JP2019158398A - 使用済み燃料収納容器 - Google Patents

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Hideaki Hosoi
秀章 細井
佳彦 石井
Yoshihiko Ishii
佳彦 石井
勇気 成島
Yuki Narishima
勇気 成島
中根 一起
Kazuoki Nakane
一起 中根
健 平沼
Takeshi Hiranuma
平沼  健
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Abstract

【課題】バスケットプレートの軽量化を図りつつバスケットプレートの強度を担保し、かつ水の排出性に優れるとともに製作が容易で経済的に水ギャップを形成する。【解決手段】収納容器本体10と、収納容器本体10内に設けられ、使用済み燃料集合体100を1体ごとに区画して収納する区画部11が複数設けられたバスケット12と、を備え、バスケット12は、複数のバスケットプレート20を格子状に組み付けることで構成されており、バスケットプレート20は、収納容器本体10の軸方向に開口する水ギャップ25を形成して対向配置される一対のプレート21,22で構成されており、水ギャップ25には、収納容器本体10の軸方向に延在する補強部材30が配置されている構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、原子力発電所から発生する使用済み燃料集合体の輸送や貯蔵に用いる使用済み燃料収納容器に関し、特に、加圧水型原子炉(PWR)の使用済み燃料の輸送や貯蔵に用いるのに好適な使用済み燃料収納容器に関するものである。
原子力発電所施設の原子炉炉心で一定期間使用された燃料は、炉心から取り出され、使用済み燃料集合体を貯蔵する燃料ピットなどに一時保管される。所定期間冷却された使用済み燃料集合体は、最終的に再処理工場に搬入されて再処理され、ウランとプルトニウムを取り出され、再資源として利用される。
原子力発電所の敷地内または敷地外において使用済み燃料集合体を管理し貯蔵する方式として、金属キャスク貯蔵、コンクリートキャスク貯蔵、ボールト貯蔵などの乾式貯蔵方式と、水プールなどの湿式貯蔵方式がある。
貯蔵コスト、電源が喪失したときの安全性や長期にわたる貯蔵安定度を考えた場合、電源を使用せず、空気で冷却可能な乾式貯蔵方式が有利である。乾式貯蔵方式のうち、現在国内で実用化されているものは、金属製キャスクに使用済み燃料を収納する金属キャスク貯蔵方式である。
金属製キャスクは、円筒型の容器内に格子状のバスケットを構成し、各格子に使用済み燃料集合体が1体ごとに挿入されて、二重構造の蓋で密閉される構造である。バスケットは、中性子吸収材を含んだ材料を用いて構成しており、バスケット内に使用済み燃料集合体を装荷した際に、使用済み燃料集合体から発生する中性子を十分に吸収して未臨界性を確保するように設計されている。使用済み燃料集合体は、崩壊熱を発生するが、バスケットを介して、内部の熱が金属製キャスクの表面に伝わる。金属製キャスクの表面からは、周囲へのふく射放熱や空気の自然対流による冷却によって熱が逃がされる。また、金属製キャスクは、輸送中の万一の落下の際に受ける高い衝撃荷重に対しても、破損しないように十分な構造強度を有している。
加圧水型原子炉(PWR)に使用される燃料集合体は、沸騰水型原子炉(BWR)の燃料集合体に比べて幅が大きい。このため、水中でバスケット内に装荷された加圧水型原子炉(PWR)の使用済み燃料集合体が相互に近づきすぎると臨界になる可能性がある。そのため、加圧水型原子炉(PWR)の使用済み燃料集合体は、沸騰水型原子炉(BWR)の使用済み燃料集合体に比べて、隣り合う燃料集合体同士の間隔を離して配置する必要がある。以下、この間隔を水ギャップと称する。
加圧水型原子炉(PWR)の使用済み燃料集合体を収容するバスケットとしては、大別して2種類ある。1つは、例えば、特許文献1に開示されているような、間隔を離した複数の角パイプによってバスケットを構成するものであり、他の1つは、特許文献2に開示されているような、切り込み(スリット)を有する中空のバスケットプレートを直交させて差し込み、バスケットを構成するものである。
後者の場合、バスケットプレートを順に積み上げてバスケットを製作するため、間隔精度の高いバスケットを製作しやすい。
また、バスケット構造として、特許文献3、4に開示されたものも知られている。特許文献3のバスケット構造では、熱伝導性が高く中性子吸収材を含むアルミニウム合金板を中央部付近のバスケットプレートとして配置し、中性子吸収材を含むステンレス鋼板を周辺部のバスケットプレートとして配置している。
また、特許文献4では、加圧水型原子炉(PWR)の使用済み燃料集合体用のバスケット構造として、角パイプと角パイプの間にスペーサを挿入し、水ギャップを形成する技術が記載されている。
特開2001−108788号公報 特開2006−200939号公報 特開2006−105741号公報 特開2005−283135号公報
特許文献2では、沸騰水型原子炉(BWR)の使用済み燃料集合体よりも重く幅の広い加圧水型原子炉(PWR)の使用済み燃料集合体を対象とした場合に、バスケットプレートをより厚く構成してバスケットに十分な強度を持たせる必要がある。このため、使用済み燃料収納容器の重量が増大するという課題があった。また、特許文献2では、バスケットプレートの中空部分が水ギャップとして作用する。この中空部分は、容器の軸方向と直交する方向に開口しているため、燃料ピット内で使用済み燃料集合体をバスケット内に装荷した後に水を排出する際に、水の排出に時間を要する可能性があった。
