JP2019169853A - 露出制御装置 - Google Patents

露出制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019169853A
JP2019169853A JP2018056444A JP2018056444A JP2019169853A JP 2019169853 A JP2019169853 A JP 2019169853A JP 2018056444 A JP2018056444 A JP 2018056444A JP 2018056444 A JP2018056444 A JP 2018056444A JP 2019169853 A JP2019169853 A JP 2019169853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
timer
illuminance
exposure
exposure level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018056444A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6717333B2 (ja
Inventor
恭平 尾崎
Kyohei Ozaki
恭平 尾崎
太一 長谷川
Taichi Hasegawa
太一 長谷川
邦泰 杉原
Kuniyasu Sugihara
邦泰 杉原
五朗 浅井
Goro Asai
五朗 浅井
智陽 飯田
Tomoaki Iida
智陽 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2018056444A priority Critical patent/JP6717333B2/ja
Priority to CN201980021571.4A priority patent/CN111937373B/zh
Priority to DE112019001506.0T priority patent/DE112019001506T5/de
Priority to PCT/JP2019/007402 priority patent/WO2019181390A1/ja
Publication of JP2019169853A publication Critical patent/JP2019169853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6717333B2 publication Critical patent/JP6717333B2/ja
Priority to US17/026,682 priority patent/US11070737B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/73Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the exposure time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/74Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the scene brightness using illuminating means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2300/00Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle
    • B60R2300/10Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of camera system used
    • B60R2300/105Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of camera system used using multiple cameras
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/28Circuitry to measure or to take account of the object contrast

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】車載カメラの露出制御を最適化すること。【解決手段】車載カメラ(2)の露出制御装置(10)は、照度レベル判定部(11)と、複数のタイマ(13)と、タイマ操作部(12)と、露出レベル決定部(15)とを備えている。照度レベル判定部は、外光照度が複数の照度レベルのうちの何れであるかを判定する。タイマ(13)は、複数の照度レベル間、または、車載カメラにおける複数の露出レベル間の、複数通りの変更態様の各々に対応して1つずつ設けられる。タイマ操作部は、照度レベルの変化状態に対応して、複数のタイマの各々を操作する。露出レベル決定部は、複数のタイマの各々のカウント状態に基づいて、車載カメラにおける露出レベルを決定する。【選択図】図2

Description

本発明は、車載カメラの露出制御装置に関する。
この種の装置として、外光照度すなわち車両の周辺照度を検出し、検出結果に応じて露出を制御するものが知られている(例えば特許文献1等参照)。
特開2005−167842号公報
例えば、車両がトンネル内あるいは高架下に進入した場合、外光照度が、大きな変化量で且つ小刻みに変化する。このような場合、従来のこの種の装置においては、車載カメラの露出制御がハンチングすることがあり得た。
また、車載カメラは、特許文献1等に記載のような自動走行制御用途のみならず、例えば、車載モニタ用途にも用いられ得る。車載モニタ装置は、いわゆる電子ミラー装置等であって、車室内に配置された表示器に車外の映像を表示する装置である。車載モニタ装置において露出制御がハンチングすると、表示画面にチラつきが発生することで、乗員に不快感を与えることがあり得る。
本発明は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、車載カメラの露出制御を最適化した構成を提供する。
請求項1に記載の、車載カメラ(2)の露出制御装置(10)は、
外光照度が複数の照度レベルのうちの何れであるかを判定する、照度レベル判定部(11)と、
複数の前記照度レベル間、または、前記車載カメラにおける複数の露出レベル間の、複数通りの変更態様の各々に対応して1つずつ設けられた、タイマ(13)と、
前記照度レベルの変化状態に対応して、複数の前記タイマの各々を操作する、タイマ操作部(12)と、
複数の前記タイマの各々におけるカウント状態に基づいて、前記車載カメラにおける前記露出レベルを決定する、露出レベル決定部(15)と、
を備えている。
