JP2019196958A - 駐車場案内方法、駐車場案内装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

駐車場案内方法、駐車場案内装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】イベント会場の付近には多数の駐車場が存在していることが多く、その駐車場の広さや個数はイベント会場毎にマチマチである。混雑回避の見地から、幹線道路を基準若しくは参照してイベント会場を含むエリアを特定し、そのエリアに存在する駐車場の案内を避ける。【解決手段】帰路渋滞回避を優先した駐車場のから案内方法であって、第1のエリア11はその1つの境界が幹線道路1においてイベント会場Iに対面する車線に接しており、イベント会場を含む第1のエリア外の駐車場を選択し、利用者に案内する。【選択図】図1

Description

本発明は、駐車場案内方法、駐車場案内装置及びそのコンピュータプログラムに関する。
イベントに起因する渋滞を回避すべく、イベント会場から離れた駐車場を優先的に案内する駐車場案内装置が知られている。イベントが終了すると観客が一斉に帰路に就き、イベント会場近くにおいて道路が渋滞するからである。このような案内装置の例として、特許文献1には、目的地周辺の駐車場を検索する電子装置であって、目的地がイベント会場であると判定されたとき、該目的地を含む該目的地周辺の第1範囲外の駐車場を検索する検索手段と、該駐車場をディスプレイに表示させる表示制御手段と、を有する電子装置、が開示されている。
また、駐車場情報を参照して目的地周辺の駐車場を抽出するとともに、道路交通情報を参照し渋滞予測箇所を判別し、該駐車場から予め設定された第2の目的地までの経路を探索して、該探索した経路が有利な経路であった場合、該探索した経路の出発地である駐車場を案内するナビゲーション装置が提案されている(特許文献2)。
本発明に関連する従来技術を開示する特許文献3も参照されたい。
特開2016−024166号公報 特開2011−075392号公報 特開2006−226977号公報
上記特許文献1に開示の技術によれば、イベント会場から離れた駐車場を選択することにより渋滞を回避することが可能である。しかし、イベント会場から離れた駐車場は、当該駐車場からイベント会場までのアクセスに負担がかかることを意味する。換言すれば、渋滞を回避できてかつイベント会場までの距離ができるだけ近い駐車場を選択することが好ましい。
しかしながら、イベント会場からの距離の他に当該駐車場を選択する基準は何ら開示されていない。
他方、特許文献2に開示の技術によれば、渋滞予測を利用して有利な駐車場を案内しているが、イベント会場までの距離は配慮されておらず、実施の形態では駐車場からイベント会場までの移動として公共交通機関の利用(所謂、パーク・アンド・ライド)が推奨されている。
イベント会場の付近には多数の駐車場が存在していることが多く、その駐車場の広さや個数はイベント会場毎にマチマチである。従って、混雑回避の見地から、いずれの先行文献もイベント会場から離れた領域にある駐車場を推奨している。しかしながら、イベント会場から駐車場をどの程度離せばよいのか、またそのための何らかの基準は開示ないし示唆されていない。
本発明者らは、イベント終了後の混雑を回避できてかつイベント会場にできるだけ近くに存在し得る駐車場を抽出し、案内する基準につき鋭意検討を重ねてきた。その結果、幹線道路に注目するに至った。イベント会場の周囲にある駐車場から出発した自動車の殆どは幹線道路へ合流する。換言すれば、イベント会場方面から幹線道路へ合流する一般道路の渋滞が最も激しく、この一般道路に通じる駐車場を避ければ、イベント終了後の混雑を効率よく避けられる。
即ち、幹線道路を基準若しくは参照してイベント会場を含むエリアを特定し、そのエリアに存在する駐車場の案内を避ける。換言すれば、当該エリア外に存在する駐車場を案内することとした。
この発明の第1の局面は次のように規定される。即ち、
イベント会場を含む第1のエリアの外から駐車場を選択し、利用者に案内する、帰路渋滞回避を優先した駐車場の案内方法であって、
前記第1のエリアは幹線道路を基準にして定められている、駐車場の案内方法。
イベント会場を含む第1のエリアに存在する駐車場から出た車両は、駐車場に通じる一般道路を介して幹線道路へ合流することとなるが、この一般道路の渋滞が激しい。第1の局面に規定の案内装置によれば、第1のエリアを外して駐車場を抽出しこれを案内するので、帰りの混雑に捲込まれることがない。
