JP2019140482A - 通信品質測定装置、通信品質測定プログラム、及び通信品質測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率的に試験対象装置の機能確認、及び伝送データの評価を実行できる通信品質測定装置を提供する。【解決手段】 本発明は、通信試験対象装置と通信試験を行う通信品質測定装置において、通信試験対象装置と呼接続処理を行う呼処理制御部と、呼接続処理の通信履歴を呼処理ログとして記憶する呼処理ログ記憶部と、呼接続後に、通信試験対象装置とメディアデータの送受信を行い、メディアデータの通信品質の測定を行うメディア処理部と、メディア処理部で通信品質を測定したデータをメディア処理ログとして記憶するメディア処理ログ記憶部と、通信試験シナリオに従って動作すべき内容を呼処理制御部又はメディア処理部に指示するシナリオ制御部と、呼処理ログ及びメディア処理ログに基づいて、通信品質を評価する通信品質評価部とを有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、通信品質測定装置、通信品質測定プログラム、及び通信品質測定方法に関し、例えば、VoIP(Voice over IP)技術を用いて伝送される音声データの伝送品質を自動試験・評価する装置に適用し得る。
VoIP技術を用いた音声・FAX通信において、音声やFAX通信のデータ(以下、「音声データ」と呼ぶ)は、IP(Internet Protocol)上のパケットにより伝送され相手側に届く事によって行われる。以下、音声データの伝送品質を、「音声品質」と呼ぶこととする。
しかし、実際のネットワークでは、経路上の装置やネットワーク品質により、パケットの遅延や紛失、ゆらぎが発生し、音声品質が劣化する。
音声品質は、ネットワーク上を伝送する音声データの伝送品質のみならず、IP電話用機器・IP−FAX送受信機器(端末や通信事業者用のIP電話交換機、IP−PBX(IP電話を使用した構内交換機)、通信ボードを具備したサーバ装置等の機器(以下、これらの機器を総称して「対象機器」と呼ぶ))そのものの機能確認や音声品質確保の能力(遅延、紛失、ゆらぎ等に対応する能力)評価も重要である。
VoIP電話機・FAX等の対象機器に求められる機能としては、例えば、呼処理(発信・着信する機能)、DTMF(Dual−Tone Multi−Frequency)信号の送受信、FAXの送受信、録音、再生等が存在する。また、音声品質の評価としては、例えば、音声やFAXデータのパケットの送受信状況の解析がある。
従来、対象機器の機能確認や評価は、一般的にはネットワークや交換機を通して、対象機器及び電話機同士を接続して操作を行ったり、パケットをキャプチャして、その情報を基に統計・解析し、音声品質の測定を行っていた(例えば、特許文献1参照)。また、対象機器の機能確認や評価は、パケットを生成するハード装置を使用する場合も存在する。
特開2000−196705号公報 特開2009−212566号公報
しかしながら、ネットワークを介しての対象機器同士での通信では、相手機器側での操作が必須なため、予め手順を作成しておくなどの準備が必要であり、実施者の操作ミスが起こりやすい問題が存在する。
また、品質を測定する場合は、別にパケットをキャプチャする装置が必要であり、音声パケットは数量とも膨大なため、その解析にも手間がかかるという問題もあった。
さらに、専用のパケット生成装置を使う場合、非常に精密な測定が可能だが、実際の機能(FAX送受信や録音など)の確認は、生成装置は呼処理の機能を保持していないため実施困難である。
そのため、効率的に試験対象装置の機能確認、及び伝送データの評価を実行できる通信品質測定装置、通信品質測定プログラム、及び通信品質測定方法が望まれている。
第1の本発明は、通信試験対象装置とネットワークを介して通信試験を行う通信品質測定装置において、(1)前記通信試験対象装置と呼接続処理を行う呼処理制御部と、(2)前記呼接続処理の通信履歴を呼処理ログとして記憶する呼処理ログ記憶部と、(3)呼接続後に、前記通信試験対象装置とメディアデータの送受信を行い、送受信する前記メディアデータの通信品質の測定を行うメディア処理部と、(4)前記メディア処理部で通信品質を測定したデータをメディア処理ログとして記憶するメディア処理ログ記憶部と、(5)予め設定された通信試験シナリオに従って動作すべき内容を前記呼処理制御部又は前記メディア処理部に指示するシナリオ制御部と、(6)前記呼処理ログ及び前記メディア処理ログに基づいて、前記通信試験対象装置及び当該通信品質測定装置間の通信品質を評価する通信品質評価部とを有することを特徴とする。
