JP2019106226A - 光ピックアップ制御装置、及び光ピックアップ制御方法 - Google Patents

光ピックアップ制御装置、及び光ピックアップ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】センサーを用いずに対物レンズシフト量を求めて、再生性能の低下を抑える光ピックアップ制御装置を提供する。【解決手段】光ピックアップ制御装置(10)は、信号検出部(30)、中央制御部(50)及びアクチュエータ駆動部(40)を備える。信号検出部(30)は、対物レンズ(24)のずれ量をレンズエラー信号(S7)として検出する。中央制御部(50)は、レンズエラー信号(S7)を基にレンズ中点制御を行う。アクチュエータ駆動部(40)は、駆動信号(S10)をアクチュエータ(26)に送る。中央制御部(50)は、トラッキングエラー信号の振幅値等の変更前に、レンズ中点制御を行う際の駆動信号(S10)をレンズ中点制御の駆動信号として計測して、このレンズ中点制御の駆動信号に基づいたオフセット駆動信号をトラッキングエラー信号の振幅値等の変更時に、駆動信号(S10)に加える。【選択図】 図1

Description

本発明は、CD(Compact Disc:登録商標)、DVD(Digital Versatile Disc:登録商標)、又はBD(Blu−ray Disc:登録商標)などを扱う光ピックアップ制御装置、及び光ピックアップ制御方法に関する。
BDなどの大容量光ディスクに対応した光ピックアップ制御装置が普及している。光ピックアップ制御装置には、民生用の横置きタイプ又はパーソナルコンピュータ用の縦置きタイプなどがある。そして、用途別に配置方法は異なる。特に縦置きタイプでは、トラッキング方向に重力が働くことにより、対物レンズが中立位置からシフトする。つまり、対物レンズの位置が中立位置から移る。
以下において、対物レンズが中立位置からシフトすることを「対物レンズシフト」という。また、そのシフト量を「対物レンズシフト量」という。ここで、中立位置は、横置きタイプのように、トラッキング方向に重力が働かない水平状態にあるときの対物レンズの位置である。
縦置きタイプでは、トラッキング方向への対物レンズシフトの影響で、起動時のトラッキングエラー調整の精度が低下する。そして、トラッキング制御が正常に行われずに、再生性能の低下を招くことがある。「トラッキングエラー調整」とは、トラッキングエラー信号の振幅値及びオフセット値を、トラッキング制御が正常に行われるよう変更することである。
そこで、対物レンズシフト量から算出されるオフセット電圧を、対物レンズアクチュエータに印加する。そして、対物レンズを中立位置に移動させる。これにより、重力の影響を打ち消すことが一般的である。
対物レンズシフト量は、光ピックアップが対物レンズを支持するための弾性支持部材の弾性係数に依存する。同一の型式の光ピックアップ間で弾性係数が同じであれば、対物レンズシフト量は同じになる。このため、ある固定のオフセット電圧を、対物レンズアクチュエータに印加すればよい。
しかし、実際には、弾性支持部材の弾性係数は同一の型式の光ピックアップでも個々で異なる。また、弾性支持部材の弾性係数は周囲温度によっても異なる。よって、オフセット電圧を固定値にするのは望ましくない。
光ピックアップの個体差または周囲温度の影響を吸収するために、光ディスクを起動する時のトラッキング制御信号を基に対物レンズシフト量を算出する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、対物レンズシフトの時の静的加速度を示す検出信号と、対物レンズを光ディスク上のトラックに追従させるためのトラッキング制御信号の低域成分とに基づいて、対物レンズシフト量を算出することが記載されている。
特開2004−319039(第9−10頁、第4図)
しかしながら、特許文献1では、対物レンズシフト量の算出に、加速度センサーを追加する必要がある。そのため、部品点数の増加による組立性の低下、それに伴うコストの増加または装置の大型化などの問題がある。
そこで、本発明は、センサーを用いることなく、対物レンズシフト量を求めることができる光ピックアップ制御装置、及び光ピックアップ制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る光ピックアップ制御装置は、光ディスクに情報を記録し、または記録された情報を読み出す光ピックアップにおいて、前記光ピックアップの対物レンズの基準位置に対するずれ量をレンズエラー信号として検出する信号検出部と、前記レンズエラー信号に基づいて、前記対物レンズのレンズ中点制御を行う中央制御部と、前記対物レンズを移動させるアクチュエータを駆動するための駆動信号を前記アクチュエータに送るアクチュエータ駆動部とを備え、前記中央制御部は、トラッキングエラー信号の振幅値又はトラッキングエラー信号のオフセット値を変更する前に、前記レンズ中点制御を行う際の前記駆動信号をレンズ中点制御の駆動信号として計測して、当該レンズ中点制御の駆動信号に基づいたオフセット駆動信号を、前記振幅値又は前記オフセット値を変更する際に、前記駆動信号に加える。
