JP2019191283A - 表示装置の保護カバー及び表示装置 - Google Patents

表示装置の保護カバー及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】表示品質を向上させながらも、組付け作業性や原価の点で有益なものとする。【解決手段】表示面を使用者側に向けて並べて配置した輝度の異なる複数の表示器10を表示面側から覆い、かつ、粘着材30を介して複数の表示器10が表示面側から貼り付けられる板状のカバー主体21と、表示器10側からの入射光の透過率を調整し、使用者側に出射させる透過光の輝度を調整する輝度調整部41と、を備え、カバー主体21は、透光性を有し、かつ、複数の表示器10毎の光の透過領域22を有し、輝度調整部41は、カバー主体21に設け、それぞれの透過領域22を経た視覚情報として使用者が得るそれぞれの視認光の輝度を合わせるように構成すること。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置の保護カバー及び表示装置に関する。
従来、輝度の異なる複数の表示器(液晶パネル等)と、これらを使用者側から覆う保護カバーと、を備える表示装置が知られている。この種の表示装置は、例えば、車両用計器として車両に搭載される。例えば、下記の特許文献1には、表示器毎の表示エリアの見栄えを統一して、表示品質を向上させる表示装置が開示されている。この特許文献1の表示装置は、表示器毎に対応させた光の透過率の透光性スペーサ(粘着材等)でそれぞれの表示器を保護カバーに貼り付けて、それぞれの表示器の表示エリアの見栄えを統一させている。
特開2016−156999号公報
ところで、表示器を保護カバーに貼り付ける粘着材は、表示器毎に添加剤等で透過率を変えているが、一瞥しただけで透過率の違いを判別し得ないものも存在する。よって、表示装置は、表示器毎に異なる粘着材を用いた場合、組付け作業性の低下や原価の高騰を招いてしまう可能性がある。また、粘着材は、標準化を図り、異なる仕様の表示装置に適用させるなど、汎用性を持たせることが組付け作業性や原価の点で望ましい。このように、従来の表示装置は、組付け作業性の向上や原価の低減という観点に立つならば改善の余地がある。
そこで、本発明は、表示品質を向上させながらも、組付け作業性や原価の点で有益な表示装置の保護カバー及び表示装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る表示装置の保護カバーは、表示面を使用者側に向けて並べて配置した輝度の異なる複数の表示器を前記表示面側から覆い、かつ、粘着材を介して複数の前記表示器が前記表示面側から貼り付けられる板状のカバー主体と、前記表示器側からの入射光の透過率を調整し、使用者側に出射させる透過光の輝度を調整する輝度調整部と、を備え、前記カバー主体は、透光性を有し、かつ、複数の前記表示器毎の光の透過領域を有し、前記輝度調整部は、前記カバー主体に設け、それぞれの前記透過領域を経た視覚情報として使用者が得るそれぞれの視認光の輝度を合わせるように構成することを特徴としている。
ここで、前記輝度調整部は、前記視認光の輝度の目標値に応じて、前記表示器側からの入射光の透過率を調整することが望ましい。
また、前記輝度調整部は、前記透過領域で前記カバー主体の壁面に印刷する印刷体、前記透過領域で前記カバー主体の壁面に貼り付ける貼付体又は前記透過領域で前記カバー主体に埋設する埋設体であることが望ましい。
また、前記カバー主体は、光源からの光を使用者側に出射させて、前記光源の光により照らされた情報を表示する少なくとも1つの情報表示部を有し、前記光源側からの入射光の透過率を調整し、使用者側に出射させる透過光の輝度を調整する副輝度調整部を前記カバー主体に設け、前記副輝度調整部は、前記情報表示部を経た視覚情報として使用者が得る視認光の輝度の目標値に応じて、前記光源側からの入射光の透過率を調整することが望ましい。
