JP2019083642A - 車両用回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力端子と外部端子との接続部分への水の浸入を抑制することができる車両用回転電機を提供することにある。【解決手段】固定子13にて生じた交流電流を整流する整流回路を構成するレクチファイヤ40と、レクチファイヤ40から突出する状態で設けられ、バッテリケーブル70が接続されるバッテリ端子部50と、貫通孔65を有し、貫通孔65にバッテリ端子部50を挿通させた状態で設けられた絶縁部材であるリアカバー30と保護部材60と、保護部材60に取り付けられ、バッテリ端子部50においてバッテリケーブル70との接続部53を防水状態で覆う防水キャップ73と、を備え、保護部材60における貫通孔65の内周面及びバッテリ端子部50の外周面のいずれかが円錐状のテーパ面54となっており、テーパ面54において保護部材60及びバッテリ端子部50が互いに圧接された状態となっている。【選択図】 図4

Description

本発明は、車両用回転電機に関するものである。
従来、車両用回転電機においては、固定子で生じた交流を直流に変える整流装置が設けられており、この整流装置に取り付けられた出力端子にワイヤーハーネスが接続される。例えば、特許文献1の構成では、出力端子の外周に、スリーブをインサート成型したモールド部材を外嵌する。そして、整流装置を保護するハウジングに設けられた取り出し孔に、モールド部材と出力端子を挿通し、出力端子とワイヤーハーネス側の接続端子との接続を可能としている。
特開2006−340516号公報
ところで、出力端子は、カバー部材に設けられた孔を介してカバー部材外部に露出しており、その出力端子とワイヤーハーネス側の接続端子と出力端子との接続部分を防水状態とするために、接続部分を覆う防水キャップが取り付けられることがある。一方で、ハウジングには、放熱等のために孔が設けられており、路面からの跳ね返り等によってエンジンルーム内に水が浸入すると、車両用回転電機のハウジング内にも水が浸入する。そして、ハウジング内に浸入した水が、出力端子の周りのカバー部材との間の隙間から防水キャップ内に浸入すると、出力端子と接続端子の接続部分が腐食されるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、出力端子と外部端子との接続部分への水の浸入を抑制することができる車両用回転電機を提供することにある。
第1の手段では、回転軸に固定された回転子(12)と、前記回転子の回転に伴い交流電流を生じさせる固定子(13)と、前記回転子及び前記固定子を保持するフレーム部材(20)と、前記フレーム部材の外側に固定され、前記固定子にて生じた交流電流を整流する整流回路を構成するレクチファイヤ(40)と、前記レクチファイヤから突出する状態で設けられ、バッテリケーブル(70)が接続されるバッテリ端子部(50)と、貫通孔(65)を有し、前記貫通孔に前記バッテリ端子部を挿通させた状態で設けられた絶縁部材(30,60)と、前記絶縁部材に取り付けられ、前記バッテリ端子部において前記バッテリケーブルとの接続部を防水状態で覆う防水キャップ(73)と、を備え、前記絶縁部材における前記貫通孔の内周面及び前記バッテリ端子部の外周面のいずれかが円錐状のテーパ面(54,266)となっており、前記テーパ面において前記絶縁部材及び前記バッテリ端子部が互いに圧接された状態となっている。
絶縁部材の貫通孔の内周面及びバッテリ端子部の外周面のいずれかに形成された円錐状のテーパ面において絶縁部材及びバッテリ端子部が互いに圧接された状態となっているため、そのテーパ面によりシール部が形成される構成となっている。この場合、絶縁部材の貫通孔の内周面とバッテリ端子部の外周面との間を介して防水キャップ内に水が浸入することを抑制できる。
また、上記のテーパ構造によれば、バッテリ端子部に対して絶縁部材を組み付ける作業によって、バッテリ端子部に絶縁部材を圧接させることができ、バッテリ端子部において適切なる防水性能を簡易に実現することができる。
第2の手段では、前記貫通孔の内周面及び前記バッテリ端子部の外周面のうち前記バッテリ端子部の外周面に前記テーパ面(54)が形成されており、前記バッテリ端子部において、前記テーパ面の最大部分の外径寸法が前記貫通孔の内径寸法よりも大きい構成となっている。
上記構成では、バッテリ端子部において、テーパ面の最大部分の外径寸法が貫通孔の内径寸法よりも大きいため、バッテリ端子部を絶縁部材の貫通孔に挿通させる場合に、バッテリ端子部のテーパ面と貫通孔の内周面との間に、圧接によるシール部を好適に設けることができる。また、バッテリ端子部の外周面のうちテーパ面により縮径した部分と貫通孔の内周面との間に隙間ができるので、この隙間に水をためることができるため、防水キャップ内に水が浸入することを抑制できる。
