JP2019185336A - 監視システム - Google Patents

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靖彦 原
Yasuhiko Hara
靖彦 原
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Abstract

【課題】より正確に機器の状態を判断できるとともに、既存の設備への導入が容易な監視システムを提供する。【解決手段】監視システムは、機器に装着され、前記機器の振動を検出する第1の振動センサーと、前記機器の振動が伝達し得る物体に装着され、前記物体の振動を検出する第2の振動センサーと、前記第1の振動センサーから出力される第1の振動検出データと、前記第2の振動センサーから出力される第2の振動検出データとを出力する端末装置と、前記端末装置から入力される前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データを蓄積するデータ蓄積装置とを具備する。【選択図】図5

Description

本発明は、機器の状態を検出するセンサーの出力データを分析して、機器の状態を監視する監視システムに関する。
電動機器、油圧機器などの機器の状態を監視するために、各種センサーにより機器の状態を取得することが従来から行われている。また、工場内の機器の状態を無線センサーネットワークを用いてデータ蓄積装置に収集する監視システムが知られる(例えば特許文献1乃至特許文献3参照)。
特公平6−19291号公報 特開2005−318368号公報 特許第5075746号公報
機器の状態を監視する際には、より正確に機器の状態を判断することが望ましい。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、より正確に機器の状態を判断できるとともに、既存の設備への導入が容易な監視システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一形態に係る監視システムは、
機器に装着され、前記機器の振動を検出する第1の振動センサーと、
前記機器の振動が伝達し得る物体に装着され、前記物体の振動を検出する第2の振動センサーと、
前記第1の振動センサーから出力される第1の振動検出データと、前記第2の振動センサーから出力される第2の振動検出データとを出力する端末装置と、
前記端末装置から入力される前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データを蓄積するデータ蓄積装置と
を具備する。
本形態によれば、機器自体の振動を示す第1の振動検出データと、機器の振動の伝達による物体の振動を示す第2の振動検出データとを蓄積することにより、機器自体だけでなく機器の設置状況や周辺環境の状態を分析することが可能となる。
監視システムは、
前記データ蓄積装置が蓄積する前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データを入力し、前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データを比較して、前記機器が正常稼働状態か、異常稼働状態か、非稼働状態かを診断するデータ分析装置
をさらに具備してもよい。
本形態によれば、機器自体の振動を示す第1の振動検出データと、機器の振動の伝達による物体の振動を示す第2の振動検出データとを、併せて分析することができる。これにより、何れか一方の振動検出データに基づき分析する場合に比べて、より正確に機器の状態を診断することができる。
前記第1の振動センサーは、通常モード又は低消費電力モードで動作し、
前記データ分析装置は、前記機器が前記非稼働状態と診断すると、前記第1の振動センサーに前記低消費電力モードで動作するよう要求してもよい。
本形態によれば、機器自体の振動を示す第1の振動検出データと、機器の振動の伝達による物体の振動を示す第2の振動検出データとを、併せて分析することにより、より正確に機器の状態を診断することができる。このため、より正確に、第1の振動センサーに低消費電力モードで動作するよう要求することができる。
前記データ分析装置は、前記機器が前記異常稼働状態と診断すると、前記端末装置に警報を出力するよう要求してもよい。
本形態によれば、機器自体の振動を示す第1の振動検出データと、機器の振動の伝達による物体の振動を示す第2の振動検出データとを、併せて分析することにより、より正確に機器の状態を診断することができる。このため、より正確に、端末装置に警報を出力するよう要求することができる。
前記第1の振動センサーが検出可能な周波数の範囲は、前記第2の振動センサーが検出可能な周波数の範囲より広くてもよい。
本形態によれば、第1の振動センサーでより精密に振動を検出することができるため、第2の振動センサーを簡易的で安価なものとしても、機器の状態を診断することができる。第2の振動センサーを簡易的で安価なものとしてもよいので、既存の設備への導入が容易である。
さらに、本形態によれば、第1の振動センサーが検出可能な周波数の範囲と第2の振動センサーが検出可能な周波数の範囲とを異ならせることで、様々なタイプの異常を検出することができる。
