JP2019139265A - 情報処理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる複数の機能を実行する装置において、ユーザの各機能の使用状況に応じたさらなる省エネを行えない。【解決手段】互いに異なる複数の機能を実行する情報処理装置において、異なる複数の記憶領域を有する記憶媒体と、記憶媒体を制御する制御部とを有し、制御部は、異なる機能いずれかの実行のために発行される複数の記憶領域いずれかに対するアクセス要求を受け付け、アクセス要求受け付け後、所定の移行時間経過後に記憶媒体へ供給される電源を遮断し、移行時間は、アクセス要求が発行される記憶領域に応じて異なる情報処理装置である。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置および画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置のように、互いに異なる複数の機能を実行する装置が知られている。そして、このような互いに異なる複数の機能を実行する装置において、装置内の各要素のうち、ユーザから使用の指示があった機能の実行に必要な要素のみを動作させ、その他の要素へは電源を供給しないことで省エネ性を向上させる技術がある。
例えば特許文献1には、MFP(Multi Function Peripheral/Printer)の電源オン後、MFPが有する要素について、ユーザからの動作要求を待っている状態、つまりアイドル状態の時間を計時する技術が記載されている。そして、当該MFPは、各要素がアイドル状態のまま、各要素に応じて設定された時間が経過すると、その要素への電源供給を停止することにより、その要素を省エネ状態へと移行させるよう制御している。
しかし、特許文献1に記載の装置では、省エネ状態への移行を判断するために設定された時間が、各要素、例えばHDD(Hard Disc Drive)について固定値であるため、ユーザの使用状況に応じたさらなる省エネを行えないという課題がある。
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、互いに異なる複数の機能を実行する情報処理装置において、異なる複数の記憶領域を有する記憶媒体と、前記記憶媒体を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記異なる機能いずれかの実行のために発行される前記複数の記憶領域いずれかに対するアクセス要求を受け付け、前記アクセス要求受け付け後、所定の移行時間経過後に前記記憶媒体へ供給される電源を遮断し、前記移行時間は、前記アクセス要求が発行される前記記憶領域に応じて異なる情報処理装置である。
本発明によれば、複数の異なる機能を実行する装置においてユーザの使用形態に応じた、より高い省エネ性を実現できる。
情報処理装置の概略構成図である。 情報処理装置のコントローラ上で実行されるソフトウェア構成図である。 第一の実施形態の処理フロー図である。 第二の実施形態の処理フロー図である。 第三の実施形態の処理フロー図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は情報処理装置の概略構成図である。図1に示すように情報処理装置100は、コントローラ101と、画像形成部111を有している。
コントローラ101は、CPU(Central Processing Unit)102と、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104、HDD(Hard Disk Drive)105、画像処理部106、FCU(Fax Controller Unit)107、操作部108、HDD電源制御部109、ネットワーク制御部110とを有し、これらは互いにバスBで接続されている。
CPU102は、OS(Operating System)や制御プログラムを実行することで、情報処理装置100全体の動作を制御する機能を有する。RAM104は、CPU102の作業用領域として使用される揮発性メモリである。ROM103は、CPU102が実行するプログラム等が格納される不揮発性メモリである。ROM103に記憶されたプログラムは、CPU102によりRAM104上に展開して実行される。
またCPU102は、情報処理装置100全体の動作を制御する機能の一つとして、ROM103に記憶されたプログラムをRAM104上に展開して、情報処理装置100が実行したログを、後述のHDD105に記録する機能を有する。
HDD105は,画像データ、文書データ、この発明に係るプログラムを含む複合機上で動作させる各種のプログラム、フォントデータ、システム情報、ユーザ情報、情報処理装置100で行われた各種動作ログ等を含む、各種のデータを記録する大容量の記憶装置である。HDD105は、その容量を分割してそれぞれ異なる複数の記憶領域(パーティション)を設定可能である。
画像処理部106は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やCPU102が実行するプログラムによって実現され、後述する画像形成部111から受け付けた画像データに画像処理を行ったり、画像形成部111に出力する画像データを生成するための画像処理を行ったりする。
FCU107は、他のファクシミリ端末との間で画像データであるファクシミリデータを送受信するファクシミリ通信を行う機能を有する。