かかる構成においては、前記照度レベル判定部は、前記外光照度が複数の前記照度レベルのうちの何れであるかを判定する。前記タイマは、複数の前記照度レベル間、または、前記車載カメラにおける複数の前記露出レベル間の、複数通りの変更態様の各々に対応して、1つずつ設けられている。すなわち、複数の前記タイマのうちの1つは、複数の前記照度レベル間、または、複数の前記露出レベル間の、一変更態様に対応する。一方、複数の前記タイマのうちの他の1つは、複数の前記照度レベル間、または、複数の前記露出レベル間の、他の一変更態様に対応する。
前記タイマ操作部は、前記照度レベルの変化状態に対応して、複数の前記タイマの各々を操作する。前記露出レベル決定部は、複数の前記タイマの各々におけるカウント状態に基づいて、前記車載カメラにおける前記露出レベルを決定する。
かかる構成によれば、複数の前記照度レベル間または複数の前記露出レベル間の変更態様の各々に対応する前記タイマが、前記照度レベルの変化状態に対応して操作される。そして、複数の前記タイマの各々におけるカウント状態に基づいて、前記車載カメラにおける前記露出レベルが決定される。これにより、前記照度レベルの変化と、前記車載カメラにおける前記露出レベルの変化との間に、適切な時間的ヒステリシスが付与され得る。したがって、かかる構成によれば、前記車載カメラの露出制御を最適化することが可能となる。
なお、各要素に付された括弧付きの参照符号は、同要素と後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。よって、本発明は、上記の参照符号の記載によって、何ら限定されるものではない。
車載モニタ装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示された露出制御部の機能構成を示すブロック図である。 図2に示された露出制御部の動作概要を示すグラフである。 図2に示された露出制御部の動作例を示すタイムチャートである。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、一つの実施形態に対して適用可能な各種の変形例については、当該実施形態に関する一連の説明の途中に挿入されると当該実施形態の理解が妨げられるおそれがあるため、当該実施形態の説明の後にまとめて記載する。
(全体構成)
まず、図1を参照しつつ、本発明に係る露出制御装置の適用対象の一具体例である、車載モニタ装置1の概略構成について説明する。なお、車載モニタ装置1を搭載した車両を、以下「自車両」と称する。
本実施形態においては、車載モニタ装置1は、いわゆる電子ミラー装置であって、車載カメラ2によって撮像された、自車両の周囲の画像を、自車両の車室内に表示するように構成されている。具体的には、車載モニタ装置1は、車載カメラ2と、照度センサ3と、表示器4と、車載カメラECU5とを備えている。ECUはElectronic Control Unitの略である。
車載カメラ2は、CCDセンサまたはCMOSセンサ等のイメージセンサを内部に備えていて、自車両の周囲の画像を撮像するように設けられている。CCDはCharge Coupled Deviceの略である。CMOSはComplementary Metal Oxide Semiconductorの略である。
照度センサ3は、外光照度すなわち自車両の周辺照度に対応する電気出力(例えば電圧)を出力信号として発生するように設けられている。表示器4は、液晶または有機EL等の画像表示デバイスを備えていて、自車両の車室内に配置されている。ELはelectro-luminescenceの略である。
車載カメラ2、照度センサ3、および表示器4は、車載カメラECU5と通信可能に接続されている。車載カメラECU5は、車載モニタ装置1の全体の動作を制御する車載マイクロコンピュータであって、不図示のCPU、ROM、RAM、および不揮発性RAMを備えている。不揮発性RAMは、例えば、フラッシュROM等である。車載カメラECU5のCPU、ROM、RAMおよび不揮発性RAMを、以下単に「CPU」、「ROM」、「RAM」および「不揮発性RAM」と略称する。
すなわち、車載カメラECU5は、CPUがROMまたは不揮発性RAMからプログラムを読み出して実行することで、各種の制御動作を実現可能に構成されている。また、ROMまたは不揮発性RAMには、プログラムの実行の際に用いられる各種のデータが、あらかじめ格納されている。各種のデータには、例えば、初期値、ルックアップテーブル、マップ、等が含まれている。RAMは、CPUがプログラムを実行する際に、演算結果および外部から入力されたデータ等を一時的に格納するように設けられている。
車載カメラECU5は、車載マイクロコンピュータ上にて実現される機能構成として、画像メモリ6と、画像処理部7と、露出制御部10とを有している。画像メモリ6は、車載カメラ2により撮像された画像に対応する画像データを取得して一時的に格納するように設けられている。画像処理部7は、画像メモリ6に一旦格納された画像データに対して適宜の画像処理を施すとともに、画像処理後の画像データを表示器4に出力するように設けられている。
(露出制御部の機能構成)
本発明に係る露出制御装置の一実施形態である露出制御部10は、照度センサ3から取得した出力信号に基づいて、車載カメラ2における露出を制御するように構成されている。具体的には、図2を参照すると、露出制御部10は、車載マイクロコンピュータ上にて実現される機能構成として、照度レベル判定部11と、タイマ操作部12と、タイマ13と、タイマ判定部14と、露出レベル決定部15とを有している。
照度レベル判定部11は、外光照度が、複数の照度レベルのうちの何れであるかを判定するように設けられている。具体的には、本実施形態においては、照度レベル判定部11は、Hレベル、Mレベル、およびLレベルの三段階で外光照度を判定するようになっている。「Hレベル」は、昼間に相当する高照度レベルであって、例えば約350ルクス以上に対応する。「Lレベル」は、夜間に相当する低照度レベルであって、例えば約100ルクス未満に対応する。「Mレベル」は、HレベルとLレベルとの中間のレベルである。すなわち、Mレベルは、夕方および明け方に相当する中程度照度レベルであって、例えば約100〜約350ルクスに対応する。なお、後述する変形例の記載から明らかなように、これらの数値は、あくまでも、本実施形態の理解を助けるために便宜的に例示したものである。したがって、本発明がこれらの数値に限定されないことはいうまでもない。
また、本実施形態においては、照度レベル判定部11は、照度レベルの判定に量的ヒステリシスが生じるような判定閾値を有している。すなわち、照度レベル判定部11は、照度レベルが高照度レベルから低照度レベルに変化したことを判定する判定閾値よりも、照度レベルが低照度レベルから高照度レベルに変化したことを判定する判定閾値の方が、高照度側となるように構成されている。
具体的には、本実施形態においては、図3に示されているように、照度レベルがHレベルからMレベルに変化したことを判定する判定閾値T_HMよりも、照度レベルがMレベルからHレベルに変化したことを判定する判定閾値T_MHの方が、高照度側に設定されている。同様に、照度レベルがMレベルからLレベルに変化したことを判定する判定閾値T_MLよりも、照度レベルがLレベルからMレベルに変化したことを判定する判定閾値T_LMの方が、高照度側に設定されている。さらに、各判定閾値同士の関係は、T_MH>T_LM>T_HM>T_MLという関係に設定されている。なお、図3には、各判定閾値に対応する照度値の目安となる一具体例が示されている。
