JP2019082154A - タービン及び動翼 - Google Patents

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Abstract

【課題】スワール成分をさらに低減することが可能なタービンを提供する。【解決手段】シュラウド上流面343、シール上流面62A、凹部上流面52、及び凹部底面51によってキャビティCが画成され、シュラウド34は、シュラウド上流面343から、凹部上流面52に向かって突出し、キャビティCを高圧空間V1と低圧空間V2とに区画する凸部34Bをさらに有し、シュラウド34に、高圧空間V1と低圧空間V2とを連通する複数の孔部8が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、タービン及び動翼に関する。
蒸気タービンは、軸線回りに回転するロータと、ロータに取り付けられた複数の動翼と、ロータ及び動翼を外側から覆うケーシングと、ケーシングの内面に取り付けられた複数の静翼と、を備えている。軸線方向の一方側から高温高圧の蒸気が流入することで、動翼にエネルギーが付加され、回転軸は回転する。この回転エネルギーによって、蒸気タービンに接続された発電機等が駆動される。
ここで、上記のような蒸気タービンでは、ロータの円滑な回転を実現するため、動翼の先端部(シュラウド)とケーシングの内周面との間には、一定のクリアランスが設けられることが一般的である。しかしながら、当該クリアランスを流通する蒸気は、動翼や静翼に衝突することなく下流側に流れ去ってしまうことから、ロータの回転駆動に際して何ら寄与するところがない。加えて、クリアランスを流通する蒸気は、スワール成分(周方向の速度成分)を含んでいる。このようなスワール成分によって、クリアランス内部における圧力分布が不均一になり、その結果としてロータに振動を生じる可能性がある。したがって、スワール成分を低減することが可能な技術が望まれている。
このような技術の一例として、例えば下記特許文献1に記載された装置が知られている。特許文献1に記載された装置では、動翼のシュラウドの上流側に位置する静翼のノズル部に、蒸気の流れ方向を案内する案内羽根が設けられている。
特開2006−104952号公報
ここで、特許文献1に記載された装置では、案内羽根がシュラウドの上流側であるノズル部のみに設けられている。このため、ノズル部側の蒸気の流れを案内することはできる一方で、案内羽根から離れた位置にあるシュラウド近傍では蒸気の流れを案内することはできない。したがって、シュラウド近傍では、依然としてスワール流れが形成されてしまう可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、スワール成分をさらに低減することが可能なタービン及び動翼を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、タービンは、軸線回りに回転する回転軸と、該回転軸から径方向外側に向かって延びる翼本体、および該翼本体の先端に設けられたシュラウド本体を有するシュラウドを備える動翼と、前記回転軸及び前記動翼を外周側から囲うとともに、内周に前記シュラウドを収容する凹部が形成されたケーシングと、互いに対向する前記シュラウド本体の外周面と前記ケーシングの凹部における径方向内側を向く凹部底面との少なくとも一方に設けられて他方に向かって突出するシール部と、を備え、前記シュラウド本体における上流側を向くシュラウド上流面、前記シール部における上流側を向くシール上流面、前記凹部における上流側に位置する凹部上流面、及び前記凹部底面によってキャビティが画成され、前記シュラウドは、前記シュラウド上流面から、前記凹部上流面に向かって突出するとともに周方向にわたって延びて、前記キャビティを径方向内側の高圧空間と径方向外側の低圧空間とに区画する凸部をさらに有し、前記シュラウドに、前記高圧空間と前記低圧空間とを連通する複数の孔部が形成されている。
