JP2019166620A - 粗面化加工用工具、該粗面化加工用工具を用いた粗面化加工方法、および粗面化加工製品 - Google Patents

粗面化加工用工具、該粗面化加工用工具を用いた粗面化加工方法、および粗面化加工製品 Download PDF

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Abstract

【課題】切刃の損傷を防ぎつつ、アンカー効果の高い粗面化加工を行う。【解決手段】軸線O回りに工具回転方向Tに回転される工具本体1の先端部外周に、工具本体1の外周に突出する少なくとも1つの先行刃8a、8bよりなる先行刃群8と、先行刃群8に後続して工具本体1の外周に突出する少なくとも1つの後続刃9aよりなる後続刃群9とを備え、先行刃群8は加工穴の内周面に軸線Oに沿った断面において軸線O方向に間隔をあけた螺旋状の第1の溝部を形成するとともに、後続刃群9は軸線O方向に隣接する2つの第1の溝部の間に第2の溝部を形成し、後続刃9aの径方向すくい角が0°または負角である。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば内燃機関のエンジンにおけるシリンダボア等の加工穴の内周面に溶射加工を施す際に、アンカー効果によって溶射被膜の密着性を高めるために加工穴の内周面に粗面化加工を行う粗面化加工用工具、該粗面化加工用工具を用いた粗面化加工方法、および粗面化加工製品に関するものである。
このように、加工穴の内周面に粗面化加工を行う粗面化加工用工具として、例えば特許文献1には、円筒状の周面を有する部材の当該周面に皮膜を密着させるための溝を上記周面の軸方向に沿って螺旋状に設けることにより上記周面に断面視で複数の溝を設けるための溝加工用ツールであって、上記周面のうち上記溝が形成される予定の位置を切削加工することにより完成後の溝に比べて断面積の小さいベース溝を形成するための1つ又は2つ以上の1次加工刃と、上記ベース溝の側面を切削加工することにより上記周面側から底部側に向かうほど溝幅が広くなるアンダーカット形状を有する上記溝を形成するための1つ又は2つ以上の2次加工刃とが、軸方向に所定の順序で列状に並設され、隣接する加工刃の並設ピッチが相互にn倍(n:1,2,3…)に設定されたものが記載されている。
特開2016−124091号公報
ところが、この特許文献1に記載された粗面化加工用工具では、上述のように1次加工刃と2次加工刃による切削加工だけによってアンカー効果を奏するアンダーカット形状の溝を形成するものであるため、特に2次加工刃の形状は特許文献1の各図に示されるように複雑なものにならざるを得ない。このため、2次加工刃に欠損等の損傷が生じ易く、長期に亙って安定してアンダーカット形状の溝を形成するのは困難となる。
本発明は、このような背景の下になされたもので、切刃の損傷を防ぎつつ、アンカー効果の高い粗面化加工を行うことが可能な粗面化加工用工具、該粗面化加工用工具を用いた粗面化加工方法、および粗面化加工製品を提供することを目的としている。
上記の課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の粗面化加工用工具は、軸線回りに工具回転方向に回転される工具本体の先端部外周に、上記工具本体の外周に突出する少なくとも1つの先行刃よりなる先行刃群と、この先行刃群に後続して上記工具本体の外周に突出する少なくとも1つの後続刃よりなる後続刃群とを備え、上記先行刃群は加工穴の内周面に上記軸線に沿った断面において該軸線方向に間隔をあけた螺旋状の第1の溝部を形成するとともに、上記後続刃群は上記断面において上記軸線方向に隣接する2つの上記第1の溝部の間に第2の溝部を形成し、上記後続刃の径方向すくい角が0°または負角であることを特徴とする。
