JP2019162791A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラテンローラに対してサーマルヘッドが回転可能に支持される機構を有する場合において、印刷媒体の厚さが変化しても印刷品質を維持できる印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置1Aのヘッド保持部3Bは、第1ローラ21に近接した第1状態S1と、第1ローラ21から離隔した第2状態S2との間で回動可能である。複数の発熱素子36Aは、ヘッド保持部3Bが第1状態S1の場合に第1ローラ21に対向する。位置決め部5は、第1状態S1のヘッド保持部3Bと第1被当接位置C1で当接し、第2状態S2のヘッド保持部3Bと第2被当接位置C2で当接する。第2被当接位置C2は、第1状態S1における複数の発熱素子36Aと第4軸35Xとを通る仮想平面P21と直交し且つ第1被当接位置C1を通る仮想平面P22に対して、第4軸35Xと反対側に配置される。【選択図】図7

Description

本発明は、サーマルヘッドを用いて印刷を行う印刷装置に関する。
プラテンローラに対してサーマルヘッドを揺動可能とした印刷装置が提案されている。例えば、特許文献1は、支軸を中心として回転可能なヘッド取付板、及び圧縮コイルバネを備えた印刷装置を開示する。ヘッド取付板には、ラインサーマルヘッドが取り付けられる。ラインサーマルヘッドは、ヘッド取付板の回転に応じ、プラテンローラに接近する方向及び離れる方向に移動する。圧縮コイルバネは、ヘッド取付板を介してラインサーマルヘッドの発熱体部分をプラテンローラ側に均一に押し付ける。
特開2012−106511号公報
印刷時におけるプラテンローラとサーマルヘッドとの間の距離は、印刷媒体の厚さに応じて変化する。特許文献1に記載された印刷装置の場合、プラテンローラとサーマルヘッドとの間の距離の変動に応じ、ヘッド取付板の回転角度は変化する。この場合、サーマルヘッドのうち印刷媒体との接触位置は、ヘッド取付板の回転角度に応じて変化する。このため、サーマルヘッドに対する印刷媒体の接触位置が安定せず、印刷品質が低下する場合があるという問題点がある。
本発明の目的は、プラテンローラに対してサーマルヘッドが回転可能に支持される機構を有する場合において、印刷媒体の厚さが変化しても印刷品質を維持できる印刷装置を提供することである。
本発明における印刷装置は、第1軸を中心として回転可能なローラと、前記第1軸と平行に延びる第2軸を中心として回動可能に支持されたヘッド保持部であって、前記第1軸及び前記第2軸と平行に並んだ複数の感熱素子を有するサーマルヘッドを保持し、且つ、前記サーマルヘッドの位置を規定可能な当接部を有するヘッド保持部と、前記ヘッド保持部の回転時における半径方向のうち前記第2軸よりも前記第1軸側に配置され、前記ヘッド保持部の前記当接部と当接可能な位置決め部とを有する印刷装置であって、前記ヘッド保持部は、前記ローラに近接した第1状態と、前記ローラから離隔した第2状態との間で回動可能であり、前記複数の発熱素子は、前記ヘッド保持部が前記第1状態の場合に前記ローラに対向し、前記位置決め部は、前記第1状態における前記ヘッド保持部の前記当接部と第1被当接位置で当接し、前記第2状態における前記ヘッド保持部の前記当接部と第2被当接位置で当接し、前記第2被当接位置は、前記第1状態における前記複数の発熱素子と前記第2軸とを通る第1仮想平面と直交し且つ前記第1被当接位置を通る第2仮想平面に対して、前記第2軸と反対側に配置されたことを特徴とする。
印刷装置は、第2軸を中心として回動可能なヘッド保持部を有する。ヘッド保持部がローラに近接した第1状態の時、位置決め部の第1被当接位置に当接部が当接し、ヘッド保持部がローラから離隔した第2状態のとき、位置決め部の第2被当接位置に当接部が当接する。ここで、第2被当接位置は、第2仮想平面に対して第2軸と反対側に配置される。ヘッド保持部は、第1状態から第2状態に変化する過程で、第2仮想平面と直交する方向(特定方向)のうち第2軸側と反対側に移動する。なお、ヘッド保持部において上記の移動が生じない場合、複数の発熱素子の特定方向の位置は変化する。これに対し、印刷装置は、ヘッド保持部を特定方向に移動させることにより、ヘッド保持部の複数の発熱素子がローラに対向した状態を、ヘッド保持部が第1状態と第2状態との間で回動する過程で維持できる。このため、印刷装置は、印刷媒体の厚さの変化に応じてヘッド保持部が回動する場合でも、複数の発熱素子を印刷媒体に適切に接触させることができるので、良好な印刷品質を維持できる。
