JP2019180837A - 硬化防止冷感マット - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトであり、マットに触れる身体の部分が十分に冷える満足すべき冷却効果を得られる硬化防止冷感マットを提供すること。【解決手段】 多角形形状の同じ大きさの2枚のシートが重なっており、この多角形状の外周の縁部分が固定されて、内部に空間が形成されており、上方のシートと下方のシートとの間に区割りされた複数の室が構成され、この各室内に、単体、濃厚剤、防硬化剤、橋かけ剤、沈殿防止剤、分散剤、防カビ抗菌剤、及び水からなるゲル状組成物が中材として充填されてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、中材として相変化材料(相変恒温素材)が含んでなる冷感マット、特に中材の硬化発生を防止する硬化防止冷感マットに関する。ここで、相変恒温素材とは、以下に説明する通りである。
いわゆる冷感マットは、主な材料として無水相変化材料(相変恒温素材)を含んでいる。そのために、外部の温度(すなわち、冷感マットを使用する環境温度)が上昇する時は、相変化材料は熱量を吸収し、固体(ゲル・ジェル状)から液体に変化し、外部の温度が下降する時には、相変化材料は、吸収された熱量を発散し、液体から固体に変化する。本発明の「硬化防止冷感マット」は、このような外部環境の温度変化の際に、その循環過程の中、特に外部の熱量を吸収する過程を利用し、冷感マット上に接する人体の表面温度を下げ、その結果、人体に冷却効果を与えるものである。
現在、市場でよく使用されている冷感マットは使用過程中(すなわち、上記したような固体から液体、液体から固体への循環過程中)に、マット中に充填されている中材に含まれている成分の結晶が不均一になり、そのために、中材中に大きい塊(結晶塊)が発生し、それが硬化するという現象が起きているものが多い。その結果、冷感マットを使用する者のマットに触れる身体の部分がこのような塊に当たって、感触が悪くなり、使用者の満足度が落ちるという問題がある。また、上記したような大きい結晶塊の形状は不規則であり、尖っているものもあるので、使用中に、そのような結晶塊が中材を包んでいる材料(シート等)を突き破って、中材が漏出する恐れがあるという問題もある。
優れた蓄熱性を有し、蓄熱材の漏れもなく加工性、施工性に優れた蓄熱材組成物として、(メタ)アクリルモノマー、特定の重量平均分子量を有する(メタ)アクリルポリマー、油溶性重合開始剤、有機潜熱蓄熱材を含有する蓄熱材組成物が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この蓄熱材組成物が潜熱効果に優れており、本発明のように人体にソフトであり、組成物の結晶のサイズを小さく、且つ均一にして、大きい塊の発生を防止するものであるかどうかは疑問がある。
また、潜熱蓄熱材組成物の潜熱ロスを低減させた特定温度域で正確な相変化と安定機能化素材を提供するために、電解質水和物を主材とする硫酸ナトリウム水和物(芒硝)と常低温蓄熱材を構成し、相変化に伴う芒硝の晶癖抑制にカチオン、アニオンのイオン交換能に有用なピロリン酸4ナトリウム水和物等の界面活性剤と融点凝固点の設定にアンモニア塩類、過冷却阻止触媒にエチレンジアミン、四ホウ酸ナトリウム、相分離阻止サスペンションにゼオライト複合体と熱伝達促進剤にナノカーボンとを含有し、低温域の固-液可逆で、8℃〜12℃に転移点を所要する潜熱蓄熱材が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかし、そのような潜熱蓄熱材中に大きい塊(結晶塊)が発生し、それが硬化するという現象が起きる可能性もあり、潜熱効果が優れており、本発明のように人体にソフトであり、組成物の結晶のサイズを小さく、且つ均一にして、大きい塊の発生を防止するものであるかどうかは不明である。
さらに、−13℃以上−2℃以下の低温領域にて、融解温度を維持し、当該温度領域で安定した温度保持時間を発現し、容器破損における蓄冷材組成物の汚染を極力防止できる蓄冷材組成物を提供するため、融解温度調整剤、ゲル化剤、及び水からなるゲル状水溶液であって、融解温度調整剤として尿素を2.0重量%以上20重量%以下含有し、−13℃以上−2℃以下の範囲に融解温度を有する蓄冷組成物が知られている(例えば、特許文献3参照)。しかし、そのような蓄冷材組成物中に大きい塊(結晶塊)が発生し、それが硬化するという現象が起きる可能性もあり、本発明のように人体にソフトであり、組成物の結晶のサイズを小さく、且つ均一にして、大きい塊の発生を防止するものであるかどうかは不明である。
かくして、冷感マットを使用する者が満足するように、マット自体の感触が人体にソフトであり、マットに触れる身体の部分が十分に冷える満足すべき冷却効果を得られる硬化防止冷感マットの開発が求められているのが現状である。
特開2008−063547号公報 特開2008−184589号公報 特開2017−145363号公報
本発明の課題は、上述の従来技術の問題点を解決することにあり、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトであり、マットに触れる身体の部分が十分に冷える満足すべき冷却効果を得られる硬化防止冷感マットを提供することにある。本発明によれば、冷感マットの硬化現象の発生を防止するため、中材に防硬化剤、沈殿防止剤、分散剤等の補助剤を添加することにより、中材の結晶のサイズを小さく、且つ均一にして、大きい塊の発生を防止し、使用者の寝心地を改善することが可能になる。
本発明の硬化防止冷感マットは、多角形形状の同じ大きさの2枚のシートが重なっており、該多角形の外周の縁部分が固定されて、内部に空間が形成されており、上方のシートと下方のシートとの間に区割りされた複数の室が構成され、この各室内に、単体、濃厚剤、防硬化剤、橋かけ剤、沈殿防止剤、分散剤、防カビ抗菌剤、及び水からなるゲル状組成物が中材として充填されてなることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットによれば、従来の技術と比較して、中材中の成分の結晶塊が生じることもなく、冷感マット中に充填されている中材が液体から結晶化循環過程中に硬化しやすい問題が解決される。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記中材が、単体70.0〜80.0重量%、濃厚剤0.1〜0.5重量%、防硬化剤1.0〜5.0重量%、橋かけ剤1.0〜10.0重量%、沈殿防止剤1.0〜5.0重量%、分散剤1.0〜5.0重量%、防カビ抗菌剤1.0〜5.0重量%、及び水1.0〜5.0重量%からなることを特徴とする。
