JP5199007B2 - アシストグリップ - Google Patents

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Description

本発明は、車体側パネル等に組付けられるアシストグリップに関する。
車両の車室側の天井部には、アシストグリップが設けられている。アシストグリップ9は、例えば、図10に示すように、長尺形状のグリップ本体91と、ヒンジ92と、クリップ93と、キャップ94とを有する。図11に示すように、グリップ本体91は、その両端に設けられた凹部91aと、凹部91aの周壁の互いに対向する部分に形成された一対の軸受穴91bとをもつ。ヒンジ92は、凹部91aに収容され、クリップ保持穴92aを有する枠部92bと、枠部92bにおける所定の間隔を隔てた一対の延設基部92cから延設された腕部92dとをもつ。腕部92dは、グリップ本体91に設けられた一対の軸受穴91bに回動可能に枢支される軸92eをもつ。クリップ93は、クリップ保持穴92aに先端部93aを突出させて挿入され基端部93bが枠部92bに保持される。
クリップ93をヒンジ92のクリップ保持穴92aに挿着し、グリップ本体91の軸受穴91bにヒンジ92の軸92eを嵌合することで、グリップ本体91にヒンジ92及びクリップ93を組付ける。その後、図10に示すように、クリップ93の先端を、車体側パネル97に形成された取付穴97aに挿着し、キャップ94を、クリップ保持穴92aからクリップ93の内部に圧入する。これにより、アシストグリップ9が車体に取り付けられる。
しかしながら、ヒンジ92の腕部92dを、互いに近接する方向に荷重を加えて撓ませることで、腕部92dに形成された軸92eをグリップ本体91の凹部91aの内壁をスライドする。そして、軸92eは、凹部91aの内壁に形成された軸受穴91bに嵌合される。腕部92dは、枠部92bに固定されているため、一対の腕部92dの間は、つっぱり棒が介在されているに等しく、所定の間隔を維持する。このため、枠部92bが撓まず、腕部92dの先端部分の撓みによってのみ、腕部92dの外幅が狭められる。ゆえに、軸受穴91bに嵌合する程度に腕部92dを撓ませようとすると、多大な荷重を腕部92dに加える必要があり、組付け作業性が悪い。
そこで、腕部を軸受穴に嵌合する際に過大な荷重を不要とする技術が、特許文献1、2に開示されている。特許文献1の図6には、クリップ保持穴(18)内に対置している軸受穴(20)の近くに、対置している軸受穴(20)にヒンジ(14)をガイドするための角度をつけた溝状のリードイン又はトラック(22)を形成することが開示されている。
また、特許文献2の図4には、軸受穴(38)に腕部(36)を直接に射出成形することが開示されている。すなわち、グリップ本体を金型にインサートして、腕部をもつヒンジを射出成形する。これにより、腕部(36)を軸受穴(38)内に遊びなしで、且つ腕部(36)が軸受穴(38)から外れることなく収容される。
特開2005−138823号公報(図6、段落番号「0008」) 特開2005−35538号公報(図4、段落番号「0011」)
しかしながら、特許文献1では、リードイン又はトラック(22)に沿って、軸受穴(20)から腕部が抜け出るおそれがある。また、特許文献2では、ヒンジの形状が複雑な場合には、グリップ本体をインサートしてヒンジを射出成形することができない場合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、グリップ本体に設けられた軸受穴にヒンジに設けられた軸を嵌合する際の組付け作業性に優れ、且つ軸が軸受穴から抜け出ることを防止することができるアシストグリップを提供することを課題とする。
本発明は、長手形状で、両端に形成された凹部、及び該凹部の周壁の互いに対向する部分に形成された一対の軸受穴をもつグリップ本体と、
前記凹部に収容され、クリップ保持穴を有する枠部、該枠部における所定の間隔を隔てた一対の延設基部から延設された一対の腕部、及び該一対の腕部の各々に設けられ前記一対の軸受穴に回動可能に枢支される軸をもつヒンジと、
前記クリップ保持穴に先端部を突出させて挿入され基端部が前記枠部に保持されるクリップと、を有するアシストグリップにおいて、
前記一対の腕部は、前記凹部に配置され、
