JP2019196254A - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】手摺りベルトに一定の抵抗力をかけて、その走行状態を簡単に確認できる乗客コンベアを提供する。【解決手段】手摺駆動確認モードにおいて、駆動装置18で踏段30を一定の走行速度で走行させた状態で、n個の押圧ローラ104で手摺ベルト38を押圧板124に押圧し、速度検出装置126が検出した検出速度が基準速度よりも早いときは正常信号を出力する。【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアにおいては、手摺りベルトの走行に一定の抵抗がかかっても、手摺ベルトは、踏段と同期して同じ走行速度で走行する必要がある。そのため、従来この確認試験は、試験運転を行いつつ、作業員が乗降位置に立ち、手摺りベルトを走行方向とは反対側に一定の抵抗力で引っ張り、手摺りベルトの走行が停止しないことを確認していた。
特開2012−218914号公報 特開2018−008757号公報
上記のような確認試験を行うときに、一定の抵抗力で手摺ベルトを引っ張ることを実現するために、作業員がこの抵抗力を計量するための秤を手摺ベルトに取り付けて測定していた。そのため、その確認試験の作業が煩雑であるという問題点があった。
そこで本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、手摺りベルトに一定の抵抗力をかけて、その走行状態を簡単に確認できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、トラスと、前記トラスに配され、かつ、無端状に連結された複数の踏段と、手摺ベルトと、前記踏段を所定の走行速度で走行させる駆動手段と、前記手摺ベルトを前記踏段と同期して駆動する手摺駆動手段と、前記手摺ベルトの走行路に沿って配されている押圧部材と、前記手摺ベルトの走行路に沿って一列に配され、かつ、前記押圧部材に前記手摺ベルトを押圧するn個(但し、n>1である)の押圧ローラと、前記手摺ベルトのベルト速度を検出する速度検出手段と、手摺駆動確認モードにおいて、前記駆動手段で前記踏段を一定の走行速度で走行させた状態で、n個の前記押圧ローラで前記手摺ベルトを前記押圧部材に押圧し、前記速度検出手段が検出した検出速度が基準速度よりも早いときは正常信号を出力する制御手段と、を有する乗客コンベアである。
本実施形態のエスカレータの側面説明図。 手摺ベルトを駆動させる部分の説明図。 走行抵抗測定装置と速度検出装置の側面図。 走行抵抗測定装置の縦断面図。 エスカレータのブロック図。 手摺駆動確認モードのフローチャート。
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベアであるエスカレータ10について、図1〜図6を参照して説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1を参照して説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
図1に示すように、エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の主駆動スプロケット24,24、左右一対の手摺スプロケット27,27が設けられている。駆動装置18は、モータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。この駆動チェーン22により主駆動スプロケット24が回転する。左右一対の主駆動スプロケット24,24と左右一対の手摺スプロケット27,27とは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20やディスクブレーキなどを制御する制御部50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられている。上階側の主駆動スプロケット24と下階側の従動スプロケット26との間には、左右一対の無端状の踏段チェーン28,28がかけ渡されている。すなわち、左右一対の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30の車輪301が等間隔で取り付けられている。踏段30の車輪301はトラス12に固定された不図示の案内レールに沿って走行すると共に、主駆動スプロケット24の外周部にある凹部と従動スプロケット26の外周部にある凹部に係合して上下に反転する。また、車輪302はトラス12に固定された案内レール25を走行する。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部に手摺レール39が設けられ、この手摺レール39に沿って無端状の手摺ベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺ベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。
欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。
左右一対の手摺ベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内にそれぞれ侵入し、各手摺ベルト38は、手摺スプロケット27によって駆動する手摺駆動装置70に基づいて駆動されて、スカートガード44内を移動し、下階側のインレット部48から正面スカートガード42外に表れる。また、スカートガード44内部には、手摺ベルト38の走行抵抗を測定するための走行抵抗測定装置100が設けられている。手摺駆動装置70と走行抵抗測定装置100については、後から詳しく説明する。
上階側の機械室14の天井面にある乗降口には、上階側の乗降板32が水平に設けられ、下階側の機械室16の天井面にある乗降口には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60から踏段30が進出、又は、侵入する。また、乗降板34にも櫛歯状のコム62が設けられている。
(2)手摺駆動装置70
次に、手摺ベルト38を走行させる手摺駆動装置70について図1と図2を参照して説明する。図1に示すように、手摺駆動装置70は、上階側付近のエスカレータ10のスカートガード44で囲われたデッキの内部に設けられている。手摺駆動装置70は、手摺駆動ローラ72、手摺従動ローラ74、駆動スプロケット76、補助スプロケット78を有している。
4個の手摺駆動ローラ72は、図2に示すように、手摺ベルト38の上方であって、水平方向に1列に回転自在に設けられている。
4個の手摺従動ローラ74は、図2に示すように、手摺ベルト38の上方であって、水平方向に1列に回転自在に取り付けられ、4個の回転する手摺駆動ローラ72と4個の手摺従動ローラ74とで、手摺ベルト38を挟持して走行させる。
4個の駆動スプロケット76は、図2に示すように、4個の手摺駆動ローラ72と同軸に取り付けられ、中央の2個の駆動スプロケット76,76の間には、補助スプロケット78が回転自在に設けられている。それぞれの駆動スプロケット76は、手摺駆動ローラ72と共に回転する。なお、補助スプロケット78には、手摺駆動ローラ72は取り付けられていない。
図2に示すように、手摺スプロケット27と手摺駆動装置70の間には2個の案内スプロケット80,82が回転自在に設けられている。手摺スプロケット27、4個の駆動スプロケット76と1個の補助スプロケット78と案内スプロケット80,82には、無端状の駆動ベルト84がかけ渡されている。駆動ベルト84は、図2に示すように、手摺スプロケット27の下周面、案内スプロケット80と案内スプロケット82を経て、第1の駆動スプロケット76の上周面、第2の駆動スプロケット76の上周面、補助スプロケット78の下周面、第3の駆動スプロケット76の上周面、第4の駆動スプロケット76の上周面を通り、手摺スプロケット27の位置に再び至る。これにより、踏段30を駆動する主駆動スプロケット24と同期して手摺スプロケット27が回転すると、4個の駆動スプロケット76に同軸に設けられている手摺駆動ローラ72も同期して回転する。
(3)走行抵抗測定装置100
次に、走行抵抗測定装置100について図1、図3、図4を参照して説明する。
走行抵抗測定装置100は、図1に示すように、下階側付近のスカートガード44内部に設けられ、図3に示すように、ほぼ水平に走行する手摺ベルト38の下方に設けられた5個の押圧ローラ104と、手摺ベルト38を挟んでこれら押圧ローラ104の上方に設けられた押圧板124と、速度検出装置126とを有する。
図3に示すように、走行抵抗測定装置100を支持する基板102が、下階側付近のスカートガード44内部におけるトラス12の不図示の枠材にほぼ水平に取り付けられている。この基板102の上部には、押圧板124が設けられている。
図3に示すように、基板102上には、5個のほぼ長方形の上下板106が一列に配され、押圧ローラ104が、上下板106に回転軸129を中心として回転自在にそれぞれ設けられている。
図3に示すように、上下板106の一端部は、回転軸108を中心に回転し、この回転軸108は基板102に取り付けられている。上下板106の他端部は自由端であり、支持板110が側方に突出している。この支持板110に対応する上方と下方にはそれぞれ下受け板112と上受け板114が基板102から突出している。基板102から突出した下受け板112、支持板110、上受け板114には、ネジ棒118が上下方向に配されている。このネジ棒118は、上受け板114に固定され、支持板110を移動自在に貫通し、下受け板112には移動自在にナット120で固定されている。