第2の本発明の通信品質測定プログラムは、通信試験対象装置とネットワークを介して通信試験を行う通信品質測定装置に搭載されるコンピュータを、(1)前記通信試験対象装置と呼接続処理を行う呼処理制御部と、(2)前記呼接続処理の通信履歴を呼処理ログとして記憶する呼処理ログ記憶部と、(3)呼接続後に、前記通信試験対象装置とメディアデータの送受信を行い、送受信する前記メディアデータの通信品質の測定を行うメディア処理部と、(4)前記メディア処理部で通信品質を測定したデータをメディア処理ログとして記憶するメディア処理ログ記憶部と、(5)予め設定された通信試験シナリオに従って動作すべき内容を前記呼処理制御部又は前記メディア処理部に指示するシナリオ制御部と、(6)前記呼処理ログ及び前記メディア処理ログに基づいて、前記通信試験対象装置及び当該通信品質測定装置間の通信品質を評価する通信品質評価部として機能させることを特徴とする。
第3の本発明は、通信試験対象装置とネットワークを介して通信試験を行う通信品質測定装置に使用する通信品質測定方法おいて、呼処理制御部、呼処理ログ記憶部、メディア処理部、メディア処理ログ記憶部、シナリオ制御部、及び通信品質評価部を有し、(1)前記呼処理制御部は、前記通信試験対象装置と呼接続処理を行い、(2)前記呼処理ログ記憶部は、前記呼接続処理の通信履歴を呼処理ログとして記憶し、(3)前記メディア処理部は、呼接続後に、前記通信試験対象装置とメディアデータの送受信を行い、送受信する前記メディアデータの通信品質の測定を行い、(4)前記メディア処理ログ記憶部は、前記メディア処理部で通信品質を測定したデータをメディア処理ログとして記憶し、(5)前記シナリオ制御部は、予め設定された通信試験シナリオに従って動作すべき内容を前記呼処理制御部又は前記メディア処理部に指示し、(6)前記通信品質評価部は、前記呼処理ログ及び前記メディア処理ログに基づいて、前記通信試験対象装置及び当該通信品質測定装置間の通信品質を評価することを特徴とする。
本発明によれば、効率的に試験対象装置の機能確認、及び伝送データの評価を実行できる。
実施形態に係る音声品質試験装置の詳細構成を示すブロック図である。 実施形態に係る音声通信品質測定システムの全体構成を示すブロック図である。 実施形態に係る音声通信品質測定システム(音声品質試験装置)の動作を示すシーケンス図である。 実施形態に係る音声品質試験装置で実施可能なシナリオ動作の種別を示す説明図である。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明に係る通信品質測定装置、通信品質測定プログラム、及び通信品質測定方法の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施形態では、本発明の通信品質測定装置、通信品質測定プログラム、及び通信品質測定方法を音声品質試験装置に適用した例について説明する。
(A−1)実施形態の構成
(A−1−1)全体構成
図2は、実施形態に係る音声通信品質測定システムの全体構成を示すブロック図である。
図2において、音声通信品質測定システム1は、対象装置10、VoIPネットワーク20、及び音声品質試験装置30を有する。図2では、対象装置10は1台のみ例示しているが、対象装置10は複数台でも良い。つまり、音声品質試験装置30は複数台の対象装置10をまとめて試験しても良い。この実施形態では、説明を簡易とするために、音声品質試験装置30が1台の対象装置10を試験する場合を例示する。
対象装置10は、音声品質試験装置30による評価対象となる装置である。対象装置10は、例えば、VoIP(Voice over IP)技術を用いた電話・FAX機能を利用する電話端末であり、VoIPネットワーク20と接続されている。対象装置10は、SIP(Session Initiation Protocol)による呼処理を行うものとし、発信・着信が可能である。また、通話に際しては音声の送受信やDTMF(Dual−Tone Multi−Frequency)信号の送受信、ITU−T勧告のT.30(FAXの音声みなし送受信)等のいずれかが可能である。これらの機能が、音声品質試験装置30の評価対象である。
