JP2019085091A - 乗物用照明装置 - Google Patents

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和季 河原
Kazuki Kawahara
和季 河原
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Abstract

【課題】搭載位置自由度が高く、光出射部における広範な領域から光を出射させることが可能な乗物用照明装置を提供する。【解決手段】乗物用照明装置30は、光源32と導光体40を備える。導光体40は、光出射部45と、光出射部45から分岐して延設されるとともに延設先端面42Aに光入射面41を有し、光入射面41から入射して延設方向に沿って進行する光が、光出射部45に進入して側面45Cで全反射するように構成された光入射部42と、を有する。光入射面41は、光源32と対向配置されるとともに光源32側に向けて突出する凸面状をなし、光出射部45は、延設方向に沿って進行する光を反射する反射面47Bを有し、光出射面46は、光入射部42が分岐する位置P1に対して、光入射面41に入射した光の進行方向に位置する第1領域46Aと、光入射面41に入射した光の進行方向とは逆方向に位置する第2領域46Bと、を有する。【選択図】図7

Description

本明細書によって開示される技術は、乗物用照明装置に関する。
ランプユニットとして、下記特許文献1に開示のものが知られている。特許文献1に開示のランプユニットは、導光体と光源とを有し、導光体が導光部と光入射部と連結部から成ることが記載されている。そして、二つの光入射部が設けられたランプユニットにおいては、二つの光入射部に入射された光が導光部の延出方向における両端部まで確実に導かれること、一つの光入射部のみが設けられたランプユニットにおいては、光源から出射された光の一部が漏れ光として連結部に入射され、連結部から連結部に連結された直線部(導光部)の端部にも光が入射されること、が記載されている。
国際公開第2015/029852号
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、二つの光入射部が設けられたランプユニットにおいては、導光体に比べてその搭載位置における制約が大きい光源を少なくとも二つ以上設ける必要があり、ランプユニットの搭載位置自由度が低く、問題がある。
また、特許文献1に開示の構成では、一つの光入射部のみが設けられたランプユニットにおいては、光源から出射された光の一部が漏れ光として連結部に入射され、連結部から導光部の端部にも光が入射される構成上、導光部の端部における光源から離れた位置から光を出射させることができず、導光部における広範な領域から光を出射させることができない。
本明細書によって開示される技術は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、搭載位置自由度が高く、光出射部における広範な領域から光を出射させることが可能な乗物用照明装置を提供することを目的とする。
本明細書によって開示される乗物用照明装置は、光源と、前記光源からの光を導光しつつ乗物室内に向けて出射する導光体と、を備える乗物用照明装置であって、前記導光体は、所定の方向に沿って延設されるとともに側面に光を出射する光出射面を有し、前記光源からの光を延設方向に導光しつつ前記光出射面から乗物室内に向けて出射する光出射部と、前記光出射部から分岐して延設されるとともに延設先端面に前記光源からの光が入射する光入射面を有し、前記光入射面から入射して延設方向に沿って進行する光が、前記光出射部に進入して前記側面で全反射するように構成された光入射部と、を有し、前記光入射面は、前記光源と対向配置されるとともに前記光源側に向けて突出する凸面状をなし、前記光出射部は、前記延設方向における端面のうち、前記光入射面に入射した光の進行方向に位置する端面に、前記延設方向に沿って進行する光を反射する反射面を有し、前記光出射面は、前記光入射部が分岐する位置に対して、前記光入射面に入射した光の進行方向に位置する第1領域と、前記光入射面に入射した光の進行方向とは逆方向に位置する第2領域と、を有する。
