JP2019138493A - 冷蔵庫、商品発注方法及び商品発注システム - Google Patents

冷蔵庫、商品発注方法及び商品発注システム Download PDF

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Abstract

【課題】冷蔵庫の貯蔵庫内の商品を適切に管理することができる冷蔵庫を提供すること。【解決手段】表示装置と接続可能な冷蔵庫であって、購入された商品のデータを受信する受信手段と、貯蔵庫内において任意の位置に配置された前記購入された商品の配置位置を特定する特定手段と、前記貯蔵庫内に含まれる商品の残量を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された商品の残量を、前記表示装置において表示する表示手段と、前記商品の残量が最小適正量未満となった場合には、当該商品の発注を行う発注手段と、を備える。【選択図】図11

Description

本発明は冷蔵庫等に関する。
近年、冷蔵庫を便利に使用するための技術が様々提案されている。例えば、冷蔵庫の中身を管理するアプリが存在しており、利用者は購入した商品をアプリに入力することで、賞味期限を管理することが可能となる。
また、冷蔵庫の多機能化も進められている。例えば、冷蔵庫内部に設けられた収納部に複数個のセンサを取り付けて、前記冷蔵庫の収納部に貯蔵された各商品の保管開始日、保管個数、数量などを測定し、商品の残量状態を確認することができ、最小適正量よりも少ない商品を自動発注する冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−050077号公報
しかしながら、アプリによって冷蔵庫を管理する方法は、購入した商品の登録や、登録した商品の残量を記録する手間がかかってしまう問題がある。また、特許文献1に記載された冷蔵庫は、センサが取り付けられている箇所に決められた商品を配置しなければならないという問題点があった。
上述した課題を解決するために、本発明は、冷蔵庫の貯蔵庫内の商品を適切に管理することができる冷蔵庫等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、
表示装置と接続可能な冷蔵庫であって、
購入された商品のデータを受信する受信手段と、
貯蔵庫内において任意の位置に配置された前記購入された商品の配置位置を特定する特定手段と、
前記貯蔵庫内に含まれる商品の残量を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された商品の残量を、前記表示装置において表示する表示手段と、
前記商品の残量が最小適正量未満となった場合には、当該商品の発注を行う発注手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の商品発注方法は、
表示装置と接続可能な冷蔵庫における商品発注方法であって、
購入された商品のデータを受信する受信ステップと、
貯蔵庫内において任意の位置に配置された前記購入された商品の配置位置を特定する特定ステップと、
前記貯蔵庫内に含まれる商品の残量を測定する測定ステップと、
前記商品の残量が最小適正量未満となった場合には、当該商品の発注を行う発注ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の商品発注システムは、
携帯端末装置と、表示装置と、冷蔵庫とを含む商品発注システムであって、
前記携帯端末装置は、
購入された商品のデータを取得する取得手段と、
前記冷蔵庫と通信可能なときに、前記購入された商品のデータを当該冷蔵庫に送信する送信手段と、
を備え、
前記冷蔵庫は、
前記携帯端末装置から、前記購入された商品のデータを受信する受信手段と、
貯蔵庫内において任意の位置に配置された前記購入された商品の配置位置を特定する特定手段と、
前記貯蔵庫内に含まれる商品の残量を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された商品の残量を、前記表示装置において表示する表示手段と、
前記商品の残量が最小適正量未満となった場合には、当該商品の発注を行う発注手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、冷蔵庫は、購入された商品のデータを取得し、任意に配置された商品について、商品の残量が最小適正量未満となった場合に、その商品を発注する。したがって、利用者は、購入した商品の登録や、登録した商品の残量を記録する手間をかけたり、商品を配置する位置を考慮したりする必要がなく、冷蔵庫に配置した商品を管理することが可能となる。
第1実施形態における商品発注システムの全体構成を説明するための図である。 第1実施形態における冷蔵庫の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における商品データのデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態における最小適正量データのデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態における残量データのデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態における発注データのデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態におけるテレビジョン装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるスマートフォンの機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における発注サーバの機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における受注データのデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態におけるシーケンスを説明するための図である。 第1実施形態における冷蔵庫のメイン処理を説明するための動作フローである。 第1実施形態における冷蔵庫のメイン処理を説明するための図である。 第1実施形態におけるテレビジョン装置のメイン処理を説明するための動作フローである。 第1実施形態におけるスマートフォンのメイン処理を説明するための動作フローである。 第1実施形態における受注サーバのメイン処理を説明するための動作フローである。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第2実施形態における商品発注システムの全体構成を説明するための図である。 第2実施形態における冷蔵庫の機能構成を説明するための図である。 第2実施形態におけるクラウドサーバの機能構成を説明するための図である。 第3実施形態における動作例を説明するための図である。 第4実施形態におけるテレビジョン装置のメイン処理を説明するための動作フローである。 第4実施形態における動作例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、一例として、本発明の冷蔵庫を含む商品発注システムについて説明する。
