JP2019189133A - リフタ装置 - Google Patents

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Yusuke Kajino
佑介 梶野
康明 鈴木
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Abstract

【課題】シートの高さ調整に連動して回転するギヤにロック用ポール(メインポールという)を噛み合わせて調整後のシート高さを維持するリフタ装置において、高さ調整のために行うギヤとメインポールとの噛み合い解除時に、メインポールが受ける荷重の急減を、メインポールと並列関係の荷重分担用のサブポールにより緩和する。それによりリフタ装置のギヤの回転制御装置を大型化することなく、ギヤとメインポールとの噛み合い解除時の異音の発生を抑制する。【解決手段】入力部材(41)のシート(1)を上昇又は下降させる方向への回転に応じて、メインポール(32)、33は内歯34との噛合を解除され、サブポール38は、メインポール33より遅れて内歯34との噛合が解除され、しかも、サブポール38の噛合解除が漸次行われるように構成されている。【選択図】図20

Description

本発明は、自動車等のシートに用いられるリフタ装置に関する。
自動車等のシートに用いられているリフタ装置は、操作ハンドルの操作によりフロアに対するシートの高さを調整するもので、各種タイプのものが開発されている。特許文献1の発明は、操作ハンドルを引き上げ操作又は押し下げ操作すると、操作毎に一定量ずつ高さ調整が行われるもので、着座者が望む高さになるまで操作ハンドルの操作を繰り返す構成とされている。
具体的には、シートの高さ調整に連動して回転するギヤに噛み合うポールを、シートの高さを調整するときは、噛み合い解除する構成とされている。ポールがギヤに噛み合っている状態では、その噛み合い部にシートの重力及び乗員の体重が加えられている。シートの高さ調整のためギヤとポールとの噛み合いが解除されるとき、ポールがギヤから離れる瞬間に、噛み合い部における瞬間的な荷重の解放に伴ってポール及びギヤから異音が発生する問題がある。
そこで、特許文献1の発明では、ギヤの回転軸の外周面にトーションスプリングを巻き付けて、ギヤとポールとの噛み合い解除時に、ギヤの回転軸に対するトーションスプリングの摩擦抵抗を増大させることにより異音の発生を抑制している。
特開2017−65484号公報
しかし、特許文献1の発明では、ギヤの回転軸の外周面にトーションスプリングを巻き付けるためのスペースを必要とし、リフタ装置のギヤの回転制御装置が大型化する問題がある。
本発明の課題は、シートの高さ調整に連動して回転するギヤにロック用ポール(メインポールという)を噛み合わせて調整後のシート高さを維持するリフタ装置において、高さ調整のために行うギヤとメインポールとの噛み合い解除時に、メインポールが受ける荷重の急減を、メインポールと並列関係の荷重分担用のサブポールにより緩和する。それによりリフタ装置のギヤの回転制御装置を大型化することなく、ギヤとメインポールとの噛み合い解除時の異音の発生を抑制することにある。
第1発明のリフタ装置は、シートを昇降動作させるリンク機構の入力ギヤに噛合するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤの回転を制御する回転制御装置とを備える。前記回転制御装置は、前記ピニオンギヤに同期して回転する回転軸と、前記シートを昇降動作させるための操作ハンドルが前記シートを上昇又は下降させるように操作されると、前記回転軸に前記操作ハンドルの操作力を伝達して前記回転軸を上昇方向又は下降方向に回転駆動する回転駆動機構と、前記操作ハンドルが前記シートを上昇又は下降させるように操作されると、前記回転軸の回転を許容し、前記操作ハンドルの操作終了位置で前記回転軸の回転をロックするロック機構と、前記操作ハンドルと同期して回転され、前記回転駆動機構及び前記ロック機構に前記操作ハンドルの操作力を入力する入力部材とを備える。前記ロック機構は、前記回転軸を回転自在に支持する支持部材と、該支持部材上に形成されたギヤと、該ギヤに噛合することにより前記回転軸の回転をロックするメインポールと、前記メインポールと共に前記ギヤに噛合して前記ギヤから前記メインポールに加えられる荷重を分担して支持するサブポールとを備え、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて、前記メインポールは前記ギヤとの噛合を解除され、前記サブポールは、前記メインポールより遅れて前記ギヤとの噛合が解除され、しかも、前記サブポールの噛合解除が漸次行われるように構成されている。
第1発明によれば、シートの上昇又は下降開始時、メインポールとギヤとの噛合が解除された後に、サブポールは、ギヤとの噛合解除が徐々に行われる。そのため、メインポールにかかっていたシートの荷重は、メインポールの噛合解除によってサブポールに移される。従って、メインポールとギヤとの間での荷重の一気の解放はなく、メインポールで異音が発生することはない。一方、サブポールは、ギヤとの噛合解除が徐々に行われるのに応じて回転軸のシート昇降方向への回転を許容する。そのため、メインポールとギヤとの噛合が解除された後、サブポールとギヤとの噛合により支持しているシートの荷重を、サブポールのギヤとの噛合が解除されるのに応じて漸次解放することになる。従って、シートの荷重の解放が一気に行われることに伴う異音の発生を抑制することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて、前記メインポールを操作し、前記メインポールの前記ギヤとの噛合を解除する解除部材を備え、前記サブポールは、噛合状態にある前記ギヤの回転方向の荷重を受け、その荷重により前記ギヤとの噛合を漸次解除されるように構成されている。
