JP2019174664A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示パネルと周辺部材である枠部との外観の調和が良好であり、優れた高級感を有する画像表示装置を提供する。【解決手段】表示パネルと、前記表示パネルの外縁に配置された枠部とを有する画像表示装置であって、前記枠部は被着体上に保護層を有する加飾成形品であり、前記保護層側が視認者側に配置されてなり、前記表示パネルは視認者側に透明板を有し、前記保護層と前記透明板とが、下記の条件等を満たす、画像表示装置。<条件>前記透明板の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをD1とし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをD2とした際に、D2/D1が0.80超1.15以下。【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
近年、自動車のダッシュボードには、カーナビゲーション等の画像表示装置が組み込まれることが多くなっている。
自動車の車内には多くの太陽光が入射するため、画像表示装置の表示パネルの表面には防眩性が求められる。画像表示装置に防眩性を付与する手段として、例えば、特許文献1〜3のような防眩性フィルムが提案されている。
特開2016−61046号公報 特開2016−68344号公報 特開2016−97510号公報
特許文献1〜3の防眩性フィルムは、表示パネルに貼り合わせることにより、画像表示装置に防眩性を付与することはできる。
しかし、自動車の車内は、落ち着いた高級感を演出することが求められるところ、自動車の表示パネルに特許文献1〜3の防眩性フィルムを適用した場合、表示パネルと車内の周辺部材(例えば、表示パネルの枠部)との外観上の調和に欠け、高級感を付与できないことが頻発した。
本発明者らは鋭意研究した結果、表示パネルと周辺部材とを外観上調和させるためには艶差を近づけることが重要であると考え、艶と相関性の高い表面粗さを近づけることを検討した。しかし、表示パネル表面と周辺部材との表面粗さを近づけても、表示パネル表面と周辺部材との外観上の調和が良くならず、高級感を付与できないことが頻発した。
そして、本発明者らはさらに鋭意研究した結果、表示パネル及び周辺部材の表面に映り込む背景の鮮鋭性が外観の調和に大きな影響を与えていること、鮮鋭性には表面形状の測定では測定することが困難である超高周波の凹凸が起因していること、高解像化した表示素子の解像度を損なわないために近年の表示パネルの表面形状は超高周波の凹凸が減少していることを見出し、さらには、鮮鋭性を客観的に評価し得るパラメータを見出し、本発明を完成するに至った。
上記課題を解決すべく、本発明は、以下の[1]を提供する。
[1]表示パネルと、前記表示パネルの外縁に配置された枠部とを有する画像表示装置であって、前記枠部は被着体上の最表面に保護層を有する加飾成形品であり、前記加飾成形品の前記保護層側が視認者側となるように配置されてなり、前記表示パネルは視認者側の最表面に透明板を有し、前記透明板と前記枠部とが下記条件1及び2を満たす、画像表示装置。
<条件1>
前記透明板の視認者側の表面形状を測定し、得られた表面形状の測定断面曲線から算出した算術平均高さをH[nm]とし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の表面形状を測定し、得られた表面形状の測定断面曲線から算出した算術平均高さをH[nm]とした際に、H/Hが0.80超1.15以下。
<条件2>
前記透明板の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをDとし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをDとした際に、D/Dが0.80超1.15以下。
本発明によれば、表示パネルと周辺部材である枠部との外観上の調和が良好であり、優れた高級感を有する画像表示装置を提供することができる。
本発明の画像表示装置の一実施形態を示す断面図である。 本発明の画像表示装置の一実施形態を示す平面図である。 加飾成形品を得るための転写シートの一実施形態を示す断面図である。
[画像表示装置]
本発明の画像表示装置は、表示パネルと、前記表示パネルの外縁に配置された枠部とを有する画像表示装置であって、前記枠部は被着体上の最表面に保護層を有する加飾成形品であり、前記加飾成形品の前記保護層側が視認者側となるように配置されてなり、前記表示パネルは視認者側の最表面に透明板を有し、前記透明板と前記枠部とが下記条件1及び2を満たすものである。
<条件1>
前記透明板の視認者側の表面形状を測定し、得られた表面形状の測定断面曲線から算出した算術平均高さをH[nm]とし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の表面形状を測定し、得られた表面形状の測定断面曲線から算出した算術平均高さをH[nm]とした際に、H/Hが0.80超1.15以下。
<条件2>
前記透明板の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをDとし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをDとした際に、D/Dが0.80超1.15以下。
図1は、本発明の画像表示装置の一実施形態を示す断面図であり、図2は、本発明の画像表示装置の一実施形態を示す平面図である。
図1及び図2の画像表示装置100は、表示パネル10と、表示パネルの外縁に配置された枠部20とを有している。
また、図1において、枠部20は、被着体21の最表面に保護層25を有する加飾成形品であり、保護層25が視認者側に配置されている。また、図1において、表示パネル10は視認者側の最表面に透明板13を有している。なお、図1において、視認者側とは図面の上側を意味する。また、図1において、枠部20は、被着体21と保護層25との間に、接着剤層22、印刷層23及びプライマー層24を有している。また、図1において、表示パネル10は、透明板13の他に、表示素子11及び光学フィルム12を有している。
