JP2019093664A - 印刷機、印刷ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷ヘッド6の大型化を抑制しつつ、印圧センサーSおよび荷重軽減バネ71の装備を可能とする。【解決手段】印圧センサーSが螺旋形状の荷重軽減バネ71の内側に配置(換言すれば挿入)されている。このように、荷重軽減バネ71の内側のスペースを有効に活用して印圧センサーSを配置しているため、印刷ヘッド6の大型化を抑制しつつ、印圧センサーSおよび荷重軽減バネ71を装備することが可能となっている。【選択図】図6

Description

この発明は、スキージに印圧を与えつつスキージをマスクに摺動させることで印刷を行う印刷技術に関する。
従来、マスクの下面に印刷対象物を対向させつつ、マスクの上面にスキージを摺動させることで、マスクの上面に供給されたペーストを印刷対象物に印刷する印刷機が知られている。このような印刷を良好に行うためには、適度な印圧をスキージに与えることが重要となる。そこで、特許文献1に記載された印刷機は、スキージを保持するスキージホルダーに取り付けられた歪みゲージを備え、歪みゲージの出力値に基づきスキージに与えられた印圧を制御しつつ印刷を行う。
特開平09−174808号公報
ところで、上記のようなスキージを備えた印刷ヘッドには、スキージがマスクに当接した瞬間の衝撃を抑制するため、スキージを上方に付勢する荷重軽減バネが設けられる場合がある。しかしながら、歪みゲージのような圧力センサーや荷重軽減バネといった部品点数の増加に伴う印刷ヘッドの大型化が課題となっていた。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、印刷ヘッドの大型化を抑制しつつ、圧力センサーおよび荷重軽減バネの装備を可能とする技術の提供を目的とする。
本発明に係る印刷機は、加えられた圧力に応じた検出値を出力する圧力センサーと、圧力センサーの下方に配置されて圧力センサーに接続されたスキージと、圧力センサーを介してスキージに上方から印圧を与える印圧付与部と、螺旋形状の荷重軽減バネを有して荷重軽減バネによりスキージを上方へ付勢する荷重軽減部とを有する印刷ヘッドと、印刷対象物に上方から対向させてマスクを保持するマスク保持部とを備え、印刷ヘッドのスキージをマスクの上面に摺動させることで印刷対象物に印刷を実行し、印刷ヘッドでは、圧力センサーの少なくとも一部が荷重軽減バネの内側に配置されている。
本発明に係る印刷ヘッドは、加えられた圧力に応じた検出値を出力する圧力センサーと、圧力センサーの下方に配置されて圧力センサーに接続されたスキージと、圧力センサーを介してスキージに上方から印圧を与える印圧付与部と、螺旋形状の荷重軽減バネを有して荷重軽減バネによりスキージを上方へ付勢する荷重軽減部とを備え、圧力センサーの少なくとも一部が荷重軽減バネの内側に配置されている。
このように構成された本発明(印刷機、印刷ヘッド)では、圧力センサーが螺旋形状の荷重軽減バネの内側に配置(換言すれば挿入)されている。このように、荷重軽減バネの内側のスペースを有効に活用して圧力センサーを配置しているため、印刷ヘッドの大型化を抑制しつつ、圧力センサーおよび荷重軽減バネを装備することが可能となっている。
また、荷重軽減部は、荷重軽減バネの上方で圧力センサーに固定されたフランジを有し、荷重軽減バネがフランジを上方へ押圧することで圧力センサーを介してスキージを上方へ付勢するように、印刷機を構成しても良い。かかる構成では、荷重軽減バネによる荷重の軽減を圧力センサーに的確に反映させることができる。
また、印圧付与部は、フランジの上方に配置された印圧バネを有し、印圧バネによってフランジを下方に押圧することで、スキージに印圧を与えるように、印刷機を構成しても良い。かかる構成は、荷重軽減バネによるスキージの荷重軽減のために設けられたフランジを、印圧バネによるスキージの印圧付与に共用しており、印刷ヘッドの大型化の抑制に効果的に資する。
また、圧力センサー、印刷付与部および荷重軽減部で構成されるユニットが印刷ヘッドに複数設けられるように、印刷機を構成しても良い。つまり、本発明では、荷重軽減バネの内側のスペースを有効に活用して圧力センサーを配置しているため、印刷ヘッドの大型化を抑制しつつ、圧力センサー、印刷付与部および荷重軽減部で構成されるユニットを複数設けることが可能となっている。