第2発明によれば、入力部材のシートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて、メインポールは解除部材によりギヤとの噛合が解除され、その後は、サブポールのみでシートの荷重を支持し、サブポールによりギヤとの噛合解除が徐々に行われる。その結果、シートの荷重の解放が一気に行われることに伴う異音の発生を抑制することができる。
第3発明は、上記第2発明において、前記サブポールは、噛合状態にある前記ギヤの回転方向の荷重を受け、その荷重を前記ギヤに対する噛合深さを浅くして噛合を解除する方向の力に変換する歯型を備え、前記ロック機構は、前記サブポールの移動方向を、前記ギヤと噛合する位置と噛合が解除された位置とを結ぶ方向に案内する案内部材と、前記サブポールが前記ギヤに対する噛合深さを浅くする方向へ移動するのを規制する規制機構とを備え、該規制機構は、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて、前記規制の位置を、前記サブポールが前記ギヤに対する噛合を解除する方向へ漸次変化するように構成されている。
第3発明によれば、サブポールは、その歯型により、シートの荷重をギヤの回転方向の荷重として受けて、ギヤとの噛合を解除する方向に移動される。それに対して、規制機構は、サブポールの上記移動を規制している。規制機構によるサブポールの規制位置は、入力部材の回転に応じて、ギヤとの噛合を解除する方向に移動される。このようにして、メインポールのギヤへの噛合が解除された後、サブポールは、ギヤとの噛合を漸次解除することができる。
第4発明は、上記第3発明において、前記規制機構は、前記サブポールから突出されたピンと、前記ピンと係合し、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて移動され、前記ピンの位置を規制するカム形状のカム部材とを備え、前記カム部材は、前記操作ハンドルが非操作状態で、前記入力部材が中立位置にある状態において、前記サブポールを前記ギヤに対して噛合状態とするように前記ピンを噛合方向へ押圧するカム突部を備え、該カム突部は、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に伴って、前記ピンを噛合方向へ押圧する量を少なくする形状とされている。
第4発明によれば、サブポールのギヤに対する位置は、サブポールのピンと、そのピンに係合するカム部材のカム突部の形状により決められる。そのため、簡単な構成によりサブポールの噛合解除を漸次行うことができる。
第5発明は、上記第1発明において、前記サブポールの前記ギヤに対する噛合深さを適宜案内する案内機構を備え、該案内機構は、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて、前記サブポールの前記ギヤに対する噛合深さを漸次浅くし、やがて噛合を解除するように構成されている。
第5発明によれば、案内機構は、サブポールのギヤに対する噛合深さを適宜案内しており、入力部材の回転に応じて、サブポールのギヤに対する噛合深さを決定している。そのため、サブポールがギヤから回転方向の荷重を受けてギヤとの噛合を解除する方向へ移動する際の力が十分でない場合でも、入力部材の回転に応じてサブポールのギヤに対する噛合を漸次解除することができる。
本発明の一実施形態であるリフタ装置を適用したシートの側面図である。 上記実施形態のシート内側からの側面図である。 上記実施形態の主要部の分解斜視図である。 上記実施形態の回転制御装置をシート外側から見た斜視図である。 上記実施形態の回転制御装置をシート内側から見た斜視図である。 上記実施形態の回転制御装置の正面図である。 図6のVII−VII線断面矢視図である。 図6のVIII−VIII線断面矢視図である。 回転制御装置をシート外側から見た分解斜視図である。 図9に示す一部の構成部品間の組み付け状態を示す分解斜視図である。 図10に示す一部の構成部品間の更なる組み付け状態を示す分解斜視図である。 図11に示す一部の構成部品間の更なる組み付け状態を示す分解斜視図である。 回転制御装置をシート内側から見た分解斜視図である。 図13に示す一部の構成部品間の組み付け状態を示す分解斜視図である。 図14に示す一部の構成部品間の更なる組み付け状態を示す分解斜視図である。 操作ハンドルが中立位置にあるときの回転制御装置の送り機能の状態図である。 同ロック機能の状態図である。 操作ハンドルが中立位置から第1角度位置まで押し下げられたときの送り機能の状態図である。 同ロック機能の状態図である。 操作ハンドルが中立位置から第2角度位置まで押し下げられたときのロック機能の状態図である。 操作ハンドルが中立位置から第3角度位置まで押し下げられたときの送り機能の状態図である。 同ロック機能の状態図である。 操作ハンドルが中立位置からフルストローク位置まで押し下げられたときの送り機能の状態図である。 同ロック機能の状態図である。 操作ハンドルの押し下げ操作状態からピニオンギヤがシート側から受ける重力作用により進行回転したときの送り機能の状態図である。 同ロック機能の状態図である。 操作ハンドルが押し下げ操作状態から中立位置へと戻されたときの送り機能の状態図である。 同ロック機能の状態図である。 操作ハンドルが中立位置から途中位置まで引き上げられたときの送り機能の状態図である。 同ロック機能の状態図である。 ピニオンギヤの押し下げ操作方向の回転がストッパにより停止された状態図である。 ピニオンギヤの引き上げ操作方向の回転がストッパにより停止された状態図である。 操作ハンドルが中立位置から操作されたときのロック機能の状態説明図である。 サブポールがロック解除されるときの状態説明図である。
