JP2019180073A - 音響システム、音響再生装置、および音響再生方法 - Google Patents

音響システム、音響再生装置、および音響再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019180073A
JP2019180073A JP2018070016A JP2018070016A JP2019180073A JP 2019180073 A JP2019180073 A JP 2019180073A JP 2018070016 A JP2018070016 A JP 2018070016A JP 2018070016 A JP2018070016 A JP 2018070016A JP 2019180073 A JP2019180073 A JP 2019180073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
noise
audio signal
level
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018070016A
Other languages
English (en)
Inventor
健人 石森
Taketo Ishimori
健人 石森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018070016A priority Critical patent/JP2019180073A/ja
Publication of JP2019180073A publication Critical patent/JP2019180073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

【課題】騒音に対して聴感上で自然となるようなオーディオ信号の補償量を算出する。【解決手段】第1騒音信号と第2騒音信号とを取得し、オーディオ信号を取得し、前記第1騒音信号と前記第2騒音信号に基づいて、騒音レベルを算出し、前記オーディオ信号に基づいて、前記オーディオ信号の信号レベルを算出し、前記第1騒音信号および第2信号の騒音レベル、前記オーディオ信号の信号レベルに基づいてマスキング量を算出し、前記マスキング量に基づいて決定した、前記オーディオ信号の補償量に基づいて、前記オーディオ信号の周波数特性を制御し、第1出力信号および第2出力信号を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、音響システム、音響再生装置、および音響再生方法に関する。
従来の音響再生装置として、周波数帯域毎の騒音信号レベルとオーディオ信号レベルとの差の関数で表される近似式からマスキング量を算出し、オーディオ信号の周波数特性を変更してマスキング量分オーディオ信号のレベルを上げる音響再生装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−178695号公報
しかしながら前述の音響再生装置では、オーディオ信号の補償量が全てのスピーカに対して同じであるため、両耳位置での騒音レベルが左右で異なった場合、騒音レベルによるマスキング量が左右で異なることで、例えばボーカルの定位方向が、騒音レベルの小さな方向に移動してしまうという課題があった。
本開示の一態様は、第1騒音信号を取得する第1マイクと、第2騒音信号を取得する第2マイクと、オーディオ信号を入力するオーディオ信号入力部と、前記第1騒音信号と前記第2騒音信号に基づいて、前記第1騒音信号と前記第2騒音信号それぞれの騒音レベルを算出する騒音レベル分析部と、前記オーディオ信号に基づいて、前記オーディオ信号の信号レベルを算出する音源信号分析部と、前記第1騒音信号の騒音レベル、前記第2騒音信号の騒音レベル、前記オーディオ信号の信号レベルに基づいて、マスキング量を算出するマスキング量算出部と、前記マスキング量に基づいて、前記オーディオ信号の補償量を決定する補償量算出部と、算出した前記補償量に基づいて、前記オーディオ信号の周波数特性を制御し、第1出力信号および第2出力信号を生成する周波数特性制御部と、記第1出力信号および前記第2出力信号をそれぞれ出力する第1スピーカおよび第2スピーカと、を備える、音響システム。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、騒音によらず音の定位と音の広がりの変化を防止する音響再生装置を提供できる。
本開示の第1の実施形態における音響システムの一例を示すブロック図 本開示の第2の実施形態における音響システムの一例を示すブロック図 本開示の実施形態における車室内のマイク設置位置の一例を示す図 マスキング量特性を表わす概略図