前記端末装置は、前記第2の振動センサーを内蔵してもよい。
本形態によれば、第2の振動センサーを端末装置に内蔵させることで、既存の設備への導入が容易である。
前記機器の温度を検出する温度センサーをさらに具備し、
前記端末装置は、前記温度センサーの出力から温度検出データを生成して前記前記データ蓄積装置に出力し、
前記データ蓄積装置は、前記端末装置から入力される前記温度検出データを蓄積し、
前記データ分析装置は、前記データ蓄積装置が蓄積する前記温度検出データを入力し、前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データの比較結果と、前記温度検出データとに基づき、前記機器が前記正常稼働状態か、前記異常稼働状態か、前記非稼働状態かを診断してもよい。
本形態によれば、第1の振動検出データと第2の振動検出データとを併せて分析するだけでなく、温度検出データを補助的に用いて分析することにより、より正確に機器の状態を診断することができる。
前記機器は、油圧機器であり、
前記機器油状態を検出する油状態センサーをさらに具備し、
前記端末装置は、前記油状態センサーの出力から油状態検出データを生成して前記前記データ蓄積装置に出力し、
前記データ蓄積装置は、前記端末装置から入力される前記油状態検出データを蓄積し、
前記データ分析装置は、前記データ蓄積装置が蓄積する前記油状態検出データを入力し、前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データの比較結果と、前記油状態検出データとに基づき、前記機器が前記正常稼働状態か、前記異常稼働状態か、前記非稼働状態かを診断してもよい。
本形態によれば、第1の振動検出データと第2の振動検出データとを併せて分析するだけでなく、油状態検出データを補助的に用いて分析することにより、より正確に機器の状態を診断することができる。
前記機器の圧力を検出する圧力センサーをさらに具備し、
前記端末装置は、前記圧力センサーの出力から圧力検出データを生成して前記前記データ蓄積装置に出力し、
前記データ蓄積装置は、前記端末装置から入力される前記圧力検出データを蓄積し、
前記データ分析装置は、前記データ蓄積装置が蓄積する前記圧力検出データを入力し、前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データの比較結果と、前記圧力検出データとに基づき、前記機器が前記正常稼働状態か、前記異常稼働状態か、前記非稼働状態かを診断してもよい。
前記物体は、前記機器を支持するフレームでもよい。
本形態によれば、機器自体の振動を示す第1の振動検出データと、機器の振動の伝達によるフレームの振動を示す第2の振動検出データとを蓄積することにより、機器自体だけでなく機器のフレームに対する設置状況や、フレームを含めた周辺環境の状態を分析することが可能となる。
前記フレームは、複数の前記機器を支持し、
前記複数の機器のそれぞれには、前記第1の振動センサーが装着され、
前記フレームには、少なくとも1つの前記第2の振動センサーが装着されてもよい。
本形態によれば、フレームには、少なくとも1つの第2の振動センサーが装着されればよいので、既存の設備への導入が益々容易である。
本発明によれば、より正確に機器の状態を判断できるとともに、既存の設備への導入が容易な監視システムを提供することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本発明に係る一実施形態である監視システムの全体的な概念図である。 監視システム内の、複数の機器、複数のセンサー及び複数の端末装置等をより具体的に説明するための図である。 データ分析装置202のハードウェア構成を示すブロック図である。 メッシュ型の無線センサーネットワーク100の構成例を示す図である。 端末装置Mの構成を示すブロック図である。 端末装置Mにより実行される処理のフローチャートである。 データ分析装置202により実行される処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面をもとに説明する。
1.監視システムの概要
図1は本発明に係る一実施形態である監視システムの全体的な概念図である。
監視システム1は、例えば工場などの施設内の複数の監視対象である複数の機器10(10a、10b、10c、10d)の状態を監視するシステムである。監視システム1は、無線センサーネットワーク100と、データ分析システム200とを有する。無線センサーネットワーク100とデータ分析システム200とはネットワーク300を通じて接続可能である。ここでネットワークはLAN(Local Area Network)であってもWAN(Wide Area Network)であってもよい。
無線センサーネットワーク100は、ゲートウェイGと複数の端末装置Mなどを含む。
端末装置Mは、機器10a、10b、10c、10dの状態を検出する1以上のセンサー21の検出信号を取り込み、デジタルデータ化する。端末装置Mは、内蔵する第2の加速度センサー19の検出信号を、デジタルデータ化する。さらに端末装置Mは、センサー21及び端末装置Mが内蔵する第2の加速度センサー19(後述)の出力から機器10a、10b、10c、10dの診断用の検出データを生成し、他のノード(ゲートウェイG、他の端末装置M)との間で無線通信より検出データを送受信することが可能である。
