JP2019113286A - 空気調和機の熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な方法でフィンの位置決めをしつつ、三角隙間に起因する冷媒と空気との熱交換の効率低下を抑制する熱交換器を提供する。【解決手段】第1孔31aに直管部20aあるいは直管部20bが挿通された箇所では、第1孔31aの第2R部32a2と隣接するフィン30の第2R部32a1と直管部20aあるいは直管部20bの外表面との間に三角隙間GPが形成される。一方、第2孔31bに直管部20aあるいは直管部20bが挿通された箇所では、第2孔31bがカラー部32bのみを有し、カラー部32bが隣接するフィン30に接触しない。つまり、第2孔31bに直管部20aあるいは直管部20bが挿通された箇所では三角隙間GPが形成されず、また、直管部20aあるいは直管部20bの外表面のうち、第2孔31bのカラー部32bに密着する箇所以外の外表面が、三角隙間GPやフィン30に覆われずに空気に露出される。【選択図】図2
Description
本発明は、複数本の伝熱管と複数枚のフィンとからなるフィンアンドチューブ型の空気調和機の熱交換器に関する。
空気調和機に備えられるフィンアンドチューブ型の熱交換器は、冷媒が流れる複数本の伝熱管と、伝熱管の長手方向に沿って所定の間隔で配置される複数枚の板状のフィンとを有する。具体的には、複数本の伝熱管は、ヘアピン状に形成された銅管であり、上下方向に1列に並べて配置される、あるいは、上下方向に1列に並べたものを空気の流れ方向に沿って複数列配置される。
複数枚のフィンは、アルミニウム材やアルミニウム合金材で板状に形成されている。各フィンには、直径寸法が伝熱管の外径寸法よりも若干大きくされた孔が、伝熱管の本数と同じ数だけ設けられている。これら各伝熱管と各フィンとは、フィンの孔に伝熱管を挿入した後に伝熱管の径を拡大(以下、拡管と称する)させることで接合される。
各フィンに設けられた複数の孔は、その周縁部を伝熱管の挿通方向に曲げ起こしてなる円筒状のカラー部を有し、カラー部の先端部は更に孔の外側に向かって折り曲げられた屈曲部とされている。各フィンに伝熱管が挿通された際に、各孔の屈曲部が隣接するフィンに接触することでフィンが位置決めされて、フィンの間隔寸法であるフィンピッチが決まる。
上述したカラー部や屈曲部を各孔に形成する際は、各々の折り曲げ部に曲げRが生じる。従って、各伝熱管を各フィンの孔に通した後に各伝熱管を拡管すれば、屈曲部の折り曲げ部の曲げRとこれに隣り合うフィンのカラー部の折り曲げ部の曲げRと、伝熱管の外表面との間に略三角形状の隙間(以下、三角隙間と記載する)が形成される。この三角隙間では、伝熱管とフィンとが接触していないため、伝熱管とフィンとの間の熱伝導性が低下する。また、三角隙間は密閉された空間であり、熱交換器に流入した空気は三角隙間には流れないため、三角隙間では冷媒と空気の熱伝達性が低下する。つまり、三角隙間が形成されると、熱交換器における冷媒と空気との熱交換の効率が低下する。
上述した問題を解決するために、例えば特許文献1には、三角隙間に伝熱性を有する充填剤を充填する熱交換器が提案されている。特許文献1に記載の熱交換器では、各フィンの孔に予め充填剤を塗布しておき、各フィンの孔に各伝熱管を挿入した後に拡管を行うことによって、三角隙間を充填剤で埋めることで三角隙間での熱伝導性や熱伝達性を改善している。
しかし、特許文献1に記載の熱交換器では、伝熱管の拡管によって三角隙間に充填剤を充填しているため、拡管作業のばらつき、樹脂層の厚さのばらつき、充填剤の量のばらつきなどによって、三角隙間に充填剤を充分に充填できない恐れがあった。また、拡管作業の際に充填剤がフィンの孔のカラー部と伝熱管との間に入り込む恐れがあり、伝熱管とカラー部とが直接接触するのではなく充填剤を介して接触すれば、伝熱管とフィンとの間の熱伝導が阻害されるという問題があった。
尚、フィンのカラー部に屈曲部を設けなければ三角隙間は形成されないため、上記三角隙間に起因する問題点は発生しない。しかし、屈曲部をなくすとフィンの位置決めを冶具を用いて行なわなければならず、熱交換器の製造工程が複雑になって工数がかかるという問題点がある。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、カラー部に設けた屈曲部によってフィンの位置決めをしつつ、三角隙間に起因する冷媒と空気との熱交換の効率低下を抑制する熱交換器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和機の熱交換器は、複数の伝熱管と、複数の伝熱管の長手方向に沿って所定の間隔で配置される複数のフィンとを備える。複数のフィンには、複数の伝熱管を貫通させるための複数の孔が設けられ、複数の孔は第1孔と第2孔とを有する。第1孔は、伝熱管を挿通できる筒状のカラー部と、このカラー部の先端部を第1孔の外側に向かって折り曲げてなる屈曲部とを有する。また、第2孔は、伝熱管を挿通できる筒状のカラー部のみを有する。
