JP2019155610A - 画像形成装置、画像形成装置の認証方法、プログラム、及びプリントシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ICカード認証と生体認証の二要素認証により複合機の使用を許可するプリントシステムにおいて、すべてのジョブに対して二要素認証を要求することは、ユーザにとって利便性の低下につながるおそれがある。【解決手段】セキュリティレベルの高いセキュリティサーバーに格納された印刷データを印刷する場合は、ICカード認証と生体認証の二要素認証によりユーザ認証を行う。一方、セキュリティサーバー以外のサーバーに格納された印刷データを印刷する場合は、ICカード認証の一要素認証によりユーザ認証を行う。これにより、セキュリティレベルを確保しつつ、ユーザの利便性を高めたプリントシステムを提供することができる。【選択図】図1
Description
本発明は、二要素認証によりユーザ認証を行う画像形成装置に関するものである。
近年、認証機能の不正を防止するために、IDとパスワードによる認証と、ワンタイムパスワードによる認証の、二要素認証を行うシステムが注目されている。
認証の要素には、大きく分けて「知識情報」、「所持情報」、「生体情報」の3つの要素がある。「知識情報」とは、本人しか知らない情報であり、例えば、IDとパスワード等である。「所持情報」とは、本人しか持っていないICカードやハードウエアトークンである。「生体情報」とは、本人が有する生物固有の情報・特性であり、指紋、静脈、顔等である。
これら「知識情報」、「所持情報」、「生体情報」を複数組み合わせて認証を行う多要素認証を用いることで、システムの不正利用リスクを低減することができる。
これら「知識情報」、「所持情報」、「生体情報」を複数組み合わせて認証を行う多要素認証を用いることで、システムの不正利用リスクを低減することができる。
また、インターネットから不正なアクセスを防ぐための情報セキュリティ強化として、セキュリティレベルが高いデータを格納するサーバー(以下、「セキュリティサーバー」と言う)と一般のデータを格納するサーバーを分離するシステムがある。セキュリティサーバーと一般のデータを格納するサーバーとは、ファイアーウォールを介して接続される。セキュリティサーバーと一般のデータを格納するサーバーの両方に接続可能な端末において、印刷データをプリントする場合、画像形成装置で二要素認証を行うことによりセキュリティを強化することができる。
特許文献1では、ICカード認証と顔認証の二要素認証を行うことで高いセキュリティを確保することが提案されている。
しかしながら、すべての印刷ジョブに対して二要素認証を行うことは、ユーザ認証のために印刷を実行するまでに時間がかかるため、ユーザにとって利便性の低下につながるおそれがある。
本発明は、第1の要素によりユーザ認証を受け付ける第1の認証手段と、第2の要素によりユーザ認証を受け付ける第2の認証手段と、印刷データの印刷を行う印刷手段と、印刷データが、第1のネットワークに接続された第1のデータサーバーに格納されているか、前記第1のネットワークよりセキュリティレベルが高い第2のネットワークに接続された第2のデータサーバーに格納されているか、を判断する判断手段と、を有し、印刷データが前記第2のデータサーバーに格納されていると前記判断手段が判断した場合、前記第1の要素によるユーザ認証と前記第2の要素によるユーザ認証とが承認されることにより、前記印刷手段による前記印刷データの実行が可能となることを特徴とする画像形成装置である。
二要素認証を備えた画像形成装置において、印刷データが格納されているサーバーに応じて、ユーザ認証を一要素認証か二要素認証かに切り替えることにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るプリントシステムのネットワーク構成の図である。
図1は、本発明の実施例に係るプリントシステムのネットワーク構成の図である。
セキュリティネットワークシステム(以下、「セキュリティネット」と言う)は、イントラネットとファイアーウォールで接続される。セキュリティサーバー101とセキュリティネット用の専用端末100aなどとは、セキュリティネット回線で接続される。
ファイルサーバー111と、イントラネットに接続される専用端末110aなどと、プリンタサーバー112と、認証サーバー113と、プリンタ114とは、イントラネット回線で接続される。
また、プロキシサーバー121と、メールサーバー122と、インターネット用専用端末120aなどとは、インターネット回線で接続される。
