JP2019141645A - 静脈血流を減少させるためのデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】人体四肢内の静脈血流を減少させるためのデバイスを提供する。【解決手段】デバイス100は、第1の非線形内側プロファイルを有する第1堅固部120、第1内側プロファイル125と概して対向する第2内側プロファイル135を有する第2堅固部130、および、クランプ位置と非クランプ位置との間で第1および第2部の相対移動を可能にしつつ、第1および第2部を一緒に結合するカップリング部110を有し、第1および第2内側プロファイルは、デバイスがクランプ位置にあるときに四肢内の静脈を押圧して、それによって四肢内の静脈血流が減少する。【選択図】図2A

Description

本明細書の実施形態は、概して、静脈血流を減少させるためのクランプデバイスに関する。特に、四肢に関して、クランプ位置と非クランプ位置との間で移動可能な対向部品を有するクランプデバイスに関する。
静脈穿刺を実行する際に長年の間、伝統的に、止血帯が使用されてきた。この止血帯は、概して、腕または下脚を包囲し、その脚の外周で腕または下脚を圧縮するためのフレキシブルなバンドからなる。複数の患者に対して、繰り返しこの止血帯を使用することが慣例となっていた。ある状況において、血液または他の体液は、止血帯に飛び散り、当該止血帯は、繰り返し使用中に皮膚からのバクテリアを拾いかつ宿す。伝統的な止血帯のこの繰り返しの使用は、非衛生的であり、病気の蔓延のリスクを伴う。
さらに、伝統的な止血帯は、その適用の際に両手を使用する必要がある。それにより、医療従事者は他の所望の仕事を同時に実行することが不可能となり、やっかいである。ある伝統的な止血帯は、リリースする際に、突然リリースされて、いくらか危険である。それは、止血帯を外す際に患者および医療従事者にとって、うんざりする問題である。また、ある伝統的な止血帯は、四肢に圧力をかける際に、患者の皮膚をピンチする傾向があり、痛みと不快感を生じさせる。さらに、伝統的な止血帯は、医療従事者にどの程度の圧力をかければよいのか教えてくれない。止血帯がきつすぎるか、緩すぎれば、止血帯が覆われる四肢内の静脈の拡張に悪影響を与え、ひいては、患者に悪影響をおよぼす。
四肢内の静脈血流を減少させる従来の方法またはデバイスに関連する欠点の一つ以上を解決するか、改善するか、少なくとも有用な代替策を与えることが所望される。
人体四肢内の静脈血流を減少させることに関する装置の実施形態は、
第1の非線形内側プロファイルを有する第1堅固部と、
第1内側プロファイルに概して面する第2内側プロファイルを有する第2堅固部と、
クランプ位置と非クランプ位置との間で第1および第2部の相対的な移動を許しつつ、第1および第2部を一緒に結合するカップリング部と
を有し、
第1および第2内側プロファイルは、デバイスがクランプ位置にあるときに、四肢内の血管に対して圧力を与えるように構成され、それによって、四肢内の静脈血流が減少することを特徴とする。
第1および第2内側プロファイルは、デバイスがクランプ位置にあるとき四肢内の血管に対して圧力を与えるためのクランプ面を画定する。第1内側プロファイルは、部分的に曲線で、かつ、部分的に直線であるか、または、異なる曲率の部分を有する。第2内側プロファイルは、非線形である。第2内側プロファイルは、部分的に曲線で、かつ、部分的に直線であるか、または、異なる曲率の部分を有する。
カップリング部は、第1カップリング部および第2カップリング部を有し、第2カップリング部は、第1カップリング部に関して移動可能であり、デバイスは、クランプ位置または非クランプ位置で適応可能とする。第1カップリング部は、第1堅固部に結合され、第2カップリング部は、第2堅固部に結合される。
デバイスは、さらに、クランプ部にデバイスを保持するための少なくともひとつのリリース可能な保持機構を有する。少なくともひとつの保持機構は、デバイスが、複数の保持位置のひとつに適応可能となるように構成されており、その保持位置において、カップリング部は、デバイスの非クランプ位置での適応を除外する。複数の保持位置は、複数の離散的保持位置を有する。少なくともひとつの保持機構は、ラッチ保持機構を有する。少なくともひとつの保持機構は、複数の別個の保持コンポーネントを有する。保持機構は、摩擦係合機構を有する。
デバイスは、さらに、少なくともひとつの保持機構の各々に対して、クランプ位置からデバイスをリリースするための手動可能なリリース機構を有する。
デバイスは、さらに、第1内側プロファイルおよび第2内側プロファイルの少なくともひとつから突出するリッジを有し、当該リッジは、デバイスがクランプ位置にあるとき四肢を内側に押圧するようなサイズを有する。リッジは、第1プロファイルおよび/または第2プロファイルの実質的部分に沿って伸長する。リッジは、玉状の曲線の断面プロファイルを有する。
デバイスは、さらに、デバイスを非クランプ位置の方向にバイアスするためのバイアス機構を有する。バイアス機構は、カップリング部の内部または上に配置される。第2部は、第1部の受設部分内で部分的に受設される。デバイスがクランプ部の方向に移動するに従い、第2部は第1部の受設部分内部へ漸進的に受設される。
第1および第2堅固部は、デバイスが腕の上に配置され、クランプ位置にあるときに、デバイスが、上腕から容易に外れないようなサイズおよび形状を有する。第1および第2堅固部は、デバイスが非クランプ位置にあるとき、デバイスが、上腕の上に容易に置くことができ、上腕から容易に除去可能であるようなサイズおよび形状を有する。
第1および第2堅固部はデバイスがクランプ位置にあるとき、第1および第2堅固部が、四肢の周囲/外周全体と必ずしも接触する必要がないようなサイズおよび形状を有する。第1および第2堅固部は、デバイスがクランプ位置にあるとき、四肢の部分的包囲を与えるようなサイズおよび形状を有する。第1および第2堅固部は、デバイスがクランプ位置にあるとき、約240°と約300°の範囲で、四肢を部分的に包囲するようなサイズおよび形状を有する。
デバイスは、それが、片手のみを使って非クランプ位置で上腕の上に手で配置可能であり、片手のみでクランプ位置まで移動することができるようなサイズおよび形状を有する。デバイスは、片手のみを使ってクランプ位置から手でリリース可能であり、片手のみで四肢から除去可能であるようなサイズおよび形状を有する。
デバイスは、さらに、第1内側プロファイルおよび第2内側プロファイルの少なくともひとつに配置されたクッションエレメントを有する。クッションエレメントは、第1内側プロファイルおよび第2内側プロファイルにわたって伸長する。クッションエレメントは、第1内側プロファイルに固定され、第2内側プロファイルに固定されなくてもよい。
第1および第2部間で相対的移動が生じたとき、クッションエレメントと第2内側プロファイルとの間で相対的移動が許される。第2部は、クッションエレメントの一部を受設するアパーチャを画定し、第1および第2部間で相対移動が生じたとき、クッションエレメントの一部がアパーチャを通じて移動可能となる。アパーチャは、第2内側プロファイルから第2部の外壁へ、第2部を通じて伸長する。クッションエレメントの一部は、一方側から他方側へ第2部を通じて伸長する。代替的に、第2部は、第1部と第2部との間でクランプ位置に向かって相対移動が生じるに従い、クッションエレメントの一部を漸進的に受設するチャンバを画成する。
デバイスは、さらに、クッションエレメントおよび第2内側プロファイルの少なくともひとつによって画成されるリッジを有する。リッジは、クッションエレメントの長さの少なくとも一部に沿って伸長し、デバイスがクランプ位置にあるとき、四肢に当接するように構成されている。リッジは、クッションエレメントの長手方向の長さに沿って、中央に伸長する。クッションエレメントは、フレキシブルなバッキング層と、そのバッキング層に固定された圧縮可能なクッション層とを有する。第1および第2部は、カップリング部によって結合され、第1部、第2部およびカップリング部が共存する面内でのみ、第1および第2部の間の相対運動が許される。ある実施形態において、相対移動は、その面の単一軸線に沿ってのみ許される。他の実施形態において、相対移動は、当該面の一つ以上の方向において許される。
第1部、第2部、および、カップリング部は、一つ以上の滅菌材料から形成される。
第1部、第2部、および、カップリング部は、実質的にU字形のデバイス形状を画定する。第1部は、自由端および第1部の自由端においてカップリング部から遠位にある第1遠位部を有する。第2部は、自由端および、第2部の自由端においてカップリング部から遠位にある第2遠位部を有する。クランプ位置において、第1および第2遠位部の間にはギャップが画成され、それは、上腕にわたってデバイスを配置することができるようなサイズおよび形状を有し、その結果、上腕は第1および第2部の間に画成された空間内で受設される。第1および第2部がクランプ位置まで移動されると、ギャップは、減少するか、消滅する。
第1および第2遠位部の少なくともひとつが、他の第1および第2遠位部の方向に内側に湾曲してもよい。第1および第2内側プロファイルの少なくともひとつは、概して、凹形状である。
カップリング部または第1および第2部またはジョーは、対向するランドを画成する(または、画成する部品または突起部を有する)。それは、互いの方向に手で押すことが可能であり、第1および第2部を非クランプ位置からクランプ位置に移動させる。