特許文献3では、沸騰水型原子炉(BWR)の使用済み燃料集合体を対象としており、これよりも重く幅の広い加圧水型原子炉(PWR)の使用済み燃料集合体を対象とすると、1枚のバスケットプレートを厚くする必要がある。このため、嵌め込み部のスリットの加工が難しくなるため高価になるという課題があった。
また、アルミニウム合金板を押出加工により形成することで中空部を有するバスケットプレートを製作することも可能であるが、アルミニウム合金板は鋼材より強度が低いため、強度を担保するために各プレートを厚く形成する必要がある。そのため、物量と加工費が鋼材を使用した場合に比べて増えてしまい高価になる。また、ステンレス鋼板は、押出加工が難しいため、製作に難点がある。
また、特許文献4では、角パイプとスペーサの保持のために4つの角パイプの中央部に支持部材を挿入しており、角パイプとスペーサで同時に位置決めする構造となっているため、位置決め精度を要して組み立てが難しいという課題がある。また、使用済み燃料集合体を収納するための大きな角パイプを製作する必要があり、加工費が増加する。また、板材のバスケットプレートで水ギャップを形成する場合には、強度確保のために板材が厚くなるという課題もあった。
本発明は、バスケットの製作が容易で経済的に水ギャップを形成可能な使用済み燃料収納容器を提供することを目的とする。
本発明の使用済み燃料収納容器は、収納容器本体と、前記収納容器本体内に設けられ、使用済み燃料集合体を1体ごとに区画して収納する区画部が複数設けられたバスケットと、を備え、前記バスケットは、複数のバスケットプレートを格子状に組み付けることで構成されており、前記バスケットプレートは、前記収納容器本体の軸方向に開口する水ギャップを形成して対向配置される一対のプレートで構成されており、前記水ギャップには、前記収納容器本体の軸方向に延在する補強部材が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、バスケットの製作が容易で経済的に水ギャップを形成可能な使用済み燃料収納容器が得られる。
本発明の第1実施形態に係る使用済み燃料収納容器の概略構造を示す一部切断斜視図である。 使用済み燃料収納容器の模式横断面図である。 バスケットの構成の一部を示す拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る使用済み燃料収納容器の模式横断面図である。 本発明の第3実施形態に係る使用済み燃料収納容器の模式横断面図である。 本発明の第4実施形態に係る使用済み燃料収納容器の模式横断面図である。 本発明の第4実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す拡大斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。 本発明の第5実施形態に係る使用済み燃料収納容器の補強部材と位置決め板との配置を示す拡大斜視図である。 本発明の第6実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。 本発明の第7実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。 本発明の第8実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。 本発明の第9実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。 本発明の第10実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。 本発明の第11実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの固定構造を示す模式拡大横断面図である。 本発明の第11実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットのその他の固定構造を示す模式拡大横断面図である。 本発明の第12実施形態に係る使用済み燃料収納容器に用いられる補強部材を示す模式斜視図である。 本発明の第12実施形態に係る使用済み燃料収納容器に用いられる補強部材の変形例を示す模式斜視図である。
以下、本発明に係る使用済み燃料収納容器の実施形態について図面を参照して説明する。各実施形態において、同様の部分には同一の符号を付し重複する説明は省略する。以下の各実施形態においては、本発明の使用済み燃料収納容器に収納される燃料集合体を加圧水型原子炉(PWR)の使用済み燃料集合体とした場合について説明する。なお、一部の図面において断面を示すハッチングを省略している。
(第1実施形態)
初めに、図1を参照して、使用済み燃料収納容器1の全体構成を説明する。使用済み燃料収納容器(キャスク)1は、使用済み燃料集合体100の貯蔵または輸送に使用するものである。使用済み燃料収納容器1は、収納容器本体(内筒)10の内側に、使用済み燃料集合体100を装荷するための区画部11が複数設けられたバスケット12を備えている。
収納容器本体10は、使用済み燃料集合体100から発生するγ線を遮蔽する機能を有している。収納容器本体10は、例えば、合金鋼製の円筒状容器である。収納容器本体10の側面外周には外筒13が配置されている。収納容器本体10と外筒13とは、伝熱経路にもなる伝熱フィン14で連結されている。
