JP2019152934A - 在庫監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】商品提供準備と販売機会とを考慮した在庫監視を提供する。【解決手段】在庫監視システム1は、おでん陳列部10の具材を撮像する監視カメラ4と、監視カメラ4が撮像した撮像画像を解析し具材の装填状態を判別する解析手段40及び装填状態の判別結果に応じて具材を補充すべきであることを店員に通知する通知手段42を有するタブレット端末2と、を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は在庫監視システムに関し、商品陳列部をカメラで撮影した画像データを解析して商品の在庫を監視する在庫監視システムに適用して好適なものである。
従来、店舗スタッフが操作するPOS端末装置におけるバーコードスキャナにより、顧客が購入する商品の商品コードが読み取られて販売数量を含む販売データが入力され、販売単品毎の売上げデータとしてデータベースに蓄積するPOSシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、各家庭の冷蔵庫内の定番商品の在庫監視、注文、決済を可能にするシステムを提供することで、販売する各製品について、どのような生活スタイルの家庭でどれだけのシェアがあるのか等詳細なデータを得て、膨大なPOSデータを活用した分析よりも精度が高く、商品のリニューアルやターゲット戦略をより効果的に行うようにするものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−22576号公報 特開2017−68812号公報
上述したような単に在庫監視する技術は従来から知られている。しかしながら、コンビニエンスストア等の店舗における、おでんやホットスナック(コロッケ等の揚げ物惣菜)等の場合、店舗内で温め等の商品提供準備を行ってから販売するため、従来から知られている単なる在庫監視では商品提供準備と販売機会とを考慮した在庫監視が行うことができないという課題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、商品提供準備と販売機会とを考慮した在庫監視を行い得る在庫監視システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の在庫監視システムにおいては、監視対象を撮像する撮像手段と、撮像手段が撮像した撮像画像を解析し監視対象の装填状態を判別する解析手段と、装填状態の判別結果に応じて監視対象を補充すべきであることを使用者に通知する通知手段とを設けるようにした。
これにより本発明は、商品の撮像画像に基づき、商品を補充すべきであることを使用者の操作がなくとも自動的に使用者に通知し、商品を販売するタイミングに合わせて使用者に商品を補充させ提供準備を行わせることができる。
本発明によれば、商品提供準備と販売機会とを考慮した在庫監視を行い得る在庫監視システムを実現できる。
在庫監視システムの構成を示す図である。 おでん販売部の構成を示す斜視図である。 タブレット端末の構成を示すブロック図である。 タブレット端末の機能構成を示すブロック図である。 装填状態解析処理手順を示すフローチャートである。 補充通知処理手順を示すフローチャートである。 装填状態通知処理手順を示すフローチャートである。 陳列商品撮像画面を示す図である。 前回の陳列商品撮像画面を示す図である。 玉子画像を示す図である。 補充個数通知部が表示された状態の陳列商品撮像画面を示す図である。 補充通知部が表示された状態の陳列商品撮像画面を示す図である。 具材が選択された状態の陳列商品撮像画面を示す図である。 装填個数充足通知部が表示された状態の陳列商品撮像画面を示す図である。 玉子日別売上個数表を示す図である。 玉子時間別売上個数表を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1−1.在庫監視システムの構成]
図1に示すように在庫監視システム1は、タブレット端末2、監視カメラ4、サーバ6、無線アンテナ8、おでん陳列部10及び弁当陳列部12により構成されており、例えばコンビニエンスストア等の店舗ST内に設置されている。
情報処理端末としてのタブレット端末2は、図2に示すおでん販売部10Sに配置されており、販売員、すなわち店員により操作され、図3に示すように制御部20が全体を統轄制御する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部24から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御し、在庫監視動作を行う。
制御部20は、有り高監視処理部、有り高管理処理部、カメラ切替処理部及び操作表示処理部(図示せず)を有している。有り高監視処理部は、監視カメラ4から受信した例えばおでん等の商品の画像データに画像解析を行い、商品の有り高の状態を監視する。有り高管理処理部は、有り高の管理を行う。カメラ切替処理部は、監視カメラ4の被写体の切り替えを行う。操作表示処理部は、操作表示部22の画面表示を処理する。操作表示部22は、各種指示や操作誘導を行う画面や、後述する陳列商品撮像画面等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、各種指示の選択や各種情報の入力が行われるタッチパネルとが一体化されている。
記憶部24は、おでんのそれぞれの具材IG(図2)の画像や、おでん展示販売ケース10Aの画像や、おでん展示販売ケース10A内におけるそれぞれの具材IGが装填されている装填エリア10B(図2)の位置等を予め学習して記憶している。また記憶部24は、おでんの具材IG毎の現在の装填個数を具材毎装填個数情報として記憶すると共に、おでんの具材IG毎の販売個数を時系列に集計して具材毎販売個数情報として記憶する。カメラ通信部26は、例えばLAN(Local Area Network)ケーブル用のインターフェイスであり、監視カメラ4とデータ通信を行う。サーバ通信部28は、例えば無線LAN用のインターフェイスであり、サーバ6とデータ通信を行う。