また、本発明に係る光ピックアップ制御方法は、レンズ中点制御を行う工程と、トラッキングエラー信号の振幅値又はトラッキングエラー信号のオフセット値を変更する前に、前記レンズ中点制御を行う際の対物レンズを移動させるアクチュエータの駆動信号を、前記レンズ中点制御の駆動信号として計測する工程とを備え、前記レンズ中点制御の駆動信号の平均値を負の数値とした値または前記レンズ中点制御の駆動信号の直流成分の値を負の数値とした値をオフセット駆動信号とし、前記振幅値又は前記オフセット値を変更する際に、前記オフセット駆動信号を前記アクチュエータの駆動信号に加える。
本発明によれば、センサーを用いることなく、対物レンズシフト量を求めて、再生性能の低下を抑えることができる。
本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置において、信号検出部30、アクチュエータ駆動部40、及び中央制御部50の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置において、横置きタイプ(1)と縦置きタイプ(2)での対物レンズ24と光ディスクODの模式図である。 本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置において、レンズ中点制御の開ループ特性を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置において、対物レンズシフト設定値[mm]とレンズエラーオフセット[V]の関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置において、レンズ中点制御OFF時、ON時の波形を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置において、光ディスク挿入からデータ記録又は再生までの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置において、アクチュエータ駆動電圧計測シーケンスの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置において、図8とは別のアクチュエータ駆動電圧計測シーケンスの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る光ピックアップ制御装置において、光ディスク再起動の処理の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10の構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示されるように、光ピックアップ制御装置10は、信号検出部30、アクチュエータ駆動部40及び中央制御部50を備える。また、光ピックアップ制御装置10は、スピンドルモータ11、スピンドル駆動部12、スレッドモータ13、スレッド駆動部14、レーザー駆動部15及び光ピックアップ20を備えることができる。また、光ディスクODは、光ピックアップ制御装置10に装着される。
光ディスクODは、再生専用型ディスク、追記型ディスク、及び書き換え型ディスクを含む。再生専用型ディスクは、データの再生のみを行うことができる。追記型ディスクは、データの再生およびデータの追加記録を行うことができて、データの書き換えを行うことができない。書き換え型ディスクは、データの再生、データの追加記録及びデータの書き換えを行うことができる。また、光ディスクODは、例えば、CD、DVD、またはBDなどである。
スピンドルモータ11は、光ディスクODを回転させる。スピンドルモータ11の回転方式には、角速度一定のCAV(Constant Angular Velocity)方式または線速度一定のCLV(Constant Linear Velocity)方式等がある。
スピンドルモータ11の回転軸には、例えば、光ディスクODを同心度を保ちながらチャッキングするためのクランプ部が取り付けられている。
スピンドル駆動部12は、スピンドルモータ11を駆動する。スピンドル駆動部12は、中央制御部50からの指令(信号S)に応じて、スピンドルモータ11を駆動する。スピンドル駆動部12は、スピンドルモータ11の起動及び停止を行う。また、スピンドル駆動部12は、スピンドルモータ11の回転速度の制御を行う。
スピンドル駆動部12は、駆動信号Sを出力する。スピンドルモータ11は、駆動信号Sを受け取る。信号Sは、例えば、スピンドルモータ11を駆動するための駆動電圧である。