また、本発明の粗面化加工方法は、このように構成された粗面化加工用工具を用いて、上記工具本体を工具回転方向に回転させつつ、この工具本体の上記先端部を被削材の加工穴に挿入することにより、上記先行刃群によって上記加工穴の内周面に、上記軸線に沿った断面において該軸線方向に間隔をあけた螺旋状の第1の溝部を形成し、次いで、上記後続刃群によって上記断面において上記軸線方向に隣接する2つの上記第1の溝部の間に第2の溝部を形成するとともに、この第2の溝部と該第2の溝部の上記軸線方向に隣接する上記2つの第1の溝部との間の部分を該軸線方向の両外側に押し広げるように変形させることを特徴とする。
さらに、本発明の粗面化加工製品は、加工穴の内周面に該加工穴の中心線に沿った断面において該中心線方向に間隔をあけた螺旋状の第1の溝部が形成されるとともに、上記断面において上記中心線方向に隣接する2つの上記第1の溝部の間に第2の溝部が形成され、この第2の溝部と該第2の溝部の上記中心線方向に隣接する上記2つの第1の溝部との間の部分が上記中心線方向の両外側に押し広げられるように変形した状態とされていることを特徴とする。
上記構成の粗面化加工用工具においては、まず後続刃群の後続刃の径方向すくい角が0°または負角であるので、この後続刃に所定の逃げ角を付与しても刃物角を大きく確保することができる。このため、切刃強度を向上させることができて欠損等の損傷を防ぐことが可能となる。
そして、このように後続刃の径方向すくい角が0°または負角であるので、この後続刃が加工穴の内周面を切削する際には、上記断面において軸線方向に隣接する2つの第1の溝部の間に第2の溝部を形成するのと同時に、この第2の溝部と該第2の溝部の軸線方向に隣接する2つの第1の溝部との間の部分に圧縮応力が作用し、この部分を本発明の粗面化加工方法のように軸線方向の両外側に押し広げるように変形させることができる。従って、本発明の粗面化加工製品によれば、こうして押し広げられた部分によって第1の溝部をアンダーカット形状に形成して加工穴の内周面を粗面化加工することができるので、高いアンカー効果を得ることが可能となって溶射被膜の密着性の向上を図ることができる。
ここで、上述のように第1の溝部と第2の溝部の間を押し広げるように変形させる作用をより高めるためには、上記後続刃の径方向すくい角は0°〜−80°の範囲であることが望ましい。後続刃の径方向すくい角が上記範囲を上回って正角となると、刃物角を確保することができずに欠損が生じるおそれがあるとともに、上述のような圧縮応力を十分に作用させることもできなくなるおそれもある。一方、後続刃の径方向すくい角が上記範囲を下回って負角側に大きくなりすぎると、切削抵抗の著しい増大を招くおそれがある。なお、このような圧縮応力の強さを適正に調整するには、上記工具本体に、上記後続刃の上記軸線に対する径方向の位置を微調整する径方向位置調整機構が備えられていることが望ましい。
また、上記先行刃群のうちで最も上記軸線方向後端側に位置する上記先行刃を、上記工具本体の外周側への突出量が、上記後続刃の突出量よりも大きくなるようにすることにより、第2の溝部は第1の溝部よりも浅くなるので、第1の溝部の溝底に達しない範囲に第2の溝部を形成して第1の溝部との間の部分を押し広げるように変形させることができ、後続刃に不要な負荷が生じるのを防ぐことができる。
また、上記工具本体の先端部を円柱状に形成するとともに、上記先行刃群と上記後続刃群とを、上記工具本体の先端部の上記軸線を中心とする周方向に150°以内の範囲に配設し、上記先行刃群または上記後続刃群の上記軸線を挟んで反対側には、上記工具本体の先端部の外周面を切り欠いてなる切欠面を形成することにより、加工穴に先端部を挿入して貫通させた後に粗面化加工を施した工具本体を上記切欠面側に偏心させて、先行刃群や後続刃群を粗面化加工された加工穴の内周面に接触させることなく工具本体を加工穴から引き抜くことができる。
以上説明したように、本発明によれば、切刃の欠損等の損傷が生じるのを防ぎつつ、後続刃による圧縮応力によって確実にアンダーカット形状の溝を形成することができ、アンカー効果の高い加工穴内周面の粗面化加工を行うことが可能となって、溶射被膜の加工穴内周面への密着性を向上させることができる。
