JP2019094420A - 洗浄剤組成物、浸漬用洗浄剤及び食器洗浄機用洗浄剤 - Google Patents
洗浄剤組成物、浸漬用洗浄剤及び食器洗浄機用洗浄剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019094420A JP2019094420A JP2017224560A JP2017224560A JP2019094420A JP 2019094420 A JP2019094420 A JP 2019094420A JP 2017224560 A JP2017224560 A JP 2017224560A JP 2017224560 A JP2017224560 A JP 2017224560A JP 2019094420 A JP2019094420 A JP 2019094420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amylase
- detergent composition
- detergent
- present
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
Description
米飯汚れに対する洗浄力を高めるため、塩素系漂白剤や酸素系漂白剤等をさらに添加する方法も検討されているが、これらの漂白剤成分もアルカリ成分であり、手荒れの問題は解消されていない。
なお、(A)α−アミラーゼの最大活性pHは、JIS K 7001(1990)に準拠して測定される液化力試験において、活性値が最大となるときのpHである。
なお、本明細書において(A)α−アミラーゼの至適pHとは、JIS K 7001(1990)に準拠して測定される液化力試験において、活性値が100%となる温度及びpHから、温度を固定してpHを変動させた際の活性値が50%以上となるpHである。
また、本明細書において(A)α−アミラーゼの至適温度とは、JIS K 7001(1990)に準拠して測定される液化力試験において、活性値が100%となる温度及びpHから、pHを固定して温度を変動させた際の活性値が50%以上となる温度である。
(A)α−アミラーゼの含有量が1重量%未満であると、米飯汚れに対する洗浄性が低下してしまうことがある。一方、(A)α−アミラーゼの含有量が5重量%を超えたとしても、米飯汚れに対する洗浄性はほとんど変わらないため、これ以上(A)α−アミラーゼを添加する必要はない。
(B)安定化剤として上記化合物を含むと、(A)α−アミラーゼが洗浄剤組成物中で安定して洗浄性を発揮することができる。
上記化合物は2種以上併用することが望ましく、3種以上併用することがより望ましく、4種すべてを併用することがさらに望ましい。
本発明の浸漬用洗浄剤は、本発明の洗浄剤組成物を含んでなるため、手荒れを起こしにくく、米飯汚れを容易に洗浄することができる。
本発明の食器洗浄機用洗浄剤は、本発明の洗浄剤組成物を含んでいるため、米飯汚れに対して優れた洗浄性を発揮することができる。
(A)α−アミラーゼの最大活性pHは5以上であることが望ましく、5.8以上であることがより望ましく、6.0以上であることがさらに望ましい。
(A)α−アミラーゼの至適pHがpH5.5〜6.5の領域をすべて含むと、手荒れを起こしにくい条件において(A)α−アミラーゼが米飯汚れに対して優れた洗浄性を発揮することができる。
一方、(A)α−アミラーゼの至適pHが上記条件を満たさない場合、洗浄剤組成物を使用する際にpHを制御する必要が生じ、工程管理が煩雑となりやすい。また外的要因によって洗浄剤組成物のpHが変動した際に、α−アミラーゼの洗浄性が低下しやすい。
(A)α−アミラーゼの至適温度が上記条件を満たさない場合、米飯汚れの洗浄によく用いられる温度領域(通常60〜80℃)のどこかに、米飯汚れに対する洗浄性が低下する領域が存在することとなるため、洗浄時の温度管理が煩雑となる。
至適pHのpH領域が5〜7の領域をすべて含む場合、より広いpH領域で米飯汚れに対する高い洗浄性を発揮することができる。また至適温度の領域が40〜80℃の領域をすべて含む場合、より広い温度領域で米飯汚れに対する高い洗浄性を発揮できる。
pHが5未満又は7を超える場合には、(A)α−アミラーゼの活性が低下し、米飯汚れを充分に洗浄できないことがある。
(A)α−アミラーゼの含有量が1重量%未満であると、米飯汚れに対する洗浄性が低下してしまうことがある。一方、(A)α−アミラーゼの含有量が5重量%を超えたとしても、米飯汚れに対する洗浄性はほとんど変わらないため、これ以上(A)α−アミラーゼを添加する必要はない。
また、(A)α−アミラーゼの凝集を抑制する観点から、(A)アミラーゼの等電点は、5未満、又は、7を超えることが望ましい。
(B)安定化剤としては、カルシウム化合物、ナトリウム化合物、多価アルコール及び多価カルボン酸等が挙げられる。
(B)安定化剤の含有量は特に限定されないが、洗浄剤組成物の重量に基づいて20重量%以上であることが望ましく、50重量%以上であることがより望ましい。
(B)安定化剤の含有量が20重量%未満であると、(A)α−アミラーゼが洗浄剤組成物中で安定せず、米飯汚れに対する洗浄力が低下してしまうことがある。
(B)安定化剤として上記化合物を含むと、(A)α−アミラーゼが洗浄剤組成物中で安定して洗浄性を発揮することができる。
上記化合物は2種以上併用することが望ましく、3種以上併用することがより望ましく、4種すべてを併用することがさらに望ましい。
カルシウム化合物の含有量は特に限定されないが、洗浄剤組成物の重量に基づいて0.05〜5重量%であることが望ましい。
ナトリウム化合物の含有量は特に限定されないが、洗浄剤組成物の重量に基づいて0.05〜5重量%であることが望ましい。