上記中材成分において、単体が70.0〜80.0重量%、濃厚剤が0.1〜0.5重量%、防硬化剤が1.0〜5.0重量%、橋かけ剤が1.0〜10.0重量%、沈殿防止剤が1.0〜5.0重量%、分散剤が1.0〜5.0重量%、防カビ抗菌剤が1.0〜5.0重量%、及び水が1.0〜5.0重量%であると、本発明の硬化防止冷感マットは、所期の目的を達成できる。すなわち、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体等にソフトであり、マットに触れる身体の部分が十分に冷える満足すべき冷却効果を得られ、冷感マット中に充填された中材の硬化現象の発生を防止することが可能である。中材に防硬化剤、沈殿防止剤、分散剤等の補助剤を添加することにより、中材の結晶のサイズを小さく、且つ均一にして、大きい塊の発生を防止し、使用者の寝心地を改善することが可能である。
しかし、単体が70.0重量%未満であると、低温環境になっても液体状態のままであり、結晶することがごく少ないという傾向があり、熱吸収効果が得られ難い傾向があり、80.0重量%を超えると、中材は低温状態になっても、固体のままであり、しかも硬すぎるので結晶状態ではなくなり、砂状になり、寝心地が悪いという傾向があり、さらにコストがかかりすぎるという傾向があって無駄であり、濃厚剤が0.1重量%未満であると、本発明の好ましい硬化防止冷感マットを得ることができず、0.5重量%を超えると、本発明の好ましい硬化防止冷感マットを得ることができず、さらにコストがかかりすぎるという傾向があって無駄であり、防硬化剤が1.0重量%未満であると、本発明の好ましい硬化防止冷感マットを得ることができず、5.0重量%を超えると、コストがかかりすぎるという傾向があって無駄であり、橋かけ剤が1.0重量%未満であると、本発明の好ましい硬化防止冷感マットを得ることができず、10.0重量%を超えると、本発明の好ましい硬化防止冷感マットを得ることができず、さらにコストがかかり過ぎるという傾向があって無駄であり、沈殿防止剤が1.0重量%未満であると、本発明の好ましい硬化防止冷感マットを得ることができず、5.0重量%を超えると、本発明の好ましい硬化防止冷感マットを得ることができず、さらにコストがかかりすぎるという傾向があって無駄であり、分散剤が1.0重量%未満であると、中材の製造段階から各成分の分散が不十分になりやすく、十分に混合しても成分間の融合効果が低く、最終製品となった後には部分的に融解が早く、結晶化が不十分となるという現象が起きやすいという傾向があり、5.0重量%を超えると、本発明の好ましい硬化防止冷感マットを得ることができず、さらにコストがかかりすぎるという傾向があって無駄であり、防カビ抗菌剤が1.0重量%未満であると、カビや細菌が繁殖しやすい傾向があり、5.0重量%を超えると、コストがかかりすぎるという傾向があって無駄であり、水が1.0重量%未満であると、中材の粘度が高くなり、製品として好ましくなく、5.0重量%を超えると、粘度が低くなり、製品として好ましくなく、低温環境になっても液体状態のままであり、結晶することがごく少ないという問題があり、熱吸収効果が得られ難いという傾向がある。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記単体が、無機相転移剤であるか、又は無機相転移剤と塩化ナトリウムとの混合物からなることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記単体が、硫酸ナトリウム10水和物とポリエチレングリコールと塩化ナトリウムとパラフィンワックスとの混合物であることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記濃厚剤が、ポリアクリル酸ナトリウム、プラリドキシムヨウ化メチル、カルボキシメチルセルロース、及びカルボマー(カルボキシビニルポリマー)から選ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記橋かけ剤が、ホウ砂、N,N'−メチレンビスアクリルアミド、及びシランカップリング剤から選ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記防硬化剤が、アルミノケイ酸塩系から選ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記アルミノケイ酸塩がアルミノケイ酸ナトリウムであることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記沈殿防止剤が、フュームドシリカからなることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記分散剤が、粉末状無機材料であることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記粉末状無機材料が、ポリメタリン酸ナトリウムからなることを特徴とする。
本発明の硬化防止冷感マットにおいて、前記防カビ抗菌剤が、酸化亜鉛からなることを特徴とする。
上記したように、本発明の硬化防止冷感マット中に充填される中材によれば、防硬化剤、沈殿防止剤、分散剤の共同作用を利用しているので、各成分の粒子間の付着力を改善せしめ、冷感マット中材の硬化現象を防ぐことができる。
本発明の硬化防止冷感マットによれば、単体成分(主成分材料)以外に濃厚剤、防硬化剤、沈殿防止剤、分散剤の添加により、循環過程中に硬化現象を防ぎ、製品破損のリスクも下降するという効果がある。
本発明の硬化防止冷感マットによれば、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトであり、マットに触れる身体の部分が十分に冷える、満足すべき冷却効果が得られる硬化防止冷感マットを提供することができるという効果がある。
本発明の硬化防止冷感マットによれば、冷感マットの硬化現象の発生が防止され、マットに充填された中材の結晶のサイズが小さく、且つ均一にして、大きい塊の発生を防止し、使用者の寝心地を改善することができるという効果がある。