また、複数のユニットそれぞれの圧力センサーの検出値に基づき、スキージに与えられた印圧に関する情報を取得する印圧情報取得部をさらに備えるように、印刷機を構成しても良い。かかる構成では、複数の圧力センサーの検出値に基づき、印刷に関する情報を的確に取得することができる。
また、印圧情報取得部は、複数のユニットそれぞれの圧力センサーの検出値の差を、スキージに与えられた印圧の偏りを示す情報として取得するように、印刷機を構成しても良い。かかる構成では、複数の圧力センサーの検出値に基づき、印圧の偏りを的確に取得することができる。
また、印刷情報取得部は、複数のユニットそれぞれの圧力センサーの検出値の最大値と最小値の差が閾値以上となると、作業者に警告を行うように、印刷機を構成しても良い。かかる構成では、印圧の偏りが大きい場合には、作業者に警告を行って、必要な作業を促すことができる。
また、印圧情報取得部は、複数のユニットそれぞれの圧力センサーの検出値の平均値に基づきスキージに与えられた印圧を測定するように、印刷機を構成しても良い。かかる構成では、圧力センサーの検出値に混入した外部ノイズの影響を抑えつつ印圧を測定することができる。
なお、圧力センサーとして使用可能なセンサーの種類は様々である。したがって、圧力センサーは磁歪センサーであっても良い。
本発明によれば、印刷ヘッドの大型化を抑制しつつ、圧力センサーおよび荷重軽減バネを装備することが可能となる。
図1は本発明を適用した印刷機を模式的に示す正面図。 図1の印刷機が備える電気的構成を示すブロック図。 印刷ヘッドの構成を部分的に示す斜視図。 印刷ヘッドの構成を部分的に示す正面図。 印刷ヘッドの構成を部分的に示す側面図。 印刷ヘッドの構成を部分的に示すA−A線断面図。 印刷ヘッドが備える印圧センサーの構成を示すA−A線断面図。
図1は本発明を適用した印刷機を模式的に示す正面図である。図2は図1の印刷機が備える電気的構成を示すブロック図である。図1および以下の図では、Z方向を鉛直方向とし、X方向およびY方向を水平方向とするXYZ直交座標軸を適宜示す。この印刷機1は、マスクMを保持するマスク保持ユニット2と、マスクMの下方に配置された基板保持ユニット4と、マスクMの上方に配置された印刷ヘッド6とを備える。さらに、印刷機1は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)等で構成された主制御部10を備える。そして、主制御部10が基板保持ユニット4および印刷ヘッド6を制御することで、基板保持ユニット4により基板BをマスクMに下方から対向させつつスキージユニット6のスキージ61の先端をマスクMの上面にX方向へ摺動させる。これによって、マスクMの上面に供給されたペースト(半田)が、マスクMを貫通するパターン孔を介して基板Bの上面に印刷される。さらに、印刷機1は、例えば液晶ディスプレイ等で構成された表示ユニット11を備える。したがって、作業者は、表示ユニット11の表示内容を確認することで印刷機1の稼働状況を確認することができる。
マスク保持ユニット2はクランプ部材21を有し、マスクMはその周縁部に設けられたフレームFを介してクランプ部材21に着脱可能に取り付けられる。これによって、平板形状を有するマスクMがマスク保持ユニット2により水平に保持される。このマスクMは、平面視において矩形状を有し、基板Bへの印刷パターンに応じた形状の貫通孔(パターン孔)を有する。
基板保持ユニット4は、マスク保持ユニット2に保持されたマスクMの下方に配置され、マスクMに対して基板Bの位置を合わせる機能を担う。この基板保持ユニット4は、基板Bを搬送する一対のコンベア41と、コンベア41から受け取った基板Bを保持する基板保持部42と、コンベア41および基板保持部42を支持する平板形状の可動テーブル43とを有する。
一対のコンベア41はX方向に間隔を空けつつY方向に平行に配置されており、それぞれの上面で基板BのX方向の両端を下方から支持する。そして、各コンベア41がY方向に基板Bを搬送して、印刷機1に対する基板Bの搬入あるいは搬出を実行する。