本発明の画像表示装置は、透明板と枠部とが、下記条件1を満たすことを要する。
<条件1>
前記透明板の視認者側の表面形状を測定し、得られた表面形状の測定断面曲線から算出した算術平均高さをH[nm]とし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の表面形状を測定し、得られた表面形状の測定断面曲線から算出した算術平均高さをH[nm]とした際に、H/Hが0.80超1.15以下
条件1は、透明板の算術平均高さHに対する、枠部の視認者側の表面である保護層の算術平均高さHの比が、小さすぎず大きすぎないことを意味している。
/Hが0.80以下の場合、及び、H/Hが1.15を超える場合、透明板と保護層との艶差が大きくなり、表示パネルと枠部とが外観上調和せず、高級感を付与することができない。H/Hを0.80超1.15以下とすると、例えば、画像表示装置に映り込んだ蛍光灯の幅を、表示パネル部と枠部とでほぼ一致させる程度に、艶を一致させることができる。
/Hは0.85以上1.10以下であることが好ましく、0.87以上1.05以下であることがより好ましい。
なお、表示パネルと枠部とを外観上調和させ、高級感を付与するためには、後述する条件2を満たすことを要する。
透明板の算術平均高さH及び保護層の算術平均高さHは、三次元的な表面形状から算出することができ、具体的には、基準面に直交座標軸X、Y軸を置き、測定断面曲面をZ(x,y)、基準面の大きさをLx、Lyとすると下記式(1)で算出することができる。
三次元的な表面形状は、例えば、Zygo社の白色干渉顕微鏡(商品名:New View6300)で測定することができる。
また、表面凹凸は様々な周期の凹凸から形成されており、全ての周期の凹凸が艶に影響する。よって、三次元的な表面形状からH及びHを算出する際は、フィルタを介さないことが好ましい。例えば、Zygo社の白色干渉顕微鏡(商品名:New View6300)によりH及びHを算出する際には、Low wavelength(JIS B0601のλc輪郭曲線フィルタに相当)及びHigh wavelength(JIS B0601のλs輪郭曲線フィルタに相当)をOFFにすることが好ましい。
A=Lx×Ly
透明板の算術平均高さHと、保護層の算術平均高さHとの差の絶対値(|H−H|)は、25nm以下であることが好ましく、20nm以下であることがより好ましく、15nm以下であることがさらに好ましい。該絶対値を25nm以下とすることにより、表示パネルと枠部との外観上の調和をより良好なものとして、より高級感を付与しやすくできる。
保護層の算術平均高さHは、70〜200nmであることが好ましく、85〜175nmであることがより好ましく、100〜150nmであることがさらに好ましい。
を70nm以上とすることにより、枠部の防眩性を良好にしやすくでき、Hを200nm以下とすることにより、枠部の艶が低くなり過ぎて高級感が低下することを抑制しやすくできる。
透明板の算術平均高さHも、Hと同様の理由により、70〜200nmであることが好ましく、85〜175nmであることがより好ましく、100〜150nmであることがさらに好ましい。
本発明の画像表示装置は、透明板と枠部とが、さらに、下記条件2を満たすことを要する。
<条件2>
前記透明板の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをDとし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをDとした際に、D/Dが0.80超1.15以下。
は、透明板の背面に透明接着剤層及び黒色板を積層したサンプルを作製して測定することが好ましい。また、透明板と透明接着剤層との屈折率差、及び、透明接着剤層と黒色板の樹脂との屈折率差は、それぞれ0.10以下とすることが好ましい。また、黒色板は全光線透過率0%のものが好ましい。
加飾成形品(枠部)が光透過性を有する場合、Dは、加飾成形品の背面に透明接着剤層及び黒色板が積層されたサンプルを作製して測定することが好ましい。
なお、加飾成形品(枠部)が全体として光透過性を有さない場合、Dを測定する際に、加飾成形品の背面(保護層とは反対側の面)に黒色板を配置することは要さない。
及びDは、測定対象となる表面に光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により算出される「du(ダルネス)」として、得ることができる。ウェーブスキャン装置は、例えば、BYKジャパン社の商品名「ウェーブスキャン デュアル AW−4840」が挙げられる。ウェーブスキャン装置により測定されるduは、0.1mmよりも小さな構造(超高周波の凹凸)による散乱光に関する値であり、duが小さければ、0.1mmよりも小さな構造(超高周波の凹凸)の絶対量が少ないということができる。なお、duを測定する際の入射光の角度(測定対象の表面の法線方向と入射光とがなす角度)は20度である。
条件2では、D/Dが0.80超1.15以下であることを規定している。
以下、条件2の技術思想を説明する。
まず、上述した条件1は、艶の指標である表面粗さを近づけることによって外観上の調和を狙ったものである。しかし、本発明者らの検討では、表示パネル表面と周辺部材との表面粗さを近づけるのみでは、表示パネル表面と周辺部材との外観上の調和が良くならず、高級感を付与できないことが頻発した。
条件1による問題を解消するため、発明者らは鋭意研究した結果、表示パネル及び周辺部材の表面に映り込む背景の鮮鋭性が外観の調和に大きな影響を与えていること、鮮鋭性には表面形状の測定では測定することが困難である超高周波の凹凸が起因していること、高解像化した表示素子の解像度を損なわないために近年の表示パネルの表面形状は超高周波の凹凸が減少していることを見出し、さらには、duが超高周波の凹凸量に関係し、鮮鋭性を客観的に評価し得るパラメータになり得ることを見出し、条件2を特定するに至った。
すなわち、D及びDは、透明板及び保護層の表面形状において、鮮鋭性に影響を与える超高周波の凹凸がどの程度存在するかを示している。そして、条件2のD/Dは、透明板表面の超高周波の凹凸量に対して、枠部の視認者側の表面である保護層表面の超高周波の凹凸量が、少なすぎず多すぎないことを意味している。