監視カメラ4(図1)は、タブレット端末2と例えばLANケーブルにより接続されており、例えばおでん陳列部10を撮像しその画像データをタブレット端末2へ送信する。この監視カメラ4は、おでん等の具材の有り高を判別可能な位置に配置されていると共に、具材の有り高を判別可能な解像度を有している。また監視カメラ4は、バーコードが貼り付けられている弁当等が存在する場合、該弁当を拡大して判別可能な解像度を有している。さらに監視カメラ4は、被写体が複数存在する場合、被写体を自動又は制御部20の指示に基づき切り替える。
サーバ6は、タブレット端末2と例えばWi−Fi(登録商標)等の無線LANで接続されており、タブレット端末2と無線通信を行うと共に、店舗ST外の所定拠点とネットワークにより接続されており、タブレット端末2から受信した各種情報を蓄積すると共に、該情報を解析する。サーバ6は、図15に示す玉子日別売上個数表TB1や図16に示す玉子時間別売上個数表TB2を記憶部に保持しており、タブレット端末2からの要求に応じて、売上の予測データである売上予測情報をタブレット端末2へ送信する。
おでん陳列部10は、図2に示すように具材IGの種類毎に装填エリア10Bが区切られたおでん展示販売ケース10A内における、装填エリア10B毎に、玉子や竹輪等のおでんの具材IGが格納されている。弁当陳列部12は、弁当LBが種類毎に複数個重なるように並べられており、該弁当LBの容器CLには、弁当LBの種類毎に固有の二次元コードTDC、バーコードBC及びRFID(Radio Frequency Identifier)タグTGが付されている。このように弁当陳列部12は、RFIDタグTGが付されたタグ付き商品が、弁当LBの種類毎に複数個並べられている。
無線アンテナ8は、高指向性RFIDリーダーであり、例えば弁当陳列部12におけるタグ付き商品である弁当LBのRFIDタグTGの読み取りが可能となっている。タブレット端末2の制御部20は、監視カメラ4から受信した弁当陳列部12の画像データを解析して弁当LBの配置関係を検出しつつ、無線アンテナ8のビームフォーミング機能により弁当LBのRFIDタグTGを読み取ることにより、どの種類の弁当LBが何個陳列されているかを示す陳列状態を特定できる。
[1−2.おでん販売部の構成]
コンビニエンスストアにおいてレジカウンターよりも店員から離隔する側である後方には、おでんが販売されるおでん販売部10Sが設けられている。以下では、おでん販売部10Sのうち店員が対峙する側を前側とし、その反対、すなわち顧客が対峙する側を後側とし、該前側に対峙した店員から見て左、右、上及び下をそれぞれ左側、右側、上側及び下側として説明する。
おでん販売部10Sは、テーブル10T、保温装置10H、おでん展示販売ケース10A、蓋部10C、タブレット端末2及び熱遮断パネル10HSを有している。保温装置10Hは、所定の厚みを有する箱型形状であり、左右方向に並んでテーブル10Tに2台載置されてそれぞれ商用電源に接続されており、ヒータによりおでん展示販売ケース10Aを加熱する。
おでん展示販売ケース10Aは、それぞれ保温装置10Hの上面における、レジカウンターに立つ店員から離隔する後側に載置されており、おでんの各種具材IGを収納する。おでん展示販売ケース10Aは、保温装置10Hよりも前後方向の長さが短く形成されている。このため保温装置10Hの上面におけるおでん展示販売ケース10Aの前方には、空きスペースが存在している。
蓋部10Cは、おでん展示販売ケース10Aを覆うように構成された蓋であり、おでん展示販売ケース10Aの上部に置かれることにより、おでん展示販売ケース10Aに収納されたおでんの具材を外部から保護する一方、顧客によりおでんの具材が取られる際や店員により具材が補充される際には、おでん展示販売ケース10Aから取り外される。監視カメラ4は、蓋部10Cがおでん展示販売ケース10Aから取り外された際におでんの画像を撮像する。
タブレット端末2は、保温装置10Hの上面における、レジカウンターにいる店員に近接する前側において、操作表示部22を店員に向けるように操作表示部22を正面よりもやや上方に向けて載置されており、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブル10Uにより保温装置10Hと接続され、電源を供給される。
熱遮断パネル10HSは、例えばアルミニウム等により構成された板状部材であり、左右方向の長さがタブレット端末2の左右方向の幅よりも長く形成され、タブレット端末2とおでん展示販売ケース10Aとの間において、上下左右に延びるように配置されている。これにより熱遮断パネル10HSは、保温装置10H及びおでん展示販売ケース10Aが発生させる熱がタブレット端末2に伝達することを抑止し、タブレット端末2の誤動作を防止している。
[1−3.タブレット端末の機能構成]
ここで、タブレット端末2における後述する装填状態解析処理、補充通知処理及び装填状態通知処理に関係する基本的な機能を機能ブロック図により表すと、図4のようになる。図4において、制御部20は所定の装填状態解析プログラム、補充通知プログラム及び装填状態通知プログラムを実行することにより、解析手段40及び通知手段42の各機能ブロックを実現する。解析手段40は、監視カメラ4が撮像した撮像画像を解析し具材の装填状態を判別する。通知手段42は、装填状態の判別結果に応じて具材を補充すべきであることを店員に通知する。
[1−4.装填状態解析処理手順]
次に、タブレット端末2による装填状態解析処理の具体的な処理手順について、図5のフローチャートを用いて説明する。制御部20は、ROMから装填状態解析処理プログラムを読み出して実行することにより装填状態解析処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。ステップSP1において制御部20は、撮像画像の変化の追尾を開始することにより、撮像画像の変化を一定周期で又は常時追尾し、ステップSP2へ移る。
