JP2019148534A - 時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】時刻を表示し続ける場合であっても、指針が指示した数値の判読性の低下を抑制する。【解決手段】小秒針41の指針軸Ax41の軸方向からの平面視において、10時側情報表示部40および時針11は、以下に示す3つの配置関係が成り立つ。第1配置関係は、目盛り42pの各数字が、目盛り42zと指針軸Ax41とを結ぶ仮想直線L41に対して線対称に配置されることである。第2配置関係は、指針軸Ax41が、時針11の指針軸Ax11に重ならない位置に配置されることである。第3配置関係は、時針11の回転運動が可能な範囲Rng11が、小秒針41の回転運動が可能な範囲Rng41の一部と重なり、かつ目盛り42zとは重ならないことである。【選択図】図11

Description

本発明は、時計に関する。
近年、高度の変化量を表示する時計が普及している。例えば、特許文献1には、15秒または30秒等といった瞬間的な時間内の高度の変化量と、30分等といった時間内の平均的な変化量とを表示する時計が開示されている。この時計では、竜頭の押下操作に応じて、時針および分針が高度の変化量を指示する。
特表2007−526467号公報
時刻を表示し続けながら、高度の変化量といった時刻とは異なる数値を指針が指示する場合には、時針および分針が高度の変化量を指示する必要があるため特許文献1に記載の手法を用いることはできない。そのため、時刻を表示し続けながら、時刻とは異なる数値を指針で指示するには時針および分針とは異なる第1指針が必要である。しかしながら、第1指針の指示する目盛りの基準となる数値(例えば0)の少なくとも一部が、時針の陰に隠れると、第1指針が指示する数値の判読性が低下する。
本発明は、時計において、時刻を表示し続ける場合であっても、指針が指示した数値の判読性の低下を抑制することを解決課題の一つとする。
本発明の好適な態様(第1態様)にかかる時計は、第1指針と、時針とを含み、時刻を表示する表示部を備え、前記表示部には、前記第1指針が指示する複数の数値のうち0であることが示された第1目盛り、および、前記複数の数値のうち0以外の数値を示す数字が設けられた第2目盛りが設けられた昇降計が設けられ、前記第1指針の指針軸の軸方向からの平面視において、前記時針の回転運動が可能な範囲は、前記第1指針の回転運動が可能な範囲の一部と重なり、かつ前記第1目盛りとは重ならない。
昇降計において、複数の数値のうち0が基準の数値であると言える。基準となる0近傍が時針で隠されてしまうと、第1指針が指示する数値が正なのか負なのかが判読することが困難になるため、0近傍の数値を判読することは、0近傍ではない数値を判読することよりも重要である。以上の形態では、時針の回転運動が可能な範囲は、第1目盛りとは重ならないため、0近傍の数値の判読性の低下を抑制することが可能である。
第1態様の好適例(第2態様)において、前記昇降計は、前記平面視において、前記第2目盛りの数字は、前記第1目盛りと前記第1指針の指針軸とを結ぶ第1仮想直線に対して線対称に設けられ、前記平面視において、前記第1指針の指針軸は、前記時針の指針軸に異なる位置に設けられている。
上述した態様では、複数の数値を示す各数字が、第1目盛りを通る第1仮想直線に対して線対称に配置されていることを示している。従って、第1仮想直線に対する第1指針の位置を把握するだけで第1指針が示す正負の値を判読することができる。
第1態様または第2様態の好適例(第3態様)において、前記表示部の6時位置と12時位置とを結ぶ第2仮想直線から前記第1目盛りまでの最短距離は、前記第2仮想直線から前記第2目盛りまでの最短距離より長い。
上述した構成では、第1指針が指示可能な複数の数値を示す数字のうち、第1目盛りの数字が第2仮想直線から最も離れている。従って、表示部の6時位置から時計回りに12時位置までの間に第1目盛りが配置される場合、第1目盛りは、第1指針の指針軸からみて9時位置に配置される。または、表示部の12時位置から時計回りに6時位置までの間に第1目盛りが配置される場合、第1目盛りは、第1指針の指針軸からみて3時位置に配置される。このような配置とすることにより、第1指針が指示する数値が正であれば第1指針は上向きとなり、第1指針が指針する数値が負であれば第1指針は下向きとなる。ユーザーは、第1指針が上向きか下向きかを判読するだけで、第1指針が指針する数値が正か負かを判断することが可能になる。
第1態様から第3態様の好適例(第4態様)において、気圧センサーを備え、前記第1指針は、前記気圧センサーが計測した気圧に基づく高度の単位時間当たりの変化量を、前記第1目盛りの数値または前記第2目盛りの数値で指示する。
以上の態様によれば、ユーザーは、第1目盛りの近傍の昇降度を容易に判読することが可能になる。昇降度が正である場合、ユーザーは上昇しており、昇降度が負である場合、ユーザーは下降していることになるため、第1指針が指示する数値が正なのか負なのかが判読することは重要である。
第1態様から第4態様の好適例(第5態様)において、センサーと前記センサーが計測した結果を指示する第2指針とを備え、前記第2指針は、前記センサーが計測した計測結果を指示し、前記第2指針の一部の色と前記数字の背景色との明度差は、前記時針の一部の色と前記背景色との明度差より大きい。
一般的に、前景色と背景色との明度差が大きいほど、前景色がより見え易くなる。計測結果と時刻とを比較すると、計測結果の方がより重要な情報である。以上の態様によれば、時刻より重要である計測結果に関する第1指針の一部を、より見え易くすることが可能になる。
第1態様から第4態様の好適例(第6態様)において、センサーと前記センサーが計測した結果を指示する第2指針とを備え、前記第2指針は、前記センサーが計測した計測結果を指示し、前記第2指針の一部の色と前記数字の背景色との色差は、前記時針の一部の色と前記背景色との色差より大きい。
一般的に、前景色と背景色との色差が大きいほど、前景色と背景色とが区別し易くなり、前景色がより見え易くなる。以上の態様によれば、時刻より重要である計測結果を示す数字を指示する第1指針の一部を、より見え易くすることが可能になる。
第4態様の好適例(第7態様)において、前記第1指針の一部の色と前記数字の背景色との明度差は、前記時針の一部の色と前記背景色との明度差より大きい。
一般的に、前景色と背景色との明度差が大きいほど、前景色がより見え易くなる。計測結果と時刻とを比較すると、計測結果の方がより重要な情報である。以上の態様によれば、時刻より重要である計測結果に関する第1指針の一部を、より見え易くすることが可能になる。
第4態様の好適例(第8態様)において、前記第1指針の一部の色と前記時計に設けられた前記数字の背景色との色差は、前記時針の一部の色と前記背景色との色差より大きい。
一般的に、前景色と背景色との色差が大きいほど、前景色と背景色とが区別し易くなり、前景色がより見え易くなる。以上の態様によれば、時刻より重要である計測結果を示す数字を指示する第1指針の一部を、より見え易くすることが可能になる。
電子時計Wの平面図。 電子時計Wの底面図。 電子時計Wの正面図。 電子時計Wの背面図。 電子時計Wの左側面図。 電子時計Wの右側面図。 電子時計Wの構成図。 制御部6の構成図。 昇降度表示モードのフローチャートを示す図。 気圧表示モードのフローチャートを示す図。 10時側情報表示部40および時針11の関係を示す図。 第1変形例における電子時計Wの平面図。 第1変形例における制御部6の構成図。 コンパスモードのフローチャートを示す図。 コンパスモードにおける指針の向きの一例を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
A.実施形態
以下、本実施形態にかかる電子時計W(「時計」の例)を説明する。
A.1.電子時計Wの概要
図1から図6に、本実施形態における電子時計Wの六面図を示す。具体的には、図1に、電子時計Wの平面図を示す。図2に、電子時計Wの底面図を示す。図3に、電子時計Wの正面図を示す。図4に、電子時計Wの背面図を示す。図5に、電子時計Wの左側面図を示す。図6に、電子時計Wの右側面図を示す。電子時計Wは、操作ボタンAと、操作ボタンBと、操作ボタンCと、竜頭Dと、気圧センサーケースEと、第1バンド部Fと、第2バンド部Gと、表示部10とを有する。図1に示すように、電子時計Wは、時刻を表示するアナログ式の時計である。なお、図3から図6では、図面の煩雑化を避けるために、第1バンド部Fと第2バンド部Gを省略する。
