JP2019195350A - オプションユニット及び天板付什器 - Google Patents
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Description
本態様では、支柱が、前後延在部及び左右延在部がなす角部の内側において、前後延在部及び左右延在部のそれぞれに支持されている。これにより、支柱が前後方向及び左右方向のそれぞれで支持されるため、縦枠部によって支柱を安定して支持できる。
しかも、本態様では、前後延在部及び左右延在部に沿わせて支柱を配置することで、前後延在部及び左右延在部に対する支柱の位置決めを容易に行うことができる。これにより、組付性を向上させることができる。
また、本態様では、前後延在部及び左右延在部の少なくとも何れかに天板保持部が連なっているため、縦枠部の強度をより向上させることができる。さらに、天板保持部が天板の下方に回り込むことで、縦枠部と什器本体との取付部分が天板上に露出する等の意匠性の低下を抑制しつつ、縦枠部を天板に安定して保持させることができる。
このように、本態様では、縦枠部の強度を確保した上で、縦枠部を天板に安定して取り付けることができる。その結果、縦枠部によってオプション部材を安定して支持できるとともに、作業時(例えば、天板の昇降時や作業面上での作業時等)に発生する振動に対する耐久性を向上させることができる。
この構成によれば、各縦枠部の左右方向の移動を横枠部によって規制できるので、オプションユニットをより安定させることができる。
この構成によれば、横枠部が支柱に直接連結されることで、支柱をより強固に支持できる。
この構成によれば、支柱の左右方向の幅内に溶接痕を収めることができるので、例えば正面や斜め前から天板付什器を見た際に溶接痕が視認し難くなる。その結果、意匠性の向上を図ることができる。
また、第2開口部を通じて支柱が露出するため、左右延在部と支柱との溶接代を確保できる。その結果、組付性を向上させることができる。
この構成によれば、例えば天板保持部が左右延在部から後方に連なっている場合に比べて、作業面上において縦枠部を後方に配置できる。これにより、作業面上での作業スペースを確保できる。
この構成によれば、オプション部材として、縦枠部間を架け渡す棚板を用いることで、縦枠部の左右方向の移動を横枠部とともに規制できる。これにより、利便性の向上を図った上で、オプションユニットをより安定させることができる。
この構成によれば、取付壁を介して什器本体と縦枠部とを左右方向で固定することができる。そのため、天板の下面に縦枠部の取付スペースを左右方向に大きく確保する必要がないので、例えば天板を支持する支持脚の左右方向の間隔を広くすることができる。これにより、天板を支持脚によって安定して支持できる。
この構成によれば、上述したオプションユニットを備えているため、作業時に発生する振動等に耐え得る信頼性の高い天板付什器を提供できる。
この構成によれば、上述したようにオプションユニットを天板に安定して取り付けることができるので、支持脚の伸縮に伴うオプションユニットの振動や異音の発生等を抑制できる。
図1は、天板付什器1の斜視図である。
図1に示す天板付什器1は、天板2の上面が使用者の作業面2aとされた、いわゆる作業台である。本実施形態の天板付什器1は、例えば工場の床面Fに設置されている。但し、天板付什器1の設置場所は適宜変更が可能である。
什器本体3は、支持脚10と、支持脚10に上下昇降可能に支持された天板ユニット11と、を備えている。
下部フレーム15は、前後方向に延在している。下部フレーム15は、アジャスタ(不図示)を介して床面Fに設置されている。
天板2は、左右方向を長手方向とする平面視長方形状に形成されている。なお、天板2のサイズや平面視形状等は適宜変更が可能である。
図1、図2に示すように、前後フレーム35は、天板2の下面において、左右方向の両端部を前後方向に延在している。前後フレーム35は、下方に開口するC字状又は筒状に形成されている。前後フレーム35における前後両端部には、被覆キャップ38が装着されている。被覆キャップ38における前後両端面は、下方に向かうに従い前後方向の内側(天板付什器1の前後方向の中心に向かう方向)に延びる傾斜面とされている。但し、被覆キャップ38の前後両端面は、前後方向に直交する平坦面であってもよい。
図1に示すように、オプションユニット4は、天板ユニット11の後端部に着脱可能に取り付けられている。オプションユニット4は、オプションフレーム51と、下棚板(オプション部材)52と、上棚板(オプション部材)53と、を備えている。
図3に示すように、オプションフレーム51は、縦枠部55と、横枠部(第1横枠部56及び第2横枠部57)と、を備えている。
縦枠部55は、天板2の左右両端部に配置されている。なお、縦枠部55は、天板付什器1の左右方向の中心を通り左右方向に直交する面に対して面対称に形成されている。したがって、以下の説明では、一方(左側)の縦枠部55について説明する。
