JP2019148148A - 室内建具 - Google Patents

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Hirotaka Inoue
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Abstract

【課題】戸当たりを目立たなくして意匠性を向上させた室内建具を提供すること。【解決手段】開口部に配置される枠材3及び枠材3の内側に開閉可能に取り付けられる戸体10を有するドア1であって、枠材3は、開口部の見込面内に沿って配置される平面部311と、平面部311に配置される戸当たりを取り付ける戸当たり溝312と、を有し、縦枠戸当たり61は、縦枠戸当たり61の見込方向に沿う内側面から連続して一方側に突出し、開口部の見込面における一方側の面との間に見込壁パネル550を配置可能な壁板被覆部613を有する、ドア1である。【選択図】図2

Description

本発明は、室内建具に関する。
従来、室内の開口部に建具を取り付ける際、開口部の周囲に枠材が設けられる。枠材は、戸体が配置された状態でも戸体の周囲で露出する。そこで、枠材を開口部の見込面よりも見込方向の外側に突出させて、突出させた端部に壁板等の板材を納めることで、枠材の露出を目立たなくする構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、枠材には、戸体の開動作を規制し、戸体が閉められる際枠材に当たる衝撃を緩衝するため、枠材の見込方向略中央部に、枠材に沿って戸当たりが設けられている。
特開2016−20555号公報
戸当たりは、枠材における見込面から見付方向内側に突出して配置される。このため、枠材の露出を低減させても、戸当たりが見付方向内側に突出し、戸体を開くと視認される。このため、枠材の露出を目立たなくしても、戸当たりが露出することで、意匠性をさらに向上させることが難しかった。
本発明は、戸当たりを目立たなくして意匠性を向上させた室内建具を提供することを目的とする。
本発明は、開口部に配置される枠材(例えば、後述の枠材3)及び前記枠材の内側に開閉可能に取り付けられる戸体(例えば、後述の戸体10)を有する室内建具(例えば、後述のドア1)であって、前記枠材は、前記開口部の見込面内に沿って配置される枠材見込面(例えば、後述の平面部311)と、前記枠材見込面に配置される戸当たり(例えば、後述の縦枠戸当たり61)を取り付ける戸当たり取付部(例えば、後述の戸当たり溝312)と、を有し、前記戸当たりは、前記戸当たりの見込方向に沿う内側面から連続して一方側に突出し、前記開口部の見込面における一方側の面との間に壁板を配置可能な壁板被覆部(例えば、後述の壁板被覆部613)を有する、室内建具に関する。
前記枠材は、前記枠材見込面から延出して前記壁板被覆部と反対の見込方向の他方側に突出する突出部(例えば、後述の突出部315a)を有することが好ましい。
前記壁板被覆部の一方側の端部は、前記開口部の見込面に向かって屈曲し、前記開口部の見込面に配置される前記壁板(例えば、後述の見込壁パネル550)に対面する壁板被覆部側屈曲部(例えば、後述の壁板被覆部側屈曲部613b)を有することが好ましい。
前記戸当たり取付部は、前記枠材の長手方向に沿って形成される溝部により構成されることが好ましい。
上下方向に延びる一対の縦枠(例えば、後述の縦枠31)と、前記縦枠に取り付けられて開閉される戸体と、を有する室内用のドアであることが好ましい。
本発明によれば、戸当たりを目立たなくして意匠性を向上させた室内建具を提供することができる。
本実施形態の室内建具の正面図である。 図1のA−A断面の拡大図である。 本実施形態の室内建具の上枠側の納まりを示す断面図である。 他の実施形態の室内建具の拡大断面図である。 さらに他の実施形態の垂壁納まりの上枠側を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳しく説明する。
なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部を正面から見た場合の左右方向を意味し、「見込方向」とは、開口部を介して連続する二つの空間の手前側と奥側を結ぶ室内外方向を意味する。
図1は、本実施形態の室内建具としてのドア1の正面図である。ドア1は、床面54から天井51まで上下方向一杯に延びる天井納まりの建具である。ドア1は躯体2、天井51、床面54及び壁53で囲まれる開口部に配置される。
躯体2は、上下方向に延び、互いに離間する一対の柱21と、一対の柱21同士を連結する梁22と、を有する。
天井51は、室内上部で床面54に対向するように延びる天井パネル510により構成される。天井パネル510は、梁22の下端側に位置する野縁23に固定される。