印刷装置1Aの斜視図である。 ローラ2、ヘッドホルダ3、経路部材4、及び一対の位置決め部5の斜視図である。 ローラ2、ヘッドホルダ3、及び一対の位置決め部5を下側から見た図である。 ローラ2、ヘッドホルダ3、経路部材4、及び一対の位置決め部5の左側面図である。 ローラ2、ヘッド保持部3B、及び一対の位置決め部5を上側から見た図である。 図2のA−A線を矢印方向から見た断面図である。 ヘッド保持部3Bが第1状態S1と第2状態S2との間で回動する様子を示す図である。 ヘッドホルダ3、経路部材4、及び一対の位置決め部5の左側面図である。 第1変形例における一対の位置決め部5を示す図である。 第2変形例における一対の位置決め部5を示す図である。 第3変形例におけるローラ2、ヘッドホルダ3、経路部材4、及び一対の位置決め部5の右側面図である。
以下、本発明の一実施形態における印刷装置1Aについて、図面を参照して説明する。以下の説明において、図1の右下側、左上側、右上側、左下側、上側、下側を、それぞれ、印刷装置1Aの右側、左側、後側、前側、上側、下側と定義する。
<印刷装置1Aの概要>
図1に示すように、印刷装置1Aは、筐体10A、カバー10B、パネル10C、複数のキー11、複数のLED12、排出口13、トレイ14等を備える。筐体10Aは、上部が開放する箱形状を有する。筐体10Aは、正面視及び平面視略矩形状である。カバー10Bは、筐体10Aの後部において回動可能に支持される。カバー10Bは、左右方向に延びる回動軸を支点に前端側を上下に回動させ、筐体10Aを開閉する。印刷装置1Aは、筐体10Aの上部がカバー10Bにより覆われた状態で印刷を実行する。パネル10Cは、カバー10Bの前側に設けられる。複数のキー11はパネル10Cに設けられ、左右方向に並ぶ。複数のキー11は、印刷装置1Aに対する入力操作を受け付ける。複数のLED12は、パネル10Cのうち複数のキー11の後側に設けられる。
排出口13は、パネル10Cのうち複数のキー11の前側に設けられる。排出口13は左右方向に延び、印刷後の印刷媒体M(図2等参照)を排出する。トレイ14は、排出口13から排出される印刷後の印刷媒体Mを支持する。なお、図2に示すように、本実施形態における印刷媒体Mは、型抜きされた感熱性のラベルMaが剥離紙Mbに貼付された、いわゆるダイカットラベルであることを前提とする。印刷媒体Mは、巻回された状態で印刷装置1Aの内部に収容される。以下、巻回された状態の印刷媒体Mを、「ロール」という。図2に示すように、印刷装置1Aは更に、ローラ2、ヘッドホルダ3、経路部材4、一対の位置決め部5等を内部に有する。
<ローラ2>
図2に示すように、ローラ2は、第1ローラ21及び組ローラ24を含む。組ローラ24は、第2ローラ22及び第3ローラ23を有する。第1ローラ21、第2ローラ22、第3ローラ23は、それぞれ円柱状を有する。第1ローラ21、第2ローラ22、第3ローラ23は、左右方向に延びる軸を中心として回転可能である。以下、第1ローラ21の回転中心となる軸を、「第1軸21X」という。第2ローラ22の回転中心となる軸を、「第2軸22X」という。第3ローラ23の回転中心となる軸を、「第3軸23X」という。
第1ローラ21は、図3、図4に示すサーマルヘッド36(後述)に対して下側に配置される。第1ローラ21は、サーマルヘッド36との間に印刷媒体Mを挟持して回転することにより、前側又は後側に向けて印刷媒体Mを搬送可能である。図4に示すように、第1ローラ21は、周面のうち上端部の位置N1においてサーマルヘッド36に最も近接し、印刷媒体Mの搬送時において印刷媒体Mと位置N1で接触する。以下、第1ローラ21の周面のうちサーマルヘッド36に最も近接する位置N1において第1ローラ21に接する仮想的な平面を、「仮想平面P11」と定義する。仮想平面P11は、上下方向と直交して水平に延びる。
図2に示すように、第1ローラ21の左右両端部から外側に向けて、円柱状の回転軸21Aが延びる。回転軸21Aは、筐体10A(図1参照)に回転可能に支持される。非図示のモータの駆動力が回転軸21Aに伝達されることにより、第1ローラ21は回転する。サーマルヘッド36による印刷時、印刷媒体Mは第1ローラ21によって前側に向けて搬送される。以下、印刷時における印刷媒体Mの搬送方向を基準とし、上流側及び下流側を定義する。印刷装置1Aの前側は、搬送方向の下流側(以下、単に「下流側」という。)に対応し、印刷装置1Aの後側は、搬送方向の上流側(以下、単に「上流側」という。)に対応する。
