JP6635694B2 - ポンプ体、ポンプ装置、流量計及び発電機 - Google Patents

ポンプ体、ポンプ装置、流量計及び発電機 Download PDF

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Description

本発明は、ポンプ体、ポンプ装置、流量計及び発電機に関するものである。
従来、ステータ巻線に通電して磁界を発生させ、ロータに一体化したアーマチュアに磁力を作用させて、ステータ内でロータを回転させることにより、ステータとロータとで形成される搬送空間を軸方向に移動させ、流動体を搬送することができるようにした偏心ねじポンプが公知である(例えば、特許文献1参照)。
また雄ねじ型ロータを雌ねじ型ステータ内に挿入し、これらをロータ駆動部とステータ駆動部とによって別々に回転駆動するようにした一軸偏心ねじポンプが公知である(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前記いずれのポンプであっても、ロータを駆動させるための機構が一体化された構成となっている。このため、構造が大型化し、安価に製作することが難しい。また組み込まれた駆動手段(ステータ巻線やステータ駆動部等)とロータとが一対一で対応し、汎用性に乏しい。
特表2008−509335号公報 特開2008−175199号公報
本発明は、簡単かつ安価な構成で製作することができる汎用性に優れた構成を有するポンプ体、ポンプ装置、流量計及び発電機を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
管状部材と、前記管状部材内に配置され、吸込口から吐出口に向かう流動方向に所定ピッチで形成された雌ねじ形状の貫通孔を有するステータと、雄ねじ形状に形成され、前記ステータの貫通孔内に挿通されることにより、その内周面との間に搬送空間を形成し、回転することにより前記内周面に内接しながら前記搬送空間で流動体を吸込口側から吐出口側へと移動させるロータとを有し、前記ステータから突出する前記ロータの回転軸の外周部に永久磁石を配置し、前記永久磁石の外径側の極性を、周方向で交互に逆極性としたポンプ体と、
中心軸を中心として周方向に配置される複数の永久磁石を、外径側の極性が周方向で交互に逆極性となるように配置してなり、前記中心軸を中心として回転することにより前記ポンプ体の永久磁石に対して順次磁力を作用させて、前記ポンプ体を周方向に回転させる駆動体と、
を備え
前記駆動体は、前記ポンプ体とは別体であり、かつ、前記管状部材の外側に離間して配置されていることを特徴とするポンプ装置を提供する。
この構成により、ロータの回転軸に設けた永久磁石に対して、順次、磁力を作用させるだけで、ステータ内でロータを回転させて、搬送空間を移動させることにより流動体を吸込口から吸い込んで、吐出口から吐出させることができる。また、ポンプ体の軸心方向に対して軸心が平行となるように駆動体を配置し、回転させるだけで、ロータ又はステータを回転させることができる。
前記ポンプ体は、前記管状部材内に設けられ、前記ロータの軸心方向の移動を阻止し、かつ、前記管状部材内での流動体の移動を許容する連通部を有するストッパを備えているのが好ましい。
この構成により、ステータ内をロータが回転する際の軸方向の移動を、ストッパによって確実に阻止することができる。
前記ステータの中心軸と前記駆動体の回転中心とを異なる軸線上に配置することもできる。
前記ポンプ体を複数備え、
前記駆動体は、前記複数のポンプ体を同時に駆動可能とするのが好ましい。
この構成により、複数のポンプ体のロータ又はステータを回転させるために、単一の駆動体を用意するだけで対応することができる。
前記ポンプ体の永久磁石の回転による磁界の変化に基づいて、前記ステータ又は前記ロータの回転数を検出する回転数検出手段をさらに備えるのが好ましい。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
管状部材と、前記管状部材内に配置され、吸込口から吐出口に向かう流動方向に所定ピッチで形成された雌ねじ形状の貫通孔を有するステータと、雄ねじ形状に形成され、前記ステータの貫通孔内に挿通されることにより、その内周面との間に搬送空間を形成し、前記ステータの回転に従って前記内周面に内接しながら前記搬送空間で流動体を吸込口側から吐出口側へと移動させるロータとを備え、前記ステータの外周部に、周方向に複数の永久磁石を配置し、各永久磁石の外径側の極性を、周方向で交互に逆極性としたポンプ体と、
外径側の極性が周方向で交互に逆極性となる永久磁石を配置してなり、周方向に回転することにより前記ポンプ体の永久磁石に対して順次磁力を作用させて周方向に回転させる駆動体と、
を備え、
前記駆動体は、前記ポンプ体とは別体であり、かつ、前記管状部材の外側に離間して配置されていることを特徴とするポンプ装置を提供する。
