JP2019172732A - 補助シート及びその製造方法、並びに、補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法 - Google Patents

補助シート及びその製造方法、並びに、補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法 Download PDF

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豊 梅野
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Abstract

【課題】ディスプレイの表示領域に対するディスプレイ用フィルムの位置合わせを容易に行うことができる補助シート及びその製造方法、並びに、補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法を提供する。【解決手段】補助シート1のシート本体11は、一方の面111及び他方の面112を有し、他方の面112に粘着層13が形成されている。シート本体11は、一方の面111がディスプレイ用フィルム2の粘着面211に仮止めされる。シート本体11の一方の面111をディスプレイ用フィルム2の粘着面211の一部に貼り合わせるとともに、シート本体11の他方の面112に形成されている粘着層13をディスプレイ3の表示領域31に貼り合わせて位置決めすることにより、ディスプレイ用フィルム2の位置合わせを容易に行うことができる。【選択図】 図4A

Description

本発明は、ディスプレイ用フィルムをディスプレイの表示領域に貼り付ける際に、前記ディスプレイ用フィルムの粘着面に仮止めされる補助シート及びその製造方法、並びに、補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法に関するものである。
携帯電話機、スマートフォン、ゲーム機又はタブレット端末などの各種機器のディスプレイには、表示領域を保護するためにフィルム(ディスプレイ用フィルム)が貼り付けられる場合がある。この種のフィルムは、通常、平坦な薄いフィルムの表面に粘着面が形成された構成であり、当該粘着面を介して平坦な表示領域上にフィルムが貼り付けられる。
近年、特にスマートフォンの中には、表示領域の周縁部が湾曲した形状を有するものが市場に出回っている。このようなスマートフォンにおいては、本体の周縁部を含む表面全体が、表示領域となっている。本体は、周縁部が湾曲したデザインとなっており、その本体の周縁部の湾曲に追従するように表示領域も湾曲している。
上記のような湾曲した表示領域に対して、従来のような平坦なフィルムを湾曲に沿って貼り付けた場合、フィルムの弾性力によって、フィルムが周縁部から剥離しやすいという問題がある。そこで、湾曲した表示領域に対応させて周縁部が湾曲した形状のフィルムが、各機種専用のフィルムとして市販されるに至っている。
一方で、従来の平坦なフィルムにおいては、フィルムの粘着面にセパレータが貼り合わせられており、このセパレータを剥離して粘着面を露出させた上で、粘着面が表示領域に貼り付けられる。従来のフィルムの中には、セパレータに切込みが形成されることにより、セパレータが複数枚に分割されているものもある(下記、特許文献1参照)。この場合、分割された各セパレータを順次剥離しながら、フィルムの粘着面を段階的に表示領域に貼り付けることができるため、フィルムの位置合わせが容易である。
特開2015−203090号公報
周縁部が湾曲した形状のフィルムについては、セパレータが分割された構成のものが市販されていないのが現状である。これは、プレス成形により周縁部が湾曲した形状のフィルムを成形する際、その圧力によって、分割されたセパレータの境界(切込み)の跡がフィルムの粘着面に残ってしまうことに起因している。
そのため、周縁部が湾曲した形状のフィルムを表示領域に貼り付ける際には、セパレータを全て剥離して、粘着面全体を表示領域に貼り付けることとなり、位置合わせが難しいという問題があった。特に、この種のフィルムの粘着面は、従来の平坦なフィルムの粘着面と比べて粘着力が強いのが一般的であり、表示領域に一度貼り付けてしまうと剥離させるのが容易ではないため、位置合わせが一層難しいものとなっていた。
上記のような周縁部が湾曲した形状のフィルムに限らず、平坦なフィルムであっても、セパレータが分割されていない構成のフィルムにおいては、従来から位置合わせが難しいという問題があった。そのため、ディスプレイの表示領域に対するフィルムの位置合わせを容易に行うことができるような構成が従来から望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ディスプレイの表示領域に対するディスプレイ用フィルムの位置合わせを容易に行うことができる補助シート及びその製造方法、並びに、補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る補助シートは、ディスプレイ用フィルムをディスプレイの表示領域に貼り付ける際に、前記ディスプレイ用フィルムの粘着面に仮止めされる補助シートであって、シート本体を備える。前記シート本体は、一方の面及び他方の面を有し、前記他方の面に粘着層が形成されている。前記シート本体は、前記一方の面が前記ディスプレイ用フィルムの粘着面に仮止めされる。