いくつかの実施形態は、静脈血流を減少させるためのデバイスに関し、当該デバイスは、第1および第2の対向するジョーであって、第1および第2ジョーの各々は四肢の対向側面に対して押圧される堅固な内側面を画成し、これらのジョーは、四肢を少なくとも部分的に受設するような空間を一緒に画成し、第1および第2ジョーの少なくともひとつの内側面は非線形プロファイルを有し、デバイスが四肢の少なくとも一部の近くに配置されるところのオープン位置と、四肢の遠位端部の少なくとも表在静脈において静脈血流が減少するように、第1および第2ジョーが四肢の反対側に対して押圧されるようなクランプ位置との間で、第1および第2ジョーの相対移動を許すような方法で、第1および第2ジョーを一緒に結合するブリッジを有する。
四肢の静脈血流を減少させるためのデバイスに関するいくつかの実施形態において、デバイスは、第1および第2の対向するジョーであって、第1および第2ジョーの各々は、四肢の反対側の方向に押圧される内側面を画成する堅固コンポーネントを有するところのジョーを有し、第1および第2のジョーは、デバイスが四肢の少なくとも一部の近くに配置されるところのオープン位置と、四肢の遠位端部の少なくとも表在静脈において静脈血流を減少させるように、四肢の対向側に対して第1および第2ジョーの内側面が押圧されるところのクランプ位置との間で、第1および第2ジョーが移動可能であり、
ジョーは、オープン位置からクランプ位置まで手動で圧縮可能であり、
デバイスは、四肢が上腕である場合、デバイスが上腕近くのクランプ位置に配置され、第1および第2ジョーの片方が上腕の医療者側に対して圧縮し、第1および第2ジョーの他方が上腕の上側横部分に対して押圧して、腕頭静脈を圧縮する。
いくつかの実施形態において、デバイスはさらに、少なくともひとつの圧力センサを有する。少なくともひとつの圧力センサは、第1堅固部および第2堅固部の少なくともひとつに隣接して、または、第1および第2ジョーの少なくともひとつに隣接して配置される。少なくともひとつの圧力センサは、デバイス内に配置され、その結果、デバイスを腕の上で使用する際に、少なくともひとつの圧力センサが、腕の治療部分に隣接する。
デバイスは、さらに、少なくともひとつの圧力センサに結合され、検知した圧力を視覚的に示すインジケータを有する。少なくともひとつの圧力センサは、ピエゾ電気素子を含む。
デバイスは、さらに、第1内側プロファイルおよび第2内側プロファイルの少なくともひとつに沿って、または、第1および第2ジョーの内側面の少なくともひとつに沿って配置された拡張可能エレメントを有する。拡張可能エレメントは、デバイスが四肢上に配置されたとき、四肢に圧力を印加するように膨張可能である。拡張可能エレメントは、拡張可能エレメントの内部または外部へ空気の流通を選択的に許可するためのバルブを有する。拡張可能エレメントは、第1および第2内側プロファイルまたは、第1および第2ジョーの内側面の少なくともひとつに沿って配置されたクッションエレメントによって、一部を形成するか、少なくとも部分的に包囲される。少なくともひとつの圧力センサは、拡張可能エレメントによって少なくとも部分的に印加される圧力を検出するように配置される。
ある実施形態は、拡張可能エレメントを膨張させるためのポンプをさらに有する。ポンプは、第1および第2部のひとつの内部に配置される。デバイスはさらに、ポンプを動作させるように構成されたコントローラ、並びに、コントローラおよびポンプに電力を印加するための電源をさらに有する。
デバイスは、さらに、第1部および第2部のひとつの外側に、ひとつ以上の手動可能な入力コンポーネントを有し、コントローラに対して動作入力を与える。コントローラは、動作入力に応答して、
第1圧力設定値まで、拡張可能エレメントを膨張させるようにポンプを動作させること、
第1圧力設定値より高い第2圧力設定値まで、拡張可能エレメントを膨張させるようポンプを動作させること、
拡張可能エレメントを収縮させるべく圧力逃がしバルブを動作させること、
圧力逃がしバルブの動作を停止させること
の少なくともひとつを実行するように構成されている。
第1圧力設定値は、約40mmHgから約80mmHg、任意に約60−70mmHgの圧力である。第2圧力設定値は、約80mmHgから約200mmHg、任意に約90−100mmHgの圧力である。
デバイスは、音声入力コンポーネントをさらに有する。コントローラは、音声入力コンポーネントを通じて受信したスピーチ信号を処理し、有効な音声コマンドが受信されたか否かを判断するように構成されている。有効な音声コマンドが受信されたと判断されると、有効ボイスコマンドに応答してポンプまたは圧力逃がしバルブを動作させる。
デバイスはさらに、無線通信モジュールを有する。コントローラは、無線通信モジュールを通じて外部の制御装置から制御コマンドを受信し、制御コマンドに応答してポンプまたは圧力逃がしバルブを動作させるように構成されている。
デバイスは、クランプ位置においてデバイスにより四肢に十分な力が印加されて、四肢内に少なくとも部分的に動脈閉塞を生じさせるように、構成される。
上記したデバイスを有するキットに関するある実施形態において、非クランプ位置で、デバイスを受設しかつ支持するためのクレイドルをさらに有する。
キットに関するある実施形態において、上述したデバイスはさらに、任意に薄く、使い捨てカバーまたはライナーを有する、それは、デバイスが四肢上のクランプ位置にあるときに四肢と接触しやすいデバイスの一部を少なくとも覆いまたは衛生的に保護するように構成されている。カバーまたはライナーは、清潔かつ滅菌状態で使用できるように予めパッケージされている。
使い捨てカバーは、第1および第2部のほとんどまたは全部を覆うように構成されている。使い捨てカバーは、第1および第2ポケットを画成し、デバイスの第1および第2部またはジョーを受設し、実質的に包囲する。代替的に、使い捨てカバーは、第1および第2内側プロファイルを実質的に覆うように構成される。
実施形態は、例示として添付する図面を参照してさらに詳細に説明される。
図1Aは、非圧縮状態の上腕の解剖学的断面図である。 図1Bは、図1Aと類似の圧縮状態の上腕の解剖学的断面図である。 図2Aは、ある実施形態に従うクランプデバイスの斜視図である。 図2Bは、図2Aのデバイスの線形部分の断面図である。 図3Aは、異なる角度から見た、図2Aのデバイスの斜視図である。 図3Bは、クッションライナーを除いた、図3Aと類似の方向からみた、図2Aのデバイスの斜視図である。 図4Aは、オープンまたは非クランプ位置を示す、図2Aのデバイスの斜視図である。 図4Bは、圧縮状態またはクランプ位置を示す、図4Aに示すのと類似のデバイスの斜視図である。 図5Aは、デバイスが非クランプ位置にあり、非圧縮状態の上腕付近での、図2Aのデバイスの配置を示す略示図である。 図5Bは、クランプ位置で上腕が圧縮された状態を示す、図5Aに類似のクランプデバイスの略示図である。 図6は、ある代替例に従う、クランプデバイスの斜視図である。 図7は、バイアスコンポーネントおよび保持コンポーネントを示す、図2Aのデバイスの斜視図の部分破壊図である。 図8は、バイアスおよび保持コンポーネントを示す、図2Aのデバイスの部分の断面図である。 図9は、他の代替例に従うクランプデバイスの斜視図である。 図10は、さらに他の実施形態に従うクランプデバイスの略示図である。 図11Aは、オープン状態を示す他の実施形態に従うクランプの略示図である。 図11Bは、部分的クランプ状態を示す他の実施形態に従うクランプの略示図である。 図11Cは、完全クランプ状態を示す他の実施形態に従うクランプの略示図である。 図12は、クレイドル上に載置または配置された実施形態に従う、クレイドルおよびクランプデバイスを有するキットの略示図である。 図13Aは、ある実施形態に従うクランプデバイスの斜視図である。 図13Bは、図13Aのある実施形態およびクランプデバイスに従う使い捨てクランプカバーを有するキットの斜視図である。 図14は、図13Bのキットとともに使用する使い捨てカバーを収納するコンテナの略示図である。 図15は、図2Aのクランプデバイスおよびある実施形態に従う、使い捨てカバーを有するキットの略示図である。 図16Aは、デバイスが非クランプ位置にある、非圧縮状態の上腕付近のデバイスの配置を示す、他の実施形態にしたがう、クランプデバイスの略示図である。 図16Bは、クランプ位置で上腕が圧縮された、図16Aに類似のクランプデバイスの略示図である。 図17Aは、オープン位置を示す、図16Aのクランプデバイスの第1斜視図である。 図17Bは、オープン位置を示す、図16Aのクランプデバイスの第2斜視図である。 図18は、図16Aのクランプデバイスの保持機構の拡大斜視図である。 図19は、非クランプ位置でデバイスに適応される保持機構のリリース位置と、クランプ位置を示す、図16Aのクランプデバイスの側面図である。 図20は、非クランプ位置でデバイスに適応される保持機構の分離リリースと、クランプ位置を示す、図16Aのクランプデバイスの側面図である。 図21は、圧力センサを有するクランプデバイスの他の実施形態を示す、図5Aに類似の略示図である。 図22は、図21に示す圧力センサの回路図の略示図である。 図23Aは、クランプデバイスの他の実施形態の斜視図である。 図23Bは、逆の位置で示す、図23Aのクランプデバイスの斜視図である。 図24は、クランプデバイスで使用可能な拡張可能エレメントの例の略示図である。 図25は、拡張状態での拡張可能エレメントを示す、図24の拡張可能エレメントの略示図である。 図26は、他の実施形態に従う、クランプデバイスの斜視図である。 図27は、図26のクランプデバイスの部分破壊斜視図である。 図28は、図26のクランプデバイスの他の斜視図である。 図29は、図28のクランプデバイスの断面図である。 図30は、図26のクランプデバイスのコンポーネントのブロック図である。 図31は、音声コントロールを含む、図26に類似のクランプデバイスのコンポーネントのブロック図である。 図32は、携帯電子デバイスによってクランプデバイスの制御を可能にする特徴を有する、図26に類似のクランプデバイスのコンポーネントのブロック図である。