ステップSP2において制御部20は、おでん陳列部10が撮像された画像を示す画像データを監視カメラ4から受信し、ステップSP3へ移る。ステップSP3において制御部20は、ステップSP2において受信した画像データに基づき、おでん陳列部10が撮像された画像である図8に示す陳列商品撮像画面DIPを操作表示部22に表示し、ステップSP4へ移る。なお陳列商品撮像画面DIPにおいては、おでん展示販売ケース10Aは図示するものの、テーブル10T、保温装置10H、熱遮断パネル10HS及びタブレット端末2は図示せず省略する。
ステップSP4において制御部20は、今回の画像データと前回の画像データとを比較及び解析することにより、おでんのどの具材が顧客に売れて装填個数が減少したか、又は店員により補充されて装填個数が増加したかを検出し、ステップSP5へ移る。ここで、今回の画像データは図8に示す陳列商品撮像画面DIPであり、前回の画像データは図9に示す陳列商品撮像画面DIPであるとする。このとき制御部20は、記憶部24に予め学習していた図10に示す玉子形状画像IGEと、おでん展示販売ケース10Aにおける玉子が装填されている装填エリア10Bの位置とに基づき、例えば「玉子が4個売れた」ことを画像解析により自動判断する。因みに初めてステップSP4を処理する際は、前回の画像データは存在しないため、制御部20はステップSP4をスキップする。
また制御部20は、監視カメラ4の解像度が低かったり撮影方向が適切ではなかったりする等の要因で、具材IGの現在の装填個数を詳細に画像解析で判別する事ができない場合、おでん展示販売ケース10Aの例えば玉子の装填エリア10Bに玉子がどの程度装填されているかある程度判別することにより、補充が必要か、又は補充が必要でないかの2段階で検出する。同様に制御部20は、店員が具材IGを補充した際、監視カメラ4の解像度が高い場合は、現在の装填個数を画像解析で正確に判別できる一方、監視カメラ4の解像度が低い場合は、現在の装填個数を画像解析で正確には判別できないものの、これ以上補充が必要ない状態まで補充された程度であれば判別できる。
ステップSP5において制御部20は、ステップSP4において検出した具材毎の装填個数の変化を、記憶部24に記憶している具材毎装填個数情報に反映させることにより、具材毎装填個数情報を更新し、ステップSP6へ移る。ステップSP6において制御部20は、例えば、玉子という具材(商品)が何個売れたのか等、具材毎の販売個数を時系列に集計し、記憶部24に記憶している具材毎販売個数情報に反映させることにより、具材毎販売個数情報を更新し、ステップSP2へ戻る。
このようにタブレット端末2は、おでんの具材が顧客に売れることにより該具材の在庫が減少したことを、陳列商品撮像画面DIPの画像の変化に基づき定期的に判別し、具材毎の販売個数を時系列に集計するようにした。これによりタブレット端末2は、おでんの具材が売れる度に該具材の在庫がおでん展示販売ケース10Aから減少したことを店員が手作業で記録するという煩雑な作業を行わせないようにし、使い勝手を向上させることができる。
またタブレット端末2は、おでんの具材が店員により補充されることにより該具材の在庫が増加したことを、陳列商品撮像画面DIPの画像の変化に基づき定期的に判別し、具材毎の販売個数を時系列に集計するようにした。これによりタブレット端末2は、おでんの具材が補充される度に該具材の在庫がおでん展示販売ケース10Aにおいて増加したことを店員が手作業で記録するという煩雑な作業を行わせないようにし、使い勝手を向上させることができる。
[1−5.補充通知処理手順]
次に、タブレット端末2による補充通知処理の具体的な処理手順について、図6のフローチャートを用いて説明する。制御部20は、ROMから補充通知処理プログラムを読み出して実行することにより補充通知処理手順RT2を開始し、ステップSP11へ移る。
ステップSP11において制御部20は、補充が必要な具材が存在するか否かを上述した装填状態解析処理手順RT1(図5)における検出結果に基づき判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは補充が必要な具材(以下ではこれを補充必要具材とも呼ぶ)が存在することを表し、このとき制御部20はステップSP12へ移る。以下では、補充必要具材が玉子であった場合を例として説明する。一方ステップSP11において否定結果が得られると、このことは全ての具材の装填個数は現在は十分であるため補充を行う必要はないことを表し、このとき制御部20はステップSP11へ戻り、補充が必要な具材が現れるまで待ち受ける。
ステップSP12において制御部20は、補充必要具材の必要な補充個数が認識できる状態であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このとき制御部20はステップSP13へ移る。ステップSP13において制御部20は、図11に示すように、補充必要具材である玉子の装填エリア10Bの画像の上に補充個数通知部50を重ねて表示させることにより、玉子を4個補充すべきであることを店員に促し、ステップSP14へ移る。この補充個数通知部50は、補充すべき具材の種類と補充すべき個数とを文言で表示しており、半透明で表示され、補充必要具材の装填エリア10Bの画像を透過させて店員に視認させている。
ステップSP14において制御部20は、補充すべき具材が補充されたと装填状態解析処理手順RT1(図5)における検出結果に基づき判定する。ここで否定結果が得られると、このことは補充必要具材が未だ店員により補充されていないことを表し、このとき制御部20は、補充個数通知部50を陳列商品撮像画面DIPに表示させたまま、ステップSP11へ戻る。一方ステップSP14において肯定結果が得られると、このことは補充必要具材が店員により補充されたことを表し、このとき制御部20はステップSP15へ移る。ステップSP15において制御部20は、補充個数通知部50の表示を消去し、ステップSP11へ戻る。
