JP2019205128A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、画像処理装置及び画像形成装置に関し、特に、画像を作成する技術に関する。
画像処理装置等においては、取得した画像を、ユーザーが所望する画像に変更する画像処理を行なう技術が知られている。
例えば、特許文献1には、撮像装置によって順次取得される画像から、指示されたオブジェクトを含むオブジェクト画像を抽出し、抽出されたオブジェクト画像を順次取得される画像に合成することで、合成画像を順次生成する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、ユーザーは、所望の合成画像を取得するために、タッチパネルに対して、オブジェクト画像及び当該オブジェクト画像が合成される位置を指定するためのタッチ操作を行なう必要があり、手間がかかる。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、挿入対象の画像及び当該画像が挿入される位置を指定するための入力操作を行わなくても、所望の位置に所望の画像が挿入された画像を容易に作成できるようにすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像処理装置は、画像が挿入される位置を示す挿入領域を含む第1の画像と、第1の画像とは異なる第2の画像と、を取得する画像取得部と、画像取得部によって取得された第1の画像から挿入領域を検出する挿入領域検出部と、画像取得部によって取得された第2の画像から、挿入領域に挿入する対象となる挿入画像を検出する挿入画像検出部と、挿入領域検出部によって検出された挿入領域に、挿入画像検出部によって検出された挿入画像を挿入して第3の画像を生成する画像処理部と、を備える。
本発明の別の一局面に係る画像形成装置は、上記した画像処理装置と、記録紙に第3の画像を形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、挿入対象の画像及び当該画像が挿入される位置を指定するための入力操作を行わなくても、所望の位置に所望の画像が挿入された画像を容易に作成することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置を含む画像形成装置の外観を示す斜視図である。なお、以下の説明において、「画像」は、「画像データ」を示す。
画像形成装置1は、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンター機能、及びスキャナー機能等の複数の機能を兼ね備える複合機である。本実施の形態において、画像形成装置1は、画像が挿入される位置を示す領域を含む第1の画像と、第1の画像とは異なる第2の画像とが取得された場合に、第1の画像から検出される挿入領域に、第2の画像から検出される挿入画像を挿入して第3の画像を生成する処理(以下、「画像挿入処理」と記す。)を実行する機能を有する。
図1を参照して、画像形成装置1の筐体7には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の機器が収容されている。例えば、筐体7には、画像読取部11、画像形成部12(図1には図示しない。)、定着部13(図1には図示しない。)、及び給紙部14等が収容されている。
画像読取部11は、原稿を搬送する原稿搬送部6と、原稿搬送部6により搬送される原稿又は不図示のコンタクトガラスに載置される原稿を光学的に読み取るスキャナーと、を含むADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部11は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することによって、原稿を読み取って画像を生成する。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を含む。画像形成部12は、画像読取部11によって生成された画像、又は、ネットワークを介して接続されるパーソナルコンピューター及び他のファクシミリ装置等から送られてくる画像等に基づいて、給紙部14から供給される記録紙にトナー像を形成する。
定着部13は、画像形成部12の画像形成処理により表面にトナー像が形成された記録紙を加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙に定着させる。定着部13によって定着された後、画像が形成された記録紙は排紙トレイ8に排出される。
給紙部14は、用紙カセットに収容される記録紙、又は手差しトレイに載置される記録紙を図示しないピックアップローラーによって1枚ずつ引出して画像形成部12へと送り出す。
画像形成装置1は、画像読取部11の近傍であって、画像形成装置1の正面側に操作部15を備える。ユーザーは、操作部15を介して、画像形成装置1によって実行可能な各種機能についての指示等を入力する。操作部15は、表示部16を含む。表示部16は、液晶ディスプレイを含む表示装置である。表示部16は、画像形成装置1によって実行可能な各種機能に関する各種の画面を表示する。操作部15は、表示部16に重ねて配置されるタッチパネル15aを含む。タッチパネル15aは、タッチ操作、及び、ドラッグ操作等の各種の操作方法によるユーザーの操作を検知する。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置を含む画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置1は、制御ユニット10を含む。制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を含む。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。制御ユニット10は、内蔵するROM又はHDD19に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部10a、画像取得部10b、挿入領域検出部10c、挿入画像検出部10d、及び画像処理部10eとして機能する。
制御ユニット10は、原稿搬送部6、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、操作部15、画像処理部17、画像メモリー18、HDD(Hard Disk Drive)19、ファクシミリ通信部20、及び通信部21等と電気的に接続される。本実施の形態において、原稿搬送部6、画像読取部11、操作部15、表示部16、通信部21、及び制御ユニット10は、画像挿入処理を実現するための画像処理装置2として機能する。
制御部10aは、画像形成装置1の全体制御を司る。より詳細には、制御部10aは、画像形成装置1の各部の動作、並びに、ネットワークを介して接続されるPC(Personal Computer)22等の外部装置との通信等の処理を実行する。
画像処理部17は、画像読取部11によって生成された画像に対して、必要に応じて画像処理を実行する。
画像メモリー18は、画像読取部11によって生成された印刷対象の画像を一時的に記憶する領域を含む。
HDD19は、画像読取部11によって生成された画像等を含む各種データを記憶する大容量の記憶装置である。HDD19は、画像形成装置1の一般的な動作を実現するための各種コンピュータープログラムを記憶する。
HDD19はまた、本実施の形態に係る画像挿入処理を実行するための制御プログラムを記憶する。上記プロセッサーは、当該制御プログラムに従って動作することにより、制御部10a、画像取得部10b、挿入領域検出部10c、挿入画像検出部10d、及び画像処理部10eとして、本実施の形態に係る画像挿入処理を実行する。なお、画像挿入処理は、コンピュータープログラムに基づく動作によらず、ハード回路により動作可能に構成されてもよい。
ファクシミリ通信部20は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して画像の送受信を行なう。
通信部21は、LANボード等の通信モジュールを含む。画像形成装置1は、通信部21を介して、ネットワーク上のパーソナルコンピューター22等の外部装置とデータ通信を行なう。