本発明の硬化防止冷感マットによれば、ひんやり感が持続するので、長時間使用していてもぬるくならない。また、30℃以下で冷えて結晶化し、30℃以上で熱を吸収して液体化するため、普段は常温の部屋に敷いておけば、いつでも冷たい状態をキープできる。汗をかいたら、マット表面をタオル等で拭けば、きれいな状態を保てるため手入れも簡単である。
本発明の硬化防止冷感マットの外観を示す斜視図。 図1のII−II線で切断した硬化防止冷感マットの側面図(断面図)。 本発明の硬化防止冷感マットを使用しなかった未使用の場合(a)及び使用した使用後の場合(b)の使用者の背中の温度分布を示すサーモグラフィー画像。 硬化防止冷感マットを使用しなかった場合(使用前)と使用した場合(使用後)とについての人体の表面温度変化を測定したグラフ(縦軸がマットの中身の温度、横軸が経過時間)。 試験時間とマット自体の温度(降下温度)との関係を82分間にわたって観察・測定したデータを示すグラフ。
以下、本発明に係る実施の形態について、説明する。まず、実施の形態の概要を説明し、次いで個々の構成要素について説明する。
本発明に係る硬化防止冷感マットの実施の形態によれば、この硬化防止冷感マットとは、多角形形状(例えば、長方形、正方形等)、円形、楕円形等の様々の形状の同じ大きさの2枚のシートが重なっており、多角形形状の外周のすべての縁部分が固定されて、内部に空間が形成されており、上方のシートと下方のシートとの間に区割りされた種々の形状の複数の室が構成され、この各室内に、単体、濃厚剤、防硬化剤、橋かけ剤、沈殿防止剤、分散剤、防カビ抗菌剤、及び水からなるゲル状組成物が中材として充填されており、この中材が、単体70.0〜80.0重量%、濃厚剤0.1〜0.5重量%、防硬化剤1.0〜5.0重量%、橋かけ剤1.0〜10.0重量%、沈殿防止剤1.0〜5.0重量%、分散剤1.0〜5.0重量%、防カビ抗菌剤1.0〜5.0重量%、及び水1.0〜5.0重量%からなる。
上記した成分の例示を挙げれば以下のようになる。単体が、例えば、好ましくは、硫酸ナトリウム10水和物(芒硝)、硫酸ナトリウム、無水硫酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、パラフィン、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム等から選ばれた少なくとも1種からなる無機相転移剤であるか、又は好ましくは、この無機相転移剤と塩化ナトリウムとの混合物からなり、濃厚剤が、ポリアクリル酸ナトリウム、プラリドキシムヨウ化メチル、カルボキシメチルセルロース、及びカルボマー(カルボキシビニルポリマー)から選ばれた少なくとも1種からなり、橋かけ剤が、ホウ砂、N,N'−メチレンビスアクリルアミド、並びに例えば、好ましくは、アミノプロピルトリエトキシシラン、グリシドキシカルボニルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピルメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、インドールプロピルトリメトキシシラン、エチレンジアミンプロピルトリエトキシシラン、エチレンジアミンプロピルメチルジメトキシシラン等からなるシランカップリング剤から選ばれた少なくとも1種からなり、防硬化剤が、アルミノケイ酸塩系から選ばれた少なくとも1種からなり(好ましくは、アルミノケイ酸ナトリウムからなり)、沈殿防止剤が、フュームドシリカからなり、分散剤が、例えば、好ましくは、リン酸塩、(ヘキサ)メタリン酸塩、ポリメタリン酸ナトリウム、ケイ酸塩、炭酸塩等から選ばれた少なくとも1種からなる粉末状無機材料であり、そして防カビ抗菌剤が、種々の防カビ抗菌剤、好ましくは酸化亜鉛からなる。
なお、中材を充填するための外側のシート(冷感マットの表面・裏面素材)は、冷却効果が高く、破損し難く、防水性が高く、防カビ性が高い素材、例えば、ポリエステル100%素材やポリ塩化ビニール100%素材等で構成されていることが好ましい。そして、この表面・裏面素材の周囲の縁部を、所定の熱(当該素材を溶着する温度の熱)により溶着せしめ、シートの周囲の全ての縁部をしっかりと固定し、完全に防水を施す。本発明の硬化防止冷感マットは、区割りされた複数の室から構成されているが、この区割りについては、当該マットを所定の数に区割りする場合に、素材周囲の縁部と同様に、所定の熱により溶着せしめ、各室を構成する。そのため、何度水洗いしてもボロボロにならない丈夫なマットが作製できる。
前記防硬化剤を使用することにより、例えば、アルミノケイ酸塩(例えば、好ましくは、アルミノケイ酸ナトリウム)等が、各成分の粒子間の連結効果を弱化させ、結晶体を均一化し、安定化させることを可能とする。また、アルミノケイ酸塩は主成分材料に付着し、以下の手段で単体の流動性と硬化防止目的を果たすことができる。
(1)物理的に主成分材料間の遮断機能を果たす。アルミノケイ酸塩自身の付着力が小さいため、主成分材料の連結も同時に弱くなり、連結し続け、大きい結晶になることが難しくなる。そして、アルミノケイ酸塩は主成分材料の表面に付着すると、主成分材料の表面の摩擦力を軽減し、主成分材料の流動性をアップせしめ、結晶自体をより均一化する。
(2)アルミノケイ酸塩と主成分材料との吸湿競争により、主成分材料の吸湿硬化傾向を軽減させる。
(3)主成分材料の結晶過程中に、その結晶の内部構造と界面とを小さくすることができる。界面が小さければ、分子間の結晶構造を簡単に砕くことができ、その結果、大きい結晶(塊)ができにくくなる。
前記沈殿防止剤を使用することにより、例えば、表面の付着力が強いフュームドシリカ等が本発明の主材料の分子の表面に存在すれば、結晶間の粘着性が低下し、結晶が大きい塊になることを阻止できる。
防カビ抗菌剤を使用することにより、例えば、酸化亜鉛等により抗菌効果を獲得し、冷感度が上昇し、熱量吸収時間を延長することができる。なお、ナノメートル級の酸化亜鉛は高効率の活性を有し、吸収率が高く、抗酸化能力が強く、安全安定、抗菌効果を持つ。
水としては、通常の水であれば、特に制限はないが、蒸留水が好ましい。
上記したように、本発明の硬化防止冷感マット中に充填される中材によれば、防硬化剤、沈殿防止剤、分散剤の共同作用を利用しているので、各成分の粒子間の付着力を改善せしめ、冷感マット用中材の硬化現象を防ぐことができる。
