JP2019164312A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容部の内部から気体を排出する流路を有する現像装置等において、現像部の回転により収容部内に流入した気体が直接流路へ向かう場合と比べて、流路への現像剤の侵入を抑制する。【解決手段】現像剤を収容する収容部と、重力方向の上方が収容部の外側から内側へ移動するように回転し、像保持体を現像剤で現像する現像部と、現像部よりも重力方向の下方に配置され、収容部内で現像剤を搬送する搬送部と、収容部の内側から外側へ延びる流路と、流路の内側の端部にて搬送部に向かって延び、現像部に対向する第1壁部と、流路の内側の端部にて搬送部に向かって延び、現像部とは反対側で第1壁部に対向し、搬送部の外周縁までの距離が第1壁部以上である第2壁部とを備える現像装置。【選択図】図3

Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
現像装置では、現像部の回転等により空気が流入することで、現像剤を収容する収容部内の圧力が上昇し、収容部内外の圧力差によりクラウドトナー(空間中を漂う浮遊トナー)が現像装置の外部へ流出する場合がある。従来技術として、特許文献1には、装置内に流入した気体を装置外に排出する開口を備えた現像装置が開示されている。
特開2005−346035号公報
現像装置に、収容部内外の圧力差を解消するために気体を排出する流路を設ける場合、例えば現像部の回転により収容部内に流入した気体が直接流路へ向かうと、現像部から剥離された現像剤が流路に侵入する場合がある。
本発明は、収容部の内部から気体を排出する流路を有する現像装置等において、現像部の回転により収容部内に流入した気体が直接流路へ向かう場合と比べて、流路への現像剤の侵入を抑制することを目的とする。
請求項1に係る発明は、現像剤を収容する収容部と、重力方向の上方が前記収容部の外側から内側へ移動するように回転し、像保持体を現像剤で現像する現像部と、前記現像部よりも重力方向の下方に配置され、前記収容部内で現像剤を搬送する搬送部と、前記収容部の内側から外側へ延びる流路と、前記流路の内側の端部にて前記搬送部に向かって延び、前記現像部に対向する第1壁部と、前記流路の内側の端部にて前記搬送部に向かって延び、前記現像部とは反対側で前記第1壁部に対向し、当該搬送部の外周縁までの距離が当該第1壁部以上である第2壁部とを備える現像装置である。
請求項2に係る発明は、前記第1壁部から前記搬送部の外周縁までの距離が、前記第2壁部から当該搬送部の外周縁までの距離と比較して短いことを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
請求項3に係る発明は、前記第1壁部は、前記搬送部の外周縁に対向する端部が、前記現像部の回転中心と比較して重力方向の下方に位置することを特徴とする請求項2に記載の現像装置である。
請求項4に係る発明は、前記収容部は、前記現像部の重力方向の上方に位置し当該現像部の外周面に対向する対向部を有し、前記第1壁部は、前記収容部の前記対向部から連続して形成されていることを特徴とする請求項3に記載の現像装置である。
請求項5に係る発明は、前記第1壁部は、前記搬送部の外周縁に対向する端部から前記対向部側へ向かうに従い、前記現像部から離れるように傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の現像装置である。
請求項6に係る発明は、前記第1壁部は、前記搬送部の外周縁に対向する端部が、当該搬送部の回転中心を通り重力方向に延びる垂線に対して、前記現像部とは反対側に位置することを特徴とする請求項2に記載の現像装置である。
請求項7に係る発明は、前記第1壁部と前記第2壁部との距離は、前記現像部と当該第1壁部との距離と比較して短いことを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
請求項8に係る発明は、前記収容部は、前記現像部の重力方向の上方に位置し当該現像部の外周面に対向する対向部を有し、前記第1壁部と前記第2壁部との距離は、前記現像部と前記対向部との距離と比較して短いことを特徴とする請求項7に記載の現像装置である。
請求項9に係る発明は、前記流路は、前記収容部の内側から前記現像部の外周に倣って当該現像部の重力方向の上方を通過するように形成され、当該流路の外側の端部における圧力が、前記第1壁部と前記第2壁部との間の圧力と比較して小さいことを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
請求項10に係る発明は、前記収容部は、前記現像部の重力方向の上方に対向する対向部を有し、前記流路は、前記対向部を介して前記現像部の反対側に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の現像装置である。
請求項11に係る発明は、像保持体と、当該像保持体に現像剤を用いて像を形成する現像装置とを備え、当該現像装置が、請求項1乃至10の何れかに記載の現像装置により構成された画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、収容部の内部から気体を排出する流路を有する現像装置等において、現像部の回転により収容部内に流入した気体が直接流路へ向かう場合と比べて、流路への現像剤の侵入が抑制される。
