JP2019110241A - 電子部品、電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品、電子部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】課題は、薄型化が図れる電子部品、及び電子部品の製造方法を提供することである。【解決手段】電子部品10は、回路部30と、端子40と、回路部30及び端子40を保持する電気絶縁性のケース50と、を備える。回路部30は、絶縁層32、及び絶縁層32上の導電層33を有する。端子40は、導電層33の厚み方向において導電層33に重ねられて電気的に接触する回路接続片401を有する。【選択図】 図6

Description

本開示は、一般に、電子部品、及び当該電子部品の製造方法に関し、特に、端子及び回路部を有する電子部品、及び当該電子部品の製造方法に関する。
特許文献1は、電子部品の一種である可変抵抗器を開示する。特許文献1の可変抵抗器では、フープ状金属板に金具、グランド端子、2つの出力端子、2つの入力端子を一体に設けている。そして、フープ状金属板に抵抗基板を装着した後、上記各端子をグランド端子を除いて切断、分離する。さらに、刷子を装着したツマミを抵抗基板を介して回転可能に装着することにより、可変抵抗器が完成される。
特許文献1では、それぞれ抵抗基板上に同心円状に異なる半径で設けられた2つの抵抗路には2つの入力端子が、2つの導電部には2つの出力端子が、また、2つの抵抗路の接続部分にはグランド端子がそれぞれ接続されている。ここで、金具のハトメ部とグランド端子、出力端子、入力端子のハトメ部を抵抗基板の穴に挿入し、出力端子及び入力端子のハトメ部をかしめることにより抵抗基板に固着している。
特開平6−163216号公報
特許文献1では、かしめにより、端子(グランド端子、出力端子、入力端子)を、導電層(抵抗路、導電部、接続部分)に接続している。かしめを行うために、端子にハトメ部を設けるとともに、ハトメ部を通す穴のある抵抗基板上に導電層を設けている。このように、かしめを実現するためには、突起及び突起を通す穴のある部材が必要になり、これらを設けることは、電子部品の厚みが大きくなる原因となり得る。
本開示の課題は、薄型化が図れる電子部品、及び電子部品の製造方法を提供することである。
本開示の一態様の電子部品は、回路部と、端子と、前記回路部及び前記端子を保持する電気絶縁性のケースと、を備える。前記回路部は、絶縁層、及び前記絶縁層上の導電層を有する。前記端子は、前記導電層の厚み方向において前記導電層に重ねられて電気的に接触する回路接続片を有する。
本開示の一態様の電子部品の製造方法は、上記態様の電子部品の製造方法であって、前記端子と前記回路部の前記導電層とを電気的に接続する電気接続処理を含む。前記電気接続処理は、前記回路接続片が前記導電層と重なるように前記導電層と前記端子とを配置するステップを含む。
本開示の上記態様によれば、薄型化が図れるという効果を奏する。
図1は、一実施形態の電子部品の斜視図である。 図2は、上記電子部品の分解斜視図である。 図3は、上記電子部品の本体ブロックの上面図である。 図4は、図3のA−A線断面図である。 図5は、上記本体ブロックの端子の斜視図である。 図6は、上記本体ブロックの概略部分断面図である。 図7は、上記電子部品の製造方法の工程図である。 図8は、上記電子部品の製造方法の工程図である。 図9は、上記電子部品の製造方法の工程図である。 図10は、上記電子部品の製造方法の工程図である。 図11は、上記電子部品の製造方法の工程図である。 図12は、上記電子部品の製造方法の工程図である。 図13は、上記電子部品の製造方法の工程図である。
1.実施形態
1.1 概要
図1及び図2は、本実施形態の電子部品10を示す。電子部品10は、いわゆる、可変抵抗器(ポテンショメータ)である。電子部品10は、図2に示すように、本体ブロック20を備える。本体ブロック20は、図3及び図4に示すように、回路部30と、端子40と、回路部30及び端子40を保持する電気絶縁性のケース50と、を備える。回路部30は、図6に示すように、絶縁層32、及び絶縁層32上の導電層33を有する。端子40は、導電層33の厚み方向(図6の上下方向)において導電層33に重ねられ電気的に接触する回路接続片401を有する。
このように、電子部品10では、端子40と回路部30の導電層33との電気的接続が端子40の一部(回路接続片401)を導電層33に重ねることにより実現されている。そのため、端子40を導電層33に接続するために、突起及び穴のある部材といった電子部品の厚みが大きくなる原因となる構造を設けなくて済む。そのため、薄型化が図れる。
1.2 構成
以下、電子部品10について図面を参照して更に詳細に説明する。電子部品10は、図2に示すように、本体ブロック20と、ブラシブロック70と、カバー80と、を備える。
本体ブロック20は、図3及び図4に示すように、回路部30と、複数(本実施形態では3つ)の端子40と、ケース50と、複数(本実施形態では3つ)の押圧部材62と、を備える。以下の説明において、必要に応じて、3つの端子40を、第1端子40a、第2端子40b、及び第3端子40cという。同様に、必要に応じて、3つの押圧部材62を、第1押圧部材62a、第2押圧部材62b、及び第3押圧部材62cという。なお、図3では、分かりやすさの観点から、押圧部材62は省略されている。
