浄槽2の底面内側に設けられる。洗浄ポンプ3は、洗浄水を洗浄ノズル7に圧送する。洗浄ノズル7は、圧送された洗浄水の反力により回転しながら、食器かご6に載置された被洗浄物Dに向けて洗浄水を噴射する。つまり、洗浄ポンプ3は、洗浄槽2内に溜められた洗浄水を加圧して洗浄ノズル7に供給する。洗浄ノズル7から噴射された洗浄水は、被洗浄物に衝突して汚れを落とし、洗浄を行う。なお、洗浄水は、洗剤を含んで被洗浄物に噴射される洗浄液と、被洗浄物をすすぐためのすすぎ水とを含む。
排水口8は、洗浄槽2内の底部に設けられる。残さいフィルタ9は、排水口8に着脱自在に設けられ、被洗浄物から洗浄、除去された残さいを捕集する。ヒータ13は、洗浄槽2内の底部に溜められる洗浄水中に没するように配設される。ヒータ13は、洗い工程において、洗浄槽2内に溜められた洗浄水を加熱する。ヒータ13は、乾燥工程において、洗浄槽2内の乾燥用空気を加熱する。洗浄槽2の底面外側に配設されたサーミスタ等の温度センサ14は、洗浄槽2の温度を検知する。
洗浄ポンプ3は、吸い込み側が排水口8に連通され、残さいフィルタ9で残さいが除去された洗浄水を循環させる。さらに、洗浄ポンプ3は、循環時のモータの回転方向を反転させることにより排水ポンプとして機能し、洗浄槽2から洗浄水を排出する。なお、排水ポンプが独立して設けられてもよい。
排水部は、排水口8、排水ホース19、排水路20、排水ポンプなどを含む。排水路20は、筐体1内後部の給水路4aに並んで設けられる。排水ホース19は、排水ポンプとして機能する洗浄ポンプ3の排出口と排水路20とを柔軟に連結する。排水ホース19は、シリコーンゴムなどの柔軟な材料で形成される。
給水ホース18と排水ホース19とは並行し、半円を描くように長めに設けられる。これら2本のホースは、洗浄槽2の前後の動きに追随できるように可動な支持部21で支持される。支持部21は、支持片21aと固定片21bと支軸21cとを有する。支持片21aは、給水ホース18および排水ホース19を保持する。固定片21bは、筐体1に固定される。支軸21cは、支持片21aが支軸21cを中心に旋回可能となるように固定片21bに連結する。支持部21は、洗浄槽2が引き出されるとき、前方に旋回しながら給水ホース18および排水ホース19を送り出す。また、支持部21は、洗浄槽2が収容されるとき、後方に旋回しながら給水ホース18および排水ホース19を無理に屈曲しないように所定位置に収容する。
これにより、支持部21は、洗浄槽2が出し入れされるときに、給水ホース18および排水ホース19をスムーズな旋回で支持するとともに、給水ホース18および排水ホース19が他の部品と干渉したり無理に屈曲したりして、破損または閉塞するのを防ぐ。そして、給水ホース18および排水ホース19への負荷が抑制されるとともに、洗浄槽2がスムーズに出し入れされる。
なお、柔軟な給水ホース18および柔軟な排水ホース19は、必ずしも全体が柔軟であ
る必要はなく、所定の部分でつぶれないように折り曲げまたは捻じりが可能で、折り畳めるように構成されてもよい。
図4に示すように、エアブレーク装置17と支持部21とは、正面視で重ならないよう、上下および左右方向にずれた位置に設けられる。また、給水路4a、排水路20、給水ホース18および排水ホース19も、エアブレーク装置17の周囲を取り囲むように設けられる。これにより、洗浄槽2が収容されるときの洗浄槽2と筐体1の後面とのスペースは、これらの部品で奥行きサイズが最も大きな部品が収まるだけの空間が設けられればよい。したがって、必要な奥行き空間の寸法が小さくて済む。これにより、筐体1の奥行きサイズに対して洗浄槽2を前後方向に大きくすることができ、洗浄槽2の容積を大きくできる。
洗浄運転を実行する制御部15は、扉体5の内側で洗浄槽2の前面外側に設けられている。制御部15は、被洗浄物Dを洗う洗い工程、被洗浄物Dに付着した洗剤および残さいを流すすすぎ工程、および、被洗浄物Dを乾燥させる乾燥工程、を含み、これらの工程を逐次制御する。
次に、電装関連について説明する。図5は、本実施の形態における食器洗い機の裏蓋を外した後面側斜視図である。図6は、図5に示すA−A断面図であり、ケース24の側面断面図である。
商用電源を供給する電源コード22が、筐体1の後面から引き込まれる。電源コード22は、途中にコネクタ23を介して制御部15に接続される。コネクタ23は、筐体1の後面内側に固定される樹脂材料で形成されたケース24に収納される。また、制御部15には、洗浄ポンプ3、給水弁4b、ヒータ13などの電装部品を制御するために、複数の電線をまとめたハーネス25が接続される。ハーネス25は、洗浄槽2の外側に沿って配設される。ハーネス25は、洗浄槽2と筐体1の後面との間においては、給水ホース18および排水ホース19とともにまとめられ、支持部21に支持されるように配設される。