このような乗物用照明装置によれば、光出射部から分岐する光入射部を有することにより、仮に光出射部の延設方向における端面から延設された光入射部を有する構成に比べて、乗物用照明装置の搭載位置自由度を大きくすることができる。そして、そのような光入射部を設けることにより、光出射面の第2領域から十分な光を出射させることが難しいという問題を、光入射面を凸面状とするとともに、光出射部に反射面を設けることにより解消することができる。具体的には、凸面状の光入射面に光が入射するから、仮に光入射面が平坦面状とされる構成に比べて、光出射部の内部を進行する光線が互いに平行化されることにより、反射面に至る光の量を増やすことができる。さらに、互いに平行化された光を反射面で反射することにより、より多くの光を第2領域側に進行させ、第2領域から出射される光の量を増やすことができる。この結果、搭載位置自由度が高く、光出射部における広範な領域から光を出射させることが可能な乗物用照明装置を提供することが可能となった。
上記構成において、前記第2領域は、前記光入射部が分岐する位置に対して、前記光入射面の位置より遠い位置まで延在していてもよい。このような構成では、光入射面の位置に対して、光出射面の配設範囲が制限されることがなく、より一層、搭載位置自由度が高く、光出射部における広範な領域から光を出射させることが可能な照明装置を提供することができる。
上記構成において、前記光出射部には、光を前記光出射面側に向けて立ち上げるように構成された光立ち上げ部が形成され、前記光立ち上げ部は、前記光出射部の幅方向に沿って延びる溝部が前記光出射部の延設方向に沿って並列配置された構成であり、前記溝部は、前記第1領域に向けて光を立ち上げる部分より、前記第2領域に向けて光を立ち上げる部分の方が密に配置されていてもよい。このような構成によれば、第1領域から出射される光の量と、第2領域から出射される光の量を均一化することができ、好ましい。
上記構成において、第1のボード部材と、第2のボード部材と、前記第1のボード部材の縁部を前記第2のボード部材に対して取り付ける複数の取付部と、を備えた乗物用内装材に設置され、前記導光体は、前記光出射部が前記第1のボード部材の前記縁部に沿って前記複数の取付部より前記縁部側に配されるとともに、前記光入射部が、前記複数の取付部の間において、前記第1のボード部材の前記縁部から離れるようにして延設されていてもよい。このような構成によれば、光源と取付部との干渉を避けつつ、光出射部を複数の取付部の縁部側に配することができ、乗物用照明装置の搭載位置自由度が大きい構成を実現することができる。
本明細書によって開示される技術によれば、搭載位置自由度が高く、光出射部における広範な領域から光を出射させることが可能な乗物用照明装置を提供することができる。
実施形態1に係る照明装置が設置されたドアトリムの正面図 ドアトリムの一部断面図(図1のII−II線で切断した図) ドアトリムの一部断面図(図2のIII−III線で切断した図、アウターレンズを省略して示す) 導光体を車室内側から視た図 導光体の内部における光の進行態様を模式的に示す車両上方から視た説明図 導光体の内部における光の進行態様を模式的に示す車両後方から視た説明図 導光体の内部における光の進行態様を模式的に示す車室内側から視た説明図 実施形態2に係る導光体を車室内側から視た図
<実施形態1>
実施形態1を、図1から図8を参照しつつ説明する。本実施形態では、乗物用照明装置として、乗物用内装材の一例であるドアトリム10に設置される照明装置30について例示する。なお、各図において、FR及びRRの矢印は車両前方及び車両後方をそれぞれ示し、UP及びDWの矢印は車両上方及び車両下方をそれぞれ示し、IN及びOUTの矢印は車室内(乗物室内)側及び車室外(乗物室外)側をそれぞれ示す。
ドアトリム10は、図1に示されるように、車両用ドアの車室内側部分を構成するものであり、ドアインナパネル(不図示)に対して、車室内側から取り付けられる。ドアトリム10は、アームレスト12と、アームレスト12の上方に配されたドアインサイドハンドル18を備えている。さらに、ドアトリム10は、アームレスト12の下方に配されたドアポケット14(ポケット)と、プルハンドル16、スピーカグリル17と、を備えている。
ドアトリム10は、図1に示されるように、トリムボード20を主体として構成されている。トリムボード20は、複数の部品が互いに組み付けられたものからなる。トリムボード20を構成する各部品としては、主として、ロアボード27、アッパーボード26、アームレストボード28、加飾ボード21が挙げられる。