<一実施形態の全体構成>
図1〜3は、本発明の一実施形態であるリフタ装置を適用した自動車用シート(以下、単にシートという)1を示す。各図中、矢印によりシートを自動車に搭載した状態における各部の方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1のように、シート1は、座部を成すシートクッション2の後部に背凭れを成すシートバック3が設けられ、シートバック3は、シートクッション2に対して前後方向に回動自在とされている。シートクッション2は、下部にシートリフタ装置10及びシートスライド装置8を備え、ブラケット7を介して車両のフロア4に固定されている。
図2のように、シートスライド装置8は、公知のものであり、前後方向に延びる左右一対のロアレール5に対して左右一対のアッパレール6が前後スライド自在に結合されている。左右のロアレール5は、フロア4に固定された前後一対のブラケット7にそれぞれ固定支持されている。左右のアッパレール6の上には、シートリフタ装置10が設けられている。
図2、3のように、シートリフタ装置10は、各アッパレール6上に固定されたベース部材14と、各アッパレール6の前後端部に回動自在に結合された複数のリンク部材11とを備え、シートクッション2の骨格部材であるサイドフレーム13、ベース部材14、及び各リンク部材11により4節リンクであるリンク機構12が構成されている。複数のリンク部材11のうち、右後側の後方リンク11bは、セクタギヤ(本発明の入力ギヤに相当)16を備えて構成されており、回転制御装置21のピニオンギヤ18により前後方向に回動されるように構成されている。右後側の後方リンク11bのサイドフレーム13に対する回転軸は、トルクロッド17により構成されており、このトルクロッド17を介して左後側の後方リンク(図示略)も後方リンク11bと同期して回動するように構成されている。
回転制御装置21は、シートクッション2の右側部に前後方向に延びて設けられた操作ハンドル20により正逆方向に回動操作可能とされている。操作ハンドル20を上方に回動操作すると、回転制御装置21は、後方リンク11bをベース部材14から立ち上がるように回動し、操作ハンドル20を下方に回動操作すると、回転制御装置21は、後方リンク11bをベース部材14上で伏せるように回動する。上述の4節リンクの構成により、後方リンク11bの回動に応じて前方リンク11aも回動し、シートクッション2のフロア4からの高さが操作ハンドル20の操作に応じて調整される。
<回転制御装置21の構成(ロック機構)>
図4〜6は、回転制御装置21をシートクッション2から取り外した状態で示す。以下、回転制御装置21の構成を、図4〜15に基づいて説明する。
回転制御装置21は、ベース部材である支持部材23の中心孔23cに回転軸22を貫通させて、支持部材23の左側面からピニオンギヤ18が突出するように組み付けられている。そして、支持部材23は、ピニオンギヤ18がサイドフレーム13の貫通孔13a(図2、3参照)に貫通する状態でサイドフレーム13に固定される。
支持部材23の右側面は、ロック機構30のロックプレート31を収容するように、左側に打出成形されて案内凹部23bが形成され、全体として円形容器形状とされている。案内凹部23bの内周面には後述するメインポール32、33及びサブポール38が噛み合う内歯34が形成されている。ロックプレート31の中心にはスプライン孔31bが形成されており、回転軸22のスプライン22bと噛み合うようにされている。そのため、ロックプレート31は回転軸22と同期回転される。
ロックプレート31の右側面の外周部には、下方に1個の突起31dが突出形成され、前後に分散して各1個の突起31eが突出形成されている。また、上方にサブポール38をロックプレート31の径方向に移動可能に案内する一対の案内突部(本発明の案内部材に相当)31fが突出形成されている。
各突起31eは、各メインポール32、33の貫通孔32a、33aに嵌合されて、各メインポール32、33が各突起31eを中心として揺動自在とされている。また、突起31dには、トーションスプリング35の巻回部35aが嵌合され、トーションスプリング35の各端部35bは各メインポール32、33に係合されており、各メインポール32、33をロックプレート31の外周側へ付勢している。そのため、各メインポール32、33の係合端部32c、33cは、支持部材23の内歯34に常時噛み合うようにされている。
また、一対の案内突部31fには、これらの間にサブポール38を挟んで、サブポール38の移動方向を案内している。サブポール38が一対の案内突部31fに挟まれた状態で、ロックプレート31の径方向内側には、圧縮スプリング39が配置されており、サブポール38の係合端部38aは、各メインポール32、33の係合端部32c、33cと共に、支持部材23の内歯34に常時噛み合うようにされている。
以上のように支持部材23にロック機構30が組み付けられた状態が図11に示されている。
<回転制御装置21の構成(回転駆動機構50)>