上記のように構成した本発明の熱交換器は、各フィンに設けられる伝熱管を挿通させる複数の孔を、屈曲部を有する第1孔と屈曲部を有さない第2孔とで構成する。第1孔の屈曲部により、フィンの位置決めがなされる。また、第2孔は屈曲部を有さないため、第2孔に伝熱管が挿通される箇所では三角隙間の数が形成されない。従って、簡単な方法でフィンの位置決めをしつつ、三角隙間に起因する冷媒と空気との熱交換の効率低下を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の熱交換器10は、複数本の伝熱管20と複数枚の板状のフィン30とを有する。尚、以下の説明では、図1に示すx方向を熱交換機10の前後方向(厚さ方向と記載する場合もある)、y方向を熱交換器10の左右方向、z方向を熱交換器10の上下方向とする。また、矢印αは熱交換器10に空気が流れる方向(図1のx方向)を示している。
伝熱管20は円筒形状の銅管をヘアピン状に形成してなり、空気の流れ方向αに直交する平面内(図1のyz面)において、上下方向に平行に5本配置されている。5本の伝熱管20は、折り曲げ部20Bとこれに連続する2本の直管部20aと20bとを有しており、直管部20aが直管部20bより上方に配置される。伝熱管20の直管部20bの端部とその下方に配置される伝熱管20の直管部20aの端部とがU字管20Aで接続されて、1本の管路20nが形成される。
管路20nの両端部、つまり、最上部に位置する伝熱管20の直管部20aの端部である端部21と、最下部に位置する伝熱管20の直管部20bの端部である端部22とは、図示しない冷媒回路に接続されており、例えば、一方の端部21から冷媒が流入し、流入した冷媒が管路20nを流れて他方の端部22から流出する。尚、本実施形態の熱交換器10では、上記のように伝熱管20を5本備えるものとしているが、熱交換器10を搭載する空気調和機で発揮される定格能力に応じて、伝熱管20の本数は適宜増減すればよい。
フィン30は、上下方向に延びる板状のアルミニウム材あるいはアルミニウム合金材からなり、左右方向に平行に27枚並べられている。そして、フィン30の厚さ方向の中央に上下方向に沿って、伝熱管20の直管部20a、20bの外径寸法より若干大きな径寸法である複数の孔31が設けられている。尚、本実施形態の熱交換器10では、上記のようにフィン30の枚数を27枚としているが、熱交換器10を搭載する空気調和機で発揮される定格能力に応じて、フィン30の枚数は適宜増減すればよい。
より詳細には、孔31は、第1孔31aと第2孔31bとで構成される。図2に示すように、第1孔31aは、フィン30の最上部および最上部の直下と、フィン30の最下部および最下部の直上とに、合計4個設けられる。すなわち、最上部に位置する伝熱管20の直管部20aと直管部20bとが挿通される2個の孔31と、最下部に位置する伝熱管20の直管部20aと直管部20bとが挿通される2個の孔31の計4個の孔31が、第1孔31aとされている。
図2(B)に示すように、第1孔31aは、フィン30の本体部に孔を空けこの孔の周縁部をバーリング工程およびしごき工程により立ち上げて形成される円筒状のカラー部32aと、カラー部32aの先端部を第1孔31aの外部方向に折り曲げて形成される屈曲部33とを備える。このとき、カラー部32aおよび屈曲部33は、フィン30の本体部から屈曲部33までの長さ、つまり、カラー部32aの長さがL1となるように形成される。尚、カラー部32aの基端部には、カラー部32を形成する際に生じる第1R部32a1が形成され、屈曲部33の基端部には、屈曲部33を形成する際に生じる第2R部32a2が形成される。
一方、第2孔31bは、フィン30の上下部に設けられた第1孔31aの間に合計6個設けられる。すなわち、最上部および最下部にそれぞれ位置する伝熱管20の直管部20aと直管部20b以外の、全ての伝熱管20の直管部20aと直管部20bとが挿通される孔31が、第2孔31bとされている。
第2孔31bは、フィン30の本体部に孔を空けこの孔の周縁部をバーリング工程およびしごき工程により立ち上げて形成される円筒状のカラー部32bを備える。カラー部32bの長さL2は、第1孔31aのカラー部32aの長さL1より短い寸法とされている。尚、カラー部32bの基端部には、カラー部32を形成する際に生じる第1R部32b1が形成される。