画像形成装置1の各部には図示しない電源が接続され、この電源から電力が供給されることによって、画像形成装置1の各部が動作する。
[動作]
図3及び図4は、画像挿入処理を示すフローチャートである。以下、画像挿入処理を実行するための制御プログラムの制御構造について、画像形成装置1の動作と併せて説明する。この制御プログラムは、ユーザーが、操作部15を介した入力によって、画像挿入機能を選択することによって実行される。
図3及び図4は、画像挿入処理を示すフローチャートである。以下、画像挿入処理を実行するための制御プログラムの制御構造について、画像形成装置1の動作と併せて説明する。この制御プログラムは、ユーザーが、操作部15を介した入力によって、画像挿入機能を選択することによって実行される。
画像形成装置1の電源が投入されると、制御部10aは、表示部16に、画像形成装置1によって実行可能な複数の機能のうちのいずれかを選択するためのホーム画面を表示させる。図5は、ホーム画面の一例を示す図である。図5を参照して、ホーム画面30は、ソフトキーとして、コピー機能を選択するためのキー31、スキャナー機能を選択するためのキー32、ファクシミリ機能を選択するためのキー33、及び、画像挿入機能を選択するためのキー34等を含む。
(1)画像読取部11による読取りによって第1及び第2の画像を取得する場合、ユーザーはまず、キー32を押下することによって、スキャナー機能を利用可能にする。ユーザーは、画像読取部11の例えば図示しないコンタクトガラスに第1の原稿を載置し、操作部15を介して、原稿を読取る指示を入力する。
図6は、第1の画像の一例を示す図である。図6を参照して、第1の画像42は、第1の原稿40に基づいて生成される画像データである。以下、第1の原稿40を用いて、第1の画像42のデータ構造を説明する。第1の画像42は、予め定められる第1方向一端側から他端側に向かって、挿入領域44,46,48をこの順に含む。挿入領域44、挿入領域46、及び挿入領域48は、画像が挿入される位置を示す矩形の領域である。
本実施の形態において、画像処理部10eは、画像挿入処理として、第1方向一端側に位置する挿入領域から第1方向他端側に位置する挿入領域に向かって順に画像処理を実行する。以下、画像挿入処理が実行される順序に従って、各領域に番号を付す。
原稿を読取る指示が操作部15を介して入力されると、画像取得部10bは、画像読取部11に対し、第1の原稿40を読み取らせて、第1の画像42に対応する第1の画像を生成させる。画像取得部10bは、生成された第1の画像を取得してHDD19に記憶させる。
第1の原稿40の読取り後、ユーザーは、画像読取部11の図示しないコンタクトガラスに第2の画像を含む第2の原稿を載置し、操作部15を介して、原稿を読取る指示を入力する。
図7は、第2の画像の一例を示す図である。図7を参照して、第2の画像51は、第2の原稿50に基づいて生成される画像データである。以下、第2の原稿50を用いて、第2の画像51のデータ構造を説明する。第2の画像51は、予め定められる第2方向一端側から他端側に向かって、挿入領域44,46,48に挿入する対象となる挿入画像52,54,56をこの順に含む。挿入画像52,54,56は、全て、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び黒(K)を用いて形成されるカラー画像である。
本実施の形態において、画像処理部10eは、画像挿入処理として、第2方向一端側に位置する挿入画像から第2方向他端側に位置する挿入画像に向かって順に画像処理を実行する。以下、画像挿入処理が実行される順序に従って、各挿入画像に番号を付す。
原稿を読取る指示が操作部15を介して入力されると、画像取得部10bは、画像読取部11に対し、第2の原稿50を読み取らせて、第2の画像51に対応する第2の画像を生成させる。画像取得部10bは、生成された第2の画像を取得してHDD19に記憶させる。
上記のようにして、画像取得部10bは、画像読取部11による第1の原稿及び第2の原稿の読取りによって、第1の画像42及び第2の画像51を取得する。
第2の原稿50の読取後、ユーザーによって、操作部15を介して、スキャナー機能の利用を終了する指示が入力されると、制御部10aは、表示部16に、ホーム画面30を再度表示させる。ユーザーは、画像挿入機能を利用するために、キー34を押下する。キー34が押下されると、制御部10aは、画像挿入機能の選択を受け付け、表示部16に、例えば、第1の画像及び第2の画像の選択を促す図示しないメッセージを表示する。
図3を参照して、メッセージを確認したユーザーが、操作部15を介した入力によって、HDD19に記憶される第1の画像及び第2の画像を選択すると、制御部10aは、第1の画像及び第2の画像は取得済みであると判定し(ステップS10にてYES)、変数iに「1」を代入するとともに変数jに「1」を代入する(ステップS11)。変数iは、画像挿入処理が実行される順序に従って、第1の画像に含まれる各挿入領域に付される番号を示す値である。変数jは、画像挿入処理が実行される順序に従って、第2の画像に含まれる各挿入画像に付される番号を示す値である。
制御部10aによって上記した代入がなされると、挿入領域検出部10cは、第1の画像に基づいて、第1の画像42から挿入領域44,46,48を検出し、挿入画像検出部10dは、第2の画像に基づいて、第2の画像51から挿入画像52,54,56を検出する(ステップS12)。挿入領域検出部10cは、挿入領域を検出する際に、挿入領域の境界を形成する線及び当該線の種類、挿入領域に含まれる線及び図形の有無、並びに、当該図形の種類を検出する。
制御部10aは、挿入領域検出部10cによって検出された挿入領域の数と、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像の数とが一致するか否かを判定する(ステップS13)。この場合、挿入領域44,46,48の数は「3」であり、挿入画像52,54,56の数は「3」であるので、制御部10aは、挿入領域の数と、挿入画像の数とが一致すると判定し(ステップS13にてYES)、第1番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されているか否かを判定する(ステップS14)。
なお、制御部10aは、挿入領域の数と、挿入画像の数とが一致しないと判定した場合(ステップS13にてNO)、表示部16に、エラー画面を表示させる(ステップS15)。
図8は、エラー画面の一例を示す図である。図8を参照して、エラー画面60は、「挿入画像の数が挿入領域の数と一致しません。」という警告を示すメッセージ62を含む。エラー画面60の表示後、画像挿入処理は終了する。
(1−1)挿入領域の境界が不連続線で表される場合
図6を参照して、第1の画像42において、第1番目の挿入領域44と、当該挿入領域44とは異なる画像部分との境界は、不連続線としての破線44aによって表される。挿入領域44は、図形及び線分を何も含まない。したがって、制御部10aは、第1番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていると判定するとともに(ステップS14にてYES)。第1番目の挿入領域は、三角形の図形、円形の図形、及びひし形の図形を含まないと判定する(ステップS19、ステップS21、及びステップS24にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第1番目の挿入画像52をHDD19に記憶させる(ステップS26)。
図6を参照して、第1の画像42において、第1番目の挿入領域44と、当該挿入領域44とは異なる画像部分との境界は、不連続線としての破線44aによって表される。挿入領域44は、図形及び線分を何も含まない。したがって、制御部10aは、第1番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていると判定するとともに(ステップS14にてYES)。第1番目の挿入領域は、三角形の図形、円形の図形、及びひし形の図形を含まないと判定する(ステップS19、ステップS21、及びステップS24にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第1番目の挿入画像52をHDD19に記憶させる(ステップS26)。