回路部30は、基板31と、絶縁層32と、複数(本実施形態では3つ)の導電層33と、複数(本実施形態では2つ)の接触層34と、を備えている。回路部30は、回転角度を検出するロータリポテンショメータの回路を構成している。なお、図2、図3、図7〜図11では、図面の分かりやすさを考慮して、絶縁層32、導電層33(331,332,333)、及び接触層34を異なる網掛けで示している。
基板31は、金属製である。基板31は、厚み方向の第1面及び第2面(図4の上面及び下面)を有し、絶縁層32、導電層33、及び接触層34を第1面で支持する(図2及び図3参照)。つまり、絶縁層32、導電層33、及び接触層34は、基板31上にある。この場合、導電層33を支持するための絶縁基板が不要であるから、電子部品10の薄型化が図れる。なお、実際は、絶縁層32、導電層33、及び接触層34は、基板31に比べて非常に薄いため、図4では図示されていない。
基板31は、図3及び図4に示すように、主部311と、突出部312と、取付部313と、を有する。主部311と、突出部312と、取付部313とは一体に形成されている。主部311は、円形の板状である。主部311は、中央に、円形の開口314を有している。突出部312は、矩形の板状である。突出部312は、主部311の外周からその厚みに直交する方向へ突出している。取付部313は、主部311の外周から突出部312と反対側に突出している。取付部313は、図4に示すように、側面視において、クランク状である。取付部313は、電子部品10を回路基板等に実装する際に、複数の端子40とともに使用され得る。以下の説明では、突出部312と取付部313とが並ぶ第1方向(図3の左右方向)を、基板31の長手方向という。そして、基板31の厚み方向及び長手方向にそれぞれ直交する第2方向(図3の上下方向)を基板31の幅方向という。
絶縁層32は、図3及び図6に示すように、基板31の第1面の全面を覆うように基板31の第1面に形成される。絶縁層32は、電気絶縁性を有する層である。絶縁層32の材料としては、エポキシ系の電気絶縁性樹脂が挙げられる。つまり、絶縁層32は、導電層33及び接触層34を基板31から電気的に絶縁するための層である。
複数の導電層33は、図3及び図7に示すように、第1導電層331と、第2導電層332と、第3導電層333と、を含む。第1導電層331と、第2導電層332と、第3導電層333とは、いずれも、絶縁層32上に形成されている。ただし、第1導電層331と、第2導電層332と、第3導電層333とは、空間的に互いに分離している。複数の導電層33は、いずれも導電性を有する層である。導電層33の材料としては、導電性ペースト(一例として、銀インキ)が挙げられる。
第1導電層331及び第3導電層333は、基板31の突出部312上に位置する。図3に示すように、第1導電層331及び第3導電層333は、基板31の幅方向において、突出部312の両側に位置する。
第1導電層331は、端子接続部3311と、延出部3312と、を有する。端子接続部3311は、矩形状である。端子接続部3311は、第1端子40aと電気的に接続される。端子接続部3311は、基板31の幅方向において、突出部312の一端に位置する。延出部3312は、端子接続部3311から、基板31の幅方向において、突出部312の中央に向かって延びる。
第3導電層333は、端子接続部3331と、延出部3332と、を有する。端子接続部3331は、矩形状である。端子接続部3331は、第3端子40cと電気的に接続される。端子接続部3331は、基板31の幅方向において、突出部312の他端に位置する。延出部3332は、端子接続部3331から、基板31の幅方向において、突出部312の中央に向かって延びる。
第2導電層332は、図7に示すように、端子接続部3321と、ブラシ接続部3322と、連結部3323と、を有する。端子接続部3321は、矩形状である。端子接続部3321は、第2端子40bと電気的に接続される。端子接続部3321は、基板31の幅方向において、第1導電層331の端子接続部3311と第3導電層333の端子接続部3331との間に位置する。ブラシ接続部3322は、ブラシブロック70との電気的接続に使用される。ブラシ接続部3322は、基板31の主部311において、開口314を囲うように形成されている。図7に示すように、ブラシ接続部3322は、円環状である。連結部3323は、端子接続部3321とブラシ接続部3322とを繋ぎ、電気的に連結する。
複数の接触層34は、図3に示すように、第1接触層341と、第2接触層342と、を含む。ただし、第1接触層341と、第2接触層342とは、空間的に互いに分離している。複数の接触層34は、いずれも導電性を有する層である。また、接触層34は、導電層33より硬度が高い。このような接触層34の材料としては、導電層33の導電性ペーストよりも硬度が高い導電性ペースト(一例として、カーボンインキ)が挙げられる。この場合、接触層34をブラシ71との接触に利用でき、電子部品10を可変抵抗器等として実現し易くなる。
第1接触層341は、基板31の主部311において、第2導電層332のブラシ接続部3322を囲うように絶縁層32上に形成されている。第1接触層341は、円弧状である。つまり、第1接触層341の内径は、第2導電層332のブラシ接続部3322の外径より大きい。第1接触層341は、その両端で第1導電層331の延出部3312及び第3導電層333の延出部3332に結合される。これにより、第1接触層341は、第1導電層331及び第3導電層333に電気的に接続される。換言すれば、第1導電層331及び第3導電層333は、第1接触層341によって電気的に接続されている。
