JP6565829B2 - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体に現像剤を供給する現像装置およびそれを備えた電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、原稿画像から読み取られた画像情報、或いはコンピューター等の外部機器から伝送等された画像情報に基づく光を像担持体(感光体ドラム)の周面に照射して静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置からトナーを供給してトナー像を形成させた後、当該トナー像を用紙に転写する。転写処理後の用紙は、トナー像の定着処理が施されたのち外部へ排出される。
ところで、近年、画像形成装置において、カラー印刷化や高速処理化の進行に伴い装置構成が複雑になると共に、高速処理化に対応するべく現像装置内でのトナー攪拌部材の高速回転が余儀なくされる。特に、磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を用い、現像剤を担持する磁気ローラー(トナー供給ローラー)と、トナーのみを担持する現像ローラーとを用いる現像方式では、現像ローラーと磁気ローラーとの対向部分においては、磁気ローラー上に形成された磁気ブラシによって、トナーのみが現像ローラーに担持され、更に現像ローラーから現像に使用されなかったトナーが引き剥がされる。そのため、現像ローラーと磁気ローラーとの対向部分の近傍においてトナーの飛散が発生し易くなり、現像装置内で浮遊するトナーが穂切りブレード(規制ブレード)周辺で堆積し、堆積したトナーが凝集して現像ローラーに付着すると、トナー落ちとなって画像不具合が発生するおそれがある。
そこで、例えば特許文献1には、磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を用い、現像剤を担持する磁気ローラーと、トナーのみを担持する現像ローラーとを用いる現像装置において、現像ローラー又は磁気ローラーと対向するトナー受け支持部材と、トナー受け支持部材の長手方向に沿って配置され現像ローラーから落下するトナーを受けるトナー受け部材と、トナー受け部材を振動させる振動発生手段と、を設けた現像装置が開示されている。
また、特許文献2には、トナー受け支持部材の長手方向両端部に、トナー受け部材と所定の間隔を隔ててシート状の振動調整部材を配置した現像装置が開示されている。この現像装置では、トナー受け部材が振動したとき振動調整部材に接触することにより、トナー受け部材の自由端が弧を描くように撓みながら波打つように振動してトナー受け部材の自由端側に堆積したトナーを支点側に移動させる。
特開2012−208469号公報 特開2014−6411号公報
ところで、トナー受け部材に堆積したトナーは劣化して帯電能力が低下しているため、流動性が悪くなる。また、画像形成装置の使用環境や現像装置内のトナー消費量等によってもトナーの流動性が変化する。そのため、特許文献1、2のように、トナー受け部材を一定時間振動させるだけでは十分なトナー回収効果が得られないという問題点があった。また、特許文献1、2の方法では、トナー受け部材を振動させるための専用モーターを使用するため部品コストが高くなるとともに、画像形成装置の騒音レベルが増加するという問題点もあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、現像ローラーから落下したトナーを効率良く回収可能な現像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、現像ローラーと、トナー供給ローラーと、規制ブレードと、ケーシングと、トナー回収機構と、を備えた現像装置である。現像ローラーは、静電潜像が形成される像担持体と対向して配置され、像担持体との対向領域において像担持体にトナーを供給する。トナー供給ローラーは、現像ローラーと対向して配置され、外周面に磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤により磁気ブラシを形成して現像ローラーとの対向領域において現像ローラーにトナーを供給する。規制ブレードは、トナー供給ローラーに所定の間隔を隔てて対向配置される。ケーシングは、現像ローラー、トナー供給ローラー、及び規制ブレードを収容する。トナー回収機構は、規制ブレードの上方に配置され、現像ローラーから落下するトナーを受けてトナー供給ローラーに向けて搬送する無端状のトナー搬送ベルトと、トナー搬送ベルトが掛け回される駆動ローラーを含む複数のローラーと、トナー搬送ベルトに付着したトナーを掻き取る掻き取り部材と、を有する。
本発明の第1の構成によれば、現像ローラーから落下したトナーがトナー搬送部材によってトナー供給ローラーへ搬送され、掻き取り部材によってトナー搬送ベルトから掻き取られた後、トナー供給ローラーの磁気ブラシによって回収される。これにより、規制ブレードの先端上面へのトナーの堆積を抑制することができる。現像ローラーから落下した直後のトナーは帯電量が低下しておらず、トナー供給ローラーによって回収し、再び現像ローラー上に供給されても現像動作に悪影響を及ぼすおそれはない。従って、トナー落ちによる画像不良の発生を効果的に抑制することができる。
