JP2019148148A - 室内建具 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部を正面から見た場合の左右方向を意味し、「見込方向」とは、開口部を介して連続する二つの空間の手前側と奥側を結ぶ室内外方向を意味する。
躯体2は、上下方向に延び、互いに離間する一対の柱21と、一対の柱21同士を連結する梁22と、を有する。
天井51は、室内上部で床面54に対向するように延びる天井パネル510により構成される。天井パネル510は、梁22の下端側に位置する野縁23に固定される。
壁53は、開口部の周囲に上下方向に延びるように配置され、柱21の見付面に取り付けられる壁板としての壁パネル530や、開口部の見込面で、戸体10の開閉方向の奥側に取り付けられる壁板としての見込壁パネル550(図2参照)を含む。
床面54は、天井パネル510に対向して配置される床パネル540により構成される。
戸体10は、枠材3の内側に開閉可能に取り付けられ、見付方向の一方側に片開きで配置される板体である。戸体10の縦方向の長さは、本実施形態では、1700〜2500mm程度である。
枠材3は、一対の縦枠31及び上枠32を有する。上枠32及び縦枠31は、それぞれアルミで構成される。
縦枠戸当たり61及び上枠戸当たり62は、枠材3に取り付けられ、樹脂により構成される。
縦枠31は、上枠32の見付方向の左右の端部から床面54に向かって上下に延びるように、柱21に一対取り付けられる。
図2に示すように、縦枠31は、枠材見込面としての平面部311と、戸当たり取付部としての戸当たり溝312と、平面支持部313と、壁パネル被覆部315と、を有する。
突出部315aは、平面部311から延出し、開口部の見込方向における他方側、すなわち平面部311における戸当たり溝312が配置されない側で、開口部の見込面の端部を越えて、外側に突出する。突出部315aは、平面部311から連続的に延出する。
突出部側屈曲部315bは、突出部315aの他方側の端部が、平面部311の裏側に向かって屈曲し、さらに戸当たり溝312側に向かって屈曲し、断面視略コ字状に形成される。図2に示すように、平面支持部313の支持側壁部313bと、突出部側屈曲部315bの端部との間には隙間が形成され、この隙間に壁パネル530が位置する。突出部315aが平面部311の裏側に配置される壁パネル530の見込面に対面するように延出し、突出部側屈曲部315bが壁パネル530の表面に面するように屈曲することで、壁パネル被覆部315により壁パネル530の端部が被覆される。
壁板被覆部内側面613aは、本体部610と一体に形成されて本体部610の見込方向に沿う内側面から連続し、縦枠31の平面部311の一方側に突出する。上述の通り、本体部610は戸当たり溝312に係止されており、戸当たり溝312は柱21に当接していて、開口部の見込面より見付方向内側で本体部610を支持している。このため、壁板被覆部内側面613aと、柱21の見込面における一方側の面との間には、幅狭の見込壁パネル550を配置可能な隙間が形成されている。この隙間には、見込壁パネル550だけでなく、見込壁パネル550の位置を調整する合板560も配置されている。
上枠32は、開口部の上部の見付方向に延びる。上枠32は、梁22に固定されるとともに、天井パネル510の端部を被覆する。
上枠32は、平面部321と、戸当たり溝322と、平面支持部323と、壁パネル被覆部325と、を有する。上枠32は、壁パネル被覆部325が見込方向の一方及び他方の両方に形成されている点で縦枠31と異なる。
戸当たり溝322は、平面部321から、平面部321に直交する方向に屈曲し、略コ字状の断面を形成する凹部である。戸当たり溝322は、後述する上枠戸当たり62を嵌め込むための溝部であり、上枠戸当たり62を開口部の見込面より下側で支持する。戸当たり溝322は、その底部322aが平面部321と平行する方向に延び、側壁部322bが底部322a及び平面部321に略直交する方向に延びる。戸当たり溝322は、上枠32の縦方向の全長に沿って延びる。底部322aは、上枠32においては、柱21と当接している。
突出部325aは、平面部321及び戸当たり溝322から、見込方向の一方と他方に外側へ向かってに突出する。突出部325aは、一方側では、平面部321と同じ高さで延出する。突出部325aは、他方側では、平面部321から連続的に延出する。
突出部側屈曲部325bは、突出部325aの端部から梁22側に向かって屈曲する。図3に示すように、突出部側屈曲部325bの端部は、天井パネル510の表面に対面する。突出部325aが天井パネル510の面に沿って突出し、突出部側屈曲部325bが、天井パネル510の端部に対面することで、天井パネル510の端部が被覆される。
本実施形態では、ドア1を、開口部に配置される枠材3及び枠材3の内側に開閉可能に取り付けられる戸体10を含んで構成した。また、枠材3を、開口部の見込面内に沿って配置される平面部311と、平面部311に配置される縦枠戸当たり61を取り付ける戸当たり溝312、を含んで構成した。また、縦枠戸当たり61の見込方向に沿う内側面から連続して一方側に突出し、前記開口部の見込面における一方側の面との間に見込壁パネル550を配置可能な壁板被覆部613を、縦枠戸当たり61に含んで構成した。壁板被覆部613が縦枠戸当たり61の見込方向に沿う内側面から連続して形成され、一方側に突出することで、縦枠戸当たり61の一方側の端部が、縦枠31の一方側の端部を隠すことになる。このため、縦枠戸当たり61自体が縦枠31のように見える。縦枠31の一方側と他方側の端部の間に縦枠戸当たり61を配置する場合と比べると、枠として視認される線が一本減ることになる。よって、縦枠戸当たり61が目立たなくなり、意匠性の向上した室内建具を提供することができる。