1本の伝熱管20の直管部20aと直管部20bが挿通される孔31の間隔寸法は、それぞれ伝熱管20の直管部20aと直管部20bとの間隔寸法に応じた寸法とされている。また、隣り合う伝熱管20の間隔寸法、すなわち、伝熱管20の直管部20bが挿通される孔31と、その直下に配置される伝熱管20の直管部20aが挿通される孔31との間隔寸法は全て同じ寸法とされており、一般的には、伝熱管20の直管部20aと直管部20bとの間隔寸法と同じ寸法とされる。また、図2(A)においては、第1孔31aを細かいハッチングで示し、第2孔31bを粗いハッチングで示している。
以上説明した5本の伝熱管20と27枚のフィン30とを用いた、熱交換器10の組み立ては以下の手順で行われる。まず、5本の伝熱管20を、第1孔31aや第2孔31bのピッチ寸法、ならびに、隣り合う伝熱管20の間隔寸法に応じて配置されるように、冶具等を使用して固定する。
次に、フィン30の第1孔31aや第2孔31bに各伝熱管20の直管部20aおよび直管部20bを挿通させて、伝熱管20に27枚のフィン30を順次組み付ける。伝熱管20にフィン30を組み付ける際は、カラー部32aやカラー部32bが設けられている面と反対側の面から、第1孔31aや第2孔31bに伝熱管20の直管部20aや直管部20bを挿通させる。このとき、図2(B)に示すように、第1孔31aの屈曲部33が隣接するフィン30に接触することでフィン30の位置決めがなされ、互いに隣接するフィン30の間隙寸法が、カラー部32aの長さ寸法であるL1となる。
27枚のフィン30の装伝熱管20への組み付けが全て完了すれば、各伝熱管20の直管部20aおよび直管部20bの端部からマンドレルを挿入することで、直管部20aと直管部20bとを拡管する。これにより、各フィン30の第1孔31aのカラー部32aと伝熱管20の直管部20aあるいは直管部20bの外表面とが、および、第2孔31bのカラー部32bと伝熱管20の直管部20aあるいは直管部20bの外表面とが各々密着する。
最後に、直管部20bの端部と、直管部20bの直下に配置された直管部20aの端部とを4個のU字管20Aで連結することによって、熱交換器10の組み立てが完了する。組み立てられた熱交換器10は、前述したように、端部21および端部22が各々図示しない冷媒回路に接続され、一方の端部21から流入し、管路20nを流れて他方の端部22から流出する冷媒と、α方向から熱交換器10に流入する空気との熱交換が行われる。
上記のように熱交換器10を組み立てると、図2(B)に示すように、第1孔31aに直管部20aあるいは直管部20bが挿通された箇所では、第1孔31aの第2R部32a2と隣接するフィン30の第1R部32a1と直管部20aあるいは直管部20bの外表面との間に、断面が略三角形状の三角隙間GPが形成される。
この三角隙間GPでは、直管部20aあるいは直管部20bとフィン30とが接触していない。このため、三角隙間GPでは、直管部20aあるいは直管部20bとフィン30との間の直接的な熱伝導がない。また、三角隙間GPは、第1孔31aの第2R部32a2と隣接するフィン30の第2R部32a1と直管部20aあるいは直管部20bの外表面とが密着していることによって密閉された空間となっている。このため、三角隙間GPでは、熱交換器10に流入した空気が流れず、冷媒と空気の熱伝達が行われない。
一方で、第2孔31bに直管部20aあるいは直管部20bが挿通された箇所では、第2孔31bがカラー部32bのみを有し、また、カラー部32bの長さL2が第1孔31aのカラー部32aの長さL1より短く、隣接するフィン30にカラー部32bが接触しない。つまり、第2孔31bに直管部20aあるいは直管部20bが挿通された箇所では三角隙間GPが形成されず、また、直管部20aあるいは直管部20bの外表面のうち、第2孔31bのカラー部32bに覆われる箇所以外の外表面が、熱交換器10に流入した空気に曝される。従って、第2孔31bに直管部20aあるいは直管部20bが挿通された箇所つまりは三角隙間GPが形成されない箇所では、直管部20aあるいは直管部20bとフィン30との間の熱伝導性や冷媒と空気の熱伝達性が、三角隙間GPが形成される場合と比べて改善する。
以上説明したように、本実施形態の熱交換器10では、フィン30に設けられる孔31のうち、フィン30の最上部および最上部の直下と、フィン30の最下部および最下部の直上とに設けられる4個の孔31を、隣接するフィン30に接触するカラー部32aおよび屈曲部33を有する第1孔31aとし、残りの孔31の全てを、カラー部32bのみを有し隣接するフィン30に接しない第2孔31bとしている。