第2接触層342は、第2導電層332の一部(ブラシ接続部3322及び連結部3323)を覆うようにして第2導電層332上に形成されている。これにより、第2接触層342は、第2導電層332に電気的に接続される。
複数の端子40は、外部回路に回路部30を電気的に接続するために使用される。複数の端子40は、図2及び図3に示すように、第1端子40aと、第2端子40bと、第3端子40cとであり、これらは、いずれも同じ形状である。
各端子40は、ばね性を有している。また、各端子40は、図3〜図5に示すように、回路接続片401と、外部接続片402と、連結片403と、一対の抜止片404と、を有している。回路接続片401は、回路部30の導電層33と電気的に接続される部位である。外部接続片402は、外部回路との電気的接続に使用される部位である。回路接続片401及び外部接続片402はいずれも板状(本実施形態では、矩形板状)である。連結片403は、回路接続片401と外部接続片402とを連結する部位である。より詳細には、連結片403は、回路接続片401の、基板31とは反対側の端(図4の左端)から、基板31の第2面の面方向に延びる。外部接続片402は、連結片403の先端から回路接続片401とは反対側に突出する。一対の抜止片404は、回路接続片401の基板31側の端の両側からそれぞれ突出している。一対の抜止片404は、端子40のケース50からの脱落を抑制するために設けている。回路接続片401と、外部接続片402と、連結片403と、一対の抜止片404は、一体に形成されている。端子40は、金属の板材に折り曲げ加工を施すことで形成され得る。このように、端子40は、板状の回路接続片401を有している。そして、基板31上の層(絶縁層32、導電層33、及び接触層34)は、回路接続片401より薄い。
また、回路接続片401は、導電層33側に突出する1以上の突起405を有する。つまり、回路接続片401は、導電層33と対向する面に1以上の突起405を有している。本実施形態では、回路接続片401は、図5に示すように、2つの突起405を有している。2つの突起405は、回路接続片401の幅方向(図3の上下方向)において一列に並んでいる。このような突起405は、プレス加工(張出し加工)により回路接続片401に形成することができる。
第1端子40a、第2端子40b、及び第3端子40cは、基板31の幅方向において、一列に並んでいる。また、第1端子40a、第2端子40b、及び第3端子40cは、基板31の長手方向において、基板31の突出部312と対向している。ここで、第1端子40aは、基板31の長手方向において、第1導電層331の端子接続部3311と並ぶ位置にあり、第1端子40aの一部(回路接続片401)は、第1導電層331の厚み方向において第1導電層331に重ねられ電気的に接触している。同様に、第2端子40bは、基板31の長手方向において、第2導電層332の端子接続部3321と並ぶ位置にあり、第2端子40bの一部(回路接続片401)は、第2導電層332の厚み方向において第2導電層332に重ねられ電気的に接触している。また、第3端子40cは、基板31の長手方向において、第3導電層333の端子接続部3331と並ぶ位置にあり、第3端子40cの一部(回路接続片401)は、第3導電層333の厚み方向において第3導電層333に重ねられ電気的に接触している。これら第1〜第3端子40a〜40cはいずれもばね性を有しており、弾性力によって回路接続片401を導電層331〜333に接触させている。これにより、回路接続片401が安定して導電層33(331〜333)に接触し易くなる。
ケース50は、電気絶縁性を有し、回路部30及び端子40(第1端子40a、第2端子40b、及び第3端子40c)を保持する。本実施形態では、ケース50は、合成樹脂の成形品であり、回路部30及び端子40は、ケース50に埋設されている。ここで、回路部30は、基板31の取付部313がケース50外へ突出するようにしてケース50に埋設されている。また、各端子40は、外部接続片402及び連結片403がケース50外へ突出するようにしてケース50に埋設されている。よって、取付部313及び各端子40の外部接続片402により、電子部品10を所望の回路基板に実装できる。
ケース50は、基板31の第1面を覆う部位(図4における上側の部位)である第1半体501と、基板31の第2面を覆う部位(図4における下側の部位)である第2半体502と、を有する。第1半体501は、回路部30の第1接触層341及び第2接触層342を底面から露出させる収容部51を有する。収容部51は、第1半体501を貫通する空間である。収容部51は、基板31の開口314と中心軸を共有する円形状の部分を有している。収容部51は、ブラシブロック70を収容部51の中心軸の回りに回転可能に収容する。一方、第2半体502は、基板31の開口314を露出させる開口52を有する。
