JP2019123022A - ロボット制御装置および自動組立システム - Google Patents

ロボット制御装置および自動組立システム Download PDF

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Abstract

【課題】作業者とロボットが協働して、組立作業をおこなう場合に、作業者の安全性を向上させ、ラインの稼働率を向上させる。【解決手段】ロボット制御装置は、センサより作業者の動作状態を入力する。そして、ロボット制御装置は、ロボットの動作状態と作業者の動作状態より、ロボットと作業者のそれぞれの位置と速度ベクトルを算出し、ロボットと作業者のそれぞれの周辺に危険性判定領域(ロボットを停止させる領域、退避させる領域、減速させる領域)を生成し、生成したロボットの危険性判定領域と作業者の危険性判定領域の重なりから危険性を判定して、その判定の結果からロボットと作業者の衝突を回避する衝突回避軌道を生成して、生成した衝突回避軌道に基づいて、ロボット制御を行う。【選択図】 図6

Description

本発明は、ロボット制御装置および自動組立システムに係り、特に、作業者とロボットが協働して、組立作業を行う場合に、作業者の安全性を向上させ、ラインの稼働率を向上させるのに好適なロボット制御装置および自動組立システムに関する。
労働人口比率の低下や労働賃金の上昇に伴い、製造ラインへの自動組立機械(組立ロボット)の導入が進んでいる。組立ロボットの導入においては、動作中に作業者との接触が起きないよう、安全柵内に組立ロボットを設置する必要があった。
しかしながら、ロボットと安全柵の間に作業者がはさまれないよう、安全柵を十分広く設置する必要があり、組立ロボット設備の設置面積が大きくなり、工場内のスペースの有効活用ができない課題があった。また、生産形態が多品種変量生産にかわってきており、製品ごとの専用自動化設備ではなく、作業者と組立ロボットが協調して作業するフレキシブルラインが求められている。
そこで、作業者が安全に組立ロボットと同一空間で作業するための安全技術が、例えば、特許文献1と特許文献2に開示されている。
特許文献1には、組立ロボットが周辺障害物と衝突するか否かを動作シミュレーションで予測し、衝突すると判定した場合に、ハンドを障害物から遠ざかる方向に動作させる方法が開示されている。
また、特許文献2には、ロボットアームが障害物や人に近づく方向に移動する場合に、ロボットと障害物および人との距離がある値より接近した時にロボットアームを緊急停止させる方法が開示されている。
特開2010−240782号公報 特開2011−125975号公報
上記従来技術の特許文献1および特許文献2は、ロボットと障害物あるいは人との距離に基づいて安全性を判定するものであり、ロボットや障害物、人の移動速度や方向を考慮していない。したがって、障害物や人がロボットから遠ざかっている場合など、本来安全である場合にも、ロボットを緊急停止させることになるため、必要以上にロボットを停止させることになり、その結果、組立ラインの稼働率が低下することになる。
本発明の目的は、作業者とロボットが協働して、組立作業を行う場合に、作業者の安全性を向上させ、ラインの稼働率を向上させることのできるロボット制御装置および自動組立システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のロボット制御装置の構成は、好ましくは、ロボットと作業者が作業空間を共有する自動組立システムのロボット制御装置であって、ロボットに動作指令を出力するロボット制御指令部と、衝突回避部とを備え、衝突回避部は、ロボットの動作状態を入力するロボット動作状態入力部と、作業者の動作状態をセンシングした結果を入力する作業者動作状態入力部と、ロボットと作業者の動作状態よりロボットと作業者のそれぞれの位置と速度ベクトルを算出する位置・速度ベクトル算出部と、ロボットと作業者のそれぞれの周辺に危険性判定領域を生成する危険性判定領域生成部と、抽出したロボットの危険性判定領域と作業者の危険性判定領域の重なりから危険性を判定する危険性判定部と、ロボットと作業者の位置と速度ベクトルから衝突回避可否を判定する衝突回避可否判定部と、危険性判定部で判定した結果から、衝突を回避するロボットの衝突回避軌道を生成する衝突回避軌道生成部と、衝突回避軌道を、ロボット制御指令部に出力するロボット制御データ出力部とを有するようにしたものである。
本発明によれば、作業者とロボットが協働して、組立作業を行う場合に、作業者の安全性を向上させ、ラインの稼働率を向上させることのできるロボット制御装置および自動組立システムを提供することができる。