ケース24は、難燃性の樹脂材料を用いて、一面にケース開口部24aを有する箱形状に成形される。難燃性の樹脂材料としては、臭素系、リン系といった添加剤を混ぜた、アクリルニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等のエンジニアリングプラスチックを用いることができる。また、ケース24の上面24bから側面にわたってリブ24cが形成される。
ケース24は、筐体1の後面開口部1bの上方で内側に凹むように成型される段押し部1cに、ケース開口部24aが後方を向くようにし、リブ24cを当接させて固定される。ケース24の下面には、電源コード22やハーネス25が通る通し孔24dが設けられる。ケース開口部24aは後方を向いているので、裏蓋16が外されれば、電源コード22やハーネス25のコネクタ23に後方からアクセスして抜き差し可能になる。これにより、メンテナンスが容易になる。
裏蓋16は、後面開口部1bを塞ぐとともに、段押し部1cまで覆うように形成される。このとき、ケース開口部24aは、裏蓋16に当接し、裏蓋16によって閉塞される。この構成によって、ケース24は、全面が難燃性の樹脂材料および不燃性の鋼板によって囲まれる。これにより、裏蓋16およびケース24はいずれも発火することがなく、万一、コネクタ23にショート等の不具合が生じて発火した場合においても延焼を防止することができ、安全性が向上する。また、ケース24にはノイズフィルター等の電気部品を収納するように構成することもできる。これにより、万一、電気部品にショート等の不具合
が生じて発火した場合でも延焼を防止することができ、安全性が向上する。
さらに、食器洗い機は、洗浄中に一時停止して洗浄槽2が引き出されることがある。このとき、食器洗い機が振動し、リンク機構11により筐体1内の上部で保持される内蓋10から後部の空間に洗浄水が滴下したり、滴下した洗浄水が筐体1の後面を伝って流れ落ちたりるする場合がある。しかしながら、上記したケース24の構成により、ケース24がこれらの洗浄水の浸入を防止する。また、ケース24の下面に通し孔24dが設けられることで、電源コード22およびハーネス25を伝う洗浄水は遮断され、ケース24内への洗浄水の侵入が防止される。これにより、洗浄水がケース24内のコネクタ23および電気部品に付着することを防止して安全性を向上できる。
なお、裏蓋16が塞ぐ後面開口部1bは、筐体1の後面の中段に大きく形成される。給水部4の給水弁4bは、裏蓋16が外されることによりメンテナンス可能な位置に配設される。この構成によって、給水弁4bに不具合が生じた場合でも、少ない工数でメンテナンスできる。
さらに、エアブレーク装置17は、洗浄槽2の後面外側に設けられ、裏蓋16が外されることによりメンテナンス可能な位置に配設される。これにより、エアブレーク装置17に不具合が生じた場合でも、少ない工数でメンテナンスできる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における食器洗い機について説明する。なお、基本的な構成は実施の形態1に記載した食器洗い機と同様であり、この構成を援用する。
筐体1の後面下部および漏水検知の構成について説明する。図7は、本発明の実施の形態2における食器洗い機の後面図であり、後面下部を示す。図8は、本実施の形態2における食器洗い機の後面の凹状外郭の内側面の斜視図である。図9は、本実施の形態2における食器洗い機の凹状外郭の内側面の要部斜視図である。図10は、図7に示すB−B断面図である。図11は、図9に示すC−C断面図である。図12は、本実施の形態2における食器洗い機の凹状外郭の内側面の要部斜視図である。
筐体1は、左右側面の外郭と底面の外郭とは、一体に形成される。後面は、後面外郭1dと、後面外郭1dの下部に給水路4a等の外部ホースを収容する凹状外郭26とを備える。凹状外郭26は、ポリプロピレン(PP)などの樹脂材料を用いて、筐体1の内側に凹むように形成される。この形状により、側面と底面とが一体に形成された外郭の補強が強固になる。収容される外部ホースおよび電源コード22は、配管固定具27により保持される。
凹状外郭26は、筐体1の内部における漏水または給水部4からの漏水、を筐体1の底面1eに導くように構成され、そのためのリブ28および突起部などを有する。筐体1の内部における漏水としては、上記したように、食器洗い機の洗浄中に一時停止して洗浄槽2が引き出され、内蓋10から後部の空間に洗浄水が滴下したり、滴下した洗浄水が筐体1の後面を伝って流れ落ちたりるする場合がある。
