JP2019101253A - 画像形成装置および距離制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な使用状況に応じて、転写部材からの用紙の分離および用紙の除電を適切に行うことができる画像形成装置および距離制御方法を提供する。【解決手段】画像形成装置は、トナー像を担持する第1転写部材と、第1転写部材との間で形成された転写ニップによって用紙を搬送しながら第1転写部材と協働して用紙にトナー像を転写する第2転写部材と、第2転写部材との距離を可変でき、用紙の除電を行い、用紙を第1転写部材または第2転写部材から分離させるための分離部材と、第2転写部材の変形量及び用紙の紙種に基づいて、第2転写部材と分離部材との距離を調整する制御を行う制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置および、第2転写部材と分離部材との距離を制御する方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体ドラム(像担持体)に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、画像形成装置では、静電潜像が形成された感光体ドラムへ現像部よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、画像形成装置では、このトナー像を一次的または二次的に用紙に転写させ、該用紙を定着部の定着ニップで加熱、加圧して、用紙にトナー像を定着させる(特許文献1参照)。
特開2006−251664号公報
ところで、上述のような画像形成装置では、転写ニップに搬送された用紙の電荷を除電し、転写ニップを構成するローラーやベルトなどの部材(転写部材)から当該用紙を分離させるための機構やユニット等(以下、分離部という。)を備えるものがある。近年、コシすなわち剛度が小さい用紙(薄紙)に対する印字要求が高まっているが、剛度が小さい薄紙の場合、用紙剛性による転写部材からの曲率分離の作用が弱くなり、ジャムなどの搬送不良が生じやすくなる。このような背景から、近年の画像形成装置では、分離部の重要性が高まっている。
この点、特許文献1記載の技術では、分離部材の位置を、用紙の厚さに応じて、用紙に対する離接方向に移動させる制御を行う。しかしながら、電子写真方式の画像形成装置では、用紙の搬送時に転写ローラーが一時的に歪む場合や経年劣化等により転写ローラーの径変化が生じる場合があり、また、用紙の種類等によっては用紙が転写ローラー側に巻き付きやすい場合もある。このような場合、特許文献1記載の技術では、転写部材からの用紙の分離や用紙の除電を適切に行うことが困難である。
本発明の目的は、様々な使用状況に応じて、転写部材からの用紙の分離および用紙の除電を適切に行うことが可能な画像形成装置および距離制御方法を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
トナー像を担持する第1転写部材と、
前記第1転写部材との間で形成された転写ニップによって用紙を搬送しながら前記第1転写部材と協働して前記用紙に前記トナー像を転写する第2転写部材と、
前記第2転写部材との距離を可変でき、前記用紙の除電を行い、前記用紙を前記第1転写部材または前記第2転写部材から分離させるための分離部材と、
前記第2転写部材の変形量及び前記用紙の紙種に基づいて、前記第2転写部材と前記分離部材との距離を調整する制御を行う制御部と、を備える。
本発明に係る距離制御方法は、
トナー像を担持する第1転写部材と、前記第1転写部材との間で形成された転写ニップによって用紙を搬送しながら前記第1転写部材と協働して前記用紙に前記トナー像を転写する第2転写部材と、前記第2転写部材との距離を可変でき、前記用紙の除電を行い、前記用紙を前記第1転写部材または前記第2転写部材から分離させるための分離部材と、を備えた画像形成装置における前記第2転写部材と前記分離部材との距離を制御する方法であって、
前記距離を、前記第2転写部材の変形量及び前記用紙の紙種に基づいて調整する。
本発明によれば、様々な使用状況に応じて、転写部材からの用紙の分離および用紙の除電を適切に行うことができる。
本実施の形態における画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 図3Aおよび図3Bは、用紙が二次転写ニップに搬送される際に転写部材に巻き付く等の種々の問題点を説明する図である。 図4Aおよび図4Bは、本実施の形態において用紙が二次転写ニップに搬送される際の動作等を説明するための図である。 本実施の形態において、分離部材と二次転写ローラーとの距離を可変とするための一の構成例を示す図である。 図6Aおよび図6Bは、分離部材と二次転写ローラーとの距離を可変とするための他の構成例を示す図である。 図7Aは二次転写ローラーが変形する場合を説明するための表、図7Bは二次転写ローラーに加えられる押圧力と該ローラーの変形量の関係を説明するための図である。 本実施の形態における分離部材の位置調整に関する処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態における画像形成装置1の制御系の主要部を示す。