第3の手段では、前記絶縁部材は、前記レクチファイヤを覆い、かつ前記バッテリ端子部を通す通し孔(33)を有するリアカバー(30)と、前記リアカバーに設けられた前記通し孔に組み付けられ、かつ前記貫通孔が設けられた保護部材(60)とを備え、前記保護部材には、前記リアカバーの通し孔内に保持される被保持部(63)が設けられている。
リアカバーと保護部材とが別体になっている場合には、組み付け公差によって、貫通孔の内周面とバッテリ端子部の外周面との間の隙間が生じやすくなる。そのため、テーパ面を設けて水の浸入を抑制する本構成を用いるのに好適である。また、被保持部がバッテリ端子部のテーパ面に押し当てられて広がろうとしても、被保持部が通し孔の内周面に規制されることで、シール部を確保することができる。
第4の手段では、前記バッテリ端子部は、前記レクチファイヤに挿通され、かつ前記バッテリケーブルのケーブル端子が挿通可能な棒状の棒状部(51)と、前記棒状部の外周面に密着した筒状の筒状部(52)とを備えており、前記筒状部は、前記レクチファイヤに前記棒状部を固定し、かつ前記ケーブル端子と接触可能であり、前記テーパ面は、前記筒状部が前記貫通孔と対向する面の全長に亘って設けられている。
筒状部は、ケーブル端子との締結面を有し、かつ、レクチファイヤに棒状部を固定するための部材であって、棒状部と別部材となっている。この別部材にテーパ面を形成することで、成形が容易になる。また、その筒状部が貫通孔と対向する面の全長に亘ってテーパ面を設けることで、テーパ面と貫通孔の内周面との間にできる隙間が大きくなる。これにより、仮にテーパ面と貫通孔の内周面との間から水が浸入しても、水を貫通孔内にとどめやすくなり、接続部の方に水が浸入することを抑制できる。
第5の手段では、前記バッテリ端子部は、前記レクチファイヤに挿通され、かつ前記バッテリケーブルのケーブル端子が挿通可能な棒状の棒状部(51)と、前記棒状部の外周面に密着した円筒状の筒状部(52)とを備えており、前記筒状部は、前記レクチファイヤに前記棒状部を固定し、かつ前記ケーブル端子と接触可能であり、前記テーパ面は、前記筒状部が前記貫通孔と対向する面の一部に設けられている。
筒状部は、ケーブル端子との締結面を有し、かつ、レクチファイヤに棒状部を固定するための部材であって、棒状部と別部材となっている。この別部材にテーパ面を形成することで、形成が容易になる。また、そのテーパ面が貫通孔と対向する面の一部に設けられていることで、全長に設けられている場合に比べて、根元側の径が同じ場合に、筒状部の径がバッテリケーブル側で縮径せずにすみ、バッテリケーブルとの接触面積を増やすことができる。
第6の手段では、前記貫通孔の内周面及び前記バッテリ端子部の外周面のうち前記貫通孔の内周面に前記テーパ面(266)が形成されており、前記貫通孔の内周面において、前記テーパ面の最小部分の内径寸法が、前記バッテリ端子部の外径寸法よりも小さい構成となっている。
上記構成では、貫通孔の内周面において、テーパ面の最小部分の内径寸法が、バッテリ端子部の外径寸法よりも小さいため、貫通孔の内周面における内径寸法の最小部分がバッテリ端子部の外周面との間に圧接によるシール部を好適に設けることができる。また、合成樹脂等の絶縁部材の貫通孔の内周面にテーパ面を設けることで、金属等のバッテリ端子部側にテーパ面を設けるよりも、形成しやすくなる。
第7の手段では、前記テーパ面は、前記貫通孔の軸方向の全長に亘って設けられており、前記貫通孔の前記テーパ面の最小部分よりもレクチファイヤ側には、環状をなし、かつ内側に突出する突出部(268)が形成されており、その突出部が弾性変形状態で前記バッテリ端子部の外周面に当接している。
テーパ面と突出部の少なくとも2カ所で、貫通孔の内周面とバッテリ端子部とのシール部を確保することができ、防水キャップ内に水が浸入するのをさらに抑制できる。
第8の手段では、前記テーパ面の最小部分と前記突出部とは、軸方向に離間した位置に設けられている。
テーパ面の最小部分と突出部とが離間していることで、突出部とバッテリ端子部の外周面との間から浸入した水をテーパ面の最小部分との間にとどめることができ、接続部側の方に水が浸入することを抑制できる。
第9の手段では、前記絶縁部材は、エラストマを含む材料で形成されている。
エラストマを含む材料で形成されることで、貫通孔の内周面がバッテリ端子部の外周面と圧接したときに弾性変形しやすくなる。
車両用の回転電機の軸方向断面図 レクチファイヤとリアカバーと保護部材と防水キャップが取り付けられたバッテリハーネスの分解斜視図 第1実施形態における保護部材を組み付ける途中の断面図 第1実施形態における保護部材を組み付けた状態での断面図 第2実施形態における保護部材を組み付けた状態での断面図 第3実施形態における保護部材を組み付ける途中の断面図 第3実施形態における保護部材を組み付けた状態での断面図 第4実施形態における保護部材を組み付けた状態での断面図