図1において、表示部10の表示面における裏面から表面へと向かう方向をz軸正方向とする。そして、z軸に直交する2軸をxy軸とし、表示部10の中心から竜頭Dへの方向をx軸正方向とする。あるいは、表示部10の表示面の法線方向をz軸とし、表示面の中心から第1バンド部Fまたは第2バンド部Gへの方向をy軸、z軸およびy軸と直交する軸をx軸とすることもできる。第1バンド部Fから第2バンド部Gに向かう方向、すなわち、y軸正方向を、「12時方向」と定義する。従って、例えば、y軸負方向が「6時方向」となり、x軸正方向が「3時方向」となる。図1に示した座標系は、電子時計Wを基準とした座標を示す電子時計Wのローカル座標系である。電子時計Wの向きが変化すると、電子時計Wの向きが変化に応じてx軸、y軸、およびz軸の向きが変化する。
操作ボタンA、操作ボタンB、操作ボタンC、および、竜頭Dは、電子時計Wの側面に設けられる。図4および図5に示すように、操作ボタンAには、文字「A」が記載されている。同様に、図3および図5に示すように、操作ボタンBには、文字「B」が記載されている。同様に、図3および図6に示すように、操作ボタンCには、文字「C」が記載されている。電子時計Wの手引書には、操作ボタンA、操作ボタンB、および操作ボタンCについて記載されている。ユーザーは、電子時計Wの手引書に記載の操作ボタンが電子時計Wのどの操作ボタンなのかを、操作ボタンA、操作ボタンB、および操作ボタンCに記載された文字を閲覧することにより容易に判別することが可能である。
竜頭Dは、回転および引き出しが可能な部材である。気圧センサーケースEは、気圧センサー4(図7参照)を収納する。第1バンド部Fおよび第2バンド部Gは、電子時計Wをユーザーの手首に装着するための部材である。
表示部10は、文字板10aと、時針11と、分針12と、センター指針13(「第2指針」の例)と、ダイヤルリング14と、ベゼル15と、を有する。さらに、表示部10は、6時側に設けられた6時側情報表示部20と、2時側に設けられた2時側情報表示部30と、10時側に設けられた10時側情報表示部40と、日にち表示部50と、を有する。6時側情報表示部20、2時側情報表示部30、および、10時側情報表示部40には、文字板10aの一部が含まれる。日にち表示部50は、6時側情報表示部20の6時側に設けられる。
分針12には、貫通孔12aが設けられている。貫通孔12aにより、6時側情報表示部20、2時側情報表示部30および10時側情報表示部40内の文字等が見え易くなり、判読性を向上させることが可能である。ダイヤルリング14には、12時制の目盛り14aが環状に形成されている。さらに、ダイヤルリング14には、60進数の数値を示すマス目14bが配置されている。さらに、ダイヤルリング14には、複数の数値として、「0」〜「95」の値が示される目盛り14cが配置されている。時針11、分針12、およびセンター指針13は、目盛り14a、マス目14b、目盛り14cのそれぞれが示す数値を指示可能である。例えば、図1の例では、表示部10は、センター指針13がマス目14bを指示することにより「3」を表示し、センター指針13が目盛り14cを指示することにより「5」を表示する。
ベゼル15は、電子時計Wの保護および補強をする部材である。さらに、ベゼル15には、センター指針13が指示可能な複数のタイムゾーンが示された目盛り15aが配置されている。例えば、目盛り15aには、協定世界時(UTC)から時差がないタイムゾーンを示す文字列「UTC」、協定世界時から1時間早い時差を有するタイムゾーンを示す数字「1」、および、協定世界時から1時間遅い時差を有するタイムゾーンを示す数字「−1」等が記載されている。また、目盛り15a内に配置された2つの数字の間に配置された記号「.」は、その2つの数字の一方が示すタイムゾーンが有する時差と、他方が示すタイムゾーンが有する時差との間の時差を有するタイムゾーンを示す。例えば、目盛り15a内に配置された文字「3」と文字「4」との間の記号「.」は、協定世界時から3時間30分早い標準時を示す。同様に、ベゼル15内に記載された文字「5」と文字「6」との間の2つの記号「.」は、文字「5」に近い記号「.」が、協定世界時から5時間30分早い標準時を示し、文字「6」に近い記号「.」が、協定世界時から5時間45分早い標準時を示す。
6時側情報表示部20は、モード指針21と、目盛り22と、インジケーター指針25と、目盛り26とを有する。目盛り22には、動作モードを表す文字列と、目盛り線24とが記載されている。電子時計Wは、動作モードとして、現在時刻を表示する時刻表示モードと、電子時計Wの高度の単位時間当たりの変化量(以下、「昇降度」と称する)を表示する昇降度表示モードと、北の方位を表示するコンパスモードと、電子時計Wの周囲の気圧を表示する気圧表示モードとを有する。目盛り22には、時刻表示モードを表す文字列23a「TIME」と、昇降度表示モードを表す文字列23b「ALT」と、コンパスモードを表す文字列23c「COM」と、気圧表示モードをあらわす文字列23d「BAR」が配置されている。
6時側情報表示部20は、モード指針21が文字列23aを指示することにより動作モードが時刻表示モードであることを表示する。また、6時側情報表示部20は、モード指針21が文字列23bを指示することにより動作モードが昇降度表示モードであることを表示する。また、モード指針21が文字列23cを指示することにより動作モードがコンパス表示モードであることを表示する。また、モード指針21が文字列23dを指示することにより動作モードが気圧表示モードであることを表示する。
A.1.1.時刻表示モードの概要
時刻表示モードでは、電子時計Wは、現在時刻を表示することができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23aを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを時刻表示モードに設定する。
動作モードを時刻表示モードに設定している場合に、表示部10は、目盛り14aおよびマス目14bを基準にして、時針11および分針12を用いて、現在時刻の時および分を表示する。さらに、表示部10は、10時側情報表示部40によって現在時刻の秒を表示する。
10時側情報表示部40は、小秒針41(「第1指針」の例)と、目盛り42p(「第2目盛り」の例)と、目盛り42m(「第2目盛り」の例)と、目盛り42z(「第1目盛り」の例)と、目盛り43と、12時制の目盛り44と、目盛り45とを有する。時刻表示モードにおいて、10時側情報表示部40は、目盛り44を指示することによって現在時刻の秒を表示する。図1の例では、10時側情報表示部40は、現在時刻の秒が30秒であることを示す。
時刻表示モードにおいて、竜頭Dの一段引き出し操作を行うと、タイムゾーンの設定、および、サマータイムの設定を行うことが可能である。具体的には、竜頭Dの一段引き出し操作を行うと、センター指針13が目盛り15aを指示することによって現在のタイムゾーンを表示し、小秒針41が目盛り45を指示することにより現在のサマータイムがONかOFFかを表示する。目盛り45には、サマータイムがONであることを示す文字列「DST(Daylight Saving Time)」と、サマータイムがOFFであることを示す記号「・」が配置されている。竜頭Dの一段引き出し操作を行った後に、竜頭Dの回転操作を受け付けると、竜頭Dの回転操作に応じてセンター指針13が回転する。また、竜頭Dの一段引き出し操作を行った後に、操作ボタンCの所定時間(例えば3秒)以上の押下操作を受け付けると、小秒針41が回転し、サマータイムのONとOFFとが切り替わる。竜頭Dの押し込み操作を受け付けると、電子時計Wは、センター指針13および小秒針41の現在の向きに応じたタイムゾーンおよびサマータイムの設定を記憶する。
また、時刻表示モードにおいて、操作ボタンBの押下操作を行うと、GPS(Global Positioning System)レシーバー2(図7参照)が衛星信号を受信できた衛星の数を表示することが可能である。具体的には、小秒針41が、衛星信号を受信できた衛星の数を指示する。
A.1.2.昇降度表示モードの概要
昇降度表示モードでは、電子時計Wは、昇降度を表示することができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23bを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを昇降度表示モードに設定する。
動作モードを昇降度設定モードに設定している場合に、10時側情報表示部40は、小秒針41と、リング盤41aと、目盛り42pと、目盛り42mと、目盛り42zと、目盛り43を用いて、昇降度を表示する。言い換えると、10時側情報表示部40は昇降度表示モードにおいて昇降計として機能する。リング盤41aは、3時方向で切れている。目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zは、小秒針41が指示可能な複数の数値として、−5から5までの実数を示す。
