JP5870772B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
例えば、特許文献1には、画像形成装置において、感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーで現像し、トナー像を形成する現像器ユニットが示されている。現像器ユニットには、回転することで現像剤を感光体ドラムに向かって搬送し感光体ドラム上の静電潜像を現像させる現像スリーブが備えられている。現像スリーブの回転に伴い、感光体ドラムから現像後の現像剤がハウジング内に戻る際、ハウジング内には現像剤に含まれた空気が流入する。特許文献1の現像器ユニットには、ハウジング内の空気を排出する圧抜き孔および静電フィルタが備えられている。また、特許文献2の現像装置は、ケーシングの天板に、このケーシングの圧を逃がすために外部と連通した蛇行流路が設けられている。
特開2006−3396号公報 特開2010−54932号公報
本発明は、圧力を逃がす経路にフィルタや蛇行流路が不要な現像装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る現像装置は、現像剤が搬送される第1搬送路が下部に形成された主空間と、上記第1搬送路の横に並びこの第1搬送路との間の搬送方向中央部分が仕切られてこの第1搬送路と協同して現像剤を往復搬送させる第2搬送路と、この第2搬送路の、現像剤をこの第2搬送路からこの第1搬送路に移動させる側の端部に連続して筒状に延び、この第2搬送路上を搬送されてきた現像剤のうちのこの第1搬送路に引き渡される現像剤を除く余剰の現像剤を搬送して外部に排出する排出路とを有し、現像剤を収容する収容器と、
上記第1搬送路内に配置された、現像剤を撹拌しながら搬送する第1撹拌搬送部材と、
上記第2搬送路内に配置された、現像剤を撹拌しながら上記第1撹拌搬送部材と逆方向に搬送する第2撹拌搬送部材と、
上記主空間の、上記第1搬送路を挟んで上記第2搬送路とは反対側であって、この第1搬送路の斜め上に配置された、回転することで上記主空間内の現像剤を被現像体に搬送する現像剤搬送部材と、
上記主空間内の、上記第1撹拌搬送部材よりも上に配置された、回転することで、上記被現像体から上記現像剤搬送部材に搬送されて戻ってきた現像剤を撹拌しながら上記第1搬送路上に落下させる撹拌部材とを備え、
上記収容器がさらに、上記撹拌部材上部において上記主空間に開口し上記第2搬送路にまで続く通気路を有することを特徴とする。
請求項2に係る現像装置は、上記現像剤搬送部材が、上下に並んで配置され、現像剤を表面に保持して回転する2つの現像ロールを有するものであり、
上記通気路の開口は、上記2つの現像ロールのうちの上側の現像ロールに保持された現像剤の、上記主空間内に戻る流路に向かって開いた開口であることを特徴とする。
請求項3に係る現像装置は、上記排出路は、上記第2搬送路との間に段部を有しこの第2搬送路よりも狭く形成された、上部に通気溝が形成されたものであることを特徴とする。
請求項4に係る画像形成装置は、
表面に静電潜像が形成されこの静電潜像が現像される被現像体と、
上記被現像体上の静電潜像を現像する現像装置とを備え、
上記現像装置が、
現像剤が搬送される第1搬送路が下部に形成された主空間と、上記第1搬送路の横に並びこの第1搬送路との間の搬送方向中央部分が仕切られてこの第1搬送路と協同して現像剤を往復搬送させる第2搬送路と、この第2搬送路の、現像剤をこの第2搬送路からこの第1搬送路に移動させる側の端部に連続して筒状に延び、この第2搬送路上を搬送されてきた現像剤のうちのこの第1搬送路に引き渡される現像剤を除く余剰の現像剤を搬送して外部に排出する排出路とを有し、現像剤を収容する収容器と、
上記第1搬送路内に配置された、現像剤を撹拌しながら搬送する第1撹拌搬送部材と、
上記第2搬送路内に配置された、現像剤を撹拌しながら上記第1撹拌搬送部材と逆方向に搬送する第2撹拌搬送部材と、
上記主空間の、上記第1搬送路を挟んで上記第2搬送路とは反対側であって、この第1搬送路の斜め上に配置された、回転することで上記主空間内の現像剤を被現像体に搬送する現像剤搬送部材と、
上記主空間内の、上記第1撹拌搬送部材よりも上に配置された、回転することで、上記被現像体から上記現像剤搬送部材に搬送されて戻ってきた現像剤を撹拌しながら上記第1搬送路上に落下させる撹拌部材とを備え、