操作部108は、ユーザへの情報表示を行う機能や、タッチパネルやハードボタンにユーザが入力する操作を受け付ける機能を有する。
HDD電源制御部109は、CPU102の指示に基づき、HDD105への電源供給を制御する機能を有する。
ネットワーク制御部110は、ネットワークN経由のデータ通信を制御する機能を有する。情報処理装置100はネットワーク制御部110により、例えば外部装置114からの情報処理装置100に対する印刷指示や設定変更等を受け付け可能である。なおネットワークNはインターネットでも、LAN(Local Area Network)でもよく、LAN経由のインターネットでもよい。また、ネットワークNとネットワーク制御部110は有線接続でも無線接続でもよい。
次に、画像形成部111について述べると、画像形成部111は印刷部112、読取部113を有している。
印刷部112は、コントローラ101からの画像データに基づく画像を紙等の媒体上に形成し、印刷出力する機能を有する。したがって情報処理装置100は画像形成装置ということもできる。読取部113は、紙等の媒体に記録された画像をスキャンして取得した画像データをコントローラ101に転送する機能を有する画像読取装置である。したがって情報処理装置100は、画像読取装置ということもできる。
以上のような構成により、情報処理装置100は複数の異なる機能、一例として、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能、ログ記録機能等を有している。このうちコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能は、ユーザの指示に基づき実行されるユーザ使用機能である.ユーザ使用機能は、ユーザの指示に含まれる情報に基づき具体的な実行内容が決定される。ユーザの指示に含まれる情報とは例えば、ユーザがコピーするスキャン原稿の内容や枚数、出力方法(用紙等への印刷、電子データとしての保存等)、その他の例としてユーザがプリントする画像情報、さらにFAXする画像情報や送信先などである。
一方、ログ記録機能は、所定時間経過毎、電源オフ時、またはユーザの指示があった時などをトリガとして実行可能であるが、前述のユーザ使用機能のように、ユーザの指示に含まれる情報が無ければ動作内容が決定しない機能ではない。したがって、ログ記録機能は前述のユーザ使用機能とは区別できる。
なお、印刷部112および読取部113はいずれも、ユーザが操作部108や外部装置114に入力した指示内容、つまりプリント内容やスキャンする原稿の内容等によって、機器の実行する動作内容が決定する機器である。これらの機器を、ユーザ使用機器と呼ぶことがある。FCU107も、ユーザによる送信先、送信文等によって機器の実行する動作内容が確定するため、同様にユーザ使用機器である。それに対し、ログ記録機能を実行する機器としてのCPU102は、ユーザ使用機器とは区別できる。
図2は、コントローラ101上で実行されるソフトウェア構成図である。
まず情報処理装置100をユーザが起動すると、コントローラ101上でBIOS(Basic Input Output System)200などのモニタプログラムが起動する。さらにBIOS200はOS201を起動する。
OS201は情報処理装置100全体を制御するための全体制御部である全体制御プログラムである。一例としてUNIX(登録商標)で記述される。このOS201上では,複数のアプリケーションプログラム(以降アプリと呼ぶ。)が並列処理可能である。図2においてはアプリとして、コピーアプリ202、プリンタアプリ203、スキャナアプリ204、FAXアプリ205、ログ記録アプリ206が実行される。OS201上では、さらにその他の複数のアプリが並列処理可能である。
ここで、コピーアプリ202、プリンタアプリ203、スキャナアプリ204、FAXアプリ205はいずれも、情報処理装置100に対し、前述のユーザ使用機能、つまりそれぞれがコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能、を実行させるアプリである。以降これらのアプリを、ユーザ使用アプリと呼ぶことがある。
一方ログ記録アプリ206は、ログ記録機能を実行させるアプリである。具体的には、所定時間の経過や、情報処理装置100において特定の処理が実行されること、その他操作部108からの操作や外部装置114からの要求をトリガとして処理を開始し、RAM104上に記憶している情報処理装置100の動作ログを、HDD105等の記憶媒体に書き込む機能を、情報処理装置100に実行させるアプリである。
なお、情報処理装置100の動作ログとは、一例として他の各アプリ、つまりコピーアプリ202、プリンタアプリ203、スキャナアプリ204、FAXアプリ205が実行させた動作ログ等が含まれる。ログ記録アプリ206は、前述のユーザ使用機能を実行させるアプリではないため、前述のユーザ使用アプリとは区別できる。
図2を用いて各アプリの動作説明を続けると、OS201上の各アプリはその実行の際、HDD105の複数の記憶領域のうち、各アプリへの割り当てがあらかじめ設定された記憶領域にアクセスして使用する。以降、この各アプリに使用が割り当てられた記憶領域を各アプリの使用領域と呼ぶことがある。
例えば、コピーアプリ202やプリンタアプリ203は、印刷部112で印刷するための印刷データを処理する際の退避領域として、HDD105の記憶領域のうち、それぞれのアプリに割り当てられた所定の使用領域を使用する。