本発明の粗面化加工用工具の一実施形態を示す一部破断平面図である。 図1に示す実施形態を軸線方向先端側から見た正面図である。 図1に示す実施形態の後続刃群(後続刃)が形成された切削インサートが取り付けられるカートリッジ周辺の拡大平面図である。 図1に示す実施形態に取り付けられる先行刃群が形成された切削インサート(先行切削インサート)の平面図である。 図4に示す切削インサートの正面図である。 図4に示す切削インサートの先行刃群の拡大平面図である。 図1に示す実施形態に取り付けられる後続刃群(後続刃)が形成された切削インサート(後続切削インサート)の平面図である。 図7におけるZZ断面図である。 図7に示す切削インサートの後続刃群(後続刃)の拡大平面図である。 図9における矢線W方向視の側面図である。 図9における矢線X方向視の側面図である。 図9における矢線Y方向視の側面図である。 図9における矢線Z方向視の側面図である。 図1に示す実施形態により被削材の加工穴内周面に第1の溝部を形成した状態を示す加工穴内周面の軸線に沿った断面図である。 図1に示す実施形態により被削材の加工穴内周面に第2の溝部を形成した状態を示す加工穴内周面の軸線に沿った断面図である。
図1ないし図13は本発明の粗面化加工用工具の一実施形態を示すものであり、図14および図15はこの実施形態によって粗面化加工が施される本発明の粗面化加工製品の一実施形態である被削材Wにおける加工穴Hの内周面の断面図を示すものである。本実施形態の粗面化加工用工具は、その工具本体1が鋼材等の金属材料により軸線Oを中心とした多段の略円柱状に形成されており、その後端部(図1において右側部分)はシャンク部2とされるとともに、先端部(図1において左側部分)は切刃部3とされ、シャンク部2と切刃部3との間の部分は切刃部3よりも小径のネック部4とされる。
このような粗面化加工用工具は、工具本体1の上記シャンク部2が工作機械の主軸に把持されて軸線O回りに工具回転方向Tに回転されつつ該軸線O方向先端側に送り出され、切刃部3が内燃機関のエンジンのような被削材Wにおけるシリンダボア等の加工穴Hに挿入されて、この加工穴Hの内周面に粗面化加工を行う。
切刃部3の外周部には、切刃部3の先端面に開口して軸線Oに平行に後端側に延びる軸線Oに垂直な断面がL字状のカートリッジ取付溝3aが周方向に間隔をあけて2つ形成されており、これらのカートリッジ取付溝3aには、それぞれ鋼材等からなる概略角柱状のカートリッジ5がその長手方向を軸線Oに略平行にして取り付けられる。ここで、カートリッジ取付溝3aの工具回転方向Tを向く底面の後端部には図示されないネジ孔が斜めに形成されるとともに、カートリッジ5の後端部には上記長手方向に僅かに延びるやはり図示されない長孔状の貫通孔が上記ネジ孔に連通するように形成されており、カートリッジ5はこの貫通孔に挿通されて上記ネジ孔にねじ込まれる取付ボルト5aによってカートリッジ取付溝3aに取り付けられる。
また、カートリッジ5の後端面には軸線方向調整ネジ5bがねじ込まれており、この軸線方向調整ネジ5bの後端部をカートリッジ取付溝3aの軸線O方向先端側を向く後端面に当接させてねじ込み量を調整することにより、カートリッジ5の軸線O方向の位置が上記貫通孔の延びる範囲で調整される。さらに、カートリッジ5の上記貫通孔よりも先端側には、カートリッジ5を貫通する図示されないネジ孔がカートリッジ取付溝3aの上記底面に対向して開口するように形成されており、このネジ孔にねじ込まれて上記底面に当接する径方向調整ネジ5cのねじ込み量を調整することにより、カートリッジ5は取付ボルト5aよりも先端側の部分が僅かに弾性変形して、カートリッジ5の先端部の軸線Oに対する径方向の位置が調整される。この径方向調整ネジ5cが本実施形態における径方向位置調整機構とされる。
そして、このカートリッジ5の工具回転方向Tを向く面の先端部外周には凹状のインサート取付座5dが形成されており、2つのカートリッジ取付溝3aのうち一方のカートリッジ取付溝3a(本実施形態では、図2における左下側のカートリッジ取付溝3a)に取り付けられたカートリッジ5のインサート取付座5dには先行切削インサート6が、また他方のカートリッジ取付溝3a(本実施形態では、図2における右下側のカートリッジ取付溝3a)に取り付けられたカートリッジ5のインサート取付座5dには後続切削インサート7が、取付ネジ5eによって着脱可能に取り付けられる。