本発明の現像装置3a〜3dが搭載されたカラープリンター100の概略構成図 カラープリンター100に搭載される本発明の一実施形態に係る現像装置3aの側面断面図 本実施形態の現像装置3aの駆動機構を図2の背面側から見た斜視図 トナー回収機構35周辺の側面断面図 トナー回収機構35周辺の斜視図 トナー供給ローラー30と現像ローラー31の配置を逆にした本発明の現像装置3aを示す側面断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の現像装置3a〜3dが搭載された画像形成装置の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラープリンターについて示している。カラープリンター100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dがそれぞれ配設されており、さらに図1において時計回り方向に回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させる。次いで露光装置5によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、トナーコンテナ4a〜4dによりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤(以下、単に現像剤ともいう)が所定量充填されており、現像装置3a〜3dによって感光体ドラム1a〜1d上に現像剤中のトナーが供給され、静電的に付着する。これにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。一次転写後に感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等はクリーニング装置7a〜7dにより除去される。
トナー像が転写される転写紙Pは、画像形成装置100内の下部に配置された用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して転写紙Pが所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラー9と中間転写ベルト8のニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送される。トナー像が二次転写された転写紙Pは定着部13へと搬送される。
定着部13に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13aにより加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、そのまま(或いは分岐部14によって反転搬送路18に振り分けられ、両面に画像が形成された後)排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
図2は、カラープリンター100に搭載される現像装置3aの側面断面図である。なお、図2は図1の背面側から見た状態を示しており、現像装置3a内の各部材の配置は図1と左右が逆になっている。また、以下の説明では図1の画像形成部Paに配置される現像装置3aを例示するが、画像形成部Pb〜Pdに配置される現像装置3b〜3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像装置3aは、二成分現像剤(以下、単に現像剤と呼ぶ)が収納される現像容器(ケーシング)20を備えており、現像容器20は仕切壁20aによって攪拌搬送室21、供給搬送室22に区画されている。攪拌搬送室21及び供給搬送室22には、トナーコンテナ4a(図1参照)から供給されるトナー(正帯電トナー)をキャリアと混合して攪拌し、帯電させるための攪拌搬送スクリュー25a及び供給搬送スクリュー25bがそれぞれ回転可能に配設されている。
そして、攪拌搬送スクリュー25a及び供給搬送スクリュー25bによって現像剤が攪拌されつつ軸方向(図2の紙面と垂直な方向)に搬送され、仕切壁20aの両端部に形成された不図示の現像剤通過路を介して攪拌搬送室21、供給搬送室22間を循環する。即ち、攪拌搬送室21、供給搬送室22、現像剤通過路によって現像容器20内に現像剤の循環経路が形成されている。
現像容器20は図2の右斜め上方に延在しており、現像容器20内において供給搬送スクリュー25bの上方にはトナー供給ローラー30(現像剤担持体)が配置され、トナー供給ローラー30の右斜め上方には現像ローラー31が対向配置されている。そして、現像ローラー31は現像容器20の開口側(図2の右側)において感光体ドラム1a(図1参照)に対向しており、それぞれの回転軸周りに関してトナー供給ローラー30、現像ローラー31は図2において反時計回り方向に回転する。