本発明によれば、塩化ナトリウムの比率調整により、冷感がアップし、冷感継続時間が延長されることになる。このように、塩化ナトリウムの投入分量を調整することにより、主成分材料の凝固点を下げることができる。すなわち、成分材料中の一つ、硫酸ナトリウム10水和物の凝固点は32℃であり、通常、人体の表面最適温度は27〜29℃である。塩化ナトリウムの添加により、硫酸ナトリウム10水和物との間で共融混合物が生成されるので、融点27〜29℃まで下げることができる。その結果、人体表面が32℃ではなく、27℃を超えるとすぐに冷感を感じることができる。
以下の実施例及び比較例で得られた中材は、図1に示すような、90×140cmの硬化防止冷感マットにおいて、合計20室に分割され(縦2列、横10列)、分割された各室のサイズが45×14cmであるマットの各室内に充填されて硬化防止冷感マットが作製された。
本発明の硬化防止冷感マット中に充填されるゲル状(ジェル状)の中材に関しては、所定の容器内に、まず、水、単体及び分散剤を投入し、好ましくは、約10分間混合した後、橋かけ剤を投入し、好ましくは、約5分間混合し、次いで濃厚剤、防硬化剤、沈殿防止剤、防カビ抗菌剤を投入して十分に混合して作製した。以下の実施例及び比較例では、上記成分をこの順番で混合し、このプロセスに従って、中材を作製した。これらの成分は全て室温(18〜25℃)の環境下で投入され、混合された。
本実施例では、以下の成分を、上記した中材の作製プロセスに基づいて、室温(18〜25℃)で混合して中材を作製した。以下の実施例及び比較例においても、同様のプロセスに基づいて中材を作製した。単体として硫酸ナトリウム10水和物55.0重量%とポリエチレングリコール32.0重量%と塩化ナトリウム6.0重量%とパラフィンワックス7.0重量%との混合物を75.0重量%、濃厚剤としてポリアクリル酸ナトリウム0.5重量%、防硬化剤としてアルミノケイ酸ナトリウム3.0重量%、橋かけ剤としてホウ砂6.5重量%。沈殿防止剤としてフュームドシリカ3.5重量%、分散剤としてヘキサメタリン酸ナトリウム(ポリメタリン酸ナトリウム)5.0重量%、防カビ抗菌剤として酸化亜鉛4.0重量%及び水2.5重量%を上記したプロセスに基づいて混合した。かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材の所定量を用いて、図1に示すような、ポリエステル製の2枚のシートを合わせ、その周囲の縁部を熱溶着せしめて密封し、そして、この密封したものを熱溶着により20室に区割りした室内に、当該中材を充填して、製品の硬化防止冷感マットを作製した。
かくして作製された硬化防止冷感マットの上に、温度30℃、湿度40RH%の環境で、人体(男性)を、60分間仰向けに寝かせて、60分後に背中の温度分布をサーモグラフィーにより分析測定した。この場合、比較として、硬化防止冷感マットを使用しなかった人体についても、同様にサーモグラフィーにより背中の温度分布を分析測定した。この結果を図3(a)及び(b)に示す。図3(a)(60分間、硬化防止冷感マット使用せず)から明らかなように、赤い部分が多いことから、人体表面温度は高いことが分かり、そして図3(b)(60分間、硬化防止冷感マット使用)から明らかなように、赤い部分はほとんどなく、青い部分がほとんどとなり、また、白い部分が存在していることから明らかなように、人体表面温度は低いことが分かる。さらに、硬化防止冷感マットを使用しなかった場合と使用した場合とについて70分の間、人体の表面温度変化を測定した(図4)。その結果、図4から明らかなように、使用しなかった場合(使用前)は、34℃程度から40℃程度近くまで上昇し、使用した場合(使用後)は、32℃程度から36℃程度までしか上昇しなかった。このことから、硬化防止冷感マットを使用することにより、人体表面温度を、おおよそ3℃以上降下することができるという効果を達成できる。また、本実施例の硬化防止冷感マットについて、試験環境温度25℃で、試験時間の経過に伴う試験時間とマット自体の温度(降下温度)との関係を82分間にわたって観察・測定した。その結果を以下の表1に示す共に図5にグラフで示す。その結果から明らかなように、本マット自体の冷却可能な温度は26〜27℃であり、温度26〜27℃の範囲に入ると中材は液体状から固体状へと変化する。
また、本実施例のような本発明の組成範囲に入る中材を用いる場合、上記したような効果が達成された。
単体として実施例1記載の混合物を80.0重量%、濃厚剤としてポリアクリル酸ナトリウム0.1重量%、防硬化剤としてアルミノケイ酸ナトリウム5.0重量%、橋かけ剤としてホウ砂1.0重量%。沈殿防止剤としてフュームドシリカ2.9重量%、分散剤としてヘキサメタリン酸ナトリウム1.0重量%、防カビ抗菌剤として酸化亜鉛5.0重量%及び水5.0重量%を用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してなる)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されてなるように構成されて、作製されていた。かくして、製品を得た。
かくして作製された硬化防止冷感マットを用いて、実施例1に記載の人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とについて、実施1と同様に行った。その結果、人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とも同様な結果が得られた。
また、本実施例のような本発明の組成範囲に入る中材を用いる場合、上記したような効果が達成された。
単体として実施例1記載の混合物を80.0重量%、濃厚剤としてポリアクリル酸ナトリウム0.2重量%、防硬化剤としてアルミノケイ酸ナトリウム3.0重量%、橋かけ剤としてホウ砂5.0重量%。沈殿防止剤としてフュームドシリカ2.8重量%、分散剤としてヘキサメタリン酸ナトリウム3.0重量%、防カビ抗菌剤として酸化亜鉛2.0重量%及び水4.0重量%を用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
