JP2019197776A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネジの締付トルクが規定トルクに達したことを分かり易くすることで、ネジの締め付け過ぎによる部品の破損を抑制する。【解決手段】電子装置10は、筐体12と、ネジ穴42と、扉28と、ネジ70と、第一角部46と、第二角部66とを備える。ネジ穴42は、筐体12に設けられており、扉28は、筐体12に開閉可能に支持されている。ネジ70は、ネジ穴42に螺入され、扉28を閉じた状態に固定する。第一角部46は、筐体12に設けられており、第二角部66は、扉28に設けられている。第二角部66は、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入された状態では、ネジ70の軸方向に第一角部46と当接する。また、第二角部66は、ネジ70がネジ穴42にさらに螺入されてネジ70の締付トルクが規定トルクに達した場合には、第一角部46を乗り越える。【選択図】図1

Description

本願の開示する技術は、電子装置に関する。
電子装置としては、筐体と、筐体に設けられたネジ穴と、筐体に開閉可能に支持された扉と、ネジ穴に螺入され、扉を閉じた状態に固定するネジとを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このような電子装置では、ネジの締付トルクが大きいと、例えば、ネジの破断やネジ穴の損傷など部品の破損が発生する虞がある。したがって、部品の破損を抑制するためには、ネジの締付を行う使用者にネジの締付トルクが規定トルクに達したことを知らせることが有効であると考えられる。
ここで、使用者にネジの締付トルクが規定トルクに達したことを知らせる技術としては、例えば、次のものがある(例えば、特許文献2参照)。すなわち、例示の技術は、先端にネジを有する第一の管体と、先端にネジ穴を有する第二の管体と、第一の管体における第二の管体との当接面に形成された複数の凹状の係合部と、第二の管体における第一の管体との当接面に形成された複数の凸状の突部とを備える。
この例示の技術では、ネジがネジ穴に螺入され、ネジの締付が完了に近づくと、複数の突部が複数の係合部に係合された状態と、複数の突部が複数の係合部から退出された状態とが繰り返されることによりネジの締付トルクが変動する。そして、このようにネジの締付トルクが変動することにより、使用者にネジの締付が完了間近であることを知らせることができるとしている。
また、この例示の技術では、第一の管体及び第二の管体の互いの当接面が当接すると、ネジの締付トルクが最大になる。そして、このようにネジの締付トルクが変動した後にネジの締付トルクが最大になることにより、使用者にネジの締付が完了したことを知らせることができるとしている。
特開2009−277744号公報 特開昭64−65383号公報
しかしながら、上述のように、ネジの締付トルクが最大になることで、使用者にネジの締付が完了したことを知らせる技術では、結局のところ、どのタイミングでネジの締付が完了したのか(つまり、ネジの締付トルクが規定トルクに達したのか)が分かりにくい。
本願の開示する技術は、上記事情を鑑み、ネジの締付トルクが規定トルクに達したことを分かり易くすることで、ネジの締め付け過ぎによる部品の破損を抑制できる電子装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術によれば、筐体と、ネジ穴と、扉と、ネジと、第一角部と、第二角部とを備える電子装置が提供される。ネジ穴は、筐体に設けられており、扉は、筐体に開閉可能に支持されている。ネジは、ネジ穴に螺入され、扉を閉じた状態に固定する。第一角部は、筐体に設けられており、第二角部は、扉に設けられている。第二角部は、扉が閉じられてネジがネジ穴に螺入された状態では、ネジの軸方向に第一角部と当接する。また、第二角部は、ネジがネジ穴にさらに螺入されてネジの締付トルクが規定トルクに達した場合には、第一角部を乗り越える。
本願の開示する技術によれば、ネジの締付トルクが規定トルクに達したことを分かり易くすることで、ネジの締め付け過ぎによる部品の破損を抑制できる。
本実施形態に係る電子装置の斜視図である。 図1の電子装置における扉の周辺部の拡大図である。 図2の扉が閉じられた状態を示す図である。 図3のベース部材、扉、及び、ネジを組み付けた状態を示す正面図である。 図4のベース部材、扉、及び、ネジの分解斜視図である。 図5のネジの締付トルクが規定トルクに達する前の状態を示す正面図である。 図5のネジの締付トルクが規定トルクに達する前の状態を示す側面図である。 図5のネジの締付トルクが規定トルクに達した状態を示す正面図である。 図5のネジの締付トルクが規定トルクに達した状態を示す側面図である。