上記収容器がさらに、上記撹拌部材上部において上記主空間に開口し上記第2搬送路にまで続く通気路を有することを特徴とする。
請求項1に係る現像装置および請求項4に係る画像形成装置は、圧力を逃がす経路にフィルタや蛇行流路が不要である。
請求項2に係る現像装置によれば、相対的に空気の取込量の多い上側の現像ロールからの空気の流れの乱れが、本構成を有していない場合と比較して抑制される。
請求項3に係る現像装置によれば、通気溝が形成されない場合と比較して、現像剤による経路の詰まりが抑制される。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。 図1に示す現像装置を示す斜視図である。 図2に示す現像装置の縦断面図である。 現像装置の概略構造を示す平面構成図である。 現像装置を水平に切断した状態を示す断面斜視図である。 図5に示す現像装置の6−6線断面を示す断面斜視図である。 現像装置の排出路部分の概略構造を説明する縦断面図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色毎に画像形成部10Y,10M,10C,10Kを並列的に配置してなるタンデム型のカラープリンタであり、単色の画像をプリントすることができるほか、4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントすることができる。トナーカートリッジ18Y,18M,18C,18Kには、YMCK各色のトナーが収容されている。
4つの画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、ほぼ同様の構成を有しているため、これらを代表してイエローに対応する画像形成部10Yを取り上げて説明する。画像形成部10Yは、感光体ドラム11Y、帯電器12Y、露光器13Y、現像装置20Y、一次転写器15Y、および感光体クリーナ16Yを備えている。現像装置20Yは本発明の現像装置の一実施形態であり、感光体ドラム11Yは、本発明にいう被現像体の一例に相当する。
感光体ドラム11Yは円筒状の基体表面に感光体層が設けられたものであり、表面に形成される像を保持して円筒の軸周りである矢印A方向に回転する。帯電器12Y、露光器13Y、現像装置20Y、一次転写器15Y、および感光体クリーナ16Yは、感光体ドラム11Yの周囲に矢印Aの方向の順に配置されている。
帯電器12Yは、感光体ドラム11Yの表面を帯電させる装置である。帯電器12Yは、感光体ドラム11Yの表面に接触する帯電ロールである。帯電器12Yには、現像装置20Yにおけるトナーと同極性の電圧が印加されており、接触する感光体ドラム11Yの表面を帯電させる。露光器13Yは、感光体ドラム11Yの表面に露光光を照射して露光する装置である。露光器13Yは、画像形成装置1外部から供給される画像信号に応じたレーザ光を発光し、レーザ光で感光体ドラム11Yを走査する。現像装置20Yは、現像剤を用いて感光体ドラム11Yの表面を現像する。現像装置20Yにはトナーカートリッジ18Yからトナーが供給される。現像装置20Yは、磁性キャリアとトナーが混合された現像剤を撹拌することでトナーおよび磁性キャリアを帯電し、帯電したトナーで感光体ドラム11Y表面を現像する。一次転写器15Yは、中間転写ベルト30を挟んで感光体ドラム11Yに対向したロールである。一次転写器15Yは、感光体ドラム11Yに対する電圧が印加されることで、感光体ドラム11Y上のトナー像を中間転写ベルト30に転写する。感光体クリーナ16Yは、感光体ドラム11Yの表面のうち、一次転写器15Yで転写が行われた部分に残ったトナー等の不要物を除去することによって、感光体ドラム11Yの表面を清掃する。
画像形成装置1には、中間転写ベルト30、定着装置60、用紙搬送部80、および制御部1Aも備えられている。中間転写ベルト30は、ベルト支持ロール31〜35に架け渡された無端のベルトである。中間転写ベルト30は、画像形成部10Y,10M,10C,10K、および二次転写器50を経由する矢印Bの方向に循環移動する。中間転写ベルト30には、画像形成部10Y,10M,10C,10Kから各色のトナー像が転写される。中間転写ベルト30は、これら各色のトナー像を保持しながら移動する。