請求項2に係る発明によれば、第1壁部から搬送部の外周縁までの距離が第2壁部から搬送部の外周縁までの距離以上である場合と比べて、流路へ侵入する気体の流速が低減される。
請求項3に係る発明によれば、第1壁部の端部が現像部の回転中心と比較して重力方向の上方に位置する場合と比べて、現像部から剥離された現像剤が第1壁部に当たりやすくなる。
請求項4に係る発明によれば、第1壁部が対向部から連続していない場合と比べて、現像部から剥離された現像剤が第1壁部に当たりやすくなる。
請求項5に係る発明によれば、第1壁部が現像部から離れるように傾斜していない場合と比べて、現像部から剥離された現像剤が第1壁部に当たりやすくなる。
請求項6に係る発明によれば、第1壁部の端部が搬送部の回転中心を通り重力方向に延びる垂線に対して現像部と同じ側に位置する場合と比べて、現像部から剥離され第1壁部に当たった現像剤が再び現像部に付着することが抑制される。
請求項7に係る発明によれば、第1壁部と第2壁部との距離が現像部と第1壁部との距離よりも大きい場合と比べて、流路への現像剤の侵入が抑制される。
請求項8に係る発明によれば、第1壁部と第2壁部との距離が現像部と対向部との距離よりも大きい場合と比べて、流路への現像剤の侵入が抑制される。
請求項9に係る発明によれば、流路の外側の端部における圧力が第1壁部と第2壁部との間の圧力よりも大きい場合と比べて、流路から現像装置の外部へ現像剤が排出することが抑制される。
請求項10に係る発明によれば、流路が対向部を介して現像部の反対側に形成されない場合と比べて、現像装置の大型化を抑制しつつ流路の長さが確保される。
請求項11に係る発明によれば、収容部の内部から気体を排出する流路を有する現像装置を備えた画像形成装置において、現像部の回転により収容部内に流入した気体が直接流路へ向かう場合と比べて、流路への現像剤の侵入が抑制される。
実施の形態1が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。 実施の形態1が適用される現像装置の構成を示した図である。 図2における上部(Z方向の下流側)の拡大図である。 実施の形態1の現像装置における気体の挙動等を示した図である。 実施の形態2が適用される現像装置の構成を示した図である。 実施の形態3が適用される現像装置の構成を示した図である。
(実施の形態1)
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、実施の形態1が適用される画像形成装置1の全体構成を示した図である。
画像形成装置1は、一般にタンデム型と呼ばれる画像形成装置である。画像形成装置1は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部10、画像形成装置1全体の動作を制御する制御手段の一例としての制御部5、画像形成装置1に対して供給される用紙を保持する用紙保持部40を備える。また、画像形成装置1は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3等から受信された画像データに対し予め定めた画像処理を施す画像処理部6を備えている。
画像形成部10は、一定の間隔をおいて並列的に配置される4つの画像形成ユニット11Y、11M、11C、11K(「画像形成ユニット11」とも総称する)を備えている。各画像形成ユニット11は、静電潜像を形成してトナー像を保持する像保持体の一例としての感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を予め定めた電位で帯電する帯電器13、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を各色画像データに基づき露光する露光装置14、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像装置15、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するドラムクリーナ16を備えている。
画像形成ユニット11各々は、現像装置15に収納される現像剤を除いて同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、画像形成部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト20、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト20上に順次転写(一次転写)する一次転写ロール21を備えている。さらに、中間転写ベルト20上に重畳して転写された各色トナー像を記録材(記録紙)である用紙に一括転写(二次転写)する二次転写ロール22、二次転写後の中間転写ベルト20表面を清掃するベルトクリーナ25、二次転写された各色トナー像を用紙P上に定着させる定着装置30を備えている。