スレッドモータ13は、光ピックアップ20を光ディスクODのトラッキング方向T(半径方向)に移動させる。
スレッド駆動部14は、スレッドモータ13を駆動する。スレッド駆動部14は、中央制御部50からの指令(信号S)に応じて、スレッドモータ13を駆動する。信号Sは、例えば、スレッドモータ13を駆動するための駆動電圧である。
スレッド駆動部14は、駆動信号Sを出力する。スレッドモータ13は、駆動信号Sを受け取る。
レーザー駆動部15は、レーザー光源22を駆動する。レーザー駆動部15は、中央制御部50からの指令(信号S)に応じて、レーザー光源22を駆動する。レーザー駆動部15は、駆動信号Sを出力する。
光ピックアップ20は、レンズユニット21およびアクチュエータ26を備える。レンズユニット21は、レーザー光源22、ビームスプリッタ23、対物レンズ24、光検出部25および弾性支持部材27を備える。
レーザー光源22は、レーザー光を出射する。レーザー光源22は、駆動信号Sを受け取る。
ビームスプリッタ23は、レーザー光源22から出射されたレーザー光を反射する。
対物レンズ24は、ビームスプリッタ23で反射されたレーザー光を光ディスクODの情報記録面上に集光させる。
光検出部25は、受光素子を備える。光検出部25の受光素子は、光ディスクODで反射された反射光を受光して電気信号に変換する。光ディスクODで反射された反射光は、対物レンズ24及びビームスプリッタ23を透過して、受光素子に到達する。
光検出部25は、受光した光を電気信号Sに変換する。そして、光検出部25は、電気信号Sを出力する。
弾性支持部材27は、対物レンズ24を、レンズユニット21内で移動可能に支持する。
アクチュエータ26は、弾性支持部材27の弾性力に抗して、対物レンズ24をトラッキング方向Tまたはフォーカシング方向Fに移動させる。トラッキング方向Tは、光ディスクODの半径方向である。フォーカシング方向Fは、光ディスクODの情報記録面に垂直な方向である。
信号検出部30は、光検出部25からの電気信号Sを受け取る。信号検出部30は、対物レンズ24の光ピックアップ20に対する位置を検出するためのレンズエラー信号Sを生成する。信号検出部30は、生成された信号Sを出力する。
アクチュエータ駆動部40は、中央制御部50からの指令(信号S)に応じて、アクチュエータ26を駆動する。アクチュエータ駆動部40は、駆動信号S10を出力する。信号S10は、アクチュエータ26を駆動するための信号である。駆動信号S10は、例えば、アクチュエータ26を駆動するための駆動電圧または駆動電流などである。
中央制御部50は、アクチュエータ駆動部40に対し、アクチュエータ26を駆動するための指令(信号S)を出す。
また、中央制御部50は、信号検出部30からの出力された信号Sを処理し、演算を行う。つまり、中央制御部50は、信号Sをアナログ信号処理またはデジタル信号処理して、アクチュエータ26を駆動するための制御フィルタを規定するための演算を行います。
中央制御部50は、記憶部51を備える。記憶部51は、アクチュエータ駆動部40からの計測結果(信号S11)を記憶する。これについては、後に、図8および図9を用いて説明する。
なお、光ピックアップ制御装置10は、図1の例に限定されない。
図2は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10において、信号検出部30、アクチュエータ駆動部40及び中央制御部50の構成を概略的に示すブロック図である。図2(A)は、信号検出部30と中央制御部50との関係を示している。図2(B)は、アクチュエータ駆動部40と中央制御部50との関係を示している。
信号検出部30は、レンズエラー信号生成部31を備える。また、アクチュエータ駆動部40は、駆動信号生成部41、スイッチ42及び駆動アンプ43を備える。
レンズエラー信号生成部31は、光検出部25からの電気信号Sを受け取る。そして、レンズエラー信号生成部31は、対物レンズ24の位置を検出するためのレンズエラー信号S12を生成する。レンズエラー信号S12は、光ディスクODの回転周期と等しい周期の正弦波である。なお、図2に示す信号S12は、図1に示す信号Sと同じである。
レンズエラー信号S12は、光検出部25からの信号Sに基づいて生成される。生成方法は、例えば、プッシュプル法、DPP(Differential Push−Pull)法又はDPD(Differential Phase Detection)法等が挙げられる。
レンズエラー信号生成部31は、レンズエラー信号S12を出力する。そして、レンズエラー信号S12は、中央制御部50内の制御フィルタ部52に受け取られる。
制御フィルタ部52は、レンズエラー信号S12を用いて演算を行う。
具体的には、制御フィルタ部52は、制御フィルタの演算を行う。制御フィルタは、アクチュエータ26の共振により発生する対物レンズ24の振動を抑制するレンズ中点制御に用いられる。