ゲートウェイGは、複数の端末装置Mで生成された各検出データを収集し、外部のネットワーク300を通じてデータ分析システム200に送信する。
データ分析システム200は、無線センサーネットワーク100のゲートウェイGから外部のネットワーク300を通じて伝送された検出データを蓄積するデータ蓄積装置201と、データ蓄積装置201に蓄積された検出データを所定のプログラムに従って分析して機器の状態を診断するデータ分析装置202とを有する。
図2は監視システム内の、複数の機器、複数のセンサー及び複数の端末装置等をより具体的に説明するための図である。
機器10a、10b、10c、10dは、例えば、電動機器、油圧機器などである。機器10a、10b、10c、10dは、それぞれ、駆動軸40に軸支された回転構造体42を内部に有する。稼働中に回転構造体42が回転するため、機器10a、10b、10c、10dは稼働中に振動し得る。具体的には、メインポンプである機器10aと電動機である10bは、1つの駆動軸40に対して同軸に接続される。同様に、メインポンプである機器10cと電動機である10dは、1つの駆動軸40に対して同軸に接続される。
各機器10a、10b、10c、10dには、それぞれ、例えば、駆動軸40を受けるフロント側及びリア側の軸受41、41の付近に、それぞれ第1の加速度センサー21a(第1の振動センサー)及び温度センサー21bが1つずつ直接装着(外付け)される。第1の加速度センサー21aは、例えば、圧電式1軸加速度センサーである。各機器10a、10b、10c、10dには、さらに、圧力センサー21c及び油状態センサー21dが設けられるがここでは図示しない(図5を参照して後述。)。各センサー21は機器10に例えば磁石で装着される。各センサー21a、21b等を軸受41、41付近に装着するのは、軸受41、41付近の振動や温度等を監視するためである。
機器10a、10b、10c、10dは、工場内にある耐久試験機のフレームF(単数)に固定され支持される。フレームFの柱や枠等には、複数の端末装置M1、M2、M3、M4が例えば磁石で装着される。端末装置M1、M2、M3、M4には、それぞれ、機器10a、10b、10c、10dに装着された第1の加速度センサー21a及び温度センサー21b(並びに圧力センサー21c及び油状態センサー21d)からの検出信号が入力される。典型的には、端末装置M1、M2、M3、M4には、それぞれ、機器10a、10b、10c、10dに装着された第1の加速度センサー21a及び温度センサー21b(並びに圧力センサー21c及び油状態センサー21d)が有線接続される。端末装置M1、M2、M3、M4は、それぞれ相対的に、機器10a、10b、10c、10dの近くに設置される。
端末装置M1、M2、M3、M4は、それぞれ、第2の加速度センサー19a、19b、19c、19d(第2の振動センサー)を内蔵する。上述のように機器10a、10b、10c、10dは、稼働中に振動し得る。このため、機器10a、10b、10c、10dを支持するフレームFには、機器10a、10b、10c、10dの振動が伝達し得る。従って、端末装置M1、M2、M3、M4に内蔵された第2の加速度センサー19a、19b、19c、19dは、機器10a、10b、10c、10dの振動が伝達することにより振動するフレームFの振動を検出する。
具体的には、端末装置M1に内蔵された第2の加速度センサー19aは、端末装置M1の相対的近くに設置された機器10aの振動が主に伝達することにより振動するフレームFの振動を検出する。端末装置M2に内蔵された第2の加速度センサー19bは、端末装置M2の相対的近くに設置された機器10bの振動が主に伝達することにより振動するフレームFの振動を検出する。端末装置M3に内蔵された第2の加速度センサー19cは、端末装置M3の相対的近くに設置された機器10cの振動が主に伝達することにより振動するフレームFの振動を検出する。端末装置M4に内蔵された第2の加速度センサー19dは、端末装置M4の相対的近くに設置された機器10dの振動が主に伝達することにより振動するフレームFの振動を検出する。
第2の加速度センサー19は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等の3軸加速度センサーである。図中のXYZ軸は、3軸加速度センサーの感度軸方向を示す。ところで、第2の加速度センサー19としてのMEMS等の3軸加速度センサーは、第1の加速度センサー21aとしての圧電式1軸加速度センサーより、一般的に簡易的で安価である。しかしながら、第1の加速度センサー21aでより精密に振動を検出することができるため、第2の加速度センサー19を簡易的で安価なものとしても、機器10の状態を診断することができる。第2の加速度センサー19を簡易的で安価なものとしてもよいので、既存の設備への導入が容易である。第2の加速度センサー19としてのMEMS等の3軸加速度センサーとして、例えば、静電容量式の加速度センサーを用いてもよい。
ところで、一般的に、振動周波数帯域と機器の損傷の種類との関係は、低周波から高周波の順に、以下の様に知られている。
(1)約0.1Hz〜約100Hz・・・機器構造体の異常。