攪拌搬送室21には、攪拌搬送スクリュー25aと対面して不図示のトナー濃度センサー28が配置されている。トナー濃度センサー28は、現像剤中のキャリアに対するトナーの割合(T/C)を検知する。トナー濃度センサー28の検知結果に基づいて、トナーコンテナ4aからトナー補給口(図示せず)を介して攪拌搬送室21にトナーが補給される。トナー濃度センサー28としては、例えば、現像容器20内におけるトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤の透磁率を検出する透磁率センサーが用いられる。
トナー供給ローラー30は、図2において反時計回り方向に回転する非磁性の回転スリーブと、回転スリーブに内包される複数の磁極を有する固定マグネット体で構成されている。
現像ローラー31は、図2において反時計回り方向に回転する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブ内に固定された現像ローラー側磁極で構成されており、トナー供給ローラー30と現像ローラー31とはその対面位置(対向位置)において所定のギャップをもって対向している。現像ローラー側磁極は、固定マグネット体の対向する磁極(主極)と異極性である。
また、現像容器20には穂切りブレード33がトナー供給ローラー30の長手方向(図2の紙面と垂直な方向)に沿って取り付けられており、穂切りブレード33は、トナー供給ローラー30の回転方向(図2の反時計回り方向)において、現像ローラー31とトナー供給ローラー30との対向位置よりも上流側に位置付けられている。そして、穂切りブレード33の先端部とトナー供給ローラー30表面との間には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。
現像ローラー31には、直流電圧(以下、Vslv(DC)という)及び交流電圧(以下、Vslv(AC)という)が印加され、トナー供給ローラー30には、直流電圧(以下、Vmag(DC)という)及び交流電圧(以下、Vmag(AC)という)が印加されている。
前述のように、攪拌搬送スクリュー25a及び供給搬送スクリュー25bによって、現像剤が攪拌されつつ現像容器20内の攪拌搬送室21及び供給搬送室22を循環してトナーを帯電させ、供給搬送スクリュー25bによって現像剤がトナー供給ローラー30に搬送される。そして、トナー供給ローラー30上に磁気ブラシ(図示せず)を形成し、トナー供給ローラー30上の磁気ブラシは穂切りブレード33によって層厚規制された後、トナー供給ローラー30と現像ローラー31との対向部分に搬送され、トナー供給ローラー30に印加されるVmag(DC)と現像ローラー31に印加されるVslv(DC)との電位差ΔV、及び磁界によって現像ローラー31上にトナー薄層を形成する。
トナー供給ローラー30上の磁気ブラシとの接触によって現像ローラー31上に形成されたトナー薄層は、現像ローラー31の回転によって感光体ドラム1aと現像ローラー31との対向部分(対向領域)に搬送される。現像ローラー31にはVslv(DC)及びVslv(AC)が印加されているため、感光体ドラム1aとの間の電位差によってトナーが飛翔し、感光体ドラム1a上の静電潜像が現像される。
現像に用いられずに残ったトナーは、再度現像ローラー31とトナー供給ローラー30との対向部分に搬送され、トナー供給ローラー30上の磁気ブラシによって回収される。そして、磁気ブラシは固定マグネット体の同極部分でトナー供給ローラー30から引き剥がされた後、供給搬送室22内に落下する。
その後、トナー濃度センサー28の検知結果に基づいてトナー補給口(不図示)から所定量のトナーが補給され、供給搬送室22及び攪拌搬送室21を循環する間に再び適正なトナー濃度で均一に帯電された二成分現像剤となる。この現像剤が再び供給攪拌スクリュー25bによりトナー供給ローラー30上に供給されて磁気ブラシを形成し、穂切りブレード33へ搬送される。
現像容器20における図2の右側壁において現像ローラー31の近傍には、現像ローラー31から落下したトナーを受けてトナー供給ローラー30上の磁気ブラシに回収するトナー回収機構35が設けられている。図2に示すように、トナー回収機構35は現像容器20の内側において穂切りブレード33の上方に重なるように配置されている。
図3は、現像装置3aの駆動機構を示す部分斜視図であり、図4及び図5は、トナー回収機構35周辺の側面断面図及び斜視図である。なお、図3〜図5においては現像装置3aを図2の背面側から見た状態を示しており、現像装置3内のトナー供給ローラー30、現像ローラー31、トナー回収機構35の配置は図2と逆になっている。トナー回収機構35は、無端状のトナー搬送ベルト37と、トナー搬送ベルト37を回転駆動する駆動ローラー38、従動ローラー39とを有する。
図3に示すように、トナー供給ローラー30の一端に付設された第1入力ギア40にはカラープリンター100本体側の駆動出力カップリング(図示せず)が嵌合する嵌合孔40aが形成されており、第1入力ギア40を介して現像装置3aに駆動力が入力される。第1入力ギア40にはアイドルギア41、43が連結されている。アイドルギア41には現像ローラー31の一端に付設された第2入力ギア45と、トナー回収機構35の駆動ローラー38とが連結されている。
