JP2019135114A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Hiroyuki Suzuki
裕之 鈴木
恭規 石山
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恭規 石山
孝彰 二井
Takaaki Nii
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【課題】側突時の正規着座乗員の保護性能を向上させ、側突以外の状況におけるエアバッグ展開時に、座席に横たわった状態の乗員に対する入力を低減させる。【解決手段】サイドエアバッグ装置1が備えるエアバッグ2の下部は、前側凸部21及び後側凸部22が車両前後方向に並設された二股形状である。サイドエアバッグ装置1には、前側凸部21及び後側凸部22の一方の車両外側における外表面に貼着された外側面状体25と、前側凸部21及び後側凸部22の他方の車両内側における外表面に貼着された内側面状体26と、前側凸部21及び後側凸部22の間で外側面状体25及び内側面状体26を繋ぎ、前側凸部21及び後側凸部22を接近させる線状体27とが設けられる。前側凸部21の車幅方向寸法と後側凸部22の車幅方向寸法との差によって線状体27が切断された場合に、前側凸部21及び後側凸部22が離隔される。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の乗員の側方に展開されるエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置に関する。
従来、車両に搭載されるエアバッグ装置の一つとして、乗員とサイドドアとの間にサイドエアバッグを展開させるサイドエアバッグ装置が知られている。サイドエアバッグは、車両衝突等の際にサイドドアに沿って瞬時に膨張し、乗員を保護するように機能するものであり、その形状に特徴を加えることによって、乗員の保護性能をより向上させることが検討されている。また、通常の着座状態の乗員(正規着座乗員)を適切に拘束しつつ、通常の着座位置にない不測の姿勢をとっている乗員(いわゆるアウトオブポジションの乗員)に対するエアバッグによる入力を低減するためのサイドエアバッグの構成も提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2017−13664号公報
一般的に、サイドエアバッグ装置は、側突時に衝撃が入力された側のサイドエアバッグが展開するように構成されるが、側突以外の衝突(例えばオフセット衝突やスモールオーバーラップ衝突等)であっても、左右方向の加速度(横G)が検出されるとサイドエアバッグが展開する可能性がある。また、サイドドアの内圧の変化を検知することでサイドエアバッグを展開させる装置の場合には、例えば、ショッピングカート等が勢いよくサイドドアに衝突するとサイドエアバッグが展開する可能性がある。このように、側突以外の状況でもサイドエアバッグが展開する可能性がある。
ところで、アウトオブポジションの乗員のなかでも、図4(a)及び(b)に示すように、シートクッション41に横たわった状態の乗員40の場合、側突以外の状況でサイドエアバッグ42が展開すると、乗員40に対するエアバッグによる入力が大きくなるという課題がある。特に、乗員40が頭をドア側に向けた状態で横たわっている場合には、サイドエアバッグ42の展開により頭部が車幅方向内側に強い力で押し込まれてしまい、乗員40への入力が大きくなるおそれがある。一方で、側突の場合には、正規着座乗員の腰部とサイドドア43との間に瞬時にサイドエアバッグ42を展開させて、正規着座乗員を適切に保護する必要がある。