<第1実施形態>
以下、「車両用回転電機」を交流の回転電機10として具体化した構成について図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一又は均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
図1は、回転電機10の軸方向断面図である。図1において、回転電機10は、図示しない車両用エンジンの出力軸にベルト等の連結部材を介して駆動連結された、いわゆるオルタネ−タである。回転電機10は、回転軸11に固定されたランデル型の回転子12(ロータ)と、回転子12を包囲する位置に設けられる固定子13(ステータ)と、これら回転子12及び固定子13を保持する金属製のフレーム20(「フレーム部材」に相当する)とを備えている。フレーム20は、回転軸11の軸方向に並ぶフロントフレーム21とリアフレーム22とを有し、これら各フレーム21,22はスルーボルトの締結により一体化されている。また、各フレーム21,22には、放熱のための孔が設けられており、フレーム20内への水の浸入を許容している。
また、周知のとおり、回転子12は、界磁コイルと一対のポールコアとを有している。ポールコアの回転軸11の軸方向端面には、遠心型の冷却ファン14,15が取り付けられている。フレーム20には軸受け23,24が設けられ、この軸受け23,24により回転軸11及び回転子12が回転自在に支持されている。回転軸11の一端側(フロントフレーム21側)にはプーリ16が取り付けられており、プーリ16が車両エンジンにより回転駆動される。そして、プーリ16の回転によって回転子12が回転し、この回転に伴って冷却ファン14,15が回転し、フレーム20の放熱用の孔から空気が出入りする。一方、固定子13は、円環状をなす固定子コアと、固定子コアに巻装された固定子巻線とを有している。固定子13は、フロントフレーム21及びリアフレーム22に挟持された状態で固定されている。
回転軸11の軸方向においてリアフレーム22の外側には、合成樹脂製のリアカバー30が取り付けられ、リアフレーム22とリアカバー30との間に形成された空間には、回転電機10で生じた交流電流を整流する整流器としてレクチファイヤ40が収容されている。なお、リアフレーム22とリアカバー30との間には、レクチファイヤ40以外に、図示しないレギュレータや界磁コイル通電機構が収容されている。
図2は、リアカバー30及びレクチファイヤ40の分解斜視図である。なお本実施形態では、回転電機10として、3相デュアル型の固定子巻線を有するものを採用しており、固定子巻線の相数が6相となっている。そのため、整流回路は、6相の電流に対応すべく計6個の並列のダイオードブリッジ回路を構成するものとなっている。ただしこれ以外に、回転電機10は3相交流式の構成であってもよい。
レクチファイヤ40は、リアフレーム22の回転軸11の軸方向外側に設けられる正極側部材41と、図示しない負極側部材とを有している。正極側部材41には、ダイオード等の整流素子が設けられており、レクチファイヤ40には、交流電流を整流する整流回路が形成される。
レクチファイヤ40で整流された電流を外部に出力する端子として、図2に示すように、正極側部材41から突出する状態でバッテリ端子部50が設けられており、図4に示すように、そのバッテリ端子部50にバッテリケーブル70が接続される。バッテリ端子部50は、棒状部であるスタッドボルト51と、スタッドボルト51の外周面に密着した筒状部である台座付ナット52とを備えている。スタッドボルト51は、その外周面にネジ溝が設けられている。スタッドボルト51の先端部(台座付ナット52から突出した部分)がバッテリケーブル70との接続部53となっている(図4参照)。台座付ナット52及びその周辺構造については、後述する。
そして、バッテリ端子部50は、正極側部材41の所定位置に設けられた固定孔にスタッドボルト51をリアフレーム22側から圧入し、リアカバー30側から台座付ナット52を締め付けることで固定される。スタッドボルト51は、その軸方向が回転軸11の軸方向と平行になるように固定されている。なお、スタッドボルト51は、その軸方向が回転軸11の軸方向に垂直になるように固定されていてもよい。
リアカバー30は、図2に示すように、レクチファイヤ40を覆うようにしてリアフレーム22の回転軸11の軸方向外側に設けられる部材であり、天板部31と、その外周部から延びる周壁部32とを有している。リアカバー30は、絶縁性を有する合成樹脂により形成されているとよい。リアカバー30は、天板部31において複数の固定具の締結によりリアフレーム22に対して固定されている。天板部31には、レクチファイヤ40の熱を放出するための空気孔が複数設けられている。そして、この空気孔からリアカバー30とリアフレーム22との間に水の浸入を許容している。周壁部32は、回転軸11の軸方向に延びるように設けられている。また、リアカバー30の天板部31には、バッテリ端子部50を挿通し、スタッドボルト51の接続部53を露出可能な通し孔33が設けられている。