また、第1半体501は、複数(本実施形態では3つ)の露出穴53を有する。各露出穴53は、導電層33及び端子40を露出させるための穴である。各露出穴53は、円形状であり、深くなるにつれて直径が小さくなっている。本実施形態では、3つの露出穴53は、第1露出穴53aと、第2露出穴53bと、第3露出穴53cとであり、これらは、いずれも同じ形状である。第1露出穴53aは、導電層33の第1導電層331の端子接続部3311の先端部分と、これに対応する第1端子40aの回路接続片401の先端部分とを露出させる。第2露出穴53bは、導電層33の第2導電層332の端子接続部3321の先端部分と、これに対応する第2端子40bの回路接続片401の先端部分とを露出させる。第3露出穴53cは、導電層33の第3導電層333の端子接続部3331の先端部分と、これに対応する第3端子40cの回路接続片401の先端部分とを露出させる。
複数の押圧部材62a,62b,62cは、複数の端子40a,40b,40cの回路接続片401を複数の導電層331,332,333に押し付けるための部材である。換言すれば、押圧部材62は、プリロード(初期荷重)を与えるための部材である。より詳細には、押圧部材62aは、露出穴53a内に配置され、第1端子40aの回路接続片401を導電層331に押し付ける。押圧部材62bは、露出穴53b内に配置され、第2端子40bの回路接続片401を導電層332に押し付ける。押圧部材62cは、露出穴53c内に配置され、第3端子40cの回路接続片401を導電層333に押し付ける。これにより、回路接続片401が安定して導電層33に接触し易くなる。
各押圧部材62は、柱状(本実施形態では、略円柱状)である。また、各押圧部材62は、電気絶縁性を有している。例えば、押圧部材62は、電気絶縁性を有する材料により形成される。本実施形態では、押圧部材62は、電気絶縁性及び弾性を有する材料(例えば、シリコーン)により形成されている。
更に、電子部品10は、複数の接着層63(図6参照)を備える。複数の接着層63は、複数の端子40それぞれに対応して設けられている。各接着層63は、導電性を有している。各接着層63は、図6に示すように、回路接続片401と導電層33との間に設けられる。このような接着層63は、導電性を有する接着剤により形成され、回路接続片401を導電層33に接着する機能を発揮する。つまり、接着層63は、導電性を有する接着剤の固化物である。導電性を有する接着材の例としては、導電性ペーストが挙げられる。
ブラシブロック70は、第2接触層342を第1接触層341の任意の位置に電気的に接続するための部材である。ブラシブロック70は、図2に示すように、ブラシ71と、取付板72と、を備えている。
ブラシ71は、導電性を有している。ブラシ71は、基部711と、一対の第1接触子712と、一対の第2接触子713と、を有している。基部711は、取付板72に固定される部位である。一対の第1接触子712は、いずれも、回路部30の第1接触層341との接触に使用される。特に、一対の第1接触子712は所定の接圧を持って第1接触層341に接触するように、弾性を有する形状(例えば板ばね形状)に形成されている。一対の第1接触子712は隣り合うように基部711から延びている。一対の第1接触子712は直線状ではなく、第1接触層341の形状に沿った円弧状である。一対の第2接触子713は、いずれも、回路部30の第2接触層342との接触に使用される。特に、一対の第2接触子713は所定の接圧を持って第2接触層342に接触するように、弾性を有する形状(例えば板ばね形状)に形成されている。一対の第2接触子713は線対称となるように基部711から延びている。一対の第2接触子713は直線状ではなく、第2接触層342の形状に沿った円弧状である。
取付板72は、ブラシ71を保持する部材である。取付板72は、電気絶縁性を有する。取付板72は、取付部721と、筒部722と、を有する。取付部721は、円盤状である。ブラシ71は、取付部721において基板31と対向する面に取り付けられる。また、取付部721は、中央に、開口723を有している。取付部721の中心軸と開口723の中心軸とは一致している。筒部722は、取付部721における基板31とは反対側の面から突出する。筒部722は、円筒状である。筒部722の中心軸と取付部721の中心軸とは一致している。また、筒部722の内部は開口723と繋がっている。なお、筒部722は、内側に係止片724を有している。係止片724は、電子部品10と操作部品(例えば、操作摘み)との機械的な連結などに使用され得る。
カバー80は、図1に示すように、本体ブロック20の一面(図1の上面)を覆うようにして、本体ブロック20に取り付けられる。そのため、本体ブロック20の各露出穴53の開口はカバー80によって閉じられる(図1及び図6参照)。これによって、カバー80は、図6に示すように、押圧部材62が回路接続片401を導電層33に押し付ける位置に押圧部材62を位置させる。これにより、回路接続片401が安定して導電層33に接触し易くなる。特に、押圧部材62は厚み方向に圧縮された状態となっていることが好ましい。カバー80は、ブラシブロック70の筒部722が嵌る開口81を有する。本体ブロック20及びカバー80は、本体ブロック20とカバー80との間に、ブラシブロック70をその中心軸の回りに回転可能に保持する(図1及び図2参照)。カバー80は、例えば、金属製である。ただし、カバー80は、電気絶縁性を有する樹脂製であってもよい。
1.3 製造方法
次に、電子部品10の製造方法について説明する。特に、以下では、本体ブロック20の製造方法について図7〜図13を参照して説明する。
本体ブロック20を製造するにあたって、板材である金属板900(図7参照)を用意する。金属板900は、基板31及び端子40(第1端子40a、第2端子40b、及び第3端子40c)の基礎となる。金属板900は、例えば、鉄の板材に銀めっきを施すことで得られる。