かくして作製された硬化防止冷感マットを用いて、実施例1に記載の人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とについて、実施1同様に行った。その結果、人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とも同様な結果が得られた。
また、本実施例のような本発明の組成範囲に入る中材を用いる場合、上記したような効果が達成された。
単体として実施例1記載の混合物を70.0重量、濃厚剤としてポリアクリル酸ナトリウム0.5重量%、防硬化剤としてアルミノケイ酸ナトリウム1.5重量%、橋かけ剤としてホウ砂10.0重量%。沈殿防止剤としてフュームドシリカ5.0重量%、分散剤としてヘキサメタリン酸ナトリウム5.0重量%、防カビ抗菌剤して酸化亜鉛3.0重量%及び水5.0重量%を用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
かくして作製された硬化防止冷感マットを用いて、実施例1に記載の人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とについて、実施1と同様に行った。その結果、人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とも同様な結果が得られた。
また、本実施例のような本発明の組成範囲に入る中材を用いる場合、上記したような効果が達成された。
単体として、硫酸ナトリウム10水和物、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウム、及びパラフィンワックスから選ばれた2種もしくは3種を70.0重量%、75.0重量%、又は80.0重量%用い、残りの成分及び成分量は実施例1〜4のそれぞれと同じとし(合計重量100重量%とした)、実施例1〜4を繰り返した。かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
かくして作製された硬化防止冷感マットを用いて、実施例1に記載の人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とについて、実施1と同様に行った。その結果、人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とも同様な結果が得られた。
また、本実施例のような本発明の組成範囲に入る中材を用いる場合、上記したような効果が達成される。なお、単体として、硫酸ナトリウム10水和物を単独で用いた場合、得られた中材の固体状態の出来が悪く、外観が中材として用いるには好ましくない。しかし、硫酸ナトリウム10水和物の溶融温度は32℃前後であり、他の単体成分と一緒に配合することにより、溶融温度を29℃前後まで下げられ、人体が気持ちよくなる温度での冷却効果が得られた。
濃厚剤としてポリアクリル酸ナトリウムの代わりに、プラリドキシムヨウ化メチル、カルボキシメチルセルロース及びカルボマー(カルボキシビニルポリマー)から選ばれた1種を実施例1と同量用い、残りの成分及び成分量は実施例1〜4のそれぞれと同じとし、実施例1〜4を繰り返した。かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
かくして作製された硬化防止冷感マットを用いて、実施例1に記載の人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とについて、実施1と同様に行った。その結果、人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とも同様な結果が得られた。
また、本実施例のような本発明の組成範囲に入る中材を用いる場合、上記したような効果が達成された。
橋かけ剤としてホウ砂の代わりに、N,N’-メチレンビスアクリルアミド又はシランカップリング剤を用い、残りの成分及び成分量は実施例1〜4のそれぞれと同じとし、実施例1〜4を繰り返した。かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されてなるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
かくして作製された硬化防止冷感マットを用いて、実施例1に記載の人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とについて、実施1と同様に行った。その結果、人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とも同様な結果が得られた。
また、本実施例のような本発明の組成範囲に入る中材を用いる場合、上記したような効果が達成された。
濃厚剤としてポリアクリル酸ナトリウム、プラリドキシムヨウ化メチル、カルボキシメチルセルロース及びカルボマーから選ばれた2種を用い、残りの成分及び成分量は実施例1〜4のそれぞれと同じとし、実施例1〜4を繰り返した。この場合の混合量はポリアクリル酸ナトリウムだけの場合と同じに設定した。かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されてなるように構成されて作製しされていた。かくして、製品を得た。
かくして作製された硬化防止冷感マットを用いて、実施例1に記載の人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とについて、実施1と同様に行った。その結果、人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とも同様な結果が得られた。
また、本実施例のような本発明の組成範囲に入る中材を用いる場合、上記したような効果が達成された。
本実施例では、単体として硫酸ナトリウム10水和物55.0重量%とポリエチレングリコール32.0重量%と塩化ナトリウム6.0重量%とパラフィンワックス7.0重量%との混合物を80.0重量%、濃厚剤としてポリアクリル酸ナトリウム0.3重量%、防硬化剤としてアルミノケイ酸ナトリウム2.2重量%、橋かけ剤としてホウ砂9.5重量%。沈殿防止剤としてフュームドシリカ1.0重量%、分散剤としてヘキサメタリン酸ナトリウム(ポリメタリン酸ナトリウム)5.0重量%、防カビ抗菌剤として酸化亜鉛1.0重量%及び水1.0重量%を上記したプロセスに基づいて混合した。かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
