JP2019136919A - プリンタ - Google Patents

Abstract

【課題】筐体開閉時の操作性とラベル剥離性能とのバランスが好適であるプリンタを提供する。【解決手段】カバーは、本体部に一端部を回動自在に支持されて、本体部の開口部を閉じる閉じ位置と開口部を開放する開放位置との間で移動する。用紙保持部は、本体部内においてロール紙を保持し、カバーで開閉される。印字部は、本体部内におけるカバーの他端部が接する位置に設けられて、用紙に印字する。剥離バーは、カバーの他端部に設けられ、印字部の用紙搬送方向下流側において台紙の幅方向に沿って位置する。押さえ部は、搬送される用紙を剥離バーの外周面に沿って屈曲させるように押さえて台紙からラベルを剥離させる。第１ロック部は、カバーを閉じ位置に保持する。第２ロック部は、押さえ部をカバーに対して位置固定する。連動ロック解除部は、第２ロック部による位置固定を解除し、当該解除に続いて第１ロック部による保持を解除する。【選択図】図８

Description

本発明の実施形態は、プリンタに関する。

従来、携帯して使用できるポータブル型のプリンタがある。そのようなプリンタは、筐体内に用紙保持部を備えている。筐体は、開口部を有する本体部と開口部を開閉するカバーとを備え、用紙の補充や交換の他メンテナンス時などにカバーが開放される。

また、上述のようなプリンタで、台紙に貼付されたラベルを剥離させて発行することを可能にしたものがある。そのようなプリンタは、ラベルを剥離させる際、ラベルの搬送方向に対して台紙を折り曲げて搬送する。

台紙を折り曲げるための構成として、プリンタは、剥離バーと、押さえ部とを備える。押さえ部が剥離バーに台紙を押し当てることによって、台紙の表側（ラベル貼付側）が山折りに、裏側が谷折りに、折り曲げられる。

ここで、従来のプリンタには、操作性を良好にするために、ユーザの１つの動作によって、筐体を開閉するようにしたものがある。このようなプリンタは、カバーの開閉と押さえ部の動作とが連動するよう構成されている。

上述のように、カバーと押さえ部とが連動する構成であると、カバーに取り付けられている部材と、押さえ部を構成する部材とが、筐体の開閉時にぶつからないようにする必要が生じるため、部材の大きさや形状に制約が生じてしまう。特に、剥離バーの大きさや形状が制約されてしまうと、剥離性能が制限されるなどの問題がある。

本発明が解決しようとする課題は、筐体開閉時の操作性とラベル剥離性能とのバランスが好適であるプリンタを提供することである。

実施形態のプリンタは、印字面の裏面に糊層を有するラベルが帯状の台紙に貼付された用紙が巻かれたロール紙に印字するものであって、本体部と、カバーと、用紙保持部と、印字部と、剥離バーと、押さえ部と、第１ロック部と、第２ロック部と、連動ロック解除部と、を備える。本体部は、開口部を有する容器である。カバーは、前記本体部に一端部を回動自在に支持されて、回動に伴って、前記本体部の前記開口部を閉じる閉じ位置と前記開口部を開放する開放位置との間で移動する。用紙保持部は、前記本体部内においてロール紙を保持し、前記カバーで開閉される。印字部は、前記本体部内における前記カバーの他端部が接する位置に設けられて、前記用紙保持部から引き出された用紙に印字する。剥離バーは、前記カバーの他端部に設けられて、前記印字部の用紙搬送方向下流側において台紙の幅方向に沿って位置する。押さえ部は、搬送される用紙を前記剥離バーの外周面に沿って屈曲させるように押さえて台紙からラベルを剥離させる。第１ロック部は、前記カバーを前記閉じ位置に保持する。第２ロック部は、前記押さえ部を前記カバーに対して位置固定する。連動ロック解除部は、前記第２ロック部による位置固定を解除し、当該解除に続いて前記第１ロック部による保持を解除する。

図１は、実施形態のカバーが開かれたプリンタの外観を示す斜視図である。 図２は、カバーが閉じられたプリンタの外観を示す斜視図である。 図３は、稼働可能状態のプリンタの外観を示す平面図である。 図４は、図１に対応する状態のプリンタの縦断側面図である。 図５は、図２に対応する状態のプリンタの縦断側面図である。 図６は、図３に対応する稼働可能状態のプリンタの縦断側面図である。 図７は、用紙搬送経路を示すプリンタの縦断側面図である。 図８は、ロック解除操作時のプリンタの縦断側面図である。 図９は、第１ロック部および解除レバーの外観を示す側面図である。 図１０は、解除レバーによる第１ロック部の解除動作を示す側面図である。 図１１は、第２ロック部の構造を示す斜視図である。 図１２は、第２ロック部による保持状態を示す斜視図である。 図１３は、解除レバーによる第２ロック部の解除動作を示す斜視図である。