/Dが0.80以下の場合、及びD/Dが1.15を超える場合、透明板と保護層とに映り込む背景の鮮鋭性が大きく異なり、表示パネルと枠部との外観が調和せず、高級感を付与することができない。D/Dを0.80超1.15以下とすると、例えば、画像表示装置に映り込んだ蛍光灯のエッジ部のぼやけ具合を、表示パネル部と枠部とでほぼ一致させることができる程度に、鮮鋭性を一致させることができる。
/Dは0.85以上1.10以下であることが好ましく、0.87以上1.05以下であることがより好ましい。
と、Dとの差の絶対値(|D−D|)は、7以下であることが好ましく、5以下であることがより好ましく、3以下であることがさらに好ましい。該絶対値を7以下とすることにより、表示パネルと枠部との外観上の調和をより良好なものとして、より高級感を付与しやすくできる。
は、30〜45であることが好ましく、35〜45であることがより好ましく、40〜45であることがさらに好ましい。
を30以上とすることにより、枠部の防眩性を良好にしやすくでき、Dを45以下とすることにより、枠部の鮮鋭性が低くなり過ぎて高級感が低下することを抑制しやすくできる。
も、Dと同様の理由により、30〜45であることが好ましく、35〜45であることがより好ましく、40〜45であることがさらに好ましい。
本発明の画像表示装置は、透明板と枠部とが、さらに、下記条件3を満たすことが好ましい。
<条件3>
前記透明板の視認者側から測定したJIS Z8741:1997の60度鏡面光沢度をG[%]とし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の視認者側から測定したJISZ8741:1997の60度鏡面光沢度をG[%]とした際に、G/Gが0.70以上1.40以下。
条件3を満たすことにより、表示パネル表面と周辺部材との外観上の調和をより良好にしやすくすることができ、高級感をより優れたものにしやすくできる。
条件3において、G/Gは、0.75以上1.30以下であることがより好ましく、0.80以上1.20以下であることがさらに好ましい。
なお、G[%]及びG[%]を測定する際は、D及びDの測定と同様に、必要に応じて、透明板及び枠部の背面に黒色板を配置することが好ましい。
<表示パネル>
表示パネルは、視認者側の最表面に透明板を有する。
<<透明板>>
透明板は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体などのビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチルなどのアクリル系樹脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ナイロン6又はナイロン66などで代表されるポリアミド系樹脂などの樹脂からなるプラスチック板;ガラス板等が挙げられる。これらの中でも、耐擦傷性に優れるとともに、平面性に優れ高級感を付与しやすいガラス板が好ましい。
透明板としてのプラスチック板及びガラス板は、Hを上述する範囲にするために、マット加工されたものであることが好ましい。
透明板は、プラスチック板やガラス板上に、マット加工されたフィルムを貼り合わせたものであってもよいが、平面性の観点から、透明板としてのプラスチック板又はガラス板自体がマット加工されたものが好ましい。
透明板中には、有機粒子及び無機粒子等の粒子を実質的に含有しないことが好ましい。透明板中に粒子を含有しないことにより、内部拡散によりDが大きくなり過ぎることを抑制し、より高級感を付与しやすくできる。
なお、透明板中に粒子を実質的に含有しないとは、透明板の全固形分の1質量%以下であることを意味し、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.01質量%以下、さらに好ましくは0質量%である。
透明板の厚みは、強度、薄膜化及び二重像抑制のバランスの観点から0.1〜5mmであることが好ましく、0.5〜3mmであることがより好ましい。
<<表示素子>>
画像表示装置100の透明板13の視認者側とは反対側には、表示素子11が配置される。
表示素子としては、液晶表示素子、EL表示素子、プラズマ表示素子、電子ペーパー素子、マイクロLED表示素子等が挙げられる。
液晶表示素子としては、TN方式、STN方式、TSTN方式、IPS方式、VA方式、マルチドメイン方式、OCB方式等が挙げられる。また、これらの何れかの方式にタッチパネル機能を組み込んでなる、インセルタッチパネル液晶素子も挙げられる。
なお、表示素子が液晶表示素子の場合、表示素子の視認者とは反対側にはバックライトが必要である。
<<光学フィルム>>
画像表示装置100の表示素子11と透明板13の間には、必要に応じて光学フィルム12が配置される。
光学フィルムとしては、位相差フィルム、反射防止フィルム、飛散防止フィルム等の1種又は2種以上が挙げられる。
また、図示しないが、表示パネルはタッチパネル機能を搭載したものであってもよい。
<枠部>
枠部は表示パネルの外縁に配置される。また、枠部は、被着体上の最表面に保護層を有する加飾成形品である。
表示パネルの表面形状は、高解像化した表示素子の解像度を損なわないために超高周波の凹凸が減少する構成となっている場合が多い。このため、条件1及び2を満たすためには、表示パネルの外観に枠部の外観(艶、鮮鋭性)を如何にして合わせることが重要となる。
枠部の外観(艶、鮮鋭性)には、保護層の組成及び表面形状が大きな影響を与える。保護層の表面形状は、例えば、後述する離型シートの表面形状によって調整することができる。
<<保護層>>
保護層は硬化性樹脂組成物の硬化物を主成分として含むことが好ましい。主成分とは、保護層を構成する全固形分の50質量%以上を意味し、該割合は70質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましく、99質量%以上であることがよりさらに好ましい。
