JP2019097040A - 車載カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】車載カメラのコストを低減する。【解決手段】車両に搭載されるカメラ12は、撮像部20と、検出部26と、校正部30を備える。撮像部20は、車両の内部の様子を示す画像を生成する。検出部26は、撮像部20により生成された画像の中に所定の指示情報が含まれる場合、そのことを検出する。校正部30は、検出部26により上記指示情報が検出された場合、カメラ12の校正処理を開始する。検出部26は、所定のパターンで光が点滅することを上記指示情報として検出してもよい。【選択図】図2

Description

本発明は、車載カメラに関する。
駐車時の運転支援のために、車両の後方を撮像し、撮像画像を車内の表示装置に表示する車載カメラが知られている。このような車載カメラのキャリブレーション方法として、基準マーカーとなる指標を車載カメラで撮像し、撮像画像内の指標を用いて、車載カメラの設置誤差を吸収する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−155687号公報
特許文献1における車載カメラを構成する校正装置は、接続された表示装置に対する利用者のタッチ操作を契機に、車載カメラのカメラ校正プログラムを起動させて車載カメラの校正を自動的に行う。校正装置は、車載カメラの校正完了後、表示装置に対する利用者のタッチ操作を契機に、カメラ校正プログラムを終了させて通常モードに戻るように構成される。特許文献1に記載の車載カメラは、表示装置からの指示を受けて校正処理を開始するため、車載カメラに、表示装置からの指示を受け付ける受付部を設ける必要があり、また、表示装置の仕様ごとに異なる受付部を設ける必要がある。このことは、車載カメラのコスト増加の要因になる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、1つの目的は、車載カメラのコストを低減する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車載カメラは、車両の内部の様子を示す画像を生成する撮像部と、撮像部により生成された画像の中に所定の指示情報が含まれる場合、そのことを検出する検出部と、検出部により指示情報が検出された場合、本車載カメラの校正処理を開始する校正部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を、方法、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを記録した記録媒体、本装置を搭載した車両などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、車載カメラのコストを低減することができる。
第1実施例に係る車両を模式的に示す図である。 図1のカメラの機能構成を示すブロック図である。 図1の運転支援装置の機能構成を示すブロック図である。 図1のカメラの動作を示すフローチャートである。 第4実施例に係る車両を模式的に示す図である。 第4実施例に係るカメラにより生成された車室内画像の例を示す図である。 第5実施例のカメラの動作を示すフローチャートである。
(第1実施例)
図1は、第1実施例に係る車両10を模式的に示す図であり、車両10を上方から俯瞰した図である。車両10は、カメラ12、運転支援装置14、表示装置16を備える。これらの装置は、公知のアダプタ、および/または、車載ネットワークを介して接続されてもよい。
カメラ12は、車両10に搭載され、車両10の周辺を繰り返し撮像する車載カメラである。実施例のカメラ12は、車両10後部のバックドア等に取り付けられ、車両10の後方空間の様子を示す外界画像を繰り返し生成する。カメラ12は、光軸が車両10の後方斜め下向きに伸びる姿勢で、リアガラスの上端近傍に設置されてもよい。後述するように、カメラ12は、カメラ12自身を自動的かつ自律的に校正する機能を備える。