図7に示すように、金属板900の所定領域に絶縁層32を形成する。絶縁層32を形成するにあたっては、絶縁層32の材料となる電気絶縁性樹脂を所定領域に塗布し、固化させればよい。
次に、図7に示すように、絶縁層32上の所定領域に第1導電層331、第2導電層332、及び、第3導電層333を形成する。第1導電層331、第2導電層332、及び、第3導電層333の各々を形成するにあたっては、第1導電層331、第2導電層332、及び、第3導電層333の各々の材料となる導電性ペーストを所定領域に塗布し、固化させればよい。
次に、図8に示すように、絶縁層32上に第1接触層341を形成するとともに、第2導電層332上に第2接触層342を形成する。第1接触層341及び第2接触層342の各々を形成するにあたっては、第1接触層341及び第2接触層342の各々の材料となる導電性ペーストを所定領域に塗布し、固化させればよい。
次に、図9に示すように、金属板900の不要部分を除去する。これによって、基板31の基礎となる基板部分910と、端子40(第1端子40a、第2端子40b、及び第3端子40c)の基礎となる端子部分920と、基板部分910及び端子部分920を保持するフレーム930と、を形成する。基板部分910及び端子部分920はフレーム930の内側にある。また、端子部分920は、いずれも、基板部分910と隙間G10を隔てて位置する。なお、金属板900の不要部分を除去する方法は、プレス加工等、従来周知の方法であってよい。
金属板900の不要部分を除去した時点では、端子40(端子部分920)は、回路部30(基板部分910)から分離しており、回路部30の導電層33とは電気的に接続されていない。そこで、端子40と回路部30の導電層33とを電気的に接続する処理(電気接続処理)を行う。電気接続処理では、回路接続片401が導電層33と重なるように導電層33と端子40(端子40となる端子部分920)とを配置する。より詳細には、図10に示すように、端子部分920の回路接続片401をそれぞれ導電層331,332,333に重ねる。ここでは、フレーム930を部分的に折り曲げることによって、基板部分910に対する端子部分920の位置を変えて、回路接続片401を導電層33に重ねている。また、電気接続処理では、回路接続片401と導電層33との一方又は両方に接着層63となる接着剤を塗布する。
次に、図11に示すように、ケース50を形成する。ケース50を形成するにあたっては、基板部分910及び端子部分920をインサートとしてインサート成形を行う。この過程において、接着剤が固化し、接着層63が形成され得る。
ケース50の形成が完了した時点では、図12に示すように、端子40の回路接続片401が突起405で導電層33に接触している。更に、接着層63によって、回路接続片401と導電層33との電気的接触が補強される。
次に、図13に示すように、押圧部材62を露出穴53に挿入する。これにより、押圧部材62で、回路接続片401を導電層33に押し付けることが可能となる。ここで、押圧部材62は厚み方向の一端部が回路接続片401に接触し、厚み方向の他端部が露出穴53から突出している。このようにして、押圧部材62(第1押圧部材62a、第2押圧部材62b、及び第2押圧部材62c)を配置する。
この後に、基板部分910及び端子部分920をフレーム930から切断する。そして、基板部分910の取付部313の基礎となる部分に曲げ加工を施して、取付部313を形成する。同様に、各端子部分920に曲げ加工を施して、端子40を形成する。これによって、本体ブロック20が得られる。なお、押圧部材62を露出穴53に挿入する作業は、ケース50を形成した後であれば、基板部分910及び端子部分920をフレーム930から切断した後に行ってもよい。また、上述の電気接続処理は、ケース50を形成する前であれば、基板部分910及び端子部分920をフレーム930から切断した後に行ってもよい。
このようにして得られた本体ブロック20に、ブラシブロック70及びカバー80を取り付ける。これにより、カバー80で押圧部材62が回路接続片401側へ押圧される(図6参照)。その結果、カバー80は、押圧部材62を、押圧部材62が回路接続片301を導電層33に押し付ける位置に、位置させる。これによって、図1に示す電子部品10が得られる。
以上述べた電子部品10の製造方法は、端子40と回路部30の導電層33とを電気的に接続する電気接続処理を含む。電気接続処理は、回路接続片401が導電層33と重なるように導電層33と端子40とを配置するステップを含む。
また、上述の電子部品10の製造方法は、電気接続処理の前に実行されるステップ(第1及び第2ステップ)と、電気接続処理の後に実行されるステップ(第3ステップ)と、を更に含む。第1ステップは、金属板900に、絶縁層32及び導電層33を形成するステップである。第2ステップは、金属板900の不要部分を除去して、基板部分910と、端子部分920と、基板部分910及び端子部分920を保持するフレーム930と、を形成するステップである。第3ステップは、基板部分910及び端子部分920をインサートとしてインサート成形を行い、ケース50を形成するステップである。
このような電子部品10の製造方法によれば、端子40と基板31とを同じ金属板900を利用して形成できる。よって、薄型化を図れる電子部品10を効率よく製造できる。また、回路接続片401を導電層33に重ねるだけで良いから、回路部30の導電層33への影響(例えば、熱等の影響)を低減できる。特に、ワイヤボンディング等を利用する場合に比べれば、回路部30の導電層33への影響をより低減できる。