壁53は、開口部の周囲に上下方向に延びるように配置され、柱21の見付面に取り付けられる壁板としての壁パネル530や、開口部の見込面で、戸体10の開閉方向の奥側に取り付けられる壁板としての見込壁パネル550(図2参照)を含む。
床面54は、天井パネル510に対向して配置される床パネル540により構成される。
ドア1は、開口部に配置される枠材3と、戸当たりとしての縦枠戸当たり61と、上枠戸当たり62と、戸体10とを有する。
戸体10は、枠材3の内側に開閉可能に取り付けられ、見付方向の一方側に片開きで配置される板体である。戸体10の縦方向の長さは、本実施形態では、1700〜2500mm程度である。
枠材3は、一対の縦枠31及び上枠32を有する。上枠32及び縦枠31は、それぞれアルミで構成される。
縦枠戸当たり61及び上枠戸当たり62は、枠材3に取り付けられ、樹脂により構成される。
図2は、図1のA−A断面図であり、平納まりの配置を図示している。図2を参照して、まず縦枠31及び縦枠戸当たり61について説明する。
縦枠31は、上枠32の見付方向の左右の端部から床面54に向かって上下に延びるように、柱21に一対取り付けられる。
図2に示すように、縦枠31は、枠材見込面としての平面部311と、戸当たり取付部としての戸当たり溝312と、平面支持部313と、壁パネル被覆部315と、を有する。
平面部311は、開口部の見込面内に沿って配置され、戸体10の見込面に向き合う平坦な部分である。戸体10の吊元側に位置する縦枠31の平面部311には、戸体10のヒンジ部が取り付けられる。
戸当たり溝312は、平面部311の見込方向の一方側に配置される。戸当たり溝312は、平面部311から、平面部311に直交する方向に屈曲し、略コ字状の断面を形成する溝部である。戸当たり溝312は、平面部311から見付方向外側に窪み、縦枠31の長手方向の全長に沿って形成される。戸当たり溝312は、後述する縦枠戸当たり61を嵌め込むための溝部であり、縦枠戸当たり61を開口部の見込面より見付方向内側で支持する。戸当たり溝312は、その底部312aが平面部311と平行する方向に延び、側壁部312bが底部312aに直交する方向に延びる。側壁部312bの一方側には、見込壁パネル550や合板560の木口面が近接する。側壁部312bにより、見込壁パネル550や合板560の木口面が隠される。
平面支持部313は、平面部311の裏側(柱21側)に配置される。平面支持部313は、支持部底部313aと、支持側壁部313bとを有する。支持部底部313aは、平面部311が延びる方向と同じ方向に沿って形成され、部分的に柱21に当接するように突出する突起313cを有する。支持側壁部313bは、戸当たり溝312の側壁部312bと対向し、平面部311に直交するように延びる。平面部311と、戸当たり溝312の側壁部312bと、支持部底部313aと、支持側壁部313bとにより、略長方形の中空部314が形成されている。
壁パネル被覆部315は、突出部315aと、突出部側屈曲部315bと、を有する。
突出部315aは、平面部311から延出し、開口部の見込方向における他方側、すなわち平面部311における戸当たり溝312が配置されない側で、開口部の見込面の端部を越えて、外側に突出する。突出部315aは、平面部311から連続的に延出する。
突出部側屈曲部315bは、突出部315aの他方側の端部が、平面部311の裏側に向かって屈曲し、さらに戸当たり溝312側に向かって屈曲し、断面視略コ字状に形成される。図2に示すように、平面支持部313の支持側壁部313bと、突出部側屈曲部315bの端部との間には隙間が形成され、この隙間に壁パネル530が位置する。突出部315aが平面部311の裏側に配置される壁パネル530の見込面に対面するように延出し、突出部側屈曲部315bが壁パネル530の表面に面するように屈曲することで、壁パネル被覆部315により壁パネル530の端部が被覆される。
縦枠戸当たり61は、平面部311の一方側の端部(壁パネル被覆部315が形成されない側の端部)に配置される戸当たり溝312に係止させて取り付けられる。縦枠戸当たり61は、縦枠31の見付方向に内側に突出する。縦枠戸当たり61は、戸体10の開閉が90度内で収まるように、戸体10の戸先側端部に当接可能に突出し、戸体10の回転を止める部材である。縦枠戸当たり61は、本体部610と、係止爪611と、ヒレ部612と、壁板被覆部613と、を有する。