二次転写器50は、ベルト支持ロール31〜35の一つであるバックアップロール34との間に中間転写ベルト30および用紙Pを挟んで回転するロールである。二次転写器50は、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることで、中間転写ベルト30上のトナー像を用紙Pに転写する。
定着装置60は、トナー像を用紙P上に定着させる装置である。定着装置60は、加熱ロール61および加圧ロール62を備えており、加熱ロール61内には加熱器が配置されている。加熱ロール61および加圧ロール62は、定着前のトナー像が形成された用紙Pを挟んで通過させることによりトナーを加熱・加圧して、トナー像を用紙P上に定着させる。
用紙搬送部80は、用紙収容器Tに収容された用紙Pを取り出す取出ロール81、用紙Pを搬送する搬送ロール82、用紙Pを二次転写器50に搬送するレジストレーションロール84、および、用紙Pを外部に排出する排出ロール86を備えている。用紙搬送部80は、用紙Pを、二次転写器50および定着装置60を経由する用紙搬送路Rに沿って搬送する。
図1に示す画像形成装置1の基本動作を説明すると、イエローの画像形成部10Yでは、感光体ドラム11Yが矢印A方向に回転駆動され、感光体ドラム11Yの表面が帯電器12Yによって帯電する。露光器13Yは、感光体ドラム11Yに、画像信号中の各色に対応するデータに応じた露光光をそれぞれ照射する。露光器13Yは、外部から供給される画像信号のうちのイエローに対応する画像信号に基づく露光光を感光体ドラム11Yの表面に照射することで、感光体ドラム11Yの表面に静電潜像を形成する。現像装置20Yには、トナーカートリッジ18Yからイエローのトナーが供給される。現像装置20Yは、感光体ドラム11Yの静電潜像をトナーで現像することで、トナー像を形成する。感光体ドラム11Yは、表面に形成されたイエローのトナー像を保持して回転する。感光体ドラム11Yの表面に形成されたトナー像は、一次転写器15Yによって中間転写ベルト30に転写される。転写後、感光体ドラム11Yに残留したトナーは、感光体クリーナ16Yによって除去される。
中間転写ベルト30は、矢印B方向に巡回移動している。イエロー以外の色に対応する画像形成部10M,10C,10Kは、画像形成部10Yと同様、それぞれの色に対応するトナー像を形成し、中間転写ベルト30に、画像形成部10Yで転写されたトナー像に重ねて、それぞれの色のトナー像を転写していく。
用紙収容器Tからは、用紙Pが取出ロール81によって取り出される。用紙Pは、搬送ロール83およびレジストレーションロール84によって、用紙搬送路Rを二次転写器50に向かう矢印C方向に搬送される。レジストレーションロール84は、用紙Pを、中間転写ベルト30上にトナー像が転写されるタイミングに基づいて二次転写器50に送り込む。二次転写器50は、中間転写ベルト30のトナー像を用紙Pに転写する。トナー像が転写された用紙Pは二次転写器50から定着装置60に搬送され、用紙P上に転写されたトナー像が定着される。このようにして、用紙P上に画像が形成される。画像が形成された用紙Pは排出ロール86によって画像形成装置1の外部に排出される。二次転写器50による転写後、中間転写ベルト30に残留したトナーは、ベルトクリーナ70によって除去される。
[現像装置]
図2は、図1に示す現像装置を示す斜視図である。また、図3は、図2に示す現像装置の縦断面図である。また、図4は、現像装置の概略構造を示す平面構成図である。これらの図に示す構成は、YMCKの各色について共通であるため、以降、現像装置の符号を単に20とする。
現像装置20は、収容器21、第1現像ロール22、第2現像ロール24、第1撹拌搬送部材25、第2撹拌搬送部材26、パドル部材27を備えている。ここで、第1現像ロール22および第2現像ロール24の組合せが、本発明にいう現像剤搬送体の一例に相当する。パドル部材27が、本発明にいう撹拌部材の一例に相当する。
第1現像ロール22および第2現像ロール24は円筒状の部材であり、感光体ドラム11(図1参照)に対して周面が対向するように上下に並んで配置されている。ここで、第1現像ロール22および第2現像ロール24の延伸方向を軸方向Yと称する。第1現像ロール22は、矢印Aの方向に回転する感光体ドラム11の周面が移動する方向において、第2現像ロール24よりも下流側に配置されている。現像装置20は、2つの現像ロール22,24によって現像能力を高めることによって、画像形成速度の高速化に対応している。