（第１の実施形態）
実施形態について図面を用いて説明する。図１は、カバー２２が開かれたプリンタ１の外観を示す斜視図である。図２は、カバー２２が閉じられたプリンタ１の外観を示す斜視図である。図３は、稼働可能状態のプリンタ１の外観を示す平面図である。

図４は、図１に対応する状態のプリンタ１の縦断側面図である。図５は、図２に対応する状態のプリンタ１の縦断側面図である。図６は、図３に対応する稼働可能状態のプリンタ１の縦断側面図である。

プリンタ１は、筐体２、用紙保持部３、印字部４、および剥離部５を備え、ロール紙１０に印字する。ロール紙１０は、印字面の裏面に糊層を有するラベルが帯状の台紙に貼付された用紙が巻かれたものである。筐体２は、本体部２１およびカバー２２を備え、用紙保持部３、印字部４、剥離部５、およびバッテリー９を内蔵する。バッテリー９は、二次電池（充電式電池）であって、プリンタ１が稼動するための電力を供給する。

本体部２１は、開口部を有する例えば箱型の容器である。カバー２２は、本体部２１に一端部（回動側端部）を回動自在に支持されて、回動に伴って、本体部２１の開口部を閉じる位置（閉じ位置、図６参照）と開放する位置（開放位置、図４参照）との間で移動する。

用紙保持部３は、本体部２１内に設けられていて、カバー２２で開閉される。また用紙保持部３は、用紙の引き出しが可能であるようにロール紙１０を保持する。

印字部４は、本体部２１内におけるカバー２２の他端部（つまり回動側端部の反対側の端部である移動側端部）が接する位置に設けられて、用紙保持部３から引き出された用紙に印字する。印字部４は、印字ヘッド４１（図６〜８参照）およびプラテン４２を備えている。

印字ヘッド４１は、本体部２１内に設けられている。プラテン４２は、カバー２２に取り付けられている。カバー２２が閉じ位置にある状態で、プラテン４２が印字ヘッド４１に接し、印字部４が印字可能状態となる。

印字ヘッド４１は、例えばサーマルヘッドであって、ラベルの印字面が備える感熱発色層を加熱して発色させることにより、ラベルの印字面に印字する。プラテン４２はローラであって、印字ヘッド４１との間で用紙を挟み、回転することにより用紙保持部３から用紙を引き出し、搬送する。

剥離部５は、排紙口２３に配置され、台紙からラベルを剥離させる。排紙口２３は、カバー２２の移動側端部が、閉じ位置において、本体部２１との間に形成する隙間であって、印字後の用紙を排出する開口部である。

剥離部５は、剥離バー５１、押さえ部５２、および支持部５３を備えている。剥離バー５１は、印字部４の用紙搬送方向下流側において台紙の幅方向に沿って位置する。剥離バー５１は、例えば長方形の板材を短辺が山型になるよう折り曲げた形状を有する部材である。剥離バー５１は、山型の稜線が排紙口２３に面しプラテン４２の軸方向に平行になるよう配置されて、カバー２２の移動側端部に設けられる。

押さえ部５２は、根元部分を支持部５３により支持されて剥離位置（図６参照）と退避位置（図５参照）との間で移動可能であり、また支持部５３により案内されて剥離位置と連続位置（不図示）との間で移動可能である。ここで、連続位置は、台紙からラベルを剥離させずに用紙を排出する場合の押さえ部５２の位置である。

図６に示す剥離位置における押さえ部５２は、搬送される用紙を、剥離バー５１の外周面に沿って屈曲させるように押さえて、台紙からラベルを剥離させる。押さえ部５２は、先端部分に剥離ローラ５２１を備えている。剥離ローラ５２１は、押さえ部５２が剥離位置にある状態で、プラテン４２との間に台紙を挟む。

支持部５３は、押さえ部５２を、剥離位置と退避位置との間で移動可能に、また剥離位置と連続位置との間で移動可能に、支持および案内する。支持部５３は、具体的には、例えば押さえ部５２の根元に設けられた突部５２２が嵌り込む溝５３１を有する部材であって、溝５３１の長手方向が押さえ部５２の移動方向に沿っている。