一方ステップSP12において否定結果が得られると、このことは、監視カメラ4の解像度が低い等の要因により、補充必要具材の補充が必要であることまでは認識できるものの補充すべき個数までは認識できないことを表し、このとき制御部20はステップSP16へ移る。ステップSP16において制御部20は、図12に示すように、補充必要具材である玉子の装填エリア10Bの画像の上に補充通知部52を重ねて表示させることにより、補充が必要であることを店員に促し、ステップSP17へ移る。この補充通知部52は、補充すべき個数までは表示しないものの、補充すべき具材の種類と補充すべきであることとを文言で表示しており、半透明で表示され、補充必要具材の装填エリア10Bの画像を透過させて店員に視認させている。
ステップSP17において制御部20は、補充すべき具材が補充されたと装填状態解析処理手順RT1(図5)における検出結果に基づき判定する。ここで否定結果が得られると、このことは補充必要具材が未だ店員により補充されていないことを表し、このとき制御部20は、補充通知部52を陳列商品撮像画面DIPに表示させたまま、ステップSP11へ戻る。一方ステップSP17において肯定結果が得られると、このことは補充必要具材が店員により補充されたことを表し、このとき制御部20はステップSP18へ移る。ステップSP18において制御部20は、補充通知部52の表示を消去し、ステップSP11へ戻る。
このようにタブレット端末2は、装填個数が十分でない具材が存在する場合、該具材の装填エリア10Bの画像に重ねて、補充が必要な個数を補充個数通知部50として表示するようにした。これによりタブレット端末2は、現状認識している装填状態を表示して店員に確認させる事ができ、補充が必要な商品を指摘し、補充させることを促すことができる。
またタブレット端末2は、装填個数が十分でない具材が存在するものの、装填すべき具体的な個数までは判別できなかった場合、該具材の装填エリア10Bの画像に重ねて、補充が必要であることを補充通知部52として表示するようにした。これによりタブレット端末2は、補充が必要な商品を指摘し、少なくとも補充自体は必要であることを店員に認識させることができる。
さらにタブレット端末2は、補充が必要な具材の装填エリア10Bの画像に重ねて補充個数通知部50又は補充通知部52を表示させるようにしたため、例えば、「玉子4個補充」等の文言を、陳列商品撮像画面DIP内部の隅に表示させる場合と比較して、どの具材を補充すべきであるかを一目で店員に認識させることができる。
[1−6.装填状態通知処理手順]
次に、タブレット端末2による装填状態通知処理の具体的な処理手順について、図7のフローチャートを用いて説明する。制御部20は、ROMから装填状態通知処理プログラムを読み出して実行することにより装填状態通知処理手順RT3を開始し、ステップSP21へ移る。
ステップSP21において制御部20は、陳列商品撮像画面DIPにおけるおでんの所定の具材IGの装填エリア10Bの画像が図13に示すように店員により押下されるまで待ち受け、押下されると、ステップSP22へ移る。
ステップSP22において制御部20は、ステップSP11(図6)と同様に、ステップSP21において店員に選択された具材(以下ではこれを有高確認選択具材とも呼ぶ)が、補充が必要な状態であるか否かを、上述した装填状態解析処理手順RT1(図5)における検出結果に基づき判定する。以下では、有高確認選択具材として玉子を例として説明する。ここで肯定結果が得られると、このことは、有高確認選択具材の個数は現在は不十分であるため補充を行う必要があることを表し、このとき制御部20はステップSP23へ移る。因みに実際には図13に示したように玉子は4個装填されているため、制御部20はステップSP22において否定結果を得る。
ステップSP23において制御部20は、ステップSP12(図6)と同様に、有高確認選択具材の必要な補充個数が認識できる状態であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このとき制御部20はステップSP24へ移る。ステップSP24において制御部20は、ステップSP13(図6)と同様に、図11に示したように、有高確認選択具材である玉子の装填エリア10Bの画像の上に補充個数通知部50を重ねて表示させることにより、玉子を4個補充すべきであることを店員に促し、ステップSP25へ移る。
ステップSP25において制御部20は、ステップSP14(図6)と同様に、補充すべき具材が補充されたと装填状態解析処理手順RT1(図5)における検出結果に基づき判定する。ここで否定結果が得られると、このことは有高確認選択具材が未だ店員により補充されていないことを表し、このとき制御部20は、補充個数通知部50を陳列商品撮像画面DIPに表示させたまま、ステップSP21へ戻る。一方ステップSP25において肯定結果が得られると、このことは有高確認選択具材が店員により補充されたことを表し、このとき制御部20はステップSP26へ移る。ステップSP26において制御部20は、ステップSP15(図6)と同様に、補充個数通知部50の表示を消去し、ステップSP21へ戻る。
一方ステップSP23において否定結果が得られると、このことは、監視カメラ4の解像度が低い等の要因により、有高確認選択具材の補充が必要であることまでは認識できるものの補充すべき個数までは認識できないことを表し、このとき制御部20はステップSP27へ移る。ステップSP27において制御部20は、ステップSP16(図6)と同様に、図12に示したように、有高確認選択具材である玉子の装填エリア10Bの画像の上に補充通知部52を重ねて表示させることにより、補充が必要であることを店員に促し、ステップSP28へ移る。