この構成により、ステータの外周部に設けた永久磁石に対して、順次、磁力を作用させるだけで、ステータを回転させて、搬送空間を移動させることにより流動体を吸込口から吸い込んで、吐出口から吐出させることができる。

本発明によれば、ステータ、ロータ及び永久磁石を備えただけの構成としたので、構成を簡略化して安価に製作することができる。また駆動機構は別に用意すればよいので、種々の場所に採用することができ、汎用性に優れている。
第1実施形態に係るポンプ装置(ポンプ体及び駆動体)の正面断面図である。 第2実施形態に係るポンプ体の正面断面図である。 図2Aのストッパの側面図である。 第3実施形態に係るポンプ体の正面断面図である。 第4実施形態に係るポンプ体の正面断面図である。 第5実施形態に係るポンプ体の正面断面図である。 第6実施形態に係るポンプ装置の正面断面図である。 図6Aに示す駆動体の側面断面図である。 図6Aに示す駆動体の他の使用例を示す側面断面図である。 第7実施形態に係るポンプ装置の正面断面図である。 図8Aに示すポンプ装置の側面断面図である。 第8実施形態に係るポンプ装置の正面断面図である。 図9Aに示すポンプ装置の側面断面図である。 第9実施形態に係るポンプ装置の正面断面図である。 図10Aに示すポンプ装置の側面断面図である。 第10実施形態に係るポンプ装置の正面断面図である。 図11Aに示すポンプ装置の側面断面図である。 第11実施形態に係るポンプ装置の正面断面図である。 図12Aに示すポンプ装置の側面断面図である。 図11A及び図12Aのロータの支持構造の他の例を示す正面断面図である。 第12実施形態に係るポンプ装置の適用例を示す正面断面図である。 第13実施形態に係るポンプ装置の適用例を示す正面断面図である。 第14実施形態に係るポンプ装置の適用例を示す正面断面図である。 第15実施形態に係るポンプ体を採用した発電機の正面断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違する場合がある。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るポンプ体1を示す。このポンプ体1は、管状部材2内にステータ3を取り付け、ステータ3内にロータ4を挿入したもので、ロータ4の一端部には磁石部5が一体化されている。
管状部材2は、筒状で、一端が吸込口6、他端が吐出口7となっている。但し、ステータ3及びロータ4が収容される管状部材本体に吸引管と吐出管を取り外し可能に装着した構成とすることも可能である。
ステータ3は、適宜移送する材料に応じて選択されるゴム、樹脂等の弾性材料(例えば、シリコンゴム、シリコンオイルを含有する化粧品等ではフッ素ゴム)を筒状(例えば、円筒状)に形成したものである。ステータ3の中心孔8は、その内周面の条数がn条で単段あるいは多段の雌ネジ形状とされている。ここでは、中心孔8は、ステータ3の中心線を中心とする所定ピッチの螺旋状に形成されている。
ロータ4は、金属材料からなる軸体を条数がn−1条で単段あるいは多段の雄ネジ形状としたもので、ここでは軸心を中心とする所定ピッチの螺旋状に形成されている。ロータ4は、ステータ3の中心孔8内に配置される。この状態では、ロータ4の軸心は、ステータ3の中心線から偏心している。そして、ステータ3とロータ4とで、長手方向につながった移送空間9が形成される。
磁石部5は、円柱状の永久磁石(以下、この永久磁石を従動磁石10と記載する)を円筒状のカバー11で覆ったものである。従動磁石10は、軸心を通り、軸方向に沿う平面で2分割した各部位で逆極性となるように着磁されている。すなわち、一方の半円部がN極で、他方の半円部がS極とされている。従動磁石10の一端部はロータ4の一端部に固定される連結部12となっている。カバー11は、一端が開口する筒状で、従動磁石側から装着され、連結部12の外周部に嵌合一体化される。但し、カバー11は樹脂封止によって従動磁石10を覆うように形成することも可能である。
前記構成のポンプ体1は、駆動体13とでポンプ装置を構成する。
駆動体13は、前記磁石部5と同様な永久磁石(以下、この永久磁石を駆動磁石14と記載する)を備える。駆動磁石14は、円柱状で、縦方向に2分割された一方がN極で、他方がS極となるように着磁されている。駆動磁石14の一端部には回転軸15が連結され、駆動磁石14と回転軸15の周囲は筒状体16で覆われている。駆動体13は、図示しないモータ等の駆動手段によって回転する。
前記構成のポンプ体1と駆動体13とで構成されるポンプ装置は、例えば、次のようにして使用する。