1.4 動作
次に、電子部品10の動作について簡単に説明する。電子部品10では、第1端子40aと第3端子40cとの間に、回路部30の第1接触層341が介在している。第1接触層341は、ブラシブロック70のブラシ71によって、第2接触層342に電気的に接続され、第2接触層342は第2端子40bに電気的に接続されている。ブラシブロック70を回転させれば、ブラシ71の一対の第1接触子712が第1接触層341に接触する位置(接触位置)が変化する。このような接触位置の変化は、第1端子40a又は第3端子40cと第2端子40bとの間の抵抗値の変化をもたらす。つまり、ブラシブロック70を回転させることで、第1端子40a又は第3端子40cと第2端子40bとの間の抵抗値を変えることができる。なお、第1端子40aと第3端子40cとの間の抵抗値については、第2接触層342の材料の影響が大きい。第2接触層342の材料が、カーボンインキである場合、カーボンインキの樹脂とカーボンとの比率を変更することで、第1端子40aと第3端子40cとの間の抵抗値を変更できる。
また、電子部品10では、第1端子40aと第3端子40cとの間に一定の電圧を印加しておけば、接触位置の変化によって、第2端子40bの電位が変化する。よって、電子部品10によれば、ブラシブロック70の回転位置の検出が可能である。
2.変形例
以上説明した上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。また、上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
電子部品10は、可変抵抗器(ポテンショメータ)に限定されず、回路部と端子とを必要とする電子部品であればよい。このような電子部品の例としては、可変抵抗器(ポテンショメータ)、ロータリエンコーダ、及びスイッチが挙げられる。
基板31の形状は、あくまでも一例であって、特に限定されない。基板31の形状は、電子部品の種類及び用途等によって変更され得る。特に、取付部313の形状は任意であり、場合によっては、取付部313は省略され得る。
上記実施形態では、回路部30は、1つの絶縁層32を有しているが、絶縁層32の数は特に限定されない。回路部30は、少なくとも1つの絶縁層32を有していればよい。また、絶縁層32は、単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。
上記実施形態では、回路部30は、3つの導電層33を有しているが、導電層33の数は特に限定されない。回路部30は、少なくとも1つの導電層33を有していればよい。また、導電層33は、単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。
また、接触層34の数は特に限定されない。回路部30は、1以上の接触層34を有してよいし、接触層34を有していなくてもよい。なお、接触層34の用途を考慮すれば、接触層34は、全体が導電層33より硬度が高い必要はない。つまり、接触層34は、少なくともその表面(ブラシ71に接触する部位)を構成する部位の硬度が導電層33より高ければよい。
上記実施形態では、電子部品10は、3つの端子40を有しているが、端子40の数は特に限定されない。回路部30は、少なくとも1つの端子40を有していればよい。また、端子40の形状も、電子部品の種類及び用途等によって変更され得る。例えば、端子40は、クランク状に折り曲がった形状ではなく、直線状であってもよい。また、端子40において、抜止片404は必須ではない。また、突起405の数も特に限定されず、突起405がなくてもよい。また、端子40は、必ずしも全体的にばね性を有していなくてもよく、少なくとも一部にばね性を有することで、弾性力によって回路接続片401を導電層33に接触させることができればよい。また、端子40は、ばね性を有していなくてもよい。
上記実施形態では、ケース50は、インサート成形により形成されているが、その他の成型方法により形成されていてもよい。例えば、ケース50を端子40及び回路部30と別に用意し、端子40及び回路部30をケース50に取り付けてもよい。
上記実施形態では、ケース50は、3つの露出穴53を有しているが、露出穴53の数は特に限定されない。また、上記実施形態では、1つの露出穴53が、1組の端子40と導電層33とを露出させているが、1つの露出穴53が、複数組の端子40と導電層33とを露出させてもよい。例えば、ケース50は、3つの露出穴53(53a,53b,53c)を含むより大きな露出穴53を有してもよい。また、露出穴53は、円形状、楕円形状、多角形状、その他の形状であってもよい。つまり、位置決め構造は任意の構成である。また、押圧部材62がない場合には、ケース50に露出穴53を設けなくてもよい。
なお、ケース50の形状は、あくまでも一例であって、特に限定されない。ケース50の形状は、電子部品の種類及び用途等によって変更され得る。
また、押圧部材62は、必ずしも弾性を有していなくてもよい。また、押圧部材62は、必ずしも電気絶縁性を有していなくてもよい。ただし、押圧部材62が電気絶縁性を有していれば、金属製のカバー80を利用できる。上記実施形態では、電子部品10は、3つの押圧部材62を有しているが、押圧部材62の数は特に限定されない。例えば、単一の押圧部材62で複数の端子40の回路接続片401を押圧してもよい。また、押圧部材62の形状も特に限定されず、楕円や多角形の柱状であってもよい。また、押圧部材62は必須ではない。