具体的には、画像処理部10eは、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像52に対して、当該挿入画像52の大きさを変更する処理を実行することなく、第1番目の挿入画像52をHDD19に記憶させる。
第1番目の挿入画像を記憶した後、制御部10aは、第1の画像が次の挿入領域を含むか否かを判定する(ステップS27)。第1の画像42は第2番目の挿入領域46を含むので、制御部10aは、第1の画像は次の挿入領域を含むと判定し(ステップS27にてYES)、変数iに「1」を加算し、変数jに「1」を加算する(ステップS28)。これによって、変数iは「2」となり、変数jは「2」となる。
(1−2)挿入領域の境界が実線で表される場合
(1−2−1)挿入領域が何も含まない場合
図6を参照して、第1の画像42において、第2番目の挿入領域46と、当該挿入領域46とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線46aによって表される。挿入領域46は、図形及び線分を何も含まない。したがって、制御部10aは、第2番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていないと判定するとともに(ステップS14にてNO)、第2番目の挿入領域は、挿入領域を分割する線(以下、「分割線」と記す場合がある。)を含まないと判定する(ステップS16にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第2番目の挿入画像54に対して、挿入領域46の大きさに合わせて挿入画像54の大きさを変更する処理(以下、「サイズ変更処理」と記す場合がある。)を実行する(ステップS17)。
(1−2−1)挿入領域が何も含まない場合
図6を参照して、第1の画像42において、第2番目の挿入領域46と、当該挿入領域46とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線46aによって表される。挿入領域46は、図形及び線分を何も含まない。したがって、制御部10aは、第2番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていないと判定するとともに(ステップS14にてNO)、第2番目の挿入領域は、挿入領域を分割する線(以下、「分割線」と記す場合がある。)を含まないと判定する(ステップS16にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第2番目の挿入画像54に対して、挿入領域46の大きさに合わせて挿入画像54の大きさを変更する処理(以下、「サイズ変更処理」と記す場合がある。)を実行する(ステップS17)。
具体的には、挿入画像54は挿入領域46よりも大きいので、画像処理部10eは、挿入画像54の大きさが挿入領域46の大きさと同じ大きさになるように、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像54の大きさを縮小する処理を実行する。
サイズ変更処理の実行後、制御部10aは、第2番目の挿入領域は、三角形の図形、円形の図形、及びひし形の図形を含まないと判定し(ステップS19、ステップS21、及びステップS24にてNO)、サイズ変更処理を実行した後の挿入画像54を、第2番目の挿入画像として、HDD19に記憶させる(ステップS26)。
第2番目の挿入画像を記憶した後、制御部10aは、上記と同様にしてステップS27及びステップS28の処理を実行する。これによって、変数iは「3」となり、変数jは「3」となる。
(1−2−2)領域が分割線を含む場合
図6を参照して、第1の画像42において、第3番目の挿入領域48と、当該挿入領域48とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線48aによって表される。挿入領域48は、挿入領域48を領域49a及び領域49bに分割する破線からなる線48bを含む。挿入領域48は、線48b以外に何も含まない。したがって、制御部10aは、第3番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていないと判定するとともに(ステップS14にてNO)、第3番目の挿入領域は、分割線を含むと判定する(ステップS16にてYES)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第3番目の挿入画像56に対して、領域49a及び領域49bのそれぞれの大きさに合わせて挿入画像56の大きさを変更し、大きさが変更された挿入画像56を領域49a及び領域49bのそれぞれに挿入する処理(以下、「複製処理」と記す場合がある。)を実行する(ステップS18)。
図6を参照して、第1の画像42において、第3番目の挿入領域48と、当該挿入領域48とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線48aによって表される。挿入領域48は、挿入領域48を領域49a及び領域49bに分割する破線からなる線48bを含む。挿入領域48は、線48b以外に何も含まない。したがって、制御部10aは、第3番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていないと判定するとともに(ステップS14にてNO)、第3番目の挿入領域は、分割線を含むと判定する(ステップS16にてYES)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第3番目の挿入画像56に対して、領域49a及び領域49bのそれぞれの大きさに合わせて挿入画像56の大きさを変更し、大きさが変更された挿入画像56を領域49a及び領域49bのそれぞれに挿入する処理(以下、「複製処理」と記す場合がある。)を実行する(ステップS18)。
具体的には、画像処理部10eはまず、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像56が、線48bによって分割された領域の数の分存在するように、挿入画像56を複製する。この場合、線48bによって分割された領域の数は2つであるので、制御部10aは、挿入画像56の複製を1つ生成する。
挿入画像56は領域49a及び領域49bよりも大きいので、画像処理部10eは、検出された挿入画像56に対して、挿入画像56の大きさが領域49aの大きさと同じ大きさになるように、挿入画像56を縮小する処理を実行する。画像処理部10eはさらに、複製された挿入画像56に対して、挿入画像56の大きさが領域49bの大きさと同じ大きさになるように、挿入画像56を縮小する処理を実行する。
画像処理部10eは、縮小処理実行後のそれぞれの挿入画像56の位置が、領域49a及び領域49bの位置にそれぞれ対応するように、2つの挿入画像56を合成して合成画像を生成する。これによって、複製処理は終了する。
複製処理の実行後、制御部10aは、第3番目の挿入領域は、三角形の図形、円形の図形、及びひし形の図形を含まないと判定し(ステップS19、ステップS21、及びステップS24にてNO)、複製処理を実行した後の合成画像を、第3番目の挿入画像として、HDD19に記憶させる(ステップS26)。
第3番目の挿入画像を記憶した後、制御部10aは、第1の画像が次の領域を含むか否かを判定する(ステップS27)。第1の画像42は第4番目の挿入領域を含まないので、制御部10aは、第1の画像は次の領域を含まないと判定する(ステップS27にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第1の画像42の挿入領域44,46,48に、挿入画像52,54,56がそれぞれ挿入された第3の画像を生成する(ステップS29)。
具体的には、画像処理部10eは、挿入領域44,46,48に挿入画像52,54,56がそれぞれ挿入されるように、第1の画像と、HDD19に記憶される第1番目乃至第3番目の挿入画像とを合成することによって、第3の画像を生成する。第3の画像の生成後、画像挿入処理は終了する。
