JP2019202445A - 加湿装置、画像形成装置、画像形成システムおよび加湿制御方法 - Google Patents

加湿装置、画像形成装置、画像形成システムおよび加湿制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙の加湿量を適正にすることが可能な加湿装置、画像形成装置、画像形成システムおよび加湿制御方法を提供する。【解決手段】液体を保持し、用紙に前記液体を供給することによって、用紙に対する加湿処理を実行する加湿部材と、液体の表面張力に影響を与えるパラメータを取得する取得部と、加湿部材に保持される液体の保持量を調整する調整部と、パラメータに応じて、保持量を調整するように前記調整部を制御する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、加湿装置、画像形成装置、画像形成システムおよび加湿制御方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラム(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接または間接的に用紙に転写させた後、定着ニップで加熱、加圧して定着させることにより用紙にトナー像を形成する。
このような画像形成装置において、画像形成される用紙は、定着ニップで加熱処理されることにより、水分を奪われるため、例えば、搬送時に生じる用紙表面上の電荷によって、用紙同士が貼り付く現象が生じる問題があった。
上記問題に対して、特許文献1には、用紙を加湿しながら搬送する加湿部材を備えた加湿装置が開示されている。
特開2015−158664号公報
ところで、用紙表面上の電荷は、紙種や坪量、カバレッジ等により影響を受けるため、水では十分な除電効果を得られない場合がある。この場合、水の代わりに、例えば、界面活性剤を含む液体を使用することで、さらに大きな除電効果を得ることができる。
しかし、界面活性剤を含む液体を使用すると、水の場合と比べて液体の表面張力が変化するため、加湿部材に保持される液体の保持量ひいては用紙に対する液体の供給量が変化する。これにより、加湿部材を用いて用紙に対する加湿処理を実行する場合、水の場合と同様に当該加湿処理の制御を行うと、用紙に供給される液体の量に過不足が生じ、用紙の加湿量が適正にならない場合があるという問題があった。
本発明の目的は、用紙の加湿量を適正にすることが可能な加湿装置、画像形成装置、画像形成システムおよび加湿制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明における加湿装置は、
液体を保持し、用紙に前記液体を供給することによって、前記用紙に対する加湿処理を実行する加湿部材と、
前記液体の表面張力に影響を与えるパラメータを取得する取得部と、
前記加湿部材に保持される前記液体の保持量を調整する調整部と、
前記パラメータに応じて、前記保持量を調整するように前記調整部を制御する制御部と、
を備える。
本発明の画像形成装置は、上記加湿装置を備える。
本発明の画像形成システムは、上記加湿装置を備える。
本発明の加湿制御方法は、
液体を保持し、用紙に前記液体を供給することによって、前記用紙に対する加湿処理を実行する加湿部材を備える加湿装置の加湿制御方法であって、
前記液体の表面張力に影響を与えるパラメータを取得し、
取得された前記パラメータに応じて、前記加湿部材に保持される前記液体の保持量を調整する制御を行う。
本発明によれば、用紙の加湿量を適正にすることができる。
本実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成システムが備える画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 本発明の実施の形態に係る加湿装置の一例を概略的に示す図である。 水温と水の表面張力との対応関係を示す図である。 調整部の制御動作の一例を示すフローチャートである。 変形例1に係る加湿装置の一部を示す図である。 変形例1に係る調整部の制御動作の一例を示すフローチャートである。 変形例2に係る調整部の制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成システム100が備える画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
画像形成システム100は、図1において用紙Sを記録媒体として使用し、用紙S上に画像を形成するシステムである。
図1に示すように、画像形成システム100は、用紙Sの搬送方向に沿って上流側から、画像形成装置1および加湿装置2が接続されて構成される。