自動組立システムの概要構成図である。 ロボット制御装置の機能構成図である。 モデル情報テーブルの一例を示す図である。 衝突回避情報テーブルの一例を示す図である。 軌道生成方式情報テーブルの一例を示す図である。 ロボット制御装置において衝突回避軌道を生成する処理を説明するゼネラルチャートである。 危険性判定領域の設定を説明するための図である。 危険性判定処理の詳細を示すフローチャートである。 危険性判定処理の仕方を説明する図である。 衝突回避軌道生成処理の詳細を示すフローチャートである。 衝突回避可否判定の詳細を示すフローチャートである(その一)。 ロボットが衝突回避動作を開始する直前の状態を示す図である(その一)。 衝突回避可否判定の詳細を示すフローチャートである(その二)。 ロボットが衝突回避動作を開始する直前の状態を示す図である(その二)。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図14を用いて説明する。
先ず、図1および図2を用いて自動組立システムの構成について説明する。
自動組立システム100は、図1に示されるように、ロボット101、センサ103、ロボット制御装置104、ロボット作業指示装置106から構成される。
ロボット101は、ロボット制御装置104からの指令により、ワーク120に対して、移動、加工、部品の取付けなどのなんらかの動作を行う装置である。ロボット制御装置104は、ロボット作業指示装置106からの指示に従って、ロボット101に動作の指令をする装置である。ロボット作業指示装置106は、ロボットの移動軌道や移動タイミングなどの指示をロボット制御装置104に与える装置である。センサ103は、作業者102の動きをとらえるセンシング装置であり、2次元カメラや3次元カメラ、レーザ距離計を用いることができ、さらに、作業者102に取り付けられた加速度センサなどの一般的なセンシングデバイスを用いることができる。
本実施形態の自動組立システム100は、無人ではなく、有人作業であって、作業者102とロボットが協働して組立てを行うことを前提とする。自動組立システム100は、ロボット作業指示装置106からの作業指示に従って、ロボット制御装置104の動作指令によりロボット101を動作させる。作業スペースには、ワーク120が設置され、ロボット101と作業者102は、ワーク120に対して部品の組み立てを行う。また、ロボット制御装置104は、センサ103で取得した作業者102の動作データと、ロボット制御装置104から取得したロボットの関節角や角速度、角加速度などの現在のロボット動作状態を表すデータを用いて、衝突危険性を判断するとともに、衝突すると判定した場合には、衝突回避軌道を生成し、その衝突回避に基づいた動作指令により回避動作を指示する。
なお、本実施形態では、ロボットが2軸制御のロボットである場合を例に採り説明するが、制御軸数や装置構成はこれに限られるものではない。
次に、図2を用いてロボット制御装置の機能構成について説明する。
ロボット制御装置104は、ロボット制御指令部105、衝突回避部109、入力部118、記憶部119、表示部121、通信部122の各機能部により構成される。また、衝突回避部109は、ロボット動作状態入力部111、作業者動作状態入力部112、位置・速度ベクトル算出部113、危険性判定領域生成部114、危険性判定部115、衝突回避軌道生成部116、衝突回避可否判定部124,ロボット制御データ変換部117、ロボット制御データ出力部123のサブコンポーネントより構成される。記憶部119は、モデル情報テーブル300、衝突回避情報テーブル400、軌道生成方式情報テーブル500、ロボット制御指令履歴600を格納している。
ロボット制御指令部105は、ロボット101に対して動作指令を与える部分である。衝突回避部109は、作業者102とロボット101との衝突を回避するための衝突回避軌道を生成して、ロボット制御指令部105に対して出力する部分である。