本件のサイドエアバッグ装置は、このような課題に鑑み案出されたもので、側突時における正規着座乗員の保護性能を向上させるとともに、側突以外の状況でサイドエアバッグが展開したときに、座席に横たわった状態の乗員に対するエアバッグの入力を低減させることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)ここで開示するサイドエアバッグ装置は、車両の座席に正規の姿勢で着座した乗員とサイドドアとの間に展開されるエアバッグと、前記エアバッグにガスを供給するインフレーターと、を具備したサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグの下部は、前側凸部及び後側凸部が車両前後方向に並設された二股形状である。また、前記サイドエアバッグ装置は、前記前側凸部及び前記後側凸部の一方の車両外側における外表面に貼着された外側面状体と、前記前側凸部及び前記後側凸部の他方の車両内側における外表面に貼着された内側面状体と、前記前側凸部及び前記後側凸部の間で前記外側面状体及び前記内側面状体を繋ぎ、前記前側凸部及び前記後側凸部を接近させる線状体と、を備え、前記前側凸部の車幅方向寸法と前記後側凸部の車幅方向寸法との差によって前記線状体が切断された場合に、前記前側凸部及び前記後側凸部が離隔される。
(2)前記線状体で繋がれた状態の前記前側凸部及び前記後側凸部の境界線は、車両側面視で、前記エアバッグの前後方向中心部から前方又は後方に向かって下降傾斜していることが好ましい。
(3)前記境界線は後方に向かって下降傾斜しており、前記外側面状体は前記前側凸部に貼着され、前記内側面状体は前記後側凸部に貼着されていることが好ましい。
(4)前記線状体が切断された状態での前記前側凸部及び前記後側凸部の間の空間は、車両側面視で三角形状であり、前記外側面状体及び前記内側面状体はいずれも三角形状であることが好ましい。
開示のサイドエアバッグ装置によれば、側突時に正規着座乗員の側方でエアバッグが展開した場合には、前側凸部の車幅方向寸法(厚み)と後側凸部の車幅方向寸法(厚み)とが略同一となり、線状体が切れない。このため、線状体によって規制された前側凸部及び後側凸部によって正規着座乗員を保護できる。一方、側突以外の状況で、座席に横たわった状態の乗員の側方でエアバッグが展開した場合には、前側凸部の厚みと後側凸部の厚みとが異なり、厚みの差が生じる。この差によって線状体が切れると前側凸部及び後側凸部が離隔するため、乗員の頭部が前側凸部及び後側凸部の間に入る。したがって、側突以外の状況でエアバッグが展開したときに、座席に横たわった状態の乗員に対する入力を低減できる。
実施形態に係るサイドエアバッグ装置を備えた座席の模式的な斜視図である。 図1のサイドエアバッグ装置に設けられるエアバッグの構成を示す模式図であり、(a)はエアバッグの形状を説明するための側面図(車幅方向内側から車両左側を見た図)、(b)はエアバッグ下部の構成を説明するための側面図、(c)は図2(b)のB−B矢視断面図であって正規着座乗員の側方で展開した状態を示す。 (a)は乗員の頭部側方でエアバッグが展開したときの断面図であり、(b)は図3(a)の状態から紐が切れたあとの作用を説明するための図〔図2(a)のA−A矢視断面図〕である。 課題を説明するための、エアバッグ展開状態を示す模式図であり、(a)は車幅方向内側から見た図、(b)は上方から見た図である。
図面を参照して、実施形態としてのサイドエアバッグ装置について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
本実施形態のサイドエアバッグ装置1は、図1に示す車両用のシート10(座席)に適用される。このサイドエアバッグ装置1は、シート10を構成するシートバック11の車幅方向外側の側面11aに設けられる。なお、以下の説明では、車幅方向外側を単に「外側」といい、車幅方向内側を単に「内側」という。また、車両前後方向を単に「前後方向」といい、車両前側,車両後側をそれぞれ「前側」,「後側」という。
サイドエアバッグ装置1は、シート10に正規の姿勢で着座した乗員(以下、「正規着座乗員」という)とサイドドア30との間に展開されるエアバッグ2(図1中の二点鎖線)と、エアバッグ2にガスを供給するインフレーター3〔図2(a)参照〕とを備える。エアバッグ2及びインフレーター3は、シートバック11の側面11aに設けられたケース4に内蔵される。なお、ここでいう「正規着座乗員」とは、シートバック11に背を向けて、シート10を構成するシートクッション12に正しい姿勢で座る乗員を意味する。本実施形態のケース4は、縦長の直方体状に形成され、シートバック11の側面11aに装着される。本実施形態のケース4は、その外側面に、インフレーター3の作動により展開するエアバッグ2に押されて外側に開放されるリッドが設けられる。