基板保持部42は、平板形状の昇降テーブル421と、可動テーブル43に対してZ方向にスライド可能なスライド支柱422とを有し、昇降テーブル421がスライド支柱422の上端に支持されている。また、昇降テーブル421の上面にはZ方向に立設された複数のバックアップピン423がX方向およびY方向に間隔を空けて並ぶ。そして、スライド支柱422が昇降することで、昇降テーブル421とともにバックアップピン423が昇降する。例えばコンベア41の基板Bの搬入時は、各バックアップピン423の上端はコンベア41の上面より下方に位置する。そして、コンベア41がバックアップピン423の直上に基板Bを搬入すると、バックアップピン423が上昇して、バックアップピン423の上端がコンベア41の上面より上方へ突出する。これによって、コンベア41の上面から各バックアップピン423の上端へ基板Bが受け渡される。
また、基板保持部42は、一対のコンベア41の上方でX方向に間隔を空けて配置された一対のクランププレート424を有し、これらクランププレート424の少なくとも一方はX方向に可動である。各クランププレート424の上面はX方向およびY方向に平行な平面であり、互いに同じ高さに位置する。そして、バックアップピン423上の基板Bが一対のクランププレート424の間にまで上昇すると、これらクランププレート424の間隔が狭まり、基板Bがこれらクランププレート424によりX方向(水平方向)からクランプされる。
さらに、基板保持ユニット4は、可動テーブル43を駆動するテーブル駆動機構44を有する。このテーブル駆動機構44は、X軸テーブル441と、X軸テーブル441の上面に取り付けられたY軸テーブル442と、Y軸テーブル442の上面に取り付けられたR軸テーブル443と、R軸テーブル443に対して可動テーブル43を昇降させるボールネジ444とを有する。したがって、テーブル駆動機構44は、可動テーブル43に配置されたコンベア41および基板保持部42をX、Y、Z、R方向に駆動することで、搬入された基板BをマスクMに対して位置決めすることができる。これによって、クランププレート424および基板Bそれぞれの上面がマスクMの下面に接触する。
また、図2に示すように、印刷機1は、印刷ヘッド6をX方向に駆動するX軸モーターMxと、印刷ヘッド6をZ方向に駆動するZ軸モーターMzとを有するヘッド駆動部6Dを有する。そして、主制御部10は、Z軸モーターMzにより印刷ヘッド6のスキージ61をマスクMの上面に所定の印圧で押圧しつつ、X軸モーターMxにより印刷ヘッド6をX方向に駆動することで、スキージ61をマスクMの上面に修道させる。
続いては、印刷ヘッド6の詳細について、図3〜図6を併用して説明する。ここで、図3は印刷ヘッドの構成を部分的に示す斜視図であり、図4は印刷ヘッドの構成を部分的に示す正面図であり、図5は印刷ヘッドの構成を部分的に示す側面図であり、図6は印刷ヘッドの構成を部分的に示すA−A線断面図であり、図7は印刷ヘッドが備える印圧センサーの構成を示すA−A線断面図である。
印刷ヘッド6は、Y方向に平行な軸を中心にスキージ61を回動可能に支持する支持ブラケット62と、支持ブラケット62に取り付けられた回動モーターMθとを有する(図1)。回動モーターMθはスキージ61の回動軸に接続されており、回動モーターMθによりスキージ61を回動させることで、スキージ61がマスクMの上面に接する角度(アタック角度)を調整することができる。
また、印刷ヘッド6は、スキージ61が取り付けられた支持ブラケット62を支持する支持フレーム63を支持ブラケット62の上方に有する。つまり、印刷ヘッド6は、Z方向に平行に延設された2本のサポートロッド64を有し、各サポートロッド64が支持フレーム63に対してZ方向にスライド可能に設けられている。支持フレーム63には、挿入孔632がZ方向に貫通したロッドガイド631が各サポートロッド64に対応して取り付けられ、2本のサポートロッド64は対応するロッドガイド631の挿入孔632に上方から挿入されている。各サポートロッド64は、挿入孔632よりも径の大きいフランジ641をそれぞれの上端に有し、フランジ641が上方からロッドガイド631に引っ掛かることで、サポートロッド64がロッドガイド631から抜け落ちないように構成されている。一方、2本のサポートロッド64の下端は、支持ブラケット62の上端に取り付けられたプレート65の上面に取り付けられる。