図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに二次転写することにより、トナー像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、分離部80、および制御部100等を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に 応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙Sにトナー像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿またはコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21および操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、記憶部72内の階調補正データ(階調補正テーブルLUT)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データ等に基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示す。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo−conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度(線速度)で回転させる。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、例えば二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるクリーニング部材としてのドラムクリーニングブレード(以下、単にクリーニングブレードと称する)416等を有する。ドラムクリーニング装置415は、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーをクリーニングブレード416によって除去する。本実施の形態では、クリーニングブレード416は、ウレタンゴム製の板状部材である。
中間転写ユニット42は、像担持体としての中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は、無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップNP(図3A等参照)が形成される。本実施の形態では、二次転写ローラー424は、二次転写ローラー424の下方に配置された押圧ばね430(図7B参照)の押圧力によって、中間転写ベルト421およびバックアップローラー423Bに圧接されている。かかる押圧力は、画像形成される用紙Sの紙種などの画像形成条件によって異なるものとなる。なお、かかる構成の詳細等については後述する。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
本実施の形態において、中間転写ベルト421は本発明の「第1転写部材」に対応し、二次転写ローラー424は本発明の「第2転写部材」に対応する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用してもよい。
定着部60は、用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、及び加熱源60C等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62、および上加圧ローラー63を有する(ベルト加熱方式)。定着ベルト61は、加熱ローラー62と上加圧ローラー63とに所定のベルト張力(例えば、400N)で張架されている。定着ベルト61は、例えばPI(ポリイミド)からなる基体の外周面を弾性層として耐熱性のシリコンゴムで被覆し、さらに、表層に耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のチューブを被覆またはコーティングをしてなる。定着ベルト61は、トナー像が形成された用紙Sに接触して、当該トナー像を用紙Sに定着許容温度範囲で加熱定着する。ここで、定着許容温度範囲とは、用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される用紙Sの紙種等によって異なる。
加熱ローラー62は、定着ベルト61を加熱する。加熱ローラー62は、定着ベルト61を加熱する加熱源60Cを内蔵している。加熱ローラー62は、例えば、ハロゲンヒーターであり、アルミニウム等から形成された円筒状の芯金における外周面をPTFEでコーティングした樹脂層で被覆された構成である。加熱源60Cの温度は、制御部100によって制御される。加熱源60Cによって加熱ローラーが加熱され、その結果、定着ベルト61が加熱される。
上加圧ローラー63は、例えば鉄等の金属から形成された中実の芯金を、弾性層で被服したものである。弾性層の材質として、例えば、耐熱性のシリコンゴムを用いることができる。また、弾性層として、耐熱性のシリコンゴムを、低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層で被覆した構成とすることができる。上加圧ローラー63は、定着ベルト61を介して下加圧ローラー65に圧接される。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である下加圧ローラー65を有する(ローラー加圧方式)。下加圧ローラー65は、PI(ポリイミド)からなる基材層の外周面を弾性層で被覆したものである。弾性層の材質として、例えば、耐熱性のシリコンゴムを用いることができる。また、弾性層として、耐熱性のシリコンゴムを、表面離型層としてPFAチューブの樹脂層で被覆した構成とすることができる。下加圧ローラー65には、ハロゲンヒーター等の加熱源が内蔵されている。この加熱源が発熱することにより、下加圧ローラー65は加熱される。制御部100は、加熱源に供給する電力を制御し、下加圧ローラー65を所定温度に制御する。
下加圧ローラー65は、定着ベルト61を介して上加圧ローラー63に所定の定着荷重で圧接される。このようにして、上加圧ローラー63および定着ベルト61と下加圧ローラー65との間には、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材から用紙Sを分離させるエア分離ユニット60Dが配置されている。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