(2)約1Hz〜約1kHz・・・回転構造体の異常。
(3)約100Hz〜約10kHz・・・機械的損傷(軸受、歯車などの損傷)。
(4)約10kHz〜約100kHz・・・材料の微小亀裂。
機器10に装着される第1の加速度センサー21aが検出可能な周波数の範囲は、例えば、10Hz〜15kHzであり、低周波の振動から高周波の振動まで検出する。端末装置Mのマイクロプロセッサ12(後述)は、フィルタ処理や実効値演算等により、1kHz〜10kHzの高い周波数領域の振動レベルを算出する。一方、フレームFに装着される第2の加速度センサー19が検出可能な周波数の範囲は、例えば、DC〜50Hz程度の低周波の振動を検出する。
即ち、機器10に装着される第1の加速度センサー21aが検出可能な周波数の範囲は、フレームFに装着される第2の加速度センサー19が検出可能な周波数の範囲より広くて高い。より具体的には、機器10に装着される第1の加速度センサー21aは、上記(3)機械的損傷及び(4)材料の微小亀裂時に発生する振動を検出する。一方、フレームFに装着される第2の加速度センサー19は、上記(1)機器構造体の異常及び(2)回転構造体の異常を検出する。例えば、機器10に装着される第1の加速度センサー21aが検出する高周波数の振動は、各部品の損傷状態や劣化の傾向、故障の予測を判断するのに用いることができる。一方、フレームFに装着される第2の加速度センサー19が検出する低周波数の振動は、機器の異常、ガタ、軸ずれなどを判断するのに用いることができる。このように、第1の加速度センサー21aが検出可能な周波数の範囲と第2の加速度センサー19が検出可能な周波数の範囲とを異ならせることで、様々なタイプの異常を検出することができる。
2.データ分析装置のハードウェア構成
図3はデータ分析装置202のハードウェア構成を示すブロック図である。
データ分析装置202は、具体的には、例えばパーソナルコンピュータやサーバ用計算機などであり、CPU(Central Processing Unit)31、メモリ32、ストレージデバイス33、ネットワークインタフェース34、ディスプレイ35、ユーザ入力装置(マウス、キーボードなど)36などで構成される。メモリ32にはデータ分析のためのアプリケーションプログラムなどが格納される。CPU31はメモリ32に格納されたアプリケーションプログラムに従って機器の診断のためのデータ分析を行う。なお、ストレージデバイス33は、データ分析システム200のデータ蓄積装置201として用いられてもよい。
3.無線センサーネットワーク
無線センサーネットワーク100には、例えばISA100.11aの規格による近距離無線通信などが採用される。複数の端末装置MとゲートウェイGはメッシュ型のネットワークの形態で接続可能とされている。メッシュ型のネットワークは、無線通信において障害物による遮断や反射波による干渉にさらされることによる電波環境の変化に対し、すべての端末装置Mで生成された検出データがゲートウェイGに収集されるための最適な無線通信経路が得られるように、互いにピアツーピアで無線接続されるノードのペアを変更することができる。
図4はメッシュ型の無線センサーネットワーク100の構成例を示す図である。
このメッシュ型の無線センサーネットワーク100には、1機のゲートウェイGと4機の端末装置M1、M2、M3、M4がノードとして存在する。4機の端末装置M1、M2、M3、M4はゲートウェイGとピアツーピア接続により無線通信することが可能とされている。
メッシュ型の無線センサーネットワーク100にはマネージャ(図示せず)が接続されている。なお、ゲートウェイGがこのマネージャの機能をもっていてもよい。マネージャは、ピアツーピア接続するノードのペアの管理と、各ノードのペアが通信に利用するタイムスロットの割り当てを行う。
例えば、図4において、ゲートウェイGは端末装置M1とのペア、端末装置M2とのペア、端末装置M3とのペア、端末装置M4とのペアに各々固有に割り当てられたタイムスロットを用いて無線通信するように設定される。
このメッシュ型の無線センサーネットワーク100では、上記のペアの他、例えば、端末装置M1と端末装置M3とのペア、端末装置M2と端末装置M3とのペアなどの設定も可能とされる。
なお、本発明は、必ずしもメッシュ型の無線センサーネットワークを用いたもの限定されるものではなく、スター型、バス型の無線センサーネットワークであってもよい。また、本発明は、必ずしも無線ネットワークを用いたものとは限らず、有線ネットワークを用いたものであってもよい。
4.端末装置の構成
図5は端末装置Mの構成を示すブロック図である。
端末装置Mは、センサー信号処理回路11、マイクロプロセッサ12、メモリ13、第1の無線モジュール14、第1の無線アンテナ15、電源部16、第2の無線モジュール17、第2の無線アンテナ18および第2の加速度センサー19を有する。
センサー信号処理回路11は1以上のセンサー21a、21b、21cの出力信号をデジタルデータに変換して、マイクロプロセッサ12に供給する。機器の状態を検出するためのセンサーには、例えば、機器の振動を検出するための第1の加速度センサー21a、温度を検出するための温度センサー21b、圧力を検出するための圧力センサー21cなどが挙げられる。