さらに、印刷ヘッド6は、スキージ61を上方に付勢する荷重軽減部7を有する。本実施形態では、2本のサポートロッド64の間に2個の荷重軽減部7が設けられているが、後に詳述する印圧検出に関する機構を除いてこれら荷重軽減部7の構成は同様である。したがって、ここでは、一の荷重軽減部7について詳細を説明し、2個の荷重軽減部7に共通する構成は相当符号を付して説明を省略する。
荷重軽減部7は、螺旋形状を有してZ方向に伸縮可能な荷重軽減バネ71と、荷重軽減バネ71を支持する支持リング72とを有する。荷重軽減バネ71は、支持フレーム63をZ方向に貫通する貫通孔633に上方から挿入されており、荷重軽減バネ71の上端は支持フレーム63の上面から上方に突出する。支持リング72は、貫通孔633に下方から対向し、螺子によって支持フレーム63の下面に固定されている。この支持リング72が、支持フレーム63に対して荷重軽減バネ71を下方から支持する。
さらに、荷重軽減部7は、支持リング72の孔を介して荷重軽減バネ71の内側に下方から挿入されたロッド73と、荷重軽減バネ71の上方に配置されたフランジ74とを有する。ロッド73の下端はプレート65の上面に固定されており、ロッド73はプレート65から上方へZ方向に平行に立設されている。フランジ74は、荷重軽減バネ71から上方へ突出したロッド73の上端に固定されて、ロッド73から側方(水平方向)へ張り出している。そして、荷重軽減バネ71の下端は支持リング72に接触し、荷重軽減バネ71の上端はフランジ74に接触しており、荷重軽減バネ71は、支持リング72とフランジ74とによって挟まれてZ方向に圧縮されている。したがって、フランジ74を上方へ押圧する荷重軽減バネ71の弾性力が、ロッド73を介してプレート65に伝達されて、プレート65に取り付けられたスキージ6を上方へ付勢する。
また、印刷ヘッド6は、スキージ61を下方に押圧することでスキージ61に印圧を与える印圧付与部8を有する。本実施形態では、2個の印圧付与部8が設けられているが、これら印圧付与部8の構成は同様である。したがって、ここでは、一の印圧付与部8について詳細を説明し、2個の印圧付与部8に共通する構成は相当符号を付して説明を省略する。
印圧付与部8は、螺旋形状を有してZ方向に伸縮可能な印圧バネ81と、円筒形状を有するカバー部材82とを有する。印圧バネ81は、荷重軽減部7のフランジ74の上方に配置され、荷重軽減バネ71に対して同軸に設けられている。カバー部材82は、下方に開口して円筒形状を有する中空部821を内部に有し、上方から印圧バネ81およびフランジ74に外嵌されて、支持フレーム63に固定されている。こうして、印圧バネ81およびフランジ74は、カバー部材82の中空部821に下方から挿入されている。印圧バネ81の下端はフランジ74に接触し、印圧バネ81の上端はカバー部材82の上端の内壁に接触し、印圧バネ81は、フランジ74とカバー部材82とによって挟まれてZ方向に圧縮されている。したがって、フランジ74を下方へ押圧する印圧バネ81の弾性力が、ロッド73を介してプレート65に伝達されて、プレート65に取り付けられたスキージ61をマスクMに押圧する。
支持フレーム63は、Z軸モーターMzによってZ方向に駆動される。したがって、スキージ61がマスクMに接触した状態から、支持フレーム63が下方に駆動されると、支持フレーム63に伴ってカバー部材82も下方に移動し、印圧バネ81が短くなる。その結果、印圧バネ81の弾性力が増大して、スキージ61とマスクMとの間に生じる印圧も増大する。つまり、印圧バネ81は、支持フレーム63の高さに応じた印圧をスキージ61に与える。
さらに、印刷ヘッド6は、スキージ61に印加された印圧を測定する機構を有する。つまり、2本のロッド73のうちの一のロッド73(図3、図6の右側のロッド73)は磁歪体で構成されたセンサーロッドSrであり、加えられた圧力に応じて透磁率が変化する物性を有する。かかるセンサーロッドSrは、センサーロッドSrの全体を磁歪体で形成することで構成されても良いし、例えば金属製の軸心の周面全体に磁歪体の薄膜をめっきにより成膜することで構成されても良い。
そして、このセンサーロッドSrの外周にはコイルScが巻かれている。詳細は図7に示すように、印圧センサーSは、センサーロッドSrの外側に嵌められた樹脂製のボビンSbを有し、ボビンSbの外周に設けられた凹部にコイルScが巻かれている。さらに、印圧センサーSは、ボビンSbの外側に嵌められた金属製のシールドSsを有し、外部からのノイズをシールドSsにより遮蔽する。なお、Z方向において、センサーロッドSr(換言すれば、磁歪体の配設範囲)はコイルScより長く、センサーロッドSrの両端はコイルScの両端から突出している。