図2、図4に示すように、第1ローラ21に対して下流側に、組ローラ24が設けられる。組ローラ24の第2ローラ22及び第3ローラ23は、上下方向に対向する。第2ローラ22は、第3ローラ23に対して上側に配置される。図4に示すように、第3ローラ23の径は、第1ローラ21の径よりも小さい。第2ローラ22の径は、第3ローラ23の径よりも小さい。第2ローラ22の第2軸22Xは、第3ローラ23の第3軸23Xよりも、前後方向において後側に配置される。以下、第2軸22Xと第3軸23Xを通過して延びる仮想的な平面を、「仮想平面P13」と定義する。仮想平面P13は、前後方向と直交する仮想的な平面(「仮想平面Pi」という。)に対して、左側から見て反時計回り方向に僅かに傾斜する。以下、特段説明のない限り、左側から見た状態を前提として回転方向(時計回り方向/反時計回り方向)を定義する。言い換えれば、仮想平面P13と直交する方向は、上下方向と直交する仮想平面P11に対して反時計回り方向に僅かに傾斜する。
第2ローラ22の周面のうち仮想平面P13と交差する位置N2は、第2ローラ22のうち第3ローラ23に最も近接する位置に対応する。第3ローラ23の周面のうち仮想平面P13と交差する位置N3は、第3ローラ23のうち第2ローラ22に最も近接する位置に対応する。位置N2、N3は、何れも、仮想平面P11よりも下側、即ち、仮想平面P11に対して第1ローラ21の第1軸21Xが配置される側と同一側に配置される。
図2に示すように、第2ローラ22の左右両端部から外側に向けて、円柱状の回転軸22Aが延びる。第3ローラ23の左右両端部から外側に向けて、円柱状の回転軸23Aが延びる。回転軸22A、23Aは、筐体10A(図1参照)に回転可能に支持される。非図示のモータの駆動力が回転軸22A、23Aに伝達されることにより、第2ローラ22及び第3ローラ23は回転する。第2ローラ22及び第3ローラ23は、互いの間に印刷媒体Mを挟持してそれぞれが回転することにより、印刷媒体Mを上流側又は下流側に搬送可能である。図4に示すように、印刷媒体Mの搬送時、第2ローラ22は位置N2で印刷媒体Mと接触し、第3ローラ23は位置N3で印刷媒体Mと接触する。以下、第2ローラ22の周面のうち第3ローラ23に最も近接する位置N2において第2ローラ22に接する仮想的な平面を、「仮想平面P12」と定義する。仮想平面P12は、第2軸22Xと第3軸23Xを通過する仮想平面P13と直交し、上下方向と直交する仮想平面P11に対して反時計回り方向に僅かに傾斜する。
第1ローラ21の回転により上流側又は下流側に搬送される印刷媒体Mの搬送速度を、「V1」と表記する。組ローラ24の回転により上流側又は下流側に搬送される印刷媒体Mの搬送速度を、「V2」と表記する。この場合、印刷装置1Aでは、V2がV1よりも速くなるように、非図示のモータによるローラ2の回転速度が調整されている。以下、印刷媒体Mが下流側に向けて搬送される場合のローラ2の回転方向を、「正転方向」といい、印刷媒体Mが上流側に向けて搬送される場合のローラ2の回転方向を、「反転方向」という。
<経路部材4>
図2、図4、図6に示すように、経路部材4は、第1ローラ21の後側及び下側に設けられる。経路部材4は、屈曲した板状を有する。図4に示すように、経路部材4は、第1部分41、第2部分42、及び第3部分43を有する。第1部分41は、後端部から前斜め上側に向けて延びる。第2部分42は、第1部分41の前端部から屈曲し、第1ローラ21の後側まで前側に水平に延びる。第3部分43は、第2部分42の前端部から下側に屈曲し、第1ローラ21の周面に沿って下側に湾曲しながら前側に延びる。
<印刷媒体Mの搬送経路>
経路部材4に沿ってローラ2により搬送される印刷媒体Mの搬送経路は、屈曲しながら前後方向に延びる。詳細は次の通りである。図4に示すように、印刷媒体Mの搬送経路のうち第1ローラ21よりも上流側の部分は、経路部材4の第1部分41及び第2部分42により規定される。印刷媒体Mは、印刷装置1Aの内部のうち経路部材4の第1部分41の後側に収容されたロールから、経路部材4に向けて繰り出される。搬送経路は、経路部材4の第1部分41及び第2部分42の上面に沿って前後方向に延びる。搬送経路は、経路部材4の第1部分41と第2部分42との接続部分で屈曲する。
印刷媒体Mの搬送経路のうち第1ローラ21の近傍の部分は、次のように規定される。搬送経路に沿って第1ローラ21から上流側に向かう方向Y11は、第1ローラ21の位置N1から上流側に向けて、仮想平面P11に沿った方向に延びる。方向Y11は、第1ローラ21が反転方向に回転することに応じて力を受けた印刷媒体Mが、第1ローラ21近傍において上流側に搬送される場合の進行方向に対応する。
一方、搬送経路に沿って第1ローラ21から下流側に向かう方向Y12は、第1ローラ21の位置N1から下流側に向けて、仮想平面P11に沿った方向に対して下側に傾斜して延びる。言い換えれば、方向Y12は、仮想平面P11に沿った方向に対して、仮想平面P11に対して第1ローラ21の第1軸21Xが配置される側に傾斜して下流側に延びる。方向Y12は、第1ローラ21が正転方向に回転することに応じて力を受けた印刷媒体Mが、第1ローラ21近傍において下流側に搬送される場合の進行方向に対応する。