詳細な説明は、概して、静脈血流を減少させるクランプデバイスに関連する。特に、実施形態は、四肢の近くのクランプ位置および非クランプ位置との間で移動可能な対向部品(ジョー)を有するクランプデバイスに関する。
上腕または他の四肢全体を包含する従来の止血帯デザインと対照的に、ここで説明され、請求項に記載されるクランプデバイスは、付加的に、上腕または他の四肢内の主要な血管を圧縮するのに必要な圧力ポイントを有するクランプ/ブレース型デザインである。クランプ型デバイスデザインは、患者の不快感および怪我のリスクを減少させ、静脈穿刺処置の一部として圧縮の適用における効果を改善する。付加的に、オープンU字形状の実施形態は、デバイスに対して、使い捨てライナーの適用、除去することの容易性、衛生上の改良を与える。
最初に図1Aおよび図1Bを参照して、人間の上腕組織のある部分は、ある実施形態に従うクランプデバイスの意図した使用のために議論される。
人間の上腕10は、概して、中央に位置する上腕骨12を有する。その回りの組織は、筋肉、静脈および動脈を含む。上腕10の重要な動脈は、上腕動脈20であり、それは、橈側皮静脈22、尺側皮静脈24、上腕静脈26のような静脈よりも上腕10の肉内部の深いところに概して配置されている。図1Aは、非圧縮状態の4aの上腕を示し、図1Bは、横方向内側に圧縮した状態4bの上腕10を示す。
図1Bに示すように、圧縮状態4bにおいて、上腕10の表面に近い静脈は、圧力が、上腕10の外側横方向内側に印加されるとき、より圧縮されるようになる。この圧縮は、橈側皮静脈22、尺側皮静脈24、上腕静脈26内に流れる血流を減少させる傾向がある。それは、それらの静脈の内部の血液が心臓に戻る血流を減少させる効果を有する。上腕動脈20にはより大きな流体圧力が存在し、それは、腕のより深いところに配置されているので、この圧力のもとでの静脈血流に比べ、腕の外側に圧力が内側に印加された結果として、上腕動脈20を通じて流れる血流を締め付けることはない。概して、橈側皮静脈は、腕の上横側(外側)に配置され、尺側皮静脈および上腕静脈は、腕の内側(内部)に配置されている。
図2A、2B、3A、3B、4A、4B、5Aおよび5Bを参照して、ある実施形態に従うクランプデバイス100が示され、かつ、さらに詳細に説明される。クランプデバイス100は概して、第1の堅固部120および第2の堅固部130を有し、それらは、カップリングまたはブリッジ110によって結合されている。第1および第2部120、130は、四肢の付近で対向関係にありかつその機能は四肢をクランプすることなので、アームまたはジョーとして説明される。図示するように、デバイス100は概して略U字形状を有し、カップリングまたはブリッジ部分110は、第1および第2ジョー120、130をU字形状の先端において結合する。
デバイス100(またはここで説明する他のデバイス)は、概して、ジョー120、130が、デバイス100が人体四肢の近くまたは部分的に近くに配置されることができるように、十分に広く離隔されるところの非クランプ位置と、ジョー120、130が四肢の横方向内側面の方向に対して押圧するところのクランプ位置との間で、移動可能となるように構成されている。実施形態は概して、人体上腕をクランプするために構成されたものとして説明されるが、実施形態は、前腕、下腿または太もものような他の四肢部分をクランプするように構成されることも可能である。
デバイス100は、概して、第1および第2ジョー120、130を含む、2つの主要な移動可能な部品から形成される堅固なボディ101を有するように形成されている。カップリングまたはブリッジ部分110は、それぞれが結合され、ジョー120、130と結合されるかまたは一体的に形成される第1および第2カップリング部を有し、その結果、デバイス100がクランプ位置と非クランプ位置との間を遷移するとき、第1および第2カップリング部の相対移動が第1および第2ジョー120、130の間の相対移動と対応する。
第1ジョー120は、カップリングまたはブリッジ部110の一部を形成するベース部121を有する。第2ジョー130は、ブリッジまたはカップリング部110の一部を形成するベース部131を有する。第1ジョー120は、またベース部分121の自由端において、遠位部122を有する。第1ジョー120は、概して、対向する第2ジョー130によって画定される対向非線形内側プロファイル135に面する、概して非線形内側プロファイル125を画定する。
ベース部120の外側面上には、ランド123が存在し、第2ジョー130のベース部131の外側面上には、他のランド133が存在する。ランド123、133は概して、人間の手によって手動で圧縮可能であるように構成されている。親指がランド123、133のひとつの上に配置され、ひとつ以上の指が反対のランド123、133上に配置され、その結果、人の力がジョー120、130を互いの方向に押しかつ移動させ、それによって、デバイス100をクランプ位置に移動させる。ある実施形態において、ランド123、133は、カップリング部110の反対端に配置されてもよい。他の実施形態において、ランド123、133は、部120、130のそれぞれから伸長する突起部の対向面によって画定されてもよい。
デバイス100およびここで説明する他のデバイスの実施形態は、左または右手に対するデバイスの適用を有利に可能とする。2つのジョーのクランプ内側プロファイルは、ブリッジ部分に関して対称でない場合、デバイスは、左手または右手のいずれか上の配置を収容するべく半径方向逆側を向いている。
デバイス100をクランプ位置に保持するために、デバイス100は、少なくともひとつの保持機構140を有する。図に示すように、保持機構140は、カップリングまたはブリッジ部110の対向側に配置されてよい。ジョー120、130は、互いの方向に移動するとき、ひとつ以上の保持機構140がデバイス100を圧縮およびクランプ位置に保持するように構成される。
それぞれの保持機構140は、ジョー120、130が非クランプ位置からクランプ位置に移動するに従い、離散的な複数の保持位置のひとつを採用するように構成されている。クランプ位置で採用される特定の離散的保持位置は、四肢のサイズに依存する。その四肢の回りで、デバイス100が配置され、ジョー120、130を互いの方向に手動で駆動してある程度の圧縮力が印加される。
図2Aに示され、図7および8にさらに示すように、各保持機構140は、ラチェット保持機構を有する。このラチェット保持機構140は、複数の歯144を有する線形ラック143を有する。それに沿って、歯止めアーム142が、クランプ位置と非クランプ位置との間を移動する。歯止めアーム142は、一端において手動でリリース可能なリリースアクチュエータ141を有する。保持機構140は、バイアスエレメント147(図8)を有する。それは、歯止めは146(リリースアクチュエータ141から歯止めアーム142の反対端上で)をラック歯144に対してバイアスするように歯止めアーム142と協働する。歯止めは146およびラック歯144は概して、一方向にラック143に沿って歯止めは146の相対的移動を許すように構成されている。しかし、反対方向に相対移動を生じさせる力が生じた場合はラック歯144のひとつに対して歯止め歯146をキャッチする。
歯止めアーム142はさらに、歯止めは146の中間に配置された歯止め枢動ロッカー148および、歯止め歯146が歯144のひとつをキャッチする係合位置と、歯144との干渉から歯止めは146が自由となるリリース位置との間で、歯止めアーム142が枢動することを許すためのリリースアクチュエータ141を有する。バイアスエレメント147は、例えばバネであり、係合位置の方向へ歯止めアーム142をバイアスするように配置されかつ構成されている。歯止めカバー145は、ほとんどの歯止めアーム142を、リリースアクチュエータ141以外の外部の干渉から覆う。歯止め枢動ロッカー148は、第1部120の外側部分でわずかにリセス形成された位置(または、歯止めカバー145内に保持される)で受設される。
デバイス100の形状は、デバイスの方向、および、開口部の反対側の頂点にブリッジ110を有し、対向する第1および第2遠位部122,132の間に開口部の特徴に応じて、概して、C字またはU字形状として説明される。第1および第2ジョー120、130の内部空間は、四肢を収容するために概して凹形状であり、四肢に近接してジョーが内側に押圧されるに従い平坦となる。最小で、少なくともひとつの第1内側プロファイル125および第2内側プロファイル135が概して非線形である。この非線形性は、それぞれのジョーまたは、複数の直線および部分的曲線プロファイルに沿って、いくらか凹状に湾曲した形状をとる。第1および第2の非線形内側プロファイル125/135は、2つ以上の直線部分(互いに関して角度付けされるか、曲線部分によって分離される)を有するか、および/または、2つ以上の異なる湾曲部を有してもよい。
図2Aから5Bに示すデバイスの実施形態において、第1内側プロファイル125は、アームの中間面に対して押圧されるように、いくらか凹状に湾曲しており、第2内側プロファイル135はブリッジの頂点付近(カップリング部110に対応する)で第1のわずかに湾曲した部分136を有し、概して直線部分137は、曲線部分136に対して角度づけられ、ブリッジの長手方向の頂点に関して角度づけられ(それに沿って相対移動が生じる)、第2のわずかに湾曲した部分138は、直線部分137に対して角度づけられ、遠位端132の方向に伸長する。第2の曲線部分138は、ある実施形態において概して直線であってもよい。直線部分137は、完全な直線である必要はない。図5に最もよく示されるように、直線部分137の目的は、デバイス100が上腕部10の上に配置されたとき、腕頭静脈22へ直接的に圧力を印加することである。直線部分137を含む第2内側プロファイル135の構成は、したがって、上腕部10の横側面に対して、特に、上腕部10の頂部または上横部分に対して、概して内側に圧力を印加するように配置される。