また、収納容器本体10と外筒13および伝熱フィン14で囲われる空間部には、中性子遮へい材15が充填されている。本実施形態では、中性子遮へい材15としてレジンが使用されている。これにより、使用済み燃料集合体100から発生する中性子が遮へいされるようになっている。中性子遮へい材15は、例えば、中性子吸収能力の高いホウ素(ボロン)を含む樹脂で形成されている。
収納容器本体10の上部開口は、内側から一次蓋16、二次蓋17および三次蓋18で塞がれている。各蓋は図示しないボルトによって取り付けられている。
次に、バスケット12について説明する。バスケット12は、図2,3に示すように、板状のバスケットプレート20を複数直交させて格子状に組み付けることで、使用済み燃料集合体100を1体ごとに収納する複数の区画部11を形成している。各区画部11は、平面視で(収納容器本体10の軸方向から見て)四角筒状の開口を備えており、使用済み燃料集合体100を収納可能な大きさを備えている。
バスケットプレート20は、一対のプレート21,22で構成されている。一対のプレート21,22は、平板状の金属板であり、収納容器本体10の軸方向に開口する水ギャップ25を形成して対向配置されている。水ギャップ25は、隣り合う使用済み燃料集合体100の間、および最外部の使用済み燃料集合体100の外側に位置しており、未臨界性を担保している。
各バスケットプレート20の長手方向の全長は、収納容器本体10の内面10aに接触する長さ、あるいは収納容器本体10の内面10aに非接触となる長さに設定されている。バスケットプレート20の材料としては、強度あるいは熱伝導率、またはその両方が高い材料が好ましい。本実施形態では、バスケットプレート20をホウ素含有ステンレス鋼で形成してあるが、ホウ素含有アルミニウム合金で形成してもよい。また,隣り合うプレート21,22で材料を代えてもよい。例えば、ホウ素含有ステンレス鋼からなるプレート21とアルミニウム合金からなるプレート22とを隣り合わせに配置してもよい。また、炭素鋼からなるプレート21と、アルミニウム合金もしくはホウ素含有アルミニウム合金からなるプレート22とを隣あわせに配置することも可能である。
各一対のプレート21,22の上部および下部の所定位置には、図3に示すように、組み付け用の切り込み26,26が形成されている。切り込み26は、一対のプレート21,22の長手方向の両端部に形成されている。各切り込み26は、収納容器本体10の軸方向に延在しており、組付け時に対応するプレート21,22を差し込むことができる幅を有している。バスケット12を作成する際には、上下方向にプレート21,22の切り込み26同士が合致するように直交させて差し込むことでバスケットプレート20同士を嵌め合わせる。そして、バスケットプレート20を収納容器本体10の軸方向に順次積み重ねて全体が格子状となるように組み立てる。
一対のプレート21,22の間に形成される水ギャップ25には、中空の補強部材30が配置されている。補強部材30は、収納容器本体10の軸方向に沿って水ギャップ25の上下方向の略全体に配置されている。補強部材30は横断面が円筒形状を呈している。補強部材30の材料としては、バスケットプレート20と同様に、強度あるいは熱伝導率、またはその両方が高い材料が好ましく、例えば、ホウ素含有ステンレス鋼で形成することができる。
補強部材30は、円筒の開口部が水ギャップ25の開口に位置するように、収納容器本体10の軸方向に沿って水ギャップ25中に配置されている。補強部材30は、バスケット12の形成後に、バスケット12上端の水ギャップ25の開口から収納容器本体10の底部に向けて挿入することで、水ギャップ25中に配置される。このような補強部材30は、水ギャップ25中に固定されることなく挿入されており、バスケットプレート20と一体構造とされていない。このため、溶接を使用することなくバスケット12の形成が可能である。
補強部材30は、水ギャップ25内において、プレート21,22に対して所定の隙間を有して配置されている。これにより、相互の部材の温度変化の差による熱応力が低く抑えられる。なお、補強部材30は、プレート21,22の少なくとも一方に接するように配置してもよく、また、プレート21,22に対して溶接等で一部を固定するようにしてもよい。また、水ギャップ25の長手方向の中央部に補強部材30を配置したが、これに限られることはなく、水ギャップ25の端部付近に配置するように構成してもよい。
なお、補強部材30としては、横断面が円筒形状のものに限られることはなく、楕円形状のものを採用してもよい。また、補強部材30は、軽量化の観点から中空であることが望ましいが、中実のものであってもよい。また、図2では、全ての水ギャップ25に補強部材30を配置したが、これに限られることはなく、バスケットプレート20の強度が確保できれば補強部材30の数を減らすことができる。
このような補強部材30は、使用済み燃料集合体100から受けた荷重を、例えば一方のプレート21から他方のプレート22に対して伝達する機能を有している。これにより、使用済み燃料集合体100からの荷重を実質的に二枚のプレート21,22で支持することが可能な構造となっている。したがって、バスケットプレート20の厚みの増加を抑制しつつバスケット12の強度を向上させることが可能となる。しかも、安価で強度の高い部材(鋼材など)で水ギャップ25を容易に製作することが可能となる。