突部５２２の断面形状は円形でなく楕円に近い形状であって向きによって厚さが異なる。溝５３１の、剥離位置にある押さえ部５２の突部５２２が位置する部分は、突部５２２が回動可能になるよう幅広に形成されていて、それ以外の部分は、狭く形成されて突部５２２を一定の向きでスライド自在に案内する。

剥離位置における押さえ部５２は、本体部２１から突出して、剥離バー５１に被さって剥離バー５１に用紙を押し当てる。また、退避位置における押さえ部５２は、カバー２２から離れ、カバー２２の回動に干渉しない。つまり、押さえ部５２が退避位置にあるとき、カバー２２は開放位置（図４参照）に移動可能である。そして、連続位置における押さえ部５２は、少なくとも根元部分が本体部２１に収納されて、先端部分が排紙口２３に突出せず、剥離バー５１に干渉しない。

なお、押さえ部５２は、バネなどの付勢部材によって、本体部２１から離れる方向に付勢されている。

図７は、用紙搬送経路を示すプリンタ１の縦断側面図である。このようなプリンタ１において、用紙保持部３に保持されたロール紙１０から引き出された用紙は、印字部４で印字されて、排紙口２３から排出される。押さえ部５２が剥離位置にある場合には、台紙が破線Ａの経路で搬送され、ラベルは台紙から剥離されて実線Ｂの経路を進む。

図８は、ロック解除操作時のプリンタ１の縦断側面図である。プリンタ１は、一対の第１ロック部６、一対の第２ロック部７（図１１〜図１３参照、後述）、および連動ロック解除部８を、さらに備えている。第１ロック部６および第２ロック部７は、筐体２の内側におけるプラテン４２の両端部の近傍に配置されている。

第１ロック部６は、カバー２２を閉じ位置に保持する。第２ロック部７は、剥離位置にある押さえ部５２を、カバー２２に対して位置固定する。連動ロック解除部８は、ユーザの操作を動力源として、第２ロック部７による位置固定を解除し、当該解除に続いて第１ロック部６による保持を解除する。

図９は、第１ロック部６および解除レバー８１の外観を示す側面図である。連動ロック解除部８は、一対の解除レバー８１および解除ボタン８２を備えている。解除レバー８１は、解除部材の一例である。

解除ボタン８２は、支点８２１を中心に回動可能なボタンである。解除ボタン８２は、筐体２の外側に一部露出していて、ユーザからの押下操作を受け付け、当該押下を、一対の解除レバー８１に伝達する。解除ボタン８２は、バネなどの付勢部材によって、図８中の反時計回り方向に付勢されていて、ユーザによる押下動作がなくなると、図８に示す状態に復帰する。

解除レバー８１は、支点８１１を中心に回動可能であって、バネなどの付勢部材によって、図８中の時計回り方向に、付勢されている。第１ロック部６は、解除レバー８１と一体化している。また、解除レバー８１は、解除ボタン８２に加えられた押下動作を受け取る位置に配置される突端部８１２を、有している。

なお、カバー２２は、バネなどの付勢部材によって、本体部２１から離れる方向に付勢されている。

第１ロック部６は、プラテン４２の軸４２１の端部を把持する窪みである。この窪みと軸４２１とが噛み合うことにより、プラテン４２が本体部２１に対して位置決めされる。これにより、プラテン４２が取り付けられているカバー２２が本体部２１に対して位置決めされて、カバー２２が閉じ位置に保持される。

図１０は、解除レバー８１による第１ロック部６の解除動作を示す側面図である。ユーザが解除ボタン８２を押下すると、この動作（矢印Ｃ）が突端部８１２に伝わり、解除レバー８１が支点８１１を中心に反時計回り方向（矢印Ｄ）に回動する。第１ロック部６は、解除レバー８１と一体化しているので、解除レバー８１の回動に伴って、軸４２１の把持を解除する。第１ロック部６による把持が解除された軸４２１は、付勢部材による付勢により、カバー２２が開く方向に移動する（矢印Ｅ）。

ここで、第１ロック部６よりもカバー２２寄りの位置には、案内部６１が設けられている。案内部６１は、プラテン４２の軸４２１を第１ロック部６に導くものであって、本実施形態では解除レバー８１の外周面に設けられた斜面によって実現されている。