イントラネット回線とインターネット回線は、分離されたネットワーク構成となっている。
ファイルサーバー111と、イントラネットに接続される専用端末110aなどと、プリンタサーバー112と、認証サーバー113と、プリンタ114とは、イントラネット回線で接続される。
また、プロキシサーバー121と、メールサーバー122と、インターネット用専用端末120aなどとは、インターネット回線で接続される。
イントラネット回線とインターネット回線は、分離されたネットワーク構成となっている。
セキュリティサーバー101は、個人情報等の機密性が高いデータを格納するデータサーバーである。
ファイルサーバー111は、企業で管理する業務手順書等の文書を格納するデータサーバーである。
認証サーバー113は、ICカード認証に使用する認証データと顔認証に使用する顔認証用照合を格納するサーバーである。
ファイルサーバー111は、企業で管理する業務手順書等の文書を格納するデータサーバーである。
認証サーバー113は、ICカード認証に使用する認証データと顔認証に使用する顔認証用照合を格納するサーバーである。
図2は、本発明の実施例における画像形成装置10の外観図である。
画像形成装置10は、図1のプリンタ114に相当するものであり、本実施例では、プリント機能、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能などの複数の機能を備えるMFP(MultiFunction Printer)である。
画像形成装置10は、装置の使用を許可するための認証手段として、ICカード認証部600と顔認証部700を備えている。
所持情報の一種であるICカードによるユーザ認証を行う場合、ユーザはICカードをICカード認証部600に接触させる。ICカードが登録されているものであれば、ICカード認証は承認される。
また、生体情報の一種である顔認証によりユーザ認証を行う場合、ユーザは顔認証部700にあるカメラによって自身の顔を撮像する。撮像された顔画像が、登録されたユーザの顔画像と一致すれば、顔認証は承認される。
所持情報の一種であるICカードによるユーザ認証を行う場合、ユーザはICカードをICカード認証部600に接触させる。ICカードが登録されているものであれば、ICカード認証は承認される。
また、生体情報の一種である顔認証によりユーザ認証を行う場合、ユーザは顔認証部700にあるカメラによって自身の顔を撮像する。撮像された顔画像が、登録されたユーザの顔画像と一致すれば、顔認証は承認される。
図3は、画像形成装置10のブロック図である。
画像形成装置10は、メインコントローラ部200、スキャナ部300、プリンタ部400、操作部500、ICカード認証部600、顔認証部700を備えている。
画像形成装置10は、メインコントローラ部200、スキャナ部300、プリンタ部400、操作部500、ICカード認証部600、顔認証部700を備えている。
メインコントローラ部200は、スキャナ部300、プリンタ部400、操作部500と接続される。
メインコントローラ部200は、CPU221、RAM214、ROM226、電源制御部211、HDD225、画像処理部222を備えている。また、メインコントローラ部200は、LANコントローラ212、FAXコントローラ213、インターフェースとしてのスキャナI/F223、プリンタI/F224を備えている。
メインコントローラ部200は、CPU221、RAM214、ROM226、電源制御部211、HDD225、画像処理部222を備えている。また、メインコントローラ部200は、LANコントローラ212、FAXコントローラ213、インターフェースとしてのスキャナI/F223、プリンタI/F224を備えている。
CPU221は、電源制御部211から電源が投入されると、ブートデータをROM226から読み出し、HDD225からアプリケーション等のデータをRAM214へ展開し起動する。
FAXコントローラ213は、CPU221とシステムバスで接続され、FAX機からのFAXデータをFAX I/F232を介して受信する。受信したFAXデータは、CPU221が、RAM214を経由して、HDD225に一時的に保存する。そして、画像処理部222で画像処理を実行した後、プリンタI/F224を介して、プリンタ部400でプリント処理が行われる。