ステップSP28において制御部20は、ステップSP17(図6)と同様に、補充すべき具材が補充されたと装填状態解析処理手順RT1(図5)における検出結果に基づき判定する。ここで否定結果が得られると、このことは有高確認選択具材が未だ店員により補充されていないことを表し、このとき制御部20は、補充通知部52を陳列商品撮像画面DIPに表示させたまま、ステップSP21へ戻る。一方ステップSP28において肯定結果が得られると、このことは有高確認選択具材が店員により補充されたことを表し、このとき制御部20はステップSP29へ移る。ステップSP29において制御部20は、ステップSP18(図6)と同様に、補充通知部52の表示を消去し、ステップSP21へ戻る。
一方ステップSP22において否定結果が得られると、このことは、有高確認選択具材の装填個数は現在は十分であるため補充を行う必要はないことを表し、このとき制御部20はステップSP30へ移る。ステップSP30において制御部20は、図14に示すような装填個数充足通知部54を陳列商品撮像画面DIPに重ねて表示させ、ステップSP31へ移る。この装填個数充足通知部54は、有高確認選択具材の名前と、現在の装填個数と、装填個数が十分であることを文言で表示している。ステップSP31において制御部20は、装填個数充足通知部54を表示させてから一定時間経過後に装填個数充足通知部54の表示を消去し、ステップSP21へ戻り、おでんの所定の具材の画像が店員により押下されるまで待ち受ける。
このようにタブレット端末2は、店員により画像が押下され選択された具材の個数が十分でない場合、該具材の装填エリア10Bの画像に重ねて、補充が必要な個数を補充個数通知部50として表示するようにした。これによりタブレット端末2は、現状認識している装填状態を表示して店員に確認させる事ができ、補充が必要な商品を指摘し、補充させることを促すことができる。
またタブレット端末2は、補充が必要な具材の装填エリア10Bの画像に重ねて、補充個数通知部50又は補充通知部52を表示させるようにしたため、例えば、「玉子4個補充」等の文言を、陳列商品撮像画面DIP内部の隅に表示させる場合と比較して、どの具材を補充すべきであるかを一目で店員に認識させることができる。
またタブレット端末2は、装填個数充足通知部54を表示させた後に、所定時間が経過すると、該装填個数充足通知部54の表示を自動的に消去するようにした。これによりタブレット端末2は、装填個数充足通知部54を店員が手作業で消すという煩雑な作業を行わせないようにし、使い勝手を向上させることができる。
[1−7.補充予測方法]
ここで、サーバ6が行う売上予測には、当日の売上げ合計である当日売上合計と、1日のうちの時間別の売上げ合計である時間別売上合計との2種類が存在する。店舗が24時間営業である場合、時間別売上合計を1日分だけ合計すると、1日の売上げ合計となる。サーバ6は、前年以前の売上げ個数を参考に統計手法を用いて当日売上合計及び時間別売上合計の予測を行う。またサーバ6は、予測した売上の情報である売上予測情報をタブレット端末2へ送信する。
[1−7−1.当日売上合計の予測方法]
図15における玉子日別売上個数表TB1に、玉子の場合の日別の売上個数を示す。この玉子日別売上個数表TB1においては、例えば2015年1月1日の売上個数である70個は、2015年1月1日の0:00〜23:59に玉子が合計で70個売れたことを表している。サーバ6は、過去のデータである2015年、2016年及び2017年の1月1日の売上個数である70個、60個及び70個に基づき、例えばホルトウィンタース法等の一般的な統計手法を用いて、2018年1月1日の玉子の売上個数を62個と予測する。同様にサーバ6は、2018年の1月2日と1月3日等、他の日付についても、過去の年の同じ日付の日のデータに基づき予測する。
[1−7−2.時間別売上合計の予測方法]
図16における玉子時間別売上個数表TB2に、玉子の場合の時間別の売上個数を示す。この玉子時間別売上個数表TB2においては、例えば2015年の0:00〜0:59の売上個数である5個は、2015年の1月1日〜12月31日の0:00〜0:59に売れた玉子の個数の1日あたりの平均値を表している。サーバ6は、例えば2018年の0:00〜0:59の玉子の売上を予測する場合、過去のデータである2015年、2016年及び2017年の0:00〜0:59の売上個数である5個、1個及び4個に基づき、例えばホルトウィンタース法等の一般的な統計手法を用いて、予測欄PDにおける5個と予測する。同様にサーバ6は、2018年の1:00〜1:59と2:00〜2:59等、他の時間帯についても、過去の年の同じ時間帯のデータに基づき予測する。
[1−8.補充が必要か否かの判断及び予測について]
例えば玉子は冷蔵庫から取り出されて顧客に提供可能となるまでに、つゆの味の浸透や保温時間に2時間必要であるとする。そして、現在の時間が2017年12月31日の22:00である場合、2時間後の2018年1年1日の0:00においては予測欄PDに基づき5個売れることが判明しているため、2017年12月31日の22:00時点で在庫である装填個数を5個以上確保する必要がある。この22:00時点で装填個数が5個未満か、又は監視カメラ4が低解像度であるため玉子の大まかな量しか判別できない場合、タブレット端末2は、玉子が満杯である7個になるように店員に補充を促す。これによりタブレット端末2は、2018年1年1日の0:00には、必要十分な個数の玉子を顧客に提供できるように完成させることができる。
[1−9.効果等]
以上の構成において在庫監視システム1は、店員の目の届く場所にタブレット端末2を設置して該タブレット端末2に陳列商品の画像を表示し、監視カメラ4により撮像されたおでん陳列部10の画像データを逐一画像解析し、具材に対して予め保温等が必要な準備時間を加味して補充が必要なタイミングを計算し、商品の在庫である具材の装填個数が少ないと判断した場合、店員に操作されていなくても自動的に店員に通知するようにした。これにより在庫監視システム1は、商品の提供準備を予め適切に行わせることができると共に、商品の販売機会を逸しないようにできる。