この構成によれば、凸部によってキャビティが2つの空間(高圧空間、低圧空間)に区画される。凸部よりも径方向内側に位置する高圧空間側では、径方向外側に位置する低圧空間側よりも圧力が高くなる。さらに、高圧空間と低圧空間とは、シュラウドに形成された孔部によって連通されている。したがって、孔部内では、高圧空間側から低圧空間側に向かって、圧力差に基づく流れが形成される。ここで、低圧空間側では、上流側から下流側に向かうに従って回転軸の回転方向後方側から前方側に向かう旋回流が形成されている。しかしながら、上記の構成では、孔部を通じた流れを、低圧空間側で生じているスワール成分(旋回流成分)に衝突させることで、当該スワール成分を低減することができる。
本発明の第二の態様によれば、前記複数の孔部は、前記凸部における径方向内側を向く凸部内周面に形成された入口部から、前記凸部における径方向外側を向く凸部外周面に形成された出口部にかけて、前記凸部を貫通するように形成されていてもよい。
この構成によれば、凸部内周面に形成された入口部から、凸部外周面に形成された出口部に向かって孔部内に蒸気の流れが形成される。この流れが、出口部側に形成されているスワール成分を含む流れに衝突することで、当該スワール成分を低減することができる。
本発明の第三の態様によれば、前記孔部は、前記入口部から前記出口部にかけて、上流側から下流側に向かうに従って前記回転軸の回転方向前方側から後方側に向かって延びてもよい。
この構成によれば、孔部が、入口部から出口部にかけて、上流側から下流側に向かうに従って回転軸の回転方向前方側から後方側に向かって斜めに延びている。一方で、出口部側では、上流側から下流側に向かうに従って回転軸の回転方向後方側から前方側に向かうスワール成分を含む流れが形成されている。即ち、孔部に案内された蒸気は、スワール成分と交差するように流れる。これにより、スワール成分をさらに低減することができる。
本発明の第四の態様によれば、前記複数の孔部は、周方向に間隔をあけて配列されていてもよい。
この構成によれば、周方向にわたって複数の孔部が形成されていることから、周方向の全域にわたってスワール成分を低減することができる。
本発明の第五の態様によれば、前記複数の孔部は、周方向に間隔をあけて配列されるとともに、軸線方向に間隔をあけて配列された複数の列部を有し、互いに隣り合う前記列部同士で、周方向における位置が異なっていてもよい。
この構成によれば、孔部が周方向に配列されるとともに、軸線方向に複数の列部を形成することから、周方向及び軸線方向における比較的に広い範囲でスワール成分を低減することができる。
本発明の第六の態様によれば、前記複数の孔部は、前記シュラウド上流面に形成された入口部から、前記シュラウド本体の外周面に形成された出口部にかけて、前記シュラウド本体を貫通するように形成されていてもよい。
この構成によれば、シュラウド上流面に形成された入口部から、シュラウド本体の外周面に形成された出口部に向かって孔部内に蒸気の流れが形成される。この流れが、出口部側に形成されているスワール成分を含む流れに衝突することで、当該スワール成分を低減することができる。
本発明の第七の態様によれば、前記孔部は、前記入口部から前記出口部にかけて、上流側から下流側に向かうに従って前記回転軸の回転方向前方側から後方側に向かって延びてもよい。
この構成によれば、孔部が、入口部から出口部にかけて、上流側から下流側に向かうに従って回転軸の回転方向前方側から後方側に向かって斜めに延びている。一方で、出口部側では、上流側から下流側に向かうに従って回転軸の回転方向後方側から前方側に向かうスワール成分を含む流れが形成されている。即ち、孔部に案内された蒸気は、スワール成分と交差するように流れる。これにより、スワール成分をさらに低減することができる。
本発明の第八の態様によれば、前記シュラウド本体の外周面は、前記凸部における径方向外側を向く凸部外周面と面一であってもよい。
この構成によれば、シュラウド本体の外周面が、凸部外周面と面一であることから、回転軸の回転時にシュラウドの外周側で生じる抵抗を低減することができる。これにより、凸部を設けたことによるタービンの性能低下を回避することができる。
本発明の第九の態様によれば、前記凹部上流面における前記凸部と対向する領域に、該凸部よりも被削性の高い材料で形成された被削部が設けられていてもよい。