画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙トレイユニット51a〜51cから送出された用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データ(入力画像データ)を受信し、この画像データに基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
図1に示すように、画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
図2に示すように、操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
図1に示すように、画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム状の金属基体の外周面に、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層が形成された有機感光体よりなる。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、例えば帯電チャージャーであり、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。その結果、感光体ドラム413の表面のうちレーザー光が照射された画像領域には、背景領域との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分の現像剤を付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
現像装置412には、例えば帯電装置414の帯電極性と同極性の直流現像バイアス、または交流電圧に帯電装置414の帯電極性と同極性の直流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。その結果、露光装置411によって形成された静電潜像にトナーを付着させる反転現像が行われる。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に当接され、弾性体よりなる平板状のドラムクリーニングブレード等を有し、中間転写ベルト421に転写されずに感光体ドラム413の表面に残留するトナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側、つまり一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側、つまり二次転写ローラー424と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
定着部60は、用紙Sの定着面、つまりトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面つまり定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、および加熱源等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを挟持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53aを含む複数の搬送ローラー対を有する。レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部は、用紙Sの傾きおよび片寄りを補正する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。画像形成部40においては、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により加湿装置2に搬送される。
図3は、加湿装置2の一例を概略的に示す図である。
加湿装置2は、図3に示すように、上加湿ローラー110A(本発明の「加湿部材」に対応)、下加湿ローラー110B(本発明の「加湿部材」に対応)、上貯留部120A、下貯留部120B、液体供給部130およびタンク(図示略)を備えている。
用紙Sは進入口2Aから加湿装置2の中に搬入され、上加湿ローラー110Aと下加湿ローラー110Bとの間を通過して、加湿装置2の外に搬出される。
上加湿ローラー110Aは、用紙Sの上方向に配置され、上貯留部120Aから供給される液体Wを用いて、用紙Sの上面を加湿する。
下加湿ローラー110Bは、用紙Sの下方向に配置され、下貯留部120Bから供給される液体Wを用いて、上加湿ローラー110Aとで上下方向から挟みつつ用紙Sの下面を加湿する。用紙間の非通紙時に、液体Wが下加湿ローラー110Bから上加湿ローラー110Aへ供給されるように構成されている。