硬化性樹脂組成物の硬化物は、熱硬化性樹脂組成物の硬化物、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物が挙げられ、これらの中でも、保護層の耐擦傷性の観点から電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物が好ましい。また、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物の中でも、保護層の形成時点で架橋硬化を完了させやすく、架橋硬化が経時的に進行することにより、H及びDが変化することを抑制できる、電子線硬化性樹脂組成物の硬化物が好ましい。
熱硬化性樹脂組成物は、少なくとも熱硬化性樹脂を含む組成物であり、加熱により、硬化する樹脂組成物である。熱硬化性樹脂としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、尿素メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂組成物には、これら硬化性樹脂に、必要に応じて硬化剤が添加される。
電離放射線硬化性樹脂とは、電離放射線を照射することにより、架橋、硬化する樹脂のことであり、電離放射線硬化性官能基を有するものである。ここで、電離放射線硬化性官能基とは、電離放射線の照射によって架橋硬化する基であり、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基等のエチレン性二重結合を有する官能基等が好ましく挙げられる。また、電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、通常、紫外線(UV)又は電子線(EB)が用いられるが、その他、X線、γ線等の電磁波、α線、イオン線等の荷電粒子線も含まれる。
電離放射線硬化性樹脂としては、具体的には、従来電離放射線硬化性樹脂として慣用されている重合性モノマー、重合性オリゴマーの中から適宜選択して用いることができる。
重合性モノマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好ましく、中でも多官能性(メタ)アクリレートモノマーが好ましい。ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。
多官能性(メタ)アクリレートモノマーとしては、分子中に2つ以上の電離放射線硬化性官能基を有し、かつ該官能基として少なくとも(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートモノマーが挙げられ、より優れた耐傷性及び耐候性等の表面特性を得る観点から、アクリロイル基を有するアクリレートモノマーが好ましい。
重合性オリゴマーとしては、例えば、分子中に2つ以上の電離放射線硬化性官能基を有し、かつ該官能基として少なくとも(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートオリゴマーが挙げられる。例えば、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリカーボネート(メタ)アクリレートオリゴマー、アクリル(メタ)アクリレートオリゴマー等が挙げられる。
これらの重合性オリゴマーは、単独で、又は複数種を組み合わせて用いてもよい。
重合性オリゴマーの中でもポリカーボネート(メタ)アクリレートオリゴマーが好ましい。ポリカーボネート(メタ)アクリレートオリゴマーは、主鎖にカーボネート結合を有し、かつ末端または側鎖に(メタ)アクリレート基を有するものであれば特に制限されず、ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーであるポリカーボネート系ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーであってもよい。
電離放射線硬化性樹脂は、上記多官能性(メタ)アクリレート等とともに、その粘度を低下させる等の目的で、単官能性(メタ)アクリレートを適宜併用することができる。これらの単官能性(メタ)アクリレートは、単独で、又は複数種を組み合わせて用いてもよい。
保護層中には、有機粒子及び無機粒子等の粒子を実質的に含有しないことが好ましい。保護層中に粒子を含有しないことにより、内部拡散によってDが大きくなり過ぎることを抑制し、より高級感を付与しやすくできる。また、表示パネルの透明板の多くは粒子を含有していないため、保護層中に粒子を含有させないことにより、表示パネルと枠部との外観を近づけやすくすることができ、より高級感を付与しやすくできる。
保護層中に粒子を実質的に含有しないとは、保護層の全固形分の1質量%以下であることを意味し、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.01質量%以下、さらに好ましくは0質量%である。
保護層中に粒子を実質的に含有することなく、条件1及び2を満たすためには、転写シートの離型シートの表面を凹凸化しておき、離型シート表面凹凸を反映させた保護層を形成することが好ましい。
保護層は、硬化性樹脂組成物の硬化物以外の樹脂成分として、熱可塑性樹脂を含有していてもよい。保護層が熱可塑性樹脂を含むことにより、成形時のクラックを抑制し、成形性を良好にすることができる。熱可塑性樹脂は、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂等の汎用の樹脂を用いることができる。
熱可塑性樹脂の含有量は、保護層の全固形分の0.1〜20質量%であることが好ましく、0.5〜10質量%であることがより好ましく、1〜5質量%であることがさらに好ましい。
保護層の厚みは、表面硬度及び成形性のバランスの観点から、0.5〜30μmであることが好ましく、1〜20μmであることがより好ましく、2〜10μmであることがさらに好ましい。
保護層は多層構造であってもよい。保護層を多層構造とする例としては、硬化性樹脂組成物の硬化物を含む層と、該層より視認者側に位置する低屈折率層との2層構造が挙げられる。
<<被着体>>
被着体としては、金属、ガラス、セラミックス、樹脂等からなる成形体が挙げられる。これらの中でも樹脂成形体が好ましい。
被着体の形状は、平板状であってもよいし、曲面等を有する三次元形状であってもよい。また、被着体は有色であってもよい。