エアバッグ2は、ケース4に収納される布製の袋であり、シートバッグ11の側面11aから前方に向かって(すなわち、正規着座乗員とサイドドア30との間に)展開することで、正規着座乗員の胴部(肩部と胸部)及び腰部を保護する機能を持つ。展開状態のエアバッグ2は、車両側面視(以下「側面視」という)で、正規着座乗員の肩部から腰部にかけてカバーしうる形状とされる。なお、エアバッグ2には、図示しないベント(ガス排出口)が設けられる。
インフレーター3は、エアバッグ2を膨張させるためのガス(充填ガス)を供給する装置であり、エアバッグ2の後部に配置される。インフレーター3の作動開始条件は、例えば「車両に対する衝撃を検知したこと」や「車両の前後加速度及び横加速度の少なくとも一方が所定値以上であること」とされる。なお、サイドドア30のアウタパネルとインナパネルとの間の空間に圧力センサを内蔵し、サイドドア30の内圧が所定圧以上であることを作動開始条件の一つとしてもよい。
図2(a)に示すように、エアバッグ2の下部は、前側凸部21及び後側凸部22が車両前後方向に並設された二股形状と成形されている。前側凸部21は、エアバッグ2の前側下部において下方へ膨出形成された部位であり、後側凸部22は、エアバッグ2の後側下部において下方へ膨出形成された部位である。これら二つの凸部21,22の間には、側面視で、略三角形状の空間23が設けられる。側面視で空間23の頂点は、エアバッグ2の下部が二つの凸部21,22に分かれる分岐線24に相当する。空間23は、例えばシート10のシートクッション12に乗員が横たわっている場合に、乗員の頭部9〔図2(b)参照〕や足部を回避する位置に設けられる。
エアバッグ2は、図2(b)に示すように、エアバッグ2の外面に貼着される二枚のパッチ25,26(面状体)と、これらのパッチ25,26を繋ぐ紐27(線状体)とによって二股に分かれないように規制された状態でケース4に収納される。パッチ25,26は、エアバッグ2の外表面に貼り付けやすい素材で形成された面状の部材であり、例えば三角形状に形成される。本実施形態のパッチ25,26は、三角形状の空間23を形成する辺と略平行な斜辺を持つ略直角三角形状に形成される。
一方のパッチ25(外側面状体)は、前側凸部21及び後側凸部22の一方の車両外側に貼着され、他方のパッチ26(内側面状体)は、前側凸部21及び後側凸部22の他方の車両内側に貼着される。本実施形態では、前側凸部21の外側にパッチ25が貼着され、後側凸部22の内側にパッチ26が貼着される。以下、二枚のパッチ25,26を区別する場合には、外側パッチ25,内側パッチ26と呼ぶ。
紐27は、長手方向に引張力が作用すると分離される素材で形成された線状の部材であり、例えばシートクッション12の外側面とサイドドア30との距離と同程度に設定される。図2(b)及び(c)に示すように、紐27は、車幅方向に延設されるとともに、その一端(外端)が外側パッチ25の後部に接続され、その他端(内端)が内側パッチ26の前部に接続される。すなわち、紐27は、前側凸部21及び後側凸部22の間で外側パッチ25及び内側パッチ26を繋ぎ、前側凸部21と後側凸部22とを接近させる。したがって、インフレーター3が作動してエアバッグ2が展開したときの初期状態は図2(b)に示す状態となる。なお、紐27が切断された状態では、図2(a)に示すように、前側凸部21及び後側凸部22の間に三角形状の空間23が形成される。
本実施形態のエアバッグ2は、前側凸部21が後側凸部22に接近するように紐27によって規制される。このため、紐27で繋がれた状態の前側凸部21及び後側凸部22の境界線28は、側面視で、エアバッグ2の前後方向中心部から後方に向かって下降傾斜している。本実施形態のエアバッグ2は、図2(b)中に二点鎖線で示すように、シート10に横たわった状態の乗員の頭部9と、後側へ引っ張られた状態の前側凸部21とが車幅方向において重なるように設けられる。なお、側突時における正規着座乗員の保護性の観点から、境界線28における隙間(前側凸部21及び後側凸部22の間の隙間)はできるだけ小さいことが好ましい。