なお、本実施形態において、機器10の油状態を検出する油状態センサー21dの出力は、端末装置Mの外部の信号変換モジュール22によってデジタルデータに変換されてマイクロプロセッサ12に供給される。但し、油状態センサー21dの出力も、その他のセンサー21a、21b、21cと同様にセンサー信号処理回路11に供給され、センサー信号処理回路11にてデジタルデータに変換されてもよい。
第2の加速度センサー19は、検出信号をデジタルデータに変換し、マイクロプロセッサ12に供給する。
少なくとも第1の加速度センサー21aは、通常モード又は低消費電力モードで動作可能である。通常モード時に、第1の加速度センサー21aは、検出信号を端末装置Mに出力する。低消費電力モード時に、第1の加速度センサー21aは、信号を検出しない、あるいは、検出信号を端末装置Mに出力しない。温度センサー21b、圧力センサー21c及び油状態センサー21dも、通常モード又は低消費電力モードで動作可能でもよい。第2の加速度センサー19も、通常モード又は低消費電力モードで動作可能でもよい。低消費電力モード時に、第2の加速度センサー19は、信号を検出しない、あるいは、検出信号をマイクロプロセッサ12に供給しない。
マイクロプロセッサ12は、センサー信号処理回路11から供給されたセンサー出力データから機器診断用の検出データを生成する。例えば、マイクロプロセッサ12は、第1の加速度センサー21aの出力データから、加速度の実効値、加速度の時間波形、速度の実効値、速度の時間波形、エンベロープ加速度のp-p値、エンベロープ加速度の時間波形などを、第1の振動検出データとして算出する。その他、マイクロプロセッサ12は、温度センサー21b、圧力センサー21cおよび油状態センサー21dなどの各種のセンサーの出力データから機器診断用の検出データ(例えば、温度値、油状態値、比誘電率、導電率、油温など)(温度検出データ、圧力検出データ、油状態検出データ)を生成する。一方、マイクロプロセッサ12は、第2の加速度センサー19から供給されたセンサー出力データ(3軸方向それぞれの加速度値)をそのまま、第2の振動検出データとして使用してもよい。あるいは、マイクロプロセッサ12は、第2の加速度センサー19から供給されたセンサー出力データ(3軸方向それぞれの加速度値)に平均化処理等を行い、平均化処理後のデータを第2の振動検出データとして使用してもよい。
メモリ13は、端末装置Mのマイクロプロセッサ12により生成された機器診断用の検出データ(第1の振動検出データ、第2の振動検出データ、温度検出データ、圧力検出データ、油状態検出データ)の一時保存、および検出データに基づく異常などの状態の判定のための作業領域などとして用いられる。
第1の無線モジュール14は、ゲートウェイGや他の端末装置Mとの無線通信のための処理を行うモジュールである。第1の無線モジュール14は第1の無線アンテナ15を有する。
電源部16は、端末装置Mを動作させるために必要な電力を生成する。電源部16は、バッテリ16aと、バッテリ16aに蓄積された電荷から端末装置Mの動作用の定電圧を生成するDC/DCコンバータ16bを有する。
第2の無線モジュール17は、端末装置Mの監視対象である機器の保守管理を担うオペレータUが携帯する無線端末(図示せず。スマートフォン、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ等)との無線通信を行うモジュールである。第2の無線モジュール17は、無線センサーネットワーク100で採用される無線方式とは異なる第2の無線方式、例えば無線LANなどによるものである。第2の無線モジュール17は、第2の無線アンテナ18を有する。
5.監視システムの動作
監視システム1では、複数の端末装置Mにて、各々の監視対象の機器10の状態を示す検出データ(第1の振動検出データ、第2の振動検出データ、温度検出データ、圧力検出データ、油状態検出データ)を生成する処理が並行して行われる。
複数の端末装置Mにて各々生成された検出データ(第1の振動検出データ、第2の振動検出データ、温度検出データ、圧力検出データ、油状態検出データ)はゲートウェイGに無線送信され、ゲートウェイGからネットワーク300を通じてデータ蓄積装置201に送信され、データ蓄積装置201に蓄積される。
データ分析装置202は、データ蓄積装置201に蓄積された検出データ(第1の振動検出データ、第2の振動検出データ、温度検出データ、圧力検出データ、油状態検出データ)を所定のプログラムに従って分析して機器10の状態を診断する。即ち、データ分析装置202のCPU31はメモリ32に格納されたアプリケーションプログラムに従って機器の診断のためのデータ分析を行う。
6.端末装置の動作
図6は、端末装置Mにより実行される処理のフローチャートである。
端末装置Mの第1の無線モジュール14および第2の無線モジュール17はいずれもスリープ状態にあるものとする。
マイクロプロセッサ12は、無線センサーネットワーク100内のすべてのノード間で正確に同期がとられた内部の時計の時刻を確認する(ステップS101)。端末装置Mのマイクロプロセッサ12は、時計の時刻が、ゲートウェイGとの通信のためのタイムスロットに入ったかどうかを判定する(ステップS102)。