図3に示すように、このネジ棒118を内部に収納した状態で、下受け板112と支持板110との間には、コイル状のスプリングバネ116が配されている。このネジ棒118の周囲であって、上受け板114と支持板110との間には、電磁コイル122が配されている。スプリングバネ116は、上下板106の他端部を上方に押圧する方向に付勢し、これにより押圧ローラ104が、手摺ベルト38を押圧板124に押圧する(図4の実線の状態)。一方、電磁コイル122が励磁されると、スプリングバネ116の付勢力に反して、上下板106の他端部を押し下げ、図4に示すように押圧ローラ104が手摺ベルト38から離れる(図4の二点鎖線の状態)。
図3に示すように、速度検出装置126は、走行抵抗測定装置100の横に取り付けられている。この速度検出装置126について説明する。速度検出装置126を支持する第2基板140が、トラス12の不図示の枠材に設けられている。
図3に示すように、手摺ベルト38が走行する位置の上方における第2基板140には、速度押圧ローラ138が回転自在に取り付けられている。
図3に示すように、手摺ベルト38が走行する位置の下方における第2基板140には、第2上下板142が配され、この第2上下板142の一端が、回転軸144によって第2基板140に回転自在に取り付けられている。第2上下板142には、回転軸130によって従動ローラ128が取り付けられている。従動ローラ128は、第2上下板142が回転軸144を中心に回転することにより、手摺ベルト38に接触したり、接触しなかったりするが、通常は従動ローラ128が手摺ベルト38に接触し、従動ローラ128と速度押圧ローラ138とで手摺ベルト38を挟持して、手摺りベルトの走行と共に従動ローラ128が回転する。
図3に示すように、従動ローラ128の回転軸130には、円板状の回転部材132が取り付けられている。この回転部材132の外周面からは複数個(例えば12個)の検出片134が等角度毎に突出し、回転部材132は、全体としてギヤー型となっている。この回転部材132は、従動ローラ128と共に回転する。回転部材132にはカウントセンサ136が設けられている。このカウントセンサ136は、回転する検出片134の単位時間当たりの通過する数をカウントし、そのカウントした数(検出パルス数P)を制御部50に出力する。
速度検出装置126は、手摺ベルト38の走行速度及び停止しているか否かの状態を検出する。すなわち、速度検出装置126から一定の間隔毎にパルスが入力した場合には、手摺ベルト38が一定の走行速度で走行し、所定間隔よりも長い間隔でパルスが入力したり、又はパルスが入力しなかった場合には、手摺ベルト38の走行に異常があったと判断できる。
(4)エスカレータ10の電気的構成
次に、エスカレータ10の電気的構成について図5のブロック図に基づいて説明する。
図5に示すように、誘導電動機よりなるモータ20は、三相モータであって、三相電源150からノイズフィルタ回路152、交流を直流にする変換回路154、電源回生回路156、インバータ回路158によって3相のインバータ電源が供給され、制御部50によって回転方向、回転速度を制御することができる。
また、図5に示すように、制御部50には、このインバータ回路158、操作盤52,56、スピーカ54,58が接続され、走行抵抗測定装置100、速度検出装置126が接続され、また、外部との通信を行う通信部160が接続されている。
(5)走行抵抗測定装置100の動作状態
走行抵抗測定装置100の動作状態について図3、図4を参照して説明する。
乗客を踏段30に乗せて通常の走行速度(例えば、30m/分であり(以下、「基準速度」という)で走行する場合には、乗客の手によって手摺ベルト38が掴まれ、手摺ベルト38の走行方向とは反対側に一定の抵抗力が掛かっている。しかし、乗客の転倒を防止するためには、踏段30と手摺ベルト38の走行は同期する必要があり、手摺ベルト38に一定の抵抗力がかかっても、一定の走行速度で走行していることを確認するために本実施形態の走行抵抗測定装置100を用いる。
まず、制御部50は通常運転とは異なる手摺駆動確認モードに切り換える。このモード切り換えは、エスカレータ10が運転をしていない状態の夜間に通信部160を介して遠隔操作で切り換える。なお、通常運転モードでは、走行抵抗測定装置100の5個の押圧ローラ104は、それぞれの電磁コイル122によって、図4の二点鎖線に示すように、手摺ベルト38から離れた状態で待機している。
次に、制御部50は、通常運転モードと同様に、踏段30と同期して手摺ベルト38を基準速度で走行させて試験運転を行う。