凹状外郭26は、内側に凹んでいることにより、その上方から滴下する洗浄水を受け止める。さらに、具体的な構成として、後面外郭1dとの上部嵌合部において外側に嵌合する第1リブ28aを有する。また、筐体1の底面1eとの下部嵌合部において内側に延出される第2リブ28bを有する。さらに、配管固定具27の係合孔27aが設けられ、その係合孔27aの上部に内側に延出される第3リブ28cを有する。
図9および図10に、漏水の流れの一例として、筐体1の後面外郭1dの内側を伝って流れ落ちる状態を矢印W1、W2、W3で示す。第1リブ28aは、筐体1の内部において、後面外郭1dの内側を伝い落ちる漏水が機外に出ることを防止し、矢印W1のように凹状外郭26の内面に導く。第2リブ28bは、凹状外郭26の内面を伝い落ちる漏水が機外に出ることを防止し、矢印W2のように筐体1の底面1eに導く。第3リブ28cは、係合孔27aから漏水が機外に出ることを防止し、矢印W3のように、凹状外郭26の内面または筐体1の底面1eに導く。
筐体1の底面1eの所定位置には、水漏れを検知する漏水検知部29が設けられる。漏水検知部29は、底面1eの傾斜により、漏水が導かれる位置に設けられる。このようにして、底面1eに導かれた漏水は、漏水検知部29に到達する。
次に、給水路4aの漏水検知について説明する。凹状外郭26は、給水路4a、排水路20および電源コード22が鉛直方向に通過する貫通孔30を有する。給水路4aは第1貫通孔30aを通過する。排水路20は、第2貫通孔30bを通過する。電源コード22は、第3貫通孔30cを通過する。
給水路4aおよび排水路20は、それぞれの貫通孔30において機内と機外との給水路接続部4dおよび排水路接続部20aを有する。そして、それぞれ外部給水ホース4cおよび外部排水ホース20bが接続される。すなわち、給水路4aは、筐体1の機内側と機外側とで分割される構成である。外部給水ホース4cは、設置時の作業者により給水路接続部4dに接続される。外部給水ホース4cは、水道などの外部の給水源から給水路接続部4dまで洗浄水を導く。そして、第1貫通孔30aは、給水路接続部4dの直径より大きく形成され、保持用リブを設けることにより隙間Xを有して給水路接続部4dを保持している。
給水路4aは、外部給水ホース4cを覆う導水管31を有する。導水管31の内径は、外部給水ホース4cの外形より大きく、空間Sが設けられるように形成される。凹状外郭26は、第1貫通孔30aの機外側に導水管31が水密的に接続される導水管接続部31aを有する。導水管31は、設置時の作業者により導水管接続部31aに接続される。導水管31は柔軟な材料で形成され、導水管接続部31aに押し込むことにより水密的に接続される。なお、嵌め込まれた上にバンディングされることが望ましく、より外れにくくなる。
導水管31は、外部給水ホース4cまたは給水路接続部4dから漏水が発生した場合、漏水を外部給水ホース4cとの空間Sに溜める。漏水は、空間Sの容積を超えると、導水管接続部31aおよび第1貫通孔30aと給水路接続部4dとの隙間Xから機内に溢れる。
また、凹状外郭26は、第1貫通孔30aの機内側に半円帯状の突起形状に形成される誘導部31bを有する。誘導部31bは、導水管31から第1貫通孔30aを介して機内に溢れる漏水を内側に導く。このようにして、溢れる漏水は、図11および図12に示す矢印W4のように流れる。矢印W4のように溢れた漏水は、第2リブ28bによって筐体1の底面1eに導かれる。
このようにして、凹状外郭26は、内蓋10から滴下する漏水、筐体1の後面外郭1dの内側を伝って流れ落ちる漏水、および、導水管31に溜まって溢れる漏水を受けて、機外に漏らさないとともに、筐体1の底面1eに導くことができる。そして、底面1eに導かれた漏水は、漏水検知部29に到達する。これにより、制御部15は、漏水検知部29からの信号により漏水を検知できる。さらに、制御部15に警報機能が設けられれば、制
御部15は、音および表示などによる警報を使用者に発することができる。
以上のように、本実施の形態の食器洗い機は、
前面に前面開口部1aを有する筐体1と、上面に上面開口部2aを有し被洗浄物Dを収容する洗浄槽2と、筐体1内に収容された洗浄槽の上面開口部2aを閉塞する内蓋10と、洗浄槽2内に洗浄水を供給する給水部4と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3と、筐体1の底面1eに設けられ水漏れを検知する漏水検知部29と、洗い工程およびすすぎ工程を含む洗浄運転を実行する制御部15と、を備え、筐体1は、後面外郭1dと、後面外郭1dの下部に外部給水ホース4cなどを収容する凹状外郭26とを備え、凹状外郭26は、樹脂で形成され、筐体1の内部における漏水または給水部4からの漏水を筐体1の底面1eに導くように構成される。