第2内側プロファイル135によってアームの横側面に印加される圧力とともに、第1内側プロファイル125は、上腕部10の中央側面を内側に圧縮するべく。内側に圧力を印加する。尺側皮静脈24および腕頭静脈を効果的に圧縮するために、第1内側プロファイルは好適に、遠位端122およびブリッジ部分110に近接するがいくらか遠位の位置との間で第1ジョー120の内側面に沿って伸長する、リッジ、突起、または、ビード127を有する。このリッジ、突起、または、ビード127は、アームの中間側面に印加される圧力を集中させるように機能し、それによって、上腕部10の中間側面状で静脈をより効果的に押圧する。
デバイス100は、ブリッジ110と、第1および第2アーム120、130の内側周辺の回り(または、ほぼ周囲)に伸長するクッションエレメント160を有する。このクッションエレメント160は、リッジ、突起またはビード127を第1のジョーの上で覆い、一カ所以上で、第1のジョー120に固定されてもよい。クッションエレメント160は、第2内側プロファイル135に沿って第2ジョー130に関して自由に摺動可能であり、クランプおよび非クランプの最中に、第1および第2ジョーの間での相対移動を収容することができる。
第2ジョー130は、クッションエレメント160の端部162を受設するための遠位端132内に通路139を形成する。通路により、クッションエレメント160がクランプおよび非クランプの最中に、第2内側プロファイル135に沿って移動するに従い、遠位端通路139を通じて、クッションエレメント160の移動が可能になる。こうして、端部162は、クランプ動作中に患者の腕と干渉せず、クッションエレメント160は、バンチングが最小または皆無となり、クッションエレメント160によるアームの締め付けは最小または皆無となる。
図2Bは、第2内側プロファイル130を覆う、長さ方向に沿ったクッションエレメント160の断面図の例である。クッションエレメントは、バッキング層161およびクッション層164を有する。クッションエレメント160の少なくとも一部に沿って、バッキング層161は、空間115の方向に内側(バッキング層161の平坦なバッキング部から離れる方向)に突出する長いビード163を有する。このビード163は、リッジ127と同様に機能して、集中した圧縮を腕に与える。
図7および8を参照して、カップリング部110内部構造が、さらに詳細に説明される。デバイス100をオープン位置にバイアスするために、バイアスエレメント、例えば、バネ155は、互いに離れて、第1および第2部120、130をバイアスするように配置される。特に、バイアスエレメントは、互いに離れて、カップリング部110の第1および第2部をバイアスする。カップリング部110の第1および第2部は、第1および第2部120、130に取り付けられるか、一体的に形成される。第1および第2部120、130は、バイアスエレメントの作用のもとで、互いに離れるようにバイアスされる。
第1および第2部120、130の内部構造は、デバイス100のボディ101の背骨または稜線に対して概して平行となるような方法で、第1部120および第2部130の両方の内部に長手方向に伸長するバイアス手段を収容するように構成されている。バイアスエレメント(バネ形式)を定位置に保持するために、ロッドシート158が、バイアスエレメントアライメントロッド157の一端を受設するべく、デバイスボディ101の一端で内側に設けられる。バイアスエレメントアライメントロッド157の他端は、第2部分130によって画成されたキャビティまたはチャンバ内に少なくとも一部が伸長する。バネ155は、バイアスエレメントアライメントロッド157の少なくとも一部の回りで巻かれ、その結果、第1部分120内部でのバネ155の圧縮および伸長は、図7および8に示すように、概してロッド157に沿って生じる。バイアスエレメントアライメントロッド157は、ストップとして作用するようなサイズを有し、あるポイントを過ぎた第1および第2部の相対移動を第2部の内側構造と当接することにより防止する。
第2部130は、バネ155が伸長するバネチャネル156を画成するフランジ構造および/または壁を有する内部キャビティまたはチャンバを画成する。この壁/フランジ構造159は、バネ155を、圧縮および伸長の最中に、第2部130内に概して長手方向にアライメントして保持するべく、アライメント機能を提供する。
図6を参照して、代替的または付加的保持機構640が示される。それによって、クランプデバイス600はクランプ位置に保持される。デバイス100に関して説明した保持機構140の代わりにまたはそれに追加して、修正した保持機構640を使用する点を除いて、クランプデバイス600はクランプデバイス100と同一である。
保持機構640は、ライナー舌状通路139の外側側面上で、ライナー舌162と摩擦係合するように作用する摩擦保持機構を有する。保持機構640は、ライナー舌162の横側面およびデバイス600の遠位端部132の外側面に対して概して平行である枢動軸線の回りに枢動するバネバイアスされたレバー644を有する。
少なくともひとつのアンカーコンポーネント642は、通路139の外側面に隣接する遠位端132の外側面上に形成または載置される。その結果、アンカーコンポーネント642が横方向枢動軸線の回りに回転するようにレバー644を固定した際、カムは、レバー644が保持位置にバイアスされたとき、ライナー舌162の背面に当接しかつ摩擦係合するように構成(ライナー舌162が突起するところに隣接するレバー644の一部上に形成)される。レバー644のカムは、ライナー160が、カムとライナー160の背面との間での摩擦係合を有意に増加させることなく、通路139を通じてさらに引くことできるように構成されており、それは、デバイス600をクランプ位置に保持するように作用する。
ライナー160が第2部130の内画面の方向に第2部130に対して相対的に有効に引かれるとき、非クランプ位置の方向にデバイスを押すような力は、ライナー160のバックによってカムの増加した摩擦係合によって妨げられる(レバー644の回転バネバイアス力のもと)。保持機構640をリリースするために、レバー644は解圧され、それによりレバー644の他端上のカムは、ライナー160との摩擦係合位置から離れ、それによって、ライナー160は、デバイスがクランプ位置から非クランプ位置へ開くに従い通路139を通じて容易に引き出すことが可能となる。
図9を参照して、クランプデバイスのさらなる実施形態が、クランプデバイス900の例で示されている。第1および第2部920、930のそれぞれの遠位第1端および第2端922、932の回りの顕著な曲線およびパディングを有する以外は、クランプデバイス900は、デバイス100および600とほぼ類似している。カップリングまたはブリッジ部910は、第1および第2部を、上述したデバイス100および600と同様の方法で結合する。付加的に、デバイス900は、容易に認識できかつ掴むことができるランド923および933を、デバイスの対向端上に有し、それにより、人の親指と他の指を一緒に押すことによって、デバイスの手動の押圧が、非クランプ位置(または、部分的にクランプ位置)から、完全(またはより完全)なクランプ位置まで移動することができる。図9に示すクランプデバイスの実施形態からわかるように、クランプデバイスは、図1から8に示すような正確な形状である必要はないが、類似の機能を実行しながらいくつかの形状および構成の変更を含むことができる。
図10を参照して、さらなる実施形態に従うクランプデバイス1000が説明される。クランプデバイス1000は、図示の目的で略示されている。クランプデバイスはブリッジ1010を有し、それに対して移動可能に結合された第1および第2ジョー1020および1030を有する。ジョー1020、1030は互いに関しておよびブリッジ部1010に対して独立して移動可能であり、その結果、それらは、デバイス1000が上腕のような四肢の位置の近くに配置されるように、オープン位置を採用することができる。閉止またはクランプ位置、デバイス1000が四肢の中間および横方向側面で、第1および第2ジョー1020および1030を四肢に対して圧縮させる。
クランプデバイス100、600および900と概して類似する形式で示され、説明されている、クランプデバイス1000は、クランプ位置においてデバイス1000を保持するための保持機構の形式を採用する。図示したクランプデバイスの実施形態において、第1および第2保持機構1042および1043はそれぞれラッチ保持機構の形式で採用される。それにより、クランプ位置での第1および第2ジョー1020、1030の各々の回転が進むが、解除可能なボタン(図示せず)のような通常の作用可能リリース機構が作用しなければ、非クランプ位置までバックして移動することに対抗することができる。
上述したクランプデバイスの実施形態と同様に、クランプデバイス1000の第1および第2ジョー1020、1030は、ジョーがクランプすべき四肢の表面に当接するように構成されているところの非線形の内側プロファイルを有する。この非線形プロファイルは、第1および第2ジョー1020、1030の内画面の一方または両方に設けられてもよい。リッジジョー1020、1030の非線形プロファイルは、概して凹面を形成する(任意にリッジ127および163と類似の突起リッジを有する)。代替的に、リッジジョー1020、1030の内側プロファイルの一方または両方は、互いに対して角度を有する連続の直線部分を有し、効果的にラフな凹形状の内側プロファイルを画成する。代替的に、内側プロファイルは、少なくともひとつの曲線部分および少なくともひとつの直線部分を有してもよい。
