JP2019090403A - チューブポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動エネルギーの小さいチューブポンプを提供する。【解決手段】チューブポンプが提供される。前記チューブポンプは、流体を搬送するための可撓性を有するチューブと、前記チューブが少なくとも部分的に湾曲するように前記チューブを保持するホルダー部と、駆動部と、前記駆動部により第1中心軸周りを回転駆動され、前記第1中心軸周りを回転しながら、前記ホルダー部に保持された前記チューブの湾曲した部分に沿って前記チューブを押圧することにより、前記流体を前記チューブ内で搬送する少なくとも1つの押圧部とを備える。前記押圧部は、前記第1中心軸を基準として径方向外側に向かう程、前記チューブ側から前記押圧部側に傾斜する傾斜面を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプアセンブリに関し、特にチューブを介して流体を搬送するチューブポンプに関する。
流体用のポンプには、流体の流路を形成する面を押圧し、流路を変形させて流路の体積変化を起こすことによって流体の搬送を行う容積式ポンプと呼ばれるものがある。押圧機構としてはフィンガー式、ローラー式等が公知である。特許文献1及び2には、ローラー式の押圧機構が開示されている。これらの押圧機構では、同一形状の複数のローラーが中心軸周りに配列され、これらのローラーがモーターに駆動されて中心軸周りを旋回することにより、流体のポンピングが行われる。
特表2016−520756号公報 米国特許第6296460号明細書
特許文献1及び2で開示されるローラーは、円錐台型をしており、中心軸に対して径の小さい上面が径方向内側を向き、径の大きい底面が径方向外側を向くように設置される。このような構成においては、ローラーの重心が中心軸から遠ざかるため、ローラーの慣性モーメント(イナーシャ)が大きくなり、ローラーを回転させるための駆動エネルギーが増大する。
本発明は、駆動エネルギーの小さいチューブポンプを提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係るチューブポンプは、流体を搬送するための可撓性を有するチューブと、前記チューブが少なくとも部分的に湾曲するように前記チューブを保持するホルダー部と、駆動部と、前記駆動部により第1中心軸周りを回転駆動され、前記第1中心軸周りを回転しながら、前記ホルダー部に保持された前記チューブの湾曲した部分に沿って前記チューブを押圧することにより、前記流体を前記チューブ内で搬送する少なくとも1つの押圧部とを備える。前記押圧部は、前記押圧部において前記チューブと対向する面において、前記第1中心軸を基準として径方向外側に向かう程、前記チューブ側から前記押圧部側に傾斜する傾斜面を有する。
本発明の第2観点に係るチューブポンプは、第1観点に係るチューブポンプであって、前記押圧部は、前記第1中心軸に交差する第2中心軸周りに回転可能なローラーの形態である。
本発明の第3観点に係るチューブポンプは、第2観点に係るチューブポンプであって、前記押圧部は、前記第1中心軸周りの回転に従動して、前記第2中心軸周りに回転する。
本発明の第4観点に係るチューブポンプは、第2観点又は第3観点に係るチューブポンプであって、前記押圧部は、概ね円錐台の形状であり、前記円錐台は、前記第2中心軸に概ね直交する底面と、前記第2中心軸に概ね直交し、前記底面よりも面積が狭く、前記底面よりも前記第1中心軸を基準として径方向外側に配置される上面と、前記底面及び前記上面の間に広がる周面とを有し、前記傾斜面は、前記押圧部において前記周面に相当する部分に含まれる。
本発明の第5観点に係るチューブポンプは、第1観点から第4観点のいずれかに係るチューブポンプであって、前記ホルダー部は、前記チューブが収容されるチューブ空間を有する。前記チューブ空間は、前記押圧部に対向する第1壁面と、前記第1壁面から起立し、前記チューブの前記湾曲した部分に前記第1中心軸を基準として径方向外側から当接する第2壁面とで規定される。
本発明の第6観点に係るチューブポンプは、第5観点に係るチューブポンプであって、前記チューブ空間の前記第1中心軸方向の最深部からの、前記第2壁面の高さをhとし、前記チューブの断面の半径をrとするとき、h≧rである。
本発明の第7観点に係るチューブポンプは、第5観点又は第6観点に係るチューブポンプであって、前記第1壁面は、前記第1中心軸を基準として径方向外側に向かう程、前記チューブ側から前記押圧部側に傾斜する傾斜部を有する。
本発明の第8観点に係るチューブポンプは、第7観点に係るチューブポンプであって、前記第1壁面は、前記傾斜部に連続し、かつ前記第1中心軸に概ね直交し、前記傾斜部よりも前記第1中心軸を基準として径方向外側に配置される水平部をさらに有し、前記第2壁面は、前記水平部から起立する。