図4は他の実施形態に係る縦枠31の納まりを示す図である。具体的には、縦枠31は入隅納まりにより配置されている。
図4に示すように、入隅納まりにおいて、縦枠31の形状は、平納まりの場合と同様である。入隅納まりの場合、壁パネル530が縦枠31の一方側及び他方側の両方において見込方向に延びている。入隅納まりの場合、戸先側では、戸体10が開閉されるときに、壁パネル530が干渉しないように、開口部の見込面に合板のかい木511を配置し、縦枠31を見込方向内側に底上げしている。また、縦枠31の突出部側屈曲部315bの裏側には、化粧板512を見付方向に配置している。
3 枠材
10 戸体
55 見込壁パネル(壁板)
61 縦枠戸当たり(戸当たり)
311 平面部(枠材見込面)
312 戸当たり溝(凹部)
315a 突出部
315b 突出部側屈曲部
530 壁パネル(壁板)
613 壁板被覆部
613b 壁板被覆部側屈曲部
Claims (5)
- 開口部に配置される枠材及び前記枠材の内側に開閉可能に取り付けられる戸体を有する室内建具であって、
前記枠材は、
前記開口部の見込面内に沿って配置される枠材見込面と、
前記枠材見込面に配置される戸当たりを取り付ける戸当たり取付部と、を有し、
前記戸当たりは、前記戸当たりの見込方向に沿う内側面から連続して一方側に突出し、前記開口部の見込面における一方側の面との間に壁板を配置可能な壁板被覆部を有する、室内建具。 - 前記枠材は、前記枠材見込面から延出して前記壁板被覆部と反対の見込方向の他方側に突出する突出部を有する請求項1に記載の室内建具。
- 前記壁板被覆部の一方側の端部は、前記開口部の見込面に向かって屈曲し、前記開口部の見込面に配置される前記壁板に対面する壁板被覆部側屈曲部を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の室内建具。
- 前記戸当たり取付部は、前記枠材の長手方向に沿って形成される溝部により構成される、請求項1又は2に記載の室内建具。
- 上下方向に延びる一対の縦枠と、前記縦枠に取り付けられて開閉される戸体と、を有する室内用のドアである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の室内建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018034968A JP2019148148A (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 室内建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018034968A JP2019148148A (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 室内建具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019148148A true JP2019148148A (ja) | 2019-09-05 |
Family
ID=67849211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018034968A Pending JP2019148148A (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 室内建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019148148A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113323544A (zh) * | 2020-02-28 | 2021-08-31 | 骊住通世泰建材(大连)有限公司 | 门窗 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59196675U (ja) * | 1983-06-16 | 1984-12-27 | 段谷産業株式会社 | 可変ドア−枠材 |
JP2006299674A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 扉枠材 |
JP2016020555A (ja) * | 2014-07-11 | 2016-02-04 | 株式会社Lixil | ドア枠の枠材、及び、ドア枠の納まり構造 |
-
2018
- 2018-02-28 JP JP2018034968A patent/JP2019148148A/ja active Pending
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JPS59196675U (ja) * | 1983-06-16 | 1984-12-27 | 段谷産業株式会社 | 可変ドア−枠材 |
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