フィン30の位置決め(フィンピッチをカラー部32aの長さL1とすること)は、フィン30の最上部および最上部の直下と、フィン30の最下部および最下部の直上とに設けられる4個の第1孔31aに設けられる屈曲部33が隣接するフィン30に接触することによってなされる。また、4個の第1孔31a以外の孔31の全てが第2孔31bとされているので、第2孔31bに直管部20aあるいは直管部20bが挿通された箇所では、三角隙間GPが形成されず三角隙間GPに起因する直管部20aあるいは直管部20bとフィン30との間の熱伝導性や冷媒と空気の熱伝達性が低下しない。従って、本実施形態の熱交換器30では、フィン30の位置決めをするために、全ての孔31が第1孔31aとされて第1孔31aの付近全てで三角隙間GPが形成される従来の熱交換器と比べて、熱交換器10における冷媒と空気との熱交換の効率が向上する。尚、熱交換器10で形成された三角隙間GPに伝熱性の充填剤を充填してもよい。三角隙間GPに伝熱性の充填剤を充填すれば、より熱伝導性や熱伝達性が向上し、熱交換器10における冷媒と空気との熱交換の効率がさらに向上する。
次に、図3を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の熱交換器10は、伝熱管20の構成、形状、および本数やフィン30の形状、枚数、および孔31の数は、第1の実施形態と同じである。第1の実施形態と異なるのは、フィン30に設けられる孔31のうちの第1孔31aの数である。
第1の実施形態では、最上部に位置する伝熱管20の直管部20aと直管部20bとが挿通される2個の孔31、および、最下部に位置する伝熱管20の直管部20aと直管部20bとが挿通される2個の孔31の計4個の孔31が第1孔31aとされていた。
これに対し本実施形態では、図3に示すように、フィン30の各孔31のうち、最上部に位置する伝熱管20の直管部20aが挿通される孔31と、最下部に位置する伝熱管20の直管部20bが挿通される孔31の計2個の孔31が第1孔31aとされている。また、上記2個の第1孔31a以外の全ての孔31が、第2孔31bとされている。尚、図3(A)においても図2(A)と同様に、第1孔31aを細かいハッチングで示し、第2孔31bを粗いハッチングで示している。
本実施形態では、図3(B)に示すように、最上部に位置する伝熱管20の直管部20aが挿通された第1孔31aと、最下部に位置する伝熱管20の直管部20bが挿通される第1孔31aの各屈曲部33が隣接するフィン30と接触することで、フィン30の位置決めがなされる。また、これら2個の第1孔31aの各屈曲部33と隣接するフィン30と直管部20aあるいは直管部20bの外表面とで、三角隙間GPが形成される。
第1の実施形態と比べて、本実施形態では、フィン30の位置決めを行える箇所が4か所(第1の実施形態では、第1孔31aが4個)から2か所に減少するので、位置決めの精度については第1の実施形態よりやや劣る。一方、第1の実施形態と比べて、本実施形態では三角隙間GPの個数が減少するので、三角隙間GPに起因する熱伝導性や熱伝達性の低下をより抑制することができるので、熱交換器10における冷媒と空気との熱交換の効率がより向上する。
尚、以上説明した第1の実施形態および第2の実施形態では、フィン30の最上部および最下部に第1孔31aを2個あるいは4個設ける場合を例に挙げて説明したが、フィン30の最上部および最下部に加えて第1孔31aをフィン30の他の箇所に設けてもよい。例えば、フィン30の最上部および最下部に加えて、上下方向の中央部に設けられた孔31を第1孔31aとすれば、フィン30の位置決めをフィン30の最上部と中央部と最下部の3か所で行えるので、より確実にフィン30の位置決めが行える。
但し、第2の実施形態を説明する際に第1の実施形態との比較で説明したように、第1孔31aの個数を多くすればフィン30の位置決めの精度が向上する一方で熱交換器10における冷媒と空気との熱交換の効率は低下し、第1孔31aの個数を少なくすれば熱交換器10における冷媒と空気との熱交換の効率は向上する一方でフィン30の位置決めの精度が低下する。従って、熱交換器10を設計する際には、フィン30の位置決めの精度あるいは熱交換器10における冷媒と空気との熱交換の効率のうちどちらを重要視するかで、フィン30に設ける第1孔31aの個数や配置を決めればよい。
次に、図4を用いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の熱交換器100は、第1の実施形態の熱交換器10と比べて伝熱管の本数と配置がそれぞれ異なり、伝熱管が図1に示した空気の流れ方向αに直交する平面内(図1のyz面)において上下方向に平行に配置されているとともに、熱交換器100の厚み方向に並べて配置されている。
具体的には、図4(A)に示すように、本実施形態の熱交換器100は、複数本の伝熱管120と複数枚の板状のフィン130とを有する。伝熱管120は円筒形状の銅管をヘアピン状に形成してなり、図4(A)に示すように、第1の実施形態の熱交換器10と同様に上下方向に平行に5本配置されたものを1列として、熱交換器100の厚み方向にもう1列伝熱管120が配置されている。つまり、熱交換器100には、伝熱管120が10本設けられている。