樹脂成形体は、射出成形可能な熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂から形成することができる。
加飾成形品をインモールド成形により製造する場合には、樹脂成形体として熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。このような熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂(耐熱ABS樹脂を含む)、AS樹脂、AN樹脂、ポリフェニレンオキサイド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテフタレート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、およびポリフェニレンサルファイド系樹脂等が挙げられる。
<<その他の層>>
枠部を構成する加飾成形品は、被着体と保護層との間に、プライマー層、印刷層、接着剤層等の機能層を有していてもよい。
<<接着剤層>>
接着剤層は、樹脂成形体等の被着体と、転写層との接着性を良好にして、転写作業を良好にする役割を有する。
なお、保護層と被着体との接着性が良好な場合は、接着剤層を設けなくてもよい。
接着剤層は、被着体の素材に適した感熱性又は感圧性の樹脂を使用することが好ましい。例えば、被着体の材質がアクリル系樹脂の場合は、アクリル系樹脂を用いることが好ましい。また、被着体の材質がポリフェニレンオキサイド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用することが好ましい。さらに、被着体の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂を使用することが好ましい。
接着剤層には、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤等の添加剤を配合してもよい。
接着剤層の厚みは、0.1〜10μmであることが好ましく、0.5〜5μmであることがより好ましい。
<<プライマー層>>
プライマー層は、保護層と、プライマー層を介して保護層よりも被着体側に位置する層との密着性を向上するために、必要に応じて設けられる層である。
プライマー層は、主に樹脂成分を含むことが好ましい。また、プライマー層の樹脂成分は、インモールド成形等の高温環境に置かれる場合において、耐熱性を付与することを考慮して、硬化性樹脂組成物の硬化物を含むことが好ましい。
硬化性樹脂組成物としては、熱硬化性樹脂組成物、電離放射線硬化性樹脂組成物が挙げられ、熱硬化性樹脂組成物が好ましい。
プライマー層の熱硬化性樹脂組成物及び電離放射線硬化性樹脂組成物は、保護層の熱硬化性樹脂組成物及び電離放射線硬化性樹脂組成物として例示したものと同様のものを使用することができる。
プライマー層の厚みは、0.1〜6μmであることが好ましく、0.5〜5μmであることがより好ましい。
<<印刷層>>
印刷層は、加飾成形品に所望の意匠性を付与するための層であり、所望により設けられる層である。
印刷層のパターンは任意であり、例えば、木目、石目、布目、砂目、円、四角形、多角形、幾何学模様、文字、ベタ印刷等が挙げられる。
印刷層は、ポリビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、セルロース系樹脂等のバインダー樹脂と、顔料及び/又は染料とを含むことが好ましい。
印刷層の厚みは、意匠性の観点から0.5〜40μmが好ましく、1〜30μmがより好ましい。
<表示パネルの透明板と枠部との配置関係>
画像表示装置の視認者側における透明板と、枠部との間隔は5mm以下であることが好ましく、1mm以下であることがより好ましく、0.5mm以下であることがさらに好ましく、0.1mm以下であることがよりさらに好ましい。
画像表示装置の視認者側において、透明板と枠部との間隔が狭いほど、条件1及び2を満たすことによる外観の調和の効果を発揮しやすくできる点で好ましい。
画像表示装置の視認者側において、透明板と枠部との段差は5mm以下であることが好ましく、1mm以下であることがより好ましく、0.5mm以下であることがさらに好ましく、0.1mm以下であることがよりさらに好ましい。
画像表示装置の視認者側において、透明板と枠部との段差が小さいほど、条件1及び2を満たすことによる外観の調和の効果を発揮しやすくできる点で好ましい。
<用途>
本発明の画像表示装置は、オフィス及び家庭用PCのモニタ、テレビ、携帯型情報端末、デジタルサイネージ(電子看板)、及び、自動車、電車等の車両用の画像表示装置等に使用することができる。これらの中でも車両用の画像表示装置が好ましく、自動車用の画像表示装置がより好ましい。特に、自動車のダッシュボードに組み込む画像表示装置として用いることが、本発明の効果を発揮しやすい点で好ましい。
<加飾成形品の製造方法>
枠部を構成する加飾成形品は、例えば、離型シート上に保護層を含む転写層を有する転写シートの転写層側の面と、樹脂成形体等の被着体とを接着し、被着体上に転写層を積層する工程と、転写シートの離型シートを剥離する工程とから製造することができる。
加飾成形品の製造方法には、公知の転写法を用いることができる。例えば、(i)予め成形された被着体と転写シートの転写層側の面とを貼着し、被着体上に転写層を積層した後、該転写シートの離型シートを剥離する方法、(ii)平板状の被着体と転写シートの転写層側の面とを貼着し、被着体上に転写層を積層した後、該転写シートの離型シートを剥離し、その後、転写層が転写された被着体を成形する方法、(iii)被着体を射出成形する際に、被着体と転写シートの転写層側の面とを一体化させ、被着体上に転写層を積層した後、転写シートの離型シートを剥離する方法〔インモールド成形(射出成形同時転写加飾法)〕等が挙げられる。中でも、インモールド成形(射出成形同時転写加飾法)によれば、三次元曲面などの複雑な表面形状を有する樹脂成形体に加飾成形することができる。
インモールド成形による加飾成形品の製造方法の一実施態様としては、
(z1)転写シートの転写層側をインモールド成形用金型の内側に向けて配置する工程と、