本体部610は、断面視略四角形のホロー構造を有する。本体部610は、縦枠31の見込面よりも、見付方向内側に突出して配置される。本体部610が見付方向内側に突出することにより、戸体10が閉じられたときに、戸体10の戸先側端部に対向して配置される。本体部610は、縦枠戸当たり61が取り付けられた状態で見込方向に延びる一対の見込面610a及び見付方向に延びる一対の見付面610bを有する。一対の見付面610bのうち、見込方向の一方側に配置される見付面610bには、見込壁パネル550が近接する。一方側の見付面610bは、戸当たり溝312の側壁部312bと面一になるように配置され、側壁部312bとともに見込壁パネル550の木口面を覆い隠すように位置している。
係止爪611は、縦枠の戸当たり溝312に挿入されて係止可能な一対の凸部である。係止爪611は、本体部610における、取り付けられた状態で見付方向外側に配置され、一対の凸部のそれぞれが互いに離間し、向き合って配置される。係止爪611は、弾性変形可能に形成され、戸当たり溝312の一対の側壁部312bの内側に嵌まって当接し、縦枠戸当たり61を戸当たり溝312内に保持する。
ヒレ部612は、本体部610における戸体10の戸先と対向する側に配置される。ヒレ部612は、ゴム等の弾性部材で形成され、戸体10が勢いよく閉じられたとき等の衝撃を緩衝する。
壁板被覆部613は、壁板被覆部内側面613aと、壁板被覆部側屈曲部613bと、壁板被覆部外側面613cと、を有する。壁板被覆部613は、本体部610の見込方向の一方側で見付方向に延びる見付面610bと、壁板被覆部内側面613a、壁板被覆部側屈曲部613b、壁板被覆部外側面613cとの四面によりホロー構造に形成されている。
壁板被覆部内側面613aは、本体部610と一体に形成されて本体部610の見込方向に沿う内側面から連続し、縦枠31の平面部311の一方側に突出する。上述の通り、本体部610は戸当たり溝312に係止されており、戸当たり溝312は柱21に当接していて、開口部の見込面より見付方向内側で本体部610を支持している。このため、壁板被覆部内側面613aと、柱21の見込面における一方側の面との間には、幅狭の見込壁パネル550を配置可能な隙間が形成されている。この隙間には、見込壁パネル550だけでなく、見込壁パネル550の位置を調整する合板560も配置されている。
壁板被覆部側屈曲部613bは、壁板被覆部613の見込方向の一方の端部が柱21の見込面に向かって屈曲することで形成される。壁板被覆部側屈曲部613bは、その先端が壁板としての見込壁パネル550に対面する。
壁板被覆部外側面613cは、壁板被覆部側屈曲部613bの見込壁パネル550側の端部と、本体部610の見付面610bとを結ぶように延びる面であり、壁板被覆部内側面613aに対して見付方向外側に位置する。壁板被覆部外側面613cは、見込壁パネル550の見込面に沿うように延び、壁板被覆部外側面613cと本体部610の見付面610bが形成する角部に、見込壁パネル550の角部が配置される。この配置によれば、戸体10を開閉した際、戸体10が縦枠戸当たり61に当たった場合に、戸体10から生じる衝突の力が壁板被覆部外側面613cに沿う見込方向と本体部610の見付面610bに沿う見付方向の両方に分散し、衝撃が緩衝される。
縦枠戸当たり61は、縦枠31と同じ化粧シート33でラッピングされており、縦枠戸当たり61と縦枠31とに一体感が形成されている。
なお、図示を省略するが、縦枠31の上端部には、端部ピースが嵌合される。端部ピースは、縦枠31の上端部と天井パネル510等との間の隙間を塞ぐように上下方向にスライドさせて取り付けられる。
図3は、本実施形態のドア1の上枠32の納まりを示す図である。図3を参照して、上枠32及び上枠戸当たり62について説明する。
上枠32は、開口部の上部の見付方向に延びる。上枠32は、梁22に固定されるとともに、天井パネル510の端部を被覆する。
上枠32は、平面部321と、戸当たり溝322と、平面支持部323と、壁パネル被覆部325と、を有する。上枠32は、壁パネル被覆部325が見込方向の一方及び他方の両方に形成されている点で縦枠31と異なる。
平面部321は、開口部の内面側を向き、戸体10の見込面に向き合う平坦な部分である。
戸当たり溝322は、平面部321から、平面部321に直交する方向に屈曲し、略コ字状の断面を形成する凹部である。戸当たり溝322は、後述する上枠戸当たり62を嵌め込むための溝部であり、上枠戸当たり62を開口部の見込面より下側で支持する。戸当たり溝322は、その底部322aが平面部321と平行する方向に延び、側壁部322bが底部322a及び平面部321に略直交する方向に延びる。戸当たり溝322は、上枠32の縦方向の全長に沿って延びる。底部322aは、上枠32においては、柱21と当接している。
平面支持部323は、平面部321の裏側(梁22側)に配置される。平面支持部323は、梁側当接部323aと、支持側壁部323bとを有する。梁側当接部323aは、平面部321が延びる方向と同じ方向に沿って形成される平坦な面を有する。支持側壁部323bは、戸当たり溝322の側壁部322bと対向し、平面部321に直交するように延びる。平面部321と、戸当たり溝322の側壁部322bと、梁側当接部323aと、支持側壁部323bとにより、略長方形の中空部324が形成されている。