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
まず、本実施形態の商品発注システム1の全体構成について、図1を参照して説明する。図1に示すように、商品発注システム1は、冷蔵庫10と、表示装置であるテレビジョン装置20と、携帯端末装置であるスマートフォン30とがネットワークNW1に接続されている。また、ネットワークNW1は外部ネットワークであるネットワークNW2に接続されており、ネットワークNW2を介して受注サーバ40が接続されている。
ここで、ネットワークNW1は、LAN(Local Area Network)であり、例えばイーサネット(登録商標)等により構成されている。家庭内に設けられたネットワークNW1を介して各装置を接続可能に構成されている。また、ネットワークNW2は、外部ネットワークであり、インターネットや携帯電話網により構成されている。
図1においては、スマートフォン30は、アクセスポイントAPを介してネットワークNW1接続されているが、基地局を介してネットワークNW2に接続され、ネットワークNW2を経由してネットワークNW1に接続してもよい。
受注サーバ40は、商品の発送を行う店舗が管理するサーバであり、利用者から商品の発注を受け付けるサーバである。受注サーバ40は、図1に示すように、発注する商品を全て受け付ける受注サーバを1台用意してもよいし、店舗・サービス・発注する商品毎に受注サーバを用意してもよい。
[1.2 機能構成]
つづいて、冷蔵庫10と、テレビジョン装置20と、スマートフォン30と、受注サーバ40とについて、機能構成を説明する。
[1.2.1 冷蔵庫]
冷蔵庫10の機能構成について、図2を参照して説明する。冷蔵庫10は、制御部100と、冷蔵制御部110と、画像入力部120と、商品特定部125と、重量センサ130と、記憶部140と、通信部170とを備えて構成されている。
制御部100は、冷蔵庫10の全体を制御するための機能部である。制御部100は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
冷蔵制御部110は、冷蔵庫10に配置された商品を冷蔵したり、利用者の操作に応じた機能を提供したりするための機能部である。例えば、冷蔵庫10の扉の開閉を検知する扉開閉検出部112と、冷蔵庫10の扉が開いているときに点灯する庫内照明灯114と、冷蔵庫10の内部の温度を検知する温度センサ116と、冷却した空気を生成するための冷却装置118とを含んでいる。
画像入力部120は、冷蔵庫10の貯蔵庫内の上部、手前扉、奥の壁、横の壁等、360度撮影し、画像データとして出力する機能部である。例えば、冷蔵庫10内に360度撮影可能なカメラを設置してもよいし、所定の範囲を撮影することが可能なカメラを複数設置してもよい。
商品特定部125は、冷蔵庫10に配置された商品と、その商品が配置された位置とを特定するための機能部である。例えば、商品に付された電子タグを読み取って、商品と配置された位置とを特定する。また、画像入力部120から出力された冷蔵庫10の貯蔵庫内の画像データを解析して、商品を認識し、認識した商品の画像が含まれる領域と貯蔵庫内の位置とを対応付けて、その商品が配置された位置を特定してもよい。画像データから商品を認識する方法としては、商品の形状や商品に印刷された文字等に基づいたパターンマッチング等、公知の手法を用いればよい。
重量センサ130は、冷蔵庫10の貯蔵庫内に配置された商品の重量を測定するための機能部である。重量センサ130は、必要に応じて、冷蔵庫10に複数設置してもよい。
重量センサ130は、例えば、卵や飲料、調味料等のように、所定の場所に配置される商品については、配置箇所の底に取り付けることで、所定の場所に配置された商品の残量を、重量及び個数によって測定することができる。
また、貯蔵庫内の棚板に、複数の重量センサ130を格子状に配置してもよい。このようにすることで、一定の範囲を占める区画毎に、商品の重量を測定することができる。したがって、商品特定部125によって特定された商品の重量を重量センサ130によって測定することで、利用者によって任意の位置に配置される商品であっても重量を測定することが可能となる。
記憶部140は、冷蔵庫10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。記憶部140は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、磁気ディスク装置であるHDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部140には、商品データ142と、庫内画像データ144と、最小適正量データ146と、残量データ148と、発注データ150と、利用者情報152とが記憶される。
商品データ142は、利用者が購入した商品に関するデータである。商品データ142の一例を、図3を参照して説明する。図3に示すように、商品データ142には、購入した商品を示す商品(例えば、「飲料水」)と、その商品1個あたりの数量を示す単位数量(例えば、「500g」)と、購入した数量を示す購入数量(例えば、「5本」)とが含まれる。
なお、本実施形態においては、商品データ142の商品は、商品の具体的な名称を記憶させているが、JANコードや、商品を一意に識別可能なコードを記憶させてもよい。後述する最小適正量データ146、残量データ148、発注データ150も同様である。
また、本実施形態では、商品データ142は、スマートフォン30から送信される商品データ342を記憶することとして説明する。詳細については後述する。
商品データ142に記憶される情報は、上述した情報以外の情報が記憶されてもよく、賞味期限、購入日、購入店舗といった情報が記憶されてもよい。
庫内画像データ144は、画像入力部120によって出力された画像データを記憶したものである。庫内画像データ144は、一定期間毎(例えば、1分毎)に記憶してもよいし、冷蔵庫10の扉が閉じられたときに記憶してもよい。