目盛り42pおよび目盛り42mは、複数の数値の0以外の数値を示す数字が配置されている。具体的には、目盛り42pは、複数の数値のうち正の数値の絶対値を示す数字「1」、数字「2」、数字「3」、数字「4」および数字「5」が配置されている。また、目盛り42mは、複数の数値のうち負の数値の絶対値を示す数字「1」、数字「2」、数字「3」、数字「4」および数字「5」が配置されている。また、目盛り42zは、複数の数値のうち0であることを示す数字「0」が配置されている。目盛り43には、小秒針41が指示した数値が正であることを示す正符号43p、および、小秒針41が指示した数値が負であることを示す負符号43mが配置されている。正符号43pは、符号「+」であり、負符号43mは、符号「−」である。リング盤41aには、目盛り42p内の数字に対応した目盛り線が配置されている。
昇降度表示モードにおいて、目盛り42pの各数字、目盛り42mの各数字、および目盛り42pの数字「0」は、小秒針41に対して「m/秒」の一の桁の値として使用される。図1の例では、10時側情報表示部40は、昇降度が−3m/秒であることを示す。
昇降度表示モードにおいて、現在の昇降度をログとして記録すること、記録したログを表示すること、および、記録したログを消去することが可能である。具体的には、操作ボタンCの所定時間以上の押下操作を行うことにより、電子時計Wは、現在の昇降度をログとして記録する。記録した昇降度には、ログ番号が割り当てられる。また、操作ボタンBの押下操作を行うことにより、小秒針41は、目盛り44を指示することにより、ログ番号を表示する。ログ番号の表示後、小秒針41は、表示されたログ番号が割り当てられた昇降度を指示する。また、ログ番号の表示後に、操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を行うことにより、電子時計Wは、表示されたログ番号が割り当てられた昇降度を削除する。
A.1.3.コンパスモードの概要
コンパスモードでは、電子時計Wは、地理学的な真北(以下、単に「真北」と称する)の方位を示すことができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23cを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードをコンパスモードに設定する。
動作モードをコンパスモードに設定している場合に、表示部10は、3軸磁気センサー3(図7参照)によって計測された磁北の方位に基づいて、センター指針13の向きが真北を向くようにセンター指針13を制御する。磁北の方位は、真北から偏角分ずれているため、電子時計Wは、磁北の方位から偏角分のずれを取り除くように補正することが好ましい。
コンパスモードにおいて、竜頭Dの一段引き出し操作を行うと、偏角の設定を行うことが可能である。具体的には、竜頭Dの一段引き出し操作を行うと、小秒針41が、現在の偏角が東偏であれば正符号43pを指示し、現在の偏角が西偏であれば負符号43mを指示する。さらに、数値表示長針33が、現在の偏角の百の桁の値を指示し、センター指針13が、現在の偏角の十の位の桁の値および一の位の桁の値として使用される。竜頭Dの一段引き出し操作を行った後に、竜頭Dの回転操作を受け付けると、竜頭Dの回転操作に応じて、小秒針41、数値表示長針33、およびセンター指針13が回転する。竜頭Dの押し込み操作を受け付けると、電子時計Wは、小秒針41、センター指針13、および、小秒針41の現在の向きに応じた偏角の設定を記憶する。
A.1.4.気圧表示モードの概要
気圧表示モードでは、電子時計Wは、電子時計Wの周囲の気圧、および、気圧の単位時間当たりの変化量の正負(以下、「気圧傾向」と称する)を示すことができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23dを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを気圧表示モードに設定する。
動作モードを気圧表示モードに設定している場合に、表示部10は、気圧センサー4が計測した気圧を、2時側情報表示部30、センター指針13、および目盛り14cによって表示する。
2時側情報表示部30には、目盛り31aが配置されている。さらに、2時側情報表示部30は、数値表示短針32と、数値表示長針33とを有する。目盛り31aは、数値表示短針32および数値表示長針33が指示可能な複数の数値として、0から9までが示されている。気圧表示モードにおいて、目盛り31aの各数字は、数値表示短針32に対して「hpa」の千の位の桁の値として使用され、数値表示長針33に対して「hpa」の百の位の桁の値として使用される。さらに、目盛り14cの各数値は、センター指針13に対して「hpa」の十の位の桁の値および一の位の桁の値として使用される。従って、数値表示短針32または数値表示長針33を「第2指針」の例としてもよい。
また、動作モードを気圧表示モードに設定している場合に、表示部10は、気圧センサー4が計測した気圧に基づいた気圧傾向を、10時側情報表示部40によって表示する。具体的には、気圧傾向が正である場合、小秒針41が正符号43pを指示する。また、気圧傾向が負である場合、小秒針41が負符号43mを指示する。
気圧表示モードにおいて、現在の気圧をログとして記録すること、記録したログを表示すること、および、記録したログを消去することが可能である。具体的な処理については、昇降度表示モードと同一であるため、説明を省略する。
日にち表示部50は、カレンダーの日にちを表示する日車51を有する。
A.1.5.電子時計Wの動作状態および電子時計Wの電池残量の概要
目盛り26には、電子時計Wの動作状態を示す記号と、電子時計Wの電池残量を示す記号と、目盛り線28とが配置されている。電子時計Wの動作状態として、基本動作状態と、機内動作状態とを有する。基本動作状態とは、電子時計Wが、現在日時を表示する他、外部からの電波を受信可能な状態である。機内動作状態とは、飛行機の機内にある場合に利用され、電波の受信が制限された状態である。目盛り26には、基本動作状態を示す文字27a「M」と、機内動作状態を示す飛行機を模したアイコン27bと、電子時計Wの電池残量が満充電状態であることを示す文字27c「F」と、電子時計Wの電池残量が完全放電状態であることを示す文字27d「E」とが配置されている。
6時側情報表示部20は、インジケーター指針25が文字27aを指示することにより電子時計Wの動作状態が通常動作状態であることを表示する。また、6時側情報表示部20は、インジケーター指針25がアイコン27bを指示することにより、電子時計Wの動作状態が機内動作状態であることを表示する。また、6時側情報表示部20は、インジケーター指針25が文字27cを指示することにより、電子時計Wの電池残量が満充電状態であることを表示する。また、6時側情報表示部20は、インジケーター指針25が文字27dを指示することにより、電子時計Wの電池残量が完全放電状態であることを表示する。
A.1.6.電子時計Wの記号の色
電子時計Wに配置された記号の色は、白色またはオレンジ色であり、表示部10に配置された記号の背景色(以下、「記号背景色」と称する)は、黒色である。記号には、数字、文字、文字列、マス目、および、目盛り線を含む。なお、背景色とは、前述の記号以外の領域であり、特に、表示部10に含まれる文字板10a、ダイヤルリング14と、ベゼル15の色である。図1では、白色の記号を、黒の塗りつぶしにより示し、オレンジ色の記号を、白抜きにより示す。GPSレシーバー2、3軸磁気センサー3および気圧センサー4といった電子時計Wが有するセンサーが計測した計測結果の少なくとも一部を示す数字の色(以下、「計測結果数字色」と称する)は、白色である。計測結果には、センサーが計測した値そのものも含まれるし、計測した値に何らかの処理を施して得られた値も含まれる。時刻に関する記号の色(以下、「時刻記号色」)は、オレンジ色である。
計測結果の少なくとも一部を示す数字は、具体的には、目盛り14cの数字、目盛り31a内の数字、目盛り42p内の数字、目盛り42m内の数字、および目盛り42z内の数字である。目盛り14cの数字は、上述したように、センター指針13に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる気圧の一部を示す。同様に、目盛り31a内の数字は、数値表示短針32または数値表示長針33に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる気圧の一部を示す。目盛り42p内の数字、目盛り42m内の数字、および目盛り42z内の数字は、上述したように、小秒針41に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる昇降度を示す。
時刻に関する記号は、具体的には、マス目14b、目盛り15a内の文字列、数字ならびに「.」、目盛り44の数字、および、目盛り45内の文字列ならびに記号である。