タイマ操作部12は、照度レベル判定部11によって判定された照度レベルの変化状態に対応して、複数のタイマ13の各々を操作するように設けられている。すなわち、タイマ操作部12は、照度レベルの変化状態に応じて、複数のタイマ13の各々におけるカウントアップを開始、継続、停止、あるいはリセットするようになっている。
タイマ13は、複数の照度レベル間、または、車載カメラ2における複数の露出レベル間の、複数通りの変更態様の各々に対応して、1つずつ設けられている。すなわち、複数のタイマ13の各々は、互いに異なる照度レベル変化または露出レベル変化に対応付けられている。
具体的には、本実施形態においては、露出レベルとして、照度レベルがHレベルの場合の低露出レベルと、照度レベルがMレベルの場合の中露出レベルと、照度レベルがLレベルの場合の高露出レベルとが設定されている。また、複数のタイマ13として、H−M遷移タイマ131と、M−L遷移タイマ132と、H−L遷移タイマ133と、L−M遷移タイマ134と、M−H遷移タイマ135と、L−H遷移タイマ136とが設けられている。
H−M遷移タイマ131は、照度レベルがHレベルからMレベルに変化することで露出レベルを低露出レベルから中露出レベルに変更する態様に対応して設けられている。M−L遷移タイマ132は、照度レベルがMレベルからLレベルに変化することで露出レベルを中露出レベルから高露出レベルに変更する態様に対応して設けられている。H−L遷移タイマ133は、照度レベルがHレベルからLレベルに変化することで露出レベルを低露出レベルから高露出レベルに変更する態様に対応して設けられている。
H−M遷移タイマ131は、「第一タイマ」に相当する。M−L遷移タイマ132は、「第四タイマ」に相当する。H−L遷移タイマ133は、「第三タイマ」に相当する。これらは、自車両の周囲の照度が低下すなわち暗くなる方向に変化する場合に対応する。
L−M遷移タイマ134は、照度レベルがLレベルからMレベルに変化することで露出レベルを高露出レベルから中露出レベルに変更する態様に対応して設けられている。M−H遷移タイマ135は、照度レベルがMレベルからHレベルに変化することで露出レベルを中露出レベルから低露出レベルに変更する態様に対応して設けられている。L−H遷移タイマ136は、照度レベルがLレベルからHレベルに変化することで露出レベルを高露出レベルから低露出レベルに変更する態様に対応して設けられている。
L−M遷移タイマ134は、「第五タイマ」に相当する。M−H遷移タイマ135は、「第二タイマ」に相当する。L−H遷移タイマ136は、「第六タイマ」に相当する。これらは、自車両の周囲の照度が上昇すなわち明るくなる方向に変化する場合に対応する。
タイマ判定部14は、複数のタイマ13の各々のカウント状態を判定するよう設けられている。すなわち、タイマ判定部14は、各タイマ13がタイムアップしたか否かを判定するようになっている。「タイムアップ」とは、各タイマ13のカウント値が、所定値に達したことをいう。「カウント値」は「カウント時間」とも称され得る。なお、複数のタイマ13の各々におけるタイムアップ条件は、共通であってもよいし、個別に設定されていてもよい。
露出レベル決定部15は、タイマ判定部14による判定結果に基づいて、車載カメラ2における露出レベルを決定するように設けられている。すなわち、本実施形態においては、露出制御部10は、車載カメラ2における露出を、連続的ではなく段階的に変化させるように構成されている。
(動作概要)
以下、本実施形態の構成による動作の概要について、同構成により奏される作用効果とともに説明する。
照度センサ3は、自車両の周辺の外光照度に対応する電気出力を発生する。照度センサ3の電気出力は、露出制御部10における照度レベル判定部11に入力される。照度レベル判定部11は、外光照度が複数の照度レベル、すなわち、Hレベル、Mレベル、およびLレベルのうちの何れであるかを判定する。
照度レベル判定部11における判定に際しては、図3に示されているように、判定閾値T_HMと、判定閾値T_MHと、判定閾値T_MLと、判定閾値T_LMとの間に、T_MH>T_LM>T_HM>T_MLという関係が設定されている。判定閾値T_HMは、外光照度がHレベルからMレベルに変化したことを判定する判定閾値である。判定閾値T_MHは、外光照度がMレベルからHレベルに変化したことを判定する判定閾値である。判定閾値T_MLは、外光照度がMレベルからLレベルに変化したことを判定する判定閾値である。判定閾値T_LMは、外光照度がLレベルからMレベルに変化したことを判定する判定閾値である。
上記のように判定閾値を設定することにより、照度レベルの判定に量的ヒステリシスが生じる。露出制御部10は、このようにして判定された照度レベルに基づいて、車載カメラ2における露出レベルを、低露出レベルと中露出レベルと高露出レベルとの三段階で制御する。これにより、車載カメラ2における露出制御のハンチングが、所定程度、抑制され得る。
しかしながら、例えば、自車両がトンネル内あるいは高架下に進入した場合、外光照度が、大きな変化量で且つ小刻みに変化する。図4のタイムチャートは、このような場合の一具体例を示している。図中、t10〜t25およびtAは時刻を示す。
すなわち、図4の具体例においては、時刻t10〜時刻t21の間、外光照度が徐々に低下する。時刻t21〜時刻tAの間、外光照度はほぼ一定である。外光照度は、時刻tAから急激に上昇した後、時刻t14〜時刻t19の間、大きな変化量で且つ小刻みに変化する。自車両は、時刻t14〜時刻t19の間、トンネル内を走行しているものとする。
図4のタイムチャートにおける、「外光照度」と題されている最上段のタイムチャートは、外光照度の変化を、判定閾値とともに示す。「露出レベル(参考例)」と題されている2段目のタイムチャートは、参考例、すなわち、図3に示されている量的ヒステリシスをそのまま露出制御に用いた場合の、露出制御状態を示す。「露出レベル(実施例)」と題されている3段目のタイムチャートは、本実施形態による露出制御状態を示す。最下段は、複数のタイマ13の各々におけるカウント状態を示す。
図4における2段目のタイムチャートに示されているように、参考例においては、外光照度が低下中に判定閾値T_HM未満となった時刻t10にて、露出レベルが低露出レベルから中露出レベルに変更される。同様に、その後、外光照度が低下中に判定閾値T_ML未満となった時刻t11にて、露出レベルが中露出レベルから高露出レベルに変更される。
本具体例においては、時刻t11の後、時刻tAから急激に外光照度が上昇する。すると、外光照度が上昇中に判定閾値T_LMを超えた時刻t12にて、露出レベルが高露出レベルから中露出レベルに変更される。さらにその直後の時刻t13にて、外光照度が判定閾値T_MHを超えると、露出レベルが中露出レベルから低露出レベルに変更される。
時刻t13の直後から時刻t14までの、しばらくの間は、外光照度はHレベルでほぼ一定である。その後、自車両が時刻t14にてトンネル内に進入すると、トンネル内にて、自車両は、隣接照明間の暗所と、照明直下の明所とを、交互に通過する。
