JP2019135625A - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】表示用ディスプレイに情報を表示させる際の操作性を高めることができる画像表示装置を提供する。【解決手段】画像表示装置１において、表示用ディスプレイ１０は、画像を表示する。操作用ディスプレイ１２は、操作用画像を表示する。操作入力部１４は、タッチ操作が入力される。制御部２４は、表示用ディスプレイ１０および操作用ディスプレイ１２の表示を制御する。制御部２４は、操作用ディスプレイ１２に複数のメニューアイコンを表示させ、当該複数のメニューアイコンのうちの１つのメニューアイコンに対するスワイプ操作が操作入力部１４に入力された場合、当該メニューアイコンに対応する情報を表示用ディスプレイ１０に割り込み表示させる。【選択図】図１

Description

本発明は、画像を表示する画像表示装置に関する。

情報表示用ディスプレイと、操作画面を表示する操作用ディスプレイとを備える車載情報機器が知られている（例えば、特許文献１参照）。この車載情報機器では、操作画面に含まれるボタン等へのタッチ操作に応じて、そのボタン等に割り当てられた処理が実行される。

特開２０１２−１２６２４９号公報

上記技術において、操作画面へのタッチ操作に応じて情報表示用ディスプレイに所望の情報を割り込み表示させることが望まれる。操作画面には、一般的に、エアコン、ナビゲーション、オーディオなどの複数のメニューボタンが一覧表示される。操作画面に一度に表示できるボタン等の数には上限があるため、メニューボタンなどよりも利用頻度が低いことが想定される情報の割り込み表示用のボタンは、操作画面の深い階層に設けられる可能性がある。この場合、ユーザは、情報の割り込み表示用のボタンにたどり着くまでに複数回の入力操作を毎回しなければならず、操作が煩雑となってしまう。

本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示用ディスプレイに情報を表示させる際の操作性を高めることができる画像表示装置を提供することにある。

上記課題を解決するために、本発明のある態様の画像表示装置は、画像を表示する表示用ディスプレイと、操作用画像を表示する操作用ディスプレイと、タッチ操作が入力される操作入力部と、前記表示用ディスプレイおよび前記操作用ディスプレイの表示を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記操作用ディスプレイに複数のメニューアイコンを表示させ、当該複数のメニューアイコンのうちの１つのメニューアイコンに対するスワイプ操作が前記操作入力部に入力された場合、当該メニューアイコンに対応する情報を前記表示用ディスプレイに割り込み表示させる。

この態様によると、操作用ディスプレイに表示されたメニューアイコンに対するスワイプ操作が入力された場合、当該メニューアイコンに対応する情報を表示用ディスプレイに割り込み表示させるので、操作用画像の深い階層までアイコンを探すことなく、１回の操作で所望の情報を表示させることができる。

本発明によれば、表示用ディスプレイに情報を表示させる際の操作性を高めることができる。

実施の形態に係る画像表示装置のブロック図である。 車両に設けられた表示用ディスプレイおよび操作用ディスプレイについて説明するための図である。 図１の表示用ディスプレイに表示されたコンテンツの画像を示す図である。 図１の操作用ディスプレイに表示された操作用画像を示す図である。 図１の表示用ディスプレイに表示された、オーディオのメニューアイコンがスワイプ操作された場合の地図および割り込み予定領域の画像を示す図である。 図１の操作用ディスプレイに表示された、オーディオのメニューアイコンがスワイプ操作された場合の操作用画像を示す図である。 図１の表示用ディスプレイに表示された地図およびオーディオの画像を示す図である。 操作用ディスプレイに表示された、ハンズフリー通話のメニューアイコンの示すコンテンツが表示不可能なことを示す画像を示す図である。 操作用ディスプレイに表示された、ナビゲーションのメニューアイコンの示すコンテンツが表示中であることを示す画像を示す図である。 図１の処理部の処理を示すフローチャートである。

図１は、実施の形態に係る画像表示装置１のブロック図である。画像表示装置１は、車両に搭載される車載用表示装置である。画像表示装置１は、表示用ディスプレイ１０と、操作用ディスプレイ１２と、操作入力部１４と、処理部１６とを備える。