このような構成によれば、補助シートのシート本体を用いて、ディスプレイの表示領域に対するディスプレイ用フィルムの位置合わせを行うことができる。すなわち、シート本体の一方の面をディスプレイ用フィルムの粘着面の一部に貼り合わせるとともに、シート本体の他方の面に形成されている粘着層をディスプレイの表示領域に貼り合わせて位置決めすることにより、ディスプレイの表示領域に対するディスプレイ用フィルムの位置合わせを容易に行うことができる。
(2)前記粘着層の粘着力が、前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の粘着力よりも弱いことが好ましい。
このような構成によれば、補助シートの粘着層を表示領域に貼り合わせた場合に、ディスプレイ用フィルムの粘着面を表示領域に直接貼り合わせる場合よりも容易に剥離させることができるため、表示領域に対して補助シートを繰り返し位置決めしやすい。したがって、ディスプレイの表示領域に対するディスプレイ用フィルムの位置合わせをより容易に行うことができる。
(3)前記補助シートは、前記一方の面に貼り合わせられた剥離可能な保護フィルムをさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、シート本体の一方の面を保護フィルムで保護することができる。また、シート本体から保護フィルムを剥離させる際に、シート本体の一方の面にある異物が保護フィルム側に粘着することとなるため、シート本体の一方の面を異物のない状態に保つことができる。これにより、シート本体の一方の面をディスプレイ用フィルムの粘着面に貼り合わせたときに、当該粘着面にシート本体側から異物が転写されるのを防止することができる。したがって、その後にディスプレイ用フィルムを表示領域に貼り付けたときに、ディスプレイ用フィルムと表示領域との間に異物が入り込むのを防止することができる。
(4)前記シート本体には、前記一方の面を前記ディスプレイ用フィルムの粘着面に仮止めする際の位置決め用の目印が形成されていてもよい。
このような構成によれば、位置決め用の目印を用いてシート本体の一方の面をディスプレイ用フィルムの粘着面に対して正確に位置決めすることができる。したがって、ディスプレイの表示領域に対するディスプレイ用フィルムの位置合わせをさらに容易に行うことができる。
(5)本発明に係る補助シートの製造方法は、前記シート本体の他方の面に対して、一方の面に前記粘着層が形成された付加シートの他方の面を貼り合わせる。
このような構成によれば、シート本体の他方の面に付加シートを貼り合わせるだけで、容易に補助シートを製造することができる。
(6)本発明に係るディスプレイ用フィルムの貼付方法は、前記シート本体の一方の面に前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の一部を貼り合わせた後、前記シート本体の粘着層をディスプレイの表示領域に貼り合わせて位置決めし、前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の残りの部分を前記表示領域に貼り付けた後、前記シート本体を前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の一部から剥離して、当該粘着面の一部を前記表示領域に貼り付ける。
このような構成によれば、補助シートのシート本体を先にディスプレイ用フィルムに貼り合わせ、そのシート本体の粘着層をディスプレイの表示領域に貼り合わせることにより位置決めを行うことができる。このようにして位置決めを行った後、ディスプレイ用フィルムの粘着面を表示領域に貼り付けることができるため、ディスプレイの表示領域に対するディスプレイ用フィルムの位置合わせを容易に行うことができる。
(7)本発明に係る別のディスプレイ用フィルムの貼付方法は、前記シート本体の粘着層をディスプレイの表示領域に貼り合わせて位置決めした後、前記シート本体の一方の面に前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の一部を貼り合わせ、前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の残りの部分を前記表示領域に貼り付けた後、前記シート本体を前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の一部から剥離して、当該粘着面の一部を前記表示領域に貼り付ける。
このような構成によれば、補助シートのシート本体の粘着層をディスプレイの表示領域に先に貼り合わせて位置決めし、そのシート本体をディスプレイ用フィルムの粘着面に貼り合わせることができる。このようにして位置決めを行った後、ディスプレイ用フィルムの粘着面を表示領域に貼り付けることができるため、ディスプレイの表示領域に対するディスプレイ用フィルムの位置合わせを容易に行うことができる。