ユーザーによって、操作部15を介して、画像挿入処理後の画像を印刷する指示が入力されると、制御部10aは、画像形成部12等に対し、第3の画像を記録紙に印刷させる。
図9は、第3の画像の一例を示す図である。図9を参照して、記録紙70には、第3の画像72が印刷される。第3の画像72は、画像74,76,78をこの順に含む。画像74は、第1の画像42の挿入領域44に、挿入画像52が、挿入画像52の大きさが変更されることなくそのまま挿入された画像である。画像76は、第1の画像42の挿入領域46に、挿入画像54が、挿入領域46の大きさに合わせて大きさが変更されて挿入された画像である。画像76は、第1の画像42の領域49a及び領域49bのそれぞれに、挿入画像56が、領域49a及び領域49bそれぞれの大きさに合わせて大きさが変更されて挿入された画像である。
(2)通信部21を介して第1及び第2の画像を取得する場合
ユーザーはまず、PC22の図示しない操作部に対する入力操作によって、第1の画像を作成する。ユーザーは、第1の画像を作成する際に、PC22の図示しない操作部に対する入力操作によって、PC22の図示しない表示部に、第1の画像に基づく第1の画面を表示させる。
ユーザーはまず、PC22の図示しない操作部に対する入力操作によって、第1の画像を作成する。ユーザーは、第1の画像を作成する際に、PC22の図示しない操作部に対する入力操作によって、PC22の図示しない表示部に、第1の画像に基づく第1の画面を表示させる。
図10は、第1の画像の他の一例を示す図である。図10を参照して、第1の画面80は、第1の画像82に基づいて表示部に表示される画面である。以下、第1の画面80を用いて、第1の画像82のデータ構造を説明する。第1の画像82は、予め定められる第3方向一端側から他端側に向かって、挿入領域84,86,88,90,92をこの順に含む。挿入領域84,86,88,90,92は、画像が挿入される位置を示す矩形の領域である。
本実施の形態において、画像処理部10eは、画像挿入処理として、第3方向一端側に位置する挿入領域から第3方向他端側に位置する挿入領域に向かって順に画像処理を実行する。以下、画像挿入処理が実行される順序に従って、各挿入領域に番号を付す。
第1の画像を作成した後、ユーザーは、PC22の図示しない操作部に対する入力操作によって、第2の画像を作成する。ユーザーは、第2の画像を作成する際に、PC22の図示しない操作部に対する入力操作によって、PC22の図示しない表示部に、第2の画像に基づく第2の画面を表示させる。
図11は、第2の画像の他の一例を示す図である。図11を参照して、第2の画面100は、第2の画像101に基づいて表示部に表示される画面である。以下、第2の画面100を用いて、第2の画像101のデータ構造を説明する。第2の画像101は、予め定められる第4方向一端側から他端側に向かって、挿入領域84,86,88,90,92に挿入する対象となる挿入画像102,104,106,108,110をこの順に含む。挿入画像102,104,106,108,110は、全て、RGBのカラー画像である。
本実施の形態において、画像処理部10eは、画像挿入処理として、第4方向一端側に位置する挿入画像から第4方向他端側に位置する挿入画像に向かって順に画像処理を実行する。以下、画像挿入処理が実行される順序に従って、各挿入画像に番号を付す。
ユーザーは、第1の画像82及び第2の画像101を作成した後、PC22の図示しない操作部に対する入力操作によって、画像形成装置1に対して、第1の画像82及び第2の画像101を送信するための指示を出す。PC22は、上記した指示に従って、第1の画像82及び第2の画像101を画像形成装置1に対して送信する。
画像取得部10bは、通信部21を介して第1の画像82及び第2の画像101を受信すると、受信した第1の画像82及び第2の画像101を取得してHDD19に記憶させる。
上記のようにして、画像取得部10bは、通信部21を介して、第1の画像82及び第2の画像101を取得する。
第1の画像82及び第2の画像101の送信後、ユーザーは、画像形成装置1の表示部16に表示されるホーム画面30を確認し、画像挿入機能を利用するために、キー34を押下する。キー34が押下されると、制御部10aは、画像挿入機能の選択を受け付け、表示部16に、例えば、第1の画像及び第2の画像の選択を促す図示しないメッセージを表示する。
図3を参照して、メッセージを確認したユーザーが、操作部15を介した入力によって、HDD19に記憶される第1の画像82及び第2の画像101を選択すると、制御部10aは、第1の画像及び第2の画像は取得済みであると判定し(ステップS10にてYES)、変数iに「1」を代入するとともに変数jに「1」を代入する(ステップS11)。
制御部10aによって上記した代入がなされると、挿入領域検出部10cは、第1の画像82から挿入領域84,86,88,90,92を検出し、挿入画像検出部10dは、第2の画像101から、挿入画像102,104,106,108,110を検出する(ステップS12)。挿入領域検出部10cは、挿入領域を検出する際に、挿入領域の境界を形成する線及び当該線の種類、挿入領域に含まれる線及び図形の有無、並びに、当該図形の種類を検出する。
制御部10aは、挿入領域検出部10cによって検出された挿入領域の数と、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像の数とが一致するか否かを判定する(ステップS13)。この場合、挿入領域84,86,88,90,92の数は「5」であり、挿入画像102,104,106,108,110の数は「5」であるので、制御部10aは、挿入領域の数と、挿入画像の数とが一致すると判定し(ステップS13にてYES)、第1番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されているか否かを判定する(ステップS14)。
なお、制御部10aは、挿入領域の数と、挿入画像の数とが一致しないと判定した場合(ステップS13にてNO)、上記と同様にしてステップS15の処理を実行する。
(2−1)領域の境界が実線で表される場合
(2−1−1)領域が三角形の図形を含む場合
図10を参照して、第1の画像82において、第1番目の挿入領域84と、当該挿入領域84とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線84aによって表される。挿入領域84は、三角形の図形84bを含み、その他の線分及び図形を含まない。三角形の図形84bの予め定められる頂点P1は、挿入領域84内において、第3方向一端側に位置する。以下、このような三角形の向きを、「上向き」と記す。
(2−1−1)領域が三角形の図形を含む場合
図10を参照して、第1の画像82において、第1番目の挿入領域84と、当該挿入領域84とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線84aによって表される。挿入領域84は、三角形の図形84bを含み、その他の線分及び図形を含まない。三角形の図形84bの予め定められる頂点P1は、挿入領域84内において、第3方向一端側に位置する。以下、このような三角形の向きを、「上向き」と記す。
したがって、制御部10aは、第1番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていないと判定するとともに(ステップS14にてNO)、第1番目の挿入領域は、分割線を含まないと判定する(ステップS16にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第1番目の挿入画像102に対して、挿入領域84の大きさに合わせて挿入画像102の大きさを変更するサイズ変更処理を実行する(ステップS17)。
具体的には、挿入画像102は挿入領域84よりも小さいので、画像処理部10eは、挿入画像102の大きさが挿入領域84の大きさと同じ大きさになるように、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像102の大きさを拡大する処理を実行する。