こうして、センサーロッドSrおよびコイルSc等で印圧センサーSが構成され、印圧センサーSの上端部分が荷重軽減バネ71の内側に挿入されている。かかる印圧センサーSでは、センサーロッドSrに加えられた圧力に応じたインピーダンスがコイルScに生じる。
また、印刷ヘッド6は、回路基板Cと、回路基板Cと印圧センサーSとを電気的に接続する配線Wとを有し、回路基板Cが配線Wを介して印圧センサーSのコイルScに電流を供給すると、印圧センサーSは、コイルScのインピーダンスに応じた電圧を出力する。そして、回路基板Cは、印圧センサーSから出力された電圧を、印圧センサーSの検出値として主制御部10に送信する。したがって、主制御部10は、回路基板Cから受信した印圧センサーSの検出値に基づき、スキージ61に印加されている印圧を測定できる。なお、回路基板Cは、2本のサポートロッド64のうち、印圧センサーSに近い方の一のサポートロッド64に取り付けられている。
以上のように構成された本実施形態では、印圧センサーSが螺旋形状の荷重軽減バネ71の内側に配置(換言すれば挿入)されている。このように、荷重軽減バネ71の内側のスペースを有効に活用して印圧センサーSを配置しているため、印刷ヘッド6の大型化を抑制しつつ、印圧センサーSおよび荷重軽減バネ71を装備することが可能となっている。
また、荷重軽減部7は、荷重軽減バネ71の上方で印圧センサーSのセンサーロッドSrに固定されたフランジ74を有し、荷重軽減バネ71がフランジ74を上方へ押圧することで印圧センサーSのセンサーロッドSrを介してスキージ61を上方へ付勢する。かかる構成では、荷重軽減バネ71による荷重の軽減を印圧センサーSに的確に反映させることができる。
また、印圧付与部8は、フランジ74の上方に配置された印圧バネ81を有し、印圧バネ81によってフランジ74を下方に押圧することで、スキージ61に印圧を与える。かかる構成は、荷重軽減バネ71によるスキージ61の荷重軽減のために設けられたフランジ74を、印圧バネ81によるスキージ61の印圧付与に共用しており、印刷ヘッド6の大型化の抑制に効果的に資する。
このように本実施形態では、印刷機1が本発明の「印刷機」の一例に相当し、印刷ヘッド6が本発明の「印刷ヘッド」の一例に相当し、印圧センサーSが本発明の「圧力センサー」および「磁歪センサー」の一例に相当し、スキージ61が本発明の「スキージ」の一例に相当し、印圧付与部8が本発明の「印圧付与部」の一例に相当し、荷重軽減部7が本発明の「荷重軽減部」の一例に相当し、荷重軽減バネ71が本発明の「荷重軽減バネ」の一例に相当し、マスク保持ユニット2が本発明の「マスク保持部」の一例に相当し、フランジ74が本発明の「フランジ」の一例に相当し、印圧バネ81が本発明の「印圧バネ」の一例に相当し、印圧センサーS、印圧付与部8および荷重軽減部7で構成されるセンサーユニットU(図6)が本発明の「ユニット」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、センサーユニットUの個数は上記の1個に限られず、複数個のセンサーユニットUを印刷ヘッド6に設けることができる。つまり、本発明では、荷重軽減バネ71の内側のスペースを有効に活用して印圧センサーSを配置しているため、印刷ヘッド6の大型化を抑制しつつ、センサーユニットUを複数設けることが可能となっている。
また、このように複数のセンサーユニットUを印刷ヘッド6に設けた場合、主制御部10(印圧情報取得部)は、複数のセンサーユニットUそれぞれの印圧センサーSの検出値に基づき、スキージ61に与えられた印圧に関する情報を取得できる。すなわち、複数の印圧センサーSの検出値に基づくことで、当該情報を的確に取得することができる。具体的には、主制御部10は、次の各制御例に示す制御を実行可能である。
第1制御例
第1制御例では、主制御部10は、複数の印圧センサーSの検出値の差を、スキージ61に与えられた印圧の偏り、換言すれば偏荷重を示す情報として取得する。具体的には、主制御部10は、複数の印圧センサーSの検出値の最大値と最小値との差が閾値以上か否かを判断する。そして、この差が閾値以上となると、主制御部10は、偏荷重が過大であるとの警告を、作業者に向けて表示ユニット11に表示する。かかる制御例では、印圧の偏りが大きい場合には、作業者に警告を行って、必要な作業を促すことができる。