加飾ボード21は、図3に示されるように、第1ボード22(第1のボード部材)と、第2ボード23(第2のボード部材)と、第1ボード22の縁部22Aを第2ボード23に対して取り付ける取付部24を備えている。第1ボード22は、図1に示されるように、ドアインサイドハンドル18が配置される開口部を有し、ドアインサイドハンドル18の周囲に配されている。第1ボード22は、その車両下側に位置する縁部22Aが第2ボード23と隣接している。第1ボード22は、縁部22Aの車両下側端部と第2ボード23との間には、細長いスリット状の開口25が形成されている(図2参照)。
第2ボード23は、図1及び図2に示されるように、第1ボード22の下方において、アームレスト12の上方に配されている。第2ボード23は、車室内側の面が表皮材で被覆された、いわゆるオーナメントと呼ばれる部材である。第2ボード23は、開口25の開口縁部から、車室内側に向かうにつれて下降するように延在する傾斜面23Aと、傾斜面23Aから下方に向けて延設された一般面23Bとを有している。第2ボード23は、傾斜面23Aに照明装置30から出射された光が照射される被照射領域を有している。言い換えれば、第2ボード23は、第1ボード22の縁部22Aに隣接して、棚状の被照射領域を有している。
取付部24は、第1ボード22の縁部22Aの延設方向に点在して、複数設けられている(図1参照)。取付部24は、図3に示されるように、例えば、第1ボード22の車室外側の面に立設された取付ボス24Aを、第2ボード23の周端部において、第1ボード22の車室外側にフランジ状に延出する部分に貫通形成された取付孔24Bに挿通し、ビス締めや熱カシメ等の締結手段を利用して互いに固定する構造をなしている。なお、第2ボード23は、第1ボード22の車室外側にフランジ状に延出する部分において、後述する光源ユニット31が設置される部分が切り欠かれるようにして、光源ユニット31を設置するための空間を確保可能とされている。
照明装置30は、図2に示されるように、第1ボード22の車室外側に配され、開口25から第2ボード23を照らす間接照明装置とされている。詳細には、照明装置30は、後述する光出射部45が、開口25から車室内に臨み、傾斜面23Aに向けて光を出射するように構成されている。このような構成により、照明装置30は、乗員の視界に入り難い位置において、被照射領域を照らすことが可能とされている。
照明装置30は、図1及び図2に示されるように、光源32と、光源32からの光を導光しつつ車室内に向けて出射する導光体40と、を備える。照明装置30は、導光体40の光出射部45から光がライン状に出射され、長手状の被照射領域に光を照射可能なライン照明とされる。本実施形態では、照明装置30は、単一の光源32を備える。このような、単一の光源32を備える構成では、複数の光源32を備える構成に比べて、光源32(光源ユニット31)の配置上の自由度が高い一方、光出射部45の後述する第2光出射部45Bから出射される光の量が少なくなりがちであり、本願技術がより有効であると言える。
光源32は、図3に示されるように、LED等の点状光源とされ、基板34に実装されている。図7においては、光源32を模式的に点で示している。光源32は、発光面32Aの中心を通る光軸に沿って進行する光量が多いものの、放射状に拡散する光成分を有して発光する構成とされる。光源32が実装された基板34は、ケース36に収容されている。ケース36には、光源32の発光面32Aと対向する位置に開口して、導光体40の後述する光入射面41を配置するための光入射面配置部36Aが設けられている。このようにして、光源32と、基板34と、ケース36からなる光源ユニット31が構成されている。
光源32は、図3に示されるように、後述する導光体40の光入射面41と対向する位置において、取付部24に対して第1ボード22の縁部22Aから離れた位置に配されている。光源32は、光源ユニット31内に設けられる構成上、車室内外方向及び車両上下方向において、導光体40より大きな配置空間を占有する構成となっている。また、照明装置30が設置される第1ボード22の縁部22A付近では、下方に向かうにつれて、車室内外方向における空間が狭まる構成となっている。また、第1ボード22の縁部22Aには、所定の位置に取付部24が設けられている。このため、光源32は、取付部24を避けるとともに、光源ユニット31の配置空間を確保する形で、導光体40の光出射部45より縁部22Aから離れた位置に配されている。