VoIPネットワーク20は、IP(Internet Protocol)に従うネットワークであり、インターネット等の公衆網やLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)を経由しても良い。ただし、ネットワーク品質の影響を避けて、対象装置10の評価を行う際は同一LAN上を前提とする。
音声品質試験装置30は、対象装置10の評価を行うための装置である。音声品質試験装置30はVoIPネットワーク20に接続され、対象装置10の対向装置として評価のための通信を行う。なお、図2では、音声品質試験装置30の構成部として、呼処理制御部31、シナリオ制御部32、及びメディア処理部33を例示しているが、これらの機能部を含む詳細構成は後述する。
(A−1−2)音声品質試験装置30の詳細な構成
図1は、実施形態に係る音声品質試験装置の詳細構成を示すブロック図である。
音声品質試験装置30は、呼処理制御部31、呼処理ログ311、シナリオ制御部32、シナリオファイル321、メディア処理部33、メディア処理ログ331、音源ファイル332、通信品質評価部としての結果判定部34、判定閾値ファイル341、及び結果判定ログ342を有する。
この実施形態に係る音声品質試験装置は、その各部をハードウェアによって構成しても良く、また、一部の構成についてはソフトウェア的に構成しても良い。
シナリオ制御部32は、後述するシナリオファイル321の内容を基に、呼処理制御部31及びメディア処理部33と連携して試験を実行する。例えば、呼処理制御部31は、シナリオ制御部32の指示に従い、対象装置10とSIPプロトコルを用いて通信を行い、通話の発信・着信やメディアの選択を行う。また、メディア処理部33は、シナリオ制御部32の指示に従い、対象装置10と音声やFAXデータを、RTP(Real−Time Transport Protocol)プロトコルを用いて送受信し、その品質測定を行う。
シナリオファイル321は、実施する試験の内容を保持・管理する。例えば、シナリオファイル321は、対象装置10との通信(発信、着信)、種別(通話、FAX送信、FAX受信)、DTMF信号の送信、受信、音声の録音、再生、音声やFAXデータのパケットの折り返し送信といった一連の試験の内容・手順を保持・管理する。
メディア処理部33は、音源ファイル332を使用して音声・FAXデータの再生・送出や、対象装置10から受信した音声の録音、FAXデータの蓄積を行う。
音源ファイル332は、例えば、試験で使用する音声・FAXデータ、ガイダンス再生の音源等である。
呼処理制御部31は、電話サービスを実現するための処理(呼の接続、切断等の処理)の制御を行う基本的な機能に加えて、呼処理の通信履歴を呼処理ログ311に出力する機能を備える。
呼処理ログ311は、例えば、通信相手のIPアドレス、ポート番号、通信開始時刻、通信終了時刻、及び通信切断理由等の情報を保持する。
メディア処理部33は、メディアデータ(音声・FAXデータ)を処理する基本的な機能に加えて、送受信した音声・FAXデータのパケットに関する統計情報を収集し、一定時間毎にメディア処理ログ331に出力する機能を有する。例えば、メディア処理部33は、通信履歴として、音声品質試験装置30と対象装置10のIPアドレス、ポート番号や、メディア通信開始時刻、メディア通信終了時刻の他にIPレベルの統計情報、メディアのコーデック(符号化)種類の情報、RTPプロトコルの情報、RTCP(RTP Control Protocol)の情報、DTMFの情報、内部ジッタバッファの情報等の音声品質指標(通信品質指標)に関する統計情報を収集する。
結果判定部34は、呼処理ログ311とメディア処理ログ331を入力として、接続先、通話時刻を基に両者を突合せ、通話毎の履歴・品質情報に編集する。結果判定部34は、通話毎の呼処理ログ311の各統計情報を音声品質指標のデータとしてそのまま利用しても良いし、また、入力された呼処理ログ311及びメディア処理ログ331を基に、所定の計算式により通話毎に少なくとも1つの音声品質指標のデータを算出しても良い。そして、結果判定部34は、編集(算出)した音声品質指標のデータと判定閾値ファイル341の対応する閾値との比較を行い、閾値の許容範囲内であるかの有無や超過度合に応じて、試験の判定を行い、その試験結果を結果判定ログ342に出力する。
判定閾値ファイル341は、結果判定部34で編集(算出)した1又は複数の音声品質指標データと比較する閾値を保持するものである。
