JP2019099071A - 車両用内装部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表皮の端末部を芯材に簡単かつ確実に巻きこみ固定できるようにする。【解決手段】車両用内装部品としての化粧パッド1は、芯材10と、芯材10の表側を覆う表皮20とを備えている。芯材10は、本体部11と、本体部の周縁の少なくとも一部に薄肉ヒンジ13を介して回動可能に連なる取付片12と、本体部11の周縁近傍において取付片12に対応した位置に本体部11の裏側の面から突出するようにして形成された保持片15と、を一体に有している。表皮20は、芯材10の本体部11に対応する主部21と、この主部21の周縁に連なる端末部22とを有している。表皮20の端末部22が取付片12の表側の面に接着されている。取付片12が保持片15に係合することにより、端末部22が、芯材10の本体部11の周縁の少なくとも一部を巻き込んで固定されている。【選択図】 図4
Description
本発明は、車両用内装部品に関し、特に表皮の端末部を芯材に固定する手段の改良に関する。
車両には、車室に面して種々の内装部品が設けられている。特許文献1に開示されているように、内装部品は芯材と芯材の表側を覆う表皮とを備えている。表皮の端末部(周縁部)は芯材の周縁を巻き込んでその裏側の面に接着されている。
芯材の周縁近傍の裏側の面には、他の内装部品等へ取り付けるため構造(例えばボス部等)が設けられている箇所があり、この取付構造を避けるために、接着剤の塗布領域を十分に確保できないことがある。この場合、表皮の端末部の接着強度が弱くなり、例えば内装部品を装着する際に表皮の端末部に力が加わって、端末部にずれが生じることがあった。
上記課題を解決するために、本発明は、芯材と、上記芯材の表側を覆う表皮とを備えた車両用内装部品において、
上記芯材は、本体部と、上記本体部の周縁の少なくとも一部に薄肉ヒンジを介して回動可能に連なる取付片と、上記本体部の周縁近傍において上記取付片に対応した位置に上記本体部の裏側の面から突出するようにして形成された保持片と、を一体に有し、上記表皮は、上記芯材の上記本体部に対応する主部と、この主部の周縁に連なる端末部とを有し、上記表皮の上記端末部が上記取付片の表側の面に接着されており、上記取付片が上記保持片に連結されることにより、上記端末部が、上記芯材の本体部の周縁の少なくとも一部を巻き込んで固定されている。
上記芯材は、本体部と、上記本体部の周縁の少なくとも一部に薄肉ヒンジを介して回動可能に連なる取付片と、上記本体部の周縁近傍において上記取付片に対応した位置に上記本体部の裏側の面から突出するようにして形成された保持片と、を一体に有し、上記表皮は、上記芯材の上記本体部に対応する主部と、この主部の周縁に連なる端末部とを有し、上記表皮の上記端末部が上記取付片の表側の面に接着されており、上記取付片が上記保持片に連結されることにより、上記端末部が、上記芯材の本体部の周縁の少なくとも一部を巻き込んで固定されている。
上記構成によれば、芯材の周縁近傍の裏側の面において十分な接着領域を確保できなくても、簡単かつ確実に、表皮の端末部を芯材の周縁に巻き込むようにして固定することができる。
好ましくは、上記取付片および上記保持片は、上記芯材の本体部の周縁の少なくとも一部に沿って間隔をおいて複数配置されている。
上記構成によれば、複数箇所での係合により、安定して表皮の端末部を固定できる。
上記構成によれば、複数箇所での係合により、安定して表皮の端末部を固定できる。
好ましくは、上記芯材の上記取付片には係合穴が形成されており、上記係合穴に上記保持片の先端が挿入されることにより、上記取付片と上記保持片が係合されている。
上記構成によれば、第1、保持片の形状を簡略化できるので、表皮の端末部の固定作業が容易であるとともに、射出成形時にスライド型を用いずに低コストで製造することができる。
上記構成によれば、第1、保持片の形状を簡略化できるので、表皮の端末部の固定作業が容易であるとともに、射出成形時にスライド型を用いずに低コストで製造することができる。
好ましくは、上記取付片が湾曲部を有しており、この湾曲部に上記係合穴が形成されている。
上記構成によれば、取付片の湾曲部の弾性変形を利用して、簡単かつ確実に第1、保持片を係合することができる。