(z2)上記インモールド成形用金型内に樹脂を射出注入する工程と、
(z3)転写シートと、上記樹脂とを一体化させて、樹脂成形体(被着体)の表面上に転写シートの転写層を積層する工程と、
(z4)樹脂成形体(被着体)を金型から取り出した後、又は樹脂成形体を金型から取り出すと同時に、転写シートの離型シートを剥離する工程と、を有するものが挙げられる。
なお、加飾成形品を枠状の形状とするには、例えば、下記(a)及び(b)の手段が挙げられる。
(a)被着体に転写層を転写した後に中央部をくり抜いて枠状に形成する。
(b)転写シートを枠状の形状の型に配置し、インモールド成形する。
<<転写シート>>
加飾成形品を得るための転写シートは、例えば、離型シート上に保護層を含む転写層を有し、保護層が離型シートに接して配置されてなる構成からなる。
図3は、転写シート700の実施の形態を示す断面図である。
図3の転写シート700は、離型シート600上に、保護層25を含む転写層500を有している。また、図3において、保護層25は離型シート600に接している。また、図3において、離型シート600は、基材601上に離型層602を有している。また、図3において、転写層500は、保護層25の他に、プライマー層24、印刷層23及び接着剤層22を有している。
<<離型シート>>
枠部の表面となる保護層の表面形状は、離型シートの表面形状をほぼ反映したものとなる。
離型シートは基材単層でもよいが、離型シートの表面形状を調整しやすくするため、基材上に離型層を有するものが好ましい。
離型シートの基材としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体などのビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチルなどのアクリル系樹脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ナイロン6又はナイロン66などで代表されるポリアミド系樹脂などの樹脂からなるプラスチックフィルムが挙げられる。
これらのプラスチックフィルムの中では、耐熱性、寸法安定性に優れ、転写時の位置合わせの適性に優れる2軸延伸ポリエステルフィルムが好適である。
基材の厚みは、成形性、形状追従性、取り扱いの観点から、12〜150μmであることが好ましく、25〜100μmであることがより好ましい。
また、基材の表面には、離型層との接着性を高めるために、コロナ放電処理、酸化処理等の物理的な処理や、アンカー剤又はプライマーと呼ばれる塗料の塗布を予め行ってもよい。
離型シートの離型層は、樹脂成分及び粒子を含むものであることが好ましい。
離型層の樹脂成分は、所定の被膜強度を有し、保護層との接着力が低い材料であれば特に限定されず、汎用の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂組成物の硬化物、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物等が挙げられる。具体的には、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体樹脂、硝化綿等が挙げられる。
これら樹脂成分の中でも、強度に優れるとともに、瞬時に硬化するため正確かつ精密な形状を付与できる電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物が好ましく、電子線硬化性樹脂組成物の硬化物がより好ましい。
離型層の電離放射線硬化性樹脂組成物に含まれる電離放射線硬化性樹脂は、保護層の電離放射線硬化性樹脂として例示したものと同様のものを用いることができる。
また、離型層の電離放射線硬化性樹脂組成物は、重合性オリゴマーを含むことが好ましく、その中でもポリカーボネート(メタ)アクリレートオリゴマーが好ましい。
また、離型層の電離放射線硬化性樹脂組成物は、重合性オリゴマー及び重合性モノマーを含むことが好ましい。電離放射線硬化性樹脂組成物が重合性オリゴマー及び重合性モノマーを含むことにより、成形性を維持しつつ、成形時(転写時)に離型層が変形することによって保護層の表面形状及び光学特性が変化することを抑制できる。言い換えると、電離放射線硬化性樹脂組成物が重合性オリゴマー及び重合性モノマーを含むことにより、条件1及び2を制御しやすくできる。
重合性オリゴマーと重合性モノマーとの質量比は、95:5〜70:30であることが好ましく、90:10〜80:20であることがより好ましい。
また、重合性オリゴマー及び重合性モノマーを併用する場合、重合性オリゴマーの重合性官能基数よりも重合性モノマーの重合性官能基数が多いことが好ましい。重合性オリゴマーの重合性官能基数は2〜4であることが好ましく、2であることがより好ましい。重合性モノマーの重合性官能基数は3〜8であることが好ましく、4〜8であることがより好ましく、6であることがさらに好ましい。
離型層の粒子は、有機粒子、無機粒子から選ばれる1種以上を用いることができる。
有機粒子としては、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル−スチレン共重合体、メラミン樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ベンゾグアナミン−メラミン−ホルムアルデヒド縮合物、シリコーン、フッ素系樹脂及びポリエステル系樹脂等からなる粒子が挙げられる。
無機粒子としては、シリカ、アルミナ、アンチモン、ジルコニア及びチタニア等からなる粒子が挙げられる。
粒子の形状は球形であってもよいし、不定形であってもよい。
これらの粒子の中でも、コストの観点から、不定形シリカが好ましい。
粒子の平均粒子径は、0.5〜5.0μmが好ましく、1.0〜3.0μmがより好ましく、1.5〜2.5μmがさらに好ましい。
本明細書において、平均粒子径は、溶液中に分散した粒子を動的光散乱方法で測定し、粒子径分布を体積累積分布で表したときの50%粒子径(d50:メジアン径)である。50%粒子径は、例えば、Microtrac粒度分析計(日機装株式会社)を用いて測定することができる。