以下、本願の開示する技術の一実施形態について説明する。
図1に示される本実施形態に係る電子装置10は、一例として、車両に搭載される車載型電子装置である。このような車載型電子装置としては、例えば、デジタルタコグラフ、ネットワーク型デジタルタコグラフ、車載情報システム、ドライブレコーダ、ネットワーク型車載ステーション等がある。なお、各図に示される矢印FR、矢印LH、矢印UPは、電子装置10の前後方向前側、左右方向左側、上下方向上側をそれぞれ示している。
電子装置10は、概略直方体状の筐体12を備える。筐体12の前面12Aには、複数のスイッチ14、15や表示器16等が設けられている。また、筐体12の前面12Aの左側には、記録媒体保持構造18が設けられている。図2に示されるように、記録媒体保持構造18は、記録媒体20を保持するためのものであり、凹部22と、スロット24と、ベース部材26と、扉28とを有する。
凹部22は、筐体12の前面12Aに開口している。凹部22の底面22Aは、筐体12の前面12Aに対して電子装置10の後側にオフセットされている。スロット24は、凹部22の底面22Aに開口している。このスロット24は、電子装置10の上下方向に延びる矩形状に形成されている。このスロット24には、カード型の記録媒体20が挿入される。記録媒体20は、例えば、SD(Secure Digital)カードである。
ベース部材26は、スロット24に隣接して配置されている。このベース部材26は、凹部22の内側に収容されている。ベース部材26は、筐体12の一部である。扉28は、ベース部材26に開閉可能に支持されている。この扉28は、凹部22の開口を塞ぐ大きさ及び形状を有している。図2には、扉28が開かれた状態が示されており、図3には、扉28が閉じられた状態が示されている。扉28は、後述するネジ70によって締め付けられることにより閉じた状態で筐体12に固定される。
図2(図3〜図5も適宜参照)に示されるように、ベース部材26は、電子装置10の上下方向を長手方向とする長方形状の本体部32と、本体部32の長手方向の両端部に形成された一対の支持部34とを有する。本体部32は、凹部22の底面22Aに固定されている。一対の支持部34は、本体部32から電子装置10の前側に向けて延びている。支持部34は、電子装置10の上下方向を板厚方向として形成されている。この支持部34には、支持部34の板厚方向に貫通する支持穴36(図5参照)が形成されている。
本体部32には、電子装置10の前側に向けて突出する円筒状の第一ボス38が形成されている。第一ボス38は、電子装置10の前後方向を軸方向として形成されている。この第一ボス38の内側には、ナット40が設けられている。ナット40は、例えば、インサートナットである。このナット40は、第一ボス38と同心円状に配置されている。ナット40には、ナット40の軸方向に貫通するネジ穴42が形成されている。
第一ボス38は、天面38Aを有する。この第一ボス38の天面38Aには、第一ボス38の側方から見て矩形状を成す突起部44が形成されている。突起部44は、第一ボス38の一部である。この突起部44は、第一ボス38の天面38Aから電子装置10の前側に向けて突出している。突起部44は、第一ボス38の周方向を長さ方向として形成されており、第一ボス38の周方向の一部に形成されている。この突起部44は、第一ボス38の周方向に沿って形成されており、第一ボス38の軸方向から見て円弧状を成している。突起部44の長さ方向の一端部には、第一角部46が形成されている。この第一角部46については、後に詳述する。
扉28は、前方から見て概略長方形状に形成されており、ベース部材26の本体部32と同様に、電子装置10の上下方向を長手方向として配置されている。扉28の長手方向の両端部には、電子装置10の上下方向に延びる軸部56(図5参照)がそれぞれ形成されている。軸部56は、支持穴36に挿入され、これにより、扉28は、ベース部材26に開閉可能に支持される。
扉28の裏面28Aは、扉28が閉じられた状態で凹部22の底面22Aと対向する。この裏面28Aには、扉28の裏側に突出する第二ボス58が形成されている。この第二ボス58は、扉28が閉じられた状態で第一ボス38と同軸上に配置される。第二ボス58には、後述するネジ70が挿入される貫通穴62が形成されている。この貫通穴62は、第二ボス58の軸方向(扉28の厚さ方向)に貫通している。