LANコントローラ212は、CPU221とシステムバスで接続され、PC等のデバイスからLAN I/F231を介してプリントデータを受信する。受信したプリントデータは、CPU221が、RAM214を経由して、HDD225に一時的に保存する。そして、画像処理部222で画像処理を実行した後、プリンタI/F224を介して、プリンタ部400でプリント処理が行われる。なお、PC等のデバイスとの通信には、LAN I/F231を用いずに、無線のWi−Fi通信などを用いてもよい。
スキャナ部300は、原稿を読み取り、読み取った原稿をデータ化し、スキャナI/F223を介してシステムバスへ送信する。
操作部500は、CPU221から送信されたデータを表示する。また、ユーザから操作部500へ入力があった場合、入力内容をCPU221へ通知する。
ICカード認証部600は、ユーザによるICカードの接触を受け付け、ICカード情報を取得する。
ICカード情報は、CPU221によりLAN I/F231を介して認証サーバー113へ送信され、認証サーバー113で認証の問い合わせが行われる。CPU221は、ICカードの認証が成功すると、認証が承認されて、次の顔認証モードへ移行する。
ICカード情報は、CPU221によりLAN I/F231を介して認証サーバー113へ送信され、認証サーバー113で認証の問い合わせが行われる。CPU221は、ICカードの認証が成功すると、認証が承認されて、次の顔認証モードへ移行する。
顔認証部700は、カメラにより構成され、ユーザがカメラへ顔を近づけることにより、顔情報を取得する。
顔情報は、CPU221によりLAN I/F231を介して認証サーバー113へ送信され、認証サーバー113で認証の問い合わせが行われる。CPU221は、顔認証が成功すると、認証が承認されて、ログイン成功となる。
顔情報は、CPU221によりLAN I/F231を介して認証サーバー113へ送信され、認証サーバー113で認証の問い合わせが行われる。CPU221は、顔認証が成功すると、認証が承認されて、ログイン成功となる。
なお、本実施例では、画像形成装置10(114)と接続された認証サーバー113において、ICカード認証及び顔認証を行う例について説明したが、認証手段を設ける場所はこれに限られるものではない。
例えば、画像形成装置10内に認証手段を設け、そこでICカード認証及び顔認証処理を実行してもよい。あるいは、ICカード認証または顔認証処理の一方を認証サーバーが実行し、他方を画像形成装置10内部の認証手段で実行してもよい。
例えば、画像形成装置10内に認証手段を設け、そこでICカード認証及び顔認証処理を実行してもよい。あるいは、ICカード認証または顔認証処理の一方を認証サーバーが実行し、他方を画像形成装置10内部の認証手段で実行してもよい。
また、本実施例では、ICカード認証による認証と顔認証との組合せによりユーザ認証を行う例について説明したが、ユーザ認証に用いる情報はこれらに限られるものではない。
例えば、IDやパスワード等の知識情報による認証、トークン等のICカード以外の所持情報による認証、顔以外の指紋や静脈等の生体情報による認証、等を適宜組み合わせることによりユーザ認証を行ってもよい。また、3要素以上を用いた、多要素認証としてもよい。
例えば、IDやパスワード等の知識情報による認証、トークン等のICカード以外の所持情報による認証、顔以外の指紋や静脈等の生体情報による認証、等を適宜組み合わせることによりユーザ認証を行ってもよい。また、3要素以上を用いた、多要素認証としてもよい。
図4は、画像形成装置10にサーバーを登録するときのフローチャートである。
S101において、ユーザはサーバーを選択する。
図5は、画像形成装置10でサーバーを選択するときの操作部500上の表示画面である。ユーザが操作部500でサーバーを選択するための画面を開くと、画像形成装置10はネットワークに接続されるサーバーを検索する。そして、操作部500に、ネットワークに接続されているサーバーのサーバー名、IPアドレス、MACアドレス(Media Access Control Address)などを表示する。
図5は、画像形成装置10でサーバーを選択するときの操作部500上の表示画面である。ユーザが操作部500でサーバーを選択するための画面を開くと、画像形成装置10はネットワークに接続されるサーバーを検索する。そして、操作部500に、ネットワークに接続されているサーバーのサーバー名、IPアドレス、MACアドレス(Media Access Control Address)などを表示する。
ここで、ネットワーク管理者は、IPアドレスの探索パケットが通過するように、ファイアーウォールを予め設定しているものとする。また、画像形成装置10がIPアドレスの探索をするときは、ルータを超えることができるブロードキャスト方法により管理者がブロードキャストするネットワークの範囲を指定し、ディレクテッドブロードキャストにより行われる。