次に、図1および図3(図3A及び図3B)等を参照して、分離部80の構成を説明する。なお、図3Aおよび図3Bでは、中間転写ベルト421の図示を省略しており、後述する図4Aおよび図4Bも同様である。
分離部80は、二次転写ニップNPで用紙Sに帯電した電荷(転写電界)を除電するとともに、二次転写ニップNPを構成する転写部材から用紙Sを分離する機能を有する。図3Aに示すように、分離部80は、分離部材800と、除電針810とを有する。
分離部材800は、樹脂などの絶縁体で構成され、二次転写ローラー424と略同一の幅を有し、二次転写ローラー424に対向して配置されている。分離部材800の先端側は、二次転写ニップNPの方向にフランジ状に延びることで、搬送される用紙Sを二次転写ニップNPの下流側の搬送路に導く役割を有する。
分離部材800と二次転写ローラー424との間の距離(隙間)は、二次転写ローラー424に付与される押圧力が最大となり二次転写ローラー424が横方向に歪んだ場合(図3B参照)でも、分離部材800と二次転写ローラー424とが接触しないように設定されている。ここで、図3Aは、二次転写ローラー424に付与される押圧力Pが比較的小さい通常状態ないし初期状態の場合(すなわちP=P)を示す。他方、図3Bは、二次転写ローラー424に付与される押圧力Pが最大値である場合(すなわちP=P)を示す。この例では、押圧力Pが初期状態(P=P)である図3Aに示す状態において、分離部材800の先端部と二次転写ローラー424との間の距離Dが1mmになるように設定されている。
除電針810は、金属で構成され、分離部材800の上側に保持されている。除電針810は、分離部材800の幅方向に沿って、櫛状ないし鋸歯状に複数配列されている。除電針810は、図示しない交流バイアス電源と接続され、制御部100の制御の下、除電針810の先端から二次転写ニップNPに向けて交流バイアスを出力することにより、二次転写ニップNPを通過した用紙Sの転写電界を除電する。
ところで、上述したように、近年は薄紙等のコシ(剛度)が小さい用紙Sに対する印字要求が高まっている。そして、剛度が小さい用紙Sにトナー像を形成する場合、当該用紙Sの剛性による曲率分離の作用が弱くなることから、この用紙Sが転写ニップNPを構成する部材(中間転写ベルト421等)に巻き付きやすくなり、この結果、ジャムなどの搬送不良が生じやすくなる問題がある。
また、画像形成装置1では、用紙Sの搬送時に二次転写ローラー424が一時的に歪む場合や経年劣化等により二次転写ローラー424の径変化が生じる場合があり、加えて、用紙Sの種類等によっては、用紙Sが二次転写ローラー424に巻き付きやすい場合もある。このような場合、上述のような従来技術では、用紙Sの分離や除電を適切に行うことが困難であった。
上述した問題に対し、本発明者らは、二次転写ローラー424の状態や用紙Sの種類等を様々に変えて試験を行い、次のような知見を得るに至った。以下、従来技術における問題点や本発明者らが得た知見について、図3Aおよび図3Bを参照してより詳しく説明する。
図3Aは二次転写ローラー424に加えられる押圧力P(P)が小さい場合を示し、この場合、二次転写ローラー424の歪み量(つぶれ量)が小さいため、分離部材800と二次転写ローラー424との距離Dは、ほぼ初期状態(略1mm)の値となっている。
これに対して、二次転写ローラー424に加えられる押圧力Pが通常値ないし初期値Pから最大値Pにまで増加すると、図3Bに示すように、二次転写ローラー424のつぶれ量が大きくなり、二次転写ローラー424の横方向の径が広がる。このような場合でも、分離部材800と二次転写ローラー424とが接触または干渉しないように、両部材の隙間は確保されている。
他方、二次転写ローラー424がつぶれることにより分離部材800との間の隙間(すなわち距離D)が小さくなると、除電針810から出力される電流(交流バイアス)が二次転写ローラー424に漏れやすくなることが判明した。ここで、図3Bに示すように、用紙Sが上側の転写部材(この例では中間転写ベルト421)に巻き付いた状態で、除電針810から出力される交流バイアスが二次転写ローラー424に漏れると、用紙Sの除電が十分に行われなくなる。そして、用紙Sの除電が十分に行われない場合、用紙Sのジャムが発生しやすくなり、さらには後の定着プロセスにおいて静電オフセットなどの不具合が発生する虞がある。
また、使用される用紙Sの種類(剛度および紙種)や用紙S上に印字されるトナー像の画像パターンによっては、図3Aに示すように、当該用紙Sが二次転写ローラー424に巻き付く事例も発生することが分かった。典型的には、用紙Sが剛度の低いコート紙である場合に、当該用紙Sは二次転写ローラー424に巻き付きやすくなる。また、他の典型例として、用紙Sの搬送方向における先端側が高い印字率(高カバレッジ)である場合、すなわち、二次転写ニップNPによって用紙Sの先端側に形成(転写)される画像のトナー量が多い場合にも、当該用紙Sは二次転写ローラー424に巻き付きやすくなる。
これに対して、用紙Sが剛度の低い普通紙である場合、当該用紙Sは中間転写ベルト421(すなわち上側の定着部材)に巻き付きやすくなる(図3B参照)。また、用紙Sの搬送方向における先端側に転写されるトナー量が少なくなるほど、当該用紙Sは中間転写ベルト421に巻き付きやすくなる。
さらに、分離部材800と二次転写ローラー424との距離Dを余りに大きく設定すると、用紙Sの分離ポイントとなる二次転写ニップNPと、除電針810との距離が遠くなるため、用紙Sを除電する効果が保てなくなる虞があることも判明した。本発明者らの実験結果では、距離Dが4mmを超えた場合、用紙Sを除電する性能が劣化することが分かった。総じて、分離部材800と二次転写ローラー424との距離Dには、用紙Sの除電を行うための好適ないし適正な範囲が存在することが確認された。