ここに、第1のエリアは幹線道路を基準にして特定されるので、何ら基準のない従来例に比べて、第1のエリアを狭く設定できる。例えば、幹線道路からみてイベント会場と反対側のエリアを狭く設定できる。イベント会場からみて幹線道路と反対側から帰路につく場合、距離コストの関係から、当該幹線道路を外した案内ルートが推奨される場合があるからである。
このように第1のエリアを狭く設定できることになれば、第1のエリア外に存在する駐車場からイベント会場までの距離も短くなる。
ここに、幹線道路とは、イベント会場の近傍に存在する国道や複数車線の道路など、イベント会場を目的地としてナビゲーションシステムを稼働させたとき、多くの車両が走行案内される道路を指す。より具体的には、イベント会場付近おいて、経路案内計算時に使用する通過コストが最も小さい道路を指す。イベント会場周囲の道路(一般道路)に比べて、所定の閾値以上離れた小さい通過コストを有する道路を幹線道路とすることが好ましい。
イベント会場からみたとき、この幹線道路が複数存在することもある。
かかる幹線道路を基準にして特定される第1のエリアは、その1つの境界が幹線道路において前記イベント会場に対面する車線に接するようにすることが好ましい(第2の局面)。即ち、イベント会場と幹線道路との間のエリアを第1のエリアとする。勿論、この第1のエリアは幹線道路からみてイベント会場の反対側へ広がっていてもよい。なお、この反対側へ広がる領域は幹線道路とイベント会場との間の領域より狭くすることができる。
換言すれば、第1のエリアは、イベント会場を中心として幹線道路側へ広く、その他の方向へは狭く広がるものとすることができる。
この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、第1又は第2の局面に記載の案内方法において、前記第1のエリア外に存在する第2のエリアから駐車場を選択する。
このように規定される第3の局面の案内方法によれば、第1のエリア外において、第2のエリアを特定することにより、抽出される駐車場とイベント会場との距離に制限を与えられる。
第2のエリアは所定のルールに従って規定されることが好ましい。ここに所定のルールとは、イベント会場からの距離の他に、公共交通機関の駅の存在の有無、駐車場の密度、過去の渋滞情報などが挙げられる。駅が存在すればイベント会場から帰る人の波で運転に支障をきたすおそれがあり、駐車場の密度が高ければ渋滞する可能性が上がる。過去の渋滞情報を参照することは言うまでもない。
所定のルールとして、イベント会場からみて幹線道路の反対側の領域を特定することができる。幹線道路を歩いて渡ることは心理的負担が大きいので、一般的に、かかる領域に駐車される車両は少なく、この領域での渋滞発生確率は小さい。他方、幹線道路の反対側といえども、イベント会場への距離が比較的短い場合がある。このような、幹線道路の反対側の領域を第3のエリアとし、この第3のエリアに存在する駐車場を優先的に案内することができる(第4の局面)。
特に、イベント会場に対して幹線道路が複数存在するとき、イベント会場からの距離が最も近い幹線道路の反対側の領域を第3のエリアとすることが好ましい(第5の局面)。
この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、第1から第5の何れかの局面の案内方法であって、目的地としてイベント会場を指定したとき、イベントが開催されているかを判定し、
イベントが開催されていると判定されたときのみ、前記第1のエリアの外から前記駐車場を選択する。
このように規定される第6の局面の案内方法によれば、イベント会場においてイベントが開催されているときのみ第1のエリア外の駐車場、例えば第2のエリアや第3のエリアのみに位置する駐車場が案内される。即ち、イベント会場においてイベントが開催されていないときにイベント会場が目的地設定されたとき、一般的なナビゲ―ション案内ソフトに従って、イベント会場までの経路が案内され、駐車場も一般的なルールが適用され、例えば、イベント会場にとっての最寄の駐車場が案内される。換言すれば、目的地設定されたイベント会場においてイベントが開催されているときのみ、上記のように駐車場が案内される。ここに、イベントが開催されているか否かの判定は、利用者のマニュアル入力によってもよく、また、インターネット回線を介してサーバから送られる情報によってもよい。