導光体40は、屈折率が空気よりも十分に高く、ほぼ透明な合成樹脂材料からなる。本実施形態では、導光体40として、約42.2°の臨界角を有するアクリル樹脂からなるものを例示する。導光体40は、内部を進行する光が臨界角より大きい入射角で外部の空気層との界面に入射すると、全反射しつつ、内部を伝播する構成となっている。
導光体40は、図4に示されるように、第1の方向(所定の方向)に沿って延設されるとともに側面45Cに光を出射する光出射面46を有し、光源32からの光を延設方向に導光しつつ光出射面46から乗物室内に向けて出射する光出射部45と、光出射部45から分岐して延設されるとともに延設先端面41Cに光源32からの光が入射する光入射面41を有し、光入射面41から入射して延設方向に沿って進行する光が、光出射部45に進入して側面45Cで全反射するように構成された光入射部42と、を有している。光入射部42の延設方向を第2の方向とすると、第1の方向と第2の方向のなす角度θ(0°≦θ≦180°)は、90°から導光体の臨界角を引いた角度より小さい角度となっている(θ≦90°−臨界角)。なお、「第1の方向(所定の方向)」は、トリムボードの面方向における一の方向であって、本実施形態では、車両前後方向とされる。また、「第2の方向」は、トリムボード20の面方向における一の方向とは異なる方向であって、本実施形態では、第1の方向に対して25°〜40°程度の角度を有して交差する方向とされる。
導光体40は、図1に示されるように、光出射部45が第1ボード22の縁部22Aに沿って複数の取付部24より縁部22A側に配されるとともに、光入射部42が、複数の取付部24,24の間において、第1ボード22の縁部22Aから離れるようにして延設されている。導光体40は、開口25に組み付けられたアウターレンズ49に保持されている(図2参照)。アウターレンズ49は、光出射部45から出射された光を透過可能な透明な樹脂からなり、内部に光出射部45を収容可能な構成とされている。このような構成により、照明装置30は、光出射部45から出射された光がアウターレンズ49を透過する際に入射時と出射時の2回屈折して、その配光方向が車室内側に向くように構成されている(図6参照)。導光体40は、アウターレンズ49に収容された光出射部45が開口25内に配されるとともに、光入射部42が第1ボード22により車室内側から覆われるようにして設置されている。
光出射部45は、図4に示されるように、延設方向における全域に亘って、略同じ大きさの断面形状を有する略角柱状をなしている。光出射部45は、車両上側の面と車両下側の面が略平行状をなし、車両下側の面に光出射面46を有する。また、光出射部45には、光を光出射面46側に向けて立ち上げるように構成された光立ち上げ部48が形成されている(図5参照)。さらに、光出射部45は、車室内側かつ車両上側の角部に面取部48Cを有し、光立ち上げ部48で立ち上げられた光が、面取部48Cで反射され、光出射面46側に向かうような構成とされている(図7参照)。以下の説明では、光出射部45のうち、光入射部42が分岐する位置P1に対して、光入射面41に入射した光の進行方向に位置する部分を第1光出射部45Aと呼び、光入射面41に入射した光の進行方向とは逆方向に位置する部分を第2光出射部45Bと呼ぶ。そして、光出射部45において、光入射部42に入射した光の進行方向に位置して、光入射部42からの光を反射する面を第1反射面47Aと呼ぶ。第1反射面47Aは、光出射部45の車室外側の面のうち、位置P1近傍に配される。
光出射部45は、図4に示されるように、延設方向における端面45A1,45B1のうち、光入射面41に入射した光の進行方向に位置する端面45A1に、延設方向に沿って進行する光を反射する第2反射面47B(反射面)を有する。つまり、第2反射面47Bは、光出射部45における第1光出射部45A側の端面に配される。第2反射面47Bは、光出射部45の延設方向に対して直交する平滑面とされる。なお、本実施形態では、光出射部45の第2光出射部45B側の端面も第2反射面47Bと同様の構成とされ、延設方向に沿って進行する光を反射する第3反射面47Cを構成する。このような構成により、光出射部45からの漏れ光の量が低減されている。