そこで、本実施の形態では、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dを可変とするための機構(可変部ないし調整部)を設けるとともに、二次転写ローラー424の状態、用紙Sの種類、等に基づいて、二次転写ローラー424に対する分離部材800の位置を変えるように制御する構成とした。本実施の形態では、上記の距離Dを可変とする機構として、分離部材800の位置を二次転写ローラー424の離接方向に移動可能な構成としており、かかる構成の詳細については後述する。
また、本実施の形態では、制御部100は、印刷ジョブの実行時に、二次転写ローラー424(第2転写部材)の変形量、用紙Sの種類(紙種、剛度など)、用紙Sに印字されるトナー像の画像パターン、などの画像形成条件に関する種々の情報を取得する。そして、制御部100は、取得された情報に基づいて分離部材800の位置を変えることにより、距離Dを調整する制御を行う。
以下、図4Aおよび図4Bを参照して、本実施の形態における分離部材800の位置および距離Dを調整する制御の概要について説明する。
本実施の形態において、制御部100は、上述した画像形成条件に関する種々の情報を取得すると、用紙Sの種類(紙種、剛度など)、および用紙Sの搬送方向の先端側に転写される画像のトナー量に基づいて、用紙Sの巻付き方向を判定(推定)し、判定結果に応じて距離Dを調整する制御を行う。
例えば、制御部100は、用紙Sの剛度が大きい場合、当該用紙Sは二次転写ローラー424および中間転写ベルト421の何れにも巻付かないものと判定し、分離部材800の位置(距離D)を初期状態のままとして、当該用紙Sにトナー像を形成する制御を行う。
他方、制御部100は、用紙Sの剛度が小さく(一例では80gsm以下である場合、以下同じ。)、用紙Sの紙種がコート紙である場合、当該用紙Sの巻き付き方向は下(第2転写部材側)である、すなわち用紙Sは二次転写ローラー424に巻付きやすいものと判定する。この場合、制御部100は、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dを初期状態(例えば1mm)よりも小さくする(最小とする)ように分離部材800を移動させる(図4A参照)。
このように距離Dを小さくすることにより、二次転写ローラー424に巻付いた用紙Sの先端が分離部材800の先端部に当接し、当該用紙Sは、分離部材800によって二次転写ローラー424から物理的に剥がされ、以後は二次転写ニップNPの下流側の搬送路に沿って搬送される。
なお、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dを最小とした場合、上述のように、除電針810から出力される交流バイアスが二次転写ローラー424に漏れやすくなる(図3B参照)。これに対し、図4Aに示すように、用紙Sが二次転写ローラー424に巻き付いている場合には、除電針810から出力される交流バイアスは先ず用紙Sに到達することから、用紙Sの先端側の除電を行うことができる。
他方、用紙Sの先端側が二次転写ニップNPを抜けた後にも距離Dを最小限にしておくと、除電針810から出力される交流バイアスが二次転写ローラー424に漏れた場合に用紙Sの除電が十分に行われなくなる。したがって、制御部100は、用紙Sの先端側が二次転写ニップNPを抜けた場合、距離Dを用紙Sの除電を行うのに適した距離にする(一例では初期状態(1mm)に戻す)ように、分離部材800を移動させる。このような制御を行うことで、二次転写ローラー424に巻き付いた用紙Sの先端側を二次転写ローラー424から良好に分離させるとともに、用紙Sの除電性能を確保することができる。
他の例として、制御部100は、用紙Sの剛度が小さく、用紙Sの紙種が普通紙である場合、当該用紙Sの巻き付き方向は上(第1転写部材側)である、すなわち用紙Sは中間転写ベルト421に巻付きやすいものと判定する。この場合、制御部100は、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dを、予め定められた範囲の値(例えば初期状態1mmよりも大きな3〜4mm)とするように分離部材800を移動させて、当該用紙Sにトナー像を形成する制御を行う(図4B参照)。
かかる制御により、除電針810の位置および距離Dが除電性能を確保する範囲に保たれることから、除電針810から出力される交流バイアスは、二次転写ローラー424に漏れることなく、中間転写ベルト421に巻き付いている用紙Sに安定的に印加される。したがって、中間転写ベルト421に巻き付いた用紙Sの先端側を中間転写ベルト421から分離させて、当該用紙Sを二次転写ニップNPの下流側の搬送路に沿って搬送することができる。
また、本実施の形態では、制御部100は、二次転写ローラー424の変形量を検知ないし推定し、二次転写ローラー424の変形量に応じて、上述した距離Dの目標値となるように分離部材800を移動させる制御を行う。
次に、図5を参照して、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dを可変させるための機構について説明する。
本実施の形態では、図5に示すように、分離部材800を軸800sで支持するとともに、分離部材800の一端側にカム820を配置することにより、カム820の位置に応じて分離部材800が図5中の両矢印方向に移動(回転)する構成となっている。