レンズ中点制御は、レンズエラー信号S12をフィードバックすることで抑制する制御である。レンズ中点制御は、光ピックアップ20と対物レンズ24との中点ずれをゼロにする制御である。「中点ずれ」とは、光ピックアップ20に対する対物レンズ24の位置が、例えば、設計値からずれていることである。また、レンズ中点制御は、電気信号Sから生成されるレンズエラー信号S12をフィードバックした信号に基づき、対物レンズ24の振動を抑制するように対物レンズ24の位置を制御する制御方法である。アクチュエータ26は、対物レンズ24を制御する。
制御フィルタは、例えば、PID(Proportional Integral Derivative)制御を行うためのフィルタである。PID制御は、制御工学におけるフィードバック制御の一種である。PID制御は、入力値の制御を出力値と目標値との偏差(P制御)、その積分(I制御)、および微分(D制御)の3つの要素によって行う制御方法である。
駆動信号生成部41は、アクチュエータ26を駆動するための信号S13を生成する。この信号S13は、制御フィルタ部52からの出力信号Sである。つまり、信号S13は、信号Sに等しい。
スイッチ42は、駆動アンプ43に供給する駆動信号S14を、振幅値“ゼロ”の信号(接点42A)、又は駆動信号生成部41で生成された駆動信号S13(接点42B)のいずれかに切り替える。つまり、スイッチ42は、駆動信号切り替え部である。
スイッチ42は、振幅値“ゼロ”の信号を駆動アンプ43に供給する場合には、接点42Aを選択する。また、スイッチ42は、駆動信号生成部41からの駆動信号S13を駆動アンプ43に供給する場合には、接点42Bを選択する。
つまり、レンズ中点制御を行わない場合には、スイッチ42は、接点42Aに切り替えられる。また、レンズ中点制御を行う場合には、スイッチ42は、接点42Bに切り替えられる。
駆動アンプ43は、スイッチ42を介して入力された信号S14の信号値を増幅する。駆動アンプ43は、例えば、スイッチ42を介して入力された信号S14の電圧値を増幅する。駆動アンプ43は、駆動信号生成部41からの信号S13の信号値(例えば、電圧値)を増幅させることによって、ダイナミックレンジを増加させる。駆動アンプ43は、信号S10を出力する。信号S10は、信号S14の信号値(例えば、電圧値)を増幅した信号である。
なお、信号検出部30、アクチュエータ駆動部40及び中央制御部50の構成は、図2の例に限定されない。
図3(A)及び図3(B)は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10において、対物レンズ24と光ディスクODとの関係を示す模式図である。図3(A)は、横置きタイプの光ピックアップ制御装置10を示している。図3(B)は、縦置きタイプの光ピックアップ制御装置10を示している。
図3(A)に示すように、横置きタイプの場合には、トラッキング方向Tに重力Gが働かない。このため、対物レンズ24は中立位置NPmにある。図3(B)に示すように、縦置きタイプの場合には、トラッキング方向Tに重力Gが働く。このため、対物レンズ24は中立位置NPmからシフトした位置にある。この対物レンズシフト量LSmを求める必要がある。
図4は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10において、レンズ中点制御の開ループ特性を示す図である。具体的には、PID制御のうち、P制御を無効にした場合の開ループ特性(点線)と、有効にした場合の開ループ特性(実線)とである。
レンズ中点制御の開ループ特性におけるゲイン特性は、各周波数において、対物レンズ24の振動に対する抑制能力を示している。
例えば、P制御を有効にした場合(実線)には、アクチュエータ26の共振周波数f[Hz]でのゲインYPGは、約36.9dBである。この場合には、共振周波数f[Hz]での対物レンズ24の振動は、振幅が0.014倍(=1/10(36.9/20))に抑制される。
同様に、トラッキング方向Tへの重力Gによる対物レンズシフト量LSmは、対物レンズ24の振動の直流成分に相当する。このため、レンズ中点制御を行うことによって、レンズ中点制御の開ループ特性における直流でのゲイン分だけ、対物レンズ24は中立位置NPmの方向に移動する。
図4において、P制御を無効にした場合のゲイン特性NPGは、直流でのゲインはマイナス無限大(−∞)となる。この場合には、レンズ中点制御を行っても、対物レンズ24は、ほとんど中立位置NPmの方向に移動しない。
一方、P制御を有効にした場合のゲイン特性YPGは、直流でのゲインは約23.5dBとなる。この場合には、レンズ中点制御を行うことで、対物レンズ24の振動の直流成分は0.067倍(=1/10(23.5/20))に抑制される。すなわち、対物レンズ24の中立位置NPmの方向への移動量は、中立位置NPmから6.7%だけずれることとなる。