衝突回避部109のロボット動作状態入力部111は、ロボット制御指令履歴600からロボット101の関節角や角速度、角加速度などの現在のロボット動作状態を表すデータを取得する部分である。作業者動作状態入力部112は、センサ103がセンシングした作業者102の動きを表す位置や速度、加速度などの作業者の動作状態を表すデータを取得する部分である。位置・速度ベクトル算出部113は、ロボット動作状態入力部111と作業者動作状態入力部112で取得したロボット動作と作業者動作データから、それぞれの代表点の位置と速度ベクトルを抽出する部分である。危険性判定領域生成部114は、モデル情報テーブル300に格納したロボット101や作業者102のモデルデータと位置・速度ベクトル算出部113で算出したロボット101と作業者102の位置と速度ベクトルを用いて、ロボット101と作業者102の危険性判定領域に関する情報を生成する部分である。危険性判定部115は、危険性判定領域生成部114で生成したロボットの危険性判定領域に関する情報と作業者の危険性判定領域の情報から衝突の危険性を判定する部分である。衝突回避軌道生成部116は、作業者102からロボット101を退避させる軌道を生成する部分である。衝突回避可否判定部124は,衝突回避軌道生成処理で用いられ,生成された衝突回避軌道で衝突回避可能かを判定する部分である。ロボット制御データ変換部117は、衝突回避軌道生成部116で生成したロボットの回避軌道をロボットの制御信号に変換する部分である。ロボット制御データ出力部123は、ロボット制御データ変換部117で生成したロボット制御データを、ロボット制御指令部105に出力する部分である。
入力部118は、ロボット101や作業者102のモデルデータや危険性判定条件、回避軌道生成条件など、衝突回避軌道生成に必要な設定情報の入力、メニューの選択指示、あるいはその他の指示等を入力する部分であり、入力された情報は、記憶部119の各テーブルに格納される。表示部121は、評価対象モデルの表示、入力情報の表示、処理結果の表示、処理途中の経緯の表示等を行う表示部である。通信部122は、ロボット101、センサ103、ロボット作業指示装置106間でデータを送受信する部分である。
このロボット制御装置104の各機能構成部は、専用のハードウェアロジックで実現してもよいし。パーソナルコンピュータのような一般的な情報処理装置において、各の機能を実現するプログラムを実行させて、実現するようにしてもよい。その場合には、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)が、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)からなる補助記憶装置にインストールされたプログラムやテーブルを、RAM(Random Access Memory)からなる主記憶装置に、ロードして参照して実行する形態になる。
また、この場合の入力部118は、例えば、キーボード、マウスなどであり、その他、タッチパネル、専用のスイッチやセンサあるいは音声認識装置を用いてもよい。表示部121は、例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、ヘッドマウントディスプレイなど画面やスクリーンに情報を表示する装置である。さらに、表示部121に表示された情報を用紙に出力するプリンタ(図示せず)を、ロボット制御装置104に接続してもよい。
また、ロボット制御装置104は、ロボット101やロボット作業指示装置106とハードウェアを共有してもよい。
本実施形態は、1本腕を装着するロボットを想定したアルゴリズムを記述しているが、1本腕のロボットに限定されるものではなく、腕の本数は2本以上、または、XYZの直動軸を持つ機械など6軸ロボット以上の駆動軸数を有するものであってもよい。
なお、記憶部119に格納されている各テーブルの詳細は、後に説明する。記憶部119に格納されているロボット制御指令履歴600は、ロボット制御指令部105がロボットに与えた指令の履歴情報である。
次に、図3ないし図5を用いてロボット制御装置で参照されるデータ構造について説明する。
モデル情報テーブル300は、ロボットに作業指令を与えるための基礎データ(モデル情報)を格納するテーブルであり、図3に示されるように、ロボットモデル情報301、作業者モデル情報302、作業環境モデル情報303の格納欄を有する。ロボットモデル情報301は、ロボット構造や付帯物の情報を格納する欄であり、リンク数301a、リンク寸法301b、リンク接続情報301c、ロボット代表点座標301d、把持物寸法301e、把持座標301fの中項目からなる情報を有する。
リンク数301aは、ロボットアームを構成する部品(リンク)の数である。リンク寸法301bは、その部品の寸法である。リンク接続情報301cは、各リンクをつなぐ関節に関する情報である。ロボット代表点座標301dは、ロボット速度ベクトルを算出するロボットの代表点の座標である。把持物寸法301eは、ロボット101が把持している物体の寸法である。把持座標301fは、その物体の座標である。