本発明の第9観点に係るチューブポンプは、第5観点から第8観点のいずれかに係るチューブポンプであって、前記チューブ空間は、前記第1壁面から起立し、前記第2壁面と対向し、前記第2壁面よりも前記第1中心軸を基準として径方向内側に配置される第3壁面でさらに規定され、前記第3壁面及び前記第2壁面の一方は、前記第1壁面から所定の間隔を空けた高さ位置から前記第3壁面及び前記第2壁面の他方に向かって突出し、前記チューブ空間からの前記チューブの脱落を防止する爪部を含む。
本発明の第10観点に係るチューブポンプは、第1観点から第9観点のいずれかに係るチューブポンプであって、前記駆動部及び前記押圧部を収容する本体ケースをさらに備え、前記ホルダー部と前記本体ケースとは分離可能に構成される。
本発明の第11観点に係るチューブポンプは、第10観点に係るチューブポンプであって、前記ホルダー部と前記本体ケースのうち一方は、係合部を有し、前記ホルダー部と前記本体ケースのうち他方は、前記係合部に係合される被係合部を有し、前記係合部と前記被係合部とを係合させると、前記本体ケースに対して前記ホルダー部が位置決めされるように構成される。
本発明の第12観点に係るチューブポンプは、第10観点又は第11観点に係るチューブポンプであって、前記ホルダー部と前記本体ケースのうち一方は、他方に対向する面に磁石を有し、前記ホルダー部と前記本体ケースのうち他方は、前記磁石に対向し、前記磁石に磁気的に吸引される磁性体又は磁石を有する。
本発明の第13観点に係るチューブポンプは、第1観点から第12観点のいずれかに係るチューブポンプであって、前記押圧部を前記ホルダー部に向かって付勢する付勢部材をさらに備える。
本発明の第14観点に係るポンプアセンブリは、流体の流路を画定する可撓性を有する流路部材と、駆動部と、前記駆動部により第1中心軸周りを回転駆動され、前記第1中心軸周りを回転しながら、前記流路部材を押圧することにより、前記流体を前記流路内で搬送する少なくとも1つの押圧部とを備える。前記押圧部は、前記第1中心軸を基準として径方向外側に向かう程、前記第1中心軸方向に前記流路部材側から前記押圧部側に傾斜する傾斜面を有する。
本発明の第1観点から第13観点によれば、流体を搬送するための可撓性を有するチューブが、少なくとも部分的に湾曲するようにホルダー部に保持される。このチューブの湾曲した部分は、駆動部により第1中心軸周りを回転駆動される押圧部により押圧される。この押圧部は、押圧部においてチューブと対向する面において、第1中心軸を基準として径方向外側に向かう程、チューブ側から押圧部側に傾斜する傾斜面を有する。従って、この傾斜面の存在により、第1中心軸を基準として径方向外側における押圧部の重量が低減され、押圧部の重心が第1中心軸から離れることが防止される。よって、駆動エネルギーの小さいチューブポンプが提供される。
また、本発明の第14観点によれば、流体の流路を画定する可撓性を有する流路部材が、駆動部により第1中心軸周りを回転駆動される押圧部により押圧される。この押圧部は、押圧部において流路部材と対向する面において、第1中心軸を基準として径方向外側に向かう程、流路部材側から押圧部側に傾斜する傾斜面を有する。従って、この傾斜面の存在により、第1中心軸を基準として径方向外側における押圧部の重量が低減され、押圧部の重心が第1中心軸から離れることが防止される。よって、駆動エネルギーの小さいポンプアセンブリが提供される。
本発明の一実施形態に係るチューブポンプの概略斜視図。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプのホルダー部の概略斜視図。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの押圧部(ローラー)及びホルダー部を示す底面図。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの押圧部及びホルダー部の周辺の構造を示す側方断面図。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプのホルダー部を端面方向から見た概略斜視図。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプのホルダー部の爪部周辺の詳細を示す概略斜視図。 変形例に係るチューブポンプの構成を示す斜視図。 変形例に係るチューブポンプのホルダー部の概略斜視図。 変形例に係るチューブポンプの押圧部及びホルダー部の周辺の構造を示す側方断面図。 変形例に係るチューブポンプのホルダー部の側方断面図。 別の変形例に係るチューブポンプのホルダー部の側方断面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るチューブポンプについて説明する。