リアカバー30の通し孔33には、図4に示すように、保護部材60が組み付けられる。保護部材60は、エラストマを含む合成樹脂などで形成されており、絶縁性と弾性を有している。保護部材60は、図2及び図3に示すように、筒部61と、筒部61の外周縁部から突設する保護壁62とを備えている。
筒部61は、図2及び図3に示すように、外周が段差状に形成されており、そのうち外周が縮径した部分が通し孔33内に保持される被保持部63となっている。被保持部63が縮径して設けられていることで、図4に示すように、筒部61には、通し孔33の平坦な周縁部に当接する当接面64が設けられている。また、筒部61の軸方向における被保持部63と反対側の端部は若干拡径しており、後記する防水キャップ73が係止可能となっている。筒部61の上面は平面となっており、後記する丸端子71よりも大きい。また、筒部61の軸方向の寸法は、バッテリ端子部50の上端部(接続部53と台座付ナット52の上端部)を露出可能な寸法となっている。また、筒部61には、図3に示すように、筒部61の軸方向の全長に亘って同径で貫通孔65が設けられている。
被保持部63は、組み付け方向を規制するために一部に平面を有する円筒状となっており、筒部61において外径が縮径した薄肉な部分となっている。また、被保持部63の軸方向の寸法は、通し孔33の軸方向の寸法と同じになっており、被保持部63の外径寸法は通し孔33の内径寸法と同じになっている。
保護壁62は、その一部が切りかかれており、丸端子71等が保護壁62と筒部61に囲われた領域に進入可能となっている。また、保護壁62の軸方向の寸法は、バッテリ端子部50を露出させない寸法となっており、保護壁62によって接続部53が周囲と接触しないようになっている。
バッテリケーブル70は、図2及び図4に示すように、ケーブル端子の一例である丸端子71と、被覆電線72と、防水キャップ73とを備えている。被覆電線72の端末に丸端子71が圧着されている。丸端子71は、バッテリ端子部50の接続部53に挿通されて、ナット74を締め付ける。なお、丸端子71ではなく、U端子等他の形状の端子であってもよい。
また、被覆電線72の端末には、バッテリケーブル70とバッテリ端子部50との接続部53とを覆う防水キャップ73が設けられている。防水キャップ73は、薄肉で、容易に変形する素材で形成されている。防水キャップ73は、保護壁62の外周面に密着するようになっており、筒部61の保護壁62側の端部に係止する。防水キャップ73に覆われることで、接続部53には外部から直接水がかからないようになっている。
次に、台座付ナット52及びその周辺構造について説明する。図3及び図4は、保護部材60を組み付ける途中と組み付け後のバッテリ端子部50の周辺構造を示している。
バッテリ端子部50の台座付ナット52は、バッテリケーブル70の丸端子71との締結面を有し、かつ、上述するように、レクチファイヤ40にスタッドボルト51を固定するための部材である。台座付ナット52は、六角ナット部52Aと、台座部52Bとが一体となって形成されている。台座部52Bは、円錐台状になっており、六角ナット部52Aと連通するように、スタッドボルト51に螺合可能なネジ孔が設けられている。六角ナット部52Aと台座部52Bのネジ孔がスタッドボルト51に螺合することで、スタッドボルト51の外周面に台座付ナット52が密着する。
また、台座部52Bの外周面は、テーパ面54となっている。この台座付ナット52の台座部52Bにテーパ面54を形成することで、テーパ面54の成形が、スタッドボルト51との一体物にテーパ面を形成する場合に比べて容易になる。テーパ面54は、バッテリ端子部50の根元側で、その外径寸法が最大となる拡径部55となっており、バッテリ端子部50の先端側に行くほど縮径している。テーパ面54は、台座部52Bの軸方向の全長に亘って設けられることで、台座付ナット52が貫通孔65と対向する面の全長に亘って設けられる。その台座付ナット52が貫通孔65と対向する面の全長に亘ってテーパ面54を設けることで、テーパ面54と貫通孔65の内周面との間にできる隙間Sが大きくなる。台座部52Bの最大外径寸法(拡径部55の外径寸法)R1は、六角ナット部52Aの二面幅と同じになっており、貫通孔65の内径寸法R2よりも大きい。一方、台座部52Bの最小外径寸法(接続部53側の端部の外径寸法)R3は、貫通孔65の内径寸法R2よりも小さい。
そして、レクチファイヤ40から突設するバッテリ端子部50を通し孔33に挿通させるようにして、リアカバー30をレクチファイヤ40に組み付ける。そして、保護部材60をリアカバー30に組み付ける。保護部材60の被保持部63側から貫通孔65にバッテリ端子部50を挿入する。挿入当初は、台座部52Bの最小外径寸法R3が、貫通孔65の内径寸法R2よりも小さいことから、簡単に挿入することができる。