また在庫監視システム1は、画像解析結果に基づき、具材毎の販売個数を時系列に集計するようにした。このため在庫監視システム1は、店員による販売個数の入力間違い等を防止しつつ、具材毎の販売個数の管理を精度高く行うことができる。
さらに在庫監視システム1は、陳列商品撮像画面DIPにおける、補充が必要な具材の装填エリア10Bの画像に位置を合わせて重畳させるように補充個数通知部50及び補充通知部52を表示させるようにした。これにより在庫監視システム1は、補充すべき具材の種類を一目で店員に認識させることができる。
さらに在庫監視システム1は、監視カメラ4により撮像されたおでん陳列部10の画像データを画像解析することにより、商品の装填個数の増減を検出するようにした。これにより在庫監視システム1は、商品を補充したか販売したかを店員が手入力等する必要をなくし、煩雑な作業をなくすことができる。
ここで、例えばコンビニエンスストアでおでんを販売するとき、具材に汁を染みこませるために、一定の時間(2時間等)を要する。ある時間帯におでんの売上げのピークを迎えるとき、ピークよりも前に予め具材の在庫を十分補充しておかなければ、欠品が発生し機会損失が発生してしまう。
これに対し在庫監視システム1は、画像処理により具材の売上げ管理を自動的に行い、ピーク時間に欠品が発生しそうな具材を警告して、店員に補充を促すようにした。このため在庫監視システム1は、ピーク時間までに具材が完成している状態にでき、機会損失を発生させないようにできる。また在庫監視システム1は、補充が不要な商品に対しては補充を促さないようにした。このため在庫監視システム1は、汁が具材に過剰に染み込み過ぎたり、長時間保温をされて具材が劣化したりしてしまうことを防止できる。
また具材の売上げ管理は、今まで通りPOSレジで行う事が可能であるが、おでん具材等は週単位の冷凍食品一括発注となるため、その週にどの程度の売上げがあるのか、事前に予測が必要である。このため、根拠の無い適当な予測を行うと仕入れと売上げの収支バランスが崩れ、欠品や棚卸しが発生し損失が発生してしまう。
これに対し在庫監視システム1は、具材の収支を自動計算するようにした。このため在庫監視システム1は、当日の売上げ数を蓄積する事ができる。また在庫監視システム1は、前年以前のデータを利用する事により、ホルトウィンタース法等で週単位の発注数を根拠を持って予測する事ができる。このように在庫監視システム1は、過去実績から自動予測を行う事により、正確な予測が可能となり、欠品や棚卸しを防ぐことができる。
さらに在庫監視システム1は、保温装置10Hの上面におけるおでん展示販売ケース10Aの前方の空きスペースにタブレット端末2を配置させるようにした。このため在庫監視システム1は、限られたスペースである店舗ST内において、店員が視認しやすく且つ顧客に対しては目立ちにくい場所である、保温装置10Hの上面におけるおでん展示販売ケース10Aの前方の空きスペースを有効活用できる。
また、特に所謂稼ぎ時である昼食の時間帯においては、例えばコンビニエンスストアの店舗内のバックヤードには弁当LBが大量に蓄えられているにも関わらず、店員が弁当陳列部12にバックヤードから弁当LBを補充しなかったがために、弁当陳列部12に弁当LBが陳列されてなかったり、少量の個数しか陳列されていなかったりする状態になってしまう場合がある。このような場合、陳列されていない種類の弁当LBは顧客が購入することができないと共に、少量の個数しか陳列されていない弁当LBは、顧客が心理的に購入を見送る傾向にある。このため、短い昼食の時間帯にリアルタイムに弁当LBを適切に弁当陳列部12に補充しないことは、極めて大きな機会損失になってしまう。
これに対し在庫監視システム1は、弁当陳列部12の弁当LBを監視し、陳列されている在庫数が少なくなった種類の弁当LBが存在する場合に、弁当陳列部12の画像における補充すべき種類の弁当LBの画像に重ねて、補充すべきであることを即時に操作表示部22に表示させることにより、機会損失を防ぐことができる。
以上の構成によれば在庫監視システム1は、監視対象としてのおでん陳列部10の具材IGを撮像する監視カメラ4と、監視カメラ4が撮像した撮像画像を解析し具材IGの装填状態を判別する解析手段40と、装填状態の判別結果に応じて具材IGを補充すべきであることを使用者としての店員に通知する通知手段42とを設けるようにした。
これにより在庫監視システム1は、おでん陳列部10の撮像画像に基づき、具材を補充すべきであることを店員の操作がなくとも自動的に店員に通知し、具材を販売するタイミングに合わせて店員に具材を補充させ提供準備を行わせることができる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、具材の装填個数が現在は不十分であり、且つ具材の必要な補充個数が認識できる状態である場合、補充個数通知部50に補充個数を表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、補充個数までは表示させずに、補充が必要であることのみを単に表示させても良い。また、補充が必要な具材の装填エリア10Bをフリック(点滅)表示させても良い。
また上述した実施の形態においては、補充が必要な具材の装填エリア10Bの画像に位置を合わせて重ねるように補充個数通知部50及び補充通知部52を表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、補充が必要な具材の装填エリア10Bの画像を指し示すように、例えばふきだし等を表示させ、該ふきだし内部に文言を表示させても良い。要は、補充すべき具材の種類を一目で店員が認識できるような表示形態であれば良い。また、補充個数通知部50及び補充通知部52を、補充が必要な具材の装填エリア10Bの画像に位置を合わせずに、例えば陳列商品撮像画面DIP内部の隅等、種々の位置に表示させても良い。