上記構成によれば、取付片の湾曲部の弾性変形を利用して、簡単かつ確実に第1、保持片を係合することができる。
好ましくは、上記表皮の主部も上記芯材の本体部に接着されている。
本発明によれば、簡単かつ確実に、表皮の端末部を芯材に巻き込み固定することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1に示す化粧パッド1(車両用内装部品)は、その周縁部に化粧枠2を装着した状態でインストルメントパネルの凹部に嵌め込まれるようになっている。化粧枠2は逆U字形をなし、化粧パッド1の縁に沿って延びている。
化粧パッド1は、芯材10と、この芯材10の表側を覆う表皮20とを備えている。
化粧パッド1は、芯材10と、この芯材10の表側を覆う表皮20とを備えている。
図2に示すように、芯材10は、例えばポリプロピレン系樹脂からなる射出成形品であり、特殊な平面形状の本体部11を有している。この本体部11の周縁の選択された部位11aは凹曲線をなし、その近傍の裏面には、化粧パッド1をインストルメントパネルへ取り付けるためのボス部(図示しない)が複数形成されている。図2において本体部11の周縁の残りの部位に符号11bを付す。
図2に示すように、本体部11の周縁の選択部位11aに沿って複数の取付片12が間隔をおいて配置されている。図3、図4(A)に示すように、各取付片12は、薄肉ヒンジ13(PPヒンジ)を介して、回動可能に本体部11に連なっている。薄肉ヒンジ13は、選択部位11aに沿って直線的に延びている。
取付片12は、断面形状が略L字形をなし、湾曲部12aを有している。この湾曲部12aには、薄肉ヒンジ13と平行に延びるスリット状の係合穴12xが形成されている。
本体部11の周縁の選択部位11a近傍における裏側の面には、複数の保持片15が突出形成されている。この保持片15は板形状をなし、上記取付片12の係合穴12xに対応した位置に配置され、薄肉ヒンジ13から所定間隔離れるとともに薄肉ヒンジ13と平行をなしている。
上記本体部11、取付片12、薄肉ヒンジ13、保持片15は、一体をなして射出成形される。
上記本体部11、取付片12、薄肉ヒンジ13、保持片15は、一体をなして射出成形される。
図1、図4(B)に示すように、表皮20は、芯材10の本体部11より広い面積を有しており、芯材10の本体部11に対応する主部21と、本体部11の全周縁から張り出した端末部22とを有している。
表皮20は、以下のようにして芯材10に接着される。
まず、芯材10の本体部11の表側の面全域と、本体部11の周縁の選択部位11aに形成された取付片12の一部、すなわち係合穴12xより本体部11寄りの領域の表側の面に、接着剤が吹き付けられる。さらに、本体部11の裏側の面のうち、本体部11の周縁の部位11bに沿う所定幅の領域にも、接着剤が吹き付けられる。
まず、芯材10の本体部11の表側の面全域と、本体部11の周縁の選択部位11aに形成された取付片12の一部、すなわち係合穴12xより本体部11寄りの領域の表側の面に、接着剤が吹き付けられる。さらに、本体部11の裏側の面のうち、本体部11の周縁の部位11bに沿う所定幅の領域にも、接着剤が吹き付けられる。
次に、表皮20が芯材10に重ねられる。これにより、表皮20の主部21が芯材10の本体部11の全域に接着され、表皮の端末部22において上記選択部位11aに対応する部位が、間隔をおいて取付片12に接着される。図3、図4(B)に示すように、端末部22は取付片12の係合穴12xを覆わず、係合穴12xより内側の領域に接着されている。
次に、図4(C)に示すように取付片12が、薄肉ヒンジ13を中心に芯材10の裏側に向かって回動され、取付片12の係合穴12xに保持片15の先端が挿入されることにより取付片12と保持片15が係合され、その結果、表皮20の端末部22は、芯材10の本体部11の周縁の選択部位11aを巻き込むようにして固定される。この係合工程において、取付片12の先端が保持片15の先端を乗り越える際に湾曲部12aが弾性変形し、係合穴12xに保持片15の先端が入り込んだ時、弾性復帰する。
表皮20の端末部22において、芯材10の本体部11の周縁の他の部位11bに対応する領域では、この部位11bを巻き込んでその裏側の面に接着される。