この構成によれば、凹部上流面における凸部と対向する領域に被削部が設けられている。したがって、シュラウド(回転軸)が上流側に変位して凸部が被削部に接触した場合には、当該被削部が凸部によって削られる。これにより、凸部に損傷が生じる可能性を低減することができる。
本発明の第十の態様によれば、動翼は、軸線に対する径方向に延びる翼本体、および該翼本体の先端に設けられたシュラウド本体を有するシュラウドを備える動翼であって、前記シュラウドは、前記シュラウドの前記軸線方向一方側を向く面から、前記軸線方向一方側に向かって突出するとともに周方向にわたって延びる凸部をさらに有し、前記シュラウドに、前記凸部における径方向内側を向く面と前記シュラウド本体の軸線方向一方側を向く面とによって画成される空間、及び、前記シュラウドの径方向外側の空間を連通する複数の孔部が形成されている。
この構成によれば、凸部によって、シュラウドの軸線方向一方側の空間が、径方向内側の空間と径方向外側の空間との2つの空間に区画される。動翼がタービンに組み込まれた状態において、凸部よりも径方向内側に位置する空間側では、径方向外側に位置する空間側よりも圧力が高くなる。さらに、径方向内側の空間とシュラウドの径方向外側の空間とは、シュラウドに形成された孔部によって連通されている。したがって、孔部内では、径方向内側の空間側から外側の空間側に向かって、圧力差に基づく流れが形成される。ここで、径方向外側の空間側では、上流側から下流側に向かって、軸線の周方向に旋回する旋回流が形成されている。しかしながら、上記の構成では、孔部を通じた流れを、径方向外側の空間側で生じているスワール成分(旋回流成分)に衝突させることで、当該スワール成分を低減することができる。
本発明によれば、スワール成分をさらに低減することができる。
本発明の第一実施形態に係る蒸気タービンの構成を示す模式図である。 本発明の第一実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図である。 本発明の第一実施形態に係るシュラウドを軸線に対する径方向外側から見た図である。 本発明の第二実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に係るシュラウドを軸線に対する径方向外側から見た図である。 本発明の第二実施形態に係る蒸気タービンにおいて、高圧空間の圧力と低圧空間の圧力との関係を示すグラフである。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態について、図面を参照して説明する。図1に示すように、蒸気タービン1は、軸線O方向に沿って延びる蒸気タービンロータ3(回転軸)と、蒸気タービンロータ3を外周側から覆う蒸気タービンケーシング2(ケーシング)と、蒸気タービンロータ3の軸端11を軸線O回りに回転可能に支持するジャーナル軸受4、及びスラスト軸受5と、を備えている。
蒸気タービンロータ3は複数の動翼30を有している。蒸気タービンロータ3の周方向に一定の間隔をもって複数の動翼30が配列される。軸線O方向においても、一定の間隔を持って複数の動翼30の列が配列される。動翼30は、翼本体31と、動翼シュラウド34(シュラウド)と、を有している。翼本体31は、蒸気タービンロータ3の外周面から径方向外側に向かって突出している。翼本体31は、径方向から見て翼型の断面を有する。翼本体31の先端部(径方向外側の端部)には、動翼シュラウド34が設けられている。
蒸気タービンケーシング2は、蒸気タービンロータ3を外周側から覆う略筒状をなしている。蒸気タービンケーシング2の軸線O方向一方側には、蒸気を取り込む蒸気供給管12が設けられている。蒸気タービンケーシング2の軸線O方向他方側には、蒸気を排出する蒸気排出管13が設けられている。以降の説明では、蒸気排出管13から見て蒸気供給管12が位置する側を上流側と呼び、蒸気供給管12から見て蒸気排出管13が位置する側を下流側と呼ぶ。