運転支援装置14は、カメラ12から出力された画像情報に基づいて、車両10の運転を支援するための運転支援情報を生成し、実施例では、駐車支援情報を生成する。表示装置16は、運転者へ各種情報を提示するHMI(Human Machine Interface)装置である。表示装置16は、カーナビゲーション装置であってもよく、IVI(In-Vehicle Infotainment)装置であってもよい。実施例の表示装置16は、運転支援装置14より生成された運転支援情報である駐車支援情報をモニタに表示する。なお、表示装置16は、車両10外部の表示装置であってもよく、例えば、OBD(On Board Diagnostics)アダプタを介して車両10と接続されてもよい。
図2は、図1のカメラ12の機能構成を示すブロック図である。カメラ12は、撮像部20、制御部22、出力部28、校正部30を備える。制御部22は、画像処理部24と検出部26を含む。なお、カメラ12は、動作状態として、外界画像に基づく画像情報を出力する通常モードと、自装置の自動校正処理を実行する校正モードとを備える。
本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPU・メモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。例えば、図2の各ブロックに対応するモジュールを含むコンピュータプログラムがカメラ12のメモリに格納されてもよい。カメラ12のCPUは、そのコンピュータプログラムを適宜読み出して実行することにより、各ブロックの機能を発揮してもよい。また、カメラ12は、自動校正処理を実行する校正ECU(Electronic Control Unit)を備えてもよい。
撮像部20は、車両の周辺を示す外界画像を生成する。実施例の撮像部20は、車両10の後方空間を撮像し、後方空間の様子を示す外界画像を生成する。制御部22は、撮像部20により生成された外界画像に基づいて各種データ処理を実行する。
画像処理部24は、外界画像に基づく画像情報を生成する。実施例では、画像処理部24は、外界画像に対して歪み補正を行った補正画像を含む画像情報を生成する。画像処理部24は、生成した画像情報を出力部28へ出力する。変形例として、画像処理部24は、撮像部20から出力された外界画像を加工せずに、そのまま画像情報として出力部28へ出力してもよい。
検出部26は、パターンマッチング(言い換えればテンプレートマッチング)、オプティカルフロー等の公知の手法により、外界画像内に含まれる種々の物体を検出し、言い換えれば、撮像対象空間内に存在する物体を検出する。検知対象の物体は、歩行者、障害物、車止め、標識等を含んでもよい。検出部26は、検出した物体を示す検出情報であり、例えば、パターンマッチングにより特定した物体の名称を示す検出情報を出力部28および校正部30へ出力する。
検出部26は、パターンマッチング用のパターンとして、第1指示画像のパターンと第2指示画像のパターンとを記憶する。第1指示画像は、校正開始の指示を示すものとして予め定められた態様の画像である。第2指示画像は、第1指示画像とは異なる画像であり、校正終了の指示を示すものとして予め定められた態様の画像である。第1指示画像および第2指示画像は、予め定められた形状・模様・色彩の組み合わせであってもよい。また、第1指示画像および第2指示画像は、一次元バーコードまたは二次元バーコードであってもよい。検出部26は、外界画像の中に第1指示画像が含まれる場合、そのことをパターンマッチングにより検出する。また、検出部26は、外界画像の中に第2指示画像が含まれる場合、そのことをパターンマッチングにより検出する。
出力部28は、画像処理部24から受け付けた画像情報と、検出部26から受け付けた検出情報を運転支援装置14へ出力する。さらに、出力部28は、カメラ12の動作状態を示す情報であり、例えば、校正状況を示す情報を運転支援装置14へ出力する。
校正部30は、検出部26により第1指示画像が検出された場合、言い換えれば、検出部26から出力された検出情報が第1指示画像の検出事実を示す場合、カメラ12をメンテナンスモードに移行させる。メンテナンスモードへの移行に伴い、校正部30は、予め記憶されたカメラ校正プログラムを起動することにより、カメラ12(例えば撮像部20)の自動校正処理を実行させる。カメラ12の自動校正処理には、公知の技術を採用してよく、例えば、上記特許文献1に記載の技術を適用してもよい。