また、電子部品10は、必ずしも接着層63を有している必要はない。
上記実施形態では、基板31と端子40とは同じ金属板900より形成されているが、これは必須ではない。基板31と端子40とは別々の金属板900より形成されていてもよい。
なお、上記実施形態では、絶縁層32等の層を形成する方法は、層の材料の塗布及び固化を利用する方法に限らず、従来周知の層形成技術が利用可能である。なお、材料の固化の方法の例としては、乾燥(自然乾燥含む)、加熱、光照射等がある。固化の方法は、層の材料に応じて適切に選択され得る。また、導電層33及び接触層34に利用される導電性ペーストは、上記実施形態で挙げた例に限定されず、従来周知の様々な導電性ペーストから選択され得る。つまり、導電性ペーストは、樹脂(例えば、エポキシ系及びフェノール系)と導電性粒子(例えば、銅、銀、及びカーボン)とを含んでいればよい。
3.態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、第1の態様の電子部品(10)は、回路部(30)と、端子(40;40a〜40c)と、前記回路部(30)及び前記端子(40;40a〜40c)を保持する電気絶縁性のケース(50)と、を備える。前記回路部(30)は、絶縁層(32)、及び前記絶縁層(32)上の導電層(33;331〜333)を有する。前記端子(40;40a〜40c)は、前記導電層(33;331〜333)の厚み方向において前記導電層(33;331〜333)に重ねられて電気的に接触する回路接続片(401)を有する。第1の態様によれば、電子部品(10)の薄型化が図れる。
第2の態様の電子部品(10)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、前記回路接続片(401)は、前記導電層(33;331〜333)側に突出する1以上の突起(405)を有する。第2の態様によれば、回路接続片(401)が安定して導電層(33;331〜333)に接触し易くなる。
第3の態様の電子部品(10)は、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、前記端子は、ばね性を有し、弾性力によって前記回路接続片(401)を前記導電層(33;331〜333)に接触させる。第3の態様によれば、回路接続片(401)が安定して導電層(33;331〜333)に接触し易くなる。
第4の態様の電子部品(10)は、第1〜第3の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、前記電子部品(10)は、前記回路接続片(401)を前記導電層(33;331〜333)に押し付ける押圧部材(62;62a〜62c)を更に備える。第4の態様によれば、回路接続片(401)が安定して導電層(33;331〜333)に接触し易くなる。
第5の態様の電子部品(10)は、第4の態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、前記電子部品(10)は、前記ケース(50)に取り付けられるカバー(80)を更に備える。前記押圧部材(62;62a〜62c)は、電気絶縁性を有する。前記カバー(80)は、前記押圧部材(62;62a〜62c)が前記回路接続片(401)を前記導電層(33;331〜333)に押し付ける位置に前記押圧部材(62;62a〜62c)を位置させる。第5の態様によれば、回路接続片(401)が安定して導電層(33;331〜333)に接触し易くなる。
第6の態様の電子部品(10)は、第1〜第5の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、前記電子部品(10)は、前記回路接続片(401)と前記導電層(33;331〜333)との間にある導電性を有する接着層(63)を更に備える。第6の態様によれば、端子(40;40a〜40c)と導電層(33;331〜333)間の電気接続が安定し易くなる。
第7の態様の電子部品(10)は、第1〜第6の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、前記回路部(30)は、金属製の基板(31)を更に有する。前記絶縁層(32)及び前記導電層(33;331〜333)は、前記基板(31)上にある。第7の態様によれば、導電層(33;331〜333)を支持するための絶縁基板が不要であるから、電子部品(10)の薄型化が図れる。
第8の態様の電子部品(10)は、第1〜第7の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、前記電子部品(10)は、前記端子(40;40a〜40c)を複数備える。前記導電層(33;331〜333)は、複数の端子接続部(3311、3321、3331)を有する。前記複数の端子(40a〜40c)の前記回路接続片(401)は前記複数の端子接続部(3311、3321、3331)にそれぞれ重ねられる。第8の態様によれば、電子部品(10)の薄型化が図れる。