第2制御例
第2制御例では、主制御部10は、複数の印圧センサーSの検出値の平均値を、スキージ61に与えられた印圧として算出する。かかる構成では、印圧センサーSの検出値に混入した外部ノイズの影響を抑えつつ印圧を算出(測定)することができる。
その他
また、ここで挙げた制御例とは異なる変形を上記実施形態に加えることも勿論可能である。例えば、スキージ61に与えられた印圧の偏りを示す情報を取得した結果に基づき、当該偏りを解消するようにスキージ61へ印加する印圧に対してフィードバック制御を実行しても良い。
また、印圧センサーSとして使用可能なセンサーの種類は、磁歪センサーに限られない。つまり、加えられた圧力に対して物性が変化する材料(例えば圧電体)で構成されたセンサーロッドSrと、センサーロッドSrの物性の変化を検出する検出素子(上述の例におけるコイルSc)とで印圧センサーSを構成することができる。
1…印刷機
2…マスク保持ユニット(マスク保持部)
6…印刷ヘッド
61…スキージ
7…荷重軽減部
71…荷重軽減バネ
74…フランジ
8…印圧付与部
81…印圧バネ
S…印圧センサー(圧力センサー、磁歪センサー)
U…センサーユニット(ユニット)

Claims (10)

  1. 加えられた圧力に応じた検出値を出力する圧力センサーと、前記圧力センサーの下方に配置されて前記圧力センサーに接続されたスキージと、前記圧力センサーを介して前記スキージに上方から印圧を与える印圧付与部と、螺旋形状の荷重軽減バネを有して前記荷重軽減バネにより前記スキージを上方へ付勢する荷重軽減部とを有する印刷ヘッドと、
    印刷対象物に上方から対向させてマスクを保持するマスク保持部と
    を備え、
    前記印刷ヘッドの前記スキージを前記マスクの上面に摺動させることで前記印刷対象物に印刷を実行し、
    前記印刷ヘッドでは、前記圧力センサーの少なくとも一部が前記荷重軽減バネの内側に配置されている印刷機。
  2. 前記荷重軽減部は、前記荷重軽減バネの上方で前記圧力センサーに固定されたフランジを有し、前記荷重軽減バネが前記フランジを前記上方へ押圧することで前記圧力センサーを介して前記スキージを上方へ付勢する請求項1に記載の印刷機。
  3. 前記印圧付与部は、前記フランジの上方に配置された印圧バネを有し、前記印圧バネによって前記フランジを下方に押圧することで、前記スキージに印圧を与える請求項2に記載の印刷機。
  4. 前記圧力センサー、前記印刷付与部および前記荷重軽減部で構成されるユニットが前記印刷ヘッドに複数設けられた請求項1ないし3のいずれか一項に記載の印刷機。
  5. 前記複数のユニットそれぞれの前記圧力センサーの検出値に基づき、前記スキージに与えられた印圧に関する情報を取得する印圧情報取得部をさらに備える請求項4に記載の印刷機。
  6. 前記印圧情報取得部は、前記複数のユニットそれぞれの前記圧力センサーの検出値の差を、前記スキージに与えられた印圧の偏りを示す情報として取得する請求項5に記載の印刷機。
  7. 前記印刷情報取得部は、前記複数のユニットそれぞれの前記圧力センサーの検出値の最大値と最小値の差が閾値以上となると、作業者に警告を行うと決定する請求項6に記載の印刷機。
  8. 前記印圧情報取得部は、前記複数のユニットそれぞれの前記圧力センサーの検出値の平均値に基づき前記スキージに与えられた印圧を測定する請求項5ないし7のいずれか一項に記載の印刷機。
  9. 前記圧力センサーは、磁歪センサーである請求項1ないし8のいずれか一項に記載の印刷機。
  10. 加えられた圧力に応じた検出値を出力する圧力センサーと、
    前記圧力センサーの下方に配置されて前記圧力センサーに接続されたスキージと、
    前記圧力センサーを介して前記スキージに上方から印圧を与える印圧付与部と、
    螺旋形状の荷重軽減バネを有して前記荷重軽減バネにより前記スキージを上方へ付勢する荷重軽減部と
    を備え、
    前記圧力センサーの少なくとも一部が前記荷重軽減バネの内側に配置されている印刷ヘッド。
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