さらに上述した実施の形態においては、補充個数通知部50を操作表示部22上に表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、補充すべき具材の種類と補充すべき個数とを音声で出力しても良い。補充通知部52においても同様に、補充すべき具材の種類と補充すべきであることとを音声で出力しても良い。また、補充すべき具材の種類と補充すべき個数との何れか一方を操作表示部22上に表示させ、他方を音声で出力しても良い。補充通知部52においても同様である。また、補充個数通知部50又は補充通知部52を操作表示部22に表示させてから所定時間が経過したら、音声を出力して店員に通知しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、補充すべき具材の種類と補充すべき個数とを補充個数通知部50に表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、補充すべき具材の装填エリア10Bに位置を合わせた上で、補充すべき具材の種類は表示させずに、補充すべき個数のみを補充個数通知部50に表示させても良い。補充通知部52についても同様に、補充すべきであることのみを表示させても良い。
さらに上述した実施の形態においては、補充すべき具材の種類と補充すべき個数とを文言で補充個数通知部50に表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば玉子を4個並べて表示させる等、補充すべき具材の種類と個数との両方又は種類のみを文言でなく写真等の画像で表示させても良い。補充通知部52についても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、タブレット端末2が画像解析を行うと共に、サーバ6から売上予測情報を受信し、該売上予測情報と画像解析結果とに基づき補充個数通知部50又は補充通知部52を表示させ、装填状態の判別を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、タブレット端末2が撮像画像をサーバ6へ送信してサーバ6が画像解析と装填状態の判別を行い識別結果をタブレット端末2へ送信したり、タブレット端末2の制御部20単体では実施できない複雑な画像解析をサーバ6が補助したりする等、タブレット端末2とサーバ6とで、任意に処理を分担しても良い。すなわち、解析手段40は、上述したようにタブレット端末2のみが有していても良く、また、サーバ6のみや、タブレット端末2及びサーバ6の両方が有していても良い。
さらに上述した実施の形態においては、玉子形状画像IGEと、おでん展示販売ケース10Aにおける玉子が装填されている装填エリア10Bの位置とに基づき、玉子が増加又は減少したかを画像解析により判断する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、おでん展示販売ケース10A全体の画像を逐一比較して、それぞれの具材が存在するか又はしないか程度を判断しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、おでん陳列部10を撮像した画像データに基づき解析を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、肉まん陳列棚、惣菜陳列棚、唐揚げ陳列棚、野菜陳列棚や果物陳列棚等、実物そのものの画像を画像解析し個数を判別可能な種々の商品を撮像した画像データに基づき解析を行っても良い。
また、監視カメラ4の解像度が高い場合、弁当全体の画像解析を行うのではなく、弁当に付された二次元コードTDCやバーコードBCを画像解析することにより商品を特定し、在庫を管理しても良い。この場合、弁当箱そのものの画像を予め学習しておく必要なく、商品を特定できる。その場合、菓子やパン等、所定の包装紙に包まれている商品や、弁当等、所定の容器に収納されている商品の場合、包装紙や容器に二次元コードやバーコードを付しておけば良い。
さらに上述した実施の形態においては、2台のおでん展示販売ケース10Aを監視する場合について述べた。本発明はこれに限らず、1台又は3台以上の任意の個数のおでん展示販売ケース10Aや、例えば1台のおでん展示販売ケース10Aと1台の揚げ物陳列棚等を組み合わせ、複数箇所を同時に監視しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、監視カメラ4が撮像した画像データを解析する共に該画像データに基づく陳列商品撮像画面DIPに重ねて補充個数通知部50及び補充通知部52を表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、タブレット端末2自身がカメラ部により撮像した画像データを解析する共に該画像データに基づく陳列商品撮像画面DIPに重ねて補充個数通知部50及び補充通知部52を表示させても良い。
さらに保温装置10Hは、上面に載置された物体の重量を測定しても良い。その場合、おでん展示販売ケース10Aと具材との重量を測定できるため、画像解析により判定した装填個数の増減と、測定重量の増減とを比較することにより、装填個数の判別精度を向上させることができると共に、具材毎の販売個数の算出精度を向上させることができる。