本発明によれば、シート本体の一方の面をディスプレイ用フィルムの粘着面の一部に貼り合わせるとともに、シート本体の他方の面に形成されている粘着層をディスプレイの表示領域に貼り合わせて位置決めすることにより、ディスプレイ用フィルムの位置合わせを容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る補助シートの構成例を示した側面図である。 補助シートがディスプレイ用フィルムに仮止めされた状態を示す平面図である。 補助シートの製造方法の一例を示した側面図である。 補助シートを用いてディスプレイ用フィルムをディスプレイの表示領域に貼り付ける際の流れを示した側面図である。 補助シートを用いてディスプレイ用フィルムをディスプレイの表示領域に貼り付ける際の流れを示した側面図である。 補助シートを用いてディスプレイ用フィルムをディスプレイの表示領域に貼り付ける際の流れを示した側面図である。 補助シートを用いてディスプレイ用フィルムをディスプレイの表示領域に貼り付ける際の流れを示した側面図である。
以下では、本発明に係る補助シートの実施形態について詳細に説明する。なお、以下の実施形態において図示された補助シート及びディスプレイ用フィルムの各層は、説明を分かりやすくするために、実際の厚みよりも大きい厚みで示されている。
1.補助シートの構成
図1は、本発明の一実施形態に係る補助シート1の構成例を示した側面図である。この補助シート1は、ディスプレイ用フィルムをディスプレイの表示領域に貼り付ける際に、ディスプレイ用フィルムの位置合わせを行うために補助的に用いられるシートである。補助シート1は、シート本体11、保護フィルム12、粘着層13及びセパレータ14などが積層されることにより形成されている。
シート本体11は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)により形成された透明な薄いシートにより構成されている。ただし、シート本体11の材料は、PETに限らず、ガラスなどの他の材料であってもよい。また、シート本体11は、透明でなくてもよいが、補助シート1を用いてディスプレイ用フィルムの位置合わせを行うという観点からは、透明又は半透明であることが好ましい。
シート本体11の一方の面111には、離型処理が施されている。離型処理とは、粘着面に対して剥離しやすくするための処理であり、離型処理が施されていない面と比べて、離型処理が施された面に対する粘着力は小さくなる。離型処理としては、フッ素処理又はシリコン処理などを例示することができる。ただし、シート本体11の一方の面111には離型処理が施されていなくてもよい。
シート本体11の他方の面112には、粘着層13が形成されている。粘着層13は、例えばシリコン粘着剤により形成された薄い層からなる。粘着層13におけるシート本体11側とは反対側には、セパレータ14が貼り合わせられている。粘着層13に対するセパレータ14の粘着力は、粘着層13に対するシート本体11の粘着力よりも小さい。したがって、粘着層13をシート本体11側に粘着させた状態のまま、セパレータ14を粘着層13から剥離させることができる。
保護フィルム12は、一方の面に粘着層121が形成されたマスキングシートにより構成されている。保護フィルム12は、その粘着層121がシート本体11の一方の面111に貼り合わせられている。シート本体11の一方の面111には離型処理が施されているため、当該面111に対して粘着層121が転写されることなく保護フィルム12を剥離させることができる。
補助シート1を用いてディスプレイ用フィルムの位置合わせを行う際には、まず、保護フィルム12がシート本体11から剥離されることにより、シート本体11の一方の面111が露出される。そして、シート本体11の一方の面111がディスプレイ用フィルムの粘着面に仮止めされる。
2.ディスプレイ用フィルムに対する補助シートの仮止め
図2は、補助シート1がディスプレイ用フィルム2に仮止めされた状態を示す平面図である。ディスプレイ用フィルム2は、携帯電話機、スマートフォン、ゲーム機又はタブレット端末などの各種機器のディスプレイの表示領域を保護するために、当該表示領域に対して貼り付けられる。
ディスプレイ用フィルム2は、フィルム本体21及びセパレータ22が積層されることにより形成されている。セパレータ22は、フィルム本体21の一方の面に形成された粘着面211に貼り合わせられており、図2に示すように、フィルム本体21の粘着面211からセパレータ22を剥離させることができる。
フィルム本体21の周縁部は、セパレータ22側に向かって湾曲した形状となっていてもよい。ディスプレイ用フィルム2が貼り付けられる機器(特にスマートフォン)によっては、表示領域の周縁部が湾曲したデザインのものがあり、そのような機器に適用されるディスプレイ用フィルム2のフィルム本体21は、湾曲した表示領域に対応させて周縁部が湾曲した形状に成形されている。ただし、フィルム本体21は、周縁部が湾曲した形状のものに限らず、全体が平坦な形状であってもよい。
図2に示すように、補助シート1をディスプレイ用フィルム2に仮止めする際には、まず、ディスプレイ用フィルム2のセパレータ22が一部のみ剥離され、粘着面211の一部が露出される。そして、露出された粘着面211の一部に、保護フィルム12が剥離されたシート本体11の一方の面111が貼り合わせられることにより、シート本体11がディスプレイ用フィルム2に仮止めされる。