最小適正量データ146は、適正量の下限である最小適正量を商品毎に示したデータである。ここで、適正量とは、商品毎に決められた、冷蔵庫10に通常配置されるべき量である。適正量や最小適正量は、商品の使用頻度や1回の使用量等に基づいて、冷蔵庫10の利用者によって決められる。例えば、飲料水が冷蔵庫に3〜5本配置されている状態が適正であると決められた場合は、商品「飲料水」の適正量は「3〜5本」であり、最小適正量は「3本」である。本実施形態では、適正量のうち、最小適正量を最小適正量データ146として記憶する。
最小適正量データの一例を、図4を参照して説明する。図4に示すように、最小適正量データには、商品(例えば、「飲料水」)と、最小適正量(例えば、「3本」)と、その商品を自動的に発注するか否かを示す自動発注(例えば、「する」)と、その商品を自動的に発注する場合における商品の発注量を示す発注量(例えば、「5本」)と、その商品を自動的に発注する場合における、発注に関する情報の送信先を示す発注先(例えば、「発注先1」)とが含まれている。
ここで、最小適正量データ146に記憶する商品を、商品データ142に記憶された商品と同一にすることで、商品データ142と最小適正量データ146とを結びつける。このようにすることで、商品データ142に記憶された商品のうち、最小適正量を満たすか満たさないかを判定する商品、すなわち、在庫を管理する商品を特定する。
また、最小適正量は、個数や重量といった具体的な値ではなく、購入した量に対する割合(例えば、「50%」)で表現してもよい。
発注量は、最小適正量に満たない商品について、少なくとも最小適正量以上にするために必要な量が設定される。
ここで、発注量としては、商品の個数で記憶される場合もあるし、商品の単位数量で記憶される場合もある。例えば、飲料水のように、複数本購入するのが前提の商品は、発注する個数が記憶される。また、バターのように単位数量当たり(例えば、1個単位)で注文する場合は、単位数量(1個)が記憶される。これらについては、予め商品の種類毎に記憶されてもよいし、商品データに必要な情報が含まれてもよい。また、利用者が設定し、記憶させてもよい。
残量データ148は、最小適正量が設定された商品毎に、その商品の残量を示したデータである。残量データの一例を、図5を参照して説明する。図5に示すように、残量データには、最小適正量が設定された商品を識別するための商品(例えば、「飲料水」)と、測定残量(例えば、「5本」)と、残量状態(例えば、「十分」)とが含まれる。
測定残量は、その商品について、冷蔵庫10に配置された量を示したものであり、商品特定部125及び重量センサ130から出力される結果に基づいて決定される。
残量状態は、測定残量と、最小適正量データ146の最小適正量とを最小適正量が設定された商品毎に比較することで決定される。本実施形態では、残量状態としては以下の状態を取るものとして説明する。
十分:測定残量が最小適正量以上である場合
不足:自動発注をする商品であって測定残量が最小適正量未満である場合
不足・要確認:自動発注をしない商品であって測定残量が最小適正量未満である場合
発注データ150は、最小適正量が設定された商品について、発注がどのような状態にあるかを示すデータである。発注データの一例を、図6を参照して説明する。図6に示すように、発注データ150には、発注対象となる商品を識別するための商品(例えば、「飲料水」)と、その商品の発注に関する状態を示す発注状態(例えば、「在庫あり」)とが含まれている。
本実施形態では、発注状態としては、以下の状態を取るものとして説明する。
在庫あり:商品の測定残量が最小適正量以上である場合
未発注:商品の測定残量が最小適正量未満であって、発注を行っていない場合
発注済み:発注を行った場合
利用者情報152は、冷蔵庫10の利用者に関する情報である。例えば、利用者の名前、住所、電話番号等といった情報が記憶されている。利用者情報152は、冷蔵庫10において利用者が設定して記憶されていてもよいし、スマートフォン30に記憶されている利用者情報を、通信部170から受信して記憶されてもよい。利用者情報152は、商品の発注を行うときに、発注者の情報として、発注先に通知する場合に用いる。
通信部170は、冷蔵庫10が他の装置と通信を行うための機能部である。例えば、ネットワークを介して他の装置に接続するために、IEEE802.11a/b/g/nといった無線LANの規格を利用する。また、他の装置と近距離無線通信を実現するために、Bluetooth(登録商標)や、ZigBee(登録商標)、NFC(Near field radio communication)等の規格を利用してもよい。
[1.2.2 テレビジョン装置]
つづいて、テレビジョン装置20の機能構成について、図7を参照して説明する。テレビジョン装置20は、制御部200と、映像信号受信部210と、表示部220と、音声出力部230と、記憶部240と、操作部250と、通信部270とを備えて構成されている。
制御部200は、テレビジョン装置20の全体を制御するための機能部である。制御部200は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU等により構成されている。
映像信号受信部210は、放送信号を受信し、映像出力信号と音声出力信号とに変換する機能部である。映像出力信号は、表示部220に出力される。また、音声出力信号は、音声出力部230に出力される。
表示部220は、映像出力信号に基づく映像や、各種情報を表示する機能部である。例えば、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)や、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等により構成される。
音声出力部230は、音声出力信号に基づき、音声を出力する機能部である。例えば、スピーカや、ヘッドフォン等の装置で構成される。
記憶部240は、テレビジョン装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。記憶部240は、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部240には、冷蔵庫10から受信した残量データ148が、残量データ242として記憶される。
操作部250は、利用者からの操作を入力し、制御部200へ出力する機能部である。例えば、テレビジョン装置20に設けられた操作ボタンや、無線で接続可能なリモコン装置である。