つまり、レンズ中点制御による対物レンズ24の中立位置NPmの方向への移動量の誤差は、6.7%である。このため、P制御を有効にすることで、対物レンズシフト量LSmを求めることができる。
なお、図4において、制御の安定性を損なわない程度に全体のゲインを上げることで、直流でのゲインが大きくなり、誤差をより小さくすることができる。
レンズ中点制御は、レンズエラー信号S12を基に行われる。このため、レンズシフト量LSmとレンズエラーオフセット値が線形の関係にあることが前提となる。レンズエラーオフセット値は、レンズエラー信号S12の中心値((最大値+最小値)/2)、または平均値である。
図5は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10において、対物レンズシフト設定値[mm]とレンズエラーオフセット値[V]の関係を示す図である。
対物レンズシフト設定値は、(アクチュエータ26に印加する駆動電圧S10[V])×(駆動アンプ43のゲイン)×(アクチュエータ26の直流感度[m/V]))で表わされる。対物レンズシフト設定値とレンズシフト量とは比例関係にある。
対物レンズシフト設定値は、対物レンズを中点から意図的にシフトさせるための設定値である。図5に示すように、対物レンズシフト設定値[mm]とレンズエラーオフセット値[V]とは比例関係にあることから、レンズシフト量とレンズエラーオフセット値とは線形の関係にあることが分かる。
図6は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10において、レンズ中点制御を行った場合の信号波形と、行わなかった場合の信号波形とを示す図である。
図6(A)の信号波形は、光ピックアップ20に対する対物レンズ24の位置[m]を示している。図6(B)の信号波形は、レンズエラー信号S12(S)[V]を示している。図6(C)の信号波形は、アクチュエータ駆動電圧S10[V]を示している。図6(D)の信号波形は、ループ開閉スイッチ(スイッチ42)の状態を示している。
ループ開閉スイッチ(スイッチ42)が0のときは、レンズ中点制御は行われていない。つまり、スイッチ42は、接点42Aに接続されている。一方、ループ開閉スイッチが1のときは、レンズ中点制御は行われている。つまり、スイッチ42は、接点42Bに接続されている。
図6を用いて、対物レンズシフト量LSmを求める方法を説明する。
図6において、レンズ中点制御を行う時には、スイッチ42を接点42Aから接点42Bに切り替える。また、レンズ中点制御を行わない時には、スイッチ42を接点42Bから接点42Aに切り替える。
図6において、時刻0.10(時刻P)で、スイッチ42は、接点42Aから接点42Bに切り替えられている。また、時刻0.20(時刻P)で、スイッチ42は、接点42Bから接点42Aに切り替えられている。
レンズ中点制御を行わない時には、対物レンズ24は、対物レンズシフト量LSmを中心に振動する。このときのアクチュエータ駆動電圧S10はゼロである。図6(C)では、アクチュエータ駆動電圧S10がゼロの場合を、符号NPVで示している。
レンズ中点制御を行うと、図6(C)に示すように、アクチュエータ26には、平均値LSVを中心とした駆動電圧S10が印加される。これに伴い、対物レンズ24は中立位置NPmに移動する。
つまり、レンズ中点制御によって、アクチュエータ駆動部40は、アクチュエータ駆動電圧S10をアクチュエータ26に印加する。そして、対物レンズ24は中立位置NPmに移動する。よって、アクチュエータ駆動電圧S10を計測して、その平均値LSVを取得することで、対物レンズシフト量LSmを算出することができる。
図6において、計測開始点Sは、アクチュエータ駆動電圧S10の計測を開始する時刻である。また、計測終了点Eは、アクチュエータ駆動電圧S10の計測を終了する時刻である。
つまり、レンズ中点制御を行っている際のアクチュエータ駆動電圧S10の平均値LSVを基にして、対物レンズシフト量LSmを算出することができる。
但し、レンズ中点制御を行わない場合には、アクチュエータ駆動部40は、平均値LSVを(−1)倍したオフセット電圧をアクチュエータ26に印加する。つまり、トラッキング制御を行う場合には、アクチュエータ駆動部40は、平均値LSVを負の値としたオフセット電圧をアクチュエータ26に印加する。これによって、対物レンズ24は中立位置NPmに移動する。このため、対物レンズシフト量LSmを算出しなくてもよい。
ここで、オフセット電圧は、オフセット駆動信号の一例である。オフセット駆動信号は、オフセット電圧以外に、オフセット電流などの駆動信号を含む。
次に、図7から図10までを参照して、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10の動作(光ピックアップ制御方法)を説明する。