かくして作製された硬化防止冷感マットを用いて、実施例1に記載の人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とについて、実施1と同様に行った。その結果、人体の温度分布のサーモグラフィー分析測定と表面温度測定とも同様な結果が得られた。
また、本実施例のような本発明の組成範囲に入る中材を用いる場合、上記したような効果が達成された。
実施例1〜9記載の硬化防止冷感マットの中材によれば、単体成分(主成分材料)以外に濃厚剤、防硬化剤、沈殿防止剤、分散剤等を所定量添加してあるので、循環過程中に中材の硬化現象を防ぎ、製品破損のリスクも下降できた。また、本発明で用いる中材によれば、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトであり、マットに触れる身体の部分が十分に冷えるという、満足すべき冷却効果が得られた。さらに、冷感マットの硬化現象の発生が防止され、マットに充填された中材の結晶のサイズが小さくなり、且つ均一にして、大きい塊の発生を防止し、使用者の寝心地を改善することができた。さらにまた、硬化防止冷感マット事態のひんやり感が持続するので、長時間使用していてもぬるくならず、所定の温度で冷えて結晶化し、それ以上の温度で熱を吸収して液体化するため、普段は常温の部屋に敷いておけば、いつでも冷たい状態をキープできた。さらにまた、汗をかいたら、マット表面をタオル等で拭くことにより、きれいな状態を保て、手入れも簡単であった。
(比較例1)
単体として実施例1記載の混合物を85.0重量%、濃厚剤としてポリアクリル酸ナトリウム0.09重量%、防硬化剤としてアルミノケイ酸ナトリウム1.0重量%、橋かけ剤としてホウ砂1.01重量%、沈殿防止剤としてフュームドシリカ0.9重量%、分散剤としてヘキサメタリン酸ナトリウム0.9重量%、防カビ抗菌剤として酸化亜鉛5.6重量%及び水5.5重量%を用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されてなるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
本比較例では、中材中の単体含量が多く、濃厚剤含量が少なく、沈殿防止剤含量が少なく、分散剤含量が少なく、防カビ抗菌剤含量が多く、水含量が多いので、本発明の目的を達成する硬化防止冷感マットを作製することはできなかった。
また、本比較例のような本発明の組成範囲に入らない中材を用いる場合、上記したようなデメリットがある。
より詳細に述べれば、本比較例の中材組成では、循環過程中に硬化現象を防ぐことができず、製品破損のリスクもあり、冷感マットの硬化現象の発生が生じ、マットに充填された中材の結晶のサイズが小さくなく、且つ均一でもなく、大きい塊の発生を生じ、使用者の寝心地が悪かった。そのため、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトでなく、マットに触れる身体の部分が十分に冷え、満足すべき冷却効果が得られ難いという問題があった。また、分散剤含量が少ないため、中材の製造段階から各成分の分散が不十分になりやすく、十分に混合しても成分間の融合効果が低く、最終製品となった後には部分的に融解が早く、結晶化が不十分となるという現象が起きやすいという傾向があった。さらに、中材は低温状態になっても、固体のままであり、しかも硬すぎるので結晶状態ではなくなり、砂状になり、寝心地が悪いという傾向があった。
(比較例2)
単体として実施例1記載の混合物を66.7重量%、濃厚剤としてポリアクリル酸ナトリウム0.32重量%、防硬化剤としてアルミノケイ酸ナトリウム5.2重量%、橋かけ剤としてホウ砂11.3重量%、沈殿防止剤としてフュームドシリカ5.2重量%、分散剤としてヘキサメタリン酸ナトリウム5.2重量%、防カビ抗菌剤として酸化亜鉛0.9重量%及び水5.2重量%を用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材の実施例と同じ量を、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されてなるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
本比較例では、中材中の単体含量が少なく、濃厚剤含量が多く、防硬化剤含量が多く、橋かけ剤含量が多く、沈殿防止剤含量が多く、分散剤含量が多く、防カビ抗菌剤含量が少なく、水含量が多いので、本発明の目的を達成する硬化防止冷感マットを作製することはできなかった。
また、本比較例のような本発明の組成範囲に入らない中材を用いる場合、上記したようなデメリットがあった。
より詳細に述べれば、本比較例の中材組成では、循環過程中に硬化現象を防ぐことができず、製品破損のリスクもあり、冷感マットの硬化現象の発生が生じ、マットに充填された中材の結晶のサイズが小さくなく、且つ均一でもなく、大きい塊の発生を生じ、使用者の寝心地が悪かった。そのため、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトでなく、マットに触れる身体の部分が十分に冷え、満足すべき冷却効果が得られ難いという問題があった。また、単体の含量が少なく、水の含量が多いため、低温環境になっても液体状態のままであり、結晶することがごく少ないという問題があり、熱吸収効果が得られ難いという傾向があった。防硬化剤含量が多いので、コストがかかりすぎるという傾向あった。さらに、中材にカビ等がでやすいという問題があった。
(比較例3)
単体として実施例1記載の混合物を69.0重量%、橋かけ剤を10.5重量%及び水を4.5重量%とし、濃厚剤、防硬化剤、沈殿防止剤、分散剤、及び防カビ抗菌剤として、実施例1に記載の化合物及び同じ重量%で用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されてなるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
本比較例では、中材中の単体含量が少なく、橋かけ剤含量が多いので、本発明の目的を達成する硬化防止冷感マットを作製することはできなかった。
また、本比較例のような本発明の組成範囲に入らない中材を用いる場合、上記したようなデメリットがあった。