ポンプ体1の吸込口6側を吸引対象である流動体内に挿入し、吐出口7側を吐出先に配置する。この状態で、駆動体13の軸心方向がポンプ体1の軸心方向と平行となるように接近して配置する(この場合、ポンプ体1又は駆動体13の少なくともいずれか一方に、両者が正確に位置決めされるような位置決め部材を設けるようにしてもよい。)。そして、図示しない駆動手段によって駆動体13を回転させる。これにより、ポンプ体1の従動磁石10に対する駆動体13の駆動磁石14の位置が変化する。具体的には、駆動磁石14が回転して、そのN極に従動磁石10のS極が対向すると、互いに磁気結合された状態となる。このため、駆動磁石14の回転に伴って従動磁石10も回転する(互いの回転方向は逆)。そして、従動磁石10のS極に隣接するN極が回転してきて、このN極に駆動磁石14のS極が対向し、新たに次の磁気結合状態が得られる。以下同様にして、順次、磁気結合状態が形成され、駆動磁石14の回転動作が従動磁石10の回転動作へと変換される。この結果、吸込口6から流動体が吸引され、この流動体は吐出口7から連続的に吐出される。
流動体の吐出を停止する場合、駆動手段の駆動を停止する。これにより、ポンプ体1のロータ4の回転が停止し、流動体の吐出が停止される。ポンプ体1はロータ4とステータ3とで構成されており、ステータ3がロータ4との間でシール機能を発揮するので、ロータ4の回転を停止させることで、流動体が漏れ出ることがない。但し、流動体の漏出を確実に防止するために、ロータ4を一時的に逆回転させるようにしてもよい。
このように、前記第1実施形態に係るポンプ装置によれば、ポンプ装置をポンプ体1と駆動体13とに分離したので、流動体内に配置するポンプ体1に密封構造が不要となり、安価に製作することができる。また、駆動体13により非接触でポンプ体のロータを回転させるようにしたので、駆動体13が流動体によって濡れる等を心配する必要がなく、防水構造は不要となる。さらに、駆動体13を複数のポンプ体1に対して兼用することができる。
以下の実施形態では、図1に示すものと基本的構成は同じであるので、対応する部分に対応する符号を付してその説明を省略する。
(第2実施形態)
図2Aは、第2実施形態に係るポンプ体1を示す。このポンプ体1は、図1に示す第1実施形態に係る構成に加えてストッパ17を設けたものである。
ストッパ17は、略円柱状で、一端が平坦面、他端が円錐面で構成されている。また、図2Bに示すように、外周面には周方向に等間隔で4箇所に断面円弧状の溝部17aが形成されている。これら溝部17aと管状部材2の内周面とで流動体が通過可能な流路が形成される。ストッパ17は、管状部材2内に圧入され、その平坦面に磁石部5の先端が当接した状態で位置決めされる。これにより、ロータ4及び磁石部5の軸心方向の位置ずれが防止される。
前記構成のポンプ体1によれば、磁石部5の先端にはストッパ17が当接しているので、図1に示す駆動体13によって従動磁石10を介してロータ4を回転させる場合、吸込口6側へのロータ4及び磁石部5の移動を阻止することができる。すなわち、ロータ4を回転させることにより、吸込口6から流動体を吸い込んで吐出口7から吐出させる場合、ロータ4は吸込口6側へと移動しようとする。この場合、図2Aに示すように磁石部5の先端が当接するようにストッパ17を設けることで、ロータ4が吸込口6側へと移動することを阻止することができる。
なお、図1に示す場合、あるいは、図2Aでロータ4を逆回転させる場合、ロータ4の一端部が当接する位置にストッパ17を設けることにより、この吐出口7側へのロータ4の移動を阻止することができる。
(第3実施形態)
図3は、第3実施形態に係るポンプ体1を示す。このポンプ体1は、図2A、Bに示す第2実施形態に係る構成に加えて、軸受部18によって磁石部5の先端側を回転可能に支持するようにしたものである。
磁石部5の先端側、すなわちカバー11の先端部分には、小径の円柱状に形成された軸部19が形成され、この軸部19が軸受部18に回転可能に支持されている。軸受部18は、磁石部5と共に公転運動し、外周面が管状部材2の内周面に順次接触して転動する。これにより、ロータ4が回転する際の芯振れが抑制される。また軸受部18によって管状部材2内の流路の大部分が閉鎖されることになるので、カバー11の軸部19には連通路20が形成され、流動体の流れが確保されている。
前記構成のポンプ体1によれば、磁石部5のカバー11がその軸部19を軸受部18によって回転可能に支持され、軸受部18の外周面は管状部材2の内周面を転動するように構成されている。したがって、磁石部5の従動磁石10が駆動体13の駆動磁石14から磁力を受けて回転する際、磁力によって外径方向に吸引されたとしても芯振れすることはない。このため、ロータ4の回転状態が変動することがなく、流動体の流動状態を脈動のない安定したものとすることが可能となる。
(第4実施形態)
図4は、第4実施形態に係るポンプ体1を示す。このポンプ体1は、図3に示す第3実施形態に係る磁石部5及びそれを支持する構成を、ロータ4の両端部に設けたものである。