リンク接続情報302cは、関節を構成するリンク名と、回転軸や直動軸といった関節の形態が格納されている。
作業者モデル情報302も、ロボットモデル情報301と名称が若干異なるが同様の中項目を有しており、各々の意味は、作業者の身体の動きをロボットに擬似的になぞらえている。なお、本実施形態では、作業者モデルを片腕の肘から指までとして記述しているが、胴体や両腕を含むモデルであってもよい。
作業環境モデル情報303は、ワーク位置座標303a、作業第情報303b、ロボット原点位置303c、作業者原点位置303d、センサ取付け原点位置303eの中項目からなる情報を有する。
ワーク位置座標303aは、作業台の中の作業位置を示す座標である。作業第情報303bは、作業台の形状寸法を記述したデータである。ロボット原点位置303cは、作業台に設置されたロボット101の原点位置を示す座標である。作業者原点位置303dは、作業台の近くで作業する作業者102の立ち位置を示す座標である。センサ取付け原点位置303eは、作業者102の動きを検出するセンサ103の取付け位置を示す座標である。
衝突回避情報テーブル400は、ロボット制御装置104がロボット101と作業者の衝突を回避するためのデータを格納するテーブルであり、図4に示されるように、衝突回避時間401、減速条件402、危険性判定領域幅403、接近距離情報404を有する。
衝突回避時間401は、衝突回避判定領域を速度ベクトル方向に拡大する幅を設定するために使用される衝突を回避するための時間情報である。減速条件402は、ロボットを減速させると判定されたときのロボット動作の条件である。危険性判定領域幅403は、ロボット101と作業者102の相対位置における危険性を判定する領域幅を設定するための情報である。接近距離情報404は、ロボット101と作業者102が近接したときに危険であると判断するための情報である。
衝突回避時間401は、停止領域、退避領域、減速領域毎に設定できるようにし、それぞれ停止領域用衝突回避時間401a、退避領域用衝突回避時間401b、減速領域用衝突回避時間401cの中項目情報を有する。減速条件402は、減速時動作速度上限値402a、対作業者速度比率402b、対ロボット指示値速度比率402cの中項目情報を有する。
減速時動作速度上限値402aは、ロボット101が減速するときの速度の上限値の情報である。対作業者速度比率402bは、作業者速度に対する減速比率である。対ロボット指示値速度比率402cは、ロボット指示値に対する減速比率である。
危険性判定領域幅403は、停止領域、退避領域、減速領域毎に設定できるようにし、それぞれ停止領域用危険性判定領域幅403a、退避領域用危険性判定領域幅403b、減速領域用危険性判定領域幅403cの中項目情報を有する。
接近距離情報404には、最小接近距離404aの中項目情報を有する。最小接近距離404aは、作業者102が安全であると判断できる最小の接近距離である。
軌道生成方式情報テーブル500は、ロボット101に対して軌道を生成する情報を格納するテーブルであり、図5に示されるように、方式数501、軌道生成方式情報502を有する。
方式数501は、このテーブルにおいて格納されている方式の数である。軌道生成方式情報502は、軌道生成される方式の各種情報である。
軌道生成方式情報502には、方式番号502a、方式名称502b、軌道生成アルゴリズムリンク情報502c、優先順位502d、衝突回避可否判定結果502e、衝突回避軌道データ502fの中項目情報を有する。
方式番号502aは、このテーブルにおける識別番号である。方式名称502bは、この方式に対する名称である。アルゴリズムリンク情報502cは、軌道生成アルゴリズムを呼びだす時のパスなどの情報である。優先順位502dは、適用するアルゴリズムの優先順位を示す情報である。衝突回避可否判定結果502eは、衝突回避可否判定の結果情報である。衝突回避軌道データ502fは、衝突回避軌道の点列データである。
次に、図6ないし図14を用いてロボット制御装置の衝突回避部において衝突回避軌道を生成する処理について説明する。
衝突回避部109は、ロボット101と作業者102のセンサ103によるセンシングデータに基づいて衝突の危険性を判定し、衝突の危険性があると判定されたときに、衝突回避軌道を生成し、ロボット制御指令部105に出力する。