校正部30は、カメラ12の校正処理中に、校正状況を示す情報を定期的に出力部28に出力し、そして出力部28から運転支援装置14へ出力させる。校正状況を示す情報は、校正処理の進行状況を含んでもよい。また、校正状況を示す情報は、校正処理全体の作業項目数に対する完了した作業項目数の割合を含んでもよく、校正処理が終了するまでの予想時間を含んでもよい。
校正部30は、検出部26により第2指示画像が検出された場合、言い換えれば、検出部26から出力された検出情報が第2指示画像の検出事実を示す場合、カメラ12を通常モードに移行させる。実施例の校正部30は、カメラ12の校正処理が終了している状態において、検出部26により第2指示画像が検出された場合、通常モードに移行させる。通常モードへの移行に伴い、校正部30は、カメラ校正プログラムを終了させる。それとともに、校正部30は、通常モードであることを示す情報(またはカメラの校正が終了した旨の情報)を出力部28に出力し、そして出力部28から運転支援装置14へ送信させる。
図3は、図1の運転支援装置14の機能構成を示すブロック図である。運転支援装置14は、画像取得部40、ガイド線生成部42、画像処理部44、動作状況取得部46、出力部48を備える。画像取得部40は、カメラ12から出力された画像情報および検出情報を取得する。
ガイド線生成部42は、記憶部(不図示)に記憶されたガイド生成基準に基づいて、車幅ガイド線のデータを生成する。例えば、ガイド線生成部42は、ガイド生成基準が定める範囲・サイズ・形状・色彩を備える車幅ガイド線のデータを生成する。車幅ガイド線は、車両10の車幅を示す車幅線、および/または、車両10の走行予定軌跡線を含む。
画像処理部44は、画像取得部40により取得された画像情報が示す補正画像と、画像取得部40により取得された検出情報が示す障害物等の情報と、ガイド線生成部42により生成された車幅ガイド線とに基づいて、駐車支援情報を生成する。例えば、画像処理部44は、補正画像と、障害物等を示す画像と、車幅ガイド線とを合成した合成画像であるリアビュー画像もしくはトップビュー画像を駐車支援情報として生成してもよい。画像処理部44は、生成した駐車支援情報を出力部48へ出力する。
動作状況取得部46は、カメラ12から出力されたカメラ12の動作状態を示す情報を取得し、出力部48へ出力する。出力部48は、画像処理部44から出力された駐車支援情報と、動作状況取得部46から出力されたカメラ12の動作状態を示す情報を表示装置16へ出力する。表示装置16は、運転支援装置14から取得した駐車支援情報(例えばリアビュー画像)と、カメラ12の動作状態を示す情報とを画面に表示させる。
以上の構成によるカメラ12の動作を説明する。図4は、カメラ12の動作を示すフローチャートである。車両10のギアがリバースに設定されると、カメラ12は、図4の処理を開始する。撮像部20は、車両10の後方空間の様子を示す外界画像を繰り返し生成する(S10)。検出部26は、外界画像に基づいて撮像対象空間内に存在する物体を検出する(S12)。
検出された物体の中に、第1指示画像が存在せず(S14のN)、第2指示画像も存在せず(S16のN)、カメラ12が通常モードであれば(S18のY)、画像処理部24は、外界画像に基づいて画像情報を生成する(S20)。出力部28は、画像処理部24により生成された画像情報と、検出部26により生成された物体検出情報を運転支援装置14へ出力する(S22)。運転支援装置14は、これらの情報に基づいて駐車支援情報を生成し、駐車支援情報を表示装置16に表示させる。カメラ12が通常モードでなければ(カメラ12がメンテナンスモードであれば)(S18のN)、S20とS22の処理をスキップする。所定の終了条件が満たされた場合、例えば、車両10のギアがリバース以外に変更された場合、または、車両10の電源がオフになった場合(S24のY)、カメラ12は本図に示す処理を終了する。所定の終了条件が満たされなければ(S24のN)、S10に戻る。
図3には不図示だが、例えば、カーディーラー等におけるカメラ12のメンテナンス時に、メンテナンス作業者は、カメラ12の校正処理を開始させるために、第1指示画像を示すカード等をカメラ12の前にかざす。また、メンテナンス作業者は、カメラ12の校正処理を終了させる場合、第2指示画像を示すカード等をカメラ12の前にかざす。