全体として右側に膨らんだ容器状に形成されたカバー24の右側面上には、操作ハンドル20に結合されて回転操作される板状の入力部材41が設けられている。入力部材41の中心孔41bには、カシメピン25のカシメ端部25bがカバー24の貫通孔24eを通して挿入されてカシメ固定されており、カシメピン25によりカバー24と入力部材41とが互いに摺動自在に結合されている。入力部材41の上部には、係合片42が左側に屈曲して形成されており、係合片42は、カバー24の右側に突出して形成された係合片24bの内周側に並んで配置されている。これらの係合片42、24bの周りを包むようにトーションスプリング43の端部43aが配置されている。そのため、入力部材41が操作ハンドル20により回転操作されると、係合片42が係合片24bから周方向に離間するように移動するが、係る回転操作が解除されると、トーションスプリング43の付勢力により、係合片42と係合片24bとが周方向で互いに重なる位置となり、入力部材41が回転操作前の位置に戻される。
また、カバー24の左側には、容器状のカバー24内に収容されるように連結部材53及びカム部材54が設けられている。そして、カバー24は、これらの部品をロックプレート31及び回転伝達プレート36と共に挟んで支持部材23に固定されている。このとき、カバー24の脚部24dを支持部材23の貫通孔23aにリベット(図示略)により固定している。
カム部材54は、概ねリング状に形成されており、右側面上に4つのピン54bを備え、リング状の内周の上側にカム突起54aが突出して形成されている。カム部材54は、各ピン54bがカバー24の突片24cの貫通孔に嵌合されてカバー24の内側に固定されている。
連結部材53は、前後部に右側に延びるアーム53aをそれぞれ備え、各アーム53aは、カバー24の開口部24aを通って入力部材41の貫通孔41aに貫通している。そのため、連結部材53は、入力部材41と共に回転操作可能とされている。連結部材53の左側面上には、一対の送り爪52が、各送り爪52のヒンジ部52bを連結部材53の貫通孔53bに嵌合して揺動自在に結合されている。
<回転制御装置21の構成(回転伝達プレート36)>
連結部材53の左側には、回転伝達プレート36が設けられており、回転伝達プレート36は、連結部材53とロックプレート31との間に挟まれている。回転伝達プレート36の左側面上には、各メインポール32、33に対応して係合突条36aが2個形成されている。各係合突条36aは、回転伝達プレート36の回転中心と同心の円弧状に打出形成されており、各メインポール32、33の突部32d、33dと回転方向で係合可能とされている。各係合突条36aは、本発明の解除部材に相当する。また、回転伝達プレート36の面上には、突起31dに対応して楕円形の係合孔36bが形成されている。係合孔36b内には、突起31dが係合可能に挿入されている。
また、回転伝達プレート36の面上には、サブポール38に対応してカム形状のカム突部36eが形成されている。カム突部36eは、回転伝達プレート36の面部材を打ち抜くことにより回転伝達プレート36の外周側に向けて突出した裾野を有する山形状とされている。カム突部36eの外周側には、カム突部36eの突出形状に沿った溝を形成するように案内部36fが形成されている。この溝は、サブポール38のピン38bが溝内を摺動可能な大きさとされている。カム突部36eは、本発明のカム部材を成し、ピン38bと共に本発明の規制機構を成している。また、案内部36fは、ピン38bと共に本発明の案内機構を成している。
更に、回転伝達プレート36の右側面上には、中心孔36dの周りにトーションスプリング37、55が設けられている。トーションスプリング37は、その端部37aが左側に屈曲されて回転伝達プレート36の長孔36c及びロックプレート31の長孔31cに係合可能に挿入されている。トーションスプリング37は、その付勢力によりロックプレート31に対する回転伝達プレート36の回転角度を中立位置に維持するようにしている。一方、トーションスプリング55の端部55aは、送り爪52の突部52dを付勢して各送り爪52を外周側に押圧している。また、トーションスプリング55の中央部には、右側に向けて突出した突起55bが形成されている。突起55bは、連結部材53の下端中央部に形成された係合孔53cに挿入して係合されている。そのため、送り爪52の突部52dは、トーションスプリング55の端部55aに常時押圧されて、係合端部52aは、回転伝達プレート36の内歯51に噛み合うようにされている。
以上のように、カバー24に入力部材41及び回転駆動機構50(連結部材53、カム部材54、送り爪52、回転伝達プレート36の内歯51、トーションスプリング55)が組み付けられた状態が図11、15に示されている。また、ロックプレート31上に回転伝達プレート36が組み付けられた状態が図12に示されている。なお、図11、12は、回転制御装置21の組み付け手順を示すものではないが、最終的にカシメピン25の嵌合穴25aに回転軸22の端部22cを嵌合し、更にカバー24を支持部材23に固定することにより回転制御装置21としての組み付けが行われる。
<回転制御装置21の構成(ストッパ60)>
回転軸22のピニオンギヤ18とスプライン22bとの間には、外周面22aが形成されており、外周面22aの特定の角度位置には回転軸側突部63が径方向に突出して形成されている。支持部材23の中心孔23cに回転軸22が挿入された状態で、回転軸側突部63は、支持部材23の案内凹部23bの右側面上に露出するように位置している。