先ず、衝突回避部109のロボット動作状態入力部111は、ロボット状態取得処理を行う(S11)。ロボット状態取得処理では、ロボット制御指令履歴600からロボットの各関節の角度を取得する。短時間でロボットの状態をロボット制御にフィードバックするためには、その取得間隔は、数ミリ秒から数十ミリ秒であることが望ましい。また、ロボット関節角の取得方法は、ロボットに取り付けられた加速度センサや、外部に取り付けられた2次元カメラや3次元カメラ、レーザ距離計などの一般的なセンサによって取得してもよい。2次元カメラや3次元カメラ、レーザ距離計などから得られたデータを用い、モデル情報テーブル300に格納されているロボットモデル情報と比較することにより、ロボットの関節角を算出することができる。
S11と並行して、作業者動作状態入力112は、センシングデータ取得処理を行う(S12)。この処理では、作業者102の動作、例えば、腕の動きの状態を取得する。センシングデータ取得処理においても、ロボット状態取得処理と同様に、腕の座標を数ミリ秒から数十ミリ秒間隔で取得し、ロボット制御にフィードバックすることが望ましい。データの取得には、作業者102の腕に取り付けられた加速度センサや、外部に取り付けられた2次元カメラや3次元カメラ、レーザ距離計などの一般的なセンサによって取得してもよい。2次元カメラや3次元カメラ、レーザ距離計などから得られたデータを用い、モデル情報テーブル300に格納されている作業者モデル情報と比較することにより、作業者の腕の角度や位置を算出することができる。
次に、位置・速度ベクトル算出部113は、位置・速度ベクトル算出処理を行う(S13)。この処理は、S11のロボット状態取得処理で取得したロボットの関節角情報とモデル情報テーブル300に格納されているロボットモデル情報から、ロボット101の代表点の位置と速度ベクトルを算出するとともに、センシングデータ取得処理で取得した作業者102の関節角情報とモデル情報テーブル300に格納されている作業者モデル情報から、作業者の代表点の位置と速度ベクトルを算出する。ここで、代表点とは、例えばハンドの先端やハンドが把持している物体の先端など、衝突の危険性が高い点のことである。衝突の危険性が高い点は、ロボット101と作業者102の相対的位置関係や作業内容により変化する。
次に、危険性判定領域生成部114は、危険性判定領域生成処理を行う(S14)。この処理では、S13の位置・速度ベクトル抽出処理で取得したロボット101と作業者102の代表点の位置と速度ベクトル、およびモデル情報テーブル300に格納されているロボットモデル情報と作業者モデル情報を用いて、危険性判定領域を生成する。
ここで、図7を用いて危険性判定領域の設定について説明する。危険性判定領域には、停止領域201a、bと退避領域202a、b、および減速領域203a、bがあり、少なくともその内の一つの領域を設定する。ロボットの停止領域201bに作業者102が侵入したときにはロボットを停止させ、ロボットの退避領域202bに作業者102が侵入したときにはロボットを退避させ、ロボットの減速領域203bに作業者102が侵入したときにはロボットを減速させるという判定に用いる。
危険性判定領域は、ロボット101と作業者102の各時刻における位置を基準とし、衝突回避情報テーブル400に格納した危険性判定領域幅403に基づいて、3次元的に設定される。さらに、速度ベクトル204a、b方向に、各領域を拡大した領域とする。拡大幅は、衝突回避情報テーブル400に格納した衝突回避時間401を用い、衝突回避時間×速度ベクトルの大きさで算出される拡大幅とする。
次に、危険性判定部115は、危険性判定処理を行う(S15)。
危険性判定処理で停止と判定されたときには、「停止」というステイタスを付与し(S21)、ロボット制御指令部105に送信され(S23)、ロボット101は直ちに停止される。危険性判定処理で減速と判定されたときには、「減速」というステイタスを付与し(S20)、ロボット制御指令部105に送信され(S23)、ロボット101は動作速度を低下させて作業を続行する。このときの動作軌道は、ロボット作業指示装置106が指示した軌道である。速度低下の割合は、衝突回避情報テーブル400に格納した減速条件402を用い、例えば、減速時動作速度上限値402aや作業者102の速度ベクトルの大きさに対する対作業者速度比率402b、ロボット作業指示装置106が指示した速度の大きさに対する対ロボット指示値速度比率402cなどが用いられる。危険性判定処理で回避なしと判定されたときには、「回避なし」というステイタスを付与し(S19)、ロボット制御指令部105に送信され(S23)、ロボット101はロボット作業指示装置106が指示した動作を変更することなく実行する。退避と判定されたときには、「退避」というステイタスを付与(S22)するとともに、衝突回避軌道生成処理(S16)、ロボットデータ変換処理(S17)、衝突回避軌道出力処理(S18)をおこなって、衝突回避軌道情報をロボット制御指令部105に出力する。その後、判定結果「退避」は、ロボット制御指令部105に送信され(S23)、S18で出力した衝突回避軌道にロボット動作を切り替える。