次に、制御部50は、図3に示すように、走行抵抗測定装置100の5個の押圧ローラ104で手摺ベルト38を押圧板124に押圧する。このときの各押圧力は一定であり、例えばそれぞれ10kgの荷重である。この押圧した状態で、速度検出装置126から手摺ベルト38の現在の走行速度に対応した検出パルス数Pが制御部50に入力する。制御部50は、基準速度に対応した検出パルス数P>基準パルス数P0であれば、その手摺ベルト38の走行は正常であるとして外部に正常信号を通信部160を介して出力する。一方、P0=>Pの場合には、手摺ベルト38を押圧している押圧ローラ104の数を1個減らし、4個で押圧する。すなわち、40kgで押圧する。この押圧状態で、P>P0の場合には、4個の押圧ローラ104による押圧で、基準速度を維持できる旨のエラー信号を外部に出力する。
そして、制御部50は、1個の押圧ローラ104を解除しても、P<=Pの場合には、さらに1個の押圧ローラ104の押圧を解除する。このようにして、P>P0になるまで押圧ローラ104の押圧を解除していき、この条件が満足されたときの押圧ローラ104の数で基準速度を維持できる旨のエラー信号を外部に出力する。最終的に、5個の押圧ローラ104の押圧力を解除してもP<=P0のときには、制御部50は、0個の押圧ローラ104で押圧した旨のエラー信号を外部に出力する。
遠方の監視装置においては、正常信号が入力するとエスカレータ10を手摺駆動確認モードから通常運転モードに切り換えて引き続き運転させる。一方、エラー信号が入力するとエスカレータ10の故障と判断して停止させる。
上記の走行抵抗測定装置100の動作状態を図6のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、通常運転モードから手摺駆動確認モードに切り換え、ステップS2に進む。
ステップS2において、n=5とし、ステップS3に進む。
ステップS3において、エスカレータ10を基準速度で試験運転し、ステップS4に進む。
ステップS4において、n個の押圧ローラ104で手摺ベルト38を押圧し、ステップS5に進む。
ステップS5において、速度検出装置126が検出パルス数Pを検出し、ステップS6に進む。
ステップS6において、検出パルス数P>基準パルス数P0のときはステップS7に進み(yの場合)、P<=P0のときはステップS10に進む(nの場合)。
ステップS7において、n=5であるか否かを判断し、n=5であればステップS8に進み(yの場合)、n=5でなければステップS9に進む(nの場合)。
ステップS8において、n=5であるので、5個の押圧ローラ104で押圧しても、P>P0のため、一定の抵抗力があっても手摺ベルト38は、基準速度を維持できるとして正常信号を外部に出力し終了する。
ステップS9において、n=5でなく、0〜4個の押圧ローラ104で押圧した場合にP>P0となるため、n個による押圧ローラ104で基準速度を維持できる旨のエラー信号を外部に出力し終了する。
ステップS10において、n=0、すなわち、現在押圧している押圧ローラ104が全くない場合にはステップS9に戻り(yの場合)、5=>n>0のときはステップS11に進む(nの場合)。
ステップS11において、n=n−1とし、ステップS4に戻る。ステップS4では、1個の押圧ローラ104の押圧を解除し、1個減らした押圧ローラ104で手摺ベルト38を押圧する。押圧を解除する押圧ローラ104の位置に関しては、左から順番に解除してもよく、また逆に右から順番に解除してもよく、さらに一番左、次に一番右、中央などランダムに解除してもよい。
(6)効果
本実施形態によれば、最初は5個の押圧ローラ104で手摺ベルトを押圧して一定の抵抗力を与えても基準速度で走行すれば正常信号を出力し、基準速度で走行できない場合には押圧ローラ104の数を次第に減らしていき、どの程度の抵抗力を減らしたら基準速度で走行できるかを遠方においても確実に確認できる。
また、手摺ベルト38が一定の抵抗力を与えても、基準速度を維持できる場合には、手摺駆動確認モードから通常運転モードに自動的に復帰できる。
変更例
上記実施形態では、手摺ベルト38を駆動する手摺駆動手段として、複数組の手摺駆動ローラ72と手摺従動ローラ74で挟んで走行させたが、これに代えて手摺ベルト38を1個の手摺駆動ローラにかけ渡し、手摺ベルト38を走行させてもよい。この場合に、手摺ベルト38が滑らないようにするために、手摺駆動ローラよりも小さい径の複数の手摺従動ローラによって手摺ベルト38を手摺駆動ローラに押圧する。
また、上記実施形態では、エスカレータ10に適用して説明したが、これに代えて動く歩道に適用してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、12・・・トラス、30・・・踏段、38・・・手摺ベルト、70・・・手摺駆動装置、100・・・走行抵抗測定装置、102・・・基板、104・・・押圧ローラ、106・・・上下板、108・・・回転軸、110・・・支持板、122・・・電磁コイル、124・・・押圧板、126・・・速度検出装置、128・・・従動ローラ、132・・・回転部材、134・・・検出片、136・・・カウントセンサ、138・・・速度押圧ローラ