シート本体11には、一方の面111をディスプレイ用フィルム2の粘着面211に仮止めする際の位置決め用の目印113が形成されている。目印113は、例えば互いに平行に延びる複数の縦線114と、互いに平行に延びる複数の横線115とを含み、縦線114と横線115が交差した格子状の目印となっている。ディスプレイ用フィルム2の粘着面211にシート本体11を仮止めする際には、ディスプレイ用フィルム2のフィルム本体21の一辺212にいずれかの横線115が沿うようにして、シート本体11が粘着面211に貼り合わせられる。
ただし、目印113は、縦線114及び横線115からなる格子状の目印に限らず、シート本体11をディスプレイ用フィルム2の粘着面211に対して一定の位置に位置決めできるような目印であれば、任意の目印を用いることができる。例えば、目印113は、縦線114又は横線115のいずれか一方のみからなるものであってもよいし、1本の直線からなるものであってもよい。また、上記直線は、実線に限らず、点線などの他の線種であってもよい。あるいは、ディスプレイ用フィルム2のフィルム本体21の角部に対応するL字状の目印などであってもよい。さらに、線ではなく、突起、穴又は凹凸などにより目印113が形成されていてもよい。この場合、シート本体11の他方の面112側から打ち抜きを行うことにより、その打ち抜いた部分をシート本体11の一方の面111側に突出させ、この突起を目印としてディスプレイ用フィルム2に対する位置決めを行ってもよい。ディスプレイ用フィルム2に穴(例えばスピーカ用の穴)が形成されている場合には、その穴に上記突起を引っ掛けることでさらに位置決めを行いやすくすることができる。
3.補助シートの製造方法の一例
図1に例示するような補助シート1は、シート本体11、保護フィルム12、粘着層13及びセパレータ14を図1に示す順序で単に積層することにより形成することができる。しかし、このような方法に限らず、以下に説明するような方法でも補助シート1を製造することができる。
図3は、補助シート1の製造方法の一例を示した側面図である。この例では、シート本体11に対して、付加シート15を貼り合わせることにより補助シート1が製造される。補助シート1の製造前におけるシート本体11には、一方の面111に保護フィルム12が貼り合わせられているが、他方の面112には何も貼り合わせられておらず、当該面112が露出した状態となっている。
付加シート15は、一方の面に上述の粘着層13及びセパレータ14が積層されたシートであり、他方の面には粘着層151が形成されている。付加シート15は、その粘着層151がシート本体11の他方の面112に貼り合わせられる。これにより、シート本体11、保護フィルム12、粘着層13、セパレータ14及び付加シート15が積層された補助シート1を製造することができる。
粘着層151は、例えばアクリル系又はウレタン系の粘着剤により形成されており、その粘着力は、粘着層13の粘着力よりも強い。したがって、製造された補助シート1からセパレータ14を剥離させる際に、粘着層151がシート本体11から剥離してしまうのを防止することができる。この図3に例示するような製造方法によれば、シート本体11の他方の面112に付加シート15を貼り合わせるだけで、容易に補助シート1を製造することができる。
4.補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法の一例
図4A〜図4Dは、補助シート1を用いてディスプレイ用フィルム2をディスプレイ3の表示領域31に貼り付ける際の流れを示した側面図である。この例では、ディスプレイ用フィルム2が平坦な形状である場合について説明する。
補助シート1を使用する際には、まず、補助シート1の保護フィルム12が剥離されることにより、シート本体11の一方の面111(離型処理が施された面)が露出される。また、ディスプレイ用フィルム2のセパレータ22が一端部から途中まで剥離されることにより、粘着面211の一部が露出される。そして、図4Aに示すように、補助シート1のシート本体11の一方の面111に対して、露出されたディスプレイ用フィルム2の粘着面211の一部が貼り合わせられることにより、補助シート1がディスプレイ用フィルム2に仮止めされる。
その後、補助シート1のシート本体11からセパレータ14が剥離されることにより、粘着層13が露出され、図4Bに示すように、その粘着層13がディスプレイ3の表示領域31に貼り合わせられて位置決めされる。このとき、図2に示したようなシート本体11上の目印113を用いて、位置決めが行われる。補助シート1の粘着層13の粘着力は、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211の粘着力よりも弱い。したがって、ディスプレイ用フィルム2の位置が表示領域31に対して正確に位置決めされていない場合には、ディスプレイ用フィルム2を補助シート1とともに表示領域31から容易に剥離し、表示領域31に対して再度貼り合わせて位置決めを行うことができる。