なお、S17のロボット制御データ変換処理は、ロボット制御データ変換部117で実行される処理である。この処理は、ロボット固有の言語や回避軌道をあらわすロボット関節角の点列等、ロボットを制御する一般的なデータに変換する処理である。
また、S18の回避軌道出力処理は、ロボット制御データ出力部123で実行される処理である。この処理は、ロボット制御データ変換部117で生成したロボット制御データを、ロボット制御指令部105に出力する処理である。
次に、図8および図9を用いてS15の危険性判定処理について説明する。
危険性判定処理では、先ず、図9(a)に示すように、ロボット101と作業者102の停止領域201a、bに重なり領域が存在するか否かを判定する(S31)。ここで、停止領域に重なり部分が存在すると判定されたときには、「停止」という判定結果を出力する(S35)。停止領域に重なり部分が存在しないときは、退避領域202a、bに重なり領域が存在するか否かを判定する(S32)。ここで、退避領域に重なり部分が存在すると判定されたときには、「退避」という判定結果を出力する(S36)。退避領域に重なり部分が存在しないときは、図9(b)に示すように、減速領域203a、bに重なり領域が存在するか否かを判定する(S33)。ここで、減速領域に重なり部分が存在すると判定されたときには、「減速」という判定結果を出力する(S37)。減速領域に重なり部分が存在しない場合は、回避の必要がないと判断し、「回避なし」という判定結果を出力する(S34)。
以上のように、危険性が高い順番、すなわち、ロボット101と作業者102が接近する順に危険性を判定して、ロボット101に与える指令動作を「停止」、「退避」、「減速」と振り分けることにより、危険レベルを正しく判定した動作指令を与えることができる。危険性判定領域の重なり部分の検出は、一般的な3次元点群データの干渉チェックアルゴリズムを用いることができる。また、モデル情報テーブル300に格納したロボット101と作業者102のモデル情報を簡素な形状、例えば、球と円柱の組み合わせで表現すれば、干渉チェック処理を短時間で実行可能である。
次に、図10を用いてS16の衝突回避軌道生成処理について説明する。
この衝突回避軌道生成処理は、衝突回避軌道生成部116で実行される処理である。
先ず、軌道生成方式情報テーブル500に格納されている複数の軌道回避生成方法の一つについて、衝突回避軌道を生成し、軌道の点列データを軌道生成方式情報テーブル500に格納する(S40)。次に、回避可否判定を実施し、判定結果を軌道生成方式情報テーブル500に格納する(S41)。
次に、軌道生成方式情報テーブル500に格納されたすべての回避軌道生成方式に対して、回避可否判定を実施したか否かについて判定し(S42)、回避可否を判定していない回避軌道生成方式がある場合は、S40に戻る。
次に、軌道生成方式情報テーブル500に格納された回避可否判定結果情報から、「回避可能」と判定された生成方式の有無を判定し(S43)、「回避可能」と判定された生成方式がない場合には、ロボット制御指令部105に対して停止信号を出力する(S46)。「回避可能」と判定された回避軌道生成方式が存在する場合には、図5の軌道生成方式情報テーブル500の中から、回避可否判定結果が「回避可能」かつ最も優先順位が高い方式を一つ選択し(S44)、選択した回避軌道生成方式の方式番号等を出力する(S45)。
ロボット制御装置104は、出力された衝突回避軌道生成方式番号に関連付けられた衝突回避軌道の点列データを取得し、ロボット101の退避動作を指令する。ロボット退避軌道として、例えば、今まで移動してきた経路を逆にたどる軌道や作業者速度ベクトルを基準として、作業者速度ベクトルと平行方向に移動する経路、作業者速度ベクトルとの角度が鋭角である方向に移動する経路など、様々な衝突回避軌道生成アルゴリズムを軌道生成方式情報テーブル500に格納し、衝突回避軌道生成に利用することができる。
例えば、衝突回避開始時のロボットの速度ベクトルと作業者の速度ベクトルから算出される単位時間後のロボットと作業者間の距離が大きくなるようなロボットの速度ベクトル方向を衝突回避軌道とすることができる。
また、衝突回避開始時のロボットの速度ベクトルと作業者の速度ベクトル間の最小距離が予め設定した値より大きくなるロボットの速度ベクトル方向を衝突回避軌道とすることができる。