また、前記表示器は、車両の室内で情報表示を行うことが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る表示装置は、表示面を使用者側に向けて並べて配置した輝度の異なる複数の表示器と、複数の前記表示器を覆う保護カバーと、前記表示器を前記保護カバーに貼り付ける粘着材と、を備え、前記保護カバーは、複数の前記表示器を前記表示面側から覆い、かつ、前記粘着材を介して複数の前記表示器が前記表示面側から貼り付けられる板状のカバー主体と、前記表示器側からの入射光の透過率を調整し、使用者側に出射させる透過光の輝度を調整する輝度調整部と、を備え、前記カバー主体は、透光性を有し、かつ、複数の前記表示器毎の光の透過領域を有し、前記輝度調整部は、前記カバー主体に設け、それぞれの前記透過領域を経た視覚情報として使用者が得るそれぞれの視認光の輝度を合わせるように構成することを特徴としている。
本発明に係る表示装置の保護カバー及び表示装置は、それぞれの透過領域を経た視認光の輝度を同等のものに合わせ込むことができるので、それぞれの透過領域に表示されている表示情報の間のコントラストを低下させることができる。よって、この表示装置の保護カバー及び表示装置は、それぞれの透過領域に表示されている表示情報の間での表示品質を向上させることができる。更に、この表示装置の保護カバー及び表示装置は、それぞれの透過領域を経た視認光の輝度の調整について、カバー主体に設けた輝度調整部に委ねている。よって、この表示装置の保護カバー及び表示装置においては、粘着材の組成を表示器毎に変える必要がないので、標準化された粘着材を用いたり、汎用性を持つ粘着材を用いたりすることができる。従って、この表示装置の保護カバー及び表示装置は、組付け作業性の向上や原価の低減が可能になる。また、保護カバーは、表示装置の仕様毎に形状が異なるので、表示装置の仕様毎の専用品として用意する必要がある。故に、この表示装置の保護カバー及び表示装置は、カバー主体に設けた輝度調整部に視認光の輝度の調整を委ねることによって、その輝度の調整を粘着材に委ねた場合と比較して、原価の低減を図ることができる。このように、本発明に係る表示装置の保護カバー及び表示装置は、表示品質を向上させながらも、組付け作業性や原価の点で有益なものとなっている。
図1は、実施形態の表示装置の保護カバー及び表示装置を示す正面図である。 図2は、実施形態の表示装置の保護カバー及び表示装置を示す上面図である。 図3は、表示装置の保護カバー及び表示装置の具体例を示す正面図である。 図4は、表示装置の保護カバー及び表示装置の具体例を示す上面図である。 図5は、表示装置の保護カバー及び表示装置の変形形態の一例を示す上面図である。 図6は、表示装置の保護カバー及び表示装置の変形形態の一例を示す上面図である。
以下に、本発明に係る表示装置の保護カバー及び表示装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る表示装置の保護カバー及び表示装置の実施形態の1つを図1から図6に基づいて説明する。
図1から図4の符号1は、本実施形態の表示装置を示す。尚、各図の表示装置1は、構成要素の一部を概念的に抜粋したものである。
請求項1,6
表示装置1は、表示面を使用者側に向けて並べて配置した輝度の異なる複数の表示器10と、その複数の表示器10を覆う保護カバー20と、その表示器10を保護カバー20に貼り付ける粘着材30と、を備える(図1から図4)。この例示の表示装置1は、車両の室内に設置して、室内の乗員に情報を提供する。
請求項5
表示器10とは、表示面の形状が滑らかで、かつ、この表示面から表示情報に関わる光を出射させるもののことである。例えば、この表示器10としては、液晶パネルや有機ELパネル等を用いる。この例示では、表示面が平滑な表示器10を用いている。この表示器10は、表示装置1の制御部(図示略)によって駆動制御され、車両の室内で情報表示を行う。この表示器10に表示させる情報は、車両の室内で提供するものであれば、如何様なものであってもよい。例えば、この表示器10は、車両の計器等の走行情報、油水温等の車両情報、走行経路の案内情報などを表示させる。