通信部270は、テレビジョン装置20がネットワークに接続し、他の装置と通信を行うための機能部である。例えば、IEEE802.11a/b/g/nといった無線LANの規格を利用する。
[1.2.3 スマートフォン]
スマートフォン30の機能構成について、図8を参照して説明する。スマートフォン30は、制御部300と、表示部310と、操作部320と、記憶部340と、通信部370とを備えて構成されている。
制御部300は、スマートフォン30の全体を制御するための機能部である。制御部300は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU等により構成されている。
表示部310は、利用者に対して各種情報を表示する機能部であり、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等により構成されている。
操作部320は、利用者からの操作を受け付けるための機能部である。例えば、表示部310と一体に構成されるタッチパネル等により構成されている。操作の検出方式としては、静電容量方式であったり、抵抗膜方式等の感圧式や、赤外線方式、電磁誘導方式であったりと何れの方法であってもよい。
記憶部340は、スマートフォン30の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。記憶部340は、例えば、半導体メモリであるSSDにより構成されており、利用者が購入した商品に関する情報を記憶した商品データ342と、冷蔵庫10から受信した残量データ148を記憶した残量データ344とが記憶される。
商品データ342は、利用者が購入された商品に関する情報である。例えば、購入時に、店舗に設けられたレジから受信した情報や、レシートに印刷された情報(例えば、レシートを文字認識したり、レシートに印刷された2次元バーコードを読み込んだりして得られた情報)が、商品データ342として記憶される。また、レジは、商品に付された電子タグやバーコードを読み取り、商品に関する情報を取得する。
ここで、商品データ342は、例えば、購入した商品の数量である購入数量や、当該商品の1個当たりの単位数量が記憶される。また、商品データ342には、他の情報として、価格、消費期限(賞味期限)、商品属性が含まれていてもよい。
通信部370は、スマートフォン30がネットワークに接続し、他の装置と通信を行うための機能部である。例えば、IEEE802.11a/b/g/nといった無線LANの規格や、BluetoothやZigBeeといった近距離無線通信の規格を利用する。
[1.2.4 受注サーバ]
受注サーバ40の機能構成について、図9を参照して説明する。受注サーバ40は、制御部400と、記憶部440と、通信部470とを備えて構成されている。
制御部400は、受注サーバ40の全体を制御するための機能部である。制御部400は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU等により構成されている。
記憶部440は、受注サーバ40の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。また、記憶部440には、冷蔵庫10から受信した発注要求を受注データ442として記憶する。
ここで、発注要求とは、冷蔵庫10又は利用者によって発注された商品と、その商品の発注量と、配送先となる住所が含まれる要求である。この発注要求を記憶した受注データ442の一例を、図10を参照して説明する。図10に示すように、受注データ442には、受注した商品を識別するための商品(例えば、「飲料水」)と、受注した量を示す受注量(例えば、「5本」)と、発注者に関する情報を示す発注者情報とが記憶される。発注者情報には、発注者の名前(例えば、「田中」)と、住所(例えば、「住所1」)とが含まれる。
[1.3 処理の流れ]
[1.3.1 処理の概要]
つづいて、図11を参照して商品発注システム1の全体の流れを説明する。はじめにスマートフォン30は冷蔵庫10に対して、商品データを送信する(S1002)。
つづいて、冷蔵庫10は、貯蔵庫内に配置された商品の配置を特定し、特定された配置から商品の残量を測定する。このとき測定した残量と、残量状態とを残量データ148として記憶する(S1004)。
つづいて、冷蔵庫10は、残量状態が「不足」となっている商品について、受注サーバ40に対して発注要求を送信する(S1006)。
また、冷蔵庫10は、残量データ要求をテレビジョン装置20から受信した場合は(S1008)、残量データ148をテレビジョン装置20に送信する(S1010)。残量データ要求とは、テレビジョン装置20が冷蔵庫10に記憶されている残量データ148を取得するための要求である。テレビジョン装置20は、冷蔵庫10から残量データ148を受信したら、受信した残量データに基づき、冷蔵庫10の貯蔵庫内の庫内状況を表示部220に表示する(S1012)。なお、冷蔵庫10は、残量データ148とともに、庫内画像データ144を送信してもよい。
このとき、テレビジョン装置20は、残量状態が「不足・要確認」となっている商品について、その商品の注文(発注)を行う確認を、表示部220に表示する。利用者によって商品を注文することが選択された場合は、テレビジョン装置20は冷蔵庫10に対して発注確認を送信する(S1014)。なお、発注確認は、利用者によって注文された商品を特定するための情報である。
また、冷蔵庫10は、利用者が外出中であると判定した場合は、残量データ148をスマートフォン30へ送信する(S1016)。なお、冷蔵庫10は、残量データ148とともに、庫内画像データ144を送信してもよい。利用者が外出中である場合としては、スマートフォン30の位置が屋外である場合が考えられる。スマートフォン30の位置が屋外であるか否かは、例えば、スマートフォン30から受信したGPS情報が冷蔵庫10の設置場所から離れていることを検出することによって判定することができる。また、通信部170とスマートフォン30とが近距離無線通信によって接続できなかったり、スマートフォン30がネットワークNW1に直接接続されていないことを検出したりすることでも判定することができる。
残量データ148を受信したスマートフォン30は、残量状態が「不足・要確認」となっている商品について、その商品の注文(発注)を行う確認を表示部310に表示する(S1018)。利用者によって商品を注文することが選択された場合は、スマートフォン30は冷蔵庫10に対して発注確認を送信する(S1020)。
冷蔵庫10は、テレビジョン装置20及びスマートフォン30から送信された発注確認を受信し、発注確認に基づき、受注サーバ40へ発注要求を送信する(S1022)。