ここで、分離部材800の軸820sは、二次転写ローラー424の軸と平行であり、軸820sの両端は画像形成装置1の装置本体に固定されている。また、カム820は、二次転写ローラー424の軸と平行な軸820sを有し、かかる軸820sを中心として回転する。カム820の軸820sは、図示しないモーターなどの駆動源に連結されており、かかる駆動源が制御部100から出力される制御信号に従って駆動されることにより、カム820を所定の回転位置に移動させる。図5に示す状態からカム820が図中の時計方向に回転すると、カム820によって分離部材800の下部が図中右側に押されることにより、分離部材800が図中の反時計方向に回転し、分離部材800の上部(先端部)と二次転写ローラー424との距離Dが大きくなる。また、カム820が反時計方向に回転すると、上述と逆の動作により、分離部材800の先端部と二次転写ローラー424との距離Dが小さくなる。
図6Aおよび図6Bに、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dを可変とするための他の構成例を示す。
図5で上述したように、本実施の形態では、分離部材800を移動(回転)可能な構成とすることで、二次転写ローラー424と分離部材800との距離を可変できるようにした。これに対し、他の構成例として、図6Aに示すように、分離部材800を固定とし、二次転写ローラー424を分離部材800への離接方向に移動させる構成としてもよい。
図6Aに示す例では、二次転写ローラー424の軸を保持するローラー保持部材830を図6A中の両矢印で示す水平方向に移動可能な構成とするとともに、ローラー保持部材830の一方の側面にカム840を配置することにより、カム840の位置に応じてローラー保持部材830が水平方向に往復移動するように構成されている。
ここで、ローラー保持部材830の下面は、画像形成装置1の装置本体の一部をなす図示しない板状のフレーム上に載置されている。また、ローラー保持部材830は、図示しないばねにより図6A中の右方向に付勢されている。他方、カム840は、二次転写ローラー424の軸と平行な軸840sを有し、かかる軸840sを中心として回転する。カム840の軸840sは、図示しないモーターなどの駆動源に連結されており、かかる駆動源が制御部100から出力される制御信号に従って駆動されることにより、カム840を所定の回転位置に移動させる。
上記構成において、図6Aに示す状態からカム840が図中の反時計方向に回転すると、カム840によってローラー保持部材830が図中左側に押されることにより、二次転写ローラー424が分離部材800に近づき、分離部材800の先端部と二次転写ローラー424との距離Dが小さくなる。他方、カム840が時計方向に回転すると、上述と逆の動作により、分離部材800の先端部と二次転写ローラー424との距離Dが大きくなる。
さらに他の構成例として、図6Bに示すように、分離部材800及び二次転写ローラー424の両方を固定とし、分離部材800と二次転写ローラー424との間に形成される隙間に、二次転写ローラー424側に巻付いた用紙Sを分離するための部材(薄板850)を移動可能に配置する構成としてもよい。
ここで、薄板850は、例えば分離部材800と同一の材質(絶縁体)で構成され、分離部80の一部(分離部材800の先端部)として機能することにより、二次転写ローラー424に巻付いた用紙Sを物理的に分離する役割を有する。図6Bに示す例では、薄板850は、その剛性確保及び用紙Sの分離性を良くするために、複数(ここでは3枚)の板状部材が互いにずれて積層された構成となっている。薄板850は、図示しないアクチュエーターに連結されており、当該アクチュエーターが制御部100の制御信号に基づいて図6B中の両矢印方向に移動することにより、かかる制御信号に従った位置に移動する。
図6Bに示す例では、制御部100の制御の下、薄板850が略上下方向に移動することにより、二次転写ローラー424に対する分離部材800の実質的な距離が変更される。具体的には、制御部100は、上述のように用紙Sが二次転写ローラー424に巻付きやすいと判定した場合、薄板850を上方に移動させて、薄板850の上端と二次転写ローラー424との隙間を最小にするように制御する。かかる制御により、二次転写ローラー424に巻付いた用紙Sの先端が薄板850の上端部に当接し、当該用紙Sは、薄板850によって二次転写ローラー424から物理的に剥がされ、以後は二次転写ニップNPの下流側の搬送路に沿って搬送される。かくして、二次転写ローラー424に巻付いた用紙Sを適切に分離することができる。
次に、図7Aおよび図7Bを参照して、本実施の形態における分離部材800と二次転写ローラー424との間の距離Dを変える制御について、より詳しく説明する。以下は、図5で上述した分離部材800を移動させる構成例を前提としている。
図7Aは、二次転写ローラー424の変形量を特定するための数値例を示す表である。また、図7Bは、二次転写ローラー424に加えられる押圧力と二次転写ローラー424の変形量(つぶれ量)との関係を説明する図であり、二次転写ローラー424の外形につき、押圧力が小さい場合を点線で、押圧力が大きい場合を実線で示している。
本実施の形態では、図7Bに示すように、二次転写ローラー424に押圧力(N)を付与する機構として、押圧ばね430と、押圧ばね430の押圧力を変えるためのカム440を備えている。押圧ばね430は、二次転写ローラー424とカム440の間に介在され、カム440の位置に応じた押圧力(N)を二次転写ローラー424に付与することにより、二次転写ローラー424を、中間転写ベルト421及びバックアップローラー423B側に付勢するように押圧する。カム440は、軸440sを中心として回転する。カム440の軸440sは、図示しないモーターなどの駆動源に連結されており、かかる駆動源が制御部100から出力される制御信号に従って駆動されることにより、カム440を所定の回転位置に移動させる。