図7は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10において、光ディスクODを挿入してからデータの記録又は再生までの処理の一例を示すフローチャートである。
記録又は再生に用いられる光ディスクODが光ピックアップ制御装置10に挿入されると(工程S1)、光ディスクODの種類などの判別が行われる(工程S2)。光ディスクODの判別は、例えば、光ディスクODがCD、DVDまたはBDのいずれであるかを判別する工程を含む。また、光ディスクODの判別は、例えば、光ディスクODの記録層の層数を判別する工程を含む。
次に、スピンドルモータ11は、光ディスクODを回転させる(工程S3)。
次に、アクチュエータ駆動部40は、アクチュエータ26を駆動して、光ディスクODの情報記録面に垂直な方向(フォーカス方向F)に対物レンズ24を移動させる制御をする(工程S4)。
次に、中央制御部50は、アクチュエータ26の駆動電圧(信号S10)を計測するシーケンスを実行させる(工程S5)。工程S5の詳細は、図8、及び9のフローチャートを用いて後に説明する。
次に、中央制御部50は、トラッキングエラー信号に対して、振幅値及びオフセット値の変更を行う(工程S6)。
トラッキングエラー信号は、光ディスクODに照射された光線がトラックからずれた際に検出されるエラー信号である。光ディスクODに情報を記録する際に、または、光ディスクODに記録された情報を読み取る際に、トラッキングエラー信号を基にして、トラッキングサーボが行われる。「トラッキングサーボ」とは、光ディスクODに照射された光線がトラックをトレースできるように位置を合わせる制御のことである。また、光ディスクOD上を光ピックアップがシークする際には、トラッキングエラー信号は、光ピックアップの移動量を検出するために使用される。「シーク」とは、光ピックアップが、光ディスクOD上の目的の位置まで一気に移動することである。
このトラッキングエラー信号に対する振幅値及びオフセット値の変更には、後述するアクチュエータ駆動電圧の計測シーケンスで得られたオフセット電圧(負の値とした駆動電圧の平均値LSV)をアクチュエータ26に加える工程も含まれる。
これにより、後の工程S7におけるトラッキング制御を安定に行うことができる。
「トラッキングエラーの振幅調整」とは、トラッキングエラー信号生成部31のゲインを調整することで、トラッキングエラー信号Sの振幅値(最大値−最小値)を調整することである。また、「オフセット調整」とは、トラッキングエラー信号Sの中心値((最大値+最小値)/2)または平均値がゼロとなるよう、トラッキングエラー信号Sのオフセット値を調整することである。
次に、アクチュエータ駆動部40は、アクチュエータ26を駆動して、光ディスクODの半径方向(トラッキング方向T)に対物レンズ24を移動させる制御をする(工程S7)。
ここでの対物レンズ24のトラッキング方向Tへの移動量は、アクチュエータ駆動電圧の計測シーケンスで得られたオフセット電圧(負の値とした駆動電圧の平均値LSV)に基づいている。
次に、データの記録又は再生が開始される(工程S8)。
図7に示されるように、実施の形態1では、トラッキングエラーの調整を行う前に、アクチュエータ26の駆動電圧(信号S10)を計測するシーケンスが実行される。
もし、トラッキングエラーの調整の後に、アクチュエータ26の駆動電圧(信号S10)を計測するシーケンスが実行された場合には、対物レンズ24が重力Gにより中立位置NPmからシフトした状態で、トラッキングエラーの調整が行われる。
この場合には、例えば、対物レンズ24のシフトに起因するトラッキングエラーのオフセットか、トラッキングエラーが生成される際のオフセットに起因するトラッキングエラーのオフセットかを区別できない。そのため、トラッキングエラー信号Sの振幅値の調整およびオフセット値の調整は正確に行われない。
実施の形態1に示すように、対物レンズ24が中立位置NPmの状態でトラッキングエラーの調整を行うことで、調整の精度を向上することができる。
図8は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10において、アクチュエータ26の駆動電圧(信号S10)を計測するシーケンスの一例を示すフローチャートである。図8は、図7の工程S5におけるアクチュエータ26の駆動電圧(信号S10)を計測するシーケンスの詳細を示している。
図8に示されるように、中央制御部50は、アクチュエータ26の駆動電圧を計測するシーケンスが開始すると(工程S50)、レンズ中点制御フィルタの設定を行う(工程S51)。
レンズ中点制御フィルタの設定は、例えば、PID制御フィルタにおける各ゲインの設定等である。PID制御フィルタは、例えば、PID制御のP制御、I制御およびD制御の3つの要素を加算したフィルタである。
次に、アクチュエータ駆動部40は、アクチュエータ26を駆動して、レンズ中点制御を開始する(工程S52)。
次に、中央制御部50は、ウェイトを行う(工程S53)。