サイズ変更処理の実行後、制御部10aは、第1番目の挿入領域は、三角形の図形を含むと判定する(ステップS19にてYES)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、サイズ変更処理後の挿入画像102に対して、三角形の向きに応じて予め定められる角度分、挿入画像102を回転させる処理(以下、「回転処理」と記す場合がある。)を実行する(ステップS20)。
ここで、HDD19は、三角形の向きに応じた回転角度を予め記憶している。本実施の形態において、HDD19は、「上向き」に対応する回転角度として「時計回りに180度」を記憶し、「下向き」に対応する回転角度として「0度」を記憶し、「右向き」に対応する回転角度として「反時計回りに90度」を記憶し、「左向き」に対応する回転角度として「時計回りに90度」を記憶している。
この場合、図形84bは、上向きの三角形であるので、画像処理部10eは、サイズ変更処理後の挿入画像102に対して、挿入画像102を時計回りに180度回転させる回転処理を実行する。
回転処理の実行後、制御部10aは、第1番目の挿入領域は、円形の図形、及びひし形の図形を含まないと判定し(ステップS21、及びステップS24にてNO)、回転処理を実行した後の挿入画像102を、第1番目の挿入画像として、HDD19に記憶させる(ステップS26)。
第1番目の挿入画像を記憶した後、制御部10aは、上記と同様にしてステップS27及びステップS28の処理を実行する。これによって、変数iは「2」となり、変数jは「2」となる。
(2−1−2)領域が円形の図形を含む場合
図10を参照して、第1の画像82において、第2番目の挿入領域86と、当該挿入領域86とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線86aによって表される。挿入領域86は、円形の図形86bを含み、その他の線分及び図形を含まない。
図10を参照して、第1の画像82において、第2番目の挿入領域86と、当該挿入領域86とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線86aによって表される。挿入領域86は、円形の図形86bを含み、その他の線分及び図形を含まない。
したがって、制御部10aは、第2番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていないと判定するとともに(ステップS14にてNO)、第2番目の挿入領域は、分割線を含まないと判定する(ステップS16にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第2番目の挿入画像104に対して、挿入領域86の大きさに合わせて挿入画像104の大きさを変更するサイズ変更処理を実行する(ステップS17)。
具体的には、挿入画像104は挿入領域86よりも大きいので、画像処理部10eは、挿入画像104の大きさが挿入領域86の大きさと同じになるように、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像104の大きさを縮小する処理を実行する。
サイズ変更処理の実行後、制御部10aは、第2番目の挿入領域は三角形の図形を含まないと判定するとともに(ステップS19にてNO)、円形の図形を含むと判定し(ステップS21にてYES)、第2番目の挿入画像がカラー画像であるか否かを判定する(ステップS22)。
挿入画像104は、RGBのカラー画像であるので、制御部10aは、第2番目の挿入画像はカラー画像であると判定する(ステップS22にてYES)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、サイズ変更処理後の挿入画像104に対して、挿入画像104をカラー画像からモノクロ画像に変換する処理(以下、「モノクロ変換処理」と記す場合がある。)を実行する(ステップS23)。
モノクロ変換処理を実現するための方法としては、当該分野において一般的に使用される方法であれば特に限定されないが、例えば、NTSC加重平均法、又は、RGBの中間値を利用する中間値法等の方法を使用できる。なお、第2番目の挿入画像がカラー画像ではない場合(ステップS22にてNO)、モノクロ変換処理は実行されず、ステップS24の処理が実行される。
モノクロ変換処理の実行後、制御部10aは、第2番目の挿入領域は、ひし形の図形を含まないと判定し(ステップS24にてNO)、モノクロ変換処理を実行した後の挿入画像104を、第2番目の挿入画像として、HDD19に記憶させる(ステップS26)。
第2番目の挿入画像を記憶した後、制御部10aは、上記と同様にしてステップS27及びステップS28の処理を実行する。これによって、変数iは「3」となり、変数jは「3」となる。
(2−1−3)領域がひし形の図形を含む場合
図10を参照して、第1の画像82において、第3番目の挿入領域88と、当該挿入領域88とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線88aによって表される。挿入領域88は、ひし形の図形88bを含み、その他の線分及び図形を含まない。
図10を参照して、第1の画像82において、第3番目の挿入領域88と、当該挿入領域88とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線88aによって表される。挿入領域88は、ひし形の図形88bを含み、その他の線分及び図形を含まない。
したがって、制御部10aは、第3番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていないと判定するとともに(ステップS14にてNO)、第3番目の挿入領域は、分割線を含まないと判定する(ステップS16にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第3番目の挿入画像106に対して、挿入領域88の大きさに合わせて挿入画像106の大きさを変更するサイズ変更処理を実行する(ステップS17)。
具体的には、挿入画像106は挿入領域88よりも大きいので、画像処理部10eは、挿入画像106の大きさが挿入領域86の大きさと同じになるように、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像106の大きさを縮小する処理を実行する。
サイズ変更処理の実行後、制御部10aは、第3番目の挿入領域は、三角形の図形、及び円形の図形を含まないと判定するとともに(ステップS19、及びステップS21にてNO)、ひし形の図形を含むと判定する(ステップS24にてYES)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、サイズ変更処理後の挿入画像106に対して、挿入画像106の色相を補色に変換する処理(以下、「色反転処理」と記す場合がある。)を実行する(ステップS25)。
色反転処理を実現するための方法としては、当該分野において一般的に使用される方法であれば特に限定されない。例えば、予め定められる色相を示すRGB値と、当該色相の補色を示すRGB値との対応関係をルックアップテーブルとして格納しておく方法を使用できる。
色反転処理の実行後、制御部10aは、色反転処理を実行した後の挿入画像106を、第3番目の挿入画像として、HDD19に記憶させる(ステップS26)。第3番目の挿入画像を記憶した後、制御部10aは、上記と同様にしてステップS27及びステップS28の処理を実行する。これによって、変数iは「4」となり、変数jは「4」となる。
(2−1−4)領域が複数の図形を含む場合
図10を参照して、第1の画像82において、第4番目の挿入領域90と、当該挿入領域90とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線90aによって表される。挿入領域90は、三角形の図形90bと、ひし形の図形90cとを含み、その他の線分及び図形を含まない。三角形の図形90bの予め定められる頂点P2は、挿入領域90内において、第3方向に直交する第5方向一端側に位置する。以下、このような三角形の向きを、「右向き」と記す。