さらに、保護部材60の組み付けがさらに進行すると、被保持部63が通し孔33内に挿入される。被保持部63が通し孔33内に挿入されると、被保持部63は、通し孔33の内周面に保持される。この状態で、さらに保護部材60が押し込まれると、台座部52Bの外径寸法が貫通孔65の内径寸法R2より大きくなり、被保持部63がテーパ面54に沿うように押し込まれる。そして、当接面64が、通し孔33の孔縁部に当接して、保護部材60がリアカバー30に対して位置決めされると、拡径部55が、貫通孔65の内周面に圧接される。また、被保持部63がテーパ面54に押し当てられて広がろうとしても、被保持部63が通し孔33の内周面に規制される。つまり、被保持部63の根元側が、拡径部55と通し孔33の内周面に挟持されることで、リアカバー30側から接続部53側への水の浸入を抑制できる。この際に、保護部材60がエラストマを含む材料で形成されているため、被保持部63の根元側が挟持されることで圧縮するように弾性変形し、拡径部55に密着する。
また、拡径部55がバッテリ端子部50の根元側、つまり接続部53から離間した位置に設けられている。そのため、仮に拡径部55の外周面と貫通孔65の間から水が浸入したとしても、テーパ面54と貫通孔65の内周面との間に形成された隙間Sに水を保持することができ、接続部53側への水の浸入を抑制できる。
このように、バッテリ端子部50に対する保護部材60の装着作業過程で、シール部を同時形成できることから、製造過程での有利な効果も得られるものとなっている。またこのとき、保護部材60の被保持部63は、テーパ面54に対する圧接により外側に膨らむように変形しようとするが、被保持部63の外周面が通し孔33の内周面に当接するために、被保持部63の外側への変形が規制される。そのため、圧接によるシール性が確保されるようになっている。
そして、図4に示すように、保護部材60がリアカバー30に組み付けられると、バッテリケーブル70がバッテリ端子部50に接続される。丸端子71は、バッテリ端子部50の接続部53に挿通されて、ナット74を締め付けることで、丸端子71が台座付ナット52の端面と接触し、台座付ナット52が丸端子71との締結面を有することになる。そして、丸端子71がバッテリ端子部50の台座付ナット52とナット74との間に挟み込まれて、バッテリ端子部50と電気的に接続される。そして、接続部53を覆うように被覆電線72の端末に取り付けられた防水キャップ73が保護部材60に組み付けられる。そして、接続部53が防水状態とされる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
バッテリ端子部50の外周面に形成された円錐状のテーパ面54において保護部材60及びバッテリ端子部50が互いに圧接された状態となっているため、そのテーパ面54によりシール部が形成される構成となっている。この場合、保護部材60の貫通孔65の内周面とバッテリ端子部50の外周面との間を介して防水キャップ73内に水が浸入することを抑制できる。
バッテリ端子部50に対して保護部材60を組み付ける作業によって、バッテリ端子部50に保護部材60を圧接させることができる。そのため、バッテリ端子部50において適切なる防水性能を簡易に実現することができる。
本実施形態では、バッテリ端子部50において、テーパ面54の拡径部55(最大部分)の外径寸法R1が貫通孔65の内径寸法R2よりも大きいため、バッテリ端子部50を保護部材60の貫通孔65に挿通させる場合に、バッテリ端子部50のテーパ面54と貫通孔65の内周面との間に、圧接によるシール部を好適に設けることができる。また、バッテリ端子部50の外周面のうち拡径部55よりもテーパ面54により縮径した部分と貫通孔65の内周面との間に隙間Sができるので、この隙間Sに水をためることができるため、防水キャップ73内に水が浸入することを抑制できる。
また、本実施形態のように、リアカバー30と保護部材60とが別体になっている場合には、組み付け公差によって、貫通孔65の内周面とバッテリ端子部50の外周面との間の隙間が生じやすくなる。そのため、本実施形態のように、拡径部55を設けて水の浸入を抑制する構成を用いるのに好適である。また、被保持部63がバッテリ端子部50のテーパ面54に押し当てられて広がろうとしても、被保持部63が通し孔33の内周面に規制されることで、シール部を確保することができる。