図11A、11B、11Cを参照して、他の実施形態に従うクランプデバイス1100が説明される。クランプデバイス1100は、枢動軸を画成するブリッジまたはカップリング部1110を有し、クランプ位置と非クランプ位置との間を移動する際に、その回りに、第1および第2の対向ジョー1120、1130が互いに関して相対的に回転する。他の実施形態と同様に、対向する第1および第2ジョー1120、1130は、非クランプまたはオープン位置においてそれらの間に空間115を画成し、デバイス1100が四肢の付近に配置可能となる。第1および第2ジョー1120、1130の第1および第2内側プロファイル1125、1135は、凹形状で概して曲線として示されているが、凹形状は、一つ以上の直線部分および/またはひとつ以上の曲線部分を含むことにより達成され、クランプすべき四肢内の特定の目標の静脈をよりよく圧縮することができる。
クランプデバイス1100は、回転ラッチ保持機構を有する保持機構1140を採用してもよい。図示しないが、押し下げボタンのような、手動操作可能なリリース機構が使用可能であり、それによって、デバイス1100は、バネのような(図示せず)適当なバイアスエレメントの作用のもとで、非クランプ位置(クランプ位置から)を採用することがきる。
ある実施形態に従い、クランプデバイスは、衛生的な保存およびそのクランプデバイスの使用を助けるキットコンポーネントによって達成されてもよい。図12に示すように、サドルデバイス1201が、キットの一部として与えられ、それは、他の実施形態に従うクランプデバイス1205を有する。サドル1201は、平坦面上に配置するための概して水平なベース部1202および、オープンの非クランプ位置にあるときに、デバイス1205の第1および第2ジョー1220、1230の間に画成された空間115内に概して一致しかつフィットするようなサイズおよび形状を有する、概して上方に突起する凸状部1203を有する。
図12に示すクランプデバイス1205は、デバイスボディの反対端部に存在せず、背骨領域1210に沿って一緒により近接して配置されている、第1および第2部1220、1230の各々に反対方向に向かって形成されたランド1223、1233を画成する(上述したクランプデバイスの実施形態のブリッジカップリング部に類似する)。したがって、デバイスをクランプ位置に手動圧縮するのに使用されるランドは、クランプデバイスの反対端部に必ずしも配置されてなくてもよいが、押し出し動作の際に親指と他の指の手動係合のために適当な方向にある一つ以上の突起部によって画成されてもよい。
図13A、13B、13Cおよび14を参照して、他の実施形態に従う、使い捨てクランプライナー1360を有するキットの一部として、クランプデバイス1300が説明される。キットは、適当な容器1400内に格納される複数の使い捨てライナー1360を有してよい。
クランプデバイス1300は、概して、上述したクランプデバイスの実施形態と同様の方法で機能し、対向する第1および第2のジョー1320、1330をクランプ位置と非クランプ位置との間で移動することができるような方法でつなぐブリッジまたはカップリング部1310を有する。保持機構1340は(この場合、図1から5、7および8に関して説明したのと類似のリリースアクチュエータを有する線形ラッチ機構)がクランプ位置でデバイス1300を保持するのに使用される。
クランプデバイス1300は、デバイスボディ上または周囲に形成されまたは取り付けられるエラストマーオーバーモールド1323を有し、それは、第1および第2の概してリッジジョー1320、1330を含む。このオーバーモールド1323は、人間の肌に対して比較的高い摩擦係数を有する材料から形成され、四肢をクランプするべくデバイス1300を適用する際にデバイス1300のグリップ性(摩擦特性)が改善される。適当な圧縮リッジが第1および第2ジョー1320、1330の内側プロファイルの一方または両方から突起するように形成されてもよい。
リセスまたは戻り止め1339が、第1および第2ジョー1320、1330のひとつの遠位端の方向へ外側面で形成されている。このリセスまたは戻り止め1339は、図13Aおよび図13Bに例示されており、本例において第1のジョー1320の外側面にある。このリセスまたは戻り止め1339は、フレキシブルな使い捨てライナー1360のひとつの折りたたんだ端部1362を受設するようなサイズおよび構成を有する。その結果、ライナー1360の残りの部分は、スペース115内に押圧されるか、クランプおよび非クランプ位置において対向する第1および第2ジョー1320、1330によって画定されるU字形状の内側プロファイルを概して覆う。リセスまたは戻り止め1339内に受設されない使い捨てライナー1260の端部は自由端として残り、その結果、その自由端でのライナー1360の移動が許容され、デバイス1300がクランプ位置の方向へ移動する際に四肢のピンチングを軽減する。
少なくとも部分的に一時的に使い捨てライナー1360をデバイス1300に固定するために、接着剤が平面に与えられ、(ライナー1360の四肢係合面と反対)使い捨てライナー1360の一端1362を保持する同じジョー(例えば、第1のジョー1320)に対してライナー1360を接着する。この接着剤は、例えば、バッキングシートを剥がすことにより露出してもよく、デバイス1300からライナー1360を除去する事を困難にするほど強くなければよい。
使い捨てライナー1360の容器1400は、除去可能形式の多くのライナー1360を含んでよく、その結果、各々のライナーは、トップおよび/または側面アパーチャ1415を通じてコンテナのボディ1410から除去可能となる。使い捨てライナー1360は、一端1362(リセスまたは押し戻し1339内に受設される)が、容易に識別可能であり、かつ、容器1400から使い捨てライナー1360を引き出す手段として使用することができるような方法で、容器1400内に配置される。
図15を参照して、使い捨てライナー1510の他の形式が示され、キット1500の一部として説明される。キットはまたクランプデバイス100(使い捨てライナー1510とともに使用可能なさまざまな上述したクランプデバイスのひとつとして)を含む。使い捨てライナー1510はフレキシブルなプラスチック製サックの形式であり、デバイス10の背面または背骨に沿った開口1512を除いて、実質的にデバイス100のほとんどを覆う。開口部1512は、デバイス1300の反対面を、第1および第2部120、130によって画定されるU字形状の内側頂点に対して露出する。
使い捨てライナー1510は、対向する第1および第2部120、130をそれぞれ受設し、かつ実質的に包囲するための対向するポーチ部1520および1530を画成する。2つのポーチ部1520、1530をつなぐブリッジ部を有する。こうして、デバイス100の全体の内側U字形状クランププロファイルは、使い捨てライナー1510によって覆われ、一方、ライナー1510は、ライナー1510の背面の開口部1512を通じてサックからデバイスを引き出すことにより、デバイス100を容易に引き出すことができる。任意に、第2のポーチ部1530は、その外側面に形成されたスロットまたはアパーチャ1532を有し、それによって、ライナー舌162はそれを通じて伸長することができる。
使い捨てライナー1510は、好適には、脱着が容易で、かつ、クランプデバイス100(または他の上述した実施形態)のクランプおよび非クランプ動作を邪魔しないか干渉しない繊維材料または衛生的なプラスチックから形成される。
キット1500は、各連続の使い捨てライナー1510が使用される際にスタックを連続して開放しかつ剥がすように、スタック状に配置された複数の使い捨てライナー1510を有する。図示しないが、好適には、キット1500は、周知の保持デバイス、および、プラスチック製の買い物袋および傘用袋に使用されるのと類似の、保持デバイスを有し、使い捨てライナー1510のスタックを保持し、その結果、使い捨てライナー1510のポート1520、1530内にジョーによって挿入され、かつ、このライナーのスタックの残りから離れて引かれる際に、他のライナーが同様の使用のためにその位置に引かれる。
図16A、16B、17A、17B、18、19および20を参照して、他の実施形態に従うクランプデバイス1600が説明される。クランプデバイス1600は、上述したクランプデバイスと同様の原理で動作し、第1および第2ジョー1620、1630のクランプ位置および非クランプ位置の間の相対移動を許すような方法で、第1および第2ジョーを連結するカップリングまたはブリッジを有する。
クランプデバイス1600は、クランプ位置において、デバイス1600を保持するための保持機構1640を有する。この保持機構1640は、例えば、ラッチ保持機構であってよい。ラッチ保持機構は、第1および第2ジョー1620、1630のひとつの少なくともひとつの横方向歯止め突起1646と漸進的に係合するように線形に配置されたラチェット歯1644を有するループ1643を含む。図示する例では、ループ1643は、第1および第2ジョー1620、1630の他のひとつのショルダに近接するアンカーポイント1645にアンカーされている。ループ1643は、ループ1643がアンカーポイント1645の回りで枢動することができるような方法で、第1ジョー1620のショルダに隣接するアンカーポイント1645でアンカーされている。これにより、ループ1643は、第1および第2ジョー1620、1630を結合し、かつ、カップリング部1610の一部を形成する回転可能なカップリング1641の回りにそれが回転するに従い、第2のジョー1643とともに移動することができる。