この画像形成装置1において、画像形成部10では、制御部5から供給される各種の制御信号に基づいて画像形成動作が行われる。すなわち、制御部5による制御の下で、PC2や画像読取装置3から入力された画像データは、画像処理部6によって画像処理が施され、各画像形成ユニット11に供給される。そして、各画像形成ユニット11では、感光体ドラム12に対し帯電器13による帯電、露光装置14による露光、現像装置15による静電潜像の現像が行われ、感光体ドラム12の表面に各色のトナー像が形成される。
そして、感光体ドラム12上に形成された各色トナー像は、一次転写ロール21により中間転写ベルト20上に順次転写される。
そして、中間転写ベルト20上の合成トナー像は、中間転写ベルト20の移動に伴って二次転写ロール22が配置された領域(二次転写部T)に搬送される。合成トナー像が二次転写部Tに搬送されると、合成トナー像が二次転写部Tに搬送されるタイミングに合わせて用紙が用紙保持部40から二次転写部Tに供給される。そして、二次転写部Tにて二次転写ロール22により形成される転写電界により、合成トナー像は搬送されてきた用紙上に一括して静電転写される。
その後、合成トナー像が転写された用紙は定着装置30まで搬送され、熱および圧力による定着処理を受けて用紙上にトナー像が定着される。そして、トナー像が定着された用紙は、画像形成装置1の用紙積載部に搬送される。
一方、二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナーは、二次転写の終了後に中間転写ベルト20表面からベルトクリーナ25によって除去される。このようにして、画像形成装置1での画像形成がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返して実行される。
続いて、現像装置15の構成について説明する。図2は、実施の形態1が適用される現像装置15の構成を示した図である。
本実施の形態の現像装置15は、例えば負極性に帯電するトナーおよび正極性に帯電し磁性を有するキャリアを主成分とする所謂二成分現像剤(以下、単に現像剤と称する)を用いて、感光体ドラム12に形成された静電潜像の現像を行う。
図2に示すように、現像装置15は、感光体ドラム12に対向する開口50aを有し、内部に現像剤が収容される現像ハウジング50と、現像ハウジング50の開口50aに面した箇所に配置されるとともに感光体ドラム12に対向する現像ロール151と、現像ロール151の外周面に保持される現像剤の層の厚みを規制する層規制部材153とを備えている。
また、現像装置15は、現像ハウジング50内に収容される現像剤を攪拌しながら搬送する一対の第1搬送部材155および第2搬送部材157を備えている。
ここで、以下の説明では、現像ロール151の回転軸に沿う方向(画像形成装置1(図1参照)のリア側からフロント側に向かう方向)をX方向と呼ぶ。また、図2において上から下に向かう重力方向をZ方向と呼ぶ。さらに、図2において左から右へ向かいX方向とZ方向とに垂直な方向をY方向と呼ぶ。
現像ロール151は、現像部の一例であって、外周面に現像剤を保持して回転しながら、静電潜像が形成された感光体ドラム12に現像剤を供給する。現像ロール151は、磁石ロール151aと現像スリーブ151bとを有している。
現像スリーブ151bは、円筒状に形成され、不図示の駆動機構により矢印C方向(後述する図3参照)に回転可能に配置される。なお、本実施の形態の説明において現像ロール151の回転方向とは、この現像スリーブ151bの回転方向のことを意味する。また、現像スリーブ151bには、現像電圧を供給する不図示の現像電源が接続されている。
磁石ロール151aは、円柱状に形成され、現像スリーブ151bの内周に回転しないように配置されている。
磁石ロール151aは、複数の磁石を有する。具体的には、磁石ロール151aには、感光体ドラム12にトナーを転移させ静電潜像を現像させる現像極S1、現像剤層を搬送する第1搬送極N1および第2搬送極S2、現像剤を現像スリーブ151bから剥離させる剥離極N2、現像ハウジング50に収容される現像剤を汲み上げ、層規制部材153とともに現像剤の厚さを規制して現像スリーブ151bの外周面に予め定めた厚さの現像剤層を形成する層形成極N3が、円周方向に順に配置されている。
層規制部材153は、現像ロール151との間を通過する現像剤の量を規制することにより、現像ロール151の上に予め定められた厚さの現像剤層を形成する。層規制部材153は、現像ロール151に対して重力方向の下方(Z方向の下流側)から対向する。また、層規制部材153と現像ロール151の外周面とは、現像ロール151の軸方向(X方向)に沿って予め定められた間隙を形成するように配置されている。
搬送部の一例としての第1搬送部材155は、X方向を軸方向とする円柱状の第1軸部155aと、第1軸部155aの外周に形成された螺旋状の第1羽根部155bとを有している。同様に、第2搬送部材157は、X方向を軸方向とする円柱状の第2軸部157aと、第2軸部157aの外周に形成された螺旋状の第2羽根部157bとを有している。
そして、現像装置15では、第1搬送部材155および第2搬送部材157の回転によって現像ハウジング50内を現像剤が循環搬送される。
続いて、現像ハウジング50について説明する。図3は、図2における上部(Z方向の下流側)の拡大図である。