<1.チューブポンプの構成>
図1に、本実施形態に係るチューブポンプ1(以下、単にポンプ1ということがある)の概略斜視図を示す。ポンプ1は、流体、典型的には液体を搬送するためのアセンブリであり、流体の流路を形成する可撓性を有するチューブ2と、チューブ2を保持するホルダー部20と、本体ケース30とを備えている。ホルダー部20及び本体ケース30は、チューブ2を間に挟んで対向するように取り付けられる。本実施形態では、ホルダー部20は、本体ケース30から着脱自在に分離可能である。チューブ2の上流側の端部及び下流側の端部は、それぞれ上流側の部品及び下流側の部品(図示されない)に接続される。上流側の部品及び下流側の部品は、ポンプ1の用途に応じて適宜選択することができる。また、図1の例では、チューブ2の両端がホルダー部20から殆ど突出していないが、チューブ2の長さも、ポンプ1の用途に応じて適宜選択される。
本体ケース30は、駆動部31と、チューブ2を押圧する押圧部32とを収容する。本実施形態では、駆動部31はモーター(以下、モーターにも参照符号31を付す)であり、押圧部32はローラー(以下、ローラーにも参照符号32を付す)である。ローラー32は、同じく本体ケース30に収容される回転体33に下側から支持されている。なお、特に断らない限り、本実施形態でいう上下とは、図3Bの状態を基準に定義され、ホルダー部20側が上側であり、本体ケース30側が下側である。回転体33は、上下方向に延びる中心軸A1(図3B参照)を有する概ね円盤状の部材であり、その上面からローラー32が部分的に突出するような態様でローラー32を支持する。また、回転体33及びローラー32は、一部が本体ケース30の上面に露出した状態で収容される。
モーター31は、中心軸A1周りに回転体33を回転駆動させる。より具体的には、モーター31の出力軸は、ギア36a,36b等を含む回転伝達機構に接続され、最も下流側のギア36aの回転軸34が回転体33に固定されている(図3B参照)。この回転軸34は、中心軸A1と同心状に上下方向に延びるように配置される。回転軸34の横断面は、非円形形状であり、回転軸34及びギア36aに形成されている、回転軸34の横断面と略同形状の開口に挿入されている。そのため、回転体33は、ギア36aに対し相対回転不能に接続されている。
図3Aは、ローラー32と、ローラー32側から見たホルダー部20の底面図であり、図3Bは、ローラー32及びホルダー部20の周辺部分の側方断面図である。回転体33には、複数個のローラー32が支持されており、これらのローラー32は、中心軸A1周りに配列されている。ローラー32の数は、本実施形態では3つであるが、その数は特に限定されず、1つであってもよい。本実施形態では、これらのローラー32は、中心軸A1から径方向に略同じ距離だけ離れた位置において、周方向に等間隔に配列されている。なお、本実施形態の説明において、単に径方向及び周方向というときには、中心軸A1が基準とされるものとする。以上より、ローラー32は、回転体33と共にモーター31により中心軸A1周りを回転駆動され、このとき、中心軸A1周りを公転する。つまり、モーター31は、ギア36a,36b等を含む回転伝達機構、回転軸34及び回転体33を介して、中心軸A1周りでローラー32を旋回させる。
図2に、ホルダー部20の詳細な構成を示す。ホルダー部20は、概ね矩形状の上面及び下面を有する板状の部材であり、下面には、チューブ2が装着されるチューブ空間Sが形成されている。なお、図2は、ホルダー部20を下面側から見た様子を示している。チューブ2は、チューブ空間S内にチューブ2が部分的に湾曲するように収容される。より具体的には、本実施形態のチューブ空間Sは、U字状であり、中心軸A1を中心とする円弧部分Cと、円弧部分Cの両端と連続し、ホルダー部20の端面へと続く直線部分L1及びL2とを有する。すなわち、チューブ2は、チューブ空間Sに装着された状態において、中心軸A1周りに円弧を描くように折り曲げられ、両端がホルダー部20の外部へと出ていくように構成されている。チューブ空間Sは、溝状であり、溝の底面に相当する第1壁面21と、溝の両側の側壁に相当し、第1壁面21から起立する第2壁面22及び第3壁面23とから規定される。第1壁面21は、中心軸A1に概ね直交する平面内に広がっており、上述のローラー32は、第1壁面21に対向するように位置合わせされる。第3壁面23は、第2壁面22と対向しており、第2壁面22よりも中心軸A1を基準として径方向内側に配置される。