第二ボス58は、天面58A及び外周面58Bを有する。第二ボス58の外周面58Bには、リブ64が形成されている。リブ64は、第二ボス58の一部である。このリブ64は、扉28の裏面28Aから第二ボス58の軸方向に沿って延びている。扉28の裏面28Aを高さの基準にした場合に、リブ64の高さは、第二ボス58の高さよりも低くなっている。リブ64の高さ方向の端部には、第二角部66が形成されている。この第二角部66については、後に詳述する。
ネジ70(図5参照)は、軸部72及び頭部74を有する。このネジ70には、一例として、右ネジが使用されている。軸部72は、貫通穴62に挿入されることで、扉28を貫通し、扉28が閉じられた状態でネジ穴42に螺入される。頭部74は、貫通穴62よりも大径に形成されている。
ネジ70は、一例として、専用の手動工具によって回転される。頭部74は、手動工具に対応する形状を有している。頭部74に手動工具が装着されてネジ70の軸部72がネジ穴42に螺入されると、頭部74が貫通穴62の周辺部を締め付けることにより、扉28が閉じた状態で筐体12に固定され、扉28の開放が規制される。
次に、ネジ70によって扉28を閉じた状態に固定する方法と併せて電子装置10のさらに詳細な構造について説明する。
図6、図7には、ネジ70の締付トルクが規定トルクに達する前の状態が示されている。図6に示されるように、扉28の開閉軸線L1は、電子装置10(図1〜図3参照)の上下方向、すなわち、鉛直方向に沿って延びており、扉28は、開閉軸線L1を中心に開閉する。ネジ70及びネジ穴42の中心と、第一角部46と、第二角部66とは、扉28の前方から見て扉28の開閉軸線L1よりも扉28の開閉端28B側に位置する。
また、第一角部46及び第二角部66は、それぞれ第一ボス38及び第二ボス58に形成されることにより、ベース部材26の本体部32と扉28との間に位置する。つまり、この第一角部46及び第二角部66は、扉28の軸部56よりも本体部32側に位置する。
リブ64は、第二ボス58の外周面58Bから水平方向に突出している。リブ64の水平方向に沿う中心軸線L2(図7参照)は、ネジ70の側方から見てネジ70の中心軸線L3よりも鉛直方向の上側に位置する。
第一角部46は、より具体的には、ネジ70の軸方向と垂直な第一当接面46Aと、ネジ70の軸方向に沿って延びる第一逃げ面46Bとを有する。第一当接面46Aと第一逃げ面46Bとの間には、第一稜線部46Cが形成されており、この第一稜線部46Cは、ネジ70の側方から見てネジ70の中心軸線L3上に位置する。
第二角部66は、より具体的には、ネジ70の軸方向と垂直な第二当接面66Aと、ネジ70の軸方向に沿って延びる第二逃げ面66Bとを有する。第二角部66は、第一角部46と逆向きに形成されている。つまり、第一角部46の第一当接面46Aは、第一逃げ面46Bに対してネジ70の周方向の一方側(矢印R1側)に位置するのに対し、第二角部66の第二当接面66Aは、第二逃げ面66Bに対してネジ70の周方向の他方側(矢印R2側)に位置する。第二当接面66Aと第二逃げ面66Bとの間には、第二稜線部66Cが形成されており、この第二稜線部66Cは、ネジ70の側方から見てネジ70の中心軸線L3から外れた位置にある。
図6に示されるように、第二逃げ面66Bは、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入された状態では、第一逃げ面46Bに対してネジ70の締付時における回転方向の前側(矢印R1側)に位置する。すなわち、この場合、第二逃げ面66Bは、第一逃げ面46Bよりも鉛直方向の下側に位置する。また、図7に示されるように、この状態では、第二ボス58の天面58Aが第一ボス38の天面38Aと当接し、第二当接面66Aがネジ70の軸方向に第一当接面46Aと当接する。
図8、図9には、図6、図7よりもネジ70がネジ穴42にさらに螺入されてネジ70の締付トルクが規定トルクに達した状態が示されている。図8、図9に示されるように、ネジ70の締付トルクが規定トルクに達すると、第二ボス58の天面58Aが第一ボス38の天面38Aと当接した状態で、第一ボス38及び第二ボス58がネジ70の軸方向に圧縮変形する。また、このときには、突起部44及びリブ64がネジ70の周方向にそれぞれ弾性変形する。そして、これにより、第二角部66が第一角部46を乗り越える。
このとき、より具体的には、第二当接面66Aが第一当接面46Aを乗り越えて第二逃げ面66Bが第一逃げ面46Bと当接する。このように、第二角部66が第一角部46を乗り越えるときには、クリック感が発生し、これにより、ネジ70の締付を行う使用者にネジ70の締付トルクが規定トルクに達したことが知らされる。