このうち先行切削インサート6は、その本体が超硬合金等の硬質材料によって形成された図4および図5に示すような概略正方形板状のネガティブタイプのインサートであり、ただしその一方の正方形面6aの1つのコーナ部Cには、この一方の正方形面6aに対向する平面視に図4に示すように該コーナ部Cを二等辺三角形状に切り欠くとともに、正面視には図5に示すようにL字状に切り欠いた切欠部6bが形成されている。この切欠部6bには、上記一方の正方形面6a側がダイヤモンド焼結体やCBN焼結体のような超硬合金よりも高硬度の超高硬度焼結体で、反対側が超硬合金である層状焼結体よりなる切刃チップ6cが、本体にろう付け等で接合されることによって取り付けられている。
そして、本実施形態では、2つの先行刃8a、8bよりなる先行刃群8が、上記切刃チップ6cの超高硬度焼結体部分に形成されている。これらの先行刃8a、8bは、上記平面視において上記コーナ部Cに交差する一方の正方形面6aの2つの辺のうち1つの辺から三角形状に突出するものであり、ただしその頂部は凸円弧等の凸曲線状に面取りされている。また、先行刃8a、8bが上記平面視になす三角形の頂角αは、本実施形態ではともに30°とされている。なお、これら先行刃8a、8bの頂角αを2等分する2等分線は互いに平行であり、さらに2つの先行刃8a、8bのうち上記コーナC部側の第1の先行刃8aは、これとは反対側の第2の先行刃8bよりも上記1つの辺からの突出量が小さい。
また、これらの先行刃8a、8bは、上記一方の正方形面6aをすくい面とするとともに、上記1つの辺に連なる先行切削インサート6の側面を逃げ面とするものであり、この逃げ面とされる側面には、先行刃8a、8bがなす三角形と同じ断面の突条部6dが一方の正方形面6aの垂直に延びて先行刃8a、8bを支持するように形成されている。さらに、すくい面とされる上記一方の正方形面6aの中央から反対側の他方の正方形面にかけては、上記取付ネジ5eが挿通される取付孔6eが先行切削インサート6を貫通するように形成されている。
一方、後続切削インサート7は、その本体が先行切削インサート6と同じく超硬合金等の硬質材料によって形成されており、ただし図7および図8に示すように菱形板状のポジティブタイプのインサートとされている。また、この後続切削インサート7においても、その一方の菱形面7aの1つの鋭角のコーナ部Cには、この一方の菱形面7aに対向する平面視において図7に示すように該コーナ部Cを二等辺三角形状に切り欠くとともに、断面視には図8に示すようにL字状に切り欠いた切欠部7bが形成され、この切欠部7bには上記一方の菱形面7a側がダイヤモンド焼結体やCBN焼結体等の超硬合金よりも高硬度の超高硬度焼結体で、反対側が超硬合金である層状焼結体よりなる切刃チップ7cが、本体にろう付け等で接合されることによって取り付けられている。
さらに、本実施形態では、1つの後続刃9aよりなる後続刃群9が、上記切刃チップ7cの超高硬度焼結体部分に形成されており、この後続刃9aも、上記平面視において上記コーナ部Cに交差する一方の菱形面7aの2つの辺のうち1つの辺から三角形状に突出するものであって、その頂部は凸円弧等の凸曲線状に面取りされている。ただし、後続刃9aが上記平面視になす三角形の頂角βは、先行刃8a、8bがなす三角形の頂角αよりも大きくされ、本実施形態では60°とされている。
この後続刃9aも、上記一方の菱形面7aをすくい面とするとともに、上記1つの辺に連なる後続切削インサート7の側面を逃げ面とするものである。そして、このすくい面とされる一方の菱形面7aの後続刃9a側には、図10に示すように後続刃9aの突端に向かうに従い他方の菱形面側に向かうように、例えば一方の菱形面7aに対して30°のホーニング角γのホーニング面9bが形成されている。