ロータ4の一端側には第1磁石部21が一体化され、他端側には第2磁石部22が一体化されている。第1磁石部21と第2磁石部22の駆動には、図1に示すのと同様な駆動体13が使用され、第1磁石部21と第2磁石部22に対して軸心が平行になるようにそれぞれ配置されている。これら駆動体13は同期して回転させる必要があり、同一の回転軸15に一体化した構成とするのが好ましい。
この構成によれば、ロータ4に対して両端部で動力を伝達するようにしているので、図3に示す構成に比べてより一層ロータの回転動作を安定させることができる。
なおここでは、第1磁石部21と第2磁石部22は共に、駆動体13からの駆動力を伝達する動力伝達機構として機能させたが、第1磁石21又は第2磁石部22のいずれか一方の周囲に磁気センサを配置することにより流量計としての機能を持たせるようにしてもよい(流量計として機能させる場合の構成については後述する。)
(第5実施形態)
図5は、第5実施形態に係るポンプ体1を示す。このポンプ体1は、図3に示す第3実施形態に係る磁石部5の従動磁石10の長さを2倍にしたものである。この場合、駆動体13の駆動磁石14の長さも2倍とする。
この構成によれば、駆動体13から受ける磁力がほぼ2倍となり、ロータ4の回転トルクを大きくすることができる。したがって、流動体が粘性の高い材料で構成されていてもスムーズに流動させることができる。
なお、従動磁石10及び駆動磁石14の長さは2倍に限らず、流動体の性状に応じた適切な回転トルクをロータ4に作用させることができるのであれば、いずれの寸法としてもよい。
(第6実施形態)
図6A、Bは、第6実施形態に係るポンプ装置を示す。このポンプ装置では、ポンプ体1は図2に示す構成と同一であるが、駆動体13の構成が相違している。
駆動体13は、回転軸15の一端部に形成した大径部23に配置される4つの駆動磁石14を備えた、いわゆる4極の構成である。大径部23は、ケーシング24によって覆われている。ケーシング24と回転軸15との間には軸受部25が設けられ、回転軸15が回転する際、ケーシング24は回転しないようになっている。
大径部23には、周囲に等間隔で4箇所に平面視矩形状の凹部26がそれぞれ形成されている。
各駆動磁石14は略直方体形状で、大径部23の各凹部26内に配置されている。各凹部26に配置された状態では、長手方向に延びる1つの矩形面が回転軸15の軸心に対して平行となる。このように配置された駆動磁石14では、回転軸15に対する内面側と外面側とで極性が相違する。また、極性は周方向に配置される駆動磁石14の間でも相違する。具体的に、ある駆動磁石14の外面の極性がN極であれば、回転方向に90°ずれた位置ではS極、続いて90°ずれた位置ではN極、さらに90°ずれた位置ではS極となる。
前記構成のポンプ装置によれば、駆動体13を4極の駆動磁石14で構成するようにしたので、ポンプ体1の従動磁石10に対して作用させる磁束の変化を、2極の場合に比べて2倍の速度とすることができる。このため、同じ労力で2倍の量の流動体を流動させることができる。
また、前記構成の駆動体13を使用すれば、図7に示すように、ポンプ装置として、1つの駆動体13で4つのポンプ体1を同時に動作させることができる。但し、同時に動作可能なポンプ体1の数量は4つに限らず、3、5、6…等であっても構わない。この場合、駆動体13の外面を偶数倍の多角形とすることにより、6、8、…個のポンプ体1を同時に回転駆動させるようにするのが好ましい。
(第7実施形態)
図8A、Bは、他の実施形態に係るポンプ装置を示す。このポンプ装置では、ポンプ体1の従動磁石10と駆動体13の構成に特徴を有する。
ポンプ体1の従動磁石10は、周方向に4箇所等分で、それぞれ隣接するもの同士が逆極性となるように着磁されている。
駆動体13は、ポンプ体1の外周部に配置されるケーシング27内に、周方向に6箇所等分で電磁石28を配置したものである。ケーシング27は、平面視矩形状の有底筒状に形成された本体27aと、その開口部を閉鎖する蓋体27bとで構成されている。本体27aに形成される収容凹部は平面視円形状とされている。各電磁石28は、両端に鍔部を有するスプール29にコイル30を巻回したもので、環状のホルダー31に周方向に6箇所等分で保持されている。
前記構成のポンプ装置では、電磁石28から磁石部5に向かう磁極を交互に変化させる。すなわち、各電磁石28はN極とS極に交互に変化させる。また隣接する電磁石同士は逆極性となるように励磁する。例えば、図8B中、0時の位置にある電磁石28をN極とし、同時に、右回り方向に順番に位置するものをS極、N極…とする。続いて、0時の位置にある電磁石28をS極に変化させ、このとき同時に、右回り方向に順番に位置するものをN極、S極…とする。但し、ロータ4の回転開始時には、吐出方向に流動体を流動可能とする回転方向とする必要がある。例えば、0時と6時の位置にある電磁石28のみを励磁してN極とし、続いて、2時と8時の位置にある電磁石28のみを励磁してN極とし、順次回転方向に励磁位置を変化させるようにすればよい。