以下、添付図面を適宜参照しながら、本開示に係る音響再生装置を具体的に開示した実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(第1の実施形態)
図1は、本開示の第1の実施形態における音響システムの一例を示すブロック図である。図1を用いて本開示の第1の実施形態を説明する。音響システム1は、音響再生装置100、第1マイク200、第2マイク300、音源入力装置400、第1スピーカ500、および第2スピーカ600を備える。音響再生装置100は、騒音レベル分析部101、音源信号分析部102、マスキング量算出部103、補償量算出部104、周波数特性制御部105、周波数特性制御部106を備える。
第1マイク200および第2マイク300は、各々が配置された場所の周囲の騒音信号を取得する。騒音レベル分析部101は、第1マイク200と第2マイク300から入力された騒音信号に基づいて周波数帯域毎に騒音レベルを分析する。音源信号分析部102は、音源入力装置400から出力された第1オーディオ信号および第2オーディオ信号を含む2チャンネルのオーディオ信号の信号レベルを一以上の周波数帯域毎に分析する。ここで、第1オーディオ信号と第2オーディオ信号それぞれの信号レベルが一以上の周波数帯域毎に分析されてもよい。
マスキング量算出部103は、騒音レベル分析部101において分析された騒音レベルと、音源信号分析部102において分析された信号レベルに基づいて、マスキング量を周波数帯域毎に算出する。
補償量算出部104は、マスキング量算出部103で算出したマスキング量に基づいて、オーディオ信号の補償量を決定し、周波数特性制御部105、106で用いるイコライザゲインを算出する。
周波数特性制御部105は、補償量算出部104で算出されたイコライザゲインに基づいて制御され、第1オーディオ信号に対して周波数帯域毎のイコライザゲインを変化させた第1出力信号を第1スピーカ500へ出力する。
周波数特性制御部106は、周波数特性制御部105と同様に補償量算出部104で算出されたイコライザゲインに基づいて制御され、第2オーディオ信号に対して周波数毎のイコライザゲインを変化させた第2出力信号を第2スピーカ600へ出力する。これによって、第1スピーカ500および第2スピーカ600は、騒音レベルに応じて、音源入力装置400から出力されたオーディオ信号の出力を変化させて音源を再生できる。
ここで、騒音レベル分析部101の構成例を説明する。騒音レベル分析部101は、例えば、図示しない周波数帯域分割器、レベル分析器によって構成されていてもよい。
騒音レベル分析部101に入力された騒音信号は、周波数帯域分割器で複数の周波数帯域信号に分割される。
周波数帯域分割器は、異なる中心周波数を持つ複数のBPF(Band Pass Filter)、またはFFT(Fast Fourier Transform)のような、時間−周波数変換処理で実現される。周波数帯域分割器の出力信号は、レベル分析器へ入力され、周波数帯域毎にレベルが分析される。レベル分析器の分析は、例えばヒトが音の大きさを知覚する時間分解能である数10msから数100msの時間間隔ごとに行う。
次に、音源信号分析部102について説明する。音源信号分析部102は、騒音レベル分析部101と同様に、例えば、図示しない周波数帯域分割器、レベル分析器によって構成されていてもよい。このとき、音源信号分析部102の動作は、前述の騒音レベル分析部101と同様であるため、詳細な説明は省略するが、音源信号分析部102へ入力された2チャンネルのオーディオ信号について、周波数帯域毎にオーディオ信号レベルが算出される。
次に、マスキング量算出部103の動作について説明する。ユーザの視聴環境において、騒音信号が存在することでオーディオ信号が聞こえにくくなっている場合、騒音信号がないときのオーディオ信号の音の大きさと等しい音の大きさで聞こえさせるように必要なマスキング量は、オーディオ信号レベルと騒音信号レベルとの差と相関が高いことが知られている。
騒音信号レベルをN[dB]、オーディオ信号レベルをS[dB]とすると、マスキング量M[dB]は、以下の(式1)で近似できる。ただし、a、b、cは定数である。
M = a(S−N)+b(S−N)+c (式1)
図4は、マスキング量特性を表わす概略図である。具体的には、オーディオ信号レベルが70dBのときの、騒音信号レベルに対するマスキング量を表わしている。図4において、例えば騒音信号レベルが70dBのときには、マスキング量は約7.3dBである。このことから、オーディオ信号レベルが70dB、騒音信号レベルが70dBのときは、オーディオ信号レベルを7.3dBだけ大きくすれば、ユーザは視聴環境に騒音信号が存在しないときと同じ大きさで、オーディオ信号を聴くことができる。このように、マスキング量算出部103は、騒音信号レベルに応じたマスキング量を周波数帯域毎に算出する。