また、後続刃9aに連なる後続切削インサート7の側面(逃げ面)には、後続刃9aがなす三角形と相似な断面の突条部7dが後続刃9aを支持するように形成されており、ただし、これらの側面と上記1つの辺に連なる側面には、図11ないし図13に示すように例えば1°程度の逃げ角δが付されている。さらに、この後続切削インサート7においても、すくい面とされる一方の菱形面7aの中央から反対側の他方の菱形面にかけては、上記取付ネジ5eが挿通される取付孔7eが後続切削インサート7を貫通するように形成されている。
このような先行切削インサート6と後続切削インサート7は、上記カートリッジ5を介して、先行切削インサート6の先行刃群8を構成する第1、第2の先行刃8a、8bが、この順に軸線O方向後端側に向けて並ぶとともに、後続切削インサート7の後続刃群9を構成する後続刃9aよりも先端側に位置するように配設され、すくい面とされる上記一方の正方形面6aと上記一方の菱形面7aを工具回転方向Tに向けて取り付けられる。このとき、先行切削インサート6の先行刃8a、8bがなす三角形の頂角αの2等分線と後続切削インサート7の後続刃9aがなす三角形の頂角βの2等分線は、それぞれ工具本体1の軸線Oに垂直な平面上に配置される。
また、工具回転方向T側に位置することになる後続刃群9の後続刃9aから、これに対して工具回転方向Tとは反対側に位置することになる先行刃群8の先行刃8a、8bまでは、軸線O方向先端側から見て軸線Oを中心とする周方向に150°以内の範囲に配設されていて、本実施形態では周方向に75°ずらされている。また、本実施形態では、円柱状の工具本体1における切刃部3の外周部の周方向において後続刃9aの反対側に、軸線O方向先端側から見てこの後続刃9aから軸線Oを通って延びる直線に垂直な平面状の切欠面3bが形成されている。なお、工具本体1にはシャンク部2から切刃部3にかけてクーラント穴1aが形成され、穴加工時には先行刃8a、8bと後続刃9aにクーラントが供給される。
さらに、工具本体1の軸線Oから先行刃群8の先行刃8a、8bと後続刃群9の後続刃9aとの突端までの半径は加工穴Hの半径よりも大きくなるように設定されるとともに、軸線Oからこれらの先行刃8a、8bと後続刃9aとが突出する先行切削インサート6と後続切削インサート7の上記1つの辺までの半径は加工穴Hの半径よりも小さくなるように設定される。また、先行刃群8のうち最も軸線O方向後端側に位置する第2の先行刃8bの工具本体1の外周側への突出量が後続刃9aの突出量よりも大きくなるように、先行切削インサート6と後続切削インサート7の工具本体1の径方向の位置が径方向調整ネジ5cによって調整される。
さらにまた、工具本体1の回転数と送り量は、先行刃群8の三角形状の上記第1の先行刃8aが加工穴Hの内周面に溝深さの浅い断面V字形の螺旋溝を形成した後に、同じく三角形状の上記第2の先行刃8bが上記螺旋溝と重なり合う溝深さの深い断面V字形の第1の溝部G1を、図14に示すように加工穴Hの内周面に螺旋状に形成するように制御される。また、これらの先行刃8a、8bに後続する後続刃群9の後続刃9aが、軸線Oに沿った断面において該軸線O方向に並ぶ2つの第1の溝部G1の間の略中央部に、図15に示すような第1の溝部G1よりも浅い第2の溝部G2を螺旋状に形成するように、先行切削インサート6と後続切削インサート7との軸線O方向の位置が軸線方向調整ネジ5bによって調整される。
従って、工具本体1の軸線Oを加工穴Hに中心線に一致させた状態で、工具本体1の回転と送りに伴い、加工穴Hの内周面は、先行する先行刃群8の先行刃8a、8bによって切削されて穴加工された後、後続する後続刃群9の後続刃9aによって切削されて穴加工される。そして、後続切削インサート7のすくい面とされる上記一方の菱形面7aは、本実施形態では工具本体1の軸線Oを含む平面上に配置されるが、この一方の菱形面7aの後続刃9a側には上述のようなホーニング角γのホーニング面9bが形成されており、従って後続刃9aの径方向すくい角は負角(本実施形態では−30°)となる。