本実施の形態の現像ハウジング50は、全体として感光体ドラム12の軸方向(X方向)に延びる長尺の形状を有している。現像ハウジング50は、図2および図3に示すように、現像ハウジング50の最外郭を構成し、内部に現像装置15の各部品等を収容する外壁部51を備えている。
また、現像ハウジング50は、外壁部51に囲まれる内部に、X方向に沿って延びる仕切壁59と、この仕切壁59によって仕切られる収容部の一例としての第1攪拌室571および第2攪拌室572とを備えている。この例では、図2に示すように、第1攪拌室571が、第2攪拌室572と比べて感光体ドラム12に近い側に配置されている。また、仕切壁59のX方向の両端には、それぞれ開口(不図示)が形成されており、第1攪拌室571と第2攪拌室572とは、X方向の両端で接続されている。第1攪拌室571には、上述した第1搬送部材155がX方向を軸として回転可能に設けられ、第2攪拌室572には、上述した第2搬送部材157がX方向を軸として回転可能に設けられている。そして、第1攪拌室571および第2攪拌室572では、第1搬送部材155および第2搬送部材157の回転によって現像剤が循環搬送されている。
さらに、現像ハウジング50は、外壁部51と現像ロール151の外周面との間に設けられる対向部の一例としての内壁部53を備えている。図3に示すように、内壁部53は、現像ロール151の外周面のうち重力方向の上方(Z方向の上流側)に位置する領域に対して予め定めた間隙を介して対向している。また、内壁部53は、現像ロール151の外周面の形状に倣う曲面により構成されている。さらに、内壁部53は、X方向における一方の端部(図中左側の端部)が開口50aを介して現像ハウジング50の外部に露出している。
さらにまた、現像ハウジング50は、内壁部53のうち現像ハウジング50の内部に位置する他方の端部(図中右側の端部)から第1搬送部材155の外周縁に向かって延びる第1壁部61を備えている。付言すると、第1壁部61は、内壁部53から連続して形成されている。なお、第1搬送部材155の外周縁とは、第1搬送部材155を軸方向(X方向)に沿って投影した場合の第1羽根部155bの最外部を意味する。
また、現像ハウジング50は、第1壁部61に対して予め定めた間隙を介して対向するとともに外壁部51から第1搬送部材155の外周縁に向かって延びる第2壁部62を備えている。付言すると、第2壁部62は、外壁部51から連続して形成されている。この例では、第1壁部61と第2壁部62とは、互いに平行な平面により構成されている。
そして、現像ハウジング50には、第1壁部61および内壁部53と、第2壁部62および外壁部51との間に、現像ハウジング50の内部から現像ハウジング50の外部へ気体を排出するための流路55が形成されている。流路55は、第1壁部61と第2壁部62の後述する端部62aとが対向し現像ハウジング50の内部から気体が流入する入口部551を有している。さらに、流路55は、内壁部53と外壁部51とが対向するとともに開口50aを介して現像装置15の外部に露出し、現像装置15の外部へ気体を排出する出口部553を有している。
また、図3に示すように、流路55は、内壁部53を介して現像ロール151の反対側に形成されており、現像ロール151の外周面に倣って現像ロール151の重力方向の上方を通過するように形成されている。本実施の形態では、流路55がこのような形状を有することで、現像装置15の大型化を抑制しながら流路55の長さを確保することができる。
詳細については後述するが、本実施の形態の現像装置15では、現像ハウジング50の内部から流路55を介して気体を排出し、現像ハウジング50内の気圧の上昇を抑制している。
図3に示すように、第1壁部61のうち内壁部53に接続される側とは反対側の端部(重力方向の下方の端部、図3において符号61aで示す)は、間隙を介して第1搬送部材155の外周縁に対向している。
同様に、第2壁部62のうち外壁部51に接続される側とは反対側の端部(重力方向の下方の端部、図3において符号62aで示す)は、間隙を介して第1搬送部材155の外周縁に対向している。
また、図3に示すように、第1壁部61から第1搬送部材155の外周縁までの距離D1は、第2壁部62から第1搬送部材155の外周縁までの距離D2と比べて短い(D1<D2)。ここで、第1壁部61から第1搬送部材155の外周縁までの距離D1とは、第1壁部61の端部61aと第1搬送部材155の回転中心155cとを結んだ線上における第1壁部61の端部61aと第1搬送部材155の外周縁との距離を意味する。同様に、第2壁部62から第1搬送部材155の外周縁までの距離D2とは、第2壁部62の端部62aと第1搬送部材155の回転中心155cとを結んだ線上における第2壁部62の端部62aと第1搬送部材155の外周縁との距離を意味する。
さらに、第1壁部61の端部61aは、現像ロール151(現像スリーブ151b)の回転中心151cと比較して、重力方向の下方(Z方向の下流側)に位置している。
詳細については後述するが、このような構成を有することで、第1壁部61の端部61aが現像ロール151の回転中心151cと比較して重力方向の上方に位置する場合と比べて、剥離極N2の作用により現像ロール151から剥離された現像剤が流路55へ侵入することが抑制される。
さらにまた、第1壁部61の端部61aは、第1搬送部材155の回転中心を通り重力方向(Z方向)に延びる垂線Z1に対して、現像ロール151とは反対側に位置している。