表示用ディスプレイ１０は、画像を表示する。操作用ディスプレイ１２は、ユーザによるタッチ操作のための操作用画像を表示する。操作入力部１４は、タッチパネル式のセンサであり、操作用ディスプレイ１２の画像表示領域に設けられ、ユーザによるタッチ操作が入力される。タッチ操作は、画面に触れた状態で指などを移動させるスワイプ操作、画面に触れた指などをはじくように動かすフリック操作、タップ操作などを含む。スワイプ操作とフリック操作をスライド操作とも呼ぶ。操作入力部１４は、タッチ操作による操作信号を処理部１６に出力する。

図２は、車両に設けられた表示用ディスプレイ１０および操作用ディスプレイ１２について説明するための図である。表示用ディスプレイ１０は、例えば、運転席と助手席の間のダッシュボードに設けられる。操作用ディスプレイ１２は、例えば、ダッシュボードにおける表示用ディスプレイ１０より低い位置に設けられる。

図１に戻る。処理部１６は、受付部２０と、操作検出部２２と、制御部２４とを備える。受付部２０は、操作入力部１４から出力された操作信号を受け付ける。

操作検出部２２は、受付部２０が受け付けた操作信号により示される入力始点（タッチイン）および入力終点（タッチアウト）の軌跡から、操作の種類を検出する。操作の種類には、例えば、スワイプ操作、フリック操作、タップ操作、ピンチ操作、長押し操作などがある。操作検出部２２は、スワイプ操作である場合にはスワイプ方向およびスワイプ距離を検出する。操作検出部２２は、検出結果を制御部２４に出力する。

制御部２４は、操作検出部２２から出力された検出結果に基づいて、表示用ディスプレイ１０および操作用ディスプレイ１２の表示を制御する。

制御部２４は、図示しないコンテンツ処理用のＥＣＵなどから供給される情報に基づいて、表示用ディスプレイ１０に所定のコンテンツの画像を初期画面として表示させる。所定のコンテンツの画像は、ユーザにより選択されてもよい。

図３は、図１の表示用ディスプレイ１０に表示されたコンテンツの画像を示す図である。ここでは、一例として、コンテンツの画像はナビゲーションの地図の画像５０である。

制御部２４は、操作用ディスプレイ１２に、メニューバーおよび複数のメニューアイコンを含む操作用画像を表示させる。

図４は、図１の操作用ディスプレイ１２に表示された操作用画像を示す図である。メニューバー６０は、複数のメニューアイコン７０〜７８を含む。複数のメニューアイコン７０〜７８は、例えば、エアコンのメニューアイコン７０、ナビゲーションのメニューアイコン７２、オーディオのメニューアイコン７４、ハンズフリー通話のメニューアイコン７６、および、その他のメニューアイコン７８を含むが、特に限定されない。

制御部２４は、複数のメニューアイコン７０〜７８のうちの１つのメニューアイコンに対するタップ操作が操作入力部１４に入力された場合、操作用ディスプレイ１２に、当該メニューアイコンに対応する操作用アイコンを含む操作用画像を表示させる。図４の例では、エアコンのメニューアイコン７０がタップ操作されており、その結果、メニューバー６０の上側の領域に、複数のエアコンの操作用アイコンを含むエアコン操作画像８０が表示されている。操作用アイコンにタップ操作などが行われると、当該操作用アイコンに設定された機能が実行される。操作用画像は、周知の技術であるため、これ以上の説明は省略する。

制御部２４は、複数のメニューアイコン７０〜７８のうちの１つのメニューアイコンに対する所定方向への所定距離以上のスワイプ操作が操作入力部１４に入力された場合、当該メニューアイコンに対応する情報を表示用ディスプレイ１０に割り込み表示させる。スワイプ操作は、フリック操作でもよい。メニューアイコンに対応する情報は、例えば、メニューアイコンの示すコンテンツの画像である。制御部２４は、１つのメニューアイコンに対する所定方向以外へのスワイプ操作、または、所定距離未満のスワイプ操作が操作入力部１４に入力された場合、当該メニューアイコンに対応する情報を表示用ディスプレイ１０に割り込み表示させない。所定方向は、例えば、操作用ディスプレイ１２の画像表示領域から表示用ディスプレイ１０の画像表示領域に向かう方向であり、ここでは概ね画面の上方向である。所定距離は、実験などによって適宜設定できる。