より詳細に述べれば、本比較例の中材組成では、循環過程中に硬化現象を防ぐことができず、製品破損のリスクもあり、冷感マットの硬化現象の発生が生じ、マットに充填された中材の結晶のサイズが小さくなく、且つ均一でもなく、大きい塊の発生を生じ、使用者の寝心地が悪かった。そのため、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトでなく、マットに触れる身体の部分が十分に冷え、満足すべき冷却効果が得られ難いという問題があった。単体の含量が少ないため、低温環境になっても液体状態のままであり、結晶することがごく少ないという傾向があり、熱吸収効果が得られ難い問傾向があった。
(比較例4)
単体として実施例1記載の混合物を81.0重量%、橋かけ剤として実施例1に記載の化合物を1.6重量%、沈殿防止剤を4.0重量%、分散剤4.5重量%、防カビ抗菌剤を4.5重量%及び水を0.9重量%、そして濃厚剤、防硬化剤及びとして、実施例1に記載の化合物及び同じ重量%で用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
本比較例では、中材中の単体含量が多く、水含量が少ないので、本発明の目的を達成する硬化防止冷感マットを作製することはできなかった。
また、本比較例のような本発明の組成範囲に入らない中材を用いる場合、上記したようなデメリットがあった。
より詳細に述べれば、本比較例の中材組成では、循環過程中に硬化現象を防ぐことができず、製品破損のリスクもあり、冷感マットの硬化現象の発生が生じ、マットに充填された中材の結晶のサイズが小さくなく、且つ均一でもなく、大きい塊の発生を生じ、使用者の寝心地が悪かった。そのため、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトでなく、マットに触れる身体の部分が十分に冷え、満足すべき冷却効果が得られ難いという問題があった。また、中材は低温状態になっても、固体のままであり、しかも硬すぎるので結晶状態ではなくなり、砂状になり、寝心地が悪いという傾向があった。さらに、好ましい粘度の中材を得ることができ難いという問題があった。
(比較例5)
濃厚剤として実施例1記載の化合物を0.6重量%、橋かけ剤として実施例1に記載の化合物を8.0重量%、分散剤として実施例1記載の化合物を4.0重量%、水を1.9重量%、単体、防硬化剤、沈殿防止剤及び防カビ抗菌剤として、実施例1に記載の化合物及び同じ重量%用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封してなるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
本比較例では、中材中の濃厚剤含量が多いので、本発明の目的を達成する硬化防止冷感マットを作製することはできなかった。
また、本比較例のような本発明の組成範囲に入らない中材を用いる場合、上記したようなデメリットがあった。
より詳細に述べれば、本比較例の中材組成では、循環過程中に硬化現象を防ぐことができず、製品破損のリスクもあり、冷感マットの硬化現象の発生が生じ、マットに充填された中材の結晶のサイズが小さくなく、且つ均一でもなく、大きい塊の発生を生じ、使用者の寝心地が悪かった。そのため、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトでなく、マットに触れる身体の部分が十分に冷え、満足すべき冷却効果が得られ難いという問題があった。
(比較例6)
単体として実施例1記載の混合物を80.0重量%、濃厚剤を0.1重量%、防硬化剤を0.9重量%、橋かけ剤を2.8重量%及び防カビ抗菌剤を5.2重量、沈殿防止剤、分散剤及び水として、実施例1に記載の化合物及び重量%を用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マットようの中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されてなるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
本比較例では、中材中の防硬化剤含量が低く、防カビ抗菌剤含量が多いので、本発明の目的を達成する硬化防止冷感マットを作製することはできなかった。
また、本比較例のような本発明の組成範囲に入らない中材を用いる場合、上記したようなデメリットがあった。
より詳細に述べれば、本比較例の中材組成では、循環過程中に硬化現象を防ぐことができず、製品破損のリスクもあり、冷感マットの硬化現象の発生が生じ、マットに充填された中材の結晶のサイズが小さくなく、且つ均一でもなく、大きい塊の発生を生じ、使用者の寝心地が悪かった。そのため、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトでなく、マットに触れる身体の部分が十分に冷え、満足すべき冷却効果が得られ難いという問題があった。また、中材は低温状態になっても、固体のままであり、しかも硬すぎるので結晶状態ではなくなり、砂状になり、寝心地が悪いという傾向があった。
(比較例7)
単体として実施例1記載の混合物を82.7重量%、防硬化剤を0.9重量%及び橋かけ剤を0.9重量%、濃厚剤、沈殿防止剤、分散剤、防カビ抗菌剤及び水として、実施例1に記載の化合物及び同じ重量%を用い、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られたゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とした。
かくして作製した中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填した(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されてなるように構成されて作製されていた。かくして、製品を得た。
本比較例では、中材中の単体含量が多く、防硬化剤含量が低く、橋かけ剤含量が低いので、本発明の目的を達成する硬化防止冷感マットを作製することはできなかった。
また、本比較例のような本発明の組成範囲に入らない中材を用いる場合、上記したようなデメリットがあった。