端末装置Mのマイクロプロセッサ12は、時計の時刻がゲートウェイGとの通信のためのタイムスロットに入ったことを判定すると(ステップS102のYES)、第1の無線モジュール14または第2の無線モジュール17のスリープ状態を解除して送信状態に設定し、各センサー21の出力信号から診断用の検出データを生成する(ステップS103)。例えば、マイクロプロセッサ12は、第1の加速度センサー21aの出力データから、診断用の検出データとして、加速度の実効値、加速度の変位(時間波形)、速度の実効値、速度の変位(時間波形)、エンベロープ加速度のp-p値(ピークtoピーク値)、エンベロープ加速度の変位(時間波形)などを算出する。
続いて、端末装置Mのマイクロプロセッサ12は、生成した検出データをメモリ13に保持する(ステップS104)。マイクロプロセッサ12は、メモリ13から検出データを読み出し、送信状態に設定された第1の無線モジュール14または第2の無線モジュール17を用いてゲートウェイGに無線送信するように制御を行う(ステップS105)。
一方、ゲートウェイGは、受信待ち状態で動いており、端末装置Mから第1の無線モジュール14または第2の無線モジュール17のいずれかを用いて無線送信された検出データを受信する。
端末装置Mのマイクロプロセッサ12は、データ送信から所定時間内にゲートウェイGからのACKを受け取ることによってゲートウェイGに検出データが無事に送信されたことを判定し、メモリ13から送信済みの検出データを消去し、データ送信に用いた第1の無線モジュール14または第2の無線モジュール17をスリープ状態にする。
7.データ分析装置の動作
図7はデータ分析装置202により実行される処理のフローチャートである。
データ分析装置202は、CPU31が記憶する情報処理プログラムをRAMにロードして実行することにより主に以下のステップで処理を実行する。これにより、データ分析装置202は、データ蓄積装置201に蓄積された検出データ(第1の振動検出データ、第2の振動検出データ、温度検出データ、圧力検出データ、油状態検出データ)を所定のプログラムに従って分析して機器の状態を診断する。
ステップS201:検出データを分析、機器の稼働状態を診断
ステップS202:機器に要求を出力
以下、各ステップについてより具体的に説明する。
(1)ステップS201:検出データを分析、機器の稼働状態を診断
データ分析装置202は、機器10に直接装着された第1の加速度センサー21aの出力から生成された第1の振動検出データに基づき、機器10の状態を簡易的に診断することができる。例えば、データ分析装置202は、第1の振動検出データと基準値とを比較したり、第1の振動検出データの変動が閾値以上か否かを判断することで、機器10の状態を簡易的に診断することができる。上述のように、第1の加速度センサー21aは、機器10の、例えば、駆動軸40を受けるフロント側及びリア側の軸受41、41の付近に、それぞれ装着される(図2参照)。また、第1の加速度センサー21aは、機械的損傷及び材料の微小亀裂時に発生する、高周波数の振動を検出する。従って、データ分析装置202は、第1の振動検出データに基づき、各部品(特に軸受及び軸受付近)の損傷状態や劣化の傾向、故障の予測を診断する。
データ分析装置202は、フレームFに装着された端末装置Mに内蔵された第2の加速度センサー19の出力から生成された第2の振動検出データに基づき、機器10の状態を簡易的に診断することができる。例えば、データ分析装置202は、第2の振動検出データと基準値とを比較したり、第2の振動検出データの変動が閾値以上か否かを判断することで、機器10の状態を簡易的に診断したり、機器10のフレームFに対する設置状況やフレームFを含めた周辺環境の状態を分析することが可能となる。上述のように、端末装置Mは、機器10の相対的近くに設置される。また、第2の加速度センサー19は、機器構造体の異常及び回転構造体の異常時に発生する低周波数の振動を検出する。従って、データ分析装置202は、第2の振動検出データに基づき、機器10のフレームFに対するガタ、ゆるみ、装着異常等を診断する。
図2に示したように、1つのフレームFに4機の機器10が固定され、4機の端末装置Mが装着される。この場合、振動(異常振動)の発生源となる機器10から端末装置Mまでの振動の伝わり方や、フレームFの剛性等により、4機の端末装置Mに内蔵される第2の加速度センサー19(3軸加速度センサー)は、それぞれ異なる第2の振動検出データ(XYZ軸方向の振動検出データ)を出力する。端末装置Mに内蔵される第2の加速度センサー19は、端末装置M内の部材の共振やプリント基板の共振等により、4つの第2の加速度センサー19間での振動検出データのばらつきが大きく、比較判断に適さない感度軸がある可能性がある。そこで、データ分析装置202は、4つの第2の加速度センサー19から出力された第2の振動検出データに含まれるXYZ軸方向の振動検出データから、相対的に顕著な1軸方向の振動検出データを選択する。データ分析装置202は、4つの第2の加速度センサー19からそれぞれ出力された1軸方向の振動検出データを同時刻同士で比較したり、経時的変化を比較する。また、データ分析装置202は、1軸方向の振動検出データを基準値と比較したりする。これにより、データ分析装置202は、異常の可能性のある機器10を特定するとともに、フレームFを含む設置環境全体の異常の有無を診断する。また、1軸方向の振動検出データが閾値以上の場合、直ちに異常稼働状態と判断する。また、機器10の振動が大きいと、複数例えば全ての端末装置Mに振動が伝わり、複数例えば全ての第2の加速度センサー19からの第2の振動検出データが基準値を超える場合もある。例えば、データ分析装置202は、4つ全ての第2の加速度センサー19からの第2の振動検出データが閾値以上の場合、振動レベルが極めて大きく重大な異常があると判断してもよい。