これに対応して、まず、時刻t14にて、外光照度が、急激に低下して判定閾値T_HMと判定閾値T_MLとの双方を下回る。すると、時刻t14にて、露出レベルが、低レベルから一気に高レベルにまで変更される。一方、時刻t14から外光照度が上昇に転じて急激に上昇し、直後の時刻t15にて外光照度は判定閾値T_LMを超える。すると、時刻t15にて、露出レベルが高露出レベルから中露出レベルに変更される。
時刻t15の直後から、外光照度は、再度急激に低下して、時刻t16にて判定閾値T_ML未満となる。すると、時刻t16にて、露出レベルが中露出レベルから高露出レベルに変更される。その直後、外光照度が、再度上昇に転じて急激に上昇し、時刻t17にて判定閾値T_LMを超える。すると、時刻t17にて、露出レベルが高露出レベルから中露出レベルに変更される。
同様に、時刻t17の直後から、外光照度は、再度急激に低下して、時刻t18にて判定閾値T_ML未満となる。すると、時刻t18にて、露出レベルが中露出レベルから高露出レベルに変更される。その後、自車両がトンネルを抜け出すことで、外光照度は、上昇に転じて急激に上昇し、時刻t19にて判定閾値T_LMおよび判定閾値T_MHの双方を超える。すると、時刻t19にて、露出レベルが高露出レベルから一気に低露出レベルにまで変更される。
上記の通り、参考例においては、時刻t14〜時刻t19の間に、車載カメラ2における露出レベルが小刻みに変動する。すると、表示器4にて、表示画面にチラつきが発生することで、乗員に不快感を与えることがあり得る。
この点、本実施形態の構成においては、複数の照度レベル間、または、複数の露出レベル間の、複数通りの変更態様の各々に対応して、タイマ13が1つずつ設けられている。すなわち、複数のタイマ13のうちの1つは、複数の照度レベル間、または、複数の露出レベル間の、一変更態様に対応する。一方、複数のタイマ13のうちの他の1つは、複数の照度レベル間、または、複数の露出レベル間の、他の一変更態様に対応する。
具体的には、H−M遷移タイマ131は、外光照度がHレベルからMレベルに変化することで露出レベルを低露出レベルから中露出レベルに変更する態様に対応する。M−L遷移タイマ132は、外光照度がMレベルからLレベルに変化することで露出レベルを中露出レベルから高露出レベルに変更する態様に対応する。H−L遷移タイマ133は、外光照度がHレベルからLレベルに変化することで露出レベルを低露出レベルから高露出レベルに変更する態様に対応する。
また、L−M遷移タイマ134は、外光照度がLレベルからMレベルに変化することで露出レベルを高露出レベルから中露出レベルに変更する態様に対応する。M−H遷移タイマ135は、外光照度がMレベルからHレベルに変化することで露出レベルを中露出レベルから低露出レベルに変更する態様に対応する。L−H遷移タイマ136は、外光照度がLレベルからHレベルに変化することで露出レベルを高露出レベルから低露出レベルに変更する態様に対応する。
タイマ操作部12は、照度レベルの変化状態に対応して、複数のタイマ13の各々を操作する。まず、外光照度が低下する態様について説明する。
具体的には、照度レベルがHレベルからMレベルに変化した場合、タイマ操作部12は、H−M遷移タイマ131をカウントアップする。また、この場合、照度レベルがHレベルではなくなったことに対応して、タイマ操作部12は、M−H遷移タイマ135とL−H遷移タイマ136とをリセットする。今回リセットされた、M−H遷移タイマ135およびL−H遷移タイマ136は、照度レベルが上昇して他のレベルからHレベルに変化したことに対応する。
照度レベルがMレベルからLレベルに変化した場合、タイマ操作部12は、M−L遷移タイマ132をカウントアップする。また、この場合、タイマ操作部12は、今回カウントアップするM−L遷移タイマ132とは逆の態様に対応するL−M遷移タイマ134をリセットする。
外光照度の急激な低下により照度レベルがHレベルからLレベルに変化した場合、タイマ操作部12は、H−L遷移タイマ133をカウントアップする。また、この場合、タイマ操作部12は、外光照度の上昇に対応する、L−M遷移タイマ134とM−H遷移タイマ135とL−H遷移タイマ136とをリセットする。
さらに、この場合、タイマ操作部12は、H−M遷移タイマ131をもカウントアップする。この場合にH−L遷移タイマ133のみならずH−M遷移タイマ131もカウントアップする理由は以下の通りである。すなわち、H−L遷移タイマ133がタイムアップする前に、外光照度がLレベルからMレベルに上昇する場合があり得る。このような場合に、H−M遷移タイマ131をカウントアップすることで、Mレベルに対応する中露出レベルへの早期の変更を可能とするためである。
次に、外光照度が上昇する態様について説明する。照度レベルがLレベルからMレベルに変化した場合、タイマ操作部12は、L−M遷移タイマ134をカウントアップする。また、この場合、照度レベルがLレベルではなくなったことに対応して、タイマ操作部12は、M−L遷移タイマ132とH−L遷移タイマ133とをリセットする。今回リセットされた、M−L遷移タイマ132およびH−L遷移タイマ133は、照度レベルが低下して他のレベルからLレベルに変化したことに対応する。
照度レベルがMレベルからHレベルに変化した場合、タイマ操作部12は、M−H遷移タイマ135をカウントアップする。また、この場合、タイマ操作部12は、今回カウントアップするM−H遷移タイマ135とは逆の態様に対応するH−M遷移タイマ131をリセットする。
外光照度の急激な上昇により照度レベルがLレベルからHレベルに変化した場合、タイマ操作部12は、L−H遷移タイマ136をカウントアップする。また、この場合、タイマ操作部12は、外光照度の低下に対応する、H−M遷移タイマ131とM−L遷移タイマ132とH−L遷移タイマ133とをリセットする。
さらに、この場合、タイマ操作部12は、L−M遷移タイマ134をもカウントアップする。この場合にL−H遷移タイマ136のみならずL−M遷移タイマ134もカウントアップする理由は以下の通りである。すなわち、L−H遷移タイマ136がタイムアップする前に、外光照度がHレベルからMレベルに上昇する場合があり得る。このような場合に、L−M遷移タイマ134をカウントアップすることで、Mレベルに対応する中露出レベルへの早期の変更を可能とするためである。
上記のような、タイマ操作部12の動作を、下記の表1にまとめて示す。表1において、「UP」は、カウントアップの実行を示す。カウントアップの実行は、カウントアップの開始または継続である。「C」は、リセット、すなわち、カウント値のクリアを示す。空欄は、カウントアップの不実行、すなわち、カウントアップを開始したり継続したりしないことを示す。
Figure 2019169853
タイマ判定部14は、複数のタイマ13の各々のカウント状態を判定する。具体的には、タイマ判定部14は、H−M遷移タイマ131と、M−L遷移タイマ132と、H−L遷移タイマ133と、L−M遷移タイマ134と、M−H遷移タイマ135と、L−H遷移タイマ136とのうちのいずれかがタイムアップしたか否かを判定する。