図10を参照して、第1の画像82において、第4番目の挿入領域90と、当該挿入領域90とは異なる画像部分との境界は、連続線としての実線90aによって表される。挿入領域90は、三角形の図形90bと、ひし形の図形90cとを含み、その他の線分及び図形を含まない。三角形の図形90bの予め定められる頂点P2は、挿入領域90内において、第3方向に直交する第5方向一端側に位置する。以下、このような三角形の向きを、「右向き」と記す。
したがって、制御部10aは、第4番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていないと判定するとともに(ステップS14にてNO)、第4番目の挿入領域は、分割線を含まないと判定する(ステップS16にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第4番目の挿入画像108に対して、挿入領域90の大きさに合わせて挿入画像108の大きさを変更するサイズ変更処理を実行する(ステップS17)。
具体的には、挿入画像108は挿入領域90よりも小さいので、画像処理部10eは、挿入画像108の大きさが挿入領域90の大きさと同じになるように、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像108の大きさを拡大する処理を実行する。
サイズ変更処理の実行後、制御部10aは、第4番目の挿入領域は、三角形の図形を含むと判定する(ステップS19にてYES)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、サイズ変更処理後の挿入画像108に対して、三角形の向きに応じて予め定められる角度分、挿入画像108を回転させる回転処理を実行する(ステップS20)。
この場合、図形90bは、右向きの三角形であるので、画像処理部10eは、サイズ変更処理後の挿入画像108に対して、挿入画像108を反時計回りに90度回転させる回転処理を実行する。
回転処理の実行後、制御部10aは、第4番目の挿入領域は、円形の図形を含まないと判定するとともに(ステップS21にてNO)、ひし形の図形を含むと判定する(ステップS24にてYES)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、回転処理後の挿入画像108に対して、画像108の色相を補色に変更する色反転処理を実行する(ステップS25)。
色反転処理の実行後、制御部10aは、色反転処理を実行した後の挿入画像108を、第4番目の挿入画像として、HDD19に記憶させる(ステップS26)。
第4番目の挿入画像を記憶した後、制御部10aは、上記と同様にしてステップS27及びステップS28の処理を実行する。これによって、変数iは「5」となり、変数jは「5」となる。
(2−2)領域の境界が不連続線で表され、かつ、領域が複数の図形を含む場合
図10を参照して、第1の画像82において、第5番目の挿入領域92と、当該挿入領域92とは異なる画像部分との境界は、不連続線としての破線92aによって表される。挿入領域92は、三角形の図形92bと、円形の図形92cとを含み、その他の線分及び図形を含まない。三角形の図形92bの予め定められる頂点P3は、挿入領域92内において、第5方向他端側に位置する。以下、このような三角形の向きを、「左向き」と記す。
図10を参照して、第1の画像82において、第5番目の挿入領域92と、当該挿入領域92とは異なる画像部分との境界は、不連続線としての破線92aによって表される。挿入領域92は、三角形の図形92bと、円形の図形92cとを含み、その他の線分及び図形を含まない。三角形の図形92bの予め定められる頂点P3は、挿入領域92内において、第5方向他端側に位置する。以下、このような三角形の向きを、「左向き」と記す。
したがって、制御部10aは、第5番目の挿入領域の境界は不連続線によって表されていると判定するとともに(ステップS14にてYES)、第5番目の挿入領域は、三角形の図形を含むと判定する(ステップS19にてYES)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第5番目の挿入画像110に対して、三角形の向きに応じて予め定められる角度分、挿入画像110を回転させる回転処理を実行する(ステップS20)。
具体的には、図形92bは、左向きの三角形であるので、画像処理部10eは、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像110に対して、挿入画像110を時計回りに90度回転させる回転処理を実行する。
回転処理の実行後、制御部10aは、第5番目の挿入領域は、円形の図形を含むと判定し(ステップS21にてYES)、第5番目の挿入画像がカラー画像であるか否かを判定する(ステップS22)。
挿入画像110は、RGBのカラー画像であるので、制御部10aは、第5番目の挿入画像はカラー画像であると判定する(ステップS22にてYES)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、回転処理後の挿入画像110に対して、挿入画像110をカラー画像からモノクロ画像に変換するモノクロ変換処理を実行する(ステップS23)。
モノクロ変換処理の実行後、制御部10aは、第5番目の挿入領域は、ひし形の図形を含まないと判定し(ステップS24にてNO)、モノクロ変換処理を実行した後の挿入画像110を、第5番目の挿入画像として、HDD19に記憶させる(ステップS26)。
第5番目の挿入画像を記憶した後、制御部10aは、第1の画像が次の領域を含むか否かを判定する(ステップS27)。第1の画像82は第6番目の挿入領域を含まないので、制御部10aは、第1の画像は次の領域を含まないと判定する(ステップS27にてNO)。制御部10aによって上記した判定がなされると、画像処理部10eは、第1の画像82の挿入領域84,86,88,90,92に挿入画像102,104,106,108,110がそれぞれ挿入された第3の画像を生成する(ステップS29)。
具体的には、制御部10aは、挿入領域84,86,88,90,92に挿入画像102,104,106,108,110がそれぞれ挿入されるように、第1の画像と、HDD19に記憶される第1番目乃至第5番目の挿入画像とを合成することによって、第3の画像を生成する。第3の画像の生成後、画像挿入処理は終了する。
ユーザーによって、操作部15を介して、画像挿入処理後の画像を印刷する指示が入力されると、制御部10aは、画像形成部12等に対し、第3の画像を記録紙に印刷させる。
図12は、第3の画像の他の一例を示す図である。図12を参照して、記録紙110には、第3の画像112が印刷される。第3の画像112は、画像114,116,118,120,122をこの順に含む。
画像114は、第1の画像82の挿入領域84に、挿入画像102が、挿入領域84の大きさに合わせて大きさが拡大され、さらに時計回りに180度回転して挿入された画像である。
画像116は、第1の画像82の挿入領域86に、挿入画像104が、挿入領域86の大きさに合わせて大きさが縮小され、さらにカラー画像からモノクロ画像に変換されて挿入された画像である。
画像118は、第1の画像82の挿入領域88に、挿入画像106が、挿入領域88の大きさに合わせて大きさが縮小され、さらに色相が補色に変換されて挿入された画像である。
画像120は、第1の画像82の挿入領域90に、挿入画像108が、挿入領域90の大きさに合わせて大きさが拡大され、さらに反時計回りに90度回転し、さらに色相が補色に変換されて挿入された画像である。
画像122は、第1の画像82の挿入領域92に、挿入画像110が、時計回りに90度回転し、さらにカラー画像からモノクロ画像に変換されて挿入された画像である。画像122は、挿入画像110が、挿入領域92に、当該挿入画像110の大きさを変更されることなくそのまま挿入されているので、挿入画像110の一部分が挿入された状態である。
上記実施の形態によれば、画像取得部10bは、第1の画像42と第2の画像51とを取得し、挿入領域検出部10cは、第1の画像42から挿入領域44等を検出し、挿入画像検出部10dは、第2の画像51から挿入画像52等を検出し、画像処理部10eは、検出された挿入領域44等に、検出された挿入画像52等を挿入して第3の画像72を生成する。又は、画像取得部10bは、第1の画像82と第2の画像101とを取得し、挿入領域検出部10cは、第1の画像82から挿入領域84等を検出し、挿入画像検出部10dは、第2の画像101から挿入画像102等を検出し、画像処理部10eは、検出された挿入領域84等に、検出された挿入画像102等を挿入して第3の画像112を生成する。