ローラー32は、本実施形態では全て同じ形状であり、各々、略円錐台の形状である。より具体的には、各ローラー32は、底面321及び上面322と、底面321と上面322の間に広がる周面323とを有する形状である。なお、ローラー32の中心軸A2に直交する2つの面321,322のうち、面積がより大きな方が底面321であり、面積のより狭い方が上面322である。また、本実施形態では、各ローラー32の底面321及び上面322に概ね直交する中心軸A2は、両面321,322の略中心を通る。すなわち、各ローラー32は、略直円錐台の形状である。
各ローラー32は、中心軸A1を基準として底面321が径方向内側を向き、上面322が径方向外側を向くように配置される。つまり、各ローラー32は、上面322が底面321よりも径方向外側にくるように配置される。また、各ローラー32は、その中心軸A2が中心軸A1に直交又は略直交するように配置される。なお、ローラー32の中心軸A2は全て、中心軸A1に直交する同一平面内に概ね配置される。
以上の構成により、各ローラー32の周面323は、ローラー32においてチューブ2と対向する面において、傾斜面323aを形成する。傾斜面323aは、中心軸A1を基準として径方向外側に向かう程、チューブ2側からローラー32側へ、すなわち第1壁面21から離れるように傾斜する面である。そして、この傾斜面323aの存在により、中心軸A1を基準として径方向外側におけるローラー32の重量が低減され、ローラー32の重心が中心軸A1から離れることが防止される。よって、ローラー32が中心軸A1周りで回転駆動されるときの慣性モーメント(イナーシャ)が小さくなり、駆動エネルギーが低減される。
ローラー32は、中心軸A2に沿って延びるローラー軸324を有し、上述したとおり中心軸A1周りを公転しながら、ローラー軸324周りに自転することも可能である。ローラー軸324は、底面321及び上面322から突出しており、この突出部分が回転体33に支持される。ただし、ローラー軸324の支持方法は、特に限定されない。本実施形態の回転体33は、第1パーツ33a及び第2パーツ33bから構成され、第1パーツ33aと第2パーツ33bとが対向する部分に空間が形成され、当該空間がローラー軸324を収容する軸受けとして機能する。ローラー軸324は、中心軸A1に対して概ね直交するため、ローラー32は中心軸A2周りに自転することができる。なお、本実施形態では、ローラー軸324がモーター等の駆動部により回転駆動されることはなく、ローラー32は、中心軸A1周りの公転時にその周面323がチューブ2に接触して受け取る摩擦力により、回転させられる。すなわち、ローラー32は、中心軸A1周りの公転に従動して、中心軸A2周りで自転する。
図3Bに示すように、ホルダー部20は、その下面に形成されたチューブ空間Sがローラー32の一部を収容するように、本体ケース30に対し位置合わせされる。より具体的には、ローラー32の上面322は、チューブ空間Sに入り込まない一方、底面321の一部及び周面323の一部がチューブ空間Sに収容される。なお、このとき、中心軸A1を基準として、底面321は第3壁面23よりも径方向外側に、上面322は第2壁面22よりも径方向外側にくるように配置される。以上の構成により、ローラー32の周面323に含まれる上述の傾斜面323aは、チューブ空間S内でチューブ2を上方及び径方向外側に向かって押圧する。すなわち、チューブ2は第1壁面21及び第2壁面22に押し付けられる。その結果、チューブ2はチューブ空間S内にしっかりと収容され、チューブ空間Sから脱落し難くなる。
また、本実施形態では、回転体33の第2パーツ33bの下方には、回転体33を上方のホルダー部20に向かって付勢するばね35が配置されている。このばね35の付勢力は、回転体33に支持されているローラー32を上方に押し上げる力となり、ひいては、ローラー32がチューブ2を第1壁面21に対し押し付ける力となる。本実施形態では、このばね35により、チューブ2がチューブ空間Sからさらに脱落し難くなっている。
また、本実施形態では、チューブ空間Sの円弧部分Cの半径は、チューブ2の自然最小曲げ半径よりも小さい。自然最小曲げ半径とは、チューブ2に何も拘束を付与しない状態でチューブ2の両端を持ち、両端が互いに平行になるように一端を他端に対し180°折り曲げ、チューブ2全体がU字状になるように外力を付与したときに形成される、チューブ2が描く円弧の半径(最外径)である。このため、チューブ2をチューブ空間S内に装着すると、チューブ2の湾曲した部分に第2壁面22が径方向外側から当接し、チューブ2が第2壁面22に対し強く押し付けられる。つまり、チューブ2がチューブ空間Sに装着されるべく円弧部分Cに沿って折り曲げられた際に、チューブ2が第2壁面22に向かって広がろうとする大きな復元力が作用する。この復元力は、チューブ2の第2壁面22に対する大きな摩擦力を生み、チューブ2が第2壁面22に対し滑り難くなり、チューブ2をチューブ空間S内にしっかりと固定することができる。