露出レベル決定部15は、複数のタイマ13の各々におけるカウント状態に基づいて、車載カメラ2における露出レベルを決定する。具体的には、露出レベル決定部15は、H−M遷移タイマ131がタイムアップした場合、露出レベルを中露出レベルに変更する。露出レベル決定部15は、M−L遷移タイマ132がタイムアップした場合、露出レベルを高露出レベルに変更する。露出レベル決定部15は、H−L遷移タイマ133がタイムアップした場合、露出レベルを高露出レベルに変更する。
露出レベル決定部15は、L−M遷移タイマ134がタイムアップした場合、露出レベルを中露出レベルに変更する。露出レベル決定部15は、M−H遷移タイマ135がタイムアップした場合、露出レベルを低露出レベルに変更する。露出レベル決定部15は、L−H遷移タイマ136がタイムアップした場合、露出レベルを低露出レベルに変更する。
なお、本実施形態においては、複数のタイマ13が同時にタイムアップすることがあり得る。このため、本実施形態においては、同時にタイムアップが成立し得る複数のタイマ13の間で、優先度が設定されている。
具体的には、露出レベル決定部15は、H−M遷移タイマ131とH−L遷移タイマ133との双方がタイムアップした場合、露出レベルを高露出レベルに変化させる。すなわち、この場合、露出レベル決定部15は、H−L遷移タイマ133のタイムアップの成立に伴う露出変更を優先させる。
一方、露出レベル決定部15は、H−M遷移タイマ131とM−L遷移タイマ132との双方がタイムアップした場合、露出レベルを高露出レベルに変化させる。すなわち、この場合、露出レベル決定部15は、M−L遷移タイマ132のタイムアップの成立に伴う露出変更を優先させる。
また、露出レベル決定部15は、L−M遷移タイマ134とL−H遷移タイマ136との双方がタイムアップした場合、露出レベルを低露出レベルに変化させる。すなわち、この場合、露出レベル決定部15は、L−H遷移タイマ136のタイムアップの成立に伴う露出変更を優先させる。
一方、露出レベル決定部15は、L−M遷移タイマ134とM−H遷移タイマ135との双方がタイムアップした場合、露出レベルを低露出レベルに変化させる。すなわち、この場合、露出レベル決定部15は、M−H遷移タイマ135のタイムアップの成立に伴う露出変更を優先させる。
上記の通り、本実施形態においては、外光照度が低下する場合は、より外光照度が低い側、すなわち、より露出レベルが高い側が優先される。同様に、外光照度が上昇する場合は、より外光照度が高い側、すなわち、より露出レベルが低い側が優先される。このように、本実施形態においては、外光照度が変化する方向に対応して、優先度が設定されている。以上のような、優先度の設定状態を、下記の表2にまとめて示す。
Figure 2019169853
再び図4を参照しつつ、実施例、すなわち、本実施形態による動作例について、参考例と比較しつつ説明する。
本実施形態の構成においては、外光照度が低下中に判定閾値T_HM未満となった時刻t10にて、H−M遷移タイマ131のカウントアップが開始される。この時刻t10においては、上記の参考例とは異なり、露出レベルの変更は待機される。その後、H−M遷移タイマ131がタイムアップした時刻t20にて、露出レベルが低露出レベルから中露出レベルに変更される。すなわち、上記の参考例とは異なり、実施例においては、時刻t10における照度レベルの変化から、若干遅延して、時刻t20における露出レベルの変更が生じる。
時刻t20の後、外光照度が低下中に判定閾値T_ML未満となった時刻t11にて、M−L遷移タイマ132のカウントアップが開始される。この時刻t11においても、露出レベルの変更は待機される。その後、M−L遷移タイマ132がタイムアップした時刻t21にて、露出レベルが中露出レベルから高露出レベルに変更される。すなわち、上記の参考例とは異なり、実施例においては、時刻t11における照度レベルの変化判定から、若干遅延して、時刻t21における露出レベルの変更が生じる。
時刻t21の後、時刻tAから急激に外光照度が上昇する。外光照度が判定閾値T_LMを超えた時刻t12にて、L−M遷移タイマ134のカウントアップが開始される。さらにその直後の時刻t13にて、外光照度が判定閾値T_MHを超えると、M−H遷移タイマ135のカウントアップが開始される。これらの時刻t12および時刻t13においても、露出レベルの変更は待機される。
その後、時刻t22にて、L−M遷移タイマ134がタイムアップすると、露出レベルが高露出レベルから中露出レベルに変更される。さらにその直後のt23にて、M−H遷移タイマ135がタイムアップすると、露出レベルが中露出レベルから低露出レベルに変更される。すなわち、時刻t12および時刻t13における照度レベルの変化判定から、若干遅延して、時刻t22および時刻t23における露出レベルの変更が生じる。
その後、自車両が時刻t14にてトンネル内に進入する。時刻t14にて、外光照度が急激に低下して判定閾値T_HMと判定閾値T_MLとの双方を下回ると、H−M遷移タイマ131とH−L遷移タイマ133との双方のカウントアップが開始される。この時刻t14においても、露出レベルの変更は待機される。
外光照度は、時刻t14から上昇に転じて急激に上昇し、直後の時刻t15にて判定閾値T_LMを超える。すると、時刻t15にて、L−M遷移タイマ134のカウントアップが開始される。一方、時刻t15にて、H−L遷移タイマ133は、カウントアップが停止されるとともに、カウント値がリセットされる。但し、H−M遷移タイマ131のカウントアップは継続する。この時刻t15においても、露出レベルの変更は待機される。
時刻t15の直後から、外光照度は、再度急激に低下して、時刻t16にて判定閾値T_ML未満となる。すると、時刻t16にて、M−L遷移タイマ132のカウントアップが開始される。一方、時刻t16にて、L−M遷移タイマ134は、カウントアップが停止されるとともに、カウント値がリセットされる。但し、H−M遷移タイマ131のカウントアップは継続する。この時刻t16においても、露出レベルの変更は待機される。
時刻t16の後、外光照度は、再度上昇に転じ、Lレベルに相当する低照度から急激に上昇する。その間、時刻t16の直後の時刻t24にて、外光照度の低下中にカウントアップが開始されたH−M遷移タイマ131がタイムアップする。すると、露出レベルが低露出レベルから中露出レベルに変更される。
時刻t24の直後の時刻t17にて、外光照度が上昇中に判定閾値T_LMを超えると、L−M遷移タイマ134のカウントアップが開始される。一方、時刻t17にて、M−L遷移タイマ132は、カウントアップが停止されるとともに、カウント値がリセットされる。この時刻t17においても、露出レベルの変更は待機される。
時刻t17の直後から、外光照度が再度急激に低下して、時刻t18にて判定閾値T_ML未満となる。すると、時刻t18にて、M−L遷移タイマ132のカウントアップが開始される。一方、時刻t18にて、L−M遷移タイマ134は、カウントアップが停止されるとともに、カウント値がリセットされる。この時刻t18においても、露出レベルの変更は待機される。
その後、自車両がトンネルを抜け出すことで外光照度が急激に上昇して、時刻t19にて判定閾値T_LMおよび判定閾値T_MHの双方を超える。すると、時刻t19にて、L−M遷移タイマ134とL−H遷移タイマ136との双方のカウントアップが開始される。一方、時刻t19にて、M−L遷移タイマ132は、カウントアップが停止されるとともに、カウント値がリセットされる。この時刻t19においても、露出レベルの変更は待機される。