次に、図11および図12を用いて、S41の衝突回避可否判定処理について説明する。
図12に示されるように、ロボット101が衝突回避動作を開始するときのロボット速度ベクトルVr(Rx、Ry、Rz)と作業者102の作業者速度ベクトルVw(Wx、Wy、Wz)から、ロボット101の現在位置であるロボット速度ベクトルVrの始点R0(Xr0、Yr0、Zr0)と、作業者の現在位置である作業者速度ベクトルVwの始点W0(Xw0、Yw0、Zw0)、および単位時間経過したときのロボット101と作業者102の位置をそれぞれR1、W1とする。
回避可否判定処理では、先ず、以下の(式1)を用いて、ロボット速度ベクトル始点R0と作業者速度ベクトル始点W0間の距離D0を算出する(S51)。次にロボット速度ベクトルR1と作業者速度ベクトルW1から、単位時間経過したときのロボット位置R1と作業者位置W1を(式2)、(式3)を用いて算出する(S52)。次に、R1とW1間の距離D1を、(式4)を用いて算出し(S53)、(式5)を用いて、回避可否を判定する(S54)。ここで、回避可能と判定されたときは、軌道生成方式情報テーブル500に「回避可能」と格納し(S55)、回避不可能と判定されたときは、「回避不可能」と格納する(S56)。
Figure 2019123022
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次に、図13および図14を用いて、S41の衝突回避可否判定処理の別の一例について説明する。
図14に示されるように、ロボット101が回避動作を開始するときのロボット位置をR0、ロボット速度ベクトルをVr、作業者102の位置をW0、作業者速度ベクトルVwとする。R0を通りVrに平行な直線Lr上の点Rtと、W0を通りVwに平行な直線Lw上の点Wsは、(式6)(式7)であらわされる。ここで、s、tは任意の実数である。
Figure 2019123022
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先ず、ロボット速度ベクトルVrと作業者速度ベクトルVwが平行であるか否かを判定する(S61)。2直線が平行である場合は、2直線間の距離を最短距離D3として算出する(S62)。2直線が平行ではなく、ねじれの位置にある場合は、R0を通りVrに平行な直線LrとW0を通りVwに平行な直線Lwの共通垂線Lhを求める(S63)。共通垂線の長さは2直線間の最短距離であることから、共通垂線の長さを最短距離D3として算出する(S64)。
次に、衝突回避情報テーブル400の接近距離情報に格納された最小接近距離Cを参照し、最短距離D3と最小接近距離Cの大きさを比較する(S65)。最短距離D3が最小接近距離Cより大きい場合は、直線Lr、Lw上のどの点をとってもロボットと作業者は衝突しないため、軌道生成方式情報133に「回避可能」と格納する(S68)。最短距離D3が最小接近距離C以下である場合は、直線Lrと共通垂線Lhの交点R2を示すt2を(式6)から求め、直線Lwと共通垂線Lhの交点W2を示すs2を(式7)から求める(S66)。
次に、t2とs2を判定し(S67)、t2≦0かつs2≦0である場合は、ロボット101と作業者102の両者とも、共通垂線との交点R2、W2から遠ざかる方向へ移動するため、双方の距離が離れていくことから、軌道生成方式情報133に「回避可能」と格納する(S68)。一方、t2≦0かつs2≦0でない場合(すなわち、t2>0またはs2>0の場合)は、軌道生成方式情報133に「回避不可能」と格納する(S69)。ここで、最小接近距離Cは、例えば、モデル情報テーブル300に格納した把持物寸法の最大値とすることで、ロボット101と作業者102の衝突の有無を判定することができる。
以上説明した本実施形態のロボット制御装置によれば、ロボットと作業者が空間を共有して作業する場合において、作業者の安全を確保しつつ、ロボットを長い時間動作させることが可能となり、設備稼働率を向上させることができる。
100…自動組立システム
101…ロボット
102…作業者
104…ロボット制御装置
106…ロボット作業指示装置
120…ワーク
201…停止領域
202…退避領域
203…減速領域

Claims (12)

  1. ロボットと作業者が作業空間を共有する自動組立システムのロボット制御装置であって、
    前記ロボットに動作指令を出力するロボット制御指令部と、衝突回避部とを備え、
    前記衝突回避部は、
    前記ロボットの動作状態を入力するロボット動作状態入力部と、
    前記作業者の動作状態をセンシングした結果を入力する作業者動作状態入力部と、