収容器21は、現像装置20の各部を支持するとともに現像剤を収容している。図3に示すように、収容器21には、第1現像ロール22および第2現像ロール24が配置された主空間210が設けられている。主空間210にはパドル部材27も配置されている。パドル部材27は軸方向Yに延びた回転軸に板状のパドルが立設した構造を有する。パドル部材27は、図3における時計回りに回転する。主空間210の下部には、現像剤が搬送される第1搬送路211が形成されている。第1現像ロール22および第2現像ロール24は、主空間210の、第1搬送路211を挟んで第2搬送路212とは反対側であって、第1搬送路211の斜め上に配置されている。また、第1搬送路211の横には、第2搬送路212が並んで設けられている。
第1撹拌搬送部材25および第2撹拌搬送部材26は、収容器21内の現像剤を撹拌しながら搬送する部材である。第1撹拌搬送部材25は第1搬送路211に配置されており、第2撹拌搬送部材26は第2搬送路212に配置されている。図4に示すように、第1撹拌搬送部材25および第2撹拌搬送部材26のそれぞれは、軸方向Yに延びた回転軸の周囲に螺旋状の羽根が設けられた構造を有する。第1撹拌搬送部材25および第2撹拌搬送部材26は横に並んで配置されており、第1撹拌搬送部材25は第1現像ロール22に隣接している。パドル部材27は、第1撹拌搬送部材25よりも上に配置されている。第1撹拌搬送部材25および第2撹拌搬送部材26が配置された第1搬送路211と第2搬送路212とは、現像剤の搬送方向である軸方向Y中央部分が仕切部213で仕切られている。仕切部213の軸方向Y両端部分には、連絡口213a,213bが設けられている。第1撹拌搬送部材25および第2撹拌搬送部材26によって、現像剤は、第1搬送路211および第2搬送路212を往復搬送され、連絡口213a,213bを通じて相手側の搬送路に引き渡される。第1撹拌搬送部材25は現像剤を図4の矢印Fの方向に搬送し、第2撹拌搬送部材26は、第1撹拌搬送部材25とは反対の矢印Gの方向に搬送する。
第1搬送路211の連絡口213aに隣接した部分には、トナー供給部215が設けられている。収容器21には、トナーカートリッジ18〜18K(図1参照)からトナー供給部215を介してトナーが供給される。トナーが混合された現像剤が第1撹拌搬送部材25および第2撹拌搬送部材26によって撹拌されることで、現像剤のトナーおよび磁性キャリアが帯電する。
収容器21には、現像剤を排出するための排出路214が設けられている。排出路214は、第2搬送路212の、現像剤を第2搬送路212から第1搬送路211に移動させる側の端部に連続して筒状に延びている。排出路214は、第2搬送路212を搬送されてきた現像剤のうちの、連絡口213aを通って第1搬送路211に引き渡される現像剤を除く余剰の現像剤を搬送させ、排出する。現像剤は、排出路214の底部に設けられた排出口214hから現像装置20の外部に排出される。排出路214から排出される現像剤の量は、第1搬送路211に引き渡される量に比べて微量である。排出路214から排出される現像剤には磁性キャリアが含まれている。トナーカートリッジ18〜18K(図1参照)からは、トナーに加えて、排出される分に相当する磁性キャリアが供給される。したがって、収容器21内の磁性キャリアが徐々に新しいものに入れ替わる。
図5は、現像装置を水平に切断した状態を示す断面斜視図である。また、図6は、図5に示す現像装置の6−6線断面を示す断面斜視図である。また、図7は、現像装置の排出路部分の概略構造を説明する縦断面図である。図7には、排出路214から排出された現像剤を収容する回収容器9も示されている。
図5および図7に示すように、排出路214は、第2搬送路212に続いて直線状に延びている。図7に示すように、排出路214は、第2搬送路212に比べて狭く形成されており、排出路214と第2搬送路212との間には段部214sが設けられている。また、第2撹拌搬送部材26は、排出路214内まで延びているが、排出路214の手前部分には、残りの部分とは螺旋の向きが逆の逆向き羽根26fを有している。逆向き羽根26fは、第2搬送路212を矢印Gの方向に搬送されてきた現像剤を押し戻すことで、連絡口213bから第1搬送路211に搬送している。逆向き羽根26fおよび排出路214の段部214sによって、排出路214に侵入する現像剤の量が制限される。排出路214の上部には、図5および図6にも示すように、第2搬送路212に続いた通気溝214gが形成されている。