ここで、複数の表示器10とは、少なくとも2種類の輝度で大別できるものであればよい。例えば、複数の表示器10は、それぞれが互いに異なる輝度のものであってもよく、また、少なくとも2種類の輝度で大別できるのであれば、同一の輝度のものが複数混在していてもよい。この例示の表示装置1は、第1表示器10Aと、この第1表示器10Aよりも低輝度の第2表示器10Bと、を備えている(図1から図4)。
請求項1,6
保護カバー20は、表示器10よりも使用者側に配置する。この保護カバー20は、複数の表示器10を表示面側から覆う板状のカバー主体21を備える(図1から図4)。
請求項1,6
そのカバー主体21は、透光性を有しており、表示器10から出射された光を使用者側に透過させる。このカバー主体21は、所定の光の透過率となるように、合成樹脂材料や硝子材料等で平板状に成形されている。例えば、このカバー主体21は、表示器10の枠体等を使用者側から視認させ難くする光の透過率に設定されている。
請求項1,6
このカバー主体21には、粘着材30を介して複数の表示器10が表示面側から貼り付けられる(図2及び図4)。その粘着材30は、透光性を有するものであれば、如何様な光学粘着剤を用いたものであってもよく、その光学粘着剤を如何様な方法で硬化させたものであってもよい。例えば、この粘着材30には、OCR(Optical Clear. Resin)のようなUV硬化型樹脂、OCA(Optically Clear Adhesive)のような粘着シートを利用する。この粘着材30は、ダム剤の有無を問わない。尚、図2及び図4では、説明の便宜上、粘着材30に図示の如き厚みを設けている。
請求項1,6
このカバー主体21においては、表示器10の表示面の形状(ここでは矩形)に応じた形で、表示器10から出射された光が使用者側に透過する。このカバー主体21では、その表示器10から出射された光の透過している区域を透過領域と称する。このカバー主体21は、複数の表示器10毎の光の透過領域22を有している(図1及び図3)。ここでは、第1表示器10Aに対応する透過領域22を第1透過領域22Aと称し、第2表示器10Bに対応する透過領域22を第2透過領域22Bと称する。使用者は、それぞれの透過領域22にそれぞれの表示器10の表示情報が表示されているものとして認識する。
請求項1,6
ここで、この例示のカバー主体21においては、それぞれの透過領域22で光の透過率が均一になっている。よって、使用者には、表示器10毎の表示情報がそれぞれの輝度で認識されてしまう。そこで、保護カバー20には、表示器10側から入射してきた光(表示器10側からの入射光)の透過率を調整し、使用者側に出射させる光(使用者側への出射光であって、透過光)の輝度を調整する輝度調整部41を設ける(図1から図4)。その輝度調整部41は、カバー主体21に設ける。尚、図2及び図4では、説明の便宜上、輝度調整部41に図示の如き厚みを設けている。
請求項1,6
例えば、輝度調整部41は、表示器10側からの入射光の屈折光や反射光を調整して、その入射光の透過率を調整する。この輝度調整部41は、それぞれの透過領域22を経た視覚情報として使用者が得るそれぞれの光(視認光)の輝度を合わせるように構成する。つまり、この輝度調整部41は、そのそれぞれの透過領域22毎の視認光の輝度を合わせるように構成することによって、それぞれの透過領域22に表示される表示情報のコントラストを下げる。
請求項1,6
この例示の輝度調整部41は、透過領域22と同等の形状(ここでは矩形)に形成し、その透過領域22毎(即ち、表示器10毎)にカバー主体21に設けている。ここでは、第1表示器10A及び第1透過領域22Aに対応する輝度調整部41を第1輝度調整部41Aと称し、第2表示器10B及び第2透過領域22Bに対応する輝度調整部41を第2輝度調整部41Bと称する(図1から図4)。第1輝度調整部41Aと第2輝度調整部41Bは、それぞれの透過領域22毎の視認光の輝度を合わせるように、表示器10側からの入射光の透過率を変えている。