図1はイベント会場及びその周囲の地図の模式図であり、イベント会場の周囲の第1のエリア11を示す。 図2は実施形態の案内装置20の構成を模式的に示すブロック図である。 図3は案内装置20の動作を示すフローチャートである、 図4は図3のステップ11の詳細を示す。 図5は第1のエリアの他の態様を示す。 図6は第1のエリアの他の態様を示す。 図7は第1のエリアの他の態様を示す。 図8は案内装置20の他の動作を示すフローチャートである。 図9は第2のエリアの設定を示す模式図である。 図10は他の形態の第2のエリアの設定を示す模式図である。 図11は他の形態の第2のエリアの設定を示す模式図である。 図12は他の形態の第2のエリアの設定を示す模式図である。 図13は他の形態の第2のエリアの設定を示す模式図である。 図14は案内装置20のハード構成を示す。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1はイベント会場Iが表示された地図を模式的に表したものであり、イベント会場には駐車場Pが付設されている。図中2本の幹線道路1、2が配置される。一般道路は符号A1〜A9並びに符号B1〜B9で示される。
ここにおいて、幹線道路1及び幹線道路2はそれぞれ国道であり、片側2車線を有する道路である。これら幹線道路の通過コストはXである。他方一般道路A1〜A9、B1〜B9は細街路を含み、そのコストは3X以上である。即ちこの実施の形態では、イベント会場I周囲の道路(一般道路)の通過コストの1/3以下の通過コストを有する道路を幹線道路とした。ナビゲーションシステムを稼働してイベント会場を目的とした経路案内を実行するとき、殆どの案内経路は、周囲に比べてこのように通過コストが十分小さい道路を高い確率で選択する。
図1において符号11は第1のエリアを示す。この第1のエリア11はイベント会場Iを囲むように配置される。第1のエリア11において第1の幹線道路1に接する領域は、他の領域より幅広に取られている。これは、イベント会場Iに隣接する駐車場Pやその近辺の駐車場からの車両が一斉に第1の幹線道路1へ向けて走りだすので、他の領域より渋滞の発生する可能性が高いからである。ここで他の領域とは、イベント会場Iからみて第1の幹線道路1と反対側の領域と第1の幹線道路1と平行な領域である。
図1において、第2の幹線道路2も現れている。第1の幹線道路1と第2の幹線道路2とはその通過コストが等しい。なお、イベント会場Iからみて第1の幹線道路1の方が第2の幹線道路2より近いので、この例では第1の幹線道路1を基準に第1のエリア11を定めている。
このような第1のエリア11において、イベント終了後には車両の渋滞が高い確率で予測される。そこで、第1のエリア11以外にある駐車場を案内する。これにより、帰りの渋滞に巻き込まれることを未然に防止できる。
この例では、一般道路網を基準に第1のエリア11を規定している。イベント会場Iの周囲から選択された道路に接してかつその内側にある領域が第1のエリア11となる。選択される道路に幹線道路1が含まれるものとする。選択される道路の基準は任意に設定可能であるが、幹線道路1についてはイベント会場Iから所定の距離(例えば1000m)以内にあるものとする。一般道路も同様にイベント会場Iから所定の距離内に存在するものを選択可能であるが、他方、イベント会場Iからの本数で選択してもよい。
かかる第1のエリア11を定めたデータは、図2に示すように、案内装置20において地図データ保存部21の帰路渋滞回避用エリア保存部23に保存される。案内装置20のマップデータ保存部25にはナビゲーションシステムで一般的に使用される道路データ保存部26が設けられている。この道路データ保存部26にはノードやリンクなどの道路情報やそのノードやリンクの特性値(通過コスト、その他の制限速度や右左折禁止等)が保存される。施設データ保存部27には施設ごとにその特性が保存される。ある施設がイベント会場であるか否かもこの施設データ保存部27に保存されている。駐車場データ保存部28には駐車場の座標、ポリゴン、名称その他、駐車場を特定するために必要な情報が保存されている。
入力部31にはタッチパネルに代表される汎用的な入力手段が用いられる。出力部34はディスプレイの他、音声によるガイドもあり得る。
案内部33はコンピュータ装置からなり、入力部31から目的地が設定入力されたとき、ナビゲーションシステムとして、現在地から目的地までの最適な、もしくはユーザのニーズにあった経路を探索し、その経路を案内する。
この発明では、案内部33は通常のナビゲーションシステムとしての機能を奏すること加えて、図3に示す処理を実行する。
ステップ1において、入力された目的地を施設データ保存部27に保存されているデータと比較して、これがイベント会場に該当するか否かを判定する。
入力された目的地がイベント会場に該当しないときは(ステップ1=N)、通常のナビゲーションシステムのソフトウエアに従って、例えば最寄りの駐車場を抽出して表示する(ステップ2、3)。