計測結果の少なくとも一部を示さず、かつ、時刻にも関しない記号の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。具体的には、文字列23a、文字列23b、文字列23c、文字列23d、目盛り線24、文字27a、アイコン27b、文字27c、文字27d、目盛り線28、操作ボタンAの文字、操作ボタンBの文字、および操作ボタンCの文字は、計測結果の少なくとも一部を示す場合がなく、かつ、時刻にも関しない記号である。そして、本実施形態では、文字列23aの色、文字列23bの色、文字列23cの色、文字列23dの色、および目盛り線24の色は白色である。文字27aの色、アイコン27bの色、文字27cの色、文字27dの色、目盛り線28の色、操作ボタンAの文字の色、操作ボタンBの文字の色、および操作ボタンCの文字の色は、オレンジ色である。
また、計測結果の少なくとも一部を示す記号であっても、数字でない記号の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。計測結果の少なくとも一部を示す記号であっても数字でない記号は、正符号43pおよび負符号43mである。正符号43pの色および負符号43mの色は、オレンジ色である。
A.1.7.電子時計Wの指針の色
電子時計Wが有する指針の先端部(「指針の少なくとも一部」の例)の色は、白色、オレンジ色、または黒色である。図1では、白色の先端部を、黒の塗りつぶしにより示し、オレンジ色の先端部を、網掛けにより示す。センサーが計測した計測結果に関する指針の先端部の色(以下、「計測結果指針色」と称する)は、白色となる。時刻に関する指針の先端部の色(以下、「時刻指針色」と称する)は、オレンジ色となる。
計測結果に関する指針は、具体的には、センター指針13、数値表示短針32、および数値表示長針33である。センター指針13、数値表示短針32、および数値表示長針33は、上述したように、気圧センサー4が計測した気圧に関する。時刻に関する指針は、具体的には、時針11および分針12である。
計測結果および時刻に関する指針の先端部の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。計測結果および時刻に関する指針は、小秒針41である。
計測結果にも関しなく、かつ時刻にも関しない指針の先端部の色は、白色、オレンジ色、または黒色のいずれも可能である。計測結果にも関しなく、かつ時刻にも関しない指針は、モード指針21およびインジケーター指針25である。モード指針21の先端部の色は、黒色と白色とで塗り分けられている。インジケーター指針25の先端部の色は、オレンジ色である。
また、時刻に関する箇所として、日にち表示部50の枠もオレンジ色である。図1では、日にち表示部50の枠がオレンジ色であることを、網掛けにより示す。
図7に、電子時計Wの構成図を示す。図7において、図1から図6に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
電子時計Wは、時針11、分針12およびセンター指針13に関する構成として、時針11、分針12、センター指針13、輪列機構201ならびに輪列機構202、ステッピングモーター301ならびにステッピングモーター302、および、モータードライバー401ならびにモータードライバー402を含む。モータードライバー401は、輪列機構201を介して時針11と分針12とを駆動するためにステッピングモーター301を駆動する。モータードライバー402は、輪列機構202を介してセンター指針13を駆動するためにステッピングモーター302を駆動する。
電子時計Wは、6時側情報表示部20に関する構成として、モード指針21、インジケーター指針25、輪列機構203ならびに輪列機構204、ステッピングモーター303ならびにステッピングモーター304、および、モータードライバー403ならびにモータードライバー404を含む。モータードライバー403は、輪列機構203を介してモード指針21を駆動するためにステッピングモーター303を駆動する。モータードライバー404は、輪列機構204を介してインジケーター指針25を駆動するためにステッピングモーター304を駆動する。
電子時計Wは、2時側情報表示部30に関する構成として、数値表示短針32、数値表示長針33、輪列機構205、ステッピングモーター305、および、モータードライバー405を含む。モータードライバー405は、輪列機構205を介して数値表示短針32および数値表示長針33を駆動するためにステッピングモーター305を駆動する。
電子時計Wは、10時側情報表示部40に関する構成として、小秒針41、輪列機構206、ステッピングモーター306、および、モータードライバー406を含む。モータードライバー406は、輪列機構205を介して小秒針41を駆動するためにステッピングモーター306を駆動する。
電子時計Wは、日にち表示部50に関する構成として、日車51、輪列機構207、ステッピングモーター307、モータードライバー407を含む。モータードライバー407は、輪列機構207を介して日車51を駆動するためにステッピングモーター307を駆動する。
電子時計Wは、さらに、発振回路1と、GPSレシーバー2と、3軸磁気センサー3と、気圧センサー4と、記憶部5と、制御部6と、操作ボタンAと、操作ボタンBと、操作ボタンCと、竜頭Dとを含む。
発振回路1は、時刻を計時するために用いられるクロック信号を生成する。クロック信号の周波数は、例えば、32.768kHzである。クロック信号の周波数が分周されて、周波数が1Hzとなったクロック信号が、制御部6に入力される。GPSレシーバー2は、位置情報衛星の一つであるGPS衛星からの衛星信号を受信する。3軸磁気センサー3は、磁北を計測する。気圧センサー4は、電子時計Wの周囲の気圧を計測する。
記憶部5は、読み書き可能な不揮発性の記録媒体である。記憶部5は、例えば、フラッシュメモリーである。記憶部5は、フラッシュメモリーに限らず適宜変更可能である。記憶部5は、例えば、制御部6が実行するプログラムを記憶する。
制御部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のコンピューターである。制御部6は、電子時計Wの全体の制御を司る。制御部6の構成について、図8を用いて説明する。
A.2.実施形態にかかる制御部6の構成
図8に、制御部6の構成図を示す。制御部6は、記憶部5に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、表示制御部61と、昇降度算出部62と、気圧傾向算出部63と、方位算出部64とを実現する。以下、昇降度表示モード、コンパスモード、気圧表示モードのそれぞれについて、制御部6の構成を説明する。
A.2.1.昇降度表示モードにおける制御部6の構成
昇降度表示モードにおいて、昇降度算出部62は、気圧センサー4が計測した気圧を1秒ごとに取得する。昇降度算出部62は、(1)式に従って、取得した気圧から高度を算出する。
ALT=153.8×(t0+273.2)×(1−(取得した気圧/P0)^0.1902)+手動オフセット値 (1)
t0は、基準温度であり、15度である。P0は、基準気圧であり、1013.25hPaである。ALTが、高度を示す。算出した高度の単位は、m(メートル)である。手動オフセット値は、ユーザーが設定可能な値である。手動オフセット値を設ける理由として、(1)式の右辺における第1項だけでは、季節や気候によっては、算出された高度の精度が劣化することがある。そこで、目的地Dstの座標を設定する前に、実際の高度が判明している位置において、電子時計Wは、(1)式の手動オフセット値を0として、高度を算出する。その後、ユーザーは、実際の高度から、算出された高度を減じた値を、手動オフセット値として設定する。これにより、電子時計Wは、手動オフセット値が0である場合と比較して、より正確な高度を得ることが可能になる。
昇降度算出部62は、算出した高度を記憶部5に記憶する。さらに、昇降度算出部62は、算出した高度から、記憶部5に記憶した1秒前の高度を減じた値を昇降度として算出する。昇降度の単位は、m/秒となる。昇降度算出部62は、算出した昇降度を表示制御部61に出力する。表示制御部61は取得した昇降度を表示するように小秒針41を制御する。
A.2.2.コンパスモードにおける制御部6の構成
コンパスモードにおいて、方位算出部64は、3軸磁気センサー3が計測した磁北の方位を取得する。方位算出部64は、取得した磁北に基づいて、真北の方位を算出する。方位算出部64は、算出した真北の方位を表示制御部61に出力する。表示制御部61は、取得した真北の方位をセンター指針13が向くように、センター指針13を制御する。
A.2.3.気圧表示モードにおける制御部6の構成