時刻t19以降、外光照度はほぼ一定である。この間、L−M遷移タイマ134とL−H遷移タイマ136との双方のカウントアップが継続する。その後、時刻t25にて、L−M遷移タイマ134とL−H遷移タイマ136との双方がタイムアップする。この場合、L−H遷移タイマ136のタイムアップの成立に伴う露出変更の方が優先され、時刻t25にて露出レベルが低露出レベルに変更される。
自車両がトンネル内を走行中は、外光照度は、昼間に相当する高照度レベルよりは確実に低くなっている。このため、昼間に自車両がトンネル内に進入した場合、車載カメラ2の露出レベルは、昼間の屋外光に対応する低露出レベルよりは高露出側に変更する必要がある。
しかしながら、従来技術のように単に露出レベルを外光照度に追随させたり、参考例のように単に量的ヒステリシスを設けたりするだけでは、露出レベルの小刻みな変動が生じるおそれがある。すると、表示器4における表示画面のチラつきが発生することで、乗員に不快感を与えることがあり得る。一方、外光照度変化が安定化するまで、露出レベルの変更を待機する手法も考えられる。しかしながら、このような手法では、露出レベルが、トンネル外に対応する低露出レベルに固定されたままとなり得る。
この点、実施例によれば、自車両がトンネル内を走行中の時刻t14〜時刻t19の間における、時刻t24にて、露出レベルが中露出レベルに設定される。また、外光照度が大きな変化量で且つ小刻みに変化する時刻t14〜時刻t19の間における、露出レベルの変更は、1回のみである。
したがって、本実施形態によれば、トンネル外に対応する露出レベルからトンネル内に対応する露出レベルへの変更を確実に実行しつつ、露出レベルの小刻みな変動が良好に抑制され得る。これにより、表示器4における視認性が良好に保持されるとともに、表示画面のチラつきの発生が良好に抑制され得る。
上記の通り、本実施形態の構成においては、複数の照度レベル間または複数の露出レベル間の変更態様の各々に対応するタイマ13が、照度レベルの変化状態に対応して操作される。そして、複数のタイマ13の各々におけるカウント状態に基づいて、車載カメラ2における露出レベルが決定される。これにより、照度レベルの変化と、車載カメラ2における露出レベルの変化との間に、適切な時間的ヒステリシスが付与される。したがって、かかる構成によれば、車載カメラ2の露出制御をより最適化することが可能となる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。故に、上記実施形態に対しては、適宜変更が可能である。以下、代表的な変形例について説明する。以下の変形例の説明においては、上記実施形態と異なる部分についてのみ説明する。また、上記実施形態と変形例とにおいて、互いに同一または均等である部分には、同一符号が付されている。したがって、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一の符号を有する構成要素に関しては、技術的矛盾または特段の追加説明なき限り、上記実施形態における説明が適宜援用され得る。
本発明は、上記実施形態にて示された具体的な装置構成に限定されない。例えば、車載モニタ装置1は、いわゆる電子ミラー装置に限定されない。すなわち、例えば、車載モニタ装置1は、自車両の後方視界を表示する、いわゆるリヤビューモニタ装置あるいはバックビューモニタ装置であってもよい。あるいは、例えば、車載モニタ装置1は、自車両における前側角部の側方視界を表示する、いわゆるノーズビューモニタ装置あるいはフロントブラインドモニタ装置であってもよい。あるいは、例えば、車載モニタ装置1は、自車両の周囲を俯瞰した画像を表示する、いわゆるアラウンドビューモニタ装置であってもよい。
外光照度は、車載カメラ2に内蔵されたイメージセンサ等の出力に基づいて検出され得る。したがって、車載カメラ2とは別個に照度センサ3を設ける必要はない。すなわち、照度センサ3は、省略され得る。
露出制御部10の適用対象は、車載モニタ装置1に限定されない。すなわち、例えば、露出制御部10は、自動走行制御用途あるいは自動駐車制御用途にも用いられ得る。
本発明は、上記実施形態にて示された具体的な動作概要あるいは動作例に限定されない。すなわち、例えば、図3に示された照度レベル判定の量的ヒステリシスは、図3に示された具体的な判定閾値の数値に限定されない。すなわち、図3に示された具体的な判定閾値は、あくまで、一実施形態の説明のために便宜的に用いられた具体例であって、適宜変更され得る。
複数のタイマ13の各々は、照度レベル間の変化態様に対応したものとも云い得るし、車載カメラ2における露出レベル間の変更態様に対応したものとも云い得る。具体的には、例えば、H−M遷移タイマ131は、低露出レベルから中露出レベルへの露出レベルの変更態様に対応したものとも云い得るし、HレベルからMレベルへの照度レベルの変化態様に対応したものとも云い得る。M−L遷移タイマ132等についても同様である。
上記実施形態においては、照度レベル判定部11は、外光照度を三段階で判定するようになっている。また、露出レベル決定部15は、露出レベルを三段階で設定するようになっている。しかしながら、本発明は、かかる態様に限定されない。すなわち、外光照度の判定、および、露出レベルの設定は、二段階でもよいし、四段階以上でもよい。
上記実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に本発明が限定されることはない。同様に、構成要素等の形状、方向、位置関係等が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に特定の形状、方向、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、方向、位置関係等に本発明が限定されることはない。
変形例も、上記の例示に限定されない。また、複数の変形例が、互いに組み合わされ得る。さらに、上記実施形態の全部または一部と、変形例の全部または一部とが、互いに組み合わされ得る。
1 車載モニタ装置
2 車載カメラ
3 照度センサ
4 表示器
5 車載カメラECU
10 露出制御部
11 照度レベル判定部
12 タイマ操作部
13 タイマ
15 露出レベル決定部

Claims (10)

  1. 車載カメラ(2)の露出制御装置(10)であって、
    外光照度が複数の照度レベルのうちの何れであるかを判定する、照度レベル判定部(11)と、
    複数の前記照度レベル間、または、前記車載カメラにおける複数の露出レベル間の、複数通りの変更態様の各々に対応して1つずつ設けられた、タイマ(13)と、
    前記照度レベルの変化状態に対応して、複数の前記タイマの各々を操作する、タイマ操作部(12)と、
    複数の前記タイマの各々におけるカウント状態に基づいて、前記車載カメラにおける前記露出レベルを決定する、露出レベル決定部(15)と、
    を備えた露出制御装置。
  2. 前記タイマ操作部は、
    前記照度レベルが第一照度レベルから前記第一照度レベルと第三照度レベルとの間の第二照度レベルに変化した場合、第一タイマをカウントアップするとともに第二タイマをリセットし、