結果判定ログ342は、結果判定部34で出力された試験結果を保持するものである。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する実施形態に係る音声通信品質測定システム1(音声品質試験装置30)の動作を説明する。
図3は、実施形態に係る音声通信品質測定システム(音声品質試験装置)の動作を示すシーケンス図である。図3は、音声品質試験装置30を使用して対象装置10の試験を自動実行する際の処理の実行例を示している。
また、図4は、実施形態に係る音声品質試験装置で実施可能なシナリオ動作の種別を示す説明図である。図4で示すように、音声品質試験装置30は、発信、着信、通話、ガイダンス再生、音声録音、FAX送信、FAX受信、DTMF送信、DTMF受信、及び切断の動作(シナリオ動作)を実行できる。シナリオファイル321は、この各種動作を組み合わせたものが設定されるが、この実施形態では、発信、着信、通話、ガイダンス再生、FAX送信、FAX受信、切断のシナリオ動作が規定されているものとする。
シナリオ制御部32は、シナリオファイル321に従ったシナリオ動作の実行を受け付けると、呼処理制御部31に発信を指示する(ステップS1)。
呼処理制御部31は、SIPプロトコルを使用して、対象装置10に対し発信処理を行う(ステップS2)。
対象装置10は、着信した後、ユーザのオフフック操作(受話器を上げる等)により応答する(ステップS3)。応答後、対象装置10のメディアのIPアドレスやポート、コーデック情報は、呼処理制御部31を通じてシナリオ制御部32へ通知される。
通話が確立すると、シナリオ制御部32は、メディアのIPアドレスやポート、コーデック情報をメディア処理部33へ通知し、品質測定の実行を指示する(ステップS4)。
メディア処理部33は、VoIPネットワーク20を介して、対象装置10及び音声品質試験装置30間で送受信するRTPパケットの統計情報の測定を開始する(ステップS5)。
次に、シナリオ制御部32は、シナリオファイル321に従いガイダンスの再生を行うため、メディア処理部33へ再生するファイル(音源ファイル332)を指示する(ステップS6)。
メディア処理部33は、指示された音源ファイル332を読み込み、選択されたコーデック情報に従い符号化を行った後、RTPパケットで対象装置10へ送信する(ステップS7)。
対象装置10では、音声品質試験装置30からのガイダンスをユーザに聴取させる(ステップS8)。ユーザに聴取させるガイダンスは、例えば、FAX送信を促すガイダンス等である。
シナリオ制御部32は、メディア処理部33でのガイダンスの送出が終了すると、シナリオファイル321に従い、メディア処理部33にFAX受信を指示する(ステップS9)。メディア処理部33は、FAX受信待ち状態となる(ステップS10)。
対象装置10は、ユーザからFAX送信の指示を受け付けると、T.30プロトコルに従い、メディア処理部33へFAXデータをRTPパケットで送信する(ステップS11)。
シナリオ制御部32は、メディア処理部33でのFAXの受信が終了すると、シナリオファイル321に従い、呼の切断待ちとなる(ステップS12)。
対象装置10は、ユーザからオンフック操作(受話器を下ろす等)を受け付けると、SIPプロトコルの呼の切断メッセージを呼処理制御部31へ送信する(ステップS13)。
呼処理制御部31は、対象装置10から呼の切断メッセージを受信すると、切断の旨をシナリオ制御部32へ通知する(ステップS14)。
シナリオ制御部32は、呼処理制御部31から切断通知を受信すると、メディア処理部33へ品質測定の停止を指示する(ステップS15)。
通話が終了すると、呼処理制御部31は、呼処理の履歴情報を呼処理ログ311に出力し(ステップS16)、メディア処理部33は、RTPパケットの品質状況をメディア処理ログ331に出力する(ステップS17)。
試験終了後、結果判定部34は、呼処理ログ311とメディア処理ログ331とを基に、シナリオ動作の実行結果の判定を行い、その判定結果を結果判定ログ342に出力する(ステップS18)。
一方、シナリオ制御部32は、シナリオファイル321に従ったシナリオ動作の実行の際に、以下に示すような例外事象が発生した場合には、例外的な制御を行う。
例えば、呼処理制御部31は、シナリオ動作時に予定外のSIP電文を受信したり、所定時間無通信であった場合は、シナリオ制御部32へその旨(シナリオの続行が不可)を通知する。シナリオ制御部32は、呼処理制御部31からの通知によりシナリオの中断や再試行を実施する。