なお、サーバー名を登録する手段としては、管理者が指定のIPアドレスとMACアドレスを直接入力してもよい。
なお、サーバー名を登録する手段としては、管理者が指定のIPアドレスとMACアドレスを直接入力してもよい。
S102において、ユーザはサーバーごとにセキュリティレベルを登録する。
セキュリティレベルは、「高」または「中」を選択することができる。なお、セキュリティレベルの登録は、管理者権限を有する人のみが変更できる。
セキュリティレベルは、「高」または「中」を選択することができる。なお、セキュリティレベルの登録は、管理者権限を有する人のみが変更できる。
図6は、ファイルサーバー111に接続された専用端末100aからの指示に応じて、セキュリティサーバー101に格納されている印刷データを画像形成装置10(114)がプリントする場合のフローチャートである。
S201において、専用端末100aのプリンタドライバがセキュリティサーバー101にある印刷データを取得する。
S202において、専用端末100aが、セキュリティサーバー101の識別情報であるIPアドレスと、印刷データのPDLデータを紐づける。サーバーの識別情報は、MACアドレスでもよい。
S203において、専用端末100aのプリンタドライバが、S202で紐づけたPDLデータをプリンタ114へ転送する。そして、図8のフローチャート(A)へ移行する。
図7は、ファイルサーバー111に接続された専用端末100aからの指示に応じて、ファイルサーバー111に格納されている印刷データを画像形成装置10(114)がプリントする場合のフローチャートである。
S301において、専用端末100aのプリンタドライバがファイルサーバー111にある印刷データを取得する。
S302において、専用端末100aのプリンタドライバがプリンタサーバーへ印刷データを転送する。そして、図8のフローチャート(A)へ移行する。
図8は、ユーザが画像形成装置10で印刷データをプリントするとき処理を示すフローチャートである。図9および図10に示す操作部500上の表示イメージとも併せて、説明する。
S401において、ユーザはICカード認証を行う。
ユーザがICカードをICカード認証部600へ接触させると、CPU221がLAN I/F231を介して、ICカード情報を認証サーバー113へ送信する。ここで、図9は、ICカード認証を行うときの操作部500の表示イメージである。
ユーザがICカードをICカード認証部600へ接触させると、CPU221がLAN I/F231を介して、ICカード情報を認証サーバー113へ送信する。ここで、図9は、ICカード認証を行うときの操作部500の表示イメージである。
S402において、認証サーバー113によりICカード認証の判定が行われる。
ICカードの認証が承認されると、CPU221は認証OKとして、処理はS403へ移行する。
ICカード認証が承認されないと、CPU221は認証NGと判断する。このため、ユーザは複合機を使用することができない。
ICカードの認証が承認されると、CPU221は認証OKとして、処理はS403へ移行する。
ICカード認証が承認されないと、CPU221は認証NGと判断する。このため、ユーザは複合機を使用することができない。
S403において、ユーザはジョブの選択を行う。
ICカードの認証が成功すると、画像形成装置10は、プリンタサーバーから、認証されたユーザに対応するジョブを取得する。このジョブは専用端末110aからプリンタサーバー112に送信されたPDLデータを含む。さらに、画像形成装置10は、ジョブの取得と共に、PDLデータの取得元情報をプリンタサーバー112から取得する。取得元情報は、ICカード認証によって認証されたユーザの印刷ジョブに含まれるPDLデータに関連付けられた取得元情報である。
ICカードの認証が成功すると、画像形成装置10は、プリンタサーバーから、認証されたユーザに対応するジョブを取得する。このジョブは専用端末110aからプリンタサーバー112に送信されたPDLデータを含む。さらに、画像形成装置10は、ジョブの取得と共に、PDLデータの取得元情報をプリンタサーバー112から取得する。取得元情報は、ICカード認証によって認証されたユーザの印刷ジョブに含まれるPDLデータに関連付けられた取得元情報である。