台座付ナット52は、バッテリケーブル70の丸端子71との締結面を有し、かつ、レクチファイヤ40にスタッドボルト51を固定するための部材であって、スタッドボルト51と別部材となっている。この台座付ナット52の台座部52Bにテーパ面54を形成することで、成形が容易になる。また、その台座付ナット52が貫通孔65と対向する面の全長に亘ってテーパ面54を設けることで、テーパ面54と貫通孔65の内周面との間にできる隙間Sが大きくなる。これにより、仮に拡径部55と貫通孔65の内周面との間から水が浸入しても、水を貫通孔65内にとどめやすくなり、接続部53の方に水が浸入することを抑制できる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、台座付ナット52の台座部52Bの全長に亘ってテーパ面54が形成されるものとした。この点、第2実施形態では、図5に示すように、テーパ面154が台座部152Bの一部のみに形成されている。
バッテリ端子部50の台座付ナット52は、六角ナット部52Aと、台座部152Bとが一体となって形成されている。台座部152Bには、六角ナット部52Aと連通するように、スタッドボルト51に螺合可能なネジ孔が設けられている。
台座部152Bは、その根元部の外周面にテーパ面154が形成されている。テーパ面154は、台座部152Bの軸方向の全長の約4分の1程度の根元側に設けられており、台座付ナット52が貫通孔65と対向する面の一部に設けられている。そして、テーパ面154が設けられていない部分の台座部152Bは、等径の円筒状となっている。また、テーパ面154は、バッテリ端子部50の根元側で、その外径寸法が最大となる拡径部155となっている。台座部152Bの最大外径寸法(拡径部155の外径寸法)R1は、六角ナット部52Aの二面幅と同じになっており、貫通孔65の内径寸法R2よりも大きい。一方、台座部152Bの等径の部分の外径寸法R3は、貫通孔65の内径寸法R2よりも小さい。
また、台座付ナット152の接続部53側の面は、バッテリケーブル70の丸端子71との締結面となっており、かつ、レクチファイヤ40にスタッドボルト51を固定するための部材であって、スタッドボルト51と別部材となっている。この台座付ナット52の台座部152Bにテーパ面154を形成することで、成形が容易になる。また、そのテーパ面154が貫通孔65と対向する面の一部に設けられていることで、全長に設けられている場合に比べて、根元側の径が同じ場合に、台座部152Bの径がバッテリケーブル70側で縮径せずにすみ、バッテリケーブル70の丸端子71との接触面積を増やすことができる。
<第3実施形態>
第1実施形態及び第2実施形態では、バッテリ端子部50側にテーパ面54,154が設けられていることとした。この点、第3実施形態では、図6及び図7に示すように、保護部材60の貫通孔65の内周面がテーパ面266となっている。
バッテリ端子部50は、棒状部であるスタッドボルト51と、スタッドボルト51の外周面に密着した筒状部である台座付ナット52とを備えている。バッテリ端子部50の台座付ナット52は、六角ナット部52Aと、台座部252Bとが一体となって形成されている。台座部252Bは、等径の円筒状になっており、六角ナット部52Aと連通するように、スタッドボルト51に螺合可能なネジ孔が設けられている。六角ナット部52Aと台座部252Bのネジ孔がスタッドボルト51に螺合することで、スタッドボルト51の外周面に台座付ナット52が密着する。
保護部材60の筒部61には、図6及び図7に示すように、その軸方向の全長に亘って、貫通孔65が設けられている。貫通孔65の内周面は、テーパ面266となっている。テーパ面266は、バッテリ端子部50の接続部53側で、その外径寸法が最小となる縮径部267となっており、縮径部267は、軸方向に所定の寸法を有している。テーパ面266は、バッテリ端子部50の根元側に行くほど拡径している。テーパ面266は、貫通孔65の軸方向の全長に亘って設けられている。貫通孔65の縮径部267の内径寸法R11は、台座部252Bの外径寸法R12よりも小さく、スタッドボルト51の外径寸法R13よりも大きい。一方、貫通孔65の最大内径寸法R14(根元側の外径寸法)は、台座部252Bの外径寸法R12よりも大きい。
また、貫通孔65の内周面には、環状をなし、かつ内側に突出する突出部268が形成されている。突出部268は、貫通孔65において縮径部267と突出部268とは、軸方向に離間した位置に設けられている。突出部268は、先端側(内側)に行くほど薄肉になっており、突出部268の断面形状が三角形となっている。また、突出部268のバッテリ端子部50と接触する側の面が、先端側にいくほどバッテリ端子部50の先端側を向く傾斜面となっている。また、突出部268の内径寸法R15は、縮径部267の内径寸法と同じであり、台座部252Bの外径寸法R12よりも小さく、突出部268が弾性変形して、台座部252Bの外周面に密着する。なお、突出部268は、軸方向に複数並ぶように設けられていてもよい。また、突出部268の形状は、平板状など他の形状でもよい。