支持部材23の案内凹部23bの右側面上には、円弧状の支持部材側突部61が打出形成されている。一方、ロックプレート31のスプライン孔31bの周りには、スプライン孔31bに対して同心円を成す摺動面部31aを形成するように、ロックプレート31が打出形成されている。ロックプレート31が支持部材23に対して回転したとき、支持部材側突部61の外周が摺動面部31aの内周上を摺動するようにされている。また、摺動面部31aの内周と回転軸22の外周面22aとの間の隙間を摺動するように係合片62が配置されている。
そのため、回転制御装置21の作動により回転軸22が下降方向に回転され、下限位置に達すると、図31のように、回転軸側突部63が係合片62を挟んで支持部材側突部61の端部に当接し、回転軸22のそれ以上の回転が止められる。回転軸22が上昇方向に回転される状態で、図32のように、上限位置に達すると、回転軸側突部63が係合片62を挟んで支持部材側突部61の反対側の端部に当接し、回転軸22のそれ以上の回転が止められる。
<回転制御装置21の作用(操作ハンドル20が非操作)>
以下、図16〜29に基づいて回転制御装置21によるシートクッション2の高さ調整作用について説明する。
図16、17は、操作ハンドル20が操作されず、入力部材41及び連結部材53が回転されていない、中立位置の状態を示す。このとき、図16のように、送り爪52は、トーションスプリング55の付勢により係合端部52aが回転伝達プレート36の内歯51に係合した状態とされている。また、図17のように、ロック機構30の各メインポール32、33は、トーションスプリング35の付勢により各係合端部32c、33cが支持部材23の内歯34に係合した状態とされている。従って、ロック機構30はロック状態とされ、ロックプレート31は回転されず、シート1の高さは上昇側にも、下降側にも変更されない。
<回転制御装置21の作用(操作ハンドル20を押し下げ操作)>
図18、19は、操作ハンドル20が中立位置から第1角度まで僅かに押し下げ操作された状態を示す。このとき、図18のように、入力部材41の回転により連結部材53が矢印方向に回転される。その結果、各送り爪52が同方向に移動される。そのため、前側の送り爪52の係合端部52aが回転伝達プレート36の内歯51に力を伝達して、回転伝達プレート36を矢印方向に回転する。このとき、後側の送り爪52の係合端部52aは回転伝達プレート36の内歯51と噛み合わないようにされている。即ち、この状態では、係合端部52aの歯が内歯51の歯の法線方向の荷重を受けて噛合解除方向に移動される。しかも、回転伝達プレート36の回転に伴って、後側の送り爪52のピン52cがカム部材54のカム突起54aに乗り上げて、係合端部52aは内歯51から離れた状態とされる。
このようにして回転伝達プレート36が回転されると、図19のように、回転伝達プレート36の係合突条36aがメインポール33の突部33dに係合してメインポール33の係合端部33cを支持部材23の内歯34から離れる直前の状態とする。このとき、メインポール33の係合端部33cは、支持部材23の内歯34に噛み合った状態を維持しているため、サブポール38の状態は、図17の状態と変わらない。
図20は、操作ハンドル20が中立位置から第1角度より大きい第2角度まで押し下げ操作された状態を示す。このとき、メインポール33の係合端部33cが支持部材23の内歯34から離れた状態となる。そのため、ピニオンギヤ18、回転軸22を介してロックプレート31に伝達されるシート1の荷重は、全てサブポール38で受け止める状態となる。その結果、サブポール38は、シート1の荷重を受けてロックプレート31と共に矢印の方向に移動され、ロックプレート31の径方向内側に移動される。
図34は、サブポール38の係合端部38aが内歯34に噛み合った状態を維持したまま、サブポール38がロックプレート31の径方向内側に移動する様子を示す。サブポール38が、シート1の荷重をロックプレート31の回転方向の荷重として受けると、サブポール38の係合端部38aの歯型によりサブポール38は、図34の実線で示す位置から仮想線で示す位置に移動する。即ち、サブポール38の係合端部38aの外歯は、その歯面が支持部材23の内歯34の歯面上を摺動しながら矢印で示す方向に移動する。その移動分だけロックプレート31は同じ矢印方向に回転することになる。このとき、サブポール38は、ロックプレート31の回転方向で案内突部31fにより挟まれているため、ロックプレート31の径方向内側に移動することになる。
一方、図20のように、サブポール38のピン38bはカム突部36eに係合しており、サブポール38のロックプレート31の径方向内側への自由な移動を規制している。このとき、回転伝達プレート36は、操作ハンドル20の操作により回転しているため、カム突部36eもピン38bに対して移動する。しかし、ピン38bはカム突部36eの先端付近に係合しており、サブポール38は内歯34に噛み合った状態に維持されている。なお、カム突部36eは、回転伝達プレート36の回転方向に関して対称形を成しており、操作ハンドル20が押し下げ操作される場合でも、引き上げ操作される場合でも、ピン38bに対する係合位置は変わらない。即ち、カム突部36eによるサブポール38のロックプレート31の径方向内側への移動の規制は、操作ハンドル20をどちら方向に操作した場合でも同様に機能する。