歯止め突起1646の形状は、図18に最もよく示されている。クランプデバイス1600がクランプ位置から非クランプ位置へ戻ることができるように、ループ1643は、歯止め突起1646のひとつのエッジを超えたリリース位置まで枢動され、その結果、歯1644は、歯止め突起1646ともはや係合しない。このリリース位置において、ループ1643は、歯止め突起1643と第2ジョー1630の近接ショルダ1672との間に形成されたギャップ1670とアライメントされる。これは、図19に示されている。代替的にまたは付加的に、ループ1643は、図20に示すように、ループ1643がアンカーポイント1645またはループ1643の他の部分で第1のジョー1620から破壊されるか、または、外れることができるような方法で、第1のジョー1620に結合されてもよい。この実施形態において、デバイス1600は、一回のみの使用を意図しており、ギャップ1670は存在しなくてもよい。第1のジョー1620へのループ1643の一部または全部の破壊可能な取付けは、デバイス1600が複数回使用されないことを保証する助けとなる。破壊されたループ1643は、デバイス1600をクランプ位置に保持するように動作しないからである。
図18に示すように、ループ1643は、概して平行な線形ラチェットアーム1661状に配置された、ラチェット歯1644の対向する線形セットを有する。それは、エンドループまたはバー1662によってループ1643の外側頂点で結合される。
図面から明らかなように、ここで説明されるクランプデバイスの実施形態は、デバイスのU字形状の頂点に関して非対称であり、ひとつのジョーが他のジョーと異なる形状およびサイズを有してもよい。ある実施形態において、これは、圧縮される四肢内のある静脈を目的どおりに圧縮するのを補助する。
図16Aから20に示すように、クランプデバイス1600は、概して非対称であり、第1ジョー1620は、第2ジョー1630より長く、図16Bに示すように上腕部の中間側面に対して押圧されるように構成されている。一方、第1のジョー1620が尺側皮静脈24および腕頭静脈26を目標値で圧縮している間、第2ジョー1630は、橈側皮静脈22を目標値で圧縮するために、上腕の上部横側面を押圧するように構成されている。
したがって、クランプデバイス1600は、四肢が上腕であり、かつ、デバイス1600が、第1および第2ジョー1620、1530の一つが上腕部の中間側面を押圧する状態で上腕に近いクランプ位置に配置されたとき、第1および第2ジョー1620、1630の他のひとつが上腕部の上部横部を押圧して橈側皮静脈を圧縮するような大きさを有しかつ構成される。
図16Aから20に示すように、デバイス1600は、四肢の中間側面で橈側皮静脈を目標値で圧縮するために、第1ジョー1620の内側プロファイルから突起する第1長手方向リッジ1627を有し、一方第2ジョー1630は、上腕の頂部横方向側面において橈側皮静脈22を目標値で圧縮するように配置されたリッジ1663を有する。
図に示すように、ほとんどのクランプデバイスの実施形態は、クランプ状態にある場合、ジョーの遠位端を互いに接触させることは意図されていない。したがって、上述したクランプデバイス実施形態の少なくともいくつかは、概して、四肢を全体的に包囲するように構成されておらず、四肢の外周全体または周囲に接触および圧縮するように構成されていない。
図16Aから20に示すように、クランプデバイス1600は、第1および第2ジョー1620、1630が四肢と接触するところの、概してわずかに凹状に湾曲した内側プロファイルを有する。代替的実施形態において、この第1および第2の内側プロファイルは、異なる曲線および/または概して直線部分を有してよい。
図21および22を参照して、例示するクランプデバイス2100は、内側プロファイルの一部で、または、第1および第2ジョー120、130の一方または両方の内側面で、圧力を検出するように構成された圧力センサ2105を含む。クランプデバイス2100は、圧力センサ2105を含む点を除いて、デバイス100と同じであってよい。代替的に、圧力センサ2105は、ここで説明する他のクランプデバイス内部に組み込まれてもよく、かつ、クランプデバイスが四肢のクランプ位置にあるときに、四肢に印加されるクランプ圧力を感知するように適当に構成されている。
圧力センサ2015は、圧力トランスデューサエレメント2110を有し、それは、例えば、ピエゾ電気エレメントである。圧力トランスデューサエレメント2110は、適当に絶縁された導体2120を解して電気的に接続され、ディスプレイ2130に感知した圧力を示す出力信号を与える。ディスプレイ2130は、トランスデューサエレメント2110によって感知された圧力を指示する(受信した出力信号に応答して)ように構成され、その結果、医療従事者のような人間が、ディスプレイ2130を容易に見ることができ、クランプデバイス2100に、大きすぎる圧力が印加されているかどうか、圧力が不十分か、圧力の程度は適当であるかを確認することができる。
図21に示されている圧力センサ2150は、圧力トランスデューサエレメント2110が第1部またはジョー120の内側に沿って伸長するリッジまたは内側面に近接して配置された状態で、第1部またはジョー120内に配置されているが、圧力トランスデューサエレメント2110は、クランプデバイス2100の内側プロファイルの付近の異なる位置に配置されてもよい。付加的に、ひとつ以上の圧力トランスデューサエレメント2110がクランプデバイス2100の内側プロファイルの付近に配置されてもよく、付加的導体2120を通じて同じディスプレイ2130に接続されるか、複数の分離した圧力センサ2105の一部として配置されてもよい。
図23Aおよび23Bを参照して、クランプデバイス2300の他の実施形態が説明される。クランプデバイス2300は、対向する第1および第2ジョー2320、2330が、非クランプ位置からクランプ位置へ互いに関して摺動可能であり、ブリッジ部2310によって互いに結合されており、クランプ位置において、クランプデバイス2300をリリース可能に保持するための保持機構2340を有する点で、クランプデバイス100、600,900、1200、1300、2100と類似している。クランプデバイス2300は、第1および第2ジョー2320、2330のU字形状の内側プロファイルの付近に伸長し、第2ジョー2330の端部2332付近において舌部2362で終端するクッションエレメント2360を有する。舌部2362は、クランプデバイス2300がクランプ位置の方向へ移動するときに、第2ジョー2330に隣接するクッションエレメント2360の他の部分とともに移動可能である。デバイス2300は、ジョーの線形相対移動にしたがうデバイス100および他の実施形態のデバイスと異なる。第2ジョー2330がクランプ位置の方向へ第1および第2ジョー2320、2330の移動中にそれが伸長するに従い、舌部2362を漸進的に受設するために、その端部2332の方向でチャンバ2376を画成する点で、他のデバイスと異なる。したがって、デバイス2300は、他の実施形態と異なり、舌部2362を第2ジョーの外側面の方向へ突出させない。
図24および25を参照して、血圧計2410とともに、拡張可能エレメントの例が略示されている。他の血圧計が採用されてもよい。
図24および25に示すように、拡張可能エレメント2470は、上述したクッションエレメントと同様の修正したクッションエレンと2460の一部を形成してもよいが、拡張可能なエレメント2470の形式の膨張部を有する。拡張可能エレメント2470は、クッションエレメント2460の膨張可能部として形成されてもよく、膨張部は、クッションエレメント2460の実質的に長さ方向部分内に少なくとも部分的に受設されるブラダーによって画定される。代替的に、拡張可能エレメント2470は、拡張エレメント2470が一緒に配置され、少なくとも部分的に一緒に拡張しても、クッションエレメント2460から分離した部分として形成されてもよい。
拡張可能エレメント2470は、例えば、クッションエレメント2460の露出した端部で、適当なカップリングバルブ2425を介して、血圧計2410と結合されて使用可能である(例えば、図23Aおよび24Bに示す第1ジョー2320の端部2322で)。血圧計2410は、例えば、手動可能ポンプ2410、圧力インジケータ2416および、バルブ2425を通じて拡張可能エレメント2470へ空気を出し入れするべくポンプする流体導管2420を含む、既存のデバイスであってよい。血圧計2410の代わりに、他の適当な自動または手動可能デバイスが、拡張可能エレメント2470の膨張ブラダーに空気を出し入れポンプするために使用されてもよい。
拡張可能エレメント2470は、クッションエレメント2460のコアの一部を形成してもよく、クッションエレメント2460の長手軸線に少なくとも部分的に沿って伸長してもよい。任意に、クッションエレメント2460の端部の舌部2462へのすべての方向で、クッションエレメント2460の長さの1/2から4/5のオーダーで伸長してもよい。有利なことに、拡張可能エレメント2470によって印加される圧力は、図21および22との関連で上述した圧力センサによって測定されてもよい。
図26から29を参照して、クランプデバイス2600の他の実施形態が説明される。クランプデバイス2600は、非クランプ位置からクランプ位置に互いに関して摺動可能であり、かつ、ブリッジ部2610によって互いに結合された対向する第1および第2部(ジョー/アーム)2620、2630を有し、クランプ位置でクランプデバイス2600をリリース可能に保持する保持機構2640を有する点で、クランプデバイス100、600、900、1200、1300、2100および2300と類似する。