このようにして、表示領域31に対するディスプレイ用フィルム2の位置決めが行われた後、ディスプレイ用フィルム2のセパレータ22の残りの部分が剥離される。これにより、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211の残りの部分が露出し、その部分が、図4Cに示すように表示領域31に貼り付けられる。このとき、ディスプレイ用フィルム2が補助シート1を介して表示領域31に位置決めされているため、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211の残りの部分を表示領域31に対して正確に貼り付けることができる。
その後、補助シート1のシート本体11がディスプレイ用フィルム2の粘着面211から剥離されることにより、粘着面211の一部(表示領域31に貼り付けられていない部分)が露出される。そして、粘着面211の当該部分が表示領域31に貼り付けられることにより、図4Dに示すように、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211全体が表示領域31に貼り付けられる。
このように、補助シート1のシート本体11を先にディスプレイ用フィルム2に貼り合わせ、そのシート本体11の粘着層13をディスプレイ3の表示領域31に貼り合わせることにより位置決めを行うことができる。このようにして位置決めを行った後、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211を表示領域31に貼り付けることができるため、ディスプレイ3の表示領域31に対するディスプレイ用フィルム2の位置合わせを容易に行うことができる。
5.作用効果
(1)本実施形態では、補助シート1のシート本体11を用いて、ディスプレイ3の表示領域31に対するディスプレイ用フィルム2の位置合わせを行うことができる。すなわち、図4Bに示すように、シート本体11の一方の面111をディスプレイ用フィルム2の粘着面211の一部に貼り合わせるとともに、シート本体11の他方の面112に形成されている粘着層13をディスプレイ3の表示領域31に貼り合わせて位置決めすることにより、ディスプレイ3の表示領域31に対するディスプレイ用フィルム2の位置合わせを容易に行うことができる。
(2)また、本実施形態では、補助シート1の粘着層13の粘着力が、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211の粘着力よりも弱いため、補助シート1の粘着層13を表示領域31に貼り合わせた場合に、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211を表示領域31に直接貼り合わせる場合よりも容易に剥離させることができる。これにより、表示領域31に対して補助シート1を繰り返し位置決めしやすい。したがって、ディスプレイ3の表示領域31に対するディスプレイ用フィルム2の位置合わせをより容易に行うことができる。
(3)さらに、本実施形態では、シート本体11の一方の面111を保護フィルム12で保護することができる。また、シート本体11から保護フィルム12を剥離させる際に、シート本体11の一方の面111にある異物が保護フィルム12側(粘着層121)に粘着することとなるため、シート本体11の一方の面111を異物のない状態に保つことができる。これにより、シート本体11の一方の面111をディスプレイ用フィルム2の粘着面211に貼り合わせたときに、当該粘着面211にシート本体11側から異物が転写されるのを防止することができる。したがって、その後にディスプレイ用フィルム2を表示領域31に貼り付けたときに、ディスプレイ用フィルム2と表示領域31との間に異物が入り込むのを防止することができる。
(4)また、本実施形態では、補助シート1のシート本体11に形成された位置決め用の目印113(図2参照)を用いて、シート本体11の一方の面111をディスプレイ用フィルム2の粘着面211に対して正確に位置決めすることができる。したがって、ディスプレイ3の表示領域31に対するディスプレイ用フィルム2の位置合わせをさらに容易に行うことができる。
6.補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法の変形例
上記実施形態では、補助シート1のシート本体11を先にディスプレイ用フィルム2に貼り合わせ、その後に、シート本体11の粘着層13をディスプレイ3の表示領域31に貼り合わせるような貼付方法について説明した。しかし、このような構成に限らず、補助シート1のシート本体11の粘着層13をディスプレイ3の表示領域31に先に貼り合わせ、その後に、シート本体11をディスプレイ用フィルム2の粘着面211に貼り合わせるような貼付方法であってもよい。
この場合、まず、補助シート1のシート本体11からセパレータ14が剥離されることにより、粘着層13が露出され、その粘着層13がディスプレイ3の表示領域31に貼り合わせられて位置決めされる。その後、補助シート1の保護フィルム12が剥離されることにより、シート本体11の一方の面111(離型処理が施された面)が露出される。また、ディスプレイ用フィルム2のセパレータ22が一端部から途中まで剥離されることにより、粘着面211の一部が露出される。そして、図4Bに示すように、補助シート1のシート本体11の一方の面111に対して、露出されたディスプレイ用フィルム2の粘着面211の一部が貼り合わせられることにより、補助シート1がディスプレイ用フィルム2に仮止めされる。