入力された目的地がイベント会場に該当するときは(ステップ1=Y)、当該イベント会場で実際にイベントが開催されているか否かを判定する(ステップ5)。イベント開催の有無は、ナビゲーションシステム20がインターネット等を介して、イベント会場のサイトに直接アクセスして判定することができる。また、利用者がマニュアルでイベントが開催されているか否かを入力することもできる。そのため、目的地がイベント会場に該当するときは、ナビゲーションシステムの入力画面に、イベント開催の有無の入力を求めるガイダンスを表示することが好ましい。
イベント会場であっても常にイベントが開催されているわけではないので、イベントが開催されていないときには(ステップ5=N)、通常のナビゲーションシステムのソフトウエアに従って、例えば最寄りの駐車場を抽出して表示する(ステップ2、3)。
イベント会場Iにてイベントが開催されているときには(ステップ5=Y)、帰路渋滞回避用エリア保存部23を参照して、イベント会場Iの周辺に第1のエリア11が設定されているか否かを判定する(ステップ7)。第1のエリア11が設定されているとき(ステップ7=Y)、当該第1のエリア11を読出して(ステップ8)、当該第1のエリア11内の駐車場の案内は禁止し、当該第1のエリア11外にある駐車場を抽出して(ステップ9)、これを案内する(ステップ10)。案内の仕方は特に限定されるものではないが、ディスプレイ上にPマークを表示することによる。
なお、ナビゲーションシステム20において、ユーザが設定したディスプレイに表示させるマップの縮尺如何によってはイベント会場と第1のエリア以外のエリアとが同時に表示されない場合がある。このような場合においても、ステップ7がYと判定された段階で、縮尺を調整し、ディスプレイにはイベント会場Iと第1のエリア11以外のエリアであって駐車場表示がなされているエリアとを、一旦は、表示させることとする。
イベント会場Iによっては、帰路渋滞回避エリア保存部23に第1のエリア11の設定が無い場合がある。そのときは、ステップ11において都度第1のエリア11を設定し、当該第1のエリア11内の駐車場の案内は禁止し、当該第1のエリア11外にある駐車場を抽出して(ステップ9)、これを案内する(ステップ10)
第1のエリア11を都度設定する方法について、図4を参照して、説明する。
ステップ111では指定されたイベント会場の位置を特定する。この位置は、例えばイベント会場の中心の座標とすることができる。ステップ112では、イベント会場の位置を中心に観察範囲Rを設定する。例えば、観察範囲Rとして半径N=500mの円を設定する。なお、この半径Nの最大値は1000mとしている(ステップ113)。観察範囲R内に幹線道路が存在しているときは(ステップ114=Y)、ステップ117において第1のエリアを選定する。観察範囲R内に幹線道路が存在しないときには、観察範囲Rを拡大して、ステップ112からステップ114を繰り返す。
ここに、図1に示すように、観察範囲R内に存在した幹線道路1とイベント会場Iの周囲の一般道路とで囲まれる領域を第1のエリア11とすることができる。図1の例では、模式化のため、イベント会場Iに近接する一般道路(A3,A8,B8)を用いて第1のエリア11の外縁を定めていたが、イベント会場Iの規模や開催時間等に応じて、その外縁は任意に選択できる。
図5の例は観察範囲R内に2つの幹線道路1、2が存在した場合を示す。この場合、第1のエリア12は2つの幹線道路1、2とイベント会場Iに近接する一般道路(A8,B8)で規定される。
図6には、第1のエリア13を幾何学的に定める例を示す。観察範囲R内に幹線道路1が存在したとき、イベント会場Iの中心から幹線道路1へ垂線をひき、該垂線を中心線とした仮想的な二等辺三角形(点線で示す)を作図する。その後、幹線道路1を基準に垂線を1.5倍伸ばして、その終点131から、二等辺角形の辺と平行な外縁斜線132、133を形成する。外縁斜線132、133の終端134、135は二等分三角形の斜辺の長さと等しくし、そこから幹線道路1へ外縁垂線136、137を形成する。このように、第1の幹線道路1、外縁斜線132、133及び外縁垂線136、137で規定される領域を第1のエリア13とする。
図7の例は、図1において、イベント会場Iと第1の幹線道路1との距離が所定以上(例えば1000m)離れているときには、第1の幹線道路1のイベント会場に対面する車線からイベント会場Iに向けて所定の範囲(例えば200mの範囲、若しくは隣接する一般道路で規定する領域)は、第1のエリアに該当しないものとすることもできる。
このように規定した第1のエリア14においても、第1の幹線道路1側の領域は他の領域より幅広に設定されている。