「ウェイト」とは、例えば、前の工程S52が終了してから次の工程S54を開始するまでの「待機」のことである。これは、レンズ中点制御を開始にしてから、対物レンズ24が中立位置NPmに移動が完了するまでのウェイトである。ウェイトを行う時間は、特に制限はされない。
次に、中央制御部50は、アクチュエータ26の駆動電圧(信号S10)の計測を行う(工程S54)。
駆動電圧(信号S10)の平均値を取得するには、駆動電圧(信号S10)の周期以上の計測時間が必要である。駆動電圧(信号S10)の周期は、レンズエラー信号Sの周期である。レンズエラー信号Sの周期は、光ディスクODの回転周期に等しい。このため、回転周期×N(Nは自然数)以上の計測時間が必要である。つまり、回転周期の自然数倍以上の計測時間が必要である。
次に、中央制御部50は、駆動電圧の平均値LSVを取得する(工程S55)。
次に、アクチュエータ駆動部40は、レンズ中点制御を終了する(工程S56)。
次に、中央制御部50内の記憶部51は、駆動電圧の平均値LSVを格納する(工程S57)。
これは、図10で示すように、再起動される場合には、予め、アクチュエータ26の駆動電圧を計測するシーケンスで取得した駆動電圧の平均値LSVを用いてオフセット電圧を印加するためである。再起動は、光ディスクODが光ピックアップ制御装置10内に挿入された状態で再生を開始することである。
次に、アクチュエータ駆動部40は、駆動電圧の平均値LSV×(−1)のオフセット電圧をアクチュエータ26に印加する(工程S58)。これにより、対物レンズ24は、中立位置NPmに移動する。
次に、アクチュエータ26の駆動電圧を計測するシーケンスが終了する(工程S59)。
図9は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10において、図8とは別のアクチュエータ26の駆動電圧を計測するシーケンスの一例を示すフローチャートである。
工程S55において、アクチュエータ26の駆動電圧の平均値LSVを取得する代わりに、駆動電圧の直流成分LSVを取得する。これにより、工程S54における駆動電圧(信号S10)の計測の時間を短くすることができる。
工程S50から工程S59までは、図8において説明したものと同様のため、説明を省略する。
工程S54において、アクチュエータ26の駆動電圧(信号S10)を計測した後に、中央制御部50は、駆動電圧の直流成分LSVを取得する(工程S60)。
駆動電圧の直流成分LSVを取得する方法として、例えば、駆動電圧をLPF(Low−Pass Filter)に通す方法がある。但しこれに限定されない。
工程S56において、レンズ中点制御を終了した後に、中央制御部50内の記憶部51は、駆動電圧の直流成分LSVを格納する(工程S61)。
なお、図9においては、工程S58で、駆動電圧の直流成分LSV×(−1)のオフセット電圧をアクチュエータ26に印加している。図8においては、同じ工程S58で、駆動電圧の平均値LSV×(−1)のオフセット電圧をアクチュエータ26に印加している。図8の工程S58は、図9の工程S58と異なる。
図10は、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10において、光ディスクODの再起動の処理の一例を示すフローチャートである。
中央制御部50によって、光ディスクODの再起動が開始される(工程S9)。
そうすると、スピンドルモータ11は、光ディスクODを回転させる(工程S3)。
次に、アクチュエータ駆動部40は、アクチュエータ26を駆動して、光ディスクODの情報記録面に垂直な方向(フォーカス方向F)に対物レンズ24を移動させる制御をする(工程S4)。
次に、アクチュエータ駆動部40は、記憶部51に格納されているアクチュエータ26の駆動電圧の平均値LSV×(−1)のオフセット電圧をアクチュエータ26に印加する(工程S10)。
工程S10で、オフセット電圧は、駆動電圧の直流成分LSVを基に算出されてもよい。
次に、アクチュエータ駆動部40は、アクチュエータ26を駆動して、光ディスクODの半径方向(トラッキング方向T)に対物レンズ24を移動させる制御をする(工程S7)。
次に、データの記録又は再生が開始される(工程S8)。
次に、光ディスクODの再起動が終了する(工程S11)。
以上に説明したように、実施の形態1に係る光ピックアップ制御装置10及び光ピックアップ制御方法によれば、レンズ中点制御の際のアクチュエータ26の駆動電圧の平均値LSVまたは直流成分LSVを取得することで、対物レンズ24のレンズシフト量LSmを求めることができる。
以上で説明した実施の形態に係る光ピックアップ制御装置10及び光ピックアップ制御方法は、電子回路などのハードウェア資源のみにより実現されてもよい。また、光ピックアップ制御装置10及び光ピックアップ制御方法は、ハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現されてもよい。
ハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現される場合には、光ピックアップ制御装置10及び光ピックアップ制御方法は、例えば、コンピュータプログラムがコンピュータにより実行されることによって実現される。
より具体的には、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムは、主記憶装置に読み出される。そして、コンピュータプログラムは、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって実行される。記録媒体は、例えば、ROM(Read Only Memory)等である。
コンピュータプログラムは、コンピュータが読み取ることのできる記録媒体に記録されて提供されてもよい。ここで、記録媒体は、例えば、光ディスクODまたはUSBメモリ等である。また、コンピュータプログラムは、インターネット等の通信回線を介して提供されてもよい。USBメモリは、コンピュータに接続してデータの読み書きを行う半導体メモリを用いた補助記憶装置のうち、単体で動作するものである。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様で実施することができる。
10 光ピックアップ制御装置、 11 スピンドルモータ、 12 スピンドル駆動部、 13 スレッドモータ、 14 スレッド駆動部、 15 レーザー駆動部、 20 光ピックアップ、 21 レンズユニット、 22 レーザー光源、 23 ビームスプリッタ、 24 対物レンズ、 25 光検出部、 26 アクチュエータ、 27 弾性支持部材、 30 信号検出部、 31 レンズエラー信号生成部、 40 アクチュエータ駆動部、 41 駆動信号生成部、 42 スイッチ、 43 駆動アンプ、 50 中央制御部、 51 記憶部、 52 制御フィルタ部、 OD 光ディスク、F フォーカシング方向、 T トラッキング方向、 G 重力、 NPm 中立位置、 LSm 対物レンズシフト量、 LSV 駆動電圧の平均値、 LSV 駆動電圧の直流成分、 f 共振周波数、 NPG,YPG ゲイン特性、 P,P 時刻、 S 計測開始点、 E 計測終了点。

Claims (6)

  1. 光ディスクに情報を記録し、または記録された情報を読み出す光ピックアップにおいて、
    前記光ピックアップの対物レンズの基準位置に対するずれ量をレンズエラー信号として検出する信号検出部と、
    前記レンズエラー信号に基づいて、前記対物レンズのレンズ中点制御を行う中央制御部と、
    前記対物レンズを移動させるアクチュエータを駆動するための駆動信号を前記アクチュエータに送るアクチュエータ駆動部と
    を備え、
    前記中央制御部は、トラッキングエラー信号の振幅値又はトラッキングエラー信号のオフセット値を変更する前に、前記レンズ中点制御を行う際の前記駆動信号をレンズ中点制御の駆動信号として計測して、当該レンズ中点制御の駆動信号に基づいたオフセット駆動信号を、前記振幅値又は前記オフセット値を変更する際に、前記駆動信号に加える光ピックアップ制御装置。
  2. 前記オフセット駆動信号は、前記光ディスクの回転周期に自然数を掛けた以上の時間で計測された前記レンズ中点制御の駆動信号の平均値を負の数値とした値である請求項1に記載の光ピックアップ制御装置。
  3. 前記オフセット駆動信号は、前記レンズ中点制御の駆動信号の直流成分の値を負の数値とした値である請求項1に記載の光ピックアップ制御装置。
  4. 前記中央制御部は、記憶部を備え、
    前記記憶部は、前記レンズ中点制御の駆動信号の平均値または前記レンズ中点制御の駆動信号の平均値を負の数値とした値を記憶する請求項2に記載の光ピックアップ制御装置。
  5. 前記中央制御部は、記憶部を備え、
    前記記憶部は、前記レンズ中点制御の駆動信号の直流成分または前記レンズ中点制御の駆動信号の直流成分の値を負の数値とした値を記憶する請求項3に記載の光ピックアップ制御装置。
  6. レンズ中点制御を行う工程と、
    トラッキングエラー信号の振幅値又はトラッキングエラー信号のオフセット値を変更する前に、前記レンズ中点制御を行う際の対物レンズを移動させるアクチュエータの駆動信号を、前記レンズ中点制御の駆動信号として計測する工程と
    を備え、
    前記レンズ中点制御の駆動信号の平均値を負の数値とした値または前記レンズ中点制御の駆動信号の直流成分の値を負の数値とした値をオフセット駆動信号とし、前記振幅値又は前記オフセット値を変更する際に、前記オフセット駆動信号を前記アクチュエータの駆動信号に加える光ピックアップ制御方法。
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