図7Bでは、カム440の位置は、押圧ばね430による押圧力(N)が最大となる位置にある。図7に示す状態からカム840がいずれかの方向に回転すると、押圧ばね430による押圧力(N)が弱められ、その分だけ二次転写ローラー424の横方向へのつぶれ量Dが小さくなる。総じて、制御部100は、上述したカム840の位置に基づいて、二次転写ローラー424の押圧力(N)の値を取得することができ、かかる押圧力の値から、二次転写ローラー424のつぶれ量Dを特定できる。
図7Aの表は、二次転写ローラー424に加えられる押圧力(表中の「2次転写押圧力」欄)、画像形成装置1の周囲の温湿度環境(同「環境」欄)、二次転写ローラー424の初期時からの総回転数(同「ローラー回転数」欄)、及びこれらの値に対応する二次転写ローラー424の変形量(同「ローラー変形量」欄」)の具体例を示す。この表では、二次転写ローラー424は、直径25mm、NN環境での初期硬度が40°のスポンジローラーであり、バックアップローラー423Bは、直径25mmで、NN環境での初期硬度が70°のソリッドローラーの例を示す。
表中に例示したように、2次転写押圧力(N)、環境(LL、NN、HH等の別)、ローラー回転数(k回転)の各値に対する二次転写ローラー424の変形量を予め実験的に求めておき、これらのデータをテーブル化して記憶部72等のメモリに登録しておくとよい。この場合、制御部100は、印刷ジョブの実行時に、かかるテーブルのデータを参照して、二次転写ローラー424の変形量を特定し、分離部材800と二次転写ローラー424との間の距離D(すなわち初期値1mmからのずれ等)を検知することができる。
概して、分離部材800が初期位置にあると仮定した場合、2次転写押圧力(N)が低いほど二次転写ローラー424のつぶれ量が小さくなり(図7中の点線参照)、この結果、距離D(図3A及び図4B参照)は初期値(すなわち1mm)に近い値になる。逆に、図7B中に示すように、2次転写押圧力(N)が高くなるほど、二次転写ローラー424の横方向へのつぶれ量Dが増大し、この結果、距離Dは小さくなる。
また、LL環境下(表の上段参照)や二次転写ローラー424の耐久が末期である場合、二次転写ローラー424は、その硬度が高くなってつぶれにくくなり、その分だけ分離部材800と二次転写ローラー424との間の距離Dが広がる。
さらに、二次転写ローラー424の総回転数や通紙枚数が増えるにつれて二次転写ローラー424の摩耗が進行し、その径が縮小して行くので、当該径の縮小分だけ距離Dが広がる。
総じて、二次転写ローラー424の「変形量」は、2次転写押圧力(弾性変形)に基づく「つぶれ量」(いわば一時的な変形)と、総回転数に基づくローラー径の「恒久的な縮小量」(いわば永久的な変形)と、に大別される。ここで、後者すなわちローラー径の恒久的な縮小(量)は、摩耗以外にも、例えば二次転写ローラー424が圧縮されて元に戻らないような縮小変形(量)も含まれるが、以下は便宜のため「摩耗(量)」と称する。
そして、二次転写ローラー424のつぶれ量が大きくなるほど距離Dが小さくなり、二次転写ローラー424の摩耗量が大きくなるほど距離Dが大きくなる。
上記に鑑みて、本実施の形態では、制御部100は、二次転写ローラー424のつぶれ量D、及び二次転写ローラー424の摩耗量の両方を特定して、二次転写ローラー424の変形量を推定ないし算出する。
表の上段に示す例では、LL環境であり且つ2次転写押圧力が30(N)と比較的低いため、二次転写ローラー424のつぶれ量D(図7B参照)は小さいが、二次転写ローラー424の総回転数(3000k回転)が耐久末期であり、この結果、二次転写ローラー424の径が初期時から0.1mm縮小している。したがって、分離部材800と二次転写ローラー424との間の距離Dが初期状態で1mmに設定されている場合、かかる距離Dは1.1mmに増加する。
他方、表の下段に示す例では、二次転写ローラー424の耐久は進んでいない(総回転数100k回転)ものの、温度が高いHH環境であり、且つ2次転写押圧力が100(N)と比較的高いため、二次転写ローラー424のつぶれ量Dが大きくなり、この結果、二次転写ローラー424の変形量(つぶれ量D)が初期状態と比較して+0.6mm増加している。したがって、上述した距離Dは0.4mmに縮小する。
また、表の中段に示す例は、上記2つの事例の中間の場合であり、2次転写押圧力が50(N)、NN環境、二次転写ローラー424の耐久がやや進んだ場合(総回転数1000k回転)に、二次転写ローラー424の変形量(つぶれ量D)が初期時から+0.3mm増加している。したがって、上述した距離Dは0.7mmに縮小する。
本実施の形態の一具体例では、制御部100は、印刷ジョブの実行の際に、上述した二次転写ローラー424の押圧力(N)、温湿度、初期時からの総回転数の各値を以下のように取得し、取得した各値に基づいて二次転写ローラー424の変形量ひいては距離Dを特定(推定)する。
ここで、制御部100は、画像形成装置1の機内に設けられた公知の温湿度センサーの検出値から二次転写ローラー424の温湿度の値を取得することができる。
また、制御部100は、二次転写ローラー424の初期時からの総回転数の値を以下のようにして検知する。制御部100は、例えば印刷ジョブ実行時における二次転写ローラー424の回転数の値を、ジョブ毎に記憶部72等のメモリに記憶および更新し、次の印刷ジョブの実行時に二次転写ローラー424の初期時からの総回転数をメモリから読み出して取得する。
他方、二次転写ローラー424の変形のしやすさは、温度及び湿度のうち、二次転写ローラー424の硬度変化との関係で、温度の影響が大きく、湿度の影響は少ないと考えられる。また、二次転写ローラー424の硬度は、通常、耐久末期になるほど大きく(硬く)なる。このため、本実施の形態では、制御部100は、温湿度センサーの検出値から温度の値を抽出し、抽出された温度の値、および二次転写ローラー424の初期時からの総回転数の値から、二次転写ローラー424の硬度を特定する。そして、制御部100は、特定された二次転写ローラー424の硬度の値を考慮して、二次転写ローラー424の変形量および距離Dを特定する。このような処理により、二次転写ローラー424の摩耗量を特定できることから、二次転写ローラー424の変形量及び距離Dの値をより正確に算出することができる。