上貯留部120Aは、液体Wを貯留する水船であり、用紙Sの上方向、かつ、用紙Sの搬送方向DRにおいて上加湿ローラー110Aより後方向に配置されている。上貯留部120Aに貯留される液量は、タンク(図示略)から移送される液体Wによって適量に保たれている。
下貯留部120Bは、液体Wを貯留する水船であり、用紙Sの下方向に配置されている。下貯留部120Bに貯留される液量は、タンクから移送される液体Wによって適量に保たれている。
液体供給部130は、汲上ローラー131、中間ローラー132、上供給ローラー133A(本発明の「加湿部材」に対応)、下供給ローラー133B(本発明の「加湿部材」に対応)、第1水切りローラー134Aおよび第2水切りローラー134Bを有している。
汲上ローラー131は、上貯留部120Aに一部が浸された状態で液体Wを汲み上げる。中間ローラー132は、汲上ローラー131の上方向に配置されている。中間ローラー132は、汲上ローラー131と接することで上貯留部120Aから汲み上げられた液体Wを中継して上供給ローラー133Aに供給する。
上供給ローラー133Aは、中間ローラー132の用紙Sの搬送方向における前方向、かつ、上加湿ローラー110Aの上方向に配置されている。上供給ローラー133Aは、中間ローラー132に接することで液体Wを中間ローラー132から中継して上加湿ローラー110Aに供給する。
第1水切りローラー134Aは、上供給ローラー133Aと接触して、上供給ローラー133Aが表面に保持する液体Wの一部を除去する。
上加湿ローラー110Aは、図3における時計回りの方向に回転する。上加湿ローラー110Aは、上貯留部120Aから汲み上げられる液体Wを用いて用紙Sの上面を加湿する。上供給ローラー133Aは、上加湿ローラー110Aに従動して、図3における反時計回りの方向に回転する。これにより、中間ローラー132は、図3における時計回りの方向に回転する。これにより、汲上ローラー131は、図3における反時計回りの方向に回転して、上貯留部120Aから液体Wを汲み上げる。
上加湿ローラー110Aの動力は、上供給ローラー133A、中間ローラー132、汲上ローラー131の順に伝達される。
液体Wは、汲上ローラー131、中間ローラー132、上供給ローラー133A、上加湿ローラー110Aの順に供給される。
上加湿ローラー110Aは、回転速度を変更可能に構成されている。
下供給ローラー133Bは、下加湿ローラー110Bと下貯留部120Bとの間に配置されている。下供給ローラー133Bは、下貯留部120Bに一部が浸された状態で液体Wを汲み上げる。下供給ローラー133Bは、汲み上げた液体Wを下加湿ローラー110Bに供給する。
第2水切りローラー134Bは、下供給ローラー133Bと接触して、下供給ローラー133Bが表面に保持する液体Wの一部を除去する。
下加湿ローラー110Bは、上加湿ローラー110Aに連動する。下加湿ローラー110Bは、図3における反時計回りの方向に回転する。下加湿ローラー110Bは、下貯留部120Bから汲み上げられる液体Wを用いて用紙Sの下面を加湿する。下供給ローラー133Bは、下加湿ローラー110Bに従動して、図3における時計回りの方向に回転して、下貯留部120Bから液体Wを汲み上げる。
上述したように、上加湿ローラー110Aは、上貯留部120Aから汲み上げられる液体Wを用いて用紙Sの上面を加湿する。下加湿ローラー110Bは、下貯留部120Bから汲み上げられる液体Wを用いて用紙Sの下面を加湿する。これにより、用紙表面上の電荷が除去される。
ところで、用紙表面上の電荷は、紙種や坪量、カバレッジ等により影響を受けるため、水では十分な除電効果を得られない場合がある。この場合、水の代わりに、例えば界面活性剤を含む液体Wを使用することで、さらに大きな除電効果を得ることができる。
しかし、界面活性剤を含む液体を使用すると、水の場合と比べて液体の表面張力が変化するため、加湿部材に保持される液体の保持量ひいては用紙に対する液体の供給量が変化する。これにより、加湿部材を用いて用紙に対する加湿処理を実行する場合、水の場合と同様に加湿処理の制御を行うと、用紙Sに供給される液体の量が過多になって、用紙Sの加湿量が適正にならない場合がある。
本実施の形態における加湿装置2は、取得部140と、調整部150とを備えている。
取得部140は、例えば、液体Wの表面張力を取得する。取得部140は、公知の表面張力測定装置(図示略)から測定結果を取得する。表面張力測定装置は、例えば、上貯留部120A内の液体Wの表面張力を測定する。
調整部150は、上加湿ローラー110Aの回転速度を変更する。なお、下加湿ローラー110Bが上加湿ローラー110Aに連動するため、上加湿ローラー110Aの回転速度と同じ速度で回転する。