なお、上述の規定トルクは、扉28のがたつき及び部品の破損が生じない範囲で許容される最大トルクに設定される。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態に係る電子装置10では、筐体12のベース部材26に形成された第一ボス38には、第一角部46が形成されており、扉28に形成された第二ボス58には、第二角部66が形成されている。そして、図6、図7に示されるように、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入された状態では、第二角部66がネジ70の軸方向に第一角部46と当接する。
また、図8、図9に示されるように、ネジ70がネジ穴42にさらに螺入されてネジ70の締付トルクが規定トルクに達した場合には、第二角部66が第一角部46を乗り越え、この際にクリック感が発生する。したがって、このクリック感の発生により、ネジ70の締付を行う使用者にネジ70の締付トルクが規定トルクに達したことを知らせることができる。これにより、ネジ70の締付トルクが規定トルクに達したことが分かり易いので、ネジ70の締め付け過ぎによる部品の破損を抑制することができる。
また、本実施形態に係る電子装置10では、図6に示されるように、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入された状態では、第二逃げ面66Bが第一逃げ面46Bに対してネジ70の締付時における回転方向の前側(矢印R1側)に位置する。したがって、ネジ70の締付時にネジ70と共に扉28が連れ回りした場合でも、図7に示されるように、第二逃げ面66Bが第一逃げ面46Bに対してネジ70の回転方向の前側(矢印R1側)に位置した状態に維持される。これにより、図7に示されるように、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入された状態では、第二当接面66Aを第一当接面46Aと的確に当接させることができる。
また、本実施形態に係る電子装置10では、第一当接面46Aと第一逃げ面46Bとの間に、第一稜線部46Cが形成されており、この第一稜線部46Cは、ネジ70の側方から見てネジ70の中心軸線L3上に位置する。したがって、図8、図9に示されるように、ネジ70がネジ穴42にさらに螺入される際には、第一稜線部46Cの位置にずれが生じることを抑制できるので、第二角部66が第一角部46を乗り越える際には、良好なクリック感を発生させることができる。
また、本実施形態に係る電子装置10では、図6、図7に示されるように、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入された状態では、第二当接面66Aがネジ70の軸方向に第一当接面46Aと当接する。また、このときには、第一ボス38の天面38Aが第二ボス58の天面58Aに当接する。したがって、この状態からネジ70がネジ穴42にさらに螺入されても、第一ボス38の天面38Aが第二ボス58の天面58Aに当接することで、扉28の撓みを抑制することができる。
また、本実施形態に係る電子装置10では、筐体12に設けられたベース部材26に、ネジ穴42を有するナット40が設けられた第一ボス38が形成され、扉28には、ネジ70が挿入される貫通穴62が形成された第二ボス58が形成されている。そして、第一角部46は、第一ボス38に形成され、第二角部66は、第二ボス58に形成されている。つまり、第一角部46及び第二角部66は、剛性が高くネジ70及びネジ穴42と同軸上にある第一ボス38及び第二ボス58にそれぞれ形成されている。したがって、第二角部66が第一角部46を乗り越える際には、第一角部46と第二角部66との間に強い反発力を生じさせることができるので、より一層良好なクリック感を発生させることができる。
しかも、第一ボス38の天面38Aには、突起部44が形成され、第二ボス58の外周面58Bには、第二ボス58の軸方向に沿って延びるリブ64が形成されている。そして、第一角部46は、より具体的には、突起部44に形成され、第二角部66は、リブ64に形成されている。したがって、第二角部66が第一角部46を乗り越える際には、剛性の高い第一ボス38及び第二ボス58にそれぞれ形成された突起部44及びリブ64の局所的な弾性変形を伴うので、このことによっても、より一層良好なクリック感を発生させることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、扉28及びベース部材26は、一例として、SDカードのスロット24を開閉する用途に使用されているが、それ以外の用途に使用されても良い。
また、上記実施形態において、記録媒体20は、一例として、SDカードであるが、SDカード以外でも良い。
また、上記実施形態において、電子装置10は、一例として、車両に搭載される車載型電子装置であるが、車載型電子装置以外でも良い。