また、スキャナアプリ204やFAXアプリ205はそれぞれ、読取部113で読み取ったデータやFCU107で受信したデータを保持するための領域として、HDD105の記憶領域のうち、それぞれのアプリに割り当てられた所定の使用領域を使用する。
ログ記録アプリ206は、一例として上述した各アプリの処理など、RAM104上に記録された情報処理装置100のログを記憶するための領域として、HDD105の記憶領域のうち、ログ記録アプリ206に割り当てられた所定の使用領域を使用する。記録するタイミングは、例えば所定の時間経過毎や、電源オフ時、またはユーザからの指示があった時などが挙げられるがこれに限られない。
以降、情報処理装置100において上述のようなアプリが、操作部108からの操作や外部装置114から情報処理装置100に入力される指示に基づいてそれぞれの処理を実行可能な状態、もしくは実行している状態を通常動作状態という。
この通常動作状態における各アプリの動作を説明すると、各アプリは、一時的にRAM104上にログを記憶しながらそれぞれの処理を実行する。そしてそれぞれの処理内容に応じて、処理の実行に必要な情報をHDD105の各アプリに応じた使用領域から読み出すための読み出し要求、または記憶するための書き込み要求をOS201へ発行する。アクセス要求は少なくともアクセスの許可を含んでいればよいが、その他に当該記憶領域が要求される処理内容、例えば上述の書き込み要求や読み出し要求等が含まれる。
そして所定時間経過毎や、電源オフなど特定の処理時、またはユーザからの指示があったときなどをトリガとして、ログ記録アプリ206がRAM104上に記憶されている処理をログとしてHDD205に記憶するために書き込み要求をOSへ発行している。
図2を用いてさらに、OS201の詳細を説明する。OS201は、HDD105を制御する制御部としてのHDDデバイスドライバ210を有し、前述の各アプリから発行されたアクセス要求に基づき、HDDデバイスドライバ210に対し、HDD105へのアクセス要求を発行する。
HDDデバイスドライバ210は、移行時間取得部としてのHDDオフ時間取得部211、時間計測部としてのHDDアクセス間隔検出タイマ212、電源遮断部としてのHDD電源供給遮断部213、電源供給部としてのHDD電源供給部214を有する。
HDDオフ時間取得部211は、あらかじめHDD105の各記憶領域に応じて設定されたオフ時間を取得する。オフ時間は、情報処理装置100にあらかじめ設定されている、またはユーザによって情報処理装置100にあらかじめ設定されている時間である。
そしてオフ時間とは、HDD105の複数の記憶領域のうち、ある記憶領域へのアクセスがあった時点から、その時間が経過するまでアクセスが無かった場合にはHDD105が電源オフして省エネ状態へ移行する時間であり、以降、移行時間と呼ぶこともある。オフ時間を経過したかを判断するための計時開始タイミングは、前述のようなアクセスがあった時点に限られず、アクセスがあった後にその記憶領域での処理が完了した時点でもよい。なお、「オフ時間を取得する」にはオフ時間自体を取得することだけでなく、算出することにより取得することも含まれる。また、HDD105が省エネ状態へ移行することにより、情報処理装置100全体も少なくともHDD105が省エネ状態へ移行した分の省エネを実現できていると言える。
HDDアクセス間隔検出タイマ212は,各種アプリからHDD105へのアクセスがあった際にカウントをスタートし,設定されたオフ時間が経過する、または次のアクセスが開始されるまで計時する。一定時間アクセスがなく指定されたオフ時間が経過した場合に特定の処理を実行する。
HDD電源供給遮断部213は、コントローラ101に搭載されているHDD105に対する電源供給を遮断する。具体的には、キャッシュフラッシュのための指示、例えばATAコマンドをHDD105に発行し、その後HDD電源制御部109にHDD105への電源供給の遮断を指示する。なお遮断には、電源のすべてを遮断するだけでなく、供給されていた電源の一部を遮断することも含まれる。
HDD電源供給部214は,HDD105の電源が切れている間に各アプリからHDD105へのアクセス要求があった場合、HDD電源制御部109に対しHDD105への電源供給を指示する。
次に、上述のオフ時間の設定について詳細を述べると、本実施形態における情報処理装置100においては、あらかじめHDD105に表1のようなオフ時間と各アプリの使用領域との対応付けを記憶しておく。表1の記憶はHDD105以外でもROM103であってもよいし、HDD105以外とは別にHDDを設け記憶してもよい。
表1においては、各アプリ(表1中「アプリ」列)と、そのアプリにあらかじめ設定された使用領域(表1中「使用領域」列)と、その使用領域への各アプリからのアクセスが完了してから一定時間アクセスが無かった場合にHDD105をオフする時間である移行時間(表1中「オフ時間(分))」)が対応付けられている。
なお、表1においては、全てのアプリが使用領域として互いに異なる記憶領域A〜Eを対応付けられているが、アプリの使用領域と記憶領域との対応付けはこれに限られない。例えばコピーアプリ202とプリンタアプリ203が同じ記憶領域、例えば記憶領域Aを使用領域として対応付けられてもよい。
ここで表1を設定するタイミングは、一例として各アプリが情報処理装置100にインストールされている場合などは、出荷前に設定されればよいがこれに限られない。その他の例として、出荷後に各アプリのOS201へのインストールされる場合は、インストール時にユーザが設定してもよい。また、インストール時に各アプリのインストールプログラムがHDD105記憶領域の分割情報を読み取り、自動的に設定してもよい。