尚、伝熱管120の構成や形状は、第1の実施形態の伝熱管10と同じであり、伝熱管120の折り曲げ部120Bが伝熱管10の折り曲げ部20Bに相当し、伝熱管120の直管部120aが伝熱管10の直管部20aに相当し、伝熱管120の直管部120bが伝熱管10の直管部20bに相当する。また、各列における直管部120aと直管部120bの配置については、第1の実施形態の熱交換器10と同じであるため、詳細な説明を省略する。また、熱交換器100においても、直管部120aの端部と直管部120bの端部とが第1の実施形態のU字管20Aと同じU字管で接続されて1本の管路が形成されるが、ここでは図示とその説明を省略している。
フィン130は、上下方向に延びる板状のアルミニウム材あるいはアルミニウム合金材からなり、第1の実施形態のフィン30と同様に左右方向に平行に27枚並べられている。フィン130の厚み方向に上下方向に沿って2列に、伝熱管120の直管部120a、120bの外径寸法より若干大きな径寸法である複数の孔131が設けられている。
より詳細には、孔131は、第1孔131aと第2孔131bとで構成される。図4(A)に示すように、第1孔131aは、フィン130の最上部と最下部とに、合計4個設けられる。すなわち、各伝熱管120の各々の列の最上部に位置する伝熱管120の直管部120aが挿通される2個の孔131と、各伝熱管120の各々の列の最下部に位置する伝熱管120の直管部120bが挿通される2個の孔131の計4個の孔131が、第1孔131aとされている。尚、第1孔131aは、第1の実施形態の第1孔31aと同じ形状であり、図4(A)では図示を省略しているが、第1孔131aにも第1孔31aのカラー部32a、屈曲部33、第1R部32a1および第2R部32a2のそれぞれに相当するものが備えられている。
一方、第2孔131bは、フィン130の上下部に設けられた第1孔131aの間に合計16個設けられる。すなわち、各列の最上部に位置する伝熱管120の直管部120a、および、各列の最下部に位置する伝熱管120の直管部120b以外の、全ての伝熱管120の直管部120aと直管部120bとが挿通される孔131が、第2孔131bとされている。尚、第2孔131bは、第1の実施形態の第2孔31bと同じ形状であり、図4(A)では図示を省略しているが、第2孔131bにも第2孔31bのカラー部32bに相当するものが備えられている。
各列において、1本の伝熱管120の直管部120aと直管部120bが挿通される孔131の間隔寸法は、それぞれ伝熱管120の直管部120aと直管部120bとの間隔寸法に応じた寸法とされている。また、各列において、隣り合う伝熱管120の間隔寸法、すなわち、伝熱管120の直管部120bが挿通される孔131と、その直下に配置される伝熱管120の直管部120aが挿通される孔131との間隔寸法は全て同じ寸法とされており、一般的には、伝熱管120の直管部120aと直管部120bとの間隔寸法と同じ寸法とされる。そして、左列の伝熱管120と右列の伝熱管120との間隔寸法も全て同じ寸法とされており、一般的には、伝熱管120の直管部120aと直管部120bとの間隔寸法と同じ寸法とされる。
また、図4(A)に示すように、左列の各伝熱管120のほうが右列の各伝熱管120より少し高い(伝熱管120の略外径寸法分高い)位置に配置されている。これは、熱交換器100に左側から流入した空気が右列の各伝熱管120にも当たるようにするためである。
尚、図4(A)においては、第1孔131aを細かいハッチングで示し、第2孔131bを粗いハッチングで示している。また、10本の伝熱管120と27枚のフィン130とを用いた、熱交換器100の組み立てについては、伝熱管の本数を除いて第1の実施形態の熱交換器10の場合と同じであるため、詳細な説明は省略する。
図4(A)に示す熱交換器100では、フィン130に設けられる孔131のうち、フィン130の最上部と最下部とに設けられる4個の孔131を第1孔131aとし、残りの孔131の全てを第2孔131bとしている。フィン130の位置決めは、フィン130の最上部と最下部とに設けられる4個の第1孔131aに設けられる屈曲部が隣接するフィン130に接触することによってなされる。また、4個の第1孔131a以外の孔131の全てが第2孔131bとされているので、第2孔131bに直管部120aあるいは直管部120bが挿通された箇所では、三角隙間が形成されず三角隙間に起因する直管部120aあるいは直管部120bとフィン130との間の熱伝導性や冷媒と空気の熱伝達性の低下が発生しない。従って、本実施形態のように伝熱管120が左右に2列並べて配置されている熱交換器100においても、フィン130の位置決めをするために、全ての孔131が第1孔131aとされて第1孔31aの付近全てで三角隙間GPが形成される従来の熱交換器と比べて、熱交換器100における冷媒と空気との熱交換の効率が向上する。