気圧表示モードにおいて、気圧傾向算出部63は、気圧センサー4が計測した気圧を1秒ごとに取得する。気圧傾向算出部63は、取得した気圧を記憶部5に記憶する。さらに、気圧傾向算出部63は、取得した気圧を表示制御部61に出力する。さらに、気圧傾向算出部63は、取得した気圧から、記憶部5に記憶した1秒前の気圧を減じた値を算出する。気圧傾向算出部63は、算出した値が正であれば気圧傾向が正であると算出し、算出した値が負であれば気圧傾向が負であると算出する。気圧傾向算出部63は、算出した気圧傾向を表示制御部61に出力する。
表示制御部61は、取得した気圧を指示するように、数値表示短針32、数値表示長針33、およびセンター指針13を制御する。さらに、表示制御部61は、算出した気圧傾向を指示するように、小秒針41を制御する。
A.3.各動作モードのフローチャート
昇降度表示モード、気圧表示モードのそれぞれについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
A.3.1.昇降度表示モードのフローチャート
図9に、昇降度表示モードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23bを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを昇降度表示モードに設定する。昇降度表示モードでは、制御部6は、現在時刻を表示するように時針11および分針12を制御し、センター指針13を12時位置で停止するように制御し、「0」を指示するように数値表示短針32および数値表示長針33を制御する。
制御部6は、動作モードを昇降度表示モードに設定している場合に、操作ボタンBの所定時間(例えば3秒)以上の押下操作を検出する(ステップS1)。所定時間は、3秒に限らず適宜変更可能である。所定時間以上の押下操作を検出すると、昇降度算出部62は、昇降度の算出を開始する。次に、昇降度算出部62は、気圧センサー4が計測した気圧を取得して、(1)式に従って昇降度を算出する(ステップS2)。そして、表示制御部61は、算出した昇降度を指示するように、小秒針41を制御する(ステップS3)。また、表示制御部61は、算出した昇降度、および記憶部5に記憶された過去の昇降度のうち、最大の昇降度を指示するように、センター指針13を制御する(ステップS4)。
そして、制御部6は、動作モードを昇降度表示モードに設定してから1分間が経過した、または、操作ボタンBの押下操作を検出したかを判断する(ステップS5)。1分間が経過しておらず、かつ、操作ボタンBの押下操作を検出していない場合(ステップS5:No)、昇降度算出部62は、ステップS2の処理を、前回の実行から1秒後に実行する。一方、1分間が経過した、または操作ボタンBの押下操作を検出した場合(ステップS5:Yes)、制御部6は、一連の処理を終了する。
A.3.2.気圧表示モードのフローチャート
図10に、気圧表示モードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23dを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを気圧表示モードに設定する。制御部6は、動作モードを気圧表示モードに設定している場合に、操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を検出する(ステップS11)。所定時間以上の押下操作を検出すると、気圧傾向算出部63は、気圧および気圧傾向の算出を開始する。次に、気圧傾向算出部63は、気圧および気圧傾向を算出する(ステップS12)。そして、表示制御部61は、算出した気圧を指示するように、数値表示短針32、数値表示長針33、およびセンター指針13を制御する(ステップS13)。また、表示制御部61は、算出した気圧傾向を指示するように、小秒針41を制御する(ステップS14)。
そして、制御部6は、動作モードを気圧表示モードに設定してから1分間が経過した、または、操作ボタンBの押下操作を検出したかを判断する(ステップS15)。1分間が経過しておらず、かつ、操作ボタンBの押下操作を検出していない場合(ステップS15:No)、気圧傾向算出部63は、ステップS12の処理を、前回の実行から1秒後に実行する。一方、1分間が経過した、または操作ボタンBの押下操作を検出した場合(ステップS15:Yes)、制御部6は、一連の処理を終了する。
A.4.実施形態の効果
図11に、10時側情報表示部40および時針11の関係を示す。図11に示すように、小秒針41の指針軸Ax41の軸方向からの平面視(以下、単に「平面視」と称する)において、10時側情報表示部40および時針11は、以下に示す3つの配置関係が成り立つ。第1配置関係は、目盛り42pの各数字が、目盛り42zと指針軸Ax41とを結ぶ仮想直線L41(「第1仮想直線」の例)に対して線対称に配置されることである。第2配置関係は、指針軸Ax41が、時針11の指針軸Ax11に重ならない位置に配置されることである。言い換えれば、第2配置関係は、指針軸Ax41と、時針11の指針軸Ax11とは異なる位置に配置される。第3配置関係は、時針11の回転運動が可能な範囲Rng11が、小秒針41の回転運動が可能な範囲Rng41の一部と重なり、かつ目盛り42zとは重ならないことである。なお、範囲Rng11の全てを表示すると、10時側情報表示部40を小さく表示せざるを得ない。従って、図11では、図面の煩雑化を避けるために、範囲Rng11の一部だけを表示する。
第1配置関係は、一般的な昇降計のように、目盛り42pの各数字および目盛り42mの各数字が、目盛り42zを通る仮想直線L41に対して線対称に配置されていることを示している。小秒針41が指示可能な複数の数値のうち0が中心に配置されていることから、複数の数値のうち0が基準であると言える。基準となる0近傍が時針11で隠されてしまうと、小秒針41が指示する数値が正なのか負なのかが判読することが困難になるため、0近傍の数値を判読することは、0近傍ではない数値を判読することよりも重要である。特に、時針11は、分針12やセンター指針13より動きが遅く、一旦時針11と数値が重なると長時間判読が困難となる。以上の形態では、時針11の回転運動が可能な範囲は、目盛り42zとは重ならないため、0近傍の数値の判読性の低下を抑制することが可能である。また、仮想直線L41に対する小秒針41の位置を把握するだけで、小秒針41が示す正負の値を判読することができる。
第2配置関係は、言い換えれば、小秒針41と時針11とは同軸でないことを示している。第3配置関係について、範囲Rng11が範囲Rng41の一部と重なることにより、範囲Rng11が範囲Rng41と重ならないことと比較して、時針11と目盛り14aとの距離が近くなるため、時針11が指示する数値をユーザーが判読し易くなる。さらに、第3配置関係について、範囲Rng11が目盛り42zと重ならないことにより、小秒針41が指示可能な複数の数値のうち重要な0の近傍の数値の判読性の低下を抑制することが可能になる。範囲Rng11が目盛り42zと重ならないことは、範囲Rng11の外側に目盛り42zが配置されているとも言える。
また、表示部10の6時位置と12時位置とを結ぶ仮想直線Ly(「第2仮想直線」の例)から目盛り42zまでの最短距離L420は、仮想直線Lyから目盛り42pまでの最短距離L421より長い。言い換えれば、指示可能な複数の数値を示す数字のうち、目盛り42zの数字「0」が仮想直線Lyから最も離れている。仮想直線Lyは、第1バンド部Fと、指針軸Ax11と、第2バンド部Gとを通る仮想直線とも言える。
小秒針41が指示可能な複数の数値を示す数字のうち、目盛り42zの「0」が仮想直線Lyから最も離れている。従って、図11に示すように、表示部10の6時位置から時計回りに12時位置までの間に目盛り42zが配置されているので、目盛り42zは、指針軸Ax41からみて9時位置に配置される。このような配置とすることにより、小秒針41が指示する数値が正であれば小秒針41は上向きとなり、小秒針41が指針する数値が負であれば小秒針41は下向きとなる。ユーザーは、小秒針41が上向きか下向きかを判読するだけで、小秒針41が指針する数値が正か負かを判断することが可能になる。
また、小秒針41は、気圧センサー4が計測した気圧に基づく昇降度に応じて、目盛り42pの数値、目盛り42mの数値、または、目盛り42zの数値を指示する。これにより、ユーザーは、目盛り42zの「0」近傍の昇降度を容易に判読することが可能になる。昇降度が正である場合、ユーザーは上昇しており、昇降度が負である場合、ユーザーは下降していることになるため、小秒針41が指示する数値が正なのか負なのかを判読することは重要である。例えば、ユーザーが、パラグライディングまたはハンググライディング等の航空スポーツを行っている場合、昇降度を得ることが重要である。重要となる理由として、ユーザーは、判別できた昇降度を、上昇気流を探したり、下降気流を避けたりするために用いることが可能になるためである。航空スポーツを行わないユーザーであっても、高速エレベーターに搭乗している場合に、昇降度を知りたいという関心を持つ場合がある。この場合に、電子時計Wは、ユーザーに昇降度を提供することが可能になる。