次に、図3は各アプリに応じたオフ時間に基づきHDD105の電源をオフする処理を示すフロー図である。情報処理装置100の通常動作状態でスタートし、HDDドライバ210が実行する処理である。
図3において、HDDドライバ210は、上述のようにOS201からのHDD105へのアクセス要求を受け付ける(S101)。するとHDDデバイスドライバ210は、各アプリから要求された処理を実行する(S102)。
処理が完了すると、HDDデバイスドライバ210のHDDオフ時間取得部211は、表1を参照して、HDD105の記憶領域のうち、アクセス要求を発行したアプリに予め対応付けられた使用領域に応じたオフ時間を取得する(S103)。一例として、プリンタアプリ203からアクセス要求があった場合は、表1を参照するとプリンタアプリ203の使用領域は記憶領域Bであり、記憶領域Bのオフ時間は3分であるため、HDDオフ時間取得部211はオフ時間として3分を取得する。
なおHDDオフ時間取得部211は、アクセス要求を発行したアプリに対応づけられたオフ時間を取得してもよく、アクセス要求を発行したアプリからそのアプリに設定されている使用領域の情報が提供されている場合には、その使用領域情報からオフ時間を取得しても良い。
HDDデバイスドライバ210は、HDDオフ時間取得部211が取得したオフまでの時間の経過を計時するHDDアクセス間隔検出タイマ212をスタートする(S104)。
HDDアクセス間隔検出タイマ212がスタート後、HDDデバイスドライバ210は、OS201からHDD105への新たなアクセス要求があるかを判断する(S105)。要求があった場合は、HDDデバイスドライバ210は、HDDアクセス間隔検出タイマ212をストップして(S106)、ステップS101に戻る。
HDD105への新たなアクセス要求が無い場合は、HDDデバイスドライバ210は、HDDアクセス間隔検出タイマ212による計時を継続し、タイムアップするかを判断する(S107)。タイムアップした場合、HDD電源供給遮断部213は、HDD105へキャッシュフラッシュのためのATAコマンドを発行して(S108)、その後、HDD105の電源をオフする(S109)。タイムアップしない間は、デバイスドライバ210は、ステップS105へ戻り、アクセスの有無の監視を継続する。
そしてHDDドライバ210は、OS201からの新たなHDD105へのアクセス要求の有無を判断する(S110)。アクセス要求が無い場合は電源オフの状態を継続してアクセスの有無の判断を続け、アクセス要求があった場合は、HDD電源供給部214は、電源オンつまりHDD105への電源供給を再度開始する(S111)。
その後HDDドライバ210は、電源オン後のHDD105の初期化処理を行う。(S112)。初期化処理を行った結果、またアクセス要求を受け付け可能なステップS101の状態になる。
従来はHDD105へのアクセスが無い状態、言い換えるとHDD105がアイドル状態であると判断するまでの時間、つまりオフ時間をHDD全体について固定値としていた。それに対し本実施形態においては、表1のようにHDD105のアプリに応じて設定された使用領域ごとに、オフ時間の値を設定し、ステップS103でオフ時間を取得している。
そしてあらかじめ設定されたオフ時間がタイムアップするまでアクセスが無かった場合、HDD105へのアクセスが頻繁に行われそうにない状況と判断し、その場合はHDD105に電源を遮断している為、不要な電力を消費することなく、その結果省エネを実現できる。したがって、より省エネ効率の向上と各機器への負荷低減を実現できる。
さらに本第1の実施形態で設定されているオフ時間の長さについて述べる。オフ時間は、短ければ短いほど、すぐにHDD105を電源オフすることになり、省エネになる。一方、各アプリの特性によってはオフ時間が短いことによる課題も生じる。以降各アプリに応じたオフ時間について説明する。
コピーアプリ202やプリンタアプリ203は、印刷設定等によっては画像データを処理するために、一時的にデータを退避させる領域としてHDD105の記憶領域を使用する。この場合はHDD105へのアクセスが一度完了した後にアクセスを頻繁に繰り返す可能性が高い。
このように短い時間間隔でHDD105へのアクセスが繰り返される場合は、あまりオフ時間を短く設定すると、電源オフとオンの切り替えが頻繁に発生することになる。するとHDD105の電源オフ/オンを繰り返すことによる無駄な消費電力が発生し、またHDD105への負荷も大きくなる。一方であまりオフ時間を長くすると、省エネの効果が得られない。
そのため、本実施形態では印刷を行うユーザ使用機器の動作を処理するユーザ使用アプリに対応付けられた記憶領域のオフ時間、より具体的には印刷動作に伴うデータの退避に使用される記憶領域である記憶領域Aや記憶領域Bのオフ時間は、比較的長めとする。比較的長めとは例えば、各アプリの使用機器で実施が想定される処理のうち、90%以上の処理について完了する時間や、最も多く実施される処理が完了する時間等をあらかじめ設定すればよい。表1では3分に設定している。その結果、HDD105の電源オフ/オンを繰り返すことによる無駄な消費電力をなくして省エネ性を向上させ、電源オフ/オンを繰り返すことによるHDD105への負荷を低減できる。