印刷媒体Mの搬送経路のうち組ローラ24の近傍の部分は、次のように規定される。搬送経路に沿って組ローラ24から上流側に向かう方向Y21は、第2ローラ22の位置N2から上流側に向けて、仮想平面P12に沿った方向に延びる。言い換えれば、方向Y21は、仮想平面P11に沿った方向に対して下側、即ち、仮想平面P11に対して第1ローラ21の第1軸21Xが配置される側に傾斜して上流側に延びる。方向Y21は、組ローラ24が反転方向に回転することに応じて力を受けた印刷媒体Mが、組ローラ24近傍において上流側に搬送される場合の進行方向に対応する。
一方、搬送経路に沿って組ローラ24から下流側に向かう方向Y22は、第2ローラ22の位置N2から下流側に向けて、仮想平面P12に沿った方向に延びる。言い換えれば、方向Y22は、仮想平面P11に沿った方向に対して上側に延びる。方向Y22は、組ローラ24が正転方向に回転することに応じて力を受けた印刷媒体Mが、組ローラ24近傍において下流側に搬送される場合の進行方向に対応する。後述するサーマルヘッド36により印刷された印刷媒体Mは、組ローラ24から方向Y22に向けて下流側に搬送され、排出口13(図1参照)から排出される。
印刷媒体Mの搬送経路は、第1ローラ21の位置N1から下流側に向けて方向Y11に沿って延びる線分と、組ローラ24のうち第2ローラ22の位置N2から上流側に向けて方向Y21に沿って延びる線分との交点にて屈曲する。搬送経路は、仮想平面P11に対して下側に配置される。
<ヘッドホルダ3>
図2〜図6に示すように、ヘッドホルダ3は、基部3A、ヘッド保持部3B、及び第1付勢部3C(図4〜図6参照)を有する。基部3Aは屈曲した板状を有し、第1部分31及び第2部分32を有する。第1部分31は、平面視略矩形状を有し、上下方向と直交する。第1部分31は、第1ローラ21よりも上側に配置される。図3に示すように、第1部分31の左右方向の長さは、第1ローラ21の左右方向の長さよりも長い。第1部分31の前端部は、第1ローラ21の前端部よりも前側に配置される。図2、図4に示すように、第2部分32は、第1部分31の後端部から下側に向けて延びる。図6に示すように、第2部分32の左端部に、右側に向けて凹んだ凹部33が設けられる。凹部33は、第2部分32の左右方向中央まで延びる。凹部33の内壁部は凸状に湾曲する。凹部33の内壁部は、前後方向中央部分で最も内側に突出する。
図5に示すように、ヘッド保持部3Bは板状を有し、第3部分34及び第4部分35を有する。第3部分34及び第4部分35は、それぞれ上下方向と直交する。第3部分34は平面視略矩形状を有する。第3部分34の後端部は、左右方向中央に向けて傾斜する向きに延びる。図3に示すように、第3部分34の下面にサーマルヘッド36が保持される。サーマルヘッド36は矩形状の基板からなり、第3部分34に対して固定される。サーマルヘッド36は、所謂ラインサーマルヘッドであり、左右方向一直線状に配列された複数の発熱素子36Aを下面に有する、サーマルヘッド36は、第1ローラ21の上側に配置される。サーマルヘッド36は、第1ローラ21との間に印刷媒体Mを挟持した状態で複数の発熱素子36Aを加熱させることにより、感熱性のラベルMaに対して印刷を行う。図4、図5に示すように、第3部分34の前端部に、角が湾曲した当接部38が設けられる。図4に示すように、当接部38は、基部3Aの第1部分31に対して前側に突出し、且つ、組ローラ24よりも後側に配置される。
図5、図6に示すように、第4部分35は、第3部分34の後端部の左右方向中央から後側に延びる。第4部分35は、基部3Aの第2部分32に設けられた凹部33に前側から進入し、第2部分32よりも後側に突出する。凹部33の内壁部は、第4部分35に上下方向から接触する。ヘッド保持部3Bは基部3Aに対し、左右方向に延びる第4軸35Xを中心として回動可能に、且つ、前後方向に移動可能に支持される。
以下、図7に示すように、時計回り方向に最も回動したヘッド保持部3Bの状態を、「第1状態S1」という。ヘッド保持部3Bは、第1状態S1において第1ローラ21に近接し、前後方向に水平に延びる。一方、左側から見た状態で反時計回り方向に最も回動したヘッド保持部3Bの状態を、「第2状態S2」という。ヘッド保持部3Bは、第2状態S2において第1ローラ21から離隔する。第1状態S1と第2状態S2との間で回動するヘッド保持部3Bの回動角度を、「θ1」と表記する。