Claims (10)

  1. トラスと、
    前記トラスに配され、かつ、無端状に連結された複数の踏段と、
    手摺ベルトと、
    前記踏段を所定の走行速度で走行させる駆動手段と、
    前記手摺ベルトを前記踏段と同期して駆動する手摺駆動手段と、
    前記手摺ベルトの走行路に沿って配されている押圧部材と、
    前記手摺ベルトの走行路に沿って一列に配され、かつ、前記押圧部材に前記手摺ベルトを押圧するn個(但し、n>1である)の押圧ローラと、
    前記手摺ベルトのベルト速度を検出する速度検出手段と、
    手摺駆動確認モードにおいて、前記駆動手段で前記踏段を一定の走行速度で走行させた状態で、n個の前記押圧ローラで前記手摺ベルトを前記押圧部材に押圧し、前記速度検出手段が検出した検出速度が基準速度よりも早いときは正常信号を出力する制御手段と、
    を有する乗客コンベア。
  2. 前記制御手段は、n個の前記押圧ローラで前記手摺ベルトを前記押圧部材に押圧し、
    前記検出速度が前記基準速度よりも遅いときは、1個の前記押圧ローラの押圧を解除し、
    (n−1)個の前記押圧ローラで前記手摺ベルトを前記押圧部材に押圧し、その場合における前記検出速度が前記基準速度よりも早いときはエラー信号を出力し、前記検出速度が前記基準速度よりも遅いときは、前記検出速度が前記基準速度よりも早くなるまで、順番に前記押圧ローラの押圧を1個ずつ解除していき、前記検出速度が前記基準速度よりも早くなったときに前記エラー信号を出力する、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 乗客コンベアのトラスに基板が設けられ、
    前記基板にn個の上下板が配され、
    n個の前記押圧ローラが、n個の前記上下板にそれぞれ回転自在に設けられ、
    前記上下板の一端が、前記基板に回転自在にそれぞれ設けられ、
    前記上下板の他端である自由端において、前記押圧ローラが前記手摺ベルトを前記押圧部材に押圧するように付勢するスプリングバネが設けられ、
    前記上下板の前記他端を前記スプリングバネの付勢力に反して励磁によって移動させる電磁コイルが設けられている、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  4. 前記制御手段は、前記踏段を前記走行速度で走行させて乗客を乗せる通常運転モードから前記手摺駆動確認モードに切り替える、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  5. 前記速度検出手段は、
    前記手摺ベルトを押圧する速度押圧ローラと、
    前記速度押圧ローラを挟んで前記手摺ベルトの走行と共に回転する従動ローラと、
    前記従動ローラと共に同軸に回転し、等角度毎に複数の検出片が外方に突出した回転部材と、
    前記検出片の単位時間毎の通過した数をカウントするカウントセンサと、
    を有し、
    前記制御手段は、前記カウントセンサがカウントした数を前記検出速度とする、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  6. 前記制御手段は、(n−1)個の前記押圧ローラで前記手摺ベルトを前記押圧部材に押圧したときに、(n−1)値も前記エラー信号と共に出力する、
    請求項2に記載の乗客コンベア。
  7. n=5であり、前記押圧ローラは、10kgの荷重をそれぞれかける、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  8. 前記手摺駆動手段は、前記手摺ベルトを複数組の手摺駆動ローラと手摺従動ローラで挟持して走行させる、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  9. 前記手摺駆動手段は、前記手摺ベルトが1個の手摺駆動ローラに架け渡され、複数の手摺従動ローラが前記手摺ベルトを前記手摺駆動ローラに押圧する、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  10. 前記乗客コンベアは、エスカレータ、又は動く歩道である、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
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