この構成により、現像ローラー31、駆動ローラー38にはアイドルギア41を介して第1入力ギア40と同方向(図3の時計回り方向)の回転駆動力が伝達される。そして、駆動ローラー38、従動ローラー39に掛け回されたトナー搬送ベルト37が時計回り方向に回動する。また、アイドルギア43には攪拌搬送スクリュー25a及び供給搬送スクリュー25bの一端に付設された駆動入力ギア(いずれも図示せず)が連結されており、攪拌搬送スクリュー25a、供給搬送スクリュー25bにはアイドルギア43を介して第1入力ギア40と同方向(図3の時計回り方向)の回転駆動力が伝達される。
次に、現像ローラー31から落下したトナーをトナー回収機構35によって回収する回収動作について説明する。前述したように、現像に用いられなかった現像ローラー31上のトナーはトナー供給ローラー30と現像ローラー31の対向部分において現像ローラー31から引き剥がされ、トナー供給ローラー30上の磁気ブラシによって回収される。このとき、現像ローラー31から引き剥がされたトナーの一部が磁気ブラシによって回収されずに落下する。落下したトナーは穂切りブレード33の上方に配置されたトナー搬送ベルト37の上面に堆積する。
図3に示したように、画像形成時にはトナー供給ローラー30を回転駆動する第1入力ギア40が時計回り方向に回転しているため、第1入力ギア47に連結されたアイドルギア41が反時計回り方向に回転し、アイドルギア41に連結された駆動ローラー38が時計回り方向に回転する。駆動ローラー38の回転に伴い、駆動ローラー38、従動ローラー37に掛け回されたトナー搬送ベルト37も時計回り方向に回動する。
その結果、図4に示すように、トナー搬送ベルト37上に堆積したトナーTは矢印方向に従動ローラー39側まで移動する。そして、トナーTが付着したトナー搬送ベルト37は従動ローラー39の外周面に沿って下方に回り込む。ここで、従動ローラー39は駆動ローラー38よりも外径が小さくなっている。つまり、トナー搬送ベルト37は従動ローラー39側で曲率半径が小さく(曲率が大きく)なっている。そのため、トナー搬送ベルト37が従動ローラー39の外周面に沿って下方に回り込んだ際にトナー搬送ベルト37が外側に大きく曲げられる。従って、トナーTがトナー搬送ベルト37の表面から離間し易くなる。また、トナー搬送ベルト37の外周面をフッ素系樹脂によりコーティングしておくことで、トナーTがより離間し易くなる。
さらに、従動ローラー39の下方にはシート部材50が配置されている。シート部材50はポリエチレンテレフタレート(PET)等の可撓性のシート材で形成されており、下端(基端部)が穂切りブレード33に固定され、先端部(揺動端)がトナー搬送ベルト37に接触するように配置されている。図5に示すように、トナー搬送ベルト37に接触するシート部材50の先端部には多数のスリット50aが形成されており、シート部材50の先端部が多数の揺動片に分割されている。これにより、トナー搬送ベルト37の表面にトナーTが付着している部分の揺動片が部分的に撓み、復元力によってトナーTを弾くため、トナー搬送ベルト37に付着したトナーTを効率良く掻き取ることができる。トナー搬送ベルト37に付着したトナーTはシート部材50によって掻き取られ、トナー供給ローラー30側(図4の右方向)に弾かれた後、トナー供給ローラー30の磁気ブラシに回収される。
また、トナー搬送ベルト37に接触するシート部材50の先端は、トナー供給ローラー30の回転軸中心Oを通る水平な直線Lよりも高い位置にある。これにより、シート部材50によって弾かれたトナーTはトナー供給ローラー30の外周面の上半分に付着する。従って、トナー供給ローラー30の磁気ブラシによって回収されたトナーTが重力によってトナー供給ローラー30から落下し難くなり、トナーの回収効率が向上する。
本実施形態の構成によれば、現像ローラー31から落下したトナーがトナー回収機構35によってトナー供給ローラー30へ回収されるため、穂切りブレード33の先端上面へのトナーの堆積を抑制することができる。現像ローラー31から落下した直後のトナーは帯電量が低下していないため、トナー供給ローラー30の磁気ブラシによって回収した後、再び現像ローラー31上に供給されても現像動作に悪影響を及ぼすおそれはない。従って、穂切りブレード33の先端上面に堆積した帯電量の低いトナーが画像形成時にトナー供給ローラー30の磁気ブラシに付着し、さらに現像ローラー31上に付着することによるトナー落ちの発生を効果的に抑制することができる。
また、トナー回収機構35はトナー供給ローラー30や現像ローラー31の駆動機構を用いて駆動されるため、トナー回収機構35を駆動するためのモーターを別個に設ける必要がなく、制御経路も簡素化できる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態に示したトナー回収機構35を構成するトナー搬送ベルト37やシート部材50の形状や配置は一例であって上記実施形態に特に限定されるものではなく、これらは装置構成等に応じて適宜設定することができる。例えば、駆動ローラー38を含む3本以上のローラーにトナー搬送ベルト37を掛け回してもよい。