そして、レクチファイヤ40から突設するバッテリ端子部50を通し孔33に挿通させるようにして、リアカバー30をレクチファイヤ40に組み付ける。そして、保護部材60をリアカバー30に組み付ける。保護部材60の被保持部63側から貫通孔65にバッテリ端子部50を挿入する。挿入当初は、貫通孔65の最大内径寸法R14及び突出部268の内径寸法R15が、スタッドボルト51の外径寸法R13よりも大きいことから、簡単に挿入することができる。
保護部材60が組み付け方向に組み付けられると、突出部268がバッテリ端子部50の台座部252Bと接触する。突出部268の台座部252Bと接触する面が傾斜面となっており、先細りになっていることから、突出部268の先端側が、バッテリ端子部50の外周面に沿うように弾性変形しやすくなっている。
さらに、保護部材60の組み付けがさらに進行すると、被保持部63が通し孔33内に挿入される。被保持部63が通し孔33内に挿入されると、被保持部63は、通し孔33の内周面に保持されることで、外径方向に広がることができなくなり、突出部268がバッテリ端子部50の外周面に密着する。この状態で、さらに保護部材60が押し込まれると、テーパ面266が台座部252Bに接触し、縮径部267が台座部252Bの接続部53側に圧接される。そして、当接面64が、通し孔33の孔縁部に当接して、保護部材60がリアカバー30に対して位置決めされると、縮径部267が、バッテリ端子部50の外周面に圧接される。そして、縮径部267がバッテリ端子部50の外周面に覆いかぶさるように密着することで、シール部となり、水の浸入を抑制する。
また、突出部268が、バッテリ端子部50の外周面に密着することで、シール部となっている。つまり、貫通孔65の軸方向に離間した2カ所で、シール部を確保することができる。仮に水が浸入したとしても、突出部268と縮径部267との間に水をとどめることができ、接続部53側への水の浸入を抑制できる。そして、接続部53を覆うように被覆電線72の端末に取り付けられた防水キャップ73が保護部材60に組み付けられ、接続部53が防水状態とされる。
貫通孔65の内周面において、テーパ面266の縮径部267(最小部分)の内径寸法R11が、バッテリ端子部50(台座部252B)の外径寸法R12よりも小さいため、貫通孔65の内周面における縮径部(内径寸法の最小部分)がバッテリ端子部50の外周面との間に圧接によるシール部を好適に設けることができる。また、合成樹脂等の絶縁部材の貫通孔65の内周面にテーパ面266を設けることで、金属等のバッテリ端子部側にテーパ面を設けるよりも、形成しやすくなる。
また、縮径部267と突出部268の少なくとも2カ所で、貫通孔65の内周面とバッテリ端子部50とのシール部を確保することができ、防水キャップ73内に水が浸入するのをさらに抑制できる。そして、縮径部267と突出部268とが離間していることで、突出部268とバッテリ端子部50の外周面との間から浸入した水を縮径部267との間にとどめることができ、接続部53側の方に水が浸入することを抑制できる。
リアカバー30と保護部材60とが別体になっている場合には、組み付け公差によって、貫通孔65の内周面とバッテリ端子部50の外周面との間の隙間が生じやすくなる。そのため、縮径部267及び突出部268を設けて水の浸入を抑制する本構成を用いるのに好適である。
また、エラストマを含む材料で保護部材60が形成されることで、貫通孔65の内周面(縮径部267)や突出部268がバッテリ端子部50の外周面と圧接したときに弾性変形しやすくなる。
<第4実施形態>
第3実施形態では、テーパ面266が貫通孔65の軸方向の全長に亘って設けられており、突出部268が設けられているものとした。この点、第4実施形態では、図8に示すように、軸方向の一部にテーパ面366が設けられており、突出部が設けられていない。
保護部材60の被保持部63と筒部61には、図6及び図7に示すように、貫通孔65が設けられている。貫通孔65の内周面の一部は、テーパ面366となっている。テーパ面366は、貫通孔65の軸方向の全長の約3分の1程度の接続部53側に設けられている。そして、テーパ面366が設けられていない部分の貫通孔65の内径寸法は等しくなっている。テーパ面366は、バッテリ端子部50の接続部53側で、その外径寸法が最小となる縮径部267となっており、縮径部267は、軸方向に所定の寸法を有している。貫通孔65の縮径部267の内径寸法R11は、台座部252Bの外径寸法R12よりも小さく、スタッドボルト51の外径寸法R13よりも大きい。一方、貫通孔65の最大内径寸法R14(内径が等しい部分の内径寸法)は、台座部252Bの外径寸法R12よりも大きい。
そして、保護部材60を所定位置に組み付けることで、縮径部267が台座部252Bの接続部53側の端面に覆いかぶさるように密着する。縮径部267がバッテリ端子部50の外周面に密着することで、シール部となり、水の浸入を抑制する。