図21、22は、操作ハンドル20が中立位置から第2角度より大きい第3角度まで押し下げ操作された状態を示す。このとき、サブポール38のピン38bはカム突部36eに対して更に相対移動して、ピン38bはカム突部36eの先端から完全に外れた裾野付近の位置となる。そのため、サブポール38は、ロックプレート31の径方向内側に大きく移動し、係合端部38aは内歯34から離れた状態となる。サブポール38の係合端部38aが内歯34から離れると、サブポール38はロックプレート31の径方向内側に移動する力を受けなくなる。そのため、サブポール38は、圧縮スプリング39による押圧力を受けて、再び係合端部38aが内歯34に噛合する方向に戻されようとするが、ここでピン38bが案内部36fに係合してサブポール38の位置が決定される。
このように、案内突部31fは、サブポール38のロックプレート31の径方向外側の位置を案内している。そのため、上述のように、サブポール38が内歯34から離れてロックプレート31の径方向内側への押圧力を受けなくなった際に、サブポール38がロックプレート31の径方向外側へ移動するのを制限している。また、何らかの原因により、サブポール38の内歯34との係合によるロックプレート31の径方向内側への押圧力が充分でない場合でも、サブポール38を内歯34から離して、ロックプレート31のロック解除が遅れないようにすることにより、シート1の高さ調整がスムーズに行われるようにしている。
以上のように、下降方向のロックプレート31のロック状態が解除される。その後、係合孔36bにロックプレート31の突起31dが係合すると、回転伝達プレート36の回転がロックプレート31に伝達可能な状態となる。
図33は、操作ハンドル20を上昇方向又は下降方向に操作してメインポール32、33及びサブポール38がロック状態からロック解除状態へ移行する際のロックプレート31と支持部材23の相対速度を示す。図33において「A」の状態は、図17、19の状態から図20の状態となって、シート1の重力をメインポール33とサブポール38とで支持している状態からシート1の重力をサブポール38のみで支持する状態に移行した瞬間を示す。このとき、サブポール38がない場合を想定すると、「A」のタイミングでメインポール33が支持部材23の内歯34から離れてロック状態が解除された瞬間に、ロックプレート31はシート1からの重力を受けて急速に回転される。この状態を図33において破線で示す。このようにメインポール33のロック解除により、それまでメインポール33にかかっていたシート1の荷重が一気に解放されると、メインポール33及び内歯34が振動して異音を発生する。
本実施形態では、図20、22に基づいて説明したように、サブポール38が支持部材23の内歯34から離れるとき、ロックプレート31は徐々に回転される。この様子を図33において「A」のタイミング以降の実線で示す。このようにサブポール38は、支持部材23の内歯34から一気に離されず、徐々に離される。その結果、メインポール33がロック解除されて以降、サブポール38にかかっていたシート1の荷重も徐々に解放される。そのため、荷重が一気に解放されるときのようにサブポール38及び内歯34に振動は生ぜず異音の発生は抑制される。
<回転制御装置21の作用(操作ハンドル20をフルストローク操作)>
図23、24は、操作ハンドル20が中立位置からフルストローク位置まで押し下げ操作された状態を示す。なお、フルストローク位置は、連結部材53のアーム53aがカバー24の開口部24aの周方向の端部に当接することにより決められる(図8、10、11参照)。このとき、図23のように、図18、21の状態に比べて連結部材53及び各送り爪52の回転は進行して、前側の送り爪52により回転伝達プレート36の回転角度が大きくされる。
このようにして回転伝達プレート36の回転角度が大きくなると、図24のように、回転伝達プレート36の回転がロックプレート31に伝達されてロックプレート31は回転され、矢印で示すように回転軸22を回転する。その結果、ピニオンギヤ18が回転され、シートクッション2は下降される。このとき、各メインポール32の係合端部32cは支持部材23の内歯34と噛み合わないようにされている。即ち、この状態では、係合端部32cの歯が内歯34の歯の法線方向の荷重を受けて噛合解除方向に移動される。そのため、ロックプレート31が回転すると、各メインポール32の係合端部32cは支持部材23の内歯34の上で摺動されることとなる。このときの各メインポール32の動きを、実線と仮想線で示している。
<回転制御装置21の作用(シート1の重力による影響)>
図25、26は、操作ハンドル20の押し下げ操作による上述のようなシート下降方向へのピニオンギヤ18の回転に対し、シートクッション2に加わる重力によるピニオンギヤ18のシート下降方向への回転が上回るときの状態を示す。即ち、操作ハンドル20の押し下げ操作力が弱まった状態を示す。このとき、送り爪52による回転伝達プレート36の回転は継続しているため、各送り爪52の状態は、図25のように、図18、21の状態と同様とされている。一方、ロックプレート31は、回転伝達プレート36により回転されず、回転軸22により回転される。そのため、図26のように、係合突条36aによる各メインポール33の揺動状態は解除されて、各メインポール33は、ロックプレート31が下降方向へ回転するのをロックした状態となる。従って、操作ハンドル20の押し下げ操作の途中で、シートクッション2が、そこに加わる重力により下降してしまうことは防止される。なお、この状態で各メインポール33がロックプレート31の下降方向への回転をロックする作動が遅れてシートクッション2が重力により下降してしまうことを防止するため、回転軸22の回転にある程度のブレーキを効かせて、回転軸22がシート1の重力により回転されるのを抑制することは望ましい。