検出部26により第1指示画像が検出された場合(S14のY)、校正部30は、カメラ12をメンテナンスモードへ移行させ(S26)、予め定められたカメラ校正プログラムを起動して、自動校正処理を開始する(S28)。校正部30は、校正処理の進行状況を、出力部28を介して運転支援装置14へ出力する(S30)。運転支援装置14は、カメラ12における校正処理の進行状況を表示装置16へ出力し、表示装置16の画面に表示させる。メンテナンス作業者は、表示装置16を見て校正処理の進行状況を確認できる。校正処理が実行中であれば(S32のN)、S30に戻り、校正処理が終了すると(S32のY)、S10に戻る。
検出部26により第2指示画像が検出された場合(S16のY)、校正部30は、S28で起動したカメラ校正プログラムを終了させ(S34)、通常モードへ移行させる(S36)。校正部30は、通常モードであることを示す情報、または、カメラ校正処理が終了したことを示す情報を、出力部28を介して運転支援装置14へ出力し(S38)、S10に戻る。運転支援装置14は、これらの情報を表示装置16へ出力し、表示装置16の画面に表示させる。メンテナンス作業者は、表示装置16を見て校正処理の終了を確認できる。
実施例のカメラ12によると、校正処理を開始させ、または校正処理を終了させる指示を外部装置から受け付けるための受付部(受付機能)を備える必要がなく、また、外部装置(運転支援装置14または表示装置16)の仕様ごとに異なる受付部(受付機能)を備える必要がない。これにより、カメラ12の開発コストおよび製造コストを低減することができる。また、カメラ12の製造の汎用性を高めることができる。
また、所定の空間の外界画像を生成する撮像部と、撮像対象空間内に存在する物体を検出する検出部とを備えるカメラであれば、カメラに内蔵される制御ユニットに対してアプリケーションプログラム(制御プログラム)の追加等の対応で本実施例のような自動校正処理を行わせることが可能である。このため、カメラ12の製造の汎用性を高めることができる。
変形例として、検出部26は、オプティカルフローにより、複数枚の外界画像に亘って予め定められた第1の動作を行う物体を検出した場合に、その物体の画像を第1指示画像として検出してもよい。また、検出部26は、複数枚の外界画像に亘って予め定められた第2の動作を行う物体を検出した場合に、その物体の画像を第2指示画像として検出してもよい。この変形例によると、利用者は、所定のジェスチャー、身振り、手振りにより、カメラ12の校正処理の開始、終了を指示することができる。
実施例では、校正開始の指示を示す第1指示画像と、校正終了の指示を示す第2指示画像とを検出する構成としたが、これに限られない。例えば、第3指示画像として、カメラ12の校正処理中に校正処理を中断させる校正中止の指示など別処理の指示画像を設定し、検出するように構成してもよい。これにより、メンテナンス作業者によるメンテナンス性(操作性)が向上する。
実施例では、カメラ12と運転支援装置14とを別々の構成としたが、カメラ12に運転支援装置14を内蔵させる構成としてもよい。この場合にも同様の効果を享受することができる。
(第2実施例)
第2実施例は、カメラ校正プログラムの起動を指示する所定の指示情報として、カメラ12により撮像された時系列の画像から取得される光の点滅パターン(明滅パターンとも言える)の情報を用いる点で第1実施例と異なる。第2実施例の車両10、カメラ12、運転支援装置14の構成は、第1実施例と同様である(図1、図2、図3)。以下、第1実施例で説明した内容は再度の説明を適宜省略し、第1実施例と異なる点を主に説明する。
第2実施例では、発光装置(光源とも言える)を点滅させ、その点滅パターンをカメラ12が検出する。発光装置は、白熱電球などの点滅処理がされていない光源である。以下、カメラ12のカメラ校正プログラムを起動させる指示情報を第1指示情報と呼ぶ。また、カメラ12のカメラ校正プログラムの実行を終了させる指示情報を第2指示情報と呼ぶ。第1指示情報は、第1実施例の第1指示画像に対応する。第2指示情報は、第1実施例の第2指示画像に対応する。
カメラ12の検出部26は、光の点滅パターンデータとして、第1指示情報のパターンと、第2指示情報のパターンを記憶する。第1指示情報のパターンと第2指示情報のパターンとは、光の点滅パターン(例えば点滅間隔および点滅回数)が互いに異なる。具体的な光の点滅パターンについては後述する。