輝度調整部41は、カバー主体21に対して、表示器10側と使用者側の内の何れに設けてもよい。
例えば、輝度調整部41は、表示器10とカバー主体21との間に介在させる場合、そのカバー主体21の透過領域22における表示器10側の壁面に設ける。この場合、粘着材30は、表示器10の表示面と輝度調整部41とを貼り合わせる。よって、この輝度調整部41には、表示器10から出射された光(表示器10からの出射光)が粘着材30を介して入射する。この輝度調整部41は、その入射光の透過率を調整して、透過光を透過領域22に出射させる。また、輝度調整部41は、カバー主体21と使用者との間に介在させる場合、そのカバー主体21の透過領域22における使用者側の壁面に設ける。この場合、この輝度調整部41には、カバー主体21の透過領域22から出射された光(カバー主体21からの出射光)が入射する。この輝度調整部41は、その入射光の透過率を調整して、透過光を使用者側に出射させる。この例示では、表示器10とカバー主体21との間に輝度調整部41を介在させている。
請求項3
この輝度調整部41は、透過領域22でカバー主体21の壁面に印刷する印刷体として構成する。この場合、輝度調整部41は、例えば、スクリーン印刷、パッド印刷、インクジェット印刷等の手法を用いて、カバー主体21の透過領域22における表示器10側の壁面又は使用者側の壁面に印刷する。これらの印刷には、目標とする透過率に応じた顔料インクを用いる。つまり、この場合には、目標とする透過率に応じた印刷体(スモーク印刷体)として輝度調整部41が形成されている。
請求項3
また、この輝度調整部41は、そのような印刷体に替えて、透過領域22でカバー主体21の壁面に貼り付ける貼付体として構成してもよい。この場合、輝度調整部41には、目標とする透過率に応じたスモークフィルム等の貼付体を用いる。この輝度調整部41は、カバー主体21の透過領域22における表示器10側の壁面又は使用者側の壁面に貼り付ける。
請求項3
また、この輝度調整部41は、そのような印刷体や貼付体に替えて、透過領域22でカバー主体21に埋設する埋設体として構成してもよい。この場合、輝度調整部41は、目標とする透過率に応じた埋設体として形成する。そして、この場合には、その輝度調整部41を内方に埋め込んだインサート成形等でカバー主体21を成形することによって、カバー主体21の内方に輝度調整部41を埋設する。
この例示では、輝度調整部41を印刷体として設けている。
請求項2
具体的に、輝度調整部41は、使用者側での視認光の輝度の目標値に応じて、表示器10側からの入射光の透過率を調整するように構成すればよい。つまり、第1輝度調整部41Aは、その視認光の輝度の目標値を達成させるように、第1表示器10A側からの入射光の透過率を調整するものとして形成する。また、第2輝度調整部41Bは、その視認光の輝度の同じ目標値を達成させるように、第2表示器10B側からの入射光の透過率を調整するものとして形成する。
例えば、透過領域22には、輝度調整部41を設けなければ視認光の輝度が目標値に対して高くなる場合、その視認光の輝度を目標値まで下げるように、表示器10側からの入射光の透過率を下げることが可能な輝度調整部41を設ける。一方、カバー主体21の光の透過率如何では、輝度調整部41を設けなければ、視認光の輝度が目標値に対して低くなってしまう場合もあり得る。この場合、透過領域22には、視認光の輝度を目標値まで上げるように、表示器10側からの入射光の透過率を上げることが可能な輝度調整部41を設ける。この場合の輝度調整部41は、例えば、反射率の低減により透過光を増やす反射防止膜等の技術を利用したものとして形成すればよい。そのような目標値に対する輝度の高低に拘わらず、この場合には、視認光の輝度の目標値に応じた光の透過率の第1輝度調整部41Aを設けると共に、その同じ目標値に応じた光の透過率の第2輝度調整部41Bを設ける。この例示では、第1輝度調整部41Aの方が第2輝度調整部41Bよりも光の透過率が低くなっている。