以上説明した本実施形態の使用済み燃料収納容器1では、板材のバスケットプレート20の嵌め合わせで形成するバスケット12において、バスケットプレート20を一対のプレート21,22で形成し、プレート21,22間に形成される水ギャップ25に補強部材30を配置したので、板厚の増加が少なく強度を担保可能である。また、プレート21,22を格子状に嵌め込む過程で水ギャップ25を容易に形成することができ、その水ギャップ25に補強部材30を挿入することで強度の担保されたバスケット12を構築できる。したがって、バスケット12の製作が容易で経済的に水ギャップ25を形成することができる。
また、板厚の増加が少ないので、切り込み26の加工が容易であり、コストの低減を図ることができ経済的である。
また、水ギャップ25が収納容器本体10の軸方向に開口しているので、燃料ピット内で使用済み燃料集合体100をバスケット12に装荷した後の水の排出性に優れる。
また、使用済み燃料集合体100を装荷した後に使用済み燃料収納容器1を図1に示すように立てて貯蔵する場合には、水ギャップ25が鉛直方向(収納容器本体10の軸方向)に開口している。このため、収納容器本体10の内部で気体が自然対流する効果を利用でき、除熱性能の向上が期待できる。
(第2実施形態)
図4を参照して第2実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図4は本発明の第2実施形態に係る使用済み燃料収納容器の模式横断面図である。本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、中空の補強部材31として横断面が角筒形状のものを用いた点にある。
補強部材31は、図4に示すように、角筒の開口部が水ギャップ25の開口に位置するように、収納容器本体10の軸方向に沿って水ギャップ25中に配置されている。補強部材31は、バスケット12の形成後に、バスケット上端の水ギャップ25の開口から収納容器本体10の底部に向けて挿入することで、水ギャップ25中に配置される。本実施形態においても補強部材31は、水ギャップ25中に固定されることなく挿入されており、バスケットプレート20と一体構造とされていない。このため、溶接を使用することなくバスケット12の形成が可能である。
また、補強部材31は、水ギャップ25内において、プレート21,22に対して所定の隙間を有して配置されており、所定の遊度を備えている。なお、補強部材31は、プレート21,22の少なくとも一方に接するように配置してもよく、また、プレート21,22に対して溶接等で一部を固定するようにしてもよい。また、水ギャップ25の長手方向の中央部に補強部材31を配置したが、これに限られることはなく、水ギャップ25の端部付近に配置するように構成してもよい。
なお、補強部材31としては、横断面が角筒形状のものに限られることはなく、台形筒形状のものを採用してもよい。また、補強部材31は、軽量化の観点から中空であることが望ましいが、中実のものであってもよい。また、図4では、全ての水ギャップ25に補強部材31を配置したが、これに限られることはなく、バスケットプレート20の強度が確保できれば補強部材31の数を減らすことができる。
また、1つの水ギャップ25に対し、前記第1実施形態で説明した補強部材30を加えて配置してもよいし、バスケット12の全体で2種類の補強部材30,31が配置されるように構成してもよい。
このような第2実施形態によっても,前記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、補強部材31が角筒形状を呈しているので、バスケットプレート20から補強部材31に生じる荷重をより広い面で受けることが可能となる。このため、バスケットプレート20のたわみ量を小さくできる。
(第3実施形態)
図5を参照して第3実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図5は本発明の第3実施形態に係る使用済み燃料収納容器の模式横断面図である。本実施形態は、前記第2実施形態の変形例であり、水ギャップ25内に補強部材31を位置決めする位置決め板31aを配置している。
位置決め板31aは、横断面ハット状を呈している。位置決め板31aは、収納容器本体10の軸方向に延在し、かつ、収納容器本体10の軸方向に直交する方向、すなわち、水ギャップ25の短手方向に突出する位置決め用の突出部31bを備えている。突出部31bの内側に補強部材31が保持されて位置決めされている。
ここで、水ギャップ25の短手方向における突出部31bの大きさは、水ギャップ25の短手方向の幅と同じかそれよりも小さく設定されている。つまり、突出部31b自体がプレート21,22間において補強部材に相当する部材として作用しないように寸法設定がなされている。また、水ギャップ25の長手方向における突出部31bの大きさは、補強部材31の長手方向の大きさよりも大きく設定されている。
位置決め板31aは、バスケット12の形成後に、バスケット12上端の水ギャップ25の開口から収納容器本体10の底部に向けて補強部材31とともに挿入することで、水ギャップ25中に配置される。このような位置決め板31aは、水ギャップ25中に固定されることなく挿入されており、バスケットプレート20と一体構造とされていない。このため、溶接を使用することなくバスケット12の形成が可能である。