前記構成のポンプ装置によれば、磁石部5の周囲に配置した電磁石28によって均等に磁力を作用させることができるので、外部から永久磁石で駆動する場合のように磁力によって磁石部5が引き寄せられて偏心し、回転状態が安定しなくなるといった心配がない。また電磁石28の励磁、消磁状態を自由に設定することができるので、流動体の種類の違い、必要とする流動速度の違い等に応じた適切な回転トルクをロータ4に作用させることができる。
(第8実施形態)
図9A、Bは、第8実施形態に係るポンプ装置を示す。このポンプ装置では、磁石部5の両端部に第1ポンプ体32及び第2ポンプ体33をそれぞれ配置し、磁石部5を駆動磁石14を有する駆動体13によって回転させるようにした構成に特徴を有する。
第1ポンプ体32及び第2ポンプ体33は前記実施形態に係るポンプ体1と同様な構成である。第2ポンプ体33の一端部にはストッパ17が設けられている。ストッパ17は、吐出圧によってロータ4がステータ3から吸込方向に突出することを防止する。
前記構成のポンプ装置によれば、磁石部5の両端部に設けたポンプ体1によって磁石部5の回転状態を安定させることができる。前記実施形態のように別途軸受部を設ける必要がない。
なお、前記駆動体13に使用する駆動磁石14は4極としたが、2極等、他の偶数極であっても構わない。
(第9実施形態)
図10A、Bは、第9実施形態に係るポンプ装置を示す。このポンプ装置は、図9A、Bに示すものと駆動体13の構成が相違する以外は、同一構成である。また駆動体13は、図8A、Bに示すものと同一構成である。
(第10実施形態)
図11A、Bは第10実施形態に係るポンプ装置を示す。このポンプ装置では、前述のようにロータ4を回転させるのではなく、その周囲に配置したステータ3を回転させるようにしている。
ステータ3は、管状部材2の内周側で両端部をストッパ3a、3bによって軸方向への移動を阻止された状態で回転可能となっている。ステータ3の外周面4箇所には永久磁石(従動磁石)43が配置されている。図11B中、上下に位置する永久磁石43の外径側をS極、内径側をN極とし、左右に位置する永久磁石43の外径側をN極、内径側をS極としている。管状部材2の外周側には、ステータ3に対応する位置に、図8A、Bに示すものと同様な構成の電磁石28が配置されている。これにより、前記同様、電磁石28を励磁して永久磁石43に対して作用させる磁力を変化させてステータ3を回転させることが可能となっている。
ロータ4の一端部には、図8Aに示すものと同様な構成の磁石部5が一体化されている。磁石部5の先端部分にストッパ17が配置されて軸方向への位置ズレが防止されているのも同様である。また管状部材2の外周側には、前記磁石部5に対応する位置に永久磁石44が配置されている。永久磁石44は、ロータ4の回転を防止するためのものである。永久磁石44と磁石部5の間で磁力を作用させてロータ4の回転を阻止しつつ、ロータ4の公転運動すなわちステータ3の回転に伴うロータ4の周方向の移動を可能としている。
前記構成のポンプ装置によれば、電磁石28を励磁してステータ3の永久磁石43に向かう磁極を交互に変化させることにより、ステータ3を回転させることができる。この間、前述のように、ロータ4の一端部に設けた磁石部5が永久磁石44に吸引されておりロータ4の回転が阻止されている。したがって、ステータ3の回転によってロータ4も一緒に回転することはなく、ステータ3の中心線の回りに公転運動する。この結果、ロータ4との間に形成される移送空間9を軸心方向へと移動させて、流動体を移送することが可能となる。
(第11実施形態)
図12A、Bは第11実施形態に係るポンプ装置を示す。このポンプ装置では、図11A、Bに示す電磁石28に代えて、複数の永久磁石45aを備えた回転体45が配置されている。
回転体45は、4つの永久磁石45aをインサート成形等によって円筒状としたものである。図12B中、上下に位置する永久磁石45aの外径側をS極、内径側をN極とし、左右に位置する永久磁石45aの外径側をN極、内径側をS極としている。回転体45は、管状部材2の外周面に固定した支持ケース46の内周面にベアリング47を介して回転可能に支持されている。また回転体45の外周部には、モータ(図示せず)の回転軸48との間にベルト49が掛け渡されている。そして、モータを駆動すると、ベルト49を介して回転体45が回転するようになっている。
前記構成のポンプ装置によれば、モータを駆動して回転体45を回転させると、回転体45の永久磁石45aとステータ3の永久磁石43との間に作用する磁力により、ステータ3が連れ回りする。これにより、図11A、Bのものと同様に、ステータ3とロータ4の間に形成される移送空間9を軸心方向に移動させて、流動体を移送することが可能となる。
なお、図11A、図12Aでは、ロータ4の一端部に磁石部5を一体化するようにしたが、これに代えて、図13に示すように、ロータ4の一端部とストッパ17との間をフレキシブルジョイント50で連結することでロータ4の公転(偏心)を許容するようにしてもよい。