クランプデバイス2600は、第1および第2ジョー2620、2630のU字形状内側プロファイル付近で伸長し、第2ジョー2630の端部2632付近の舌部2662で終端するクッションエレメント2660を有する。舌部2662は、クランプデバイス2600がクランプ位置の方向に移動するときに、第2ジョー2630に隣接するクッションエレメント2660の他の部分とともに移動可能である。デバイス2600は、デバイス2300と類似しているが、クランプ位置の方向で、第1および第2ジョー2620、2630の移動中にそれが伸長するにしたがって、第2ジョー2630が舌部2662を漸進的に受設するための端部2632の方向でチャンバ2676を画成する点で、ジョーの線形相対移動に従うデバイス100および他のデバイスの実施形態と異なる。したがって、デバイス2300と同様に、デバイス2600は第2ジョーの外面の方向に舌部2662を突起させない。
付加的に、デバイス2600は、クッションエレメント2660の内部、下方または一緒に配置される拡張可能エレメント2670を有し、図24および25に関して上述した拡張可能エレメント2470に類似する。拡張可能エレメント2670は、例えば、腕をクランプするのに使用する際に、腕の少なくとも一部に付加的な圧力を印加することをアシストするための膨張部ブラダーを有してもよい。
デバイス2600はさらに、格納可能エレメント2670の膨張および収縮を自動化する制御機能を有する。この制御機能は、ポンプ2687に電気的に接続され、拡張可能エレメント2670に空気をポンピングする(膨張させる)ようにポンプ2687を動作する、回路ボード2684上のコントローラ2690によって与えられる。
コントローラ2690は、また、圧力逃がしバルブ2688(例えば、小さいソレノイドバルブ形式)と電気的に接続され、圧力逃がしバルブ2688の動作を制御する。それにより、格納可能エレメント2670の選択的な収縮が可能になる。コントローラ2690は、例えば、圧力センサ2110を使って血圧を計測することが可能となるようなセットまたはプログラムされた方法で、圧力逃がしバルブ2688の動作を制御し、拡張可能エレメント2670の連続的および/または段階的収縮を選択的に可能にする。図示する実施形態では、ポンプは第1部2620内に配置されているが、ポンプ2687は、第1部2620または第2部2630のいずれかの内部に配置されてもよい。適当な吸気口2694が、デバイス2600の一部の外壁内に設けられ、その内部にポンプ2687が収容されている。吸気口2694は、収縮中は排気口として機能し、デバイス2600の外壁には別個の排気口が存在してもよい。
手動可能入力コンポーネントは、第1部2620および第2部2630のひとつの外側に配置されてもよく、例えば、膨張および収縮アクチュエータ2681および2682を通じてコントローラ2690へユーザ制御入力を与えるのに使用される。ボタンとして形成される膨張アクチュエータ2681、収縮ボタンとして形成される収縮アクチュエータ2682は、回路ボード2684に接続されてもよく、コントローラ2690と相互作用するように構成されて、コントローラ2690に対して別個の電気的導体(配線)2686を介して制御信号をポンプ2687および圧力逃がしバルブ2688にそれぞれ送らせ、拡張可能エレメント2670を膨張または収縮させる。
膨張および収縮アクチュエータ2681、2682は、図に示すように、ランド2633(クランプ位置の方向にデバイスを持って行く手動の力を印加するための)と第2部2630の遠位端2632との間で、第2部2630の外壁(外側に面する)に近接して配置されてよい。代替的に、膨張および収縮アクチュエータ2681、2682は、ランド2623(クランプ位置の方向にデバイス2600を持って行く手動の力を印加するための)と第1部2620の遠位端2622との間で、第1部2620の外壁(外側に面する)に近接して配置されてよい。それぞれの場合において、膨張および収縮アクチュエータ2681、2682は、ブリッジ部2610から離れたデバイス2600の一部に配置される。さらに代替的に、膨張および収縮アクチュエータ2681、2682は、第1部および第2部2620、2630との間での相対移動と干渉せず、かつ、デバイス2600のクランプまたは非クランプ機能と干渉しない、ブリッジ部2610の一部に配置されてもよい。
拡張可能エレメント2670のポンプによる膨張は、第1圧力設定値または、第1圧力設定値より高い第2圧力設定値に、拡張可能エレメントの内部圧力が達するように制御される。第1圧力設定値は、約40mmHgから約80mmHgで、付加的に、約60から70mmHgであってよい。第2圧力設定値は、約80mmHgから約200mmHgで、付加的に約90〜100mmHgであってよい。
圧力逃がしバルブ2688は、第1部分2620の外壁で吸気口/排気口2694と連通してもよい(圧力逃がしバルブ2688およびポンプ2687は、第1部2620内にあるような実施形態の場合)。ある実施形態において、ポンプ2687は、別個の吸気口/排気口(図示せず)から吸気口/排気口2694へ流体連通してもよい。小さいチューブ2692は、デバイスハウジング内部に設けられ、ポンプ2687、拡張可能エレメント2670および解除バルブ2688と空気結合し、その結果、空気は拡張可能エレメント2670内にポンピングされ、解除バルブ2688を介してそこからリリースされる。
任意に、一つ以上のインジケータまたは発光ダイオードのような有色ライト2683が回路ボード2684に設けられても良く、アクチュエータ2681、2682の各々と関連づけられる。アクチュエータ2681、2682のひとつが手動で動作されたとき、コントローラ2690は、LED2683の一つ以上を発光させ、膨張または収縮が発生しているか発生しそうであることを視覚的に示し、または、デバイス2600の動作の特定の状態を示す。膨張または収縮が音声コマンドまたは外部生成制御コマンドを通じて自動的に作用される実施形態において、LED2683は、拡張可能エレメント26780の動作状態(例えば、中間レベルの膨張、最大レベルの膨張、拡張可能エレメント2670の中縮または連続(段階的)収縮)を示すのに使用されてもよい。
第2部2630内に収容された一つ以上の電池2685が、コントローラ2690、回路ボード2684、LED2683、ポンプ2687、逃がしバルブ2688および、音声アラームまたは無線通信機能のような他の外部通信機能に対して電力を供給する。図示しないが、一つ以上の電池2685の端子は、回路ボード2684と電気的に接続され、回路ボード2684に対して電力を供給する。LED2683、逃がしバルブ2688、ポンプ2687およびコントローラ2690のような他のコンポーネントは、一つ以上の電池2685から直接または、回路ボード2684を介して電力を受け取る。
任意に、圧力センサ2110は拡張可能エレメント2670内の圧力を検知し、検知した圧力を示すコントローラ2690に出力信号を与えるのに使用される。代替的に、ポンプ2687は、圧力検知機能を有してもよく、拡張可能エレメント2670内の検知圧力を示す出力信号をコントローラ2690に与えてもよい。フィードバックを与えるこの信号により、コントローラ2690は、比較的正確に、拡張可能エレメント2670を、所望の圧力設定値まで到達させることができる。図30は、圧力センサ2110(または、ポンプ2687により与えられる同等のセンサ)が追加された、上述したクランプデバイス2600の特徴および機能を有するクランプデバイスデバイス3000のブロック図である。
ある実施形態において、音声作動機能が与えられ、クランプデバイス2600の膨張また収縮が音声コマンドによって実行可能となる。図31に略示したデバイス3100のこの実施形態において、上述したデバイス2600は、コントローラ2690の一部としてのデジタル信号プロセッサ(DSP)およびマイクロフォンなどの音声入力コンポーネント3110を具備する。この実施形態のコントローラ2690は、適当なハードウエアを有し、音声入力コンポーネント3110を介して受信したスピーチ信号を処理する適当なソフトウエアを実行し、有効な音声コマンドが受信されたかどうかを判断する。有効な音声コマンドが受信されたことがコントローラ2690によって判断されたら、コントローラ2690は、有効な音声コマンドに応答して膨張用のポンプ2687を動作させ、または、収縮用に圧力逃がしバルブ2688を動作させる。トリガーフレーズが、続く音声コマンドの受信を準備するのに使用されてもよい。例えば、トリガーフレーズは、実際の音声コマンドの前の“収縮”または“膨張”などの“コマンド”であってもよい。有効な音声コマンドが受信されたと判断されなければ、コントローラ2690によって何も生じない。
ある実施形態において、遠隔デバイスコントロール機能が与えられ、クランプデバイス2600の膨張または収縮が、外部コントロールデバイスの使用によって有効となる。図32でデバイス3200として略示された実施形態において、上述したデバイス2600が短距離通信サブシステムなどの無線通信モジュール3210、デジタル信号プロセッサ(DSP)またはコントローラ2690の一部としての他の通信インターフェースコンポーネントを具備してもよい。短距離通信サブシステムは、Zigbee(登録商標)プロトコル、Bluetooth(登録商標)プロトコル、パーソナル・エリア・ネットワーク・プロトコル、Wi-Fi(商標)プロトコル、IEEE 802.11準拠プロトコルまたは他の適当な低電力、ショートレンジ無線通信プロトコルを使用してもよい。