上述した処理により、冷蔵庫10の貯蔵庫内に配置された商品であって、測定残量が最小適正量未満となっている商品を、冷蔵庫10の処理によって又は利用者の操作によって、発注することが可能となる。
[1.3.2 冷蔵庫の処理の流れ]
つづいて、図12と図13とを参照して冷蔵庫10の処理について説明する。はじめに、制御部100は、通信部170を介してスマートフォン30から商品データ342を受信し、記憶部140に商品データ142として記憶する(ステップS102)。
冷蔵庫10がスマートフォン30から商品データを受信した後、利用者によって、冷蔵庫10の所定の位置又は任意の位置に商品が配置される。そして、最小適正量データ146を記憶する(ステップS104)。
ここで、最小適正量データ146は、利用者によって予め定められた最小適正量をスマートフォン30から受信して記憶してもよいし、冷蔵庫10に配置された商品の重量や数量に基づいて、制御部100が最小適正量を決定し、記憶してもよい。
つづいて、冷蔵庫10に配置された商品を認識し、商品が配置された位置を特定する(ステップS106)。ここで、商品特定部125は、商品データ142に基づいて商品を特定する。例えば、商品に付された電子タグに記憶された商品名を読み出し、商品データ142に記憶された商品と対応付けてもよい。また、商品データ142に記憶された商品として考えられる形状や、商品の名称を手がかりに、画像の解析をしてもよい。
つづいて制御部100は、商品特定部125により特定された商品の残量を測定し(ステップS108)、測定された商品の残量が、最小適正量未満となっているか否かを判定する(ステップS110)。
ここで、制御部100は、残量データ148と、発注データ150とを記憶し直す。残量データ148については、商品について、ステップS108で測定した商品の残量を測定残量として、ステップS110で判定した結果を残量状態として残量データ148に記憶する。
残量状態は、測定残量が最小適正量以上であれば「十分」とする。測定残量が最小適正量未満である場合は、さらに制御部100は最小適正量データ146を読み出し、その商品が自動発注をする商品であれば「不足」とし、自動発注をしない商品であれば「不足・要確認」とする。
また、発注データ150について、その商品の発注状態を、以下に示す状態として記憶する。
(1)発注状態が「在庫あり」だった商品の測定残量が最小適正量未満になった場合は、「未発注」とする
(2)発注状態が「未発注」又は「発注済み」だった商品の測定残量が最小適正量以上になった場合は、「在庫あり」とする
ステップS110において、その商品の測定残量が最小適正量以上あると判定した場合は、ステップS108へ戻る(ステップS110;No→ステップS108)。測定残量が最小適正量未満である場合は、ステップS112へ進む(ステップS110;Yes→ステップS112)。
つづいて、制御部100は、発注データ150を読み出し、その商品の発注状態が「発注済み」であるか否かを判定する(ステップS112)。この判定が肯定結果であれば、発注した商品が家に届くことを待っている状態であり、商品を発注する必要がないため、ステップS108へ戻る(ステップS112;Yes→ステップS108)。
つづいて、制御部100は、残量データ148を読み出し、その商品の残量状態が「不足・要確認」であるかを判定する(ステップS114)。ステップS114において否定結果が得られた場合は、その商品は自動発注を行う商品であるため、発注要求を受注サーバ40へ送信する(ステップS114;No→ステップS128)。
ステップS114において、肯定結果が得られた場合は、利用者に商品の発注の問い合わせる必要がある商品である。この場合は、つづいて制御部100は、利用者は外出中であるか否かを判定する(ステップS114;Yes→ステップS116)。外出中であるか否かの判定方法は、前述したように、スマートフォン30の位置が屋外であるか否かによって判定すればよい。
利用者が外出中である場合は、制御部100は、テレビジョン装置20から残量データ要求を受信したか否かを判定する(ステップS116;Yes→ステップS118)。この判定において肯定結果が得られた場合に、制御部100はテレビジョン装置20へ、残量データ148を送信する(ステップS118;Yes→ステップS120)。このようにすることで、テレビジョン装置20が残量データ148を受信・表示可能な状態のときに、残量データ148をテレビジョン装置20に送信することが可能となる。
また、制御部100は、テレビジョン装置20から送信された発注確認を受信した場合には、受信した発注確認に基づき、発注要求を受注サーバ40へ送信する(ステップS122;Yes→ステップS128)。
一方で、ステップS116の判定結果として否定結果が得られた場合は、スマートフォン30に残量データ148を送信する(ステップS116;No→ステップS124)。
また、制御部100は、スマートフォン30から送信された発注確認を受信した場合には、受信した発注確認に基づき、発注要求を受注サーバ40へ送信する(ステップS126;Yes→ステップS128)。
つづいて、制御部100は、発注要求を行った商品について、発注データ150の発注状態を「発注済み」にする(ステップS130)。
[1.3.3 テレビジョン装置の処理の流れ]
つづいて、図14を参照して、テレビジョン装置20の処理について説明する。はじめに、利用者から貯蔵庫内の状況を確認する要求があった場合、制御部200は、通信部270を介して、冷蔵庫10に残量データ要求を送信する(ステップS132)。
つづいて、制御部200は、残量データ要求の応答として冷蔵庫10から残量データ148とを受信したら、記憶部240に残量データ242として記憶する(ステップS134)。なお、残量データ148とともに庫内画像データ144を受信する場合は、記憶部240に庫内画像データを格納する領域を設け、受信した画像を、その庫内画像データを格納する領域に記憶する。また、制御部200は、残量データ242に基づき、冷蔵庫10の庫内の状況を把握することが可能な画面を、表示部220に表示する(ステップS136)。
つづいて、制御部200は、制御部200が残量データ242から残量状態が「不足・要確認」である商品を表示部220に表示する(ステップS138)。利用者から商品の注文を行う操作がされた場合には、制御部200は、冷蔵庫10へ、その商品についての発注確認を送信する(ステップS140;Yes→ステップS142)。
[1.3.4 スマートフォンの処理の流れ]