より詳細に述べれば、本比較例の中材組成では、循環過程中に硬化現象を防ぐことができず、製品破損のリスクもあり、冷感マットの硬化現象の発生が生じ、マットに充填された中材の結晶のサイズが小さくなく、且つ均一でもなく、大きい塊の発生を生じ、使用者の寝心地が悪かった。そのため、冷感マット自体の感触が、そのマットの上に横たわる人体にソフトでなく、マットに触れる身体の部分が十分に冷え、満足すべき冷却効果が得られ難いという問題があった。また、中材は低温状態になっても、固体のままであり、しかも硬すぎるので結晶状態ではなくなり、砂状になり、寝心地が悪いという傾向があった。
上記比較例では、本発明の目的を達成することができない硬化防止冷感マットを作製することはできなかった。
上記実施例1〜9及び比較例1〜7の成分含量(wt%)を以下の表1に纏めて示す。
単体として、硫酸ナトリウム、無水硫酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、パラフィン、塩化ナトリウム、及び塩化アンモニウム(但し、実施例1〜9の例示を除く)から選ばれる無機相転移剤と、濃厚剤として、ポリアクリル酸ナトリウム、プラリドキシムヨウ化メチル、カルボキシメチルセルロース、及びカルボマー(カルボキシビニルポリマー)(但し実施例1〜9の例示を除く)から選ばれる化合物と、橋かけ剤として、ホウ砂、N,N'−メチレンビスアクリルアミド、アミノプロピルトリエトキシシラン、グリシドキシカルボニルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピルメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、インドールプロピルトリメトキシシラン、エチレンジアミンプロピルトリエトキシシラン、及びエチレンジアミンプロピルメチルジメトキシシランから選ばれるシランカップリング剤(但し、実施例1〜9の例示を除く)と、防硬化剤として、アルミノケイ酸ナトリウムと、沈殿防止剤として、フュームドシリカと、分散剤として、リン酸塩、(ヘキサ)メタリン酸塩、ポリメタリン酸ナトリウム、ケイ酸塩、及び炭酸塩(但し、実施例1〜9の例示を除く)から選ばれる化合物と、そして防カビ抗菌剤として、酸化亜鉛と、水とを用いて、実施例1に記載のプロセスに従って混合し、かくして得られるゲル状の組成物を硬化防止冷感マット用の中材とする。
かくして作製できる中材を実施例1と同じ量で用いて、実施例1に記載したような、図1に示すポリエステルで構成された2枚のシートからなる硬化防止冷感マットの内部に充填する(2枚のシート周辺の縁部を熱で密封してある)。また、かくして得られたマットを構成する各室は熱で密封されるように構成されて作製されている。かくして、製品を得る。これらの製品は、各実施例と同様な結果が得られる。
本発明の硬化防止冷感マットは、夏季における、主に人間やペット等の就寝時や昼寝時、休息時に用いられるほか、夏場などにおける疲労回復用、スポーツ等の後の休憩用などとして広範な用途に適用可能であり、人体等の睡眠の際に、また、疲労回復の際に使用できるので、各種分野で有効に利用可能である。
101 硬化防止冷感マット
102 区割り境界(横)
103 区割り境界(縦)
104 室
201 上方シート
202 下方シート
203 中材

Claims (12)

  1. 多角形形状の同じ大きさの2枚のシートが重なっており、前記多角形状の外周の縁部分が固定されて、内部に空間が形成されており、上方のシートと下方のシートとの間に区割りされた複数の室が構成され、この各室内に、単体、濃厚剤、防硬化剤、橋かけ剤、沈殿防止剤、分散剤、防カビ抗菌剤、及び水からなるゲル状組成物が中材として充填されてなることを特徴とする硬化防止冷感マット。
  2. 前記中材が、単体70.0〜80.0重量%、濃厚剤0.1〜0.5重量%、防硬化剤1.0〜5.0重量%、橋かけ剤1.0〜10.0重量%、沈殿防止剤1.0〜5.0重量%、分散剤1.0〜5.0重量%、防カビ抗菌剤1.0〜5.0重量%、及び水1.0〜5.0重量%からなることを特徴とする請求項1に記載の硬化防止冷感マット。
  3. 前記単体が、無機相転移剤であるか、又は無機相転移剤と塩化ナトリウムとの混合物からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の硬化防止冷感マット。
  4. 前記単体が、硫酸ナトリウム10水和物とポリエチレングリコールと塩化ナトリウムとパラフィンワックスとの混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化防止冷感マット。
  5. 前記濃厚剤が、ポリアクリル酸ナトリウム、プラリドキシムヨウ化メチル、カルボキシメチルセルロース、及びカルボマーから選ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の硬化防止冷感マット。
  6. 前記橋かけ剤が、ホウ砂、N,N'−メチレンビスアクリルアミド、及びシランカップリング剤から選ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬化防止冷感マット。
  7. 前記防硬化剤が、アルミノケイ酸塩から選ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の硬化防止冷感マット。
  8. 前記アルミノケイ酸塩がアルミノケイ酸ナトリウムであることを特徴とする請求項7に記載の硬化防止冷感マット。
  9. 前記沈殿防止剤が、フュームドシリカからなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の硬化防止冷感マット。
  10. 前記分散剤が、粉末状無機材料であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の硬化防止冷感マット。
  11. 前記粉末状無機材料が、ポリメタリン酸ナトリウムからなることを特徴とする請求項10に記載の硬化防止冷感マット。
  12. 前記防カビ抗菌剤が、酸化亜鉛からなることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の硬化防止冷感マット。
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