検出部26は、カメラ12により撮像された時系列の複数の外界画像から、光の点滅パターンを検出する。また、検出部26は、外界画像の各画素における一定以上の輝度の有無をHi/Lo信号に置き換え、時系列の複数の外界画像に亘るHi/Lo信号によるパターンを特定する。Hi/Lo信号によるパターンは、特定信号を示すパターン部分と、信号種類を示すパターン部分とで構成される。具体的には、Hi/Lo信号において、Hi=1、Lo=0とした場合、第1指示情報のパターンは「111000111000111000101100」であり、第2指示情報のパターンは「111000111000111000101111」である。各パターンの前半部分の「111000111000111000」は、特定信号を示す部分であり、第1指示情報のパターンと第2指示情報のパターンとで共通パターンである。第1指示情報のパターンの後半部分の「101100」と、第2指示情報のパターンの後半部分の「101111」とは、信号種類を示すパターン部分であり、第1指示情報と第2指示情報とを特定するためのパターンである。検出部26は、Hi/Lo信号によるパターンが第1指示情報のパターンまたは第2指示情報のパターンに一致するか否かを判定する。これにより、通常の高輝度映像との区別が容易になる。
なお、第1指示情報のパターンは、第1の時間間隔で光の点滅がM回(例えばM≧2)繰り返されることを定めたパターンでもよい。第2指示情報のパターンは、第1の時間間隔と同じまたは異なる第2の時間間隔で光の点滅がN回(例えばN≧2かつN≠M)繰り返されることを定めたパターンでもよい。
検出部26は、時系列の複数の外界画像に亘る光の点滅パターンが、第1指示情報のパターンに一致する場合、そのことを検出し、第1指示情報の検出事実を校正部30へ通知する。また、検出部26は、時系列の複数の外界画像に亘る光の点滅パターンが、第2指示情報のパターンに一致する場合、そのことを検出し、第2指示情報の検出事実を校正部30へ通知する。
校正部30は、検出部26により第1指示情報が検出された場合、カメラ12をメンテナンスモードへ移行させ、カメラ校正プログラムを起動させる。また、校正部30は、検出部26により第2指示情報が検出された場合、カメラ校正プログラムを終了させ、カメラ12を通常モードへ移行させる。
(第3実施例)
第3実施例は、カメラ校正プログラムを起動させる所定の指示情報が、校正処理で用いられる基準マーカーと同時に(言い換えれば同じ画像内に)検出された場合、カメラ校正プログラムを起動させる点で第1実施例と異なる。第3実施例の車両10、カメラ12、運転支援装置14の構成は、第1実施例と同様である(図1、図2、図3)。以下、第1実施例で説明した内容は再度の説明を適宜省略し、第1実施例と異なる点を主に説明する。
カメラ12の検出部26は、パターンマッチング用のパターンデータとして、校正処理で用いられる予め定められた基準マーカーのパターン(例えば基準マーカーの外観に関する特徴データ等)を記憶する。検出部26は、撮像部20により生成された画像の中に校正処理のための予め定められた基準マーカーの像が含まれる場合、そのことをさらに検出する。検出部26は、基準マーカーの検出事実を校正部30へ通知する。基準マーカーは、例えば、衝立などの垂直面状に設けられた白黒の市松模様の校正指標であってもよい。
校正部30は、撮像部20により生成された画像の中から第1指示情報が検出され、かつ、同じ画像の中から基準マーカーがさらに検出された場合、カメラ校正プログラムを起動して校正処理を開始する。校正部30は、第1指示情報の検出事実と、基準マーカーの検出事実とがカメラ12から同時に通知された場合、または、両者の通知タイミングの差異が、同時と見なせる範囲内である場合に、校正処理を開始する。
なお、校正部30は、撮像部20により生成された画像の中から第2指示情報が検出され、かつ、同じ画像の中から基準マーカーがさらに検出された場合に、校正処理を終了させてもよい。
(第4実施例)
第4実施例は、校正の対象となるカメラ12が、車両内部(例えば車室内)の様子を撮像するカメラである点で第1実施例と異なる。以下、第1実施例で説明した内容は再度の説明を適宜省略し、第1実施例と異なる点を主に説明する。