次にスキャナアプリ204に設定された記憶領域のオフ時間について述べる。スキャナアプリ204の場合は、読み取った画像データの記憶を行うため、コピーアプリ202やプリンタアプリ203のように印刷設定等によることはなく、ほぼ確実にHDD105を使用する。そこで、スキャナアプリ204のような印刷を伴わないユーザ使用アプリに対応付けられた記憶領域Cのオフ時間は、印刷を伴うユーザ使用アプリに対応付けられた記憶領域のオフ時間より、HDD105の電源がオフされにくくなるように、より長め、表1では5分に設定している。
このように、本実施形態においてはユーザが使用する機能によってオフ時間を変える、一例として印刷動作を伴うユーザ使用機能と、印刷動作を伴わないユーザ使用機能とで移行時間であるオフ時間を変えることにより、ユーザの利便性と省エネを実現できる。
一方、ログ記録アプリ206によるアクセス要求があった場合は、ユーザの使用機器の動作中ではないと判断できる。つまりログ記録アプリ206のような、ユーザ使用アプリではないアプリの場合、ユーザによるユーザ使用機器は使用中ではないと判断できるため、HDD105への頻繁なアクセスは発生しにくい。そのため、表1でログ記録アプリ206に対応付けられた記憶領域Eのオフ時間は他の記憶領域に対応付けられたオフ時間と比較して短め、表1では2分に設定している。その結果、すばやく省エネ状態に移行できるため、省エネ性の向上が実現できる。
このように本実施形態では、ユーザ使用機能に対応付けられていない記憶領域の移行時間は、ユーザ使用機能に対応付けられている移行時間より短く設定することにより、すばやく省エネ状態に移行できるため、省エネ性の向上が実現できる。
なお、表1においては、FAXアプリ205にはオフ時間を割り当てていない。このように、情報処理装置100の各機器すべてにオフ時間を割り当てなくてもよく、必要に応じて設定すればよい。
次に、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態の概略構成図とソフトウェア構成図は、第一の実施形態で説明した図1、図2とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。
本処理フローを実行するに際して、あらかじめHDD105に表2の対応付けを記憶しておく。表2の記憶はROM103であってもよいし、HDD105以外とは別にHDD等の記憶媒体用いて、記憶してもよい。
表2においては、各アプリ(表2中「アプリ」列)と、そのアプリにあらかじめ設定された使用領域(表2中「使用領域」列)と、その使用領域への各アプリからのアクセスが完了してから一定時間アクセスが無かった場合にHDD105をオフして省エネへ移行する時間である移行時間(表2中「オフ時間(分))」)が対応付けられている。さらに表2においては、その使用領域に対して連続してアクセスが続いていることを判断するための時間(表2中「連続アクセス判断時間(分)」)が対応づけられている。
表2はさらに、その記憶領域に最後にアクセスのあった時刻を記憶する項目列(表2中「最終アクセス時間(Unix time)」)を有する。表2中では、最終アクセス時間をコンピューターシステム上での時刻表現の一例としてUnix timeを用いて設定している。最終アクセス時間は、各アプリによるHDD105へのアクセスがある度に、HDDデバイスドライバ210によって更新される列である。その点、表2中において、あらかじめ設定されているその他の項目列とは異なる。
なお表2は、記憶領域A,B,Cについては過去にアクセス要求があり、その最終アクセス時刻が更新されており、記憶領域D,Eについてはまだアクセス要求を受け付けたことがない時点の表である。
図4は、各記憶領域への連続アクセスを判断して当該記憶領域のオフ時間を変更する処理を示すフロー図である。情報処理装置100が通常動作している状態でスタートし、HDDドライバ210が実行する。
まずHDDデバイスドライバ210は、OS201からのHDD105へのアクセス要求を受け付ける(S201)。するとHDDデバイスドライバ210は、各アプリから要求された処理を実行する(S202)。
処理が完了すると、HDDデバイスドライバ210のHDDオフ時間取得部211は、表1を参照して、HDD105の記憶領域のうち、アクセス要求を発行したアプリに予め対応付けられた使用領域に応じたオフ時間を取得する(S203)。一例として、プリンタアプリ203からアクセス要求があった場合は、表2を参照するとプリンタアプリ203の使用領域は記憶領域Bであり、記憶領域Bのオフ時間は3分であるため、HDDオフ時間取得部211はオフ時間として3分を取得する。
なおHDDオフ時間取得部211は、アクセス要求を発行したアプリに対応づけられたオフ時間を取得してもよく、アクセス要求を発行したアプリからそのアプリに設定されている使用領域の情報が提供されている場合には、その使用領域情報からオフ時間を取得しても良い。
続いてHDDデバイスドライバ210は、現在時刻と、表2に記憶されている当該アプリ、つまりプリンタアプリ203の最終アクセス時間との差を表2に記憶されている連続アクセス判断時間と比較することにより、プリンタアプリ203がHDD105に連続アクセスしているかを判断する(S204)。連続アクセスしている場合は、当該アプリ、つまりプリンタアプリ203のオフ時間3分に加算して(S205)、現在のアクセス時間を、表2のプリンタアプリ203の最終アクセス時間として記憶する(S206)。もし連続アクセスしていない場合は、電源オフ時間を加算することなく、現在のアクセス時間を、表2のプリンタアプリ203の最終アクセス時間として記憶する(S206)。