図5、図6に示すように、第1付勢部3Cは、ヘッド保持部3Bの第3部分34の上面に設けられる。第1付勢部3Cは、左右方向に並ぶ2つの圧縮バネである。図4に示すように、第1付勢部3Cは、基部3Aの第1部分31とヘッド保持部3Bの第3部分34との間に介在し、ヘッド保持部3Bを第2状態S2から第1状態S1に向けて付勢する。第1付勢部3Cは、サーマルヘッド36と第1ローラ21との間に印刷媒体Mが挟持された状態で、サーマルヘッド36の複数の発熱素子36Aを印刷媒体Mに対して上側から押し付け、密着させる。
更に、ヘッド保持部3Bは、非図示の第2付勢部によって前側に付勢される。なお、詳細は後述するが、第2付勢部の付勢力に応じたヘッド保持部3Bの前側への移動は、ヘッド保持部3Bの当接部38が後述の一対の位置決め部5に後側から当接することにより抑制される。
<一対の位置決め部5>
図2に示すように、一対の位置決め部5は、位置決め部5A、5Bを有する。位置決め部5A、5Bはそれぞれ、略正方形の板状を有する。位置決め部5Aは、ヘッド保持部3Bの当接部38のうち左端部近傍の前側に配置される。位置決め部5Bは、ヘッド保持部3Bの当接部38のうち右端近傍の前側に配置される。又、図4に示すように、一対の位置決め部5は、ヘッド保持部3Bが第1状態S1(図7参照)と第2状態S2(図7参照)との間で回動する場合の半径方向において、ヘッド保持部3Bの第4軸35Xよりも前側、即ち、第4軸35Xよりも第1ローラ21の第1軸21X側に配置される。なお、半径方向とは、第4軸35Xと直交する方向に延びる方向のうち、第4軸35Xから当接部38に向けて延びる方向に対応する。
位置決め部5A、5Bのそれぞれの後側の面には、ヘッド保持部3Bの当接部38が後側から当接する。非図示の第2付勢部の付勢力に応じたヘッド保持部3Bの前側への移動は、一対の位置決め部5により規制される。詳細には次の通りである。図7に示すように、一対の位置決め部5のそれぞれは、第1状態S1におけるヘッド保持部3Bの当接部38と第1被当接位置C1で当接する。一対の位置決め部5のそれぞれは、第2状態S2におけるヘッド保持部3Bの当接部38と第2被当接位置C2で当接する。なお、位置決め部5A、5Bのそれぞれの後面の形状は、少なくとも第1被当接位置C1及び第2被当接位置C2の間の部分において、第1被当接位置C1及び第2被当接位置C2を通過する平面状を有する。以下、位置決め部5A、5Bのそれぞれの後面のうち第1被当接位置C1及び第2被当接位置C2の間の部分を、「位置決め平面50」という。
以下、ヘッド保持部3Bの第4軸35Xを通り、第1状態S1におけるヘッド保持部3Bに沿って延びる仮想的な平面を、「仮想平面P21」と定義する。なお、ヘッド保持部3B及びサーマルヘッド36の板厚は、第4軸35Xと複数の発熱素子36Aとの間の長さに対して非常に小さい。このため、上記の仮想平面P21は、ヘッド保持部3Bの第4軸35Xと、第1状態S1におけるヘッド保持部3Bの複数の発熱素子36Aとを通る仮想的な平面とみなすことができる。又、仮想平面P21と直交し且つ第1被当接位置C1を通る仮想的な平面を、「仮想平面P22」と定義する。この場合、第2被当接位置C2は、仮想平面P22に対して前側、言い換えれば、仮想平面P22に対して第4軸35Xと反対側に配置される。又、仮想平面P22と位置決め平面50とのなす角度を、「θ2」と表記した場合、θ2は、第1状態S1と第2状態S2との間で回動するヘッド保持部3Bの回動角度であるθ1と一致する。
図7に示すように、ヘッド保持部3Bが第1状態S1から第2状態S2に向けて回動した場合、ヘッド保持部3Bの当接部38は、一対の位置決め部5の位置決め平面50を第1被当接位置C1から第2被当接位置C2まで当接しながら移動する。ここで上記のように、第2被当接位置C2は、第1被当接位置C1を通過する仮想平面P22に対して前側(第4軸35Xと反対側)に配置される。このため、ヘッド保持部3Bの回動に応じて当接部38が第1被当接位置C1から第2被当接位置C2に向けて移動する場合、ヘッド保持部3Bは前側(第4軸35Xと反対側)に移動する。なお、ヘッド保持部3Bの前後方向の移動が規制されている場合、サーマルヘッド36の複数の発熱素子36Aの前後方向の位置は、ヘッド保持部3Bの回動に応じて後側に移動する。これに対し、本実施例において、サーマルヘッド36の複数の発熱素子36Aの前後方向の位置は、ヘッド保持部3Bが回動に応じて前側に移動するため変化し難い。
<印刷動作>