このように構成された粗面化加工用工具、該粗面化加工用工具を用いた粗面化加工方法および粗面化加工製品においては、後続刃群9の後続刃9aの径方向すくい角が負角であるので、後続刃9aに上述のような所定の逃げ角δを付与しても刃物角を大きく確保することができる。このため、後続刃9aに高い切刃強度を与えることができるので、後続刃9aに欠損等の損傷が生じるのを防いで、長期に亙って安定した穴加工(加工穴Hの内周面の粗面化加工)を行うことが可能となる。なお、後続刃9aの径方向すくい角は0°であってもよく、また上述のようなホーニング面9bを形成することなく、後続刃9aの径方向すくい角を0°または負角としてもよい。
そして、このように後続刃9aの径方向すくい角が0°または負角であるので、切削抵抗は大きく、この後続刃9aが加工穴Hの内周面を切削する際には、軸線Oに沿った断面において軸線O方向に隣接する2つの第1の溝部G1の間に第2の溝部G2を形成するのとともに、この第2の溝部G2と第2の溝部G2の軸線O方向に隣接する2つの第1の溝部G1との間の部分に切削抵抗による圧縮応力が作用し、この部分が図15に示すように軸線O方向の両外側に押し広げられるように塑性変形させられる。
このため、このように押し広げられた部分によって第1の溝部G1を図15に示したようにアンダーカット形状に形成して加工穴Hの内周面を粗面化加工することができ、このような加工穴Hの内周面に溶射を行うことによってアンダーカット形状の第1の溝部G1に溶射被膜を行き渡らせて高いアンカー効果を得ることが可能となり、溶射被膜の内周面への密着性を向上させることができる。なお、後続刃9aの径方向すくい角が0°を上回って正角となると、後続刃9aの刃物角を確保することができなくなって欠損が生じるおそれがあるとともに、上述のような圧縮応力を十分に作用させることもできなくなるおそれが生じる。
その一方で、後続刃9aの径方向すくい角が負角側に大きくなりすぎると、切削抵抗の著しい増大を招くおそれがある。このため、後続刃9aの径方向すくい角は0°〜−80°の範囲であることが望ましい。なお、本実施形態では、ネガティブタイプの先行切削インサート6に形成された先行刃群8の先行刃8a、8bの径方向すくい角も負角となるが、後続刃9aの径方向すくい角よりは正角側に大きく、例えば−15°とされている。
また、本実施形態では、工具本体1(後続切削インサート7が取り付けられるカートリッジ5)に、後続刃9aの軸線Oに対する径方向の位置を微調整する径方向位置調整機構として径方向調整ネジ5cが備えられており、この径方向調整ネジ5cによって後続刃9aの径方向の位置を微調整して工具本体1の外周側への突出量を微調整することにより、第2の溝部G2の溝深さを可変として上述の圧縮応力の強さを適正に調整することができる。しかも、先行切削インサート6が取り付けられるカートリッジ5にも径方向調整ネジ5cが備えられているので、第1の溝部G1の溝深さも可変として一層確実な圧縮応力の強さ調整を行うことができる。
さらに、本実施形態では、先行刃8a、8bと後続刃9aとが工具回転方向Tから見て工具本体1の先端部である切刃部3の外周に三角形状に突出したものであり、比較的簡略な形状であるため、欠損等の損傷をより確実に防ぐことができる。しかも、こうして工具本体1の先端部外周に突出した後続刃9aの三角形の頂角βが、先行刃8a、8bの頂角αよりも大きいので、第2の溝部G2を形成する際にこの頂角βが大きな三角形状の後続刃9aによって効果的に上述のような圧縮応力を作用させることができ、第1の溝部G1と第2の溝部G2の間の部分をさらに確実に押し広げてアンダーカット形状の第1の溝部G1を形成することが可能となる。
ここで、この後続刃9aがなす三角形の頂角βが小さすぎると、第2の溝部G2を形成する際に軸線O方向に隣接する2つの第1の溝部G1との間の部分を押し広げるように変形させる際の変形量が小さくなって、十分なアンカー効果を得ることができなくなるおそれがある。また、後続刃9aの頂角βが大きすぎると、後続刃9aによって第1の溝部G1と第2の溝部G2の間の部分を押し広げるように変形させる作用が小さくなり、やはり変形量が小さくなって、十分なアンカー効果を得ることができなくなるおそれがある。このため、上記後続刃9aがなす三角形の頂角βは、45°〜90°の範囲とされることが望ましい。