尚、図4(A)を用いて説明した本実施形態では、フィン130の最上部と最下部とに第1孔131aを4個設ける場合を例に挙げて説明したが、図4(B)に示すように、2列の伝熱管120のうち上方に配置されている列(図4(B)では、左列)の最上部に配置されている伝熱管120の直管部120aを挿通する孔131と、下方に配置されている列(図4(B)では、右列)の最下部に配置されている伝熱管120の直管部120bを挿通する孔131の2つのみ第1孔131aとしてもよい。また、図4(A)あるいは図4(B)の各第1孔131aに加えて、第1孔131aをフィン130の他の箇所に設けてもよく、例えば、各列の伝熱管120のうち上下方向の中央部に配置される伝熱管120が挿通される孔131を第1孔131aとしてもよい。
但し、本実施形態においても、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に、第1孔131aの個数を多くすればフィン130の位置決めの精度が向上する一方で熱交換器100における冷媒と空気との熱交換の効率は低下し、第1孔131aの個数を少なくすれば熱交換器100における冷媒と空気との熱交換の効率は向上する一方でフィン130の位置決めの精度が低下する。
次に、図5を用いて、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態の熱交換器200は、第1〜第3実施形態の各熱交換器と比べて伝熱管の配置と本数がそれぞれ異なり、伝熱管が図1に示した空気の流れ方向αに直交する平面内(図1のyz面)おいて上下方向に平行に配置されているとともに、熱交換器200の厚み方向に第3の実施形態の熱交換器100よりさらに1列多く並べられている。
具体的には、図5(A)に示すように、本実施形態の熱交換器200は、複数本の伝熱管220と複数枚の板状のフィン230とを有する。伝熱管220は円筒形状の銅管を略ヘアピン状に形成してなり、図5(A)に示すように、第1の実施形態の熱交換器10と同様に上下方向に平行に5本配置されたものを1列として、熱交換器200の厚み方向にもう2列伝熱管220が配置されて、伝熱管220の列が熱交換器200の厚み方向に3列並べて配置されている。つまり、熱交換器200には、伝熱管220が15本設けられている。
尚、伝熱管220の構成や形状は、第1の実施形態の伝熱管10と同じであり、伝熱管220の折り曲げ部20Bが伝熱管220の折り曲げ部220Bに相当し、伝熱管220の直管部220aが伝熱管10の直管部20aに相当し、伝熱管220の直管部120bが伝熱管10の直管部20bに相当する。また、各列における直管部220aと直管部220bの配置については、第1の実施形態の熱交換器10と同じであるため、詳細な説明を省略する。また、熱交換器200においても、直管部220aの端部と直管部220bの端部とが第1の実施形態のU字管20Aと同じU字管で接続されて1本の管路が形成されるが、ここでは図示とその説明を省略している。
フィン230は、上下方向に延びる板状のアルミニウム材あるいはアルミニウム合金材からなり、第1の実施形態のフィン30と同様に左右方向に平行に27枚並べられている。フィン230の厚み方向に上下方向に沿って3列に、伝熱管220の直管部220a、220bの外径寸法より若干大きな径寸法である複数の孔231が設けられている。
より詳細には、孔231は、第1孔231aと第2孔231bとで構成される。図5(A)に示すように、第2孔131aは、フィン230の最上部と最下部とに、合計6個設けられる。すなわち、各伝熱管220の各々の列の最上部に位置する伝熱管220の直管部220aが挿通される3個の孔231と、各伝熱管220の各々の列の最下部に位置する伝熱管220の直管部220bが挿通される3個の孔231の計6個の孔231が、第1孔231aとされている。尚、第1孔231aは、第1の実施形態の第1孔31aと同じ形状であり、図5(A)では図示を省略しているが、第1孔231aにも第1孔31aのカラー部32a、屈曲部33、第1R部32a1および第2R部32a2のそれぞれに相当するものが備えられている。
一方、第2孔231bは、フィン230の上下部に設けられた第1孔231aの間に合計24個設けられる。すなわち、各列の最上部に位置する伝熱管220の直管部220a、および、各列の最下部に位置する伝熱管220の直管部220b以外の、全ての伝熱管220の直管部220aと直管部220bとが挿通される孔231が、第2孔231bとされている。尚、第2孔231bは、第1の実施形態の第2孔31bと同じ形状であり、図5(A)では図示を省略しているが、第2孔131bにも第2孔31bのカラー部32bに相当するものが備えられている。