ローラ2が非図示のモータにより正転方向に回転することに応じ、印刷媒体Mはロールから繰り出され、搬送経路に沿って下流側に搬送される。印刷媒体Mは、ヘッドホルダ3のサーマルヘッド36と第1ローラ21との間を通過する。サーマルヘッド36は、ヘッドホルダ3の第1付勢部3Cの付勢力に応じ、印刷媒体Mに押し付けられる。この状態で、サーマルヘッド36の複数の発熱素子36Aが加熱することにより、印刷媒体MのラベルMaに印刷イメージが印刷される。印刷後の印刷媒体Mは、組ローラ24の第2ローラ22と第3ローラ23との間を通過して下流側に更に搬送され、排出口13より排出される。
上記の印刷過程において、例えば図4に示すように、相対的な厚さが薄い印刷媒体M1が使用された場合、ヘッド保持部3Bは時計回り方向に回動して第1状態S1に近づく。一方、例えば図8に示すように、相対的な厚さが厚い印刷媒体M2が使用された場合、ヘッド保持部3Bは反時計回り方向に回動して第2状態S2に近づく。しかし、何れの場合も、ヘッド保持部3Bの当接部38が一対の位置決め部5の位置決め平面50に沿って移動することにより、ヘッド保持部3Bも前後方向に移動するので、複数の発熱素子36Aの前後方向の移動は抑制される。従って、ヘッド保持部3Bが回動しても複数の発熱素子36Aは印刷媒体Mに適切に接触し、良好な条件でラベルMaを加熱できる。
一方、ローラ2が非図示のモータにより反転方向に回転することに応じ、印刷媒体Mは搬送経路に沿って上流側に搬送される。ここで、第1ローラ21と組ローラ24との間における印刷媒体Mの搬送経路は、組ローラ24のうち第2ローラ22の位置N2から上流側に向けて方向Y21に沿って延び、上側に屈曲して第1ローラ21に至る。つまり、印刷媒体Mは、組ローラ24から上流側に搬送される過程で、サーマルヘッド36から離隔した位置を通過して第1ローラ21に近接する。このため、印刷媒体MのラベルMaはサーマルヘッド36に引っ掛かり難い。
<本実施形態の作用、効果>
印刷装置1Aは、第4軸35Xを中心として回動可能且つ前後方向に移動可能なヘッド保持部3Bを有する。ヘッド保持部3Bが第1ローラ21に近接した第1状態S1の時、一対の位置決め部5の第1被当接位置C1に当接部38が当接する。一方、第2状態S2のとき、一対の位置決め部5の第2被当接位置C2に当接部38が当接する。ここで、第2被当接位置C2は、第1被当接位置C1に対して前側、言い換えれば、第1被当接位置C1を通過する仮想平面P22に対して、第4軸35Xと反対側に配置される。このためヘッド保持部3Bは、第1状態S1から第2状態S2に向けて回動する過程で、前後方向において仮想平面P22に対して第4軸35X側と反対側(前側)に移動する。従って、印刷装置1Aは、サーマルヘッド36の複数の発熱素子36Aが第1ローラ21に対向した状態を、ヘッド保持部3Bが回動する過程で維持し、複数の発熱素子36Aが仮想平面P21に沿って前後方向に移動することを抑制できる。このため、印刷装置1Aは、印刷媒体Mの厚さの変化に応じてヘッド保持部3Bが回転する場合でも、複数の発熱素子36Aを印刷媒体Mに適切に接触させた状態を維持できるので、良好な印刷品質を維持できる。
位置決め部5A、5Bのそれぞれの位置決め平面50は、第1被当接位置C1及び第2被当接位置C2を通過する平面状を有する。この場合、印刷装置1Aは、サーマルヘッド36の複数の発熱素子36Aが第1ローラ21に対向した状態を精度良く維持できると同時に、一対の位置決め部5を容易に作製できる。
第1被当接位置C1を通過して前後方向と直交する仮想平面P22と位置決め平面50とのなす角度θ2は、第1状態S1と第2状態S2との間で回動するヘッド保持部3Bの回動角度であるθ1と一致する。この場合、印刷装置1Aは、ヘッド保持部3Bが第1状態S1と第2状態S2との間で回動する過程において、複数の発熱素子36Aの前後方向の移動を抑制し、第1ローラ21にサーマルヘッド36が対向した状態を維持できる。
<変形例1>
一対の位置決め部5は、第1被当接位置C1及び第2被当接位置C2を通って平面状に延びる位置決め平面50を有していなくてもよい。例えば図9に示すように、一対の位置決め部5のそれぞれの後面は、第1被当接位置C1から第2被当接位置C2に向かう程、前側に向けて凸状に湾曲する位置決め曲面50Aを有していてもよい。言い換えれば、位置決め曲面50Aは、第1被当接位置C1から第2被当接位置C2に向かう程、仮想平面P22から離隔してもよい。更に、位置決め曲面50Aの曲率を、第1被当接位置C1から第2被当接位置C2に向かう程、次第に大きくしてもよい。この場合、印刷装置1Aは、複数の発熱素子36Aが第1ローラ21に対向した状態を、ヘッド保持部3Bの回動過程において更に精度良く維持できる。
なお、変形例1において、位置決め曲面50Aの曲率は、第1被当接位置C1から第2被当接位置C2に亘って均一であってもよい。一方、位置決め曲面50Aの曲率を、第1被当接位置C1から第2被当接位置C2に向かう程、次第に小さくしてもよい。