また、先行刃8a、8bがなす三角形の頂角αが小さすぎると、軸線O方向に隣接する2つの第1の溝部G1の間隔が同じ場合には、これら第1の溝部G1の間の間隔が幅広となり、後続刃9aにより形成される第2の溝部G2と第1の溝部G1の間の部分を圧縮応力によって押し広げるように変形させることが困難となるおそれが生じる一方、先行刃8a、8bの頂角αが大きすぎても、第1の溝部G1の溝壁面が軸線Oに平行な傾斜に近づいてしまい、やはり後続刃9aによって第2の溝部G2と第1の溝部G1の間の部分を押し広げるように変形させることが困難となるおそれが生じる。このため、先行刃8a、8bがなす三角形の頂角αは、15°〜75°の範囲とされることが望ましい。
ただし、本実施形態では、このように先行刃8a、8bと後続刃9aとが工具本体1の先端部外周に三角形状に突出しているが、先行刃8a、8bと後続刃9aとのうち少なくとも一方は等脚台形等の台形状や凸円弧等の凸曲線状に突出していてもよい。例えば、先行刃8a、8bと後続刃9aとのうち少なくとも一方が等脚台形状に突出している場合には、その2つの斜辺がなす挟角が上記頂角αまたは頂角βの範囲であればよい。
さらに、本実施形態では、先行刃群8のうち最も軸線O方向後端側に位置する第2の先行刃8bの工具本体1の外周側への突出量を、後続刃9aの突出量よりも大きくすることにより、第2の溝部G2を第1の溝部G1よりも溝深さが浅くなるようにしている。このため、変形が不可能な第1の溝部G1よりも深い範囲に後続刃9aが切り込まれることはなく、後続刃9aに不要な負荷が作用するのを防いで欠損等を一層確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、先行刃群8が2つの先行刃8a、8bにより構成されていて、工具本体1の外周側への突出量が後端側に向けて大きくなるようにすることにより、徐々に溝深さの深い第1の溝部G1を形成して個々の先行刃8a、8bの負荷を軽減しているが、1つの先行刃によって一度に第1の溝部G1を形成するようにしてもよい。また、逆に3つ以上の先行刃によって徐々に溝深さの深い第1の溝部G1を形成するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、後続刃群9は1つの後続刃9aによって構成されているが、先行刃群8と同様に工具本体1の外周側への突出量が後端側に向けて大きくなる複数の後続刃を後続刃群9に備えてもよい。また、これに代えて、あるいはこれと併せて、工具本体1の後端側に向けて上記頂角βが徐々に大きくなる複数の後続刃を後続刃群9に備えるようにしてもよい。
一方、本実施形態では、工具本体1の先端部の切刃部3が円柱状に形成されており、ただしこの切刃部3の外周面には、先行刃群8または後続刃群9の軸線Oを挟んで反対側(本実施形態では後続刃群9の反対側)に切欠面3bが形成されている。また、先行刃群8と後続刃群9とは、切刃部3の軸線Oを中心とする周方向に150°以内の範囲に配設されている。
このため、切刃部3を加工穴Hに挿入して粗面化加工を施した後に切刃部3を加工穴Hから貫通させ、次いで切欠面3bと加工穴Hの内周面との径方向のクリアランスを確保しつつ、工具本体1を切欠面3b側に偏心させることにより、先行刃群8および後続刃群9を加工穴H内周面よりも内周側に位置させて、この内周面に先行刃群8および後続刃群9を接触させることなく工具本体1を加工穴Hから引き抜くことができる。
なお、本実施形態では、切欠面3bが後続刃群9とは周方向に反対側に形成されているが、先行刃群8と後続刃群9とが軸線Oを中心とする周方向に150°以内の範囲に配設されていれば、先行刃群8の反対側に形成されていてもよい。また、本実施形態では、後続刃群9が先行刃群8よりも工具回転方向T側に位置しているが、先行刃群8が後続刃群9よりも軸線O方向先端側に位置していて第1の溝部G1を形成した後に第2の溝部G2が形成されるものであれば、先行刃群8が後続刃群9よりも工具回転方向T側に位置していてもよい。