より詳しくは、制御部２４は、メニューアイコンに対する上記スワイプ操作が操作入力部１４に入力された場合、当該メニューアイコンの示すコンテンツが表示用ディスプレイ１０に表示可能であり、且つ、当該メニューアイコンの示すコンテンツが表示用ディスプレイ１０に表示されていなければ、当該メニューアイコンに対応する情報を表示用ディスプレイ１０に割り込み表示させる。

メニューアイコンの示すコンテンツが表示用ディスプレイ１０に表示可能であるか否かは、予め定められている。例えば、エアコン、ナビゲーション、オーディオのメニューアイコン７０〜７４の示すコンテンツは、表示用ディスプレイ１０に表示可能であり、ハンズフリー通話およびその他のメニューアイコン７６，７８の示すコンテンツは、表示用ディスプレイ１０に表示不可能であるが、特に限定されない。

図５は、図１の表示用ディスプレイ１０に表示された、オーディオのメニューアイコン７４がスワイプ操作された場合の地図５０および割り込み予定領域５２の画像を示す図である。図６は、図１の操作用ディスプレイ１２に表示された、オーディオのメニューアイコン７４がスワイプ操作された場合の操作用画像を示す図である。

図５と図６では、スワイプ操作の途中の状態、具体的には上方向への所定距離未満のスワイプ操作が操作入力部１４に入力された状態を示す。図５では、このままスワイプ操作を続けた場合に割り込み表示が行われる割り込み予定領域５２が、地図５０の一部に重ねて表示されている。また、図６では、図４のエアコン操作画像８０が消去され、替わりに、割り込み表示可能なことを示す画像８２が表示されている。割り込み表示可能なことを示す画像８２は、ダッシュボード、割り込み表示された表示用ディスプレイ１０および操作用ディスプレイ１２付近を模した画像である。また、スワイプ距離に対応した位置にメニューアイコン７４の種別を示す画像８４が移動しており、メニューアイコン７４の種別を示す元の画像は、例えば、輝度を低下させて表示されている。割り込み表示可能なことを示す画像８２とメニューアイコン７４との間に、スワイプ方向を示す画像８６とカーソル８８も表示されている。スワイプ方向を示す画像８６とカーソル８８が表示されることで、さらにスワイプを続けるべきことをユーザに認識させることができる。

図７は、図１の表示用ディスプレイ１０に表示された地図５０およびオーディオの画像５４を示す図である。図７では、オーディオのメニューアイコン７４に対する上方向への所定距離以上のスワイプ操作が操作入力部１４に入力された状態を示す。オーディオのメニューアイコン７４に対応する情報として、再生中の曲名、アーティスト名および再生時間を含むオーディオの画像５４が表示用ディスプレイ１０に割り込み表示されている。元々表示されていた地図の画像５０は、表示面積が減少している。このとき、操作用ディスプレイ１２には、図４の操作用画像が再び表示されている。

一方、制御部２４は、メニューアイコンに対するスワイプ操作が操作入力部１４に入力された場合、当該メニューアイコンの示すコンテンツが表示用ディスプレイ１０に表示不可能であれば、表示不可能なことを示す画像を操作用ディスプレイ１２に表示させ、当該メニューアイコンに対応する情報を表示用ディスプレイ１０に割り込み表示させない。

図８は、操作用ディスプレイ１２に表示された、ハンズフリー通話のメニューアイコン７６の示すコンテンツが表示不可能なことを示す画像９０を示す図である。画像９０は、表示用ディスプレイ１０を模した画像中に、表示禁止を示す画像９２を含む。この場合、制御部２４は、スワイプ操作されたメニューアイコン７６の種別を示す画像９４を、スワイプ距離によらず一定距離以上移動させず、図６のスワイプ方向を示す画像８６とカーソル８８も表示しない。画像９２と画像９４により、メニューアイコン７６の示すコンテンツが表示不可能なことをユーザに認識させることができる。スワイプ操作が中止されると、あるいは、所定時間が経過すると、制御部２４は、操作用ディスプレイ１２に図４の操作用画像を再び表示させる。