このように、この保護カバー20及び表示装置1は、それぞれの透過領域22を経た視認光の輝度を同等のものに合わせ込むことができるので、それぞれの透過領域22に表示されている表示情報の間のコントラストを低下させることができる。よって、この保護カバー20及び表示装置1は、それぞれの透過領域22に表示されている表示情報の間での表示品質を向上させることができる。例えば、この保護カバー20及び表示装置1は、輝度の異なる複数の表示器10を備えていたとしても、あたかも1枚の表示面に表示情報を映し出しているが如く、複数の表示器10の表示情報を使用者に視認させることができる。
更に、保護カバー20及び表示装置1は、それぞれの透過領域22を経た視認光の輝度の調整について、カバー主体21に設けた輝度調整部41に委ねている。よって、この保護カバー20及び表示装置1においては、粘着材30の組成を表示器10毎に変える必要がないので、標準化された粘着材30を用いたり、汎用性を持つ粘着材30を用いたりすることができる。従って、この保護カバー20及び表示装置1は、組付け作業性の向上や原価の低減が可能になる。
また、保護カバー20は、表示装置1の仕様毎に形状が異なるので、表示装置1の仕様毎の専用品として用意する必要がある。故に、この保護カバー20及び表示装置1は、カバー主体21に設けた輝度調整部41に視認光の輝度の調整を委ねることによって、その輝度の調整を粘着材に委ねた場合と比較して、原価の低減を図ることができる。
請求項4
ここで、この例示のカバー主体21は、光源51(図4)からの光を使用者側に出射させて、この光源51の光により照らされた情報を表示する少なくとも1つの情報表示部23を有している(図3)。その情報表示部23とは、例えば、右左折の方向指示表示部や各種警告灯(ウォーニングランプ、所謂テルテール)等のことである。この情報表示部23は、その表示内容に応じた形状や文字等としてカバー主体21に印刷されている。また、光源51には、LED(発光ダイオード)等が用いられる。この光源51は、情報表示部23毎に用意されている。
請求項4
この例示のカバー主体21には、光源51側からの入射光の透過率を調整し、使用者側に出射させる透過光の輝度を調整する副輝度調整部42を設ける(図3及び図4)。尚、図4では、説明の便宜上、副輝度調整部42に図示の如き厚みを設けている。
請求項4
その副輝度調整部42は、情報表示部23を経た視覚情報として使用者が得る視認光の輝度の目標値に応じて、光源51側からの入射光の透過率を調整する。この副輝度調整部42は、先に示した輝度調整部41と同様のものとして構成する。
副輝度調整部42は、情報表示部23毎に設けるものであってもよく、複数の情報表示部23が集められた区域(以下、「集合領域」という。)24を覆うように設けるものであってもよい。この例示では、カバー主体21が2つの集合領域24(第1集合領域24A、第2集合領域24B)を有しており、その集合領域24毎に副輝度調整部42を設けている(図3及び図4)。ここでは、第1集合領域24Aに対応する副輝度調整部42を第1副輝度調整部42Aと称し、第2集合領域24Bに対応する副輝度調整部42を第2副輝度調整部42Bと称する。尚、図4では、説明の便宜上、集合領域24に図示の如き厚みを設けている。
副輝度調整部42は、カバー主体21に対して、光源51側と使用者側の内の何れに設けてもよい。
例えば、副輝度調整部42は、光源51とカバー主体21との間に介在させる場合、そのカバー主体21の集合領域24における光源51側の壁面に設ける。この場合、この副輝度調整部42には、光源51から出射された光(光源51からの出射光)が入射する。この副輝度調整部42は、その入射光の透過率を調整して、透過光を集合領域24に出射させる。また、副輝度調整部42は、カバー主体21と使用者との間に介在させる場合、そのカバー主体21の集合領域24における使用者側の壁面に設ける。この場合、この副輝度調整部42には、カバー主体21の集合領域24から出射された光(カバー主体21からの出射光)が入射する。この副輝度調整部42は、その入射光の透過率を調整して、透過光を使用者側に出射させる。この例示では、光源51とカバー主体21との間に副輝度調整部42を介在させている。