そして、画像形成装置10は、取得した取得元情報に基づいて、ジョブの選択画面を表示させる。図10は、操作部500に表示される、ジョブの選択画面の表示イメージである。ジョブの選択画面の表示イメージでは、セキュリティレベルが表示される。セキュリティレベルには「高」と「中」がある。セキュリティサーバー101からのデータであれば、セキュリティレベルは「高」と表示される。一方、セキュリティサーバー101以外のサーバーからのデータであれば、セキュリティレベルは「中」と表示される。
画像形成装置10は、プリントサーバーにあるジョブのIPアドレスを確認する。そして、IPアドレスが、予め登録されているセキュリティサーバー101かファイルサーバー111のデータかを、取得元情報に基づいて判断する。
そして、ジョブのIPアドレスがセキュリティサーバー101のものである場合、セキュリティレベルを「高」と表示する。一方、ジョブのIPアドレスがファイルサーバー111のものである場合、セキュリティレベルを「中」と表示する。
画像形成装置10は、プリントサーバーにあるジョブのIPアドレスを確認する。そして、IPアドレスが、予め登録されているセキュリティサーバー101かファイルサーバー111のデータかを、取得元情報に基づいて判断する。
そして、ジョブのIPアドレスがセキュリティサーバー101のものである場合、セキュリティレベルを「高」と表示する。一方、ジョブのIPアドレスがファイルサーバー111のものである場合、セキュリティレベルを「中」と表示する。
S404において、CPU221は、選択されたジョブがセキュリティサーバー101からのデータであるか否かを判断する。
ここで、ユーザがセキュリティレベル「高」のジョブを選択してプリントボタンを押下すると、S405へ移行する。ユーザがセキュリティレベル「中」のジョブを選択してプリントボタンを押下すると、この時点でプリントが実行される。
ここで、ユーザがセキュリティレベル「高」のジョブを選択してプリントボタンを押下すると、S405へ移行する。ユーザがセキュリティレベル「中」のジョブを選択してプリントボタンを押下すると、この時点でプリントが実行される。
なお、ジョブの選択画面に表示されたジョブは、ユーザが一度に複数選択することができる。ユーザが複数のジョブを選択した場合、選択された複数のジョブの中にセキュリティレベル「高」のジョブが少なくとも一つ含まれている場合には、S405へ移行する。一方、選択された複数のジョブのすべてがセキュリティレベル「中」のジョブである場合には、プリントを開始する。
S405において、CPU221は操作部500を介してユーザに対して顔認証を行うことを要求する。
そして、S406において、ユーザが顔認証部700のカメラへ顔を近づけると、CPU221はLAN I/F231を介して顔情報を認証サーバー113に送信する。
顔認証が承認されると、CPU221はユーザ認証OKとして、ログイン成功となる。顔認証が承認されないと、CPU221は認証NGと判断する。このため、ユーザは複合機を使用することができない。
顔認証が承認されると、CPU221はユーザ認証OKとして、ログイン成功となる。顔認証が承認されないと、CPU221は認証NGと判断する。このため、ユーザは複合機を使用することができない。
以上のとおり、本実施例によれば、セキュリティサーバーに格納されている印刷データを印刷する場合には、ICカード認証による認証と顔認証による二要素認証を要求する。一方、セキュリティサーバー以外のサーバーに格納されている印刷データを印刷する場合には、ICカード認証による一要素認証が成功すれば、プリントを実行することができる。このようにして、セキュリティレベルを確保しつつ、ユーザの利便性を高めたプリントシステムを提供することができる。
なお、本実施例では、ICカード認証による認証と顔認証との組合せによりユーザ認証を行っている。但し、本発明では、これに限られず、例えば、IDやパスワード等の知識情報による認証、トークン等のICカード以外の所持情報による認証、顔以外の指紋や静脈等の生体情報による認証、等を加えた、任意の組み合わせにより二要素認証を行ってもよい。また、少なくとも二要素認証を行うものであればよく、3つ以上の要素により認証を行ってもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述の実施例及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述の実施例及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
101 セキュリティサーバー
111 ファイルサーバー
112 プリンタサーバー
113 認証サーバー
114 プリンタ
111 ファイルサーバー