再び図3を参照して説明を続ける。第1現像ロール22の内部には第1磁石221が配置されており、現像剤を第1現像ロール22に引き付ける。また、第2現像ロール24の内部には第2磁石241が配置されており、現像剤を第2現像ロール24に引き付ける。第1現像ロール22および第2現像ロール24のそれぞれは回転することで、主空間210の現像剤を感光体ドラム11の表面へと搬送する。本実施形態において、第1現像ロール22は矢印D方向に回転し、第2現像ロール24は第1現像ロール22とは反対方向である矢印E方向に回転する。すなわち、第1現像ロール22および第2現像ロール24は、互いに向き合う周面が同じ向きに移動するように回転する。第1現像ロール22は、第1現像領域d1で感光体ドラム11と対向する周面が、感光体ドラム11周面の移動方向と同じ向きに移動する。第2現像ロール24は、第2現像領域d2で感光体ドラム11と対向する周面が、感光体ドラム11周面の移動方向とは逆向きに移動する。
また、主空間210には、層規制部材281および案内部材282が設けられている。層規制部材281は第1現像ロール22に端縁を向けた板状の部材であり、この層規制部材281と第1現像ロール22との隙間によって、第1現像ロール22上の現像剤層の厚さが規制される。案内部材282は第2現像ロール24とパドル部材27との間に渡された板状の部材であり、第2現像ロール24に搬送され戻ってきた現像剤をパドル部材27に案内する。
収容器21には、主空間210と第2搬送路212とを繋ぐ通気路29が設けられている。通気路29は、パドル部材27を挟んで第1現像ロール22および第2現像ロール24の反対側に設けられており、軸方向Yに広がった横長の空洞である。通気路29は、一端が第2搬送路212の上部に開口しており、反対の端が、パドル部材27上部において主空間210に開口している。通気路29を画定する壁は、仕切部213の上部が、第1撹拌搬送部材25および第2撹拌搬送部材26よりも上に延び、パドル部材27上部まで延長されることで形成されている。通気路29の開口は、2つの現像ロール22,24のうちの上側の第2現像ロール24の上部に向かって開いている。第2現像ロール24が矢印Eの方向に回転すると第2現像ロール24に保持された現像剤は第2現像ロール24上部を通って主空間210内に戻ってくるが、通気路29の開口は、この現像剤の主空間210内に戻る流路に向かって開いている。
[現像装置の動作]
現像装置20の動作を説明する。図4に示すように、第1撹拌搬送部材25および第2撹拌搬送部材26の回転に伴い、現像剤が撹拌されながら、第1搬送路211および第2搬送路212を搬送される。撹拌によって現像剤の磁性キャリアとトナーは帯電する。現像剤は、連絡口213a,213bを経由して第1搬送路211と第2搬送路212との間で引き渡される。一部の現像剤は、排出路214を搬送されて現像装置20から排出される。この現像剤は、回収容器9に回収される。
図3に示すように第1撹拌搬送部材25によって搬送される現像剤は、第1磁石221によって第1現像ロール22に引き付けられ、第1現像ロール22上に穂立ちを形成する。現像剤は、第1現像ロール22上に支持され矢印Dの方向に移動する。現像剤は、層規制部材205によって厚さが規制された後、一部が第2現像ロール24に移る。第2現像ロール24上に移った現像剤は、第2現像ロール24によって感光体ドラム11と対向する第2現像領域d2に搬送される。第1現像ロール22上に残った現像剤は感光体ドラム11と対向する第1現像領域d1に搬送される。
感光体ドラム11は、第1現像ロール22および第2現像ロール24と対向する2か所で現像剤と接触する。現像剤中のトナーが感光体ドラム11の静電潜像に付着することでトナー像が形成される。第1現像ロール22に支持された現像剤のうち感光体ドラム11に付着した以外の現像剤は、第1現像ロール22に搬送されて第1撹拌搬送部材25に戻る。また、第2現像ロール24に支持された現像剤のうち感光体ドラム11に付着した以外の現像剤は、第2現像ロール24に搬送された後、案内部材282上を案内されてパドル部材27に至る。現像剤はパドル部材27で撹拌され第1撹拌搬送部材25の上に落ちる。