調整部150は、上加湿ローラー110Aの回転速度を上げることで、上貯留部120Aから上加湿ローラー110Aへ供給される液体量を増加させて、上加湿ローラー110Aに保持される液体Wの保持量を増加させる。また、上加湿ローラー110Aの回転速度が上げることで、下加湿ローラー110Bの回転速度が上げるため、下貯留部120Bから下加湿ローラー110Bへ供給される液体量が増加して、下加湿ローラー110Bに保持される液体Wの保持量が増加する。
反対に、調整部150は、上加湿ローラー110Aの回転速度を下げることで、上貯留部120Aから上加湿ローラー110Aへ供給される液体量を減少させて、上加湿ローラー110Aの保持量を減少させる。また、上加湿ローラー110Aの回転速度が下がることで、下加湿ローラー110Bの回転速度が下げるため、下貯留部120Bから下加湿ローラー110Bへ供給される液体量が減少して、下加湿ローラー110Bに保持される液体Wの保持量が減少する。
以下、上加湿ローラー110Aの回転速度と上加湿ローラー110Aの保持量との関係について説明し、下加湿ローラー110Bの回転速度と下加湿ローラー110Bの保持量との関係については、上加湿ローラー110Aの回転速度と上加湿ローラー110Aの保持量との関係と同様であるため、その説明を省略する。
制御部101は、取得部140により取得された液体Wの表面張力に応じて、保持量を調整するように調整部150を制御する。具体的には、制御部101は、取得部140により取得された液体Wの表面張力が規定値未満である場合、上加湿ローラー110Aの回転速度を、液体Wの表面張力が規定値以上である場合の回転速度よりも遅くするように、調整部150を制御する。
図4は、水温と水の表面張力との対応関係を示す図である。ここで、規定値は、例えば、20℃の水の表面張力である。なお、20℃の水の表面張力は、図4に示すように、72.75(dyne/cm)である。
次に、調整部150の制御動作について、図5を参照して説明する。図5は、調整部150の制御動作の一例を示すフローチャートである。以下の説明で、上加湿ローラー110Aの保持量を単に「保持量」という場合がある。印刷する用紙Sの紙種や坪量によって用紙Sの加湿量が変動するため、保持量の調整は、印刷ジョブを実行する前に行う必要がある。そのため、本フローは、例えば、印刷ジョブの実行開始直前に開始される。なお、上加湿ローラー110Aの回転速度は、予め定められた回転速度(液体Wの表面張力が規定値以上である場合の回転速度)に設定されている。
先ず、図5に示すステップS100において、制御部101は、液体Wの表面張力が規定値未満であるか否かについて判断する。液体Wの表面張力が規定値未満である場合(ステップS100:YES)、処理は、ステップS110に遷移する。液体Wの表面張力が規定値以上である場合(ステップS100:NO)、処理は、ステップS120に遷移する。
ステップS110において、制御部101は、上加湿ローラー110Aの回転速度を、液体Wの表面張力が規定値以上である場合の回転速度よりも遅くするように、調整部150を制御する。その後、制御部101は、処理をステップS120に移す。
ステップS120において、制御部101は、印刷ジョブを実行させる。その後、制御部101は、処理を終了させる。
上記実施の形態に係る加湿装置2によれば、液体Wを保持し、保持した液体Wにより、用紙Sを加湿する上加湿ローラー110Aと、液体Wの表面張力を取得する取得部140と、上加湿ローラー110Aの回転速度を変更する調整部150と、液体Wの表面張力が規定値未満である場合、液体Wの表面張力が規定値以上である場合と比べて、上加湿ローラー110Aの回転速度が遅くなるように調整部150を制御する制御部101と、を備える。これにより、上加湿ローラー110Aに保持される液体Wの保持量が減少して、用紙Sの加湿量を適正にすることが可能となる。
(変形例1)
次に、本実施の形態の変形例1ついて図6および図7を参照して説明する。図6は、変形例1に係る加湿装置2の一部を示す図である。
上記実施の形態における加湿装置2は、上加湿ローラー110Aの回転速度を変更する調整部150を備える。
これに対して、変形例1における加湿装置2は、図6に示すように、調整部150Aを備える。調整部150Aは、第1水切りローラー134A(本発明の「除去部材」に対応)の除去動作時間を変更する。第1水切りローラー134Aは、上供給ローラー133Aに接触させた位置と、上供給ローラー133Aから離間させた位置とに往復移動可能に構成される。調整部150Aは、第1水切りローラー134Aが上供給ローラー133Aに接触させる時間(除去動作時間)を変更することで、上供給ローラー133Aの表面から除去される液体量を変更し、これにより、上加湿ローラー110Aの保持量を調整する。