さらに上述した実施の形態においては、熱遮断パネル10HSをアルミニウムにより構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、熱遮断パネル10HSを他の種々の素材により構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、タブレット端末2とおでん展示販売ケース10Aとの間に熱遮断パネル10HSを配置する場合について述べた。本発明はこれに限らず、保温装置10H及びおでん展示販売ケース10Aが発生させる熱がタブレット端末2の動作に影響しない場合、熱遮断パネル10HSは省略しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、制御部と操作部と表示部とが一体化されたタブレット端末2を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、制御部と操作部と表示部とが別個の、例えばパーソナルコンピュータとマウスとディスプレイとを設け、該ディスプレイを、保温装置10Hの上面における前側に配置し、パーソナルコンピュータとマウスとを、レジカウンター周辺に配置しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、保温装置10Hの上面における前側にタブレット端末2を配置する場合について述べた。本発明はこれに限らず、レジカウンターの上等、他の種々の場所にタブレット端末2を配置させても良い。その場合タブレット端末2は、レジカウンター前に立った状態の店員が視認しやすい位置に配置されていることが好ましい。
さらに上述した実施の形態においては、店舗STに1台の監視カメラ4が配置される場合について述べた。本発明はこれに限らず、店舗STに2台以上の任意の台数の監視カメラ4が配置されても良い。その場合、タブレット端末2は、複数台の監視カメラ4から受信した画像データを、所定時間間隔で切り替えながら操作表示部22に表示すれば良い。また、複数台のタブレット端末2を設けても良い。
さらに上述した実施の形態においては、サーバ6は店舗ST内部に配置される場合について述べた。本発明はこれに限らず、サーバ6は店舗ST外部に配置されても良い。その場合、サーバ6は、複数の拠点にあるタブレット端末2の情報を一括で収集しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、サーバ6とタブレット端末2とが無線LANで接続される場合について述べた。本発明はこれに限らず、サーバ6とタブレット端末2とは有線のLANケーブル等、種々の通信手段により接続されても良い。
さらに上述した実施の形態においては、監視カメラ4とタブレット端末2とがLANケーブルにより接続される場合について述べた。本発明はこれに限らず、監視カメラ4とタブレット端末2とはUSBケーブルや無線LAN等、種々の通信手段により接続されても良い。
さらに上述した実施の形態においては、撮像手段としての監視カメラ4と、解析手段としての解析手段40と、通知手段としての通知手段42とによって、在庫監視システムとしての在庫監視システム1を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる撮像手段と、解析手段と、通知手段とによって、在庫監視システムを構成しても良い。
本発明は、カメラで撮影可能な種々の商品を撮像した画像データに基づき解析を行う種々のシステムでも利用できる。
1……在庫監視システム、2……タブレット端末、4……監視カメラ、6……サーバ、8……無線アンテナ、10……おでん陳列部、10S……おでん販売部、10A……おでん展示販売ケース、10B……装填エリア、10T……テーブル、10H……保温装置、10C……蓋部、10HS……熱遮断パネル、10U……USBケーブル、12……弁当陳列部、20……制御部、22……操作表示部、24……記憶部、26……カメラ通信部、28……サーバ通信部、40……解析手段、42……通知手段、50……補充個数通知部、52……補充通知部、54……装填個数充足通知部、ST……店舗、DIP……陳列商品撮像画面、IGE……玉子形状画像、LB……弁当、CL……容器、TDC……二次元コード、BC……バーコード、TG……RFIDタグ、TB1……玉子日別売上個数表、TB2……玉子時間別売上個数表、PD……予測欄。

Claims (12)

  1. 監視対象を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮像した撮像画像を解析し前記監視対象の装填状態を判別する解析手段と、
    前記装填状態の判別結果に応じて前記監視対象を補充すべきであることを使用者に通知する通知手段と
    を有する在庫監視システム。
  2. 前記通知手段は、前記撮像画像を表示すると共に、前記監視対象を補充すべきであることを前記撮像画像に重畳して表示する
    請求項1に記載の在庫監視システム。
  3. 前記通知手段は、前記撮像画像における、補充すべき前記監視対象の位置を明示し、前記監視対象を補充すべきであることを表示する
    請求項2に記載の在庫監視システム。
  4. 前記通知手段は、前記撮像画像における、補充すべき前記監視対象の位置に、前記監視対象を補充すべきであることを表示する
    請求項3に記載の在庫監視システム。
  5. 前記通知手段は、前記監視対象を補充すべき個数を前記使用者に通知する
    請求項1に記載の在庫監視システム。
  6. 前記通知手段は、前記使用者の操作によらずに、前記監視対象を補充すべきであることを前記使用者に通知する
    請求項1に記載の在庫監視システム。
  7. 前記通知手段は、前記監視対象となる商品を提供可能となる状態までに要する準備時間に応じて、提供すべき時間から前記準備時間の分だけ前もって前記使用者に通知を行う
    請求項1に記載の在庫監視システム。
  8. 前記通知手段は、前記監視対象となる商品を提供可能となる状態までに要する準備時間が必要ない場合、即時に前記使用者に通知を行う
    請求項1に記載の在庫監視システム。
  9. 前記監視対象は、店舗に配置された商品である
    請求項1に記載の在庫監視システム。
  10. 前記監視対象は、店舗において商品の種類毎に区別されて配置された商品である
    請求項9に記載の在庫監視システム。
  11. 前記解析手段及び前記通知手段は、情報処理端末に配置される
    請求項1に記載の在庫監視システム。
  12. 前記解析手段は、サーバに配置され、
    前記通知手段は、情報処理端末に配置される
    請求項1に記載の在庫監視システム。
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