なお、仮にチューブ空間Sの円弧部分Cの半径が、チューブ2の自然最小曲げ半径以上であったとしても、折り曲げられたチューブ2には直線状に戻ろうとする復元力が働くため、チューブ2はチューブ空間S内にしっかりと固定され得る。ただし、チューブ空間Sの円弧部分Cの半径を自然最小曲げ半径よりも小さく設定することには、ホルダー部20やローラー32等をはじめとする各種部品を小型化することができるというさらなる利点がある。
また、本実施形態では、チューブ空間Sの直線部分L1及びL2における第3壁面23には、第2壁面22へと向かって突出する爪部24が形成される。爪部24は、第1壁面21から上下方向に所定の間隔を空けて配置され、この爪部24と第1壁面21との間隔は、チューブ2が爪部24と第1壁面との間に挟持される程度に形成される。図4Aに示すように、爪部24の最も突出した部分は、第2壁面22に到達することはなく、爪部24の最も突出した部分と第2壁面22との間には一定の間隔Dが保たれる。間隔Dは爪部24と第2壁面22との間を、弾性変形により圧縮されたチューブ2が通過できる程度の間隔である。すなわち、チューブ2を爪部24と第2壁面22との間を通してチューブ空間Sに装着することができる一方で、一旦チューブ2をチューブ空間Sに装着した後は、その弾性により元の形状に復元したチューブ2が爪部24に拘束されて、チューブ空間Sから脱落しない。この構成によって、別途固定器具等を必要とすることなく、チューブ2をチューブ空間S内に拘束することができる。つまり、本体ケース30にホルダー部20を装着する組み立ての作業性を確保しつつも、ホルダー部20からチューブ2が脱落するのをより確実に防ぐことができる。なお、図4Bに示すように、本実施形態では、爪部24には、チューブ2の外周面に沿った切り欠き部25が形成され、切り欠き部25により広がった第2壁面22と第3壁面23との間の空間にチューブ2が収容される。また、爪部24の数は1つに限られず、複数形成されてもよい。爪部24は、本実施形態では、ホルダー部20の端面近傍に4つ配置される。また、爪部24は、第3壁面23ではなく、第2壁面22に形成することもできるし、両方の面22,23に形成することもできる。
ここで、中心軸A1方向に沿ってチューブ空間Sの最深部からの第2壁面22の高さ(本実施形態では、第1壁面21を基準とした第2壁面22の高さに一致する)を、hとする。このとき、本実施形態では、高さhとチューブ2の断面半径rとの関係は、h≧rを満たすように構成される。なお、ここでいうチューブ2の断面半径とは、チューブ2に外力を加えていない状態において、チューブ2の長手方向に直交する面で切断した場合のチューブ2の外径に対する半径のことである。このように高さhを構成することによって、ホルダー部20からチューブ2が脱落するのをより確実に防ぐことができる。
以上のとおり、本実施形態では、ホルダー部20からチューブ2が脱落することを防止するための様々な工夫が施されている。これらにより、ローラー32によるチューブ2の押圧時において、チューブ2が適正な位置に安定して保持される。すなわち、チューブ2の位置がチューブ空間S内でずれて、流量精度が低下することを防止することができる。
<2.チューブポンプの動作>
以下、図面を参照しつつ、ポンプ1の動作について説明する。ポンプ1は、チューブ2を保持した状態のホルダー部20を、図3Bに示すように本体ケース30に装着した状態で使用される。なお、図1では図示されていないが、チューブ2の両端はそれぞれ上流側の部品及び下流側の部品へと接続されている。ホルダー部20を本体ケース30に装着した状態におけるチューブ空間S内のチューブ2は、図3Bに示すように、第1壁面21、第2壁面22及びローラー32で囲まれる。
モーター31は、リード線を介して図示されない電源又はバッテリーに接続される。ポンプ1のスイッチがONにされ、電源又はバッテリーからモーター31に電力が供給されると、モーター31が回転し、回転軸34を回転させる。このとき、モーター31の回転速度は、ギア36a,36b等を含む回転伝達機構により減速され、回転軸34に伝えられる。モーター31の駆動は、間欠的又は連続的なものとすることができる。
回転体33は、回転軸34と共に中心軸A1周りを回転する。そして、回転体33の回転に伴って、ローラー32も中心軸A1周りに回転(公転)し、周面323によってチューブ2内の流路を閉塞するようにチューブ2を押圧する。このとき、ローラー32がチューブ2を閉塞した点Pよりも上流側のチューブ2には、流体が貯められる。ローラー32がさらに回転し、点Pから下流側へ移動すると、点Pには上流側から貯められた流体が移動してくる。再びローラー32が回転して点Pに廻ってくると、点Pの流体はローラー32によって下流側に移動させられて、チューブ2内の流路が再び閉塞される。上記の動作を繰り返すことによって、ポンプ1は流体を、上流側の部品から下流側の部品へと、所定の流速で送ることができる。すなわち、ローラー32は、中心軸A1周りを公転しながら、チューブ2の湾曲した部分に沿ってチューブ2を一定の方向にしごくように押圧し、このローラー32の動作により流体がチューブ2内を搬送される。なお、ローラー32は、ローラー軸324周りを回転可能に支持されているので、チューブ2と周面323の間に生じる摩擦力によって中心軸A2周りにも回転(自転)する。このように、ローラー32は、中心軸A1周りを公転しながら、これに従動して中心軸A2周りを自転することで、押圧動作をスムーズに行い、摩擦抵抗によるモーター31への負荷を低減させることができる。よって、ローラー32を公転させるために必要となる駆動エネルギーが低減される。