先に示したように、この副輝度調整部42は、情報表示部23を経た視認光の輝度の目標値に応じて、光源51側からの入射光の透過率を調整する。例えば、高輝度の光源51を用いる場合、副輝度調整部42には、その光源51側からの入射光の透過率を下げて、情報表示部23を経た視認光の輝度が目標値となるように調整させる。
中間ネタ
一方、副輝度調整部42は、そのような情報表示部23を経た視認光の輝度の目標値を用いずに、透過領域22を経た視認光の輝度に応じて、光源51側からの入射光の透過率を調整させるように構成してもよい。この場合、副輝度調整部42は、情報表示部23を経た視認光の輝度が透過領域22を経た視認光の輝度よりも低くなるように構成してもよく、情報表示部23を経た視認光の輝度が透過領域22を経た視認光の輝度よりも高くなるように構成してもよい。また、副輝度調整部42は、情報表示部23を経た視認光の輝度と透過領域22を経た視認光の輝度とが同等のものとなるように構成してもよい。
このように、この保護カバー20及び表示装置1は、この情報表示部23を経た視認光の輝度の調整機能についてもカバー主体21に設けるので、情報表示部23を追加したとしても、組付け作業性の低下や原価の高騰を抑えることができる。また、この保護カバー20及び表示装置1は、副輝度調整部42をカバー主体21に設けることによって、透過領域22に表示されている表示情報と情報表示部23に表示されている表示情報との間にコントラストを付けたり、その間のコントラストを低下させたりすることができる。よって、この保護カバー20及び表示装置1は、情報表示部23に表示されている表示情報も含めた表示品質の向上が可能になる。
ところで、以上示した本例示では透過領域22毎に輝度調整部41を設けているが、輝度調整部41は、次のようにして構成することによって、必ずしも全ての透過領域22に設ける必要はない。この場合には、複数の表示器10の内の基準輝度とするものを主表示器とし、かつ、その内の残りを副表示器とする。そして、この場合には、主表示器に対応する透過領域22を主透過領域とし、かつ、副表示器に対応する透過領域22を副透過領域とする。ここでは、第1表示器10Aを主表示器とし、第1表示器10Aに対応する第1透過領域22Aを主透過領域とする。そして、ここでは、第2表示器10Bを副表示器とし、第2表示器10Bに対応する第2透過領域22Bを副透過領域とする。
この場合、輝度調整部41は、少なくとも副透過領域(第2透過領域22B)に設ける。副表示器が複数存在するカバー主体21では、少なくとも副透過領域毎に輝度調整部41を設ける。この場合の副透過領域の輝度調整部41は、副表示器の輝度が主表示器の輝度よりも高ければ、副表示器側からの入射光の透過率が下がるように構成し、副表示器の輝度が主表示器の輝度よりも低ければ、副表示器側からの入射光の透過率が上がるように構成する。このように構成しても、この保護カバー20及び表示装置1は、先の例示と同様の効果を得ることができる。この考え方は、副輝度調整部42に適用してもよい。
また、以上示した本例示では、表示面が平滑な表示器10と、カバー主体21が平板状の保護カバー20と、を用いている。しかしながら、その表示器10と保護カバー20は、必ずしもそのような壁面が平らなもの同士の組み合わせに限定するものではない。例えば、表示装置1は、表示面が曲面状に形成された表示器(所謂曲面ディスプレイ)10と、カバー主体21が弧状で且つ板状の保護カバー20と、の組み合わせを備えるものとしてもよい(図5)。そのカバー主体21は、例えば、表示器10の表示面の曲面形状に合わせた曲率で弧状に形成する。また、表示装置1は、表示面が平滑な表示器10と、カバー主体21が弧状で且つ板状の保護カバー20と、の組み合わせを備えるものとしてもよい(図6)。この場合には、表示器10の表示面とカバー主体21の壁面又は輝度調整部41との間に隙間ができぬよう、その間を粘着材30で埋めている。これらのような組み合わせに替えたとしても、この保護カバー20及び表示装置1は、先の例示と同様の効果を得ることができる。