    前記照度レベルが前記第二照度レベルから前記第一照度レベルに変化した場合、前記第二タイマをカウントアップするとともに前記第一タイマをリセットし、
    前記照度レベルが前記第一照度レベルから前記第三照度レベルに変化した場合、前記第一タイマと第三タイマとをカウントアップするとともに前記第二タイマをリセットし、
    前記露出レベル決定部は、
    前記第一タイマがタイムアップした場合、前記露出レベルを第一露出レベルと第三露出レベルとの間の第二露出レベルに変化させ、
    前記第二タイマがタイムアップした場合、前記露出レベルを前記第一露出レベルに変化させ、
    前記第三タイマがタイムアップした場合、前記露出レベルを前記第三露出レベルに変化させる、
    請求項1に記載の露出制御装置。
  3. 前記露出レベル決定部は、前記第一タイマと前記第三タイマとの双方がタイムアップした場合、前記露出レベルを前記第三露出レベルに変化させる、
    請求項2に記載の露出制御装置。
  4. 前記タイマ操作部は、
    前記照度レベルが前記第二照度レベルから前記第三照度レベルに変化した場合、第四タイマをカウントアップするとともに第五タイマをリセットし、
    前記照度レベルが前記第三照度レベルから前記第二照度レベルに変化した場合、前記第五タイマをカウントアップするとともに前記第四タイマをリセットし、
    前記露出レベル決定部は、
    前記第四タイマがタイムアップした場合、前記露出レベルを前記第三露出レベルに変化させ、
    前記第五タイマがタイムアップした場合、前記露出レベルを前記第二露出レベルに変化させる、
    請求項2または3に記載の露出制御装置。
  5. 前記タイマ操作部は、前記照度レベルが前記第三照度レベルから前記第一照度レベルに変化した場合、第六タイマをカウントアップするとともに前記第三タイマをリセットし、
    前記露出レベル決定部は、前記第六タイマがタイムアップした場合、前記露出レベルを前記第一露出レベルに変化させる、
    請求項4に記載の露出制御装置。
  6. 前記タイマ操作部は、
    前記照度レベルが前記第一照度レベルから前記第二照度レベルに変化した場合、前記第一タイマをカウントアップするとともに前記第二タイマと前記第六タイマとをリセットし、
    前記照度レベルが前記第二照度レベルから前記第三照度レベルに変化した場合、前記第四タイマをカウントアップするとともに前記第五タイマをリセットし、
    前記照度レベルが前記第一照度レベルから前記第三照度レベルに変化した場合、前記第一タイマと前記第三タイマとをカウントアップするとともに前記第二タイマと前記第五タイマと前記第六タイマとをリセットし、
    前記照度レベルが前記第三照度レベルから前記第二照度レベルに変化した場合、前記第五タイマをカウントアップするとともに前記第三タイマと前記第四タイマとをリセットし、
    前記照度レベルが前記第二照度レベルから前記第一照度レベルに変化した場合、前記第二タイマをカウントアップするとともに前記第一タイマをリセットし、
    前記照度レベルが前記第三照度レベルから前記第一照度レベルに変化した場合、前記第五タイマと前記第六タイマとをカウントアップするとともに前記第一タイマと前記第三タイマと前記第四タイマとをリセットする、
    請求項5に記載の露出制御装置。
  7. 前記露出レベル決定部は、前記第五タイマと前記第六タイマとの双方がタイムアップした場合、前記露出レベルを前記第一露出レベルに変化させる、
    請求項5または6に記載の露出制御装置。
  8. 前記露出レベル決定部は、前記第一タイマと前記第四タイマとの双方がタイムアップした場合、前記露出レベルを前記第三露出レベルに変化させる、
    請求項4〜7のいずれか1つに記載の露出制御装置。
  9. 前記露出レベル決定部は、前記第二タイマと前記第五タイマとの双方がタイムアップした場合、前記露出レベルを前記第一露出レベルに変化させる、
    請求項4〜8のいずれか1つに記載の露出制御装置。
  10. 前記照度レベル判定部は、前記外光照度が高照度レベルから低照度レベルに変化したことを判定する判定閾値よりも、前記外光照度が前記低照度レベルから前記高照度レベルに変化したことを判定する判定閾値の方が、高照度側となるように構成されている、
    請求項1〜8のいずれか1つに記載の露出制御装置。
JP2018056444A 2018-03-23 2018-03-23 露出制御装置 Active JP6717333B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018056444A JP6717333B2 (ja) 2018-03-23 2018-03-23 露出制御装置
CN201980021571.4A CN111937373B (zh) 2018-03-23 2019-02-26 曝光控制装置以及曝光控制方法
DE112019001506.0T DE112019001506T5 (de) 2018-03-23 2019-02-26 Belichtungssteuerungsvorrichtung und belichtungssteuerungsverfahren
PCT/JP2019/007402 WO2019181390A1 (ja) 2018-03-23 2019-02-26 露出制御装置および露出制御方法
US17/026,682 US11070737B2 (en) 2018-03-23 2020-09-21 Exposure control device and exposure control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018056444A JP6717333B2 (ja) 2018-03-23 2018-03-23 露出制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019169853A true JP2019169853A (ja) 2019-10-03
JP6717333B2 JP6717333B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=67986499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018056444A Active JP6717333B2 (ja) 2018-03-23 2018-03-23 露出制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11070737B2 (ja)
JP (1) JP6717333B2 (ja)
CN (1) CN111937373B (ja)
DE (1) DE112019001506T5 (ja)
WO (1) WO2019181390A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7125893B2 (ja) * 2018-11-26 2022-08-25 本田技研工業株式会社 走行制御装置、制御方法およびプログラム