前記一対の軸のうち一方は、前記腕部に一体に設けられた固定軸であり、該固定軸は、前記一対の軸受穴のうち一方に前記凹部の内周壁側から嵌合されており、
前記一対の軸のうち他方は、前記腕部と別体の軸部材であり、該軸部材は、前記腕部に形成された挿入穴に貫挿されているとともに、該軸部材の一端側は、前記一対の軸受穴のうち他方に前記凹部の内周壁側から嵌合され、他端側は、前記固定軸を設けている前記一方の腕部との間に介設された抜止め部材が当接していることを特徴とする(請求項1)。
本発明によれば、一対の軸のうち一方は、前記腕部に一体に設けられた固定軸であり、一対の軸のうち他方は、腕部と別体の軸部材である。このため、ヒンジをグリップ本体に組付けるにあたっては、一方の腕部に一体に設けられている固定軸をグリップ本体の一方の軸受穴に嵌合した後に、他方の腕部の挿入穴を他方の軸受穴の軸線上に配置させる。その後、挿入穴及び他方の軸受穴に軸部材を挿入する。このため、ヒンジをグリップ本体に組付けるにあたっては、圧入する作業がなく、組付け作業性に優れる。
また、軸部材の一端側は、他方の軸受穴に嵌合され、他端側は、固定軸を設けている一方の腕部との間に介設された抜止め部材が当接している。このため、軸部材は、挿入穴から脱落しない。更に、抜止め部材によって一対の腕部が互いに近接する方向に撓むことが抑制される。ゆえに、一対の腕部に設けられた固定軸及び軸部材が、それぞれ一対の軸受穴から抜け出ることも抑制される。
本発明の実施形態について図面を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本実施形態に係るアシストグリップの分解斜視図である。図1に示される各部材の上側を「上」、下側を「下」という。図1に示すように、アシストグリップ10は、グリップ本体1と、ヒンジ2と、クリップ3と、キャップ4とをもつ。グリップ本体1、ヒンジ2、及びキャップ4は樹脂製であり、クリップ3は金属製である。
図2は、グリップ本体の要部斜視図である。図1、図2に示すように、グリップ本体1は、長手形状で、その両端部には一対の凹部11が設けられている。各凹部11を囲む側壁の互いに対向する部分には、一対の軸受穴12が形成されている。
図3は、ヒンジを下方向から見た斜視図である。図3に示すように、ヒンジ2は、クリップ3を嵌挿する四角形状のクリップ保持穴21を囲む枠部22を有する。四角形状の枠部22の上端(図3では、下側)は、キャップ4により被覆される部分であり、キャップ4の内周面に沿った形状をなす。すなわち、枠部22の4方向に向かう4つの周壁22a、22b、22c、22dのうち、その三つの周壁22a、22b、22cの上下方向の幅が同じであり、他の一の周壁22dが三つの周壁22a、22b、22cよりも上下方向の幅が狭い。枠部22の周壁22bの両端は、一対の腕部23が延設されている延設基部22eである。
一対の腕部23は、それぞれ延設基部22eから周壁22bから離間する方向に延設されている。一対の腕部23の間には、後述するダンパ5、スプリング6を収容する外壁20が設けられている。一対の腕部23は、互いに対向する対向面23aと、対向面23aと反対側の背面23bとをもつ。一対の腕部23のうち一方の背面23bには固定軸23cが突設されている。他方の腕部23には、挿入穴23eが形成されていて、腕部23とは別体の軸部材8が挿入穴23eに貫挿されている。図4、図5に示すように、一方の腕部23に突設された固定軸23c及び他方の腕部23の挿入穴23eに貫挿された軸部材8は、凹部11の一対の軸受穴12に回動自在に嵌合されている。
図1に示すように、一対のヒンジ2は、グリップ本体1の両端に設けられた一対の凹部11にそれぞれ収容されている。一方のヒンジ2には、一対の腕部23の間に、抜け止め部材としてダンパ5が設けられている。他方のヒンジ2には、一対の腕部23の間に、抜け止め部材としてスプリング6を巻回した芯部材61が設けられている。
図4に示すように、ダンパ5は、軸部51と、軸部51の外周側に設けられた筒部52とをもち、軸部51と筒部52との間には、粘性抵抗をもつ流動体が封入されている。
軸部51の軸方向の一方の先端は、窪み部51aをもつ。窪み部51aは、一方の腕部23の対向面23aに形成された凸部23dに嵌合している。軸部51の軸方向の他方の先端は、径方向外側に拡径するフランジ部51bをもつ。フランジ部51bは、その外端面に、非円形状の切欠き部51tを設けている。切欠き部51tには、他方の腕部23の対向面23aに形成された凸部23qに嵌合して、腕部23をもつヒンジ2と一体に回転する。