蒸気タービンケーシング2の内周面25に沿って複数の静翼21が設けられている。静翼21は、静翼台座24を介して蒸気タービンケーシング2の内周面25に接続される羽根状の部材である。さらに、静翼21の先端部(径方向内側の端部)には、静翼シュラウド22が設けられている。動翼30と同様に、静翼21は内周面25の周方向及び軸線O方向に沿って複数配列される。動翼30は、隣り合う複数の静翼21の間の領域に入り込むようにして配置される。
蒸気タービンケーシング2の内部において、静翼21と動翼30が配列された領域は、作動流体である蒸気Sが流通する主流路20を形成する。蒸気タービンケーシング2の内周面25と動翼シュラウド34との間には、軸線Oに対する径方向外側に向かって凹む凹部50が周方向全域にわたって形成されている。
蒸気Sは、上流側の蒸気供給管12を介して、上述のように構成された蒸気タービン1に供給される。その後、蒸気タービンロータ3の回転に伴って静翼21と動翼30の列を通過し、やがて下流側の蒸気排出管13を通じて後続の装置(不図示)に向かって排出される。ここで、静翼21と動翼30の列を通過する際、前述の凹部50にも蒸気Sは流入する。
ジャーナル軸受4は、軸線Oに対する径方向への荷重を支持する。ジャーナル軸受4は、蒸気タービンロータ3の両端に1つずつ設けられている。スラスト軸受5は、軸線O方向への荷重を支持する。スラスト軸受5は、蒸気タービンロータ3の上流側の端部にのみ設けられている。
図2は、凹部50の周辺を拡大して示している。同図に示すように、凹部50には、動翼シュラウド34が収容されている。動翼シュラウド34の外周面(シュラウド外周面341)と、凹部50の内周面(凹部内周面51)との間には、これらシュラウド外周面341及び凹部内周面51の少なくとも一方に設けられ、他方に向かって突出するシールフィン6(シール部)が設けられている。シールフィン6は、主流路20を流れる蒸気(主蒸気S1)から分岐して凹部50に向かう蒸気の流れ(副流S2)を阻止するために設けられている。
本実施形態では、シュラウド外周面341に1つのシールフィン6(シュラウド側シールフィン61)が設けられ、凹部内周面51に2つのシールフィン6(凹部側シールフィン62)が設けられている。シュラウド側シールフィン61は、2つの凹部側シールフィン62同士の間に配置されている。これら凹部側シールフィン62のうち、上流側に位置する凹部側シールフィン62の上流側を向く面は、シール上流面62Aとされている。
動翼シュラウド34は、周方向から見て略矩形の断面を有するシュラウド本体34Aと、凸部34Bと、を有している。シュラウド本体34Aにおける径方向内側を向く面(シュラウド内周面342)には、翼本体31の径方向外側の端部が接続されている。翼本体31は、上述の主流路20内に露出している。
凸部34Bは、シュラウド本体34Aにおける上流側(即ち、軸線O方向一方側)を向く面(シュラウド上流面343)から上流側(軸線O方向一方側)に突出するように設けられている。具体的には、凸部34Bは、シュラウド上流面343から、凹部50における上流側に位置する面(凹部上流面52)に向かって突出している。凸部34Bは、軸線O方向に対する周方向にわたって延びている。互いに周方向に並設された複数の動翼30の凸部34Bによって、軸線O回りに環状をなす環状部が構成されている。環状部は、周方向全域にわたって延びている。凸部34Bの外周面(凸部外周面345)は、上述のシュラウド外周面341と面一である。言い換えると、凸部外周面345とシュラウド外周面341との間には段差等が形成されていない。
凸部34Bの内周面(凸部内周面344)は、シュラウド本体34Aの内周面(シュラウド内周面342)よりも径方向外側に位置している。即ち、周方向から見て、径方向における凸部34Bの寸法は、径方向におけるシュラウド本体34Aの寸法よりも小さい。凸部34Bの上流側の端縁と凹部上流面52との間には、軸線O方向に広がる隙間が形成されている。また、凹部上流面52における凸部34Bと対向する領域には、被削部7が設けられている。被削部7は、凸部34Bを形成する材料よりも高い被削性を有する材料で形成されている。被削部7は、凹部上流面52の内部に埋め込まれており、被削部7における下流側を向く面は、凹部上流面52と面一である。