(第12実施形態)
図14は、図6Aに示すポンプ装置の適用例を示す。図14では、流動体を収容する貯留容器34の内側にポンプ体1を配置し、外側に駆動体13を配置して、貯留容器34内の流動体を循環移動させるようにしている。筒状の管状部材2の吸込口6は、貯留容器34の下部に配置されている。管状部材2は流動体の液面から突出し、貯留容器34の上方で水平方向に曲がり、その先の吐出口7は下方に向かっている。駆動体13は、その軸心方向が鉛直方向に向かい、駆動磁石14がポンプ体1の従動磁石10に並設されるように、貯留容器34の外側面に沿って配置される。
このように、防水構造の必要のないポンプ体1のみを貯留容器34の内側に配置し、駆動体13は貯留容器34の外側に配置することができる。したがって、駆動体13には防水構造が不要となり、安価に製作することができる。また複数の貯留容器34に対してポンプ体1のみをそれぞれ配置すればよく、駆動体13は共用化することができる。
なお、駆動体13には、4極の駆動磁石14を使用する例について説明したが、この駆動磁石14は、2極、6極、8極…とすることもできる。
(第13実施形態)
図15は、図14と同様な構成の第1貯留容器35と、第2貯留容器36とに対して、単一の駆動体13を設けた例を示す。
第1貯留容器35では、管状部材2の吐出口側が流路断面積の小さくなったノズル37で構成されている。ノズル37は、斜め下方に向かっており、液面に対して吸い上げた流動体を吹き付けることができるようになっている。
第2貯留容器36は、第1貯留容器35に採用される図6Aに示す構成と同様な第1ポンプ体38のほか、その下流側(上方側)に流量計39として機能する第2ポンプ体40とを備える。第2ポンプ体40は、磁石部5の周囲に磁気センサ等の検出手段42が設けられている。検出手段42は、流動体が通過することによりロータ4と共に回転する磁石部5の回転数を検出する。ロータ4の回転数と流量との関係は明確であるため、検出した回転数に基づいて流量を算出する。
駆動体13は、モータ41によって駆動磁石14が回転駆動するように構成されている。駆動磁石14には2極のものが図示されているが、4極、6極、8極…等であっても構わない。
(第14実施形態)
図16は、基本的な流動体の流動はポンプ51にて行い、配管途中に配置したポンプ体1により、その動力の不足分を補うようにしたものである。ポンプ体1は、ステータ3及びロータ4に前記各実施形態と同様な構成を採用することができ、ステータ3又はロータ4のいずれか一方を回転させるようになっている(図16では、ロータ4を回転させるように構成されている。)。但し、管状部材2が配管の途中に着脱可能となっている点で相違する(勿論、前記各実施形態でもこのようなポンプ体1を着脱する構成を採用することが可能である。)。
この構成によれば、ポンプ51のみの駆動では流動体を適切に流動させることができない場合、例えば、粘性の高い流動体を流動させる場合に、駆動体13によってポンプ体1のステータ3又はロータ4を回転させるようにすればよい。これにより、ポンプ51のみによっては流動させることが困難であった流動体の流動をスムーズに行わせることができる。配管途中に設けるポンプ体1及び駆動体13の組み合わせは1組に限らず、必要に応じて2組以上とすることも可能である。
(第15実施形態)
前記実施形態に係るポンプ体は発電機として利用することも可能である。以下、図2A、図6A及び図8Aに開示されるポンプ体1を発電機として利用する場合について説明する。
図2Aに示すポンプ体1であれば、図17に示すように、駆動体13の回転軸15の一端側(駆動磁石14とは反対側)に発電部60を設けて発電機としている。ポンプ体1を構成するステータ3によるロータ4の締め代が、0又はほぼ0となるようにステータ3とロータ4の寸法を設定している。発電部60としては、永久磁石の周囲に巻回したコイルを配置したもの等、従来公知の種々の構成を採用することができる。
このように、ポンプ体1を採用した発電機によれば、一般的なタービンを採用した発電機に比べて径方向の寸法を大幅に低減することができる。また内部に流動体を流動させることができる条件であれば発電を行うことができる。したがって、例えば、水道管や下水管の途中に配置する等、設置スペースを気にすることなく簡単に配置することが可能となる。
またポンプ体1は、次のように構成することにより、流動体の流動によって回転しやすくすることができる。これらの構成は、ポンプ体1を発電機として利用する場合に限らず、本実施形態で述べる全ての態様に採用することができる。