また、上記実施形態において、第二逃げ面66Bは、好ましくは、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入された状態では、第一逃げ面46Bに対してネジ70の締付時における回転方向の前側(矢印R1側)に位置する。しかしながら、第二逃げ面66Bは、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入された状態では、第一逃げ面46Bに対してネジ70の締付時における回転方向の後側(矢印R2側)に位置していても良い。
また、上記実施形態において、第一当接面46Aと第一逃げ面46Bとの間の第一稜線部46Cは、好ましくは、ネジ70の側方から見てネジ70の中心軸線L3上に位置する。しかしながら、第一当接面46Aと第一逃げ面46Bとの間の第一稜線部46Cは、ネジ70の側方から見てネジ70の中心軸線L3から外れた位置にあっても良い。
また、上記実施形態において、第一角部46は、好ましくは、第一ボス38に形成され、第二角部66は、第二ボス58に形成される。しかしながら、第一角部46は、ベース部材26における第一ボス38以外の部位に形成され、第二角部66は、扉28における第二ボス58以外の部位に形成されても良い。
また、上記実施形態において、好ましくは、第一ボス38の天面38Aには、突起部44が形成され、第二ボス58の外周面58Bには、第二ボス58の軸方向に沿って延びるリブ64が形成される。そして、第一角部46は、突起部44に形成され、第二角部66は、リブ64に形成される。しかしながら、第一角部46は、第一ボス38における突起部44以外の部位に形成され、第二角部66は、第二ボス58におけるリブ64以外の部位に形成されても良い。
また、上記実施形態において、扉28の開閉軸線L1は、鉛直方向に沿って延び、扉28は、水平方向に開閉されるが、扉28の開閉軸線L1は、水平方向に沿って延び、扉28は、鉛直方向に開閉されても良い。
また、上記実施形態において、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入されると、第二ボス58の天面58Aが第一ボス38の天面38Aと当接した状態で、第二当接面66Aがネジ70の軸方向に第一当接面46Aと当接する。しかしながら、扉28が閉じられてネジ70がネジ穴42に螺入された場合に、第二ボス58の天面58Aが第一ボス38の天面38Aと離間した状態で、第二当接面66Aがネジ70の軸方向に第一当接面46Aと当接しても良い。そして、ネジ70の締付トルクが規定トルクに達した場合に、第二角部66が第一角部46を乗り越えても良い。また、この場合に、第二角部66が第一角部46を乗り越えた後に、第二ボス58の天面58Aが第一ボス38の天面38Aと当接しても良い。
また、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされても良い。
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
筐体と、
前記筐体に設けられたネジ穴と、
前記筐体に開閉可能に支持された扉と、
前記ネジ穴に螺入され、前記扉を閉じた状態に固定するネジと、
前記筐体に設けられた第一角部と、
前記扉に設けられ、前記扉が閉じられて前記ネジが前記ネジ穴に螺入された状態で前記ネジの軸方向に前記第一角部と当接し、前記ネジが前記ネジ穴にさらに螺入されて前記ネジの締付トルクが規定トルクに達した場合に、前記第一角部を乗り越える第二角部と、
を備える電子装置。
(付記2)
前記第一角部は、
前記ネジの軸方向と垂直な第一当接面と、
前記ネジの軸方向に沿って延びる第一逃げ面と、
を有する、
付記1に記載の電子装置。
(付記3)
前記第二角部は、
前記ネジの軸方向と垂直な第二当接面と、
前記ネジの軸方向に沿って延びる第二逃げ面と、
を有する、
付記2に記載の電子装置。
(付記4)
前記扉が閉じられて前記ネジが前記ネジ穴に螺入された状態では、前記第二当接面が前記ネジの軸方向に前記第一当接面と当接し、前記ネジが前記ネジ穴にさらに螺入されて前記ネジの締付トルクが規定トルクに達した場合には、前記第二当接面が前記第一当接面を乗り越えて前記第二逃げ面が前記第一逃げ面と当接する、
付記3に記載の電子装置。
(付記5)
前記第二逃げ面は、前記扉が閉じられて前記ネジが前記ネジ穴に螺入された状態では、前記第一逃げ面に対して前記ネジの締付時における回転方向の前側に位置する、
付記3又は付記4に記載の電子装置。
(付記6)
前記第一当接面と前記第一逃げ面との間の第一稜線部は、前記ネジの側方から見て前記ネジの中心軸線上に位置する、
付記3〜付記5のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記7)