凹部50のうち、シュラウド上流面343、シール上流面62A、凹部上流面52、及び凹部底面53によって画成される空間は、キャビティCとされている。
凸部34Bは、上述したキャビティCを径方向にわたって2つの空間に区画している。相対的に径方向内側に位置する空間は高圧空間V1とされ、相対的に径方向外側に位置する空間は低圧空間V2とされている。凸部34Bには、当該凸部34Bを略径方向に貫通する複数の孔部8が形成されている。即ち、高圧空間V1と低圧空間V2とは、これら複数の孔部8によって互いに連通されている。図3に示すように、本実施形態では、孔部8は周方向に間隔をあけて複数配列されるとともに、軸線O方向に間隔をあけて2列設けられている。互いに隣り合う孔部8の列(列部8L)同士では、周方向における孔部8の位置が異なっている。
孔部8の径方向内側の端部は、凸部内周面344に形成された入口部81とされ、径方向外側の端部は、凸部外周面345に形成された出口部82とされている。図3に示すように、それぞれの孔部8は、入口部81から出口部82にかけて、上流側から下流側に向かうに従って、回転軸の回転方向前方側から後方側に向かって延びている。即ち、孔部8は、径方向から見て軸線Oに対して交差する方向に延びるとともに、周方向から見て軸線に対して交差する方向に延びている。なお、本実施形態では、孔部8の断面形状は円形である。また、図2に示すように、最も下流側に位置する孔部8の出口部82は、軸線O方向において、上述のシール上流面62Aよりも上流側に位置している。
次に、本実施形態に係る蒸気タービン1の動作について説明する。蒸気タービン1を運転するに当たっては、外部の蒸気供給源(不図示)から、高温高圧の蒸気が蒸気供給管12を通じて蒸気タービンケーシング2の内部(主流路20)に供給される。蒸気は、主流路20に沿って、上流側から下流側に向かって流れる流れ(主蒸気S1)を形成する。主蒸気S1は、静翼21と動翼30とに交互に衝突することで、動翼30を介して蒸気タービンロータ3に回転力を与える。蒸気タービンロータ3の回転は軸端から取り出されて、発電機等(不図示)の外部機器を駆動する。
次いで、図2を参照して、凹部50近傍における蒸気の挙動について説明する。同図に示すように、主蒸気S1のうち、一部の成分は、主蒸気S1から逸脱して凹部50内に向かう流れ(副流S2)を形成する。ここで、凹部50の上流側の領域であるキャビティCには、上述の凸部34Bが設けられている。さらに、凸部34Bには、複数の孔部8が形成されている。したがって、副流S2は孔部8を通じて径方向内側から外側に向かって流れる。孔部8を通過する際、副流S2には圧力損失が生じる。このため、凸部34Bよりも径方向内側の高圧空間V1における圧力は、凸部34Bよりも径方向外側の低圧空間V2における圧力よりも高くなる。これにより、孔部8の出口部82から低圧空間V2に向かって比較的に流速の大きい流れが噴出する。
一方で、キャビティC内では、蒸気タービンロータ3の回転に伴って、スワール成分Fsを含む流れ(旋回流)が形成されている。図3に示すように、このスワール成分Fsは、上流側から下流側に向かうに従って、蒸気タービンロータ3の回転方向後方側から前方側に向かって流れる。
このスワール成分Fsに対して、孔部8の出口部82から噴出した流れ(噴流Fi)が衝突する。上述のように孔部8は、入口部81から出口部82にかけて、上流側から下流側に向かうに従って、蒸気タービンロータ3の回転方向前方側から後方側に向かって延びている。即ち、噴流Fiは、スワール成分Fsに交差する方向に向かって流れる。これにより、スワール成分Fsが低減される。
以上、説明したように、本実施形態に係る蒸気タービン1では、凸部34BによってキャビティCが2つの空間(高圧空間V1、低圧空間V2)に区画される。凸部34Bよりも径方向内側に位置する高圧空間V1側では、径方向外側に位置する低圧空間V2側よりも圧力が高くなる。さらに、高圧空間V1と低圧空間V2とは、シュラウドに形成された孔部8によって連通されている。したがって、孔部8内では、高圧空間V1側から低圧空間V2側に向かって、圧力差に基づく噴流Fiが形成される。ここで、低圧空間V2側では、上流側から下流側に向かうに従って蒸気タービンロータ3の回転方向後方側から前方側に向かう旋回流が形成されている。しかしながら、上記の構成では噴流Fiを、低圧空間V2側で生じているスワール成分Fs(旋回流成分)に衝突させることで、当該スワール成分Fsを低減することができる。