また、制御部２４は、メニューアイコンに対するスワイプ操作が操作入力部１４に入力された場合、当該メニューアイコンの示すコンテンツが表示用ディスプレイ１０に表示されていれば、表示中であることを示す画像を操作用ディスプレイ１２に表示させ、当該メニューアイコンに対応する情報を表示用ディスプレイ１０に割り込み表示させない。

図９は、操作用ディスプレイ１２に表示された、ナビゲーションのメニューアイコン７２の示すコンテンツが表示中であることを示す画像９６を示す図である。画像９６は、表示用ディスプレイ１０を模した画像中に、スワイプ操作されたメニューアイコン７２の種別を示す画像９８を含む。この場合にも、制御部２４は、スワイプ操作されたメニューアイコン７２の種別を示す画像１００を、スワイプ距離によらず一定距離以上移動させず、図６のスワイプ方向を示す画像８６とカーソル８８も表示しない。画像９８と画像１００により、メニューアイコン７２の示すコンテンツが表示中であることをユーザに認識させることができる。スワイプ操作が中止されると、あるいは、所定時間が経過すると、制御部２４は、操作用ディスプレイ１２に図４の操作用画像を再び表示させる。

処理部１６の構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのＣＰＵ、メモリ、その他のＬＳＩで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。

次に、以上の構成による画像表示装置１の全体的な動作を説明する。図１０は、図１の処理部１６の処理を示すフローチャートである。図１０の処理は、定期的に繰り返される。メニューアイコンに対する所定方向への所定距離以上のスワイプ操作があり（Ｓ１２のＹ）、メニューアイコンに対応するコンテンツが表示用ディスプレイ１０に表示可能であり（Ｓ１４のＹ）、当該コンテンツが表示用ディスプレイ１０に表示中でない場合（Ｓ１６のＮ）、制御部２４は、当該コンテンツを表示用ディスプレイ１０に割り込み表示させ（Ｓ２０）、処理を終了する。

メニューアイコンに対する所定方向への所定距離以上のスワイプ操作がなければ（Ｓ１２のＮ）、処理を終了する。また、コンテンツが表示用ディスプレイ１０に表示可能でなければ（Ｓ１４のＮ）、制御部２４は、表示不可能なことを示す画像を操作用ディスプレイ１２に表示させ（Ｓ２２）、処理を終了する。また、コンテンツが表示用ディスプレイ１０に表示中であれば（Ｓ１６のＹ）、制御部２４は、表示中であることを示す画像を操作用ディスプレイ１２に表示させ（Ｓ２４）、処理を終了する。

このように本実施の形態によれば、操作用ディスプレイ１２に表示されたメニューアイコンに対するスワイプ操作が入力された場合、当該メニューアイコンに対応する情報を表示用ディスプレイ１０に割り込み表示させるので、操作用画像の深い階層までアイコンを探すことなく、１回の操作で所望の情報を表示させることができる。そのため、短時間で簡単に所望の情報を表示させることができる。したがって、表示用ディスプレイ１０に情報を表示させる際の操作性を高めることができる。

また、メニューアイコンに対する概ね上方向へのスワイプ操作により、操作用ディスプレイ１２の上方向に位置する表示用ディスプレイ１０に情報を割り込み表示させるので、直感的で分かりやすい操作方法を提供できる。

以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態はあくまでも例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。

１…画像表示装置、１０…表示用ディスプレイ、１２…操作用ディスプレイ、１４…操作入力部、１６…処理部、２０…受付部、２２…操作検出部、２４…制御部。

Claims (1)

1. 画像を表示する表示用ディスプレイと、
   操作用画像を表示する操作用ディスプレイと、
   タッチ操作が入力される操作入力部と、
   前記表示用ディスプレイおよび前記操作用ディスプレイの表示を制御する制御部と、を備え、
   前記制御部は、前記操作用ディスプレイに複数のメニューアイコンを表示させ、当該複数のメニューアイコンのうちの１つのメニューアイコンに対するスワイプ操作が前記操作入力部に入力された場合、当該メニューアイコンに対応する情報を前記表示用ディスプレイに割り込み表示させることを特徴とする画像表示装置。

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