上記では、データ分析装置202は、第1の振動検出データと第2の振動検出データとをそれぞれ個別に分析する方法を説明したが、併せて分析してもよい。例えば、データ分析装置202は、第1の振動検出データと第2の振動検出データとの両方が基準値に対して正常範囲内であれば、機器10自体も正常であり、機器10のフレームFに対する取り付け状態も正常であると診断できるので、機器10は正常稼働状態と診断できる。また、データ分析装置202は、第1の振動検出データと第2の振動検出データとの両方が基準値未満(振動が極めて少ない)であれば、機器10は非稼働状態と診断できる。また、データ分析装置202は、第1の振動検出データと第2の振動検出データとの両方が閾値以上であれば、機器10が異常であることを裏付けることができ、機器10は異常稼働状態と診断できる。また、データ分析装置202は、第1の振動検出データは基準値程度であるが、第2の振動検出データが基準値未満(振動が極めて少ない)であれば、端末装置MがフレームFに正常に設置されていない(脱落した等)と診断できる。このように、データ分析装置202は、機器10自体の振動を示す第1の振動検出データと、機器10の振動の伝達によるフレームFの振動を示す第2の振動検出データとを、併せて分析することができる。これにより、何れか一方の振動検出データに基づき分析する場合に比べて、より正確に機器10の状態を診断することができる。
データ分析装置202は、第1の振動検出データと第2の振動検出データとを併せて分析するだけでなく、温度検出データ、圧力検出データ又は油状態検出データを補助的に用いて分析してもよい。具体例を以下に挙げる。
一例として、データ分析装置202は、第1の振動検出データと第2の振動検出データとを併せて分析した結果、振動が大きく、機器10は異常稼働状態の可能性があると判断する。この場合、データ分析装置202は、温度検出データを参照し、温度が閾値未満と判断すると、機器10が稼働を開始したばかりであるから振動が安定しない可能性があると判断できる。従って、データ分析装置202は、機器10は異常稼働状態と診断するのを保留してもよい。
別の一例として、データ分析装置202は、第1の振動検出データと第2の振動検出データとを併せて分析した結果、振動が大きく、機器10は異常稼働状態の可能性があると判断する。この場合、データ分析装置202は、油状態検出データを参照し、油の汚れ(金属の摩耗に拠る金属粉の混入)が閾値以上と判断すると、機器10が異常稼働状態と診断すればよい。言い換えれば、データ分析装置202は、第1の振動検出データと第2の振動検出データとに基づき診断した機器10の異常稼働状態の可能性を、油状態検出データによって裏付けることができる。
データ分析装置202は、各検出データを、例えば時間軸に対するグラフとしてディスプレイ35に表示し、データ分析装置202のユーザが各検出データを視覚的に確認できるようにしてもよい。
(2)ステップS202:機器に要求を出力
上述のように、データ分析装置202は、第1の振動検出データと第2の振動検出データとを分析し、さらに、温度検出データ、圧力検出データ又は油状態検出データを補助的に分析に用いることにより、機器10が正常稼働状態か、異常稼働状態か、非稼働状態かを診断する。
データ分析装置202は、機器10が異常稼働状態と診断すると、ネットワーク300を介して、端末装置Mに警報(例えば、警報音、発光)を出力するよう要求する。具体的には、データ分析装置202は、異常稼働状態と診断した機器10に対して設置された端末装置Mに、警報を出力するよう要求する。
一方、データ分析装置202は、機器10が非稼働状態と診断すると、ネットワーク300を介して、その機器10に装着された第1の加速度センサー21a、温度センサー21b、圧力センサー21c及び油状態センサー21dに低消費電力モードで動作するよう要求する。
一方、データ分析装置202は、機器10が正常稼働状態と診断すると、要求を特に出力しない。
8.変形例
1つの機器10に装着する第1の加速度センサー21aの数は、1又は3以上でもよい。
機器10と第2の加速度センサー19の数は、異なってもよい。機器10の数より第2の加速度センサー19の数が多くてもよいし、少なくてもよい。第2の加速度センサー19は、機器10の数に拘わらず、少なくとも1つあればよい。
本発明は、工場内の機器の状態を監視するシステムのみならず、例えば、ビル、鉄道、船舶、建設用車両など、様々な種類の設備、施設内の監視対象を監視する場合に適用できる。その他、橋梁、道路、トンネルなどの構築物において、監視対象となる部位の振動や変形などの状態を監視するシステムにも本発明は応用することができる。
本技術の各実施形態及び各変形例について上に説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1・・・監視システム
10・・・機器
19・・・第2の加速度センサー