ばね35は、ローラー32を含む回転体33を、第2パーツ33bの側からホルダー部20に向かって付勢する。このようにすることで、チューブ2をしっかりとチューブ空間S内に収容し、ローラー32のチューブ2に対する適正な位置を維持することができる。
上述したように、チューブ2は、折り曲げにより作用する復元力により、チューブ空間Sの円弧部分Cの第1壁面21及び第2壁面22にしっかりと当接した状態で、チューブ空間S内に保持されている。加えて、チューブ2は、ローラー32の傾斜面323aにより径方向内側から第2壁面22側へ押されるため、チューブ2が第3壁面23側へ移動してローラー32の押圧から逃れるのを防止することができる。また、傾斜面323aの存在により、第2壁面22及び第3壁面23と、ローラー32の周面323との干渉を回避しつつ、ローラー32がチューブ2を閉塞するまで押圧することができる。
<3.特徴>
本実施形態で使用されるチューブ2は、断面半径rが1(mm)程度である。このように、径が比較的小さいチューブを装置の所定の位置に装着する場合、通常は作業者の熟練度が要求される。しかし、本実施形態のようなチューブ空間Sを構成することにより、例えばチューブの装着作業に熟練していない一般の使用者であってもチューブ2をチューブ空間Sに適切に装着することが可能となる。また、一度チューブ2をチューブ空間Sに装着した後は、その脱落が生じ難い。さらには、特殊な形状のチューブを必要とすることがないため、簡便性の向上及び低コスト化を実現することができる。なお、上記のチューブ2の断面半径rはあくまでも一例であり、チューブ2の断面半径rは、ポンプ1の用途に応じて、適宜変更することが可能である。
<4.変形例>
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
<4−1>
押圧部32の形態は、ローラーに限定されず、押圧部32を自転不能に構成してもよい。なお、押圧部32が自転不能であるとき、押圧部32はチューブ2に対して常に同じ面を向けることになる。その場合、押圧部32においてチューブ2に対向する面を、中心軸A1から離れる程、チューブ2側からローラー32側へ傾斜する傾斜面として形成しさえすればよく、押圧部32のその他の部位の形状は任意に設定することができる。
<4−2>
押圧部32の形状は、略円錐台に限られず、例えば、略円錐とすることも可能である。また、上面と底面の径が等しい略円柱又は略斜円柱とすることも可能である。この場合は、中心軸A2を中心軸A1に直交する方向に対して適宜傾斜させることで、押圧部32においてチューブ2と対向する面において、中心軸A1から離れる程、チューブ2側からローラー32側へ傾斜する傾斜面を形成することができる。
<4−3>
上記実施形態では、ローラー32の自転軸である中心軸A2は、公転軸である中心軸A1に対し直交するように交差していたが、自転軸A2は、公転軸A1に直交する直線に対し角度を為すように中心軸A1と交差していてもよい。
<4−4>
ホルダー部20と本体ケース30のうち一方は係合部を有し、他方は係合部に係合される被係合部を有し、前記係合部と前記被係合部とを係合させると、本体ケース30に対してホルダー部20が位置決めされるように構成されていてもよい。図5は、このように構成されたホルダー部20及び本体ケース30の斜視図である。図5の例では、係合部として、ホルダー部20のローラー32に対向する面に、本体ケース30の上面に向かって突出する3つの凸部201が形成されている。一方、被係合部として、本体ケース30のホルダー部20に対向する面には、本体ケース30の内側に向かって窪んだ凹部301が形成されている。3つの凸部201と3つの凹部301とは、ホルダー部20と本体ケース30とを対向させたとき、1対1に対応する位置に形成される。3組の凸部201及び凹部301を係合させると、ホルダー部20が本体ケース30に対して正しい位置に位置合わせされる。その結果、ポンプ1の流量精度が向上する。