多価アルコールの含有量は特に限定されないが、洗浄剤組成物の重量に基づいて10〜50重量%であることが望ましい。
多価カルボン酸の含有量は特に限定されないが、洗浄剤組成物の重量に基づいて0.1〜10重量%であることが望ましい。
水としては、水道水、蒸留水、イオン交換水、超純水等が挙げられる。
pH調整剤としては苛性ソーダ等が挙げられる。
本発明の浸漬用洗浄剤は、本発明の洗浄剤組成物を含んでなるため、手荒れを起こしにくく、米飯汚れを容易に洗浄することができる。
本発明の食器洗浄機用洗浄剤は、本発明の洗浄剤組成物を含んでいるため、米飯汚れに対して優れた洗浄性を発揮することができる。
表1に示す処方に従って(A)α−アミラーゼ及び(B)安定化剤を混合し、さらに各洗浄剤組成物が表1に示すpHとなるように、その他の成分(C)である水及びpH調整剤としての苛性ソーダの添加量を調整して、実施例1〜12及び比較例1〜5に係る洗浄剤組成物を作製した。洗浄剤組成物の処方並びに使用したα−アミラーゼの最大活性pH及び等電点を表1に示す。
ただし、α−アミラーゼの最大活性pH及び等電点は、それぞれ5回測定した際の平均値である。また、(A−1)について測定した至適pHは5〜7であり、至適温度は40〜80℃であった。
なお、(A−3)及び(A−5)については、α−アミラーゼの分散液を調整する段階で、分散液のpHを調整しても分散液の濁りが解消されなかったため、等電点を測定することができず、表1には測定不能と記載している。
0.1gの米飯汚れを陶器皿に塗布し、1日乾燥した。これを実施例1〜12及び比較例1〜5に係る洗浄剤組成物の1%溶液(45℃)に浸漬させた。10分経過後に陶器皿を取り出して水道水ですすぎ、残った米飯汚れをヨウ素染色液で染色し、米飯汚れの状態を目視で判断し、以下の基準に従って洗浄性を評価した。
○:米飯汚れがほとんど確認できない
△:米飯汚れが少し確認できる
×:米飯汚れがはっきりと確認できる
(A−1):エイチビィアイ(株)製、フクタミラーゼ(登録商標)50
(A−2):ノボザイムスジャパン(株)製、ステインザイム(登録商標)12T
(A−3):ノボザイムスジャパン(株)製、ターマミル(登録商標)120T
(A−4):ノボザイムスジャパン(株)製、ターマミル(登録商標)ウルトラ300L
(A−5):ノボザイムスジャパン(株)製、デュラミル(登録商標)120T
(A−6):デュポン(株)製、EFFECTENZ S100
Claims (8)
- (A)α−アミラーゼを含有し、
前記(A)α−アミラーゼの最大活性pHが7未満であり、
pHが5〜7であることを特徴とする洗浄剤組成物。 - 前記(A)α−アミラーゼの至適pHがpH5.5〜6.5の領域をすべて含み、かつ、至適温度が60〜80℃の領域をすべて含む請求項1に記載の洗浄剤組成物。
- 前記(A)α−アミラーゼの至適pHがpH5〜7の領域をすべて含み、かつ、至適温度が40〜80℃の領域をすべて含む請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
- 前記(A)α−アミラーゼの含有量が1〜5重量%である請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
- さらに(B)安定化剤を含有し、
前記(B)安定化剤として、カルシウム化合物、ナトリウム化合物、多価アルコール及び多価カルボン酸からなる群から選択される少なくとも一種の化合物を含む請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。 - 前記(A)α−アミラーゼの等電点が、4.7以上である請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄剤組成物を含むことを特徴とする浸漬用洗浄剤。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄剤組成物を含むことを特徴とする食器洗浄機用洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017224560A JP2019094420A (ja) | 2017-11-22 | 2017-11-22 | 洗浄剤組成物、浸漬用洗浄剤及び食器洗浄機用洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017224560A JP2019094420A (ja) | 2017-11-22 | 2017-11-22 | 洗浄剤組成物、浸漬用洗浄剤及び食器洗浄機用洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019094420A true JP2019094420A (ja) | 2019-06-20 |
Family
ID=66971010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017224560A Pending JP2019094420A (ja) | 2017-11-22 | 2017-11-22 | 洗浄剤組成物、浸漬用洗浄剤及び食器洗浄機用洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019094420A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52151790A (en) * | 1976-04-19 | 1977-12-16 | Cpc International Inc | Production of heat and acid resistant alpha amylase enzyme |