同様に、調整部150Aは、第2水切りローラー134B(本発明の「除去部材」に対応)の除去動作時間を変更する。第2水切りローラー134Bは、下供給ローラー133Bに接触させた位置と、下供給ローラー133Bから離間させた位置とに往復移動可能に構成される。調整部150Aは、第2水切りローラー134Bが下供給ローラー133Bに接触させる時間(除去動作時間)を変更することで、下供給ローラー133Bの表面から除去される液体量を変更し、これにより、下加湿ローラー110Bの保持量を調整する。
以下、第1水切りローラー134Aの除去動作時間と上加湿ローラー110Aの保持量との関係について説明し、第2水切りローラー134Bの除去動作時間と下加湿ローラー110Bの保持量との関係については、第1水切りローラー134Aの除去動作時間と上加湿ローラー110Aの保持量との関係と基本的に同じであるため、その説明を省略する。
次に、変形例1における調整部150Aの制御動作について、図7を参照して説明する。図7は、調整部150Aの制御動作の一例を示すフローチャートである。以下、図5に示すフローチャートと異なる動作についてのみ説明する。
液体Wの表面張力が規定値未満である場合(ステップS200:YES)、制御部101は、第1水切りローラー134Aの除去動作時間を、液体Wの表面張力が規定値以上である場合の除去動作時間よりも長くするように調整部150Aを制御する(ステップS210)。
上記変形例1における加湿装置2によれば、液体Wの表面張力が規定値未満である場合、第1水切りローラー134Aの除去動作時間が長くなるため、上加湿ローラー110Aに供給される液体Wの供給量が減少する。これにより、上加湿ローラー110Aの保持量が減少するため、用紙Sの加湿量を適正にすることができる。
なお、上記変形例1では、除去部材としての第1水切りローラー134Aを用いて、第1水切りローラー134Aの除去動作時間を変更することにより、上加湿ローラー110Aの保持量を調整した。変形例1はこれに限らず、例えば、除去部材としてブレード部材(図示略)を用いて、ブレード部材を上加湿ローラー110Aに押し当てる時間(除去動作時間)を変更することにより、上加湿ローラー110Aの保持量を調整してもよい。また、上加湿ローラー110Aの保持量の調整を、第1水切りローラー134Aおよびブレード部材のそれぞれの除去動作時間の変更を組み合わせることにより行ってもよく、また、これらの除去動作時間の変更および上加湿ローラー110Aの回転速度の変更を組み合わせることにより行ってもよい。
(変形例2)
次に、本実施の形態の変形例2ついて説明する。
上記実施の形態における加湿装置2は、液体Wの表面張力を取得する取得部140と、液体Wの表面張力に応じて、保持量を調整するように調整部150を制御する制御部101とを備える。
これに対して、変形例2における加湿装置2は、液体Wに界面活性剤が含まれるか否かの情報を取得する取得部140と、液体Wに界面活性剤が含まれるか否かに応じて、保持量を調整するように調整部150を制御する制御部101とを備える。
取得部140には、例えば、公知の濃度検出装置(図示略)から検出結果を取得する。濃度検出装置は、例えば、上貯留部120A内の界面活性剤の濃度を検出する。制御部101は、取得部140により取得された検出結果に基づいて、液体Wに界面活性剤が含まれるか否を判定する。
次に、変形例2における調整部150の制御動作について、図8を参照して説明する。図8は、調整部150の制御動作の一例を示すフローチャートである。以下、図5に示すフローチャートと異なる動作についてのみ説明する。なお、上加湿ローラー110Aの回転速度は、予め定められた回転速度(液体Wに界面活性剤が含まれていない場合の回転速度)に設定されている。
液体Wに界面活性剤が含まれている場合(ステップS300:YES)、制御部101は、上加湿ローラー110Aの回転速度を、液体Wに界面活性剤が含まれていない場合の回転速度よりも遅くするように調整部150を制御する(ステップS310)。
上記変形例2における加湿装置2によれば、液体Wに界面活性剤が含まれる場合、制御部101が上加湿ローラー110Aの回転速度を、液体Wに界面活性剤が含まれていない場合の回転速度よりも遅くするように調整部150を制御する。これにより、上加湿ローラー110Aの保持量が減少して、用紙Sの加湿量を適正にすることが可能となる。
なお、上加湿ローラー110Aの保持量を減少させる方法としては、上記変形例1のように、第1水切りローラー134Aの除去動作時間を長くしてもよい。
(変形例3)
次に、変形例3について説明する。