上記のように、裏側の面にボス部等が形成されていて接着剤を十分に供給できない部位、すなわち本体部11の周縁の選択部位11aでは、端末部22を接着した取付片12を裏側の保持片15に係合することにより、端末部22を巻き込んでしっかりと固定することができる。その結果、図4(D)に矢印Fで示すように化粧枠2を化粧パッド1の裏側から嵌め込む際に、表皮20の端末部22が芯材10に対してずれるのを確実に防止することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
例えば、取付片に爪部を形成し、保持片に係合穴を形成し、取付片を回動させることにより爪部を係合穴に嵌めるようにしてもよい。
取付片と保持片は、係合によらず溶着により連結してもよい。
上記実施形態では芯材の周縁の選択された部位に取付片を形成したが、周縁の全周にわたって間隔をおいて取付片を形成してもよい。
芯材の本体部と表皮の主部は接着しなくてもよいし、一部、例えば主部の周縁部だけに接着してもよい。
本発明は化粧パッド以外の車両用内装部品にも適用可能である。
例えば、取付片に爪部を形成し、保持片に係合穴を形成し、取付片を回動させることにより爪部を係合穴に嵌めるようにしてもよい。
取付片と保持片は、係合によらず溶着により連結してもよい。
上記実施形態では芯材の周縁の選択された部位に取付片を形成したが、周縁の全周にわたって間隔をおいて取付片を形成してもよい。
芯材の本体部と表皮の主部は接着しなくてもよいし、一部、例えば主部の周縁部だけに接着してもよい。
本発明は化粧パッド以外の車両用内装部品にも適用可能である。
本発明は、芯材と表皮とを有する車両用内装部品に適用可能である。
1 化粧パッド(車両用内装部品)
2 化粧枠
10 芯材
11 本体部
11a 周縁の選択部位
12 取付片
12a 湾曲部
12x 係合穴
13 薄肉ヒンジ
15 保持片
20 表皮
21 主部
22 端末部
2 化粧枠
10 芯材
11 本体部
11a 周縁の選択部位
12 取付片
12a 湾曲部
12x 係合穴
13 薄肉ヒンジ
15 保持片
20 表皮
21 主部
22 端末部
Claims (5)
- 芯材と、上記芯材の表側を覆う表皮とを備えた車両用内装部品において、
上記芯材は、本体部と、上記本体部の周縁の少なくとも一部に薄肉ヒンジを介して回動可能に連なる取付片と、上記本体部の周縁近傍において上記取付片に対応した位置に上記本体部の裏側の面から突出するようにして形成された保持片と、を一体に有し、
上記表皮は、上記芯材の上記本体部に対応する主部と、この主部の周縁に連なる端末部とを有し、
上記表皮の上記端末部が上記取付片の表側の面に接着されており、
上記取付片が上記保持片に連結されることにより、上記端末部が、上記芯材の本体部の周縁の少なくとも一部を巻き込んで固定されていることを特徴とする車両用内装部品。 - 上記取付片および上記保持片は、上記芯材の本体部の周縁の少なくとも一部に沿って間隔をおいて複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装部品。
- 上記芯材の上記取付片には係合穴が形成されており、上記係合穴に上記保持片の先端が挿入されることにより、上記取付片と上記保持片が係合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用内装部品。
- 上記取付片が湾曲部を有しており、この湾曲部に上記係合穴が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用内装部品。
- 上記表皮の主部も上記芯材の本体部に接着されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用内装部品。
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2017
- 2017-12-07 JP JP2017234932A patent/JP2019099071A/ja active Pending
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