光出射面46は、図4に示されるように、光入射部42が分岐する位置P1に対して、光入射面41に入射した光の進行方向に位置する第1領域46Aと、光入射面に入射した光の進行方向とは逆方向に位置する第2領域46Bと、を有する。つまり、光出射面46の内、第1領域46Aは第1光出射部45Aに位置し、第2領域46Bは第2光出射部45Bに位置している。
第2領域46Bは、図3に示されるように、光入射部42が分岐する位置P1に対して、光入射面41の位置より遠い位置まで延在している。具体的には、光出射部45が、取付部24の手前(車両前方)に光源ユニット31の配置空間を開けて、その手前まで延設されるのに対して、第2光出射部45Bが取付部24と同等か、それを超える位置まで延設されている。
光立ち上げ部48は、図5に示されるように、車室外側の面から突出する突条部48Aに形成された溝部48Bによって構成されている。光立ち上げ部48は、光出射部45の幅方向に沿って延びる溝部48Bが光出射部45の延設方向に沿って並列配置された構成である。
溝部48Bは、図4に示されるように、第1領域46Aに向けて光を立ち上げる部分より、第2領域46Bに向けて光を立ち上げる部分の方が密に配置されている。本実施形態では、突条部48Aの幅寸法が、第1光出射部45Aより第2光出射部45Bの方が大きい構成とされ、第1光出射部45Aと第2光出射部45Bにおいて、溝部48Bの並列ピッチは同等で、溝部48Bの長さ寸法が変更される態様となっている。つまり、溝部48Bは、第2光出射部45Bにおける配置密度の方が、第1光出射部45Aにおける配置密度より高くなっている。また、溝部48Bは、断面視V状をなし、光出射部45の内部をその延設方向に沿って進行する光を、溝部48Bの側面(図5及び図6の点A)で面取部48C側に向けて反射し、面取部48C(同点B)で反射した光が光出射面46(同点C)から出射するように構成されている。本実施形態では、溝部48Bは、第2光出射部45Bに形成されたものの方が、第1光出射部45Aに形成されたものに比べて、深くかつ幅が広い構成とされている。
光入射部42は、図4に示されるように、光出射部45の側面45Cのうち光出射面46以外の面(本実施形態では、車両上側の面)から分岐して、車両上方かつ車両後方に向けて立ち上がるような形状を有している。そして、光入射部42の延設方向に沿って車両下方かつ車両前方に向かって進行する光が、光出射部45の第1反射面47Aで全反射して、車両前方(第1光出射部45A側)に向けて進行するように構成されている。このような構成により、光入射部42は、光入射面41に入射して、内部を進行する光を外部に漏らすことなく光出射部45側に伝播可能とされている。
光入射部42は、図3に示されるように、光出射部45より小径な略円柱状をなし、延設基端面が位置P1において光出射部45の側面45Cに接続されるとともに、根元部分において、光出射部45に対して薄い平板状の連結部43で接続されている。そして、光入射部42は、車両上方かつ車両後方に位置する延設先端面42Aが光入射面41を構成する。
光入射面41は、図3に示されるように、光源32と対向配置されるとともに光源32に向けて突出する凸面状をなしている。光入射面41は、光源32の発光面32Aから放射状に拡散しつつ進行する光が、凸面での屈折を伴って入射することで、光入射部42の延設方向に沿って進行するように構成されている。
続いて、本実施形態の作用について、図5から図7を用いて説明する。光源32の発光面32Aから出射された光は、導光体40の光入射面41から導光体40の内部に進入する。この際、図7に示されるように、光源32からの光は凸面状をなす光入射面41で屈折して、仮に、光入射面41が平坦面とされる場合に比べて、互いに平行化された状態で、光入射部42内を光出射部45側に向けて進行する。そして、互いに平行化されて光出射部45内に進入した光は、第1反射面47Aで反射され、第1光出射部45A内を車両前方に向けて進行する。第1光出射部45A内を車両前方に向けて進行する光のうち、光立ち上げ部48に向かう一部の光が光出射面46の第1領域46Aから出射され、その他の光が第1光出射部45Aの車両上側の面と下側の面との間で反射を繰り返し、第2反射面47Bに至る。第2反射面47Bに至った光は、第2反射面47Bで反射され、第1光出射部45A内を車両後方に向けて進行する。第1光出射部45A内を車両後方に向けて進行する光のうち、光立ち上げ部48に向かう一部の光が光出射面46の第1領域46Aから出射され、その他の光が第1光出射部45Aの車両上側の面と下側の面との間で反射を繰り返し、第2光出射部45Bに進行する。