    前記ロボットと前記作業者の動作状態より前記ロボットと前記作業者のそれぞれの位置と速度ベクトルを算出する位置・速度ベクトル算出部と、
    前記ロボットと前記作業者のそれぞれの周辺に設定される危険性判定領域を生成する危険性判定領域生成部と、
    前記ロボットの危険性判定領域と前記作業者の危険性判定領域の重なりから危険性を判定する危険性判定部と、
    前記ロボットと前記作業者の位置と速度ベクトルから衝突回避可否を判定する衝突回避可否判定部と、
    前記危険性判定部で判定した結果から、衝突を回避するロボットの衝突回避軌道を生成する衝突回避軌道生成部と、
    前期衝突回避軌道生成部で生成した軌道をロボット制御するデータに変換するロボット制御データ変換部と,
    前記衝突回避軌道を、前記ロボット制御指令部に出力するロボット制御データ出力部とを有することを特徴とするロボット制御装置。
  2. 前記危険性判定領域は、
    各々が重なっているときにロボットを停止させる衝突回避軌道を生成する停止領域、
    各々が重なっているときにロボットを退避させる衝突回避軌道を生成する退避領域、
    各々が重なっているときにロボットを減速させる衝突回避軌道を生成する減速領域のいずれか一つまたはその組合せであることを特徴とする請求項1記載のロボット制御装置。
  3. 前記ロボットが今まで移動してきた軌道を逆にたどる軌道を衝突回避軌道とすることを特徴とする請求項1記載のロボット制御装置。
  4. 前記作業者の速度ベクトルと平行な方向を衝突回避軌道とすること特徴とする請求項1記載のロボット制御装置。
  5. 衝突回避開始時のロボットの速度ベクトルと作業者の速度ベクトルから算出される単位時間後のロボットと作業者間の距離が大きくなるロボットの速度ベクトル方向を衝突回避軌道とすることを特徴とする請求項1記載のロボット制御装置。
  6. 衝突回避開始時のロボットの速度ベクトルと作業者の速度ベクトル間の最小距離が予め設定した値より大きくなるロボットの速度ベクトル方向を衝突回避軌道とすることを特徴とする請求項1記載のロボット制御装置。
  7. ロボットと作業者が作業空間を共有する自動組立システムであって、
    前記ロボットを制御する動作指令を与えるロボット制御装置と、
    前記ロボット制御装置制御に動作指令を与えるロボット作業指示装置と、
    前記作業者の動作をセンシングするセンサとを備え、
    前記ロボット制御装置にロボットの動作状態を入力し、
    前記ロボット制御装置に前記センサより作業者の動作状態を入力し、
    前記ロボット制御装置は、前記ロボットの動作状態と前記作業者の動作状態より、前記ロボットと前記作業者のそれぞれの位置と速度ベクトルを算出し、
    前記ロボット制御装置は、前記ロボットと前記作業者のそれぞれの周辺に危険性判定領域を生成し、前記ロボットの危険性判定領域と前記作業者の危険性判定領域の重なりから危険性を判定して、その判定の結果から前記ロボットと前記作業者の衝突を回避する衝突回避軌道を生成して、
    前記ロボット制御装置は、生成した衝突回避軌道に基づき、前記ロボットを制御する動作指令を与えることを特徴とする自動組立システム。
  8. 前記危険性判定領域は、
    各々が重なっているときにロボットを停止させる衝突回避軌道を生成する停止領域、
    各々が重なっているときにロボットを退避させる衝突回避軌道を生成する退避領域、
    各々が重なっているときにロボットを減速させる衝突回避軌道を生成する減速領域のいずれか一つまたはその組合せであることを特徴とする請求項7記載の自動組立システム。
  9. 前記ロボットが今まで移動してきた軌道を逆にたどる軌道を衝突回避軌道とすることを特徴とする請求項7記載の自動組立システム。
  10. 前記作業者の速度ベクトルと平行な方向を衝突回避軌道とすること特徴とする請求項7記載の自動組立システム。
  11. 衝突回避開始時のロボットの速度ベクトルと作業者の速度ベクトルから算出される単位時間後のロボットと作業者間の距離が大きくなるロボットの速度ベクトル方向を衝突回避軌道とすることを特徴とする請求項7記載の自動組立システム。
  12. 衝突回避開始時のロボットの速度ベクトルと作業者の速度ベクトル間の最小距離が予め設定した値より大きくなるロボットの速度ベクトル方向を衝突回避軌道とすることを特徴とする請求項7記載の自動組立システム。
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