なお、本実施形態では、角筒形状の補強部材31に対する位置決め板31aとして説明したが、補強部材の形状および位置決め板31aの突出部31bの形状については限定しない。また、水ギャップ25内における、補強部材31、位置決め板31aの数や配置、突出部31bの数や形成位置についても限定しない。
また、本実施形態においても、全ての水ギャップ25に補強部材31を配置したが、これに限られることはなく、バスケットプレート20の強度が確保できれば補強部材31の数を減らすことができる。
このような第3実施形態によっても、前記した第2実施形態の作用効果に加えて補強部材31を位置決め板31aによって水ギャップ25内で任意の位置に保持することが可能となる。
なお、位置決め板31aは、バスケット12内において収納容器本体10の軸方向全体に配置される必要はなく、軸方向に所定の間隔を空けて配置されるように構成してもよい。この場合には、補強部材31の軸方向に間隔を空けて、軸方向に任意の大きさとされた位置決め板31aを補強部材31に固定するのがよい。
(第4実施形態)
図6,図7を参照して第4実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図6は本発明の第4実施形態に係る使用済み燃料収納容器の模式横断面図である。図7は補強部材と位置決め板との配置を示す拡大斜視図である。本実施形態は、前記第2実施形態の変形例であり、水ギャップ25内に補強部材30を位置決めする位置決め板32が配置されている。
位置決め板32は、横断面波形状を呈している。位置決め板32は、収納容器本体10の軸方向に延在し、かつ、収納容器本体10の軸方向に直交する方向、すなわち、水ギャップ25の短手方向に湾曲状に突出する突出部32bを備えている。突出部32bの内側に補強部材30が保持されて位置決めされている。
ここで、水ギャップ25の短手方向における突出部32bの大きさは、水ギャップ25の短手方向の幅と同じかそれよりも小さく設定されている。つまり、突出部32b自体がプレート21,22間において補強部材に相当する部材として作用しないように寸法設定がなされている。また、水ギャップ25の長手方向における突出部32bの大きさは、その内側に補強部材31が収容可能な大きさに設定されている。
位置決め板32は、バスケット12の形成後に、バスケット12上端の水ギャップ25の開口から収納容器本体10の底部に向けて補強部材30とともに挿入することで、水ギャップ25中に配置される。このような位置決め板32は、水ギャップ25中に固定されることなく挿入されており、バスケットプレート20と一体構造とされていない。このため、溶接を使用することなくバスケット12の形成が可能である。
なお、本実施形態では、円筒形状の補強部材30に対する位置決め板32として説明したが、補強部材の形状および位置決め板32の突出部32bの形状については限定しない。また、水ギャップ25内における、補強部材30、位置決め板32の数や配置、突出部32bの数や形成位置についても限定しない。
また、本実施形態においても、全ての水ギャップ25に補強部材30を配置したが、これに限られることはなく、バスケットプレート20の強度が確保できれば補強部材30の数を減らすことができる。
このような第4実施形態によっても、前記した第2実施形態の作用効果に加えて補強部材30を位置決め板32によって水ギャップ25内で任意の位置に保持することが可能となる。
また、位置決め板32は、横断面波形状を呈しているので、荷重を受けた際に荷重を分散させ易い。
なお、位置決め板32は、バスケット12内において収納容器本体10の軸方向全体に配置される必要はなく、軸方向に所定の間隔を空けて配置されるように構成してもよい。この場合には、補強部材30の軸方向に間隔を空けて、軸方向に任意の大きさとされた位置決め板32を補強部材30に固定するのがよい。
(第5実施形態)
図8,図9を参照して第5実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図8は本発明の第5実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。図9は補強部材と位置決め板との配置を示す拡大斜視図である。本実施形態は、前記第4実施形態の変形例であり、位置決め板32の突出部32bの向きを補強部材30の軸方向X1に交互に変えて水ギャップ25内に配置している。
位置決め板32は、補強部材30の軸方向X1に複数枚積層される。位置決め板32は、軸方向X1に隣り合うもの同士の突出部32bの突出方向が、180度異なる方向となるように交互に積層されている。これにより、補強部材30は、軸方向X1に沿って交互に突出する複数の突出部32bによって水ギャップ25の短手方向および長手方向の両方向に保持されて位置決めされる。
位置決め板32は、バスケット12の形成後に、バスケット12上端の水ギャップ25の開口から収納容器本体10の底部に向けて補強部材30とともに向きを変えて挿入され、水ギャップ25中に配置される。本実施形態においても位置決め板32は、水ギャップ25中に固定されることなく挿入されており、バスケットプレート20と一体構造とされていない。このため、溶接を使用することなくバスケット12の形成が可能である。
なお、本実施形態では、円筒形状の補強部材30に対する位置決め板32として説明したが、補強部材の形状および位置決め板32の突出部32bの形状については限定しない。また、水ギャップ25内における、補強部材30、位置決め板32の数や配置、突出部32bの数や形成位置についても限定しない。