次に、第1のエリア外に設定される第2のエリアについて説明する。第2のエリアを設定して当該エリア内に存在する駐車場のみを表示することにより、イベント会場Iからいたずらに離れた駐車場を案内することを防止する。第2のエリアを設定したときは、図2において帰路渋滞回避用エリア保存部23にはこの第2のエリアが保存される。そして図8に示す通り、ステップ16では第2のエリアが読み出されて、そこの存在する駐車場が抽出され(ステップ17)、ディスプレイに表示される(ステップ19)。なお、図8において、図3と同じ処理のステップには同じ参照番号を付してその説明を省略する。
この第2のエリアを設定する際には、距離的な要素の他に、公共交通の駅の存在など考慮すべき条件があるので、この第2のエリアはマニュアル設定することが好ましい。そのため、図8においても、イベント会場に第2のエリアが設定されていないときには(ステップ7=N)、ステップ11に従って第1のエリアのみを設定している。
第2のエリアの設定は任意であるが、例えば図9〜図12に示す通り、第2のエリア201、204、205を、それぞれ第1のエリア11、12、14の外周の全域に同幅で設定することができる。外周の一部に設定してもよいし、その幅も任意に設定可能である。その幅は例えば100〜500mとすることができる。更には、一般道路をもって第2のエリアの外縁を定めることもできる。
図13の例では、第2のエリア206の外縁をイベント会場Iから実質的に等距離とした。
第2のエリアを定める際に、他の要素、例えば公共交通機関の駅の存在の有無、駐車場の密度、過去の渋滞情報なども考慮される。
図10に示すように、第2のエリアにおいて、幹線道路1からみてイベント会場Iと反対側に存在する領域を第3のエリアとして定め、特にこの第3のエリアに存在する駐車場を優先して案内することができる。
幹線道路が複数存在するときは、イベント会場に近い幹線道路に当該第3のエリアを設けることが好ましい。
この案内装置1の、コンピュータとしてのハード構成を図14に示す。
演算部はCPU、ROM及びRAMを備え、案内部33として機能し、システム全体の制御をつかさどる。ROMは、演算部を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリを含む。RAMは、入力装置を介して利用者により予め設定された各種設定値を読み出し可能に格納したり、CPUに対してワーキングエリアを提供したりする。演算部を制御する制御プログラムはROMに限らずRAMや第1記憶装置及び第2記憶装置に格納されていてもよい。
第2記憶装置は汎用的な案内装置に備えられているメモリ装置であり、マップデータ保存部25として道路探索やナビゲーションを実行するのに必要なデータが格納されている。より具体的には、道路データ保存部26、施設データ保存部27、駐車場データ保存部28がそれぞれ割り付けられている。
第1記憶装置には帰路渋滞回避用エリア保存部23が備えられる。この基路渋滞回避用エリアとして、第1のエリアが保存されたり、第2のエリアが保存されたりする。第2のエリアを確定するために一旦第1のエリアが保存されることもある。
これら第1及び第2の記憶装置はハードメモリやフラッシュメモリなど、案内装置に備えられているメモリ装置の一部の領域を利用することが好ましい。
なお、データを一時的の保存する、いわゆるバッファメモリには、演算部のRAMの一部領域を利用できる。
図14に示す通り、コンピュータを構成する各装置はシステムバスで連結されている。
このコンピュータ装置は通信装置200を介してデータセンタ300その他の外部サーバ(イベント会場のサーバも含む)と通信可能である。
帰路渋滞回避用エリア保存部23にデータが何も保存されていないイベント会場が目的地として設定されたときの図3のステップ11の実行も演算部が行う。
より具体的には、施設データ保存部27に保存されているイベント会場のデータを参照して、その中心点を演算する。その後、道路データ本部26に保存されている道路データを参照して幹線道路を選択する。次に、マップデータ保存部25に保存されているマップデータを参照して、イベント会場の中心点から選択された幹線道路へ対して垂線を引いて、さらにこの垂線を中心線とする二等辺三角形を作図する。更に、マップデータを参照して、図6に示すように外縁線132,133,136,137を作図する。
本発明は上記発明の実施形態やその変形例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1,2 幹線道路
11,12,13,14 第1のエリア
201,204,205,206 第2のエリア
20 案内装置

Claims (17)

  1. イベント会場を含む第1のエリアの外から駐車場を選択し、利用者に案内する、帰路渋滞回避を優先した駐車場の案内方法であって、
    前記第1のエリアは幹線道路を基準にして定められている、駐車場の案内方法。
  2. 前記第1のエリアはその1つの境界が前記幹線道路において前記イベント会場に対面する車線に接している、請求項1に記載の駐車場の案内方法。