<変形例2>
例えば図10に示すように、一対の位置決め部5は、第1被当接位置C1を通り且つ仮想平面P22と平行な平面である第1平面50B、及び、第2被当接位置C2を通り且つ仮想平面P22と平行な平面である第2平面50Cを有していてもよい。第1平面50B及び第2平面50Cは、階段状に形成されてもよい。この場合、印刷装置1Aは、ヘッド保持部3Bに設けられる複数の発熱素子36Aの前後方向の位置を、ヘッド保持部3Bの回転状態に応じて段階的に調整できる。従って、例えば印刷装置1Aは、厚さの異なる印刷媒体M1、M2に対して印刷を行う場合において、ヘッド保持部3Bの位置を、印刷媒体M1、M2のそれぞれの厚さに応じて段階的に調整できる。
なお、変形例2において、仮想平面P22と平行な平面は、第1平面50B及び第2平面50Cのみに限定されず、仮想平面P22との間の前後方向の距離がそれぞれ相違する3つ以上の平面が設けられてもよい。
<変形例3>
図11を参照し、第3変形例における印刷装置1Bについて説明する。印刷装置1Bは、一対の位置決め部5を有さず、組ローラ24の第2ローラ22の代わりに回転経路部26を有する点で、印刷装置1Aと相違する。又、経路部材4の形状が印刷装置1Aと相違する。その他の構成については、印刷装置1Aと同一であるので、説明を省略する。
経路部材4は、第1部分41、第2部分42、第3部分43に加え、第4部分44、第5部分45、及び第6部分46を有する。第4部分44は、第3部分43の前端部から前側に水平に延びる。第5部分45は、第4部分44の前端部から下側に屈曲し、第3ローラ23の周面に沿って下側に湾曲しながら前側に延びる。第6部分46は、第5部分45の前端部から前側に水平に延びる。
回転経路部26は、ピンチローラ26A、回動部26B、及び接触部26Cを有する。ピンチローラ26Aは、印刷装置1Aにおける第2ローラ22(図2等参照)に対応する。回動部26Bは、ピンチローラ26Aから左右外側に延びる回転軸260に回転可能に支持され、後側に向けて延びる。印刷媒体Mは、回動部26Bの下面と、経路部材4の第4部分44の上面との間に形成される隙間を通って搬送される。つまり、回動部26Bの下面と経路部材4の第4部分44の上面とは、第1ローラ21よりも下流側において印刷媒体Mの搬送経路を規定する。接触部26Cは、回動部26Bの後端部から後側に向けて突出し、ヘッド保持部3Bの第3部分34の前端部に上側から当接する。
例えば図11(a)に示すように、相対的な厚さが薄い印刷媒体M1が使用された場合、ヘッド保持部3Bは時計回り方向に回動する。ヘッド保持部3Bの回動に応じて接触部26Cは下側に移動し、回動部26Bは反時計回り方向に回動する。この場合、回動部26Bの下面と経路部材4の第4部分44の上面との間の隙間は小さくなる。一方、例えば図11(b)に示すように、相対的な厚さが厚い印刷媒体M2が使用された場合、ヘッド保持部3Bは反時計回り方向に回動する。ヘッド保持部3Bの回動に応じて接触部26Cは上側に移動し、回動部26Bは時計回り方向に回動する。この場合、回動部26Bの下面と経路部材4の第4部分44の上面との間の隙間は大きくなる。
上記のように、回転経路部26は、印刷媒体Mの厚さに応じて回動部26Bが回動することによって、第1ローラ21よりも下流側において搬送経路の上下方向の長さを調整できる。このため、印刷装置1Bは、厚さの異なる印刷媒体Mが用いられた場合でも、印刷媒体Mを適切に搬送させることができる。
<その他の変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。印刷装置1Aは、組ローラ24を備えていなくてもよく、第1ローラ21の回転のみによって印刷媒体Mを搬送してもよい。上記において、ヘッド保持部3Bは、基部3Aの第2部分32に設けられた凹部33に上下方向から挟持されることによって、第4軸35Xを中心として回動可能に支持された。これに対し、ヘッド保持部3Bは、第4軸35Xに沿って左右外側方向に突出する突出部を有していてもよい。基部3Aは、突出部を回動可能及び前後方向に移動可能に支持してもよい。一対の位置決め部5の代わりに、ヘッド保持部3Bの当接部38の左右方向の全域に亘って当接可能な位置決め部を有していてもよい。
第1被当接位置C1を通過して前後方向と直交する仮想平面P22と位置決め平面50とのなす角度であるθ2と、第1状態S1と第2状態S2との間で回動するヘッド保持部3Bの回動角度であるθ1とは相違していてもよい。この場合、θ2はθ1よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。