また、本実施形態においても、全ての水ギャップ25に補強部材30を配置したが、これに限られることはなく、バスケットプレート20の強度が確保できれば補強部材30の数を減らすことができる。
このような第5実施形態では、前記した第4実施形態の作用効果に加え、補強部材30を水ギャップ25内において短手方向および長手方向の両方向に位置決めして保持することが可能となる。
(第6実施形態)
図10を参照して第6実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図10は本発明の第6実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。本実施形態は、横断面略H形形状の位置決め板33を水ギャップ25内に配置している。
位置決め板33は、水ギャップ25内において補強部材31の長手方向両側に一対配置されており、水ギャップ25の長手方向両側から補強部材31を保持して位置決めしている。
位置決め板33は、バスケット12の形成後に、バスケット12上端の水ギャップ25の開口から収納容器本体10の底部に向けて挿入され、水ギャップ25中に配置される。本実施形態においても位置決め板33は、水ギャップ25中に固定されることなく挿入されており、バスケットプレート20と一体構造とされていない。このため、溶接を使用することなくバスケット12の形成が可能である。
ここで、水ギャップ25の短手方向における位置決め板33の大きさは、水ギャップ25の短手方向の幅よりも小さく設定している。つまり、位置決め板33自体がプレート21,22間において補強部材に相当する部材として作用しないように寸法設定がなされている。また、水ギャップ25の長手方向における位置決め板33の大きさは、補強部材31の長手方向両側に形成される空間の長手方向の大きさよりも小さくなるように設定している。
なお、水ギャップ25の短手方向における位置決め板33の大きさを、補強部材31の短手方向の幅と寸法公差の範囲内で同じかそれよりも大きく設定した場合には、位置決め板33を補強部材として機能させることができる。つまり、このような位置決め板33を使用することによって、補強部材31の位置決めを図ることができるとともにプレート21,22間のさらなる補強を図ることができる。
なお、本実施形態では、角筒形状の補強部材31に対する位置決め板33として説明したが、補強部材の形状については限定しない。また、水ギャップ25内における、補強部材30、位置決め板33の数や配置についても限定しない。
また、本実施形態においても、全ての水ギャップ25に補強部材31を配置したが、これに限られることはなく、バスケットプレート20の強度が確保できれば補強部材31の数を減らすことができる。
このような第6実施形態では、前記した第2実施形態の作用効果と同様の作用効果が得られる。さらに、位置決め板33を補強部材として使用することも可能である。
(第7実施形態)
図11を参照して第7実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図11は本発明の第7実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。本実施形態では、水ギャップ25内に複数の補強部材30を配置している。
補強部材30は、水ギャップ25の長手方向に並べて複数配置される。本実施形態では、円筒形状の補強部材30を複数用いたが、第2,第3,第6実施形態の角筒形状の補強部材31や第6実施形態の横断面略H形形状の位置決め板33を補強部材として用いることが可能であり、またその組み合わせも可能である。
このような第7実施形態によっても,前記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに,溶接や溝などの加工なしに補強部材30を自立させることが可能となり,位置決め構造が不要となる。
(第8実施形態)
図12を参照して第8実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図12は本発明の第8実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。本実施形態では、バスケットプレート20の側面に伝熱板27を配置している。
伝熱板27は、バスケットプレート20と同様に、嵌め合わせによって設けられている。伝熱板27は、水ギャップ25の側面とは反対側の側面に配置することが好ましい。これにより、使用済み燃料集合体100から生じる崩壊熱を、使用済み燃料集合体100から最も近い伝熱板27にて使用済み燃料収納容器1の外側に効率よく伝えることができる。伝熱板27は熱伝導率が大きい材料(例えば、アルミニウム合金などの材料)が好ましい。また、ホウ素などの中性子吸収材を添加した中性子遮へい材を使用したり、中性子遮へい材を側面に接合してなる伝熱板27を使用してもよい。
また、本実施形態では、全てのバスケットプレート20の側面に伝熱板27を配置することを例に説明したが、伝熱板27の配置箇所は、全てのバスケットプレート20の側面である必要はなく、任意の位置でよい。例えば、図12において、プレート21の側面には伝熱板27を配置し、プレート22の側面には伝熱板27を配置しない等の構成としてもよい。