次に、補償量算出部104について説明する。補償量算出部104は、音の定位と音の広がりの変化を防ぐため、ユーザの両耳位置において聴感上のオーディオ信号の音の大きさが一定になるように、補償量を決定する。
周波数特性制御部105と周波数特性制御部106は、決定された補償量に基づいて、2チャンネルのオーディオ信号に対して周波数帯域毎のイコライザゲインを変化させた第1出力信号および第2出力信号をそれぞれ第1スピーカ500および第2スピーカ600へ出力する。補償量は、第1スピーカ500と第2スピーカ600の出力がそれぞれユーザの両耳に入ることを考慮して決定される。また、補償量算出部104は、例えば、ヒトが音の大きさを知覚する時間分解能である数10msから数100msの時間間隔毎に、補償量を決定する。
このように、本開示の音響システム1によれば、視聴環境において存在する騒音信号によって聞こえにくくなったオーディオ信号の出力を制御でき、騒音信号によって音の定位と音の広がりの変化を防ぎ、ユーザの聴感上、違和感を低減した制御が可能となる。
なお、上記実施の形態においては、騒音信号をマイクで検出するようにしたが、騒音信号と相関の高い車速信号やエンジン回転パルスなどを用いて、ユーザの両耳位置の騒音信号を推定するようにしても良い。
その場合、ユーザの視聴環境においてマイクを設置する必要がなく、また同時にマイクで検出した騒音信号を分析する必要もなくなり、システム構成を簡単にできる効果を有する。本実施形態を含む各実施形態では、第1マイク200と第2マイク300の他にマイクがあってもよいが、本実施形態では、マイクは第1マイク200、第2マイク300のみであるものとして説明する。
また、本実施形態を含む各実施形態では、本音源入力装置400の出力チャンネルは少なくとも1チャンネルあれば良いが、本実施形態では、出力チャンネルが2チャンネルとして説明する。音源入力装置400の出力チャンネルが1チャンネルの場合は、周波数特性制御部105と周波数特性制御部106には、同一の信号が入力される。
また、本実施形態を含む各実施形態では、第1スピーカ500、第2スピーカ600の他にスピーカがあってもよいが、本実施形態では、スピーカは第1スピーカ500、第2スピーカ600のみであるものとして説明する。
なお、音響再生装置100は、ディジタル信号処理が可能なディジタルシグナルプロセッサ(DSP)やマイコンなどで実現しても良い。
また、音源入力装置400から入力されるオーディオ信号がアナログ信号の場合には、音響再生装置100と音源入力装置400の間にディジタル信号に変換するA/D変換機が設けられていても良い。
また、音響再生装置100と第1スピーカ500、第2スピーカ600の間にディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、信号を増幅するためのアンプが設けられていても良い。
また、音響再生装置100と第1マイク200、第2マイク300の間にアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と信号を増幅するためのアンプ信号が設けられていても良い。さらに、音響再生装置100と第1マイク200、第2マイク300の間に両耳位置での騒音信号を推定および分析を行う両耳位置騒音分析部が設けられていても良い。
なお、図1において図示していないが、音響再生装置100は、第1マイク200および第2マイク300から騒音信号が入力される騒音信号入力部を備えるとしてもよい。さらに、音響再生装置100は、音源入力装置400からオーディオ信号が入力されるオーディオ信号入力部を備えるとしてもよい。また、音響再生装置100は、オーディオ信号を第1スピーカ500および第2スピーカへ出力するオーディオ信号出力部を備えるとしてもよい。
(第2の実施形態)
図2は、本開示の第2の実施形態における音響システムの一例を示すブロック図である。図2を用いて、本開示の第2の実施形態を説明する。なお、上述の第1の実施形態と重複する構成については、説明を省略する。音響システム2は、音響再生装置800、第1マイク200、第2マイク300、音源入力装置400、第1スピーカ500、第2スピーカ600を備える。
音響再生装置800は、騒音差分分析部801、騒音量算出部802、騒音生成部803、周波数特性制御部804、周波数特性制御部805、加算器806、加算器807、周波数特性制御部808、騒音レベル分析部101、音源信号分析部102、マスキング量算出部103、補償量算出部104を備える。
騒音差分分析部801は、騒音レベル分析部101の分析結果に基づいて、ユーザの両耳位置での左右の騒音レベル差分量を周波数帯域毎に算出する。騒音量算出部802は、騒音差分分析部801によって出力された騒音レベルの差分量に基づいて補償量を決定し、周波数特性制御部804、および周波数特性制御部805で用いるイコライザゲインを周波数帯域毎に算出する。ここで、騒音量算出部802は、ユーザの両耳位置における左右の騒音レベル差が低減するようにイコライザゲインを周波数帯域毎に算出する。