図5は、第4実施例に係る車両10を模式的に示す。第4実施例に係る車両10も、第1実施例の車両10と同様に、カメラ12、運転支援装置14、表示装置16を備える。ただし、第4実施例に係る車両10のカメラ12は、車室内に設置され、車室内を撮像する。
第4実施例に係るカメラ12の機能構成は、第1実施例と同様である(図2)。カメラ12の撮像部20は、車両10の車室内の様子を示す画像を生成する。検出部26は、撮像部20により生成された画像の中に所定の指示情報が含まれる場合、そのことを検出する。校正部30は、検出部26により上記指示情報が検出された場合、カメラ校正プログラムを起動して校正処理を開始する。
カメラ12は、ドライバーの視線、表情、居眠りの有無等を検知するためのドライバーモニタリング用の車載カメラである。また、第4実施例では、前後位置やリクライニング角度等を所定の状態に設定した座席が、カメラ12の校正処理における基準マーカーとして使用される。例えば、座席の背もたれ部の外枠や、ヘッドレストの外枠等が、基準マーカーとして使用される。
図6は、第4実施例に係るカメラ12により生成された車室内画像の例を示す。車室画像50は、基準マーカー52(ここではドライバーの座席)の像と、指示情報54の像を含む。第2実施例で説明したように、指示情報54は、光の点滅を繰り返す光源である。
また、第3実施例で説明したように、検出部26は、車室画像50から基準マーカー52の存在と、指示情報54の存在を検出する。校正部30は、車室画像50から基準マーカー52と指示情報54の両方が検出された場合に、校正処理を開始する。例えば、校正部30は、車室画像50を参照して、基準マーカー52であるドライバーの座席の像から基準マーカー52の輪郭、形状、模様等を抽出し、抽出した輪郭等に基づいて、校正座標を算出する。
第4実施例に係るカメラ12においても、検出部26は、校正終了の指示を示す第2指示情報が車室画像50に含まれる場合、そのことを検出してもよい。校正部30は、検出部26により第2指示情報が検出された場合、カメラ校正プログラムの実行を終了させる。
上記の図6に関する変形例として、検出部26は、車室画像50に映る、前後位置やリクライニング角度等を所定の第1の状態に設定した座席の像を、校正開始の指示を示す第1指示情報として検出してもよい。また、検出部26は、車室画像50に映る、前後位置やリクライニング角度等を第1の状態とは異なる所定の第2の状態に設定した座席の像を、校正終了の指示を示す第2指示情報として検出してもよい。
(第5実施例)
第5実施例の車両10、カメラ12、運転支援装置14の構成は、第1実施例と同様であるが、カメラ12の動作の一部が第1実施例と異なる。以下、第1実施例で説明した内容は再度の説明を適宜省略し、第1実施例と異なる点を主に説明する。
図7は、第5実施例のカメラ12の動作を示すフローチャートである。撮像部20は、外界画像を繰り返し生成する(S40)。検出部26は、外界画像の中に所定の輝度以上の情報が存在する場合、そのことを検出する(S42)。例えば、撮像部20は、撮像対象の輝度値を示す輝度画像(グレースケール画像等)を出力する。検出部26は、撮像部20から出力された輝度画像内に、予め定められた閾値以上の輝度値が存在する場合、所定の輝度以上の情報が存在すると判定する。閾値となる輝度は、開発者の知見や、カメラ12を用いた実験により適切な値が決められてよい。
外界画像の中に所定の輝度以上の情報が存在する場合(S44のY)、検出部26は、指示検出モードへ移行する(S46)。以降、第1実施例で説明した指示検出処理および校正処理を実行する。具体的には、図4のフローチャートのS12〜S38の処理を実行する(S48)。校正部30による校正処理が終了すると、検出部26は、指示検出モードを終了させ(S50)、本図のフローを終了する。外界画像の中に所定の輝度以上の情報が存在しなければ(S44のN)、S46〜S50の処理をスキップして、本図のフローを終了する。実際には、S40へ戻り、新たに生成された外界画像における所定の輝度以上の情報の有無を判定することを繰り返す。
この態様によると、新たな外界画像が生成された場合に、当該外界画像に所定の輝度値以上の情報が含まれなければ、当該外界画像内に指示情報が存在するか否かを判定する処理(パターンマッチング等)をスキップする。これにより、カメラ12における画像処理の負荷を低減することができる。なお、第4実施例と第5実施例との組み合わせも可能である。すなわち、撮像部20が、外界画像でなく車室画像を生成する場合も、検出部26は、その車室画像に所定の輝度値以上の情報があるか否かに応じて、指示検出処理の実行有無を切り替えてもよい。