詳細については後述するが、このような構成を有することで、第1壁部61の端部61aが垂線Z1に対して現像ロール151と同じ側に位置する場合と比べて、剥離極N2の作用により現像ロール151から剥離され第1壁部61に当たった現像剤が、再び現像ロール151に付着することが抑制される。
また、第1壁部61は、端部61aから内壁部53との接続部へ向かうに従い現像ロール151から離れるように、重力方向(Z方向)に対して傾斜している。本実施の形態では、第1壁部61と重力方向とがなす角度は、約10°となっている。第1壁部61と重力方向とがなす角度は、第1壁部61から第1搬送部材155の外周縁までの距離D1や後述する第1壁部61と現像ロール151との距離D3等に応じて定めることができ、例えば5°以上20°以下の範囲とすることができる。
詳細については後述するが、このような構成を有することで、第1壁部61が重力方向に沿っている場合と比べて、剥離極N2の作用により現像ロール151から剥離された現像剤が第1壁部61に当たりやすくなり、現像剤が流路55に侵入することが抑制される。
第1壁部61と第2壁部62との距離(流路55の入口部551の幅)R1は、例えば現像剤に用いるキャリアの粒径や流路55に求める気体の排出性能等に応じて定めることができる。第1壁部61と第2壁部62との距離R1は、例えば、0.5mm以上10mm以下の範囲とすることができる。第1壁部61と第2壁部62との距離R1が過度に小さい場合、現像剤によって第1壁部61と第2壁部62との間で流路55が詰まりやすくなり、流路55を介した気体の排出が難しくなるおそれがある。一方、第1壁部61と第2壁部62との距離R1が過度に大きい場合、第1壁部61と第2壁部62との間を介して流路55に現像剤が侵入しやすくなり、流路55を通って現像装置15の外部へ現像剤が排出されやすくなる。
また、この例では、第1壁部61と第2壁部62との距離R1は、第1壁部61と現像ロール151との距離D3と比較して短い。言い換えると、第1壁部61と現像ロール151との距離D3は、第1壁部61と第2壁部62との距離R1と比べて長い。なお、第1壁部61と現像ロール151との距離D3とは、現像ロール151の回転中心151cから第1壁部61へ伸ばした垂線上における第1壁部61と現像ロール151の外周面との距離を意味する。
このような構成を有することで、例えば第1壁部61と現像ロール151との距離D3が第1壁部61と第2壁部62との距離R1以下である場合と比べて、剥離極N2の作用により現像ロール151から剥離され第1壁部61に当たった現像剤が、再び現像ロール151に付着することが抑制される。
なお、この例では、第1壁部61と第2壁部62との距離R1は、流路55を構成する内壁部53と外壁部51との距離(流路55の出口部553の幅)R2と同程度となっている。
また、この例では、第1壁部61と第2壁部62との距離R1は、現像ロール151と内壁部53との距離D4と同程度となっている。ここで、本実施の形態において現像ロール151と内壁部53との距離とは、現像ロール151(現像スリーブ151b)の外周面のうち重力方向の最上部に位置する部分と内壁部53との距離を意味する。
続いて、現像装置15による現像動作について説明する。
現像装置15では、第1搬送部材155および第2搬送部材157が回転し、現像ハウジング50内で現像剤の攪拌搬送が行われている。この攪拌搬送により、現像剤を構成するトナーおよびキャリアは互いに摩擦し合うことになり、トナーが負極性に、キャリアが正極性に、それぞれ帯電される。この結果、攪拌搬送される現像剤において、キャリアに対しトナーが静電吸着した状態となる。そして、攪拌搬送される現像剤が現像ロール151との対向部に到達すると、現像ロール151の磁石ロール151aとキャリアとの間にはたらく磁力により、一部のキャリアが現像ロール151側に転移する。このとき、転移するキャリアにはトナーが静電吸着しているため、結果として現像剤が現像ロール151側に転移することになる。
また、現像装置15では、矢印C方向に現像スリーブ151bが回転している。これにより、現像スリーブ151bに転移した現像剤は、現像スリーブ151bの回転に伴って搬送される。そして、現像スリーブ151b上の現像剤は、層規制部材153との対向部を通過する際にその厚さが規制される。これにより、現像スリーブ151b上に、層の厚さが規制された現像剤層が形成される。なお、層規制部材153によって規制され現像スリーブ151bから剥離された現像剤は、重力によって第1攪拌室571に戻される。
次いで、層規制部材153により形成された現像剤層は、現像スリーブ151bの回転に伴って感光体ドラム12と現像ロール151とが対向する現像領域まで移動する。ここで、現像装置15では、現像スリーブ151bに対して予め定められた現像電圧が印加されている。これにより、現像領域において、現像スリーブ151b上の現像剤層から、感光体ドラム12上の画像部にトナーが静電的に転移し、静電潜像が現像されて可視化される。