同様にメディア処理部33は、音声パケット(RTPパケット)の紛失・遅延・大きなゆらぎが原因で送信が不可な場合や、シナリオで決めた一定時間内で音声パケットを受信しないなど著しい劣化事象を検知した場合、また一定時間内でFAX受信やFAX送信、録音や再生終わらない場合もシナリオ制御部32へその旨(シナリオの続行が不可)を通知する。シナリオ制御部32は、メディア処理部33からの通知によりシナリオの中断や再試行を実施する。
なお、中断までの呼処理ログ311とメディア処理ログ331は保管され、解析のための情報とすることができる。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
音声品質試験装置30は、シナリオ制御部32(シナリオの自動実行の機能)を備えることにより、シナリオファイル321を起動すれば、その内容に従い、対象装置10の操作のみで試験の実施が可能である。つまり、音声品質試験装置30は、ユーザによる操作誤りやタイミングのミス等の低減を図ることができ、効率的に試験を行う事ができる。
また、音声品質試験装置30が備えるメディア処理部33は、音声の符号化/復号、送受信機能と併せて統計情報の収集機能を保持しており、数量とも膨大な音声パケットの解析も試験と同時に実行可能である。そのため、音声品質試験装置30は、品質測定のためにキャプチャを行う機器やパケット生成装置なども不要で、音声品質試験装置との対向環境があれば評価が可能であり、解析の手間も極小化できる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記実施形態では、シナリオ制御部32はシナリオファイル321に記載されたシナリオ(予め設定されたシナリオ)を実行していた。シナリオ制御部32で使用するシナリオは、例えば、特許文献2に記載のコールフロー作成システムのコールフロー実行データを使用可能とすることで、試験のシナリオをGUI(Graphical User Interface)を使用して容易に作成することができる。
(B−2)上記実施形態では、対象装置10は、IP電話機であることを前提としていた。しかし、対象装置10は、IP電話機の他にVoIP技術に従った機器(IP−PBX、ガイダンスサーバ、IVR装置等)であれば同様に適用可能である。
(B−3)上記実施形態では、対象装置10の呼処理制御部31は、呼処理のみ行っていた。変形例として、呼処理制御部31はSIPでの呼処理だけではなく、メディア制御プロトコル(VoicsXML、MSCML、MRCPなど)に対応させても良い。これにより、メディア制御プロトコルに対応する対象装置10から送信されるメディア制御プロトコルの内容によりガイダンス再生やDTMF送信などの動作をシナリオファイル321ではなく対象装置10から制御できる。
(B−4)一方、シナリオファイル321にメディア制御プロトコルの情報も載せる事で、メディア制御プロトコルに対応する対象装置10に対し、メディア制御により、ガイダンス再生やDTMF送信などを行わせる事もできる。
1…音声通信品質測定システム、10…対象装置、20…VoIPネットワーク、30…音声品質試験装置、31…呼処理制御部、32…シナリオ制御部、33…メディア処理部、34…結果判定部、311…呼処理ログ、321…シナリオファイル、331…メディア処理ログ、332…音源ファイル、341…判定閾値ファイル、342…結果判定ログ。

Claims (8)

  1. 通信試験対象装置とネットワークを介して通信試験を行う通信品質測定装置において、
    前記通信試験対象装置と呼接続処理を行う呼処理制御部と、
    前記呼接続処理の通信履歴を呼処理ログとして記憶する呼処理ログ記憶部と、
    呼接続後に、前記通信試験対象装置とメディアデータの送受信を行い、送受信する前記メディアデータの通信品質の測定を行うメディア処理部と、
    前記メディア処理部で通信品質を測定したデータをメディア処理ログとして記憶するメディア処理ログ記憶部と、
    予め設定された通信試験シナリオに従って動作すべき内容を前記呼処理制御部又は前記メディア処理部に指示するシナリオ制御部と、
    前記呼処理ログ及び前記メディア処理ログに基づいて、前記通信試験対象装置及び当該通信品質測定装置間の通信品質を評価する通信品質評価部と