第2光出射部45B内を車両後方に向けて進行する光のうち、光立ち上げ部48に向かう一部の光が光出射面46の第2領域46Bから出射され、その他の光が第2光出射部45Bの車両上側の面と下側の面との間で反射を繰り返し、第3反射面47Cに至る。第3反射面47Cに至った光が反射される態様は、第2反射面47Bに至った光と同様であり、その説明を省略する。第2光出射部45B内を進行する光の量は、第1光出射部45A内を進行する光の量より少ないものの、第2光出射部45Bの溝部48Bの配置密度が第1光出射部45Aの溝部48Bの配置密度より高いため、第1領域46Aから出射される光の量と、第2領域46Bから出射される光の量とは、略同等となっている。この結果、光出射面46から均一かつ十分な量の光が、第2ボード23の傾斜面23Aに照射されるようになっている。
続いて、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、光出射部45から分岐する光入射部42を有することにより、仮に光出射部45の延設方向における端面から延設された光入射部を有する構成に比べて、照明装置30の搭載位置自由度を大きくすることができる。そして、そのような光入射部42を設けることにより、光出射面46の第2領域46Bから十分な光を出射させることが難しいという問題を、光入射面41を凸面状とするとともに、光出射部45に第2反射面47Bを設けることにより解消可能とした。具体的には、本実施形態では、凸面状の光入射面41に光が入射するから、仮に光入射面41が平坦面状とされる構成に比べて、光出射部45の内部を進行する光線が互いに平行化されることにより、第2反射面47Bに至る光の量を増やすことができる。さらに、互いに平行化された光を第2反射面47Bで反射することにより、より多くの光を第2領域46B側に進行させ、第2領域46Bから出射される光の量を増やすことができる。この結果、搭載位置自由度が高く、光出射部45における広範な領域から光を出射させることが可能な照明装置30を提供することが可能となった。
また、本実施形態では、第2領域46Bは、光入射部42が分岐する位置P1に対して、光入射面41の位置より遠い位置まで延在している。このような構成では、光入射面41の位置に対して、光出射面46の配設範囲が制限されることがなく、より一層、搭載位置自由度が高く、光出射部45における広範な領域から光を出射させることが可能な照明装置30を提供することができる。
また、本実施形態では、溝部48Bは、第1領域46Aに向けて光を立ち上げる部分より、第2領域46Bに向けて光を立ち上げる部分の方が密に配置されている。このため、第1領域46Aから出射される光の量と、第2領域46Bから出射される光の量を均一化することができ、好ましい。
また、本実施形態では、光入射部42が、複数の取付部24,24の間において、第1ボード22の縁部22Aから離れるようにして延設されている。このため、光源32と取付部24との干渉を避けつつ、光出射部45を複数の取付部24の縁部22A側に配することができ、照明装置30の搭載位置自由度が大きい構成を実現することができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図8によって説明する。本実施形態の導光体140は、溝部148Bの構成が上記実施形態1と相違する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
溝部148Bは、第1領域46Aに向けて光を立ち上げる部分より、第2領域46Bに向けて光を立ち上げる部分の方が密に配置されている。本実施形態では、溝部148Bの並列ピッチが、第1光出射部45Aより第2光出射部45Bの方が小さい構成とされ、第1光出射部45Aと第2光出射部45Bにおいて、溝部148Bの長さ寸法が同等の態様となっている。つまり、溝部148Bは、第2光出射部45Bにおける配置密度の方が、第1光出射部45Aにおける配置密度より高くなっている。溝部148Bのその他の構成は、実施形態1の溝部48Bと同様であり、その説明を省略する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態以外にも、導光体及び光源の形状、配置、配設数、構成は適宜変更可能である。例えば、光入射部の延設方向は、照明装置の設置箇所に応じて、適宜変更可能である。また、光入射部及び光源が複数設けられ、3つ以上の取付部のうち異なる2つの取付部の間に、それぞれ光入射部が配される構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、光出射部から光を出射させるための構成として、溝部を有する光立ち上げ部を例示したがこれに限られない。例えば、光出射部から光を出射させるための構成は、導光体の表面における光出射面以外の領域に適宜配された、光反射膜等で構成してもよい。さらに、導光体の端面に光反射性を有する光反射膜を配して、第2反射面を構成してもよい。