上記実施の形態および上記変形例1においては、液体Wの表面張力に応じて調整部150を制御する。また、上記変形例2においては、液体Wに界面活性剤が含まれるか否かに応じて調整部150を制御する。
これに対して、変形例3における加湿装置2は、液体Wに含まれる界面活性剤の濃度に応じて調整部150を制御する。
例えば、加湿装置2は、液体Wに含まれる界面活性剤の濃度を取得する取得部140と、取得部140により取得された界面活性剤の濃度に応じて、保持量を調整するように調整部150を制御する制御部101とを備える。取得部140は、上記変形例2と同じく、公知の濃度検出装置から検出結果を取得する。
制御部101は、液体Wの界面活性剤の濃度が予め定められた濃度を超える場合、保持量を、液体Wの界面活性剤の濃度が予め定められた濃度以下である場合の保持量よりも少なくするように調整部150を制御する。なお、保持量を減少させる方法としては、上述したように、上加湿ローラー110Aの回転速度を遅くしてもよく、また、第1水切りローラー134Aの除去動作時間を長くしてもよい。
変形例3における加湿装置2によれば、液体Wの界面活性剤の濃度が予め定められた濃度を超える場合、例えば、制御部101が上加湿ローラー110Aの回転速度を、液体Wの界面活性剤の濃度が予め定められた濃度以下である場合の回転速度よりも遅くするように調整部150を制御する。これにより、上加湿ローラー110Aの保持量を減少させて、液体Wの加湿量を適正にすることが可能となる。
(変形例4)
次に、変形例4について説明する。
変形例4における加湿装置2は、液体Wの温度に応じて調整部150を制御する。
例えば、加湿装置2は、液体Wの温度を取得する取得部140と、取得部140により取得された液体Wの温度に応じて、保持量を調整するように調整部150を制御する制御部101とを備える。取得部140は、例えば、公知の温度検出装置(図示略)から検出結果を取得する。温度検出装置は、例えば、上貯留部120A内の液体Wの温度を検出する。
制御部101は、液体Wの温度が予め定められた温度を超える場合、保持量を、液体Wの温度が予め定められた温度以下である場合の保持量よりも少なくするように調整部150を制御する。なお、保持量を減少させる方法としては、上述したように、上加湿ローラー110Aの回転速度を遅くしてもよく、また、第1水切りローラー134Aの除去動作時間を長くしてもよい。
変形例4における加湿装置2によれば、液体Wの温度が予め定められた温度を超える場合、例えば、制御部101が上加湿ローラー110Aの回転速度を、液体Wの温度が予め定められた温度以下である場合の回転速度よりも遅くするように調整部150を制御する。これにより、上加湿ローラー110Aの保持量を減少させて、用紙Sの加湿量を適正にすることが可能となる。
(変形例5)
次に、変形例5について説明する。
上記変形例4では、制御部101は、液体Wの温度に応じて調整部150を制御する。
これに対して、変形例5では、制御部101は、液体Wの周囲の温度環境に応じて調整部150を制御する。
例えば、液体Wの周囲の温度環境が基準値を超える場合、保持量を、液体Wの周囲の温度環境が基準値以下である場合の保持量よりも少なくするように調整部150を制御する。なお、保持量を減少させる方法としては、上述したように、上加湿ローラー110Aの回転速度を遅くしてもよく、また、第1水切りローラー134Aの除去動作時間を長くしてもよい。
変形例5における加湿装置2によれば、液体Wの周囲の温度環境が基準値を超える場合、例えば、制御部101が上加湿ローラー110Aの回転速度を、液体Wの周囲の温度環境が基準値以下である場合の回転速度よりも遅くするように調整部150を制御する。これにより、上加湿ローラー110Aの保持量を減少させて、用紙Sの加湿量を適正にすることが可能となる。
上記実施の形態および各変形例においては、制御部101は、液体Wの表面張力及び各パラメータ(例えば、界面活性剤の濃度や液体Wの温度等)が予め定められた範囲を超えたか否かの制御部101による判定をそれぞれ行う。つまり、制御部101による判定は、独立して行われる。しかし、本発明は、これに限らず、上記実施の形態および各変形例における制御部101による判定のうちのいずれか二以上を連続的に行うようにしてもよい。この場合、制御部101は、連続的に行われる各判定結果に応じて調整部150を制御する。