JPS5610029B1 (ja) * | 1970-06-29 | 1981-03-05 | ||
JPH07236478A (ja) * | 1994-03-01 | 1995-09-12 | Hayashibara Biochem Lab Inc | マルトヘキサオース・マルトヘプタオース生成アミラーゼとその製造方法並びに用途 |
JP2004121135A (ja) * | 2002-10-04 | 2004-04-22 | Takara Shuzo Co Ltd | 米液化物及びその製造方法 |
WO2016099858A1 (en) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | The Procter & Gamble Company | Detergent composition |
-
2017
- 2017-11-22 JP JP2017224560A patent/JP2019094420A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5610029B1 (ja) * | 1970-06-29 | 1981-03-05 | ||
JPS52151790A (en) * | 1976-04-19 | 1977-12-16 | Cpc International Inc | Production of heat and acid resistant alpha amylase enzyme |
JPH07236478A (ja) * | 1994-03-01 | 1995-09-12 | Hayashibara Biochem Lab Inc | マルトヘキサオース・マルトヘプタオース生成アミラーゼとその製造方法並びに用途 |
JP2004121135A (ja) * | 2002-10-04 | 2004-04-22 | Takara Shuzo Co Ltd | 米液化物及びその製造方法 |
WO2016099858A1 (en) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | The Procter & Gamble Company | Detergent composition |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5207162B2 (ja) | 自動食器洗浄機用中性液体洗浄剤組成物 | |
JP6654353B2 (ja) | 硬質表面洗浄剤組成物及び硬質表面の洗浄方法 | |
JP6581785B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物およびそれを用いる食器類の洗浄方法、並びに医療器具の洗浄方法 | |
RU2010136965A (ru) | ВАРИАНТЫ АЛЬФА-АМИЛАЗЫ AmyTS-23 С ИЗМЕНЕННЫМИ СВОЙСТВАМИ | |
JP4907327B2 (ja) | 食器洗浄機用洗浄剤組成物 | |
JP2008516012A (ja) | 軽質液体洗剤組成物 | |
EP2305785A1 (en) | Use of a carboxylic or amino compound as cleaning aid for hard surfaces and method of cleaning such hard surfaces | |
JP2015196778A (ja) | 食器類の洗浄方法 | |
JP6093280B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JP2013194212A (ja) | 液体洗浄剤 | |
JP5106786B2 (ja) | 食器洗浄機用洗浄剤組成物 | |
JP6862035B2 (ja) | 中性洗浄剤組成物 | |
JPH0633100A (ja) | 自動食器洗浄機用洗浄剤 | |
JP2019094420A (ja) | 洗浄剤組成物、浸漬用洗浄剤及び食器洗浄機用洗浄剤 | |
JP5396707B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2005068327A (ja) | 洗浄剤 | |
JP2014009355A (ja) | 前浸漬用洗浄剤組成物 | |
JP2001064698A (ja) | 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 | |
JP2021147617A (ja) | 硬質物品の洗浄方法 | |
JP2014132062A (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JP5297616B2 (ja) | 機械洗浄前洗い用食器洗浄剤組成物 | |
JPH0768555B2 (ja) | 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 | |
JP2017119763A (ja) | 食器洗い機用液体洗浄剤組成物 | |
JP2017119742A (ja) | 食器洗い機用洗浄剤 | |
EP3292191B1 (en) | Alkaline dishwash composition |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201023 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210817 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211109 |