第2現像ロール24に支持された穂立ち状態の現像剤は空気を含んでおり、この現像剤が感光体ドラム11を通過して収容器21内に戻るとき、収容器21内には空気も取り込まれる。第1現像ロール22上の現像剤が収容器21内に戻るときも、空気が取り込まれる。ただし、本実施形態の第1現像ロール22は、下部が第1搬送路211の現像剤に接触しているため、第2現像ロール24に比べて空気の取込量が少ない。すなわち、第2現像ロール24は、第1現像ロール22よりも多くの空気を取り込む。
第2現像ロール24によって取り込まれた空気は、パドル部材27上部において主空間210に開口している通気路29に取り込まれ、通気路29を通って第2搬送路212に送られる。通気路29は、パドル部材27上部において開口しているため、空気は上部の通気路29に取り込まれ、現像剤は下部のパドル部材27に取り込まれる。したがって、例えば通気路がパドル部材上部よりも低い位置に開口した場合と比べて、通気路29に混入する現像剤の量が抑えられる。また、通気路29の開口は、第2現像ロール24に保持された現像剤の主空間210内に戻る流路に向かって開いている。このため、第2現像ロール24と通気路29の間における気流の乱れが抑えられ、通気路29に混入する現像剤の量が抑えられる。
第2搬送路212に送られた空気は、第2搬送路212内を流れる。第2搬送路212の下部では現像剤が搬送されているので、空気はこの現像剤の上方を流れる。通気路29からは、空気中に浮遊した現像剤も第2搬送路212に入り込むが、この現像剤は第2搬送路212を通過する間に落下して第2搬送路212内の現像剤と混合される。空気は、第2搬送路212から排出路214に入る。
図7に示すように、排出路214は第2搬送路212よりも狭く形成されており、また、連絡口213aに対応する部分では第2撹拌搬送部材26に搬送された現像剤が盛り上がって、排出路214の上部に達する場合がある。この場合でも、空気は、排出路214の上部に設けられた通気溝214gを通って排出路214に入り、排出路214の上部を通って排出口214hから排出される。排出路214は、収容器21内の現像剤を徐々に入れ替えるために排出するためのものであり、通常動作状態における排出量は微量である。したがって、排出路214の排出口214hは底部に設けられているが、排出口214hは現像剤で塞がれるものではなく、空気が流出する隙間がある。排出路214の排出口214hから流出した空気は、回収容器9に設けられた穴9hから排出される。
現像装置20は、現像剤の排出口214hを利用して空気を排出するので、空気を排出するための穴を別途設ける必要がない。また、現像装置20は、第2現像ロール24によって取り込まれた空気を、通気路29、第2搬送路212、および排出路214を通じて収容器21の外部に排出する。この経路を通過するうちに空気中の現像剤が落下・分離する。したがって、例えば収容器の現像ロール付近に、外部に通ずる排出口を形成した構成と比べて、現像剤の漏れ量が低減する。したがって、空気の排出経路におけるフィルタや蛇行流路が不要であり、また、例えば回収容器の穴にフィルタを設けた場合でもフィルタの目詰まりが少ない。
また、上述した実施形態では、現像剤搬送部材として、第1現像ロール22および第2現像ロール24の2つのロールが示されている。ただし、本発明はこれに限られるものではなく、現像剤搬送部材は、1つのロールであってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう画像形成装置の例として、帯電ロールおよびレーザ露光器を備えた構成が示されている。ただし、本発明にいう画像形成装置はこれに限られず、例えば、帯電ロールに代えてコロトロンやスコロトロンといったコロナ放電器を有するものであってもよく、レーザ露光器に代えて複数の発光ダイオードからなるアレイを有するものであってもよい。また、本発明にいう像形成部は、例えば、電極アレイによって画像に応じた電位を像保持体に直接に付与するものであってもよい。
上述した実施形態では、画像形成装置の例としてタンデム型のカラープリンタが示されている。ただし、本発明にいう画像形成装置はこれに限られず、例えば、中間転写ベルトを有しないモノクロ専用プリンタであってもよい。