以上示したように、本実施形態の保護カバー20及び表示装置1は、表示品質を向上させながらも、組付け作業性や原価の点で有益なものとなっている。
1 表示装置
10 表示器
10A 第1表示器
10B 第2表示器
20 保護カバー
21 カバー主体
22 透過領域
22A 第1透過領域
22B 第2透過領域
23 情報表示部
24 集合領域
24A 第1集合領域
24B 第2集合領域
30 粘着材
41 輝度調整部
41A 第1輝度調整部
41B 第2輝度調整部
42 副輝度調整部
42A 第1副輝度調整部
42B 第2副輝度調整部
51 光源

Claims (6)

  1. 表示面を使用者側に向けて並べて配置した輝度の異なる複数の表示器を前記表示面側から覆い、かつ、粘着材を介して複数の前記表示器が前記表示面側から貼り付けられる板状のカバー主体と、
    前記表示器側からの入射光の透過率を調整し、使用者側に出射させる透過光の輝度を調整する輝度調整部と、
    を備え、
    前記カバー主体は、透光性を有し、かつ、複数の前記表示器毎の光の透過領域を有し、
    前記輝度調整部は、前記カバー主体に設け、それぞれの前記透過領域を経た視覚情報として使用者が得るそれぞれの視認光の輝度を合わせるように構成することを特徴とした表示装置の保護カバー。
  2. 前記輝度調整部は、前記視認光の輝度の目標値に応じて、前記表示器側からの入射光の透過率を調整することを特徴とした請求項1に記載の表示装置の保護カバー。
  3. 前記輝度調整部は、前記透過領域で前記カバー主体の壁面に印刷する印刷体、前記透過領域で前記カバー主体の壁面に貼り付ける貼付体又は前記透過領域で前記カバー主体に埋設する埋設体であることを特徴とした請求項1又は2に記載の表示装置の保護カバー。
  4. 前記カバー主体は、光源からの光を使用者側に出射させて、前記光源の光により照らされた情報を表示する少なくとも1つの情報表示部を有し、
    前記光源側からの入射光の透過率を調整し、使用者側に出射させる透過光の輝度を調整する副輝度調整部を前記カバー主体に設け、
    前記副輝度調整部は、前記情報表示部を経た視覚情報として使用者が得る視認光の輝度の目標値に応じて、前記光源側からの入射光の透過率を調整することを特徴とした請求項1,2又は3に記載の表示装置の保護カバー。
  5. 前記表示器は、車両の室内で情報表示を行うことを特徴とした請求項1から4の内の何れか1つに記載の表示装置の保護カバー。
  6. 表示面を使用者側に向けて並べて配置した輝度の異なる複数の表示器と、
    複数の前記表示器を覆う保護カバーと、
    前記表示器を前記保護カバーに貼り付ける粘着材と、
    を備え、
    前記保護カバーは、
    複数の前記表示器を前記表示面側から覆い、かつ、前記粘着材を介して複数の前記表示器が前記表示面側から貼り付けられる板状のカバー主体と、
    前記表示器側からの入射光の透過率を調整し、使用者側に出射させる透過光の輝度を調整する輝度調整部と、
    を備え、
    前記カバー主体は、透光性を有し、かつ、複数の前記表示器毎の光の透過領域を有し、
    前記輝度調整部は、前記カバー主体に設け、それぞれの前記透過領域を経た視覚情報として使用者が得るそれぞれの視認光の輝度を合わせるように構成することを特徴とした表示装置。
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JP2001055062A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Honda Motor Co Ltd 可変表示面内蔵メータ

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