離型層の全固形分に対する粒子の含有量は0.1質量%以上1.0質量%未満であることが好ましく、0.2質量%以上0.8質量%以下であることが好ましく、0.3質量%以上0.7質量%以下であることがさらに好ましい。
粒子の含有量を上記範囲とすることにより、転写した保護層に対して、防眩性を付与しつつ鮮鋭性の低下を抑制しやすくすることができ、条件1及び2を満たしやすくできる。
離型層の厚みは、0.3〜4.0μmが好ましく、0.7〜2.8μmがより好ましく、0.8〜2.2μmがさらに好ましい。
離型層中の粒子の含有量を上記範囲としつつ、離型層の厚みを上記範囲とすることにより、離型層中の粒子の絶対量が適切な範囲となって離型層の表面形状を適切化しやすくできる結果、転写した保護層に対して、防眩性を付与しつつ鮮鋭性の低下を抑制することができ、条件1及び2を満たしやすくできる。
また、条件1及び2を満たしやすくするために、離型層の厚みtと粒子の平均粒子径dとの比(d/t)は、1.0超2.7以下であることが好ましく、1.1以上2.5以下であることがより好ましく、1.2以上2.3以下であることがさらに好ましい。
離型層は、保護層との離型性を向上するために離型剤を含有してもよい。
離型剤としては、合成ワックスや天然ワッス等のワックス類が挙げられる。合成ワックスとしては、ポリエチレンワックスやポリプピレンワックス等のポリオレフィンワックスが好ましい。また、離型層の硬度向上と離型剤のブリード抑制の観点から、離型剤として、反応性シリコーン等の架橋硬化可能な離型成分を用いてもよい。
離型層の全固形分に対する離型剤の質量割合は、0.3〜10質量%であることが好ましく、1.5〜5質量%であることがより好ましい。
離型シートは、その他の層を有していてもよい。
その他の層としては、帯電防止層が挙げられる。帯電防止層を有することにより、離型シートを剥離する際の剥離帯電を抑制でき、転写の作業性を向上できる。
<<転写層>>
転写層は、離型シートと接する側に保護層を有する。転写層を構成する保護層の実施の形態は、上述した枠部を構成する保護層の実施の形態と同様である。
転写層は、保護層の他に、プライマー層、印刷層及び接着剤層等を有していてもよい。転写層を構成するプライマー層、印刷層及び接着剤層の実施の形態は、上述した枠部を構成するプライマー層、印刷層及び接着剤層の実施の形態と同様である。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお、本発明は、実施例に記載の形態に限定されるものではない。
1.評価、測定
実施例及び比較例で得られた画像表示装置について以下の評価、測定を行った。結果を表1に示す。
1−1.H及びHの測定
実施例及び比較例で作製した加飾成形品(枠部)の保護層の表面形状、及び、実施例及び比較例で用いマットガラス板の視認者側(マット側)の表面形状を、白色干渉顕微鏡(New View6300、Zygo社)を用いて、以下の条件にて、測定及び解析した。Surface Map画面上に「Ra」を表示させ、表示された数値を、保護層の算術平均高さH[nm]、透明板の算術平均高さH[nm]とした。結果を表1に示す。
測定及び解析ソフトは、Metro Pro ver8.1.5のMicroscope Applicationを用いた。
(測定条件)
対物レンズ:2.5倍
Zoom:1倍
測定領域:414μm×414μm
解像度(1点当たりの間隔):0.44μm
(解析条件)
Removed:Cylinder
Filter Low wavelength:OFF
Filter High wavelength:OFF
なお、Low wavelengthはJIS B0601のλc輪郭曲線フィルタに相当し、High wavelengthはJIS B0601のλs輪郭曲線フィルタに相当する。
1−2.D及びDの測定
実施例及び比較例で用いたマットガラス板の視認者側(マット側)とは反対側の面に、透明接着剤層を介して黒色板(クラレ社、商品名:コモグラス、品番 :DFA502K、厚み2.0mm、全光線透過率:0%)を貼り合わせたサンプルを作製した。ガラス板と透明接着剤層との屈折率差、及び、透明接着剤層と黒色板の樹脂との屈折率差は、それぞれ0.10以下とした。次いで、ウェーブスキャン装置(BYKジャパン社、商品名:ウェーブスキャン デュアル AW−4840)を用いて、サンプルのガラス板側からDを測定した。なお、前記測定装置上におけるDの表示項目は「du(ダルネス)」である。
次いで、実施例及び比較例で作製した加飾成形品(枠部)の保護層側から、上記同様のウェーブスキャン装置を用い、Dを測定した。結果を表1に示す。
1−3.G及びGの測定
1−2で作製したサンプルのガラス板側からJIS Z8741:1997の60度鏡面光沢度(G[%])を測定した。また、実施例及び比較例で作製した加飾成形品(枠部)の保護層側からJIS Z8741:1997の60度鏡面光沢度(G[%])を測定した。測定装置は、BYK Gardner社の商品名「micro−TRI−gloss」を用いた。結果を表1に示す。
1−4.外観の調和1(艶)
実施例及び比較例で作製した画像表示装置を蛍光灯の照明下で目視で観察し、下記の基準で、艶の調和を評価した。
A:表示パネル及び枠部に映り込んだ蛍光灯の幅がほぼ一致し、表示パネルと枠部とのつなぎ目に違和感を受けない。
C:表示パネル及び枠部に映り込んだ蛍光灯の幅が一致せず、表示パネルと枠部とのつなぎ目に違和感を受ける。
1−5.外観の調和2(鮮鋭性)
実施例及び比較例で作製した画像表示装置を蛍光灯の照明下で目視で観察し、下記の基準で、艶の調和を評価した。
A:表示パネル及び枠部に映り込んだ蛍光灯のエッジのぼやけ具合がほぼ一致し、表示パネルと枠部とのつなぎ目に違和感を受けない。
C:表示パネル及び枠部に映り込んだ蛍光灯のエッジのぼやけ具合が一致せず、表示パネルと枠部とのつなぎ目に違和感を受ける。
1−6.外観の調和の総合評価(高級感)
艶及び鮮鋭性の調和が何れも良好であり、高級感に極めて優れるものを「A」、艶及び/又は鮮鋭性の調和が良好ではなく、高級感が不十分なものを「C」とした。
2.画像表示装置の作製
[実施例1]
<転写シートの作製>