加えて、制御部100は、印刷ジョブの実行時に取得される用紙Sの紙種の情報、及び当該用紙Sに形成されるトナー像の画像パターンから、当該用紙Sが巻き付きやすい方向を判定し、かかる判定結果に基づいて、上述した距離Dを調整する制御を行う。
より詳細には、用紙Sが巻付きやすい方向、すなわち上側(中間転写ベルト421側)と下側(二次転写ローラー424側)のいずれの方向に巻付きやすいかは、主として、用紙Sの種類と、搬送方向における用紙Sの先端側に形成されるトナーの量と、に大きく影響される。
典型的には、用紙Sの種類が剛度の低いコート紙である場合、用紙Sの先端側(例えば先端から4mm〜30mmの間)に高カバレッジかつ高トナー量の画像が載っているような場合、かかる用紙Sは、下側すなわち二次転写ローラー424に巻付きやすい。他方、用紙Sの種類が剛度の低い普通紙である場合、用紙Sの上記先端側のトナー量が少ない場合、かかる用紙Sは、上側すなわち中間転写ベルト421に巻き付きやすい。
したがって、制御部100は、用紙Sの上記先端側に転写されるトナーの量を算出することにより、用紙Sに形成されるトナー像の画像パターンを特定し、特定された画像パターンと、当該用紙Sの種類から、用紙Sが巻付きやすい方向を判定する。
ここで、制御部100は、用紙Sが中間転写ベルト421に巻付きやすいと判定した場合、用紙Sの先端が所定位置に搬送されるまでは、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dを小さくするように制御する。一具体例として、制御部100は、用紙Sの種類が剛度80gsmのコート紙であり、用紙Sの上記先端側に2層のベタ画像が載っている場合、用紙Sは二次転写ローラー424に巻付きやすいと判定する。そして、制御部100は、距離D(図4B参照)を初期状態(1mm)よりも小さい値、例えば0.3mmに小さくするように分離部材800の位置を制御し、用紙Sの先端が分離部材800の先端部よりも下流に搬送されるタイミングで分離部材800を初期位置に戻すように制御する。このような制御を行うことによって、当該用紙Sに対する除電効果を確保しつつ、用紙Sが二次転写ローラー424に巻付く現象を抑制ないし解消することができる。
他方、制御部100は、用紙Sが二次転写ローラー424に巻付きやすいと判定した場合、用紙Sの先端が所定位置に搬送されるまでは、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dを、初期状態よりも大きくするように制御する。一具体例として、制御部100は、用紙Sの種類が剛度50gsmの普通紙であり、用紙Sの上記先端側の印字率がゼロ(白紙)である場合、用紙Sは中間転写ベルト421に巻付きやすいと判定し、距離Dを3mm〜4mmに大きくするように制御する。このような制御を行うことによって、当該用紙Sに対する除電効果を確保しつつ、用紙Sが中間転写ベルト421に巻付く現象を抑制ないし解消することができる。
なお、分離部材800が二次転写ローラー424に近づき過ぎると、図3Bで上述したように、除電針810から出力される電流が二次転写ローラー424に放電する虞があり、この場合、用紙Sの帯電電荷を除電する効果が保てなくなる。反面、分離部材800と二次転写ローラー424との距離Dが大きくなり過ぎると、除電針810と用紙Sの分離ポイント(すなわち二次転写ニップNP)との距離が離れることにより、やはり用紙Sの帯電電荷を除電する効果が保てなくなる。このため、図示しないユーザー設定画面等を通じて、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dの下限値、上限値、および初期値を予め設定しておくとよい。また、分離部材800を初期位置に戻すためタイミング(用紙Sの先端部の範囲)についても、ユーザー設定画面等を通じて予め設定しておくことができる。
このように、本実施の形態では、二次転写ローラー424の変形量および用紙Sの紙種を含む画像形成条件に応じて、二次転写ローラー424と分離部材800との間の距離Dを、用紙Sの搬送位置に応じた好適な値に制御する。かかる構成により、様々な状況下で用紙Sの除電および分離を適切に行うことができる。
以下、図8のフローチャートを参照して、画像形成装置1の画像形成制御および分離部材800の位置制御に関する処理の流れの一例を説明する。
印刷ジョブ実行時のステップS100において、制御部100は、ユーザー設定情報等から、用紙Sの種類(紙種や剛度など)を示す用紙情報を取得する。
ステップS120において、制御部100は、入力画像データおよびユーザーにより設定された余白情報から、用紙Sの先端側に形成するトナー像のトナー量を算出して、用紙Sの先端側に転写されるトナー像の画像パターンを解析する。
続くステップS140において、制御部100は、二次転写ローラー424に関する種々の情報を取得する。この例では、制御部100は、上述したカム440の位置に基づいて、二次転写ローラー424の押圧力の値を取得する。また、制御部100は、上述した温湿度センサーの検出値から温度の値を抽出し、かかる値を二次転写ローラー424の温度の値として取得する。また、制御部100は、上述のように、二次転写ローラー424の初期時からの総回転数の値をメモリから取得する。
ステップS160において、制御部100は、ステップS100〜ステップS140で取得された情報(データ)から、二次転写ローラー424のつぶれ量および摩耗量を算出して、二次転写ローラー424の変形量を特定する。また、ステップS180において、制御部100は、用紙Sが巻き付きやすい方向(すなわち上方向か下方向か)を推定する(ステップS180)。