補強板61は、板材が屈曲されて構成されている。補強板61は、棚板支持部65と、天板保持部66と、を備えている。
図3〜図5に示すように、棚板支持部65は、天板2の作業面2aから上方に立設されている。棚板支持部65は、平面視でL字状に形成されている。具体的に、棚板支持部65は、前後延在部71と、左右延在部72と、を備えている。
前後延在部71は、左右方向を厚さ方向として、前後方向に延在している。前後延在部71は、天板2における左右方向の外側(天板付什器1の左右方向の中心から離間する方向)端縁に対して左右方向の内側に配置されている。前後延在部71の後端縁は、天板2の後端縁と面一、若しくは前方に位置している。図5に示すように、前後延在部71の前部には、上方に突出する突出部73が形成されている。
図2、図6に示すように、天板保持部66は、棚板支持部65の下端から左右方向の外側に連なっている。天板保持部66は、天板2を上下方向で挟み込んでいる。天板保持部66は、正面視において、クランク状に形成されている。具体的に、天板保持部66は、上壁部81、側壁部82、下壁部83及び取付壁84を備えている。
上壁部81は、天板2の作業面2aに沿って棚板支持部65の下端から左右方向の外側に延在している。なお、上壁部81は、棚板支持部65のうち、前後延在部71及び左右延在部72の少なくとも何れかに接続されていればよい。
下壁部83は、天板2の下面に沿って側壁部82の下端縁から左右方向の内側に延設されている。下壁部83は、天板2の下面に上下方向で近接又は当接している。
図7に示すように、支柱62の後面は、第2開口部72aにおける左右方向の外側開口縁に溶接されている。本実施形態において、支柱62と左右延在部72との溶接痕90は、第2開口部72aにおける左右方向の外側開口縁に上下方向に沿って形成されている。したがって、溶接痕90は、支柱62に対して左右方向の両側にはみ出さないようになっている。なお、支柱62と左右延在部72との固定方法は、溶接に限らず、ビス等による締結であってもよい。また、支柱62の下端と上壁部81とが溶接等によって固定されていてもよい。
図6に示すように、支柱62の前面には、係止孔92が形成されている。係止孔92は、上下方向を長手方向とするスリット状に形成されている。係止孔92は、上下方向に間隔をあけて複数形成されている。
各棚板ブラケット110は、縦枠部55の各支柱62にそれぞれ係止されている。具体的に、棚板ブラケット110は、不図示の係止爪が支柱62の係止孔92のうち、任意の係止孔92に係止されることで、前下がりに保持されている。
棚板本体111は、各棚板ブラケット110間に架け渡されている。棚板本体111は、上面が前下がりとなるように棚板ブラケット110に支持されている。棚板本体111の前端部には、棚板本体111からの物品の落下を規制するストッパ113が形成されている。なお、棚板本体111の床面Fに対する傾斜角度は、支柱62に対する棚板ブラケット110の傾斜角度に応じて適宜変更が可能である。
本実施形態では、支柱62が、棚板支持部65の角部65aの内側において、前後延在部71及び左右延在部72のそれぞれに支持されている。これにより、支柱62が前後方向及び左右方向のそれぞれで支持されるため、縦枠部55によって支柱62を安定して支持できる。
しかも、本実施形態では、前後延在部71及び左右延在部72に沿わせて支柱62を配置することで、前後延在部71及び左右延在部72に対する支柱62の位置決めを容易に行うことができる。これにより、組付性を向上させることができる。
また、本実施形態では、前後延在部71に天板保持部66が連なっているため、縦枠部55の強度をより向上させることができる。さらに、天板保持部66がクランク状に形成されて天板2の下方に回り込むことで、縦枠部55と什器本体3との取付部分が天板2上に露出する等の意匠性の低下を抑制しつつ、縦枠部55を天板2に安定して保持させることができる。
このように、本実施形態では、縦枠部55の強度を確保した上で、縦枠部55を天板2に安定して取り付けることができる。その結果、オプションフレーム51によってオプション部材を安定して支持できるとともに、作業時(例えば、天板2の昇降時や作業面2a上での作業時、棚板52,53からの物品出し入れ時等)に発生する振動に対する耐久性を向上させることができる。
この構成によれば、各縦枠部55の左右方向の移動を横枠部56によって規制できるので、オプションフレーム51をより安定させることができる。
この構成によれば、横枠部56が支柱62に直接連結されることで、支柱62をより強固に支持できる。
この構成によれば、支柱62の左右方向の幅内に溶接痕90を収めることができるので、例えば正面や斜め前から天板付什器1を見た際に溶接痕90が視認し難くなる。その結果、意匠性の向上を図ることができる。
また、第2開口部72aを通じて支柱62が露出するため、左右延在部72と支柱62との溶接代を確保できる。その結果、組付性を向上させることができる。