係合部としての凸部201はホルダー部20と本体ケース30のどちらに設けられてもよい。ただし、ホルダー部20をディスポーザブルな部品とし、本体ケース30とこれに収容される駆動部31及びローラー32等の各種部品を含むユニットを繰り返し使用されるリユース部品とする場合には、凸部201はホルダー部20に設けられることが望ましい。凸部201は、凹部301に比べて、折れる等して損傷し易いためである。また、ホルダー部20が凸部及び凹部を有し、なおかつ本体ケース30がこれらに対応する凹部及び凸部を有していてもよい。さらに、係合部及び被係合部の形状や両者の組の数は、この例に限定されず、適宜変更することができるが、ホルダー部20と本体ケース30との位置決めの精度を向上させる観点からは、係合部と被係合部との組の数は、複数であることが好ましい。
<4−5>
ホルダー部20と本体ケース30のうち一方は、他方に対向する面に磁石を有し、ホルダー部20と本体ケース30のうち他方は、前記磁石に対向し、前記磁石に磁気的に吸引される磁性体又は磁石を有していてもよい。この構成によって、ホルダー部20の位置決めがより容易になり、また、本体ケース30への着脱作業の操作性が向上する。図5に示す例では、本体ケース30は、ホルダー部20に対向する面に、2つの磁石302,302を有する。磁石302は、この例では、それぞれ上面のみが本体ケース30の上面から露出し、なおかつ磁石302の上面が本体ケース30の上面と概ね面一になるように本体ケース30内に埋め込まれている。一方、ホルダー部20は、本体ケース30と組み合わせられたとき、磁石302,302にそれぞれ対向する2つの磁性体202,202を有する。この例では、磁性体202は、磁石302に対向する面が、ホルダー部20の本体ケース30と対向する面と概ね面一になるようにホルダー部20に固定されている。磁性体202,202の少なくとも一方は、磁石に変更することができる。磁石302は、それぞれに対向する磁性体202を磁気的に吸引し、本体ケース30に対するホルダー部20の位置を固定する。磁石302が磁性体202を吸引する力の強度は、ユーザが片手に本体ケース30を持ちつつ、他方の手でホルダー部20を分離することができる程度とすることができる。磁石及び磁性体の組の数は図5の例に限定されず、適宜設定することができる。さらに、変形例4−4の係合部及び被係合部を磁石で、或いは磁石及び磁性体で形成することも可能である。
<4−6>
ホルダー部20のチューブ空間Sを規定する第1壁面21は、中心軸A1を基準として径方向外側に向かう程、チューブ2側から押圧部であるローラー32側へ傾斜する傾斜部210を有していてもよい。図6Aはこのように構成されたホルダー部20の斜視図であり、図6Bは、傾斜部210を有するホルダー部20及びローラー32の周辺の構造を示す側方断面図である。傾斜部210が中心軸A1に直交する平面に対して傾斜する傾斜角は特に限定されないが、図6Bに示すとおり、チューブポンプ1が動作する際に、ローラー32の周面323が形成する傾斜面323aと平行又は略平行になるような傾斜角とするのが望ましい。また、このときローラー32の上面322は、第2壁面22よりも中心軸A1を基準として径方向内側に位置するように構成されることが望ましい。このようにすることで、チューブ2が傾斜部210、第2壁面22、及び周面323(傾斜面323a)とで囲まれるので、ローラー32の押圧力がチューブ2に伝わりやすくなり、チューブ2をより確実に閉塞させることができる。さらに、チューブ2が閉塞したときの寸法を容易に特定することができ、同寸法を基にしてローラー32及び第1壁面21等の寸法を決定することができ、ポンプ1の設計が容易になる。
<4−7>
第1壁面21は、傾斜部210の径方向外側の周縁に連続し、かつ中心軸A1に概ね直交する水平部211をさらに有し、第2壁面22が水平部211の径方向外側の周縁から起立するように構成されてもよい。図7Aは、傾斜部210を有するが水平部211を有さないホルダー部20の側方断面図であり、図7Bは、傾斜部210及び水平部211を有するホルダー部20の側方断面図である。図7Bのように水平部211を形成すると、水平部211と第2壁面22とによってポケット部Pが形成される。ポケット部Pは接着剤を用いてチューブ2をチューブ空間Sに固定する場合の接着剤溜まりとして機能する。例えば、チューブ2の折り曲げた部分(円弧部分Cに沿う部分)の径方向外側面に接着剤を塗布し、第1壁面21及び第2壁面22に固定するとき、チューブ2に塗布された接着剤がポケット部Pに溜まり、傾斜部210から中心軸A1方向及び下方へ流出し難くなる。このようにして、チューブ2をチューブ空間Sにしっかりと接着することができる。その結果、チューブ2がチューブ空間Sからより脱落し難くなる。
1 ポンプ
2 チューブ
20 ホルダー部
21 第1壁面
22 第2壁面
23 第3壁面
24 爪部
25 切り欠き部
30 本体ケース
31 駆動部(モーター)
32 押圧部(ローラー)
33 回転体