112 プリンタサーバー
113 認証サーバー
114 プリンタ
Claims (12)
- 第1の要素によりユーザ認証を受け付ける第1の認証手段と、
第2の要素によりユーザ認証を受け付ける第2の認証手段と、
印刷データの印刷を行う印刷手段と、
印刷データが、第1のネットワークに接続された第1のデータサーバーに格納されているか、前記第1のネットワークよりセキュリティレベルが高い第2のネットワークに接続された第2のデータサーバーに格納されているか、を判断する判断手段と、を有し、
印刷データが前記第2のデータサーバーに格納されていると前記判断手段が判断した場合、前記第1の要素によるユーザ認証と前記第2の要素によるユーザ認証とが承認されることにより、前記印刷手段による前記印刷データの実行が可能となることを特徴とする画像形成装置。 - 前記印刷データが前記第1のデータサーバーに格納されていると前記判断手段がした場合、第1の要素によるユーザ認証が承認されることにより、前記印刷手段による前記印刷データの実行が可能となることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1の要素が所持情報であり、前記第2の要素が生体情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとはファイアーウォールを介して接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 第1の要素によりユーザ認証を行う第1の認証手段と、
第2の要素によりユーザ認証を行う第2の認証手段と、
印刷データの印刷を行う印刷手段と、を有する画像形成装置の認証方法であって、
印刷データが、第1のネットワークに接続された第1のデータサーバーに格納されているか、第1のネットワークよりセキュリティレベルが高い第2のネットワークに接続された第2のデータサーバーに格納されているか、を判断する判断する工程と、
印刷データが前記第2のデータサーバーに格納されている場合、第1の要素によるユーザ認証と第2の要素によるユーザ認証とが承認されることにより、前記印刷手段による前記印刷データの実行を可能とする工程と、を有することを特徴とする画像形成装置の認証方法。 - 印刷データが前記第1のデータサーバーに格納されている場合、
第1の要素によるユーザ認証が承認されることにより、前記印刷手段による前記印刷データの実行を可能とする工程と、を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の認証方法。 - 請求項5または6に記載の画像形成装置の認証方法をコンピュータにより実行させるためのプログラム。
- 第1のデータサーバーと、
第2のデータサーバーと、
画像形成装置と、を有するプリントシステムであって、
前記第1のデータサーバーは、第1のネットワークに接続され、
前記第2のデータサーバーは、前記第1のネットワークよりセキュリティレベルが高い第2のネットワークに接続され、
前記画像形成装置は、第1の要素によりユーザ認証を行う第1の認証手段と、第2の要素によりユーザ認証を行う第2の認証手段と、印刷データの印刷を行う印刷手段と、を有し、
印刷データが前記第2のデータサーバーに格納されている場合、第1の要素によるユーザ認証と第2の要素によるユーザ認証とが承認されることにより、前記印刷手段による前記印刷データの実行を可能とすることを特徴とするプリントシステム。 - 前記画像形成装置は、印刷データが前記第1のデータサーバーに格納されている場合、第1の要素によるユーザ認証が承認されることにより、前記印刷手段による前記印刷データの実行を可能とすることを特徴とする請求項8に記載のプリントシステム。
- 前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとはファイアーウォールを介して接続されていることを特徴とする請求項8または9に記載のプリントシステム。
- 前記画像形成装置は、前記第2のネットワークに接続されていることを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載のプリントシステム。
- 前記ユーザ認証を承認する認証サーバーが前記第2のネットワークに接続されていることを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載のプリントシステム。
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