この構成によれば、例えば前後延在部71及び左右延在部72に別々に貫通孔を形成する場合に比べて、前後延在部71及び左右延在部72の小型化を図ることができる。そのため、作業面2a上における縦枠部55の設置スペースを縮小させ、作業面2a上での作業スペースを確保できる。
この構成によれば、例えば天板保持部66が左右延在部72から後方に連なっている場合に比べて、作業面2a上において縦枠部55を後方に配置できる。これにより、作業面2a上での作業スペースを確保できる。
この構成によれば、取付壁84を介して什器本体3とオプションフレーム51とを左右方向で固定することができる。そのため、天板2の下面にオプションフレーム51の取付スペースを左右方向に大きく確保する必要がないので、支持脚10の左右方向の間隔を広くすることができる。これにより、天板2を支持脚10によって安定して支持できる。
上述したように本実施形態の天板付什器1は、オプションユニット4を天板2に安定して取り付けることができるので、支持脚10の伸縮に伴うオプションユニット4の振動や異音の発生等を抑制できる。
例えば、上述した実施形態では、本発明に係る天板付什器として、作業台を例にした場合について説明したが、この構成のみに限られない。本発明に係る天板付什器は、作業台以外のデスク装置に採用してもよい。また、本発明に係る天板付什器は、上面が作業面とされた天板を有する構成であれば、デスク装置に限らず、例えばキャビネット等であってもよい。
上述した実施形態では、天板2が支持脚10の伸縮動作に応じて上下昇降する構成について説明したが、この構成のみに限られない。
上述した実施形態では、縦枠部55及び横枠部56,57によりオプションフレーム51を形成した場合について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、縦枠部55のみでオプションフレームを構成してもよい。この場合、縦枠部55に対してオプション部材(例えば、照明装置等)を着脱可能に取り付けてもよい。
2…天板
3…什器本体
4…オプションユニット
10…支持脚
52…下棚板(オプション部材)
53…上棚板(オプション部材)
55…縦枠部
56…第1横枠部
57…第2横枠部
62…支柱
65a…角部
66…天板保持部
71…前後延在部
71a…第1開口部
72…左右延在部
72a…第2開口部
Claims (9)
- 天板を有する什器本体に着脱可能に取り付けられるオプションユニットであって、
前記天板から立設するとともに、オプション部材が着脱可能に取り付けられる縦枠部を備え、
前記縦枠部は、
前記天板上に前記天板の前後方向に沿って配置される前後延在部と、
前記天板上に前記天板の左右方向に沿って配置されるとともに、前記前後延在部に連なる左右延在部と、
前記前後延在部及び前記左右延在部の少なくとも何れかに連なり、前記天板の下方に回り込んだ状態で前記天板に保持される天板保持部と、
前記前後延在部及び前記左右延在部がなす角部の内側において、前記前後延在部及び前記左右延在部のそれぞれに支持されるとともに、上下方向に延在する支柱と、を備えているオプションユニット。 - 前記縦枠部は、左右方向に間隔をあけて一対設けられ、
左右方向に延びるとともに、一対の前記縦枠部同士を連結する横枠部を備えている請求項1に記載のオプションユニット。 - 前記前後延在部には、前記支柱を露出させる第1開口部が形成され、
前記横枠部は、前記第1開口部を通じて前記支柱に固定されている請求項2に記載のオプションユニット。 - 前記左右延在部には、前記支柱を露出させる第2開口部が形成され、
前記左右延在部は、前記第2開口部の開口縁において前記支柱に溶接されている請求項2又は請求項3に記載のオプションユニット。 - 前記天板保持部は、前記前後延在部から左右方向に連なっている請求項1から請求項4の何れか1項に記載のオプションユニット。
- 前記オプション部材は、一対の前記縦枠部の前記前後延在部間に架け渡された棚板である請求項2から請求項5の何れか1項に記載のオプションユニット。
- 前記天板保持部は、
前記天板の上面に沿って配置される上壁部と、
前記上壁部に連なり、前記天板の側面に沿って配置される側壁部と、
前記側壁部に連なり、前記天板の下面に沿って配置される下壁部と、
前記下壁部から下方に延在するとともに、前記什器本体に取り付けられる取付壁と、を備えている請求項1から請求項6の何れか1項に記載のオプションユニット。 - 請求項1から請求項7の何れかに記載のオプションユニットと、
上面が作業面とされた天板を有し、前記オプションユニットが着脱可能に取り付けられる什器本体と、を備える天板付什器。 - 前記天板を支持する支持脚を備え、
前記支持脚は、上下方向に伸縮可能に構成されている請求項8に記載の天板付什器。
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