また、騒音量算出部802は、例えば、ヒトが音の大きさを知覚する時間分解能である数10msから数100msの時間間隔ごとに、補償量を決定するとしてもよい。
騒音生成部803では、人工的に、例えば、ピンクノイズなどの擬似騒音信号を生成する。ここで、騒音生成部803の出力チャンネルは2チャンネルであるとして説明するが、出力チャンネルは2チャンネル以上であってもよい。
また、騒音生成部803は、第1マイク200、第2マイク300から取得した信号に基づいて騒音信号を生成しても良い。周波数特性制御部804は、騒音生成部803で生成した騒音信号を、騒音量算出部802で算出したイコライザゲインで周波数帯域毎に制御する。周波数特性制御部804は、騒音信号を2つの出力チャンネル毎に個別のイコライザゲインで制御してもよいが、本実施形態のように同一のイコライザゲインで制御してもよい。2つの出力チャンネルについて、同一のイコライザゲインで騒音信号を制御した場合、システム構成が簡単になるという効果を有する。ここで、同一のイコライザゲインで騒音信号を制御して良い理由を説明する。
本実施形態では、騒音信号の音の大きさは、周波数特性制御部804と周波数特性制御部805で算出されたイコライザゲインに基づいて、ユーザの聴感上、両耳位置の左右で同じ騒音レベルになるように制御される。このとき、(式1)に基づいて、両耳位置の左右で騒音信号レベルが同じである場合、オーディオ信号のマスキング量は同じになるため、同一のイコライザゲインを用いて騒音信号を制御してもよいと言える。
周波数特性制御部805は、周波数特性制御部804と同様に制御される。なお、音響再生装置800は、ディジタル信号処理が可能なディジタルシグナルプロセッサ(DSP)やマイコンなどで実現しても良い。
加算器806は、周波数特性制御部808から出力される信号に、周波数特性制御部805から出力される信号を加算し、第1スピーカ500へ出力する。加算器807は、周波数特性制御部808から出力される信号に、周波数特性制御部804から出力される信号を加算し、第2スピーカ600へ出力する。
なお、図2において図示していないが、音響再生装置800は、第1マイク200および第2マイク300から騒音信号が入力される騒音信号入力部を備えるとしてもよい。さらに、音響再生装置100は、音源入力装置400からオーディオ信号が入力されるオーディオ信号入力部を備えるとしてもよい。また、音響再生装置800は、オーディオ信号を第1スピーカ500および第2スピーカへ出力するオーディオ信号出力部を備えるとしてもよい。
図3は、本開示の実施形態における車室内のマイク設置位置の一例を示す図である。図3は、第1マイク200と第2マイク300が車両900の車室内空間に配置される場合の配置位置の一例を示している。第1マイク200は、設置位置901に設置され、第2マイク300は、設置位置902に設置されている。ここでは、車両の運転座席におけるヘッドレストの左右に設置位置901および設置位置902が存在する例を示している。例えば、両耳位置の左右で騒音の大きさが異なる場合には、騒音レベルによるマスキング量が左右で異なるために、ボーカルの定位方向が、騒音レベルの小さな方向に移動してしまう。このような場所に第1マイク200および第2マイク300を配置すれば、ユーザ(運転手)が実際にオーディオ信号を視聴する場所における騒音を検出することができ、このような問題発生を抑制できる。また、第1マイク200および第2マイク300を設置する場所はこれに限らず、ユーザの両耳位置の左右で大きさの異なる騒音をそれぞれ検出可能であればどこに配置されてもよい。例えば、指向性を有するマイクを車両のコンソールパネルなどに配置して、運転手の両耳位置の左右で大きさの異なる騒音をそれぞれ検出するとしてもよい。また、例えば、車両の助手席のヘッドレストの左右に配置して、助手席に座るユーザの両耳位置における騒音を取得してもよい。
1、2 音響システム
100 音響再生装置
101 騒音レベル分析部
102 音源信号分析部
103 マスキング量算出部
104 補償量算出部
105 周波数特性制御部
106 周波数特性制御部
200 第1マイク
300 第2マイク
400 音源入力装置
500 第1スピーカ
600 第2スピーカ
800 音響再生装置
801 騒音差分分析部
802 騒音量算出部
803 騒音生成部
804 周波数特性制御部
805 周波数特性制御部
806 第1加算器
807 第2加算器
808 周波数特性制御部
900 車両
901 第1マイク設置位置
902 第2マイク設置位置

Claims (9)

  1. 第1騒音信号を取得する第1マイクと、
    第2騒音信号を取得する第2マイクと、
    オーディオ信号を入力するオーディオ信号入力部と、