したがって、ユーザーは、挿入対象の画像及び当該画像が挿入される位置を指定するための入力操作を行わなくても、所望の位置に所望の画像が挿入された画像を容易に作成することができる。
また上記実施の形態によれば、挿入領域検出部10cは、挿入領域の線及び線の種類を検出し、画像処理部10eは、第3の画像を生成するときに、挿入画像に対して、検出された線の種類に応じて予め定められる画像処理(以下、「第1の画像処理」と記す。)を実行して、挿入画像を挿入領域に挿入可能に構成される。
これによって、ユーザーは、予め定められる線の種類によって領域の境界を表すことのみによって、画像処理部10eに対し、所望の画像処理を実行させることができる。したがって、操作部15を介して所望の画像処理を実行させるための指示を出す手間を省くことができるので、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、画像処理部10eは、挿入領域検出部10cによって検出された線の種類が不連続線としての破線44a,92aである場合に、挿入画像52,110の大きさを変更する処理を実行することなく、挿入画像52,110を挿入領域44,92に挿入する。
これによって、ユーザーは、領域の境界を不連続線で表すことのみによって、画像処理部10eに対し、サイズ変更処理を実行させないようにすることができる。したがって、操作部15を介してサイズ変更処理を実行しないようにするための指示を出す手間を省くことができるので、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、画像処理部10eは、挿入領域検出部10cによって検出された線の種類が連続線としての実線46a,84a等である場合に、第1の画像処理として、挿入領域46,84等の大きさに合わせて挿入画像54,102等の大きさを変更するサイズ変更処理を実行する。
これによって、ユーザーは、挿入領域の境界を連続線で表すことのみによって、画像処理部10eに対し、サイズ変更処理を実行させることができる。したがって、操作部15を介してサイズ変更処理を実行するための指示を出す手間を省くことができるので、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、画像処理部10eは、挿入領域48が、当該挿入領域48を領域49a及び領域49bに分割する線48bを含む場合に、挿入画像56に対して、領域49a及び領域49bのそれぞれの大きさに合わせて挿入画像56の大きさを変更し、大きさが変更された挿入画像56を領域49a及び領域49bのそれぞれに挿入する複製処理を実行して、挿入画像56を挿入領域48に挿入する。
これによって、ユーザーは、領域が分割線を含むようにすることのみによって、画像処理部10eに対し、複製処理を実行させることができる。したがって、操作部15を介して複製処理を実行するための指示を出す手間を省くことができるので、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、画像処理部10eは、第3の画像を生成するときに、挿入画像に対して、挿入領域に含まれる図形の種類に応じて予め定められる画像処理(以下、「第2の画像処理」と記す場合がある。)を実行して、挿入画像を挿入領域に挿入して第3の画像を生成する。
これによって、ユーザーは、挿入領域が予め定められる種類の図形を含むようにすることのみによって、画像処理部10eに対し、所望の画像処理を実行させることができる。したがって、操作部15を介して所望の画像処理を実行させるための指示を出す手間を省くことができるので、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、画像処理部10eは、挿入領域84,90,92が三角形の図形84b,90b,92bを含む場合に、第2の画像処理として、三角形の向きに応じて挿入画像102,108,110を回転させる回転処理を実行する。
これによって、ユーザーは、挿入領域が三角形の図形を含むようにすることのみによって、画像処理部10eに対し、回転処理を実行させることができる。したがって、操作部15を介して回転処理を実行するための指示を出す手間を省くことができるので、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、画像処理部10eは、挿入領域86,92が円形の図形86b,92cを含む場合であって、挿入画像104,110がカラー画像である場合に、第2の画像処理として、挿入画像104,110をカラー画像からモノクロ画像に変換するモノクロ変換処理を実行する。
これによって、ユーザーは、挿入領域が円形の図形を含むようにすることのみによって、画像処理部10eに対し、モノクロ変換処理を実行させることができる。したがって、操作部15を介してモノクロ変換処理を実行するための指示を出す手間を省くことができるので、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、画像処理部10eは、挿入領域88,90がひし形の図形88b,90cを含む場合に、第2の画像処理として、挿入画像106,108の色相を補色に変更する色反転処理を実行する。
これによって、ユーザーは、挿入領域がひし形の図形を含むようにすることのみによって、画像処理部10eに対し、色反転処理を実行させることができる。したがって、操作部15を介して色反転処理を実行するための指示を出す手間を省くことができるので、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、制御部10aは、挿入領域検出部10cによって検出された挿入領域の数と、挿入画像検出部10dによって検出された挿入画像の数とが一致しない場合に、表示部16に対し、警告を示すメッセージ62を含むエラー画面60を表示させる。
これによって、ユーザーは、挿入領域の数と挿入画像の数とが一致していないことを容易に把握することができるので、所望の画像とは異なる画像が生成されてしまうことを容易に防ぐことができる。
また上記実施の形態によれば、画像形成部12が記録紙に第3の画像72,112を形成するので、ユーザーは、所望の画像を容易に取得することができる。
(第1の変形例)
本発明の第1の変形例に係る画像処理装置2を含む画像形成装置1の構成は、エラー画面の構成が異なる点を除き、上記した実施の形態に係る画像形成装置1と同じである。以下、上記した実施の形態と異なる点について説明する。
本発明の第1の変形例に係る画像処理装置2を含む画像形成装置1の構成は、エラー画面の構成が異なる点を除き、上記した実施の形態に係る画像形成装置1と同じである。以下、上記した実施の形態と異なる点について説明する。
図13は、エラー画面の他の一例を示す図である。図13を参照して、エラー画面130は、「挿入画像の数が挿入領域の数と一致しません。処理を続けますか?」という警告を示すメッセージ132を含む。エラー画面130はさらに、ソフトキーとして、画像挿入処理の続行を指示するためのキー134と、画像挿入処理の中止を指示するためのキー136と、を含む。
エラー画面130を確認したユーザーが、キー134を押下した場合であって、第1の画像に含まれる挿入領域の数が挿入画像の数よりも多い場合には、制御部10aは、第1の画像から、超過した挿入領域を削除した後に、上記と同様にして画像挿入処理を実行する。超過した挿入領域は、各挿入領域に付される番号に従って、昇順に削除される。
ユーザーがキー134を押下した場合であって、第1の画像に含まれる挿入領域の数が挿入画像の数よりも少ない場合には、制御部10aは、上記と同様にして画像挿入処理を実行する。この場合、超過した挿入画像に対して、画像挿入処理は実行されない。
(その他の変形例)