この実施形態におけるコントローラ2690は、適当なハードウエアを有し、無線通信モジュール3210を介して受信したコントロールコマンドを処理するための適当なソフトウエアを実行する。有効なコマンドが無線通信モジュール3210を介して受信されたことをコントローラ2690によって判断されると、コントローラ2690は、有効なコマンドに応答して、ポンプ2687または圧力逃がしバルブ2688を動作させる。有効なコマンドが受信されないと判断されれば、コントローラ2690は動作しない。コマンドは、携帯コンピュータデバイス3220(例えば、スマートフォン、ラップトップまたはタブレットコンピュータ)などの外部の制御デバイスから、無線通信モジュール3210で受信されてもよい。このコマンドは、無線通信モジュール3210と携帯コンピュータデバイス3220の間で、ハンドシェイキング信号3215の交換にしたがって、無線通信モジュール3210で受信される。携帯コンピュータデバイス3220は、クランプデバイス3200とインターフェースするように特定的に設計されたアプリケーション(すなわり、アプリ)を実行する。また、この目的のために、コントローラ2690は、無線通信モジュール3210を介して携帯コンピュータデバイス3220へデータを戻すように構成されている。このデータは、検知した圧力データ、デバイス状態データ、または電池のパワーレベル、コンポーネントの異常検出、最近のリセットからのデバイス3200の使用回数(次回のクリーニング時期決定のため)等の他のデバイス動作データを含んでも良い。図示しないが、デバイス2600/3200がクランプ位置または非クランプ位置に配置されなかったときに、コントローラ2690に指示するためのセンサを含んでもよい。
デバイスのいくつかの実施形態が、2つの対向する移動可能なプレートによって実施される非巻き付け止血帯として適切に説明される。プレートは伸縮ロック可能なブリッジ部分を通じて結合されてもよく、それは、プレートの共通面に垂直な方向に相対移動可能である。プレート、ブリッジ、および、ロック機構が効果的に組み合わされて、クランプデバイスを形成する。プレートは、好適に、上腕の静脈を押圧する際にアシストするような特定の構造を与えるような形状で形成されている。この点に関して、プレートの構造は、腕の主要な静脈の位置と相関する圧力ポイントを与えるように構成されている。この構造は、クランプデバイスの内部またはアーム側に配置され、静脈圧縮、および、少なくとも部分的な静脈鬱血を達成する。これらの圧力ポイントは、静脈穿刺前に、デバイスのオペレータによって与えられる低圧力を生じさせる。
実施形態は、中間内側プレートから始まり、プレートおよびブリッジの内側に沿って伸長する摺動スリーブまたはインサートを使用してもよい。それは、さまざまな圧力で補助する3〜4mmの中央が盛り上がった長手方向の背骨を有する。スリーブまたはインサートは、横方向プレートの遠位端を通じて突出してもよい。デバイスをクランプ位置に閉止または締め付けると、スリーブは横方向プレートの遠位を通じてさらに突出し、突出量は、締め付け動作に大いに関連する。この突出および動作は、ブリッジでのクランプデバイスの減少する内周に関連し、クランプデバイスが適用される腕の皮膚をピンチし、つかみ、または傷つけるのを避けるか最小化するのを助ける。側面ボタンリリース機構は、脱着を容易にするために与えられてもよい。
本開示の広く、一般的な範囲から離れることなく、上述した実施形態に対して、さまざまな修正および/または変更が可能であることは、当業者の知るところである。したがって、ここに開示する実施形態は、例示にすぎず、限定することを意図したものではない。

Claims (18)

  1. 人体の四肢の静脈血流を減少させるためのデバイスであって、
    第1の内側プロファイルを有する第1堅固部と、
    前記第1の内側プロファイルと対向する第2の内側プロファイルを有する第2堅固部と、
    クランプ位置と非クランプ位置との間で前記第1堅固部および前記第2堅固部の相対的移動を可能としつつ、前記第1堅固部および前記第2堅固部を一緒に結合するカップリング部と、
    少なくともひとつの圧力センサと、
    前記第1の内側プロファイルおよび前記第2の内側プロファイルに配置されたクッションエレメントと
    を備え、
    前記第2堅固部は、前記第1堅固部の受設部分内に、部分的に受設され、前記デバイスが前記クランプ位置の方向へ移動するに従い、第2堅固部のより多くが漸進的に、前記第1堅固部の前記受設部分の内部に受設され、
    前記第1堅固部および前記第2堅固部は、前記デバイスが前記クランプ位置にあるとき、前記四肢を部分的に包囲するような大きさおよび形状で形成されており、
    前記デバイスが前記クランプ位置にあるとき、前記第1の内側プロファイルおよび前記第2の内側プロファイルは、前記四肢内の静脈を押圧するように配置され、それによって、前記四肢内の静脈血流が減少する、ことを特徴とするデバイス。
  2. 前記第2の内側プロファイルは、直線部分および第1の曲線部分を有し、前記直線部分は、前記第1の曲線部分および前記カップリング部の長手軸線に対して角度づけられている、ことを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記第2の内側プロファイルは、前記直線部分に対して角度づけられた第2の曲線部分を有し、前記第2の曲線部分は前記第2堅固部の遠位端の方向へ伸長する、ことを特徴とする請求項2に記載のデバイス。
  4. 前記デバイスを前記クランプ位置に保持するための少なくともひとつのリリース可能な保持機構をさらに備え、前記少なくともひとつの保持機構は、前記カップリング部が前記非クランプ位置を除外する複数の保持位置のひとつを、前記デバイスがとることができるように構成されている、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 前記第1堅固部、前記第2堅固部および前記カップリング部は、実質的にU字形状のデバイス形状を有すること、の少なくともひとつであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 前記第1堅固部および前記第2堅固部は、前記デバイスがクランプ位置にあるとき、前記四肢を部分的に包囲することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のデバイス。
  7. 前記クッションエレメントは、リッジを形成する、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のデバイス。
  8. 前記クッションエレメントは、前記デバイスがクランプ位置にあるとき前記四肢上に当接する、ことを特徴とする請求項7に記載のデバイス。
  9. 前記クッションエレメントは、前記第1の内側プロファイルに固定され、前記第2内側プロファイルには固定されない、ことを特徴とする請求項7または8に記載のデバイス。
  10. 前記少なくともひとつの圧力センサは、腕の上で前記デバイスを使用する際に、前記すくなくとも一つの圧力センサが前記腕の中央部分に隣接して置かれるように、前記デバイス内に配置される、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス。
  11. 検知した圧力を視覚的に示すべく、前記少なくともひとつの圧力センサに接続されたインジケータをさらに備える、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス。
  12. 前記第1の内側プロファイルおよび前記第2の内側プロファイルに沿って少なくとも部分的に配置された拡張可能エレメントをさらに備え、
    前記拡張可能エレメントは、前記デバイスが前記四肢の上に配置されたとき、前記四肢に圧力を印加するべく膨張可能であり、
    前記少なくとも一つの圧力センサは、前記拡張可能エレメントによって少なくとも部分的に印加された圧力を検知するように配置されている、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のデバイス。
  13. 前記拡張可能エレメントは、前記クッションエレメントの一部を形成する、ことを特徴とする請求項12に記載のデバイス。
  14. 前記拡張可能エレメントを膨張させるポンプをさらに備え、前記ポンプは、前記第1堅固部および前記第2堅固部の一方の内部に配置されている、ことを特徴とする請求項12または13に記載のデバイス。
  15. 前記ポンプを動作させるように構成されたコントローラおよび前記コントローラおよび前記ポンプに電力を供給するための電源をさらに備える請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記コントローラに作動入力を与えるべく、前記第1堅固部および前記第2堅固部のいずれかの外部の少なくともひとつの手動入力コンポーネントをさらに備える、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記コントローラは、前記作動入力に応答して、
    第1圧力設定値まで前記拡張エレメントを膨張させるべく前記ポンプを動作すること、
    前記第1圧力設定値より高い第2圧力設定値まで前記拡張エレメントを膨張させるべく前記ポンプを動作すること、
    前記拡張可能エレメントを収縮させるよう圧力逃がしバルブを動作させること、
    前記圧力逃がしバルブの動作を停止されること、
    のいずれかひとつを実行するように構成されている、ことを特徴とする請求項16に記載のデバイス。
  18. 無線通信モジュールをさらに備え、前記コントローラは、前記無線通信モジュールを介して外部制御デバイスから制御コマンドを受信し、前記制御コマンドに応答して、前記ポンプまたは圧力逃がしバルブを動作させるように構成される、ことを特徴とする請求項15から17のいずれか一項に記載のデバイス。
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