より詳細には、上記の構成では、凸部34Bにおける凸部内周面344に形成された入口部81から、凸部外周面345に形成された出口部82に向かって孔部8内に蒸気の噴流Fiが形成される。この噴流Fiが、出口部82側に形成されているスワール成分Fsを含む流れに衝突することで、当該スワール成分を低減することができる。
加えて、上記の構成によれば、孔部8が、入口部81から出口部82にかけて、上流側から下流側に向かうに従って回転軸の回転方向前方側から後方側に向かって斜めに延びている。一方で、出口部82側では、上流側から下流側に向かうに従って回転軸の回転方向後方側から前方側に向かうスワール成分Fsを含む流れが形成されている。即ち、孔部8に案内された蒸気は、スワール成分Fsと交差するように流れる。これにより、スワール成分Fsをさらに低減することができる。
さらに加えて、上記の構成によれば、周方向にわたって複数の孔部8が形成されていることから、周方向の全域にわたってスワール成分Fsを低減することができる。
また、上記の構成によれば、孔部8が周方向に配列されるとともに、軸線O方向に複数の列部8Lを形成することから、周方向及び軸線方向における比較的に広い範囲でスワール成分Fsを低減することができる。
さらに、この構成によれば、シュラウド外周面341が、凸部外周面345と面一であることから、蒸気タービンロータ3の回転時に動翼シュラウド34の外周側で生じる抵抗を低減することができる。これにより、凸部34Bを設けたことによる蒸気タービン1の性能低下を回避することができる。
加えて、上記の構成によれば、凹部上流面52における凸部34Bと対向する領域に被削部7が設けられている。したがって、動翼シュラウド34が上流側に変位して凸部34Bが被削部7に接触した場合には、当該被削部7が凸部34Bによって削られる。これにより、凸部34Bに損傷が生じる可能性を低減することができる。
以上、本発明の第一実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記実施形態では、シール部としてシールフィン6を設けた構成について説明した。しかしながら、シール部の態様は上記に限定されず、ハニカムシール等を適用することも可能である。
さらに、上記実施形態では、孔部8が軸線O方向に配列された2列にわたって形成されている構成について説明した。しかしながら、孔部8の個数や配列は上記に限定されず、1列や、3列以上であってもよい。
加えて、上記の実施形態では、最も下流側に位置する孔部8の出口部82が、軸線O方向において、上述のシール上流面62Aよりも上流側に位置している例について説明した。しかしながら、孔部8の配置は上記に限定されない。他の例として、最も下流側に位置する孔部8の出口部82が、軸線O方向においてシール上流面62Aと重なる位置に形成されていてもよい。
さらに加えて、上記の実施形態では、シュラウド外周面341に1つのシールフィン6(シュラウド側シールフィン61)が設けられ、凹部内周面51に2つのシールフィン6(凹部側シールフィン62)が設けられている例について説明した。しかしながら、シールフィン6の態様は上記に限定されず、シュラウド外周面341のみに複数のシールフィン6が設けられていてもよいし、凹部内周面51のみに複数のシールフィン6が設けられていてもよい。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図4から図6を参照して説明する。なお、上記の第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図4に示すように、本実施形態では、シュラウド本体34Aに孔部9が形成されている。孔部9は、シュラウド上流面343に形成された入口部91から、シュラウド外周面341に形成された出口部92にかけて、シュラウド本体34Aを貫通するように形成されている。即ち、周方向から見て、孔部9は、入口部91から出口部92にかけて、上流側から下流側に向かうに従って、径方向内側から外側に向かうように延びている。