ヘッド保持部3Bの当接部38は、第3部分34の前端部以外の場所に設けられていてもよい。例えば当接部38は、第3部分34の左右両側面のうち、前後方向において複数の発熱素子36Aが設けられた位置と同一位置から外側に突出してもよい。一対の位置決め部5は、当接部38と当接可能なように、第3部分34に対して左右方向の外側に設けられていてもよい。この場合、ヘッド保持部3Bの第4軸35Xから複数の発熱素子36Aまでの間の前後方向の距離と、ヘッド保持部3Bの第4軸35Xから当接部38までの間の前後方向の距離とは、略同一となる。この場合、印刷装置1Aは、ヘッド保持部3Bの回動に応じて複数の発熱素子36Aが前後方向に移動することを、複数の発熱素子36A近傍で抑制できる。従って、印刷装置1Aは、ヘッド保持部3Bが回動した場合において複数の発熱素子36Aが第1ローラ21に対向した状態を、更に精度良く維持できる。
<その他>
第1ローラ21は、本発明の「ローラ」の一例である。第4軸35Xは、本発明の「第2軸」の一例である。仮想平面P21は、本発明の「第1仮想平面」の一例である。仮想平面P22は、本発明の「第2仮想平面」の一例である。
1A、1B :印刷装置
3B :ヘッド保持部
3C :第1付勢部
4 :経路部材
5、5A、5B :位置決め部
21 :第1ローラ
21X :第1軸
22 :第2ローラ
22X :第2軸
23 :第3ローラ
23X :第3軸
24 :組ローラ
35X :第4軸
36 :サーマルヘッド
36A :複数の発熱素子
38 :当接部
50 :位置決め平面
50A :位置決め曲面
50B :第1平面
50C :第2平面
C1 :第1被当接位置
C2 :第2被当接位置
M、M1、M2 :印刷媒体
P11、P12、P13、P21、P22 :仮想平面
S1 :第1状態
S2 :第2状態
Y11、Y12、Y21、Y22 :方向

Claims (6)

  1. 第1軸を中心として回転可能なローラと、
    前記第1軸と平行に延びる第2軸を中心として回動可能に支持されたヘッド保持部であって、
    前記第1軸及び前記第2軸と平行に並んだ複数の感熱素子を有するサーマルヘッドを保持し、且つ、
    前記サーマルヘッドの位置を規定可能な当接部を有するヘッド保持部と、
    前記ヘッド保持部の回動時における前記第2軸を中心とした半径方向のうち、前記第2軸よりも前記第1軸側に配置され、前記ヘッド保持部の前記当接部と当接可能な位置決め部と
    を有する印刷装置であって、
    前記ヘッド保持部は、
    前記ローラに近接した第1状態と、前記ローラから離隔した第2状態との間で回動可能であり、
    前記位置決め部は、
    前記第1状態における前記ヘッド保持部の前記当接部と第1被当接位置で当接し、前記第2状態における前記ヘッド保持部の前記当接部と第2被当接位置で当接し、
    前記第2被当接位置は、
    前記第1状態における前記複数の発熱素子と前記第2軸とを通る第1仮想平面と直交し且つ前記第1被当接位置を通る第2仮想平面に対して、前記第2軸と反対側に配置されたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記位置決め部は、
    前記第1被当接位置と前記第2被当接位置とを通る平面である位置決め平面を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記ヘッド保持部が前記第1状態と前記第2状態との間で回動する場合の回動角度と、前記第2仮想平面に対して前記位置決め面のなす角度とが一致することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記位置決め部は、
    前記第1被当接位置から前記第2被当接位置に向かう程、前記第2仮想平面から離隔する曲面である位置決め曲面を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記位置決め部は、
    前記第1被当接位置を通り且つ前記第2仮想平面と平行な平面である第1平面、及び、
    前記第2被当接位置を通り且つ前記第2仮想平面と平行な平面である第2平面を少なくとも有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記第2軸から前記サーマルヘッドまでの間の距離と、前記第2軸から前記当接部までの間の距離が略同一であることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の印刷装置。
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