ステップS200において、制御部100は、ステップS160およびステップS180の結果に基づいて、分離部材800の位置を調整する制御を行う。具体的には、制御部100は、ステップS160およびステップS180の結果から、距離Dの目標値を設定し、二次転写ローラー424と分離部材800との距離Dが設定された目標値になるように、分離部材800を移動させる。
続くステップS220において、制御部100は、用紙Sの先端側が二次転写ニップNPを抜けたか否かを判定する。ここで、制御部100は、用紙Sの先端側が二次転写ニップNPを抜けた(ステップS220、YES)と判定するまでステップS220の判定を繰り返す。そして、制御部100は、用紙Sの先端側が二次転写ニップNPを抜けた(ステップS220、YES)と判定すると、分離部材800を初期位置に戻す制御を行う(ステップS240)。このような制御を行うことにより、分離部材800の位置および距離Dを、二次転写ニップNPの構成部材からの分離が求められる用紙Sの先端側と、除電性能の確保が求められる用紙Sの先端側以外の部位と、で各々最適化することができる。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置1では、二次転写ローラー424の変形量、用紙Sの紙種などの画像形成条件に応じて二次転写ローラー424に対する分離部材800の位置および距離Dを調整することにより、用紙Sの分離および除電を、様々な使用状況に応じて適切に行うことができる。
上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
80 分離部
100 制御部
413(413Y,413M,413C,413K) 感光体ドラム
421 中間転写ベルト(第1転写部材)
424 二次転写ローラー(第2転写部材)
430 押圧ばね
440 カム
800 分離部材
810 除電針
820 カム
830 ローラー保持部材
840 カム
850 薄板
D 分離部材と二次転写ローラーとの距離
二次転写ローラーのつぶれ量
NP 二次転写ニップ(転写ニップ)
P(P,P)二次転写ローラーに加えられる押圧力
S 用紙

Claims (10)

  1. トナー像を担持する第1転写部材と、
    前記第1転写部材との間で形成された転写ニップによって用紙を搬送しながら前記第1転写部材と協働して前記用紙に前記トナー像を転写する第2転写部材と、
    前記第2転写部材との距離を可変でき、前記用紙の除電を行い、前記用紙を前記第1転写部材または前記第2転写部材から分離させるための分離部材と、
    前記第2転写部材の変形量及び前記用紙の紙種に基づいて、前記第2転写部材と前記分離部材との距離を調整する制御を行う制御部と、を備える、
    画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記用紙の紙種および前記トナー像の画像パターンに基づいて当該用紙の巻付き方向を推定し、該推定結果および前記第2転写部材の変形量に応じて前記距離を調整する制御を行う、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像パターンは、前記用紙の搬送方向の先端側に転写されるトナーの量である、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙の巻付き方向が前記第2転写部材側である場合には前記距離を第1の値とし、前記用紙の巻付き方向が前記第1転写部材側である場合には前記距離を前記第1の値よりも大きい第2の値とする、
    請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記用紙の搬送方向の先端側が前記転写ニップを抜けた場合、前記距離を、前記用紙の前記先端側が前記転写ニップを抜ける前とは異なる距離とするように制御する、
    請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第2転写部材の変形量を、前記第2転写部材に加えられた押圧力に基づいて推定する、
    請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第2転写部材の変形量を、前記第2転写部材の硬度に基づいて推定する、
    請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記第2転写部材は転写ローラーであり、
    前記制御部は、前記第2転写部材の硬度を、前記転写ローラーの温度および初期時からの総回転数に基づいて推定する、
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2転写部材は転写ローラーであり、
    前記制御部は、前記第2転写部材の変形量を、前記転写ローラーの初期時からの総回転数に対応する当該転写ローラーの径変化量に基づいて推定する、
    請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. トナー像を担持する第1転写部材と、前記第1転写部材との間で形成された転写ニップによって用紙を搬送しながら前記第1転写部材と協働して前記用紙に前記トナー像を転写する第2転写部材と、前記第2転写部材との距離を可変でき、前記用紙の除電を行い、前記用紙を前記第1転写部材または前記第2転写部材から分離させるための分離部材と、を備えた画像形成装置における前記第2転写部材と前記分離部材との距離を制御する方法であって、
    前記距離を、前記第2転写部材の変形量及び前記用紙の紙種に基づいて調整する、
    距離制御方法。
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