つづいて、図15を参照してスマートフォン30の処理について説明する。はじめに、制御部300は、商品データを受信したか否かを判定する(ステップS152)。商品データは、例えば、電子タグやバーコードを読み取ることで商品の名称や数量といった商品データを取得可能なレジから、利用者が商品の購入時に、その購入した商品のデータを受信することにより実現する。また、制御部300は、受信した商品データを記憶部340に商品データ342として記憶する(ステップS154)。
なお、商品データとしては、スマートフォン30が、例えばレシートから読み取ってもよいし、商品から読み取ってもよい。
つづいて、制御部300は、冷蔵庫10と接続した場合、商品データ342を、通信部370を介して冷蔵庫10へ送信する(ステップS156;Yes→ステップS158)。
つづいて、制御部300は、冷蔵庫10から通信部370を介して残量データ148を受信した場合は、制御部300は、受信した残量データ148を、記憶部340に残量データ344として記憶する(ステップS160)。なお、残量データ148とともに庫内画像データ144を受信する場合は、記憶部340に庫内画像データを格納する領域を設け、受信した画像を、その庫内画像データを格納する領域に記憶する。
つづいて、残量データ344から残量状態が「不足・要確認」である商品を表示部310に表示する(ステップS162)。利用者から商品の注文を行う操作がされた場合には、制御部300は、冷蔵庫10へ、その商品についての発注確認を送信する(ステップS164;Yes→ステップS166)。
[1.3.5 受注サーバの処理]
つづいて、図16を参照して受注サーバ40の処理について説明する。はじめに、制御部400は、冷蔵庫10から発注要求を受信したかを判定する(ステップS182)。また、冷蔵庫10から発注要求を受信したと判定した場合は、制御部400は、記憶部440に受注データ442として記憶する(ステップS184)。
なお、受注サーバ40を管理する店舗の従業員は、受注データ442に記憶された受注データに基づき、発注者情報に記憶された発注者に対し、商品を受注量だけ配送する。
[1.4 動作例]
つづいて、図17を参照して、テレビジョン装置20の表示部220に表示される庫内状況の表示例を説明する。表示画面W100には、残量データ242に基づいて、冷蔵庫10に配置された商品とその残量とをイラストで表示する領域E100と、不足している商品の注文を受け付けるボタンE102a、E102bを含む領域E102とが含まれる。また、商品毎に測定残量を表やグラフで表示する領域E104が含まれていてもよい。
この画面において、利用者によってバターを注文するためのボタンE102aが選択された場合は、テレビジョン装置20は冷蔵庫10に、バターを発注するための発注確認を送信する。
なお、商品の注文は、テレビジョン装置20から冷蔵庫10へ発注確認を送信して行わなくてもよく、商品、発注数量、発注先といった情報を利用者に入力させて、テレビジョン装置20及びスマートフォン30から、受注サーバ40へ、発注要求を送信させてもよい。
また、テレビジョン装置20は、記憶部240に、冷蔵庫10から受信した庫内画像データを記憶している場合は、領域E100に庫内画像データを表示してもよい。また、イラストと庫内画像データとを切り替えて表示してもよいし、庫内画像データとイラストとを並べて表示してもよい。また、スマートフォン30も、残量データ344や庫内画像データに基づく表示を行うことで、冷蔵庫10の庫内状況を表示する。
上述したように構成することにより、冷蔵庫10の貯蔵庫内の状態や商品の残量を、テレビジョン装置20やスマートフォン30に表示することで、利用者は冷蔵庫10の状態を目視によって確認できる。冷蔵庫10の貯蔵庫内の状態を冷蔵庫10の扉を開けることなく商品を管理できるので節電に繋がる。
残量の測定は、庫内画像データや電子タグによって商品の位置を特定し、重量センサ130が検知した重量によって商品の残量を求めるため、所定の位置に配置しない商品の管理が可能である。また、最小適正量と商品の測定残量とを比較することで、不足してきた商品を自動で発注し、冷蔵庫10からその商品がなくなってしまうことを防ぐことができる。
自動発注を行わない商品であっても、利用者はテレビジョン装置20及びスマートフォン30において、商品の残量不足を確認することができ、商品を発注することも可能である。また、残量が不足している商品をテレビジョン装置20やスマートフォン30に表示することにより、買い物リストとして用いることが可能である。
さらに、商品データをスマートフォン30から冷蔵庫10へ送信することにより、利用者は商品の情報を冷蔵庫10に入力する手間を省くことができる。また、冷蔵庫10が記憶する商品データ142は、利用者が購入した商品のリストであるため、他のアプリ(例えば、家計簿アプリ)とリンクさせるといった使い方も可能である。
また、冷蔵庫10は、電子タグに含まれる賞味期限や、保管開始日といった日時に関する情報を管理してもよい。商品が設置されてからの期間を管理することにより、庫内状況を表示する際に、設置されてからの期間が長い商品があることを利用者に通知することが可能となる。また、商品の鮮度を維持したり、期限切れで捨てなければならない商品を減らしたりすることが可能となる。
[2.第2実施形態]
第2実施形態は、インターネットに接続されたクラウドサーバによって、冷蔵庫10の残量データの管理や商品の発注を行う実施形態である。第2実施形態は、第1実施形態の図1を図18に、図2を図19に置き換えた実施形態である。第1実施形態と同一の機能部については、同一の符号を付し説明を省略する。
[2.1 構成]
本実施形態の商品発注システム2の全体構成について、図18を参照して説明する。図18に示すように、商品発注システム2は、新たにネットワークNW2にクラウドサーバ50が接続される。
ここで、冷蔵庫12は、図19に示すように、第1実施携帯の冷蔵庫10と比較すると、記憶部140に発注データ150と、利用者情報152とが含まれていない点が異なる。
クラウドサーバ50は、ネットワークを介してサービスを提供するサーバである。本実施形態では、冷蔵庫12の庫内の情報に基づき、不足している商品を自動発注するサービスを提供する。クラウドサーバ50の機能構成について、図20を参照して説明する。クラウドサーバ50は、制御部500と、記憶部540と、通信部570とを備えて構成されている。
制御部500は、クラウドサーバ50の全体を制御するための機能部である。制御部500は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU等により構成されている。
記憶部540は、クラウドサーバ50の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部であり、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD等により構成されている。