また、上記実施の形態おいては、液体Wの表面張力が既定値以上の場合、上加湿ローラー110Aの現状の保持量を維持する。しかし、本発明は、これに限らず、例えば、上加湿ローラー110Aの保持量を、液体Wの表面張力が既定値未満の場合の保持量より多くするように調整部150を制御してもよい。同様に、各変形例において、液体Wに界面活性剤が含まれている場合や、液体Wに含まれる界面活性剤の濃度が予め定められた濃度を超える場合や、液体Wの温度が予め定められた温度を超える場合や、液体Wの周囲の温度環境が基準値を超える場合、上加湿ローラー110Aの保持量を、液体Wの表面張力が既定値未満の場合の保持量より多くするように調整部150を制御してもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、画像形成装置1を含む複数のユニットで構成される画像形成システムに適用できる。複数のユニットには、例えば、加湿装置2、ネットワーク接続された制御装置等の外部装置が含まれる。
1 画像形成装置
2 加湿装置
100 画像形成システム
101 制御部
110A 上加湿ローラー
110B 下加湿ローラー
120A 上貯留部
120B 下貯留部
130 液体供給部
131 汲上ローラー
132 中間ローラー
133A 上供給ローラー
133B 下供給ローラー
134A 第1水切りローラー
134B 第2水切りローラー
140 取得部
150,150A 調整部

Claims (16)

  1. 液体を保持し、用紙に前記液体を供給することによって、前記用紙に対する加湿処理を実行する加湿部材と、
    前記液体の表面張力に影響を与えるパラメータを取得する取得部と、
    前記加湿部材に保持される前記液体の保持量を調整する調整部と、
    前記パラメータに応じて、前記保持量を調整するように前記調整部を制御する制御部と、
    を備える、加湿装置。
  2. 前記加湿部材は、回転しながら前記用紙に前記液体を供給する加湿ローラーを有し、
    前記調整部は、前記加湿ローラーの回転速度を変更することによって前記保持量を調整する、
    請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記制御部は、前記液体の表面張力が規定値未満である場合、前記表面張力が規定値以上である場合と比べて、前記加湿ローラーの回転速度が遅くなるように前記調整部を制御する、
    請求項2に記載の加湿装置。
  4. 前記調整部は、前記加湿部材に保持される前記液体を除去する除去部材を有し、前記除去部材の除去動作の時間を変更することによって前記保持量を調整する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の加湿装置。
  5. 前記除去部材は、前記加湿部材に接触することで前記加湿部材に保持される前記液体を除去する、
    請求項4に記載の加湿装置。
  6. 前記制御部は、前記液体の表面張力が規定値未満である場合、前記規定値が規定値以上である場合と比べて、前記除去動作の時間が長くなるように前記調整部を制御する、
    請求項4または5に記載の加湿装置。
  7. 前記規定値は、20℃の水の表面張力である、
    請求項3または6に記載の加湿装置。
  8. 前記パラメータは、前記液体に含まれる界面活性剤の濃度を含む、
    請求項1、2、4または5に記載の加湿装置。
  9. 前記制御部は、前記液体の界面活性剤の濃度が予め定められた濃度を超える場合、前記界面活性剤の濃度が前記予め定められた濃度以下である場合と比べて、前記保持量が少なくなるように前記調整部を制御する、
    請求項8に記載の加湿装置。
  10. 前記パラメータは、前記液体の温度を含む、
    請求項1、2、4または5に記載の加湿装置。
  11. 前記制御部は、前記液体の温度が予め定められた温度を超える場合、前記液体の温度が予め定められた温度以下である場合と比べて、前記保持量が少なくなるように前記調整部を制御する、
    請求項10に記載の加湿装置。
  12. 前記パラメータは、前記液体の周囲の温度環境を含む、
    請求項1、2、4または5に記載の加湿装置。
  13. 前記制御部は、前記周囲の温度環境が基準値を超える場合、前記周囲の温度が基準値以下である場合と比べて、前記保持量が少なくなるように前記調整部を制御する、
    請求項12記載の加湿装置。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の加湿装置を備える、画像形成装置。
  15. 請求項1から13のいずれか一項に記載の加湿装置を備える、画像形成システム。
  16. 液体を保持し、用紙に前記液体を供給することによって、前記用紙に対する加湿処理を実行する加湿部材を備える加湿装置の加湿制御方法であって、
    前記液体の表面張力に影響を与えるパラメータを取得し、
    取得された前記パラメータに応じて、前記加湿部材に保持される前記液体の保持量を調整する制御を行う
    加湿制御方法。
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