その後、現像領域を通過した現像スリーブ151b上の現像剤層は、現像スリーブ151bの回転に伴って現像ハウジング50内に戻される。そして、現像ハウジング50内に戻された現像スリーブ151b上の現像剤層は、磁石ロール151aの剥離極N2による作用により、現像ロール151の上から離脱して第1攪拌室571内に落下する。落下した現像剤は、再び第1搬送部材155および第2搬送部材157によって攪拌搬送されて、次の現像を待つことになる。
続いて、現像動作が行われる際の現像装置15における気体の流れについて説明する。図4は、実施の形態1の現像装置15における気体の挙動等を示した図である。
上述したように、現像動作が行われる際には、現像ロール151(現像スリーブ151b)が矢印C方向に回転する。これに伴って、現像ロール151の重力方向の上部では、矢印P1で示すように、現像ロール151の外周面に沿って現像ロール151の移動方向に沿って気流が生じる。現像ロール151の回転により生じた気流は、現像ハウジング50の内壁部53と現像ロール151との間を通過して、第1攪拌室571内へ進行する。
そして、現像装置15の外部から現像ハウジング50の内部に気体が流入し現像ハウジング50の内部の気圧が上昇することで、現像ハウジング50内の気圧が現像装置15の外部と比較して高圧となる。
現像ハウジング50内の気圧が上昇すると、現像ハウジング50内外の圧力差によって、現像ハウジング50の内部から外部へ向かう気流が生じる。具体的には、図4において矢印P2で示すように、第1攪拌室571の内部の気体が、第1壁部61と第2壁部62との間の入口部551を介して流路55へ侵入する。そして、図4において矢印P3で示すように、流路55に侵入した気体は、流路55を通り出口部553を介して現像装置15の外部へ排出される。
これにより、本実施の形態の現像装置15では、現像ハウジング50内の圧力が過度に上昇することが抑制される。
ところで、現像装置15では、画像形成装置1での生産性の向上等の目的で、現像ロール151(現像スリーブ151b)の回転速度を上昇させる場合がある。
上述したように、現像スリーブ151bの回転に伴って現像ハウジング50内に戻され、磁石ロール151aの剥離極N2による作用によって現像ロール151から剥離された現像剤は、通常、図4において破線矢印Q3で示すように重力によって第1攪拌室571内に落下する。しかしながら、現像ロール151(現像スリーブ151b)の回転速度を上昇させると、現像スリーブ151bの回転による遠心力や現像スリーブ151bの回転によって現像ハウジング50の外部から内部へ流入した気体によって、現像ロール151から剥離された現像剤が重力方向に交差する方向(Y方向)へ飛ばされる場合がある。
そして、現像ハウジング50の形状等によっては、現像ハウジング50の外部から内部へ流入した気体が直接流路55へ向かい、現像ロール151から剥離され飛ばされた現像剤が流路55内に侵入するおそれがある。そして、流路55内に現像剤が侵入すると、この現像剤によって流路55が塞がれてしまい、現像ハウジング50内の圧力の上昇を抑制することが困難になるおそれがある。
これに対し、本実施の形態の現像装置15では、第1搬送部材155の外周縁に向かって延びる第1壁部61および第2壁部62を備えることで、流路55への現像剤の侵入が抑制される。
すなわち、本実施の形態の現像装置15では、現像ハウジング50の外部から内部へ流入した気体が第1壁部61へ突き当たるようになっている。これにより、現像ロール151から剥離され現像スリーブ151bの回転によりY方向に飛ばされた現像剤は、破線矢印Q1で示すように、第1壁部61へ突き当たった後、破線矢印Q2で示すように、進行方向を変えて第1攪拌室571内に落下する。この結果、現像スリーブ151bの回転によりY方向に飛ばされた現像剤が流路55内に直接侵入することが抑制される。
特に、本実施の形態では、上述したように第1壁部61の端部61aは、現像ロール151の回転中心151cと比較して重力方向の下方に位置している。これにより、第1壁部61の端部61aが現像ロール151の回転中心151cと比較して重力方向の上方に位置する場合と比べて、現像ロール151から剥離され現像スリーブ151bの回転によりY方向に飛ばされた現像剤が第1壁部61に突き当たりやすくなっている。この結果、現像剤が流路55内に直接侵入することがより抑制される。
また、本実施の形態では、上述したように第1壁部61は、端部61aから内壁部53との接続部へ向かうに従い現像ロール151から離れるように、重力方向(Z方向)に対して傾斜している。これにより、破線矢印Q2で示すように、第1壁部61に突き当たった現像剤が流路55から離れる方向へ落下しやすくなっている。この結果、例えば第1壁部61が重力方向に対して傾斜していない場合と比べて、第1壁部61に突き当たった現像剤が流路55内に侵入することが抑制される。
ここで、流路55へ向かう気体の流速が高いほど、現像ハウジング50内に収容される現像剤が流路55に侵入しやすくなる傾向がある。また、第1壁部61の端部61aや第2壁部62の端部62aの周囲では、図4にて矢印P2で示すように、第1壁部61または第2壁部62の形状に倣って第1攪拌室571から流路55へ向かう気体の進行方向が変わっており、気体の流速が高くなりやすい。このため、距離D1と距離D2とが等しく、第1壁部61の端部61aと第2壁部62の端部62aとが対向しているような場合、第1壁部61の端部61aと第2壁部62の端部62aとの対向部で気体の流速が高くなって流路55へ現像剤が侵入しやすくなるおそれがある。