また、図1で述べたように、計測結果数字色は、白色である。一方、時刻記号色は、オレンジ色である。記号背景色は、黒色である。このように、計測結果数字色と記号背景色との明度差は、時刻記号色と記号背景色との明度差より大きい。一般的に、前景色と背景色との明度差が大きいほど、前景色がより見え易くなる。計測結果と時刻とを比較すると、計測結果の方がより重要な情報である。従って、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果の少なくとも一部を示す数字を、より見え易くすることが可能になる。なお、明度とは色の明るさを表す指標であり、反射率100%の白色を明度10として、0から10の数値で表すことができる。明度は、色彩計や分光測色計により測定することができる。
また、計測結果数字色と記号背景色との色差は、時刻記号色と記号背景色との色差より大きい。ここで、第1色と第2色との色差とは、例えば、下記(2)式により得られる。
色差=((R2−R1)^2+(G2−G1)^2+(B2−B1)^2)^0.5 (2)
R1、G1、B1は、それぞれ、第1色の赤の要素、第1色の緑の要素、第1色の青の要素である。同様に、R2、G2、B2は、それぞれ、第2色の赤の要素、第2色の緑の要素、第2色の青の要素である。色差は、分光測色計や色彩色差計により測定したR1、G1、B1、R2、G2、B2の値から算出することができる。
一般的に、前景色と背景色との色差が大きいほど、前景色と背景色とが区別し易くなり、前景色が見え易くなる。従って、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果の少なくとも一部を示す数字を、より見え易くすることが可能になる。
また、図1で述べたように、計測結果指針色は、白色である。一方、時刻指針色は、オレンジ色である。このように、計測結果指針色と記号背景色との明度差は、時刻指針色と記号背景色との明度差より大きい。従って、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果に関する指針の先端部を、より見え易くすることが可能になる。
また、計測結果指針色と記号背景色との色差は、時刻指針色と記号背景色との色差より大きい。従って、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果に関する指針の先端部を、より見え易くすることが可能になる。
また、分針12は1分間に6度回転することに対し、時針11は1分間に0.5度しか回転しない。従って、平面視において、時針11の陰に隠れた文字が再び見えるまでにかかる第1時間は、分針12の陰に隠れた文字が再び見えるまでにかかる第2時間より長くなる。さらに、本実施形態で示すように、時針11は分針12より短い分、太くなっており、この太さの分第1時間が長くなる。以上により、回転速度が分針12より遅い時針11の回転運動が可能な範囲Rng11が、目盛り42zとは重ならないため、小秒針41が指示可能な複数の数値のうち重要な0の近傍の数値の判読性の低下を抑制することが可能になる。
B.変形例
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
B.1.第1変形例
実施形態におけるコンパスモードでは、真北の方位を示すことができた。一方、第1変形例におけるコンパスモードでは、真北の方位を示すことに加えて、ウェイポイントWpt(図15参照)の方位角および現在位置からウェイポイントWptまでの距離を示すことができる。ウェイポイントWptは、ナビゲーションにおける経路上の地点情報であり、例えば、記憶部5に予め登録された位置である。例えば、ユーザーが出張した場合に、電子時計Wは、ユーザーの操作によって、ユーザーの宿泊地となるホテルの位置をウェイポイントWptに登録する。そして、ユーザーがホテルから外出し、ホテルに戻ろうとする場合に、電子時計Wは、コンパスモードによって、ウェイポイントWptであるホテルの位置の方位角および現在位置からホテルの位置までの距離を示すことができる。
さらに、第1変形例では、現在位置からウェイポイントWptまでの距離の表示可能な範囲を設定することが可能である。表示可能な範囲を、以下、「レンジ」と称する。より具体的には、第1変形例では、電子時計Wは、ウェイポイントWptまでの距離のレンジを、0m以上10km未満の第1レンジ、0m以上100km未満の第2レンジ、0mから1000km未満の第3レンジのいずれかに設定することが可能である。
図12に、第1変形例における電子時計Wの平面図を示す。以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第1変形例に関する要素であるとする。図12では、領域Reg1を拡大した拡大領域EnReg1を示す。
拡大領域EnReg1に示すように、表示部10は、7時側情報表示部70を有する。7時側情報表示部70には、文字板10aの一部が含まれる。
7時側情報表示部70は、目盛り71を有する。目盛り71には、センター指針13が指示可能な複数の10のべき乗数が示されている。具体的には、目盛り71には、複数の10のべき乗数を示す数字として、数字「100」、数字「1000」、および数字「10000」が配置されている。以下、目盛り71に示されている10のべき乗数を、「レンジ値」と称する。センター指針13が第1レンジ値「100」を指示する場合、7時側情報表示部70は、現在のレンジが第1レンジであることを示す。センター指針13が第2レンジ値「1000」を指示する場合、7時側情報表示部70は、現在のレンジが第2レンジであることを示す。センター指針13が第3レンジ値「10000」を指示する場合、7時側情報表示部70は、現在のレンジが第3レンジであることを示す。
以下では、説明の簡略化のため、第1レンジの次のレンジを第2レンジとし、第2レンジの次のレンジを第3レンジとし、第3レンジの次のレンジを第1レンジとする。
目盛り71内の数字は、レンジを設定することに用いられるため、計測結果を示すことに用いられず、かつ、時刻に関しない。従って、目盛り71内の数字は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。第1変形例では、目盛り71内の数字は、オレンジ色である。
図12の例では、センター指針13は、数字「100」を指示しているため、現在のレンジが、第1レンジであることを示す。現在のレンジが第1レンジである場合、目盛り31aの各数字は、数値表示短針32に対して「km」の一の位の桁の値として使用され、数値表示長針33に対して「m」の百の位の桁の値として使用される。同様に、現在のレンジが第2レンジである場合、目盛り31aの各数字は、数値表示短針32に対して「km」の十の位の桁の値として使用され、数値表示長針33に対して「km」の一の位の桁の値として使用される。同様に、現在のレンジが第3レンジである場合、目盛り31aの各数字は、数値表示短針32に対して「km」の百の位の桁の値として使用され、数値表示長針33に対して「km」の十の位の桁の値として使用される。
B.1.1.コンパスモードの概要
コンパスモードでは、電子時計Wは、真北の方位、ならびに、ウェイポイントWptのまでの方位および距離を示すことができる。動作モードをコンパスモードに設定している場合に、表示部10は、3軸磁気センサー3によって計測された磁北の方位に基づいて、センター指針13の向きが真北を向くようにセンター指針13を制御する。
さらに、表示部10は、小秒針41の向きによってウェイポイントWptの方位を示す。さらに、表示部10は、数値表示短針32および数値表示長針33が指示する数値によってウェイポイントWptの距離を示す。
B.1.2.第1変形例にかかる制御部6の構成
図13に、制御部6の構成図を示す。制御部6は、記憶部5に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、表示制御部61と、昇降度算出部62と、気圧傾向算出部63と、方位算出部64と、レンジ設定部65と、現在位置算出部66とを実現する。以下、コンパスモードについて、制御部6の構成を説明する。
B.1.2.1.コンパスモードにおける制御部6の構成
コンパスモードにおいて、レンジ設定部65は、レンジを設定する。具体的には、レンジ設定部65は、記憶部5から現在のレンジを取得する。現在のレンジが設定されていない場合、レンジ設定部65は、記憶部5に記憶されたレンジの初期値を取得する。レンジ設定部65は、取得したレンジを表示制御部61に出力する。表示制御部61は、取得したレンジのレンジ値を示すように、センター指針13を制御する。