<回転制御装置21の作用(操作ハンドル20の押し下げ操作中止時)>
図27、28は、操作ハンドル20の押し下げ操作を中止して中立位置へ戻った状態を示す。このとき、入力部材41は、トーションスプリング43の付勢力により中立位置へ戻され、連結部材53も同期して中立位置へ戻される。そのため、連結部材53は、図27に矢印で示すように回転される。連結部材53が中立位置へ戻されるまでの間、後側の送り爪52は、そのピン52cがカム部材54のカム突起54aに乗り上げた状態とされている。連結部材53が中立位置へ戻ると、図27のように、後側の送り爪52は、その係合端部52aが回転伝達プレート36の内歯51に噛み合った状態に戻る。一方、前側の送り爪52は、連結部材53が中立位置へ戻されるまでの間、係合端部52aが回転伝達プレート36の内歯51上を摺動することになる。
操作ハンドル20の押し下げ操作を中止したとき、上述のように、回転伝達プレート36への送り爪52による回転駆動は解除されるため、回転伝達プレート36はトーションスプリング37の付勢力によりロックプレート31に対して初期位置に戻される。そのため、図28のように、各メインポール32、33は、各係合端部32c、33cが支持部材23の内歯34に噛み合った状態となり、ロックプレート31は、その位置でロックされた状態となる。従って、ピニオンギヤ18も回転を停止し、シートクッション2の高さは、それまで操作された位置に維持される。
<回転制御装置21の作用(操作ハンドル20を引き上げ操作)>
図29、30は、操作ハンドル20が中立位置から途中位置まで引き上げ操作された状態を示す。このとき、図29のように、入力部材41の回転により連結部材53が矢印方向に回転される。その結果、各送り爪52が同方向に移動される。そのため、後側の送り爪52の係合端部52aが回転伝達プレート36の内歯51に力を伝達して、回転伝達プレート36を同じ方向に回転する。このとき、前側の送り爪52の係合端部52aは回転伝達プレート36の内歯51と噛み合わないようにされている。即ち、この状態では、係合端部52aの歯が内歯51の歯の法線方向の荷重を受けて噛合解除方向に移動される。しかも、回転伝達プレート36の回転に伴って、前側の送り爪52のピン52cがカム部材54のカム突起54aに乗り上げて、係合端部52aは内歯51から離れた状態とされる。
このようにして回転伝達プレート36が回転されると、図30のように、回転伝達プレート36の係合突条36aがメインポール32の突部32dに係合してメインポール32の係合端部32cを支持部材23の内歯34から離れた状態とする。即ち、上昇方向のロックプレート31のロック状態を解除する。その後、係合孔36bにロックプレート31の突起31dが係合すると、回転伝達プレート36の回転がロックプレート31に伝達される。そのため、図30の矢印で示すようにロックプレート31は回転して、回転軸22を回転する。その結果、ピニオンギヤ18が回転され、シート1は上昇される。このとき、メインポール33の係合端部33cは支持部材23の内歯34と噛み合わないようにされている。即ち、この状態では、係合端部33cの歯が内歯34の歯の法線方向の荷重を受けて噛合解除方向に移動される。そのため、ロックプレート31が回転すると、メインポール33の係合端部33cは支持部材23の内歯34の上で摺動されることとなる。
<回転制御装置21の作用(まとめ)>
以上のとおり、操作ハンドル20を押し下げ操作すると、その操作に応じた量だけシート1は下降される。その押し下げ操作の繰り返しによりシート1を望みの高さに調整することができる。反対に、操作ハンドル20を引き上げ操作したときも、同様に、その操作に応じた量だけシート1は上昇される。その引き上げ操作の繰り返しによりシート1を望みの高さに調整することができる。
以上の操作によりシート1が下限位置又は上限位置に達すると、図31又は図32のように回転軸22のそれ以上の回転が止められる。
<実施形態の効果>
上記実施形態によれば、シート1の上昇又は下降開始時、メインポール32、33と支持部材23の内歯34との噛合が解除された後に、サブポール38は、内歯34との噛合解除が徐々に行われる。サブポール38は、内歯34との噛合解除が徐々に行われるのに応じて回転軸22のシート昇降方向への回転を許容する。そのため、メインポール32、33と内歯34との噛合が解除された後、サブポール38と内歯34との噛合により支持しているシート1の荷重を、サブポール38の内歯34との噛合が解除されるのに応じて漸次解放することになる。その結果、シート1の荷重の支持の解放が一気に行われることに伴う異音の発生を抑制することができる。
<他の実施形態>
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシート、若しくは映画館等に設置のシートに適用しても良い。
1 自動車用シート(シート)
2 シートクッション
3 シートバック
4 フロア
5 ロアレール
6 アッパレール
7 ブラケット
8 シートスライド装置
10 リフタ装置
11 リンク部材
11a 前方リンク
11b 後方リンク
12 リンク機構
13 サイドフレーム
13a 貫通孔
14 ベース部材
16 セクタギヤ(入力ギヤ)
17 トルクロッド
18 ピニオンギヤ
20 操作ハンドル
21 回転制御装置
22 回転軸
22a 外周面
22b スプライン
22c 端部
23 支持部材