1 工具本体
3 切刃部
3a カートリッジ取付溝
3b 切欠面
5 カートリッジ
5c 径方向調整ネジ(径方向位置調整機構)
6 先行切削インサート
7 後続切削インサート
8 先行刃群
8a、8b 先行刃
9a 後続刃
9b ホーニング面
O 工具本体1の軸線
T 工具回転方向
W 被削材
H 加工穴
G1 第1の溝部
G2 第2の溝部
α 先行刃8a、8bの頂角
β 後続刃9aの頂角
γ ホーニング面9bのホーニング角

Claims (7)

  1. 軸線回りに工具回転方向に回転される工具本体の先端部外周に、上記工具本体の外周に突出する少なくとも1つの先行刃よりなる先行刃群と、この先行刃群に後続して上記工具本体の外周に突出する少なくとも1つの後続刃よりなる後続刃群とを備え、
    上記先行刃群は加工穴の内周面に上記軸線に沿った断面において該軸線方向に間隔をあけた螺旋状の第1の溝部を形成するとともに、
    上記後続刃群は上記断面において上記軸線方向に隣接する2つの上記第1の溝部の間に第2の溝部を形成し、
    上記後続刃の径方向すくい角が0°または負角であることを特徴とする粗面化加工用工具。
  2. 上記後続刃の径方向すくい角が0°〜−80°の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の粗面化加工用工具。
  3. 上記工具本体には、上記後続刃の上記軸線に対する径方向の位置を微調整する径方向位置調整機構が備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の粗面化加工用工具。
  4. 上記先行刃群のうちで最も上記軸線方向後端側に位置する上記先行刃は、上記工具本体の外周側への突出量が、上記後続刃よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の粗面化加工用工具。
  5. 上記工具本体の先端部は円柱状に形成されるとともに、上記先行刃群と上記後続刃群とは、上記工具本体の先端部の上記軸線を中心とする周方向に150°以内の範囲に配設されていて、
    上記先行刃群または上記後続刃群の上記軸線を挟んで反対側には、上記工具本体の先端部の外周面を切り欠いてなる切欠面が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の粗面化加工用工具。
  6. 請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の粗面化加工用工具を用いて、
    上記工具本体を工具回転方向に回転させつつ、この工具本体の上記先端部を被削材の加工穴に挿入することにより、
    上記先行刃群によって上記加工穴の内周面に、上記軸線に沿った断面において該軸線方向に間隔をあけた螺旋状の第1の溝部を形成し、
    次いで、上記後続刃群によって上記断面において上記軸線方向に隣接する2つの上記第1の溝部の間に第2の溝部を形成するとともに、この第2の溝部と該第2の溝部の上記軸線方向に隣接する上記2つの第1の溝部との間の部分を該軸線方向の両外側に押し広げるように変形させることを特徴とする粗面化加工方法。
  7. 加工穴の内周面に該加工穴の中心線に沿った断面において該中心線方向に間隔をあけた螺旋状の第1の溝部が形成されるとともに、上記断面において上記中心線方向に隣接する2つの上記第1の溝部の間に第2の溝部が形成され、この第2の溝部と該第2の溝部の上記中心線方向に隣接する上記2つの第1の溝部との間の部分が上記中心線方向の両外側に押し広げられるように変形した状態とされていることを特徴とする粗面化加工製品。
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