筒部52は、軸部51のフランジ部51bの内端面から、他方の端部までを被覆している。筒部52の外周面には、突起部53が設けられており、グリップ本体1の凹部11の周壁に形成された係止穴11aに係止されている(図1)。したがって、筒部52は、グリップ本体1の回動にともなって回転する。ヒンジ2が、グリップ本体1に対して回動すると、ダンパ5の軸部51が筒部52に対して流動体の粘性抵抗によって速度を抑えながら回動する。このため、ヒンジ2は、グリップ本体1に対して速度が抑えられながら回動する。
また、軸部51の他方の先端51bは、円形断面に形成されていて、腕部23に形成され軸部材8が貫挿された挿入穴23eに嵌合されている。挿入穴23eの中では、軸部51の他方の先端51bが軸部材8の端面に当接して、軸部材8が、挿入穴23eから脱落することを防止している。
図5に示すように、スプリング6は、コイルバネであり、円柱状の芯部材61の中央部61aに巻回されて、芯部材61の中央部61aよりも拡径した一対の保持部61b、61cの間に配置されている。また、一方の保持部61bの外端面には、窪み部61dが形成されている。窪み部61dには、ヒンジ2の腕部23の対向面23aに形成された凸部23dが嵌合している。他方の保持部61cの外端面には、非円形状の切欠き部61tが設けられている。切欠き部61tには、他方の腕部23の対向面23aに形成された凸部23qに嵌合して、腕部23をもつヒンジ2と一体に回転する。したがって、芯部材61は、ヒンジ2とともに回転する。また、他方の保持部61cの外端面は、他方の腕部23の挿入穴23eに挿入された軸部材8の軸方向端面に当接して、軸部材8が、挿入穴23eから脱落することを防止している。
一方の保持部61bの内端面と、他方の保持部61cの内端面は、スプリング6の座面を構成している。スプリング6の一端は、他方の保持部61cの内端面に形成された凹所61eに係止され、スプリング6の他端は、グリップ本体1の凹部11の周壁に形成された係止穴11dに係止されている(図1)。スプリング6は、ヒンジ2を、グリップ本体1の凹部11に収容される方向に付勢している。
また、図3に示すように、ヒンジ2は、枠部22から下方(図3では上方)に突出する当接リブ24を有する。当接リブ24は、平坦な板状をなす。当接リブ24は、枠部22の周壁22bと平行で、且つクリップ保持穴21の中央を横切って2つに区画するように配置されている。当接リブ24の両端は、枠部22の周壁22aと周壁22cとに固定されている。
図1に示すように、クリップ3は、金属製で、全体が断面U字形状を呈している。クリップ3は、内部空間3aを挟んでその両側に一対の側壁3bをもつ。クリップ3の先端部3cは、一対の側壁3bがU字状に湾曲して連結されている。クリップ3の基端部3dは、側壁3bは連結されておらず、内部空間3aに連通する開口3eを有している。クリップ3の内部空間3aには、基端部3dから、ヒンジ2の当接リブ24が挿着されている。クリップ3の先端部3cの内周面は、当接リブ24の下端に当接している。このため、図6に示すように、クリップ3を車体側パネル7に形成された取付穴73に嵌挿するときに、当接リブ24によってクリップ3の抜け方向(図6では上方向)への動きが規制される。
クリップ3の側壁3bには、内部空間3aと幅方向で相対する位置に一対の弾性係止片3fが設けられている。弾性係止片3fの中央3gは、内部空間3aの幅方向外側に突出するようにV字状に屈曲している。
図1、図6に示すように、キャップ4は、クリップ3の基端部3dを覆う頭部4aと、クリップ3の開口3eから内部空間3aに挿入されこの挿入方向(図1,図6では下側)に延びる脚部4bとをもつ。頭部4aは、上方に膨らんで下方に開口をもち、ヒンジ2の枠部22の上端部及び側端部を覆っている。脚部4bは、互いに平行に配置された2つの平板部4dからなる。平板部4dの間には当接リブ24が挿入され、平板部4dの外周部は、クリップ3の一対の側壁3bに当接する。