各列において、1本の伝熱管220の直管部220aと直管部120bが挿通される孔231の間隔寸法は、それぞれ伝熱管220の直管部220aと直管部220bとの間隔寸法に応じた寸法とされている。また、各列において、隣り合う伝熱管220の間隔寸法、すなわち、伝熱管220の直管部220bが挿通される孔231と、その直下に配置される伝熱管220の直管部220aが挿通される孔231との間隔寸法は全て同じ寸法とされており、一般的には、伝熱管220の直管部220aと直管部220bとの間隔寸法と同じ寸法とされる。そして、左列の伝熱管220と中央列の伝熱管220との間隔寸法、および、中央列の伝熱管220と右列の伝熱管120との間隔寸法も全て同じ寸法とされており、一般的には、伝熱管220の直管部220aと直管部220bとの間隔寸法と同じ寸法とされる。
また、図5(A)に示すように、中央列の各伝熱管220より左列および右列の各伝熱管220のほうが少し高い(伝熱管220の略外径寸法分高い)位置に配置されている。これは、熱交換器200に左側から流入した空気が各列の各伝熱管220にも当たるようにするためである。
尚、図5(A)においては、第1孔231aを細かいハッチングで示し、第2孔231bを粗いハッチングで示している。また、15本の伝熱管220と27枚のフィン230とを用いた、熱交換器200の組み立てについては、伝熱管の本数を除いて第1の実施形態の熱交換器10の場合と同じであるため、詳細な説明は省略する。
図5(A)に示す熱交換器200では、フィン230に設けられる孔231のうち、フィン130の最上部と最下部とに設けられる6個の孔231を第1孔231aとし、残りの孔231の全てを第2孔231bとしている。フィン230の位置決めは、フィン230の最上部と最下部とに設けられる6個の第1孔231aによってなされる。また、6個の第1孔231a以外の孔231の全てが第2孔231bとされているので、第2孔231bに直管部220aあるいは直管部220bが挿通された箇所では、三角隙間が形成されず三角隙間に起因する直管部220aあるいは直管部220bとフィン230との間の熱伝導性や冷媒と空気の熱伝達性の低下が発生しない。従って、本実施形態のように伝熱管220が3列並べて配置されている熱交換器200においても、フィン230の位置決めをするために、全ての孔231が第1孔231aとされて第1孔31aの付近全てで三角隙間GPが形成される従来の熱交換器と比べて、熱交換器200における冷媒と空気との熱交換の効率が向上する。
尚、図5(A)を用いて説明した本実施形態では、フィン230の最上部と最下部とに第1孔231aを6個設ける場合を例に挙げて説明したが、図5(B)に示すように、3列の各伝熱管220のうち中央列以外の左列および右列の各伝熱管220の直管部220aおよび直管部220bを挿通する孔231を全て第1孔231aとしてもよい。また、図5(A)の6個の第1孔231aに加えて、第1孔231aをフィン230の他の箇所に設けてもよく、例えば、各列の伝熱管220のうち上下方向の中央部に配置される伝熱管220が挿通される孔231を第1孔231aとしてもよい。また、図5(B)の各第1孔231aうち、上下方向の中央部に設けられた第1孔231aのうちのいくつかを第2孔231bとしてもよい。
但し、本実施形態においても、第1の実施形態〜第3の実施形態で説明したように、第1孔231aの個数を多くすればフィン230の位置決めの精度が向上する一方で熱交換器200における冷媒と空気との熱交換の効率は低下し、第1孔231aの個数を少なくすれば熱交換器200における冷媒と空気との熱交換の効率は向上する一方でフィン230の位置決めの精度が低下する。
次に、図6を用いて、本発明の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態では、屈曲部を備えない第2孔の形状が、これまで説明した各実施形態における第2孔の形状と異なる。以下の説明では、一例として、第2の実施形態の熱交換器10における第2孔31bの形状を、後述する本実施形態の第2孔31bbとした場合を説明する。
図6では、図3(B)に示す熱交換器10のフィン30と伝熱管20との接合箇所を示す図のうち、最上部に配置された伝熱管20およびその直下に配置された伝熱管20と、フィン30との接合箇所のみを描画している。そして、本実施形態が第2の実施形態と異なるのは、第2の実施形態における第2孔31bが本実施形態では形状が異なる第2孔31bbとされている点である。
図6に示すように、第2孔31bbに設けられるカラー部32bbは、その長さL3が第1孔31aにおけるカラー部32aの長さL1より長い寸法となるように形成されており、この長さL3は、第1孔31aにおいて屈曲部33を形成しない、つまりは、カラー部32aの先端部を第1孔31aの外部方向に折り曲げないときのカラー部32aの長さと同じである。