そしてHDDデバイスドライバ210は、HDDオフ時間取得部211が取得したオフまでの時間の経過を計時するHDDアクセス間隔検出タイマ212をスタートする(S207)。
HDDアクセス間隔検出タイマ212がスタート後、HDDデバイスドライバ210は、OS201からHDD105への新たなアクセス要求があるかを判断する(S208)。要求があった場合は、HDDデバイスドライバ210は、HDDアクセス間隔検出タイマ212をストップして(S209)、ステップS201に戻る。
HDD105への新たなアクセス要求が無い場合は、HDDデバイスドライバ210は、HDDアクセス間隔検出タイマ212による計時を継続し、タイムアップするかを判断する(S210)。タイムアップした場合、HDD電源供給遮断部213は、HDD105へキャッシュフラッシュのためのATAコマンドを発行して(S211)、その後、HDD105の電源をオフする(S109)。タイムアップしない間は、デバイスドライバ210は、ステップS208へ戻り、アクセスの有無の監視を継続する。
このようにユーザ使用アプリが、ユーザにより連続で使用されている状況、例えば,コピーアプリ202が使用する記憶領域Aに頻繁にアクセス要求がある状態で電源オフが発生すると、電源オフしている時にユーザからコピー指示がある可能性も高くなり、つまりユーザを待たせる可能性が高くなる。そこで、表2中であらかじめ設定されていたコピーアプリ202に対応付けられた記憶領域Aのオフ時間を加算、一例として表2のように設定されていた3分に対して1分加算して、4分にする。こうすることで、コピーアプリ202により頻繁にアクセス要求がある状態では、省エネ状態に入りづらくすることで、省エネとユーザの利便性の両方を向上させている。
また、表2では、ユーザ使用アプリであるプリンタアプリ203が使用する記憶領域Bへのアクセスについても連続アクセス時間を10分と設定している。上述のコピーアプリ202と同様に、省エネとユーザの利便性の両方を向上させている。なお表2においてはコピーアプリ202とプリンタアプリ203の連続アクセス時間はどちらも10分、加算する時間はどちらも1分であるが、それぞれ異ならせてもよい。
一方,ログ記録アプリ206のようなユーザ使用アプリではないアプリからのアクセスについては、連続アクセス判断時間を設定していない。つまり連続アクセス判断の対象外とすることで、設定されていたオフ時間に上述のような加算を行わない。
これはログ記録アプリ206についてはあらかじめ設定されたタイミングや電源オフなどに実行される使用形態が多く、ユーザ使用アプリのように頻繁に記憶領域にアクセス要求がされることが少ないためである。このように各機能のユーザの利用状況に即して、連続アクセス判断の対象とするかを変えることができる。
第一の実施形態における表1では、アプリが使用する記憶領域によってオフ時間を固定的に設定していた。それに対し第二の実施形態における表2においては、連続アクセス判断時間をあらかじめ記憶している。さらに、アクセス要求の度にその時間を記憶しておく。そして連続アクセス発生と判断するまでの時間と、前回アクセスのあった時刻を比較して、その記憶領域へのアクセスが規定時間以内に連続して発生する場合、しない場合で、オフ時間を動的に変更することで,ユーザ使用機器の使用中はより省エネに入りづらく,ユーザ使用機器を未使用の場合は省エネに入りやすくすることができる。結果として省エネとユーザの利便性を実現できる。
次に、第三の実施形態について説明する。第三の実施形態の概略構成図とソフトウェア構成図は、第一の実施形態で説明した図1、図2とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。
本処理フローを実行するに際して、あらかじめHDD105に表3の対応付けを記憶しておく。表3の記憶はROM103であってもよいし、HDD105以外とは別にHDDを設け、記憶してもよい。
表3においては、各アプリ(表3中「アプリ」列)と、そのアプリにあらかじめ設定された使用領域(表3中「使用領域」列)と、その使用領域への各アプリからのアクセスが完了してから一定時間アクセスが無かった場合にHDD105の電源をオフして省エネ状態へ移行する時間である移行時間(表3中「オフ時間(分))」)が対応付けられている。さらに表3においては、そのアプリの実行頻度を判断するための時間(表3中「実行頻度判断基準値」)が対応づけられている。
表3はさらに、情報処理装置100の起動からそのアプリの実行回数を記憶する項目列(表3中「起動からの実行回数(回))を有する。起動からの実行回数は、各アプリによるHDD105へのアクセスがある度に、HDDデバイスドライバ210によって更新される列である。つまり、情報処理装置100へあらかじめ設定される項目ではない。
なお、表3の起動からの実行回数は、使用領域へのアクセス回数、実行頻度判断基準値は、使用領域へのアクセス頻度判断基準値であっても同様の効果が得られる。
コピーアプリ202の起動からの実行回数をh、プリンタアプリ203の起動からの実行回数をk、スキャナアプリ204の起動からの実行回数をl、FAXアプリ205の起動からの実行回数をm、ログ記録アプリ206の起動からの実行回数をnとすると、各アプリの実行頻度はそれぞれ以下の(式1)〜(式5)で表される。
コピーアプリ202実行頻度=h/(h+k+l+m+n) (式1)
スキャナアプリ203実行頻度=k/(h+k+l+m+n) (式2)
コピーアプリ204実行頻度=l/(h+k+l+m+n) (式3)
FAXアプリ205実行頻度=m/(h+k+l+m+n) (式4)