23a 貫通孔
23b 案内凹部
23c 中心孔
24 カバー
24a 開口部
24b 係合片
24c 突片
24d 脚部
24e 貫通孔
25 カシメピン
25a 嵌合穴
25b カシメ端部
30 ロック機構
31 ロックプレート
31a 摺動面部
31b スプライン孔
31c 長孔
31d、31e 突起
31f 案内突部(案内部材)
32、33 メインポール
32a、33a 貫通孔
32b、33b ピン
32c、33c 係合端部
32d、33d 突部
34 内歯
35 トーションスプリング
35a 巻回部
35b 端部
36 回転伝達プレート
36a 係合突条(解除部材)
36b 係合孔
36c 長孔
36d 中心孔
36e カム突部(カム部材、規制機構)
36f 案内部(案内機構)
37 トーションスプリング
37a 端部
38 サブポール
38a 係合端部
38b ピン(規制機構、案内機構)
39 圧縮スプリング
41 入力部材
41a 貫通孔
41b 中心孔
42 係合片
43 トーションスプリング
43a 端部
50 回転駆動機構
51 内歯
52 送り爪
52a 係合端部
52b ヒンジ部
52c ピン
52d 突部
53 連結部材
53a アーム
53b 貫通孔
53c 係合孔
54 カム部材
54a カム突起
54b ピン
55 トーションスプリング
55a 端部
55b 突起
60 ストッパ
61 支持部材側突部
62 係合片
63 回転軸側突部

Claims (5)

  1. シートを昇降動作させるリンク機構の入力ギヤに噛合するピニオンギヤと、
    前記ピニオンギヤの回転を制御する回転制御装置とを備え、
    前記回転制御装置は、
    前記ピニオンギヤに同期して回転する回転軸と、
    前記シートを昇降動作させるための操作ハンドルが前記シートを上昇又は下降させるように操作されると、前記回転軸に前記操作ハンドルの操作力を伝達して前記回転軸を上昇方向又は下降方向に回転駆動する回転駆動機構と、
    前記操作ハンドルが前記シートを上昇又は下降させるように操作されると、前記回転軸の回転を許容し、前記操作ハンドルの操作終了位置で前記回転軸の回転をロックするロック機構と、
    前記操作ハンドルと同期して回転され、前記回転駆動機構及び前記ロック機構に前記操作ハンドルの操作力を入力する入力部材とを備えるリフタ装置であって、
    前記ロック機構は、
    前記回転軸を回転自在に支持する支持部材と、該支持部材上に形成されたギヤと、該ギヤに噛合することにより前記回転軸の回転をロックするメインポールと、前記メインポールと共に前記ギヤに噛合して前記ギヤから前記メインポールに加えられる荷重を分担して支持するサブポールとを備え、
    前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて、前記メインポールは前記ギヤとの噛合を解除され、前記サブポールは、前記メインポールより遅れて前記ギヤとの噛合が解除され、しかも、前記サブポールの噛合解除が漸次行われるように構成されているリフタ装置。
  2. 請求項1において、
    前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて、前記メインポールを操作し、前記メインポールの前記ギヤとの噛合を解除する解除部材を備え、
    前記サブポールは、噛合状態にある前記ギヤの回転方向の荷重を受け、その荷重により前記ギヤとの噛合を漸次解除されるように構成されているリフタ装置。
  3. 請求項2において、
    前記サブポールは、噛合状態にある前記ギヤの回転方向の荷重を受け、その荷重を前記ギヤに対する噛合深さを浅くして噛合を解除する方向の力に変換する歯型を備え、
    前記ロック機構は、
    前記サブポールの移動方向を、前記ギヤと噛合する位置と噛合が解除された位置とを結ぶ方向に案内する案内部材と、
    前記サブポールが前記ギヤに対する噛合深さを浅くする方向へ移動するのを規制する規制機構とを備え、
    該規制機構は、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて、前記規制の位置を、前記サブポールが前記ギヤに対する噛合を解除する方向へ漸次変化するように構成されているリフタ装置。
  4. 請求項3において、
    前記規制機構は、前記サブポールから突出されたピンと、前記ピンと係合し、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて移動され、前記ピンの位置を規制するカム形状のカム部材とを備え、
    前記カム部材は、前記操作ハンドルが非操作状態で、前記入力部材が中立位置にある状態において、前記サブポールを前記ギヤに対して噛合状態とするように前記ピンを噛合方向へ押圧するカム突部を備え、
    該カム突部は、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に伴って、前記ピンを噛合方向へ押圧する量を少なくする形状とされているリフタ装置。
  5. 請求項1において、
    前記サブポールの前記ギヤに対する噛合深さを適宜案内する案内機構を備え、
    該案内機構は、前記入力部材の前記シートを上昇又は下降させる方向への回転に応じて、前記サブポールの前記ギヤに対する噛合深さを漸次浅くし、やがて噛合を解除するように構成されているリフタ装置。
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