34 回転軸
35 付勢部材(ばね)
201 凹部(係合部)
202 磁性体(磁石)
210 傾斜部
211 水平部
301 凸部(被係合部)
302 磁石
321 底面
322 上面
323 周面
323a 傾斜面
324 ローラー軸
A1、A2 中心軸
C 円弧部分
L1、L2 直線部分
S チューブ空間
r チューブの断面半径
h 第2壁面の高さ
D 第2壁面22と爪部24との距離
P ポケット部

Claims (13)

  1. 流体を搬送するための可撓性を有するチューブと、
    前記チューブが少なくとも部分的に湾曲するように前記チューブを保持するホルダー部と、
    駆動部と、
    前記駆動部により第1中心軸周りを回転駆動され、前記第1中心軸周りを回転しながら、前記ホルダー部に保持された前記チューブの湾曲した部分に沿って前記チューブを押圧することにより、前記流体を前記チューブ内で搬送する少なくとも1つの押圧部と、
    を備え、
    前記押圧部は、前記押圧部において前記チューブと対向する面において、前記第1中心軸を基準として径方向外側に向かう程、前記チューブ側から前記押圧部側に傾斜する傾斜面を有する、
    チューブポンプ。
  2. 前記押圧部は、前記第1中心軸に交差する第2中心軸周りに回転可能なローラーの形態である、
    請求項1に記載のチューブポンプ。
  3. 前記押圧部は、前記第1中心軸周りの回転に従動して、前記第2中心軸周りに回転する、
    請求項2に記載のチューブポンプ。
  4. 前記押圧部は、概ね円錐台の形状であり、
    前記円錐台は、前記第2中心軸に概ね直交する底面と、前記第2中心軸に概ね直交し、前記底面よりも面積が狭く、前記底面よりも前記第1中心軸を基準として径方向外側に配置される上面と、前記底面及び前記上面の間に広がる周面とを有し、
    前記傾斜面は、前記押圧部において前記周面に相当する部分に含まれる、
    請求項2又は3に記載のチューブポンプ。
  5. 前記ホルダー部は、前記チューブが収容されるチューブ空間を有し、
    前記チューブ空間は、
    前記押圧部に対向する第1壁面と、
    前記第1壁面から起立し、前記チューブの前記湾曲した部分に前記第1中心軸を基準として径方向外側から当接する第2壁面と、
    で規定される、
    請求項1から4のいずれかに記載のチューブポンプ。
  6. 前記チューブ空間の前記第1中心軸方向の最深部からの、前記第2壁面の高さをhとし、前記チューブの断面の半径をrとするとき、h≧rである、
    請求項5に記載のチューブポンプ。
  7. 前記第1壁面は、前記第1中心軸を基準として径方向外側に向かう程、前記チューブ側から前記押圧部側に傾斜する傾斜部を有する、
    請求項5又は6に記載のチューブポンプ。
  8. 前記第1壁面は、前記傾斜部に連続し、かつ前記第1中心軸に概ね直交し、前記傾斜部よりも前記第1中心軸を基準として径方向外側に配置される水平部をさらに有し、
    前記第2壁面は、前記水平部から起立する、
    請求項7に記載のチューブポンプ。
  9. 前記チューブ空間は、
    前記第1壁面から起立し、前記第2壁面と対向し、前記第2壁面よりも前記第1中心軸を基準として径方向内側に配置される第3壁面
    でさらに規定され、
    前記第3壁面及び前記第2壁面の一方は、前記第1壁面から所定の間隔を空けた高さ位置から前記第3壁面及び前記第2壁面の他方に向かって突出し、前記チューブ空間からの前記チューブの脱落を防止する爪部を含む、
    請求項5から8のいずれかに記載のチューブポンプ。
  10. 前記駆動部及び前記押圧部を収容する本体ケース
    をさらに備え、
    前記ホルダー部と前記本体ケースとは分離可能に構成される、
    請求項1から9のいずれかに記載のチューブポンプ。
  11. 前記ホルダー部と前記本体ケースのうち一方は、係合部を有し、
    前記ホルダー部と前記本体ケースのうち他方は、前記係合部に係合される被係合部を有し、
    前記係合部と前記被係合部とを係合させると、前記本体ケースに対して前記ホルダー部が位置決めされるように構成される、
    請求項10に記載のチューブポンプ。
  12. 前記ホルダー部と前記本体ケースのうち一方は、他方に対向する面に磁石を有し、前記ホルダー部と前記本体ケースのうち他方は、前記磁石に対向し、前記磁石に磁気的に吸引される磁性体又は磁石を有する、
    請求項10又は11に記載のチューブポンプ。
  13. 前記押圧部を前記ホルダー部に向かって付勢する付勢部材
    をさらに備える、
    請求項1から12のいずれかに記載のチューブポンプ。
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