第9の態様の電子部品(10)は、第1〜第8の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第9の態様では、前記回路部(30)は、導電性を有して前記導電層(33;331〜333)に電気的に接続され、前記導電層(33;331〜333)より硬度が高い接触層(34;341,342)を更に有する。第9の態様によれば、接触層(34;341,342)をブラシとの接触に利用でき、電子部品(10)を可変抵抗器等として実現できる。
第10の態様の電子部品(10)は、第1〜第9の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第10の態様では、前記回路接続片(401)は、板状である。前記絶縁層(32)及び前記導電層(33;331〜333)の各々は、前記回路接続片(401)より薄い。第10の態様によれば、電子部品(10)の薄型化が図れる。
第11の態様の電子部品の製造方法は、第1〜第10の態様のいずれか一つの電子部品(10)の製造方法である。第11の態様の製造方法は、前記端子(40;40a〜40c)と前記回路部(30)の前記導電層(33;331〜333)とを電気的に接続する電気接続処理を含む。前記電気接続処理は、前記回路接続片(401)が前記導電層(33;331〜333)と重なるように前記導電層(33;331〜333)と前記端子(40;40a〜40c)とを配置するステップを含む。第11の態様によれば、電子部品(10)の薄型化が図れる。
第12の態様の電子部品の製造方法は、第7の態様の組み合わせに係る電子部品(10)の製造方法である。第12の態様は、前記端子(40;40a〜40c)と前記回路部(30)の前記導電層(33;331〜333)とを電気的に接続する電気接続処理を含む。前記電気接続処理は、前記回路接続片(401)が前記導電層(33;331〜333)と重なるように前記導電層(33;331〜333)と前記端子(40;40a〜40c)とを配置するステップを含む。第12の態様は、前記電気接続処理の前に実行される第1及び第2ステップと、前記電気接続処理の後に実行される第3ステップと、を更に含む。前記第1ステップは、金属板(900)に、前記絶縁層(32)及び前記導電層(33;331〜333)を形成するステップである。前記第2ステップは、前記金属板(900)の不要部分を除去して、基板部分(910)と、端子部分(920)と、前記基板部分(910)及び前記端子部分(920)を保持するフレーム(930)と、を形成するステップである。前記基板部分(910)は、前記基板(31)の基礎となる部分である。前記端子部分(920)は、前記端子(40)の基礎となる部分である。前記第3ステップは、前記基板部分(910)及び前記端子部分(920)をインサートとしてインサート成形を行い、前記ケース(50)を形成するステップである。第12の態様によれば、薄型化を図れる電子部品(10)を効率よく製造できる。
10 電子部品
30 回路部
31 基板
32 絶縁層
33,331〜333 導電層
3311,3321,3331 端子接続部
34,341,342 接触層
40,40a〜40c 端子
401 回路接続片
405 突起
50 ケース
62,62a〜62c 押圧部材
63 接着層
80 カバー

Claims (11)

  1. 絶縁層、及び前記絶縁層上の導電層を有する回路部と、
    端子と、
    前記回路部及び前記端子を保持する電気絶縁性のケースと、
    を備え、
    前記端子は、前記導電層の厚み方向において前記導電層に重ねられて電気的に接触する回路接続片を有する、
    電子部品。
  2. 前記回路接続片は、前記導電層側に突出する1以上の突起を有する、
    請求項1の電子部品。
  3. 前記端子は、ばね性を有し、弾性力によって前記回路接続片を前記導電層に接触させる、
    請求項1又は2の電子部品。
  4. 前記回路接続片を前記導電層に押し付ける押圧部材を更に備える、
    請求項1〜3のいずれか一つの電子部品。
  5. 前記ケースに取り付けられるカバーを更に備え、
    前記押圧部材は、電気絶縁性を有し、
    前記カバーは、前記押圧部材が前記回路接続片を前記導電層に押し付ける位置に前記押圧部材を位置させる、
    請求項4の電子部品。
  6. 前記回路接続片と前記導電層との間にある導電性を有する接着層を更に備える、
    請求項1〜5のいずれか一つの電子部品。
  7. 前記回路部は、金属製の基板を更に有し、
    前記絶縁層及び前記導電層は、前記基板上にある、
    請求項1〜6のいずれか一つの電子部品。
  8. 前記端子を複数備え、
    前記導電層は、複数の端子接続部を有し、
    前記複数の端子の前記回路接続片は、前記複数の端子接続部にそれぞれ重ねられる、
    請求項1〜7のいずれか一つの電子部品。
  9. 前記回路部は、導電性を有して前記導電層に電気的に接続され、前記導電層より硬度が高い接触層を更に有する、
    請求項1〜8のいずれか一つの電子部品。
  10. 前記回路接続片は、板状であり、
    前記絶縁層及び前記導電層の各々は、前記回路接続片より薄い、
    請求項1〜9のいずれか一つの電子部品。
  11. 請求項1〜10のいずれか一つの電子部品の製造方法であって、
    前記端子と前記回路部の前記導電層とを電気的に接続する電気接続処理を含み、
    前記電気接続処理は、前記回路接続片が前記導電層と重なるように前記導電層と前記端子とを配置するステップを含む、
    電子部品の製造方法。
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