    前記第1騒音信号と前記第2騒音信号に基づいて、前記第1騒音信号と前記第2騒音信号それぞれの騒音レベルを算出する騒音レベル分析部と、
    前記オーディオ信号に基づいて、前記オーディオ信号の信号レベルを算出する音源信号分析部と、
    前記第1騒音信号の騒音レベル、前記第2騒音信号の騒音レベル、前記オーディオ信号の信号レベルに基づいて、マスキング量を算出するマスキング量算出部と、
    前記マスキング量に基づいて、前記オーディオ信号の補償量を決定する補償量算出部と、
    算出した前記補償量に基づいて、前記オーディオ信号の周波数特性を制御し、第1出力信号および第2出力信号を生成する周波数特性制御部と、
    前記第1出力信号および前記第2出力信号をそれぞれ出力する第1スピーカおよび第2スピーカと、を備える、
    音響システム。
  2. 前記周波数特性制御部は、前記補償量に基づいて、前記オーディオ信号のイコライザゲインを変化させて前記第1出力信号および前記第2出力信号を生成する、
    請求項1に記載の音響システム。
  3. 前記補償量算出部は、一以上の周波数帯域毎に前記補償量を算出する、
    請求項1または2のいずれか一項に記載の音響システム。
  4. 前記周波数特性制御部は、前記補償量に基づいて、前記オーディオ信号のイコライザゲインを前記一以上の周波数帯域毎に変化させて、前記第1出力信号、および前記第2出力信号を生成する、
    請求項3に記載の音響システム。
  5. 前記第1騒音信号は所定の視聴位置における視聴者の左耳近傍の騒音を示し、前記第2騒音信号は前記所定の視聴位置における前記視聴者の右耳近傍の騒音を示し、
    前記補償量算出部は、前記第1スピーカおよび前記第2スピーカから出力される前記第1出力信号および前記第2出力信号が、前記視聴者の両耳位置で等しい音の大きさとなるように前記補償量を算出する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の音響システム。
  6. 前記第1騒音信号と前記第2騒音信号との騒音レベル差を分析する騒音差分分析部と、
    前記騒音レベル差に基づいて所定の騒音信号を生成する騒音生成部と、
    前記制御された騒音信号を前記オーディオ信号に加算する加算器と、をさらに備える、
    請求項1に記載の音響システム。
  7. 前記オーディオ信号は、第1オーディオ信号および第2オーディオ信号を含む少なくとも2チャンネルの信号である、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の音響システム。
  8. 第1地点における騒音を表わす第1騒音信号と、第2地点における騒音を表わす第2騒音信号とを入力する騒音信号入力部と、
    オーディオ信号を入力するオーディオ信号入力部と、
    前記第1騒音信号と前記第2騒音信号に基づいて、前記第1騒音信号と前記第2騒音信号それぞれの騒音レベルを算出する騒音レベル分析部と、
    前記オーディオ信号に基づいて、前記オーディオ信号の信号レベルを算出する音源信号分析部と、
    前記第1騒音信号の騒音レベル、前記第2騒音信号の騒音レベル、前記オーディオ信号の信号レベルに基づいて、マスキング量を算出するマスキング量算出部と、
    前記マスキング量に基づいて、前記オーディオ信号の補償量を決定する補償量算出部と、
    算出した前記補償量に基づいて、前記オーディオ信号の周波数特性を制御し、第1出力信号および第2出力信号を生成する周波数特性制御部と、
    生成された前記第1出力信号および前記第2出力信号を出力する出力部と、
    を備える音響再生装置。
  9. 第1地点における騒音を表わす第1騒音信号と、第2地点における騒音を表わす第2騒音信号とを取得するステップと、
    オーディオ信号を取得するステップと、
    前記第1騒音信号と前記第2騒音信号に基づいて、前記第1騒音信号と前記第2騒音信号それぞれの騒音レベルを算出するステップと、
    前記オーディオ信号に基づいて、前記オーディオ信号の信号レベルを算出するステップと、
    前記第1騒音信号の騒音レベル、前記第2騒音信号の騒音レベル、前記オーディオ信号の信号レベルに基づいて、マスキング量を算出するステップと、
    前記マスキング量に基づいて、前記オーディオ信号それぞれの補償量を決定するステップと、
    算出した前記補償量に基づいて、前記オーディオ信号の周波数特性を制御し、第1出力信号および第2出力信号を生成するステップと、
    生成された前記第1出力信号および前記第2出力信号を出力するステップと、
    を備える音響再生方法。