ログ記録アプリ実行頻度206=n/(h+k+l+m+n) (式5)
表3は、情報処理装置100がある時点でh=10、k=20、l=5、m=1、n=100の時点を示している。
ユーザ使用アプリの実行回数の割合である実行頻度判断基準値をX,ユーザ使用アプリではないアプリログ記録アプリについてはYとして、判断基準値を異ならせている。これはユーザ使用機能であるか、そうでないかによって異ならせている。
図5は、各記憶領域へのアクセス履歴に応じてオフ時間を変更する処理を示すフロー図である。情報処理装置100が通常動作している状態でスタートし、HDDドライバ210が実行する。
まずHDDデバイスドライバ210は、OS201からのHDD105へのアクセス要求を受け付ける(S301)。するとHDDデバイスドライバ210は、各アプリから要求された処理を実行する(S302)。
処理が完了すると、HDDデバイスドライバ210のHDDオフ時間取得部211は、表1を参照して、HDD105の記憶領域のうち、アクセス要求を発行したアプリに予め対応付けられた使用領域に応じたオフ時間を取得する(S303)。一例として、プリンタアプリ203からアクセス要求があった場合は、表3を参照するとプリンタアプリ203の使用領域は記憶領域Bであり、記憶領域Bのオフ時間は3分であるため、HDDオフ時間取得部211はオフ時間として3分を取得する。
なおHDDオフ時間取得部211は、アクセス要求を発行したアプリに対応づけられたオフ時間を取得してもよく、アクセス要求を発行したアプリからそのアプリに設定されている使用領域の情報が提供されている場合には、その使用領域情報からオフ時間を取得しても良い。
続いてHDDデバイスドライバ210は、現在時刻と、表3に記憶されている各アプリの実行回数から当該アプリ、つまりプリンタアプリ203の実行頻度を算出し、表3に記憶されている実行頻度判断基準値Xと比較することにより、プリンタアプリ203の実行頻度が所定以上であるかを判断する(S304)。所定以上である場合は、表3の各アプリのオフ時間をそれぞれ加算する更新を行い(S305)、表2のプリンタアプリ203の実行回数のカウンタをインクリメントする(S306)。所定以上でない場合は、表3のオフ時間を加算することなく、表2のプリンタアプリ203の実行回数のカウンタをインクリメントする(S306)。
一定値以上である場合には、特定のアプリだけでなく、機器全体の使用頻度が高いと判断する。したがって本実施形態では全てのアプリのHDD105電源オフまでの時間を長くするように表のオフ時間を書き換える。アプリごとに加算する長さは全て1分等共通としてもよいし、それぞれ別に設定してもよい。
そしてHDDデバイスドライバ210は、HDDオフ時間取得部211が取得したオフまでの時間の経過を計時するHDDアクセス間隔検出タイマ212をスタートする(S307)。
HDDアクセス間隔検出タイマ212がスタート後、HDDデバイスドライバ210は、OS201からHDD105への新たなアクセス要求があるかを判断する(S308)。要求があった場合は、HDDデバイスドライバ210は、HDDアクセス間隔検出タイマ212をストップして(S309)、ステップS301に戻る。
HDD105への新たなアクセス要求が無い場合は、HDDデバイスドライバ210は、HDDアクセス間隔検出タイマ212による計時を継続し、タイムアップするかを判断する(S310)。タイムアップした場合、HDD電源供給遮断部213は、HDD105へキャッシュフラッシュのためのATAコマンドを発行して(S311)、その後、HDD105の電源をオフする(S309)。タイムアップしない間は、HDDデバイスドライバ210は、ステップS308へ戻り、アクセスの有無の監視を継続する。
以上図5のフロー図において、プリンタアプリ203によるアクセス要求があった場合について述べた。その他のユーザ使用アプリである、コピーアプリ202、スキャナアプリ204、FAXアプリ205からアクセスがあった場合は、表3において対応付けられたアプリ使用領域がそれぞれ記憶領域A、記憶領域C、記憶領域Dである点、S306で実行カウンタインクリメントがそれぞれ、コピーアプリ202、スキャナアプリ204、FAXアプリ205の実行カウンタである点のみで、同様の処理となる。すべてのアプリについて図6のようなオフ時間処理の対象にする必要は無く、FAXアプリ205については、表3にあるようにオフ時間を設定しないことにより、図6のようなオフ時間の処理フローの対象外と設定してもよい。
一方、ユーザ使用アプリではないログ記録アプリ206によるアクセス要求を受け付けた場合を説明する。ログ記録アプリ206によるアクセス要求を受け付けた場合も、ステップS301〜S303およびステップS306〜S315は上述の通りである。
ステップS303後、HDDデバイスドライバ210は、現在時刻と、表3に記憶されている各アプリの実行回数から当該アプリ、つまりログ記録アプリ206の実行頻度を算出し、表3に記憶されている実行頻度判断基準値Yと比較することにより、ログ記録アプリ206の実行頻度が所定以上であるかを判断する(S304)。所定以上である場合は、表3の各アプリのオフ時間をそれぞれ減算する更新を行い(S305)、所定以上でない場合は、表3のオフ時間を減算することなく、ステップS306に進む。