また、上述した実施形態では、画像形成装置の例としてプリンタが示されている。ただし、本発明にいう画像形成装置はプリンタに限られず、例えば、複写機やファクシミリであってもよい。
1 画像形成装置
10Y,10M,10C,10K 画像形成部
11 感光体ドラム
20 現像装置
21 収容器
22,24 現像ロール
25 第1撹拌搬送部材
26 第2撹拌搬送部材
27 パドル部材
29 通気路
210 主空間
211 第1搬送路
212 第2搬送路
214 排出路
214s 段部
214g 通気溝

Claims (4)

  1. 現像剤が搬送される第1搬送路が下部に形成された主空間と、前記第1搬送路の横に並び該第1搬送路との間の搬送方向中央部分が仕切られて該第1搬送路と協同して現像剤を往復搬送させる第2搬送路と、該第2搬送路の、現像剤を該第2搬送路から該第1搬送路に移動させる側の端部に連続して筒状に延び、該第2搬送路上を搬送されてきた現像剤のうちの該第1搬送路に引き渡される現像剤を除く余剰の現像剤を搬送して外部に排出する排出路とを有し、現像剤を収容する収容器と、
    前記第1搬送路内に配置された、現像剤を撹拌しながら搬送する第1撹拌搬送部材と、
    前記第2搬送路内に配置された、現像剤を撹拌しながら前記第1撹拌搬送部材と逆方向に搬送する第2撹拌搬送部材と、
    前記主空間の、前記第1搬送路を挟んで前記第2搬送路とは反対側であって、該第1搬送路の斜め上に配置された、回転することで前記主空間内の現像剤を被現像体に搬送する現像剤搬送部材と、
    前記主空間内の、前記第1撹拌搬送部材よりも上に配置された、回転することで、前記被現像体から前記現像剤搬送部材に搬送されて戻ってきた現像剤を撹拌しながら前記第1搬送路上に落下させる撹拌部材とを備え、
    前記収容器がさらに、前記撹拌部材上部において前記主空間に開口し前記第2搬送路にまで続く通気路を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤搬送部材は、上下に並んで配置され、現像剤を表面に保持して回転する2つの現像ロールを有するものであり、
    前記通気路の開口は、前記2つの現像ロールのうちの上側の現像ロールに保持された現像剤の、前記主空間内に戻る流路に向かって開いた開口であることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記排出路は、前記第2搬送路との間に段部を有し該第2搬送路よりも狭く形成された、上部に通気溝が形成されたものであることを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
  4. 表面に静電潜像が形成されこの静電潜像が現像される被現像体と、
    前記被現像体上の静電潜像を現像する現像装置とを備え、
    前記現像装置が、
    現像剤が搬送される第1搬送路が下部に形成された主空間と、前記第1搬送路の横に並び該第1搬送路との間の搬送方向中央部分が仕切られて該第1搬送路と協同して現像剤を往復搬送させる第2搬送路と、該第2搬送路の、現像剤を該第2搬送路から該第1搬送路に移動させる側の端部に連続して筒状に延び、該第2搬送路上を搬送されてきた現像剤のうちの該第1搬送路に引き渡される現像剤を除く余剰の現像剤を搬送して外部に排出する排出路とを有し、現像剤を収容する収容器と、
    前記第1搬送路内に配置された、現像剤を撹拌しながら搬送する第1撹拌搬送部材と、
    前記第2搬送路内に配置された、現像剤を撹拌しながら前記第1撹拌搬送部材と逆方向に搬送する第2撹拌搬送部材と、
    前記主空間の、前記第1搬送路を挟んで前記第2搬送路とは反対側であって、該第1搬送路の斜め上に配置された、回転することで前記主空間内の現像剤を被現像体に搬送する現像剤搬送部材と、
    前記主空間内の、前記第1撹拌搬送部材よりも上に配置された、回転することで、前記被現像体から前記現像剤搬送部材に搬送されて戻ってきた現像剤を撹拌しながら前記第1搬送路上に落下させる撹拌部材とを備え、
    前記収容器がさらに、前記撹拌部材上部において前記主空間に開口し前記第2搬送路にまで続く通気路を有することを特徴とする画像形成装置。
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