カバー２２が閉じられるとき、カバー２２とともに移動する軸４２１の外周面が、案内部６１に摺動し、解除レバー８１を反時計回り方向に回動させる。案内部６１によって、軸４２１は、第１ロック部６に向かって導かれる。軸４２１が第１ロック部６に嵌り込むと、解除レバー８１は時計回り方向に回動して図９に示す位置に復帰する。

図１１は、第２ロック部７の構造を示す斜視図である。図１２は、第２ロック部７による保持状態を示す斜視図である。第２ロック部７は、筐体２の内側のプラテン４２の両端部近傍に配置され、凸部７１を備えている。押さえ部５２は、凸部７１が嵌り込む凹部７２を備えている。第２ロック部７は、また、回動軸７３周りに回動可能であって、さらに、バネなどの付勢部材により、押さえ部５２の側端部を押圧する方向に付勢されている。

図１３は、解除レバー８１による第２ロック部７の解除動作を示す斜視図である。解除レバー８１は、第２ロック部７と押さえ部５２とが圧接する位置の近傍に、突端部８１３を備えている。突端部８１３は、解除レバー８１が矢印Ｄ方向に移動するときに、第２ロック部７に干渉し、付勢に抗して第２ロック部７を矢印Ｆ方向に回動させる。これにより、第２ロック部７によるロックが解除されて、押さえ部５２がプラテン４２から離間可能になる。

ここで、図１１および図１２に示すように、第２ロック部７は案内部７４を備え、押さえ部５２は被案内部７５を備えている。案内部７４は、押さえ部５２が退避位置から剥離位置へ向かう向きに従って押さえ部５２に近づく斜面である。押さえ部５２が退避位置から剥離位置に移動するとき、被案内部７５が案内部７４に摺動し、第２ロック部７は矢印Ｆ（図１３参照）方向に回動する。そして、押さえ部５２は、凸部７１が凹部７２に嵌り込むと、剥離位置に位置固定される。

連動ロック解除部８は、ユーザの操作を動力源として、第１ロック部６によるロック（保持）および第２ロック部７によるロック（位置固定）の両方を解除するが、２つのロックの解除は同時にではなく、まず先に第２ロック部７による位置固定を解除し、当該解除に続いて第１ロック部６による保持を解除するように、解除レバー８１の形状が調整されている。つまり、支点８１１に対する突端部８１３の位置および案内部６１から第１ロック部６に切り替わる部分の位置が調整されている。

より具体的には、突端部８１３が第２ロック部７を回動させ終えた後、さらに解除レバー８１が回動すると、第１ロック部６が軸４２１の把持を解除する、という２つのロックのタイミングをずらして順次解除する構造を実現する形状を、解除レバー８１は有している。

このような構造によって、連動ロック解除部８は、第１ロック部６による保持の解除と、第２ロック部７による位置固定の解除とを、支点８１１周りの回動角度が互いに異なる２つの位置で、行う。

次に、プリンタ１の筐体２を開くときの動作について述べる。解除ボタン８２が押下されると、押圧力が突端部８１２に伝わることにより、解除レバー８１が支点８１１周りに回動する。

解除レバー８１の回動に従い、まず、第２ロック部７によるロックが解除されて、押さえ部５２が、付勢部材の付勢により、プラテン４２から離間する方向へ回動する。

解除レバー８１がさらに回動すると、第２ロック部７によるロックの解除に続き、第１ロック部６によるロックが解除されて、カバー２２が、付勢部材の付勢により、本体部２１から離間する方向に回動する。

以上のように、プリンタ１は、ユーザが解除ボタン８２を押下するという１つの動作を受けて、筐体２を開放する。

次に、プリンタ１の筐体２を閉じるときの動作について述べる。カバー２２が開放位置から閉じ位置に移動されると、プラテン４２の軸４２１が、案内部６１に案内されて第１ロック部６に嵌り込み、これにより、カバー２２が閉じ位置に保持される。

続いて、押さえ部５２が退避位置から剥離位置に移動されると、第２ロック部７の凸部７１が、押さえ部５２の凹部７２に嵌り込み、これにより、押さえ部５２がカバー２２に対して位置固定される。

以上のように、本実施形態のプリンタ１においては、筐体２の開放時の押さえ部５２およびカバー２２の動作を連動させて、筐体２の開放を１アクションで実現しながらも、押さえ部５２の移動タイミングとカバー２２の移動タイミングとがずらされている。さらに、本実施形態のプリンタ１においては、筐体２を閉じる際には、カバー２２を閉じ位置に移動させた後、カバー２２に被せるように押さえ部５２を剥離位置に移動させる。これらにより、押さえ部５２を構成する部材とカバー２２に取り付けられている部材との干渉を避けることができる。よって、剥離バー５１の形状や大きさの自由度が増すので、剥離性能が良好なプリンタ１を構成することができる。