このようにして、表示領域31に対するディスプレイ用フィルム2の位置決めが行われた後、ディスプレイ用フィルム2のセパレータ22の残りの部分が剥離される。これにより、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211の残りの部分が露出し、その部分が、図4Cに示すように表示領域31に貼り付けられる。その後、補助シート1のシート本体11がディスプレイ用フィルム2の粘着面211から剥離されることにより、粘着面211の一部(表示領域31に貼り付けられていない部分)が露出される。そして、粘着面211の当該部分が表示領域31に貼り付けられることにより、図4Dに示すように、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211全体が表示領域31に貼り付けられる。
このように、上記変形例では、補助シート1のシート本体11の粘着層13をディスプレイ3の表示領域31に先に貼り合わせて位置決めし、そのシート本体11をディスプレイ用フィルム2の粘着面211に貼り合わせることができる。このようにして位置決めを行った後、ディスプレイ用フィルム2の粘着面211を表示領域31に貼り付けることができるため、ディスプレイ3の表示領域31に対するディスプレイ用フィルム2の位置合わせを容易に行うことができる。
1 補助シート
2 ディスプレイ用フィルム
3 ディスプレイ
11 シート本体
12 保護フィルム
13 粘着層
14 セパレータ
15 付加シート
21 フィルム本体
22 セパレータ
31 表示領域
111 一方の面
112 他方の面
113 目印
121 粘着層
151 粘着層
211 粘着面

Claims (7)

  1. ディスプレイ用フィルムをディスプレイの表示領域に貼り付ける際に、前記ディスプレイ用フィルムの粘着面に仮止めされる補助シートであって、
    一方の面及び他方の面を有し、前記他方の面に粘着層が形成されたシート本体を備え、
    前記一方の面が前記ディスプレイ用フィルムの粘着面に仮止めされることを特徴とする補助シート。
  2. 前記粘着層の粘着力が、前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の粘着力よりも弱いことを特徴とする請求項1に記載の補助シート。
  3. 前記一方の面に貼り合わせられた剥離可能な保護フィルムをさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の補助シート。
  4. 前記シート本体には、前記一方の面を前記ディスプレイ用フィルムの粘着面に仮止めする際の位置決め用の目印が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の補助シート。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の補助シートの製造方法であって、
    前記シート本体の他方の面に対して、一方の面に前記粘着層が形成された付加シートの他方の面を貼り合わせることを特徴とする補助シートの製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法であって、
    前記シート本体の一方の面に前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の一部を貼り合わせた後、前記シート本体の粘着層をディスプレイの表示領域に貼り合わせて位置決めし、前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の残りの部分を前記表示領域に貼り付けた後、前記シート本体を前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の一部から剥離して、当該粘着面の一部を前記表示領域に貼り付けることを特徴とするディスプレイ用フィルムの貼付方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法であって、
    前記シート本体の粘着層をディスプレイの表示領域に貼り合わせて位置決めした後、前記シート本体の一方の面に前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の一部を貼り合わせ、前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の残りの部分を前記表示領域に貼り付けた後、前記シート本体を前記ディスプレイ用フィルムの粘着面の一部から剥離して、当該粘着面の一部を前記表示領域に貼り付けることを特徴とするディスプレイ用フィルムの貼付方法。
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