    を有することを特徴とする通信品質測定装置。
  2. 前記メディアデータは、音声データ又はFAXデータであることを特徴とする請求項1に記載の通信品質測定装置。
  3. 前記通信試験シナリオには、発信、着信、通話、ガイダンス再生、音声録音、FAX送信、FAX受信、DTMF送信、DTMF受信、及び切断の動作の一部又は全部が含まれていることを特徴とする請求項2に記載の通信品質測定装置。
  4. 前記通信品質評価部は、通話単位で、前記通信試験対象装置及び当該通信品質測定装置間の通信品質を評価することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信品質測定装置。
  5. 前記メディア処理ログには、1又は2以上の通信品質指標が含まれており、
    前記通信品質評価部は、前記メディア処理ログ中の各前記通信品質指標が各前記通信品質指標に対応する所定の閾値の範囲内に存在するか否かにより、前記通信試験対象装置及び当該通信品質測定装置間の通信品質を評価することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通信品質測定装置。
  6. 前記シナリオ制御部は、前記通信試験シナリオに従って、前記通信試験対象装置と前記呼接続処理の際中に所定時間無通信の状態を検出した場合、又は前記メディアデータの紛失、遅延、若しくはゆらぎ等により通信品質の劣化を検出した場合には、前記呼処理制御部又は前記メディア処理部に、前記通信試験シナリオに従った動作の中断又は再試行を指示することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の通信品質測定装置。
  7. 通信試験対象装置とネットワークを介して通信試験を行う通信品質測定装置に搭載されるコンピュータを、
    前記通信試験対象装置と呼接続処理を行う呼処理制御部と、
    前記呼接続処理の通信履歴を呼処理ログとして記憶する呼処理ログ記憶部と、
    呼接続後に、前記通信試験対象装置とメディアデータの送受信を行い、送受信する前記メディアデータの通信品質の測定を行うメディア処理部と、
    前記メディア処理部で通信品質を測定したデータをメディア処理ログとして記憶するメディア処理ログ記憶部と、
    予め設定された通信試験シナリオに従って動作すべき内容を前記呼処理制御部又は前記メディア処理部に指示するシナリオ制御部と、
    前記呼処理ログ及び前記メディア処理ログに基づいて、前記通信試験対象装置及び当該通信品質測定装置間の通信品質を評価する通信品質評価部と
    して機能させることを特徴とする通信品質測定プログラム。
  8. 通信試験対象装置とネットワークを介して通信試験を行う通信品質測定装置に使用する通信品質測定方法おいて、
    呼処理制御部、呼処理ログ記憶部、メディア処理部、メディア処理ログ記憶部、シナリオ制御部、及び通信品質評価部を有し、
    前記呼処理制御部は、前記通信試験対象装置と呼接続処理を行い、
    前記呼処理ログ記憶部は、前記呼接続処理の通信履歴を呼処理ログとして記憶し、
    前記メディア処理部は、呼接続後に、前記通信試験対象装置とメディアデータの送受信を行い、送受信する前記メディアデータの通信品質の測定を行い、
    前記メディア処理ログ記憶部は、前記メディア処理部で通信品質を測定したデータをメディア処理ログとして記憶し、
    前記シナリオ制御部は、予め設定された通信試験シナリオに従って動作すべき内容を前記呼処理制御部又は前記メディア処理部に指示し、
    前記通信品質評価部は、前記呼処理ログ及び前記メディア処理ログに基づいて、前記通信試験対象装置及び当該通信品質測定装置間の通信品質を評価することを特徴とする通信品質測定方法。
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"VoIPネットワークにおけるEnd−to−End QoS監視システムの構築 Development of End-to-En", 電子情報通信学会技術研究報告 VOL.105 NO.527 IEICE TECHNICAL REPORT, JPN6021035929, 12 January 2006 (2006-01-12), ISSN: 0004592867 *

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