次に、レンジ設定部65は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作の回数に応じて、レンジを設定する。例えば、レンジ設定部65は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作が1回あった場合、レンジを、現在のレンジの次のレンジに設定する。レンジを設定した場合、レンジ設定部65は、設定後のレンジを表示制御部61に出力する。表示制御部61は、設定後のレンジのレンジ値を示すように、センター指針13を制御する。
現在位置算出部66は、GPSレシーバー2から衛星信号を取得し、取得した衛星信号に基づいて現在位置の座標を算出する。現在位置算出部66は、算出した現在位置の座標を、表示制御部61に出力する。
表示制御部61は、記憶部5に予め登録された位置の座標と、現在位置算出部66が算出した現在位置の座標とから、現在位置からウェイポイントWptまでの距離およびウェイポイントWptの方位角を算出する。
表示制御部61は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離を、現在のレンジ値で除した第1値に応じて、数値表示短針32および数値表示長針33が目盛り31aの数値を指示するように制御する。表示制御部61の制御により、数値表示短針32および数値表示長針33は、第1値に応じて、目盛り31aの数値を指示する。具体的には、表示制御部61は、第1値の十の桁の値を数値表示短針32で指示し、第1値の一の桁の値を数値表示長針33で指示する。例えば、算出した距離が1200mであり、現在のレンジ値が「100」であるとする。この場合、1200を100で除した第1値は12であるため、表示制御部61が数値表示短針32および数値表示長針33を制御することにより、数値表示短針32は「1」を指示し、数値表示長針33は「2」を指示する。
また、算出した方位角は、グローバル座標系におけるウェイポイントWptの方位角である。従って、表示制御部61は、方位算出部64が算出した真北を用いて電子時計Wのローカル座標系におけるウェイポイントWptの方位角に変換する。表示制御部61は、小秒針41の向きによって、変換した方位角を示すように小秒針41を制御する。
B.1.3.動作モードのフローチャート
コンパスモードについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
B.1.3.1.コンパスモードのフローチャート
図14に、コンパスモードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23cを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードをコンパスモードに設定する。制御部6は、動作モードをコンパスモードに設定している場合に、竜頭Dの一段引き出し操作を受け付ける(ステップS21)。表示制御部61は、竜頭Dの引き出し操作を受け付けると、現在のレンジのレンジ値を指示するように、センター指針13を制御する(ステップS22)。
制御部6は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作を検出したか否かを判断する(ステップS23)。操作ボタンAの所定時間以上の押下操作を検出した場合(ステップS23:Yes)、表示制御部61は、次のレンジのレンジ値を指示するように、センター指針13を制御する(ステップS24)。ステップS24の処理後、または、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作を検出していない場合(ステップS23:No)、制御部6は、竜頭Dの押し込み操作を検出したか否かを判断する(ステップS25)。竜頭Dの押し込み操作を検出していない場合(ステップS25:No)、制御部6は、処理をステップS23に戻す。
一方、竜頭Dの押し込み操作を検出した場合(ステップS25:Yes)、レンジ設定部65は、センター指針13が現在指示しているレンジ値のレンジを、現在のレンジとして設定する(ステップS26)。次に、制御部6は、操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を受け付ける(ステップS27)。操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を受け付けると、現在位置算出部66は、現在位置の座標の算出を開始し、方位算出部64は、真北の方位の算出を開始する。そして、現在位置算出部66は、現在位置の座標を算出する(ステップS28)。また、方位算出部64は、3軸磁気センサー3が計測した地磁気の方向に基づいて、真北の方位を算出する(ステップS29)。表示制御部61は、真北の方位を示すように、センター指針13を制御する(ステップS30)。
そして、表示制御部61は、現在位置の座標および記憶部5に記憶されたウェイポイントWptの座標に基づいて、現在位置からウェイポイントWptまでの距離を算出する(ステップS31)。さらに、表示制御部61は、現在位置の座標、ウェイポイントWptの座標、および、真北の方位に基づいて、電子時計Wのローカル座標系におけるウェイポイントWptの方位角を算出する(ステップS32)。表示制御部61は、設定したレンジに応じて、算出した距離を示すように、数値表示短針32および数値表示長針33を制御する(ステップS33)。また、表示制御部61は、ウェイポイントWptの方位角を示すように、小秒針41を制御する(ステップS34)。ステップS34の処理終了後、制御部6は、一連の処理を終了する。コンパスモードにおける数値表示短針32、数値表示長針33、センター指針13、および小秒針41の向きについて、図15を用いて説明する。
図15に、コンパスモードにおける指針の向きの一例を示す。ステップS29の処理により、センター指針13は、真北の方位を指示する。また、ステップS32の処理によって数値表示短針32および数値表示長針33は、算出した距離Lを示す。また、ステップS34の処理によって、小秒針41は、算出した方位角ψを示す。
B.1.4.第1変形例の効果
以上示したように、数値表示短針32および数値表示長針33は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離を現在のレンジ値で除した値に応じて、目盛り31aの数値を指示する。これにより、電子時計Wは、レンジを適切に変更することにより、レンジを変更しない場合に比べて、目盛り31aを用いて表示可能な数値を増やすことが可能になる。例えば、現在位置からウェイポイントWptまでの距離が10km以上100km未満であり、レンジ値が「100」に設定されていると想定する。この想定では、レンジ値が「100」であり表示可能な数値を超えているため、数値表示短針32および数値表示長針33は、目盛り31aの数字「0」を指示し、正しい距離を指示することができない。そこで、電子時計Wは、ユーザーの操作によってレンジ値を「10000」に設定することにより、数値表示短針32および数値表示長針33は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離に応じた目盛り31aの適切な数字を指示することが可能になる。
ユーザーは、数値表示短針32および数値表示長針33が指示する数値を閲覧して、例えば、ウェイポイントWptまで歩いて移動するか、タクシーで移動するかを適切に判断することが可能になる。
B.2.その他の変形例
第1変形例において、センター指針13が指示可能な10のべき乗数として、数字「100」、数字「1000」および数字「10000」が7時側情報表示部70内に配置されたが、これらの数字に限らない。例えば、10のべき乗数は、10の0乗である数字「1」でもよいし、10の−1乗である数字「0.1」でもよい。また、7時側情報表示部70内には、数字「10000」の代わりに、数字「10」または「1.0E4」というように指数表現された数字が配置されてもよい。
上述した各形態において、目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zは、昇降度を指示するために用いられたが、これに限らない。例えば、標高、気温、または紫外線強度等を指示してもよい。標高を表示する場合、10時側情報表示部40は、目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zを対数目盛りとしても用いてもよい。例えば、図1において、目盛り42pの数字「1」は、10mを示し、目盛り42pの数字「2」は、100mを示し、目盛り42pの数字「3」は、1000mを示し、目盛り42pの数字「4」は、10000mを示し、目盛り42pの数字「5」は、100000mを示してもよい。同様に、目盛り42mの数字「1」は、−10mを示し、目盛り42mの数字「2」は、−100mを示すようにしてもよい。また、小秒針41は、気温または紫外線強度を表示する場合、気温または紫外線強度の傾向が正であれば正符号43pを指示し、気温または紫外線強度の傾向が負であれば負符号43mを指示してもよい。ユーザーは、正符号43pおよび負符号43mが示す気温または紫外線強度の傾向を容易に判読することが可能になる。