さらに、図5に示すように、孔部9は、入口部91から出口部92にかけて、上流側から下流側に向かうに従って、蒸気タービンロータ3の回転方向前方側から後方側に向かって延びている。また、孔部9は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。軸線O方向における各孔部9の位置は互いに同一である。孔部9は、軸線O方向において1列のみ形成されている。孔部9の出口部92は、軸線O方向において、シール上流面62Aよりも上流側に形成されている。
上記の構成によれば、シュラウド上流面343に形成された入口部91から、シュラウド外周面341に形成された出口部92に向かって孔部9内に蒸気の流れ(噴流Fi)が形成される。この噴流Fiが、出口部92側に形成されているスワール成分Fsを含む流れに衝突することで、当該スワール成分Fsを低減することができる。
さらに、上記の構成によれば、孔部9が、入口部91から出口部92にかけて、上流側から下流側に向かうに従って蒸気タービンロータ3の回転方向前方側から後方側に向かって斜めに延びている。一方で、出口部92側では、上流側から下流側に向かうに従って蒸気タービンロータ3の回転方向後方側から前方側に向かうスワール成分Fsを含む流れが形成されている。即ち、孔部9に案内された蒸気(噴流Fi)は、スワール成分と交差するように流れる。これにより、スワール成分Fsをさらに低減することができる。
スワール成分Fsが低減されることで、図6のグラフに示すように、周方向における圧力分布を均一化することができる。図6のグラフは、軸線Oに対する周方向における位置(角度座標)を横軸とし、各周方向位置における蒸気の圧力を縦軸としている。また、当該グラフは、振れ回り振動によって蒸気タービンロータ3が、−90°方向に変位した場合の圧力分布を示している。グラフ中の実線は、本実施形態に係る蒸気タービンにおける低圧空間V2の圧力を示している。鎖線は、上述の孔部9が形成されていない場合の低圧空間V2の圧力を示している。さらに、一点鎖線は、高圧空間V1の圧力を示している。
当該グラフに示すように、本実施形態に係る蒸気タービン1では、孔部9が形成されていない場合に比べて、全体的に圧力が上昇して、高圧空間V1と低圧空間V2の圧力差が小さくなっている。加えて、圧力分布の最大値と最小値との差分(振幅)は、孔部9が形成されていない場合に比べて小さくなっている。即ち、蒸気タービンロータ3に対する励振力が大きく低減されていることが分かる。このように、本実施形態に係る蒸気タービン1では、スワール成分が低減されたことによって、蒸気タービンロータ3の振動を抑制することができる。
以上、本発明の第二実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記実施形態では、シール部としてシールフィン6を設けた構成について説明した。しかしながら、シール部の態様は上記に限定されず、ハニカムシール等を適用することも可能である。
加えて、上記の実施形態では、孔部9の出口部92が、軸線O方向において、上述のシール上流面62Aよりも上流側に位置している例について説明した。しかしながら、孔部9の配置は上記に限定されない。他の例として、孔部9の出口部92が、軸線O方向においてシール上流面62Aと重なる位置に形成されていてもよい。
さらに加えて、上記の実施形態では、シュラウド外周面341に1つのシールフィン6(シュラウド側シールフィン61)が設けられ、凹部内周面51に2つのシールフィン6(凹部側シールフィン62)が設けられている例について説明した。しかしながら、シールフィン6の態様は上記に限定されず、シュラウド外周面341のみに複数のシールフィン6が設けられていてもよいし、凹部内周面51のみに複数のシールフィン6が設けられていてもよい。
1…蒸気タービン
2…蒸気タービンケーシング
3…蒸気タービンロータ
4…ジャーナル軸受
5…スラスト軸受
6…シールフィン
7…被削部
8,9…孔部
8L…列部
11…軸端