このような第8実施形態によっても、前記した第4実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、使用済み燃料集合体100から生じる崩壊熱を伝熱板27を通して効率よく使用済み燃料収納容器1の外側に伝えることができる。
(第9実施形態)
図13を参照して第9実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図13は本発明の第9実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。本実施形態では、バスケットプレート20に2種類以上の異なる材料を使用している。
バスケットプレート20のうちプレート21とプレート22とが異なる材料で形成されている。このような構成にすることによって、例えば、一方のプレート21を中性子吸収機能(中性子遮へい機能)を備えたものとすることができ、他方のプレート22を伝熱機能を備えたものとすることができる。
このような第9実施形態によっても、前記した第4実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、バスケットプレートの機能を、中性子吸収機能と伝熱機能に分けることが可能となる。
(第10実施形態)
図14を参照して第10実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図14は本発明の第10実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの構成の一部を示す模式拡大横断面図である。本実施形態では、バスケットプレート20の板厚を異ならせている。
バスケットプレート20のうちプレート21bとプレート22bとが異なる板厚で形成されており、例えば、一方のプレート21bを他方のプレート22bよりも薄くしている。なお、水ギャップ25は、前記実施形態と同様の大きさを有している。
このような第10実施形態によっても、前記した第4実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、バスケット12の構造強度を担保できれば、他方のプレート21bの厚さを薄くすることで、収納容器本体10の内径を小さくすることが可能となる。これにより、使用済み燃料収納容器1の重量およびコストを低減することが可能となる。
(第11実施形態)
図15,図16を参照して第11実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図15は本発明の第11実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットの固定構造を示す模式拡大横断面図である。図16は第11実施形態に係る使用済み燃料収納容器のバスケットのその他の固定構造を示す模式拡大横断面図である。本実施形態では、収納容器本体10の内面10aにバスケットプレート20の端部を保持している。
収納容器本体10の内面10aには、収納容器本体10の軸方向に延在する複数の溝部35が設けられている。各溝部35は、各プレート21,22の端部に対応する位置に形成されており、プレート21,22の板厚よりも大きい溝幅を有している。各溝部35には、プレート21,22の端部を挿入して保持することが可能である。
側面に伝熱板27が設けられたバスケットプレート20は、図16に示すように、伝熱板27を含まないプレート21,22の端部だけを溝部35に挿入して保持するように構成する。このようにすることによって、生じる荷重の大半をバスケットプレート20で受けることができる。
このような第11実施形態によっても、前記した第4実施形態または第8実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、バスケットプレート20の嵌め合いおよび固定が容易であるのでバスケット12の製作性が向上する。また、側面に伝熱板27が設けられたバスケットプレート20では、生じる荷重の大半をバスケットプレート20が受けるため、伝熱板27を強度部材として構成する必要がなくなりコストを低減することができる。
(第12実施形態)
図17,図18を参照して第12実施形態の使用済み燃料収納容器について説明する。図17は本発明の第12実施形態に係る使用済み燃料収納容器に用いられる補強部材を示す模式斜視図である。図18は本発明の第12実施形態に係る使用済み燃料収納容器に用いられる補強部材の変形例を示す模式斜視図である。本実施形態では、補強部材30に孔部36,37が形成されている。
図17に示す補強部材30では、下部周壁に軸方向に沿う縦長の孔部36が形成されている。孔部36は、下部周壁を貫通しており、補強部材30の内側空間と補強部材30の外側空間とを連通している。
図18に示す補強部材30では、下端周壁に軸方向に沿う縦長スリット状の孔部37が形成されている。この孔部37も同様に、下端周壁を貫通しており、補強部材30の内側空間と補強部材30の外側空間とを連通している。
このような第12実施形態によれば、孔部36,37によって、使用済み燃料集合体100の装荷後に水ギャップ25に溜まった水が排出され易くなる。
なお、孔部36,37は、周方向に複数設けることや軸方向に複数設けることも可能である。
また、同様の孔部36,37をバスケットプレート20に対して設けてもよい。この場合にも、使用済み燃料集合体100の装荷後に水ギャップ25に溜まった水が排出され易くなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、前記した各実施形態において、補強部材30等は、水ギャップ25内において収納容器本体10の軸方向に対して傾斜する状態に配置してもよい。