この構成によって、筐体1の外郭において外部給水ホース4cを接続できる構成にできる。さらに、内蓋10から滴下する漏水、筐体1の後面外郭1dの内側を伝って流れ落ちる漏水、および、導水管31に溜まって溢れる漏水などが発生しても、凹状外郭26がこれらの漏水を受けて、機外に漏らさないとともに、筐体1の底面1eに導くことができる。そして、底面1eに導かれた漏水は、漏水検知部29に到達する。これにより、制御部15は、漏水検知部29からの信号により漏水を検知できる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、筐体の内部における漏水または前記給水部からの漏水などが発生しても、凹状外郭がこれらの漏水を受けて、機外に漏らさないとともに、筐体の底面に導いて漏水検知部に到達させ、制御部は、漏水検知部からの信号により漏水を検知することができるので、家庭用などの食器洗い機として有用である。
1 筐体
1a 前面開口部
1b 後面開口部
1c 段押し部
1d 後面外郭
1e 底面
2 洗浄槽
2a 上面開口部
3 洗浄ポンプ
4 給水部
4a 給水路
4b 給水弁
4c 外部給水ホース
4d 給水路接続部
5 扉体
6 食器かご
7 洗浄ノズル
8 排水口
9 残さいフィルタ
10 内蓋
11 リンク機構
12 シール部
13 ヒータ
14 温度センサ
15 制御部
16 裏蓋
17 エアブレーク装置
18 給水ホース
19 排水ホース
20 排水路
20a 排水路接続部
20b 外部排水ホース
21支持部
22 電源コード
23 コネクタ
24 ケース
24a ケース開口部
24b 上面
24c リブ
24d 通し孔
25 ハーネス
26 凹状外郭
27 配管固定具
27a 係合孔
28 リブ
28a 第1リブ
28b 第2リブ
28c 第3リブ
29 漏水検知部
30 貫通孔
30a 第1貫通孔
30b 第2貫通孔
30c 第3貫通孔
31 導水管
31a 導水管接続部
31b 誘導部
D 被洗浄物
S 空間
SK システムキッチン
X 隙間

Claims (5)

  1. 前面に前方開口部を有する筐体と、上面に上面開口部を有し被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記筐体内に収容された前記洗浄槽の前記上面開口部を閉塞する内蓋と、前記洗浄槽内に洗浄水を供給する給水部と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記筐体の底面に設けられ水漏れを検知する漏水検知部と、洗い工程およびすすぎ工程を含む洗浄運転を実行する制御部と、を備え、
    前記筐体は、後面外郭と、前記後面外郭の下部に外部ホースを収容する凹状外郭とを備え、
    前記凹状外郭は、樹脂で形成され、前記筐体の内部における漏水、または、前記給水部からの漏水、を前記筐体の底面に導くように構成される、
    食器洗い機。
  2. 前記凹状外郭は、前記後面外郭との上部嵌合部において外側に嵌合する第1リブと、前記筐体の底面外郭との下部嵌合部において内側に延出される第2リブと、を有する、
    請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記給水部は、外部の給水源から前記洗浄槽まで洗浄水を導く給水路を有し、
    前記給水路は、前記筐体の外部に設けられる外部給水ホースと、前記外部給水ホースを覆い前記外部給水ホースからの漏水を受ける導水管とを有し、
    前記凹状外郭は、前記給水路が貫通する第1貫通孔と、前記第1貫通孔の機外側に前記導水管が水密的に接続される接続部とを有し、前記導水管から溢れる漏水を前記筐体内に導くように構成される、
    請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 前記第1貫通孔は、前記給水路が鉛直に通過するように設けられ、
    前記導水管から溢れる漏水を内側に導く誘導部が、前記第1貫通孔の機内側に設けられる、
    請求項3記載の食器洗い機。
  5. 前記凹状外郭は、収容した前記外部ホースを固定する配管固定具の係合孔を有するとともに、前記係合孔の上部に内側に延出される第3リブを有する、
    請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の食器洗い機。
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