21a・・・第1の加速度センサー
21b・・・温度センサー
21c・・・圧力センサー
21d・・・油状態センサー
200・・・データ分析システム
201・・・データ蓄積装置
202・・・データ分析装置
300・・・ネットワーク
F・・・フレーム
M・・・端末装置

Claims (11)

  1. 機器に装着され、前記機器の振動を検出する第1の振動センサーと、
    前記機器の振動が伝達し得る物体に装着され、前記物体の振動を検出する第2の振動センサーと、
    前記第1の振動センサーから出力される第1の振動検出データと、前記第2の振動センサーから出力される第2の振動検出データとを出力する端末装置と、
    前記端末装置から入力される前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データを蓄積するデータ蓄積装置と
    を具備する監視システム。
  2. 請求項1に記載の監視システムであって、
    前記データ蓄積装置が蓄積する前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データを入力し、前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データを比較して、前記機器が正常稼働状態か、異常稼働状態か、非稼働状態かを診断するデータ分析装置
    をさらに具備する監視システム。
  3. 請求項2に記載の監視システムであって、
    前記第1の振動センサーは、通常モード又は低消費電力モードで動作し、
    前記データ分析装置は、前記機器が前記非稼働状態と診断すると、前記第1の振動センサーに前記低消費電力モードで動作するよう要求する
    監視システム。
  4. 請求項2又は3に記載の監視システムであって、
    前記データ分析装置は、前記機器が前記異常稼働状態と診断すると、前記端末装置に警報を出力するよう要求する
    監視システム。
  5. 請求項2乃至4の何れか一項に記載の監視システムであって、
    前記第1の振動センサーが検出可能な周波数の範囲は、前記第2の振動センサーが検出可能な周波数の範囲より広い
    監視システム。
  6. 請求項2乃至5の何れか一項に記載の監視システムであって、
    前記端末装置は、前記第2の振動センサーを内蔵する
    監視システム。
  7. 請求項2乃至6の何れか一項に記載の監視システムであって、
    前記機器の温度を検出する温度センサーをさらに具備し、
    前記端末装置は、前記温度センサーの出力から温度検出データを生成して前記前記データ蓄積装置に出力し、
    前記データ蓄積装置は、前記端末装置から入力される前記温度検出データを蓄積し、
    前記データ分析装置は、前記データ蓄積装置が蓄積する前記温度検出データを入力し、前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データの比較結果と、前記温度検出データとに基づき、前記機器が前記正常稼働状態か、前記異常稼働状態か、前記非稼働状態かを診断する
    監視システム。
  8. 請求項2乃至7の何れか一項に記載の監視システムであって、
    前記機器は、油圧機器であり、
    前記機器油状態を検出する油状態センサーをさらに具備し、
    前記端末装置は、前記油状態センサーの出力から油状態検出データを生成して前記前記データ蓄積装置に出力し、
    前記データ蓄積装置は、前記端末装置から入力される前記油状態検出データを蓄積し、
    前記データ分析装置は、前記データ蓄積装置が蓄積する前記油状態検出データを入力し、前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データの比較結果と、前記油状態検出データとに基づき、前記機器が前記正常稼働状態か、前記異常稼働状態か、前記非稼働状態かを診断する
    監視システム。
  9. 請求項2乃至8の何れか一項に記載の監視システムであって、
    前記機器の圧力を検出する圧力センサーをさらに具備し、
    前記端末装置は、前記圧力センサーの出力から圧力検出データを生成して前記前記データ蓄積装置に出力し、
    前記データ蓄積装置は、前記端末装置から入力される前記圧力検出データを蓄積し、
    前記データ分析装置は、前記データ蓄積装置が蓄積する前記圧力検出データを入力し、前記第1の振動検出データ及び前記第2の振動検出データの比較結果と、前記圧力検出データとに基づき、前記機器が前記正常稼働状態か、前記異常稼働状態か、前記非稼働状態かを診断する
    監視システム。
  10. 請求項2乃至9の何れか一項に記載の監視システムであって、
    前記物体は、前記機器を支持するフレームである
    監視システム。
  11. 請求項10に記載の監視システムであって、
    前記フレームは、複数の前記機器を支持し、
    前記複数の機器のそれぞれには、前記第1の振動センサーが装着され、
    前記フレームには、少なくとも1つの前記第2の振動センサーが装着される
    監視システム。
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