以上の各形態において、昇降度の単位は、m/秒であったが、フィート/秒でもよい。
以上の各形態において、目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zには、数字「1」といったアラビア数字が配置されたが、これに限らない。目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zには、例えば、ローマ数字または漢数字が配置されてもよい。
以上の各形態において、第1目盛りの例である目盛り42zには、0であることを数字「0」が配置されていたが、数字「0」以外の記号が配置されていてもよい。例えば、目盛り42zには、0であることを示す記号「・」でもよい。
以上の各形態において、計測結果数字色および計測結果指針色は、白色であり、時刻記号色および時刻指針色は、オレンジ色であり、記号背景色は黒色であったが、これに限らない。具体的には、計測結果数字色と記号背景色との明度差が、時刻記号色と記号背景色との明度差より大きければ、計測結果数字色および時刻記号色は、どのような色でもよい。または、計測結果数字色と記号背景色との色差が、時刻記号色と記号背景色との色差より大きければ、計測結果数字色および時刻記号色は、どのような色でもよい。同様に、計測結果指針色と記号背景色との明度差が、時刻指針色と記号背景色との明度差より大きければ、計測結果指針色および時刻指針色は、どのような色でもよい。または、計測結果指針色と記号背景色との色差が、時刻指針色と記号背景色との色差より大きければ、計測結果指針色および時刻指針色は、どのような色でもよい。
例えば、計測結果数字色の明度と記号背景色の明度とが同一である場合、計測結果数字色と記号背景色との明度差と、時刻記号色と記号背景色との明度差とが同一となる。しかしながら、計測結果数字色の明度と記号背景色の明度とが同一であっても、計測結果数字色と記号背景色との色差が、時刻記号色と記号背景色との色差より大きければ、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果の少なくとも一部を示す数字をユーザーがより見え易くすることが可能になる。
以上の各形態において、表示部10の形状は、円形であったが、円形に限らない。例えば、表示部10の形状は、矩形でもよい。
以上の各形態において、電子時計Wが有する操作ボタンの数は、上述した各形態における3つに限られず、3つより少なくてもよいし、3つより多くてもよい。また、電子時計Wが有する操作ボタンの配置は、上述した各形態における位置に限らない。
上述した各形態において、6時側情報表示部20、10時側情報表示部40、2時側情報表示部30、および日にち表示部50の位置は、上述した各形態における位置に限らない。例えば、6時側情報表示部20が、2時位置にある場合、平面視において、目盛り42zは、指針軸Ax41から見て3時方向に配置される。また、上述した各形態において、10時側情報表示部40、2時側情報表示部30、日にち表示部50の少なくとも1つがなくてもよい。
以上の各形態において、現在位置算出部66は、GPSレシーバー2から衛星信号を取得するとしたが、現在位置算出部66は、GPS以外の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の測位用衛星やGNSS以外の測位用衛星から衛星信号を取得してもよい。例えば、現在位置算出部66は、WAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European
Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal
NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou
Navigation Satellite System)等の衛星測位システムのうち1つ、あるいは2つ以上のシステムの衛星から衛星信号を取得してもよい。
本発明は、上述の電子時計Wを、上述に記載の電子時計Wの各部として機能させるように構成されたコンピュータープログラムまたは当該コンピュータープログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体として捉えることもできる。記録媒体は例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD−ROM等の光学式記録媒体の他、半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の任意の記録媒体を含み得る。また、本発明は上述した各態様にかかる時計の指針を制御する指針制御方法としても特定される。
上述した各形態では、電子時計であったが、機械式時計にも上述した各形態を適用することが可能である。具体的には、表示部10は、機械式時計の表示部として適用可能である。10時側情報表示部40には、例えば、アネロイド気圧計が計測した気圧を表示してもよい。
1…発振回路、10…表示部、10a…文字板、11…時針、12…分針、13…センター指針、14…ダイヤルリング、14a…目盛り、14c…目盛り、15…ベゼル、15a…目盛り、20…6時側情報表示部、22…目盛り、30…2時側情報表示部、31a…目盛り、32…数値表示短針、33…数値表示長針、4…気圧センサー、40…10時側情報表示部、41…小秒針、42z…目盛り、42p…目盛り、42m…目盛り、43…目盛り、6…制御部、61…表示制御部、62…昇降度算出部、63…気圧傾向算出部、64…方位算出部、65…レンジ設定部、66…現在位置算出部、70…7時側情報表示部、71…目盛り、A…操作ボタン、B…操作ボタン、C…操作ボタン、D…竜頭、W…電子時計。

Claims (8)

  1. 第1指針と、時針とを含み、時刻を表示する表示部を備え、
    前記表示部には、
    前記第1指針が指示する複数の数値のうち0であることが示された第1目盛り、および、前記複数の数値のうち0以外の数値を示す数字が設けられた第2目盛りが設けられた昇降計が設けられ、
    前記第1指針の指針軸の軸方向からの平面視において、前記時針の回転運動が可能な範囲は、前記第1指針の回転運動が可能な範囲の一部と重なり、かつ前記第1目盛りとは重ならない、
    ことを特徴とする時計。
  2. 請求項1において、
    前記昇降計は、
    前記平面視において、前記第2目盛りの数字は、前記第1目盛りと前記第1指針の指針軸とを結ぶ第1仮想直線に対して線対称に設けられ、
    前記平面視において、前記第1指針の指針軸は、前記時針の指針軸に異なる位置に設けられている、
    ことを特徴とする時計。
  3. 請求項1または2において、
    前記表示部の6時位置と12時位置とを結ぶ第2仮想直線から前記第1目盛りまでの最短距離は、前記第2仮想直線から前記第2目盛りまでの最短距離より長い、
    ことを特徴とする時計。
  4. 請求項1から3のいずれか一項において、
    気圧センサーを備え、
    前記第1指針は、前記気圧センサーが計測した気圧に基づく高度の単位時間当たりの変化量を、前記第1目盛りの数値または前記第2目盛りの数値で指示する、
    ことを特徴とする時計。
  5. 請求項1から4のいずれか一項において、
    センサーと前記センサーが計測した結果を指示する第2指針とを備え、
    前記第2指針は、前記センサーが計測した計測結果を指示し、
    前記第2指針の一部の色と前記数字の背景色との明度差は、前記時針の一部の色と前記背景色との明度差より大きい、
    ことを特徴とする時計。
  6. 請求項1から4のいずれか一項において、
    センサーと前記センサーが計測した結果を指示する第2指針とを備え、
    前記第2指針は、前記センサーが計測した計測結果を指示し、
    前記第2指針の一部の色と前記数字の背景色との色差は、前記時針の一部の色と前記背景色との色差より大きい、
    ことを特徴とする時計。
  7. 請求項4において、
    前記第1指針の一部の色と前記数字の背景色との明度差は、前記時針の一部の色と前記背景色との明度差より大きい、
    ことを特徴とする時計。
  8. 請求項4において、
    前記第1指針の一部の色と前記時計に設けられた前記数字の背景色との色差は、前記時針の一部の色と前記背景色との色差より大きい、
    ことを特徴とする時計。
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