また、記憶部540には、最小適正量データ542と、残量データ544と、発注データ546と、利用者情報548とが記憶される。最小適正量データ542は第1実施形態における最小適正量データ146と、残量データ544は第1実施形態における残量データ148と、発注データ546は第1実施形態における発注データ150と、利用者情報548は第1実施形態における利用者情報152と同様のデータである。
通信部570は、クラウドサーバ50がネットワークに接続し、他の装置と通信を行うための機能部である。有線/無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)や、3G/LTE回線に接続可能な通信モジュールにより実現されている。
[2.2 処理の流れ]
本実施形態において、冷蔵庫12は、第1実施形態と同様に、図12及び図13に示す処理を行う。ここで、ステップS112において、冷蔵庫12が残量データ148を記憶したあと、残量データ148をクラウドサーバ50へ送信する。また、自動発注はクラウドサーバ50によって行われるため、冷蔵庫12は、図13のステップS128の処理について、自動発注を行う商品についての発注の処理は行わない。
クラウドサーバ50は、受信した残量データ148を残量データ544として記憶し、測定残量が最小適正量に満たない商品であって、自動発注を行う商品を発注する。このとき、発注量、発注先、配送先となる発注者情報については、最小適正量データ542や利用者情報548に記憶されている情報に基づいて決定する。
また、テレビジョン装置20及びスマートフォン30は、発注確認をクラウドサーバ50に送信してもよい。クラウドサーバ50は、発注確認を受信した場合は、発注要求に含まれる情報に基づいて、受注サーバ40へ発注確認を送信する。
本実施形態によれば、クラウドサーバ50が冷蔵庫12の残量データを管理し、自動発注を行う。したがって、冷蔵庫12によって実現する機能を抑えられ、製造に関するコストを抑えることが可能となる。
[3.第3実施形態]
第3実施形態は、第1実施形態と異なり、商品の分類を利用する実施形態である。商品の分類としては、例えば、卵・乳製品・飲料、調味料、加工品、肉類、魚介類、野菜類等が考えられる。
商品の分類は、例えば、電子タグに記録されている商品の情報から決定してもよいし、冷蔵庫10の記憶部140に商品と分類の対応表を記憶し、商品を分類するときに、商品の分類を前記対応表から決定してもよい。
図21に、本実施形態におけるテレビジョン装置20の表示部220に表示される庫内状況の表示例を説明する。図21(a)は、庫内状況の表示を表示するときにおいて、最初に表示される画面W300の表示例である。表示画面W300には、冷蔵庫10に配置された商品について、商品の分類毎に、商品のイラストと、分類名と、その分類に含まれる商品数(アイテム数)とを表示する領域E306を含む領域E300と、不足している商品の注文を受け付けるボタンE302a、E302bを含む領域E302とが含まれる。また、アイテム数の割合といった情報をグラフで表示する領域E304が含まれていてもよい。
また、領域E306は利用者によって選択することができる。領域E306が選択された場合は、テレビジョン装置20は表示部220に、選択された分類に含まれる商品と、測定残量を、商品ごとに表示した表示画面W310を表示する。
表示画面W310は、第1実施形態の表示画面W100とほぼ同様に、残量データ242に基づいて、冷蔵庫10に配置された商品とその残量とをイラストで表示する領域E310と、不足している商品の注文を受け付けるボタンE312aを含む領域E312とが含まれる。また、表示画面W310には、商品毎に測定残量を表やグラフで表示する領域E314が含まれていてもよい。
表示画面W310と、第1実施形態の表示画面W100とで異なる点は、表示画面W310に表示している分類名を表示する領域E316と、表示画面W300を表示させるためのボタンE318が含まれている。また、領域E312には、表示画面W310において表示している分類に含まれる商品のうち、不足している商品を注文するボタンだけ表示する。
本実施形態によれば、残量データ148を商品の分類毎に表示することが可能である。冷蔵庫10に配置された商品が多い場合や、商品の分類毎に商品数を把握したい場合には、利便性を向上させることが可能である。
また、特定の分類の商品が少ない場合(例えば、野菜類が少ない場合)に、前記分類に含まれる商品を購入することを薦めるといったことも可能である。
[4.第4実施形態]
第4実施形態は、第1実施形態と異なり、冷蔵庫10の残量データ148に基づき、テレビジョン装置20にレシピデータを表示する実施形態である。
本実施形態では、テレビジョン装置20のメイン処理について、制御部200が冷蔵庫10の庫内状況を表示したあと(ステップS136)、制御部200は、残量データ242に基づき調理可能なレシピを取得する(ステップS432)。また、取得したレシピをテレビジョン装置20の表示部220に表示する(ステップS434)。
ここで、レシピ情報は冷蔵庫10やテレビジョン装置20に記憶されていてもよいし、レシピ情報を提供するクラウドサーバから取得してもよいし、インターネットに存在するレシピ情報を検索して取得してもよい。
また、スマートフォン30のメイン処理においても、テレビジョン装置20と同様の手順でレシピを表示してよい。具体的には、制御部300が冷蔵庫10から残量データを受信したら、残量データに基づき調理可能なレシピを取得して、スマートフォン30の表示部310に表示する。
図23に本実施形態におけるテレビジョン装置20の表示部220に表示されるレシピの表示例を説明する。図23(a)は、庫内状況の表示を表示するときに、最初に表示部220に表示される画面W400の表示例である。表示画面W400には、残量データ242に基づいて、冷蔵庫10に配置された商品とその残量とをイラストで表示する領域E400と、不足している商品の注文を受け付けるボタンを含む領域E402と、レシピの表示を指示するためのボタンE404a、E404bとを含む領域E404が含まれる。
図23(b)は、利用者によってレシピの表示を指示するためのボタンE404a、E404bが選択されたときに表示部220に表示される画面W410の表示例である。表示画面W410には、選択されたレシピについて、調理手順や材料を表示する。