(3)上記実施形態では、照明装置が乗物用内装材に設置され、光出射部が加飾ボードを構成する第1ボードの縁部に沿って配されるものを例示したが、照明装置の設置態様はこれに限られない。例えば、照明装置は、乗物用表示装置等に適宜設置されるものであってもよい。
(4)上記実施形態では、照明装置が間接照明を構成するものを例示したが、これに限られない。例えば、照明装置は、ドアポケットやプルハンドルを構成するポケットの開口部を照明するものであってもよく、また、特に被照射対象面を想定せず、乗物室内を照明する加飾用のイルミネーションを構成するものであってもよい。
(5)上記実施形態では、乗物用照明装置として車両用照明装置を例示したが、乗物用照明装置は、車両以外の航空機等の乗物用照明装置であってもよい。
10…ドアトリム(乗物用内装材)、22…第1ボード、22A…縁部、23…第2ボード、24…取付部、30…照明装置(乗物用照明装置)、32…光源、40…導光体、41…光入射面、42…光入射部、42A…延設先端面、45…光出射部、45A1…端面、45C…側面、46…光出射面、46A…第1領域、46B…第2領域、47B…第2反射面(反射面)、48…光立ち上げ部、48B,148B…溝部、P1…位置

Claims (4)

  1. 光源と、前記光源からの光を導光しつつ乗物室内に向けて出射する導光体と、を備える乗物用照明装置であって、
    前記導光体は、
    所定の方向に沿って延設されるとともに側面に光を出射する光出射面を有し、前記光源からの光を延設方向に導光しつつ前記光出射面から乗物室内に向けて出射する光出射部と、
    前記光出射部から分岐して延設されるとともに延設先端面に前記光源からの光が入射する光入射面を有し、前記光入射面から入射して延設方向に沿って進行する光が、前記光出射部に進入して前記側面で全反射するように構成された光入射部と、を有し、
    前記光入射面は、前記光源と対向配置されるとともに前記光源側に向けて突出する凸面状をなし、
    前記光出射部は、前記延設方向における端面のうち、前記光入射面に入射した光の進行方向に位置する端面に、前記延設方向に沿って進行する光を反射する反射面を有し、
    前記光出射面は、前記光入射部が分岐する位置に対して、前記光入射面に入射した光の進行方向に位置する第1領域と、前記光入射面に入射した光の進行方向とは逆方向に位置する第2領域と、を有する乗物用照明装置。
  2. 前記第2領域は、前記光入射部が分岐する位置に対して、前記光入射面の位置より遠い位置まで延在している請求項1に記載の乗物用照明装置。
  3. 前記光出射部には、光を前記光出射面側に向けて立ち上げるように構成された光立ち上げ部が形成され、
    前記光立ち上げ部は、前記光出射部の幅方向に沿って延びる溝部が前記光出射部の延設方向に沿って並列配置された構成であり、
    前記溝部は、前記第1領域に向けて光を立ち上げる部分より、前記第2領域に向けて光を立ち上げる部分の方が密に配置されている請求項1又は請求項2に記載の乗物用照明装置。
  4. 第1のボード部材と、第2のボード部材と、前記第1のボード部材の縁部を前記第2のボード部材に対して取り付ける複数の取付部と、を備えた乗物用内装材に設置され、
    前記導光体は、前記光出射部が前記第1のボード部材の前記縁部に沿って前記複数の取付部より前記縁部側に配されるとともに、前記光入射部が、前記複数の取付部の間において、前記第1のボード部材の前記縁部から離れるようにして延設されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用照明装置。
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