また、補強部材30等は、横断面略C字形状に形成されていてもよい。
また、伝熱板27は、プレート21,22の両側面に設けてもよい。
さらに、補強部材30等は、軸方向に一体とされたものに限られることはなく、軸方向に分割して構成してもよい。
また、本発明は沸騰水型原子炉(BWR)の使用済み燃料集合体を収納する使用済み燃料収納容器に対しても適用することができる。
1 使用済み燃料収納容器
10 収納容器本体
11 区画部
20 バスケットプレート
21,22 プレート
25 水ギャップ
30 補強部材
31 補強部材
31a 位置決め板
31b 突出部
32 位置決め板
32b 突出部
33 位置決め板
36,37 孔部
100 使用済み燃料集合体

Claims (15)

  1. 収納容器本体と、
    前記収納容器本体内に設けられ、使用済み燃料集合体を1体ごとに区画して収納する区画部が複数設けられたバスケットと、を備え、
    前記バスケットは、複数のバスケットプレートを格子状に組み付けることで構成されており、
    前記バスケットプレートは、前記収納容器本体の軸方向に開口する水ギャップを形成して対向配置される一対のプレートで構成されており、
    前記水ギャップには、前記収納容器本体の軸方向に延在する補強部材が配置されていることを特徴とする使用済み燃料収納容器。
  2. 前記補強部材は、円筒形の断面、楕円筒形の断面、角筒形の断面または台形角筒形の断面を有することを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  3. 前記水ギャップには、円筒形の断面または楕円筒形の断面を有する前記補強部材と、角筒形の断面または台形角筒形の断面を有する前記補強部材と、の両方が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  4. 前記水ギャップには、前記補強部材を前記水ギャップの所定位置に位置決めする位置決め板が配置されており、
    前記位置決め板は、前記収納容器本体の軸方向に延在し、かつ、前記収納容器本体の軸方向に直交する方向に突出する位置決め用の突出部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  5. 前記位置決め板は、前記収納容器本体の軸方向に複数分割された分割板で構成されており、
    軸方向に隣り合う前記分割板は、前記突出部の突出方向が相互に異なる方向となるように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の使用済み燃料収納容器。
  6. 前記水ギャップには、前記補強部材を前記水ギャップの所定位置に位置決めする位置決め板が配置されており、
    前記位置決め板は、前記収納容器本体の軸方向に延在し横断面略H形形状を呈することを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  7. 少なくとも一つの前記水ギャップには、前記補強部材が複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  8. 前記一対のプレートの少なくとも一方には、伝熱板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  9. 前記バスケットプレートは、二種類以上の材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  10. 前記一対のプレートは、互いに異なる材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  11. 前記一対のプレートは、互いに異なる板厚で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  12. 前記一対のプレートは、中性子遮へい材または中性子遮へい材を添加した材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  13. 前記補強部材は、中性子遮へい材または中性子遮へい材を添加した材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
  14. 前記伝熱板は、中性子遮へい材または中性子遮へい材を添加した材料で構成されていることを特徴とする請求項8に記載の使用済み燃料収納容器。
  15. 前記補強部材および前記一対のプレートの少なくとも一方には、孔部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み燃料収納容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113571217A (zh) * 2021-06-15 2021-10-29 上海核工程研究设计院有限公司 用于乏燃料密集贮存的中空水隙结构贮存腔及其贮存格架
CN113571216A (zh) * 2021-06-15 2021-10-29 上海核工程研究设计院有限公司 用于乏燃料密集贮存的网状夹层结构贮存腔及其贮存格架

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