例えば、ステータ3とロータ4のピッチ寸法を大きな値とすれば、ステータ3又はロータ4を回転しやすくすることができる。これにより、流量が少ない場合であってもステータ3又はロータ4を回転させることが可能となる。すなわち、ステータ3とロータ4のピッチ寸法を大きくすれば、ステータ3とロータ4の間に形成される隙間が所定値以下となる領域(最小隙間領域)が軸心方向に長くなる。つまり、流動体が流動する際の抵抗が増大し、ステータ3又はロータ4を回転させるための回転力が大きくなる。またステータ3とロータ4の条数を増やすようにしても、最小隙間領域の数が増え、流動体が流動する際の抵抗の総計値が増大し、ステータ3又はロータ4が回転しやすくなる。この場合、流動体の粘度もステータ3又はロータ4の回転に十分に影響を与える。流動体の粘度が大きくなるに従ってステータ3又はロータ4を回転させやすくなる。逆に言えば、流動体の粘度が小さくなるに従ってステータ3又はロータ4を回転しにくくなるので、ステータ3とロータ4のピッチ寸法を大きくしたり、ステータ3とロータ4の条数を増やしたりして、ステータ3又はロータ4を回転しやすくする必要がある。
また、図17に示すように、ロータ4及び磁石部5を貫通する貫通孔52を形成し、磁石部5の端面にこの貫通孔52に連通する凹部53を形成して、ロータ4を回転しやすくすることもできる。すなわち、ロータ4の一端側端面(磁石部5と連結されたのとは反対側の端面)には流動体の流れによって軸心方向に力が作用する。そしてこの力が、ロータ4の他端側に一端側を連結した磁石部5の他端面をストッパ17に押圧させる方向に作用する。一方、貫通孔52を流動した流動体は凹部53内に流れ込み、凹部53内とストッパ17の一端面によって囲まれた空間内の圧力を増大させ、凹部53の底面を押圧する力が発生する。つまり、ロータ4の一端面が流動体に押圧されることにより磁石部5の一端面を押圧する力F1が、凹部53内に流入した流動体がその底面を押圧する力F2によって相殺される。この場合、凹部53の径とロータの径とは略同一とするのが好ましい。この結果、磁石部5の他端面がストッパ17を押圧する力を軽減し、ロータ4の回転をスムーズに行わせることが可能となる。
図6Aに示すポンプ体1であっても、前記図2Aに示すポンプ体1と同様に、回転軸15の一端側(駆動磁石14とは反対側)に発電部60を設けて発電機とすればよい。
図8Aに示すポンプ体1であれば、磁石部5の外周側に配置した駆動体13が、構成そのままで発電部60として機能する。すなわち、駆動体13は、ケーシング27内に電磁石28を収容した構成で、電磁石28は、両端に鍔部を有するスプール29にコイル30を巻回したものが、環状のホルダー31に周方向に6箇所等分で保持された構成となっている。したがって、流動体の流れによってロータ4及び磁石部5が回転すると、駆動体13では電磁誘導作用によって電力が発生する。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、駆動体13をモータ、電磁石28、等の駆動手段で構成するようにしたが、電力を使用しない手動式の回転手段で構成することもできる。これによれば、例えば石油プラント等での流動体の搬送等、防爆用途で使用することができる。また火災現場や被災地等、電力を直ぐに提供できない環境での使用にも適している。
前記実施形態では、駆動体13をポンプ体1とは別体で構成しているが、一体化することで、永久磁石同士を所望の位置関係とすることができる。
前記実施形態では、駆動体13として永久磁石を使用する場合、1箇所だけでなく、対称な位置等の複数箇所に配置することもできる。これによれば、磁石部5に作用する磁力を周方向に均等なものとすることができ、ロータ4の回転状態を安定させることが可能となる。
前記実施形態では、ポンプ装置の用途について、図14から図16に示す例を説明したが、例えば、次のような用途で使用することも可能である。
前記ポンプ体1は、いわゆる中間ブースト用ポンプとして機能させることができる。すなわち、流動体を長距離流動させる場合の圧力損失、高い位置に流動させる場合の水圧低下等に対して、前記ポンプ体1を配管途中に設置することで、ロータ4の回転により流動体の吐出圧を高め、圧力損失等により失われたエネルギーを補うことができる。この場合、配管をポンプ体1の管状部材2として機能させるようにしてもよい。
前記ポンプ装置は、トルクリミッターとして使用することができる。すなわち、ロータ4は回転する際、ステータ3から回転抵抗を受けており、その回転抵抗値は回転速度を増大させるに従って大きくなる。このため、駆動体13の回転速度がある速度を超えると、駆動体13の駆動磁石14とポンプ体1の磁石部5の従動磁石10との間に作用する磁力を超える回転抵抗値が発生し、駆動体13によっては磁石部5を回転させることができなくなる。これにより、ステータ3等の損傷を防止することが可能となる。
前記構成のポンプ装置を流量調整用として利用することもできる。すなわち、ポンプ体1をホースや配管の先端に取り付け、駆動体13の回転速度を調整するようにすれば、流動体の吐出量を調整することができる。この構成によれば、流量の調整は無段階で行うことができ、使用状況に応じた所望の量の流動体を供給することが可能となる。この場合、ホースや配管をポンプ体1の管状部材2として機能させるようにしてもよい。