これに対し、本実施の形態では、上述したように、第1壁部61から第1搬送部材155の外周縁までの距離D1は、第2壁部62から第1搬送部材155の外周縁までの距離D2と比べて短くなっている(D1<D2)。言い換えると、気体の流速が高くなりやすい第1壁部61の端部61aの位置と、第2壁部62の端部62aの位置とがずれて配置されている。
これにより、距離D1と距離D2とが等しい場合と比べて、流路55へ向かう気体の流速が過度に高くなることが抑制され、流路55への現像剤の侵入がより抑制される。
また、本実施の形態では、上述したように、第1壁部61の端部61aが、第1搬送部材155の回転中心を通り重力方向(Z方向)に延びる垂線Z1(図3参照)に対して、現像ロール151とは反対側に位置している。
これにより、例えば第1壁部61の端部61aと現像ロール151とが垂線Z1に対して同じ側に位置する場合と比べて、剥離極N2の作用によって現像ロール151から剥離された後、第1壁部61に突き当たった現像剤が、第1攪拌室571に落下することなく再び現像ロール151に付着することが抑制される。この結果、現像ロール151の表面に形成される現像剤層について現像剤の入れ替えが正常に行われることになり、感光体ドラム12上に形成されるトナー像等に欠陥が生じることが抑制される。
さらに、本実施の形態では、現像ハウジング50が第1壁部61と第2壁部62との双方を有することで、例えば第2壁部62を有しない場合と比べて、流路55の長さを長くすることができる。なお、この例で流路55の長さとは、第2壁部62の端部62aが第1壁部61に対向する入口部551から、出口部553までの流路55の長さを意味する。
そして、本実施の形態では、流路55の長さによる圧力損失により、流路55に侵入した気体の出口部553における圧力が、入口部551における圧力と比べて低くなっている。これにより、流路55を通って出口部553から現像装置15の外部へ排出される気体の圧力が、現像装置15の外部の気圧と近くなる。この結果、現像ハウジング50の内部の現像剤が流路55を通過する気体に伴って現像装置15の外部へ排出することが抑制される。
なお、流路55への現像剤の侵入を抑制するための他の方法としては、例えば流路55の入口部551等に現像剤を捕捉するフィルタを設ける方法等が挙げられる。しかしながら、流路55にフィルタを設けた場合、現像剤がフィルタに堆積し詰まることに伴う寿命が存在するため、定期的にフィルタや現像装置15を交換する必要がある。
これに対し、本実施の形態では、現像ロール151から剥離され現像スリーブ151bの回転により飛ばされた現像剤を第1壁部61に突き当てる構成とすることで、流路55への現像剤の侵入を抑制するためのフィルタ等を設ける必要はない。これにより、現像装置15の構成が簡易になり、またフィルタの寿命によるフィルタや現像装置15の交換が不要となる。
(実施の形態2)
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と同様の構成については同様の符号を用い、ここではその詳細な説明は省略する。図5は、実施の形態2が適用される現像装置15の構成を示した図である。
実施の形態2の現像装置15では、第1壁部61と第2壁部62との距離(流路55の入口部551の幅)R1が、流路55を構成する内壁部53と外壁部51との距離(流路55の出口部553の幅)R2と比べて小さくなっている(R1<R2)。さらに、実施の形態2の現像装置15では、第1壁部61と第2壁部62との距離R1が、現像ロール151と内壁部53との距離D4と比較して小さくなっている(R1<D4)。
このような構成を有することで、実施の形態2の現像装置15では、例えば第1壁部61と第2壁部62との距離R1が内壁部53と外壁部51との距離R2や現像ロール151と内壁部53との距離D4より大きい場合と比べて、現像スリーブ151bの回転によりY方向に飛ばされた現像剤が流路55内に直接侵入することが抑制される。
なお、第1壁部61と第2壁部62との距離R1は小さいほど流路55内への現像剤の侵入を抑制することができる一方、流路55内へ侵入した現像剤により流路55が詰まりやすくなったり、流路55を介した気体の排出量が減ったりするおそれがある。したがって、第1壁部61と第2壁部62との距離R1は、現像剤に用いるキャリアの粒径、現像ハウジング50の大きさ、流路55に求める排気量、現像ロール151の回転数等に応じて決定することが好ましい。
(実施の形態3)
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。なお、実施の形態1と同様の構成については同様の符号を用い、ここではその詳細な説明は省略する。図6は、実施の形態3が適用される現像装置15の構成を示した図である。
上述した実施の形態1の現像装置15では、第1壁部61から第1搬送部材155の外周縁までの距離D1は、第2壁部62から第1搬送部材155の外周縁までの距離D2と比べて短い(D1<D2)。しかしながら、第1壁部61から第1搬送部材155の外周縁までの距離D1は、第2壁部62から第1搬送部材155の外周縁までの距離D2以下であればよく、例えば図6に示すように、距離D1と距離D2とが等しくてもよい(D1=D2)。