ユーザ使用アプリではないログ記録アプリ206の実行頻度が一定値以上である場合は、機器全体の使用頻度が低いと判断することもできる。したがって本実施形態では全てのアプリのHDD105電源オフまでの時間を短くするように、表中の各オフ時間を書き換える。アプリごとに減算する長さは全て1分等共通としてもよいし、それぞれ別に設定してもよい。また、HDDデバイスドライバ210に対する各アプリのアクセスごとにカウントを行ったが、これに限られず、例えば各アプリの起動毎にカウンタのインクリメントを行うなどしてもよい。
このように、第三の実施形態においては、各機能の実行履歴を用いてオフ時間を取得する。言い換えるとHDDデバイスドライバ210へのアクセスの回数によってオフ時間を変動させており、したがってよりユーザの使用状況にあった省エネ状態遷移を提供することができる。
特にあるユーザ使用アプリの実行頻度が高い場合、情報処理装置100のユーザによる使用頻度が高いと判断して,その他のアプリも含めてHDD105電源オフまでの時間を長くするように表のオフ時間を書き換える。これによってHDD105の使用頻度が高い場合に省エネ状態に入りにくくなり無駄なオフ/オンでHDD105への負荷を低減でき,ユーザの待ち時間を減らせる。
一方ユーザ使用アプリの実行頻度が低い場合、言い換えるとユーザ使用アプリではないアプリの実行頻度が高い場合は、情報処理装置100のユーザによる使用頻度が低いと判断して、その他のアプリも含めてHDD105電源オフまでの時間を短くするように表のオフ時間を書き換える。これによってより省エネ状態に入りやすくなり省エネ効率の向上が図れる。
ユーザ使用アプリ内での実行頻度の割合を監視している為、ユーザ使用アプリの実行頻度が高い状態が続けば、徐々にオフ時間が短くなり、低い状態、言い換えるとユーザ使用アプリではないアプリの実行頻度が高い状態が続けば、徐々にオフ時間を短くできる。また、ユーザの使用形態が変わると、オフ時間が高い方から低い方へ、低い方から高い方へと変動させることができる。
なお、本実施形態においてはユーザ使用アプリについては実行頻度判定基準値を共通してX、ログ記録アプリ206についてはYとしているが、各アプリで異ならせてもよいし、XとYが同じ値でもよい。
100 情報処理装置
105 HDD
201 OS
202 コピーアプリ
203 プリンタアプリ
204 スキャナアプリ
205 FAXアプリ
206 ログ記録アプリ
210 HDDデバイスドライバ
211 HDDオフ時間取得部
212 HDDアクセス間隔検出タイマ
213 HDD電源供給遮断部
214 HDD電源供給部
特開2015−222935号公報

Claims (7)

  1. 互いに異なる複数の機能を実行する情報処理装置において、
    異なる複数の記憶領域を有する記憶媒体と、
    前記記憶媒体を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記異なる機能いずれかの実行のために発行される前記複数の記憶領域いずれかに対するアクセス要求を受け付け、
    前記アクセス要求受け付け後、所定の移行時間経過後に前記記憶媒体へ供給される電源を遮断し、
    前記移行時間は、前記アクセス要求が発行される前記記憶領域に応じて異なる情報処理装置。
  2. 前記機能として少なくとも、
    前記情報処理装置の動作ログを前記記録媒体に記録するログ記録機能と、
    ユーザの指示に基づき実行されるユーザ使用機能とを有する請求項1の情報処理装置。
  3. 前記ログ記録機能の実行のために前記アクセス要求を発行される前記記憶領域の前記移行時間は、前記ユーザ使用機能の実行のために前記アクセス要求を発行される前記記憶領域の前記移行時間よりも短い請求項2の情報処理装置。
  4. 前記記憶領域ごとの最終アクセス時間を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記記憶領域に前記アクセス要求があった時間と前記最終アクセス時間が所定時間以上である場合は、前記記憶領域の前記移行時間を長くする請求項1ないし3いずれかの情報処理装置。
  5. 前記記憶領域ごとの使用頻度を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記複数の機能のうち、ユーザの指示に基づき実行されるユーザ使用機能の使用頻度が高い場合には、前記複数の記憶領域に応じた前記各移行時間を、それぞれ長くする請求項1ないし3いずれかの情報処理装置。
  6. 前記記憶領域ごとの使用頻度を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記複数の機能のうち、ユーザの指示に基づき実行されるユーザ使用機能の使用頻度が低い場合には、前記複数の記憶領域に応じた前記各移行時間を、それぞれ短くする請求項1ないし3いずれかの情報処理装置。
  7. 互いに異なる複数の機能を実行し、前記複数の機能はコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能のいずれかである画像形成装置において、
    異なる複数の記憶領域を有する記憶媒体と、
    前記記憶媒体を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記異なる機能いずれかの実行のために発行される前記複数の記憶領域いずれかに対するアクセス要求を受け付け、
    前記アクセス要求受け付け後、所定の移行時間後に前記記憶媒体へ供給される電源を遮断し、
    前記移行時間は、前記アクセス要求が発行される前記記憶領域に応じて異なる画像形成装置。
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