第1孔31aのカラー部32aや第2孔31bのカラー部32bは、フィン30の本体部に孔を空け、この孔の周縁部をバーリング工程およびしごき工程により立ち上げて形成される。第2の実施形態の熱交換器10では、第1孔31aは、バーリング工程およびしごき工程の後に、前述したようにカラー部32aの先端部を外部方向に折り曲げて屈曲部33を形成する。一方、第2孔31bは、バーリング工程およびしごき工程の後に、カラー部32bの長さがL2となるようにカラー部32bの先端部を切断するか、あるいは、バーリング工程前にフィン30に空ける孔の大きさを、第1孔31aになる孔より第2孔31bになる孔の外径を大きくして、バーリング工程およびしごき工程を行うことで、カラー部32bの長さL2を、第1孔31aにおけるカラー部32aの長さであるL1より短くする。
つまり、第2の実施形態の熱交換器10では、第2孔31bのカラー部32bの長さL2を、第1孔31aにおけるカラー部32aの長さであるL1より短くするために、フィン30の加工時にカラー部32bの先端部を切断する工程を追加する、あるいは、フィン30の本体部に孔を空ける工程で、孔あけのための金型において第1孔31aになる孔を空ける箇所と第2孔31bになる孔を空ける箇所の金型の寸法を異ならせる必要がある。これにより、フィン30の製造工程の追加により製造工数が多くなる、あるいは、フィン30を製造するための金型が複雑となり、熱交換器10の製造コストが高価となるという問題が発生する。
これに対し、本実施形態の第2孔31bbでは、カラー部32bbの先端部を切断しない。このため、フィン30の加工時にカラー部32bの先端部を切断する工程、あるいは、孔空け用の金型を複雑にする必要がなくなり、熱交換器10の製造コストを下げることができる。尚、本実施形態のようにカラー部32bbの先端部を切断しないときは、第1孔31aの屈曲部33が隣接するフィン30に接触してフィン30の位置決めが十分できるように屈曲部33が形成できるように、かつ、第2孔31bbのカラー部32bbの先端部が隣接するフィン30の第1R部32b1に接触してフィン30の位置決めの妨げとならないように、カラー部32bbの長さL3を決める必要がある。
また、本実施形態の第2孔31bbは、第2の実施形態のカラー部32bと比べて、伝熱管20の直管部20aおよび直管部20bをカラー部32bbが覆う面積が多くなる。このため、第2孔31bb付近における、熱交換器10を通過する空気と直管部20aおよび直管部20bが触れる面積が第2の実施形態と比べて少なくなって、冷媒と空気の熱伝達性は低下する。その反面、カラー部32bbと直管部20aおよび直管部20bとが接触する面積は増えるので、直管部20aあるいは直管部20bとフィン30との間の熱伝導性は向上する。結果として、伝熱管を挿通する孔が全て第1孔31aであって全ての第1孔31a付近で三角隙間GPが形成される従来の熱交換器と比べて、熱交換器10における冷媒と空気との熱交換の効率が向上する。
10,100,200 熱交換器
20,120、220 伝熱管
20a、120a,220a 直管部
20b、120b、220b 直管部
30、130、230 フィン
31、131、231 孔
31a、131a、231a 第1孔
31b、131b、231b 第2孔
32a カラー部
32a1 第1R部
32a2 第2R部
32b カラー部
32b1 第1R部
33 屈曲部
GP 三角隙間。
20,120、220 伝熱管
20a、120a,220a 直管部
20b、120b、220b 直管部
30、130、230 フィン
31、131、231 孔
31a、131a、231a 第1孔
31b、131b、231b 第2孔
32a カラー部
32a1 第1R部
32a2 第2R部
32b カラー部
32b1 第1R部
33 屈曲部
GP 三角隙間。
Claims (3)
- 複数の伝熱管と、複数の前記伝熱管の長手方向に沿って所定の間隔で配置される複数のフィンとを備え、
複数の前記フィンには、複数の前記伝熱管を貫通させるための複数の孔が設けられ、
複数の前記孔は、第1孔と第2孔とを有し、
前記第1孔は、前記伝熱管を挿通できる筒状のカラー部と、同カラー部の先端部を前記第1孔の外側に向かって折り曲げてなる屈曲部とを有し、
前記第2孔は、前記伝熱管を挿通できる筒状のカラー部のみを有する、
ことを特徴とする空気調和機の熱交換器。 - 前記第2孔のカラー部の長さ寸法が、前記第1孔のカラー部の長さ寸法より短い、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の熱交換器。 - 前記複数の伝熱管を複数列有する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の空気調和機の熱交換器。
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