すなわち、第1壁部61から第1搬送部材155の外周縁までの距離D1が第2壁部62から第1搬送部材155の外周縁までの距離D2より長い場合、第2壁部62が第1壁部61から突出した状態となる。この場合、現像スリーブ151bの回転によりY方向に飛ばされた現像剤が第2壁部62に当たって流路55内に侵入しやすくなる。
これに対し、図6に示すように距離D1と距離D2とが等しい場合には、上述した実施の形態1と同様に、現像スリーブ151bの回転によりY方向に飛ばされた現像剤は第1壁部61に突き当たって第1攪拌室571に落下するため、流路55への現像剤の侵入が抑制される。
なお、上述した実施の形態では、現像ハウジング50の第1壁部61と第2壁部62とが互いに平行である例について説明したが、第1壁部61から第1搬送部材155の外周縁までの距離D1が第2壁部62から第1搬送部材155の外周縁までの距離D2以下であり、第1壁部61と第2壁部62との間を気体が通過することができれば、第1壁部61と第2壁部62とは平行でなくてもよい。
さらに、第1壁部61および第2壁部62の形状は、上述した平面に限られず例えば曲面であってもよいが、第1壁部61および第2壁部62に対する現像剤の堆積を抑制する観点からは、平面であることが好ましい。
また、上述した実施の形態では、所謂タンデム方式のカラープリンタからなる画像形成装置1に適用される例について説明したが、本実施の形態が適用される画像形成装置1は、特に限定されず、例えば周知の構成を有する単色プリンタ等であってもよい。
1…画像形成装置、12…感光体ドラム、15…現像装置、50…現像ハウジング、51…外壁部、53…内壁部、55…流路、61…第1壁部、62…第2壁部、151…現像ロール、155…第1搬送部材、157…第2搬送部材

Claims (11)

  1. 現像剤を収容する収容部と、
    重力方向の上方が前記収容部の外側から内側へ移動するように回転し、像保持体を現像剤で現像する現像部と、
    前記現像部よりも重力方向の下方に配置され、前記収容部内で現像剤を搬送する搬送部と、
    前記収容部の内側から外側へ延びる流路と、
    前記流路の内側の端部にて前記搬送部に向かって延び、前記現像部に対向する第1壁部と、
    前記流路の内側の端部にて前記搬送部に向かって延び、前記現像部とは反対側で前記第1壁部に対向し、当該搬送部の外周縁までの距離が当該第1壁部以上である第2壁部と
    を備える現像装置。
  2. 前記第1壁部から前記搬送部の外周縁までの距離が、前記第2壁部から当該搬送部の外周縁までの距離と比較して短いことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1壁部は、前記搬送部の外周縁に対向する端部が、前記現像部の回転中心と比較して重力方向の下方に位置することを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記収容部は、前記現像部の重力方向の上方に位置し当該現像部の外周面に対向する対向部を有し、
    前記第1壁部は、前記収容部の前記対向部から連続して形成されていることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第1壁部は、前記搬送部の外周縁に対向する端部から前記対向部側へ向かうに従い、前記現像部から離れるように傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記第1壁部は、前記搬送部の外周縁に対向する端部が、当該搬送部の回転中心を通り重力方向に延びる垂線に対して、前記現像部とは反対側に位置することを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  7. 前記第1壁部と前記第2壁部との距離は、前記現像部と当該第1壁部との距離と比較して短いことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  8. 前記収容部は、前記現像部の重力方向の上方に位置し当該現像部の外周面に対向する対向部を有し、
    前記第1壁部と前記第2壁部との距離は、前記現像部と前記対向部との距離と比較して短いことを特徴とする請求項7に記載の現像装置。
  9. 前記流路は、前記収容部の内側から前記現像部の外周に倣って当該現像部の重力方向の上方を通過するように形成され、当該流路の外側の端部における圧力が、前記第1壁部と前記第2壁部との間の圧力と比較して小さいことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  10. 前記収容部は、前記現像部の重力方向の上方に対向する対向部を有し、
    前記流路は、前記対向部を介して前記現像部の反対側に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
  11. 像保持体と、当該像保持体に現像剤を用いて像を形成する現像装置とを備え、当該現像装置が、請求項1乃至10の何れかに記載の現像装置により構成された画像形成装置。
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