以上、本発明を第1実施例〜第5実施例をもとに説明した。これらの実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例および変形例に記載の技術は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
車両の内部の様子を示す画像を生成する撮像部と、
前記撮像部により生成された画像の中に所定の指示情報が含まれる場合、そのことを検出する検出部と、
前記検出部により前記指示情報が検出された場合、本車載カメラの校正処理を開始する校正部と、
を備える車載カメラ。
この車載カメラの構成によると、車両内部(車室内等)に存在する指示情報に応じて、校正処理を自動的に開始する。これにより、外部機器(HMI装置等)から校正開始の指示を受け付ける受付部を車載カメラに設ける必要がなくなり、車載カメラのコストを低減することができる。
[項目2]
前記検出部は、所定のパターンで光が点滅することを前記指示情報として検出する項目1に記載の車載カメラ。
この態様によると、校正開始を指示する専用の画像を設けなくても、汎用的な発光装置を用い、その光の明滅パターンを信号として扱って、校正処理を自動的に開始する車載カメラを実現することができる。
[項目3]
前記検出部は、前記撮像部により生成された画像の中に校正処理のための基準マーカーが含まれる場合、そのことをさらに検出し、
前記校正部は、前記撮像部により生成された画像から、前記指示情報と前記基準マーカーの両方が検出された場合に校正処理を開始する項目1または2に記載の車載カメラ。
この態様によると、指示情報と基準マーカーの両方を校正処理開始の条件とすることにより、誤って校正処理を開始してしまうことを抑制できる。また、撮像部により基準マーカーが撮像可能であることが担保されるため、校正処理を確実に実行することができる。
[項目4]
車両に設置される車載カメラであって、
撮像部と、
前記撮像部により生成された画像の中に所定の指示情報が含まれる場合、そのことを検出する検出部と、
前記検出部により前記指示情報が検出された場合、本車載カメラの校正処理を開始する校正部と、
を備える車載カメラ。
この車載カメラの構成によると、車両近傍(車両内部を含む)に存在する指示情報に応じて、校正処理を自動的に開始する。これにより、外部機器(HMI装置等)から校正開始の指示を受け付ける受付部を車載カメラに設ける必要がなくなり、車載カメラのコストを低減することができる。
上述した実施例および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施例および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施例および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
10 車両、 12 カメラ、 14 運転支援装置、 16 表示装置、 20 撮像部、 24 画像処理部、 26 検出部、 28 出力部、 30 校正部。

Claims (3)

  1. 車両の内部の様子を示す画像を生成する撮像部と、
    前記撮像部により生成された画像の中に所定の指示情報が含まれる場合、そのことを検出する検出部と、
    前記検出部により前記指示情報が検出された場合、本車載カメラの校正処理を開始する校正部と、
    を備える車載カメラ。
  2. 前記検出部は、所定のパターンで光が点滅することを前記指示情報として検出する請求項1に記載の車載カメラ。
  3. 前記検出部は、前記撮像部により生成された画像の中に校正処理のための基準マーカーが含まれる場合、そのことをさらに検出し、
    前記校正部は、前記撮像部により生成された画像から、前記指示情報と前記基準マーカーの両方が検出された場合に校正処理を開始する請求項1または2に記載の車載カメラ。
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