なおレシピは、最小適正量に比べて測定残量が過剰だったり、賞味期限が迫ったりしている商品がある場合は、その商品を優先的に消費するレシピを表示してもよい。また、主菜と副菜、主菜とデザートといったように、残量データ242に基づき2以上の料理が調理可能である場合は、組み合わせが可能な複数のレシピを表示してもよい。
[5.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
例えば、冷蔵庫10は残量データ148を記憶し、テレビジョン装置20及びスマートフォン30に送信したが、このように構成しなくてもよい。残量データ148を記憶する代わりに、冷蔵庫10は、商品毎に測定残量及び残量状態を求め、その都度、商品と、測定残量と、残量状態とを含めた情報をテレビジョン装置20及びスマートフォン30に送信してもよい。
また、上述した実施形態は、それぞれの実施形態を組み合わせて実行することができることは勿論である。例えば、第3実施形態と第4実施形態とを組み合わせて実行することで、冷蔵庫に設置された商品が多い場合であっても、貯蔵庫内の状況の把握を容易に可能であり、さらに、貯蔵庫内の商品に基づいてレシピを表示することが可能となる。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、HDDやSSD(solid state drive)などの
記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
1、2 商品発注システム
10、12 冷蔵庫
100 制御部
110 冷蔵制御部
112 扉開閉検出部
114 庫内照明灯
116 温度センサ
118 冷却装置
120 画像入力部
125 商品特定部
130 重量センサ
140 記憶部
142 商品データ
144 庫内画像データ
146 最小適正量データ
148 残量データ
150 発注データ
152 利用者情報
170 通信部
20 テレビジョン装置
200 制御部
210 映像信号受信部
220 表示部
230 音声出力部
240 記憶部
242 残量データ
250 操作部
270 通信部
30 スマートフォン
300 制御部
310 表示部
320 操作部
340 記憶部
342 商品データ
344 残量データ
370 通信部
40 受注サーバ
400 制御部
440 記憶部
442 受注データ
470 通信部
50 クラウドサーバ
500 制御部
540 記憶部
542 最小適正量データ
544 残量データ
546 発注データ
548 利用者情報
570 通信部

Claims (10)

  1. 表示装置と接続可能な冷蔵庫であって、
    購入された商品のデータを受信する受信手段と、
    貯蔵庫内において任意の位置に配置された前記購入された商品の配置位置を特定する特定手段と、
    前記貯蔵庫内に含まれる商品の残量を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された商品の残量を、前記表示装置において表示する表示手段と、
    前記商品の残量が最小適正量未満となった場合には、当該商品の発注を行う発注手段と、
    を備えることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記冷蔵庫は、携帯端末装置と更に接続可能であり、
    前記受信手段は、前記携帯端末装置が購入時に受信した商品のデータを、当該携帯端末装置から受信することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記発注手段は、前記商品の残量が最小適正量未満となった商品の情報を、前記携帯端末装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記発注手段は、前記携帯端末装置の位置が屋外の場合に、前記商品の残量が最小適正量未満となった商品の情報を、前記携帯端末装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記特定手段は、前記貯蔵庫内の所定の位置に対応づけられた商品の種類から、商品が配置された位置を特定することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記貯蔵庫内に、前記商品を撮影する撮影手段を更に備え、
    前記特定手段は、前記撮影された商品を解析することにより、前記購入された商品が配置された位置を特定することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記表示手段は、前記撮影手段により撮影された貯蔵庫内の影像を、前記表示装置に表示することを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 前記発注手段は、前記表示装置から発注要求を受信した場合に、前記商品の残量が最小適正量未満となった商品の発注を行うことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の冷蔵庫。
  9. 表示装置と接続可能な冷蔵庫における商品発注方法であって、
    購入された商品のデータを受信する受信ステップと、
    貯蔵庫内において任意の位置に配置された前記購入された商品の配置位置を特定する特定ステップと、
    前記貯蔵庫内に含まれる商品の残量を測定する測定ステップと、
    前記商品の残量が最小適正量未満となった場合には、当該商品の発注を行う発注ステップと、
    を備えることを特徴とする商品発注方法。
  10. 携帯端末装置と、表示装置と、冷蔵庫とを含む商品発注システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    購入された商品のデータを取得する取得手段と、
    前記冷蔵庫と通信可能なときに、前記購入された商品のデータを当該冷蔵庫に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記冷蔵庫は、
    前記携帯端末装置から、前記購入された商品のデータを受信する受信手段と、
    貯蔵庫内において任意の位置に配置された前記購入された商品の配置位置を特定する特定手段と、
    前記貯蔵庫内に含まれる商品の残量を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された商品の残量を、前記表示装置において表示する表示手段と、
    前記商品の残量が最小適正量未満となった場合には、当該商品の発注を行う発注手段と、
    を備えることを特徴とする商品発注システム。
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