基材(厚み75μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム)上に、下記処方の離型層用塗布液を塗布し、電子線を照射して、厚み1.5μmの離型層を形成し、離型シートを得た。
次いで、離型シートの離型層上に、下記処方の保護層用塗布液を塗布し、電子線を照射して、厚み3.0μmの保護層を形成した。
次いで、保護層上に、下記処方のプライマー層用塗布液を塗布、乾燥し、厚み3.0μmのプライマー層を形成した。
次いで、プライマー層上に、ウレタン系2液硬化性樹脂組成物、黒色顔料及び溶剤を含む印刷層用塗布液を塗布、乾燥し、厚み1.5μmの黒色の印刷層を形成した。
次いで、印刷層上に、熱可塑性樹脂(アクリルエステル系樹脂)を溶剤で希釈した接着剤層用塗布液を塗布、乾燥し、厚み1.5μmのヒートシール性を有する接着剤層を形成し、転写シートを得た。
<離型層用塗布液>
・2官能のポリカーボネート系ウレタンアクリレート(重量平均分子量:8,000) 85質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート 15質量部
・離型成分(電子線硬化性シリコーン系化合物) 3質量部
・シリカ粒子 0.5部
(不定形シリカ、平均粒子径2.0μm)
<保護層用塗布液>
・4官能のポリカーボネート系ウレタンアクリレート(重量平均分子量:10,000) 97.5質量部
・アクリルポリマー(アクリル樹脂、メタクリル酸メチルとメタクリル酸との共重合体、Tg105℃、重量平均分子量:約20,000)2.5質量部
・溶剤 適量
<プライマー層用塗布液>
・アクリルポリオール 3質量部
(荒川化学工業社、商品名アラコートDA105)
・イソシアネート系化合物 1質量部
(荒川化学工業社、商品名アラコートCL102H)
・溶剤 適量
<枠部(加飾成形品)の作製>
得られた転写シートの接着剤層側の面を黒色板(クラレ社、商品名:コモグラス、品番:DFA502K、厚み2.0mm、全光線透過率:0%)に重ね合わせ、転写シートの基材側から加熱し、被着体(黒色板)上に転写層を積層した。次いで、レーザーカッティングで中央部をくり抜いた。次いで、転写シートの離型シートを剥離し、加飾成形品(枠部)を得た。
<画像表示装置の作製>
片面がマット化された市販のマットガラスを準備し、表示パネルの透明板とした。
次いで、枠部(加飾成形品)の保護層側、及び、透明板(マットガラス)のマット面が視認者側となるようにして、枠部(加飾成形品)の内側に透明板(マットガラス)を配置した。枠部と透明板との間隔は0.1mm以下とし、枠部と透明板との段差は0.1mm以下とした。
次いで、透明板の視認者側とは反対側に、市販の液晶表示装置から取り出した表示素子及びバックライトを配置して、実施例1の画像表示装置を得た。
[実施例2]、[比較例1〜3]
離型層用塗布液中のシリカ粒子の含有割合(離型層用塗布液の全固形分に対するシリカ粒子の質量割合[%])、及び離型層の厚みを表1の値に変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2並びに比較例1〜3の画像表示装置を得た。
表1の結果から、条件1(H/Hが0.80超1.15以下)及び条件2(D/Dが0.80超1.15以下)を満たす実施例1〜2の画像表示装置は、表示パネルと枠部との外観上の調和が良好であり、優れた高級感を付与できることが確認できる。
なお、表中には記載していないが、実施例1〜2の画像表示装置は、表示パネル部及び枠部に映り込んだ蛍光灯のエッジが僅かにぼやけ、かつ、映り込んだ蛍光灯の巾が広く輝度が低下し、防眩性を有するものであった。また、実施例1〜2の画像表示装置の映像を表示したところ、解像度の劣化も認知されなかった。
10:表示パネル
11:表示素子
12:光学フィルム
13:透明板
20:枠部
21:被着体
22:接着剤層
23:印刷層
24:プライマー層
25:保護層
100:画像表示装置
500:転写層
600:離型シート
601:基材
602:離型層
700:転写シート

Claims (7)

  1. 表示パネルと、前記表示パネルの外縁に配置された枠部とを有する画像表示装置であって、前記枠部は被着体上の最表面に保護層を有する加飾成形品であり、前記加飾成形品の前記保護層側が視認者側となるように配置されてなり、前記表示パネルは視認者側の最表面に透明板を有し、前記透明板と前記枠部とが下記条件1及び2を満たす、画像表示装置。
    <条件1>
    前記透明板の視認者側の表面形状を測定し、得られた表面形状の測定断面曲線から算出した算術平均高さをH[nm]とし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の表面形状を測定し、得られた表面形状の測定断面曲線から算出した算術平均高さをH[nm]とした際に、H/Hが0.80超1.15以下。
    <条件2>
    前記透明板の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをDとし、前記枠部の視認者側の表面である前記保護層の視認者側から光を入射し、反射した散乱光に基づいてウェーブスキャン装置により測定されるduをDとした際に、D/Dが0.80超1.15以下。
  2. 前記Hが70〜200nmである、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記Dが30〜45である、請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記画像表示装置の視認者側における前記透明板と前記枠部との間隔が5mm以下である、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記画像表示装置の視認者側における前記透明板と前記枠部との段差が5mm以下である、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記透明板がガラスである、請求項1〜5の何れか1項に記載の画像表示装置。
  7. 自動車用である、請求項1〜6の何れか1項に記載の画像表示装置。
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