図3に示すように、天井パネル510は野縁23に固定され、2枚の天井パネル510が隣接して配置されている。隣接する天井パネル510同士の間に、上枠32の平面部321、戸当たり溝322、平面支持部323が配置される。
壁パネル被覆部325は、上枠32の見込方向の一方及び他方にそれぞれ突出部325aと、突出部側屈曲部325bと、を有する。
突出部325aは、平面部321及び戸当たり溝322から、見込方向の一方と他方に外側へ向かってに突出する。突出部325aは、一方側では、平面部321と同じ高さで延出する。突出部325aは、他方側では、平面部321から連続的に延出する。
突出部側屈曲部325bは、突出部325aの端部から梁22側に向かって屈曲する。図3に示すように、突出部側屈曲部325bの端部は、天井パネル510の表面に対面する。突出部325aが天井パネル510の面に沿って突出し、突出部側屈曲部325bが、天井パネル510の端部に対面することで、天井パネル510の端部が被覆される。
上枠戸当たり62は、上枠32の戸当たり溝322に係止するように取り付けられ、上枠32の下方に突出する。上枠戸当たり62は、戸体10の開閉が90度内で収まるように、戸体10の戸先側端部に当接可能に突出し、戸体10の回転を止める部材である。上枠戸当たり62は、本体部620と、係止爪621と、を有する。
本体部620は、断面視略四角形のホロー構造を有する。本体部620は、上枠32の見込面よりも、下方に突出して配置される。本体部620が下方に突出することにより、戸体10が閉じられたときに、戸体10の上端部に対向して配置される。
係止爪621は、上枠32の戸当たり溝322に挿入されて係止可能な一対の凸部である。係止爪621は、本体部620の上方に向かって突出するように形成され、一対の凸部のそれぞれが互いに離間し、向き合って配置される。係止爪621は、弾性変形可能に形成され、戸当たり溝322の一対の側壁部322bの内側に嵌まって当接し、上枠戸当たり62を戸当たり溝322内に保持する。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、ドア1を、開口部に配置される枠材3及び枠材3の内側に開閉可能に取り付けられる戸体10を含んで構成した。また、枠材3を、開口部の見込面内に沿って配置される平面部311と、平面部311に配置される縦枠戸当たり61を取り付ける戸当たり溝312、を含んで構成した。また、縦枠戸当たり61の見込方向に沿う内側面から連続して一方側に突出し、前記開口部の見込面における一方側の面との間に見込壁パネル550を配置可能な壁板被覆部613を、縦枠戸当たり61に含んで構成した。壁板被覆部613が縦枠戸当たり61の見込方向に沿う内側面から連続して形成され、一方側に突出することで、縦枠戸当たり61の一方側の端部が、縦枠31の一方側の端部を隠すことになる。このため、縦枠戸当たり61自体が縦枠31のように見える。縦枠31の一方側と他方側の端部の間に縦枠戸当たり61を配置する場合と比べると、枠として視認される線が一本減ることになる。よって、縦枠戸当たり61が目立たなくなり、意匠性の向上した室内建具を提供することができる。
また、本実施形態では、枠材3に、平面部311から延出して壁板被覆部613と反対の見込方向の他方側に突出する突出部315aを含んで構成した。平面部311から突出部315aが突出することで、突出部315aの裏面に壁パネル530を配置させることができるので、枠材3と開口部との間に一体感が生じ、意匠性に優れる。
また、本実施形態では、壁板被覆部613の一方側の端部を、開口部の見込面に向かって屈曲し、開口部の見込面に配置される見込壁パネル550に対面する壁板被覆部側屈曲部613bを含んで構成した。壁板被覆部613が壁板被覆部側屈曲部613bを有していることで、縦枠戸当たり61の一方側の端部と、柱21等の躯体の見込面の一方側の端部との間に見込壁パネル550等の板材を配置する空間ができる。このため、柱21の厚さや開口部の諸条件に応じて、柱21からの枠材3の距離を調整することができ、施工性が向上する。
また、本実施形態では、戸当たり溝312を、枠材3の長手方向に沿って形成される溝部により構成した。縦枠戸当たり61や上枠戸当たり62を、戸当たり溝312に嵌め込むことで設置できるため、施工が容易になる。
また、本実施形態では、室内建具を、上下方向に延びる一対の縦枠31と、縦枠31に取り付けられて開閉される戸体10と、を有する室内用のドアにより構成した。これにより、室内ドアの意匠性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