上記実施の形態によれば、線の種類は、連続線としての実線、及び、不連続線としての破線を含んでいたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。線の種類としては、一般的に使用されるものであれば特に限定されないが、例えば、連続線として、波線又は二重線等を含んでいてもよいし、不連続線として、一点鎖線又は二点鎖線等を含んでいてもよい。
上記実施の形態によれば、線の種類は、連続線としての実線、及び、不連続線としての破線を含んでいたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。線の種類としては、一般的に使用されるものであれば特に限定されないが、例えば、連続線として、波線又は二重線等を含んでいてもよいし、不連続線として、一点鎖線又は二点鎖線等を含んでいてもよい。
また上記実施の形態によれば、挿入領域に含まれる図形の種類は、三角形、円形、ひし形を含んでいたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。図形の種類としては、一般的に使用されるものであれば特に限定されないが、例えば、六角形又は楕円形等を含んでいてもよい。
また上記実施の形態によれば、第1の画像処理は、サイズ変更処理を含み、第2の画像処理は、回転処理、モノクロ変換処理、又は色反転処理を含んでいたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。第1及び第2の画像処理としては、当該分野において一般的に使用される画像処理であれば特に限定されないが、例えば、カラー変換処理、ノイズ除去処理、又は色補正処理等を挙げることができる。
また上記実施の形態によれば、領域48は、線分48bによって2つの領域に分割されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、領域は、2つの分割線によって3つに分割されてもよい。この場合、複製処理は、分割された3つの領域それぞれに、挿入画像が挿入されるように実行される。
また上記実施の形態によれば、画像挿入処理は、操作部15を介したユーザーの指示によらずに実行されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、画像処理装置2は、上記した画像挿入処理とともに、操作部15を介したユーザーの指示にしたがって、画像挿入処理を実行する機能を併せ持つ構成であってもよい。
この場合、第1の画像に対応するサムネイル画像と、全ての挿入画像に対応するサムネイル画像とが、表示部16に表示される。ユーザーは、所望の挿入画像に対応するサムネイル画像を、第1の画像に対応するサムネイル画像における所望の挿入領域にドラッグ操作することによって、挿入対象の画像及び画像が挿入される位置を指示することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてカラー複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、モノクロ複合機、又は他の電子機器、例えば、プリンター、コピー機、又はファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
また、図1乃至図13を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 画像処理装置
10a 制御部
10b 画像取得部
10c 挿入領域検出部
10d 挿入画像検出部
10e 画像処理部
11 画像読取部
12 画像形成部
16 表示部
21 通信部
2 画像処理装置
10a 制御部
10b 画像取得部
10c 挿入領域検出部
10d 挿入画像検出部
10e 画像処理部
11 画像読取部
12 画像形成部
16 表示部
21 通信部
Claims (11)
- 画像が挿入される位置を示す挿入領域を含む第1の画像と、前記第1の画像とは異なる第2の画像と、を取得する画像取得部と、
前記画像取得部によって取得された前記第1の画像から前記挿入領域を検出する挿入領域検出部と、
前記画像取得部によって取得された前記第2の画像から、前記挿入領域に挿入する対象となる挿入画像を検出する挿入画像検出部と、
前記挿入領域検出部によって検出された挿入領域に、前記挿入画像検出部によって検出された挿入画像を挿入して第3の画像を生成する画像処理部と、を備える画像処理装置。 - 前記第1の画像において前記挿入領域と当該挿入領域とは異なる画像部分との境界は、線によって表され、
前記挿入領域検出部は、前記挿入領域の前記線及び前記線の種類を検出し、
前記画像処理部は、前記第3の画像を生成するときに、前記挿入画像に対して、検出された前記線の種類に応じて予め定められる画像処理を実行して、前記挿入画像を前記挿入領域に挿入して前記第3の画像を生成可能に構成される、請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記線の種類として、不連続線を含み、
前記画像処理部は、前記挿入領域検出部によって検出された前記線の種類が不連続線である場合に、前記挿入画像の大きさを変更する処理を実行することなく、前記挿入画像を前記挿入領域に挿入して前記第3の画像を生成する、請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記線の種類として、連続線を含み、
前記画像処理部は、前記挿入領域検出部によって検出された前記線の種類が連続線である場合に、前記画像処理として、前記挿入領域の大きさに合わせて前記挿入画像の大きさを変更する処理を実行する、請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記挿入領域が、前記挿入領域を複数の領域に分割する線を含む場合に、前記挿入画像に対して、前記挿入領域が前記線によって分割されてなる領域のそれぞれの大きさに合わせて前記挿入画像の大きさを変更し、大きさが変更された前記挿入画像を前記領域のそれぞれに挿入して、前記第3の画像を生成する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記挿入領域は、図形を含み
前記画像処理部は、前記第3の画像を生成するときに、前記挿入画像に対して、前記図形の種類に応じて予め定められる画像処理を実行して、前記挿入画像を前記挿入領域に挿入して前記第3の画像を生成する、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像処理装置。 - 前記図形の種類として、三角形を含み、
前記画像処理部は、前記挿入領域が三角形の図形を含む場合に、前記図形の種類に応じて予め定められる画像処理として、前記三角形の向きに応じて前記挿入画像を回転させる処理を実行する、請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記図形の種類として、円形を含み、
前記画像処理部は、前記挿入領域が円形の図形を含む場合であって、前記挿入画像がカラー画像である場合に、前記図形の種類に応じて予め定められる画像処理として、前記挿入画像をカラー画像からモノクロ画像に変換する処理を実行する、請求項6又は請求項7
に記載の画像処理装置。 - 前記図形の種類として、ひし形を含み、
前記画像処理部は、前記挿入領域がひし形の図形を含む場合に、前記図形の種類に応じて予め定められる画像処理として、前記挿入画像の色相を補色に変更する処理を実行する、請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の画像処理装置。 - 制御部と、表示部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記挿入領域検出部によって検出された前記挿入領域の数と、前記挿入画像検出部によって検出された前記挿入画像の数とが一致しない場合に、前記表示部に対し、警告を表示させる、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像処理装置。 - 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像処理装置と、
記録紙に前記第3の画像を形成する画像形成部と、を備える、画像形成装置。
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