また、上記実施形態では、本発明を、二成分現像剤を用い、トナー供給ローラー30上に磁気ブラシを形成し、トナー供給ローラー30から現像ローラー31にトナーのみを移動させ、現像ローラー31から感光体ドラム1a〜1dにトナーを供給する現像装置3a〜3dに適用したが、その他、図6に示すように、現像ローラー31とトナー供給ローラー30の配置を上記実施形態とは逆にして、現像ローラー31(本構成においては上記実施形態のトナー供給ローラー30と同様の構成の磁気ローラーとなる)表面に保持された二成分現像剤から成る磁気ブラシによって感光体ドラム1a〜1dにトナーを供給し、トナー供給ローラー30(本構成においては上記実施形態の現像ローラー31と同様の構成となる)の表面に保持されているトナーを現像ローラー31に供給するとともに、トナー供給ローラー30を用いて現像ローラー31表面の余剰トナーを回収する現像装置にも適用することができる。この構成においても、現像ローラー31から落下したトナーがトナー供給ローラー30に対向する規制ブレード33周辺へ堆積することを効果的に抑制できる。
本発明は、像担持体と現像ローラーとの対向領域と規制ブレードとの間において現像ローラーと対向するトナー受け部材を有する現像装置を備えた画像形成装置に利用可能である。本発明の利用により、現像ローラーから落下したトナーを効率良く回収可能な現像装置を提供することができる。
Pa〜Pd 画像形成部
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
3a〜3d 現像装置
4a〜4d トナーコンテナ
20 現像容器(ケーシング)
30 トナー供給ローラー
31 現像ローラー
33 穂切りブレード(規制ブレード)
35 トナー回収機構
37 トナー搬送ベルト
38 駆動ローラー
39 従動ローラー
40 第1入力ギア(駆動入力ギア)
41、43 アイドルギア
45 第2入力ギア
50 シート部材(掻き取り部材)
50a スリット
100 カラープリンター(画像形成装置)

Claims (8)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と対向して配置され、前記像担持体との対向領域において前記像担持体にトナーを供給する現像ローラーと、
    前記現像ローラーと対向して配置され、外周面に磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤により磁気ブラシを形成して前記現像ローラーとの対向領域において前記現像ローラーにトナーを供給するトナー供給ローラーと、
    該トナー供給ローラーに所定の間隔を隔てて対向配置される規制ブレードと、
    前記現像ローラー、前記トナー供給ローラー、及び前記規制ブレードを収容するケーシングと、
    を備えた現像装置において、
    前記規制ブレードの上方に配置され、前記現像ローラーから落下するトナーを受けて前記トナー供給ローラーに向けて搬送する無端状のトナー搬送ベルトと、該トナー搬送ベルトが掛け回される駆動ローラーを含む複数のローラーと、前記トナー搬送ベルトに付着したトナーを掻き取る掻き取り部材と、を有するトナー回収機構を設け
    前記掻き取り部材は、可撓性のシート部材であり、前記トナー搬送ベルトに付着したトナーは、前記シート部材によって掻き取られ、前記トナー供給ローラー側に弾かれた後、前記トナー供給ローラーに回収されることを特徴とする現像装置。
  2. 前記掻き取り部材は、前記トナー供給ローラーの回転軸中心よりも高い位置で前記トナー搬送ベルトに接触することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記シート部材は、前記トナー搬送ベルトに接触する先端部に多数のスリットが形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記駆動ローラーには、前記現像ローラーまたは前記トナー供給ローラーの少なくとも一方に駆動力を入力する駆動入力ギアを介して駆動力が伝達されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記トナー搬送ベルトは、外周面がフッ素系樹脂によりコーティングされていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記トナー供給ローラーは、内部に設けられた複数の磁極によってトナーとキャリアとを含む二成分現像剤を担持する磁気ローラーであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記現像ローラーは、内部に設けられた複数の磁極によってトナーとキャリアとを含む二成分現像剤を担持する磁気ローラーであることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の現像装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置
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