  3. 前記第1のエリア外に存在する第2のエリア内から前記駐車場を選択する請求項1又は請求項2に記載の駐車場の案内方法。
  4. 前記第2のエリア内において、前記イベント会場とは前記幹線道路を挟んで反対側の領域を第3のエリアとし、該第3のエリアから優先して前記駐車場を選択する、請求項3に記載の駐車場の案内方法。
  5. 複数の前記幹線道路が存在する場合に、各幹線道路に設定された前記第3のエリアのうち、前記イベント会場からの距離が最も近い前記幹線道路のものから優先して前記駐車場を選択する、請求項4に記載の駐車場の案内方法。
  6. 目的地としてイベント会場を指定したとき、イベントが開催されているかを判定し、
    イベントが開催されていると判定されたときのみ、前記第1のエリアの外から前記駐車場を選択する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の駐車場の案内方法。
  7. 帰路渋滞回避を優先した駐車場の案内装置であって、
    駐車場データ、幹線道路データを含む道路データ及びイベント会場データを含む施設データを保存する地図データ保存部と、
    第1のエリアを保存する帰路渋滞回避用エリア保存部と、を備え、
    案内部は前記第1のエリアの外から駐車場を選択して、利用者に案内する駐車場の案内装置であって、
    前記第1のエリアは前記幹線道路を基準にして定められている駐車場の案内装置。
  8. 前記第1のエリアはその1つの境界が前記幹線道路において前記イベント会場に対面する車線に接している、請求項7に記載の駐車場の案内装置。
  9. 前記帰路渋滞回避用エリア保存部は前記第1のエリアの外に存在する第2のエリアを保存し、
    前記案内部は前記第2のエリア内から前記駐車場を選択する、請求項7又は8に記載の駐車場の案内装置。
  10. 帰路渋滞回避を優先した駐車場の案内装置であって、
    駐車場データ、幹線道路データを含む道路データ及びイベント会場データを含む施設データを保存する地図データ保存部と、
    案内部と、を備え、
    前記案内部は、前記幹線道路を基準にしてイベント会場を含むエリアである第1のエリアを特定し、
    特定された前記第1のエリア外から駐車場を選択する、駐車場の案内装置。
  11. 前記第1のエリアはその1つの境界が前記幹線道路において前記イベント会場に対面する車線に接している、請求項10に記載の駐車場の案内装置。
  12. 前記案内部は前記第1のエリア外に存在する第2のエリア内から前記駐車場を選択する請求項10又は請求項11に記載の駐車場の案内装置。
  13. 前記第2のエリア内において、前記イベント会場とは前記幹線道路を挟んで反対側の領域を第3のエリアとし、該第3のエリアから優先して前記駐車場を選択する、請求項12に記載の駐車場の案内装置。
  14. 複数の前記幹線道路が存在する場合に、各幹線道路に設定された前記第3のエリアのうち、前記イベント会場からの距離が最も近い前記幹線道路のものから優先して前記駐車場を選択する、請求項13に記載の駐車場の案内装置。
  15. 目的地としてイベント会場を指定したとき、イベントが開催されているかを判定する判定部が更に備えられ、
    前記案内部はイベントが開催されていると判定されたときのみ、前記第1のエリアの外から前記駐車場を選択する、請求項10から請求項14のいずれかに記載の駐車場の案内装置。
  16. 帰路渋滞回避を優先した駐車場の案内装置であって、
    駐車場データ、幹線道路データを含む道路データ及びイベント会場データを含む施設データを保存する地図データ保存部と、及び
    案内部と、を備えなる案内装置を用いた駐車場の案内方法であって、
    前記案内部により、前記幹線道路を基準にして、イベント会場を含む第1のエリアを設定するエリア設定ステップと、
    前記第1のエリア外から駐車場を選択する駐車場選択ステップと、が実行される駐車場の案内方法。
  17. 帰路渋滞回避を優先した駐車場の案内装置であって、
    駐車場データ、幹線道路データを含む道路データ及びイベント会場データを含む施設データを保存する地図データ保存部と、及び
    案内部と、を備えなる案内装置を制御するコンピュータ用のプログラムであって、
    前記案内部に、前記幹線道路を基準にして、イベント会場を含むエリアである第1のエリアを設定させるステップと、
    前記第1のエリア外から駐車場を選択する駐車場選択ステップと、を実行させるコンピュータ用のプログラム。
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