インフレーター3が作動してエアバッグ2が展開した場合、シートクッション12に正規の姿勢で乗員が着座していれば、図2(c)に示すように、乗員の腰部8の側方〔図2(c)では左側方〕にエアバッグ2の下部が入り込む。この場合、二つの凸部21,22が腰部8から同じように反力を受けるため、前側凸部21の厚み(車幅方向寸法)と後側凸部22の厚み(車幅方向寸法)とが略同一となる。つまりこの場合には、二つの凸部21,22の厚みの差がほとんど生じないため紐27が切れず、エアバッグ2は、前側凸部21及び後側凸部22が互いに接近した状態〔図2(b)に示す状態〕で展開される。このため、正規着座乗員の腰部8が適切に保護される。
一方、インフレーター3が作動してエアバッグ2が展開したときに、シートクッション12に乗員が横たわっている場合には、図3(a)に示すように、前側凸部21が乗員の頭部9と接触し、前側凸部21だけが頭部9から反力を受ける。このため、後側凸部22により多くのガスが供給されて、後側凸部22が前側凸部21よりも大きく展開される。これにより、前側凸部21の厚みと後側凸部22の厚みとに差が生じて紐27が切れると、図3(b)中に矢印で示すように、前側凸部21が前方へと移動して、前側凸部21と後側凸部22とが離隔される。すなわちこの場合は、エアバッグ2が図2(a)に示す状態となるため、シート10に横たわった状態の乗員の頭部9に強い力が作用することがなく、乗員に対する入力が低減する。
[2.効果]
(1)したがって、上述したサイドエアバッグ装置1によれば、側突時に正規着座乗員の側方でエアバッグ2が展開した場合には、前側凸部21と後側凸部22とに厚みの差がほとんど生じないことから、紐27によって規制された前側凸部21及び後側凸部22によって正規着座乗員を保護できる。一方、側突以外の状況で、シート10に横たわった状態の乗員の側方でエアバッグ2が展開した場合には、前側凸部21と後側凸部22とに厚みの差が生じる。そのため、この厚みの差によって紐27が切れた場合には、前側凸部21及び後側凸部22が離隔するため、乗員の頭部9が前側凸部21及び後側凸部22の間に入る。したがって、側突以外の状況でエアバッグ2が展開したときに、シート10に横たわった状態の乗員に対するエアバッグ2による入力を低減できる。
(2)上述したサイドエアバッグ装置1では、紐27で繋がれた状態の外側パッチ25及び内側パッチ26の境界線28が、側面視で後方に向かって下降傾斜している。すなわち、二つの凸部21,22のうちの一方(ここでは前側凸部21)が他方(後側凸部22)に接近するように引っ張られた状態でエアバッグ2が展開する。この場合、二つの凸部21,22に厚みの差が生じて紐27が切れると、引っ張られている一方の凸部(前側凸部21)が元の形状に戻るため、空間23が大きく広がり、乗員の頭部9を回避しやすくなる。したがって、シート10に横たわった状態の乗員に対する入力をより低減できる。
(3)上述したサイドエアバッグ装置1では、エアバッグ2の後部に配置されたインフレーター3から前方に向かってガスが供給され、エアバッグ2が展開する。上述したように、引っ張られた状態で規制されていた一方の凸部(前側凸部21)は、紐27が切れることで元の形状に戻るが、上記のエアバッグ2のように、前側凸部21を後側に引っ張った状態とすることで、紐27が切れたときに、インフレーター3から供給されるガスの勢いも利用して前側凸部21を前方へと移動させることができる。すなわち、境界線28が後方に向かって下降傾斜するように、紐27で前側凸部21を後側に引っ張った状態に規制しておくことで、紐27が切れたときの空間23の広がりを促進でき、乗員の頭部9をより回避しやすくなる。このため、シート10に横たわった状態の乗員に対する入力をより低減できる。
(4)上述したサイドエアバッグ装置1では、空間23が側面視で三角形状であり、外側パッチ25及び内側パッチ26も三角形状に形成されている。このため、エアバッグ2の下部に設けられた二つの凸部21,22の形状を二つのパッチ25,26で補強しつつ、境界線28における隙間(前側凸部21及び後側凸部22の間の隙間)をできるだけ小さくすることができ、側突時における正規着座乗員の保護性を向上させることができる。
[3.その他]