JP2018070016A 2018-03-30 2018-03-30 音響システム、音響再生装置、および音響再生方法 Pending JP2019180073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018070016A JP2019180073A (ja) 2018-03-30 2018-03-30 音響システム、音響再生装置、および音響再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018070016A JP2019180073A (ja) 2018-03-30 2018-03-30 音響システム、音響再生装置、および音響再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019180073A true JP2019180073A (ja) 2019-10-17

Family

ID=68279052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018070016A Pending JP2019180073A (ja) 2018-03-30 2018-03-30 音響システム、音響再生装置、および音響再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019180073A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023026555A1 (ja) * 2021-08-25 2023-03-02 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023026555A1 (ja) * 2021-08-25 2023-03-02 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3040984B1 (en) Sound zone arrangment with zonewise speech suppresion
CN101052242B (zh) 均衡音响***的方法
JP6870078B2 (ja) 動的サウンド調整のための雑音推定
US9236843B2 (en) Sound system with individual playback zones
JP5957446B2 (ja) 音響処理システム及び方法
JPH06310962A (ja) 自動音量調整装置
US8340963B2 (en) Echo suppressing system, echo suppressing method, recording medium, echo suppressor, sound output device, audio system, navigation system and mobile object
JP2006005902A (ja) 増幅装置及び振幅周波数特性調整方法
US9980043B2 (en) Method and device for adjusting balance between frequency components of an audio signal
EP3669780B1 (en) Methods, devices and system for a compensated hearing test
JP2007288713A (ja) 音響再生装置
JPWO2014125581A1 (ja) 音声再生装置、音声再生方法及び音声再生プログラム
JP2019180073A (ja) 音響システム、音響再生装置、および音響再生方法
Pinardi et al. Direction specific analysis of psychoacoustics parameters inside car cockpit: A novel tool for NVH and sound quality
JP5031840B2 (ja) 音像定位予測装置及び音像定位制御システム並びに音像定位予測方法及び音像定位制御方法
JP7061037B2 (ja) 音場再現システム、音場再現方法及び音場再現プログラム
CN110268722B (zh) 滤波器生成装置以及滤波器生成方法
JP5883580B2 (ja) フィルタ係数決定装置
JP4522509B2 (ja) オーディオ装置
JP5998357B2 (ja) 車載用音響再生装置
JP2020163936A (ja) 音響処理装置、音響処理方法、及びプログラム
JP2012187995A (ja) 車載用音響再生装置
JP2020137040A (ja) 位相制御装置、音響装置及び位相制御方法
Estreder et al. Perceptual Active Equalization of Multi-frequency Noise.
JP2012100117A (ja) 音響処理装置及び方法