従来のプリンタで、カバーの開閉に押さえ部の移動が連動するものにおいては、カバーに取り付けられたプラテン近傍に位置する剥離バーは、開閉動作時に、押さえ部が備える剥離ローラと干渉しないよう、大きさや形状を制約され、これにより、剥離性能も制限されてしまっていた。剥離バーは、台紙を鋭角に曲げられる形状であることが望ましいが、上述のような動作の従来のプリンタにおいては、困難であった。

これに対して本実施形態のプリンタ１においては、筐体２の開放時の押さえ部５２およびカバー２２の動作を連動させつつも動作のタイミングをずらすことにより互いの干渉を避け、さらに筐体２を閉じる際には別々に閉じるようにした。これにより、剥離バー５１などの部材の大きさや形状が制約されなくなり、台紙を鋭角的に屈曲させる形状の剥離バー５１を設置しやすくなるため、剥離性能を良好にすることができる。

なお、上記実施形態では、第１ロック部６と連動ロック解除部８とを一体的に設けた（第１ロック部６が解除レバー８１に一体化）が、実施にあたってはこれに限らず、別々の部材として構成されていても、上述のようなタイミングをずらした連動を実現する構造となっていれば、構わない。

本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

１ …プリンタ
２ …筐体、２１…本体部、２２…カバー、２３…排紙口
３ …用紙保持部
４ …印字部
４１…印字ヘッド
４２…プラテン、４２１…軸
５ …剥離部
５１…剥離バー
５２…押さえ部、５２１…剥離ローラ、５２２…突部
５３…支持部、５３１…溝
６ …第１ロック部、６１…案内部
７ …第２ロック部
７１…凸部、７２…凹部
７３…回動軸
７４…案内部、７５…被案内部
８ …連動ロック解除部
８１…解除レバー、８１１…支点、８１２…突端部、８１３…突端部
８２…解除ボタン、８２１…支点
９ …バッテリー
１０…ロール紙

特開２０１６− ４３６７０号公報 特開２０１５−１７４２２１号公報

Claims (5)

1. 印字面の裏面に糊層を有するラベルが帯状の台紙に貼付された用紙が巻かれたロール紙に印字するプリンタであって、
   開口部を有する容器である本体部と、
   前記本体部に一端部を回動自在に支持されて、回動に伴って、前記本体部の前記開口部を閉じる閉じ位置と前記開口部を開放する開放位置との間で移動するカバーと、
   前記本体部内においてロール紙を保持し、前記カバーで開閉される用紙保持部と、
   前記本体部内における前記カバーの他端部が接する位置に設けられて、前記用紙保持部から引き出された用紙に印字する印字部と、
   前記カバーの他端部に設けられて、前記印字部の用紙搬送方向下流側において台紙の幅方向に沿って位置する剥離バーと、
   搬送される用紙を前記剥離バーの外周面に沿って屈曲させるように押さえて台紙からラベルを剥離させる押さえ部と、
   前記カバーを前記閉じ位置に保持する第１ロック部と、
   前記押さえ部を前記カバーに対して位置固定する第２ロック部と、
   前記第２ロック部による位置固定を解除し、当該解除に続いて前記第１ロック部による保持を解除する連動ロック解除部と、
   を備えるプリンタ。
2. 前記連動ロック解除部は、所定の支点周りに回動可能で、前記第１ロック部による保持と前記第２ロック部による位置固定とを、回動角度が互いに異なる位置で解除する、解除部材を備える
   ことを特徴とする請求項１に記載のプリンタ。
3. 前記印字部は、前記本体部内に設けられた印字ヘッドと、前記カバーに取り付けられて前記カバーが前記閉じ位置にあるとき前記印字ヘッドに接するプラテンとを備え、
   前記剥離バーは、前記カバーに取り付けられて、前記閉じ位置における前記カバーと前記本体部との間に形成される排紙口に面する
   ことを特徴とする請求項１または２に記載のプリンタ。
4. 前記連動ロック解除部は、前記本体部の外側からユーザの操作を受け付ける解除ボタンを備える
   ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１つに記載のプリンタ。
5. 前記押さえ部は、台紙からラベルを剥離させずに用紙を排出するための前記剥離バーに干渉しない位置である連続位置に移動可能である
   ことを特徴とする請求項１〜４のいずれか１つに記載のプリンタ。

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