図4は他の実施形態に係る縦枠31の納まりを示す図である。具体的には、縦枠31は入隅納まりにより配置されている。
図4に示すように、入隅納まりにおいて、縦枠31の形状は、平納まりの場合と同様である。入隅納まりの場合、壁パネル530が縦枠31の一方側及び他方側の両方において見込方向に延びている。入隅納まりの場合、戸先側では、戸体10が開閉されるときに、壁パネル530が干渉しないように、開口部の見込面に合板のかい木511を配置し、縦枠31を見込方向内側に底上げしている。また、縦枠31の突出部側屈曲部315bの裏側には、化粧板512を見付方向に配置している。
入隅納まりでは、縦枠戸当たり61の壁板被覆部側屈曲部613Bは、平納まりの場合と比べて見付方向の長さ(高さ)が大きく構成されている。壁板被覆部側屈曲部613Bの高さ寸法は、適宜設定されてよい。壁板被覆部側屈曲部613Bは、縦枠31の戸当たり溝312における側壁部312bと見込方向で重なるように位置している。壁板被覆部613の側壁部312bと見込方向で重なる面の寸法を調整することで、見込壁パネル550の厚さや、柱21との距離の調節をするように対応が可能になる。
また、図4に示すように、入隅納まりでは、壁板被覆部613は、壁板被覆部内側面613aに沿って壁板被覆部内側面613aの見込壁パネル550側に形成されるホロー構造と、壁板被覆部側屈曲部613Bに沿って壁板被覆部側屈曲部613Bの縦枠31側に形成されるホロー構造と、の二つのホロー構造で形成されている。そして、壁板被覆部側屈曲部613Bの縦枠31側に形成されるホロー構造の見込壁パネル550に対向する面が、壁板被覆部外側面613Cとなっている。壁板被覆部外側面613Cは、見込壁パネル550に近接する。
このように、本発明の範囲内で、開口部を構成する壁53や躯体2の構成、配置に合わせて、室内用のドアの意匠性を向上させることができる。
図5は、上枠32の垂れ壁納まりを示す。垂れ壁納まりで使用される上枠32は、平納まりの実施形態で説明した上枠32と同様である。垂れ壁の開口部においても、縦枠31及び縦枠戸当たり61に本発明の室内建具を用いることで、平納まりのドアと同様に意匠性を向上できる。
また、枠材の各構成部品の形状及び材質は、上記述べ、図示する形状に限定されない。例えば、枠材の構成部品が樹脂で形成される場合には、強度を確保するためホロー構造で構成することが好ましいが、縦枠、上枠、縦枠戸当たり、上枠戸当たりは、アルミ材で形成してもよい。その場合、必要な強度が確保されれば、ホロー構造でなくてもよい。
1 ドア(室内建具)
3 枠材
10 戸体
55 見込壁パネル(壁板)
61 縦枠戸当たり(戸当たり)
311 平面部(枠材見込面)
312 戸当たり溝(凹部)
315a 突出部
315b 突出部側屈曲部
530 壁パネル(壁板)
613 壁板被覆部
613b 壁板被覆部側屈曲部

Claims (5)

  1. 開口部に配置される枠材及び前記枠材の内側に開閉可能に取り付けられる戸体を有する室内建具であって、
    前記枠材は、
    前記開口部の見込面内に沿って配置される枠材見込面と、
    前記枠材見込面に配置される戸当たりを取り付ける戸当たり取付部と、を有し、
    前記戸当たりは、前記戸当たりの見込方向に沿う内側面から連続して一方側に突出し、前記開口部の見込面における一方側の面との間に壁板を配置可能な壁板被覆部を有する、室内建具。
  2. 前記枠材は、前記枠材見込面から延出して前記壁板被覆部と反対の見込方向の他方側に突出する突出部を有する請求項1に記載の室内建具。
  3. 前記壁板被覆部の一方側の端部は、前記開口部の見込面に向かって屈曲し、前記開口部の見込面に配置される前記壁板に対面する壁板被覆部側屈曲部を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の室内建具。
  4. 前記戸当たり取付部は、前記枠材の長手方向に沿って形成される溝部により構成される、請求項1又は2に記載の室内建具。
  5. 上下方向に延びる一対の縦枠と、前記縦枠に取り付けられて開閉される戸体と、を有する室内用のドアである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の室内建具。

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CN113323544A (zh) * 2020-02-28 2021-08-31 骊住通世泰建材(大连)有限公司 门窗

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