CN112764358B (zh) * 2020-12-28 2022-04-15 中国人民解放军战略支援部队航天工程大学 一种地球同步轨道目标光学观测曝光时间动态控制方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003250094A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Toshiba Corp 撮像装置
JP2005148309A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Denso Corp 白線検出用カメラの露出制御装置
JP2006303885A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Toyota Motor Corp 露光制御方法、露光制御装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671319B2 (ja) 1986-11-14 1994-09-07 株式会社日立製作所 撮像装置
JP2000208281A (ja) 1999-01-11 2000-07-28 Seiko Epson Corp 調光方法および表示装置
CN2694317Y (zh) * 2003-11-28 2005-04-20 北京中星微电子有限公司 一种消除照明灯下曝光闪烁的自动曝光控制电路
JP2005167842A (ja) 2003-12-04 2005-06-23 Denso Corp 車載監視カメラの露出制御装置
JP4984521B2 (ja) 2005-12-21 2012-07-25 トヨタ自動車株式会社 車載カメラの制御装置
CN100440941C (zh) * 2006-12-07 2008-12-03 北京中星微电子有限公司 一种图像处理方法和摄像设备
JP2009171302A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Panasonic Corp 携帯電子機器
JP2010175997A (ja) 2009-01-30 2010-08-12 Toshiba Corp 電子機器
US8077256B1 (en) * 2010-06-04 2011-12-13 Apple, Inc. Scene-aware automatic-exposure control
US10303945B2 (en) * 2012-12-27 2019-05-28 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Display method and display apparatus
CN105554410B (zh) * 2016-01-28 2018-12-18 武汉光庭信息技术股份有限公司 自动驾驶中摄像头动态曝光调整方法
JP6812258B2 (ja) * 2016-06-27 2021-01-13 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法およびプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003250094A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Toshiba Corp 撮像装置
JP2005148309A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Denso Corp 白線検出用カメラの露出制御装置
JP2006303885A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Toyota Motor Corp 露光制御方法、露光制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US11070737B2 (en) 2021-07-20
CN111937373B (zh) 2022-04-08
JP6717333B2 (ja) 2020-07-01
US20210006703A1 (en) 2021-01-07
WO2019181390A1 (ja) 2019-09-26
DE112019001506T5 (de) 2020-12-31
CN111937373A (zh) 2020-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4262072B2 (ja) 自動車用補助機器制御装置
US11070737B2 (en) Exposure control device and exposure control method
JP6706792B2 (ja) 車載用表示装置
JP2014015169A (ja) 車両用ライト制御装置
JP2009017474A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2019189081A (ja) 画像表示装置
JP4950967B2 (ja) 自動車用補助機器制御装置
US10336256B1 (en) Reduction of LED headlight flickering in electronic mirror applications
JPWO2015079702A1 (ja) 撮像設定変更装置、撮像システム、および撮像設定変更方法
JP2007028540A (ja) 車両外状況提示システム及び車両外状況提示方法
KR101888970B1 (ko) 자동밝기조절 카메라 모듈
EP3674139B1 (en) Electronic mirror system
JP2005073296A (ja) 車両用カメラの露光制御装置
CN110199518B (zh) 驾驶辅助***、驾驶辅助方法
US20160142607A1 (en) Camera system for vehicle and operation method thereof
JP2010273162A (ja) 車載機器および輝度調整方法
CN115278068A (zh) 车载360全景影像***的弱光增强方法及装置
US20240048851A1 (en) Control apparatus, apparatus, control method, and storage medium
CN112019761A (zh) 一种汽车大灯自动控制方法及其***、计算机设备、汽车
JP2020083071A (ja) 車載装置
JP6844575B2 (ja) 車載システム及び表示装置
WO2018128074A1 (ja) 撮像装置
US20240107174A1 (en) Imaging device and image display system
JP7213732B2 (ja) 画像表示装置
CN113542557B (zh) 用于车辆的拍摄补光调节方法、***及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6717333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250