<他の実施形態>
上記実施形態を例えば次のように変更してもよい。
・上記第1実施形態〜第4実施形態では、絶縁部材である保護部材60とリアカバー30とは、別部品となっていたが、一体に形成されていてもよい。一体に形成されている場合には、組み付け誤差が少なくなることで、密着度が上がることになる。
・上記第4実施形態では、突出部を設けていなかったが、突出部を設けていてもよい。
10…回転電機、11…回転軸、12…回転子、13…固定子、20…フレーム、30…リアカバー、33…通し孔、40…レクチファイヤ、50…バッテリ端子部、51…スタッドボルト、52…台座付ナット、53…接続部、54…テーパ面、55…拡径部、60…保護部材、61…被保持部、65…貫通孔、70…バッテリケーブル、71…丸端子、73…防水キャップ、266…テーパ面、267…縮径部、268…突出部。

Claims (9)

  1. 回転軸に固定された回転子(12)と、
    前記回転子の回転に伴い交流電流を生じさせる固定子(13)と、
    前記回転子及び前記固定子を保持するフレーム部材(20)と、
    前記フレーム部材の外側に固定され、前記固定子にて生じた交流電流を整流する整流回路を構成するレクチファイヤ(40)と、
    前記レクチファイヤから突出する状態で設けられ、バッテリケーブル(70)が接続されるバッテリ端子部(50)と、
    貫通孔(65)を有し、前記貫通孔に前記バッテリ端子部を挿通させた状態で設けられた絶縁部材(30,60)と、
    前記絶縁部材に取り付けられ、前記バッテリ端子部において前記バッテリケーブルとの接続部を防水状態で覆う防水キャップ(73)と、を備え、
    前記絶縁部材における前記貫通孔の内周面及び前記バッテリ端子部の外周面のいずれかが円錐状のテーパ面(54,266)となっており、
    前記テーパ面において前記絶縁部材及び前記バッテリ端子部が互いに圧接された状態となっている車両用回転電機。
  2. 前記貫通孔の内周面及び前記バッテリ端子部の外周面のうち前記バッテリ端子部の外周面に前記テーパ面(54)が形成されており、前記バッテリ端子部において、前記テーパ面の最大部分の外径寸法が前記貫通孔の内径寸法よりも大きい構成となっている請求項1に記載の車両用回転電機。
  3. 前記絶縁部材は、前記レクチファイヤを覆い、かつ前記バッテリ端子部を通す通し孔(33)を有するリアカバー(30)と、前記リアカバーに設けられた前記通し孔に組み付けられ、かつ前記貫通孔が設けられた保護部材(60)とを備え、
    前記保護部材には、前記リアカバーの通し孔内に保持される被保持部(63)が設けられている請求項2に記載の車両用回転電機。
  4. 前記バッテリ端子部は、前記レクチファイヤに挿通され、かつ前記バッテリケーブルのケーブル端子が挿通可能な棒状の棒状部(51)と、前記棒状部の外周面に密着した筒状の筒状部(52)とを備えており、
    前記筒状部は、前記レクチファイヤに前記棒状部を固定し、かつ前記ケーブル端子と接触可能であり、
    前記テーパ面は、前記筒状部が前記貫通孔と対向する面の全長に亘って設けられている請求項2又は請求項3に記載の車両用回転電機。
  5. 前記バッテリ端子部は、前記レクチファイヤに挿通され、かつ前記バッテリケーブルのケーブル端子が挿通可能な棒状の棒状部(51)と、前記棒状部の外周面に密着した円筒状の筒状部(52)とを備えており、
    前記筒状部は、前記レクチファイヤに前記棒状部を固定し、かつ前記ケーブル端子と接触可能であり、
    前記テーパ面は、前記筒状部が前記貫通孔と対向する面の一部に設けられている請求項2又は請求項3に記載の車両用回転電機。
  6. 前記貫通孔の内周面及び前記バッテリ端子部の外周面のうち前記貫通孔の内周面に前記テーパ面(266)が形成されており、前記貫通孔の内周面において、前記テーパ面の最小部分の外径寸法が、前記バッテリ端子部の外径寸法よりも小さい構成となっている請求項1に記載の車両用回転電機。
  7. 前記テーパ面は、前記貫通孔の軸方向の全長に亘って設けられており、
    前記貫通孔の前記テーパ面の最小部分よりもレクチファイヤ側には、環状をなし、かつ内側に突出する突出部(268)が形成されており、その突出部が弾性変形状態で前記バッテリ端子部の外周面に当接している請求項6に記載の車両用回転電機。
  8. 前記テーパ面の最小部分と前記突出部とは、軸方向に離間した位置に設けられている請求項7に記載の車両用回転電機。
  9. 前記絶縁部材は、エラストマを含む材料で形成されている請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の車両用回転電機。
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