上述したサイドエアバッグ装置1は一例であって、上述した構成に限られない。例えば、外側パッチ25が後側凸部22の車両外側における外表面に貼着され、内側パッチ26が前側凸部21の車両内側における外表面に貼着されていてもよい。このような構成であっても、前側凸部21の厚みと後側凸部22の厚みとに差が生じて紐27が切断された場合には、前側凸部21及び後側凸部22が離隔されるため、上述した実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、上述した実施形態では、前側凸部21が後側に引っ張られた状態で規制されているが、反対に、後側凸部22を前側に引っ張った状態で紐27により規制してもよい。この場合、紐27で繋がれた状態の前側凸部21及び後側凸部22の境界線28は、側面視で、エアバッグ2の前後方向中心部から前方に向かって下降傾斜する。このような構成であっても、上述した実施形態と同様の作用効果が得られる。なお、境界線28が側面視で真下に伸びるように、二つの凸部21,22を紐27によって規制してもよい。
各パッチの素材や形状は特に限らず、エアバッグ2の外表面に貼着される面状の部材であればよい。また、二つのパッチを繋ぐ部材も紐27に限らず、長手方向に引張力が作用した時に切れる素材の線状の部材であればよい。また、エアバッグ2の下部に設けられる二つの凸部21,22の形状も上述した形状でなくてもよい。例えば、二つの凸部が側面視で矩形状や半円状等であってもよい。二つの凸部の間の空間は、凸部の形状に応じて変更される。
上述したエアバッグ2の構成やケース4の構成は一例であって上述したものに限らない。例えば、エアバッグ2が複数のチャンバーを有するものであってもよいし、ケースが直方体形状でなくてもよい。また、ケース4がシートバック11の側面11aに内蔵されていて、エアバッグ2が展開されると側面11aのカバーを破って飛び出す構成としてもよい。なお、上述したインフレーター3の作動開始条件は一例であって、上述したものに限らない。
1 サイドエアバッグ装置
2 エアバッグ
3 インフレーター
4 ケース
8 正規着座乗員の腰部
9 乗員の頭部
10 シート(座席)
11 シートバッグ
11a 側面
12 シートクッション
21 前側凸部
22 後側凸部
23 空間
24 分岐線
25 外側パッチ(外側面状体)
26 内側パッチ(内側面状体)
27 紐(線状体)
28 境界線
30 サイドドア
40 乗員
41 シートクッション
42 エアバッグ
43 サイドドア

Claims (4)

  1. 車両の座席に正規の姿勢で着座した乗員とサイドドアとの間に展開されるエアバッグと、前記エアバッグにガスを供給するインフレーターと、を具備したサイドエアバッグ装置において、
    前記エアバッグの下部は、前側凸部及び後側凸部が車両前後方向に並設された二股形状であり、
    前記サイドエアバッグ装置は、
    前記前側凸部及び前記後側凸部の一方の車両外側における外表面に貼着された外側面状体と、
    前記前側凸部及び前記後側凸部の他方の車両内側における外表面に貼着された内側面状体と、
    前記前側凸部及び前記後側凸部の間で前記外側面状体及び前記内側面状体を繋ぎ、前記前側凸部及び前記後側凸部を接近させる線状体と、を備え、
    前記前側凸部の車幅方向寸法と前記後側凸部の車幅方向寸法との差によって前記線状体が切断された場合に、前記前側凸部及び前記後側凸部が離隔される
    ことを特徴とする、サイドエアバッグ装置。
  2. 前記線状体で繋がれた状態の前記前側凸部及び前記後側凸部の境界線は、車両側面視で、前記エアバッグの前後方向中心部から前方又は後方に向かって下降傾斜している
    ことを特徴とする、請求項1記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記境界線は後方に向かって下降傾斜しており、
    前記外側面状体は前記前側凸部に貼着され、前記内側面状体は前記後側凸部に貼着されている
    ことを特徴とする、請求項2記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記線状体が切断された状態での前記前側凸部及び前記後側凸部の間の空間は、車両側面視で三角形状であり、
    前記外側面状体及び前記内側面状体はいずれも三角形状である
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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