図6に示すように、上記アシストグリップ10が取り付けられる車体側パネル7は、車両室内側に配置されている表面パネル70と、表面パネル70と車体ボディとの間に介設されている内部パネル71とをもつ。表面パネル70及び内部パネル71には、アシストグリップ10を取り付ける位置に取付穴72、73が形成されている。表面パネル70に形成された取付穴72は、内部パネル71に形成された取付穴73よりも大きく開口していて、取付穴72の開口周縁には、アシストグリップ10のヒンジ2の枠部22が係止されている。内部パネル71の取付穴73には、アシストグリップ10のクリップ3の弾性係止片3fが係止されている。
アシストグリップ10を車体側パネル7に取り付けるに当たっては、図7に示すように、まず、ヒンジ2の一方の腕部23に突設された固定軸23cを、凹部11の軸受穴12の開口縁上部に係止する。そして、この開口縁上部を中心Cとして、ヒンジ2を他方の腕部23を下方に回動させて、ヒンジ2の他方の腕部23を凹部11に収容する。図8に示すように、他方の腕部23の挿入穴23eと凹部11の軸受穴12の軸中心を同一直線上に位置させる。このとき、一方の腕部23の外面と凹部11の内面との間の隙間は殆どないが、他方の腕部23の外面と凹部11の内面との間には隙間20があく。この隙間20は、図7に示すように、他方の腕部23を傾斜した状態から凹部11に収容するときに必要とされる遊び代である。
次に、図8、図9に示すように、他方の腕部23に形成された挿入穴23eに、軸部材8を挿入する。この軸部材8は、樹脂材料又は金属材料を用いて、ヒンジ2とは別個に形成されてもよいし、ヒンジ2とは別の樹脂材料で軸部材8をインサートしてヒンジ2を成形してもよい。そして、軸部材8の先端を挿入穴23eから突出させ、凹部11に形成された軸受穴12に嵌合する。そして、他方の腕部23を凹部11の内面側に寄せて、ヒンジ2を凹部11のおおよそ中央に配置させる。
次に,図4に示すように、一対のヒンジ2の一方には、その腕部23の間にダンパ5を配設する。ダンパ5の軸部51の一方の端部に形成した窪み部51aに、腕部23の対向面23aに形成した凸部23dを係止し、他方の端部に形成したフランジ部51bの外端面を、挿入穴23eに挿入された軸部材8の端面に当接させる。また、フランジ部51bの外端面に設けられた切欠き部51tに、他方の腕部23の凸部23qを嵌合する。図1に示すように、ダンパ5の突起部53は、凹部11の係止穴11aに係止する。
また、図5に示すように、一対のヒンジ2の他方には、その腕部23の間に芯部材61に巻回されたスプリング6を配設する。スプリング6の一端は、芯部材61の凹所61eに係止し、他端は、グリップ本体1の凹部11の係止穴11dに係止する(図1)。そして、芯部材61の一方の保持部61bの窪み部61dを、一方の腕部23の凸部23dに嵌合し、他方の保持部61cの切欠き部61tに他方の腕部23の凸部23qに嵌合する。
次に、図6に示すように、クリップ3の側壁3bを押圧してクリップ3の幅を狭くする。この状態で、クリップ3を開口3eから内部空間3aに、ヒンジ2のクリップ保持穴21に挿入する。クリップ3の基端部3dに形成された段部3qをクリップ保持穴21の上側周縁に係止する。また、ヒンジ2の当接リブ24の下端が、クリップ3の先端部3cに形成された孔部3hに嵌挿されて、当接リブ24がクリップ3に対して位置決めされる。次に、クリップ3の開口3eからキャップ4の脚部4bを仮挿入する。
次に、グリップ本体1に保持されたクリップ3を、車体側パネル7に形成された取付穴73に圧入する。クリップ3の弾性係止片3fが幅方向内側に弾性変形して、取付穴73を通過する。通過後には、弾性係止片3fは幅方向外側に広がり、取付穴73の周縁に係止される。その後、キャップ4の脚部4bをクリップ3の内部空間3aに押し込んで、本固定する。
本実施形態においては、図8に示すように、ヒンジ2の腕部23に設けられた一対の軸のうち一方は、腕部23に一体に設けられた固定軸23cであり、一対の軸のうち他方は、腕部23と別体の軸部材8である。このため、ヒンジ2をグリップ本体1に組付けるにあたっては、一方の腕部23に一体に設けられている固定軸23cをグリップ本体1の一方の軸受穴12に嵌合した後に、他方の腕部23の挿入穴23eを他方の軸受穴12の軸線上に配置させる。その後、挿入穴23e及び他方の軸受穴12に軸部材8を挿入する。このため、ヒンジ2をグリップ本体1に組付けるにあたっては、圧入する作業がなく、組付け作業性に優れる。