12…蒸気供給管
13…蒸気排出管
20…主流路
24…静翼台座
25…内周面
30…動翼
31…翼本体
34…動翼シュラウド
34A…シュラウド本体
34B…凸部
50…凹部
51…凹部内周面
52…凹部上流面
53…凹部底面
54…凹部外周面
61…シュラウド側シールフィン
62…凹部側シールフィン
62A…シール上流面
81,91…入口部
82,92…出口部
341…シュラウド外周面
342…シュラウド内周面
343…シュラウド上流面
344…凸部内周面
345…凸部外周面
C…キャビティ
Fi…噴流
Fs…スワール成分
O…軸線
S1…主蒸気
S2…副流
V1…高圧空間
V2…低圧空間

Claims (10)

  1. 軸線回りに回転する回転軸と、
    該回転軸から径方向外側に向かって延びる翼本体、および該翼本体の先端に設けられたシュラウド本体を有するシュラウドを備える動翼と、
    前記回転軸及び前記動翼を外周側から囲うとともに、内周に前記シュラウドを収容する凹部が形成されたケーシングと、
    互いに対向する前記シュラウド本体の外周面と前記ケーシングの凹部における径方向内側を向く凹部底面との少なくとも一方に設けられて他方に向かって突出するシール部と、
    を備え、
    前記シュラウド本体における上流側を向くシュラウド上流面、前記シール部における上流側を向くシール上流面、前記凹部における上流側に位置する凹部上流面、及び前記凹部底面によってキャビティが画成され、
    前記シュラウドは、
    前記シュラウド上流面から、前記凹部上流面に向かって突出するとともに周方向にわたって延びて、前記キャビティを径方向内側の高圧空間と径方向外側の低圧空間とに区画する凸部をさらに有し、
    前記シュラウドに、前記高圧空間と前記低圧空間とを連通する複数の孔部が形成されているタービン。
  2. 前記複数の孔部は、前記凸部における径方向内側を向く凸部内周面に形成された入口部から、前記凸部における径方向外側を向く凸部外周面に形成された出口部にかけて、前記凸部を貫通するように形成されている請求項1に記載のタービン。
  3. 前記孔部は、前記入口部から前記出口部にかけて、上流側から下流側に向かうに従って前記回転軸の回転方向前方側から後方側に向かって延びる請求項2に記載のタービン。
  4. 前記複数の孔部は、周方向に間隔をあけて配列されている請求項2又は3に記載のタービン。
  5. 前記複数の孔部は、周方向に間隔をあけて配列されるとともに、軸線方向に間隔をあけて配列された複数の列部を有し、互いに隣り合う前記列部同士で、周方向における位置が異なっている請求項2又は3に記載のタービン。
  6. 前記複数の孔部は、前記シュラウド上流面に形成された入口部から、前記シュラウド本体の外周面に形成された出口部にかけて、前記シュラウド本体を貫通するように形成されている請求項1に記載のタービン。
  7. 前記孔部は、前記入口部から前記出口部にかけて、上流側から下流側に向かうに従って前記回転軸の回転方向前方側から後方側に向かって延びる請求項6に記載のタービン。
  8. 前記シュラウド本体の外周面は、前記凸部における径方向外側を向く凸部外周面と面一である請求項1から7のいずれか一項に記載のタービン。
  9. 前記凹部上流面における前記凸部と対向する領域に、該凸部よりも被削性の高い材料で形成された被削部が設けられている請求項1から8のいずれか一項に記載のタービン。
  10. 軸線に対する径方向に延びる翼本体、および該翼本体の先端に設けられたシュラウド本体を有するシュラウドを備える動翼であって、
    前記シュラウドは、
    前記シュラウドの前記軸線方向一方側を向く面から、前記軸線方向一方側に向かって突出するとともに周方向にわたって延びる凸部をさらに有し、
    前記シュラウドに、
    前記凸部における径方向内側を向く面と前記シュラウド本体の軸線方向一方側を向く面とによって画成される空間、及び、前記シュラウドの径方向外側の空間を連通する複数の孔部が形成されている動翼。
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