前記第二当接面と前記第二逃げ面との間の第二稜線部は、前記ネジの側方から見て前記ネジの中心軸線から外れた位置にある、
付記6に記載の電子装置。
(付記8)
前記筐体は、前記ネジ穴が設けられた第一ボスを有し、
前記扉は、前記ネジが挿入される貫通穴が形成された第二ボスを有し、
前記第一角部は、前記第一ボスに形成され、
前記第二角部は、前記第二ボスに形成されている、
付記3〜付記7のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記9)
前記第一ボスの天面には、突起部が形成され、
前記第二ボスの外周面には、前記第二ボスの軸方向に沿って延びるリブが形成され、
前記第一角部は、前記突起部に形成され、
前記第二角部は、前記リブに形成されている、
付記8に記載の電子装置。
(付記10)
前記扉が閉じられて前記ネジが前記ネジ穴に螺入された状態では、前記第二当接面が前記ネジの軸方向に前記第一当接面と当接すると共に、前記第一ボスの天面が前記第二ボスの天面に当接する、
付記9に記載の電子装置。
(付記11)
前記扉の開閉軸線は、鉛直方向に沿って延びており、
前記リブは、前記第二ボスの外周面から水平方向に突出している、
付記10に記載の電子装置。
(付記12)
前記リブの水平方向に沿う中心軸線は、前記ネジの側方から見て前記ネジの中心軸線よりも鉛直方向の上側に位置する、
付記11に記載の電子装置。
(付記13)
前記第二逃げ面は、前記扉が閉じられて前記ネジが前記ネジ穴に螺入された状態では、前記第一逃げ面よりも鉛直方向の下側に位置する、
付記12に記載の電子装置。
(付記14)
前記ネジ及び前記ネジ穴の中心と、前記第一角部と、前記第二角部とは、前記扉の前方から見て前記扉の開閉軸線よりも前記扉の開閉端側に位置する、
付記1〜付記13のいずれか一項に記載の電子装置。
10 電子装置
12 筐体
26 ベース部材
28 扉
38 第一ボス
38A 天面
40 ナット
42 ネジ穴
44 突起部
46 第一角部
46A 第一当接面
46B 第一逃げ面
46C 第一稜線部
58 第二ボス
58A 天面
58B 外周面
62 貫通穴
64 リブ
66 第二角部
66A 第二当接面
66B 第二逃げ面
66C 第二稜線部
70 ネジ
L1 扉の開閉軸線
L2 リブの中心軸線
L3 ネジの中心軸線

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられたネジ穴と、
    前記筐体に開閉可能に支持された扉と、
    前記ネジ穴に螺入され、前記扉を閉じた状態に固定するネジと、
    前記筐体に設けられた第一角部と、
    前記扉に設けられ、前記扉が閉じられて前記ネジが前記ネジ穴に螺入された状態で前記ネジの軸方向に前記第一角部と当接し、前記ネジが前記ネジ穴にさらに螺入されて前記ネジの締付トルクが規定トルクに達した場合に、前記第一角部を乗り越える第二角部と、
    を備える電子装置。
  2. 前記第一角部は、
    前記ネジの軸方向と垂直な第一当接面と、
    前記ネジの軸方向に沿って延びる第一逃げ面と、
    を有し、
    前記第二角部は、
    前記ネジの軸方向と垂直な第二当接面と、
    前記ネジの軸方向に沿って延びる第二逃げ面と、
    を有し、
    前記第二逃げ面は、前記扉が閉じられて前記ネジが前記ネジ穴に螺入された状態では、前記第一逃げ面に対して前記ネジの締付時における回転方向の前側に位置する、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記第一当接面と前記第一逃げ面との間の第一稜線部は、前記ネジの側方から見て前記ネジの中心軸線上に位置する、
    請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記筐体は、前記ネジ穴が設けられた第一ボスを有し、
    前記扉は、前記ネジが挿入される貫通穴が形成された第二ボスを有し、
    前記第一角部は、前記第一ボスに形成され、
    前記第二角部は、前記第二ボスに形成されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電子装置。
  5. 前記第一ボスの天面には、突起部が形成され、
    前記第二ボスの外周面には、前記第二ボスの軸方向に沿って延びるリブが形成され、
    前記第一角部は、前記突起部に形成され、
    前記第二角部は、前記リブに形成されている、
    請求項4に記載の電子装置。
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