前記実施形態では、ステータ3又はロータ4のいずれか一方のみを回転駆動するように構成したが、双方を共に回転駆動させることも可能である。この場合、ステータ3とロータ4の回転動作を同期させるのが好ましい。
本発明は、配管等に設置して流動体を流動させるために使用するポンプ、流動する流動体の流量を計測するための流量計、配管等に設置して水流を電力へと変換するための発電機等として利用することができる。
1…ポンプ体
2…管状部材
3…ステータ
3a、3b…ストッパ
4…ロータ
5…磁石部
6…吸込口
7…吐出口
8…中心孔
9…移送空間
10…従動磁石
11…カバー
12…連結部
13…駆動体
14…駆動磁石
15…回転軸
16…筒状体
17…ストッパ
18…軸受部
19…軸部
20…連通路
21…第1磁石部
22…第2磁石部
23…大径部
24…ケーシング
25…軸受部
26…凹部
27…ケーシング
28…電磁石
29…スプール
30…コイル
31…ホルダー
32…第1ポンプ体
33…第2ポンプ体
34…貯留容器
35…第1貯留容器
36…第2貯留容器
37…ノズル
38…第1ポンプ体
39…流量計
40…第2ポンプ体
41…モータ
42…検出手段
43、44、45a…永久磁石
45…回転体
46…支持ケース
47…ベアリング
48…回転軸
49…ベルト
50…フレキシブルジョイント
51…ポンプ
52…貫通孔
53…凹部
60…発電部

Claims (6)

  1. 管状部材と、前記管状部材内に配置され、吸込口から吐出口に向かう流動方向に所定ピッチで形成された雌ねじ形状の貫通孔を有するステータと、雄ねじ形状に形成され、前記ステータの貫通孔内に挿通されることにより、その内周面との間に搬送空間を形成し、回転することにより前記内周面に内接しながら前記搬送空間で流動体を吸込口側から吐出口側へと移動させるロータとを有し、前記ステータから突出する前記ロータの回転軸の外周部に永久磁石を配置し、前記永久磁石の外径側の極性を、周方向で交互に逆極性としたポンプ体と、
    中心軸を有し、前記中心軸を中心として周方向に配置される複数の永久磁石を、外径側の極性が周方向で交互に逆極性となるように配置してなり、前記中心軸を中心として回転することにより前記ポンプ体の永久磁石に対して順次磁力を作用させて、前記ポンプ体を周方向に回転させる駆動体と、
    を備え、
    前記駆動体は、前記ポンプ体とは別体であり、かつ、前記管状部材の外側に離間して配置されていることを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記ポンプ体は、前記管状部材内に設けられ、前記ロータの軸心方向の移動を阻止し、かつ、前記管状部材内での流動体の移動を許容する連通部を有するストッパを備えていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記ステータの中心軸と前記駆動体の回転中心とを異なる軸線上に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ装置。
  4. 前記ポンプ体を複数備え、
    前記駆動体は、前記複数のポンプ体を同時に駆動可能としたことを特徴とする請求項3に記載のポンプ装置。
  5. 前記ポンプ体の永久磁石の回転による磁界の変化に基づいて、前記ステータ又は前記ロータの回転数を検出する回転数検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のポンプ装置。
  6. 管状部材と、前記管状部材内に配置され、吸込口から吐出口に向かう流動方向に所定ピッチで形成された雌ねじ形状の貫通孔を有するステータと、雄ねじ形状に形成され、前記ステータの貫通孔内に挿通されることにより、その内周面との間に搬送空間を形成し、前記ステータの回転に従って前記内周面に内接しながら前記搬送空間で流動体を吸込口側から吐出口側へと移動させるロータとを備え、前記ステータの外周部に、周方向に複数の永久磁石を配置し、各永久磁石の外径側の極性を、周方向で交互に逆極性としたポンプ体と、
    中心軸を有し、前記中心軸を中心として周方向に配置される複数の永久磁石を、外径側の極性が周方向で交互に逆極性となるように配置してなり、前記中心軸を中心として回転することにより前記ポンプ体の永久磁石に対して順次磁力を作用させて、前記ポンプ体を周方向に回転させる駆動体と、
    を備え、
    前記駆動体は、前記ポンプ体とは別体であり、かつ、前記管状部材の外側に離間して配置されていることを特徴とするポンプ装置。
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