また、図4,図5に示すように、軸部材8の一端側は、他方の軸受穴12に嵌合され、他端側は、固定軸23cを設けている一方の腕部12との間に介設されたダンパ5又はスプリング6の芯部材61が当接している。このため、軸部材8は、挿入穴23eから脱落しない。更に、ダンパ5又はスプリング6の芯部材61によって一対の腕部23が互いに近接する方向に撓むことが抑制される。ゆえに、一対の腕部23に設けられた固定軸23C及び軸部材8が、それぞれ一対の軸受穴12から抜け出ることも抑制される。
なお、本実施形態においては、図1においてヒンジ2の左側の腕部23に固定軸23cを、右側の腕部23に軸部材8を配置しているが、ヒンジ2の左側の腕部23に軸部材8を、右側の腕部23に固定軸23cを配置してもよい。
本実施形態においては抜け止め部材として、ヒンジ2の一対の腕部の間に、ダンパ5又はスプリング6を巻回した芯部材61を設けているが、その他、腕部が互いに近接する方向に撓むことを抑制する部材であれば特に限定されない。
本実施形態においては、ヒンジ2のクリップ保持穴21にクリップ3だけでなくキャップ4の脚部4bも挿入しているが、キャップ4を用いないで車体側パネルにアシストグリップを組み付ける構成の場合には、クリップ保持穴21にはクリップ3のみが挿入される。
本発明の実施形態に係るアシストグリップの分解斜視図である。 実施形態に係るグリップ本体の要部斜視図である。 実施形態に係るヒンジの裏面側からみた斜視図である。 実施形態に係る、ダンパを組み付けたヒンジを収容する、グリップ本体であって、図6のA−A矢視断面図である。 実施形態に係る、スプリングを組み付けたヒンジを収容する、グリップ本体であって、図6のA−A矢視断面図である。 実施形態に係る車体側パネルに取り付けられたアシストグリップの断面図である。 実施形態に係る、ヒンジの一方の腕部をグリップ本体の凹部に収容した状態を示す、ヒンジ及び凹部の断面図である。 図7に続く、ヒンジの双方の腕部を凹部に収容した状態を示す、ヒンジ及び凹部の断面図である。 図8に続く、腕部の挿入穴及び凹部の軸受穴に軸部材を挿入した状態を示す、ヒンジ及び凹部の断面図である。 従来例に係る、車体側パネルに取り付けられたアシストグリップの正面図である。 従来例に係るアシストグリップの分解斜視図である。
符号の説明
1:グリップ本体、2:ヒンジ、3:クリップ、3a:内部空間、3b:側壁、3c:先端部、3d:基端部、3e:開口、3f:弾性係止片、4:キャップ、4a:頭部、4b:脚部、5:ダンパ、6:スプリング、7:車体側パネル、8:軸部材、10:アシストグリップ、11:凹部、11a、11d:係止穴、12:軸受穴、21:クリップ保持穴、22:枠部、22a、22b、22c、22d:周壁、22e:延設基部、23:腕部、23a:対向面、23b:背面、23c:固定軸、23d:凹部、24:当接リブ、24a、24b:分割部、51:軸部、52:筒部、53:突起部、61:芯部材、61a:中央部、61b:保持部、61c:先端、72,73:取付穴。

Claims (1)

  1. 長手形状で、両端に形成された凹部、及び該凹部の周壁の互いに対向する部分に形成された一対の軸受穴をもつグリップ本体と、
    前記凹部に収容され、クリップ保持穴を有する枠部、該枠部における所定の間隔を隔てた一対の延設基部から延設された一対の腕部、及び該一対の腕部の各々に設けられ前記一対の軸受穴に回動可能に枢支される軸をもつヒンジと、
    前記クリップ保持穴に先端部を突出させて挿入され基端部が前記枠部に保持されるクリップと、を有するアシストグリップにおいて、
    前記一対の腕部は、前記凹部に配置され、
    前記一対の軸のうち一方は、前記腕部に一体に設けられた固定軸であり、該固定軸は、前記一対の軸受穴のうち一方に前記凹部の内周壁側から嵌合されており、
    前記一対の軸のうち他方は、前記腕部と別体の軸部材であり、該軸部材は、前記腕部に形成された挿入穴に貫挿されているとともに、該軸部材の一端側は、前記一対の軸受穴のうち他方に前記凹部の内周壁側から嵌合され、他端側は、前記固定軸を設けている前記一方の腕部との間に介設された抜止め部材が当接していることを特徴とするアシストグリップ。
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